JP2006517739A - 溝付き研摩パッド用スラリーの流れをシミュレーションする方法 - Google Patents

溝付き研摩パッド用スラリーの流れをシミュレーションする方法 Download PDF

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Abstract

パッド(48)と基板(12)の間のギャップ(64)における流体(60)の流れを決定する方法は、複数の時間点におけるギャップ(64)中の流体(60)の流れを計算するためにハイブリッドNavier−Stokes/潤滑理論公式を利用する工程を含む。ギャップ(64)は複数の要素(700)に分割できる。ハイブリッドNavier−Stokes/潤滑理論公式は、複数の時間点における各要素(700)での流体(60)の流体の流れと圧力を計算するために使用できる。更に、ギャップ(64)中の種々の場所における流体(60)の組成を追跡および推定する方法および、ギャップ(64)中の流体の流れと、ギャップ(64)中の静水圧と、ギャップ(64)中の流体(60)の組成の効果を説明するための材料除去率モデルがここで提供される。

Description

本発明は、溝付き研摩パッドとパッドにより研摩中のウェーハーとの間の流体の流れをシミュレーションする方法に関する。本発明はまた、流体の流れを利用および/または計算する装置に関する。
化学機械研摩装置(CMP装置)はシリコンウェーハーの平坦化に一般的に使用されている。一つの種類のCMP装置においては、回転するパッドが回転するウェーハーと接触するように置かれ、パッドは回転するウェーハーに関して水平に前後に移動される。更に、研摩スラリーは、ウェーハーとパッドの間に導入される。スラリーは典型的には、高濃度のナノスケールの研摩粒子を担う水溶液である。スラリーは、ウェーハーの研摩の際に多くの重大な役割を果たすことができる。例えば、スラリーの化学組成はウェーハーの表面特性を変え、ウェーハーの表面を柔軟にし、材料除去をしやすくすることができる。更に、スラリー中の研摩粒子は、ウェーハー表面にナノスケールの溝を切ることによりウェーハー表面から材料を除去する。
業界の中には、材料除去のほとんどはパッド上のパッドのザラツキがウェーハーと接触し、その間にスラリー粒子を捕獲するとき起こると考えている人もいる。ザラツキは粒子をウェーハーの表面に押しやり、その表面に沿って引きずるので研摩粒子はナノスケールの切削工具として働く。流体の部分によってウェーハーに沿って引きずられるスラリー粒子はおそらく全体の材料除去のせいぜい小さな一部分に貢献するに過ぎない。
設計者は常にCMP装置の精度と効率を向上しようとしている。例えば、パッドの材料除去率が構成の範囲内に対して正確に計算できるならば、パッドの動き、パッドの回転速度、パッドによって加えられる圧力、ウェーハーの回転速度、パッドの設計、スラリーの入口の場所、および/またはスラリーの流れの速度を精度と効率を向上するために調整して制御できる。
しかし残念ながら、多くの要因がCMP装置の材料除去率に影響すると考えられている。これらの要因の中には迅速にかつ正確に計算できないものもある。他の要因は現在では正確には知られていない。従って、設計者たちは構成の範囲内に対してCMP装置の材料除去率を正確に計算することができなかった。
上記に鑑みて、材料除去率に影響を与えうる一つまたは複数の要因を正確に計算するシステムと方法に対する要求がある。また、構成の範囲内に対して、ギャップ中のスラリーの流れおよびギャップ中のスラリーの圧力を正確に計算できるシステムと方法に対する要求もある。更に、研摩パッドのある領域に供給されるスラリーの新鮮さを考慮した新しい研摩速度モデルに対する要求もある。更に、半導体ウェーハーのような基板を迅速にかつ正確に研摩する研摩装置に対する要求もある。
本発明はパッドと基板間におけるギャップでの流体の流れを決定する方法に関する。一つの実施形態において、本発明はハイブリッドNavier−Stokes/潤滑理論公式を利用して少なくとも一つの時間点に対して、ギャップの少なくとも一つの部分における流体の流れを計算する。例えばギャップは複数の要素に分割できる。この例において本発明は、複数の時間点に対して、各要素における流体の流れと流体の圧力を計算するためにハイブリッドNavier−Stokes/潤滑理論公式を利用することができる。
また、一つの実施形態において本発明は、ギャップにおける種々の場所および/または時間における流体の組成を追跡および推定する方法を提供する。例えば、流体の組成は一つまたは複数の時間点に対して、一つまたは複数の要素において推定できる。
更に、一つの実施形態において本発明は、ギャップにおける流体の流れの効果、ギャップにおける静水圧、およびギャップにおける流体の組成を説明するための材料除去率モデルを提供する。
本発明はまた、(i)回転するパッドと基板の間の多数の地点における相対速度を正確に計算する装置、(ii)構成の範囲内に対するギャップにおける流体の流れとギャップにおける流体の圧力を正確に計算する装置、(iii)研摩パッドのある場所に供給される流体の鮮度を計算する装置、および(iv)新しい研摩速度モデルを利用する装置に関する。更に本発明は、ここに提供される方法または装置によって研摩された対象物またはウェーハーに関する。
本発明の新規特徴は、本発明それ自身と共に、その構造およびその動作は添付された図面とその説明により更に深く理解される。図面中、類似の部分に対しては類似の参照番号を付けた。
図1は本発明の特徴を有する精密装置10の上面図である。例えば、装置10は基板12の準備、洗浄、研摩および/または平坦化に使用できる。装置10の設計と基板12の種類は変更可能である。図1に示す本実施形態においては、装置10は半導体ウェーハー12の平坦化に使用できる化学機械研摩システムである。または、例えば、ベアシリコン、ガラス、ミラー、レンズなどの基板12の別の種類の洗浄および/または研摩に使用できる。
下記に示すように、一つの実施形態において、本発明は装置10の材料除去率に影響を与える一つまたは複数の要因を正確に計算する装置10と方法に関する。例えば、本発明は、構成の範囲内に対して、ギャップ中のスラリーの流れおよびギャップ中の圧力を正確に計算する方法を提供する。
図1において、装置10はフレーム14、ローディング部16、洗浄部18、研摩部20、受入れ部22、および制御システム24を含む。フレーム14は装置10の他の構成要素を支持する。
ローディング部16は、予定された目的の為の準備がされていない多くの基板12を格納するための保持領域を提供する。例えば、基板12は平坦化されず、研摩されないことも可能である。基板12はローディング部16から受入れ部22へ転送される。そして基板12は研摩部20へ転送され、その後基板12は平坦化され、研摩されて望みの仕様に仕上げられる。基板12が平坦化され研摩された後、基板12は受入れ部22を介して洗浄部18へ転送される。洗浄部18は基板12の表面を穏やかに清浄する回転ブラシ(図示せず)を含むことができる。洗浄手順の後、基板12はローディング部16へ転送され、そこにおいて装置10から除去され次の工程へ送られる。
図1に示す実施形態において、研摩部20は研摩台26と、二つの転送装置28と29と、三つの研摩システム30と、流体源32を含む。または、例えば、研摩部20は四つ以上の研摩システム30または二つ以下の研摩システム30を含み、二つ以上の流体源32を含むように設計することもできる。
研摩台26は実質的にディスク形状をしており、中心に位置する軸の周りを時計回り、または反時計回りに回転するように設計されている。図1に示すように研摩台26は、軸の回りを時計方向に回転して、基板12をロード/アンロード領域34から三つの研摩領域36のそれぞれへ徐々に段階的に移動し、そしてロード/アンロード領域34に戻すように設計することができる。
