JP2006509593A - 深経皮的利用に関するデプス制御のための方法及び器具 - Google Patents

深経皮的利用に関するデプス制御のための方法及び器具 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明の課題は、電極針がレシピエントに対して挿入されるデプスを制御すること等である。
【解決手段】 上記課題を解決するために、本発明は、ハウジングと、鋭いエンドを有し該ハウジング内に配置されている深経皮的プローブと、該深経皮的プローブに結合されているデプス制御機構と、を備え、該デプス制御機構は、該深経皮的プローブが第1展開ポジション及び第2展開ポジションへ動くことを許容する第1構成及び第2構成を有し、該深経皮的プローブは、収納ポジションと該第1展開ポジション及び該第2展開ポジションの少なくとも1つとの間を、該深経皮的プローブが該第1展開ポジションにある場合に第1距離だけ、該第2展開ポジションにある場合に該第1距離より長い第2距離だけ該ハウジングから突出する態様で、該ハウジングに関し可動である深経皮的な利用のための器具を提供する。

Description

この出願は、2002年12月16日出願に係る米国仮出願番号60/433,800による利益を主張するものであり、当該仮出願の開示内容は参照されることによって完全に本開示に盛り込まれる。
本発明は、深経皮的なプローブが展開されるデプスを制御する方法及び器具を含め、深経皮的利用に関する方法及び器具に関する。
電気治療は、痛みやその他の症状を治療するために医術において久しく使用されてきた。たとえば、経皮的電気的な神経刺激(TENS)装置は、患者の皮膚表面に据えられた電極パッチを通して電気的なエネルギーを加えることにより、当該パッチの位置の下及び周囲の組織の痛みを治療する。しかしながら、TENS装置の痛み緩和効果は、精一杯に見積もったとしても疑わしい。
最近では、患者の皮膚を通して目標組織まで電極を挿入するという技術が提案されている。深経皮的(訳者注:日本語で書かれている専門的な文献であってもtransucutaneousとpercutaneousの何れについても「経皮的」という語が訳語として用いられている。しかしながら、これらは人の皮膚を突き抜けるか否かという点において異なるものと考えられる。そこで、突き抜けない場合に「経皮的」、突き抜ける場合に「深経皮的」の語をそれぞれ用いた。)に据えられた電極を使用する深経皮的神経修飾療法(「PNT」)(深経皮的電気的な神経刺激又は「PENS」ともいう)は、皮膚表面電極を使用するTENS療法に比して目覚しいほどの痛みの緩和効果をもたらす。この深経皮的神経修飾療法は、ゴーナム等「腰痛のための深経皮的電気的な神経刺激」JAMA第281号第818−23頁(1999)(英語表記:Ghoname et al., “Percutaneous Electrical Nerve Stimulation for Low Back Pain,” JAMA 281: 818−23 (1999));ゴーナム等「慢性腰痛患者への深経皮的電気的な神経刺激に対する鎮痛性反応に関する刺激頻度の影響」麻酔鎮痛第88号第841−6頁(1999)(英語表記:Ghoname et al., “The Effect of Stimulus Frequency on the Analgesic Response to Percutaneous Electrical Nerve Stimulation in Patients with Chronic Low Back Pain,” Anesth. Analg. 88: 841−6 (1999));アーメド等「深経皮的電気的な神経刺激(PENS):骨の変形に付随する痛みのマネジメントに関する代替療法」クリニカル・ジャーナル・オブ・ペイン第14号第320−3頁(1998)(英語表記:Ahmed et al., “Percutaneous Electrical Nerve Stimulation (PENS) : A Complementary Therapy for the Management of Pain Secondary to Bony Metastasis,” Clinical Journal of Pain 14: 320−3 (1998));及びアーメド等「深経皮的電気的な神経刺激:帯状疱疹用抗ウイルス剤に代わる治療法」麻酔鎮痛第87号第911−4頁(1998)(英語表記:Ahmed et al., “Percutaneous Electrical Nerve Stimulation: An Alternative to Antiviral Drugs for Herpes Zoster,” Anesth. Analg. 87: 911−4 (1998))に記載されている。これらの参照物の内容は、参照されることによってここに盛り込まれる。
いくつかある既存のPNT技術の1つの欠点は、深経皮的な電極を患者の皮膚の下にどれくらい深くまで挿入したら良いのかを正確に決めることが従業者にとって難しいことがある、ということである。その結果、従業者は、電極を最も効果的な位置へ位置決めできなくなり得、最適の方法で治療を施すことができなくなる恐れがある。いくつかある既存のPNT技術の第2の欠点は、特に複合電極が患者の体の比較的小さな部位で同時に使用される場合において、電極を操作し及び/又は動かすのが難しいことがある、ということである。
特開2003−199731
本発明は、上記のような背景に鑑みてなされたものであり、上記欠点を克服することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の深経皮的な利用のための器具は、深経皮的な利用のための器具であって、
ハウジングと、
鋭いエンドを有し、該ハウジング内に配置されている深経皮的なプローブと、
該深経皮的なプローブに効果的に結合されているデプス制御器具と、
を備え、
該深経皮的なプローブは、収納ポジションと第1展開ポジション及び第2展開ポジションの少なくとも1つとの間を、該深経皮的なプローブが該第1展開ポジションにある場合に該ハウジングから第1距離だけ突出し、該深経皮的なプローブが該第2展開ポジションにある場合に該ハウジングから該第1距離よりも長い第2距離だけ突出する態様で、該ハウジングに関し動くことができ、
該デプス制御器具は、該深経皮的なプローブが該第1展開ポジションへ動くことを許容する第1構成を有し、
該デプス制御器具は、該深経皮的なプローブが該第2展開ポジションへ動くことを許容する第2構成を有することを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項2に記載の器具は、該デプス制御器具は、該深経皮的なプローブを動かすことなく第1停止位置と第2停止位置との間を動くことができるように構成された前調整可能部を含み、
該深経皮的なプローブは、該前調整可能部が該第1停止位置にある場合に該第1展開ポジションへ動くことができ、
該深経皮的なプローブは、該前調整可能部が該第2停止位置にある場合に該第2展開ポジションへ動くことができることを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項3に記載の器具は、該デプス制御器具は、該ハウジングに解放可能に接続されたタブを含み、
該タブは、該タブが該ハウジングに接続されているときに該深経皮的なプローブの動きを少なくとも妨げるように配置されていることを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項4に記載の器具は、該深経皮的なプローブを伴うアクチュエーターをさらに備え、
該アクチュエーターは、該ハウジングにより回転可能にサポートされており、
該アクチュエーターは、該深経皮的なプローブが該第1展開ポジションにある状態での第1位置と該深経皮的なプローブが該第2展開ポジションにある状態での該第1位置から回転方向に離れた第2位置との間を回転することができることを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項5に記載の器具は、該深経皮的なプローブが該収納ポジション、該第1展開ポジション及び該第2展開ポジションの少なくとも何れかにある場合に、該深経皮的なプローブの動きを選択的に制限するように配置されたロック機構をさらに備えていることを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項6に記載の深経皮的な利用のための器具は、深経皮的な利用のための器具であって、
ハウジングと、
鋭いエンドを有し、該ハウジング内に配置されている深経皮的なプローブと、
を備え、
該深経皮的なプローブは、収納ポジションと展開ポジションとの間を該ハウジングに関し動くことができ、
該深経皮的なプローブの少なくとも一部は、該深経皮的なプローブが該収納ポジションにある場合に全般的に非直線形状を有し、
該深経皮的なプローブの少なくとも一部は、該深経皮的なプローブが該展開ポジションにある場合に全般的に直線形状を有することを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項7に記載の器具は、該深経皮的なプローブは、少なくとも2つの展開ポジションの少なくとも1つまで動くことができ、
該深経皮的なプローブに効果的に結合されているデプス制御器具をさらに備え、
該デプス制御器具は、該深経皮的なプローブが第1展開ポジションへ動くことを許容する第1構成を有し、
該デプス制御器具は、該深経皮的なプローブが第2展開ポジションへ動くことを許容する第2構成を有することを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項8に記載の深経皮的な利用のための器具は、深経皮的な利用のための器具であって、
ハウジングと、
該ハウジング内に配置されている第1の深経皮的なプローブと、
該第1の深経皮的なプローブとともに該ハウジング内に配置されている第2の深経皮的なプローブと、
を備え、
該第1の深経皮的なプローブは、鋭いエンド及び第1の深経皮的な長さを有し、
該第1の深経皮的なプローブは、該ハウジングに関して第1収納ポジションと第1展開ポジションとの間を可動であり、
該第2の深経皮的なプローブは、鋭くされたエンド及び第2の深経皮的な長さを有し、
該第2の深経皮的なプローブは、該ハウジングに関して第2収納ポジションと第2展開ポジションとの間を可動であることを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項9に記載の器具は、該ハウジングは、出口部と、該出口部に近接して設けられており少なくとも部分的に光を透過する部分と、を有し、
該少なくとも部分的に光を透過する部分は、該第1の深経皮的なプローブが第1展開ポジションへ動かされたときに該出口部を視認できるように配置されていることを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項10に記載の深経皮的な利用のための器具は、深経皮的な利用のための器具であって、
ハウジングと、
鋭いエンドを有し、該ハウジング内に配置されている深経皮的なプローブと、
該ハウジングに関して可動なツールと、
を備え、
該第1の深経皮的なプローブは、該ハウジングに関して収納ポジションと第1展開ポジション及び第2展開ポジションの少なくとも1つとの間を可動であり、
該深経皮的なプローブは、該第1展開ポジションにある場合に該ハウジングの外へ第1展開長さを有し、
該深経皮的なプローブは、該第2展開ポジションにある場合に該ハウジングの外へ第2展開長さを有し、
該ツールは、該深経皮的なプローブを該第1展開ポジションへ動かす第1軸位置において該深経皮的なプローブと選択的に噛み合うように配置された噛合い部を有し、
該噛合い部は、該深経皮的なプローブを該第2展開ポジションへ動かす、該第1軸位置と離されて設けられている第2軸位置において、該深経皮的なプローブと選択的に噛み合うように配置されていることを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項11に記載の器具は、該噛合い部は、該深経皮的なプローブと噛合い及び噛合いを解くように相互にピボット可能な第1及び第2のクランプアームを含んでいることを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項12に記載の深経皮的な利用のための器具は、深経皮的な利用のための器具であって、
出口部と該出口部に近接して配置されている少なくとも部分的に光を透過する部分とを有するハウジングと、
鋭いエンドを有し、該ハウジング内に設けられている深経皮的なプローブと、
を備え、
該深経皮的なプローブは、該ハウジングに関して収納ポジションと展開ポジションとの間を、該深経皮的なプローブが該展開ポジションにある場合に該深経皮的なプローブの少なくとも一部が該出口部において該ハウジングから外へ出ている態様、かつ該深経皮的なプローブが該展開ポジションへと動く場合に該少なくとも部分的に光を透過する部分が該出口部への視認を可能とする態様において、可動であることを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項13に記載の器具は、該少なくとも部分的に光を透過する部分は窓開口を含んでいることを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項14に記載の器具は、該深経皮的なプローブは2つの展開ポジションの少なくとも一方へ動くことができ、
該深経皮的なプローブに効果的に結合されているデプス制御器具をさらに備え、
該デプス制御器具は、該深経皮的なプローブが該第1展開ポジションへ動かされることを許容する第1構成を有し、
該デプス制御器具は、該深経皮的なプローブが該第2展開ポジションへ動かされることを許容する第2構成を有することを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項15に記載の器具は、該深経皮的なプローブの少なくとも一部は、該深経皮的なプローブが該収納ポジションにある場合に全般的に非直線形状を有し、
該深経皮的なプローブの該少なくとも一部は、該深経皮的なプローブが該展開ポジションにある場合に全般的に直線形状を有することを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項16に記載の深経皮的な利用のための器具は、深経皮的な利用のための器具であって、
ハウジングと、
鋭いエンドを有し、該ハウジング内に設けられている深経皮的なプローブと、
該プローブに結合されたプランジャーと、
該深経皮的なプローブと解放可能に接触している電気的なカップリングと、
を備え、
該深経皮的なプローブは、該ハウジングに関して収納ポジションと少なくとも1つの展開ポジションとの間を可動であり、
該プランジャーは、操作者の手を受容するように配置された握り部を有し、
該電気的なカップリングは、該プランジャーとは独立に該ハウジングから取外し可能であることを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項17に記載の器具は、該プランジャー及び該電気的なカップリングは、何れも、該深経皮的なプローブが該収納ポジションから該少なくとも1つの展開ポジションへ動くのに合わせて、該ハウジングに関して該深経皮的なプローブとともに可動であることを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項18に器具は、該プランジャーは、該深経皮的なプローブが該収納ポジションから該少なくとも1つの展開ポジションへ動くのに合わせて、全体的に螺旋形をした経路に沿って動くように該ハウジングと移動可能に噛合っていることを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項19に記載の深経皮的な利用のための器具は、深経皮的な利用のための器具であって、
電気的なカップリングを解放可能に受容するように配置された第1アパーチャとプランジャーを受容するように配置された第2アパーチャとを有するハウジングと、
鋭いエンドを有し、該ハウジング内に設けられている深経皮的なプローブと、
該プローブに固定結合され第2アパーチャに配置されているプランジャーと、
を備え、
該深経皮的なプローブは、該ハウジングに関して収納ポジションと少なくとも1つの展開ポジションとの間を可動であり、
該深経皮的なプローブは、該電気的なカップリングと解放可能に接触するように配置され、
該プランジャーは、操作者の手を受容するように配置された握り部を有することを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項20に記載の器具は、該深経皮的なプローブは、2つの展開ポジションの少なくとも一方へ可動であり、
該深経皮的なプローブに効果的に結合されているデプス制御器具をさらに備え、
