JP2006509615A - ガイド式開創器および使用方法 - Google Patents
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Abstract
本発明は、外科用開創器(10)が、患者の体内に事前に埋め込まれた1つまたは複数のガイドに沿って所定の位置に案内される複数の機械的に結合された組織保持壁(32、34)を備える方法および装置を提供する。壁(32、34)は、ピボット(36)によって結合されて、壁(32、34)の一部を互いから離すことによって手術領域が開かれることが好ましい。好ましくは2つのガイド(172)があり、それが脊椎骨の椎弓根または他の骨の中に打ち込まれ、またはねじ込まれる。実際的な考えでは、大抵、ガイド(172)は互いに全般的に平行ではないため、ガイド(172)は椎弓根に対して多軸的に運動することができ、開創器(10)にはガイド(172)を受けるための特大サイズの溝部が設けられる。溝部(26)は、フレーム(20)内に都合よく配置することができ、それによって壁(32、34)を離して保持し係止する働きもする。壁(32、34)が離れるに従って拡張する、壁(32、34)の間に配置された網(12)を含む、様々な便利な特徴が企図されている。また、別法として、または追加で、下にある組織を定位置に保持する助けをすることができる、1つまたは複数の壁(14)の底部付近からの突起も企図されている。
Description
本発明の分野は外科用開創器である。
多くのタイプの外科用開創器が知られている。最も簡単なデバイスは、管状プローブ、またはパドルあるいは他の幾分平坦な面を備えたプローブである。この概念の最近の実施形態が、Mathews他の米国特許第6,206,826号(2001年3月)に記載されている。さらに複雑な開創器は、鋏、弓の弦線、または対合するパドルに対して作用するねじジャッキ拡開器を使用するものである。こうした開創器は、パドルを定位置に係止することができ、外科医の少なくとも片方の手が自由に他の動作をすることができる利点がある。例えば、Sidorの米国特許第6,471,644号(2002年10月)を参照されたい。他の開創器は、Cosgrove他の米国特許第6,162,172号(2000年12月)を含む自動開きのものである。本明細書で引用した特許すべてを参照により本明細書に組み込む。
上述の開創器は多くの点で確かに有用であるが、どの開創器も、1つまたは複数の骨に対して定位置に固定するのが容易ではない。Engelhardt他の米国特許第5,027,793号(1991年7月)は、開創器の壁の底部にスパイクを提供し、骨に打ち込むことができるスパイクをさらに提供することによって、この要求にある程度対処している。企図される使用方法では、手術領域を骨まで切除し、開創器を配置し、次いで開創器とスパイクの両方を所定の位置に打ち込む。
しかし、開創器を適切に位置決めするには切除が必要であり、それによって重ねられた周囲の組織にかなりの外傷が生じる可能性がある点で問題が残る。他の問題は、組織を様々な方向から手術領域内に押し込んだ状態で保持するのに複数の開創器が必要とされることである。例えば、Engelhardt他の開創器は、この問題に対処する必要がない。なぜなら、好ましい適用例は寛骨臼の手術であり、その場合、主な侵入がすべて手術部位よりも実質的に上位にある殿筋からなされるからである。
脊髄および他の外科手術では、こうした問題は特に難しい。したがって、手術空間を位置付け、特定の解剖領域を開く、一方で、周囲の組織への外傷を低減することができる方法および装置を提供することが依然として求められている。
本発明はこの目的で、外科用開創器が、患者の体内に事前に埋め込まれた1つまたは複数のガイドに沿って所定の位置に案内される複数の機械的に結合された組織保持壁を備える方法および装置を提供する。
好ましい実施形態では、2つの主壁、およびその2つの主壁の各端部にある4つのより小さい壁を使用する。こうした実施形態では、壁はすべてピボットによって結合されて、2つの主壁の面が互いに向かって、または互いから離れるように移動して手術空間を開けるまたは閉じることができるようになされている。少なくとも主壁の面は平坦であることが好ましいが、凸面を含む任意の他の適した形状でもよい。本発明は、湾曲した骨面上またはその付近での手術に特に適しており、壁の底部を順応性(compliant)があるように(すなわち下にある骨面にぴったり合い、かつ/または一致するように有利に適合されるように)することができる。
