JP2006508612A - 電子番組ガイド格子と相互作用させるための格子型システムと方法 - Google Patents

電子番組ガイド格子と相互作用させるための格子型システムと方法 Download PDF

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Abstract

本発明の実施例は番組セレクションのためのユーザー・インターフェイスをナビゲートするための技術である。複数の番組セルが電子番組ガイド(EPG)格子に構成されている。可視インジケータはユーザーコマンドに応答して可視ウィンドウ内の現在列から次の位置に移動する。次の位置は複数の番組セルにおける1の番組セルに対応している。次の位置は現在の列か次の列に存在している。可視インジケータはユーザーコマンドに応答して移動する。ユーザーコマンドは右へ移動か左へ移動のいずれかである。

Description

本特許出願は、「電子番組ガイド格子との相互作用のための格子型システムと方法」と題した、2002年11月27日付けの先行米国特許出願番号10/065,889による優先権を主張しており、その先行特許出願は、出願係属中である「電子番組ガイド格子との相互作用のためのポイント型システムと方法」と題した2002年9月13日に出願の特許出願10/065,075の主題内容を含んでおり、本発明と同一の発明者により発明され、本発明と同一の譲受人に譲渡されている。前述の出願中の特許出願による全ての開示内容を、ここに明示して引用し編入する。
本発明は、表示データの相互作用方法に関しており、特に格子(グリッド)フォーマットで表示される電子番組ガイド(EPG)データの相互作用方法に関する。
EPG情報表示に典型的に用いられている2次元格子には、テレビ番組に対応する格子セルは、垂直(チャンネル)次元では同一のサイズであるが、水平(時間)次元においては、各番組が異なる長さのために、そのサイズが不均一であるという性質がある。さらに、異なるチャンネルのプログラムセルの境界は、互いに整列しないことが頻繁に起こる。これはシンプルで信頼性の高い格子ナビゲーションの方法を提供する上で様々な問題を生じる。格子ナビゲーションのためのコントロールの方法として、リモートコントローラにより「上へ」「下へ」「左へ」そして「右へ」といったコマンドを出す典型的な状況において、これらの問題を解決するための初期の試みは、一貫性がなく予測不能で非効率な方法を提供する結果となっている。より最近のEPG格子には、垂直次元にチャンネルを割り当てるのではなく、代わりに内容のカテゴリー(「ドラマ」、「コメディー」、「スポーツ」など)を格子の各列に割り当てるものもある。しかし、やはり同様な非規則的なセル構造体のために、チャンネル型のEPG格子に起きる問題が、このような新しいタイプのEPG格子にも起こりうり、したがってここに記述する本発明の解決策は、これらの格子にも同様に適用できる。
従って、従来技術のシステムにおける問題を取り除いた、スムーズで、効率的かつエラー影響を受けにくい、EPG格子ナビゲーションを実現できるシステムが必要とされている。この新しいナビゲーション方法に必要とされる性質は、水平移動と平行移動が交換可能(可換性)であるべきという性質であり、これにより特定の格子セルにナビゲートする等価のナビゲーションオプションを増大させるのみならず、どの格子列が有効(アクティブ)になっていても「左へ移動」、「右へ移動」コマンドへの応答が同じであることを確実にする。しかし、ナビゲーションポリシーは、EPG格子への各連続した可視ウィンドウのセルのサイズと位置に応答できなくてはならない。それによって過度で不要なユーザインプットを不要にして、番組の開始時間と継続時間の大きな相違による異常が起きないようにする。水平のナビゲーション方法は、一度に迅速で効率的な番組の比較、異なる時間へ移動、そしてこれらの時間での番組比較をする際に、全てのデータのナビゲートをバックトラックすることを必要とせずに行うことができ、間違った入力からの回復を容易にする方法をサポートする。本発明は、これらおよび他の要求を満足させることができ、現存システムの問題を克服する。
本発明の方法によると、水平格子の動作を要求するユーザー入力コマンドに対するシステムの応答は、現在の格子で表示されている全ての列の上のプログラムの開始時間と継続時間を考慮に入れた新規な方法により計算される。この方法に使用された計算により、現在の格子で表示された全ての列について同一の結果をもたらすので、ユーザーによる「左へ移動」コマンドあるいは「右へ移動」コマンドに応答する水平方向の移動は、現在どの列がアクティブであるかにかかわらず、同一の結果となる。この全ての表示された列の上での水平方向の移動の等価性により、表示された格子内での水平動作と垂直動作の交換可能性を保証している。ここで用いている「格子型(グリッドベース)」の語は、このタイプのナビゲーションのために用いられている。それはこのナビゲーションは表示された格子の全体に現れるEPGデータを用いるものであり、格子の単なる一部のデータ(単一列上のデータのように)あるいはか実際のEPGデータから独立した何らかの要因(例えば全体的に不変である「論理的なセルサイズ」あるいは前もって定めた一定価値)を用いるものではない。本発明は、現在アクティブなプログラムを視覚的に示すシステムに用いる方法に応じて、現存するEPGシステムを改良するために、異なる方法としても用いられうる。
本発明の第1の応用例は、「ポイント型の」EPGシステムであり、そのシステムでは、情報ライン(あるいは他のグラフィックな手段)を、現在アクティブなプログラム(番組)を示すために仕様する。本発明は、ポイント型のEPG格子に、改良されたナビゲーションの方法を用いて、1つのセルから他のセルにナビゲートする際に、ユーザーが「バックトラック」する必要性を排除している。本発明のナビゲーション方法を用いることにより、ユーザーが1つの方向に移動して次に反対の方向に移動するというような必要なく、他の全てのセルから各セルに容易に種々のルートからアクセスできる。
本発明の第2の応用例は、2次元のセルのハイライト表示によりアクティブプログラムを示すシステムである。この場合には、格子型方法の使用は、可視ウィンドウをスクロールするための制御に限られている。そのようなシステムでは、可視ウィンドウ内のアクティブプログラムインジケータの動作は、各列で異なる。その相違は、各列の上のプログラムセルの2次元のハイライト表示の相違によるものであり、それはテレビプログラムの異なる開始時刻と継続時間の相違によるものである。しかし、EPGデータに関しての可視ウィンドウの動作は、全ての列について同時であり同量である。したがって、可視ウィンドウの動作を制御するために本発明による格子型方法を用いて、種々の従来のEPGシステムを改良することが可能である。本発明の新規な方法では、格子の全ての列の上のデータを考慮に入れて、水平動作コマンドに応答する可視ウィンドウの動作の適切な量を決定する。
以下の説明で、多数の特定の細部を記述するが、本発明の実施例はこれらの特定の細部なしでも実行できる。また、周知の回路や、構造、技術などは、本発明の説明の理解を不明瞭にさせないために、示されていない。
図1Aは、発明の1つの実施例を実行できるエンターテインメントシステム100Aを示した図である。エンターテインメントシステム100Aは、リモートコントローラ5、テレビ10、受信機15(例えばDSSあるいは衛星受信機)、CDプレーヤー20、ビデオレコーダー25、ビデオディスクプレーヤー30、ラジオ/ラジオチューナー35、増幅器40、テープデッキ45、オーディオビデオプリアンプ50、またその組み合わせを含んでいる。受信機15は、スタンドアローンであってもよいし、テレビ10に組み込まれていてもよい。リモートコントローラ5は、種々の電子部品に使用するのに適合されている。ユーザー55は、エンターテインメントシステム100Aに用いられるこれらの電子部品をコントロールするためにリモートコントローラ5を使用する。リモートコントローラ5は、スタンドアローンであったり、通信装置の一部といった様々な形態を取りうる。リモートコントローラ5は、情報を表示できる画面を持った携帯型のデバイスであってもよく、ワイヤレスのキーボード、そして電子装置をコントロールするワイヤレスのポインティング・デバイスであってもよい。エンターテインメントシステム100Aにけるデバイスの間のコミュニケーションは、ケーブル(例えば、ビデオ、IR、シリアルなど)か、あるいはワイヤレスの技術によってもよい。リモートコントローラ5は、送信、受信、ユーザー入力に対する処理に適したどんなシステムに用いることができる。
図1Bは、本発明の1つの実施例を実行できるプロセッサーシステム100Bを示している。プロセッサーシステム100は、プロセッサー110、プロセッサーバス120、メモリーコントロールハブ(MCH)130、システムメモリ140、入出力制御ハブ(ICH)150、周辺バス155、大容量記憶装置170、そして入出力装置1801〜180Kを含んでいる。プロセッサーシステム100は、これらの部品より多くの部品又は少量の部品を有して構成してもよい。プロセッサーシステム100又はその縮小型は、受信機(例えばテレビ、コンピュータ、など)か、リモートコントローラ5、又はその組み合わせの中に組み込まれている。リモートコントローラは、ラジオあるいはBluetoothデバイス、あるいはレーザーなどであってもよい。
プロセッサー110は、どのような種類のアーキテクチャのCPUでもよく、例えば、埋め込みプロセッサ、モバイルプロセッサー、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、スーパースカラーコンピュータ、ベクトルプロセッサー、単一命令複数データ(SIMD)コンピュータ、複雑命令セットコンピュータ(CISC)、縮小命令セットコンピュータ(RISC)、非常に長い命令語(VLIW)、あるいはハイブリッドアーキテクチャなどである。
プロセッサーバス120は、例えばMCH130のような、他のプロセッサーや部品とプロセッサー110が通信できるように、インターフェイス信号を提供する。プロセッサーバス120は、単一プロセッサあるいはマルチプロセッサ構成をサポートしてもよい。プロセッサーバス120は、並列、直列、パイプライン型、非同期型、同期型、またそれらの組み合わせでもよい。
MCH130は、メモリーと入出力装置、システムメモリ140、そしてICH 150の制御と構成を提供する。MCH130は、孤立のエクシキューションモード、ホストから周辺バスへのインターフェイス、及びメモリー制御のような、複数の機能を統合するチップセットに統合さてもよい。MCH130は、周辺バス160にインターフェイスする。発明を明瞭にするために、全ての周辺バスを表示してはいない。システム140は、周辺機器(PCI)、アクセラレーテッドグラフィックスポート(AGP)、業界標準アーキテクチャ(ISA)バス、ユニバーサルシリアルバス(USB)などの、周辺バスを含んでもよい。
システムメモリ140は、システムコードとデータを格納する。システムメモリ140は、一般にダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)か、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)により実施される。システムメモリ140は、本発明の1つの実施例を実施したメモリプログラムコードかコードセグメントを含んでもよい。システムメモリ140は、ユーザー・インターフェイスマネジメント145を含んできる。ユーザー・インターフェイスマネジメント145のどの要素も、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、マイクロコード、あるいはその組み合わせによって実施することができる。システムメモリ140は、例えばオペレーティングシステムのような、図には示されていないプログラムあるいはデータを含んでいてもよい。ユーザーインターフェイスマネジメント145は、プログラムコードを含んでおり、それがプロセッサーによって実行されると、プロセッサー110が後述する動作を行う。