該デプス制御器具は、該深経皮的なプローブが該第1展開ポジションへ動かされることを許容する第1構成を有し、
該デプス制御器具は、該深経皮的なプローブが該第2展開ポジションへ動かされることを許容する第2構成を有することを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項21に記載の深経皮的な利用のための器具は、深経皮的な利用のための器具であって、
レシピエントの皮膚に解放可能に取り付けられるように構成された取付機構を有するハウジングと、
鋭いエンドを有し、該ハウジング内に設けられている深経皮的なプローブと、
該ハウジング内に移動可能に設けられ、該深経皮的なプローブを伴い且つ受容部を有するアクチュエーターと、
該アクチュエーターの該受容部と解放可能に噛み合うように配置された噛合い部を有するアクチュエーターツールと、
を備え、
該ハウジングは、該取付機構から伸び拡がって該取付機構と外側に横向きに面している外部ハウジング面をさらに有し、
該深経皮的なプローブは、該ハウジングに関して収納ポジションと少なくとも1つの展開ポジションとの間を可動であり、
該アクチュエーターは、該アクチュエーターツールがその第1位置にあるときに該深経皮的なプローブがその収納ポジションにあり、且つ該アクチュエーターツールがその第2位置にあるときに該深経皮的なプローブがその展開ポジションにある態様で、第1位置と第2位置との間を可動であり、
該ハウジング面の少なくとも一部は、該アクチュエーターツールが該第1位置にあるときに晒され、該アクチュエーターツールが該第2位置にあるときに覆われていることを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項22に記載の器具は、該ハウジングは、該深経皮的なプローブが該展開位置にあるときに通り出る出口部を含み、
該ハウジングの該表面は、該出口部に横向きに面し、
該アクチュエーターツールは、操作者の手を受容するように構成された握り部を含み、
該握り部は、該アクチュエーターツールが該第2位置にあるときに該ハウジングの該表面に隣接して配置されていることを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項23に記載の深経皮的なプローブ器具を操作する方法は、深経皮的なプローブ器具を操作する方法であって、
少なくとも第1展開デプス及び第2展開デプスから選択展開デプスを選び、
該深経皮的なプローブをレシピエントの組織中に該選択展開デプスまで展開し、
該深経皮的なプローブの展開を少なくとも2つの構成の内の1つを有する該深経皮的なプローブ器具のデプス制御器具により該選択展開デプスで止め、
該深経皮的なプローブを該レシピエントの組織から引き抜き、
該深経皮的なプローブを該ハウジングに収納することを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項24に記載の方法は、該デプス制御器具は、該深経皮的なプローブを動かすことなく第1停止位置と第2停止位置との間を動くことができるように構成された前調整可能部を含む構成の下において、
該深経皮的なプローブを動かすことなく該前調整可能部を該第1停止位置に動かし、
該前調整可能部が該第1位置にあるときに該深経皮的なプローブを該選択展開デプスまで動かすことをさらに備えたことを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項25に記載の方法は、該深経皮的なプローブはアクチュエーターによって伴われ、
該アクチュエーターは該ハウジングに関して可動であり、
該アクチュエーターと該ハウジングの一方は第1及び第2の移動止めを含み、該アクチュエーターと該ハウジングの該他方は該第1及び第2の移動止めの少なくとも一方と選択的に噛み合うように配置された噛合い部を含み、
該深経皮的なプローブを停止させる動きは、該噛合い部を該第1移動止めと噛み合わせることを含んでいることを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項26に記載の方法は、該深経皮的なプローブを展開することは、該深経皮的なプローブを伴っているアクチュエーターを回転方向に離して設けられた2つの位置の1つまで回転することを含んでいることを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項27に記載の方法は、該深経皮的なプローブを該選択展開デプスでロックすることをさらに含んでいることを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項28に記載の深経皮的なプローブを操作する方法は、深経皮的なプローブを操作する方法であって、
該深経皮的なプローブを、該深経皮的なプローブの少なくとも一部が全体的に非直線形状をしている態様でハウジングに収納し、
該深経皮的なプローブを、該深経皮的なプローブの該少なくとも一部が全体的に直線形状をしている態様でレシピエントの組織中へ展開することを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項29に記載の方法は、少なくとも第1展開デプス及び第2展開デプスから選択展開デプスを選び、
該深経皮的なプローブを、アクチュエーターを該深経皮的なプローブの長さに沿った少なくとも2つの位置の1つにおいて該深経皮的なプローブに解放可能に結合することにより、レシピエントの組織中に該選択展開デプスまで展開することをさらに備えたことを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項30に記載の深経皮的なプローブを展開する方法は、深経皮的なプローブを展開する方法であって、
鋭いエンド及び第1の深経皮的長さを備え、深経皮的なプローブハウジングに関して第1収納ポジションと第1展開ポジションとの間を可動である第1の深経皮的なプローブと、鋭いエンド及び第2の深経皮的長さを備え、該ハウジングに関して第2収納ポジションと第2展開ポジションとの間を可動である第2の深経皮的なプローブと、を有する該ハウジングをサポートし、
該第1及び第2の深経皮的なプローブの少なくとも1つを選択し、
該少なくとも1つの深経皮的なプローブをレシピエントの中に展開することを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項31に記載の方法は、該第1及び第2の深経皮的なプローブは回転可能なマガジンによって伴われている構成の下において、
該深経皮的なプローブの1つを選択するために該マガジンを回転することをさらに含んでいることを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項32に記載の深経皮的なプローブを操作する方法は、深経皮的なプローブを操作する方法であって、
ハウジングに関して収納ポジション、第1展開ポジション及び第2展開ポジションの間を動くことができ、該第1展開ポジションにある場合に該ハウジングの外に第1展開長さを有し、該第2展開ポジションにある場合に該ハウジングの外に第2展開長さを有する深経皮的なプローブを有する該ハウジングをサポートし、
該第1展開ポジション及び第2展開ポジションの何れか一方を選択し、
該深経皮的なプローブを該ハウジングから該第1展開ポジション及び第2展開ポジションの該一方まで展開し、
該深経皮的なプローブの該第1及び第2ポジションの少なくとも1つを超える動きを止めることを備えていることを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項33に記載の方法は、該深経皮的なプローブは、該第1展開位置に対応する第1軸方向位置と 、該第2展開位置に対応する該第1軸方向位置から離れている第2軸方向位置と、を有する構成の下において、
該深経皮的なプローブの該2つの軸方向位置の1つで、ツールを該深経皮的なプローブと解放可能に噛み合わせることをさらに備えていることを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項34に記載の方法は、該深経皮的なプローブは、該第1展開位置に対応する第1軸方向位置と 、該第2展開位置に対応する該第1軸方向位置から離れている第2軸方向位置と、を有する構成の下において、
該深経皮的なプローブの該2つの軸方向位置の1つで、ツールの一部を該深経皮的なプローブの周囲に解放可能にクランプすることをさらに備えていることを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項35に記載の深経皮的なプローブを操作する方法は、深経皮的なプローブを操作する方法であって、
レシピエントの皮膚に深経皮的なプローブと該深経皮的なプローブが通り出る出口部とを有するハウジングを解放可能に取り付け、
該ハウジングの少なくとも部分的に光を透過する部分を通して該出口部を見つつ該深経皮的なプローブの鋭いエンドを該ハウジングから該レシピエントの皮膚に展開することを備えていることを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項36に記載の深経皮的なプローブを操作する方法は、深経皮的なプローブを操作する方法であって、
ハウジングに関して収納ポジションと少なくとも1つの展開ポジションとの間を動くことができ、プランジャーに結合された深経皮的なプローブを有する該ハウジングをサポートし、
該プランジャーとは独立して該ハウジングから取外し可能な電気的なカップリングを該深経皮的なプローブに接続し、
該プランジャーを該ハウジングに関して動かすことにより該深経皮的なプローブを展開することを備えていることを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項37に記載の方法は、該プランジャーを動かすことは、該プランジャーを全体的に螺旋形状の経路に沿って動かすことを含み、
該プランジャーが該ハウジングに関して動くのに合わせて、該電気的なカップリングを該深経皮的なプローブ及び該プランジャーの少なくとも一方に全体的に直線的な経路に沿って伴わせることをさらに備えたことを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項38に記載の深経皮的なプローブを展開する方法は、深経皮的なプローブを展開する方法であって、
レシピエントの皮膚に対して、ハウジングに関し収納ポジションと少なくとも1つの展開ポジションとの間を移動可能な深経皮的なプローブを有し、該レシピエントの皮膚に解放可能に取り付けることができるように構成された取付機構をさらに有し、該取付機構から拡がり出て該取付機構に外側に横向きに面している外部ハウジング面をさらに有する該ハウジングを当接させ、
該取付機構を該レシピエントの皮膚に解放可能に取り付け、
アクチュエーターツールを該深経皮的なプローブに解放可能に結合させ、
該アクチュエーターツールのグリップ部分を解放可能に握り、
該深経皮的なプローブを、該アクチュエーターツールを少なくとも該グリップ部分が該外部ハウジング面に隣接して該外部ハウジング面から横にオフセットされるまで動かすことにより、該レシピエントの皮膚中に展開させることを備えたことを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項39に記載の方法は、少なくとも第1展開デプス及び第2展開デプスから1つの選択展開デプスを選び、
該深経皮的なプローブを該レシピエントの皮膚中に該選択展開デプスまで展開させ、
該深経皮的なプローブの展開を、少なくとも2つの構成の内の1つを有する該深経皮的なプローブ器具のデプス制御器具により該選択展開デプスで止め、
該深経皮的なプローブを該レシピエントの皮膚から引き抜き、
該深経皮的なプローブを該ハウジングに収納することをさらに備えたことを特徴とする。
1 本発明の概要
本発明は、深経皮的利用に関する方法及び器具に関する。当該発明の1つの側面による器具は、ハウジングと鋭いエンドを有する深経皮的なプローブとを含んでいて、当該深経皮的なプローブは当該ハウジングの中に配置されている。その深経皮的なプローブは、収納ポジションと第1展開ポジション及び第2展開ポジションの少なくとも一方との間を、ハウジングに対して相対的に移動可能である。その深経皮的なプローブは、該第1展開ポジションにある場合に該ハウジングから第1距離だけ突き出て、該第2展開ポジションにある場合に該ハウジングから第1距離よりも大きい第2距離だけ突き出る。あるデプス制御機構は、該深経皮的なプローブに効果的につながれ、該深経皮的なプローブが該第1展開ポジションへ動くことを許容する第1構成と、該深経皮的なプローブが該第2展開ポジションへ動くことを許容する第2構成とを有している。
本発明のさらなる側面において、そのデプス制御機構は、第1ストップポジションと第2ストップポジションとの間を移動可能に構成された前調整可能部を含むことができる。該深経皮的なプローブは、その前調整可能部が該第1ポジションにある場合に該第1展開ポジションへ動き、その前調整可能部が該第2ポジションにある場合に該第2展開ポジションへ動くことができる。
本発明の他の側面においては、当該器具はその他の構成を有することができる。たとえば、ある構成において、該深経皮的なプローブの少なくとも一部は、該深経皮的なプローブが該収納ポジションにある場合に全般的に非直線形状を有することができ、該深経皮的なプローブが該展開ポジションにある場合に全般的に直線形状を有することができる。本発明の別の側面において、該ハウジングは深経皮的な長さの異なる複数の深経皮的なプローブを含むことができる。本発明のさらなる側面において、該器具は、該深経皮的なプローブを第1及び第2の軸位置に選択的に係合するように配置された係合部を有するツールを含むことができ、これら第1及び第2の軸位置は該深経皮的なプローブを対応する第1及び第2の展開位置に選択的に展開するためのものである。本発明のさらなる側面において、該ハウジングは、該深経皮的なプローブが該ハウジングの外へ出る出口部、及び該出口部への視覚的アクセスを許容する少なくとも部分的に光を透過する部分を含むことができる。本発明のさらなる側面において、該ハウジングは、該深経皮的なプローブに繋がれていて該深経皮的なプローブを展開するプランジャー、及び該深経皮的なプローブと取外し可能に接していて該ハウジングから該プランジャーとは別個に取り外すことのできる電気的カップリングを含むことができる。
本発明はまた、深経皮的なプローブを操作する方法に取り組むものでもある。本発明の一側面による方法は、少なくとも第1展開デプス及び第2展開デプスから1つの選択展開デプスを選び、該深経皮的なプローブをレシピエントの組織の中へ該選択展開デプスまで展開し、少なくとも2つの構成の内の1つを有するデプス制御機構により該深経皮的なプローブの展開を該選択展開デプスで停止させ、該深経皮的なプローブを該レシピエントの組織から引き抜き、該深経皮的なプローブを該ハウジング内に収めることを含む。本発明の別の側面による方法は、該深経皮的なプローブを該深経皮的なプローブの少なくとも一部が全体的に非直線形状をしている状態でハウジングに収納し、該深経皮的なプローブを該深経皮的なプローブの少なくとも一部が全体的に直線形状をしている状態でレシピエントの組織の中へ展開することを含む。本発明の別の側面による別の方法は、ハウジング内にある異なった深経皮的な長さを有する複数の深経皮的プローブから1つの深経皮的プローブを選択することを含む。
2 実施形態
以下、本発明の好適な実施形態及びその変形実施形態を、図面を参照しつつ説明する(発明の多くの側面が図面を参照することによってより良く理解され得る。図面中のコンポーネントはスケールに必ずしも忠実でないが、本発明の原理を明確に図示することに強調が置かれている。さらに、図中において、同様の参照数字は幾つかの図面を通して対応する部分を指す。)。
PNT装置のような深経皮的な電気治療装置は、組織を覆っている皮膚を突き通る電極を通して患者の組織領域に電流を伝える。その電流は、患者の外部にある制御装置によって生成され、周波数、振幅及びパルス幅といった特定の波形特性を典型的には有している。施されている治療ないし療法如何によって、陰極と陽極の両方を含んでいる1つの電極又は陰極として作用する少なくとも1つの電極と陽極として作用する少なくとも1つの電極とを備えた複数の電極があっても良い。
電極は、患者の皮膚に対する挿入を促進し、治療中に局所電流密度を増強するために、鋭い点を有している。その鋭い点は、皮膚に一旦挿入されると、患者の組織及び/又は血液中で、病原体、微生物、毒素等に晒されるようになるかもしれない。患者の組織から電極を除去した後、介護人やその他の付添人は、当該電極の鋭点によって誤って刺されるかもしれず、そのため、使用された電極上にあるかもしれない病原体に介護人を晒すこととなる。したがって、本発明は、深経皮的な電気治療装置に関する鋭点保護アセンブリーを含む。
