JP2006508582A - Wlanにおいてアドレスをサーチし、対応ノードの所在を突き止めるための移動端末および方法 - Google Patents
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Abstract
本発明では、WLAN通信ノードをアドレス指定し、その所在を突き止めるための方法が開示される。広域カバレージ、最も安定した性能、および最も成熟した技術を特徴とするGSMまたはCDMAが、加入者のIPアドレスを確認するために利用される。通信当事者の一方が、GSMまたはCDMAを介して、もう一方の当事者にデータコールを送信し(3)、システムによって処理される(6)、発コール者のIPアドレスを含む事前設定された情報パッケージを、その他方の当事者に送信する(5)。双方の当事者は、WLANにおいて、知ったIPアドレスに基づいてWLAN相互接続を達成することができる。本発明の方法は、アドレス指定のために、すべてのエンド・ツー・エンド通信システム(7)にも適用することができる。本発明は、前記方法を採用する移動端末にも関する。本発明の方法は、便利かつ速やかにWLAN通信ノードのアドレス情報を確認することができ、それによって、通信コストを削減し、加入者がより柔軟かつ便利に通信できるように、インタネットのサーバへの依存をなくすか、または少なくする。
Description
本発明は、一般に、ネットワーク通信ノードをアドレス指定し、その所在を突き止めるための方法に関し、より詳細には、WLAN通信ノードをアドレス指定し、その所在を突き止めるための方法に関する。当該方法は、複数の無線インタフェースを備えた携帯情報端末(PDA)などのマルチモード移動端末に適用することができる。ネットワーク事業者およびサービス・プロバイダは、公衆無線LAN(WLAN)へのルータ・サービスを提供するなど、対応するネットワーク・アプリケーション・サービスを顧客に提供することができる。本発明は、本発明の方法を取り入れた移動端末にも関する。
1980年代以降、ネットワーク技術および無線通信技術が急速に発展し、そのおかげで、人々の生活が大きく様変わりした。無線通信技術をネットワーク技術と組み合わせることで、新技術、すなわち、無線ネットワーク技術が誕生した。無線ネットワークの最も重要な目的は、無線通信技術を利用して、様々なネットワーク・オンライン・サービスを加入者に提供することである。この目的を達成するため、すべての種類の無線通信技術および技術規格がさらに開発され、構成されたが、その中でも、注目すべきはGSM(グローバル移動通信システム)およびWLANであり、CDMA(符号分割多元接続)にもますます注目が集まっている。
インタネットの発展と同様に、GSMも無線通信分野で大きな成功を収めている。GSMネットワークが世界で初めて営利目的で運用されてから、わずか10年しか経っていないが、GSMは、170ヶ国を超える国々をカバーし、なおも急速に拡大する、世界で最も重要な携帯電話規格になった。WLANはというと、一般に、高帯域を利用できるエリア内で動作させることに依然として限られるが、近い将来には、学校、ホテル、空港、その他の人口密集エリアなど、WLANが有効な場所に徐々に浸透していくであろう。また、WLANの発展は、企業や科学技術方面により多くの機会を提供することもできる。
しかし、ネットワーク・システムの通常の使用および動作は、通信ノードの正確なIP(インタネット・プロトコル)アドレスに基づいている。正確なIPアドレスの取得は、DNS(ドメイン・ネーム・システム)サーバなど、事前設定されたサーバに主として依存しており、こうしたサーバの主要機能の1つは、通信ノードのIPアドレスを確認することである。しかし、移動端末がWLANインタフェースを備えているとしても、現在、加入者は、接続されているWLANのネットワーク・システム情報を知ることができない。
