JP2006516334A - デジタル信号の可逆的電子透かし付け - Google Patents

デジタル信号の可逆的電子透かし付け Download PDF

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Abstract

本発明は、追加情報がメディアコンテンツに埋め込まれるような方法、装置、装置のシステム及び信号に関するものである。該システムは、メディアコンテンツを持つ信号(y)内に追加情報(O,D)を設ける装置(10)を含み、該装置はメディアコンテンツの振幅値を第1の新たな値にマッピングする第1マッピングユニット(14)と、該マッピングされたメディアコンテンツに上記追加情報を挿入するマルチプレックスユニット(16)とを有する。当該システムは、メディアコンテンツを持つ信号(y)内で追加情報(O,D)を受信するための装置(12)も含み、該装置は、振幅値が第1の新たな値にマッピングされているメディアコンテンツ(x)を追加の埋め込み情報(O,D)と共に含むような信号を受信すると共に、該追加情報を上記のマッピングされたメディアコンテンツから除去するように構成されたデマルチプレクスユニット(22)を有する。本発明は、オーディオのようなメディアコンテンツへの電子透かしの挿入を可能にする。

Description

本発明は、広くは、追加情報の挿入を可能にするためにマッピングされたメディアコンテンツ内に追加情報を設ける技術分野に関する。本発明は、更に詳細には、メディアコンテンツを持つ信号への可逆的電子透かし付けに関する。
メディアコンテンツに関して追加情報を設けることは既知である。1つの斯様な例は電子透かし付けの分野内にあり、斯かる電子透かし付けにおいては情報が例えばデジタル画像のようなメディアファイル内に埋め込まれる。この場合、電子透かしは該画像から取り出され、別の目的に使用することができる。更に、画像の分野においては可逆的電子透かし付けも既知であり、この場合、電子透かしを除去した後に元の画像を回復することができる。これらの方法の主たる利点は、通信チャンネル(即ち、メディアファイル)の帯域幅を増加する必要がない点にある。即ち、これは、帯域内情報チャンネルである。1つの斯様な技術が、Proc. SPIE Photonics West, Vol. 4675, マルチメディアコンテンツのセキュリティ及び電子透かし付け, San Jose, California, January 2002, pp. 572 - 583の“全画像フォーマットに対する無損失データ埋め込み”にJ. Fridrich, M. Goljan及びR. Duにより説明されている。
しかしながら、恐らくは電子透かしの形態での追加情報をメディアコンテンツに、元のメディアコンテンツにおける情報の損失を防止することができると共に、オーディオにも使用することができ、それでいて追加情報に対する一層大きなデータ容量を可能にするような態様で追加することができるような代替技術に対する要求が存在する。
本発明の目的は、メディアコンテンツを持つ信号内に追加情報を、元のメディアコンテンツにおける情報の損失を防止することができると共に、オーディオにも使用することができ、それでいて追加情報に対して一層大きなデータ容量を可能にするようにして設けることにある。
本発明の第1の態様によれば、この目的は、メディアコンテンツを有する信号内で追加情報を送信する方法であって、
前記メディアコンテンツの振幅値を、第1マッピング関数を用いて第1の新たな値上にマッピングするステップと、
前記マッピングされたメディアコンテンツに前記追加情報を挿入するステップと、
を有するような方法により達成される。
本発明の第2の態様によれば、この目的は、メディアコンテンツを有する信号内で追加情報を受信する方法であって、
振幅値が第1マッピング関数を用いて第1の新たな値上にマッピングされているメディアコンテンツを、埋め込まれた追加情報と共に含むような信号を受信するステップと、
前記メディアコンテンツから前記追加情報を除去するステップと、
を有するような方法により達成される。
本発明の第3の態様によれば、この目的は、メディアコンテンツを有する信号中に追加情報を設ける装置であって、
前記メディアコンテンツの振幅値を、第1マッピング関数を用いて第1の新たな値上にマッピングするように構成された第1マッピングユニットと、
前記追加情報を前記マッピングされたメディアコンテンツに挿入するマルチプレックスユニットと、
を有するような装置により更に達成される。
本発明の第4の態様によれば、この目的は、メディアコンテンツを有する信号内で追加情報を受信する装置であって、
振幅値が第1マッピング関数を用いて第1の新たな値上にマッピングされているようなメディアコンテンツを、追加情報と共に含む信号を受信し、
前記メディアコンテンツから前記追加情報を削除する、
ように構成されたデマルチプレクスユニットを有するような装置によっても達成される。
本発明の第5の態様によれば、この目的は、互いに通信することが可能な装置のシステムであって、
メディアコンテンツを有する信号中に追加情報を設ける装置であって、
前記メディアコンテンツの振幅値を、第1マッピング関数を用いて第1の新たな値上にマッピングするように構成された第1マッピングユニットと、
前記追加情報を前記マッピングされたメディアコンテンツに挿入するマルチプレックスユニットと、
を有する装置と、
メディアコンテンツを有する信号内で追加情報を受信する装置であって、
振幅値が前記第1マッピング関数を用いて第1の新たな値上にマッピングされているようなメディアコンテンツを、埋め込まれた追加情報と共に含む信号を受信すると共に、前記メディアコンテンツから前記追加情報を削除するように構成されたデマルチプレクスユニット、