図1Aから図1Gは、深経皮的な電気治療装置及び電極アセンブリー発明の一実施形態の展開と使用とを示すブロックダイヤグラムである。図1A及び図1Bにおいて示されているように、当該装置は、その遠位端部に鋭点2を有する電極1及び当該電極が非展開かつ非挿入状態にある場合に当該電極の鋭点2を少なくとも囲んでいる鋭点保護アセンブリー3のような鋭いプローブを含むことができる。その非展開かつ非挿入状態には、電極の展開前と展開後の両状態が含まれる。この実施形態において、該鋭点保護アセンブリー3は、その遠位端部にアパーチャ5を有しているハウジング4を含んでいる。アクチュエーター6は、図示されているように、電極2の近位端部でハンドル11と相互に作用し合う。
電極アセンブリーの展開は、電気治療において使用されるために、適切なポジション及び状態で電極アセンブリーを配置するべく取られたステップを含んでいる。図1Aは、展開されていない(展開前の)状態の電極アセンブリーを示すものである。展開するときには、図1Bにおいて示されているように、アパーチャ5が患者の皮膚22に対して当てられる。電極2は、その後、図1Cにおいて示されているように、アクチュエーター6を遠位方向へ移動することによって、患者の皮膚の裏側にある組織に挿入される。アクチュエーター6は、アクチュエーター6の遠位方向への動きを制限し、電極1の鋭点2が挿入される深さをコントロールするために、ハウジング4のリミットストップ領域8で共働する追加的なリミットストップ部9を有していても良い。当該発明の好適な実施形態において、たとえば、当該電気治療装置が深経皮的な神経修飾療法を提供するために使用される場合、予め設定された電極の長さは3cmとなっている。意図する利用及び治療法如何によってその他の深さの電極が勿論使用されてもよい。
挿入後、図1Dにおいて示されているように、(電極導入器の役割を果たした)ハウジング4とアクチュエーター6は、好ましくは取り除かれる。該電極1は、導線又はケーブル16を介して制御装置10に接続される。PNTによる利用のために、制御装置10は、高々約20mAの振幅、約4Hzから50Hzの間の周波数、及び約50μsecから1msecの間のパルス幅の、電流が制限されて電流バランスのとられた波形を、好ましくは供給する。その他のパラメーターを有するその他の電気的な波形は、施される治療法次第で使用されても良いこと勿論である。他の特性を有する電気信号の例は、次の係属中の米国特許出願に記載されている: 2000年10月10日に出願された09/686,993; 及び2000年12月29日に出願された09/751,503、これらの両方とも参照により全部がここに盛り込まれる。また、図1Eでは制御装置に接続された1つだけの電極を示しているが、所望の電気刺激療法によって要求される所に従って、複数の電極が単一の制御装置に接続されても良いと解さなければならない。
電気治療が終わったとき、電極アセンブリーは展開されていない。畳み込みの際には、電極は、針が安全となる方法で患者から取り除かれなければならない。当該実施形態において、図1Fにおいて示されているように、鋭点保護アセンブリー3のハウジング4のアパーチャ5が、電極1のハンドル部11上に当てられる。鋭点保護アセンブリー3は、電極を展開させて挿入するために使用されるのと同じアセンブリー(つまり電極導入器)であっても、全く異なるアセンブリー(例えば電極除去器)であっても良い。その後、図1Gにおいて示されているように、電極1の鋭点2は、アクチュエーター6を近位方向へ移動させることにより、鋭点保護アセンブリー3のハウジング4の中へと引き込まれる。このように、図1A−Gの鋭点保護アセンブリー3は、電極の展開前、展開中及び展開後に、電極の鋭点と介護者又はその他の付添人との間における、すべての意図しない接触を防ぐのに役立つ。
図2A−Eは、我々の深経皮的な電気治療装置及び電極アセンブリー発明の、別の実施形態のブロックダイヤグラムである。制御装置10は、導線16を介して電極アセンブリー13の内部の電極12に接続されている。上述したように、PNTによる利用のためには、制御装置10は、高々約20mAの振幅、約4Hzから50Hzの間の周波数、及び約50μsecから1msecの間のパルス幅の、電流が制限され電流バランスのとられた波形を、好ましくは供給する。図2Aの未展開状態及び図2Bの未挿入状態において示されているように、当該装置は鋭点保護アセンブリー14を含んでおり、鋭点保護アセンブリー14は、患者の皮膚22を通して電極ポイント20が未だ挿入されていない電極12の鋭点20を取り囲むハウジング18を備えている。
展開するためには、図2Bにおいて示されているように、ハウジング18の遠位面21が患者の皮膚22に対して当てられなければならない。図2Cにおいて示されているように、当該装置はまた、患者の皮膚22を通ってその裏に横たわっている組織の中へ所望の深さまで、ハウジング18の内部のアパーチャ24を通じて電極12の鋭点20の展開及び挿入を可能にする電極アクチュエーター19を含んでいても良い。アクチュエーター19は、電極アセンブリー13の一部であっても、当該装置の別個のコンポーネントであっても良い。当該アクチュエーター19は、アクチュエーター19の遠位方向への動きを制限するために、ハウジング18のリミットストップ領域17と共働する追加的なリミットストップ部23を有していても良く、これによって電極12の挿入の深さがコントロールされる。当該発明の好適な実施形態において、たとえば、当該電気治療装置が深経皮的な神経修飾療法を提供するために使用される場合、予め設定された電極の長さは約3cmであるが、利用法如何ではその他の長さの電極が用いられても良い。すると、制御装置10は、これに接続された電極12及びその他の電極によって、患者に適切な治療を提供することができる。
畳み込む際には、アクチュエーター19が電極12をハウジング18の近位方向へ引き戻すために使用される。患者の皮膚から電極12を除去した後、図2D及び図2Eにおいて示されているように、鋭点保護アセンブリー14のハウジング18は、今や挿入されていない電極12の鋭点20を再び取り囲む。アクチュエーター19は、鋭点が最早患者の中からなくなると、当該電極12の当該鋭点を決して露出することなく、この操作が生じるようにすることを助ける。実際、当該電極アセンブリーの操作者は、当該電極12の当該鋭点を見ることがない。したがって、鋭点保護アセンブリー14は、畳み込まれた電極12の潜在的に汚染された部分を保護し、患者の介護人又はその他の付添人を、電気治療の前後最中における電極12の鋭点との意図しない接触から保護する。
図2A−図2Eでは、展開及び患者の皮膚の中への電極挿入より前の制御装置に接続された電極を示しているが、当該制御装置と当該電極との間の接続は展開中又は挿入後においてなされていても良い。また、図2A−図2Eは、当該制御装置に接続された1つの電極のみを示しているが、所望の電気刺激治療によって必要となる場合には、複数の電極が単一の制御装置に接続されていても良いと解されなければならない。
患者を治療するために図1A−図1G及び図2A−図2Eの深経皮的な電気治療装置を使用するためには、1つ又はそれを超える数の電極が患者の皮膚を通してその裏にある組織に挿入されなければならない。たとえば、単極電極を備えたPNTを使用して腰痛を治療するためには、図3において示されているような配列又はモンタージュを使用することができる。「T12」−「S1」による指示は、患者の脊椎骨を指している。当該鋭点保護アセンブリーは、電極アセンブリーの操作者を、治療の前、最中及び後において、電極の鋭点に接することから保護する。当該制御装置又はジェネレーターは、数分から数時間持続させるために、ペア電極間に電流パルスを、好ましくは上述した電流の制限された波形を、供給する。30分間の治療がゴーナム等の腰痛治療の論文の中で推奨されている。
展開及び治療の際、当該電極アセンブリーと当該装置のその他の部分とは、患者に対する電流フローのための針保護導管であることに加えて、その他の機能をも行なう。たとえば、図2A−図Eの実施形態では、該アパーチャ24、該遠位面21及び該アクチュエーター19と該ハウジング18の該相互作用は、患者の組織に対して電極の鋭点を挿入するときに、電極の入射角をコントロールするように入射コントローラーの電極角度として共働する。アパーチャ5の相互作用、ハウジング4の遠位面7、及びアクチュエーター6とハウジング4との相互作用は、図1A−図1Gの実施形態において当該機能を行なう。
当該電極アセンブリーの追加オプションの詳細は、同時に出願されており、一般に共有されている下記米国特許出願において見出すことができ、それらの開示は参照によりここに盛り込まれる: ビシャイ等「電極入射角コントロールを備えた深経皮的電気治療装置」、レオナルド等「電極の軸のサポートをする深経皮的電気治療装置」、レオナルド等「電極デプスコントロールを備えた深経皮的電気治療装置」、レオナルド等「電極位置維持器を備えた深経皮的電気治療装置」、レオナルド等「深経皮的電気治療装置のための電極導入器」、ビシャイ等「電極挿入の不快感を抑制する深経皮的電気治療装置」、ビシャイ等「深経皮的電気治療装置の電極アセンブリー」、及びレオナルド等「深経皮的電気治療装置の電極除去器」。
図4−12は、本発明の別の実施形態を示すものである。電極アセンブリー30は、ベース32、電極34及びプランジャーないしアクチュエーター36を含む。該ベース32は、患者の皮膚と接触するために適応されるフランジないしフレアエンド44を有している。ベース32は、高密度ポリエチレン(HDPE)のような、任意の適当なポリマー又は金属から形成することができる。そのベース32は、「針の怖い」患者が電極を見ることができないようにするために、好ましくは不透明となっている。
アクチュエーター36は、ベース32のハウジング部40の内側にスライド可能な構成で適合する。ロックするアセンブリーは、アクチュエーター36とベース32のハウジング部40との間の相対運動を防ぐために、操作可能となっている。実施形態では、アクチュエーター36のロックするアセンブリーは、一体的に形成された弾性の移動止め48をその外部の円筒状の表面に有している。電極アセンブリー30の展開されていない状態において、さらに下記に説明されるように、アクチュエーター36とベース32とを相互に適所に保持し、電極34がベース32の保護ハウジング40の外部に出るのを防いで、これにより鋭点保護を提供するために、移動止め48はベース32の対応する穴50と噛み合う。ここに示された該移動止めと穴の配置以外の機構が、本発明から離れることなく、アクチュエーターとベースを適所に保持するために使用されても良い。
この実施形態では、電極34は、3cmの長さで32ゲージのステンレス鋼針である。その他のサイズや材料が、当該発明の範囲を離れないで、電極34に勿論使用されても良い。別の適切な材料が使用されても構わないが、アクチュエーター36もまた好ましくはHDPEから形成される。
電極34は、その近位端部に、より大きな直径のハンドル52を有している。ハンドル52は、アクチュエーター36内に形成されたチャンネル54の内側に適合する。チャンネル54は、初期製造及び組立て後にアクチュエーター36内の適所に電極34を保持するために、その遠位端部において、直径が電極34の直径より僅かに大きいがハンドル52の直径より小さい狭いオープニング56を有している。図7において示されているように、展開されていない状態では、電極34の鋭点38は、ベース32のハウジング部40内に、特に、ハウジング40の狭いチャンネル42内に配置される。
(PNTのような)電気的な刺激療法を提供するために患者に対して1つ又はそれを超える電極アセンブリーを展開するのに、ベース32のフランジ部分44の遠位面46は、患者の皮膚上に所望の位置に、好ましくは、チャンネル42の遠位端部に形成されたアパーチャ41の周囲の表面46から下方へ伸びるリング43を取り巻く圧縮可能な粘着性パッド(不図示)と共に、立設される。患者に対してベース32を取り付ける別の手段が適宜使用されても良い。
電気コネクターとアクチュエーター・ツール60とで一組になったものが、電極を挿入し、かつ電極を制御装置62に電気的に接続するために使用される。アクチュエーター・ツール60と電極アセンブリー30はまた、この実施形態の鋭点保護アセンブリーを提供するために相互に作用する。アクチュエーター・ツール60の遠位端部が、ベース32及びアクチュエーター36の近位端に対して配置されると、電極ハンドル52の露出した近位端64は、アクチュエーター・ツール60内の接触面66と電気的に接触する。続いて接触面66は、ケーブル又はその他の導線68を介して制御装置62に電気的に接続される。
アクチュエーター・ツール60は、その円筒状表面の遠位部分から外へ伸びる2本の反対に配置された掛け釘70を有している。掛け釘70は、アクチュエーター36内の2つの対応するスロット72及びベース32内の2つの対応する溝74と、噛み合う。(第2のスロット72と第2の溝74は、図4と5において示されているスロット72と溝74の各反対側に、それぞれ存在する。)アクチュエーター・ツール60を電極アセンブリー30に接続する場合、掛け釘70は、スロット72の縦方向の部分76及び溝74の縦方向の部分78に沿って動く。同時に、電極ハンドル52の該露出した遠位端部64は、アクチュエーター・ツール60と電極32との間に電気的な接続を創造するために、アクチュエーター・ツール60の接触面66とスライドコンタクトをし始める。
掛け釘70が縦方向の部分76と78のエンドに届いた後にアクチュエーター・ツール60を時計回りに回転すると、掛け釘70は、それぞれにスロット72と溝74の短い円周部分80と82の中へ移動される。スロット72の円周部分80の長さは、溝74の円周部分82の長さよりも短い。掛け釘70を円周部分82に沿って動かすと、したがって、掛け釘70を円周スロット80のエンド81まで移動させることとなる。さらに、アクチュエーター・ツール60を時計回りに回転させると、アクチュエーター36も同様に時計回りに回転させることになり、これによって、移動止め48がオープニング50から移動させられ、電極34とアクチュエーター36がベース32に関して動くことを可能にする。
溝74の第2の縦方向部84は、ベース32内の円周部分82の端部に形成されている。縦方向の部分84に沿った遠位方向への掛け釘70の動きは、掛け釘70を円周スロット部分80の遠位端に押しつけ、これによって、アクチュエーター36と電極34を患者の皮膚22に向かって遠位方向へと移動させる。
この実施形態の1つの側面において、ハウジング40は、電極34が患者の皮膚へ展開するデプス(深さ)を制御するように構成されたデプス制御装置480を含むことができる。この実施形態の1つの側面において、デプス制御装置480は、溝74の縦方向部84に沿って軸方向に別々に離されて配置された1つ又はそれを超える数の分離タブ482(1つが図4において示されている。)を含むことができる。各分離タブ482は、アクチュエーター36の更なる下方への動きを阻むための、縦方向部84の中へ伸びる接触部484を有することができる。従って、分離タブ482がハウジング40内に位置する場合、それは電極34が展開するデプスを制限することができる。分離タブ482が取り除かれると、アクチュエーター36は次の分離タブまで下方へ動き続け(ハウジング40が1つを越える分離タブ482を含んでいる場合)、あるいはアクチュエーター36はその最低ポジションまで下方へ動き続ける(ハウジング40が分離タブ482を2つ以上含んでいない場合)。分離タブ482はハウジング40から外側に伸びる突起486(図6)を含むことができ、それは、望まれるのであれば、従事者が分離タブ482を掴み取り除くことを可能にする。他の実施形態では、ハウジング40は、図29−34に関して下記に述べられるもののような他のデプス制御装置を含むことができる。動きに基づいて、電極34はチャンネル42を通り抜け、電極34の鋭点はアパーチャ41を通って外へ出て行く。
チャンネル42とアクチュエーター36とは電極34に前方向へ動く際の軸サポートをし、そしてまた、フランジ44によって提供されるサポートと供に、当該電極に入射角ガイダンスを提供する。さらに、電極展開中の患者の皮膚に対する下方への圧力は、圧縮可能な粘着性のパッドを圧縮し、患者の皮膚22に対してリング43を押し当てる。このことは、皮膚を通るときの電極挿入をし易くするとともに、患者の感じる挿入の際の痛みを減少させる。
ハウジング40が分離タブ482を含んでいない場合(又は分離タブ482がすべて取り除かれている場合)、ベース32内の電極とそのアクチュエーターの遠位方向への動きは、アクチュエーター・ツール60の円筒状のキャップ部92の遠位表面86がハウジング40の環状表面88に接触するまで継続する。この点では、電極34の鋭点38は、患者の皮膚の裏側にある組織へ所定のデプスだけ伸びている。好ましい実施形態において、この所定のデプスは約3cmであるが、行なわれる治療に拠って他の電極デプスが必要とされても良い。