図1は、従来技術において、WLAN通信ノードをアドレス指定し、その所在を突き止める様子を示した概略図である。2つの移動端末がWLANに基づいて通信を行うと仮定すると、これらの端末は、以下に示すステップを踏まなければならない。すなわち、最初に、各移動端末の関連情報が、特定のサーバに登録され、記録される。次に、前記サーバが、定期的にデータベースを更新し、関連情報を加入者に送信する。最後に、移動端末を使用する加入者は、サーバによって提供された受信情報に基づいてのみ、直接または間接に通信を行うことができる。上記の従来技術は、何らかのインタネットまたはWLANネットワーク・サーバおよび事業者に強く依存しており、追加のサービス料金がかかるであろう。
したがって、本発明は、WLAN通信ノードをアドレス指定し、その所在を突き止めるための方法を提供しようとするものである。本発明は、前記方法を使用して、便利かつ速やかにWLAN通信ノードのアドレス情報を決定することができ、それによって、通信コストを削減し、加入者がより柔軟かつ便利に通信できるように、インタネットのサーバへの依存をなくすか、または少なくする。
上述の問題を解決するため、本発明は、以下に示す技術方式を採用する。
移動端末によって達成される、WLAN通信ノードをアドレス指定し、その所在を突き止める方法であって、該方法は、
無線通信システムに入り、通信加入者の各IPアドレスなど、無線通信システムによって提供される通信加入者の動的情報を取得するステップと、
無線通信システムによってデータコールを被コール者に送信するステップであって、前記データコールは、上述の動的情報を被コール者の移動端末に送信することを意味するステップと、
前記動的情報を受信し、分析するステップとを含む。
無線通信システムに入り、通信加入者の各IPアドレスなど、無線通信システムによって提供される通信加入者の動的情報を取得するステップと、
無線通信システムによってデータコールを被コール者に送信するステップであって、前記データコールは、上述の動的情報を被コール者の移動端末に送信することを意味するステップと、
前記動的情報を受信し、分析するステップとを含む。
当該方法は、WLANによって通信を接続するステップ、または受信した動的情報に基づいて無線通信システムによって直接に相互接続するステップ、すなわち、コールを引き通す(pulling through)ステップをさらに含み、
あるいは前記方法は、
移動端末に固定情報を事前設定するステップと、
無線通信システムを介して上述した固定情報を被コール者の移動端末に送信するステップと、
前記固定情報を受信し、分析するステップとをさらに含む。
あるいは前記方法は、
移動端末に固定情報を事前設定するステップと、
無線通信システムを介して上述した固定情報を被コール者の移動端末に送信するステップと、
前記固定情報を受信し、分析するステップとをさらに含む。
前記無線通信システムは、GSM、もしくはCDMA、またはCDMA2000システムと、TD−SCDMAシステムと、WCDMAシステムとを含む第3世代無線通信システムである。前記動的情報は、ネクスト・ホップのIPアドレスをさらに含む。前記固定情報は、加入者の電子メール・アドレス、応答優先度、各移動端末のMSISDN(移動局国際ISDN番号)、IMSI(移動加入者識別番号)、およびMAC(媒体アクセス制御)を含む。
移動端末は、無線通信システムにおいてサービス・プロバイダによって提供される動的情報を受信する受信手段であって、前記動的情報は通信加入者のIPアドレスを含む受信手段と、無線通信システムを介してデータコールを被コール者に送信する送信手段であって、前記データコールは、被コール者に前記動的情報に基づいてコール者と通信を行わせるように、サービス・プロバイダによって操作される無線通信システムを介して上述した動的情報を被コール者の移動端末に送信することを意味する送信手段と、前記受信手段および送信手段のそれぞれと動作可能に接続し、受信した動的情報を分析し、処理する情報処理手段とを備える。