好ましくは2つのガイドがあり、それが脊椎骨の椎弓根(pedicles)または他の骨の中に打ち込まれ、またはねじ込まれる。多様なガイドを様々な骨に、または同じ骨の異なる領域に埋め込むことができる。実際的な考えとしては、大抵、ガイドは互いに平行ではないため、開創器はガイドを受けるための大きな溝部を有し、ガイドは椎弓根に対して多軸的に(polyaxially)可動しなければならない。溝部の断面は円形でもよいが、長楕円形に延ばしたもの、または他のスロット付きの形状がより好ましい。
溝部は、フレーム内に最良に配置され、それによって壁を離して保持し係止する働きもする。主壁を離れるように移動させて手術空間を開き広げるために、例えば簡単な楔またはTバー、あるいはフレーム上に配置された機構を含む任意の適したデバイスを使用することができる。フレームを、ワイヤ、ナット、クランプなどでガイドに対して定位置に保持することができる。
壁が離れるに従って拡張する、壁の間に配置された網を含む、様々な便利な手段が講じられている。網は、切断し、裂き、曲げることができ、または他の方法で操作されて下の組織を露出することができる。また別法として、または追加で、下にある組織を定位置に保持する助けをすることができ、対応する壁から任意の適した方法で同様に除去することができる、1つまたは複数の壁の底部付近からの突起も構成されている。フレームまたは開創器の他の部分を透明にして外科医のための可視化を助けることができる。
本発明の上記その他の目的および特徴は、以下の説明および特許請求の範囲からより完全に明らかになり、または以下に述べる本発明の実施によって分かるであろう。
本発明の上記その他の利点および特徴をより明らかにするため、本発明のより詳細な説明を添付の図面で示した本発明の特定の実施形態を参照して述べる。理解されるように、こうした図面は本発明の典型的な実施形態だけを示すものであり、したがって本発明の範囲を限定するものではないと考えられるべきである。添付の図面を使用して、本発明をさらに具体的かつ詳細に記載し説明する。
本発明は、外科医が有用な手術空間を確保することができ、同時に代替案と比較して周囲の組織に与える外傷の程度が低減される、新規な外科用開創器および関連する方法を対象とする。
これは、閉じた状態の場合は好ましくはほぼ直線的な形状であり、それによって閉位置にある場合、上から見たときに分厚いものよりも実質的に大きいアスペクト比を有する開創器システムを提供することによって達成される。これによって、開創すべき領域内に開創器を比較的簡単に配置することができ、開創器が開位置に移動したときに有用な手術領域が形成されるようになる。
本発明の開創器は、腰椎手術で使用されることが現時点で好ましく、以下の論述は一例として腰椎手術について記載する。しかし理解されるように、本発明の装置および方法は、他の用途でも有益な結果をもたらすことができる。
図1は、開創器本体として働くフレーム20を有する開創器10を全般的に示す。図1の実施形態では、開創器10には、6つのヒンジ36で共に結合された主壁32A、32Bおよびより小さい壁34が設けられている。図1は、手術空間50を画定する、開位置にある開創器10を示す。係止/開放機構40は、開創器を所望の開位置に保持するために備えられている。
フレーム20は、特定の適用例に応じた任意の適した大きさおよび形状でもよく、一般に比較的大きい切開には比較的大きいフレームがより有用である。大人の腰椎後方手術では、現時点で好ましいフレームの全体寸法は、深さが約5.5cm、長さが3.5cm、幅が3.0cmである。フレーム20は、任意の適した材料、特にポリエチレンなど非毒性ポリマーから製作することができる。フレーム20は、より有利な点としては、手術室の照明からのまぶしさを低減するように色彩を付けることができ、フレームの一部またはすべてを比較的透明にすることができる。
フレーム20は、係止機構40に連結されたハンドル部分22、および手術空間50の周囲には視野部材24を備えることができる。係止機構40は、ラチェット構造として示されているが、理解されるように、特に信頼性が高く操作が簡単な他の係止機構を使用することもできる。図で示した実施形態では、壁32A、32B、34の少なくとも1つは、ピン(図示せず)の使用などによって視野部材24に結合されることが好ましい。