ベース32内の電極とそのアクチュエーターの遠位方向への動きは、アクチュエーター・ツール60の円筒状のキャップ部92の遠位表面86がハウジング40の環状表面88と接するまで、継続する。この時点で、電極34の鋭点38は、患者の皮膚の裏側にある組織へ所定の深さだけ挿入されている。行なわれる治療によって種々の電極深さが求められても構わないが、好ましい実施形態においては、当該所定の深さは約3cmとなっている。
本発明のオプショナルの機能は、展開された電極把持機構である。実施形態では、チャンネル42の内部表面とチャンネル52の外側表面(不図示)との間における相互接触が、その機能を行なう。
電気的な刺激治療は、電極が一旦展開され挿入されると開始されるであろう。制御装置62は、例えばゴーナム等の論文に記載された方法で、電極に刺激電流を供給する。制御装置によって提供される電気的な波形は、どのように用いるかということに依存する。たとえば、深経皮的な神経修飾療法を提供する装置の実施形態において、制御装置62は、高々約20mAの振幅、約4Hzから50Hzの間の周波数、及び約50μsecから1msecの間のパルス幅の、電流が制限され電流バランスのとられた波形を、好ましくは供給する。
アクチュエーター・ツール60とベース32の相互作用は、電極34を適所に保持することによって、ケーブル68上の引っ張る力に関して負荷軽減を提供することによって、並びにしっかりした機械的接続を提供することによって、電極34に安定性を提供し、治療している間の制御装置に対する電気的な接続を提供する。電極の鋭点が、電極34のアセンブリーの展開及び使用中のどの時点においても、操作者又はその他の付添人に晒されることがないという点が注目されるべきである。
治療が終わった後には、電極34は患者から取り除かれるであろう。そうするために、アクチュエーター・ツール60は、患者から近位方向へと動かされる。掛け釘70が溝74の縦方向部分84に沿って近位方向へ動くのに合わせて、掛け釘70は、アクチュエーターの円周スロット部分80の近位端を押し、それによって、アクチュエーター36と電極34とを近位方向へ同様に移動させる。掛け釘70が縦方向の溝部分84の近位端に達すると、電極34の鋭端38は、患者の外にあり、ベース32のハウジング40の内部に安全に収納される。アクチュエーター・ツール60の反時計回りの動きは、掛け釘70と、スロット72及び溝74の円周部分80と、同82とを、それぞれ移動させる。上で述べたように円周部分80は円周部分82より短いので、この反時計回りの動きは、アクチュエーター36を反時計回りに回転することになる。
反時計回りの動きが終わると、ベース32に対して電極34とアクチュエーター36とがさらに動くことを防ぐために、移動止め48がオープニング50の中に戻る。アクチュエーター・ツール60を更に遠位方向へ動かすと、電極アセンブリー30からアクチュエーター・ツール60を分離するように、掛け釘70はスロット72と溝74の各縦方向部分76、78に沿って遠位方向へと動かされる。その後、ベース32は患者から外される。
もう一度述べるが、電極の展開中、使用中及び除去過程の何れの時点においても、電極の鋭点は操作者又は付添人に晒されることがない。
図10−12は、PNTを用いて腰痛を治療するために、図4−9の電極及び鋭点保護アセンブリーの使用を示したものである。図10において示されているように、10個の電極アセンブリー30a−jが、患者の背中にモンタージュに配置され、接着性のものによって取り付けられている。そして、10個のアクチュエーター・ツール60a−jが、10個の電極アセンブリー30a−jに取り付けられる。この例において、展開に先立って、アクチュエーター・ツールは、ケーブル69を介して制御装置62に電気的な連絡を提供するアクチュエーター・ツール・トレー61に立設されている。アクチュエーター・ツールは電気的にツール・トレー61に接続され、これによって個々のケーブル68a−jを介してケーブル69と制御装置62とに接続される。ツール・トレー61及びその電気接続のスキームは、本発明の一部を構成しないということが理解されなければならない。図11は、電極挿入プロセスの開始時点を示すものである。
(図12において示されているように)電極を患者の組織に挿入するために各電極アセンブリーが、各アクチュエーター・ツールにより一旦始動され始めると、制御装置62は患者を治療する電気信号を供給する。好ましくは、電極の半分(例えば、アセンブリー30b、30d、30g、30h及び30i)は陽極として、そしてその他の半分は陰極として扱われる。好ましい実施形態においては、制御装置62は、PNTを使用して患者の腰痛を治療するために、高々約20mAの振幅、約4Hzから50Hzの間の周波数、及び約50μsecから1msecの間のパルス幅の、電流が制限され、電流バランスのとられた波形を、供給する。
本発明の別の実施形態が、図13−28において示されている。当該実施形態では、電極導入器と電極除去器は、鋭点保護を提供するように共働する。
ある実施形態において、図13−16と19−21において示されている電極導入器100は、複合電極又はその他の深経皮的プローブを挿入するように設計されている。どのような数の電極であれ保持・挿入するように設計された導入器に対して本発明の原理を適用することができる、という点が理解されなければならない。
12個の電極102が、ハウジング104内にマウントされたマガジン103内に回転可能に配置されている。当該実施形態において、ハウジング104は、2つの射出成形されたポリスチレン・アセンブリーである。図14において最良に見られるように、マガジン103は、ハウジング104内に形成されたサポートにマウントされたハブ105の周囲を回転する。板ばね106は、ハウジング104の回転可能なマガジン103に関して12個の位置からなるラチェット機構を形成するために、マガジン103内に形成された12個の放射状溝108の内の1つと噛み合う。
マガジン103は、ハブ105に関して放射状に設けられた、12室の電極部屋115を有する。導入器100が完全に満たされている場合、各部屋115は、1つの電極102を含んでいる。部屋115の上方部118の直径は、電極102の電極ハンドル部107の広い部分112、114と相互接触するようなサイズとなっている。電極102の該低くて広い部分114は、圧縮可能な材料から形成されている。下記に説明する理由により、部屋115の低い部分119の直径は、部屋部分119と電極ハンドル107との間で相互接触しないように僅かに大きくなっている。図14と15において示されているように、板ばね106が溝108の内に収まるたび毎に、マガジン部屋115の開口106は、導入器100のアパーチャ117と直線状になる。
スライド部材109は、ハウジング104に形成されたレール110に配置される。スライド部材109から縦に下方へ伸びているのはドライブ・ロッド111で、スライド部材109から縦に上方へ伸びているのはギヤーラック120である。ギヤーラック120の歯は、シャフト124に関してマウントされるとともに、ハウジング104内に形成されたシャフトマウント126に伸びている、回転ギヤー122の歯と噛み合う。別のセットの歯が、シャフト124に関して同様に立設されているより小さな直径の回転ギヤー128(図16においてより明確に示されている)に立設されている。ギヤー122と128は、シャフト124に関して共に回転する。
小さな直径のギヤー128の歯は、縦方向に可動なアクチュエーター132から伸張している第2のギヤーラック130の歯と噛み合う。アクチュエーター132とスプリング・プラットフォーム136の間にマウントされたスプリング134は、アクチュエーター132にハウジング104から遠ざけるようにバイアスをかける。
当該実施形態の電極アセンブリーを展開させるために、柔軟で圧縮可能な環状のパッチ140が、好ましくは接着性のもの(不図示)とともに、所望の位置の患者の皮膚に配置される。たとえば、PNTを用いて腰痛を治療するために、図17において示される配置又はモンタージュを使用することができる。そのモンタージュでは、5つの電極が陰極として作用し、5つは陽極として作用する。
図19及び図20において示されているように、パッチ140は、その中心に配置されてそこから上方へ伸びている環状の剛性部材141を有している。剛性部材141は、より大きな直径の開口144に繋がっている、小さな直径の開口142を有している。開口142の直径は電極102のハンドル部107の下側で広い部分114より僅かに小さく、電極102のハンドル部107の中央部113の直径より僅かに大きい。
パッチ140が適所に設けられると、図18において示されているように、該導入器アパーチャ117が固いパッチ部材141の上方へ伸びる部分を囲むように導入器100の遠位端部がパッチ140に対して配置される。この相互接続は、図19において示されているように、導入器のマガジン部屋115の内の1つの開口116を、剛性部材141の開口142に対して整列させて、電極挿入角をコントロールすることを支援する。導入器100に対する下方への圧力はパッチ140を圧縮し、これによって、剛性部材141の上部表面にマガジン103の低面にインゲージさせ、剛性部材141を患者の皮膚22へと下方に押し当てる。挿入位置のまわりの患者の皮膚に対するこの圧力は、電極を挿入する際の痛みを抑制する。
アクチュエーター132を押し下げると、第2ギヤーラック130が遠位方向へ移動し、これによってギヤー128と122が回転する。ギヤー128と122の相対的な直径と相対的な歯数のため、ギヤーラック120は、第2ギヤーラック130の対応する縦方向の動きに比して遥かに大きな距離を縦方向に移動する。この特徴は、操作者の親指の比較的小さな動きのみを使用するだけで、電極がその必要とされる距離を患者の皮膚に対して挿入されることを可能にする。ギヤーラック120の遠位方向への動きは、レール110に沿ったスライド部材109の動きによって案内される。
スライド部材109が遠位方向へ移動すると、ドライブ・ロッド111の遠心端が電極のハンドル部107の上部面とインゲージするまで、ドライブ・ロッド111はマガジン部屋115へ移動する。図20において示されているように、電極102の鋭点108が導入器ハウジングを離れて、患者の皮膚22と皮膚の下部組織に入射するように、ドライブ・ロッド111の更なる遠位方向への移動は電極102を押し下げる。スキン部屋115は、挿入する際に、電極102に対して軸方向の安定性を提供する。
電極のハンドル部107のトップ部112がマガジン部屋115の小さな直径部分118を離れる時、それは部屋115の大きな直径部分119に入る。(図21に示されているように)このポイントにおいて、部屋部分119の直径が電極ハンドル107の直径よりも大きいので、電極102はもはや挿入器100に付従していない。
アクチュエーター132及びドライブ・ロッド111の連続した下方への移動は、電極ハンドル107の下側でより大きな直径部分114を、ハンドル部114を押圧することにより剛性部材141の小さい直径部分142を通してプッシュする。更なる下方への移動は、剛性部材の小さな直径部分が電極ハンドル107の大きな直径部分112、114の間に位置するように、剛性部材141の大きな直径部分144にハンドル部114を押し込む。この相互作用は、患者の組織の適所に電極102を保持し、電極挿入に関してデプス制御を提供することを支援する。行なわれる治療によっては別の電極深さとしても良いが、この実施形態における電極の鋭いポイント108の好ましい深さは約3cmである。スライド部材109はまた、ハウジング104の限界ストップ・領域145とインゲージしたときに、当該ポイントにおいてリミットストッパーとしての機能を果たし、またこのようにして電極の挿入デプスを制御する。
電極がすべて展開されて挿入されるまで、各電極の挿入後、マガジン103は新しい挿入位置へ回転し、空のパッチ140に対して配置される。図22に示されるように、ケーブル又はその他の導線149を介して制御装置150と電極102との間の電気的なコミュニケーションを提供するために、わに口クリップのような適切な電気的なコネクター148が、電極ハンドル107の上部の大きな直径部分112に形成されたアパーチャ(不図示)を通して、電極102に電気的に接続される。パッチ140は、患者から電極を移動させることからケーブル149上の引っ張る力を防ぐことにより、電極102に対して負荷除去を提供し、これによって、電極102を適所に維持することを支援する。
該制御装置150は、例えばゴーナム等の論文に記述された方法によって、電極に刺激電流を供給する。再言するが、制御装置によって供給される電気的な波形は、どのように用いるかということに依存する。例えば、経皮的な神経修飾療法を提供するシステムの実施形態においては、該制御装置150は、高々約20mAの振幅、約4Hzから50Hzの間の周波数、及び約50μsecから1msecの間のパルス幅の、電流が制限され、電流バランスのとられた波形を、好ましくは供給する。
電極の展開時、挿入時及び電気治療の治療過程のどの時点においても、電極の鋭いポイントが操作者又は付添人に対して晒されないという点に注目されなければならない。
他の代替的な実施例では、電極ハンドルの下側で広い部分は剛性材から形成されており、カムする丸いエッジを有している。この実施例のパッチ140の中央の環形は、圧縮可能であるか、又は電極ハンドルのカム作用の下で弾性のカム開口を有している。
ある実施形態において、導入器100は、異なる長さの電極102を含むことができる。従って、操作者は、電極の先端が展開する患者の皮膚表面の下のデプスに相当する長さを有している電極102を選択することができる。その実施形態の1つの側面において、マガジン103内の各電極102は異なる長さを有することができる。他の実施形態において、マガジン103は、各グループにおいて同じ長さを有している電極102と、異なる長さを有している異なるグループからの電極102と、からなる電極102のグループを含むことができる。ここで図13に関し、一方の実施形態において、ハウジング104は、マガジン103への視覚的なアクセスを許容するために配置された窓開口1049を含むことができる。マガジン103は、対応する電極102が展開するデプスを示す目盛り印1051を含むことができる。窓開口1049は、開いていても、あるいは光を透過する窓ガラスで覆われていても良い。一方の実施形態において、窓開口1049は、ハウジング104の少なくとも部分的に光を透過する部分を形成する。
他の実施例では、挿入器100は別の構成を採ることができる。たとえば、電極102は、直線状又はその他の非回転配列をしているマガジンに収容しても良い。さらに別の実施例では、当該マガジンは、PNT電極以外の経皮的なプローブを、単独で又はPNT電極とともに収容しても構わない。それらの他のプローブには、診断に役立つ電気信号受容器、鍼術針、及び/又は中空の流体供出/撤回針が含まれる。
図23−28は、この発明の1つの実施形態による針安全除去器を示すものである。除去器200は、上記図13−図22に関して記述された電極及び電極パッチ・アセンブリーと共に機能するように設計されている。「針安全」除去器200の原理がその他の電極の仕様に同様に適用できることが理解されるに違いない。
除去器200は、その遠位端部にアパーチャ204があるハウジング202を有している。多くの未だ展開されていない電極102が、ハウジング202の内に格納されている。示されているように、1組のレール214と216が電極ハンドル107を介して整然と電極102を保持する。除去器200のこの実施形態は複数の電極について針の安全な除去を提供し、複数の電極を格納するように設計されているが、当該発明は、1つ又は任意の数の電極を除去及び格納するように設計された除去器に適用することができる。
上述したように、深経皮的な電気治療のための電極は、皮膚の上に露出したハンドル部により、患者の皮膚を通って裏側の組織に挿入される。挿入された電極を畳み込んで取り除く際の第一ステップは、除去器200の遠位面205を、患者の皮膚又は電極102を囲む電極アセンブリー(粘着性のパッチのような)の任意の部分に押しつけることにより、図23において示されているように、電極の露出したハンドル107を除去器のアパーチャ204と直線状にすることである。図23−図28においては示されていないが、アパーチャ204は、(上記図13−図22において示されたような)電極アセンブリーの電極ハンドルを保持し(上記環状部材141のような)、その鋭い点が患者の皮膚を通って挿入される環状部材を囲むような大きさとされている。
電極噛み合わせフォーク206が、アーム209とヒンジされたピボット210を介して縦に移動可能なアクチュエーター208に対して、ピボット可能に取り付けられている。コイルばね212は、図28の中で示されているように、アクチュエーター208を上方にバイアスをかける。板ばね218がアーム209から伸びている。板ばね218の端部にあるクロス・バー220は、溝222とハウジング202の反対側の対応する溝(不図示)との中をスライドする。該板ばね218は、図23で示されたポジションの、緩んだ状態にある。そのポジションにおいて、アーム209の遠位端部から伸びるクロス・バー224は、カム部材226とハウジング202の反対側の対応するカム部材(不図示)とのトップに横たわっている、フォーク206と隣接する。
