JP2006509452A - 移動電話ネットワークおよび関連する移動電話ネットワークにおいて高感度受信機フロントエンドの位置付けを最適化するための方法 - Google Patents

移動電話ネットワークおよび関連する移動電話ネットワークにおいて高感度受信機フロントエンドの位置付けを最適化するための方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、複数のセル2を含むCDMAタイプの移動電話ネットワーク1において高感度受信機フロントエンド5の位置付けを最適化するための方法に関する。方法は、次のステップを含む。すなわち、第1のセルインジケータVcellおよび第2のセルインジケータVを定義するステップ、第1の閾値Lおよび第2の閾値Lを定義するステップ、前記第1のセルインジケータVcellを第1の閾値Lと比較し、前記第2のセルインジケータVを第2の閾値Lと比較するステップ、第1のカテゴリに、前記第1の閾値Lより大きい前記第1のセルインジケータVcell、または前記第2の閾値Lより大きい前記第2のセルインジケータVを有する複数の第1のセル2を関連付けるステップ、および実質的にすべての前記複数の第1のセル2内に複数の高感度受信機フロントエンド5を位置付けるステップである。方法は、第2のカテゴリに、前記第1の閾値より小さい前記第1のセルインジケータVを有する複数の第2のセル2を関連付けるステップをさらに含む。

Description

本発明は、一般に移動電話の分野に関し、より詳細には、CDMAタイプ(「符号分割多重アクセス」)の、したがってW−CDMAタイプ、またはCDMA2000タイプ、またはUMTSタイプのアクセスを有する移動電話ネットワークに関する。より詳細には、本発明は、移動電話ネットワークにおける高感度受信機フロントエンドの位置付けを最適化するための方法に関し、関連する移動電話ネットワークに関する。
移動電話ネットワークでは、地理的区域が複数のセルに細分される。各セル内のネットワークトラフィックは移動端末装置へ/から無線信号(音声および/またはデータ)を送信および/または受信するために基地トランシーバ局によって扱われる。そのような基地トランシーバ局はトランシーバアンテナの下流に挿入された受信機フロントエンドを備えていることが可能であり、受信機フロントエンドの主な機能は、通信に役立つ周波数範囲内にある無線信号を選択し、増幅して、他のすべての干渉を生じさせる可能性がある信号を減衰させることである。
一般的に、移動端末装置から基地トランシーバ局への通信(アップリンクチャネル)は、かなり低い電力を有する信号によって特徴付けられる。したがって、そのような無線信号は雑音の存在下で劣化を被る。
米国特許第6263215号で開示するとおり、信号対雑音比を大幅に向上させ、これにより、移動端末装置によって送信される無線信号を受信する際の基地トランシーバ局の感度を向上させるため、局は極低温受信機フロントエンドを備えることが可能である。
M.I.Salkola、「CDMA Capacity−Can You Supersize That?」、2002 IEEE Wireless Communications and Networking Conference Record.WCNC 2002(Cat.No.02TH8609)、vol.2,768〜73頁において説明されているとおり、基地トランシーバ局への極低温受信機フロントエンドの適用は、移動電話ネットワークの容量を増大させることを可能にするため、移動電話ネットワークのパフォーマンスに直接の影響を与える。
さらに、D.Jedamzik、R.Menolascino、M.Pizarroso、B.Salas、「Evaluation of HTS sub−systems for cellular base stations」、1999 IEEE Transactions on Applied Superconductivity」、vol.9 no.2 pt.3、4022〜5頁において説明されるとおり、GSMタイプのネットワークのケースで、超電導物質で作られたフロントエンドを備えた基地トランシーバ局の特性を事業者が有利であると考える可能性がある、2つのシナリオが存在する。その2つのシナリオは、サービスエリア制約シナリオ(サービスエリアが制約要因である低いトラフィックのケース)、容量制約シナリオ(提供されたトラフィックが制約要因である高いトラフィックの環境)に相当する。サービスエリア制約シナリオは、超電導物質で作られたフロントエンドを備えた基地トランシーバ局のより高い感度が、個々のセルのサービスエリアの拡大を得ることを可能にする農村環境に対応する。容量制約シナリオは、超電導物質で作られたフロントエンドを備えた基地トランシーバ局が、局が提供する搬送波間におけるより良好な分離の結果、より密な周波数再利用を可能にする都市環境に対応する。
以上の2つのシナリオのそれぞれに関して、2つのネットワーク設計が、作り出され、比較される形で分析される。第1のネットワーク設計は、標準の基地トランシーバ局から完全に構成され、第2のネットワーク設計は、超電導物質で作られたフロントエンドを備えた基地トランシーバ局から完全に構成される。