前記動的情報は、ネクスト・ホップ(Next hop)のIPアドレスをさらに含む。本発明の移動端末の第1の実施形態においては、前記受信手段は、GSM通信システム受信機と、WLAN通信システム受信機とを含み、前記送信手段は、GSM通信ネットワーク・システム送信機と、WLAN通信システム送信機とを含む。第2の実施形態においては、前記受信手段は、CDMA通信システム受信機と、WLAN通信システム受信機とを含み、前記送信手段は、CDMA通信システム送信機と、WLAN通信システム送信機とを含む。第3の実施形態においては、前記受信手段は、CDMA2000システム、TD−SCDMAシステム、WCDMAシステムなど第3世代通信システムの受信機と、WLAN通信システム受信機とを含み、前記送信手段は、CDMA2000システム、TD−SCDMAシステム、WCDMAシステムなど第3世代通信システムの送信機と、WLAN通信システム送信機とを含む。第4の実施形態においては、前記受信手段は、GSM通信システム受信機と、CDMA通信システム受信機と、WLAN通信システム受信機とを含み、前記送信手段は、GSM通信システム送信機と、CDMA通信システム送信機と、WLAN通信システム送信機とを含み、前記移動端末は、情報処理手段と動作可能に接続し、情報処理手段の命令に従って通信システムを自動的に切り換えるのに使用される切換手段をさらに備える。第5の実施形態においては、前記受信手段は、GSM通信システム受信機と、CDMA通信システム受信機と、CDMA2000システム、TD−SCDMAシステム、WCDMAシステムなど第3世代通信システムの受信機と、WLAN通信システム受信機とを含み、前記送信手段は、GSM通信システム送信機と、CDMA通信システム送信機と、CDMA2000システム、TD−SCDMAシステム、WCDMAシステムなど第3世代通信システムの送信機と、WLAN通信システム送信機とを含み、前記移動端末は、情報処理手段と動作可能に接続し、情報処理手段の命令に従って通信システムを自動的に切り換えるのに使用される切換手段をさらに備える。
本発明の移動端末は、前記情報処理手段と動作可能に接続し、固定情報を事前設定するのに使用されるメモリ手段をさらに備え、前記固定情報は、加入者の電子メール・アドレス、応答優先度、各移動端末のMSISDN(移動局国際ISDN番号)、IMSI(移動加入者識別番号)、およびMAC(媒体アクセス制御)を含む。
従来技術と比べて、本発明は、上述の方式を採用することによって、以下に示す利点を有する。
広域カバレージ、最も安定した性能および最も成熟した技術を特徴とするGSM、または、現在急速に発展しているCDMAが、加入者のIPアドレスを決定するために、本発明で採用される。サーバ、基地局、データ交換局など、2つのシステムの豊富な通信資源を使用することによって、WLAN通信ノードのアドレス情報を便利かつ速やかに決定することができ、それによって、通信コストを削減し、加入者がより柔軟かつ便利に通信できるように、インタネットのサーバへの依存をなくすか、または少なくする。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明を詳細に説明する。
例えば、音声対話などの等価なサービスでは、主たる問題は、通信ノードのアドレスの確認にあり、GSMでこれを行うのは簡単だが、WLANでは簡単にはいかない。GSMシステムでは、アドレス指定およびその所在の突止め(発見)は、移動通信交換局(MSC)にあるビジタ・ロケーション・レジスタ(VLR)およびホーム・ロケーション・レジスタ(HLR)のデータベースに主に依存している。
図2に示すように、WLANは、より高い帯域を有するので、電子メール、オンライン・ゲーム、マルチメディア・サーフィングなどの便利かつ高速な相互接続データ通信サービスを加入者に提供することができる。最も広域なカバレージ・エリアをもち、最も成熟した技術であるGSMは、主に信号伝達システムとして、ルータの呼び出し、アドレス指定およびその所在の突止め、およびサービス選択などの信号送信サービスを実行する。音声通信やIP音声通信などのリアル・タイム通信サービスに関しては、WLANとGSMの両方を利用することができる。
したがって、異なるカバレージ・エリアおよびバンド帯域の特徴に基づいて、GSMとWLANとを融合させることによって、互いを補完し合うことができる。現在、複数の無線インタフェースを備えるマルチ・サービス加入者端末が市販されている。本発明は、前記加入者端末に基づいている。