スプリング212の上向きの力に逆らった(例えば、ユーザの親指による圧力に抗う)アクチュエーター208の下方への動きは、図24において示されているように、クロス・バー224を、カム部材226の第1のカム表面228に対して移動させる。カム表面228は、アーム209のクロス・バー224を、アクチュエーター208、アーム209及びフォーク206が下降するのに合わせて、板ばね218の動作に反してプッシュする。
図25は、フォーク206の、下方への動きの限界を示したものである。このポイントにおいて、図26において示されているように、クロス・バー224はカム部材226をクリアし、板ばね218は、フォーク206を電極ハンドル107と噛み合わせるために、フォーク206とアーム209とをピボット210の周囲で回転させる。フォーク206の枝の間隔は、電極ハンドル107の上部の広い部分112の直径より短いが、電極ハンドル107の狭い中間部分113の直径より大きい。
アクチュエーター208をリリースすることは、スプリング212が、アクチュエーター208、アーム209及びフォーク206を近位へ移動させることを可能にする。図27の中で示されるように、フォーク206と電極ハンドル107の間の噛み合わせは、電極をフォークで患者から近位へ引き出して除去器ハウジングへ収納する。この時点において、クロス・バー224は、カム部材226の第2のカム表面230とインゲージしている。該カム表面230は、クロス・バー224を、板ばね218のアクションに反して別の方向(図27で示される図面の左の方向)に、電極102、フォーク及びアームが、コイルばね212のアクションの下で上昇するのに合わせて、プッシュする。
図28において示されているように、電極102とフォーク206は、それらが動くことのできる上部限界に達するまで、上昇し続ける。この時点で、電極ハンドル107は、レール214及び216、並びに除去器200に前もって格納された最近の電極とインゲージしている。該電極ハンドル107は、前もって格納された電極ハンドルをプッシュし、それはスタックでそれより上に格納された電極ハンドルを替わってプッシュする。このようにして、除去器200によって取り除かれた最新の電極は、除去器200に格納された使用された電極のスタックの一番下に収められる。電極102の鋭点108は今やハウジング202の内部に安全に収められているので、除去器200は、電極が挿入された患者の皮膚上の位置から引き上げることができる。クロス・バー224がカム部材226のトップを一度クリアすると、板ばね218は、アーム209を図23示された中心位置へ引き戻す。
除去器200は、電極畳込み及び電極除去プロセス全体で鋭点保護を提供するということが注目されなければならない。すべての電極が一旦取り除かれると、使用された電極は、除去器200のハウジング202によって提供される針安全コンテナーの中に安全に送られ得る。
図29Aは、本発明の実施形態による1又はそれを超える数のデプスまで深経皮的なプローブ2934を展開させるように構成された、器具2900の部分的に図式的な等角図である。この実施形態の1つの側面において、深経皮的なプローブ2934は治療用の深経皮的な電極を含むことができ、また他の実施形態において、深経皮的なプローブ2934は診断に役立つ電極、鍼治療針、薬物伝達針、液体抽出針、又は別の鋭いエンドを有する深経皮的なデバイスを含むことができる。それらの実施形態のうちの何れにおいても、器具2900は、深経皮的なプローブ2934が移動可能に配置されているハウジング2940を含むことができる。ハウジング2940は、レシピエントの皮膚表面を向くように配置された低面2946を備えたフランジ2944を有することができる。ハウジング2940は、深経皮的なプローブ2934が出る出口部2932をさらに含むことができる。1つの実施形態において、出口部2932は、深経皮的なプローブ2934が展開したときに、低面2946を越え伸びて深経皮的なプローブ2934を受け容れる、中空の突起2943を含むことができる。突起2943は、深経皮的なプローブ2934が皮膚を突き通す点に隣接したレシピエントの皮膚を伸ばすことができるので、深経皮的なプローブ2934が展開される時にレシピエントによって感じられる感覚の大きさを弱めることができる。
深経皮的なプローブ2934は、弾性を有することができ、全体的にストレート且つ直線となるニュートラル形状に向かう傾向がある。従って、深経皮的なプローブ2934は、展開された場合に全体的にストレート且つ直線の形状を有することができ(ターミナル部2929を除く。)、それがハウジング2940内に収納された場合であれば、図29Aにおいて示されているように、全体的に曲がった又はアーチ形の形状を有することができる。深経皮的なプローブ2934がその収納されたポジションにある場合、ターミナル部2929(鋭いエンド2933を含む。)は突起2943へ真直ぐに伸びることができる。従って、鋭いエンド2933の直上にあるターミナル部2929が全般的にストレートであって深経皮的なプローブ2934の長軸に交わる力に晒されないので、鋭いエンド2933に突起2943の内部壁と接触するようなバイアスは掛けられないであろう。
図29Aにおいて示されている実施形態の更なる側面において、深経皮的なプローブ2934は、アクチュエーター・アーム2937に取り付けられたアクチュエーター2936によって支援され得る。矢印Aによって示されるように、アクチュエーター・アーム2937は、ハウジング2940内で旋回するようにピボット節点2939にマウントされ得る。器具2900は、深経皮的なプローブ2934をその収納ポジションから1つ以上の展開ポジションに移動させるために、取外し可能にアクチュエーター2936と噛み合うアクチュエーター・ツール2960をさらに含むことができる。ある実施形態において、例えば、深経皮的なプローブ2934が電気的信号を送り且つ/又は受け容れるように構成された電極を含んでいる場合、アクチュエーター・ツール2960は制御装置10(図1E)に連結可能な導線2968をも含むことができる。別の実施形態において、例えば、深経皮的なプローブ2934が液体の物質を運び伝えるか又は引き抜く中空針を含んでいる場合、導線2968を柔軟な液体密封導管と取り替えることができる。両実施形態において、図29B及び図29Cに関してより詳細に下記で述べられるように、アクチュエーター・ツール2960は、深経皮的なプローブ2934を移動させるためにアクチュエーター2936と解放可能に噛み合わされ得る。
ここで図29Bに関し、ハウジング2940は、アクチュエーター・ツール2960を受け容れるような大きさとされたツール挿入口2945を含むことができる。ハウジング2940は、深経皮的なプローブ2934を展開及び撤回するために、矢印Aによって示されたアーチ形の経路に沿ってアクチュエーター・ツール2960が動くことを許容するような大きさとされたスロット2941をさらに含むことができる。図29Cに関してより詳細に下記で述べられるように、スロット2941は、アクチュエーター・ツール2960がツール挿入口2945に位置する場合を除き、アクチュエーター・ツール2960が取り除かれるのを防げるような大きさとされ得る。従って、器具2900は、深経皮的なプローブ2934が展開されている間、アクチュエーター・ツール2960がハウジング2940から取り除かれるのを防ぐことができる。
深経皮的なプローブ2934は、アクチュエーター・ツール2960がツール挿入口2945からどれくらい遠くに移動されるのかということによって、多くのポジションの内の何れにも選択的に展開され得る。実施形態の1つの側面において、ハウジング2940は、操作者が深経皮的なプローブ2934がどれくらい深く展開されているのかを何時でも判断できるようにするために、目盛り印2951を含むことができる。実施形態の更なる側面において、スロット2941は、解放可能に所定位置でアクチュエーター・ツール2960をロックするために、選択された間隔で配置された移動止め2933を含むことができる。従って、アクチュエーター・ツール2960は、移動止め2933によって解放可能に受け止められるタブ(図29Bにおいて見ることはできない)のような噛合部を含むことができる。アクチュエーター・ツール2960は、それが各移動止め2933を通る際に適所へ「クリックする」ように、移動止め2933の方へ(例えばスプリングで)僅かにバイアスを掛けられ得る。操作者は、深経皮的なプローブ2934をさらに展開させ及び/又は収納するべくアクチュエーター・ツール2960を移動止め2933から離すために、アクチュエーター・ツール2960に対して軽く交わる圧力を移動止め2933から遠ざかるように加える。
他の実施形態において、器具2900は他の解放可能なロック機構を含むことができる。例えば、ある実施形態において、ハウジング2940は選択された位置に複数のアパーチャ2952を含むことができ、各アパーチャ2952はピン2950を取外し可能に受け容れるような大きさとされている。操作者は、所望の展開デプスに相当するアパーチャ内にピン2950を配置することができ、ピン2950は、アクチュエーター2936の選択された位置より向こうへの運動を阻止することができる。
ここで図29Cに関し、アクチュエーター2936は、アクチュエーター・ツール2960を取外し可能に受け容れるために設けられた受容部2931を含むことができる。実施形態の1つの側面において、受容部2931は接触口2935を含むことができる。アクチュエーター・ツール2960は、接触口2935の中にフィットし、接触口2935内の深経皮的なプローブ2934の当該部分との電気的・物理的接続を供給する伝導性のピン2966を含むことができる。実施形態の1つの側面において、接続ピン2966は、深経皮的なプローブ2934との良好の適合を形成するために、深経皮的なプローブ2934に対して交わる力(矢印Tによって示されている。)を働かせるような大きさ及び配置とされ得る。
ここで図29B及び図29Cの両方に関し、アクチュエーター・ツール2960は、ハウジング2940のツール挿入口2945に受け容れられるには十分小さいが、スロット2941を通って引き抜かれるには大きすぎる保持具2961をさらに含むことができる。従って、ある実施形態において、アクチュエーター・ツール2960は、(a)深経皮的なプローブ2934との電気的・物理的接触を創造するためにツール挿入口2945に挿入されることができ、(b)矢印Aによって示されるようにアクチュエーター2936を動かすことができるが、(c)アクチュエーター・ツール2960がツール挿入口2945に戻されるまでハウジング2940から引き抜かれない。
図29A−29Cに関して上述された器具の実施形態の1つの特徴は、単一の器具を越える物を必要とせずに、操作者が深経皮的なプローブに関して容易に1つ又はそれを超える数の展開デプスを選ぶことができるということである。従って、単一の深経皮的なプローブ2934は、利用可能な多数の深経皮的な長さ(例えば、レシピエント内に位置される深経皮的なプローブの長さ)を有することができる。この特徴の利点は、操作者の選択はどの器具を使用すべきかということに関して更なる選択を必要としないので、操作者が展開デプスを選ぶのが容易となり消費時間が抑えられるということである。別の利点は、器具がレシピエントに取り付けられて深経皮的なプローブが展開された後であっても、操作者は展開デプスを変更することができるということである。これは、すなわち、治療セッションを短くすることができ、レシピエントにとってより快適になるということに繋がる。
図30Aは、複数のデプスの少なくとも1つに深経皮的なプローブ3034を展開させるように構成された器具3000の部分的に図式的な等角図である。実施形態の1つの側面において、深経皮的なプローブ3034は、ハウジング3040に収容されてアクチュエーター3036によって伴われており、そして次にアクチュエーター・アーム3037に取り付けられている。アクチュエーター・アーム3037は、ハウジング3040の外へ深経皮的なプローブ3034を展開させるために、ハウジング3040に関してピボット点3039の周囲を図29A−29Cに関して上述されたのと概して類似する方法で旋回する。この実施形態の更なる側面において、ハウジング3040は、深経皮的なプローブ3034の選択された展開デプスに対応する選択された間隔でスロット3041に沿って別々に離して設けられた、複数のツール挿入口3045(ツール挿入口3045a−3045cとして3つが図30Aにおいて示されている。)を含むことができる。アクチュエーター・ツール3060は、その長さに沿った選択された位置で深経皮的なプローブ3034を噛み合わせるために、ツール挿入口3045の内の何れにも挿入することができる。その後、レシピエントの組織内の対応する選択デプスまで深経皮的なプローブ3034を展開させるために、アクチュエーター・ツール3060はスロット3041に沿って移動され得る。
図30Bは、図30Aの30B−30Bの線に沿って実質的に取得された、当該発明の当該実施形態によるハウジング3040とアクチュエーター・ツール3060の一部の部分的に図式的な断面図である。当該実施形態の1つの側面において、アクチュエーター・ツール3060は、クランプ・ピボット3065に関してそれぞれ旋回可能な2つのクランプアーム3069を有するクランプ3067を含むことができる。各クランプアーム3069は、保持具3061を通って伸びる接触部3066をさらに含むことができる。スプリング3058は、クランプアーム3069を相互に押し離すように力を加えることができる。柔軟カバー3064は、クランプアーム3069が動くことを可能にする一方で、クランプアーム3069を保護するためにクランプアーム3069上に配置され得る。
アクチュエーター・ツール3060を深経皮的なプローブ3034に接続するために、操作者は、接触部3066がツール挿入口3045aを通って適合することを尚も可能にする距離だけ接触部3066が(図30Bの中の点線で示されたように)離れて広がることを許容しながら、クランプアーム3069をともに絞ることができる。その後、深経皮的なプローブ3034の周りに接触部3066配置するために、操作者はツール挿入口3045aへ保持具3061と接触部3066を下げる。その後、操作者は、接触部3066を互いに近づけて深経皮的なプローブ3034を挟み締めながら、クランプアーム3069を解放する。すると、操作者は、深経皮的なプローブ3034を展開及び収納するためにハウジング3040に関して相対的にアクチュエーター・ツール3060を(図30Aにおいて矢印Aによって示されているように)移動させることができる。
図31Aは、深経皮的なプローブ3134を支援するハウジング3140を有する深経皮的な器具3100の後部等角図面である。ハウジング3140は、スロット3141をさらに含むことができる。操作者は、深経皮的なプローブ3134と噛み合わせるためにスロット3141にアクチュエーター・ツール3160を横に滑り込ませることができ、次に、深経皮的なプローブ3134を展開及び収納するためにスロット3141内で軸方向にアクチュエーター・ツール3160をスライドさせることができる。ハウジング3140はハウジング指止め3147を含むことができ、アクチュエーター・ツール3160はツール指止め3159を含むことができる。これらは、それぞれ、深経皮的なプローブ3134を移動させている間、操作者がハウジング3140及びアクチュエーター・ツール3160を確実に握ることを可能にする。
図31Bは、図31Aにおいて示された深経皮的な器具3100の実施形態の正面等角図である。該実施形態の1つの側面において、ハウジング3140は、深経皮的なプローブ3134及びサポートするアクチュエーター3136を見ることができる、少なくとも部分的に光を透過する窓3149を含むことができる。アクチュエーター・ツール3160は、上述されたものの内の何れかと概して類似する噛み合わせ機構(図31Bにおいてみることはできない)を介して、アクチュエーター3136及び/又は深経皮的なプローブ3134と解放可能に噛み合うことができる。ハウジング3140は、深経皮的なプローブ3134が展開するデプスを示すための目盛り印3151をさらに含むことができる。該実施形態の1つの側面において、窓3149は、少なくとも部分的に光を透過する一区画(例えば透明なプラスチック窓)を含むことができる。別の実施形態において、窓3149は、ハウジング内の深経皮的なプローブ3134への視覚的なアクセスを許容するために開いていても構わない。両実施形態の利点は、従事者があらかじめ選択された目標位置へ深経皮的なプローブ3134を展開させることを、窓3149が容易にすることができる、ということである。
