JP2006512103A - 投与量指示器および投薬キャニスタ/指示器組立体 - Google Patents

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Abstract

閉鎖端(2)と開口端(3)とを有する実質的に円柱状の容器(1)を備える投薬キャニスタ(10)であって、容器の該開口端には閉鎖位置と放出位置との間で移動可能な出口部材(5)を備える投薬手段(4)が備えられる、投薬キャニスタ(10)と、出口部材を受容するように適合されたソケット(22)を有する支持ブロック(21)を備えるアダプタであって、容器と支持ブロックとが互いに対して相互に移動可能であることにより出口部材がその放出位置に移動しそれにより1回分の投与量が投薬される、アダプタと、を備えるディスペンサとともに使用される環状投与量指示器(50)であって、実質的に円周方向のキャビティを画定する内面(64)を有する環状ハウジング(60)と、キャビティ内に配置され、容器と支持ブロックとの直線相互移動に対し平行または実質的に平行な軸を中心とする回転により、ハウジングに対して移動可能であるように構成されたカウンタリング(80)と、ハウジングの内面に取り付けられ、カウンタリングに係合し、カウンタリングの漸増する回転移動を駆動するように容器と支持ブロックとの相互移動の間に選択的に係合されるように構成された駆動部材(90)と、を備え、投薬キャニスタ(10)の周囲に取付可能であるように構成され、その際、指示器の第1縁(51)が容器の閉鎖端に向かって面し、指示器の第2縁(52)が投薬キャニスタの出口に向かって面し、それにより、キャニスタの少なくとも出口部材が指示器の第2縁を越えて延在する、環状投与量指示器(50)。

Description

本発明は、特に機械式ディスペンサ、より詳しくは定量噴霧式吸入器との使用に適した環状機械式投与量指示器に関する。本発明はまた、投薬キャニスタ/指示器組立体、特に機械式エアゾール投薬キャニスタ、より詳細には加圧定量投与量投薬キャニスタを含むかかる組立体と、かかる投薬キャニスタ/指示器組立体を備えたディスペンサと、に関する。
吸入療法は、患者に薬剤を投与するますます重要な方法になってきている。薬剤は、一般に、適当な高圧ガスおよび適切な場合は他の成分とともに処方され、容器、たとえばエアゾール瓶に装填される。通常、容器に、閉鎖位置と放出位置との間で移動可能な細長い出口部材(たとえば、弁棒)を備えた、弁、特に定量投与量弁等の投薬手段がフェルールによって取り付けられることにより、投薬キャニスタが提供される。通常、投薬キャニスタは、通常患者ポート、たとえばマウスピースまたは鼻に使用するように適合されたポートを有する、アダプタとともに使用される。アダプタは、投薬手段の出口部材を受容するように適合されたソケットと、ソケットおよび患者ポートと開口連通するオリフィスと、を有する支持ブロックを備える。容器と支持ブロックとが互いに対して相互に移動可能であることにより、出口部材が、装置の操作または発射中にその放出位置に移動することができ、それにより1回分の投与量が投薬される。
吸入中、患者が容器をアダプタの支持ブロックに向かって押下することにより装置を発射させる従来のプレスアンドブリーズ(press−and−breathe)型装置では、器具全体を振ることにより、瓶に残っている薬剤の量の目安を得ることができる。使用者は、経験により、実質的に充填されている瓶と実質的に空である瓶との感触の違いを識別することができる。しかしながら、この方法は、必然的に決して正確ではなく、部品が追加されるために、エアゾール内容物の量の総器具重量に占める割合がより小さい呼吸作動式吸入器では、さらに不十分である。このため、かかる既知の装置から起こる問題点は、患者が常に容器内の薬剤の量を正確に判断することができない、ということである。極端な場合、恐らくは緊急事態の状況にあり薬剤の緊急投薬を必要とする患者が、容器が、その中身がすでに使い尽くされているため投与量を投薬しないことに気づく場合がある。
過去10年間、定量投与量医薬製品のための多くの投与量カウンタまたは指示器が提案されてきたが、組込み式投与量カウンタを備えた加圧定量噴霧式吸入器はまた市場に出ていない。
提案された投与量指示器には、電気および/または電子投与量カウンタがある。たとえば、米国特許第5,622,163号明細書および国際公開第92/17231号パンフレットを参照のこと。かかるカウンタは、比較的高価であるため不都合である可能性がある。さらに、かかるカウンタでは、バッテリ等の電源を使用する必要がある。したがって、かかるカウンタの信頼性は、電源自体の信頼性に大きく左右される。ここで、たとえば喘息患者等、患者によっては、長期間装置を携帯することが多く、その装置を時々しか使用しない可能性がある、ということを理解しなければならない。この長期間の間、電源が消耗するかまたは使い尽くされると、患者は再び、装置に収納された正確な投与量が不確定であるという事態に直面する。
多くの機械式投与量カウンタもまた提案されてきた。これらのカウンタの大部分が、かなり多数の個々の部品を備え、かつ/または、吸入器装置、特にアダプタの大幅な変更が必要である。これにより、大量生産および組立てがしばしば複雑かつ/またはうんざりするものとなる。多くの機械式投与量カウンタには、カウンタ収納構造を追加する必要がある。たとえば、文書、すなわち米国特許第5,421,482号明細書、同第5,718,355号明細書、同第5,817,007号明細書、同第6,082,358号明細書、EP 0 254 391、EP 0 949 584、国際公開第95/34874号パンフレットおよび同99/57019号パンフレットの各々は、既存の吸入器の外部に付属のカウンタ部品として設けられる投与量計数装置に関する。かかる付属のカウンタには、装置の全体寸法が増大して装置の取扱いが容易でなくなることを含む、多くの欠点がある。
たとえば、GB1,317,315、GB1,290,484、GB2,320,489、DE29814647、米国特許第5,349,945号明細書、同第5,482,030号明細書、国際公開第92/09324号パンフレットおよび同98/56444号パンフレットは、投与量カウンタが、実質的に容器の下の、投薬手段の出口手段の近くかつアダプタの支持ブロックの近くまたは周囲の領域に位置する装置に関する。かかる構成は、霧化が発生する重要な領域において、寸法が大きくなる等、アダプタ形状の変更が概して必要である、という点で不都合である可能性がある。さらに、呼吸作動式装置では、この領域は、通常装置の呼吸作動式発射のためのトリガ機構が含まれるため、かかるカウンタを適用できないことが多い。
たとえば、国際公開第93/24167号パンフレットは、出口部材から遠い投薬キャニスタの端部に付属システムのタイプとして関連する投与量指示器を備える、呼吸作動式発射をトリガする作動手段を提案しており、これは、不都合なことに、装置の全体寸法を増大させ、したがって装置の全体的な取扱性を低下させる。
国際公開第00/59806号パンフレットもまた、投与量指示手段が設けられたアダプタを有する装置に関する。
EP 0 414 536は、アダプタ内に配置され回転するように取り付けられたリング機構を備えた指示器を有する呼吸作動式吸入器を開示している。
別の問題は、多くの投与量カウンタが、アダプタにおいて取り除かれもとに戻される(たとえば、清掃のため)同じ容器と交換品として挿入される新たな容器とを区別せず、そのため、カウントが最初に適当にリセットする場合としない場合とがある、ということである。
このように、医療用ディスペンサ、またはより詳細には定量噴霧式吸入器等のディスペンサで使用する、単純で、信頼性が高く、安価で、邪魔にならない機械式投与量カウンタが必要とされている。
さらに、閉鎖端と開口端とを有する実質的に円柱状の容器を備える投薬キャニスタであって、容器の該開口端には閉鎖位置と放出位置との間で移動可能な出口部材を備える投薬手段が備えられる、投薬キャニスタと、出口部材を受容するように適合されたソケットを有する支持ブロックを備えるアダプタであって、容器と支持ブロックとが互いに対して相互に移動可能であることにより出口部材がその放出位置に移動しそれにより1回分の投与量が投薬される、アダプタと、を備えるディスペンサと使用される機械式投与量カウンタが必要とされている。
本発明の一態様によれば、環状投与量指示器であって、
実質的に円周方向のキャビティを画定する内面を有する環状ハウジングと、
キャビティ内に配置され、容器と支持ブロックとの直線相互移動に対し平行または実質的に平行な軸を中心とする回転により、ハウジングに対して移動可能であるように構成されたカウンタリングと、