溝部26は、視野部材24の両側に配置され、それぞれガイド172(図4〜図9を参照)の1つを受ける大きさである。システムは、ねじとガイドの間の特定の関係にかかわらず、広範なペディクルねじ(pedicle screw)または他の骨固定システム、および様々な数のガイドと共に働くように設計される。溝部26によって画定される通路は、ガイド172のシャフトの外径よりも大きいサイズになされ、溝部26が、平行でない、あるいは互いにかつ/または溝部と完全に整列していないガイド172を容易に受けることができることが好ましい。好ましい実施形態では、溝部は径が約5から15mmの通路を画定しており、ガイド172(図5、図6を参照)はそれに応じた径約4から6mmを有することが好ましい。本明細書に記載する範囲はすべて終点を含むものとして解釈されたい。
他の構成要素に関して、様々な壁32A、32B、34は生体親和性材料で製作されることが好ましく、ここにおいてもやはり手術部位または対象とされる部位によって、適した大きさおよび形状を有することができる。例えば、壁32A、32B、34は図で示したように垂直断面がほぼ長方形で、脊髄手術での脊椎骨の薄片の形状など特定の骨の形状に対応するように、少なくとも主壁32A、32Bの底部が湾曲している。少なくとも主壁32A、32Bの底部は、下にある骨の凹凸に少なくとも部分的に一致するべく柔軟性を有するように構成されている。壁32A、32B、34は、平坦な側面を有しているところが図で示されているが、代替実施形態では、外側(凸状)に、内側(凹状)に曲げることができ、または任意の他の適した水平断面を有することができる。
1つまたは複数の壁(図示せず)は、開口部を画定するバルーンからなる膨張可能なものでもよい。当然、壁32A、32B、34は、壁に加えられる予想される力に耐えるように十分に頑丈であり、したがって十分な厚さを有さなければならない。壁32A、32B、34は、配置中に下の組織を切り込むほど薄くなく、手術領域のサイズを大幅に妨げるほど厚くないことが好ましい。図で示した実施形態に関する現時点で好ましい厚さは、最も厚い点で約3.5mmから約5mmであり、各壁の底部で厚さ約1.5mmから3mmに次第に先細りになされている。壁は、任意の適した方法で入れ子にすることもでき、これは単に、1つの壁の一部がもう一方の壁の一部の周りに延びることを指す。
ヒンジ36は、図で示した実施形態では、壁32A、32B、34の連続部分として示されている。実際は、壁およびヒンジをすべて単一部片として成形し、各ヒンジ36を壁の特に薄い領域として形成することができる。このタイプのヒンジは、いわゆる「一体ヒンジ」であり、ポリプロピレンなど適した材料で形成された場合は、複数の開口部に対処することができる。理解されるように、他の構成のヒンジを使用することもできる。例えば、4つのより小さい壁34の代わりに、主壁32A、32Bを各端部で単一の外側に曲げられた可撓性部片(図示せず)だけで結合することができる。当然、壁の合計数は6よりも大きく、または6未満でもよい。
用語「壁」は、本明細書では非常に広義に使用されており、通常、厚みよりも幅の方が大きく、使用目的に有用な高さを有する任意の組織保持障壁を指す。壁の側面は、側面がメッシュコーティングされた場合(図示せず)に生じるような孔を開け、またはへこませることができ、側面は貫通孔(図示せず)を有することもできる。
図で示した実施形態の閉じた形は、開創すべき領域の透視図から見ると、全体として直線形状であるため、開創器10の図で示した実施形態は、「直線形開創器」と呼ばれ、基本的に円形の管であるポイント開創器と区別することができる。この用語は、開創器全体および壁すべてが線形である必要があることを指すわけではなく、壁が切り刃を構成するほど薄いことも指していない。図で示した線形開創器の使用の特徴は、壁が開位置と閉位置の両方で実質的に同じ周長を有し、「一体ヒンジ」の設計および配置により開創中の手術領域の形が制御されることである。この設計には、開創すべき組織に沿った圧力の分散、制御可能な大きさおよび形状の閉じられた手術空間、および外科医が外科手術領域並びに手術器具を操作する場所を直接見ることができるようにする比較的広い手術空間を含む、幾つかの利点があると考えられる。
係止/開口機構40は、歯44を備え、開錠器46を有する、典型的なラチェッティングタイプの機構として示されている。フレーム20は、係止機構と開放機構(図示せず)の両方を有することができ、またはどちらも単独で有することができる。当技術分野で知られた多数の他の係止および/または開放機構があり、おそらく将来は他のものも知られるであろう。任意の適した係止および/または開放機構を使用することができることが企図されている。