図1に示される実施形態において、研摩台26はそれぞれ基板12を保持し、回転する四つのホルダアセンブリ38を含む。各ホルダアセンブリ38は、一つの基板12を保持する真空チャックまたはジンバル付き基板ホルダ40と、基板ホルダ40と基板12を、研摩中に、基板の回転軸の回りを回転する基板回転子42(点線で示す)を含む。更に、研摩台26は、基板ホルダ40を分離する「十」形状のディバイダを含む。
基板回転子42は基板12を時計方向または反時計方向に回転するように設計することができる。一つの実施形態において基板回転子42は約−400から400回転/分の間で基板12を選択的に回転するモータを含む。
図1において各ホルダアセンブリ38は一つの基板12を、研摩面を上方に向けて保持し、回転する。または、例えば研摩部20は、基板12を研摩面を下に向けて保持するかまたは研摩中に基板12を回転せずに基板12を保持するように設計することもできる。
転送装置29は研摩する基板12を受入れ部22からロード/アンロード領域34内に位置する基板ホルダ40に転送する。その後、転送装置28は研摩された基板12をロード/アンロード領域34に位置する基板ホルダ40から受入れ部22を介して洗浄部18へ転送する。転送装置28と29は、制御システム24によって制御されるロボットアームを含む。
図1に示す研摩部20は三つの研摩システム30を含み、各研摩システム30は基板12を異なる仕様および許容誤差のセットに仕上げるように設計されている。三つの分離された研摩システム30を使用することにより、装置10は全スループットと共に、改善された平坦化および段差の高さの減少を可能にする。望みの研摩状態は装置10の要求に従っても変更され、制御することもできる。
各研摩システム30の設計は変更可能である。図1において各研摩システム30はパッド調整器46、パッド48(図3に示す)パッドホルダ50、パッド回転子52(点線で示す)、水平移動器54(点線で示す)、パッド48をパッド調整器46と研摩台26上の基板12上の位置との間で動かす研摩アーム56、パッド垂直移動器58(点線で示す)、および基板12の表面平坦性を監視する検出器(図示せず)を含む。本実施形態において、各研摩システム30はパッド48を下向きにして保持する。しかしながら、装置10は一つまたは複数のパッド48を下向きにするように設計できる。
パッド調整器46はパッド48が複数のザラツキを有するように、かつパッド48が均一であることを補償するようにパッド48を調整および/または粗くする。
パッドホルダ50はパッド48を固定する。パッドホルダ50はまた、流体を流体源32からパッド48と基板12の間のギャップ(図4に示す)に向かわせるための一つまたは複数の流体出口(図1には図示せず)を含む。流体出口の数および位置は変更可能である。例えば、パッドホルダ50は一つの、中心に位置する流体出口を含むこともできる。または、パッドホルダ50は複数の等間隔に配置された流体出口を含むこともできる。一つの実施形態において、パッドホルダ50はジンバル付であり、モーメントを支持することなく荷重を与える。
パッド回転子52はパッド48を回転する。回転速度は変更可能である。一つの実施形態において、パッド回転子52にはパッド48を約−800から800回転/分で選択的に回転するモータを含む。
パッド水平移動器54は基板12に対して、振動運動する形でパッド48を水平方向に前後に動かし走査する。これにより基板12の全表面に渡って均一な研摩が可能になる。一つの実施形態において、パッド水平移動器54は約30mm〜80mmの距離を、約1mm/秒〜200mm/秒の速度でパッド48を水平に移動する。しかしながら、他の速度も可能である。
パッド垂直移動器58はパッド48を垂直に移動し、パッド48が基板12に対して与える圧力を少なくとも部分的に制御する。一つの実施形態において、パッド垂直移動器58は約0〜10psiの圧力をパッド48と基板12の間に与える。
一つの実施形態において、パッド回転子52と基板回転子42の相対回転運動における違いが相対的に高くなるように設計され、約−800〜400回転/分である。本実施形態において、高速度の相対回転は、パッド48と基板12の間の比較的低い圧力と組み合わされて、基板12をより精度よく平坦化し、研摩できるようにすることに貢献する。更に、パッド48と基板12は同方向または反対方向に回転可能である。
流体源32は圧力が加えられた研摩流体60(円で示す)を流体出口、そしてパッド48と基板12の間のギャップへ供給する。使用される流体60の種類は、研摩される基板12の種類に従って変更可能である。一つの実施形態において、流体60は液体中に分散された複数のナノスケールの研摩粒子を含むスラリーである。例えば、化学機械研摩に使用されるスラリーは、水溶液状態において、約10から200nmの粒度を持つシリカ、アルミナ、酸化チタン、および酸化セリウムなどの金属酸化物によって構成される研摩粒子を含むことができる。金属研摩用スラリーは、典型的に酸化剤および低pH(0.5〜4.0)の水溶液を必要とする。しかし、酸化層を平坦化するには、pH10〜11のアルカリ系水溶液(KOHまたはNH4OH)を使用することができる。
スラリー中の化学溶液は、基板の表面において化学反応を引き起こすことができ、スラリー中に浮遊する粒子によって基板12の表面を機械的研摩し易くする。例えば金属を研摩する場合、金属酸化物が純金属に比べてより早い研摩が可能なので、スラリーは金属を酸化する酸化剤を含んでもよい。更に、流体60はスラリー中において研摩粒子を浮遊状態に保つための水および油脂、オイル、またはアルコールから構成されている浮遊剤を含むことができる。
ギャップへ向かわされる流体60の流体の流れの速度と圧力は変更可能である。一つの実施形態において流体60はギャップへ、約50〜300ml/秒の流れの速度、かつ約0〜10psiの圧力で向かわされる。
制御システム24は基板12を正確かつ迅速に研摩するように装置10の構成要素の動作を制御する。例えば、制御システム24は(i)各基板回転子42が各基板12の回転速度を制御し、(ii)パッド回転子52が各パッド48の回転速度を制御し、(iii)各パッド水平移動器54が各パッド48の水平移動を制御し、(iv)各パッド垂直移動器58が各パッド48によって加えられる圧力を制御し、(v)流体源32がギャップ中における流体の流れを制御するように制御することができる。
制御システム24は一つのまたは二つ以上の従来のCPUおよびデータ記憶システムを含むことができる。一つの実施形態において、制御システム24は大容量データ処理が可能である。
図2は図1の研摩システム30と三つの基板12の部分の斜視図である。より具体的には図2は研摩台26と三つの研摩システム30を示す。本実施形態において各パッドホルダ50とパッド48は矢印200によって示されるように回転され、矢印202によって示されるように水平移動され、そして各基板12は矢印204によって示されるように回転される。
図3は図1における一つまたは複数の研摩システム30に使用できるパッド48の一つの実施形態における底面図である。一つの実施形態において、パッド48は膨張ポリウレタンや類似の物質のように比較的柔らかで湿った材料で作られている。例えば、パッド48はポリウレタンを充満したフェルトで作られる。パッド48はその表面を粗くされ、パッド48の研摩表面上に複数のザラツキを作成する。
本実施形態において、パッド48は平坦かつ環状形であり約260mm〜150mmの外径と約80mm〜40mmの間の内径を有する。この範囲のパッド48は約300mm〜200mmの直径を有するウェーハーの研摩に使用できる。また、パッド48は上記の範囲以上またそれ以下であってもよい。