ハウジングの内面に取り付けられ、カウンタリングに係合し、カウンタリングの漸増する回転移動を駆動するように容器と支持ブロックとの相互移動の間に選択的に係合されるように構成された駆動部材と、
を備え、
投薬キャニスタの周囲に円周方向に取付可能であるように構成され、その際、指示器の第1縁が容器の閉鎖端に向かって面し、指示器の第2縁が投薬キャニスタの出口に向かって面し、それにより、キャニスタの少なくとも出口部材が指示器の第2縁を越えて延在する、環状投与量指示器が提供される。
典型的には、環状投与量指示器の2つの縁は、環状ハウジングの2つの縁によって画定される。
適当には、駆動部材は、カウンタリングの漸増する回転移動を駆動するように容器と支持ブロックとの相互移動の間に、アダプタ、特にその要素によって係合される。カウンタリングの漸増する回転は、適当に、連続する投与量発射を示す。
カウンタリングの外側は、好ましくはハウジングの内面に隣接する。カウンタリングの外面は、有利には、容器から投薬されまたは容器に残っている投与量の総量の視覚的指示を提供するようにハウジングを通して視認可能なしるし(indicia)を備える。
指示器は、好ましくは、カウンタリングが容器の一部の周囲に配置可能であるように構成される。好ましくは、カウンタリングの内面は容器の外面に隣接する。
より詳細には、フェルールにより容器に投薬手段が備えられ、そのフェルールが密封縁(容器の開口端が密封される部分に近いフェルールの外縁)を有する投薬キャニスタと使用する場合、指示器は、好ましくは、カウンタリングが容器の一部および/またはフェルールの一部の周囲に配置可能であるように構成される。望ましくは、カウンタリングの内側は、容器および/またはフェルールの外面に隣接する。好ましくは、指示器は、その第2縁がフェルールの密封縁に近く、より好ましくは隣接して配置可能であるように構成される。
投与量指示器は、望ましくは、ハウジングの内面に設けられ上記軸に沿ったカウンタリングの実質的な移動を防止するためにカウンタリングに係合する、少なくとも1つの停止部材を有する。別の好ましい実施形態では、投与量指示器は、さらに、ハウジングの内面に設けられた少なくとも1つの逆止め部材を備え、この逆止め部材は、カウンタリングの一方向のみの漸増回転を可能にするようにカウンタリングに係合する。停止部材および/または逆止め部材は、望ましくはハウジングと一体的であり、より望ましくはハウジングの内面に型成形された要素である。望ましくは、停止部材は逆止め部材と一体的であり、より望ましくは停止部材は同時に逆止め部材である。
本発明による環状投与量指示器は、内蔵型組立体を提供するために投薬キャニスタおよびアダプタと無関係に製造することができるため、有利である。それらを、場合によっては、投薬キャニスタの出口端または容器端に亙って指示器を摺動させることにより、投薬キャニスタの周囲に容易に取り付けることができる。これにより、指示器自体の製作および取扱いと、完全なディスペンサまたは投薬キャニスタ/指示器組立体の組立てと、が簡略化される。本発明による投与量指示器および特にそのいくつかの好ましい実施形態の部品の数が制限されるという意味で、製作もまた簡略化される。カウンタリングと駆動部材とが指示器のハウジング内に配置されまたは取り付けられるため、指示器の敏感な部品が保護され、所望の頑強性、操作の容易性および使用中の不正な変更に対する耐性が提供される。
使用時、本発明による投与量指示器は、投薬キャニスタの実質的に周囲かつ出口手段の上部に配置され、それにより、指示器を、トリガまたは呼吸作動機構がアダプタの支持体の近くまたは周囲に配置される、プレスアンドブリーズ型吸入器と呼吸作動式吸入器との両方において有利に使用することができる。また、容器の閉鎖端に向かって面する指示器の第1縁が容器の閉鎖端を越えて軸方向に延在しないように、指示器が投薬キャニスタの周囲に配置されるため、軸方向の寸法を増大させる必要を無くすことができ、それは特に携帯型吸入器において有利である。
本発明による投与量指示器を、さまざまなタイプの投薬キャニスタで容易に使用することができる。投与量指示器のいくつかの好ましい実施形態は、特に、フェルールの近くまたはそれに隣接して(出口部材から遠く)適用可能である場合、最外周の直径がフェルールおよび/または収縮部を有する容器の最外周の直径より大きい容器を有する投薬キャニスタとの使用に有利である。ここで、投与量指示器の部品、たとえばカウンタリングに対し、投薬キャニスタの外形に凹部によって形成された空間を有利に利用することができ、そのため、カウンタリングおよび/または指示器の全体寸法を、投薬キャニスタに関して最小限に維持することができる。投薬キャニスタの外形内に投与量指示器を含めることはまた、ディスペンサまたはアダプタを通過しかつそれらの内部における空気流への干渉が少なくなるというさらなる利点もあり得る。特に、かかるキャニスタと使用する場合、カウンタリングの最外周の直径は、容器の最外周の直径より小さいことが好ましい。
指示器の最外周(典型的には指示器のハウジングの最外周)の直径は、投薬キャニスタ、特に容器の最外周の直径より小さいか、それに等しいかまたは実質的に等しい(すなわち、±0.5mmまで、より好ましくは±0.03mmまで)。より好ましくは、指示器、特にハウジングの最外周は、投薬キャニスタの最外周に等しいかまたは実質的に等しい。
さらに、有利には、内蔵型キャニスタ/指示器組立体を提供するために、投与量指示器、特にハウジングを、投薬キャニスタの外面、好ましくは容器、または適用可能な場合は投薬キャニスタのフェルールの外面に固定することができる。
指示器が投薬キャニスタ(たとえば、キャニスタの容器および/またはキャニスタクロージャ手段)の実質的に周囲にかつキャニスタの出口部材の上部に配置される、内蔵型または単一ユニットとしての投薬キャニスタ/指示器組立体を提供することは、かかる組立体が望ましくは頑強であるため、特に有利である。さらに、かかる組立体は、完全なディスペンサの操作および組立てを望ましく容易にすることができる。特に、アダプタの支持ブロックへの出口手段の挿入は、投薬キャニスタの出口手段が投与量カウンタの部品によって妨げられないため、望ましくは、大規模組立体に対し、より重要なことには必要に応じて患者により容易になる。
したがって、本発明の別の態様によれば、キャニスタ/指示器組立体であって、
閉鎖端と開口端とを有する実質的に円柱状の容器を備える投薬キャニスタであって、容器の該開口端に、閉鎖位置と放出位置との間で移動可能な出口部材を備える投薬手段が備えられる、投薬キャニスタと、
投薬キャニスタの周囲に円周方向に取り付けられ投薬キャニスタの外面に固定される環状機械式投与量指示器であって、その際、指示器の第1縁が容器の閉鎖端に向かって面し、指示器の第2縁が投薬キャニスタの出口に向かって面し、それにより、キャニスタの少なくとも出口部材が、指示器の第2縁を越えて延在する、環状機械式投与量指示器と、
を備えるキャニスタ/指示器組立体が提供される。
好ましくは、指示器は、容器の外面に固定される。特に、指示器は、望ましくは、容器の外面に指示器の第1縁に近接して固定される。
好ましい実施形態は、フェルールにより容器に投薬手段が備えられ、該フェルールが典型的には容器の開口端近くに密封縁を有する、投薬キャニスタを備える。指示器は、好ましくは、フェルールまたは容器、より好ましくは容器の外面に取り付けられる。好ましくは、指示器の第2縁は、フェルールの密封縁の近く、より好ましくはそれに隣接して配置される。望ましくは、容器のその最外周の直径は、フェルールの最外周の直径より大きい。
好ましくは、指示器の最外周の直径は、投薬キャニスタ、特に容器の最外周より小さいか、それに等しいかまたは実質的に等しい(すなわち、±0.5mまで、より好ましくは±0.3mmまで)。
本発明によるキャニスタ/指示器組立体は、出口部材を受容するように適合されたソケットを有する支持ブロックを備え、容器と支持ブロックとが互いに対して相互に移動可能であることにより出口部材がその放出位置まで移動し、それにより容器から1回分の投与量が投薬される、アダプタとの使用に特に適している。
望ましくは、環状機械式投与量指示器は、実質的に円周方向のキャビティを画定する内面を有する環状ハウジングと、
キャビティ内に配置され、容器と支持ブロックとの直線相互移動に対して平行または実質的に平行な軸を中心とする回転によりハウジングに対して移動可能であるように構成されるカウンタリングと、
ハウジングの内面に取り付けられ、カウンタリングと係合し、カウンタリングの漸増する回転移動を駆動するように容器と支持ブロックとの相互移動の間に選択的に係合されるように構成される駆動部材と、
