JP2006511891A - トランザクションを確立するための集積回路および方法 - Google Patents
トランザクションを確立するための集積回路および方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006511891A JP2006511891A JP2005501005A JP2005501005A JP2006511891A JP 2006511891 A JP2006511891 A JP 2006511891A JP 2005501005 A JP2005501005 A JP 2005501005A JP 2005501005 A JP2005501005 A JP 2005501005A JP 2006511891 A JP2006511891 A JP 2006511891A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- module
- network
- integrated circuit
- single response
- modules
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L65/00—Network arrangements, protocols or services for supporting real-time applications in data packet communication
- H04L65/60—Network streaming of media packets
- H04L65/61—Network streaming of media packets for supporting one-way streaming services, e.g. Internet radio
- H04L65/611—Network streaming of media packets for supporting one-way streaming services, e.g. Internet radio for multicast or broadcast
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L12/00—Data switching networks
- H04L12/02—Details
- H04L12/16—Arrangements for providing special services to substations
- H04L12/18—Arrangements for providing special services to substations for broadcast or conference, e.g. multicast
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L12/00—Data switching networks
- H04L12/02—Details
- H04L12/16—Arrangements for providing special services to substations
- H04L12/18—Arrangements for providing special services to substations for broadcast or conference, e.g. multicast
- H04L12/1886—Arrangements for providing special services to substations for broadcast or conference, e.g. multicast with traffic restrictions for efficiency improvement, e.g. involving subnets or subdomains
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L65/00—Network arrangements, protocols or services for supporting real-time applications in data packet communication
- H04L65/1066—Session management
- H04L65/1069—Session establishment or de-establishment
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L65/00—Network arrangements, protocols or services for supporting real-time applications in data packet communication
- H04L65/60—Network streaming of media packets
- H04L65/75—Media network packet handling
- H04L65/765—Media network packet handling intermediate
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L9/00—Cryptographic mechanisms or cryptographic arrangements for secret or secure communications; Network security protocols