諸結果が、GSM−1800タイプのネットワークに関して提示される。詳細には、それらの結果は、ネットワーク事業者が、異なる利点を利用すること、つまり、例えば、農村部において基地トランシーバ局の数を24%削減する、または都市部において容量を増大させることを、同時に搬送波を30%削減しながら行うことを選択する可能性があることを示す。
しかし、前述した論文は、「都市」および「農村」という用語に関して明確に定義された意味を与えることができていない。
さらに、本出願人は、論文にリストアップされた利点が、特に都市部に関して、標準の基地トランシーバ局と比べた、超電導物質で作られたフロントエンドを備えた基地トランシーバ局の向上したスペクトル選択性に結び付いていることを認めている。向上したスペクトル選択性は、GSMネットワークのケースにおいて特に重要である。
本発明の以下の部分、および特許請求の範囲では、2dB未満、より好ましくは、1dB未満、さらにより好ましくは、0.7dB未満の合計雑音指数を有するフロントエンドを高感度受信機フロントエンドと定義する。好ましくは、高感度受信機フロントエンドは、トランシーバアンテナから短距離に取り付けられる。好ましくは、高感度受信機フロントエンドは、カスケード構成で互いに接続された少なくとも1つのフィルタと増幅器とを含む。好ましくは、フィルタおよび増幅器は、極低温で動作する。フィルタは、好ましくは、超電導物質を含む。
ただし、本出願人は、事業者が、移動電話ネットワークが細分されているセルの数より少ない数の高感度受信機フロントエンドを有する場合、事業者は、ネットワークパフォーマンスを最大化するような形で前記受信機フロントエンドを位置付けるための基準を選択することができなければならないことを認めている。
有利には、本出願人は、ネットワーク自体のパフォーマンスを最大化するような形で、ネットワークが細分されているセルの数より少ない数の高感度受信機フロントエンドを位置付けるための基準によれば、ネットワークの各セルには、好ましくは、地図/形態情報から構築されたトラフィック予想に基づき、第1のカテゴリまたは第2のカテゴリが割り当てられて、第1のカテゴリのセルの数が、高感度受信機フロントエンドの数にほぼ等しいようにすることを見出している。また、本出願人は、事業者が利用できる高感度受信機フロントエンドを、第1のカテゴリに属する実質的にすべてのセル内に位置付けることにより、ネットワークによって収集されるトラフィックを最大化することができることも認めている
より具体的には、複数のセル2を含むCDMAタイプの移動電話ネットワーク1内で高感度受信機フロントエンドの位置付けを最適化するための方法は、第1のセルインジケータVcellおよび第2のセルインジケータVを定義するステップと、第1の閾値Lおよび第2の閾値Lを定義するステップと、前記第1のセルインジケータVcellを第1の閾値Lと比較し、前記第2のセルインジケータVを第2の閾値Lと比較するステップと、第1のカテゴリに、前記第1の閾値Lより大きい前記第1のセルインジケータVcell、または前記第2の閾値Lより大きい前記第2のセルインジケータVをそれぞれが有する複数の第1のセル2aを関連付けるステップと、実質的にすべての前記複数の第1のセル2a内に複数の高感度受信機フロントエンド5を位置付けるステップとを含む。
本発明による方法は、第2のカテゴリに、前記第1の閾値Lより小さい前記第1のセルインジケータVcell、および前記第2の閾値Lより小さい前記第2のセルインジケータVをそれぞれが有する複数の第2のセル2bを関連付けるステップと、実質的にすべての前記複数の第2のセル2b内に複数の低感度受信機フロントエンドを位置付けるステップとをさらに含むことが可能である。
有利には、各セル2に関して第1のセルインジケータVcellおよび第2のセルインジケータVを定義するステップは、前記第1のセルインジケータVcellに、各セル2に関するトラフィック予想を示す地図/形態特性を関連付けるステップと、前記第2のセルインジケータVに、各セル2に関するトラフィック予想、および各セル2が存在する地理的区域の広がりを示す地図/形態特性を関連付けるステップとを含む。
さらに、第1の閾値Lおよび第2の閾値Lを定義するステップは、前記複数の第1のセル2aが、前記複数の高感度受信機フロントエンド5と実質的に数が等しく、前記複数の第2のセル2bが、前記複数のセル2と前記複数の第1のセル2aの差と実質的に等しくなるような形で、前記第1の閾値Lおよび前記第2の閾値Lとしてのペアの値を選択するステップを含む。
有利には、前記ペアの値は、条件を満たす第1の値と第2の値を含み、その条件により、前記第1の値と前記第2の値の比が、1/15±0.005に概ね等しいようになる。
本発明の別の態様は、複数のセル2を含むCDMA移動電話ネットワーク1に関する。複数のセル2は、複数の高感度受信機フロントエンド5の少なくとも90%に関連する、第1の閾値Lより大きい第1のセルインジケータVcell、または第2の閾値より大きい第2のセルインジケータVをそれぞれが有する複数の第1のセル2aを含む。