を有する装置と、
を有するようなシステムによっても達成される。
本発明の第6の態様によれば、この目的は、メディアコンテンツを埋め込まれた追加情報と共に有するような信号であって、前記メディアコンテンツの振幅値が第1マッピング関数を用いて第1の新たな値上にマッピングされており、このマッピングが前記追加情報を該マッピングされたメディアコンテンツから取り出すことができるようになされているような信号によっても達成される。
請求項2及び18は、マッピングされたメディアコンテンツの振幅レベルに、追加情報を挿入するために使用される少なくとも1つのホール(hole)を設けることに関するものである。
請求項3及び19は、マッピングされたメディアコンテンツのホール及び対応する値を、当該メディアコンテンツに追加情報を挿入するために使用することに関するものである。
請求項4、15、20及び26は、エラー信号を、オリジナルのメディアコンテンツを本質的に損失無しで復元するのを可能にするために使用することに関するものである。
請求項7及び16は、オリジナルのメディアコンテンツを復元するための第2マッピング関数の選択を可能にするような情報を設けることに関するものである。
請求項9及び22は、当該メディアコンテンツに対して使用されるべき少なくとも2つの異なる第1マッピング関数を設けることに関するものである。
請求項10は、第1マッピング関数を当該メディアコンテンツの特性に基づいて選択することに関するものである。
請求項11及び23は、振幅値が少なくとも2つの第1マッピング関数を用いて第1の新たな値上にマッピングされているようなメディアコンテンツをマッピングするための少なくとも2つの異なる第2マッピング関数を設けることに関するものである。
本発明は、電子透かしのような追加情報をメディアコンテンツに埋め込む方法であって、該埋め込まれた情報を削除した後でオリジナルのメディアコンテンツを復元することができ、追加情報に対して大きな可能なデータ容量を有し、オーディオアプリケーションに非常に適しており、追加情報が当該メディアコンテンツにおいて殆ど知覚し得ないような方法を提供するという利点を有している。
このように、本発明の背後にある包括的な思想は、振幅値が新たな値上にマッピングされているオーディオ信号のようなメディアコンテンツ中に、追加情報を設けることにある。
本発明の、これら及び他の態様は、以下に述べる実施例から明らかとなり、斯かる実施例を参照して説明されるであろう。
以下、本発明を、添付図面を参照して詳細に説明する。
本発明は、メディアコンテンツを有する信号に対して追加情報を設ける技術分野に関するものである。1つの好ましい利用分野は、オーディオストリームの可逆的電子透かし付けの分野である。しかしながら、本発明はこの分野に限定されるものではなく、多くの他の異なる技術分野において、及び例えばデジタル画像のような他の型式の信号に対しても使用することができる。
図1は、インターフェースを介してデコーダ12と通信するエンコーダ10を概念的に示している。上記インターフェースは垂直の点線により示されている。該インターフェースは、インターネット又はイントラネットのようなものとすることができるが、そのようなネットワークである必要はない。該インターフェースは、例えば固定式又は無線の電話回線とすることもできる。エンコーダ10は電子透かしDをデジタルデータストリームに挿入するが、該デジタルデータストリームは本例ではオーディオストリームxである。該エンコーダの実際の動作は後に説明する。エンコーダ10は第1マッピングユニット14を含み、該マッピングユニットは入力端子においてオーディオxのPCMサンプルの形態のメディアコンテンツを入力する。当該エンコーダは圧縮関数であり得るような第1タイプの第1マッピング関数Cを使用するが、本発明は圧縮関数に限定されるものではない。第1マッピングユニット14の出力端子は第2タイプの第2マッピング関数Eを使用する第2マッピングユニット18の入力端子に接続される。該第2マッピング関数は伸張関数であり得るが、本発明は伸張関数に限定されるものではない。第1マッピングユニット14の出力端子は、マルチプレックスユニット16の第1入力端子にも接続される。第2マッピングユニット18の出力端子は減算ユニット19に接続され、該減算ユニットもオリジナルのオーディオ信号xの入力サンプルを入力する。減算ユニット19は、更に、エラー信号圧縮Lを適用するエラー圧縮ユニット20の入力端子に接続される。エラー圧縮ユニット20の出力端子は、マルチプレックスユニット16の第2入力端子に接続される。該マルチプレックスユニットは、オーバーヘッドデータOを入力する第3入力端子、及び電子透かし即ち追加データDを入力する第4入力端子も有している。マルチプレックスユニット16は、振幅が新たな値にマッピングされたオーディオを含む出力信号yが上記電子透かしと一緒に供給される出力端子も有している。
前述したように、図1はデコーダ12も含んでいる。該デコーダは、信号yを入力する入力端子を備えたデマルチプレクスユニット22を含んでいる。該デマルチプレクスユニットは、第2マッピング関数Eを適用する第3マッピングユニット24に接続された第1出力端子を有している。該デマルチプレクスユニットは、前述したエラー圧縮関数Lの逆であるようなエラー伸張関数L-1を適用するエラー伸張ユニット26に接続された第2出力端子を有している。デマルチプレクスユニット22は、電子透かしDが供給される第3出力端子、及びオーバーヘッドデータOが供給される第4出力端子を有している。第3マッピングユニット24の出力端子は加算ユニット27に接続され、該加算ユニットにはエラー伸張ユニット26の出力端子も接続されている。この加算ユニットからは、復元されたオリジナル信号xが出力される。