更に、本実施形態においては、パッド48の研摩面は長方形の格子パターンに配置された複数の溝62を含む。各溝62は溝の深さと溝の幅を有する。溝62は協同してパッド48上に等間隔に配置された複数の平坦部63を形成する。溝62はギャップ中における圧力と静水圧浮上を減少する。溝62の形状とパターンは、パッド48の研摩特性を変更するために変えることができることに留意されたい。例えば、各溝62は約0.1mm〜1.5mm程度の深さと幅を有することができる。また、溝は他のパターン、形状でよい。例えば、円形の溝と放射線状の溝を組み合わせたものを利用することもできる。
また、溝のないパッド48を一つまた二つ以上の研摩システム30において使用することができる。更に、パッド48は他の種類の基板であってよい。
図4は基板ホルダ40、基板12、パッドホルダ50(一部破断)、パッド48、流体源32およびパッド48と基板12の間のギャップ64(ギャップのサイズは図4においては誇張されている)の側面図である。本実施形態において、パッド48は基板12に比較して直径が比較的小さい。これにより、パッド48の高速回転が可能になる。更に、パッド48の相対的に小さなサイズのため、パッド48は軽量になりパッドの変形も少なく、そして改良化された平坦化を可能にする。また、例えばパッド48は基板12の外径より大きな外径を有することもできる。
一つまたは複数の流体出口65を介して圧力下のもとギャップ64に供給される流体60は、パッド48のザラツキに加わる荷重を減少するパッド48下の静水圧浮上を生成する。一つの実施形態において、流体60は駆動圧力の動作およびパッド48と基板12の相対移動のもとで、パッド48の中心軸の近くから溝62およびパッド48と基板12の間の小さなギャップ64を介して流れる。また、流体出口65はより大きな範囲に位置することもでき、中心軸から離れて位置することもできる。本実施形態において、流体60は別の流れパターンを有してもよい。
ここで示されるように、パッド48中の溝62は研摩速度に大きな相違を与える。これは溝62の、ギャップ64における圧力と流れ分布への効果による。またここで示されるように、ギャップ64における流体60の流れと流体60の圧力は装置10の材料除去率を決定するのに非常に重要であると考えられている。流れはパッド48の周囲に流体60を分布させる。流体60における研摩粒子はパッド48中に押し込められ、研摩荷重において砕け、または有効な研摩要素としてはもはや利用できなくなる。もし、パッド48の一部が流体60から新鮮な研摩粒子を受け取らなければ、基板12からの材料除去を停止する。流体の流れの計算は、流体60が適切な場所で、適切な速度で供給され、研摩速度を改良し、および/または流体60の使用量を減少するかどうかを決定するのに有効である。また、パッド48と基板12の間における流体60の圧力は、パッドのザラツキによってもたらされる荷重を減少し、それゆえ研摩速度を減少する。従って、ギャップ64における流体の流れの速度と圧力の分布の正確な計算は、研摩速度の正確な予測にとって非常に重大と思われる。
流体の流れに対する二つまたは三つの種類のシミュレーションアルゴリズムが当初評価された。一つの種類は三次元Navier−Stokes方程式の離散表現を使用する。しかしながら、Navier−Stokes方程式はパッド48の全範囲に対しては、非常に高価で非常に時間がかかる。流体の流れシミュレーションの他の種類は、流体の流れをシミュレーションするために二次元の潤滑方程式を使用する。残念ながら、潤滑方程式だけでは溝付きパッド48に対しての正確な流れのシミュレーションに、現実的なパッド/基板の相対速度を提供しない。
要約して言えば、本発明はギャップ64における流体の流れを計算するために溝付きパッド48に適応するように修正された潤滑方程式を使用する。より具体的には、ここで示すように、溝62は詳細なNavier−Stokesシミュレーションを行うことにより溝62を含む小さなパッド要素に対して説明される。シミュレーションの結果はパッド要素を通しての流れを、圧力勾配とパッド/基板の相対速度の関数として与える。流体の流れのシミュレーションは、ギャップ64に直接供給された流体60によって引き起こされる静水圧浮上力の計算を可能にする。更に、パッド48のある領域における流体60の組成を説明する新しい研摩速度モデルがここで提供される。
流れのシミュレーション方法
一つの実施形態において、本発明は例えばパッド48と研摩中の基板12の間のギャップ64における流体60の流れ分布を計算し推定するシミュレーションアルゴリズムのような方法を提供する。新しいアルゴリズムはハイブリッドNavier−Stokes/潤滑理論公式である。この方法は潤滑方程式に適用された二次元有限要素法に基づく。
一つの実施形態において、このシミュレーション方法はあるシミュレーション期間を通じての一続きの離散時間点Tにおけるギャップ64中の流体60の流れを計算するのに使用される。これらの離散時間点Tのそれぞれにおける計算された流れは、シミュレーション期間におけるギャップ64中の流体60の流れを表現するのに使用することができる。一つの実施形態において、例えば流れシミュレーション方法は時間点T、T、T、T...Tにおいてギャップ64中の流体の流れを独立して計算するのに使用することができる。
シミュレーション期間、時間点の数、および各時間点を分離する時間間隔の大きさは変更可能である。多くの場合、計算が行われる時間点の数を増やし、各時間点を分離する時間間隔を減らすことは、シミュレーション期間中におけるギャップ中でのスラリー粒子追跡の精度を高める。しかし、あるレベルにおいては、それは非常に時間のかかることであり、時間間隔を減少し、時間点の数を増やすことによるメリットはスラリー粒子追跡結果に何の変化ももたらさない。
一つの実施形態において、(i)シミュレーション期間は基板12上を前後に走査する間にパッド48を完全に10回転させるのにかかる時間とほぼ等しく、(ii)時間点の数は3600にほぼ等しく、および(iii)時間間隔は、パッド48を約1度回転するのにかかる時間に等しい。または、例えば、(i)シミュレーション期間は、全研摩工程を代表するいかなる時間であってもよく、(ii)時間点の数は約360、1000、10000、または36000にほぼ等しく、および/または(iii)時間間隔はパッド48を約2、3、4、または5度回転する時間にほぼ等しくてもよい。
図5Aはパッド48が基板12上に完全に位置しているときに、パッド48(図4に示す)と基板12(図4に示す)の間の流体の流れに対して可能な領域を示す円形流れ領域502の略図である。本発明では、流れ領域502を個々の要素500、つまりE1、E2、E3、E4...ENのセットに分割する。個々の要素500の数は変更可能である。一つの実施形態において、ギャップ64は900個の個々の要素500に分割される。他の実施形態においては、例えばギャップ64は約100、200、300、400、500、600、700、800、1000、1100、1200、1300、1400、または1500要素500に分割できる。しかし必要であれば、ギャップ64はそれ以上またはそれ以下の要素500に分割できる。必要な要素数は溝の形状および間隔に依存する。
まず、図5Aに示される各要素500に対しての質量保存を表す式を記述する。図5Bは要素500の一つ、つまり要素E4の拡大図である。各要素500において非圧縮性の流れおよび擬似安定の流れを仮定すると、各要素500に対する質量保存の方程式は次のように記述できる。
+Q+Q+Q=Qin 方程式1
ここでQ、Q、Q、Qは流れ要素500の側面を横切る体積流れの速度であり、Qinは流体源32(図4に示す)から流体出口を介しての要素500への流れである。流体出口は多くの要素500へ直接新鮮流体を向かわせるのではないことに留意されたい。このようにQinは多くの要素500に対して0に等しい。別の言い方をすれば、流体出口の一つに要素500が位置しない限り、Qinは0に等しい。