- H04L9/40—Network security protocols
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Computer Security & Cryptography (AREA)
- Business, Economics & Management (AREA)
- General Business, Economics & Management (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
- Hardware Redundancy (AREA)
- Computer And Data Communications (AREA)
Abstract
集積回路(IC)は、ネットワークと、このネットワークを介して互いに通信するようになっている複数のモジュール(M1,M2,M3)とを備えている。第1のモジュール(M1)は複数の要求(REQ)を少なくとも1つの第2のモジュール(M2,M3,Mn)に対して送り、第2のモジュールは要求の実行の結果を示す個々の応答を第1のモジュールに対して送る。集積回路(IC)は、第2のモジュール(M2,M3,Mn)からの個々の応答(RESP2,RESP3,・・・,RESPn)に応じて第1のモジュール(M1)への単一応答(SRESP)を送ることができるネットワークを備えている。単一応答(SRESP)は、少なくとも1つの第2のモジュールが要求(REQ)を実行したこと、あるいは、少なくとも1つの第2のモジュール(M2,M3,Mn)において特定のエラーが発生したことを示すことができる。また、単一応答(SRESP)は、どのタイプのエラーが第2のモジュール(M2,M3,Mn)において発生したかを示すこともできる。様々なエラーが発生した場合、単一応答(SRESP)は、どのエラーが最も深刻なエラーであるか或いは全てのエラーの情報を示すことができる。
Description
本発明は、ネットワークと、このネットワークを介して互いに通信するように構成されている複数のモジュールとを備え、前記ネットワークは第1のモジュールと少なくとも2つの第2のモジュールとの間のトランザクションを行なうように構成されており、前記ネットワークは前記第1のモジュールからの複数の要求を前記第2のモジュールに送るように構成されており、前記第2のモジュールは前記要求の実行の結果を示す個々の応答を生成するように構成されている集積回路に関する。
また、本発明は、ネットワークと複数のモジュールとを備えた集積回路においてトランザクションを確立する方法であって、前記モジュール間のトランザクションは前記ネットワークを介して行なわれ、前記ネットワークは前記第1のモジュールからの複数の要求を少なくとも2つの前記第2のモジュールに送り、前記第2のモジュールは前記要求の実行の結果を示す個々の応答を形成する方法に関する。
システム・オン・シリコンにあっては、新たな機能を実行する必要性がかつてないほど多くなり、また、既存の機能を向上させる必要性が高まってきていることから、益々複雑化してきている。これは、集積回路上における構成要素の集積密度を高めることによって可能となる。同時に、回路が動作されるクロック速度も増大する傾向にある。クロック速度を増大させるとともに構成要素の密度を高めることにより、同じクロック領域内で同期して動作できる面積が減少してきた。そのため、モジュールによるアプローチを導入する必要性がでてきた。そのようなアプローチにおいて、処理システムは複数の比較的独立した複雑なモジュールを備えている。従来の処理システムにおいて、モジュールは、通常、バスを介して互いに通信を行なう。しかしながら、モジュールの数が増大するにつれて、以下の理由から、この通信方法がもはや実用的でなくなっている。まず第1に、多数のモジュールによりバスの負荷が非常に大きくなっている。第2に、1つの装置だけしかデータをバスに送ることができないため、バスが通信ボトルネックを形成してしまう。
通信ネットワークは、これらの欠点を解消する有効な方法を形成する。通信ネットワークは複数の部分的に接続されたノードを備えている。モジュールからの要求は、ノードにより、1または複数の他のノードへと再び方向付けられる。そのため、要求は、アドレス指定されたモジュールのネットワーク内における場所を示す情報を含んでいる。また、要求は、メモリ等のモジュール内の特定の場所またはレジスタアドレスを示す第2の情報を含んでいる場合もある。第2の情報は、アドレス指定されたモジュールの特定の応答を呼び出す場合がある。
モジュール間で通信を確立するために、集積回路上のネットワークにおいてトランザクションモデルを使用することができる。基本的なトランザクションは、要求と、要求の実行結果を示す応答とを含んでいる。マルチキャストトランザクションにおいては、第1のモジュールからの要求が複製されるとともに、アドレス指定された各モジュールが要求のコピーを受けることにより、第1のモジュールが少なくとも2つの第2のモジュールに対して複数の要求を送るようになっている。その後、第2のモジュールは個々の応答を第1のモジュールに対して送る。
マルチキャスティングの概念は集積回路上のネットワークとは異なる分野で適用されてきたが、複数の要求の実行の承認ではなく複数の書き込みメッセージの受信承認だけを対象にしているという意味で、その実施が今まである程度限られている。要求は、書き込みコマンドとデータ部分とを含んでいる場合があり、あるいは、読み出しコマンドを含んでいる場合もある。従来においては、複数の書き込みメッセージを第1のモジュールから2つ以上の第2のモジュールに対して送ることができる。これはマルチキャスト書き込みメッセージである。すなわち、第2のモジュールは、書き込みメッセージが受信されたか否かを示す承認メッセージを第1のモジュールに対して送ることができる。しかしながら、このマルチキャスティング方法は、書き込みメッセージが第2のモジュールによって実行されたか否かを承認が示していないため、制限されている。