を備える。
本発明の別の態様は、一式の部品形態のキャニスタ/指示器組立体であって、
閉鎖端と開口端とを有する実質的に円柱状の容器を備える投薬キャニスタであって、容器の該開口端に、閉鎖位置と放出位置との間で移動可能な出口部材を備える投薬手段が備えられる、投薬キャニスタと、
投薬キャニスタの周囲に円周方向に取り付けられかつ投薬キャニスタの外面に固定されるように構成された環状機械式投与量指示器であって、その際、指示器の第1縁が容器の閉鎖端に向かって面し、指示器の第2縁が投薬キャニスタの出口に向かって面し、それにより、キャニスタの少なくとも出口部材が指示器の第2縁を越えて延在する、環状機械式投与量指示器と、
を備える。
本発明のさらなる態様は、閉鎖端と開口端とを有する実質的に円柱状の容器を備える投薬キャニスタとともに使用される環状機械式投与量指示器であって、容器の該開口端に閉鎖位置と放出位置との間で移動可能な出口部材を備える投薬手段が備えられ、投薬キャニスタの周囲に円周方向に取り付けられ投薬キャニスタの外面に固定されるように構成され、その際、指示器の第1縁が容器の閉鎖端に向かって面し、指示器の第2縁が投薬キャニスタの出口に向かって面し、それにより、キャニスタの少なくとも出口部材が、指示器の該第2縁を越えて延在する、環状機械式投与量指示器である。
本発明の別の態様では、複数回分の薬剤を投薬するディスペンサであって、上述したキャニスタ/指示器組立体と、投薬キャニスタの出口部材を受容するように適合されたソケットを有する支持ブロックを備えたアダプタと、を備え、容器と支持ブロックとが互いに対して相互に移動可能であることにより、出口部材がその放出位置に移動し、それにより容器から1回分の投与量が投薬される、ディスペンサが提供される。
望ましくは、アダプタ、特にその要素は、容器から投薬されるかまたは容器に残っている投与の回数の増分カウントを駆動するように容器と支持ブロックとの相互移動の間に、投与量指示器、特にその要素に選択的に係合するように構成される。
アダプタは、好ましくは、投与量指示器とキャニスタ/指示器組立体の容器の少なくとも一部とが配置可能であるチャンバを画定する、支持ブロックと反対側に延在する細長いまたは略円柱状部分を備える。望ましくは、キャニスタ/指示器組立体は、アダプタから可逆的に取外し可能である。特に、支持ブロックから遠くの円柱状部分の端部は妨げられず、キャニスタ/指示器組立体を、アダプタのチャンバに可逆的に挿入しかつそこから取り除くことができる。患者が投与量指示器、投薬キャニスタまたは恐らくはディスペンサの他の内部部品に接触するのを最小限にすることが望ましい状況があり得る。かかる場合、好ましくは、投与量指示器とより好ましくは容器全体の少なくとも一部とは上記チャンバ内に配置され、キャニスタ/指示器組立体はアダプタから取外し不可能であるかまたはアダプタ内に密封される。
好ましくは、アダプタは患者ポートを備え、支持体はソケットおよび患者ポートと開口連通するオリフィスを有する。患者ポートは、その洗浄および清掃を可能にするために分離可能であってもよい。アダプタが細長いまたは略円柱状部分を含む実施形態では、支持ブロックとオリフィスとの洗浄および清掃を容易にするために、分離可能部分には、好ましくは支持ブロックが含まれる。かかる実施形態では、望ましくは、投薬キャニスタ/指示器組立体は、アダプタの細長いまたは略円柱状部分内に取外し不可能に配置される。
ディスペンサは、薬剤の吸入、経鼻または舌下投薬に適した非加圧定量投与量ポンプスプレーディスペンサまたは加圧定量投与量ディスペンサであってもよい。このディスペンサは、好ましくは、加圧定量噴霧式吸入器、より好ましくはプレスアンドブリーズ型吸入器または呼吸作動式吸入器である。
本発明のこれらおよび他の特徴、態様および利点は、以下の説明、添付の特許請求の範囲および添付図面に関してより理解されるであろう。
本発明は、本明細書で説明する発明の特定かつ好ましい態様のすべての組合せを包含する、ということを理解しなければならない。
本発明のさまざまな態様がより理解されるために、最初に、本発明と使用するために適した例示的な投薬キャニスタについて、2つの例示的な従来アダプタとともに、以下に説明する。
図1a〜図1cにおいて、3つの例示的な投薬キャニスタを示す。投薬キャニスタ(10)は、典型的には、閉鎖端(2)、開口端(3、図示せず)および側壁(9)を有する、実質的に円柱状の容器(1)、特にエアゾール容器を備える。容器の開口端には、閉鎖位置と放出位置との間で移動可能な、細長い出口部材(5)、特に弁棒を有する、投薬手段(4)、特に投薬弁、より詳細には計量投与量弁が備え付けられている。この投薬手段は、通常、フェルール(6)により容器に取り付けられる。フェルールは、典型的には、圧着により容器に締着されるが、溶接、接着、スナップ嵌合、ネジ嵌合等の他の手段により容器に適当に締着されてもよい。フェルールという用語を、本明細書では、投薬手段の容器への取付けを可能にするために使用される、投薬キャニスタの任意の部品または要素を意味するように理解する。フェルールは、投薬手段の一体部品であってもよく、または別法として、たとえば取付リングまたはカップの形態の別個の部品であってもよい。別法として、フェルールは、容器の一体部品、たとえば、投薬手段の適当な要素の上に容器の開口端を圧着しまたは折り曲げることを可能にする容器の要素または拡張部であってもよい。締着(たとえば圧着)後、フェルールは、典型的には、容器の開口端近くの密封縁(7)(たとえば、折り曲げられた縁)と、しばしば容器の周囲(すなわち、容器の側壁(9)の周囲)の第2縁(8)とを示す。フェルールの密封縁(7)と細長い出口部材(5)との間に位置する投薬キャニスタの一部を、投薬キャニスタの鼻(14)と呼ぶ。投薬キャニスタの鼻の高さは、比較的平坦(容器に対する鼻の軸方向の高さの割合<1:28)、中間高さ(鼻対容器の高さの割合が1:6から1:28)から伸長した高さ(鼻対容器の高さの割合>1:6)まで変化してもよい。図1a〜図1cにおいて分かるように、フェルールの最外周の直径は、容器の最外周の直径より小さくてもそれに等しくてもそれより大きくてもよい。容器(1)は、図1aおよび図1bに示すように容器の閉鎖端から遠い(たとえばフェルールに近いかまたは隣接する)収縮部(11)と、容器の閉鎖端に向う対応する非収縮部(12)とを有してもよく、収縮部と非収縮部との間の境界(13)は、比較的明確であっても比較的連続的であってもよい。図1a〜図1cは、本発明における使用に適した3つの例示的な投薬キャニスタを示し、他の投薬キャニスタもまた使用に適している可能性がある、ということを理解しなければならない。
図2aおよび図2bは、2つの例示的なアダプタ(20)の垂直断面図を示す。図2aは、プレスアンドブリーズタイプ吸入器に使用される従来のアダプタを示し、図2bは、呼吸作動式吸入器に適した呼吸作動またはトリガ機構を有する従来のアダプタを示す。アダプタは、ソケット(22)を有する支持ブロック(21)を備える。たとえば投薬キャニスタを収容する図2bのアダプタを示す図3に示すように、投薬キャニスタ(10)の出口部材(5)(たとえば、定量投与量投薬弁の細長い弁棒の投薬端)は、ソケット(22)によって受容され、そのため支持ブロック(21)内に配置される。容器(1)と支持ブロック(21)とは、図3に「A」としてマークされた軸に沿って互いに対して相互に移動可能である。アダプタは、典型的には、マウスピース(23)等の患者ポートを含み、支持ブロックは、ソケットおよびマウスピース(23)と開口連通するオリフィス(24)を有する。アダプタはまた、典型的には、投薬キャニスタの容器(1)の少なくとも一部を収容するチャンバ(26)を画定する、支持ブロックの反対側に延在する細長いまたは略円柱状部分(25)を有する。容器を正しい位置に配置し支持するのを助けるために、円柱状部分のチャンバ内に、1つまたは複数のリブ(27)を配置してもよい。