図2Aないし2Cは3つのグラフを示す。図2Aは、入力信号サンプルx(n)の、第1マッピング関数CQ1に従った第1の新たな値の形態の出力信号サンプルxQ(n)へのマッピングを概略示している。図2Bは、第1の新たな値の形態の入力信号サンプルxQ(n)の、第2マッピング関数EQ1に従った第2の新たな値の形態の出力サンプルx(n)へのマッピングを概略示している。図2Cは、入力信号x(n)に依存するエラー信号q(n)を概略示している。
以下、本発明の第1実施例によるオーディオ信号又はオーディオストリームの形態のメディアコンテンツへの電子透かしの埋め込み(即ち、挿入)を図1、2及び3を参照して説明するが、図3は本発明による方法のフローチャートを示すものである。先ず、オーディオ信号のデジタルPCM(パルスコード変調)サンプルがエンコーダ10に入力される。これらは、例えばCDプレーヤ等のオーディオ再生装置のような如何なるタイプのアプリケーション例からも、又は電話アプリケーション例からも入力することができる。これらは、例えばオーディオファイルが記憶された記憶部から取り込むこともできる。次いで、異なるサンプルxの振幅が、第1マッピング関数Cを用いて新たな値にマッピングされ、これらサンプルを有する信号xを得る(ステップ28)。この第1実施例においては、第1マッピング関数CQ1が使用されるであろう。
図2Aには、本発明による該第1マッピング関数CQ1を図示する図が示されている。該マッピング関数は、入力信号の入力サンプルを出力サンプル上にマッピングする。この特定の方法によれば、16レベルの入力振幅が8レベルの出力振幅にマッピングされる。入力振幅レベル零は出力振幅レベル零にマッピングされ、入力振幅レベル1は出力振幅レベル2にマッピングされ、入力振幅レベル2は出力振幅レベル4にマッピングされる。ここまでの処では、オリジナルのサンプルとマッピングされたサンプルとの間には1対1の対応が存在した。入力振幅レベル3は出力振幅レベル6にマッピングされる一方、入力振幅レベル4も出力振幅レベル6にマッピングされる。入力振幅レベル5は出力振幅レベル8にマッピングされる一方、入力振幅レベル6は出力振幅レベル10にマッピングされる。入力振幅レベル7及び8も、出力振幅レベル10にマッピングされる。入力振幅レベル9、10及び11は出力振幅レベル12にマッピングされ、入力振幅レベル12、13、14及び15は出力振幅レベル14にマッピングされる。このように、第1マッピング関数を用いてマッピングされた出力信号xは8個の異なる可能性のある振幅レベル(即ち値)のみを有し、各奇数レベルは使用されない。従って、各奇数レベルはマッピングされたメディアコンテンツにおいてホール(孔:hole)を構成する。これは、奇数レベルを追加情報に使用することができることを意味する。幾つかの入力レベルは同一の出力レベルを共有するので、入力振幅レベルと出力振幅レベルとの間には1対1の対応は存在しない。
次いで、第1のマッピングされた信号xは第2マッピングユニット18において第2マッピング関数Eを用いて再度マッピングされ、当該メディアコンテンツの第2の新たな値xを得る(ステップ30)。
この実施例では、第2のマッピングは、例示的なグラフの図2Bを用いて示された第2マッピング関数EQ1を使用して実行される。ここでは、入力レベル零は出力レベル零にマッピングされ、入力レベル2は出力レベル1にマッピングされる。また、入力レベル4は出力レベル2にマッピングされ、入力レベル6は出力レベル3にマッピングされる。また、入力レベル8は出力レベル5にマッピングされ、入力レベル10は出力レベル6にマッピングされる。そして、入力レベル12は出力レベル9にマッピングされ、入力レベル14は出力レベル12にマッピングされる。ここで理解されるように、入力レベルxの全てのレベルが、第2の新たな信号xに存在するということはない。
第1のマッピングされた信号xの単純な第2マッピングが単独で使用されるべきであったとしたら、これは該第2マッピング関数を用いた場合に幾つかの情報が失われかねないことを意味するであろう。従って、第2のマッピングされた信号xは、オリジナル信号xも入力する減算ユニット19に供給される。該減算ユニットは第2のマッピングされた信号xをオリジナル信号xから減算して、圧縮伸張エラー信号qを得る(ステップ32)。エラー信号q(n)とオリジナル入力信号x(n)の異なる振幅レベルとの間の対応が図2Cに示されている。オリジナルのレベル零〜3と第1のマッピングされたレベルとの間の1対1の対応故に、これらのレベルに対しては、エラー信号qは零である一方、該エラー信号はレベル4に対しては1となり、レベル5及び6に対しては再び零となる。該エラー信号はレベル7に対しては1となり、レベル8に対しては2となる。該エラーはレベル9に対しては更に零となり、レベル10に対しては1となり、レベル11に対しては2となる。最後に、該エラー信号q(n)はレベル12に対しては零となり、レベル13に対しては1となり、レベル14に対しては2となり、レベル15に対しては3となる。次いで、上記エラー信号qは、該エラー信号に対して圧縮関数Lを適用するエラー圧縮ユニット20に供給され、圧縮されたエラー信号qを得る(ステップ34)。この圧縮されたエラー信号は、第1マッピング関数によりマッピングされた入力信号x、オーバーヘッドデータO及び追加情報、即ち電子透かしDの形態のデータと一緒にマルチプレックスユニット16に供給される。