そのようなマルチキャスティング方法が米国特許第5,541,927号に開示されている。この方法は、ネットワーク内の中間ノードを使用して行なわれる複数の送信先ノードからソースノードへの戻りメッセージの数を制限する。中間ノードは、戻りメッセージをソースノードに対して送ることが認められた全ネットワークにおける唯一のノードである。下位にあるノードは、その戻りメッセージを中間ノードに対して送るが、ソースノードに対しては送らない。この方法は、ソースノードへの戻りメッセージの数を減らすとともに、メッセージの受信を単に示す承認メッセージを1つにまとめることについて詳しく述べている。
マルチキャストトランザクションの欠点は、第2のモジュール(スレーブ、スレーブモジュールまたは送信先とも称される)からの個々の応答により第1のモジュール(マスター、マスターモジュールまたはイニシエータとも称される)に大きな負担がかかるという点である。その結果、第2のモジュールからの全ての個々の応答を第1のモジュールによって処理しなければならないため、第1のモジュールの複雑度が大きくなる。また、第1のモジュールが第2のモジュールの数によって決まるため、第1のモジュールをネットワークの構成要素として再使用することが殆どできない。これにより、バスアーキテクチャが使用されると、第1のモジュールが第2のモジュールの数に依存しなくなることから、ネットワークのアーキテクチャがバスのアーキテクチャに適合しなくなってしまう。
本発明の目的は、第1のモジュールの負担を軽減する前述した種類の集積回路および方法を提供することである。前記目的を達成するために、集積回路は請求項1の特徴部分によって特徴付けられるとともに、方法は請求項9の特徴部分によって特徴付けられる。
複数のモジュールが互いに対して非同期的に作動する処理システムにおいて、第2のモジュールは、典型的に、それが第1のモジュールの要求を実行したことを第1のモジュールに知らせるために個々の応答を送る。要求がマルチキャストの場合には、複数の前記個々の応答が生成されるため、第1のモジュールに大きな負担がかかる。本発明の集積回路においては、第1のモジュールがたった1つの単一応答しか受信しないので、この負担が軽減される。
前記単一応答を生成して送るために、ネットワーク内の専用のノードが使用されても良い。請求項2に記載された実施形態は、単一応答を生成して送るためのネットワークインタフェースを具備している。
単一応答の値が第2のモジュールからの個々の応答の値によって決まる場合には、請求項3に記載された実施形態が好ましい。これにより、第2のモジュールからの個々の応答の特定の機能の出力を表わす組み合わされた応答が得られる。特定の機能は、個々の応答の値に基づく単一応答の値を戻す。
状況に応じて、単一応答は、様々な方法で個々の応答に基づいていても良い。アドレス指定された第2のモジュールが例えばフォールト・トレラントメモリシステム等の複製されたメモリでありかつ第1のモジュールがデータを内部に記憶しようとする場合には、請求項4に記載された実施形態が好ましい。その場合には、データのたった1つのコピーを受信して記憶するだけで十分である。特定の機能は、成功を表わす値を戻すことにより成功を示す。この実施形態においては、個々の応答の少なくとも1つの値が成功を表わす場合に、特定の機能が成功を戻す。
他の状況においては、例えばアドレス指定された第2のモジュールが分散メモリシステム内のメモリである場合に、アドレス指定された第2のモジュールが要求を実行することが義務付けられる。請求項5に記載された実施形態においては、これがその場合となるまで、単一応答が生成されない。全ての個々の応答が成功を表わす値を有する場合にだけ単一応答が生成される。
請求項6に記載された実施形態は特定のケースを表わしている。このケースにおいて、特定の機能は、エラーが発生しなかった場合には成功を表わす値を戻し、少なくとも1つのエラーが発生した場合には最も深刻なエラーを表わす値を戻す。
請求項7に記載された実施形態は他の特定のケースを表わしている。このケースにおいて、第2のモジュールの個々の応答の値は、発生したエラーのタイプにしたがって定められる。この実施形態は、発生したエラーの原因を決定することが必要な場合に好ましい。この原因は、その後、第1のモジュールに対して通信される。幾つかのエラーが発生する場合には、単一応答のための代替的な値を生成することができる。単一応答の値においては、発生した最も深刻なエラーの値を選択することができ、あるいは、単一応答は、個々の応答の値の全てを含みかつ発生したエラーに関する全ての情報を提供する1つの組み合わされた応答であっても良い。
次のマルチキャストトランザクションによってテスト・アンド・セットコマンド等の複合コマンドを実行するために、請求項8に記載された実施形態を用いることができる。この場合、第1のマルチキャストトランザクションの単一応答は、第2のモジュールのデータ部分を伝えるとともに、どのデータ部分がどの第2のモジュールに属しているかを示す。この情報は、条件試験を行なって他の複数の要求を送るために第1のモジュールによって必要とされ、これにより、条件試験に合格した第2のモジュールに対して新たなデータが書き込まれる。
本発明は、第1のモジュールに対する応答の量が多数から1つに減少するため、集積回路上のネットワークにおけるマルチキャストトランザクションの欠点を解消する。