さらに、本発明による移動電話ネットワーク1は、複数の低感度受信機フロントエンドに関連する、前記第1の閾値Lより小さい前記第1のセルインジケータVcell、および前記第2の閾値Lより小さい前記第2のセルインジケータVをそれぞれが有する複数の第2のセル2bを含む。
有利には、第1のセルインジケータVcellは、各セル2に関するトラフィック予想を示す地図/形態特性に関連付けられ、他方、第2のセルインジケータVは、各セル2に関するトラフィック予想、および各セル2が存在する地理的区域の広がりを示す地図/形態特性に関連付けられる。
さらに、各高感度受信機フロントエンド5は、トランシーバアンテナ4と基地トランシーバ局3の間に挿入される。
好ましい実施形態では、高感度受信機フロントエンド5は、極低温受信機フロントエンドである。
詳細には、極低温受信機フロントエンドは、少なくとも帯域通過タイプのフィルタ12および低雑音増幅器13を密閉するクライオスタット11を含む。好ましくは、帯域通過フィルタ12は、高い臨界温度の超電導物質に基づく技術を使用して得られる。
本発明のさらなる態様によれば、各高感度受信機フロントエンド5は、トランシーバアンテナ4と基地トランシーバ局3の間に挿入され、前記高感度受信機フロントエンド5は、低雑音増幅器27が中間に挿入された少なくとも第1の帯域通過フィルタ25と第2の帯域通過フィルタ26とを含む。
極低温受信機フロントエンド5は、受信機チェーンの総合雑音指数を最小限に抑えるような形で、アンテナ引込に沿って取り付けることができる。
より好ましくは、極低温受信機フロントエンド5は、アンテナ引込に起因する損失が、極低温受信機フロントエンド5によって導入される雑音指数と比べて無視できるほど少ないような距離に取り付けられる。
好ましくは、前記クライオスタット11は、200Kより低い、より好ましくは、100Kより低い極低温で動作する。
さらに、好ましくは、クライオスタット10は、60Kより高い極低温で動作する。
詳細には、移動電話ネットワーク1を形成する複数のセル2の数は、所定の値よりも大きい。
好ましくは、前記所定の値は、100よりも大きく、より好ましくは、500よりも大きく、さらに好ましくは、1000よりも大きい。
本発明の特徴および利点は、添付の図面に関連して、純粋に非限定的な実施例として提供する実施形態の以下に記載する説明から、より容易に明白となろう。
図1を参照すると、本発明による移動電話ネットワークにおいて高感度受信機フロントエンドの位置付けを最適化するための方法が、CDMAタイプのアクセスを有する、詳細には、W−CDMAタイプ、またはCDMA2000タイプ、またはUMTSタイプのアクセスを有する、移動電話ネットワーク1に、または移動電話ネットワーク1の一部分に適用されている。簡明にするため、図1は、いわゆるソフトハンドオーバエリアを示していない。というのは、ソフトハンドオーバエリアは、本発明の目的に不可欠ではないからである。詳細には、ソフトハンドオーバエリアという用語は、移動端末装置が、複数のセルとの接続を同時にアクティブに保つ区域を意味する。
より詳細には、移動電話ネットワーク1は、複数のセル2(例えば、100を超え、好ましくは、500を超え、さらに好ましくは、1000を超える)を含む。各セル2内に存在するネットワークトラフィックは、セルラー電話機、PDA、コンピュータなどの移動端末装置へ/から無線信号(音声および/またはデータ)を送信および/または受信するために、基地トランシーバ局3(またはBノード)によって扱われる。基地トランシーバ局3は、その局がサービスを提供するセル2の数に等しい数のトランシーバアンテナ4を含む。
移動電話ネットワーク1では、事業者が、ネットワークのパフォーマンスを最大化するために、複数のセル2より少ない数の高感度受信機フロントエンドを配置することができるのが有利である。
図2が示すとおり、高感度受信機フロントエンド5は、通常、トランシーバアンテナ4と基地トランシーバ局3の間に挿入される。より具体的には、受信機フロントエンドは、トランシーバアンテナ4から基地トランシーバ局3までの受信機チェーンの総合雑音指数が、2dB未満、より好ましくは、1dB未満、さらにより好ましくは、0.7dB未満である場合、高感度を有すると定義される。好ましい実施形態では、高感度受信機フロントエンド5は、極低温で動作する1つまたは複数のデバイスを含む。このケースでは、高感度受信機フロントエンド5は、極低温受信機フロントエンドとして示される。詳細には、極低温受信機フロントエンド5は、トランシーバアンテナ4に結合された第1のノード6と、基地トランシーバ局3に結合された第2のノード7とを含む。詳細には、第1のノード6において、トランシーバアンテナ4から来る信号が、2つの別個の信号、送信信号と受信信号に分割される。第2のノード7において、送信チェーンと受信チェーンの2つのチェーンの終端に存在する送信信号と受信信号の2つの信号が、再結合される。次に、結果の信号が、基地トランシーバ局3に送られる。第1のノード6と第2のノード7の間には、送信信号が通過する送信ブランチ8、および受信信号が通過する受信ブランチ9が挿入される。送信ブランチ8は、送信フィルタ10を含み、他方、受信ブランチ9は、カスケード構成で互いに接続された帯域通過フィルタ12とLNA(低雑音増幅器)13を密閉するクライオスタット11を含む。好ましくは、クライオスタット11は、追加の帯域通過フィルタ14を含む。代替として、帯域通過フィルタ14は、クライオスタット11の外部に配置することができる。好ましくは、帯域通過フィルタ12、および追加の帯域通過フィルタ14は、HTS(高臨界温度超電導体)に基づく技術を使用して構築される。さらにクライオスタット11は、60Kから200Kの範囲内の、より好ましくは、60Kから100Kの範囲内の極低温で動作する。