図32は、ハウジング3240に移動可能に結合されたアクチュエーター・ツール3260と、ハウジング3240に移動可能且つ取外し可能に結合された電気コネクター3292と、を有する深経皮的な器具3200の部分的に図式的な側面等角図である。当該実施形態の1つの側面において、アクチュエーター・ツール3260は、ハンドル3263と、深経皮的なプローブ3234に固定接続されたプランジャー3262と、を含んでいる。当該実施形態の更なる側面において、ハウジング3240は、深経皮的なプローブ3234がレシピエントの組織で展開されたデプスの視覚的な表示を提供するための目盛り印3251を含むことができる。
器具3200はまた、デプス制御器具3280を含むことができる。ある実施形態において、デプス制御器具3280は、プランジャー3262から突出していて、ハウジング3240の壁の螺旋形スロット3282と噛み合わせられたタブ3281を含むことができる。プランジャー3262が押し下げられて回転されると、タブ3281は、深経皮的なプローブ3234が展開されるデプスを制御する螺旋形の経路3283を追って、螺旋形のスロット3282の中の軌跡を辿る。当該実施形態の更なる側面において、タブ3281と螺旋形スロット3282の間の摩擦は、操作者がハンドル3263に故意の力を加えた場合を除き、プランジャー3262が螺旋形の経路3283に沿って望まれたところよりも下へ下がるのを防ぐことができる。他の実施形態において、デプス制御器具3280は、深経皮的なプローブ3234が目標展開デプスに一旦達したときに、プランジャー3262の意図されない動きを防ぐための移動止め又はその他のロック機構を含むことができる。
当該先の実施形態の別の側面において、電気コネクター3292は、深経皮的なプローブ3234と解放可能に接触するように配置された接触部3266を有することができる。当該実施形態の1つの側面において、接触部3266は図30Bに関して上述されたのと概して類似する構成を採ることができ、他の実施形態において接触部3266は別の構成を採ることができる。それらの実施形態の内の何れにおいても、深経皮的なプローブ3234が展開の際に下がって回転するときに、接触部3266は深経皮的なプローブ3234との電気的な接触を維持することができる。例えば、プランジャー3262が螺旋形の経路3283を追うに従って、電気コネクター3292がコネクター・スロット3241の中を直線的に動いても良い。深経皮的なプローブ3234が接触部3266に対して旋回するとき、それは接触部3266と電気的に接触したままである。
図33は、本発明の別の実施形態に従って構成されたアクチュエーター・ツール3360と電気コネクター3392とを有する深経皮的な器具3300の部分的に図式的な等角図である。当該実施形態の1つの側面において、アクチュエーター3360は、ハウジング3340内に深経皮的なプローブ3334を直線的に移動させるように配置されたプランジャー3362を含んでいる。当該実施形態の更なる側面において、深経皮的な器具3300は、深経皮的なプローブ3334を展開させる前に選択されたデプスにプリセットされ得るデプス制御器具3380を含むことができる。例えば、デプス制御器具3380は、調整可能な第1停止部材3385を有する、前調整可能部3386を含むことができる。選択された展開デプスに対応する複数のインジケーター3351の内の1つと合致するべく、矢印Bによって示されているように、第1停止部材3385は円周に沿って移動され得る。デプス制御器具3380は、プランジャー3362から延びている第2停止部材3387をさらに含むことができる。第1停止部材3385が選択されたポジションのうちの1つにあるときに第2停止部材3387の各々が第1停止部材3385とのみ噛み合うように、第2停止部材3387は軸方向及び円周方向に相互に離されて設けられている。従って、操作者は、(a)所望の展開デプスに対応する位置に第1停止部材3385を移動させることができ、次に(b)対応する第2停止部材3387が第1停止部材3385と噛み合うまでプランジャー3362を下方へ移動させることができる。その配置の利点は、従事者が、深経皮的なプローブ3334を展開させるために、その目標デプスに関係なく単一の滑らかな運動を使用することができるということである。
図34は、ハウジング3440、ハウジング3440内に配置された深経皮的なプローブ3434、および深経皮的なプローブ3434を伴うアクチュエーター3436を有する深経皮的な器具3400の部分的に図式的な上部等角図である。器具3400は、ハウジング3440に関して回転するアクチュエーター・ツール3460をさらに含むことができる。当該実施形態の1つの側面において、アクチュエーター・ツール3460は、アクチュエーター3436から延びているタブ3481を受け容れる螺旋形のスロット3482を有することができる。従って、操作者は、深経皮的なプローブ3434を展開及び撤回するために、アクチュエーター・ツール3460を回転させることができる。
当該実施形態の更なる側面において、ハウジング3440はデプスインジケーター3453を含むことができ、アクチュエーター・ツール3460は、操作者が深経皮的なプローブ3434が展開されているデプスを視覚的に測定することを可能にする目盛り3451を含むことができる。ハウジング3440は、深経皮的なプローブ3434がレシピエントの組織に入るときに通る突起3443へ操作者が視覚的にアクセスすることを許容する、少なくとも部分的に光を透過する観察窓3449を、さらに含むことができる。当該実施形態の1つの側面において、観察窓3449は開いたままのスロットであっても良く、他の実施形態においては、観察窓3449は少なくとも部分的に光を透過する窓ガラスを含んでいても良い。電気コネクター3490は、プローブ3434が展開中に下り、また回転するときに、(例えば、図32に関して上述されたのと概して類似する方法で)深経皮的なプローブ3434との電気的な接続を提供することができる。
図35Aは、本発明の別の実施形態に従って構成されたアクチュエーター・ツール3560と電気コネクター3590とを有する深経皮的な器具3500の部分的に図式的な上部等角図である。当該実施形態の1つの側面において、アクチュエーター・ツール3560は、深経皮的なプローブ3534を展開及び撤回するために、ハウジング3540に対して移動可能だが開放不可能に取り付けられている。電気コネクター3590は、リング形状の構成を有することができ、ハウジング3540上に電気コネクター3590を上から下までスライドさせることによりハウジング3540に対して取り付けられることができる。アクチュエーター・ツール3560は、図35Aにおいて示された収納ポジションから図35Bにおいて示された展開ポジションまで軸方向に移動され得る。ある実施形態において、アクチュエーター・ツール3560は螺旋形の作動経路に沿って動くように回転し、別の実施形態では、アクチュエーター・ツール3560は直線状の経路に沿って動く。何れかの実施形態において、器具3500は、深経皮的なプローブ3534が展開されているデプスを操作者がモニター及び/又は制御するのを助けるために、上述されたのと概して類似する目盛り及び/又はデプス制御器具を含むことができる。
図36A−38Bは、ハウジングと、本発明のさらなる実施形態に従って操作されたときに該ハウジングを少なくとも部分的に取り囲むアクチュエーター・ツールと、を有する深経皮的な器具を図示するものである。先ずは図36Aに関し、器具3600は、外側に伸びるフランジ3644と、レシピエントの皮膚にハウジング3640を取外し可能に取り付ける粘着性の取付部3679と、を有するハウジング3640を含むことができる。器具3600は、アクチュエーター3636によって伴われた深経皮的なプローブ3634をさらに含むことができる。アクチュエーター・ツール3660は、接続部3657を有するプランジャー3662を介して、アクチュエーター3636に解放可能に繋がれ得る。接続部3657は、環状のハウジング・スロット3654が接続部3657の周囲に配置された状態で、アクチュエーター・ツール3660の握り部3656から内部にオフセットされ得る。深経皮的なプローブ3634を展開させるために、操作者が握り部3656を握ってアクチュエーター・ツール3660を下方へ移動させたとき、アクチュエーター・ツール3660の少なくとも一部(たとえば、握り部3656)は、ハウジング3640の外表面3655を少なくとも部分的に覆うことができる。この構成の利点は、アクチュエーター・ツール3660が展開ポジションにある場合、握り部3656がハウジング3640から横に移され、器具3600の全高を削減するということである。従って、深経皮的なプローブ3634が展開されている間に、操作者が不注意に器具3600と接触し又はこれを押してしまう可能性が抑えられる。
当該実施形態の更なる側面において、アクチュエーター・ツール3660は、アクチュエーター・ツール3660が展開されたポジションにある場合に、フランジ3644と取付部3679の上に外側に伸びる付属カバー部3678を含むことができる(図36Aにおいて2点鎖線で示されている。)。当該構成の1つの特徴は、アクチュエーター・ツール3660が展開されたポジションにある場合、付属部のカバー3678の下にある取付部3679に触れ難いということである。その特徴の利点は、深経皮的なプローブ3634がレシピエントに展開されている間に、操作者がレシピエントからハウジング3640を取り外す可能性を付属部のカバー3678が抑えることができるということである。
図36Bは、ハウジング3640(図36A)から分離されたときのアクチュエーター・ツール3660の部分的に図式的な等角図である。説明目的のために、接続部3657とアクチュエーター3636(図36A)の間の電気的・機械的な連結の詳細は、図36Bにおいて示されていない。図36Bにおいて示されているように、握り部3656は接続部3657の周囲を外側に伸びることができる。その特徴の利点は、握り部3656は、アクチュエーター3636にアクチュエーター・ツール3660を接続する前に接続部3657が偶発的に接触してしまうことを、保護することができるということである。アクチュエーター・ツール3660が付属部カバー3678をさらに含んでいる場合、付属部カバー3678はさらに接続部3657を偶発的な接触から保護することができる。
図37A−37Bは、ハウジング3740と、アクチュエーター・ツール3760が深経皮的なプローブ3734を展開させたときにハウジング3740の少なくとも一部を覆うアクチュエーター・ツール3760と、を有する器具3700の図式的な図である。当該実施形態の1つの側面において、アクチュエーター・ツール3760は、接続部3657と、接続部3657から外側に配置された握り部3756と、を含んでいる。当該実施形態の1つの側面において、握り部3756は、接続部3657の全長を囲まない。しかしながら、図36A−36Bに関して上述されたのと概して類似する方法により、握り部3756は展開されたときにハウジング3740から1次的に(上方でなく)外側にオフセットされるので、それは展開されたポジションにあるときに器具の全高を著しく増加することがない。
図38A−38Bは、本発明の別の実施形態に従って構成された取外し可能なアクチュエーター・ツール3860を含んでいる器具3800を図示する。器具3800は、深経皮的なプローブ3834を伴うハウジング3840を含むことができる。アクチュエーター・ツール3860は、握り部3856と、アクチュエーター・ツール3860が深経皮的なプローブ3834を展開させるときにハウジング3840の少なくとも上方部の一部を受け容れるハウジング・スロット3854と、を有することができる。従って、深経皮的なプローブ3834が展開されるとき、握り部3856は、ハウジング3640から(垂直でなく)横にオフセットされ得る。上述されたように、その配置は深経皮的なプローブが展開された場合におけるアクチュエーター・ツール3860が器具3800の全高を増加させる程度を抑えることができる。
図39A−39Bは、ハウジング3940内でアクチュエーター3936によってサポートされた深経皮的なプローブ3934を有する器具3900を図示するものである。全般的に細い輪郭をしているアクチュエーター・ツール3960は、レシピエントに深経皮的なプローブ3934を展開させるアクチュエーター3936と接続するように構成された接続部3957を含むことができる。当該実施形態の1つの側面において、アクチュエーター・ツール3960は、握り部3956の体積を、それ故にまたそれがレシピエントの皮膚に置かれた隣接した器具と干渉する可能性を少なくするために上向きに先細の握り部3956を含んでいる。
図40A−40Dは、本発明の実施形態に従ったロック装置4080を有している器具4000の部分的に図式的な図である。まず図40Aに関し、器具4000は、2つに分けられたハウジングパーツ4040a、4040bから形成されたハウジング4040を含むことができる。ハウジング4040は、2つに分けられたアクチュエーターパーツ4036a、4036bから形成されたアクチュエーター4036を移動可能に伴うことができる。アクチュエーター4036は、ハウジング4040に関して収納ポジションと展開ポジションとの間を動くことができる深経皮的なプローブ4034を伴うことができる。
当該実施形態の1つの側面において、アクチュエーター4036は、ハウジング4040内に設けられた対応するアクチュエーター・ガイド4083と噛み合うガイド溝4082aを含むことができる。従って、アクチュエーター・ガイド4083は、アクチュエーター4036の軸方向の運動を制御するために、ガイド溝4082aの中に受け容れられることができる。当該実施形態の別の側面において、アクチュエーター・ガイド4083は、アクチュエーター4036を解放可能にロックするように構成された1つ又はそれを超える数の刻み目を含むことができる。例えば、アクチュエーター・ガイド4083は、アクチュエーター4036をその展開されていないか又は収納されているポジションにおいてロックする非展開刻み目4084aを含むことができる。アクチュエーター・ガイド4083は、アクチュエーター4036を対応する複数の展開されたポジションにおいてロックすることができる複数の展開刻み目4084bを選択的に含むことができる。それらの実施形態のうちの何れにおいても、アクチュエーター4036は、ロックディスク4081のようなロック機構4080を含むことができる。ロックディスク4081は、図40C及び図40Dを参照して非常に詳細に下記で述べられるように、アクチュエーター4083を同様に受け取りこれに沿ってスライドするガイド溝4082bを含むことができる。ロックディスク4081は、アクチュエーター4036の軸方向の動きを防ぐために刻み目4084の中で選択的に受け容れられることができる。
器具4000は、ハウジング4040に関してアクチュエーター4036を移動させるためにハウジング4040に解放可能に受け容れられる、接続部4062を有するアクチュエーター・ツール4060をさらに含むことができる。当該実施形態の1つの側面において、接続部4062は、深経皮的なプローブ4034とコントローラー10(図1E)との間の電気接続を提供するプローブ・アパーチャ4067を含むことができる。接続部4062は、アクチュエーター・ツール4060をアクチュエーター4036へ解放可能に固定するタブ4065を含むこともできる。
図40Bは、ハウジング4040に受け容れられたアクチュエーター4036とロックディスク4081とを備えた器具4000の部分的な断面図を示すものである。アクチュエーター・ツール4060は、アクチュエーター4036と解放可能に噛み合うようにするために、ハウジング4040と同軸上に位置される。そのポジションにおいて、アクチュエーター・ツール4060がアクチュエーター4036と適切に噛み合う迄アクチュエーター4036が動くのを防ぐために、ロックディスク4081は(図40Bでは視界から隠れている)非展開刻み目4084aと噛み合う。
図40Cは、アクチュエーター・ツール4060の接続部4062がアクチュエーター4036と解放可能に噛み合わせられた状態で、図40Bの40C−40Cの線に沿って実質的に取得された器具4000の部分的に図式的な断面図である。図40Cにおいて示されているように、接続部4062のタブ4065は、ロックディスク4081の対応するタブ・アパーチャ4085の中で受け容れられている。ロックディスク4081のガイド溝4082bは、アクチュエーター・ガイド4083からローテーショナルにオフセットされている。従って、ロックディスク4081のロック部4086は、アクチュエーター4036の軸方向の運動を防ぐために、アクチュエーター・ガイド4083の刻み目4084aの中に受け容れられる。ロックディスク4081はまた停止面4087aを含むことができ、それは、図40Cにおいて示されているように、アクチュエーター4036の対応する停止面4087bと離れて設けられている。図40Dに関して非常に詳細に下記で述べられるように、ロックディスク4081が回転したとき、停止面4087a、4087bは、ロックディスク4081の更なる回転を防ぐために互いに噛み合うことができる。