図3および図4に示すように、通信当事者をAおよびBとし、複数の無線インタフェースを備えるそれぞれの移動端末A100およびB200は、GSMインタフェース102、202、およびWLANインタフェース101、201を備えるものと仮定する。無線インタフェースは、無線通信システムの受信機および送信機を含み、移動端末は、無線インタフェースと動作可能に接続し、受信した情報を分析し、処理する情報処理手段を備える。
AおよびBは、GSMに基づくデータコールの場合、電子メール・アドレスや応答優先度など、情報パッケージの固定内容を事前設定する(ステップ1)。この固定内容は、各移動端末のMSISDN(移動局国際ISDN番号)、IMSI(移動加入者識別番号)、およびMAC(媒体アクセス制御)をさらに含んでいてもよい。その時点で、2つの移動端末は、ターンオン接続され、登録され、IPアドレスやネクスト・ホップのIPアドレスなど、WLANから動的情報を取得し、または更新する(ステップ2)。AがBとの通信を希望する場合、AはGSMデータコールを送信する(ステップ3)。Aがアイドル状態にあっても、オンライン状態にあっても、AはGSMに基づくデータコールを開始することができる。その時点では、固定内容およびWLANから取得または更新された動的情報に従い、例えば、設定された情報パッケージは、コール者のIPアドレス、MSISDN(移動局国際ISDN番号)、IMSI(移動加入者識別番号)、MAC(媒体アクセス制御)、ネクスト・ホップのIPアドレス、電子メール・アドレス、および応答優先度などを含み、Aの移動端末は、信号伝達システムGSMを介して、上記の情報を含む情報パッケージをBの移動端末に送信する(ステップ5)。Bの移動端末は、受信した情報パッケージの内容を表示するが、それは、電話コールが利用できる場合の電話番号表示に類似している。情報パッケージの内容は、Bの移動端末によって分析される(ステップ6)。そのとき、Bは、情報パッケージの内容に従って、Aの受信IPアドレスを使用して応答モードを選択することができ(ステップ7)、被コール者Bが、WLANを用いて直接Aと通信するか(ステップ9)、それともGSMを用いて直接接続するか、すなわち、コールに接続またはコールを継続するか(ステップ8)、それともGSMを用いてデータコールをAに返信するか(ステップ10)を決定することができ、次いで、Aは、GSMを用いてBによって送信された情報パッケージを受信し、分析して、BのIPアドレスを取得し、WLANを介してBと通信する(ステップ11)。
Bの移動端末がWLANで使用できない場合、Bはコールを受信することができるだけである。Bの移動端末が、GSMのカバレージ・エリアに存在すると同時に、WLANのホット・スポットにも存在する場合、ユーザは、経済性、利便性、および個人的好みを考慮して、WLANとGSMのどちらを用いてAと直接通信を行うかを選択することができる。
Aの移動端末は、アイドル状態にあっても、Bと接続されたオンライン状態にあっても、GSMに基づいたデータコールを開始することができる。AのIPアドレスを受信し、分析した後、Bは、使用中のGSM会話をWLAN通信に切り換えることができ、ホット・エリアから出る必要がある場合、またはその他の必要がある場合、Bは、情報パッケージのその他の情報に基づいて、WLAN通信をGSM会話に切り換えることができる。
上述の情報パッケージは、加入者のIPアドレス、MSISDN(移動局国際ISDN番号)、IMSI(移動加入者識別番号)、MAC(媒体アクセス制御)、ネクスト・ホップのIPアドレス、電子メール・アドレス、および応答優先度などの情報をすべて選択することができ、上記の情報内容のうちの一部を組み合わせたものとすることもできるが、加入者のIPアドレスは必ず含まなければならず、例えば、加入者のIPアドレス、MSISDNナンバ(移動局国際ISDN番号)、MAC(媒体アクセス制御)などを、情報パッケージに設定することができる。
ここで、移動局国際ISDN番号が、他の相手に電話をかけるのに使用できる電話番号である場合、個人プライバシを含んでいるが、移動加入者識別番号も、セキュリティ認証、すなわち認証に使用することができ、取得したネクスト・ホップのIPアドレスは、ファイア・ウォールまたは企業のイントラネットを通過するために、また、アドレスを分析するのに使用することができ、MAC(媒体アクセス制御)は、加入者識別番号のセキュリティ認証に使用することができ、電子メール・アドレスは、メール交換の手段として使用することができる。