極低温受信機フロントエンド5は、好ましくは、アンテナ引込に起因する損失が、受信機フロントエンド自体によって導入される雑音指数と比べて無視できるほど少ないような、トランシーバアンテナ4からの距離に取り付けられる。好ましくは、前記距離は、1m未満である。それほど好ましくないこととして、極低温受信機フロントエンド5は、いずれにしても、受信機チェーンの総合雑音指数を小さくするような形で、アンテナ引込に沿った最も利用しやすい場所に配置することができる。
より詳細には、極低温受信機フロントエンド、および極低温受信機フロントエンドの製造に関する工程は、米国特許出願第2002053215号において説明されている。
有利には、極低温受信機フロントエンドは、小さい雑音指数(2dBを超えない、より好ましくは、1dBを超えない、さらにより好ましくは、0.7dBを超えない)を有する。比較として、従来の基地トランシーバ局の雑音指数は、通常、2.5dBを超える。
以上すべてにより、従来の基地トランシーバ局の感度に関して、基地トランシーバ局3の感度の1dBから10dBの向上ということになる。
図3に示した、それほど好ましくない実施形態では、高感度受信機フロントエンド5(この場合の「高感度」という用語は、2dB未満の、より好ましくは、1.5dB未満の雑音指数を意味する)は、アンテナ引込(Tower Mounted Amplifier(塔頂増幅器)またはTMA)に起因する損失を回避するため、トランシーバアンテナ4から短距離で取り付けられる。高感度受信機フロントエンド5は、トランシーバアンテナ4に結合された第1のノード20と、基地トランシーバ局3に結合された第2のノード21とを含む。第1のノード20において、トランシーバアンテナ4から来る信号が、2つの別個の信号、送信信号と受信信号に分割される。第2のノード21は、送信チェーンと受信チェーンの2つのチェーンの終端に存在する送信信号と受信信号を再結合する。次に、結果の信号が、基地トランシーバ局3に送られる。第1のノード20と第2のノード21の間には、送信ブランチ22および受信ブランチ23が挿入される。送信ブランチ22は、送信フィルタ24を含み、他方、受信ブランチ23は、極低温で動作していない低雑音増幅器27が中間に挿入された、従来のタイプの第1の帯域通過フィルタ25と第2の帯域通過フィルタ26とを含む。
次に、図4に示した流れ図を参照して本発明による方法を説明する。詳細には、図4の流れ図は、個々のセル2のレベルにおいて分類を行う分類アルゴリズムCLASSを表す。各セル2は、移動電話ネットワーク1によって提供される特定のタイプのサービスに関して、そのセルにサービスを提供するトランシーバアンテナ4の最良サーバエリアを構成するピクセル(通常、50m×50m程度の大きさを有する領域の要素)のセットとして定義される。詳細には、「最良サーバエリア」という用語は、トランシーバアンテナ4が、その特定のタイプのサービスのデリバリのために必要であり、他のいずれの隣接するトランシーバアンテナによって提供される電界レベルよりも高い電界レベルをその中において保証するピクセル群の位置を意味する。
分類アルゴリズムCLASSは、地図/形態情報に基づいて有限数の値(目安として、1から100までの範囲の)をとることができるピクセル重み付け係数ρを利用することに留意することが重要である。
各ピクセルに関して、
ρ=MAX(ρ,ρ,ρ
であり、ただし、
ρは、ピクセルの積層パーセンテージ(すなわち、3mを超える高さを有する建造物によって覆われたピクセルの表面のパーセンテージ)を考慮に入れる係数であり、目安として、1〜100の範囲に含まれる値をとることができる。
ρは、ピクセルの形態を考慮に入れる係数であり、目安として、以下に記載するテーブル1に示す値をとることができる。
Figure 2006509452
この文脈では、環境は、建物、道路、および人工的に覆われた表面(高さが3m以下の建物、駐車場、中庭、通りなど)が、考慮されている総表面の80%を超えて占める場合、都市部と考えられることを規定することが重要である。他方、環境は、建物、道路、および人工的に覆われた表面(低い建物、駐車場など)が、総表面の50%から80%の間を占める場合、都市周辺部と考えられる。
さらに、ρは、鉄道、幹線道路、および街路などの交通インフラストラクチャの存在を考慮に入れる係数であり、目安として、以下に記載するテーブル2に示す値をとることができる。
Figure 2006509452
各セル2に関して、本出願人は、以下の大きさを定義している。すなわち、
=個別のセル2を構成するピクセルの数(個別のセル2の面積)、
ρpi=ピクセル重み付け係数ρがとる値、
