JP2006515397A - コンプレッサ、モータ、ポンプ、内燃エンジンとして動作するようになされた装置 - Google Patents
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Abstract
Description
スリーブは2個あり、中空シリンダの外径「d」、長さ「L」、厚み「t」によりこのスリーブを示す。以降、本願明細書においてこの2つのスリーブはS1およびS2とする。図1にスリーブを示す。
環状カバープレートカバープレートを両端部に有する、内径「D」、長さ「L」、厚み「T」である中空シリンダにより、ライナーが図示されている。カバープレートは径「d」の孔を有する。(孔径はスリーブの外径のためAME値である)図2にはライナーを示す。
羽根は2つあり、羽根は長さ「L」および幅「r」の、r=(D-d/2となる矩形面により示される。以降、本願明細書においてこの2つの羽根は図3で示されるようにV1およびV2とする。
a)V1、V2の表面部の面はS1、S2に対して輻射状である。
b)V1、V2はS1、S2の2つの端部のうちの1つに取り付けられている。
c)固定端部の半分の長さ方向部はスリーブ端部の外側に突出している。
a)V1およびV2はライナー内部に位置する。
b)2つの羽根部の3つの端部(スリーブにしっかりと固定された1つ以外)はライナーの内面に接触する。
c)羽根端部の半分の長さ(スリーブ端部から突出する部分)は対向するスリーブの外部曲線表面に接触する。
d)スリーブの端部表面によりライナー内部が互いに接触する。
e)両スリーブの長(1-L/2)はライナーの端部カバープレート孔から突出する。
f)ライナーS1およびS2の環状端部中央部を通過する軸は同一直線上にある。以降、本願明細書においてこの軸を中心軸とする。
a)これらの2つの空間は互いに隔絶されるとともに、スリーブの環状空間を隔絶するものであるため、羽根部側から流体が漏れることがなく、スリーブの端部表面を介して漏れることもなく、ライナー内部で互いに接触する。
b)ライナー内部の空間は、ライナー外部の空間から隔絶されている。
初期においてはV1、V2は2つのアルファ度により以下のように配置される。
a)V1、V2が垂直面の両側上にある。
b)垂直面はV1、V2との間の包括的な角度を2分割する。
6)シャフト
7)カムおよび関連した連係部
8)滑動摩擦クラッチ
9)ブレーキバンドシャフト
シャフトは長さが「A」および径が「B」であり、ここで「A」>「L」および「B」の2倍<{「d」−「t」}である。(ここで「L」、「d」、「t」はスリーブ寸法である。)シャフトはスリーブ内の中空環状空間を通過して端部から突出する。図13はこれを図示するものである。
2つのカムを各スリーブ上にそれぞれ取り付ける。
滑動摩擦クラッチは2つあり、シャフト上のそれぞれの端部に1つずつクラッチが取り付けられる。摩擦クラッチは内径に溝孔を有し、シャフト上の同様のスプライン上に滑動的に嵌合する。図14は滑動摩擦クラッチの形状および特性を示すものである。スリーブ端部面は円錐状に成形されて、滑動摩擦クラッチの円錐形の面を受ける。すなわち円錐体の角度と等しい。(スリーブとはネガ型で、滑動摩擦クラッチとはポジ型である。)クラッチが結合部により押下されると、スリーブに反してカムにより動作され、スリーブとクラッチ表面との間の摩擦はシャフトおよびスリーブと係合する。
ブレーキバンドまたは従来のラチェット装置の手段による押し込み式締付けの手段を用いてスリーブが静止状態にあるときに固定する。
本願で用いられる弁は従来のピストン式ICエンジンで用いられるものと同様である。ライナーのカバープレート端部の円は弁/ポートを図示する。
ライナー上には2つの弁が、一方は吸込部に、そしてもう一方は排出部に取り付けられており、ベータの角度により角度的に配置されている。排気弁は羽根の背後で位置Xにおいて、および羽根の前方で位置Yにおいて配置されている。弁は開閉してライナー内部の空間とライナー外部の空間とを連通する。カムおよびカム従動子により動作される結合部がこれらの弁を開く。
初期においてはV1およびV2はそれぞれ位置Xおよび位置Yにある。これについては図17を参照されたい。同図はまた、ライナー上に取り付けられた排出弁および吸気弁を示す。吸込部および排気弁は閉位置にある。