ここで図40Dに関し、接続部4062及びロックディスク4081は、ロックディスク4081の停止面4087aがアクチュエーター4036の対応する停止面4087bと噛み合うまで矢印Fによって示されているように、1ユニットとして回転する。その方向・位置関係にあるときに、ロックディスク4081のガイド溝4082bはアクチュエーター・ガイド4083と直線上にある。従って、接続部4062、ロックディスク4081及びアクチュエーター4036は、深経皮的なプローブ4034を展開及び/又は収納するために軸方向に(つまり、図40Dの平面に対して垂直に)移動され得る。
図41A−41Dは、本発明の別の実施形態に従って構成されたロック装置4180を有する器具4100の部分的に図式的な図である。まず図41Aに関し、器具4100はハウジング4140を含むことができる。深経皮的なプローブ4134を伴うアクチュエーター4136は、収納ポジションと展開ポジションとの間の動きのために、ハウジング4140内に配置されている。ロック装置4180は、2つのフレキシブル・アーム4181を含むことができ、その各々がアパーチャ4182を有する。アクチュエーター4136は、アクチュエーター4136を1つ又はそれを超える選択されたポジション(1つは図41Aにおいて示されている。)においてロックするために、アパーチャ4182の中に解放可能に受け容れられる、対応するアクチュエーター・タブ4183を含むことができる。該ハウジングは、アクチュエーター・ツール4160の接続部4162を解放可能に受け容れるツール・アパーチャ4185をさらに含むことができる。接続部4162は、ハウジング4140の対応するタブ溝4184において受容される、横に伸びているタブ4165を更に含むことができる。
ここで図41Bを参照し、アクチュエーター・ツール4160は、タブ溝4184の中へタブ4165を下げるために軸方向に下方へ移動されることができる。従って、接続部4162は、深経皮的なプローブ4134を受け容れ、アクチュエーター4136と解放可能に接続する。
ここで図41Cを参照すると、矢印Dによって示されているように、アクチュエーター・ツール4160はアクチュエーター4136に関して回転することができるので、タブ4165はロック装置4180のフレキシブル・アーム4181と噛み合う。タブ4165がフレキシブル・アーム4181と噛み合うと、矢印Eによって示されているように、それらはフレキシブル・アーム4181を横向きに外側に押す。フレキシブル・アーム4181が横向きに外側に動くと、各アーム4181のアパーチャ4182は対応するアクチュエーター・タブ4183から離れる。従って、フレキシブル・アーム4181は、もはやハウジング4140に関するアクチュエーター4136の軸方向の運動を防止しない。
ここで図41Dを参照し、アクチュエーター4136および深経皮的なプローブ4134は、アクチュエーター・ツール4160に下方への力をかけることによって、軸方向に下方へ移動され得る。フレキシブル・アーム4181は、アクチュエーター4136の運動と干渉することなく、図41Bにおいて示された該ポジションへ戻ることができる。深経皮的なプローブ4134が収納ポジションに戻されると、アクチュエーター4136が軸方向に上方へ動くことを可能にするために、アクチュエーター・アーム4181は屈曲することができる。その後、アクチュエーター・ツール4160が、図41Cにおける矢印Dによって示された方向と反対方向に回転され、アクチュエーター4136が軸方向に更に動くのを再びロックするために、フレキシブル・アーム4181のアパーチャ4182はアクチュエーター4136のアクチュエーター・タブ4183と再度噛み合う。
図40A−41Dに関して上述されたロック装置の1つの特徴は、ユーザがアクチュエーター・ツールをアクチュエーターと適切に噛み合わせた場合は格別、それらがハウジングに関する深経皮的なプローブの不注意による動きを防ぐことができるということである。従って、深経皮的なプローブは、従事者又はレシピエントの何れかに対して、不注意で潜在的な害のある突き傷を招来する蓋然性が低い。
図40A−40D(選択的に図41A−41D)に関して上述されたロック装置の実施形態の別の特徴は、それらが、深経皮的なプローブが一旦展開されるとその所望のデプスを維持するために、様々な軸方向の位置で選択的に噛み合わせられ且つ解放され得るということである。その構成の利点は、従事者が深経皮的なプローブを望んだ所よりも大きなデプスへ不注意に展開させ難く、また、アクチュエーター・ツールが適切に操作される場合は別として、深経皮的なプローブを引き抜き難いということである。
本発明の上記実施形態に対する変形は、当該技術に熟練している者にとっては明白となろう。例えば、本発明の側面は、患者に電流を伝えるために電極が使用される深経皮的な電気治療という文脈において記述されたが、針先が安全という特徴は、医学のモニタリング及び/又は診断のために設計された電極と共に使用されてもよい。さらに、針先が安全という特徴は、患者に対して電流を送り又は患者から電流を受け取る目的で使用されない、鍼治療針又はその他の針とともに使用されても良い。特定の実施形態の内容に即して記述された本発明の多くの特徴及び利点は、本発明の他の実施形態についても適用可能である。従って、本発明は、添付の特許請求の範囲による場合を除き、制限されるものでない。
図1A−Gは、本発明の1つの実施形態による深経皮的な電気治療装置を図式的に描いた図面である。図1Aは、電極が展開されないで未挿入状態にある場合における、電極及び鋭点保護アセンブリーを示すものである。 図1Bは、展開中だが、患者の組織の中へ挿入する前にある、図1Aの電極及び鋭点保護アセンブリーを示すものである。 図1Cは、展開中で、患者の組織の中へ電極を挿入中の、図1Aの電極及び鋭点保護アセンブリーを示すものである。 図1Dは、患者の組織に挿入された、図1Aの電極を示すものである。 図1Eは、深経皮的な電気治療を提供するために制御装置に取り付けられた、図1Aの電極を示すものである。 図1Fは、畳む途中だが、患者の組織から電極の鋭点を取り除く前の、図1Aの電極及び鋭点保護アセンブリーを示すものである。 図1Gは、畳む途中で、患者の組織から電極の鋭点を取り除いた後の、図1Aの電極及び鋭点保護アセンブリーを示すものである。 図2A−Eは、本発明の別の実施形態による深経皮的な電気治療装置を図式的な示すものである。図2Aは、電極が非展開かつ非挿入状態にある、電極及び鋭点保護アセンブリーを備えた深経皮的な電気治療装置を示すものである。 図2Bは、電極が展開中であるが挿入前にある、図2Aの深経皮的な電気治療装置を示すものである。 図2Cは、電極が展開されて挿入された状態にある、図2Aの深経皮的な電気治療装置を示すものである。 図2Dは、電極を畳み込む際の、図2Aの深経皮的な電気治療装置を示すものである。 図2Eは、電極が畳み込まれた後の、図2Aの深経皮的な電気治療装置を示すものである。 図3は、腰痛を治療するための深経皮的な神経修飾療法で使用される電極モンタージュを示すものである。 図4は、本発明の更に別の実施形態による電極及び鋭点保護アセンブリーの展開断面図である。 図5は、図4の実施形態の部分的な展開正面図である。 図6は、電極及び鋭点保護アセンブリー及びアクチュエーター・ツールを示す図4の実施形態の正面図である。 図7は、電極及び鋭点保護アセンブリー及びアクチュエーター・ツールを示す図4の実施形態の断面図である。 図8は、患者の組織の中へ電極を挿入する前の、電極及び鋭点保護アセンブリーと一緒になっているアクチュエーター・ツールを示す図4の実施形態の断面図である。 図9は、電極が展開され挿入された状態の図4の実施形態の断面図である。 図10は、部分的に展開されたが未挿入状態の電極により腰痛を治療するために、図4の実施形態を使用するためのモンタージュを示すものである。 図11は、電極挿入段階の初めにある図10の電極モンタージュを示すものである。 図12は、患者に電気治療を提供するために、電極が展開され、挿入され、制御装置に取り付けられた状態にある図10の電極モンタージュに示すものである。 図13は、本発明のさらに別の実施形態の電極導入器及び鋭点保護アセンブリーの展開図である。 図14は、図13の導入器及び鋭点保護アセンブリーの部分的な断面図である。 図15は、図13の導入器及び鋭点保護アセンブリーの断面図である。 図16は、図13の導入器及び鋭点保護アセンブリーのギヤー・アセンブリーの正面図である。 図17は、PNTを使用して腰痛を治療するために使用されるモンタージュにおける図13−16の実施形態の電極アセンブリーの一部を示すものである。 図18は、電極を展開させる過程における図13の導入器を示す正面図である。 図19は、電極挿入前の、電極を展開させる過程における図13の導入器を示す断面図である。 図20は、電極挿入中の、電極を展開させる過程における図13の導入器を示す断面図である。 図21は、これまた電極挿入中の、電極を展開させる過程における図13の導入器を示す断面図である。 図22は、図13−16の実施形態の挿入された電極アセンブリーの断面図である。 図23は、電極除去前の本発明のさらに別の実施形態による電極除去器及び鋭点保護アセンブリーの部分的な断面図である。 図24は、少しだけ動かされたが電極除去前にある図23の電極除去器及び鋭点保護アセンブリーの部分的な断面図である。 図25は、少しだけ動かされたが電極除去前にある図23の電極除去器及び鋭点保護アセンブリーの部分的な断面図である。 図26は、少しだけ動かされて電極とインゲージしているが電極除去前にある図23の電極除去器及び鋭点保護アセンブリーの部分的な断面図である。 図27は、電極除去中の図23の電極除去器及び鋭点保護アセンブリーの部分的な断面図である。 図28は、電極除去後の図23の電極除去器及び鋭点保護アセンブリーの部分的な断面図である。 図29Aは、本発明の別の実施形態に従って構成された深経皮的な器具を示すものである。 図29Bは、本発明の別の実施形態に従って構成された深経皮的な器具を示すものである。 図29Cは、図29A−29Bにおいて示された器具の一部を図示するものである。 図30Aは、本発明の別の実施形態に従って構成された深経皮的な器具を示すものである。 図30Bは、本発明の別の実施形態に従って構成された深経皮的な器具を示すものである。 図31Aは、本発明の実施形態に従って構成された直線状のスライダーを有する深経皮的な器具を図示するものである。 図31Bは、本発明の実施形態に従って構成された直線状のスライダーを有する深経皮的な器具を図示するものである。 図32は、捻り運動によって決定されるデプスコントロールを有する深経皮的な器具を図示するものである。 図33は、本発明の実施形態による前調整可能なデプス制御部を有する深経皮的な器具を図示するものである。 図34は、本発明の実施形態による観察スロットを有する深経皮的な器具を図示するものである。 図35Aは、本発明の更に別の実施形態によるアクチュエーター・ツールを有する深経皮的な器具を図示するものである。 図35Bは、本発明の更に別の実施形態によるアクチュエーター・ツールを有する深経皮的な器具を図示するものである。 図36Aは、本発明の更に別の実施形態によるアクチュエーター・ツールを有する深経皮的な器具を図示するものである。 図36Bは、本発明の更に別の実施形態によるアクチュエーター・ツールを有する深経皮的な器具を図示するものである。 図37Aは、本発明の更に別の実施形態によるアクチュエーター・ツールを有する深経皮的な器具を図示するものである。 図37Bは、本発明の更に別の実施形態によるアクチュエーター・ツールを有する深経皮的な器具を図示するものである。 図38Aは、本発明の更に別の実施形態によるアクチュエーター・ツールを有する深経皮的な器具を図示するものである。 図38Bは、本発明の更に別の実施形態によるアクチュエーター・ツールを有する深経皮的な器具を図示するものである。 図39Aは、本発明の更に別の実施形態によるアクチュエーター・ツールを有する深経皮的な器具を図示するものである。 図39Bは、本発明の更に別の実施形態によるアクチュエーター・ツールを有する深経皮的な器具を図示するものである。 図40Aは、本発明のなおも別の実施形態によるロック機構を有する深経皮的な器具を図示するものである。 図40Bは、本発明のなおも別の実施形態によるロック機構を有する深経皮的な器具を図示するものである。 図40Cは、本発明のなおも別の実施形態によるロック機構を有する深経皮的な器具を図示するものである。 図40Dは、本発明のなおも別の実施形態によるロック機構を有する深経皮的な器具を図示するものである。 図41Aは、本発明のなおも別の実施形態によるロック機構を有する深経皮的な器具を図示するものである。 図41Bは、本発明のなおも別の実施形態によるロック機構を有する深経皮的な器具を図示するものである。 図41Cは、本発明のなおも別の実施形態によるロック機構を有する深経皮的な器具を図示するものである。 図41Dは、本発明のなおも別の実施形態によるロック機構を有する深経皮的な器具を図示するものである。
符号の説明
38 鋭いエンド(鋭点)
40 ハウジング
480 デプス制御機構
482 分離タブ(タブ)
3234 深経皮的なプローブ
3240 ハウジング
3280 デプス制御器具
3281 タブ
3340 ハウジング
3380 デプス制御器具
3386 前調整可能部

Claims (39)

  1. 深経皮的な利用のための器具であって、
    ハウジングと、
    鋭いエンドを有し、該ハウジング内に配置されている深経皮的なプローブと、
    該深経皮的なプローブに効果的に結合されているデプス制御器具と、
    を備え、
    該深経皮的なプローブは、収納ポジションと第1展開ポジション及び第2展開ポジションの少なくとも1つとの間を、該深経皮的なプローブが該第1展開ポジションにある場合に該ハウジングから第1距離だけ突出し、該深経皮的なプローブが該第2展開ポジションにある場合に該ハウジングから該第1距離よりも長い第2距離だけ突出する態様で、該ハウジングに関し動くことができ、
    該デプス制御器具は、該深経皮的なプローブが該第1展開ポジションへ動くことを許容する第1構成を有し、
    該デプス制御器具は、該深経皮的なプローブが該第2展開ポジションへ動くことを許容する第2構成を有することを特徴とする深経皮的な利用のための器具。
  2. 該デプス制御器具は、該深経皮的なプローブを動かすことなく第1停止位置と第2停止位置との間を動くことができるように構成された前調整可能部を含み、
    該深経皮的なプローブは、該前調整可能部が該第1停止位置にある場合に該第1展開ポジションへ動くことができ、
    該深経皮的なプローブは、該前調整可能部が該第2停止位置にある場合に該第2展開ポジションへ動くことができることを特徴とする請求項1記載の器具。
  3. 該デプス制御器具は、該ハウジングに解放可能に接続されたタブを含み、
    該タブは、該タブが該ハウジングに接続されているときに該深経皮的なプローブの動きを少なくとも妨げるように配置されていることを特徴とする請求項1記載の器具。
  4. 該深経皮的なプローブを伴うアクチュエーターをさらに備え、
    該アクチュエーターは、該ハウジングにより回転可能にサポートされており、
    該アクチュエーターは、該深経皮的なプローブが該第1展開ポジションにある状態での第1位置と該深経皮的なプローブが該第2展開ポジションにある状態での該第1位置から回転方向に離れた第2位置との間を回転することができることを特徴とする請求項1記載の器具。
  5. 該深経皮的なプローブが該収納ポジション、該第1展開ポジション及び該第2展開ポジションの少なくとも何れかにある場合に、該深経皮的なプローブの動きを選択的に制限するように配置されたロック機構をさらに備えていることを特徴とする請求項1記載の器具。
  6. 深経皮的な利用のための器具であって、
    ハウジングと、
    鋭いエンドを有し、該ハウジング内に配置されている深経皮的なプローブと、
    を備え、
    該深経皮的なプローブは、収納ポジションと展開ポジションとの間を該ハウジングに関し動くことができ、
    該深経皮的なプローブの少なくとも一部は、該深経皮的なプローブが該収納ポジションにある場合に全般的に非直線形状を有し、
    該深経皮的なプローブの少なくとも一部は、該深経皮的なプローブが該展開ポジションにある場合に全般的に直線形状を有することを特徴とする深経皮的な利用のための器具。
  7. 該深経皮的なプローブは、少なくとも2つの展開ポジションの少なくとも1つまで動くことができ、
    該深経皮的なプローブに効果的に結合されているデプス制御器具をさらに備え、
    該デプス制御器具は、該深経皮的なプローブが第1展開ポジションへ動くことを許容する第1構成を有し、
    該デプス制御器具は、該深経皮的なプローブが第2展開ポジションへ動くことを許容する第2構成を有することを特徴とする請求項6記載の器具。