ICH150は、I/O機能をサポートするように設計された多数の機能を有している。ICH150はまた、I/O機能を遂行するために、MCH130と共にチップセットにまとめられるか、MCH130から分離されていてもよい。ICH150は、例えば、周辺バス160、プロセッサーインターフェイス、インターラプトコントローラ、ダイレクトメモリーアクセス(DMA)コントローラ、パワーマネジメントロジック、タイマー、システムマネージメントバス(SMBus)、ユニバーサルシリアルバス(USB)、大容量記憶装置インターフェイス、低ピンカウントインターフェイス等とインターフェイスするためのPCIバスインターフェイスのような、多数のインターフェイス及びI/O機能を含んでいてもよい。
大容量記憶装置170は、コード、プログラム、ファイル、データ、アプリケーション、そしてオペレーティングシステムなどの、記録を保持する。大容量記憶装置170は、コンパクトディスク(CD) ROM 172、デジタルビデオ/多目的ディスク(DVD)173、フロッピー(登録商標)ドライブ174、ハードドライブ176、フラッシュメモリー178、その他の磁気ドライブや光学ドライブを含んでいてもよい。大容量記憶装置170は、マシンがアクセス可能な媒体(メディア)により構成している。マシンがアクセス可能なメディアには、コンピュータが読み込める、後述のタスクを実行するプログラムコードを含んでいてもよい。
入出力装置1801〜180Kは、I/O機能を行うために入出力装置を含んでいる。入出力装置1801〜180Kの例は、入力装置(例えば、キーボード、マウス、トラックボール、ポインティング・デバイス)、メディアカード(例えば、オーディオ、ビデオ、グラフィックス)、ネットワークカード、及び周辺制御装置のための、コントローラを含んでいる。 本発明の1の実施例において、これらの要素は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、およびその組み合わせによって実施してもよい。ハードウェアという用語は、一般に電子、電磁的、光学的、電子光学的、機械、電気機械部品のような、物理的構造などを持っているエレメントに用いている。ソフトウェアという用語は、一般に論理構造、プロシージャ、メソッド、プログラム、ルーチン、プロセス、アルゴリズム、公式、ファンクション、表現式、などに用いる。ファームウェアという用語は一般に、ハードウェア構造(例えば、フラッシュメモリ、ROM、EROM)に組み込まれたか実施された、論理構造プロシージャ、メソッド、プログラム、ルーチン、プロセス、アルゴリズム、公式、ファンクション、表現式、などに用いている。ファームウェアの例は、マイクロコード、書き込み可能な制御記憶装置、及びマイクロプログラム組み込み構造物を含む。ソフトウェアかファームウェアに実施する時、本発明の実施例の要素は、必要なタスクを遂行するために、本質的にコードセグメントである。ソフトウェア/ファームウェアは、本発明の1つの実施例で述べる作業を行うための実際のコードを含んでもよいし、作業をエミュレート又は模擬するコードを含んでいてもよい。プログラム又はコードセグメントは、プロセッサーかマシーン読み込み可能なメディアに蓄えられるか、搬送波に組み込まれたコンピュータデータ信号によって伝達されるか、キャリアによって変調された信号、もしくは伝達メディアによって伝達される。「プロセッサー可読・アクセス可能メディア」また「機械可読・アクセス可能メディア」は、情報を、蓄積、伝搬、移動できるどのようなメディアも含む。プロセッサー読み込み可能またマシンアクセス可能メディアは、電子回路、半導体メモリデバイス、リードオンリーメモリー(ROM)、フラッシュメモリ、消去可能ROM (EROM)、フロッピー(登録商標)ディスケット、コンパクトディスク(CD) ROM、光ディスク、ハードディスク、光ファイバー媒体、無線周波数(RF)リンク、などを含んでいる。コンピュータデータ信号は、例えば電子ネットワークチャンネル、光ファイバー、空気、電子磁気、RFリンクなどの伝送媒体において伝播できるどのような信号でもよい。コードセグメントは、インターネットやイントラネットのようなコンピュータネットワークによってダウンロードしてもよい。マシンアクセス可能メディアは、マシンがアクセスした時に、後述の作業をマシンが行うようにさせるデータを含んでいてもよい。マシンアクセス可能媒体は、プログラムコードが組み込まれていてもよい。プログラムコードは、後述の作業を行うための、マシーン読み込み可能なコードを含んでいてもよい。ここで、「データ」という用語は、機械読み込み可能とする目的のために符号化されたどのような種類の情報にも用いる。従って、それはプログラム、コード、データ、ファイル、などを含む。
本発明の実施例の全部あるいは一部が、ハードウェア、ソフトウェア、あるいはファームウェア又は、そのどんな組み合わせによっても実施されうる。ハードウェア、ソフトウェア、あるいはファームウェアのエレメントは、お互いに数個のモジュールで結合されていてもよい。ハードウェアモジュールは、機械的、電気的、工学的、電磁的、また、物理的接続によって、他のモジュールと結合されている。ソフトウェアモジュールは、ファンクション、プロシージャー、メソッド、サブプログラム、あるいはサブルーチン呼出し、ジャンプ、リンク、パラメーター、変数、引数受け渡し、ファンクションリターンなどによって、他のモジュールに連結される。ソフトウェアモジュールは、変数、パラメーター、変数、ポインターなどを受けて、またパス結果、更新された変数、ポインターなどを生成するために、他のモジュールと連結している。ファームウェアモジュールは、上述のハードウェアやソフトウェアのどのような組み合わせによっても、他のモジュールに連結されている。ハードウェア、ソフトウェア、あるいはファームウェアモジュールは、どのハードウェア、ソフトウェア、あるいはファームウェアモジュールの1つにも連結されうる。モジュールは、プラットフォームで動くオペレーティングシステムと相互作用するための、ソフトウェアドライバあるいはインターフェイスであってもよい。また、モジュールは、設定、セットアップ、初期化、ハードウェアとのデータの受信をするためのハードウェアドライバであってもよい。装置はまた、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアモジュールの組み合わせを含んでいてもよい。
1.第1応用例における発明の説明
本発明の第1応用例は、「ポイント型」EPGシステムを改良することである。 以下の説明で、情報ラインを用いるシステムの詳細な例を示す。しかし、本発明は、アクティブプログラムを示す為にグラフィック手段を用いるポイント型システムにも同様に利用できる。そのようなシステムにおいて、「格子型(グリッドベース)」での水平移動を計算する本発明の方法は以下の通りである。「左へ移動」あるいは「右へ移動」コマンドに応答して情報ラインを移動するための前もって定めた最大又は最小の量は存在しない。移動量は、表示された格子列のプログラムの時間と長さから、次のように算出される。
1. 右に移動するとき、情報ラインは、現時点で情報ラインに横切られない番組セル(どんな格子列であっても)の終端を通過するほど遠くに移動しない。そして
2. 左に移動するとき、情報ラインは、現時点で情報ラインに横切られない番組セル(どんな格子列でも)の開始を通過するほど遠くに移動しない。
本発明のナビゲーション方法におけるこれらの2つの性質により、それぞれ右と左の移動により、格子の各プログラムを示すプログラム情報を、格子の他のどの点からも容易にアクセス可能にできる。水平の入力コマンドは、垂直な移動のみによって現在アクセス可能ではない番組を超過して情報ラインを移動することはできないので、水平又は垂直な移動の組み合わせによって、全てのセルが「バックトラック」なしでアクセス可能になる。これは、右に移動する時に、初期状態からの垂直移動だけではアクセス不可能であった番組セルの終点を超過して情報ラインが移動したときにのみ、バックトラックが必要になるからである。同様に、左に移動する時に、初期状態からの垂直移動だけではアクセス不可能であった番組セルの始点(そして終点)を超過して情報ラインが移動したときにのみ、バックトラックが必要になるからである。
バックトラックの必要性を排除することによって、本発明の方法は、前述した非対称な水平移動にともなうユーザーの混乱を大幅に減少できる。例えば、図18で示すような「ポイント型」方法の実施例が、図19に示す初期状態から、情報ラインを4.30pmに移動することによって、「左へ移動」コマンドに応答する方法が前述された(訳者注:このパラグラフの記載は図と不一致のため意味不明)。5pmからそれ以降の開始時間番組を情報ラインが超過することになる。そのため、これらの番組は、後で「右へ移動」コマンドを実行しなければアクセス不可能である。対照的に、後述の格子型方法は、図19で示した初期状態からの「左へ移動」入力に応答することで6.00pmにのみ左移動する。これは、TOONP63の6.00-6.30pmの「Dexter's Laboratory」のエピソードに対応する。
さらに本発明方法の可換的性質と共に鑑みると、上述の性質により、第1番組がアクティブな状態から、別の列の第2番組をアクティブな状態に移動するには常に複数の方法があり、これらの方法のどれもユーザーにバックトラックを要求しないことを確実にしている。実例として、ユーザーが現在アクティブな列の1列下の番組セルに移動し、現在情報ラインに横切られたプログラムの右に移動したいとする。新しい方法は、「右、下」あるいは「下、右」のような(システムが同じ状態になるという意味で同等である)ユーザーコマンドを、連続して入力することが可能であることを確実にしている。さらに、目標セルが現在アクティブな格子セルとは異なる格子列にあろうと、情報ラインに横切られていなくても、現在表示された格子列の番組セルのペアに常に多くのそのような同等のシーケンスが存在している。
従って、この方法は、同じEPGナビゲーション目的を達成するのに用いるユーザー入力コマンドの同等なシーケンスの数を増加させ、情報ライン及び可視ウィンドウのポジションに関して、システムを全く同じ状態にする。本発明は、意図しないシステム状態から復帰する必要を生じさせるような非対称の問題を有することなく、ユーザーが容易に格子の任意な番組にナビゲートできる可能性を向上する。例えば、前述でタイプ1非対称として定義される左右非対称は、2つの異なるタイプの移動を制御する1組の入力コマンドのセットを用いることによる不可避な結果である。しかし、本発明のナビゲーション方法は、ある番組セルから他の番組セルへの、アクティブプログラムインジケータのナビゲーションを行うのに、左移動と右移動の組み合わせは全く必要としない。そのため本発明は、非対称と非可換性により生じる混乱を招く状況を排除している。
しかし、バックトラックの必要性が避けられない状況もある。それは、ユーザーが意図していないコマンドや誤った入力コマンドを出した場合に生じる。そのような場合には、「左へ移動」コマンドを出した後に「右へ移動」コマンドを出したり、その逆をしたりして、水平移動によるシステムの非対称が、初期状態とは大幅に異なった状態になったときに生じる。従って、本発明では、水平移動の非対称性が微細でしかない、様々な変形実施例を提供する。
第1実施例によると、水平移動コマンドに対応する本システムの方法は、EPGデータのいくつかの構成をナビゲートするための効率を犠牲にして、最大の対称性を実現している。この実施例は、単純なナビゲーション方法を提供しており、情報ラインを、指定された移動方向のいずれかの格子列における最も近くの番組境界線に移動させる。