なお、マルチキャスティング方法は国際公開公報第02/23814号に開示されている。この方法は、接続ノードとしてスイッチを使用する集積回路上のネットワーク以外のネットワーク環境において複数の承認メッセージを1つにまとめる。また、この方法では、戻りメッセージが同時に到達することが前提であるため、1つにまとめられた承認の使用が特定の状況に制限される。
以下、図面を参照しながら本発明について詳細に説明する。
図1は、複数のモジュールM1,M2,M3・・・,Mn間で通信するためのネットワークを展開する集積回路ICを概略的に示している。モジュールの例は、中央演算処理装置(CPU)、特定用途向けプロセッサ、メモリ、メモリコントローラである。ネットワークは、ノードN1,N2・・・,Nnと、これらのノード間の接続部とを備えている。このネットワークアーキテクチャは、モジュール間の相互接続を形成するとともに、従来の集積回路上のバスアーキテクチャに代わる1つの手段として展開できる。
図2はマルチキャストメッセージの概念を示している。第1のモジュールM1は、複製された書き込みメッセージMSGを少なくとも2つの第2のモジュールM2,M3に対して送り、あるいは、書き込みメッセージMSGはネットワークによって複製される。第2のモジュールM2,M3の承認は、メッセージMSGを受けとったことを単に示しているにすぎない。この場合、これらの承認は、組み合わされることにより、特定の時間T後に第1のモジュールM1に対して送られる1つの承認ACKとなる。この態様においては、メッセージMSGの実行EXECの結果が考慮されない。このようなマルチキャストメッセージの概念は、従来から周知であり、集積回路上のネットワークにおいて適用できる。
図3は本発明に係るマルチキャストトランザクションの概念を示している。第1のモジュールM1は、複製された要求REQを少なくとも2つの第2のモジュールM2,M3に対して送る。第2のモジュールM2,M3の個々の応答RESP2,RESP3は要求の実行EXECの結果を示している。この場合、これらの応答は、組み合わされることにより、特定の時間T後に第1のモジュールM1に対して送られる単一応答SRESPとなる。
図4は、第1のモジュールM1に大きな負担を課すマルチキャストトランザクションを示している。このトランザクションは、複数の要求REQをもたらす1つの複製された要求と、複数の個々の応答RESP2,RESP3,・・・,RESPnとを含んでいる。図1に示される集積回路ICは、ネットワークによって接続される複数のモジュールM1,M2,M3・・・,Mnを備えている。マスター、マスターモジュール、あるいは、イニシエータとも称される第1のモジュールM1は、スレーブ、スレーブモジュール、あるいは、送信先とも称される第2のモジュールM2,M3・・・,Mnに対して要求REQを送るように構成されている。第2のモジュールは、個々の応答RESP2,RESP3,・・・,RESPnを第1のモジュールに対して送るように構成されている。
本発明に係るマルチキャストトランザクションが図5に示されている。このトランザクションは、複数の要求REQをもたらす1つの複製された要求と、単一応答SRESPとを含んでいる。この場合も同様に、集積回路ICは、ネットワークによって接続される複数のモジュールM1,M2,M3・・・,Mnを備えている。このネットワークにより、第2のモジュールM2,M3・・・,Mnからの個々の応答に基づく単一応答を第1のモジュールM1に対して送ることができる。ネットワークは、複数の要求REQの実行の結果を示す単一応答SRESPを第1のモジュールM1に対して送るように構成されている。
この目的のため、ネットワークは、第1のモジュールM1に結合されたネットワークインタフェースを展開することができる。この場合、ネットワークインタフェースNIは、図6に示されるように、第1のモジュールM1およびノードN1,N2,・・・,Nnのうちの少なくとも1つに対して結合されるネットワークの構成要素である。ネットワークインタフェースNIは、第2のモジュールM2,M3・・・,Mnからの個々の応答RESP2,RESP3,・・・,RESPnを組み合わせることができるとともに、第1のモジュールM1に対する単一応答SRESPを生成することができる。ネットワークインタフェースNIがこのタスクを第1のモジュールM1の代わりに行なうように構成されているため、第1のモジュールの負担が著しく軽減される。代替的に、ネットワークの構成に応じて、ネットワーク内の専用ノードがこのタスクを行なっても良い。このように、第1のモジュールM1が第2のモジュールM2,M3・・・,Mnのそれぞれから独立されているため、ネットワーク構成要素として第1のモジュールの再使用可能性が著しく高まる。
要求は、基本的なコマンド、例えば読み出しコマンドまたは書き込みコマンドを含んでいるとともに、随意的にデータ部分を含んでいる。応答は、承認を含んでいるとともに、随意的にデータ部分を含んでいる。
例えば、マルチキャストトランザクションにおける要求REQは読み出しコマンドを伝える。その後、対応する単一応答SRESPは、第2のモジュールM2,M3・・・,Mnのうちの少なくとも1つ或いは全ての第2のモジュールM2,M3・・・,Mnによる読み出しコマンドの実行の結果を示す承認を伝えるとともに、第1のモジュールに供給されるデータを伝える。代替的に、要求REQは、書き込みコマンドと、第2のモジュールM2,M3・・・,Mnに対して書き込まれなければならないデータとを伝える。その後、対応する単一応答SRESPは、承認を伝えるが、データ部分を伝えない。