潤滑理論において、体積流れの速度(Q、Q、Q、Q)はPoiseuilleとCouetteの流れの組合せである解析速度分析表をまとめることによって求められる。流体の速度は圧力勾配、二つの隣接する表面間における相対速度および二つの表面間のギャップに依存する。図6はギャップ606によって分離された平坦形状の第1表面602と平坦形状の第2平面604を示す。ギャップ606は複数の要素608に分割できる。要素EおよびEi+1と要素Ei+2およびEi−1の部分を図6に示す。本実施形態において要素Eから要素Ei+1への流れの速度Qは次のように計算できる。
方程式2
Figure 2006517739
方程式2において、Urelは二つの表面602と604の相対速度に等しく、hはギャップ606の高さ;Lは各要素608の長さ(中心点から隣接する要素の中心点までとして示される)に等しく;μはギャップ606中における流体の絶対粘度に等しく;δp/δxは要素Eと要素Ei+1間の圧力勾配である。ここで、基準枠は上面602に固定されているものとする。Couette項(方程式2の右辺の第1項)は二つの表面602と604の差分運動による流れを表し、Poiseuille項(方程式2の右辺の第2項)は圧力により駆動される流れを表すことに留意されたい。方程式2において、これらの項は線形に重ね合わされている。また、方程式は圧力に関して線形であることにも留意されたい。数値処理のため、圧力勾配の項は単に次のように表すことができる。
方程式3
Figure 2006517739
ここで、Pは要素Eの中心における圧力であり、Pi+1は要素Ei+1の中心における圧力である。このように、要素Eから要素Ei+1への流れの速度Qは次のように計算できる。
方程式4
Figure 2006517739
この式を使えば、方程式1に類似した方程式を流れ領域における各要素500に対して記述することができる。各時間点(T−T)に対して、これは圧力に関してのN個の線型代数方程式のセットになりここでNは流れ要素の総数である。この方程式のセットは線型代数の標準の方法により解くことができ、それにより圧力を求め、そして流体の流れの速度を求めることができる。
しかし、残念ながら方程式2〜4は二つの平坦な表面間の流れを表す。これらの方程式は溝付き表面に対しての流体の流れの速度を正確に計算するものとは考えられていない。このように、これらの流れの方程式は溝を持たないパッドに対しての流速の速度の計算には有効であるが、これらの流れ計算は図3に示すパッド48のように、溝62を含むパッド48に対しての流れの速度を正確に計算することはできない。
図7Aは図4の溝付きパッド48と基板12の間で流れ領域702の部分がどのように現れるかをより正確に示した図である。本実施形態において流れ領域702は複数の等間隔に離して配置された浅い領域706を分離する長方形格子状の深い領域704を含む。深い領域704は溝62におけるパッド48と基板12の間の領域を表し、浅い領域706は平坦部におけるパッド48と基板12の間の領域を表す。
図7Aはまた、一つの実施形態において、流れ領域702は点線で示される複数の正方形の流れの要素700に分割されることを示す。より具体的には、流れの要素E、E、E、E、E、E、E、E、およびEが図7Aに示されている。しかし、全流れ領域702は要素700E、E、E、E...Eに分割できる。
図7Bは図7Aの要素700(E5)の一つの斜視図を示し、図7Cは上面図を示す。本実施形態において、各流れ要素700は「+」形状の深い領域704と四つの等間隔に離されて配置された浅い領域706を含む。また、例えば各要素700は他の形状または方向であってよい。
最初に、図7A〜図7Cに示す各要素700からの流れを表す近似潤滑理論方程式を決定する。まず、図7Bを参照して、流体の流れは(i)基板とパッド上の平坦部の間を流れる第1部分708と、(ii)溝(図7Bには図示せず)を介して流れる第2部分710と、(iii)パッド/基板ギャップにおける溝の上を流れる第3部分712(破線で示す)に分割される。平坦部と基板の間のギャップをh、溝の深さをd、溝の幅をw、そして要素700の合計の長さと幅をLとすれば、本発明は、一つの要素700から隣接する要素への近似の流体の流れを与える潤滑型方程式を次のように与える。
方程式5
Figure 2006517739
方程式5において、Urelは特別な要素700におけるパッドと基板の相対速度;Pi+1は隣接する要素の中心における圧力;Pは要素の中心における圧力;μは流体の絶対粘度である。更に、gは異なる溝のアスペクト比の計算からの流れのデータに合う、溝のアスペクト比d/wの経験に基づく関数である。長方形溝断面の場合のg(d/w)のプロットを図7Dに示す。他の溝断面に対しても類似の関数を決定できる。例えば、図7Dにおいて、gの値は溝の深さがゼロの場合は1である。
方程式5は、圧力勾配と相対速度が、x軸に揃えられた溝に実質的に平行な場合のx方向に沿う流れの推定によく機能することに留意されたい。方程式5に対しては、2方向(x方向とy方向)における流れが線形に重ね合わせられると仮定している。より具体的には、x方向の流体の流れはy方向のいかなる相対速度または圧力勾配に対しても独立していることが仮定されている。
方程式5により具体化される仮定は、相対速度および圧力勾配の範囲内で、単一要素700における流れの全3次元Navier−Stokesシミュレーションを使用してテストされた。Navier−Stokes解は、Fluentの商標で市販されている製品、計算流体力学(CFD)コードを使用して計算された。計算のための典型的な格子は150,000の要素を有していた。結果は、パッドと基板間の低相対速度において、方程式5と見事に一致した。より具体的には、パッドと基板間の相対速度が1m/s未満の場合、方程式5において具体化される仮定は相対的に精度が高い(例えば、数パーセント以内)。
方程式5を使用して決定される流れ計算の精度は、相対速度が1m/sを超えると落ちてくる。例えば、3m/sを超える相対速度の場合、二つの方向(xとy)における流れの速度はもはや独立ではなくなる。より具体的には、y方向における強い流れは、方程式5を使用する流れ計算により示されるレベル以下の、x方向の流れの実質的な減少という結果になる。相対速度が増加すると、溝に対して横切る方向の流れは、溝内での流れの分離と遮断を引き起こした。
上記の検討は、絶対粘度0.005Ns/m(5センチポアズ)および密度1000kg/mのスラリーに適用される。異なる粘度のスラリーに対しても同じアプローチが可能である。本アプローチを異なる粘度のスラリーに適用するには、相対速度は無次元のReynolds数で表現されなければならない。
Re=ρUreld/μ
この方程式において、ρは典型的にkg/mで表現されるスラリーの密度、Urelはパッドとウェーハー間の相対速度、dは溝の深さ、そしてμはスラリーの絶対粘度である。
Reynolds数と方向効果を説明するために、本発明では方程式5へ別の経験に基づく関数を追加する。より具体的には、Navier−Stokesシミュレーションにより決定される関数を方程式5の潤滑型公式に追加した。一つの実施形態において、この関数は流れ部分「ff」と呼ぶ。下記の方程式6は結果としてのハイブリッドNavier−Stokes方程式である。修正された体積流量方程式は次のようになる。
方程式6
Figure 2006517739