手術空間50は、壁の大きさと形状、および壁が互いから離れる程度によって、大きくなり、または小さくなる。腰椎手術の手術空間50の好ましい面積は、約7cm2から14cm2である。
図2は、閉じられた構成で配置された、図1の開創器10を全般的に示す。開創器10の構成に関する用語「閉じる」および「開く」は相対的なものである。したがって、閉じるは単に実質的に空間が閉じられていることを指すが、完全に閉じられる必要はなく、壁32A、32Bが並列するようになされる。閉位置では、壁32A、32Bは、1mm以上離れてもよい。同様に、意図された開位置では、壁32A、32Bは少なくとも1.5cmだけ離れるが、目的の用途によっては2.3cm以上離れることができる。
図3は、患者の脊椎100の一部を全般的に示しており、傍脊椎筋がそれぞれ半透明の帯110、112によって概略的に示されている。脊椎100は脊椎骨120を含んでおり、それぞれ脊椎骨120は横の突起122、棘突起124、および椎弓根126を含む。切開部130が形成され、手140の指142を使用して、筋を解離し、椎弓根126の1つの場所を捜している。当然、楔、プローブ、または他のツールを指142の代わりに、またはそれに追加して使用して椎弓根を捜すこともできる。
図4は、椎弓根126に穴160を開ける際に使用されるきり152またはプローブを位置付けるカニューレ150を全般的に示す。きり152を椎弓根の皮質127を通して手で押し込み、または他の方法で通すことができる。カニューレ150は、プラスチックまたは炭素繊維などの放射線透過性の材料で作成されることが好ましく、きり152および他のツール取り付け具および挿入具はすべて外科用スチール、チタン、または他の耐久性の放射線不透過性材料で作成されることが好ましい。カニューレ150の位置決めを、X線透視装置または他の可視化技法により補助することができる。
好ましい方法では、錐152を引き抜き、比較的長く薄いプローブ(図示せず)を椎弓根126を通して脊椎骨120の本体129の比較的軟らかい骨髄128内に挿入する。図5では、次いで比較的長いプローブが引き抜かれ、ねじ174を挿入するためにねじ回し176が使用されているところが示されている。図で示したねじにはヘッド170が設けられ、このヘッド170はガイド172を定位置に保持する。次いでねじ回し176が取り外され、ねじ174が脊椎骨120内に埋め込まれ、ガイド172がねじ174の頂部に多軸的な(polyaxial)係合状態で取り付けられたままになり、それによって、ガイドが、取り付けられた位置からねじの端部までの円錐を画定する領域内で自由に移動し、円錐の軸は、ねじの長手方向の軸と同軸になされる。このプロセスが繰り返されて、他のねじおよび関連するガイド172が骨の領域内に挿入されるが、それは、脊髄手術の場合は同じ側のすぐ上または下の脊椎骨の椎弓根である可能性が最も高い。他の外科手術(図示せず)では、第2の、または場合によってはさらなるガイドを第1のガイドを受けた同じ骨の異なる位置に挿入することができる。
図6では、隣接する脊椎骨120内に埋め込まれたガイド172が閉じられた開創器10の溝部26内に挿入されている。ガイドの多軸的な運動および幅広の溝部によって、溝部の幅が隣接する椎弓根の間の幅に完全に一致していなくても、またはねじが互いに平行に方向付けられていなくても、溝部26を通してガイドを挿入することが容易になる。当業者には理解されるように、溝部は図面で示したもの以外の他の構成を有することができ、単に一段ではなく多段にすることもできる。
図8および図9は、フレーム20をガイド172に固定する助けをするちょうナットまたは他のそれに相当するねじ付き部片192を受けるねじ190が備えられているところを示す。代替構成では、フィンガクランプ193など、ねじなし係止部片を使用することもできる。他の代替形態は、型板(図示せず)をフレームの頂部に配置するものであり、型板を、ちょうナット、フィンガクランプ、または他の保持装置を使用して定位置に保持することができる。フレームを使用して、手術野50内に導入され連結装置でフレーム20上の定位置に保持される吸引または照明など追加の装置を保持することもできる。理解されるように、ガイドは、ガイドが溝部を通って十分に延びて適切な保持装置を受け、開創器本体を関連するペディクルねじの端部上に引き下げることができるように、十分長くなければならない。