図3を参照すると、図示するアダプタの呼吸作動機構は、マウスピース(23)内に枢着される羽根(31)とロッカ要素(32)とを備え、ロッカ要素(32)は(34)においてロッカに枢着される止め(33)を支持する。患者がマウスピースを通して吸入すると、吸入により羽根が枢動する。羽根(31)の湾曲面(35)と止め(33)の湾曲面(36)とは、協働するローラ面として効果的に作用する。羽根(31)が枢動することにより、湾曲面(35)が一方向に回転し、その結果止めの湾曲面(36)が反対方向に回転する。この止めの変位は、遮断位置から非遮断位置まで移動し、ロッカ要素(32)の枢動が可能になり、それにより、コッキング圧力(たとえば、患者が容器に対し下方に押圧する)の影響下で支持ブロック(21)に対する容器(1)の移動が可能になり、それによって弁が発射する。呼吸作動式機構については、引用をもって開示内容が本明細書内に包含されたものとするEP 147 028においてさらに述べられている。呼吸または吸入作動可能ディスペンサのさらなる例は、英国特許公開第1,269,554号、同第1,335,378号、同第1,392,192号および同第2,061,116号、ならびに米国特許第3,456,644号明細書、同第3,456,645号明細書、同第3,456,646号明細書、同第3,565,070号明細書、同第3,598,294号明細書、同第3,814,297号明細書、同第3,605,738号明細書、同第3,732,864号明細書、同第3,636,949号明細書、同第3,789,843号明細書および同第3,187,748号明細書とともに、国際公開第92/09323号パンフレット、同98/41254号パンフレットおよび同01/70313〜70317号パンフレットにおいて記載されている。
本発明によるキャニスタ/指示器組立体の好ましい実施形態の等角図を示す図4を参照すると、組立体(40)は、投薬キャニスタ(10)と2つの縁を有する環状機械式投与量指示器(50)とを備える。指示器(50)は、第1縁(51)が容器の閉鎖端(2)に向かって面し、第2縁(52)が投薬キャニスタの出口に向かって面するように投薬キャニスタの周囲に円周方向に取り付けられ、それによりキャニスタの少なくとも出口部材(5)が指示器の第2縁(52)を越えて延在する。ここで、出口部材と言う時、それは、投薬手段が停止している(すなわち、その閉鎖位置にある)時に外部に配置される出口部材の部分を言うと理解される。出口部材の全部分が指示器の第2縁を越えて延在することが好ましい。
適当には、フェルールにより、容器に投薬手段を備え付けてもよい。指示器の第2縁(52)は、好ましくは、フェルール(図4には図示せず)の密封縁の近くに、より好ましくは隣接して配置される。
図4に示す好ましい実施形態において理解することができるように、指示器(50)は、投薬キャニスタ(10)の外面、好ましくは容器(1)の外面(特に、容器の側壁(9)の外面)、より好ましくは容器の第1縁(51)に近接する容器の外面に直接固定される。
図4に示すように、指示器を、指示器の第1縁(51)に亙って延在する、指示器の外面(53)と上記第1縁に近接する容器の側壁の外面とに重なる接着剤付きフィルム(55)によって固定してもよい。別法として、指示器をフェルールの外面に固定してもよい。指示器を、シュリンクスリーブ、熱成形、圧着および溶接を含む他の手段によって適当に固定してもよい。別法として、指示器にその指示器を容器またはフェルールの外面に固定する把持部材を設けてもよい。指示器の不正な変更または分離を防止するために、指示器は、好ましくは実質的に非可逆的でありまたは実質的に永久的に固定される。接着剤またはより好ましくは接着剤付き(特に感圧接着剤付き)フィルムによって指示器を取り付けることが好ましい。適当な接着剤、特に感圧接着剤は、典型的には、特定の基材、たとえば指示器、容器、フェルール等に高接着性または永久的結合を提供するように選択される。接着剤付きフィルムの場合、適当なフィルム厚さは、0.05mm〜0.7mm、より好ましくは0.075〜0.5mmの範囲である。フィルムを、紙、プラスチック等の任意の適当な材料から作製してもよい。望ましくは、接着剤フィルムは、ラベルまたはテープの形態で提供され、より望ましくは、ラベルまたはテープに、投薬キャニスタに収容される製品に関するしるし(indicia)および/または患者が容器から投薬されまたは容器に残っている投与量の総量の指示を読むのを助けるしるしが設けられまたはプリントされる。
指示器の最外周の直径は、好ましくは投薬キャニスタの最外周の直径より小さいか、それに等しい(たとえば、図4の好ましい実施形態に示すように)、または実質的に等しい。より好ましくは、指示器の最外周の直径は、容器の最外周の直径に等しいかまたは実質的に等しい。
投薬キャニスタは、望ましくは容器を備え、容器は、特に容器の閉鎖端から遠くの収縮部と、容器の閉鎖端に向う非収縮部と、を有する。指示器の第1端は、望ましくは収縮部と非収縮部との間の境界に近いかまたは隣接する。フェルールを備える投薬キャニスタを備える好ましい実施形態では、望ましくは、容器の最外周の直径は、フェルールの最外周の直径より大きい。
図5および図6は、本発明による環状投与量指示器および本発明によるキャニスタ/指示器組立体で使用するために適した環状投与量指示器の好ましい実施形態の組立分解図と等角図とをそれぞれ示す。図5に示す好ましい実施形態によって例示するように、環状投与量指示器(50)は、典型的には3つの主部品、すなわち環状ハウジング(60)、カウンタリング(80)および駆動部材(90)を備える。
環状ハウジング(60)は、実質的に円周方向のキャビティを画定する内面(64)を有する。図5に示すように、ハウジングは好ましくは閉鎖リングの形態であるが、望ましい場合は、ハウジングは別法として開放リング形態(たとえば、3/4または7/8リング)を有してもよい。環状ハウジングの第1および第2縁(61、62)は、典型的には、互いに対して実質的に平行であり、概してハウジングの外周の周囲に連続的である。ハウジングは、たとえば製造の目的でかつ/または組立ての目的で縁(61、62)に沿って1つまたは複数の切欠部(65、66)を有してもよい。ハウジングの第1および第2縁(61、62)は、典型的には、指示器の第1および第2縁(51、52)を画定する。ハウジングの外面(63)は、典型的には指示器の外面(53)を画定する。ハウジングは、第2縁(62)に沿って折返しリップかまたは1つまたは複数の放射状突起(68)を有してもよい。
環状ハウジング(60)を、金属、プラスチック、またはこれらの材料の組合せ等、任意の適当な剛性の耐久性のある材料から作製してもよい。プラスチックは、好ましくは高精度成形により最終部品に成形することができ、そのため他の材料より製造に費用がかからない可能性があるため、好ましい。好ましくは、ハウジングは、透明または半透明プラスチックからなる。適当なプラスチックには、優れた衝撃強度、たとえば方法ISO 180−4Aによって確定されるように65KJ/m2以上、好ましくは70KJ/m2以上のIZOD衝撃強度を有する剛性で延性のポリマーがある。最適な成形のために、ポリマーは、望ましくは優れたメルトフロー挙動を示し、たとえば、約280℃の融解温度を有するポリマーは、望ましくは、ISO 1133によって確定されるように300℃、1.2kgで17〜30(好ましくは17〜22)cm3/10分のメルトボリューム・フローレートを示す。ポリカーボネートが好ましい。ハウジングには、望ましくは、窓(67)、任意に拡大窓が設けられる。窓を、ハウジングの切欠部として、ハウジングの研磨部として、またはハウジングのはめ込み窓として形成してもよい。
ハウジング(60)の内面(63)に、1つまたは複数の追加の、好ましくは一体型の、より好ましくは型成形部品を設けてもよい。たとえば、内面に、望ましくは、ハウジングの内面への駆動部材(90)の取付けを容易にするために軸受要素(70)が設けられる。ハウジングの内面には、望ましくは、カウンタリング(80)の支持および位置決めを容易にする環状隆起部(71)が設けられる。環状隆起部は、典型的には、ハウジングの第2縁(62)に向かって延在する2つの長手縁(72、73)を有し非連続的である。また、望ましくは、駆動部材の移動を容易にするために、制限部材(74)を設けてもよい。内面に、好ましくは、少なくとも1つの停止部材(75)が設けられる。図5および図6に示す好ましい実施形態は、3つの停止部材(75)を有し、1つ(図示する)は、切欠部(66)から遠くの第1縁(61)に向かって配置され、2つ(図示せず)は、第1縁に沿って切欠部(65)の2つの対の間に配置される。図6においてより分かるように、停止部材は、回転により移動可能なカウンタリングが、その回転の中心になる軸に沿って実質的に移動しないようにするために、カウンタリングと係合する。内面にはまた、望ましくは、カウンタリングに係合してカウンタリングが一方向に漸増して回転することができるようにする、典型的には1つまたは複数の歯の形態の少なくとも1つの逆止め部材(76)が設けられる。好ましくは、逆止め部材(76)は、停止部材(75)と一体的であり、より好ましくは、停止部材(75)は、同時に逆止め部材(76)である。停止部材および/または逆止め部材はまた、望ましくは、カウンタリングが駆動部材と係合するように付勢されるのを容易にする。