方程式6は10ミクロンのギャップの高さに対して、溝の軸に関するいかなる剪断角においても10m/sまでの相対速度に対して正確であると考えられている。同じ方程式は、他のより大きな相対速度と異なるギャップの高さに対しても有効である。経験に基づく新しい関数ffとgは上記と同じ方法で計算される。ザラツキ粗さの、流体の流れへの効果は方程式6では無視されていることに留意されたい。この粗さは、パッド平坦部上の流体の流れへ重大な効果をもたらすと予想される。しかし、平坦部領域は、流体の流れの全体に対してわずかな部分しか貢献しないと考えられている。典型的なパッドのザラツキのReynolds数は非常に小さいので、そのザラツキはパッド溝の周りのより大規模な流れの特質に大きな効果はもたらさないと予想される。
方程式6において、流れの部分は溝内における流れの分離および遮断のため流れを妨げられている流れの部分を補償する。別の言い方をすれば、流れの部分はReynolds数と、溝に関しての圧力勾配と相対速度の方向に関する効果を説明する。流れの部分の値は溝に関しての流れの角度とパッド/基板の相対速度に従って変化する。一つの実施形態において、流れの部分の関数は、単一の流れ要素700に対して計算されたNavier−Stokes方程式の全3次元解を使用して計算される。
図8は、複数の相対速度に対する、溝に関しての角度を考慮した流れの部分を示すグラフである。グラフ中の値は、図7Bに示す要素700と類似の単一の要素について、Fluentの商標で市販されているCFDコードを使用した詳細Navier−Stokes解を使用して計算された。データは3m/sを超える速度に対する非常に非線形的な流れの挙動を示し、本発明者らの流れシミュレーションの開発における計算の重要性をより強調する。同じ方法は、いかなる溝の周期的なパターンまたは異なる溝の形状に使用することもできる。例えば、三角形の溝、丸い溝、または台形の溝も含まれる。より具体的には、分離Navier−Stokes解が異なる溝形状には要求される。
図8において、流れの部分は1から0に変化する。図8のグラフは、おそらく図7Cを同時に参照することにより、最もよく理解され得る。より具体的には、図7Cは第1矢印714、第2矢印716、第3矢印718、および第4矢印720を含む複数の破線矢印を含む。各矢印は要素700に関しての別のウェーハー速度を表している。より具体的には、第1矢印714はY軸およびY軸に整列された溝に平行な相対速度を表している。いくらか同様に、(i)第2矢印716はY軸に関して約30度における相対速度を表し、(ii)第3矢印718はY軸に関して約60度における相対速度を表し、および(iii)第4矢印720はY軸に関して約90度で、X軸とX軸に整列された溝に平行な相対速度を表している。図7Aも参照して、この例においては、流れ要素EからEへの流体の流れQを決定するために、Y軸に関する相対速度の角度が決定される。例えば、図8のグラフから、相対速度角が30度(第2矢印716に類似)で相対速度の大きさが5m/sの場合、ffの値は約0.7となる。また、相対速度角が60度(第3矢印718に類似)で相対速度の大きさが3m/sの場合、ffの値は約0.5となる。
処理
流れシミュレーションにおける第1工程は、パッドの浮上の高さhを選択することである。原理的に、浮上高さは流れ計算を、ザラツキにより課せられる荷重を計算するコードに結び付けることにより計算できる。しかし、この形状の測定値がなかったので、10ミクロン程度の固定パッド浮上高さが選択された。総合的な結果は相対的にこの選択に影響を受けないように思われる。
次の工程は、各要素700に対するパッドと基板の相対速度を決定することである。ここで示されるように、形状計算機(コンピュータプログラム)を使用して、各時間点に対する各要素700におけるパッドと基板の相対速度と、各時間点に対する各要素700の溝に関しての相対速度の方向を計算して、多くの形状方程式を解くことができる。相対速度には、基板に関してのパッドの回転、基板の回転、および基板に関するいかなるパッドの平行移動も含まれる。形状計算機は、基板のどの部分が、各時間点に対する基板上の各半径方向の位置においてパッドにより覆われるかを決定する。形状計算機は、標準の形状関係を使用してパッドの全要素の位置と速度を計算するコンピュータプログラムである。
本発明は、規定された相対速度分布に対する方程式1と6に基づいて各要素700の連立方程式を解くことにより、流れを計算する。ffに対する値は、図8に示す曲線に合わせた式より得る。圧力と流れの統計値が記録され、時間が進められる。流れは各離散時間点の間、擬似安定と仮定する。パッドと基板の位置、および方向は更新され、連立方程式が各時間点に対して再度解かれる。典型的には、10回転が収束統計値を生成するためにシミュレーションされる。
別の言い方をすれば、方程式1と6が、時刻点の間のギャップにおける流れをシミュレーションするために、各時間点T−Tにおいて各要素700E−Eに対して記述でき、それを解くことにより、時間点の間のギャップにおける流れをシミュレーションする。
各時間点における各要素に対する方程式1と6を解くことにより、材料除去率のような他の計算に使用可能な各要素における流体の流れと静圧に関する詳細情報を得られる。
ここで提供される方法は非常に効果的である。基板上を前後に走査される間に10回転を完全に行うパッドのシミュレーションは、デスクトップコンピュータを使用して短時間で完了できる。このアルゴリズムは、回転または静止しているウェーハーに対して押し付けられる回転する研摩パッドを使用する化学機械研摩(CMP)システムに対して開発されテストされた。
流体の流れの結果
図9Aは、全ての要素に対して方程式1と6を解くことにより計算される各時間点におけるギャップでの流れの速度分布と圧力分布を示す。流れの速度は矢印で示され、圧力分布は影で示されている。影が暗いほど高圧を示す。この場合、10ミクロンの固定ギャップが選択された。パッドの回転速度は−100rpmであり、基板の回転速度は100rpmであった。流体は、図9Aにおいて小さな円で示される4つの流体出口に導入される。各流体出口には圧力の最大値があることに留意されたい。
図9Aから明らかなように、この動作条件のセットにおいて、パッドの数箇所においては新鮮な流体が枯渇する。例えば、x=5cm、y=0cmの周囲の領域には流体の流れがほとんどない。これは必ずしも問題となるわけではない。パッドが回転して平行移動すると、相対速度が異なりこの領域にも新鮮な流体が供給される。
これに続く時間点に対するプロットは全ての要素に対する方程式1と6を解くことにより生成できることに留意されたい。
図9Bは、溝の深さが1/5に縮小された場合の同じ種類のプロットを示す。典型的な適用においては、パッドの厚さは実質的にそれが破棄される前に減少する。図9Bにおいて速度ベクトルは半径方向により多く向かっていることに留意されたい。ベクトルの規模は図9Aと同じである。また、等圧線は前回のプロットよりもはるかに高い圧力レベルを示している。このより高い圧力レベルは、パッドの少なくともいくつかのザラツキを基板表面から完全に離して浮上させる実質的な静水圧浮上を生成する。
パッドが磨耗すると、溝の深さがある閾値レベル以下になるまで、研摩性能にはほとんど効果がないことが決定された。その時点において、研摩速度は大幅に落ちる。これは静水圧浮上によって説明される。上記に示すように計算された浮上は、ほぼ溝の深さの3乗に反比例して増加する。従って、浮上は溝の深さの臨界値において、突然、しかも非常に急激に増加するように見える。
ここで提供される流れの計算方法は、図9Aと9Bに示すプロットにいくらか類似して、相対回転速度、流体の種類、流体の流れの速度、流体出口位置、および/または溝の深さなどの異なるパラメータと構成に対して、流れと圧力分布を示す数値プロットの生成を可能にすることに留意されたい。
数値プロットにより、溝付きパッドの効果を含めて、研摩パッドと基板間の流体の流れの分布を予測することができる。
流体の組成