(ρpi)=ピクセル重み付け係数ρが値ρpiをとるピクセルの数。
以上の大きさから開始して、本出願人は、その後、以下の数式で表される第1のセルインジケータVcell、および第2のセルインジケータVを定義した。
Figure 2006509452
ここで、第1のセルインジケータVcellは、係数ρに関して考慮されたセル2の値の面積に対して標準化された評価を提供し、目安として、1〜100の範囲内の値をとることが可能であり、他方、第2のセルインジケータVは、絶対的な意味で、すなわち、面積の大きさとは完全に独立に、2を超える係数ρの値だけを考慮する。本出願人は、2以下の係数ρの値により、提供される可能性があるトラフィックの点で関心レベルが低いピクセルが識別されることを認めている。標準化が行われない場合に、この第2のセルインジケータVがとる値の範囲は、アプリオリに定義することができない(3である最小値を除き)。
本出願人は、第1のセルインジケータVcellの高い値(特に20以上)が、都市区域を特徴付ける要素の大きい存在を有するセル2に、または提供される可能性があるトラフィック(したがって、扱われるべきトラフィック)の点で同等の形態的特性(幹線道路、街路、鉄道)を有するセル2に関連することも認めている。しかし、面積に対する標準化は、典型的に都市部の特性を有するいくつかのピクセルを含む一方で、実質的に空地に特有のものであるかなり広い面積を有するセル2に関連する第1のセルインジケータVcellの値を下げる傾向がある。
このため、本出願人は、主に空地の上に広がるが、小さい町の区域、あるいは道路または鉄道の区間も含むセル2に値が割り当てられる第2のセルインジケータVを導入した。
本出願人は、これら2つのセルインジケータVcellとVを組み合わせて使用することにより、セル2の適切な分類が確実なものにされることも認めている。
図4の流れ図を再び参照すると、分類アルゴリズムCLASSが、好ましくは、第1のカテゴリおよび第2のカテゴリをセル2に割り当てる。
詳細には、第1のカテゴリは、第1の閾値Lより大きい第1のセルインジケータVcell、または第2の閾値Lより大きい第2のセルインジケータVを有する複数の第1のセル2aを含み、他方、第2のカテゴリは、第1の閾値Lより小さい第1のセルインジケータVcell、および第2の閾値Lより小さい第2のセルインジケータVを有する複数の第1のセル2bを含む。
本出願人は、第1の閾値Lおよび第2の閾値Lが、好ましくは、以下の条件を満たす任意のペアの値から選択されることが可能であることを認めている。
Figure 2006509452
最適なペアの値は、複数の第1のセル2aが、事業者が利用できる複数の高感度受信機フロントエンド5に実質的に等しくなる(ここで、「実質的に」という用語は、およそ10%を意味する)ペアである。したがって、複数の第2のセル2bは、移動電話ネットワーク1を構成する複数のセル2と複数の第1のセル2aの差に実質的に等しい(ここで、「実質的に」という用語は、およそ10%を意味する)。
すると、本発明の方法によれば、事業者が利用できる複数の高感度受信機フロントエンド5の少なくとも90%は、第1のカテゴリに属する複数の第1のセル2aに関連付けられ、他方、第2のカテゴリの複数の第2のセル2bは、低感度受信機フロントエンドを備え、ここで、「低感度」という用語は、2.5dBを超える総合雑音指数を意味する。
以降、移動電話ネットワーク1のパフォーマンスを、本発明による方法を使用して(最良サーバエリアの拡大の関数として)回収される、提供されたトラフィックの点で分析する。
この分析を実行するのに、本出願人は、イタリア国領土の一部分を範囲に含むことができる移動電話ネットワーク1を考慮した。考慮されたネットワークは、2171に等しい数のセル2から構成された。さらに、本出願人は、事業者が利用できる高感度受信機フロントエンド5の数が、1208に等しいものと仮定した。
調査された地理的区域に関して、領域の次の2つの別々の部分が識別された。すなわち、第1の部分は、都市の周りの領域の一部分を指し、第2の部分は、都市を全く含まない領域の一部分を指す。
使用される電磁パラメータ(周波数、電力、アンテナ)は、UMTS標準のものである。
次に、本出願人は、閾値LおよびLとしてペアの値(10,150)を選択した。このペアの値(10,150)を使用して、1208に等しい(したがって、事業者が利用できる高感度受信機フロントエンド5の数に等しい)数の第1のセル2aを第1のカテゴリに割り当て、963に等しい数の第2のセル2bを第2のカテゴリに割り当てる、2171個のセル2の分割が達せられる。
すると、本発明の方法によれば、1208個の第1のセル2aが、高感度受信機フロントエンド5(この場合、「高感度」は、0.7dBの雑音指数を意味する)を備えるのに対し、963個の第2のセル2bは、低感度受信機フロントエンド(この場合、「低感度」という用語は、2.7dBの雑音指数を意味する)を備える。提供されるトラフィックの点で得られた諸結果を、以下に記載するテーブル3の列1に示す。
Figure 2006509452
提供されるトラフィックは、アーラン単位で測定されることに留意されたい。詳細には、アーランは、提供されるトラフィックの点で同時にアクティブな潜在的接続の平均数に相当する、日平均トラフィック密度の測定単位である。