内面に設けられた部品を含むハウジングの厚さは、典型的には、0.9〜3mm、好ましくは1.1〜2.5mm、より好ましくは1.2〜1.7mm、最も好ましくは1.4〜1.6mmの範囲である。ハウジングの壁厚さ、すなわち内面に設けられた部品を除く厚さは、典型的には、0.3〜1.0mm、好ましくは0.4〜0.75mm、より好ましくは約0.4〜0.6mmの範囲であり、最も好ましくは約0.5mmである。
カウンタリング(80)は、内側(84)と外側(83)とを有する。カウンタリングは、図5に示すように、好ましくは閉鎖リングの形態であるが、望ましい場合は、別法として開放リング形態(たとえば、3/4または7/8リング)を有してもよい。図6において分かるように、カウンタリング(80)は、好ましくはカウンタリングの外側(83)がハウジングの内面(64)に隣接するように、ハウジング(60)のキャビティ内に配置される。カウンタリング(80)は、容器と支持体との直線状の相互の移動に対して平行なまたは略平行な軸(たとえば、図6に「A」として示す軸)を中心に回転することによりハウジング(60)に対して移動可能であるように構成される。カウンタリングの外側(83)は、望ましくは、投薬キャニスタの容器から投薬されたまたはそこに残っている投与量の総量の視覚的指示を提供する、ハウジングを通して見ることができるしるし(85)を備える。しるしは、適当にアルファベット、数字、英数字または色の記号であってもよく、投薬された投与量の連続したカウントアップまたはカウントダウンを提供するかまたは「満」、「空」等のより全般的な指示を提供する。
カウンタリングは、2つの縁(81、82)、すなわちハウジングの第1縁(61)に向う第1縁(81)とハウジングの第2縁(62)および駆動部材(90)に向う第2縁(82)とを有する。図5および図6において分かるように、カウンタリングは、望ましくは、カウンタリングの第2縁(82)に沿って歯のセット(86)を有し、歯のセット(86)のうちの1つまたは複数の歯は、駆動部材と係合している。歯のセット(86)における歯の数は、概して、指示器がともに使用される投薬キャニスタ、特に投薬キャニスタから投薬される投与の回数の関数である。概して、歯のセットには、220回の投与まで、より好ましくは190回の投与まで、さらにより好ましくは160回の投与まで、もっとも好ましくは130回の投与までのカウントを可能にするように、適当な数の歯を含む。望ましくは、第2縁に沿った歯のセット(86)は、カウンタリングの1回を越える完全な回転を防止するために、スペーサギャップおよび/またはスペーサブロック(87)を有する。開放リングの形態のカウンタリングが設けられる代替実施形態では、開放リングのギャップにより、1回を越える完全な回転を防止することができる。望ましくは、カウンタリングは、そのカウンタリングの第1縁(81)に沿って第2の歯のセット(88)を有する。第2の歯のセット(88)の1つまたは複数の歯は、好ましくは、停止部材(75)および/または逆止め(76)部材と係合している。当業者には理解されるように、指示器を、逆止め部材が、別法として第1の歯のセット(86)のうちの1つまたは複数の歯と係合することができるように構成してもよい。
カウンタリング(60)を、金属、プラスチックまたはこれら材料の組合せ等、任意の適当な剛性で耐久性のある材料から作製してもよい。この場合もまた、製造およびコストを考慮して、プラスチックが好ましい。好ましくは、カウンタリングは、プリンタブルポリマー(printable polymer)からなる。カウンタリングは、典型的には、高精度成形によって作製される。好ましくは、ポリマーは、優れたメルトフロー挙動を示し、たとえば、融解温度が約220〜225℃であるポリマーが、ISO 1133によって確定されるように250℃、2.16kgで25cm3/10分と45cm3/10分との間、好ましくは37〜42cm3/10分のメルトボリューム・フローレートを示す。ポリブチレンテレフタレート(PBT)ポリマーが好ましい。
カウンタリングの壁厚さは、典型的には、0.4〜2.0mm、好ましくは0.7〜1.5mm、より好ましくは0.90〜1.3mmの範囲であり、最も好ましくは約0.95である。
図6に示すように、ハウジングの内面(64)に駆動部材(90)が取り付けられる。駆動部材(90)は、カウンタリング(80)に係合し、特に駆動部材は、望ましくはカウンタリングの第1の歯のセット(86)の歯と係合する少なくとも1つのつめ(93)、好ましくは2つ以上のつめを含む。後により詳細に説明するように、駆動部材は、カウンタリングの漸増する回転移動を駆動するように、容器と支持ブロックとの相互移動の間に、特にアダプタにより、より詳細にはその要素により、選択的に係合されるように構成される。特に、図5によりよく示すように、駆動部材は、好ましくは、V字形のばね部(91)を有し、これは、バネ部から遠くの端部につめ、好ましくは2つのつめ(93)が設けられた浅いU字形部(92)と一体的である。
図5および図6の好ましい投与量指示器の駆動部材は、適当な駆動部材の1つのあり得る形態を表す、ということを理解すべきである。適当な駆動部材を、カウンタリングと係合するために1つまたは複数のつめを有する種々の適当な形態で設けてもよい。
駆動部材(90)を、金属、プラスチック、またはこれらの材料の組合せ等の任意の適当な耐久性のある材料から、好ましくはプラスチックから作製してもよい。最適な成形、好ましくは高精度成形のために、ポリマーは、望ましくは、優れたメルトフロー特性を示す。適当なポリマーには、2500MPa以上、好ましくは3000MPa以上のヤング率(ISO 527第1部および第2部によって確定されるように)と、4%以上、好ましくは5.5%以上の引張破断伸び(ISO 527第1部および第2部によって確定されるように)と、を有するポリマーがある。好ましいのはPBT、ポリオキシメチレン(POM)およびLCPポリマーである。望ましくは、各駆動部材、ハウジングおよびカウンタリングの材料は、駆動部材とハウジングおよびカウンタリング各々との間の摩擦挙動が低く、好ましくは基板・基板摩擦係数が0.3以下であるように選択される。
典型的には厚さがカウンタリングと実質的に等しい駆動部材の厚さは、概して0.4〜2.0mm、好ましくは0.7〜1.5mm、より好ましくは0.90〜1.3mm、最も好ましくは約0.95〜1.0mmの範囲である。
図5および図6に示す好ましい指示器の組立体では、駆動部材は、そのばね部(91)とつめ支持部(92)との接合点において軸受要素(70)に取り付けられる。ばね部(91)の端部(95)は、隆起部(71)の長手縁(72)に対して配置され、つめ支持部(92)は、制限部材(74)に隣接しかつ実質的にその周囲に配置される。そして、カウンタリングを1つまたは複数の停止部材(75)に亙って摺動させることにより、カウンタリング(80)はハウジング(60)のキャビティ内に挿入される。ハウジング(60)の第1縁(61)に沿った切欠部(65)は、外側に偏向することによりカウンタリング(80)の挿入を容易にする。一旦カウンタリング(80)が停止部材(75)を越えて挿入され駆動部材(90)と係合すると、停止部材により、リングは軸「A」に沿って実質的に直線状に移動しない。
図7は、キャニスタ/指示器組立体の好ましい実施形態の部分断面図を示す。特に、図7は、図5および図6に示すように図1aに示すタイプの投薬キャニスタに取り付けられ固定された好ましい投与量指示器組立体を示す。図7から理解することができるように、環状投与量指示器(50)は、投薬キャニスタに亙り、特に投薬キャニスタの出口端に亙って摺動させることによって投薬キャニスタ(10)に取り付けられる。指示器、特にハウジング(60)は、投薬キャニスタ(10)の外面、特に容器(1)の側壁に、指示器およびハウジングの第1端(51、61)に近接して、望ましくは上述した方法に類似する方法で接着剤付きフィルム(55)によって固定される。指示器ハウジング(60)は、有利には、投薬キャニスタに対して固定されており、そのためキャニスタ/指示器組立体の全体的な頑強性および取扱性が向上する。指示器およびハウジングの第1縁(51、61)は、望ましくは、容器の収縮部と非収縮部との間の境界(13)近くに配置される。指示器およびハウジングの第2縁(52、62)は、望ましくは、フェルール(6)の密封縁(7)に隣接して配置される。指示器をフェルールの密封縁に隣接して位置決めするのを容易にするために、ハウジング(60)の第2縁(62)に、望ましくは1つまたは複数の放射状突起(68)を設けてもよい。これらの突起は、有利には、製造された組立体が容器と支持ブロックとの間の指定されたカウンタ作動移動の狭い範囲内で動作するように、指示器と作動ピンとの相対位置を制御するのを助ける基準を提供することにより位置決めを容易にする。図7において分かるように、カウンタリング(80)は、望ましくは、容器(1)の一部(特に収縮部)とフェルール(6)の一部との周囲に配置される。カウンタリングの内側は、望ましくは、容器およびフェルールの外面に隣接する。代替的な好ましい実施形態では、カウンタリングを、容器の一部のすぐ周囲に配置してもよい。図7に示す好ましい実施形態の駆動部材(90)は、フェルール(6)の外面に隣接して配置される。