図7は、開創器10が、拡開器180によって開かれるステップを示しているものであり、手によって拡開器180は対向する壁の間に挿入されて、壁の間に間隙を作りそれを広げることができる。この図では、拡開器は通常、取っ手を有する楔を備える。拡開器180は、機械的利点(mechanical advantage)があるため、上から指一本で使用することが好ましい。あるいは、開創器は、ハンドル22とフレーム20を使用する親指と他の指の対抗する力を使用するなど、指を使用して開くことができる。例えばシャフトおよびカム(図示せず)に結合されたT形ハンドルを備える任意の機械的利点を含む、または含まない多数の代替形態がある。
腰椎手術の領域の組織への損傷を最小限に抑えるため、一部の処置では、開創器を開いて、対応する隣接椎弓根の間の距離よりも大きいまたはほんの少しだけ大きい作業領域を提供することが望ましい。しかし理解されるように、対応する隣接椎弓根の間の距離よりも短い距離だけ開創器を開くこともでき、開創器を椎弓根から椎弓根の距離よりもはるかに大きく開くように設計することもできる。開創器10は、開創器が所望の手術空間を成形するように十分大きく開くことができるように構成されなければならない。任意選択で、開創器が過度に広がるのが防止するように構成することができる。所望の場合は、十分な手術空間を提供する、できるだけ小さい開創器を選択することができるように、様々な大きさの開創器を提供することができる。
図8では、開創器10が開かれて、壁32Aと32Bと34の間に位置する任意選択の網12が露出している。網12は、好ましくは、ラテックスまたは他の生体親和性プラスチックの薄い可撓性シートであり、容易に切断し、裂き、または他の方法で分断して、下にある組織105の所望の部分を露出する一方で、他の組織が作業空間内に侵入しないようにすることができる。網12は、手術空間50の底面全体を覆っているところが示されているが、別法として、より小さい空間を覆うこともでき、異なる壁の間に延ばすこともできる。
図8は、保持フィンガ14の選択的な使用も示す。フィンガ14は、網12の下から延び、または回転するものとして示されているが、別法として、フィンガ14の一部またはすべてを網12の上に配置することもできる。フィンガ14は、個々の神経を開創するために使用できるように展性材料(malleable material)から作成され、または外科医によって機械的に配置される他の解剖学的要素から作成されることが好ましい。
図9では、開創器10が開位置にあり、様々な不要なフィンガ14が手術空間から除去されたところが示されている。こうした除去は、(メスまたは鋏による)切断、手またはツールによる曲げなどを含む任意の適した方法で行うことができる。太いフィンガ、細いフィンガ、長いまたは短いフィンガ、狭い間隔または広い間隔で配置されたフィンガ、平らまたは丸いフィンガ、あるいは使用目的に有用な他の構成のフィンガがある。フィンガを使用する場合、フィンガは壁から連続した延長部として成形することができ、または何らかの方法で壁に固定することができる。展性材料を得て、それを壁の材料と共に被覆し、それによって壁と一体化させ、手術領域内で個々の特徴的な開創行為に利用可能にすることもできる。
組織開創器10を患者の体内に挿入する好ましい方法は、対の組織開創面(壁32A、32B、34など)および第1と第2のガイド受け領域(溝部26など)を有する開創器10を提供するステップ、皮膚を通して、または他の方法で第1および第2のガイド(ガイド172など)を患者の骨の異なる領域内に埋め込むステップ、次いで、それぞれ第1と第2のガイドの上端を第1と第2のガイド受け領域を通して位置決めし、次いでガイドを通して開創器を患者の体内に完全に挿入し、筋を有効に分割するステップ、および、最後に組織開創面を互いから離れるように移動して手術空間を開くステップを含む。こうした方法は、1つまたは複数のガイドがねじであり、それが脊椎骨の椎弓根など特定の解剖学的構造内に埋め込まれる場合に特に有用である。意図された方法は、重なる隣接する骨の手術空間を開く際にも非常に有用である。特に好ましい方法では、任意選択で、ナット、クランプ、または他の簡単に取り付け可能で固定可能な機構を使用して、開創器10をガイド上で安定させ、かつ/または連結されたペディクルねじの端部上に開創器を引き降ろす。