次いで、マルチプレックスユニット16は、(可能性として圧縮されている)圧縮伸張エラー信号q、何らかのオーバーヘッド情報O及び電子透かしDを、オリジナル信号xにおける第1マッピング関数Cにより空きにされた位置に、即ちマッピングされた信号xの奇数サンプルに挿入して(即ち埋め込んで)、送信信号yを求め(ステップ36)、該信号yをデコーダ12に送信する(ステップ38)。追加情報を追加する本方法を説明するためには、当該処理をヒストグラムの観点から見るのが便利である。第1マッピング関数を適用した後、対応するヒストグラムを伴うオリジナル信号は、対応するマッピングされたヒストグラムを伴う別のものに変換される。該マッピングされたヒストグラムは、零のエントリを持つサンプル値を有するであろう。即ち、これらの特別なサンプルは、変換された信号では発生しない。以下においては、これらの位置をホールと定義する。当該追加情報は、ホールと、該ホールに対応する他の新たにマッピングされた値との組合せを用いて追加される。これは、当該メディアコンテンツの或るサンプルに関して、“1”の形態の追加情報片は、マッピングされた偶数レベルを対応する非偶数(即ち奇数)レベルに変更することにより追加され、零はマッピングされたレベルを変更されないまま維持することにより追加されることを意味する。この第1実施例において、各偶数レベルは対応するホールを有するであろうから、追加情報のビットを各サンプルに追加することができる。マッピングされたレベル及び対応するホールとは、例えば、信号xのレベル零がレベル1のホールに対応するであろうことを意味する。レベル零を持つマッピングされたサンプルがマルチプレックスユニット16に到達する毎に、このユニットは、“1”を挿入する場合は、当該サンプルのレベルをレベル1に変更し、追加情報の“0”を挿入する場合は、当該サンプルのレベルを維持する。オーバーヘッドOは、復号処理を可能にするために使用される情報、又は復号処理を効率的にする情報を含むことができる。斯かるオーバーヘッドは、入力信号がフレームに分割されている場合は、フレームサイズ及び同期ワードを更に含むことができる。斯かるオーバーヘッドは、CRC、即ちエラー訂正情報、又は埋め込まれたビットストリームにおける異なるデータ部分の位置を示すポインタを含むこともできる。
次に、デコーダにおける処理を図1、2及び4を参照して説明するが、ここで、図4は本発明により信号を復号する方法のフローチャートを示している。デコーダ12は、エンコーダ10から送られた信号yをデマルチプレクスユニット22の入力端子で入力する(ステップ40)。デマルチプレクスユニット22は、埋め込まれたオーバーヘッド情報O、電子透かしD及び(恐らくは圧縮されている)圧縮伸張エラー信号qを抽出して、第1マッピング関数によりマッピングされたオーディオ信号xを追加情報なしで獲得する(ステップ42)。この場合、追加情報の“1”ビットを受け、従って奇数であるような第1のマッピングされた振幅レベルは、当該追加情報が抽出された後には、対応する偶数の振幅レベルを受けることになる。次いで、オーバーヘッドO及び電子透かしDは適切な方法で処理される。第1マッピング関数によりマッピングされたオーディオ信号xは、第3マッピングユニット24に供給され、該マッピングユニットは第2マッピング関数Eを、この例では第2マッピング関数によりマッピングされた信号xを供給するために使用されたエンコーダ10における第2マッピングユニット20と同一の第2マッピング関数EQ1を、使用する(ステップ44)。圧縮されたエラー信号qも同時にエラー伸張ユニット26に供給され、該伸張ユニットは伸張関数L-1を上記圧縮されたエラー信号qに適用してオリジナルのエラー信号qを得る(ステップ46)。該伸張関数はエンコーダ側で使用された圧縮関数の逆関数である。取り出されたエラー信号qは、次いで、第2マッピング関数によりマッピングされた信号xと一緒に加算ユニット27に供給され、該加算ユニットにおいては上記2つの信号が互いに加算されてオリジナルのオーディオ信号xを得る(ステップ48)。この様にして、電子透かしは、第1マッピング関数によりマッピングされたオーディオ信号に追加され、該電子透かし及びオリジナルオーディオ信号の両者が復元され、オーディオ信号は損失無しで取り出される。
作製することが可能な多数の変形例が存在し、これらのうちの本発明による第1実施例の変形による一変形例が図5にブロック図で示されている。この変形例と最初に記載した実施例との間の相違点は、第1マッピングユニット14とマルチプレックスユニット16との間に第1シフトユニット50が設けられている点と、デマルチプレクスユニット22と第3マッピングユニット24との間に第2シフトユニット52が設けられている点のみにある。他の相違点は、他の第1及び第2マッピング関数が使用されている点にある。第1マッピングユニット14に使用される第1マッピング関数CQ2は、ここでは圧縮関数である一方、第2及び第3マッピングユニット18及び24において使用される第2マッピング関数EQ2は、ここでは伸張関数であり、これら関数は図6A及び6Bにグラフとして示されている。この第1マッピング関数は、振幅レベル零を圧縮レベル零にマッピングし、入力振幅レベル1は出力振幅レベル1にマッピングされ、入力振幅レベル2は出力振幅レベル2にマッピングされる。入力振幅レベル3は出力振幅レベル3にマッピングされる一方、入力振幅レベル4も出力振幅レベル3にマッピングされる。入力振幅レベル5は出力振幅レベル4にマッピングされる一方、入力振幅レベル6は出力振幅レベル5にマッピングされる。また、入力振幅レベル7及び8も、出力振幅レベル5にマッピングされる。入力振幅レベル9、10及び11は出力振幅レベル6にマッピングされ、入力振幅レベル12、13、14及び15は出力振幅レベル7にマッピングされる。