第2実施例によると、本システムの応答は、EPGデータのまれな構成をナビゲートする際の非対称を犠牲にし、より一般的な場合のナビゲーションの効率を最大にしている。システムは、「水平に新しい」番組情報のどの格子の点がアクセス可能なのかを決定するために、格子における可視列のすべての情報を分析する。この説明において、「水平に新しい」情報とは、現在情報ラインに横切られていない番組の補足情報である。これは、初期状態の情報ラインに横切られる全ての番組は、その補足番組情報が垂直スクロールのみでアクセス可能であるからである。従って、「水平に新しい」情報とは、水平スクロールを用いる以外、また垂直スクロールと水平スクロールの組み合わせを用いる以外には、アクセス出来ない情報のことである。情報ラインの各出発点から、「水平に新しい」番組情報がアクセス可能な多くの異なる点が存在する。第2実施例の方法は、前述の一般格子型ナビゲーション方法に、以下に示す第3の性質を加える。
3. どちらの方向に移動するにも、初期状態で情報ラインに横切られない少なくとも1格子列(必ずしも、現在アクティブな格子列ではない)に示される、番組セルを横切るのに十分なほど離れた位置に情報ラインを移動する。
ナビゲーション方法のこの性質により、格子上での水平移動が、情報理論的な立場から、総合的に効率的であることを確実にする。少なくとも1つの番組のための「水平に新しい」情報が、垂直な移動だけで利用可能な場所に、情報ラインを移動するのに、ユーザは1つ以上のコマンドを出す必要がない。これは、格子列の番組の継続時間あるいは開始時刻にかかわらない(よって、あるタイプのEPGデータにおいては、単一のコマンドに応答して数時間に対応する情報ラインの移動が行える)。第2実施例のナビゲーション方法は、特定の移動方向へより遠くに情報ラインを移動させ、かつ一般方法である上記最初の2つの制限を維持してバックトラックを不要にしている。
本発明の第3実施例によると、ポイント型のEPGシステムに用いる場合、可視ウィンドウのスクロール動作に制限が設けられる。これは、データをナビゲートするにあたり、プログラム情報が見過ごされていないことを提示して、ユーザーを更に安心感を与えることができる。
これらの3つの実施例を、以下のセクションで更に説明する。
1.1 発明の第一実施例: 最大対称性
本発明のこの第1実施例は、従来の「ポイント型」システムに用いているナビゲーション方法の改良である。これは最大の左右の対称性を提供し、どの水平移動ペアが逆方向に移動しても、EPGデータに対して情報ラインが全く同じ位置に配置されることを確実にする。各々の水平の移動コマンドに応答してこのシステムが実施する各方向の移動量は、現在表示されている格子の列のための実際のEPGデータに依存する。各ケースに共通の、均一、最大、あるいは最小の移動量は存在しない。時間ピリオドは、格子の1コラムの幅に対応するように選択され、この時間ピリオドの倍数によって格子の表示ピリオドが変化する。以下の議論では、時間ピリオドとして30分の期間が選択されており、データ上での可視ウィンドウの移動が30分の倍数で生じるようにしており、格子の表示された期間の開始と終了は、30分の時間境界で整列する。しかし、本発明の概念を離れることなく、他の時間ピリオドを選択することもできる。
図2は、本発明の第1実施例において、「右へ移動」のコマンドに応答して情報ラインの移動を計算するためのプロセス200を説明するフローチャートである。STARTにおいて、プロセス(230)は、格子のどの列であっても現在位置から右に起こる次の番組開始に位置に情報ラインを並べる。次のステップ(240)で、プロセスは、格子の終了位置と情報ラインの位置の間で、最小限の表示ピリオドがあるかをチェックする。もしある場合は、プロセスは終了する。もし無ければ、プロセスは、新たな情報ラインの後に半時間境界最小限の表示ピリオドを連続的に探す(訳者注:英文意味不明)。次のステップ(260)において、プロセスは、格子をスクロールして、HBを新たに表示された格子の表示ピリオドの終端に設置する。そしてプロセスは終了される。
すなわち、情報ラインの移動を計算する方法が図2に示されている。ユーザーが「右へ移動」のコマンドを出すと、システムは第一に、現在の情報ライン位置の右にある、格子の列における次の番組(プログラム)境界をチェックする。これらの番組境界は、格子の現在の見えているウィンドウ内に生じることもあるし、生じないこともある。これらの番組境界の最初は、情報ラインの初期位置により示される時間の後の、最も早い番組開始と一致する。システムは、どの格子列が現在アクティブかに関わらす、このプログラム境界に整列にするように情報ラインを設置する。次に、情報ラインと格子の終点との間に少なくとも1つの最小限表示ピリオドを有する状態をもって、現在表示されている格子上で情報ラインが見えるかどうかをチェックする。この最小限の表示ピリオドは例えば15分であってもよく、そうであれば典型的なフォントサイズを用いれば、ほとんどのケースでユーザーの役に立つテキストを、情報ラインの右に載せることができる。もしこの条件が満たされれば、更なる行動は実施されない。しかし、もし情報ラインの新しい位置が、現在見えている格子ウィンドウの外であるか、現在見えている格子ウィンドウの終点から最小表示ピリオド以下にある場合は、システムは可視(見えている)ウィンドウをスクロールする。システムは、新たな情報ラインの位置の後に少なくとも最小限の表示ピリオドを有するどの30分の境界が最初のものなのかを決定する。システムは、その境界を新たな格子表示ピリオドの終端に位置させるように、可視ウィンドウをスクロールする。
以下の例は、「右へ移動」のコマンドに応答する際に、この方法がどのように図に示した各格子例に適用されるかを現している。図4に示す初期状態から開始して、情報ラインは、TOONP73の「Courage and Cowardly Dog」の5.30のエピソードの開始と整列するように、5.30pmと一致した位置に移動する。この場合は、移動量は30分の時間ピリオドに対応する。格子のどの列が現在アクティブなのかに関わらず、同一の応答が生じる。図39で示す初期状態から始まって、情報ラインは「Hand that Rocks the Cradle」の開始位置と整列するように、7.15pmに一致する位置に移動する。ここでの移動量は15分に対応する。同様に、どの格子列がアクティブなのかにかかわらず、同一の応答が生じる。もし、初期状態が図10で示すものと同じものであれば、どの格子列がアクティブなのかにかかわらず、3つの新しい番組「Guarding Tess」「Sheena」と「The Buddy Holly Story」(図9で見ることが出来る)の開始点と整列するために、情報ラインは9.30pmに移動する。ここで、移動量は90分の期間と対応し、システムはさらに可視ウィンドウを30分移動させ、8.30pm〜10.00pmの格子表示時間ピリオドを表示させる。可視ウィンドウの新しい位置では、格子の3番目のコラムの開始に、情報ラインの新たな位置をおく。
図3は、本発明の第1実施例において、「左へ移動」のコマンドに応答して情報ラインの移動を計算するためのプロセス300を示したフローチャートである。STARTにおいて、プロセス(330)は、格子のどの列であっても現在位置から左に起きる次の番組(プログラム)の開始位置に情報ラインを整列させる。次のステップ(340)で、プロセスは、格子の可視ウィンドウに情報ラインが見えるかをチェックする。もし見えるなら、プロセスが終了する。もし見えなければ、プロセスは、30分境界HBを、情報ライン位置かそのすぐ左に探し続ける。次のステップ(360)において、プロセスは、HBを新しい格子の表示ピリオドの終端に設置させるように、格子をスクロールする。そしてプロセスは終了される。
すなわち、「左へ移動」のコマンドに応答して、情報ラインの移動を計算する方法が図3に示されている。システムは第一に、現在の情報ライン位置の左にある、格子の列の最後における番組境界をチェックする。番組境界は、格子の現在の可視ウィンドウ内に生じることもあるし、生じないこともある。これらの番組境界の最初(左への移動)は、情報ラインの初期位置によって示される時間前における、最後の番組開始時間と一致する。システムは、どの格子列が現在アクティブかに関わらず、このプログラム境界に整列するように情報ラインを設定する。次に、現在表示されている格子上に情報ラインが見えているか(可視)をチェックする。もしこの条件が満たされていれば、更なる行動は実施されない。しかし、もし情報ラインの新しい位置が、現在見えている(可視)格子ウィンドウの外であれば、システムは可視ウィンドウをスクロールする。システムは、情報ラインの新しい位置と同一かまたはその直前に存在する最初の30分の境界を探索する。そして、新しい格子表示ピリオドの開始点が、その30分境界に合致するように、可視ウィンドウをスクロールする。
この「左へ移動」方法がどのように適用出来るかをいくつかの例の格子について説明する。この方法は図7で示されるような初期状態から開始して、図41に示すように4.30pmの位置に情報ラインを設置する。「右へ移動」のコマンドへの応答の場合と同様に、この格子型方法における「左へ移動」のコマンドに応答する場合における情報ラインの水平移動の量は、どの格子列が現在アクティブであるにかかわらず、同一である。前もって定めた、最小値または最大値のようなものは存在しない。従って、情報ラインが9.30pmの位置にあること以外は初期システム状態が図9で示すものと同様ならば、情報ラインの新しい位置は、図10で示されるように8.00pmに設定される。
この第1実施例の方法は、EPGデータに対する情報ラインの位置に関して、完全に対称な左右の動作を常に生じさせる。これは異なる初期位置からの情報ラインの移動量にかかわらず、また起こりうるどのEPGデータの開始時刻及び継続時間にもかかわらない。あたかも、EPG格子の各列の各番組にたいして、格子において可視な他の列に、番組開始時から上下に線(ライン)を引くようにする。このラインの多くは、異なる列の番組が同じ時間に開始する場合は、互いに重なって見えなくなる。さらに、格子において現在可視でない場合にも、ラインは格子の可視列のすべてから、引かれていると考えられる。実際上、これらの「仮想」ラインは、EPGデータのそれらの列に関して、情報ラインの全ての可能な位置を完全に表わしている。図2及び図3で示した方法は、「左へ移動」と「右へ移動」コマンドに応答して、1の「仮想ライン」に整列された状態から、最も近接する別の「仮想ライン」に整列するように移動を保証している。「仮想ライン」に整列する以外には、情報ラインの位置はありえない。従って、どんな水平運動コマンドも、「仮想ラインn」で整列する位置から、「仮想ラインm」で整列する位置に、情報ラインを移動させる。従って必然的に、すぐ後のコマンドが反対方向への移動を要求する場合には、「水平ラインn」と整列するように情報ラインを戻すように移動させる。実際の仮想ライン間の「距離」(情報ラインに対応する時間ピリオドを決定する)は、格子列のセットに生じる番組の開始時刻にのみ依存する。従って、本発明の第1実施例には、前述した非対称タイプ2, 3,あるいは4は存在しない。
従って、格子型方法のこの第1実施例は、基本方法が提供する水平と垂直な移動交換可能性を実現することに加えて、左右の移動の対称性を提供する。従来の方法と比べて、ユーザーエラーを生みやすい状況を減少させるのみならず、もしユーザーが水平のナビゲーションエラーを起こしたとき、以前の(誤っている)方向とは反対方向に移動するコマンドを出すことによって、容易に元の状態に戻ることができ。
1.2 発明の第2実施例: 最大の効率
第2実施例は、情報ラインの各水平位置からアクセス可能なデータについて情報理論的な分析を行うことによりもたらされたものである。ここに記述した第1実施例は、最も単純であり、格子に示す開始時刻及びテレビ番組の継続時間にかかわりなく、容易かつ信頼性の高いナビゲーションを実現している。しかし、図2及び図3で示されたナビゲーション方法には、格子ナビゲーションにおいて、非効率な結果となるいくつかの状況が生じることがある。ポイント型のEPGシステムに適用される第2実施例は、水平移動においてわずかの非対称性を加えることで、その非効率性を除去している。