更に複雑なコマンドの例は、複合コマンドとも称されるテスト・アンド・セットコマンドである。テスト・アンド・セットコマンドは、第2のモジュールで行なわれる条件試験に応じて第2のモジュールM2,M3・・・,Mnの少なくとも1つに対してデータを書き込む。以下のマルチキャストトランザクションは、この複合コマンドを行なうために必要とされる。
− 条件試験を行なうために必要とされるデータを読み出すための複数の要求REQ。これらの要求は、読み出しコマンドと、フラグがスレーブで設定されなければならないことを示す情報とを伝える。フラグは、マスターM1以外のマスターがこのスレーブで書き込み動作を行なってはならないことを示している;対応する単一応答SRESPは、第2のモジュールのデータ部分を伝えるとともに、どのデータ部分がどの第2のモジュールに属しているかを示している。
− 条件試験に合格した第2のモジュールに対して新たなデータを書き込むための複数の要求REQ。これらの要求は、書き込みコマンドと、データ部分と、前記フラグが設定されていないことを示す情報とを伝える。対応する単一応答SRESPは書き込み作業の承認を伝える。
第2のモジュールM2,M3・・・,Mnのデータ部分を伝えかつどのデータ部分がどの第2のモジュールに属するかを示す単一応答SRESPは、前記テスト・アンド・セットコマンドを実行するために構成要素として使用でき或いは独立して使用できる読み出しトランザクションの部分を形成する。
また、他の特定のコマンド(図示せず)がここに開示されているマルチキャストトランザクションの概念を使用しても良い。
読み出しコマンドまたは書き込みコマンドを含む要求のための戻り値の一例として、スレーブからの個々の応答RESP2,RESP3,・・・,RESPnは、以下の値およびそれらの各意味を有することができる。
−「OK」:コマンドがうまく完了した;
−「ERR DATA」:不正なデータがスレーブモジュールで受信され或いはスレーブモジュールに対して書き込まれた;
−「ERR_DROPPED」:内部のバッファのオーバーフローに起因して相互接続によりデータが落ちた;
−「ERR PWR」:スレーブが節電モードにあるため、コマンドを実行することができなかった;
−「ERR SLAVE」:スレーブの内部エラーに起因してコマンドが機能しなくなった;
−「ERR ADDR」:無効なアドレスによりコマンドが機能しなくなった。
−「ERR DATA」:不正なデータがスレーブモジュールで受信され或いはスレーブモジュールに対して書き込まれた;
−「ERR_DROPPED」:内部のバッファのオーバーフローに起因して相互接続によりデータが落ちた;
−「ERR PWR」:スレーブが節電モードにあるため、コマンドを実行することができなかった;
−「ERR SLAVE」:スレーブの内部エラーに起因してコマンドが機能しなくなった;
−「ERR ADDR」:無効なアドレスによりコマンドが機能しなくなった。
また、単一応答SRESPは、スレーブからの個々の応答RESP2,RESP3,・・・,RESPnの値に応じて、前述した値のうちの1つを有していても良い。例えば、スレーブの一部(サブセット)によって要求REQがうまく実行されかつ要求REQの結果としてスレーブの異なる部分(サブセット)により無効なアドレスエラーが生じた場合、スレーブの個々の応答RESP2,RESP3,・・・,RESPnは、2つの異なる値すなわち「OK」と「ERR ADDR」とを有することができる。代替的に、個々の応答RESP2,RESP3,・・・,RESPnは、発生したエラーのタイプに応じて、他の値を有することができる。それらの値のうちの1つは、最も深刻なエラーを表わす値、例えば「ERR ADDR」として特徴付けることができる。値「OK」は、エラーが無いことを表わす値として特徴付けられる。状況に応じて、単一応答は、値「OK」または個々の応答の最も深刻なエラーを表わす値を有する。
テスト・アンド・セットコマンド等の複合コマンドを使用するには、単一応答SRESPの他の内容が必要となる場合がある。テスト・アンド・セットコマンドの例において、第1のマルチキャストトランザクションの単一応答SRESPは、第2のモジュールM2,M3・・・,Mnのデータ部分を伝えることができるとともに、どのデータ部分がどの第2のモジュールに属しているかを示すことができる。
図7に示される本発明の一実施形態において、スレーブからの個々の応答のうちの少なくとも1つは、マスターのための値「OK」を有する単一応答が生成される前に、値「OK」を有していなければならない。
図8に示される本発明の一実施形態において、スレーブからの全ての個々の応答は、マスターのための値「OK」を有する単一応答が生成される前に、値「OK」を有していなければならない。
図9に示される本発明の他の実施形態においては、少なくとも1つのエラーが発生しかつ最も深刻なエラーが無効アドレスエラーであったことを明示するために、スレーブからの個々の応答の値を、値「ERR ADDR」を有する単一応答へと組み合わせることができる。この単一応答は、「ERR PWR」の代わりに値「ERR ADDR」を有している。これは、無効なアドレスによって引き起こされるエラーが、スレーブの節電モードによって引き起こされるエラーよりも深刻であると見なされるためである。代替的に、他のエラーが無効アドレスエラーよりも深刻であると見なされても良く、したがって、エラーメッセージの階層が異なっていても良い。
他の実施形態(図示せず)においては、更に大きくかつ更に記述的な単一応答が生成される。この場合、どのスレーブにおいてエラーが生じたかをエンコードする。この実施形態においては、全ての個々の応答をマスターのための単一応答にまとめることができ、あるいは、<スレーブ識別子、エラーコード>の対をまとめて単一応答を形成することができる。