加入者によって使用される移動端末は、複数の機能を備え、掛けられた電話は、4つのカテゴリに分類することができる。第1のものは、GSM電話でだけ使用され、第2のものは、110番、119番および120番などの緊急時通話であり、第3のものは、固定電話宛の通話であり、第4のものは、WLANおよびGSM電話で使用される。最初の3つの電話に関しては、加入者のコールは、現在の移動通信端末のコールと同じであり、GSM基地局を介してコールを転送し、移動交換局でコールを交換し、これらの電話は被コール者の通信端末に接続される。一方、加入者が第4の電話を掛けた場合、この移動端末は、同時にデータコール要求を被コール者に自動的に送信することができ、次にコール者に関する情報が事前設定された情報パッケージを送信することができる。前記情報パッケージは、コール者と柔軟に接続するためにWLANまたはGSMを被コール者が選択できるように、少なくともコール者のIPアドレスを含まなければならない。一般に、加入者は、加入者が属するエリアに従い、関連した選択を行うことができる。加入者が、学校、ホテル、空港、その他の人口密集エリアなど、WLANのホット・エリアにおり、通信料金および情報内容を考慮して、被コール者にWLANを適用してもらう必要がコール者にある場合、被コール者は、信号伝達システムGSMによって送信された、解析された情報パッケージに従って、コール者のIPアドレスおよび詳細情報を知ることができ、その後、WLANに基づいて発コール者と通信することができる。
図5に示されているように、WLAN通信ノードをアドレス指定し、その所在を突き止めるための本発明の方法は、CDMAを信号伝達システムとして用いても、通信ノードのIPアドレスをアドレス指定し、それを確認することができる。本発明の移動端末の第2の実施形態では、通信者の移動端末は、CDMA無線インタフェースを備えている必要があり、このインタフェースは、無線通信システムの受信機と送信機とを含む。ここで、コール者がCDMAシステムを用いて相手に電話を掛けた場合、CDMAシステムは、自動的にデータコールを要求され、コール者に関する情報が事前設定された情報パッケージが、被コール者に送信される。関連する情報パッケージを受信し、分析した後、被コール者は、コール者と柔軟に接続するためにWLANまたはCDMAを選択することができる。
同様に、WLAN通信ノードをアドレス指定し、その所在を突き止めるための本発明の方法は、CDMA2000、TD−SCDMA、WCDMAなど、第3世代通信システムを信号伝達システムとして用いても、通信ノードのIPアドレスをアドレス指定し、これを確認することができる。本発明の移動端末の第3の実施形態では、通信者の移動端末は、第3世代通信システムの無線インタフェースを備える必要があり、このインタフェースは、無線通信システムの受信機と送信機とを含む。ここで、コール者が第3世代通信システムを用いて相手に電話を掛けた場合、前記システムは、自動的にデータコールを要求され、コール者に関する情報が事前設定された情報パッケージが、被コール者に送信される。関連する情報パッケージを受信し、分析した後、被コール者は、発コール者と柔軟に接続するためにWLANまたは第3世代通信システムを選択することができる。
さらに、本発明の移動端末の第4の実施形態によれば、WLANインタフェース、GSMインタフェース、およびCDMAインタフェースなどを含む複数の無線通信インタフェースを備える移動端末を適用することができる。この移動端末は、情報処理手段と動作可能に接続し、情報処理手段の命令に従って通信システムを自動的に切り換えるために使用される切換手段をさらに備える。