このように、第1のマッピングされた出力信号xは8個の異なった取り得る低レベル振幅レベルのみを有する一方、高レベルのレベルは使用されない。第2マッピング関数は入力レベル零を出力レベル零にマッピングする。入力レベル1は出力レベル零にマッピングされ、入力レベル2は出力レベル2にマッピングされる。また、入力レベル3は出力レベル3にマッピングされ、入力レベル4は出力レベル5にマッピングされ、入力レベル5は出力レベル6にマッピングされ、入力レベル6は出力レベル9にマッピングされ、入力レベル7は出力レベル12にマッピングされる。第1シフトユニット50は、圧縮されたオーディオ信号xを左側にp位置だけシフトするように作用する(pは本例では1である)、即ち上記圧縮された信号のサンプルを2なる係数により乗算する。同様にして、第2シフトユニット52は、受信された入力信号(オーバーヘッド、電子透かし及びエラー信号が除去された後の)を右側にp位置だけシフトするように作用する、即ち2-pの乗算を実行し、これは前記圧縮された信号xを復元させる。このシステムにおいては、オーディオ信号は、オーディオの上側レベルが使用されないままとなるように圧縮される。次いで、該圧縮された信号は、最下位側ビットを電子透かし、オーバーヘッド及びエラー信号のために使用することができるようにシフトされる。これは、このような追加情報の挿入及び抽出を大幅に単純化させる。この変形例による圧縮されたサンプルの信号yが、図7に概略図示されている。該図は4ビット信号、即ちサンプルを示すもので、ここで、最初の3ビットの最上位側ビットは、前記圧縮されたサンプルxQ(n)を含んで示され、電子透かしデータD及び/又はエラー信号q及び/又はオーバーヘッドOの1ビットにより後続される。このように、全追加情報は、この信号yの最下位ビットに設けられる。
ここで最適に言及される、本発明の該基本部分についての幾つかの変形例が存在する。先ず、使用される第1マッピング関数がレベルのマッピングにおいて1対1の対応を有している場合、エラー信号は必要ではない。この特別な場合においては、エラー信号及び該信号に関連する処理は当該装置に含める必要はない。このような前提が存在する場合は、更に、エンコーダにおける第2マッピングユニット、減算ユニット及びエラー圧縮ユニット、並びにデコーダにおける加算ユニット及びエラー伸張ユニットは必要ではない。しかしながら、この場合に重要なのは、デコーダにおける第3マッピングユニットが、エンコーダにおける第1マッピング関数の逆関数であるようなマッピング関数を使用するということである。このような状況は、振幅スペクトルの上側半部に振幅値を有さないようなオーディオ又は他のタイプのメディアコンテンツに対して存在し得る。エラー信号が使用される場合の他の可能性のある変形例は、使用される第2マッピング関数が、第1マッピング関数の逆関数である必要がない場合である。他の第2マッピング関数を使用することができる。この場合、その相違は、殆ど間違いなく一層大きなエラー信号につながるであろう。エラー信号中の情報は、デコーダ側におけるオリジナルの信号の復元にもつながるであろう。更に、該エラー信号は圧縮されないままとすることもできるが、これは埋め込まれるデータチャンネルの容量の減少につながり得る。更に、伝送される信号yに如何なるオーバーヘッド情報も設ける必要はない。第1のマッピングされた出力信号は、偶数レベルにホールを設ける必要はなく、これらを奇数レベルに同様に設けることもできる。更に、全ての偶数レベルにホールを設ける必要もない。一変形例においては、振幅レベルに1つのホールのみを設け、そこでは、オリジナルの値が、隣接する値であるような値である必要はない(もっとも、これが好ましいが)他の値にマッピングされる。同様にして、情報の追加ビットを挿入する場合に使用されるホールに対応する値は、次に大きな値である必要はなく、より小さな値か又はマッピングされるメディアコンテンツの殆ど如何なる他の可能性のある値とすることもできる。この対応する値が、マッピングされるメディアコンテンツにおいて頻繁であるような値であるならば、利点となり得る。
以下では、本発明の幾つかの他の態様を図8ないし10に関連して説明する。
以下、本発明の第2実施例を図8に関連して説明するが、該図は図1に示したものと基本的に同一のエンコーダであるエンコーダ10を示している。第1実施例との関連での相違点は、第4マッピングユニット54が前述した第1マッピングユニット14と並列に設けられている点にある。第1マッピングユニット14は第1マッピング関数CQAを使用する一方、第4マッピングユニット54は他の第1マッピング関数CQBを使用する。マッピングユニット14及び54の該対の前には、セグメント化ユニット56が設けられている。第1スイッチ58がセグメント化ユニット56とマッピングユニット14及び54の対との間に設けられ、第2スイッチ59が上記マッピングユニットの対とマルチプレックスユニット16及び第2マッピングユニット18との間に設けられている。これらスイッチは、第1マッピングユニット14又は第4マッピングユニット54の何れかを、第2マッピングユニット18及びマルチプレックスユニット16に接続するために同期して切り換えられる。ここで、第1及び第4マッピングユニット14及び54は、異なるマッピング結果を与えるような2つの異なる関数を有し、一方はどれだけ多くの追加データを挿入する必要があるかを考慮して最大の可能な容量を提供するように設けることができ、他方は出力信号yにおける知覚的歪を最小にするのによりよいものとすることができる。この理由により、図2及び6に記載した第1マッピング関数は、これらのマッピングには適したものではないかも知れず、これが関数をCQ1及びCQ2の代わりにCQA及びCQBと付すことにより示されていることに注意されたい。