図10は、本発明に係るネットワーク機能の想定される実施を示している。単一応答発生器SRESP GENは、第2のモジュールからの複数の個々の応答RESPの機能Fに基づいて単一応答SRESPを生成する。この場合、個々の応答RESPを送る4つの第2のモジュールに対して待ち行列Q1,Q2,Q3,Q4が関連付けられる。単一応答発生器SRESP GENはネットワークインタフェースNI内に設けられている。代替的に、単一応答発生器SRESP GENはネットワーク内の専用のノードに設けられている。ネットワークは、複数の応答発生器SRESP GENを備えていても良い。
単一応答発生器SRESP GENは待ち行列Q1,Q2,Q3,Q4を有しており、これらの待ち行列Q1,Q2,Q3,Q4内に個々の応答RESPが順番に入れられる。これにより、順序付けられたデータ伝送が容易になり、また、このようにすると、待ち行列に入れる前に応答を再び順序付けることができる。幾つかの単一応答SRESPを第1のモジュールM1に供給しなければならない場合には、単一応答を順番に供給しなければならない。次の単一応答SRESPのための個々の応答RESPが待ち行列内に存在している場合には、スケジュラーSCHEDに通知される。スケジュラーSCHEDは、機能Fに合ったタイミングで1つの個々の応答RESPを伝える。機能Fは、比較機能、例えば発生した最も深刻なエラーを表わす値を有する単一応答SRESPを生成するための機能であっても良い。全ての個々の応答RESPが考慮された場合、あるいは、機能Fの結果を残りの個々の応答RESPによって変えることができない場合には、機能Fの結果は単一応答SRESPとして伝えられる。
代替的な実施例が図11に示されている。この実施例においては、生じる幾つかの単一応答SRESPをパイプライン方式で送ることができる。次の単一応答SRESP2の幾つかの個々の応答RESP2が(例えば待ち行列Q2,Q3内に)到達した場合、たとえ単一応答SRESP1の個々の応答RESP1の全てが到達していなかった(待ち行列Q1,Q4内の応答だけが到達した)ことにより当該単一応答SRESP1が完全に処理されていなかった場合であっても、当該単一応答SRESP2を処理し始めることができる。この例は、パイプラインの深さが2の場合におけるパイプライン原理を示しているが、パイプラインの深さNが可変であるように一般化することができる。
本発明の保護範囲がここで説明した実施形態に限定されないことは言うまでもない。本発明の保護範囲が請求の範囲の参照符号によって限定されるものでもない。用語「備える(含む)」は、請求の範囲に記載された部品以外の部品を排除するものではない。要素に先行する用語「1つの」は、それらの要素が複数あることを排除するものではない。本発明の一部を形成する手段は、専用のハードウェアの形態を成して実施されても良く、あるいは、プログラム化された汎用プロセッサの形態を成して実施されても良い。本発明は、新規な各特徴及びこれらの特徴の組み合わせにある。
Claims (9)
- ネットワークと、このネットワークを介して互いに通信するように構成されている複数のモジュールとを備え、前記ネットワークは第1のモジュールと少なくとも2つの第2のモジュールとの間のトランザクションを確立するように構成されており、前記ネットワークは前記第1のモジュールからの複数の要求を前記第2のモジュールに送るように構成されており、前記第2のモジュールは前記要求の実行の結果を示す個々の応答を生成するように構成されている集積回路において、
前記ネットワークは、前記第2のモジュールの個々の応答に応じて第1のモジュールへの単一応答を生成するように構成されていることを特徴とする集積回路。 - 前記ネットワークは、前記第1のモジュールへの前記単一応答を生成するためのネットワークインタフェースを備えていることを特徴とする請求項1に記載の集積回路。
- 前記単一応答は、前記第2のモジュールの前記個々の応答の特定機能に応じた値を有していることを特徴とする請求項1に記載の集積回路。
- 前記特定の機能は、前記第2のモジュールの少なくとも1つが前記第1のモジュールによって発せられた要求の実行を成功させたことを前記単一応答の値が示すように規定されることを特徴とする請求項3に記載の集積回路。
- 前記特定機能は、前記第2のモジュールのそれぞれが前記第1のモジュールによって発せられた要求の実行を成功させたことを前記単一応答の値が示すように規定されることを特徴とする請求項3に記載の集積回路。
- 前記特定機能は、エラーが発生しなかった場合には前記単一応答の値が成功を示し、少なくとも1つのエラーが発生した場合には前記単一応答の値が失敗を示すとともに最も深刻なエラーを表わすように規定されることを特徴とする請求項3に記載の集積回路。
- 前記特定機能は、要求の実行中にどのタイプのエラーが発生したかを前記単一応答の値が示すように規定されることを特徴とする請求項3に記載の集積回路。
- 前記個々の応答は前記第2のモジュールによって送信されたデータ部分を伝え、前記単一応答は、前記データ部分を含むとともに、どのデータ部分がどの第2のモジュールから生じたかを示していることを特徴とする請求項1に記載の集積回路。
- ネットワークと複数のモジュールとを備えた集積回路においてトランザクションを確立する方法であって、前記モジュール間のトランザクションは前記ネットワークを介して確立され、前記ネットワークが前記第1のモジュールからの複数の要求を少なくとも2つの前記第2のモジュールに送り、前記第2のモジュールが前記要求の実行の結果を示す個々の応答を生成する方法において、
前記ネットワークは、前記第2のモジュールの前記個々の応答に応じて前記第1のモジュールへの単一応答を生成することを特徴とする方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP02079196 | 2002-10-08 | ||