上述した本発明の最も単純な実施例における問題は、情報ラインを格子の一方の端からもう一方の端に移動するためには、格子上の全ての情報をアクセスするために厳密に必要な入力以上の入力を必要とすることである。図11は、格子型アプローチの最も単純な実施例における、「最悪の場合のシナリオ」を説明する。この初期状態から開始して、情報ラインを、「Rugrats」のエピソードの開始点である3.15pmに移動させるには、少なくとも8つの「右へ移動」のコマンドを必要とする。これは、どの格子列がアクティブなのかにかかわらず、図2に基づいた情報ラインの移動が、以下の通りに行われるからである。最初のコマンドに応答して、情報ラインは「Backstory」の開始に整列するように2.25に移る。情報ラインは2番目のコマンドに応答して、「Rock Power」の2.30のエピソードの開始で整列するように、もう5分移動する。情報ラインは3番目のコマンドに応答して、「Rick Steves Europe」の2.35のエピソードの開始で整列するように、さらに5分移動する。4番目のコマンドは情報ラインを「Rock Power」の2.45のエピソードの開始に整列させる。5番目のコマンドは情報ラインを、「Raiders of the Lost Ark」の開始に位置するように2.55に一致させる。6番目のコマンドは、情報ラインを3.00pmに移動させる。第7のコマンドは情報ラインを3.10pmに移動させR. Steves Europe」のエピソードの開始の3.10に整列させる。8番目のコマンドは、情報ラインをさらに5分だけ3.15pmに移動する。
本発明の最も単純な実施例では、そのような非効率な状況はめったに生ぜず、これは1つの格子に比較的多くの、互いに他の列と整列しない番組開始時刻がある状況においての結果である。このような状況は、格子の中にたくさんの短い番組があるとき、そして数個の異なる格子列が、開始時刻が同じ半時間境界で整列されていない番組を含んでいるときに生じやすい。大多数のテレビ番組が一般に、半時間境界で整列するので、この問題が起きる状況は頻繁には発生しない。
しかし、図11に示すような格子が実際に起きるし、その場合には本発明の第1実施例は明白に非効率である。格子型の本発明の主な目標は、直観的に簡単な方法で全ての番組情報を捜せるようにすることである。格子型の列のセットについて、全ての番組を網羅する方法(特に「今」あるいは「すぐ後に」に見る番組を選出するとき)は、最初に異なる列の全ての番組を比較して、その後引き続く時間に移って、それらの番組などを比較することである。格子型アプローチの第2実施例はこれを促進させるものであり、他の(現在非アクティブな)格子列の補足情報を見るために、垂直にスクロールするに必要なだけ水平移動上に「停止点」を設けるようにしている。しかし全ての番組の開始で停止するように水平の移動を制限することで、格子型方法の第1実施例は論理的に必要である以上の停止を行っている。これは、アクティブ番組を示すのに情報ラインを使うシステムでは、番組の開始だけではなく、番組の継続時間中における全ての点で情報ラインが番組セルを横切るとき、各番組のための補足情報を見ることができるからである。従って、各「右へ移動」入力コマンドに応答する情報ラインが、番組の終わりを通過しない限り、補足の情報は、たとえ移動が番組の初めで止まらなくても、バックトラックの必要なしで垂直スクロールでアクセス可能である。
以下に示すように、格子型方法の第2実施例では、4回の「右へ移動」コマンドのみで、図11の初期状態から図12の状態に移動でき、図12では情報ラインが3.15pmの位置にある。本発明のこの実施例は、情報ラインがプログラムの最後に至る前のどの点を横切っても、補足の番組情報をアクセス可能であることを考慮したナビゲーション方法を用いている。この改良したナビゲーション方法では、次の2つの性質を保持した上で、各入力コマンドに応答して情報ラインをできる限り遠くに移動する。第一に、情報ラインは番組セルを通過せず(その番組セルは初期状態で横切られていない)。第二に、この実施例は格子の少なくとも1の番組の開始に情報ラインが確実に整列する。(これは、より効率的な必要条件を考えると、左右の移動において最大の対称性を確実にする)
図13は、本発明の第2実施例による、「右へ移動」コマンドに応答した情報ラインの移動を計算するためのプロセス1300を説明するフローチャートである。STARTすると、プロセス(1330)は、格子上の可視の列において「新情報点(新情報ポイント)」及び「情報損失点(情報損失ポイント)」を見つける。次のステップ(1340)で、プロセスは、最も初期(最近)の情報損失の点に先行する新情報の最後の点に、情報ラインを整列させる。さらにプロセスは、情報ラインが格子の終端よりも前に少なくとも1つの最小表示ピリオドを有する位置にあるどうかを決定する(1350)。もしそうであれば、プロセスは終了する。もしそうでなければ、プロセス(1360)は、新しい情報ライン位置の後に少なくとも最小限表示ピリオドが得られるように、半時間境界HBを探し続ける。次のステップ(1380)でプロセスは、新しい格子表示ピリオドの終端にHBが位置するように格子をスクロールする。そして、プロセスは終了する。
すなわち、本発明の第2実施例に基づく情報ラインの正確な移動のための計算は、格子の可視列において、「新情報点」と「情報損失点」を見つけることにより実行する。図13は、右方向への移動の場合におけるこのプロセスを説明したものである。各格子列の「新情報点」は、右へ移動するとき、最初に遭遇する点であり、初期状態の列で横切られた番組と異なる番組を情報ラインが最初に遭遇する点であり。情報ラインはこの点を横切り始める。各格子列において、1つの番組の終わりは通常もう1つの番組の開始と一致する。広告等の隙間はEPGデータにおいて無視されるからである。従って、右へ移動する際、各格子列の新情報点は、初期状態で横切られるものの後に直ちに続く番組の開始点になる。もし格子にN列があれば、各列の新情報点に開始点が対応する番組は、newprog1、newprog2、... newprogNとして指定してよい。このプロセスでは、各newprogXが、初期格子において現在可視である必要はない。これは、列Mにおいて、1つの入力コマンドに応答した初期状態からの右への移動がnewprogMの終わりを通過したとき、ユーザーは「左へ移動」コマンドを使わなければ、newprogMのための補足の番組情報にアクセスできなくなるからである。これは前述のように、本方法の第1の性質に違反しており、情報ラインの移動における、番組情報へのアクセスを損失することになる。
新情報点と情報損失点が各ラインについて見つかると、格子のラインで生じる情報損失の最初の点がどれなのかをシステムは決定する。これは、情報ラインが右に移動して遭遇する最初の「情報損失点」であり、格子全体の「情報損失点」である。そしてシステムは、全ての新情報点のうち、格子の情報損失点の前で生じる最後のものがどれかを決定する。情報ラインはこの点で整列される。そして、情報ラインの新しい位置の可視性をチェックする。必要ならば、格子の可視ウィンドウはスクロールされる。
この方法はいくつかの例を参照することによってより理解が容易にできる。図14に示した初期状態において、各列における新情報点は脱字記号(^)によって示され、情報損失点はクロス(十字)によって示されている。最初の情報損失点はNIKP11の「Rock Power」の最初のエピソードの終わりに一致した2.45pmに生じる。この点に先行する最後の新情報点は、KQED9の「Rick Steves Europe」の2番目のエピソードの初めと一致した2.35pmに生じる。従って、図14と同様の(アクティブな格子列があるが)初期状態からの「右に移動する」コマンドによって、図15のような最終のシステム状態を生成する。新情報ラインは2.35pmに位置づけられて、初期状態と同一の格子列がアクティブとなる。
図15で示された初期状態において、図13の方法は、「Rock Power」の第2エピソードの終わりが、格子の最初の情報損失点であることを見つけだす。これに先行する新情報の最後の点は、「Raider's of the Lost Ark」の開始である。従って図13からの「右へ移動」コマンドに応答して、情報ラインは2.55pmに移動する。最終状態は、KBHK12がアクティブな格子列であること以外は、図16の状態と同様になる。どの格子列が初期状態でアクティブなのかにかかわらず、同様の水平移動が行われ、最終状態でのアクティブな格子列は初期状態と同一となる。
図16の初期状態では、情報損失の最初の点は3.15pmにあって、それに先行する新情報の最後の点は3.10pmにある。従って、様々な異なる列がアクティブな図16と同様の格子から、「右へ移動」コマンドに応答した最終の状態は、適切な格子列がアクティブな図17と同様なものになる。図17の初期状態では、可視な格子上では情報損失の1点と新情報の1点しかない。他の格子列の新情報点と情報損失点も、この方法によって考慮されるが(非可視にも関わらず)、情報損失点の最初の点に先行する新情報の最後の点は3.15pmであり、これが、「右へ移動」コマンドに応答した情報ラインの新しい位置になる。
従って、格子型発明のこの第2実施例を用いることにより、どの格子列がアクティブかに関わらす、図11に示す初期情報ラインから、図12に示す最終情報ライン位置に移動する場合に、4つの「右へ移動」入力しか必要としない。これは、本発明のより単純な第1実施例を用いて同じ位置に達するには8つの「右へ移動」コマンドが必要とされるのと対照的である。
図18は、本発明の第2実施例において、「左へ移動」コマンドに応答して情報ラインの移動を計算するためのプロセス1800を説明するフローチャートである。STARTすると、プロセス(1830)は格子において可視の各列の「情報損失点」を見つける。次のステップ(1840)で、プロセスは情報ラインを最後の情報損失点に整列させる。プロセスは、情報ラインがまだ格子可視ウィンドウに見えるかどうかを決定する(1850)。もし見えるならば、プロセスは終了する。そうでなければ、プロセス(1860)は、半時間境界HBが、新しい情報ライン位置かそのすぐ左にあるかを探し続ける。次のステップ(1880)では、プロセスは、新しい格子表示ピリオドの開始にHBが位置するように格子をスクロールする。そしてプロセスは終了する。
すなわち、本発明のこの第2実施例に従って左に移動する場合のプロセスは、右に移動する場合と類似しているが、完全に対称的なわけではない。図18は、左への移動を示すフローチャート図である。システムは各ラインにおける情報損失点を見つけることから開始する。左に移動するとき、各列の新情報点は、初期状態の情報ラインに横切られない左側の最初の番組の終了点と一致する。ポイント型システムは、情報ラインが同じ列の番組aの終わりと番組bの始めに整列するときに、情報ラインは番組bにのみ横切るという採択を、約束事としてもよい。従って、これらのシステムでは、ある列で情報ラインが番組の終わりに整列するときには、理論的にはその列の新情報点は情報ラインの現在位置の1分前に生じる(すなわち番組aの終了の1分前)。しかし、補足情報表示の情報ラインの位置へ関連づけが非対称である結果、各格子列の新情報点は、格子移動の計算に不可欠とはならない。各列では、新情報点は、番組開始がその列の情報損失点に対応する番組の、終わりと一致する。図18の応用例を様々な例に当てはめて明らかにするために、新情報点と各格子列の情報損失点が、図19-22で示されている。もし初期状態の情報ラインに横切られていない番組の初めを通過して情報ラインが移動されれば、ユーザは、後で「右へ移動」コマンドを用いなくては、その番組の補足番組情報にアクセスできないことは明らかである。それは、新しい格子型方法の基本条件に違反しており、情報ラインの移動間での番組情報のアクセス容易性の「損失」している。従って、各格子列における情報損失点を見つけると、システムは情報損失の最後の点に情報ラインを整列させる(すなわち、左へ移動するとき、その情報ラインに最も接近している情報損失点)。最後に、必要ならば、可視ウィンドウを情報ラインの可視性を維持するようにスクロールする。