更に、入力信号はマッピングユニットに供給される前にセグメント化される。ここで、当該エンコーダは常に同一の第2マッピング関数を使用することに注意されたい。この第2実施例においては、ユーザが異なる第1マッピング関数を選択することが可能であり得る。異なる第1マッピング関数故の第3マッピングユニットによりマッピングされる信号の差は、発生されるエラー信号により処理される。この第2実施例においては、デコーダは、如何なる余分な機能も含まないという点で、第1実施例に示したデコーダと本質的に同一である。もっとも、使用される第2マッピング関数は第1実施例のものとは殆ど確かに相違するであろう。ここで、当該デコーダは、エンコーダが使用するのと同一の第2マッピング関数を使用することが好ましい。小さなエラーが許容される場合は、オリジナル信号を取り出すために斯かる関数の僅かな変形は許容され得る。
本発明の第3実施例によるエンコーダが図9にブロック図で示されている。主として、第2実施例と第3実施例との間には1つの相違点が存在し、これは第2マッピングユニット18と並列に第5マッピングユニット60が設けられる点である。第3スイッチ62がマルチプレックスユニット16の入力端子を第2マッピングユニット18又は第5マッピングユニット60に接続し、第4スイッチ64が第2マッピングユニット18又は第5マッピングユニット60を減算ユニット19に接続している。第3及び第4スイッチは、第1及び第2スイッチ58及び59と同期して切り換えられるべきである。第2マッピングユニット18は、第1マッピング関数CQAと一緒に使用されるべき第2マッピング関数EQAを提供する一方、第5マッピングユニット60は第1マッピング関数CQBと一緒に使用されるべき他の第2マッピング関数EQBを提供する。この実施例によれば、第2マッピング関数は、選択された第1マッピング関数に適した第2マッピング関数が使用され得るように切り換えられる。ここで、第1及び第2マッピング関数の選択は、例えば、ランダムな(可能性としては秘密の)キーに基づいてなすことができる。これは、発生されるエラー信号を低減し、従って電子透かしが、伝送される信号中に一層多くの空間を占めるようにさせることができるので有利である。ここで、デコーダにも、適切に機能するよう、異なるマッピングユニットの間を切り換えることができるようにするために同数の並列な第2マッピング関数を設ける必要がある。当該デコーダが斯かる切り換えを実行することができるように、第2マッピング関数の選択に関する情報が、エンコーダから送信されなければならない。代わりに、選択された第1マッピング関数に関する情報を送信することもでき、その場合には、デコーダは第2マッピング関数を該情報に基づいて選択することができる。エンコーダにおいて使用された第1及び第2マッピング関数の両者に関する情報を送信することも可能である。このような情報は、前記オーバーヘッドに設けることができる。代替として、斯かる特性は入力信号yの特性から決定することもできる。デコーダは、更に、最終的な構成が可逆的である限り、エンコーダが使用するのと同一のタイプの第2マッピング関数を使用する必要はない。
本発明の第4実施例によるエンコーダが図10にブロック図で示されている。第3実施例との相違点は、信号特性抽出ユニット66が設けられ、該ユニットは入力信号を解析し、該信号の特性に依存して第1マッピング関数及び第2マッピング関数を選択するようスイッチを制御する。このようにして、マッピング関数を入力信号に又は該入力信号の異なるセグメントに依存して選択することができるような適応型マッピング構成が設けられる。当該信号がビデオ信号である場合、該信号の異なるフレームに対して異なるマッピング関数を使用することができる。上記信号特性抽出ユニットは、第2実施例とも同様に(即ち、第5マッピングユニット無しで)組み合わせることができる。
デコーダは上述した完全な復号を実行する必要はないと理解されるべきである。オリジナル信号が復元されるべきか否かに依存して、電子透かしのみを除去し、オリジナルの信号は全く復元しなくて充分であるかも知れない。更に、復元が不完全になされ、かくして幾つかのエラーは許容されてもよく、その場合、最終的な復元信号は推定され得る。また、上記メディアコンテンツはオーディオの形態で供給される必要はなく、本発明は画像及びビデオを含む如何なるタイプのメディアコンテンツに対しても使用することができる。更に、3以上の第1及び/又は第2マッピング関数の間で選択することもできる。更に、デコーダにおける第2マッピング関数は、信号yの特性及びオーバーヘッド情報の代わりとして、出力信号xに応答して選択することもできる。更に、前記エラー信号は信号yに含まれる必要はなく、例えば恐らくは信号yを送信する前に供給される他の信号における等の、何らかの他の方法でデコーダに供給することもできる。本発明の更に他の変形は、当該エンコーダが信号yをデコーダに送信する必要がないものである。該エンコーダは、この信号をメモリに記憶することができ、該メモリは当該デコーダが上記信号を取り込むことができるようなCD ROM等の携帯型メモリとすることができる。この場合、デコーダは上記信号をエンコーダからの代わりに上記メモリから入力する。
本発明は多くの利点を有している。本発明は、メディアストリームにおける高度の符号化を可能にする、即ち電子透かしを含むような追加情報のための大きな可能なデータ容量を有する。また、本発明は柔軟性のある符号化を可能にすると共に、オリジナルのメディアコンテンツにおける情報の損失を防止する。