EP03101095 | 2003-04-22 | ||
PCT/IB2003/004401 WO2004034652A1 (en) | 2002-10-08 | 2003-10-07 | Integrated circuit and method for establishing transactions |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006511891A true JP2006511891A (ja) | 2006-04-06 |
Family
ID=32095036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005501005A Withdrawn JP2006511891A (ja) | 2002-10-08 | 2003-10-07 | トランザクションを確立するための集積回路および方法 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20060036669A1 (ja) |
EP (1) | EP1552653A1 (ja) |
JP (1) | JP2006511891A (ja) |
KR (1) | KR20050070038A (ja) |
AU (1) | AU2003267727A1 (ja) |
TW (1) | TW200421882A (ja) |
WO (1) | WO2004034652A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20180101457A1 (en) * | 2014-10-29 | 2018-04-12 | International Business Machines Corporation | Retrying failed write operations in a dispersed storage network |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7065580B1 (en) * | 2000-03-31 | 2006-06-20 | Sun Microsystems, Inc. | Method and apparatus for a pipelined network |
US6691257B1 (en) * | 2000-04-13 | 2004-02-10 | Stratus Technologies Bermuda Ltd. | Fault-tolerant maintenance bus protocol and method for using the same |
US6980540B1 (en) * | 2000-08-16 | 2005-12-27 | Lucent Technologies Inc. | Apparatus and method for acquiring an uplink traffic channel, in wireless communications systems |
US6990098B1 (en) * | 2000-09-11 | 2006-01-24 | Sun Microsystems, Inc. | Reliable multicast using merged acknowledgements |
US20030031175A1 (en) * | 2001-08-01 | 2003-02-13 | Masato Hayashi | Method of multicasting |
US20030076826A1 (en) * | 2001-10-23 | 2003-04-24 | International Business Machine Corporation | Reliably transmitting a frame to multiple destinations by embedding sequence numbers in the frame |
US6996651B2 (en) * | 2002-07-29 | 2006-02-07 | Freescale Semiconductor, Inc. | On chip network with memory device address decoding |
US7680945B2 (en) * | 2004-03-31 | 2010-03-16 | Sap Ag | Messaging protocol in enterprise applications |
-
2003
- 2003-10-07 EP EP03748421A patent/EP1552653A1/en not_active Withdrawn
- 2003-10-07 AU AU2003267727A patent/AU2003267727A1/en not_active Abandoned
- 2003-10-07 WO PCT/IB2003/004401 patent/WO2004034652A1/en not_active Application Discontinuation
- 2003-10-07 KR KR1020057005979A patent/KR20050070038A/ko not_active Application Discontinuation
- 2003-10-07 US US10/530,298 patent/US20060036669A1/en not_active Abandoned