さらに、提供されるトラフィックは、以下に記載する5つの異なるレベルの電磁界に対応する5つの異なるタイプのサービスを基準とする最良サーバエリアに関して計算された。
・イヤホンを使用して41dBμV/m音声13kb/s
・イヤホンを使用せずに/車内でイヤホンを使用して49dBμV/m音声13kb/s
・車内で57dBμV/mデータ144kb/s
・屋内で61dBμV/mデータ64kb/s
・屋内で67dBμV/mデータ384kb/s
テーブル3の列2および列3は、分類アルゴリズムCLASSの場合に該当するように個々のセル2のレベルにおいてではなく、サイトレベル(サイトは、単一の基地トランシーバ局3によるサービスを受けるピクセル群の場所として定義される)で動作する分類アルゴリズムを移動電話ネットワーク1に適用することによって得られた諸結果を代わりに示す。詳細には、サイトは、都市部サイトおよび農村部サイトとして分類される。
前に定義されたのと同一の地理的区域を扱って、「都市部」の分類が、都市の周りの領域の部分内に位置する、1188に等しい数のセル2に相当する405箇所すべてのサイトに割り当てられ、「農村部」の分類が、都市を含まない領域の部分の、983に等しい数のセル2に相当する残りの405箇所のサイトに割り当てられた。
テーブル3の列2に示した諸結果は、405箇所すべての都市部サイト(すなわち、1188個すべてのセル2)が、高感度受信機フロントエンド4を備えているのに対し、405箇所の農村部サイト(すなわち、983個すべてのセル2)は、低感度受信機フロントエンドを備えているケースに関する。
テーブル3の列3に示した諸結果は、代わりに、405箇所すべての農村部サイトが、高感度受信機フロントエンド4を備えているのに対し、405箇所の都市部サイトは、低感度受信機フロントエンドを備えているケースに関する。
テーブル3の列を比較して確認することができるとおり、本発明による方法を使用して得られる、提供されるトラフィックに関する増加は、考慮される電界レベルに依存する。テーブル3の列1と列2を比較すると、月間アーランで表される増加は、41dBμV/mの電界レベルに対する最小の123Erlから、57dBμV/mの電界レベルに対する最大の240Erlまでにわたる。
他方、テーブル3の列1と列3を比較すると、本発明による方法を使用して得られる、提供されるトラフィックに関する増加は、41dBμV/mの電界レベルに対する最小の7Erlから、61dBμV/mの電界レベルに対する最大の958Erlまでにわたる。
一般に、移動電話ネットワーク1に本発明による方法を適用することにより、ネットワーク全体によって提供されるトラフィックの増加が得られ、これにより、最小の7Erlから最大の958Erlまでにわたるネットワークの容量の増加が得られる。
本出願人は、提供されるトラフィックの増加が、ペアの閾値LおよびLを±10%変化させ、かつ/または複数の第1のセル2aの少なくとも90%に高感度受信機フロントエンド4を備えても、実質的に安定して保たれることを確認した。
さらに、提供されるトラフィックに関する増加は、およそ60MHzの帯域幅を有する帯域通過フィルタ12を使用して得られたことを明記することが重要である。これは、本明細書で強調される利点が、特に都市部に関する、Jedamzik他が述べる、基地トランシーバ局の向上したスペクトル選択性に結び付いていないことを意味する。向上したスペクトル選択性は、隣接するチャネルに起因する干渉を減らすことが重要である、その論文で説明されるシミュレーションのために使用されるGSMネットワークのような、GSMネットワークのケースにおいて特に重要である。本発明による移動電話ネットワークのような、CDMAタイプの、特にUMTSタイプのネットワークのケースでは、提供されるトラフィックの点での前述した利点は、隣接するチャネルに起因する干渉の低減から得られるあらゆる利点に対して独立であり、追加的である。説明するネットワーク1の実施例では、いずれの隣接するチャネルも、帯域通過フィルタ12によって除去されない。
また、本出願人は、考慮される移動電話ネットワーク1の部分が、1188に等しい数のセル2から成る追加の分析も行った。詳細には、調査される地理的区域は、都市の周りの領域の一部分に相当する。また、本出願人は、考慮されるセル2の総数の10%、または50%、または80%に等しい、すなわち、119、594、および950にそれぞれ等しい数の高感度受信機フロントエンド4が、事業者に利用可能であるものと仮定した。次に、考慮される構成のそれぞれに関して、本出願人は、以下に記載するテーブル4に示すとおり、ペアの閾値LおよびLを特定した。
Figure 2006509452