図7に示す実施形態では、鼻(14)と出口手段(5)とはともに、指示器の第2縁を越えて延在する。代替的な好ましい実施形態では、指示器およびハウジングの第2縁を、出口手段に隣接する鼻の縁のレベル(または高さ)に近いかまたは隣接するレベル(または高さ)で投薬キャニスタの周囲に配置してもよい。カウンタリングを、望ましくは、フェルールの一部の周囲かまたは鼻の一部の周囲に配置してもよく、後者は、投薬キャニスタが伸長した鼻を有する場合に特に有利である。
図7に示すように、有利には、指示器(50)特にハウジング(60)の最外周の直径は、容器の最外周の直径に等しい(または実質的に等しい)。環状投与量指示器のカウンタリングが容器および/またはフェルールの一部の周囲に配置される実施形態の場合、カウンタリングの内径は、典型的には、フェルールの最外周の直径より大きい。カウンタリングが鼻の周囲に配置される実施形態では、カウンタリングの内径は、フェルールの直径より小さくてもよい。しかしながら、かかる実施形態では、カウンタリングがフェルールの最外周の直径より大きいことが好ましい。より詳細には、カウンタリングを製造するのを容易にするために、最外周の直径が容器の最外周の直径に等しいかまたは実質的に等しい指示器およびハウジングを提供しながら、カウンタリングの外径が可能な限り大きいことが好ましい。
投与量指示器およびそのそれぞれの部品の寸法(たとえば、外径および内径、高さ等)は、指示器が取り付けられる特定の投薬キャニスタの寸法を考慮して選択される、ということを理解しなければならない。投与量指示器のあり得る寸法の一例を提供するために、以下では、図7に示すような投薬キャニスタおよび投与量指示器を参照する。たとえば、容器(1)の最外周の直径は24.5mmであり、フェルール(6)の最外周の直径は21mmであり、指示器/ハウジング(50、60)の最内周(任意の放射状突起(68)は除く)の適当な直径は、約21.1mm以上であり、好ましくは約21.1〜約21.3mmである。指示器/ハウジング(50、60)の最外周の適当な直径は、約24.0〜約25mmであり、好ましくは約24.2〜24.8mmである。境界(13)とフェルールの密封縁(7)との間の軸方向間隔が16.6mmであり、容器の収縮部の軸方向高さが10.6mmであるキャニスタの場合、ハウジングの適当な軸方向高さは、約12〜約14.8mmであり、好ましくは約14〜14.4mmであり、カウンタリングの適当な高さは、約4.5〜約4.9mmである。
本発明による投与量指示器は、フェルールの最外周の直径が容器の最外周の直径より小さい投薬キャニスタと使用するために特に有利であるが、指示器は、対応するフェルール直径が容器の最外周の直径に等しいかまたはそれより大きい投薬キャニスタと使用する場合も有利であり得る。
図8aおよび図8bは、本発明による、2つの好ましいディスペンサ(100)、特にそれぞれプレスアンドブリーズ型吸入器と呼吸作動式吸入器の垂直断面図を示し、各ディスペンサは、図7のアダプタとキャニスタ/指示器組立体とを備える。
アダプタ(20)は、投薬キャニスタ(10)の出口部材(5)を受容するように適合されたソケット(22)を有する支持ブロック(21)を備える。容器(1)と支持ブロック(21)とは、直線軸(「A」としてマーク)に沿って互いに対して相互に移動可能であり、そのため出口部材がその放出位置まで移動し、それによって、容器から投与量が投薬される。アダプタは、望ましくは、患者ポート、特にマウスピース(23)を有し、支持体は、ソケットおよびマウスピース(23)と開口連通するオリフィス(24)を有する。アダプタは、望ましくは、チャンバ(26)を画定する、支持ブロックとは反対側に延在する細長いまたは略円柱状部分(25)を有し、チャンバ(26)内では、投与量指示器(50)と投薬キャニスタの容器(1)の少なくとも一部が配置されまたは配置可能である。図8aおよび図8bから理解することができるように、キャニスタ/指示器組立体は、アダプタから可逆的に取外し可能である。特に、支持ブロックから遠くの細長いまたは略円柱状部分の端部は遮られておらず、キャニスタ/指示器組立体を、可逆的に、アダプタのチャンバに挿入しかつそこから取り除くことができる。図8bに示すように、アダプタは、望ましくは、呼吸作動式吸入器を提供する呼吸作動機構を有してもよい。(図8bに示す呼吸作動式機構の部品および動作原理については、図3に示す呼吸作動式吸入器に関して上述している。)
図2aおよび図2bに示す従来のプレスアンドブリーズ型吸入器および呼吸作動式吸入器アダプタと比較すると、図8aおよび図8bに示す好ましいディスペンサのアダプタは最小限の構造的変更を示すことが分かる。アダプタ(20)、特にアダプタの細長いまたは略円柱状部分(25)には、望ましくは、ディスペンサの使用者が、投薬キャニスタの容器から投薬されたまたはそこに残っている投与量の総量に関するしるしを読むことができるようにする窓(28)が設けられる。人間工学的な理由で、アダプタ(28)の窓は、望ましくはアダプタの正面、すなわち患者ポートが配置されまたは配置可能なアダプタの面に位置決めされる。
望ましくは、アダプタ特にその要素は、容器から投薬されたかまたは容器に残っている投与の回数の増分カウントを駆動するために容器と支持ブロックとの相互移動の間に、投与量指示器特に駆動部材に選択的に係合するように構成される。特に、アダプタには、有利には、作動ピン(29)が典型的にはアダプタの型成形された要素として設けられる。図8aに示す実施形態では、作動ピン(29)は、リブ(27)の拡張部として設けられる。図8aおよび図8bに示す実施形態では、作動ピン(29)は、アダプタの成形要素として設けられるが、作動ピン(29)が投与量指示器自体の一部を形成する他の実施形態を考えることができる。
キャニスタ/指示器組立体(40)の出口部材(5)が支持ブロック(21)のソケット(22)に挿入されると、作動ピン(29)が、たとえば、ハウジングの第2縁(62)の切欠部(66)を通過して(図5を参照)投与量指示器内に受容される。容器と支持ブロックとの相互の直線移動(軸「A」に沿った)の間、作動ピン(29)特に作動ピンの頭部は、カウンタリングの漸増する回転移動を駆動するように駆動部材に選択的に係合する。これは、図9a〜図9dを参照することによりより理解される。これらの図は、さまざまな投薬位置、すなわち、停止すなわち閉鎖位置、閉鎖位置と最終放出位置との間の遷移位置、最終放出位置および再び閉鎖位置における、駆動部材の部分における投与量指示器と作動ピンとの拡大図を示す。
図9aに示すように、停止位置では、作動ピン(29)の頭部は、駆動部材(90)のつめ支持部(92)の傾斜受容面(96)に隣接した位置に配置される。駆動部材のつめ(93)は、カウンタリング(80)の第1の歯のセット(86)の歯と係合し、2つの歯の形態の逆止め部材(76)(この好ましい実施形態では、同時に停止部材(75)である)は、第2の歯のセット(88)の歯と係合する。出口部材がその放出位置まで移動することができるように、投薬キャニスタの容器がアダプタの支持ブロックに向かって移動するに従い、投与量指示器は作動ピン(29)に向かって移動し、それによって作動ピンの頭部が投与量指示器に対し駆動部材(90)の受容面(96)に向かって移動しそれと係合する(図9bを参照)。作動ピン(29)の頭部が受容面(96)に沿って移動すると、駆動部材(90)、特にそのつめ支持部(92)は、作動ピンの移動に対して実質的に垂直な方向に摺動するよう付勢される。そして、この駆動部材の移動により、カウンタリング(80)の回転移動が付勢される。制限部材(73)は、望ましくは、特に駆動部材の過度な移動と相応じてカウンタリングの過度な回転とを防止するために、駆動部材の摺動移動を容易にする。カウンタリングの過度な回転を防止することはまた、逆止め部材(76)によっても容易にされる。図9bおよび図9cに示すように、カウンタリングの回転中、逆止め部材が最初に係合していた第2の歯のセット(88)の歯が逆止め部材を通過して移動し、それにより、逆止め部材は最終放出位置において次の歯と係合する。図示するように、作動ピンと逆止め部材との間のカウンタリング上に圧搾作用があることにより、逆止め部材の各歯の傾斜面の角度は、望ましくは、水平位置に対し、駆動部材の受容面の角度より小さい。