上記の説明から明らかなように、本明細書で開示した新規な方法および装置は、通常の開創処置を覆すものである。本発明の以前に行われていたように、1つまたは複数の保持壁を位置決めし、次いで、スパイクまたはポストを埋め込むことによって壁を定位置に保持する代わりに、本発明の処置では、ガイドを埋め込み、次いでガイドを使用して開創器の位置を決める。当然、最初に開創器を位置決めし、次いでガイドを配置することも可能であり、本発明はこの別法に有用な改善をもたらす。
手順を逆にする利点は大きい。とりわけ、この新しい処置では、下にある骨構造(例えば脊椎骨の椎弓根126)に対する位置決めを正確に行うことができるため、外科医が開創器10を対象の手術部位に正確に位置決めを行うことができる。ねじは、外科医が望む場所に埋め込まれ、ねじの頂部に取り付けられたガイド172は開創器を所望の解剖学的構造に案内し、筋を分割し、壁32A、32B、および34内で手術部位50を画定する。その後、手術部位50が開かれて、過剰な開創およびその結果生じる組織の破壊をもたらさずに、外科医に外科手術が必要とされる所望の場所が露出される。
他の利点は、こうした新しい方法および装置によって、従来技術と比較して処置が迅速化され、資源がより有効に使用されることである。とりわけ、ガイド172およびねじ174が配置され、開創器10が取り付けられて開かれた後は、X線透視装置がもはや必要でなくなり、それを異なる空間に沿って移動させることができる。
他の利点は線形開創器の使用から得られる。閉位置にある場合に薄く広いデバイスは、手術領域内に容易に配置され、筋など解剖学的特色を線に沿って分割するため、開位置にある場合に非常に有用な手術空間が提供されることが判明した。本発明の特徴は、開創器は観血が最小となるが、外科医が手術を行う間に手術部位を視覚的に観察することができるようにする十分に大きい手術空間を提供し、有用な形状を有することである。これは、管状開創器に対する著しい改良点である。
他の利点は、利便性および外科手術のストレスの緩和に関する。新規な方法および装置は、手術について精神的に楽にするものである。処置の第1の部分で、ねじ174が挿入された後は、手術部位を開くことに関して他のすべてが極めて容易になる。これは、外科医が精神的かつ物理的にリラックスすることを助ける。
上記に、新規な開創器の特定の実装形態および適用例を開示した。しかし、当業者には明らかであるように、本明細書の本発明の概念から逸脱することなく、すでに記載したもの以外の多くのさらなる変更が可能である。したがって、本発明の主題は、頭記の特許請求の精神以外で限定されることはない。さらに、本明細書と特許請求の範囲の両方の解釈において、すべての用語は、内容と一致する最も広義に解釈すべきである。具体的には、用語「含む」および「含んでいる」は、要素、構成要素、またはステップを非限定的に指すものとして解釈され、言及された要素、構成要素、またはステップが存在し、または使用され、あるいははっきりと言及されていない他の要素、構成要素、もしくはステップと組み合わせることができることを示す。
Claims (28)
- a.閉位置および開位置を有した開創器本体であって、閉じられた開創器本体を開創すべき領域内に配置することを容易にするために、閉位置においてほぼ直線的な形状となっており、かつ、前記開位置は前記開創すべき領域内において対応した隣接椎弓根の間の距離よりも大きい、または、それよりもほんの少しだけ大きい作業領域を提供し、さらに、2つの細長い溝部を有する、開創器本体と、
b.対応して隣接する各椎弓根に取り付けるための1対のペディクルねじと、前記ねじの長手方向軸に関して円錐を画定する運動範囲を有するように、それぞれのペディクルねじと多軸的に係合する1対のガイド部材と、を備え、それぞれのガイド部材は、前記開創器本体において対応する溝部を貫通することができるに充分な長さを有しており、各ガイド部材は、前記開創器本体を前記連結したペディクルねじの端部上方に引き下ろすときに使用するための連結した取り付け部材を有しており、
c.前記開創器本体は、単一の部片から形成され、前記閉位置から前記開位置までの動きを可能にする一体ヒンジを有し、前記開位置にある場合は前記作業領域を完全に取り囲み、前記開創器本体の周長が、前記閉位置と前記開位置とのいずれの場合もほぼ同じである、開創器システム。 - 前記開創器が開位置にある場合に、前記手術空間の底部にわたる網をさらに備え、前記網は所望の領域では除去することができ、他の領域では不要な組織が手術領域内に侵入することを防止することができる材料で形成されている、請求項1に記載の開創器システム。