図1は、本発明の第1実施例によるエンコーダ及びデコーダのブロック図を示す。 図2Aは、本発明によるエンコーダによって発生される例示的な第1マッピング関数を示す図である。 図2Bは、本発明によるエンコーダによって発生される例示的な第2マッピング関数を示す図である。 図2Cは、本発明によるエンコーダによって発生されるエラー信号を例示的に示す図である。 図3は、本発明によるオーディオ信号に電子透かしを埋め込む方法のフローチャートを示す。 図4は、本発明によるオーディオ信号から電子透かしを抽出する方法のフローチャートを示す。 図5は、本発明の第1実施例の特別な変形例によるエンコーダ及びデコーダのブロック図を示す。 図6Aは、図5のエンコーダ及びデコーダに使用するのに適した、本発明によるエンコーダにより発生される他の例示的な第1マッピング関数を示す図である。 図6Bは、図5のエンコーダ及びデコーダに使用するのに適した、本発明によるエンコーダにより発生される他の例示的な第2マッピング関数を示す図である。 図7は、第2実施例に使用される本発明による信号の一般的形態を示す。 図8は、本発明の第2実施例によるエンコーダのブロック図を示す。 図9は、本発明の第3実施例によるエンコーダのブロック図を示す。 図10は、本発明の第4実施例によるエンコーダのブロック図を示す。

Claims (28)

  1. メディアコンテンツを有する信号内で追加情報を送信する方法において、
    前記メディアコンテンツの振幅値を、第1マッピング関数を用いて第1の新たな値上にマッピングするステップと、
    前記マッピングされたメディアコンテンツに前記追加情報を挿入するステップと、
    を有することを特徴とする方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、前記第1マッピング関数は、前記マッピングされたメディアコンテンツの前記振幅値に追加情報を埋め込むために使用されるべき少なくとも1つのホールを生成することを特徴とする方法。
  3. 請求項2に記載の方法において、前記追加情報を挿入するステップは、追加データを埋め込むために前記マッピングされたメディアコンテンツの前記少なくとも1つのホールと対応する値とを使用するステップを有することを特徴とする方法。
  4. 請求項1に記載の方法において、前記マッピングするステップは、前記メディアコンテンツにおける1つの第1の新たな値の使用が、元のメディアコンテンツにおける2以上のマッピングされていない値に対応するのを許容するステップを含むと共に、更に、
    前記メディアコンテンツの前記第1の新たな値を、第2マッピング関数を用いて第2の新たな値上にマッピングするステップと、
    前記メディアコンテンツの前記第2の新たな値と前記元のメディアコンテンツとの間の差を有するようなエラー信号を発生すると共に、該エラー信号を受信機に送信するステップと、
    を有することを特徴とする方法。
  5. 請求項4に記載の方法において、前記エラー信号を圧縮するステップを更に含んでいることを特徴とする方法。
  6. 請求項4に記載の方法において、前記第1マッピング関数を用いてマッピングされた前記メディアコンテンツを前記追加情報と一緒に受信機に送信するステップを更に有し、前記エラー信号が前記受信機に送信される該メディアコンテンツに含まれることを特徴とする方法。
  7. 請求項4に記載の方法において、前記第1マッピング関数を用いてマッピングされた前記メディアコンテンツを前記追加情報と一緒に受信機に送信するステップと、使用された前記第1及び/又は第2マッピング関数に関する情報を前記受信機に送信するステップとを更に有することを特徴とする方法。
  8. 請求項7に記載の方法において、前記使用された第2マッピング関数に関する情報が、前記受信機に送信される前記メディアコンテンツに含まれることを特徴とする方法。
  9. 請求項1に記載の方法において、少なくとも2つの第1マッピング関数から第1マッピング関数を選択すると共に、前記メディアコンテンツの少なくとも一部に対して前記選択された関数を用いて前記マッピングするステップを実行するステップを更に有することを特徴とする方法。
  10. 請求項9に記載の方法において、前記選択するステップが前記メディアコンテンツの特性に応じて実行されることを特徴とする方法。
  11. 請求項9に記載の方法において、
    少なくとも2つの第2マッピング関数から第2マッピング関数を選択し、前記メディアコンテンツの振幅の前記第1の新たな値を、前記選択された第1マッピング関数によりマッピングされた前記メディアコンテンツの部分に対して、該第2マッピング関数を用いて第2の新たな値上にマッピングするステップと、
    前記選択された第1及び第2マッピング関数に対して、前記第2のマッピングされたメディアコンテンツと元のメディアコンテンツとの間の差を有するようなエラー信号を発生するステップと、
    を更に含んでいることを特徴とする方法。
  12. メディアコンテンツを有する信号内で追加情報を受信する方法において、
    振幅値が第1マッピング関数を用いて第1の新たな値上にマッピングされているメディアコンテンツを、埋め込まれた追加情報と共に含むような信号を受信するステップと、
    前記メディアコンテンツから前記追加情報を除去するステップと、
    を有することを特徴とする方法。
  13. 請求項12に記載の方法において、前記追加情報を処理するステップを更に含むことを特徴とする方法。
  14. 請求項12に記載の方法において、前記メディアコンテンツにおける受信された第1の新たな値の振幅を第2マッピング関数を用いて第2の新たな値上にマッピングするステップを更に含むことを特徴とする方法。