停止位置に戻ると(投薬キャニスタの容器が支持ブロックから離れる方向に移動すると)、投与量指示器は、作動ピン(29)から離れる方向に移動し、それにより作動ピンの頭部は、相対移動により、駆動部材(90)の受容面(96)に隣接するその元の位置に戻る(図9dを参照)。駆動部材(90)のばね部(91)に対する引張が解放され、駆動部材、特にそれに対するつめ支持部(92)が、反対方向に摺動することが可能となり、そのため、つめ(93)が移動してカウンタリング(80)の第1の歯のセット(86)の次の歯と係合する。この移動中、カウンタリング(80)の第2の歯のセット(88)の歯と係合する逆止め部材(76)は、望ましくは、カウンタリングが回転移動しないようにするのに役立つ。
図10は、ディスペンサ、特にコッキング機構が設けられた呼吸作動式吸入器の別の好ましい実施形態の垂直断面図を示す。このディスペンサは、図8bに示すディスペンサと類似する。ディスペンサ(100)はさらに、たとえばネジ結合(129)により、容器の閉鎖端に亙ってアダプタ(20)、特にその細長いまたは略円柱状部分(25)上に取り付けることができるスリーブ(127)およびクラウン(128)から形成されるハウジング(126)を備える。指示器(50)および/または呼吸作動式トリガ機構の不正な変更を防止するために、ハウジングを、望ましくは、密封しまたはたとえば溶接、接着剤により、または一方向スナップ嵌合接続により非可逆的にアダプタ上に結合してもよい。かかる実施形態では、投薬キャニスタ/指示器組立体をアダプタから取り除くことができない。コッキング機構は、バネガイド(132)によって促進されるバネ(131)に対して作用するレバー(130)を備える。図10は、用意する前の位置にあるディスペンサを示す。レバーを枢動させると、エアゾール容器に下方向圧力が印加され、ディスペンサの呼吸作動発射に対するコッキング力が提供される。ディスペンサは、マウスピース(23)のための保護カバー(133)を有してもよい。
図11は、ディスペンサ、特にプレスアンドブリーズタイプの吸入器の別の好ましい実施形態の垂直断面図を示す。このディスペンサは、図8aに示すディスペンサに類似するが、この実施形態では、ディスペンサ(100)は、容器の閉鎖端に亙ってアダプタ(20)に、特にその細長いまたは略円柱状部分(25)上に取り付けられ、好ましくは非可逆的に取り付けられるキャップ(135)を備える。その際、キャップの少なくとも一部は軸「A」に沿って移動可能であるように取り付けられ、それによってディスペンサの使用者は、1回分の投与量を投薬するために、投薬キャニスタ(10)、特に容器(1)を支持ブロック(21)に向かって押下することができる。図11に示す実施形態では、キャップがアダプタから分離しないように、キャップの接続端は、好ましくは、アダプタ、特にその細長いまたは略円柱状部分の対応する(典型的には内側に折り返された)環状縁(137)に接続された、外側に折り返された環状縁(136)を備える(この種の結合は、概して、一方向スナップ嵌合結合として理解される)。このように、キャニスタ/指示器組立体は、アダプタ内に取外し不可能であるように配置される。アダプタ、特に細長いまたは略円柱状部分の内面に、望ましくは案内部または凹部(138)が設けられることにより、キャップの軸方向の並進が可能になる。このため、使用時、容器およびキャップが支持ブロックに向かって下方に押圧されると、キャップの環状縁(136)が案内部(138)内を下方に移動する。空気流のために、キャップにかつ/またはアダプタに支持ブロックに近接してスリット(139、図示せず)を設けてもよい。
図12aおよび図12bは、ディスペンサ、特にプレスアンドブリーズタイプの吸入器のさらなる好ましい実施形態の垂直断面図を示す。図12aに示すディスペンサは、図7に示すタイプのキャニスタ/指示器組立体(40)と、2つの部分、すなわち支持部(220)と投薬キャニスタ・支持器組立体(40)を受容するように適合されたチャンバまたはキャビティを画定する細長いまたは略円柱状部分またはスリーブ(225)とを備えるアダプタ(20)と、を備える。患者ポート、特にマウスピース(23)と、投薬キャニスタ(10)の出口部材を受容するように適合されたソケットとソケットおよびマウスピースと開口連通するオリフィス(24)とを有する支持ブロック(21)と、を備える支持部(220)は、可逆的に取付可能かつ取外し可能である。これは、支持部が取り外されたディスペンサを示す図12bにおいてもっともよく分かる。図12aおよび図12bから理解することができるように、支持部(220)は、出口部材(5)を支持部のソケットブロック(21)に挿入しかつそこから取り除くことによりディスペンサに取り付けられかつディスペンサから取り外される。支持部は、典型的には、出口部材(5)とソケットブロックのソケット(22)との間の干渉嵌合により適所に固定して保持される。支持部を細長いまたは略円柱状部分に対して位置決めするのを容易にするために、1つまたは複数の位置決めガイドを設けてもよい。たとえば、支持部(221)は、支持部が取り付けられるかまたは再度取り付けられる際に細長いまたは略円柱状部分(225)に設けられるガイドピン(226)を受容するように適合されるガイドスロット(221)を有してもよい。別法としてまたはそれと結合して、細長いまたは略円柱状部分に、支持部が取り付けられるかまたは再度取り付けられる際にソケットブロックに設けられるガイドノッチ(222)を受容するように適合されたガイド溝(227)を設けてもよい。
図12aおよび図12bに示すように、支持部が取り外される際に細長いまたは略円柱状部分内にキャニスタ/指示器組立体を保持するのを容易にするために、チャンバの内面に1つまたは複数の伸長部(228)が設けられる。指示部の取外しおよび再取付け中に、投薬キャニスタは典型的には発射されて1回分の投与量を投薬し、それが指示器によってカウントされる。図12aおよび図12bに示すように、ディスペンサは、好ましくは、容器の閉鎖端に亙って細長いまたは円柱状部分(225)上に非可逆的に取り付けられたキャップ(135)を備える。その際、キャップの少なくとも一部が軸「A」に沿って移動可能であるように取り付けられ、それによりディスペンサの使用者は、1回分の投与量を投薬するために投薬キャニスタ(10)、特に容器(1)を支持ブロック(21)に向かって押下することができる。(キャップ、その要素等については、図11に示すディスペンサ実施形態に関連して上述した。)空気流に対し、キャップにかつ/またはアダプタに支持ブロックに近接してスリット(139)を設けてもよい。このように、投薬キャニスタ/指示器組立体は、有利には、アダプタの細長いまたは円柱状部分内に取外し不可能に配置され、そのため望ましくはたとえば不正な変更から保護されるが、患者ポートおよび支持ブロックを含むアダプタの支持部は、有利には清掃等のためにディスペンサから分離可能である。
本発明によるディスペンサは、たとえば鼻または経口吸入による肺への投薬に適した、薬剤、特に医薬用エアゾール製品の投薬に適している。
本発明による特に好ましい実施形態の本開示は、単に例示の目的のためであり、本発明は、その変更形態、変形形態および改良形態まで拡張する、ということが理解されよう。
本発明で使用するために適した例示的な投薬キャニスタの等角図を示す。 本発明で使用するために適した例示的な投薬キャニスタの等角図を示す。 本発明で使用するために適した例示的な投薬キャニスタの等角図を示す。 例示的な従来のアダプタ、すなわちプレスアンドブリーズタイプ吸入器用のアダプタの垂直断面図を示す。 例示的な従来のアダプタ、すなわち呼吸作動式吸入器用のアダプタの垂直断面図を示す。 投薬キャニスタを有する、呼吸作動式吸入器、すなわち図2bのアダプタの垂直断面図である。 キャニスタ・吸入器組立体の好ましい実施形態の等角図を示す。 環状投与量指示器の好ましい実施形態の組立分解図を示す。 図5に示す好ましい環状投与量指示器の等角図を示す。 キャニスタ/指示器組立体の好ましい実施形態を提供する、図1aに示すタイプの投薬キャニスタに取り付けられ付着される、図5および図6に示す好ましい環状投与量指示器の断面図を示す。 図7に示すキャニスタ/指示器組立体を備えるディスペンサの好ましい実施形態の垂直断面図を示す。 図7に示すキャニスタ/指示器組立体を備えるディスペンサの好ましい実施形態の垂直断面図を示す。 さまざまな投薬位置における投与量指示器の駆動部材の部分を示す、図8aおよび図8bに示す好ましいディスペンサの拡大部分図を表す。 さまざまな投薬位置における投与量指示器の駆動部材の部分を示す、図8aおよび図8bに示す好ましいディスペンサの拡大部分図を表す。 さまざまな投薬位置における投与量指示器の駆動部材の部分を示す、図8aおよび図8bに示す好ましいディスペンサの拡大部分図を表す。 さまざまな投薬位置における投与量指示器の駆動部材の部分を示す、図8aおよび図8bに示す好ましいディスペンサの拡大部分図を表す。 ディスペンサのさらに好ましい実施形態の垂直断面図を示す。 ディスペンサの別の好ましい実施形態の垂直断面図を示す。 ディスペンサのさらなる好ましい実施形態の垂直断面図を示す。 ディスペンサのさらなる好ましい実施形態の垂直断面図を示す。