図19には、各格子列において新情報点と情報損失点が示されている。最後の情報損失点は「Rugrats」の3.00pmでのエピソードの開始にあり、これは図18の方法により「左へ移動」コマンドに応答して情報ラインを位置づける箇所である。これにより、システムは図20と同様の状態になる(アクティブな格子列は異なる)。図20の初期状態において、情報損失の最後の点は「Rugrats」〔訳者注:「Rock Power」の誤記と思われる〕の2.45pmのエピソードの開始点である。したがって、「左へ移動」コマンドの後では、システム状態は図21に示すようになる。この状態からは、最後の情報損失点は、最初の「Rock Power」エピソードの開始である2.30pmになる。従って、更なる「左へ移動」コマンドをすると、システムは図22で示した状態になる。その初期状態から、最後の情報点は「As Told by Ginger」の開始に当たる2.00pmであり、更に「左へ移動」コマンドをすれば、情報ラインを図11にあった位置に戻すことができる。
図14-17と図19-22は、本発明の第2実施例の状況を示しており、4つの連続した「右へ移動」コマンドにより情報ラインを2.00pmの開始位置から3.15pmの最終位置に移動させている。また4つの「左へ移動」コマンドの連続により、情報ラインを最初の出発点に戻している。これは、図に示すEPGデータをナビゲートするのに、同じ量のデータをナビゲートするために必要なユーザー入力が半分ですむので、第1実施例より効率的な方法である。また、右に移動するときは、2:00pmから3:30pmに放送するどの格子列のどの番組の補足情報であっても、「左へ移動」コマンドを用いることなくアクセス可能である。同様に、3.15pmから2.00pmまで後退する時、どの番組の補足情報であっても「右へ移動」コマンドを用いりことなくアクセス可能である。これにより、ユーザーが鑑賞や録画のために番組を選びたい時、テレビ番組データを自然な方法で見て回ることができる。すなわち、最初の時間で異なるチャンネルで利用できる番組を比較して、第2の時間で利用できる番組を比較というようにすることができる。本発明の第2実施例は、システムが各段階で移動する為の最適な時間を自動的に選択するようにし、例えば、必要以上の水平移動をさせないで、すべての番組をバックトラックなしでアクセスすることを可能にしている。これは、番組の開始時刻や継続時間にかかわらず行える(各コマンドに応答した水平移動が図14-17、図19-22に示すよりはるかに大きい場合の例は後述する)。
しかし、第1実施例と異なり、本発明の第2実施例による左右の移動には、前述したタイプ3に規定するような小さな非対称性がある。図11から図12へ右に移動する情報ラインの位置は、2.00pm、2.35pm、2.55pm、3.10pm、及び3.15pmであり、左への移動は、3.15pm、3.00pm、2.45pm、2.30pm、及び2.00pmである。この不一致は小さく、ユーザーに混乱を招くことは無いであろう。
図23〜図30の全ては、1組の「ユーザーフェイバリット」チャンネルの、実際のEPGデータから得たものである。これらの図は、本発明の方法の柔軟性をあらわすものであり、ある格子列に現われるEPGデータに最も適したどのようなサイズの水平移動でも生成することができることを示している。この場合は、4つの「右へ移動」コマンドだけで、情報ラインを8.30amの開始位置から2.30pmの最終位置に移動できる(平均して、1移動が90分であり、1コマンドに対する最長のものが145分である)。その後に、4つの「左へ移動」コマンドを用いることにより、情報ラインを開始位置に戻すことができる。
図23において、システムは、図13のフローチャートに従って「右へ移動」コマンドに応答するとき、最も先の情報損失点は、BRAVO59の「Hill Street Blues」の2番目のエピソードの終わりである10.00amで生じることを決定する。この点に先行する新情報の最新(最近)点は、「Adam's Rib」の開始である9.30amにある。従って新しいシステム状態は、図24に示されたものになる。図25は、同じチャンネルの組み合わせにおいて起きる午前の後の番組を示す。この図から、もし図24に示すようなシステムが初期状態から開始すると、最初の情報損失点が、BRAVO9の「Making Of: Monsters, Inc」の終わりである10.30amで生じることが分かる。これは、「Making Of: Monsters, Inc」が、図24の情報ラインに横切られないで、最初に終わる番組だからである。10.30amに先行する新情報の最後の点は、AMC15の「True Grit」の開始点である10.05である。従って、これが情報ラインの次の位置になる。これは図24の可視ウィンドウの外あるので、システムは10.05より少なくとも15分後にある半時間境界を見つけ、これは10.30amになる。従って、可視ウィンドウは、9.00am〜10.30amの新しい格子表示ピリオドまでスクロールして、図24からの「右へ移動」の後の新しいシステム状態は図25で示したようになる。
図26及び図27は、同じチャンネルの組み合わせにおけるさらに後の時間での番組を示す。図25の情報ラインに横切られていない番組の最初の終了位置(例えば図25の状態における情報損失の最初の点)は、BRAVO59の「The Cotton Club」の終わりに当たる午後1.00時であることが、これらの図から解る。1.00pmに先行する新情報の最新点はAMC15の「Alien Nation」の開始にあたる12.30pmにあり、これよりも少なくとも15分後の最初の半時間境界は、1.00pmである。従って、図25の状態から1つの「右へ移動」コマンドに応答して、システムは図27で示された状態になる。これは145分の移動であるが、10.05amと1.00pmの間で放映されているどの番組についての情報もユーザーは逃がすことはない。これは、それらすべて番組が10.05amでの情報ラインにより横切られるか、あるいは12.30pmでの情報ラインに横切られるからである。このように、図25の状態か図27の状態から垂直な移動だけで、それらの全てがアクセス可能である。
本発明のこの実施例によって大きく効率を上げた同様の例を、図27に示すシステム状態から開始する「右へ移動」コマンドへの応答において見ることができる。図28及び図29において、図27の状態からの情報損失の最初の点が、AMC15の「Backstory」の終わりの2.55pmで生じることが分かる。その点に先行する新しい情報の最後の点がUSAP44の「The China Lake Murder」の開始の2.30pmであり、次の半時間境界は3.00pmでおきるものより少なくとも15分後である。従って、図13の方法は情報ラインを、図27で示された位置から、図29で示された位置に、1つの動作で移動させる。これは、120分の移動であり、全ての格子列での番組の補足情報を容易にアクセス可能にし、移動における最適な効率を達成する。
図18で示された方法によれば、図29に示す初期システム状態から、4つの「左へ移動」コマンドの連続によって、システムが以下の通り応答することが解る。1番目のコマンドは情報ラインを12.30pmに移動させる。2番目のコマンドは10.05amに移動させ、3番目のコマンドは9.00amへ、そして4番目のコマンドは8.30amへ移動させる。前述した4つのコマンドと比較すると、不可避の(しかも小さい)前述したタイプ1の非対称性があること以外は、1つだけの非対称しかない。これは、一方では逆方向への1番目のコマンドが図24のようなシステム状態とし、3番目のコマンドがシステムを図30で示されるような状態にするときに、情報ラインが9.00amにおいて生じる。9.30amからすぐ10.05amへの情報ラインの移動、そして10.05amから9.00amへの左への移動は対称的ではない。しかし、図13及び18の方法によると、もし10.05am〜9.00amの左へ移動、「右へ移動」コマンドの後でなされると、情報ラインは完全に対称的に10.05amに移ることは、注目に値する。前述のように、タイプ1以外の非対称性は、本発明の第1実施例では全く生じない。第2実施例では、タイプ3及び4の小さな非対称性が生じるが、ユーザーの混乱を招くほど大きくない。この新しい方法による、水平と垂直の移動の可換性は、バックトラックの必要なくすべての格子列の番組情報にアクセスできること、また番組の開始時刻と継続時間が大幅に異なったEPGデータを効率的にナビゲートできることと相まって、従来技術より大幅に改良されたユーザーとの相互作用を行える。
1.3 本発明の第3実施例: より限定された可視ウィンドウのスクロール
ここに述べた本発明の最初の2つの実施例では、情報ライン(あるいはアクティブな点のインジケータ)の移動を優先させて、これから可視ウィンドウの移動を得るものである。しかし、第3実施例における左右へのナビゲーションに格子型アプローチでは、可視ウィンドウの移動を最小限にすることを優先させ、状況によっては情報ラインの移動に更なる制限を加えている。
可視ウィンドウのスクロールを最小化することが有利となる状況がいくつかある。例えば、インターアクティブEPGシステムには、実時間で衛星などからEPGデータをダウンロードして、そのデータの部分だけをメモリに保存する。このような場合は、現在時刻から比較的に短い期間までのデータだけを蓄えるので、それ以外の時間を含むように可視ウィンドウをスクロールするためには、新しいデータをダウンロードする間の遅延が生じる。本発明の第3実施例は、可視ウィンドウをスクロールする前に追加のチェックを行い、これによりユーザー入力コマンドによりウィンドウをスクロールさせる前に、現在の可視ウィンドウの中で情報の移動を1つの追加することにより行う。これは、次の時間ピリオド用にEPGデータのプリロードを開始する機会をシステムに提供し、これは後にスクロールする際の遅れを除くことにもなる。
最小のウィンドウスクロールの要件に基づいて情報ラインの移動に制限を加えることには、他の利点もある。実質上、このアプローチはユーザーが、他の方法であれば1つのコマンドでのウィンドウをスクロールできるとき、可視ウィンドウをスクロールするために例えば2つの「右へ移動」コマンドを出す必要がある。これは、誤って情報ラインを可視ウィンドウ範囲内で移動してしまう場合よりも、可視ウィンドウを誤ってスクロールしてしまう場合のほうがユーザをより混乱させがちであるので、これを防止する一種の安全メカニズムとなる。さらに、図25と図27の間の145分の移動のように、情報ラインの大きな移動に当惑するユーザーもいる。その場合は、追加の入力コマンドをして、図26に示すような中間の格子表示ピリオドを表示するようにウィンドウを移動することが好ましいであろう。これは、図25と図27の間の経過期間での番組について情報を逃さないという安堵感を(たとえ本発明の第2実施例の方法がこれを保証できるとしても)ユーザーに与える効果がある。
図31は、本発明の第3実施例に基づいて、「右へ移動」コマンドに応答する場合の、情報ラインの移動を計算する為のプロセス3100を説明するフローチャートである。STARTすると、プロセス(3125)は格子の各可視列について「新情報点」及び「情報損失点」を見つける。次に、3130のプロセスにおいて、情報損失の最も初期(最近)の点に先行する新情報の最後の点P1が、現在の格子において可視であるかを決定する。もしであれば、次のステップ(3135)で、点P1に情報ラインを整列して、このプロセスは終了する。もしそうでなければ、少なくとも最小限の表示ピリオドだけ格子の終端に先行する新情報P2の少なくとも1点があるかどうかをプロセスは決定する。もしそうであれば、プロセスは最後のP2に情報ラインを整列させる。そしてプロセスは終了する。もしそうでなければ、プロセスは情報ラインをP1 (3145)に整列させる。プロセスは、新情報ライン位置(3150)の後に少なくとも最小限表示ピリオドである半時間境界HBがあるかを探す。次のステップ(3155)で、プロセスは、新しい格子表示ピリオドの終わりにHBを置くために、格子をスクロールさせる。そしてプロセスは終了する。