V1がシータの角度を位置Zにする位置に達すると、排出弁および吸気弁が開く。以降、この羽根の位置を位置Z1とする。角度シータにより、羽根部が吸気弁を過ぎて回転し、回転する羽根部の前方の空間が吸気弁から封止される。これについては図18を参照されたい。
V1が位置Zに達すると、吸込弁および排出弁が閉じられる。
ここで羽根は両方とも回転し、かつV1およびV2はそれぞれ位置Yおよび位置Xに達する。これについては図20を参照されたい。
インジェクタ/点火プラグは位置Xと位置Yとの間のライナー上に配置される。
ここでV2が回転し、V2の後方のガスは膨張し、V2の前方のガスは圧縮される。膨張するガスはV2を押し、これがV2の動力ストロークとなる。
V2が位置Z1に達すると、排出弁および吸気弁が開く。V2上の空間内の排出部は掃気されて新鮮な給気が導入される。これについては図21を参照されたい。
このプロセスは図22に示されるように、V2が位置Zに達し、排出弁および吸気弁が閉じられるまで行なわれる。
V2、V1は両方とも回転して、それぞれ位置Y、位置Xに達する。
弁は2つあり、1つはライナー上の吸込部に、もう1つはライナー上の排出部に、角度ガンマで配置され取り付けられている。
初期においてV1、V2はそれぞれ位置X、位置Yである。これについては図24を参照されたい。
V1が位置Zに達すると、SU1が閉じられる。これについては図25を参照されたい。
ここでV1、V2はそれぞれ回転して位置Yおよび位置Xに達する。
V2が回転すると、V2の前方のガスが圧縮される。V2は図27に示されるように位置Zに達する。
V2、V1の両方が回転し、それぞれ位置Yおよび位置Xに達する。ここでV2の前方の圧縮されたガス(給気の点火)に加熱が行なわれる。ここでE2は図28に示されるように開く。
V1が位置Zに達すると、E2は閉じる。これについては図29を参照されたい。
V1、V2の双方がそれぞれ位置Y、位置Xに達する。この時点においてE1およびSu2が開く。ここでV1が停止し、V2が回転する。
V2が位置Zに達すると、E1およびSu2は図31に示されるように閉じられる。
V1およびV2はそれぞれ回転して位置Xおよび位置V、すなわち、初期位置に達する。このようにしてステップ1からステップ9が繰り返される。
2つのカム、すなわち「Ca1」および「Ca2」はそれぞれS1およびS2に配置されている。Ca1はV1が回転すると、吸込弁および排気弁を開閉するために結合部を始動し、Ca2はV2が回転すると、吸込弁および排気弁を開閉するために結合部を始動する。
2つのカム、すなわちCf1およびCf2がある。
前述されたスリーブは中空シリンダであるが、その一方の端部にはより大きい径の段差を有する。より大きい径の端部面は4分の1部の環状中空リングを形成するように湾曲されて他の端部面は滑動摩擦クラッチの端部面と同様に円錐状に成形されている。より大きい径湾曲面は2つの凹部を有する。図34Aには凹部のないスリーブが示されており、図35には凹部を有するスリーブが示されている。
前述されたように、羽根部は2つあり、各スリーブに1つずつしっかりと固定されて、ライナー内部でスリーブとともに回転する必要がある。前述されたように、羽根部は回転中にライナー内部の体積を掃引する必要がある。
ライナーは中空環状円環/リング(環状断面の管は曲げられその端部は結合されて、中空環状リングを形成する)の形状である。ライナー中空(管径)の内径は「h」である。
羽根の溝部の動径方向の面と面との間の角変位は、溝部に嵌合されたリングがライナーの内部4分の1に対して押下し同様のスリーブに嵌合し、このスリーブ上には羽根部が嵌合されるが、これはすなわちスリーブ上に嵌合された羽根の溝部と溝部との間の距離であり、スリーブ上のライナー内部4分の1の部分により覆われずに残った帯部の幅より大きい。
ロータリーICエンジンは多くの利点を有する。
1.カムのカム従動子が滑動することにより、操作中の圧縮率の変更が可能である。
2.慣性力の反転がない。
3.カム軸歯形w.r.tのカム従動節を角度的に配置するエンジンを容易に反転することが可能であり、これによりギア装置を省くことができる。
4.シャフトが長いため、シャフト自体の重量がはずみ車として機能できる。
5.エンジンのサイズは、同様の電力出力部を有する従来のエンジンより大幅に小さい
6.大きい潤滑油スランプを保全する必要がない。