Claims (20)

  1. ディスペンサとともに使用される環状投与量指示器であって、該ディスペンサは、(a)閉鎖端と開口端とを有する実質的に円柱状の容器を備え、該容器の該開口端に、閉鎖位置と放出位置との間で移動可能な出口部材を有する投薬手段を装備している投薬キャニスタと、(b)該出口部材を受容するようになっているソケットを有する支持ブロックを備え、前記容器と前記支持ブロックとが、相互的に相対移動可能であって、該出口部材をその放出位置に移動させ、それにより該容器から1回の投与量を分配させるようになっているアダプタとを備える、環状投与量指示器において、
    実質的周方向のキャビティを画定する内面を有する環状ハウジングと、
    該キャビティ内に配置され、容器と支持ブロックとの直線相互移動に対し平行または実質的平行な軸を中心とする回転により、該ハウジングに対して移動可能であるように構成されたカウンタリングと、
    該ハウジングの該内面に取り付けられ、該カウンタリングに係合し、該カウンタリングの漸増する回転移動を駆動するように容器と支持ブロックとの相互移動の間に選択的に係合されるように構成された駆動部材と、
    を具備し、
    前記投薬キャニスタの周囲に摺動自在に取付可能であって、指示器の第1縁が前記容器の前記閉鎖端に対面するとともに、指示器の第2縁が前記投薬キャニスタの前記出口に対面し、それにより、該投薬キャニスタの少なくとも前記出口部材が指示器の該第2縁を越えて延在するように構成される、環状投与量指示器。
  2. 前記カウンタリングが前記容器の一部の周囲に配置可能であるように構成される、請求項1に記載の環状投与量指示器。
  3. 指示器の最外周が、前記投薬キャニスタの最外周の直径より小さいか、それに等しいかまたは実質的に等しい、請求項1または2に記載の環状投与量指示器。
  4. 投薬キャニスタ/指示器組立体であって、
    閉鎖端と開口端とを有する実質的に円柱状の容器を備える投薬キャニスタであって、該容器の該開口端に、閉鎖位置と放出位置との間で移動可能な出口部材を有する投薬手段を装備している投薬キャニスタと、
    該投薬キャニスタの周囲に周方向に取り付けられて、該投薬キャニスタの外面に固定される環状機械式投与量指示器であって、該指示器の第1縁が該容器の該閉鎖端に対面するとともに、該指示器の第2縁が該投薬キャニスタの該出口に対面し、それにより、該キャニスタの少なくとも該出口部材が該指示器の該第2縁を越えて延在するように構成される環状機械式投与量指示器と、
    を具備するキャニスタ/指示器組立体。
  5. 前記指示器が、前記容器の外面に固定される、請求項4に記載のキャニスタ/指示器組立体。
  6. 前記指示器が、前記容器の前記外面において該指示器の前記第1端に近接して固定される、請求項5に記載のキャニスタ/指示器組立体。
  7. 前記出口部材を受容するようになっているソケットを有する支持ブロックを備え、前記容器と前記支持ブロックとが相互的に相対移動可能であって、前記出口部材をその放出位置に移動させ、それにより該容器から1回の投与量を分配させるようになっているアダプタとともに使用され、前記指示器が、
    実質的円柱状のキャビティを画定する内面を有する環状ハウジングと、
    該キャビティ内に配置され、容器と支持ブロックとの直線相互移動に対して平行または実質的平行な軸を中心とする回転により、該ハウジングに対して移動可能であるように構成されるカウンタリングと、
    該ハウジングの該内面に取り付けられ、該カウンタリングと係合し、該カウンタリングの漸増する回転移動を駆動するように容器と支持ブロックとの相互移動の間に選択的に係合されるように構成される駆動部材と、
    を備える、請求項4〜6のいずれか1項に記載のキャニスタ/指示器組立体。
  8. 前記カウンタリングが、前記容器の一部の周囲に配置される、請求項7に記載のキャニスタ/指示器組立体。
  9. パーツキット形態のキャニスタ/指示器組立体であって、
    閉鎖端と開口端とを有する実質的に円柱状の容器を備え、該容器の該開口端に、閉鎖位置と放出位置との間で移動可能な出口部材を有する投薬手段を装備している、投薬キャニスタと、
    該投薬キャニスタの周囲に周方向に取り付けられて、該投薬キャニスタの外面に固定され、前記指示器の第1縁が該容器の該閉鎖端に対面するとともに、該指示器の第2縁が該投薬キャニスタの該出口に対面し、それにより、該キャニスタの少なくとも該出口部材が該指示器の該第2縁を越えて延在するように構成される、環状機械式投与量指示器と、
    を具備するキャニスタ/指示器組立体。
  10. 前記指示器の最外周の直径が、前記投薬キャニスタの最外周の直径より小さいか、それに等しいかまたは実質的に等しい、請求項4〜9のいずれか1項に記載のキャニスタ指示器組立体。
  11. 閉鎖端と開口端とを有する実質的に円柱状の容器を備え、該容器の該開口端に、閉鎖位置と放出位置との間で移動可能な出口部材を有する投薬手段を装備している投薬キャニスタとともに使用される環状機械式投与量指示器であって、該投薬キャニスタの周囲に周方向に取り付けられて、該投薬キャニスタの外面に固定され、指示器の第1縁が該容器の該閉鎖端に対面するとともに、指示器の第2縁が該投薬キャニスタの出口に対面し、それにより、該キャニスタの少なくとも該出口部材が指示器の該第2縁を越えて延在するように構成される、環状機械式投与量指示器。
  12. 前記指示器の最外周の直径が、前記投薬キャニスタの最外周の直径より小さいか、それに等しいかまたは実質的に等しい、請求項11に記載の環状機械式投与量指示器。
  13. 複数回の薬剤を分配するディスペンサであって、請求項4〜8のいずれか1項に記載のキャニスタ/指示器組立体と、前記投薬キャニスタの前記出口部材を受容するように適合されたソケットを有する支持ブロックを備え、前記容器と前記支持ブロックとが相互的に相対移動可能であって、該出口部材をその放出位置に移動させ、それにより該容器から1回の投与量を分配させるようになっているアダプタと、を具備するディスペンサ。
  14. 前記アダプタが、前記容器から分配されたかまたは該容器に残っている投与の回数の増分カウントを駆動するように、該容器と前記支持ブロックとの相互移動の間に前記投与量指示器に選択的に係合するように構成される、請求項13に記載のディスペンサ。
  15. 前記アダプタが、前記支持ブロックとは反対側に延在してチャンバを画定する伸長形または略円柱状の部分をさらに備え、前記投与量指示器と前記キャニスタ/指示器組立体の前記容器の少なくとも一部とが該チャンバ内に配置可能である、請求項13または14に記載のディスペンサ。
  16. 前記キャニスタ/指示器組立体が、前記アダプタから可逆的に取外し可能である、請求項15に記載のディスペンサ。
  17. 前記投与量指示器と前記キャニスタ/指示器組立体の前記容器の少なくとも一部とが、前記チャンバ内に配置され、該キャニスタ/指示器組立体が前記アダプタから取外し不可能である、請求項15に記載のディスペンサ。
  18. 前記アダプタが患者ポートをさらに備え、前記支持体が、前記ソケットおよび該患者ポートと開口連通するオリフィスを有する、請求項13〜17のいずれか1項に記載のディスペンサ。
  19. 前記患者ポートが、前記アダプタから分離可能である、請求項18に記載のディスペンサ。
  20. 前記患者ポートと前記支持ブロックとを有する前記アダプタの一部が、該アダプタから分離可能である、請求項19に記載のディスペンサ。
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