この第3実施例の水平のナビゲーション方法は、水平と垂直な移動の可換性と、「バックトラック」を必要とせずに番組情報にアクセスすることを確実にする。また、これは第2実施例の情報理論的な計算を使用して、新情報点と情報損失点を格子の各列で決定する。第3実施例が第2実施例と異なるところは、「右へ移動」コマンドに応答する図31のフローチャートから見てとれる。第2実施例では、基本的な格子型方法の性質に基づいて、最遠点への移動を常に行っており、これは情報損失点の最近の点に先行する新情報の最後の点に移ることである。図31で示された第3実施例においては、もしその最遠点に移ることが、情報ラインが可視ウィンドウの外に移動することになってしまう場合には、システムは、代わりの移動先点を見つけるようにする。もし新情報のそのような点が存在すれば、選ばれる代わりの移動先点は、現在可視の格子の終端にたいし少なくとも最小限の表示ピリオドだけ先行する新情報の最後の点である。これは、可視ウィンドウのスクロールなしで、「右に移動する」コマンドの後に得られる情報を出来るだけ多くすることを保証する。そのような新情報が現在の可視の格子に現われない場合には、第2実施例のように、ウィンドウがスクロールされる。
図32は、第3実施例に基づいて、「左へ移動」コマンドに応答する際に、情報ラインの移動を計算するためのプロセス3200を説明するフローチャートである。STARTすると、プロセス(3200)は格子上の各可視列における「新情報点」及び「情報損失点」を見つける。次に、3230のプロセスは、情報損失の最も初期(最近)の点に先行する新情報の最後の点P1が、現在の格子において可視であるかを決定する。もしそうであれば、次のステップ(3235)で、点P1に情報ラインを整列して、プロセスは終了する。もしそうでなければ、格子の開始(3240)の後に、少なくとも最小限の表示ピリオドと、少なくとも1つの新情報点があるかどうかをプロセスは決定する。もしそうであれば、プロセスは現在の格子(3260)の開始点に情報ラインを整列させる。そしてプロセスは終了する。もしそうでなければ、プロセスは情報ラインをP1 (3145)に整列させる。そしてプロセスは、新情報ライン位置(3250)又はそのすぐ左に、半時間境界HBがあるいかを探索する。次のステップ(3255)で、プロセスは、新しい格子表示ピリオドの始めにHBを置くために、格子をスクロールさせる。そしてプロセスは終了する。
すなわち、図32は、第3実施例に従って「左へ移動」コマンドに応答するためのフローチャートを示している。もし情報損失の最後の点が現在の格子において可視であれば、結果としての移動は第2実施例のものと同じである。しかし、もしその点が現在可視ではなくて、少なくとも最小限表示ピリオドだけ格子の初めより後に来る新情報点があれば、システムは格子の最初に情報ラインを整列させる。これは、可視ウィンドウの移動無しと等価な状態での新しい番組情報の、最大のアクセサビリティーを実現する。しかし、もし新情報のそのような点が存在しなければ、第2実施例のように、ウィンドウのスクロールを行う。
図31及び32で示されるのと同じ基本的アプローチを用いるが、新情報を提供する現在可視の位置に移動するべき適当な点が無いときに、それらとは異なって動作するようにした、本発明の他の実施例も可能である。例えば、代わりの実施例では、新情報を提供する現在可視の格子の外に存在する最初の点に移動することが出来る。「右へ移動」コマンドの場合は、現在の格子の終わりに続く、どの格子列の最初の番組と整列するように、情報ラインを移動させる。可視ウィンドウスクロールは、他の実施例と同様に実施でき、最終格子の終わりの前に少なくとも最低限の表示ピリオドが来るように新しい情報ラインの位置させる。そのような実施例において、図25における「右へ移動」コマンドへの応答は、情報ラインがアクティブな格子列であるTCM68の11.30に位置すること以外は、図26に示すような格子表示ピリオドと同じシステム状態に移動することである。
2. 本発明の2番目の応用例での説明
これまで詳述された本発明の全ての実施例は、格子のアクティブ番組が情報ラインによって示されるシステムに適用されている。前述のように、アクティブな点を示すことのできる他のグラフィック手段を使って、ポイント型システムの実施例が可能である。しかし、他の実施例も同様に可能であり、本発明の格子型の水平のナビゲーションの原理を、従来の2次元セルハイライトに用いてアクティブ番組を示すシステムにも適用できる。そのようなシステムでは、格子セルのサイズや位置が各列で異なるので、異なる各格子列にアクティブインジケータを移動させることには本質的に制限がある。しかし、EPGデータに関しての可視ウィンドウの移動は、同じ量の全ての格子列を同時に移動することと等価である。従って、アクティブ番組インジケータの移動を決定する為に用いる以前の方法にかかわらず、前述の全てシステムに、格子型アプローチを適用して、可視ウィンドウをスクロールするための効率を向上することが可能である。
2.1 本発明の第4実施例: 従来方法との組み合わせ
本発明の第4実施例は、以前のシステムのウィンドウスクロールの改良であり、ユーザーによる1つの入力コマンドに応答して格子の欄が可変の数で移動出来るようにする。各ケースに用いられている格子欄の幅の実際の倍数は、全ての現在可視の格子列のEPGデータを調査することによって決定される。これは、格子の表示ピリオド後の同じ列(「右へ移動」コマンドの場合)、また、表示ピリオド前の同じ列(「左へ移動」コマンドの場合)のEPGデータを含んでいる。
この実施例の性質は、アクティブ番組を示すためにセルハイライトを使うシステムの可視ウィンドウの移動に応用する場合において、以下の通りである。
1. 右に移動するとき、可視ウィンドウは、格子表示ピリオドの開始が、どの格子列であっても、初期の格子には非可視であった番組セルの終了を超過しないように、大幅な移動をしない。
2. 左に移動するとき、可視ウィンドウは、格子表示ピリオドの終了が、どの格子列であっても、初期の格子には現在非可視である番組セルの開始を超過しないように、大幅な移動をしない。
これらの性質は、情報ラインを用いるシステムに応用された、格子型ナビゲーション性質と対比出来る。本質的に列型2次元のセルを用いるシステムとハイライトを用いるシステムの場合は、ナビゲーションの性質は表示格子上での番組情報の可視性という面で表現されうる。そこでは、バックトラックなどを必要とせずにそのような情報のアクセス可能を保証することは出来ないかもしれない。しかし、それぞれ右と左への移動において、上述の2つの性質は、「拘束の無い」ナビゲーションシステムで、カーソル及び可視ウィンドウ移動を「飼い慣らす」新しい方法を提供する。可視ウィンドウのスクロール量に制限をかけなかったEPGシステムについては、この新しい方法の効果は、大量の可視ウィンドウ移動であったものを、制限するということである。可視ウィンドウのスクロール量を制限したEPGシステム(一般に30分)については、この新しい方法の効果は、可視ウィンドウの移動量を増加できることである。
図33は、プロセス3300のハイレベルフローチャートを示しており、アクティブ番組のインジケータを移動させる為に、格子型方法がどのように、既知の技術と結合されうるかをあらわしている。STARTすると、プロセスは既知の格子内方法を用いてアクティブ番組インジケータの移動の候補を計算する(3330)。プロセスは、移動候補が新しい番組を見えなくさせるような可視ウィンドウの移動を必要とするかを決定し続ける(3340)。そうであれば、格子列(3350)の可視性の損失を防止するために、プロセスはアクティブ番組インジケータ及び可視ウィンドウの移動を制限する。そうでなければ、プロセスは、格子の全ての列における情報からの可視ウィンドウ移動の適切な量を計算する(3360)。そして、プロセスはアクティブ番組インジケータ及び可視ウィンドウの新しい移動を続ける(3380)。そしてプロセスは終了する。
これは、具体例を参照することによって最もよく理解できる。第1のシステム例では、「右へ移動」コマンドに応答する格子内方法は、アクティブ番組インジケータを次の番組に移動させる。そのあいだ、出来るだけ新番組が、番組開始も含めて、最終のシステム状態において可視となるようにする。この最初の例のシステムでは、格子内方法を使用した「右へ移動」コマンドの応答候補を実行すると、図34に示した初期状態から図36に示した状態に移行する。第2のシステム例では、「左へ移動」コマンドに応答する格子内方法は、アクティブ番組インジケータを次の番組に移動させる。そのあいだ、出来るだけ新番組が、番組終了も含めて、最終のシステム状態において可視となるようにする。この第2例のシステムでは、格子内方法を使用した「右へ移動」コマンドの応答候補を実行すると、図34に示した初期状態から図35に示した状態に移行する。のどちらの例でも、移動候補は、図34において可視でないという意味で、新番組情報を通過されないようにしている。これは、新番組情報が、図34の可視ウィンドウの右にあり、また図35と図36の可視ウィンドウの左にあるために、可視でないからである。よって、この場合は、システムは、アクティブ番組インジケータの移動候補を変更せずに、可視ウィンドウの適切な移動量を計算できる。この方法の様々な実施例において、ウィンドウ移動の「適切な量」は、アクティブ番組インジケータに必要な量より少なくなる場合も多くなる場合もあり得る。例えば、格子型方法のこの実施例の第1性質に違反することなく、6.00pmから7.30pmまでの格子表示ピリオドを示すために可視ウィンドウを移動させることが出来る。すなわち、ウィンドウは図34に示す初期状態に示されない番組の終了を超過して移動しない。しかし、もし可視ウィンドウが6.30pmから始まるように更に移動するなら、図34には見えない6.00-6.30の「Dexter's Laboratory」の終了点を超過してしまう。よって、この実施例方法では、このような最後の移動を防止できる。
「左へ移動」コマンドへの応答に関して、本発明の第4実施例の方法を用いた、2つの同一システムの例を検討する。第1例の場合は、図34に示すような初期状態から開始して、格子内方法を用いた「左へ移動」コマンドへの応答候補を実行すると、システムの状態を図36に示すように移動させる。そこでは、アクティブ番組インジケータが「Anatomy of Murder」の開始である2.00pmに位置づけられている。図33のフローチャートによる「左へ移動」コマンドの場合は、2.00pmの時間を含むために、可視ウィンドウをスクロールすると新しい番組情報の可視性の損失を引き起こすので、この移動候補は認められない。特に、5.00〜5.30pmのエピソードである「Courage the Cowardly Dog」は、図35の初期格子において非可視であるから、可視ウィンドウが4.00pmより前へスクロールをさせる移動を開始するとこの新情報は損失してしまう。よって、本発明のこの実施例を用いることにより、可視ウィンドウは4:00pmまでしか左にスクロールしないようにできる。したがって図40に示すような初期状態から開始する第2例のシステムの場合には、アクティブ番組インジケータの移動候補を実行すると、図40で示すように可視ウィンドウを3.30pmにスクロールさせる。この新しい格子方法の実施例は、可視ウィンドウをスクロールする「適切な」量は4.00pmより早い開始位置ではないことを決定する。これは、この場合において、以前の格子内方法における量より少ない。