- 2003-10-07 JP JP2005501005A patent/JP2006511891A/ja not_active Withdrawn
- 2003-10-08 TW TW092127950A patent/TW200421882A/zh unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
AU2003267727A1 (en) | 2004-05-04 |
KR20050070038A (ko) | 2005-07-05 |
WO2004034652A1 (en) | 2004-04-22 |
US20060036669A1 (en) | 2006-02-16 |
EP1552653A1 (en) | 2005-07-13 |
TW200421882A (en) | 2004-10-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6826123B1 (en) | Global recovery for time of day synchronization | |
US7668923B2 (en) | Master-slave adapter | |
US20050091383A1 (en) | Efficient zero copy transfer of messages between nodes in a data processing system | |
US20050081080A1 (en) | Error recovery for data processing systems transferring message packets through communications adapters | |
JP2011175655A (ja) | 多数パイプライン・ユニットを有するパイプライン加速器、関連計算マシン、並びに、方法 | |
US20050080869A1 (en) | Transferring message packets from a first node to a plurality of nodes in broadcast fashion via direct memory to memory transfer | |
US20050080920A1 (en) | Interpartition control facility for processing commands that effectuate direct memory to memory information transfer | |
US6574744B1 (en) | Method of determining a uniform global view of the system status of a distributed computer network | |
US20050080945A1 (en) | Transferring message packets from data continued in disparate areas of source memory via preloading | |
US20050078708A1 (en) | Formatting packet headers in a communications adapter | |
JP2006511891A (ja) | トランザクションを確立するための集積回路および方法 | |
JP3891994B2 (ja) | 順番のある(in−order)キューをドレインする(drain)システムおよび方法 | |
CN109525496A (zh) | 一种链路状态信息的更新方法及装置 | |
US7243257B2 (en) | Computer system for preventing inter-node fault propagation | |
JP4446961B2 (ja) | 要求を送るための集積回路および方法 | |
JP4220861B2 (ja) | テスト支援方法及びテスト支援装置 | |
US7146405B2 (en) | Computer node architecture comprising a dedicated middleware processor | |
CN112416053A (zh) | 多核架构的同步信号产生电路、芯片和同步方法及装置 | |
JP2020017043A (ja) | ノード装置、並列計算機システム、及び並列計算機システムの制御方法 | |
US11093308B2 (en) | System and method for sending messages to configure remote virtual endpoints in nodes of a systolic array | |
JP2023534238A (ja) | ハードウェアオートローダ | |
JP2908202B2 (ja) | 論理シミュレータにおける同期装置と制御情報作成装置 | |
JP5120765B2 (ja) | 並列計算機システム | |
WO2023165743A1 (en) | Reset of a multi-node system | |
Khan | Design of an interface control unit for rapid prototyping |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061005 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20070302 |