図4に戻って、更に一つの実施形態において、本発明はギャップ64中の種々の場所における流体60の組成を追跡および/または推定する。流体の組成「FC」は、流体60の鮮度または流体鮮度因子とも呼ばれることもある。ここで示されるように、流体出口を介してギャップ64に最初に入る流体60は、ギャップ64中に存在する流体60とは異なる組成を有すると考えられている。更に、ギャップ64の流体60の流体の組成は、ギャップ64中の移動距離および/またはギャップ64中の経過時間に従って変化する。
例えば、流体出口においてギャップ64に入る新鮮流体60は、多くの研摩粒子を含み、それゆえ、研摩促進に非常に効果的である。流体60がギャップ64中を流れると、研摩粒子はパッド48中のザラツキに捕獲される。このように、パッド48上のザラツキは流体60からの研摩粒子のいくつかを捕獲するフィルタにいくらか類似した働きをする。別の言い方をすれば、流体60がギャップ64を流れると、研摩粒子が枯渇する。ここで示されるように、ギャップ64中に長く存在し、および/または長距離を移動した流体60は相対的に少数の研摩粒子を含む。
更に、流体60の液体の化学組成は、ギャップ64中での移動距離、および/またはギャップ64中での時間の長さに依存して変化し得る。より具体的には、流体60の液体と基板12の間の化学的相互作用は、流体60の粘度、pHおよび/または密度を変化し得る。
ある時間における基板12の研摩に対するパッド48の各要素の有効性は、その時点の、その要素におけるギャップ64中の流体60の平均組成に依存すると考えられている。別の言い方をすれば、ある時間に、ある要素において平均流体60が新鮮なほど、その要素は研摩においてより効果的になる。更に、要素により経験される流体の組成は動的な状態である。
一つの実施形態において、流体の組成は、各時間点において各流体出口から排出された流体60中の特徴的な粒子を追跡することにより計算される。例えば、いくつかの粒子は、各時間点において各流体出口での種々の位置から排出することができる。各時間点において、各特徴的な粒子の位置は局所的な流体の速度により進められる。パッド48上の各地点を通過する流体の平均流体組成は、各時間点において計算される。
流体の有効性の崩壊速度は、利用される流体60の種類、基板12の種類、およびパッド48の種類を含む多くの要因に従って変化する。流体の有効性の崩壊速度を調整する一つの方法は、詳細な実験により達成可能である。一つの実施形態において、流体の有効性はギャップ中の固定移動時間の間にゼロになるように設定される。別の実施形態においては、流体の有効性は、ギャップ中の固定移動距離の間にゼロになるように設定される。例として、流体の有効性は1から0の範囲、または他の範囲に跨ることができる。
一つの実施形態において、制御システムは、一つまたは複数の時間点において、いくつかの、または全ての要素500においての流体の組成を評価できる。別の実施形態においては、各時間点において、制御システムは各要素に対する流体の平均組成を評価する。流体の組成に関する情報は、材料除去率のより優れた推定、流体出口の場所のより優れた設計、流体源32によりギャップ64に引き渡される適切な流体の速度のより優れた制御を含めた、多くの事に有効である。これは、研摩においてパッド上のどの領域が最も効果的かを決定し、パッド下の研摩速度の分布を決定するためにも使用され得る。
図10Aは、時間点TにおけるE、E、E、およびEを含む、複数の要素1000(破線で示されている)に分割される流れ領域1002の部分を示している。流れ領域1002は、溝付きパッドと基板の間のギャップにおける流体の流れに対する領域を表している。
一つの実施形態において、流体の組成の崩壊速度は、ギャップ中の移動距離に関連している。例えば、ある流体60に対して、実験的に次のように決定される。(i)ギャップ64中で移動したある距離Dに対して、流体60はFC(円で表されている)の流体組成を有し、(ii)ギャップ64中で移動したある距離Dに対して、流体60はFC(正方形で表されている)の流体組成を有し、(iii)ギャップ64中で移動したある距離Dに対して、流体60はFC(三角形で表されている)の流体組成を有し、(iv)ギャップ64中で移動したある距離Dに対して、流体60はFC(Xで表されている)の流体組成を有し、および(v)ギャップ64中で移動したある距離Dに対して、流体60はFC(Tで表されている)の流体組成を有する。この例では、流体組成はFCにおいて最も新鮮で、FCからFCの順に新鮮さが減少する。
流れの決定を利用して、ある特別な時間における、ある特別な要素1000での平均流体組成を決定することができる。例として、時間点T−要素Eにおいて、流体の流れ計算を利用して、平均流体がギャップ64中で距離D移動したと決定される。このように、T、Eにおいて流体組成はFCである。いくらか類似して、時間点T−要素Eにおいて、流体の流れ計算を利用して、流体60がギャップ64中で距離D移動したと決定される。このように、T、Eにおいて流体組成はFCである。更に、時間点T−要素Eにおいて、流体の流れ計算を利用して、流体60がギャップ64中で距離D移動したと決定される。このように、T、Eにおいて流体組成はFCである。更に、時間点T−要素Eにおいて、流体の流れ計算を利用して、流体60がギャップ64中で距離D移動したと決定される。このように、T、Eにおいて流体組成はFCである。
この例では、Tにおいて、Eにおける流体組成はほぼ、Eにおける流体組成にほぼ等しい。更に、流体はEにおいて最も新鮮で、Eにおいて、最も新鮮でない。
従って、例えば、時間点T−要素Eにおいて、流体の流れ計算を利用して、平均流体がギャップ64中で距離D移動したと決定される。このように、T、Eにおいて流体組成はFCである。いくらか類似して、時間点T−要素Eにおいて、流体の流れ計算を利用して、流体60がギャップ64中で距離D移動したと決定される。このように、T、Eにおいて流体組成はFCである。更に、時間点T−要素Eにおいて、流体の流れ計算を利用して、流体60がギャップ64中で距離D移動したと決定される。このように、T、Eにおいて流体組成はFCである。更に、時間点T−要素Eにおいて、流体の流れ計算を利用して、流体60がギャップ64中で距離D移動したと決定される。この例では、Tにおいて、流体はEにおいて最も新鮮である。
この手順は、各要素および各時間点に対して繰り返すことができることに留意されたい。
また、例えば、流体組成の崩壊速度は、ギャップ中の時間に関連し得る。本実施形態において、例えば、ある流体に対して、実験的に次のことが決定される。(i)ギャップ64中のギャップ時間GTに対して、流体60はFCの流体組成を有し、(ii)ギャップ64中のギャップ時間GTに対して、流体60はFCの流体組成を有し、(iii)ギャップ64中のギャップ時間GTに対して、流体60はFCの流体組成を有し、(iv)ギャップ64中のギャップ時間GTに対して、流体60はFCの流体組成を有し、(v)ギャップ64中のギャップ時間GTに対して、流体60はFCの流体組成を有する。この例では、流体組成は再度、FCにおいて最も新鮮であり、FCからFCへ順に減少していく。
流れの決定を利用して、ギャップ中の流体のギャップ時間GT量に基づいて、ある特別な時間における、ある特別な要素での平均流体組成を決定することができる。図10Bは時間点Tにおける流れ領域1002、要素1000、および流体組成を示している。例として、時間点T−要素Eにおいて、流体の流れ計算を利用して、平均流体60がギャップ64中においてギャップ時間GT1を有すると決定される。このように、T、Eにおいて流体組成はFCである。いくらか類似して、時間点T−要素Eにおいて、流体の流れ計算を利用して、平均流体60がギャップ64中においてギャップ時間GTを有すると決定される。このように、T、Eにおいて流体組成はFCである。更に、時間点T−要素Eにおいて、流体の流れ計算を利用して、流体60がギャップ64中においてギャップ時間GTを有すると決定される。このように、T、Eにおいて流体組成はFCである。更に、時間点T−要素Eにおいて、流体の流れ計算を利用して、流体60がギャップ64中においてギャップ時間GTを有すると決定される。このように、T、Eにおいて流体組成はFCである。