詳細には、ペアの値(41.8;627)を使用して、119に等しい(したがって、この第1の構成において事業者が利用できる高感度受信機フロントエンド5の数に等しい)数の第1のセル2aを第1のカテゴリに割り当てる、1188個のセル2の分割が達せられ、ペアの値(21.2;318)を使用して、594に等しい(したがって、この第2の構成において事業者が利用できる高感度受信機フロントエンド4の数に等しい)数の第1のセル2aを第1のカテゴリに割り当てる、1188個のセル2の分割が達せられ、ペアの値(10.8;162)を使用して、950に等しい(したがって、この第3の構成において事業者が利用できる高感度受信機フロントエンド5の数に等しい)数の第1のセル2aを第1のカテゴリに割り当てる、1188個のセル2の分割が達せられる。
すると、本発明の方法によれば、第1の構成では、識別された119個の第1のセル2aが、利用可能な高感度受信機フロントエンド5を備える一方で、残りの1069個の第2のセル2bは、低感度受信機フロントエンドを備え、第2の構成では、識別された594個の第1のセル2aが、利用可能な高感度受信機フロントエンド4を備える一方で、594個の第2のセル2bは、低感度受信機フロントエンドを備え、第3の構成では、識別された950個の第1のセル2aが、利用可能な高感度受信機フロントエンド4を備える一方で、238個の第2のセル2bは、低感度受信機フロントエンドを備える。
高感度受信機フロントエンド5に関する雑音指数値、および低感度受信機フロントエンドに関する雑音指数値は、前に分析したケースに関して使用した値と同一であることが明記されなければならない。
提供されるトラフィックの点で得られた諸結果を、以下に記載するテーブル5に示す。提供されるトラフィックは、前に考慮された5つの異なるレベルの電磁界に対応する5つの異なるタイプのサービスに関して計算された。
比較は、1188個すべてのセル2が低感度受信機フロントエンドを備えているケース(列1)、および1188個すべてのセル2が高感度受信機フロントエンドを備えているケース(列5)に対して行われた。
Figure 2006509452
列1を列2、列3、列4、および列5と比較すると、最初の2つのレベルの電磁界に関して、すべてのセル2が高感度受信機フロントエンドを備えている構成で得られる利得に対する10%構成、50%構成、および80%構成で得られる、提供されるトラフィックの増加は、使用される高感度受信機フロントエンドのパーセンテージよりも少ないことに気付く。
特に、41dBμV/mレベルに関して、10%の高感度受信機フロントエンドが設置されていると、利得は、1188個すべてのセル2に高感度受信機フロントエンドを備えることによって獲得される150Erlの6.6%にしか相当しない10Erlである。反対に、高い電界レベル(高価値サービスタイプに相当する)に関して、この状況は、明らかに逆転する。特に、67dBμV/mレベルに関して、10%の高感度受信機フロントエンドが設置されていると、利得は、1188個すべてのセル2に高感度受信機フロントエンドを備えることで得られる利得の既に16%である。
さらに、テーブル6は、設置された高感度受信機フロントエンド当たりの平均の回収された提供されるトラフィック(アーラン単位の)の点で得られた諸結果を示す。
Figure 2006509452
テーブル6で提供されるデータは、高い電界レベルに関して、設置された受信機フロントエンド当たりの回収された平均トラフィックが、すべての高感度受信機フロントエンドが設置された構成に対する構成10、構成50、構成80に関して、増加していることを示す。
W−CDMA移動電話ネットワークの最良サーバ部分を示す概略図である。 図1のネットワークにおいて使用するための高感度受信機フロントエンドの好ましい実施形態を示す概略図である。 図1のネットワークにおいて使用される高感度受信機フロントエンドのさらなる実施形態を示す概略図である。 本発明による方法の実施に関連する流れ図である。

Claims (21)

  1. 複数のセル2を含むCDMAタイプの移動電話ネットワーク1において高感度受信機フロントエンド5の位置付けを最適化するための方法であって、
    第1のセルインジケータVcellおよび第2のセルインジケータVを定義するステップと、
    第1の閾値Lおよび第2の閾値Lを定義するステップと、
    前記第1のセルインジケータVcellを第1の閾値Lと比較し、前記第2のセルインジケータVを第2の閾値Lと比較するステップと、
    第1のカテゴリに、前記第1の閾値Lより大きい前記第1のセルインジケータVcell、または前記第2の閾値Lより大きい前記第2のセルインジケータVをそれぞれが有する複数の第1のセル2aを関連付けるステップと、
    実質的にすべての前記複数の第1のセル2a内に複数の高感度受信機フロントエンド5を位置付けるステップとを含むことを特徴とする方法。
  2. 第2のカテゴリに、前記第1の閾値Lより小さい前記第1のセルインジケータVcell、および前記第2の閾値Lより小さい前記第2のセルインジケータVをそれぞれが有する複数の第2のセル2bを関連付けるステップと、
    実質的にすべての前記複数の第2のセル2b内に複数の低感度受信機フロントエンドを位置付けるステップとをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 各セル2に関して第1のセルインジケータVcellおよび第2のセルインジケータVを定義する前記ステップは、