7.羽根部がしっかりとスリーブに固定されているので、従来のICエンジン内のライナーのピストンに見られるような羽根部のスラップがない。これによりノイズおよび振動レベルを抑えることができる。
Claims (12)
- コンプレッサ、ポンプ、モータ計測機器または内燃エンジンとして動作するようになされたロータリー装置であって、
前記装置は、2つの羽根部、2つの中空円筒形スリーブ、中空円筒形ライナー、カムおよび関連した連係部、結合部、シャフト、クラッチ、ブレーキ/固定装置を備え、
前記羽根部はスリーブの湾曲面上に、各スリーブに1つずつ、羽根部が各スリーブの端部の一方に、スリーブの湾曲面に対して放射状に伸びるように羽根が取り付けられ、
前記羽根部は羽根部の表面がスリーブ端部から突出するように取り付けられ、
前記スリーブは羽根部に取り付けられた端部が、角度的に配置された羽根部に隣接して、前記羽根部は常時画定された角度により互いに配置され、
前記スリーブは、その端部表面の中央を通過する軸が1つの線上にくるように配置がなされ、
羽根部がスリーブ上に取り付けられた前記表面は、隣接する羽根部およびスリーブ取付部が前記軸を中心に回転することができるようになされ、
前記ライナーはスリーブ面とともにエンクロージャを形成し、前記ライナーの内面は前記軸を中心に回転しながら、羽根端部により掃引された経路に沿って輪郭がつけられて、
前記内面により羽根部は前記軸を中心に回転が可能となり、
前記羽根はライナー内部に形成された前記エンクロージャを、2つの封止されたチャンバに分割し、
前記2つのスリーブは、カムまたは他の計時装置により動作される連結装置手段によりシャフトに連結されたり、連結から解かれたりし、
前記カムまたは計時装置はスリーブ位置に依存し、
前記カムまたは計時装置は、各羽根部があらかじめ決められた位置に交互に配置されるとともに、かかる羽根部が遊離されて画定された角度を介して交互に回転するように、前記ブレーキ/固定装置を作動し、
前記カムまたは計時装置により、羽根部が両方ともあらかじめ画定された角度を介して同時に回転することができ、
前記カムまたは計時装置は、完全明細書で述べられたパターンで羽根部が分離されて、同時にまたは単独で回転する角度を画定するロータリー装置。 - 羽根部がきつく嵌合されているために1つの羽根部の面のみがスリーブ端部より突出することを特徴とする請求項1に記載のロータリー装置。
- 前記シャフトはスリーブの外側にあるためスリーブは中空ではないことを特徴とする請求項1に記載のロータリー装置。
- 前記スリーブはギア装置を介して連結装置により駆動されたり、あるいはギア装置を介して連結装置によりシャフトを駆動したりすることを特徴とする請求項1に記載のロータリー装置。
- 互いに隣接するスリーブ端部表面部は、実際に起こりうる漏れ流を阻止するために前記端部表面を囲む連続的な密閉ラインを形成する密閉要素を備えて設けられることを特徴とする請求項1に記載のロータリー装置。
- 前記羽根部は、実際に起こりうる羽根端部およびライナー内面にわたる流体の漏れ流を阻止するために密閉要素を備えて設けられることを特徴とする請求項1に記載のロータリー装置。
- 密閉装置はライナーおよびスリーブ境界面に配置されて、実際に起こりうる前記ライナーおよびスリーブ境界面にわたる流体の漏れ流を阻止することを特徴とする請求項1に記載のロータリー装置。
- 前記ライナーおよび羽根部内部に形成される前記エンクロージャは、エンクロージャ外部の空間に連通されるとともに密閉されることを特徴とする請求項1に記載のロータリー装置。
- 弁のような連通装置または流量制御装置は、かかる装置がコンプレッサ、モータ、ポンプ、計測機器として用いられるように配置され、動作され、計時されることを特徴とする請求項8に記載のロータリー装置。
- ライナーにより形成された前記エンクロージャ外部と羽根部との間の空間で、熱および、または他の態様のエネルギーを加えたり除いたりするための手段が設けられたことを特徴とする請求項8に記載のロータリー装置。
- 装置が内燃エンジンのように原動力として用いられるように連通装置および、またはエネルギーを加えたり除いたりするための手段が、配置され、動作され、計時されることを特徴とする請求項10に記載のロータリー装置。
- 添付図面の諸図を参照にしながら本願明細書で実質的に説明されたロータリー装置。
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