この例では、Tにおいて、流体はEにおいて最も新鮮で、Eにおいて最も新鮮でない。この手順は、各要素および各時間点に対して繰り返すことができる。
流体の新鮮さの評価は、流体出口のより良い場所の選択に利用できる。流体出口はギャップ64中において新鮮な流体60の最も均一な分布を得られる場所に設置すべきである。また、流体60の無駄を省くため、流れは新鮮な流体60が、有効に使用される前にあまりにも早くギャップ64から出て行かないように設計する必要がある。鮮度因子の計算は、研摩速度分布のより優れた推定のために使用可能である。
研摩速度モデル
更に、各要素におけるギャップ64中の流体の流れ、各要素におけるギャップ64中の流体圧力、各要素での相対速度、および各要素でのギャップ64中の流体60の組成の効果を説明するための材料除去率モデルは、次のように与えられる。
mrr=K(P−P)Urel(FC) 方程式7
この方程式において、mrrは材料除去率;Kは、パッドの材料、基板の種類、および流体の種類によって変化する未知の定数で、実験的なテストにより決定される;Pはパッドによって加えられる圧力;Pは、上記の流体の流れシミュレーションにより計算されたパッド下の静水圧浮上;Urelはパッド/基板相対速度;およびFCはパッドのある要素下での流体の流体組成を反映する。方程式7は各要素および各時間点に対して解くことが可能で、材料除去率を精度よく推定する。
この研摩速度モデルは、研摩速度が荷重圧力とパッド/基板相対速度の積に比例するPrestonの法則(Preston、1927)の修正形にいくらか基づいている。本実施形態において、荷重圧力は、静水圧浮上により減少される。この特徴は、浅い溝についての研摩速度における減少の正確な予測を可能にする。また、研摩速度モデルは、増大流体組成因子を利用する。
基板上のある範囲における研摩速度を計算するために、本発明は、パッド下の基板の部分、その基板範囲における平均相対速度、その範囲における平均荷重、および平均流体鮮度因子を説明する。一つの実施形態において、ある基板範囲における平均材料除去率は、その範囲における全ての要素の平均材料除去率と他の基板によって覆われるその範囲の部分によって決定される。
上記の研摩速度モデルは、相対速度、流体の流れ、静水圧および流体組成の計算された値がどのように研摩速度モデルで利用できるかを示す一つの例にすぎないことに留意されたい。ここで示すように、相対速度、流体の流れ、静水圧および/または流体組成の計算された値の一つまたは複数が、装置の研摩速度を計算および/または推定するために他の種類の公式で使用できる。
一つの実施形態において、制御システムは流体の流れシミュレーションアルゴリズムを使用してパッド下の流体圧力分布を決定する。この情報は、流体圧によりパッドがどのように浮上するかを知るために必要である。この情報は研摩速度分布を決定するのに必要である。
本発明の一つの実施形態において、制御システム24(図1に示す)は下記の一つまたは複数を計算するために使用することができる。(i)複数の地点におけるパッド48と基板12の間の相対速度、(ii)複数地点におけるギャップ中の流体の流れ、(iii)複数地点におけるギャップ中の圧力分布と静水圧、(iv)ギャップ中の複数地点における流体鮮度、および/または(v)複数地点における装置10の材料除去率。また、これらの一つまたは複数は、一つまたは複数の時間点に対して計算できる。
また、下記の計算の一つまたは複数が、別途のコンピュータシステムによって実行され得る。(i)複数地点におけるパッド48と基板12の間の相対速度、(ii)複数地点におけるギャップの流体の流れ、(iii)複数地点におけるギャップ中の圧力分布と静水圧、(iv)ギャップ中の複数地点における流体の鮮度、および/または(v)装置10の材料除去率。本実施形態において、例えば、計算結果は装置10の制御システム24に使用および/またはプログラムすることができる。この情報により、制御システム24は装置10の一つまたは複数の関数を調整できる。例えば、この情報により、(i)パッドの回転速度、(ii)パッドの水平移動、(iii)基板の回転速度、(iv)流体の種類、(v)流体の圧力、および/または(vi)パッドの溝形状は、装置10の精度と効率を高めるために調整できる。
ここで示され、詳細に開示された特別な装置10と方法は、完全に上記に記述した対象物を得ることができ、有利性を提供できるが、それは単に本発明の好ましい実施形態を示すためであり、ここに添付される請求項で記述された以外の構成または設計の詳細に制限を与えるわけではないことは理解されるべきである。
本発明の特徴を有する装置を示す図。 図1における装置の研摩部の斜視図。 本発明の特徴を有するパッドの一つの実施形態における底面図。 本発明の特徴を有する基板ホルダ、基板、パッドホルダ(一部破断)、パッドおよび流体供給を示す側面図。 流体の流れの計算に使用される計算可能な要素の一つの実施形態におけるレイアウト図。 一つの計算可能な要素に関連する体積流れの速度を示す図。 滑らかなパッドの、一つの流れの計算可能な要素の簡略図。 流れ領域の一つの部分に関して位置する複数の計算要素を示す図。 図7Aにおける計算要素の一つの斜視図。 図7Aにおける計算要素の一つの上面図。 異なるアスペクト比に対する関数gの値のプロット図。 流れの部分因子と角度および相対速度の関係を示す図。 一つの時間点におけるパッドの一つの実施形態における流体速度ベクトルと等圧線を示す図。 一つの時間点におけるパッドの別の実施形態における流体速度ベクトルと等圧線を示す図。 流れ領域の一つの部分と流体組成を示す第1図。 流れ領域の一つの部分と流体組成を示す第2図。

Claims (50)

  1. 第1基板と第2基板の間のギャップにおける流体の流れを推定する方法であって、前記ギャップの少なくとも一部において前記流体の流れを推定するためにハイブリッドNavier−Stokes/潤滑理論公式を利用する工程を含む方法。
  2. 前記第1基板は溝付きパッドであり、前記第2基板はウェーハーである請求項1に記載の方法。
  3. 前記ギャップを複数の要素に分割する工程を更に含み、前記利用工程は前記要素のそれぞれにおいて前記流体の流れを計算するために前記ハイブリッドNavier−Stokes/潤滑理論公式を利用することを含む請求項1に記載の方法。
  4. 前記ギャップ分割工程は前記ギャップを少なくとも約200要素に分割することを含む請求項3に記載の方法。
  5. 前記流体の流れは前記要素のそれぞれにおいて複数の時間点で計算される請求項3に記載の方法。
  6. 前記ギャップを複数の要素に分割する工程を更に含み、前記利用工程は前記要素の一つにおいて前記流体の流れを計算するために前記ハイブリッドNavier−Stokes/潤滑理論公式を利用することを含む請求項1に記載の方法。
  7. 前記ギャップを複数の要素に分割する工程と、前記要素のそれぞれにおいて前記基板の相対速度を計算する工程とを更に含む請求項1に記載の方法。
  8. 前記ギャップを複数の要素に分割する工程と、前記要素それぞれにおいて圧力を計算する工程とを更に含む請求項1に記載の方法。
  9. 前記公式の潤滑理論部分は、
    Figure 2006517739