この移動端末は、WLANとCDMAとの間の電話、およびWLANとGSMとの間の電話で使用するために、それぞれ設定することができる。AがGSMを介してBに電話を掛ける場合、Aは、データコールの要求をGSMに自動的に送信し、次にコール者についての情報が事前設定された情報パッケージを被コール者に送信する。情報パッケージは、少なくともAのIPアドレスを含まなければならない。上記のシステムが、被コール者Bと接続できない場合、移動端末は、Bに電話を掛けられるように、CDMAシステムに自動的に切り換え、次にデータコールの要求をCDMAシステムに送信し、次にコール者についての情報が事前設定された情報パッケージを被コール者に送信することができる。情報パッケージは、少なくともAのIPアドレスを含まなければならない。代替的に、最初にGSMを介して電話を掛け、次にCDMAを適用することもできる。
本発明の移動端末の第5の実施形態によれば、WLANインタフェース、GSMインタフェース、CDMAインタフェース、および第3世代通信システムの無線インタフェースを備える移動端末を適用することができる。この無線インタフェースは、無線通信システムの受信機と送信機とを含む。この移動端末は、情報処理手段と動作可能に接続し、情報処理手段の命令に従って通信システムを自動的に切り換えるために使用される切換手段をさらに備える。
考えられている本発明の方法は、エンド・ツー・エンド(end-to-end)・アプリケーションのすべてのアドレス指定にも適用することができる。関連するIPプロトコルは、IPV4およびIPV6に該当する。考えられている通信システムには、任意の成熟した、発展中の、および将来の通信システムが含まれるものとする。
本発明の具体的な実施形態を示し、説明してきたが、本発明の主旨または範囲から逸脱することなく、本発明に様々な変更および変形を施すことができることは、当業者には明らかであろう。したがって、本発明の変更および変形が添付の特許請求の範囲およびそれらの均等物の範囲に含まれるのであれば、本発明はそれらを包含するものとする。
Claims (21)
- WLAN通信ノードをアドレス指定し、その所在を突き止める方法であって、そのステップは移動端末によって達成され、
無線通信システムに入り、通信加入者の各IPアドレスなど、無線通信システムによって提供される前記通信加入者の動的情報を取得するステップと、
無線通信システムを介してデータコールを被コール者に送信するステップであって、前記データコールは、前記被コール者に前記動的情報に基づいて通信を行わせるために、前記動的情報を前記被コール者の移動端末に送信するステップと、
コール者の移動端末によって送信された前記情報を受信し、分析するステップとを含むことを特徴とする方法。 - 前記受信動的情報に従ってWLANリンクを介して通信を行うステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のWLAN通信ノードをアドレス指定し、その所在を突き止めるための方法。
- 前記無線通信システムを介して直接に相互接続する、すなわち、電話を繋げる(pull through)ステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のWLAN通信ノードをアドレス指定し、その所在を突き止めるための方法。
- 前記移動端末に前記固定情報を事前設定するステップと、
前記無線通信システムを介して前記被コール者の前記移動端末に前記固定情報を送信するステップと、
前記固定情報を受信し、分析するステップとをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のWLAN通信ノードをアドレス指定し、その所在を突き止めるための方法。 - 前記無線通信システムは、GSMシステムであることを特徴とする請求項1に記載のWLAN通信ノードをアドレス指定し、その所在を突き止めるための方法。
- 前記無線通信システムは、CDMAシステムであることを特徴とする請求項1に記載のWLAN通信ノードをアドレス指定し、その所在を突き止めるための方法。
- 前記無線通信システムは、CDMA2000システムと、TD−SCDMAシステムと、WCDMAシステムとを含む第3世代無線通信システムであることを特徴とする請求項1に記載のWLAN通信ノードをアドレス指定し、その所在を突き止めるための方法。