    前記第1のセルインジケータVcellに、各セル2に関するトラフィック予想を示す地図/形態特性を関連付けるステップと、
    前記第2のセルインジケータVに、各セル2に関するトラフィック予想、および各セル2が存在する地理的区域の広がりを示す地図/形態特性を関連付けるステップとを含むことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の方法。
  4. 第1の閾値Lおよび第2の閾値Lを定義する前記ステップは、前記複数の第1のセル2aが、前記複数の高感度受信機フロントエンド5と実質的に数が等しくなるような形で、前記第1の閾値Lおよび前記第2の閾値Lとしてのペアの値を選択するステップを含むこと、および前記複数の第2のセル2bが、前記複数のセル2と前記複数の第1のセル2aの差と実質的に等しいことを特徴とする請求項2または3のいずれかに記載の方法。
  5. 前記ペアの値は、第1の値と第2の値とを含み、前記第1の値および前記第2の値は、前記第1の値と前記第2の値の比が、1/15±0.005に概ね等しくなる条件を満たすことを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 複数のセル2は、複数の高感度受信機フロントエンド5の少なくとも90%に関連する複数の第1のセル2aであって、各々の第1のセル2aは第1の閾値Lより大きい第1のセルインジケータVcell、または第2の閾値より大きい第2のセルインジケータVを有する該複数の第1のセル2aを含むことを特徴とする複数のセル2を含むCDMAタイプの移動遠隔通信ネットワーク1。
  7. 複数の低感度受信機フロントエンドに関連する、前記第1の閾値Lより小さい前記第1のセルインジケータVcell、および前記第2の閾値Lより小さい前記第2のセルインジケータVをそれぞれが有する複数の第2のセル2bを含むことを特徴とする請求項6に記載のネットワーク。
  8. 前記第1のセルインジケータVcellは、各セル2に関するトラフィック予想を示す地図/形態特性に関連付けられ、前記第2のセルインジケータVは、各セル2に関するトラフィック予想、および各セル2が存在する地理的区域の広がりを示す地図/形態特性に関連付けられることを特徴とする請求項6または7のいずれかに記載のネットワーク。
  9. 各高感度受信機フロントエンド5は、トランシーバアンテナ4と基地トランシーバ局3の間に挿入され、前記高感度受信機フロントエンド4は、極低温受信機フロントエンドであることを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載のネットワーク。
  10. 前記極低温受信機フロントエンド5は、カスケード構成で互いに接続された帯域通過フィルタ12と低雑音増幅器13とを密閉するクライオスタット11を含むことを特徴とする請求項9に記載のネットワーク。
  11. 前記帯域通過フィルタ12は、高い臨界温度の超電導物質に基づく技術を使用して得られることを特徴とする請求項10に記載のネットワーク。
  12. 前記極低温受信機フロントエンド5は、アンテナ引込に起因する損失が、前記極低温受信機フロントエンド5によって導入される前記雑音指数と比べて無視できるほど少ないような前記トランシーバアンテナ4からの距離に取り付けられることを特徴とする請求項9から11のいずれかに記載のネットワーク。
  13. 前記極低温受信機フロントエンド5は、前記トランシーバアンテナ4から前記基地トランシーバ局3までの前記受信機チェーンの前記総合雑音指数を最小限に抑えるような形で前記アンテナ引込に沿って取り付けられることを特徴とする請求項9から12のいずれかに記載のネットワーク。
  14. 前記クライオスタット11は、200Kより低い極低温で動作することを特徴とする請求項9から13のいずれかに記載のネットワーク。
  15. 前記クライオスタット11は、100Kより低い極低温で動作することを特徴とする請求項9から15のいずれかに記載のネットワーク。
  16. 前記クライオスタット11は、60Kより高い極低温で動作することを特徴とする請求項9から15のいずれかに記載のネットワーク。
  17. 各高感度受信機フロントエンド5は、トランシーバアンテナ4と基地トランシーバ局3の間に挿入され、前記高感度受信機フロントエンド5は、低雑音増幅器27が中間に挿入された少なくとも第1の帯域通過フィルタ25と第2の帯域通過フィルタ26とを含むことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のネットワーク。
  18. 前記複数のセル2は、所定の値より大きいことを特徴とする請求項6乃至17のいずれかに記載のネットワーク。
  19. 前記所定の値は、100より大きいことを特徴とする請求項18に記載のネットワーク。
  20. 前記所定の値は、1000より大きいことを特徴とする請求項18または19のいずれかに記載のネットワーク。
  21. 前記所定の値は、500より大きいことを特徴とする請求項18から20のいずれかに記載のネットワーク。
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