  15. 請求項14に記載の方法において、オリジナルのメディアコンテンツと前記第2マッピング関数を用いてマッピングされたメディアコンテンツとの間のエラーに対応するエラー信号を受信すると共に、前記第2マッピング関数を用いてマッピングされたメディアコンテンツを前記エラー信号を用いて調整するステップを更に含んでいることを特徴とする方法。
  16. 請求項14に記載の方法において、前記第1マッピング関数又は前記第2マッピング関数の情報を受信すると共に、この情報に従う第2マッピング関数を前記受信されたメディアコンテンツの少なくとも一部に適用するステップを更に含んでいることを特徴とする方法。
  17. メディアコンテンツを有する信号中に追加情報を設ける装置において、
    前記メディアコンテンツの振幅値を、第1マッピング関数を用いて第1の新たな値上にマッピングするように構成された第1マッピングユニットと、
    前記追加情報を前記マッピングされたメディアコンテンツに挿入するマルチプレックスユニットと、
    を有することを特徴とする装置。
  18. 請求項17に記載の装置において、前記第1マッピングユニットは前記マッピングされたメディアコンテンツの前記振幅値に、追加情報を埋め込むために使用されるべき少なくとも1つのホールを作成するように構成されていることを特徴とする装置。
  19. 請求項18に記載の装置において、前記マルチプレックスユニットは追加データを埋め込むために前記マッピングされたメディアコンテンツにおける前記少なくとも1つのホールと対応する値とを使用するように構成されていることを特徴とする装置。
  20. 請求項17に記載の装置において、前記メディアコンテンツの前記第1の新たな値を第2マッピング関数を用いて第2の新たな値上にマッピングするように構成された第2マッピングユニットと、前記メディアコンテンツの前記第2の新たな値からオリジナルのメディアコンテンツを減算してエラー信号を供給するように構成された減算ユニットとを更に有していることを特徴とする装置。
  21. 請求項20に記載の装置において、前記マルチプレックスユニットは前記エラー信号を前記メディアコンテンツの前記第1の新たな値に挿入するように構成されていることを特徴とする装置。
  22. 請求項17に記載の装置において、2つの異なる第1マッピング関数を実行する少なくとも2つの第1マッピングユニットが存在し、オリジナルのメディアコンテンツを、これら第1マッピングユニットの何れか一方に接続するように構成された第1スイッチを更に有することを特徴とする装置。
  23. 請求項22に記載の装置において、2つの異なる第2マッピング関数を実行すると共に各々が前記メディアコンテンツの第1の新たな値を第2の新たな値上にマッピングするよう構成された少なくとも2つのマッピングユニットと、オリジナルのメディアコンテンツを前記メディアコンテンツの第2の新たな値から減算してエラー信号を供給するように構成された減算ユニットと、前記メディアコンテンツの前記第1の新たな値を第2マッピング関数を実行する前記マッピングユニットの何れか一方に接続するように構成された他のスイッチと、第2マッピング関数を実行する前記マッピングユニットの何れか一方を前記減算ユニットに接続するように構成された更に他のスイッチとを更に有することを特徴とする装置。
  24. メディアコンテンツを有する信号内で追加情報を受信する装置において、
    振幅値が第1マッピング関数を用いて第1の新たな値上にマッピングされているようなメディアコンテンツを、埋め込まれた追加情報と共に含む信号を受信し、
    前記メディアコンテンツから前記追加情報を削除する、
    ように構成されたデマルチプレクスユニットを有することを特徴とする装置。
  25. 請求項24に記載の装置において、
    受信された前記メディアコンテンツにおける前記第1の新たな値を、第2マッピング関数を用いて第2の新たな値にマッピングするように構成された第3マッピングユニット、
    を更に有することを特徴とする装置。
  26. 請求項25に記載の装置において、受信されたエラー信号を前記メディアコンテンツにおける前記第2の新たな値に加算して少なくとも本質的に損失のないメディアコンテンツを供給するように構成された加算ユニットを更に有することを特徴とする装置。
  27. 互いに通信することが可能な装置のシステムにおいて、
    メディアコンテンツを有する信号中に追加情報を設ける装置であって、
    前記メディアコンテンツの振幅値を、第1マッピング関数を用いて第1の新たな値上にマッピングするように構成された第1マッピングユニットと、
    前記追加情報を前記マッピングされたメディアコンテンツに挿入するマルチプレックスユニットと、
    を有するような装置と、
    メディアコンテンツを有する信号内で追加情報を受信する装置であって、
    振幅値が前記第1マッピング関数を用いて第1の新たな値上にマッピングされているようなメディアコンテンツを、埋め込まれた追加情報と共に含む信号を受信すると共に、前記メディアコンテンツから前記追加情報を削除するように構成されたデマルチプレクスユニット、
    を有するような装置と、
    を有することを特徴とするシステム。
  28. メディアコンテンツを埋め込まれた追加情報と共に有するような信号において、前記メディアコンテンツの振幅値が第1マッピング関数を用いて第1の新たな値上にマッピングされており、このマッピングが前記追加情報を該マッピングされたメディアコンテンツから取り出すことができるようになされていることを特徴とする信号。
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