  8. 深経皮的な利用のための器具であって、
    ハウジングと、
    該ハウジング内に配置されている第1の深経皮的なプローブと、
    該第1の深経皮的なプローブとともに該ハウジング内に配置されている第2の深経皮的なプローブと、
    を備え、
    該第1の深経皮的なプローブは、鋭いエンド及び第1の深経皮的な長さを有し、
    該第1の深経皮的なプローブは、該ハウジングに関して第1収納ポジションと第1展開ポジションとの間を可動であり、
    該第2の深経皮的なプローブは、鋭くされたエンド及び第2の深経皮的な長さを有し、
    該第2の深経皮的なプローブは、該ハウジングに関して第2収納ポジションと第2展開ポジションとの間を可動であることを特徴とする深経皮的な利用のための器具。
  9. 該ハウジングは、出口部と、該出口部に近接して設けられており少なくとも部分的に光を透過する部分と、を有し、
    該少なくとも部分的に光を透過する部分は、該第1の深経皮的なプローブが第1展開ポジションへ動かされたときに該出口部を視認できるように配置されていることを特徴とする請求項8記載の器具。
  10. 深経皮的な利用のための器具であって、
    ハウジングと、
    鋭いエンドを有し、該ハウジング内に配置されている深経皮的なプローブと、
    該ハウジングに関して可動なツールと、
    を備え、
    該第1の深経皮的なプローブは、該ハウジングに関して収納ポジションと第1展開ポジション及び第2展開ポジションの少なくとも1つとの間を可動であり、
    該深経皮的なプローブは、該第1展開ポジションにある場合に該ハウジングの外へ第1展開長さを有し、
    該深経皮的なプローブは、該第2展開ポジションにある場合に該ハウジングの外へ第2展開長さを有し、
    該ツールは、該深経皮的なプローブを該第1展開ポジションへ動かす第1軸位置において該深経皮的なプローブと選択的に噛み合うように配置された噛合い部を有し、
    該噛合い部は、該深経皮的なプローブを該第2展開ポジションへ動かす、該第1軸位置と離されて設けられている第2軸位置において、該深経皮的なプローブと選択的に噛み合うように配置されていることを特徴とする深経皮的な利用のための器具。
  11. 該噛合い部は、該深経皮的なプローブと噛合い及び噛合いを解くように相互にピボット可能な第1及び第2のクランプアームを含んでいることを特徴とする請求項10記載の器具。
  12. 深経皮的な利用のための器具であって、
    出口部と該出口部に近接して配置されている少なくとも部分的に光を透過する部分とを有するハウジングと、
    鋭いエンドを有し、該ハウジング内に設けられている深経皮的なプローブと、
    を備え、
    該深経皮的なプローブは、該ハウジングに関して収納ポジションと展開ポジションとの間を、該深経皮的なプローブが該展開ポジションにある場合に該深経皮的なプローブの少なくとも一部が該出口部において該ハウジングから外へ出ている態様、かつ該深経皮的なプローブが該展開ポジションへと動く場合に該少なくとも部分的に光を透過する部分が該出口部への視認を可能とする態様において、可動であることを特徴とする深経皮的な利用のための器具。
  13. 該少なくとも部分的に光を透過する部分は窓開口を含んでいることを特徴とする請求項12記載の器具。
  14. 該深経皮的なプローブは2つの展開ポジションの少なくとも一方へ動くことができ、
    該深経皮的なプローブに効果的に結合されているデプス制御器具をさらに備え、
    該デプス制御器具は、該深経皮的なプローブが該第1展開ポジションへ動かされることを許容する第1構成を有し、
    該デプス制御器具は、該深経皮的なプローブが該第2展開ポジションへ動かされることを許容する第2構成を有することを特徴とする請求項12記載の器具。
  15. 該深経皮的なプローブの少なくとも一部は、該深経皮的なプローブが該収納ポジションにある場合に全般的に非直線形状を有し、
    該深経皮的なプローブの該少なくとも一部は、該深経皮的なプローブが該展開ポジションにある場合に全般的に直線形状を有することを特徴とする請求項12記載の器具。
  16. 深経皮的な利用のための器具であって、
    ハウジングと、
    鋭いエンドを有し、該ハウジング内に設けられている深経皮的なプローブと、
    該プローブに結合されたプランジャーと、
    該深経皮的なプローブと解放可能に接触している電気的なカップリングと、
    を備え、
    該深経皮的なプローブは、該ハウジングに関して収納ポジションと少なくとも1つの展開ポジションとの間を可動であり、
    該プランジャーは、操作者の手を受容するように配置された握り部を有し、
    該電気的なカップリングは、該プランジャーとは独立に該ハウジングから取外し可能であることを特徴とする深経皮的な利用のための器具。
  17. 該プランジャー及び該電気的なカップリングは、何れも、該深経皮的なプローブが該収納ポジションから該少なくとも1つの展開ポジションへ動くのに合わせて、該ハウジングに関して該深経皮的なプローブとともに可動であることを特徴とする請求項16記載の器具。
  18. 該プランジャーは、該深経皮的なプローブが該収納ポジションから該少なくとも1つの展開ポジションへ動くのに合わせて、全体的に螺旋形をした経路に沿って動くように該ハウジングと移動可能に噛合っていることを特徴とする請求項16記載の器具。
  19. 深経皮的な利用のための器具であって、
    電気的なカップリングを解放可能に受容するように配置された第1アパーチャとプランジャーを受容するように配置された第2アパーチャとを有するハウジングと、
    鋭いエンドを有し、該ハウジング内に設けられている深経皮的なプローブと、
    該プローブに固定結合され第2アパーチャに配置されているプランジャーと、
    を備え、
    該深経皮的なプローブは、該ハウジングに関して収納ポジションと少なくとも1つの展開ポジションとの間を可動であり、
    該深経皮的なプローブは、該電気的なカップリングと解放可能に接触するように配置され、
    該プランジャーは、操作者の手を受容するように配置された握り部を有することを特徴とする深経皮的な利用のための器具。
  20. 該深経皮的なプローブは、2つの展開ポジションの少なくとも一方へ可動であり、
    該深経皮的なプローブに効果的に結合されているデプス制御器具をさらに備え、
    該デプス制御器具は、該深経皮的なプローブが該第1展開ポジションへ動かされることを許容する第1構成を有し、
    該デプス制御器具は、該深経皮的なプローブが該第2展開ポジションへ動かされることを許容する第2構成を有することを特徴とする請求項19記載の器具。
  21. 深経皮的な利用のための器具であって、
    レシピエントの皮膚に解放可能に取り付けられるように構成された取付機構を有するハウジングと、
    鋭いエンドを有し、該ハウジング内に設けられている深経皮的なプローブと、
    該ハウジング内に移動可能に設けられ、該深経皮的なプローブを伴い且つ受容部を有するアクチュエーターと、
    該アクチュエーターの該受容部と解放可能に噛み合うように配置された噛合い部を有するアクチュエーターツールと、
    を備え、
    該ハウジングは、該取付機構から伸び拡がって該取付機構と外側に横向きに面している外部ハウジング面をさらに有し、
    該深経皮的なプローブは、該ハウジングに関して収納ポジションと少なくとも1つの展開ポジションとの間を可動であり、
    該アクチュエーターは、該アクチュエーターツールがその第1位置にあるときに該深経皮的なプローブがその収納ポジションにあり、且つ該アクチュエーターツールがその第2位置にあるときに該深経皮的なプローブがその展開ポジションにある態様で、第1位置と第2位置との間を可動であり、
    該ハウジング面の少なくとも一部は、該アクチュエーターツールが該第1位置にあるときに晒され、該アクチュエーターツールが該第2位置にあるときに覆われていることを特徴とする深経皮的な利用のための器具。
  22. 該ハウジングは、該深経皮的なプローブが該展開位置にあるときに通り出る出口部を含み、
    該ハウジングの該表面は、該出口部に横向きに面し、
    該アクチュエーターツールは、操作者の手を受容するように構成された握り部を含み、
    該握り部は、該アクチュエーターツールが該第2位置にあるときに該ハウジングの該表面に隣接して配置されていることを特徴とする請求項21記載の器具。
  23. 深経皮的なプローブ器具を操作する方法であって、
    少なくとも第1展開デプス及び第2展開デプスから選択展開デプスを選び、
    該深経皮的なプローブをレシピエントの組織中に該選択展開デプスまで展開し、
    該深経皮的なプローブの展開を少なくとも2つの構成の内の1つを有する該深経皮的なプローブ器具のデプス制御器具により該選択展開デプスで止め、
    該深経皮的なプローブを該レシピエントの組織から引き抜き、
    該深経皮的なプローブを該ハウジングに収納することを特徴とする深経皮的なプローブ器具を操作する方法。
  24. 該デプス制御器具は、該深経皮的なプローブを動かすことなく第1停止位置と第2停止位置との間を動くことができるように構成された前調整可能部を含む構成の下において、
    該深経皮的なプローブを動かすことなく該前調整可能部を該第1停止位置に動かし、
    該前調整可能部が該第1位置にあるときに該深経皮的なプローブを該選択展開デプスまで動かすことをさらに備えたことを特徴とする請求項23記載の方法。
  25. 該深経皮的なプローブはアクチュエーターによって伴われ、
    該アクチュエーターは該ハウジングに関して可動であり、
    該アクチュエーターと該ハウジングの一方は第1及び第2の移動止めを含み、該アクチュエーターと該ハウジングの該他方は該第1及び第2の移動止めの少なくとも一方と選択的に噛み合うように配置された噛合い部を含み、
    該深経皮的なプローブを停止させる動きは、該噛合い部を該第1移動止めと噛み合わせることを含んでいることを特徴とする請求項23記載の方法。
  26. 該深経皮的なプローブを展開することは、該深経皮的なプローブを伴っているアクチュエーターを回転方向に離して設けられた2つの位置の1つまで回転することを含んでいることを特徴とする請求項23記載の方法。
  27. 該深経皮的なプローブを該選択展開デプスでロックすることをさらに含んでいることを特徴とする請求項23記載の方法。
  28. 深経皮的なプローブを操作する方法であって、
    該深経皮的なプローブを、該深経皮的なプローブの少なくとも一部が全体的に非直線形状をしている態様でハウジングに収納し、
    該深経皮的なプローブを、該深経皮的なプローブの該少なくとも一部が全体的に直線形状をしている態様でレシピエントの組織中へ展開することを特徴とする深経皮的なプローブを操作する方法。
  29. 少なくとも第1展開デプス及び第2展開デプスから選択展開デプスを選び、
    該深経皮的なプローブを、アクチュエーターを該深経皮的なプローブの長さに沿った少なくとも2つの位置の1つにおいて該深経皮的なプローブに解放可能に結合することにより、レシピエントの組織中に該選択展開デプスまで展開することをさらに備えたことを特徴とする請求項28記載の方法。
  30. 深経皮的なプローブを展開する方法であって、
    鋭いエンド及び第1の深経皮的長さを備え、深経皮的なプローブハウジングに関して第1収納ポジションと第1展開ポジションとの間を可動である第1の深経皮的なプローブと、鋭いエンド及び第2の深経皮的長さを備え、該ハウジングに関して第2収納ポジションと第2展開ポジションとの間を可動である第2の深経皮的なプローブと、を有する該ハウジングをサポートし、
    該第1及び第2の深経皮的なプローブの少なくとも1つを選択し、
    該少なくとも1つの深経皮的なプローブをレシピエントの中に展開することを特徴とする深経皮的なプローブを展開する方法。
  31. 該第1及び第2の深経皮的なプローブは回転可能なマガジンによって伴われている構成の下において、
    該深経皮的なプローブの1つを選択するために該マガジンを回転することをさらに含んでいることを特徴とする請求項30記載の方法。
  32. 深経皮的なプローブを操作する方法であって、
    ハウジングに関して収納ポジション、第1展開ポジション及び第2展開ポジションの間を動くことができ、該第1展開ポジションにある場合に該ハウジングの外に第1展開長さを有し、該第2展開ポジションにある場合に該ハウジングの外に第2展開長さを有する深経皮的なプローブを有する該ハウジングをサポートし、
    該第1展開ポジション及び第2展開ポジションの何れか一方を選択し、
    該深経皮的なプローブを該ハウジングから該第1展開ポジション及び第2展開ポジションの該一方まで展開し、
    該深経皮的なプローブの該第1及び第2ポジションの少なくとも1つを超える動きを止めることを備えていることを特徴とする深経皮的なプローブを操作する方法。
  33. 該深経皮的なプローブは、該第1展開位置に対応する第1軸方向位置と 、該第2展開位置に対応する該第1軸方向位置から離れている第2軸方向位置と、を有する構成の下において、
    該深経皮的なプローブの該2つの軸方向位置の1つで、ツールを該深経皮的なプローブと解放可能に噛み合わせることをさらに備えていることを特徴とする請求項32記載の方法。
  34. 該深経皮的なプローブは、該第1展開位置に対応する第1軸方向位置と 、該第2展開位置に対応する該第1軸方向位置から離れている第2軸方向位置と、を有する構成の下において、
    該深経皮的なプローブの該2つの軸方向位置の1つで、ツールの一部を該深経皮的なプローブの周囲に解放可能にクランプすることをさらに備えていることを特徴とする請求項32記載の方法。
  35. 深経皮的なプローブを操作する方法であって、
    レシピエントの皮膚に深経皮的なプローブと該深経皮的なプローブが通り出る出口部とを有するハウジングを解放可能に取り付け、
    該ハウジングの少なくとも部分的に光を透過する部分を通して該出口部を見つつ該深経皮的なプローブの鋭いエンドを該ハウジングから該レシピエントの皮膚に展開することを備えていることを特徴とする深経皮的なプローブを操作する方法。
  36. 深経皮的なプローブを操作する方法であって、
    ハウジングに関して収納ポジションと少なくとも1つの展開ポジションとの間を動くことができ、プランジャーに結合された深経皮的なプローブを有する該ハウジングをサポートし、
    該プランジャーとは独立して該ハウジングから取外し可能な電気的なカップリングを該深経皮的なプローブに接続し、
    該プランジャーを該ハウジングに関して動かすことにより該深経皮的なプローブを展開することを備えていることを特徴とする深経皮的なプローブを操作する方法。
  37. 該プランジャーを動かすことは、該プランジャーを全体的に螺旋形状の経路に沿って動かすことを含み、
    該プランジャーが該ハウジングに関して動くのに合わせて、該電気的なカップリングを該深経皮的なプローブ及び該プランジャーの少なくとも一方に全体的に直線的な経路に沿って伴わせることをさらに備えたことを特徴とする請求項36記載の方法。
  38. 深経皮的なプローブを展開する方法であって、
    レシピエントの皮膚に対して、ハウジングに関し収納ポジションと少なくとも1つの展開ポジションとの間を移動可能な深経皮的なプローブを有し、該レシピエントの皮膚に解放可能に取り付けることができるように構成された取付機構をさらに有し、該取付機構から拡がり出て該取付機構に外側に横向きに面している外部ハウジング面をさらに有する該ハウジングを当接させ、
    該取付機構を該レシピエントの皮膚に解放可能に取り付け、
    アクチュエーターツールを該深経皮的なプローブに解放可能に結合させ、
    該アクチュエーターツールのグリップ部分を解放可能に握り、
    該深経皮的なプローブを、該アクチュエーターツールを少なくとも該グリップ部分が該外部ハウジング面に隣接して該外部ハウジング面から横にオフセットされるまで動かすことにより、該レシピエントの皮膚中に展開させることを備えたことを特徴とする深経皮的なプローブを展開する方法。
  39. 少なくとも第1展開デプス及び第2展開デプスから1つの選択展開デプスを選び、
    該深経皮的なプローブを該レシピエントの皮膚中に該選択展開デプスまで展開させ、
    該深経皮的なプローブの展開を、少なくとも2つの構成の内の1つを有する該深経皮的なプローブ器具のデプス制御器具により該選択展開デプスで止め、
    該深経皮的なプローブを該レシピエントの皮膚から引き抜き、
    該深経皮的なプローブを該ハウジングに収納することをさらに備えたことを特徴とする請求項38記載の方法。
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