上記の例は、アクティブ番組を示す従来の2次元セルハイライトを移動させる「列型」方法と組み合わされたとき、新しい格子型方法は可視ウィンドウスクロールを改良することをあらわしている。この新しい方法の実施例は、可視ウィンドウの大きな水平スクロールが、現在アクティブな列以外の格子列上の番組情報を「逃す」ようなケースを排除できる。それによって、ユーザーが他の格子列の情報を見るために「バックトラック」する必要が生じるとのナビゲーションの問題の発生を大幅に減少させる。
可視ウィンドウスクロールに前もって定めたグローバルリミットを用いる方法(一般に各水平移動コマンドに応答して30分)に関して、新しい方法による改良例が図37を参照して見ることが出来る。この初期状態から開始して、可視ウィンドウスクロールにグローバルリミットを用いるこの方法では典型的に、アクティブ番組インジケータを「Rawhead Rex」番組セルへ移動して、番組の最初の60分をハイライトして、可視ウィンドウの位置を変わらないままにすることによって、「右へ移動」コマンドに応答する。その状態から、システムが図38で示された状態に移行するために、可視ウィンドウの開始位置を5.00pm、5.30pm、6.00pm、そして6.30pmに移動するために4つの「右へ移動」コマンドの追加が必要である。しかし、図33の方法を図43に示すような初期状態に適用する場合は、システムは、初期格子の終わりに放映されている全ての番組が、図38で示された格子の初めにまだ同様に放映されていると計算する。従って、もしシステムが図37の格子から図38の格子へ、単一の「右へ移動」コマンドに応答してスクロールした場合は、新情報の可視性の損失は生じない。従って、新しい方法の1つのバリエーションでは、システムはこの場合の可視ウィンドウを移動させる適切な量は120分であると計算するであろう。他のバリエーションも、図33の方法と矛盾しない。例えば、システムが単に図37の初期可視ウィンドウ内のアクティブ番組インジケータを移動することで、最初の「右へ移動」コマンドに応答して、2番目の「右へ移動」コマンドで図38で示される状態に移動することも可能である。他のバリエーションでは、可視ウィンドウは、図37において可視でない番組の終わりを超過せず7.30pmの開始位置にスクロールできるので、この場合のウィンドウをスクロールする為の適切な量は、1つの「右へ移動」入力に応答して150分である。この第4実施例に基づいて、移動の正確な量は、異なる応用例では、異なった計算がされうる。最大の移動効率と、情報がウィンドウの大きな移動で失われないというユーザの最大の安心(たとえ本発明の方法がこれを保証するとしても)との間でのデザイントレードオフをしてもよい。この新しい方法の実施例は、多くの場合にナビゲーションの目的を達するのに必要なコマンド数を減らすことで、EPGとの相互作用の効率を高めている。しかも、この新しい方法はナビゲーションの非対称性を新たに加えないので、欠点のない改良といえる。
本発明について多くの種類の異なる実施例が可能である。それらの実施例では、格子において可視の全ての列からの情報を考慮することで、異なるEPGデータの構成を扱う上での格子型アプローチの柔軟性を共有している。ナビゲーションの効率最大化、エラーからの回復容易性最大化、ユーザーに既知の方法との類似性の最大化等の異なるデザイン優先に基づいて、可視格子列からデータを使用するための詳細が異なるナビゲーションアルゴリズムを用いた個別の実施がなされる。アクティブプログラムのインジケータとして、1次元の情報ラインを用いるシステムが図の例に示されており、これは水平方向には単一の位置があるが、垂直方向には全ての位置を取りうる。しかし、例えば格子の水平方向と垂直方向の1つの位置にだけ見えるアイコンやグラフィックのような、他のポイント型の視覚インジケータを用いてもよい。そのような場合は、フローチャートに前記したようなナビゲーションアルゴリズムを用いてもよい。また、視覚インジケータの新しい水平位置が、現在アクティブな格子列ではない格子列の番組セルの開始に対応するような実施例が上述されている。しかし、番組境界からの新しい位置(第1実施例のように)を、あるいは新情報点と情報損失点(第2実施例のように)を決定する同じ手段を、視覚インジケータの新しい水平位置が、5分や10分等の量で前もって定めた番組セルの初めの開始からオフセットされる場合にも同様のプロセスを用いることが出来る。
いくつかの実施例しか明記していないが、上述した開示に基づき、添付した請求の範囲で、記述した概念を離れることなく、本発明の様々な形態や変形が可能である。それ故に、本発明は、後述の請求項以外には制限されない。
図1Aは、本発明に基づいたエンターテインメントシステムの1実施例をあらわしたブロックダイヤグラムである。 図1Bは、本発明に基づいたコンピュータシステムの1実施例をあらわしたブロックダイヤグラムである。 図2は、本発明の第一実施例において、「右へ移動」ユーザー入力コマンドに応答してどのように情報ラインを移動するかを決定するためのフローチャートである。 図3は、本発明の第一実施例において、「左へ移動」ユーザー入力コマンドに応答してどのように情報ラインを移動するかを決定するためのフローチャートである。 図4は、従来技術における「ライン型」方法によるEPGをあらわす図である。 図5は、従来技術における「ライン型」方法による、もう1つのEPGをあらわす図である。 図6は、EPGの表示図であり、データが従来技術の「ライン型」方法に基づいて図4あるいは図5の状態から「左へ移動」コマンドがなされたときの結果をあらわす。 図7は、EPGの表示図であり、データは図4の情報ラインと同じ位置を示すが、可視ウィンドウはそれより以前の格子表示ピリオドを示す。 図8は、EPGの表示図であり、従来技術の「ライン型の」方法に基づいて図7に示した状態から「左へ移動」コマンドがなされたときの結果を示す。 図9は、本発明におけるEPGの表示図であり、データは別の後の格子表示ピリオドにおける図39のカスタマイズされたチャンネル構成(ラインアップ)を示す。 図10は、本発明におけるEPGの表示図であり、データは後の格子表示ピリオドにおける図39のカスタマイズされたチャンネル構成を示す。 図11は、EPGの表示図であり、データは本発明の最も単純な実施例の場合における問題のケースを示す。 図12は、本発明によるEPGの表示図であり、図17の初期状態から「右へ移動」コマンドがなされたときの可能な結果を示す。 図13は、本発明の第2実施例に基づいて、「右へ移動」ユーザー入力コマンドに応答して、情報ラインをどのように移動させるかを決定することのためのフローチャートである。 図14は、本発明におけるEPGの表示図であり、「右へ移動」コマンドを実行する際に用いる新たな情報のポイントと損失情報のポイントを示すために、注釈を付けたものである。 図15は、本発明に基づくEPGの表示図であり、「右へ移動」コマンドを実行する際に用いる損失した情報のポイントを示すために注釈を付けたもので、情報ラインが図14の場合よりも後の初期位置にある。 図16は、本発明に基づくEPGの表示図であり、「右へ移動」コマンドを実行する際に用いる損失した情報のポイントを示すために注釈を付けたもので、情報ラインが図15の場合よりも後の初期位置にある。 図17は、本発明に基づくEPGの表示図であり、「右へ移動」コマンドを実行する際に用いる損失した情報のポイントを示すために注釈を付けたもので、情報ラインが図16の場合よりも後の初期位置にある。 図18は、本発明の第2実施例に基づいて、「左へ移動」ユーザー入力コマンドに応答して、情報ラインをどのように移動させるか決定することのためのフローチャートである。 図19は、本発明におけるEPGの表示図であり、「左へ移動」コマンドを実行する際に用いる新たな情報ポイントと損失した情報のポイントを示すために、注釈を付けたものである。 図20は、本発明に基づくEPGの表示図であり、「左へ移動」コマンドを実行する際に用いる損失した情報のポイントを示すために注釈を付けたもので、情報ラインが図19の場合より前の初期位置にある。 図21は、本発明に基づくEPGの表示図であり、「左へ移動」コマンドを実行する際に用いる損失した情報のポイントを示すために注釈を付けたもので、情報ラインが図20の場合よりも前の初期位置にある。 図22は、本発明に基づくEPGの表示図であり、「左へ移動」コマンドを実行する際に用いる損失した情報のポイント及び新たな情報のポイントを示すために注釈を付けたもので、情報ラインが図21の場合よりも前の初期位置にある。 図23は、本発明に基づくもう一つのEPGの表示図であり、データはカスタマイズされたチャンネルラインアップを示す。 図24は、本発明によるEPGの表示図であり、図23の初期状態から「右へ移動」コマンドがなされたときの可能な結果を示す。 図25は、本発明によるEPGの表示図であり、図24の初期状態から「右へ移動」コマンドがなされたときの可能な結果を示す。 図26は、本発明によるEPGの表示図であり、データは後の時間に、図23-25と同じチャンネルで生じるデータを示す。 図27は、本発明によるEPGの表示図であり、図25の初期状態から「右へ移動」コマンドがなされたときの可能な結果を示す。 図28は、本発明によるEPGの表示図であり、データは後の時間に、図23-27と同じチャンネルで生じるデータを示す。 図29は、本発明によるEPGの表示図であり、図27の初期状態からの「右へ移動」コマンドがなされたときの可能な結果を示す。 図30は、本発明によるEPGの表示図であり、図29の初期状態からの「左へ移動」コマンドがなされたときの連続の可能な状態を説明する。 図31は、本発明の第3実施例に基づいて「右へ移動」ユーザー入力コマンドに応答して情報ラインをどのように移動するかを決定するためのフローチャートである。 図32は、本発明の第3実施例に基づいて「左へ移動」ユーザー入力コマンドに応答して情報ラインをどのように移動するかを決定するためのフローチャートである。 図33は、本発明の第4実施例に基づいて、水平ナビゲーションに応答してアクティブプログラムのインジケータをどのように移動するかを決定するためのフローチャートである。 図34は、従来技術におけるEPGの表示図である。 図35は、EPGの表示図であり、従来技術における図34の初期状態から、「右へ移動」コマンドがなされたときの可能な結果を示す。 図36は、EPGの表示図であり、従来技術における図35の初期状態から、「左へ移動」コマンドがなされたときの可能な結果を示す。 図37は、本発明の第4実施例によるEPGの表示図である。 図38は、本発明の第4実施例によるEPGの表示図であり、図37の初期状態から、「右へ移動」コマンドがなされたときの可能な結果を説明する。 図39は、本発明によるEPGの表示図であり、カスタマイズされたチャンネルラインアップを示している。 図40は、EPGの表示図であり、従来技術における図35の初期状態から、「左へ移動」コマンドがなされたときの、代替となる可能な結果を示す。 図41は、EPGの表示図であり、データは本発明の1つの実施例に基づく図7の初期状態から、「左へ移動」コマンドがなされたときの可能な結果を示す。 図42は、EPGの表示図であり、データは本発明による1つの実施例に基づく初期状態を示す。 図43は、EPGの表示図であり、データは本発明の1つの実施例により、可視ウィンドウのスクロールに所定のグローバルリミットを用いた可能な結果を示す。

Claims (30)

  1. 電子番組ガイド(EPG)格子の複数の番組セルについての番組情報を表示している可視ウィンドウと;
    その可視ウィンドウにおける可視インジケータと、により構成され;
    上記可視インジケータは右へ移動ユーザーコマンドと左へ移動ユーザーコマンドの1のコマンドにより現在列での現在位置から次の位置に移動し、上記次の位置は複数の番組セルにおける1の番組セルに対応しており、上記番組セルは他の列の中に存在している、ユーザー・インターフェイス。
  2. 上記可視ウィンドウで現在表示されている列の範囲内で、上記右へ移動あるいは左へ移動のコマンドが実行されて、可換性が達成される、請求項1のユーザー・インターフェイス。
  3. 上記視覚インジケータは:
    上記複数の番組セルを横切って、ユーザーコマンドに応答して移動する情報ラインにより構成される、請求項1のユーザー・インターフェイス。
  4. 上記情報ラインは次の位置が番組セルの開始と一致して整列するように移動される、請求項3のユーザー・インターフェイス。
  5. 番組インクリメントの最初の境界が決定され、上記次の位置が可視ウィンドウの外にあるかあるいは可視ウィンドウの終了位置あるいは開始位置から最小限表示ピリオドより小さい場合には、その最初の境界は少なくとも上記次の位置の前あるいは後に少なくとも最小限表示ピリオドを有する位置に発生し; そして最初の境界が可視ウィンドウの終了位置あるいは開始位置のいずれか1つとなるように可視ウィンドウをスクロールする、請求項4のユーザー・インターフェイス。
  6. 情報点および情報損失点が決定され、その新情報点と情報損失点は、右へ移動コマンドの場合は、番組セルのそれぞれ開始位置と終了位置であり、またその新情報点と情報損失点は、左へ移動コマンドの場合は、番組セルのそれぞれ終了位置と開始位置であり、そして上記次の位置は、右へ移動コマンドの場合は、最先の情報損失の点よりも先に存在する最後の新情報点の位置であり、また上記次の位置は、左へ移動コマンドの場合は、最後の情報損失の位置である、請求項3のユーザー・インターフェイス。
  7. 上記情報ラインは次の位置に移動され、 そして上記次の位置が可視ウィンドウの外にあるかあるいは可視ウィンドウの終了位置あるいは開始位置のいずれかから最小限表示ピリオドより小さい場合には、その可視ウィンドウはスクロールされる、請求項6のユーザー・インターフェイス。
  8. 上記情報ラインは次の位置が可視ウィンドウの外になる場合には換わりの点に移動され、その換わりの点は、右へ移動コマンドの場合は、可視ウィンドウの終了位置から少なくとも最小限表示ピリオドだけ先行している最後の最新情報点の位置であり、またその換わりの点は、左へ移動コマンドの場合は、可視ウィンドウの開始位置から少なくとも最小限表示ピリオドだけ後の最新情報点の位置である、請求項7のユーザー・インターフェイス。
  9. 上記可視インジケータは:
    ユーザーコマンドに応答して移動するハイライトされた番組セルであり;
    ユーザーコマンドが右へ移動コマンドの場合は、可視ウィンドウにおいて当初に可視でなかった複数の番組セル中のどの1の番組セルの終了をも越えて可視ウィンドウの開始位置が移動しないように可視ウィンドウを右にスクロールし、
    ユーザーコマンドが左へ移動コマンドの場合は、可視ウィンドウにおいて当初に可視でなかった複数の番組セル中のどの1の番組セルの開始をも越えて可視ウィンドウの終了位置が移動しないように可視ウィンドウを左にスクロールする、請求項1のユーザー・インターフェイス。
  10. 補足の情報を表示するための補足領域がさらに設けられ、その補足の情報は番組セル関連している、請求項1のユーザー・インターフェイス。
  11. 複数の番組セルについての番組情報を可視ウィンドウに表示し、その複数の番組セルは電子番組ガイド(EPG)格子となっており;
    その可視ウィンドウにおける可視インジケータを、右へ移動ユーザーコマンドと左へ移動ユーザーコマンドの1のコマンドに応答して現在列での現在位置から次の位置に移動し、上記次の位置は複数の番組セルにおける1の番組セルに対応しており、上記番組セルは他の列の中に存在している、方法。
  12. 上記可視インジケータの移動は、上記可視ウィンドウで現在表示されている列の範囲内で、上記右へ移動あるいは左へ移動のコマンドが実行されて、可換性が達成される、請求項11の方法。
  13. 上記視覚インジケータの移動は:
    上記複数の番組セルを横切って、ユーザーコマンドに応答して移動する情報ラインの移送により構成される、請求項11の方法。
  14. 上記情報ラインの移動は次の位置が番組セルの開始と一致して整列するように実行される、請求項13の方法。
  15. 上記情報ラインの移動は;
    番組インクリメントの最初の境界が決定され、上記次の位置が可視ウィンドウの外にあるかあるいは可視ウィンドウの終了位置あるいは開始位置から最小限表示ピリオドより小さい場合には、その最初の境界は少なくとも上記次の位置の前あるいは後に少なくとも最小限表示ピリオドを有する位置に発生し;そして
    最初の境界が可視ウィンドウの終了位置あるいは開始位置のいずれか1つとなるように可視ウィンドウをスクロールするように実行する、請求項14の方法。
  16. 上記情報ラインの移動は;
    情報点および情報損失点が決定され、その新情報点と情報損失点は、右へ移動コマンドの場合は、番組セルのそれぞれ開始位置と終了位置であり、またその新情報点と情報損失点は、左へ移動コマンドの場合は、番組セルのそれぞれ終了位置と開始位置であり;そして
    上記次の位置は、右へ移動コマンドの場合は、最先の情報損失の点よりも先に存在する最後の新情報点の位置であり、また上記次の位置は、左へ移動コマンドの場合は、最後の情報損失の位置であるように実行される、請求項13の方法。
  17. 上記情報ラインの移動はさらに:
    上記情報ラインは次の位置に移動され;そして
    上記次の位置が可視ウィンドウの外にあるかあるいは可視ウィンドウの終了位置あるいは開始位置のいずれかから最小限表示ピリオドより小さい場合には、その可視ウィンドウはスクロールされるように実行される、請求項16の方法。
  18. 上記情報ラインの移動はさらに:
    上記情報ラインは次の位置が可視ウィンドウの外になる場合には換わりの点に移動され、その換わりの点は、右へ移動コマンドの場合は、可視ウィンドウの終了位置から少なくとも最小限表示ピリオドだけ先行している最後の最新情報点の位置であり、またその換わりの点は、左へ移動コマンドの場合は、可視ウィンドウの開始位置から少なくとも最小限表示ピリオドだけ後の最新情報点の位置であるように実行される、請求項16の方法。
  19. 上記可視インジケータの移動は:
    ユーザーコマンドに応答してハイライトされた番組セルを移動し;
    ユーザーコマンドが右へ移動コマンドの場合は、可視ウィンドウにおいて当初に可視でなかった複数の番組セル中のどの1の番組セルの終了をも越えて可視ウィンドウの開始位置が移動しないように可視ウィンドウを右にスクロールし、
    ユーザーコマンドが左へ移動コマンドの場合は、可視ウィンドウにおいて当初に可視でなかった複数の番組セル中のどの1の番組セルの開始をも越えて可視ウィンドウの終了位置が移動しないように可視ウィンドウを左にスクロールする、請求項11の方法。
  20. 補足の情報を表示するための補足領域がさらに設けられ、その補足の情報は番組セル関連している、請求項11の方法。
  21. そのプロセッサーに接続されたメモリとにより構成され、そのメモリはプログラムコードを格納しており、そのプログラムコードが実行されると、プロセッサーは:
    複数の番組セルについての番組情報を可視ウィンドウに表示させ、その複数の番組セルは電子番組ガイド(EPG)格子にあり、そして
    可視インジケータを右へ移動ユーザーコマンドと左へ移動ユーザーコマンドの1のコマンドにより現在列での現在位置から次の位置に移動させ、上記次の位置は複数の番組セルにおける1の番組セルに一致しており、上記番組セルは他の列に存在する、システム。
  22. 上記プロセッサーにより上記可視インジケータの移動を行わせる上記プログラムコードは、それが実行されると上記プロセッサーにより:
    上記可視ウィンドウで現在表示されている列の範囲内で、上記右へ移動あるいは左へ移動のコマンドを実行させて、可換性が達成されるプログラムコードである、請求項21のシステム。
  23. 上記プロセッサーにより上記可視インジケータの移動を行わせる上記プログラムコードは、それが実行されると上記プロセッサーにより:
    情報ラインを上記複数の番組セルを横切って、ユーザーコマンドに応答して移動されるプログラムコードである、請求項22のシステム。
  24. 上記プロセッサーにより上記情報ラインの移動を行わせる上記プログラムコードは、それが実行されると上記プロセッサーにより:
    上記情報ラインは次の位置が番組セルの開始と一致して整列するように移動されるプログラムコードである、請求項22のシステム。
  25. 上記プロセッサーにより上記情報ラインの移動を行わせる上記プログラムコードは、それが実行されると上記プロセッサーにより:
    番組インクリメントの最初の境界が決定され、上記次の位置が可視ウィンドウの外にあるかあるいは可視ウィンドウの終了位置あるいは開始位置から最小限表示ピリオドより小さい場合には、その最初の境界は少なくとも上記次の位置の前あるいは後に少なくとも最小限表示ピリオドを有数する位置に発生し; そして
    最初の境界が可視ウィンドウの終了位置あるいは開始位置のいずれか1つとなるように可視ウィンドウをスクロールするように実行するプログラムコードである、請求項24のシステム。
  26. 上記プロセッサーにより上記情報ラインの移動を行わせる上記プログラムコードは、それが実行されると上記プロセッサーにより:
    情報点および情報損失点が決定され、その新情報点と情報損失点は、右へ移動コマンドの場合は、番組セルのそれぞれ開始位置と終了位置であり、またその新情報点と情報損失点は、左へ移動コマンドの場合は、番組セルのそれぞれ終了位置と開始位置であり;そして
    上記次の位置は、右へ移動コマンドの場合は、最先の情報損失の点よりも先に存在する最後の新情報点の位置であり、また上記次の位置は、左へ移動コマンドの場合は、最後の情報損失の位置であるように実行するプログラムコードである、請求項23のシステム。
  27. 上記プロセッサーにより上記情報ラインの移動を行わせる上記プログラムコードは、それが実行されると上記プロセッサーにより:
    上記情報ラインは次の位置に移動され;そして
    上記次の位置が可視ウィンドウの外にあるかあるいは可視ウィンドウの終了位置あるいは開始位置のいずれかから最小限表示ピリオドより小さい場合には、その可視ウィンドウはスクロールされるように実行するプログラムコードである、請求項26のシステム。
  28. 上記プロセッサーにより上記情報ラインの移動を行わせる上記プログラムコードは、それが実行されると上記プロセッサーにより:
    上記情報ラインは次の位置が可視ウィンドウの外になる場合には換わりの点に移動され、その換わりの点は、右へ移動コマンドの場合は、可視ウィンドウの終了位置から少なくとも最小限表示ピリオドだけ先行している最後の最新情報点の位置であり、またその換わりの点は、左へ移動コマンドの場合は、可視ウィンドウの開始位置から少なくとも最小限表示ピリオドだけ後の最新情報点の位置であるように実行するプログラムコードである、請求項26のシステム。
  29. 上記プロセッサーにより上記可視インジケータの移動を行わせる上記プログラムコードは、それが実行されると上記プロセッサーにより:
    ユーザーコマンドに応答してハイライトされた番組セルを移動し;
    ユーザーコマンドが右へ移動コマンドの場合は、可視ウィンドウにおいて当初に可視でなかった複数の番組セル中のどの1の番組セルの終了をも越えて可視ウィンドウの開始位置が移動しないように可視ウィンドウを右にスクロールし、
    ユーザーコマンドが左へ移動コマンドの場合は、可視ウィンドウにおいて当初に可視でなかった複数の番組セル中のどの1の番組セルの開始をも越えて可視ウィンドウの終了位置が移動しないように可視ウィンドウを左にスクロールするプログラムコードである、請求項21のシステム。
  30. 上記プログラムコードは、それが実行されると上記プロセッサーにより:
    上記番組セル関連している補足の情報を補足領域に表示させるプログラムコードである、請求項26のシステム。
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