- 前記動的情報は、ネクスト・ホップのIPアドレスをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のWLAN通信ノードをアドレス指定し、その所在を突き止めるための方法。
- 前記固定情報は、加入者の電子メール・アドレス、応答優先度、各移動端末のMSISDN(移動局国際ISDN番号)、IMSI(移動加入者識別番号)、およびMAC(媒体アクセス制御)を含むことを特徴とする請求項1に記載のWLAN通信ノードをアドレス指定し、その所在を突き止めるための方法。
- 無線通信システムにおいてサービス・プロバイダによって提供される動的情報を受信する受信手段であって、前記動的情報は通信加入者のIPアドレスを含む受信手段と、
前記無線通信システムを介してデータコールを被コール者に送信する送信手段であって、前記被コール者に前記動的情報に基づいてコール者と相互接続させ、通信を行わせるように、前記サービス・プロバイダによって運営される前記無線通信システムを介して前記動的情報を前記被コール者の移動端末に送信するために、前記データコールが使用される送信手段と、
前記受信手段および前記送信手段のそれぞれと動作可能に接続し、前記受信情報を分析し、処理する情報処理とを備える移動端末。 - 前記動的情報は、ネクスト・ホップのIPアドレスをさらに含むことを特徴とする請求項10に記載の移動端末。
- 前記受信手段は、GSM通信システム受信機と、WLAN通信システム受信機とを含むことを特徴とする請求項10に記載の移動端末。
- 前記送信手段は、GSM通信システム送信機と、WLAN通信システム送信機とを含むことを特徴とする請求項10に記載の移動端末。
- 前記受信手段は、CDMA通信システム受信機と、WLAN通信システム受信機とを含むことを特徴とする請求項10に記載の移動端末。
- 前記送信手段は、CDMA通信システム送信機と、WLAN通信システム送信機とを含むことを特徴とする請求項10に記載の移動端末。
- 前記受信手段は、CDMA2000システム、TD−SCDMAシステム、WCDMAシステムなど第3世代通信システムの受信機と、WLAN通信システム受信機とを含むことを特徴とする請求項10に記載の移動端末。
- 前記送信手段は、CDMA2000システム、TD−SCDMAシステム、WCDMAシステムなど第3世代通信システムの送信機と、WLAN通信システム送信機とを含むことを特徴とする請求項10に記載の移動端末。
- 前記移動端末は、前記情報処理手段と動作可能に接続し、固定情報を事前設定するために使用されるメモリ手段をさらに備えることを特徴とする請求項10に記載の移動端末。
- 前記固定情報は、加入者の電子メール・アドレス、応答優先度、各移動端末のMSISDN(移動局国際ISDN番号)、IMSI(移動加入者識別番号)、およびMAC(媒体アクセス制御)を含むことを特徴とする請求項11に記載の移動端末。
- 前記受信手段は、GSM通信システム受信機と、CDMA通信システム受信機と、WLAN通信システム受信機とを含み、前記送信手段は、GSM通信システム送信機と、CDMA通信システム送信機と、WLAN通信システム送信機とを含み、前記移動端末は、前記情報処理手段と動作可能に接続し、前記情報処理手段の命令に従って通信システムを自動的に切り換えるために使用される切換手段をさらに備えることを特徴とする請求項10に記載の移動端末。
- 前記受信手段は、GSM通信システム受信機と、CDMA通信システム受信機と、CDMA2000システム、TD−SCDMAシステム、WCDMAシステムなど第3世代通信システムの受信機と、WLAN通信システム受信機とを含み、前記送信手段は、GSM通信システム送信機と、CDMA通信システム送信機と、CDMA2000システム、TD−SCDMAシステム、WCDMAシステムなど第3世代通信システムの送信機と、WLAN通信システム送信機とを含み、前記移動端末は、前記情報処理手段と動作可能に接続し、前記情報処理手段の命令に従って前記通信システムを自動的に切り換えるために使用される切換手段をさらに備えることを特徴とする請求項10に記載の移動端末。
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