    (式中、Urelは第1要素における前記基板の相対速度であり;hは前記第1基板の浮上の高さであり;dは前記ギャップの深さであり;wは前記ギャップの幅であり;gは溝のアスペクト比の経験に基づく関数であり;Lは前記第1要素の長さであり;Pi+1は第2要素における圧力であり;Pは前記第1要素における圧力であり;およびμは前記流体の粘度である)
    で表される請求項1に記載の方法。
  10. 前記ハイブリッドNavier−Stokes/潤滑理論公式は、
    Figure 2006517739
    (式中、Qは第1要素から第2要素への前記流体の流れであり;ffは流れ部分関数であり;Urelは前記第1要素における前記基板の相対速度であり;hは前記第1基板の浮上の高さであり;dは前記ギャップの深さであり;wは前記ギャップの幅であり;gは溝のアスペクト比の経験に基づく関数であり;Lは前記第1要素の長さであり;Pi+1は前記第2要素における圧力であり;Pは前記第1要素における圧力であり;μは前記流体の粘度であり;およびθは前記相対速度の角度である)
    で表される請求項1に記載の方法。
  11. 前記ハイブリッドNavier−Stokes/潤滑理論公式のNavier−Stokes部分は、前記ギャップの一つの部分の詳細Navier−Stokes解析によって決定される関数である請求項1に記載の方法。
  12. 前記関数は前記基板の相対速度に影響される前記流れの部分を補償する流れの部分である請求項11に記載の方法。
  13. 前記関数は圧力勾配により阻害される前記流れの部分を補償する流れの部分である請求項11に記載の方法。
  14. 請求項1に記載の方法により計算された前記流体の流れを利用して前記第1基板の材料除去率を評価する方法。
  15. 前記材料除去率を評価するために前記ギャップの少なくとも一つの部分における前記流体の圧力を利用する工程を更に含む請求項14に記載の方法。
  16. 前記ギャップ中の前記流体の流体組成を監視する工程を含む請求項14に記載の方法。
  17. 前記ギャップは複数の要素に分割され、前記監視工程は前記要素の一つにおいて前記ギャップ中の前記流体の前記流体組成を推定することを含む請求項16に記載の方法。
  18. 前記ギャップは複数の要素に分割され、前記監視工程は前記要素のそれぞれにおいて前記ギャップ中の前記流体の前記流体組成を推定することを含む請求項16に記載の方法。
  19. 公式:
    mrr=K(P−P)Urel(FC)
    (式中、mrrは材料除去率;Kは未知の定数;Pは前記第1基板により加えられる圧力;Pは請求項1に記載の方法による流れの計算中に決定される前記基板間の静水圧浮上;Urelは前記基板の相対速度;およびFCは前記ギャップ中における前記流体の流体組成である)
    を利用する工程を含む材料除去率の評価方法。
  20. 前記第2基板のある範囲における平均材料除去率はその範囲におけるすべての要素の平均材料除去率と前記第1基板に覆われるその範囲の部分により決定される請求項19に記載の方法。
  21. 前記流体の流れは複数の時間点に対して計算される請求項1に記載の方法。
  22. 第2基板を研摩する方法であって、請求項1に記載の方法により計算された前記流体の流れに基づき、(i)第1基板を前記第2基板に隣接して配置し、(ii)前記基板間のギャップへ流体を向かわせ、(iii)その関数を制御する研摩装置を提供する工程を含む方法。
  23. 前記関数は前記基板の一つのまたは両方の回転速度である請求項22に記載の方法。
  24. 前記関数は前記ギャップへの前記流体の流れの速度である請求項22に記載の方法。
  25. 前記関数は前記第2基板に関して前記第1基板の水平方向への移動の速度である請求項22に記載の方法。
  26. 請求項22に記載の方法により研摩される第2基板。
  27. 請求項1に記載の方法を利用して流体の流れを推定する装置。
  28. 基板上のパッドによる研摩速度を評価する方法であって、前記パッドと前記基板間のギャップの少なくとも一つの部分における流体の組成を推定する工程を含む方法。
  29. 前記ギャップは複数の要素に分割され、前記監視工程は前記要素の一つにおける前記ギャップ中の前記流体の組成を推定することを含む請求項28に記載の方法。
  30. 前記ギャップは複数の要素に分割され、前記組成は前記要素のそれぞれにおいて推定される請求項28に記載の方法。
  31. 前記組成は前記要素のそれぞれにおいて複数の分離した時間点において推定される請求項30に記載の方法。
  32. 前記組成は複数の分離した時間点において推定される請求項28に記載の方法。
  33. 前記推定工程は前記ギャップ中で前記流体が移動する距離を推定することを含む請求項28に記載の方法。
  34. 前記推定工程は前記ギャップ中に前記流体が存在する時間を推定することを含む請求項28に記載の方法。
  35. 前記ギャップ中の前記流体の流れを推定する工程を更に含む請求項28に記載の方法。
  36. 前記流れ推定工程は前記ギャップの少なくとも一つの部分における前記流体の流れを計算するためにハイブリッドNavier−Stokes/潤滑理論公式を利用することを含む請求項35に記載の方法。
  37. 前記ギャップを複数の要素に分割する工程を更に含み、前記利用工程は前記要素のそれぞれにおける前記流体の流れを計算するために前記ハイブリッドNavier−Stokes/潤滑理論公式を利用することを含む請求項36に記載の方法。
  38. 前記ギャップを複数の要素に分割する工程を更に含み、前記利用工程は前記要素の一つにおける前記流体の流れを計算するために前記ハイブリッドNavier−Stokes/潤滑理論公式を利用することを含む請求項36に記載の方法。
  39. 前記ギャップを複数の要素に分割する工程と、前記要素のそれぞれにおける前記パッドと前記基板の相対速度を計算する工程とを更に含む請求項28に記載の方法。
  40. 前記ギャップを複数の要素に分割する工程と、前記要素のそれぞれにおけるギャップの前記流体の圧力を計算する工程とを更に含む請求項28に記載の方法。
  41. 公式:
    mrr=K(P−P)Urel(FC)
    (式中、mrrは材料除去率であり;Kは未知の定数であり;Pは前記パッドにより加えられる圧力であり;Pは前記パッド下の前記パッドと前記基板間の静水圧浮上であり;Urelは前記パッド/基板相対速度であり;およびFCは前記ギャップにおける前記流体の流体組成である)
    を、前記研摩速度を評価するために利用する工程を更に含む請求項28に記載の方法。
  42. 前記ギャップを複数の要素に分割する工程と、前記要素のそれぞれに対してmrrを計算する工程とを更に含む請求項41に記載の方法。
  43. 前記基板上の類似の範囲において要素全体に対してのmrrを平均化する工程を更に含む請求項41に記載の方法。
  44. 基板の研摩方法であって、請求項28に記載の方法による前記研摩速度の評価に基づいて、(i)パッドを前記基板に隣接して位置させ、(ii)前記パッドと前記基板間のギャップへ流体を向かわせ、および(iii)その関数を制御する研摩装置を提供する工程を更に含む方法。
  45. 前記関数は前記パッドと前記基板の少なくとも一つの回転速度である請求項44に記載の方法。
  46. 前記関数は前記ギャップにおける前記流体の流れの速度である請求項44に記載の方法。
  47. 前記関数は前記パッドの水平方向への移動の速度である請求項44に記載の方法。
  48. 請求項44に記載の方法により研摩される基板。
  49. 前記推定工程は前記ギャップにおける前記流体の流れを追跡する工程を含む請求項28に記載の方法。
  50. 請求項28に記載の方法による研摩速度を評価する装置。

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