- 手術野内で解剖学的要素を開創するために使用することができる材料で形成された少なくとも1つのフィンガをさらに備える、請求項1に記載の開創器システム。
- a.閉位置および開位置を有し、閉じられた開創器本体を開創すべき領域内に配置することを容易にするために、閉位置においてほぼ直線的な形状となる開創器本体と、
b.椎弓根に取り付けるための1対のペディクルねじと、
c.ガイド部材が前記ねじの長手方向軸に関して円錐を画定する運動範囲を有するようにそれぞれペディクルねじに多軸的に係合する1対のガイド部材と、を備える、開創器システム。 - a.閉位置および開位置を有し、本体の周長が前記閉位置と開位置とのいずれの場合もほぼ同じであり、前記本体が複数のヒンジを備えて本体が前記開位置と閉位置の間で移動することができるようになされた開創器本体と、
b.椎弓根に取り付けるための1対のペディクルねじと、
c.前記ねじの長手方向軸に関して円錐を画定する運動範囲を有するようにそれぞれペディクルねじに多軸的に係合する1対のガイド部材と、を備える、開創器システム。 - 前記開創器本体が単一部片から形成される、請求項5に記載の開創器システム。
- a.第1のガイド受け溝部に結合された第1の組織保持壁と、
b.前記第1の組織保持壁に対して移動可能に結合された第2の組織保持壁と、を備える開創器。 - それぞれ前記保持壁がほぼ平坦な側面を有する、請求項7に記載の開創器。
- 前記第1および第2の保持壁が互いに入れ子である、請求項7に記載の開創器。
- 前記保持壁の少なくとも1つが湾曲した底縁部を有する、請求項7に記載の開創器。
- 前記保持壁の少なくとも1つが順応性のある底縁部を有する、請求項7に記載の開創器。
- 前記第1および第2の保持壁を結合するヒンジをさらに備える、請求項7に記載の開創器。
- 前記保持壁を互いに離して保持する機構を有するフレームをさらに備える、請求項7に記載の開創器。
- 前記第1のガイド受け溝部がスロットを含む、請求項7に記載の開創器。
- 第2のガイド受け溝部をさらに含み、両方のガイド受け溝部が前記フレーム内に配置されている、請求項14に記載の開創器。
- 前記第1のガイド受け溝部の少なくとも1つにスロットが設けられた、請求項15に記載の開創器。
- 前記開創器の少なくとも一部が実質的に透明である、請求項7に記載の開創器。
- 前記保持壁の端部に結合する網をさらに備える、請求項7に記載の開創器。
- 前記第1の保持壁の端部から延びる取り外し可能な複数のフィンガ突起部をさらに備える、請求項7に記載の開創器。
- 請求項7に記載の開創器を備え、第1のガイドが、一端で前記第1のガイド受け溝部内に受けられ、他端で骨の第1の領域内に挿入される大きさおよび寸法である、開創器システム。
- 前記第1のガイドがねじによって骨に対して定位置に保持される、請求項20に記載の開創器システム。
- 前記第1のガイドと協働して、前記フレームを前記骨に対して定位置に保持する際に、その補助を行うためのクランプまたはナットをさらに備える、請求項20に記載の開創器システム。
- 前記開創器が前記第1のガイド受け溝部から間隔をおいて配置された第2のガイド受け溝部を有し、一端が前記第2のガイド受け溝部内に受けられ、他方の端部が骨の第2の領域内に挿入される大きさおよび寸法の第2のガイドをさらに備える、請求項20に記載の開創器システム。
- 取っ手および勾配をつけた壁を有する拡開器をさらに備える、請求項20に記載の開創器システム。
- 組織開創器を患者の体内に挿入する方法であって、
a.対の組織開創面および第1と第2のガイド受け領域を有する開創器を提供すること、
b.第1および第2のガイドを患者の骨の異なる領域内に皮膚を通して埋め込むこと、
c.次いで、それぞれ前記第1および第2のガイドの上端を前記第1および第2のガイド受け領域を通して位置付け、前記開創器を患者の組織内に挿入すること、および
d.前記組織開創面を互いから離れるように移動させることを含む方法。 - 前記埋め込むステップが前記第1のガイドを脊椎骨の椎弓根内にねじ込むことを含む、請求項25に記載の方法。
- 前記埋め込むステップが前記第1および第2のガイドを異なる骨内に挿入することを含む、請求項25に記載の方法。
- 前記開創器を前記ガイド上にワイヤを使用して安定させることをさらに含む請求項25に記載の方法。
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