JP2006505374A - 投薬用の装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易で、信頼でき、かつ安全に一回分の用量の投薬を行うことができるように、薬物を投薬するための装置を提供する。
【解決手段】
加圧されたキャニスタ6から薬物を投薬するための装置1であり、マウスピース5、キャニスタ6の頂部と係合用のシート、キャニスタ6を案内及び/又は保持するための手段を備えたハウジング2を有する。

Description

本発明は、加圧されたキャニスタから薬物を投薬するための装置に関する。特に、この装置は、マウスピースと、キャニスタの頂部を係合させるシートと、キャニスタの案内及び/又は保持用の手段を備えたハウジングを有するものとする。
上記のようなタイプの装置は携帯型の吸入装置として用いられて、ユーザーが医薬用の蒸気スプレーを吸入できるようにしているが、このスプレーにはパウダー、液体又は気体を含むことができる。
通常、上記のようなタイプの装置は、喘息や、他の呼吸性の病気や、時々呼吸が困難になるような問題に苦しんでいるひとに利用されている。このような問題を有するひとの活動レベルに応じて、呼吸の困難性は多かれ少なかれ厳しくなることがある。また、呼吸システムの炎症や他の感染や二次的な病気が、さらに困難な呼吸状態を悪化させることがある。
喘息用の吸入装置の機能は、ユーザー/患者が薬物の吸入を必要とするとき、マウスピースとともに喘息用の吸入装置を患者の口の中に配置した後、ボタンを押すように行われている。ボタンを押し下げると、装置内のキャニスタが作動して、キャニスタ内の弁システム内に保管されていた薬物の一回分の用量がマウスピースを介して患者の中に投薬されている。
このような兆候を和らげ、個々の呼吸能力を通常の安定状態にほぼ回復させるために、複数の薬物が利用されている。
上記のような問題を和らげるように、薬物を投与するために多くの様々な方法があるが、最も一般的なタイプのものでは、キャニスタ内で薬物を煙霧剤(エアゾール)の推進剤と混ぜている。次に、このキャニスタを吸入装置内に配置した後、呼吸上の問題に苦しんでいる個々のひとが口の中にマウスピースを装着して、装置内でキャニスタを下方に押し下げることで薬物の一回分の用量を空中を通るように直接投薬させている。
通常、キャニスタはこの上方を下方に向わせるように装置内に配置されているが、この例として特許文献1の開示例を参照されたい。このため、投薬用のノズル及び/又はリム、つまりキャニスタのフェルールとともにステムを吸入装置内で下方に向わせるように配置している。ステムはシート上に置かれて、案内されており、このためユーザーの手によって装置内でキャニスタの押し下げが行われると、ノズルが押し下げられて、キャニスタ内の推進剤によって形成される過圧により、ユーザーの口の中に一回分の用量がスプレーされる。そして、ユーザーは肺の中に直接、喘息用の薬物を吸入している。
特許文献2に開示された装置ではさらにピボット可能な部材を備えており、これは閉鎖位置ではマウスピースを覆い、作用位置ではこの部材がキャニスタの底部と係合して、キャニスタを押し下げるためのレバーアームとして作用する位置までピボット移動している。
このタイプのキャニスタは弁システムと取付けられて、キャニスタを押し下げることでステム/ノズルを介して薬物を投薬するとき、圧縮毎に一回分の用量のみが投薬されることを必要としている。
通常のディスペンサー(投薬器)は、一般に二つの部品からなる構造を有してハウジングを構成しており、この中にマウスピースを含んでいるが、このマウスピースはまた、内部に薬物を備えたエアゾールキャニスタを取付けられるように構成されている。エアゾールを用いることにより、この薬物は圧力下でエアゾール内に蓄えられている。キャニスタはハウジング内に装着されるが、キャニスタの投薬用のノズルを下向きにするとともに、ハウジング上に備えられたマウスピースに向うように配置されているが、特許文献1の開示例を参照されたい。通常、キャニスタの反対側の端部は上方でかつ、ハウジングの外側に向って突出している。ユーザーは親指と人差し指の間にハウジングを挟むことができ、また親指と人差し指又は親指と指を用いてキャニスタを下方に向わせて、マウスピース内に薬物の一回分の用量を放って、空中そして肺の中に吸入されるようにしている。
軽い形態の喘息や他の呼吸上の病気に苦しむ個人には、装置内でキャニスタを押し下げて、一回分の用量を投薬させることに通常、何ら問題がない。しかしながら、このようなタイプの装置を利用するユーザーの多くは、リウマチや関節炎のような他の衰弱させるものによっても苦しんでいる。さらに、喘息用の薬物を必要とする小さな子供は、上述のような従来技術に係る装置をつかむことが困難であって、特に、子供たちの手は装置の周りをつかんで、一回分の用量を投薬するために必要な力を及ぼすには物理的に小さ過ぎていた。このため、特に、一回分の用量を投薬するためにキャニスタを押し下げるのに必要な物理的な力を減少させるようにユーザーを助けられるように、多くの装置が提案されている。このような装置として、特許文献3、1及び4に開示されているものがあるが、これらの典型的な吸入装置では、この装置の上にレバーアーム装置を備えることができるようにしている。
上記のような装置の幾つかに関する問題の一つとして、一回分の用量の投薬毎に、この前にレバー構成のいずれかを装着しなければならないことがある。このことは、時折、投薬が必要とされるときに、ユーザーの呼吸能力がつまって、この結果ユーザーのストレスレベルが向上するときに、ユーザーにとって深刻な問題を生じさせている。つまり、一回分の用量の投薬を行えるように、装置を組付けるためには、多くの部品を配置して、装置上に組付ける必要がある。装置の利用者にとって他の問題は、例えば、オフィス内やバスの中等で、いつでも必要なときに一回分の用量の投薬が行えるように、ユーザーの身の回りに装置を携帯することが望まれていることである。このため、ユーザーは、しばしば、散布用の装置をポケットの中や小さなハンドバックの中に運んでいる。しかしながら、従来技術のようなレバーアームの構成では、例えば、特許文献3や1に開示されているような装置の概略的な構成では、レバーアームが外側に突出するため、場所をとることがあった。この場合、装置が破損して、この結果、機能しなくなったり、又は、一回分の用量の投薬が必要になるときに、レバーアームの構成の組付けを解除することが、さらなる問題を生じさせることがあった。
また、上述のように薬物を投薬させるような病気に苦しんでいるユーザーの多くは、複数の病気のため、様々な濃度の薬物を含んでいたり、様々なタイプの薬物を含んでいる、様々なキャニスタを利用している。このようなキャニスタ/装置は、通常色分けされていて、キャニスタ内に含まれる薬物に関する情報を提供できるようにしている。しかしながら、ユーザーが常に装置内に正しくキャニスタを取付けることに問題がある場合があり、また、幾つかの装置では、通常、キャニスタの大部分は散布装置の内部に収容されているため、キャニスタ上に設けられた色の情報を識別することが不可能になっていた。このため、上述のような衰弱させるものに苦しんでいるひとは、自身が誤った薬物を用いたり、さらには装置内のキャニスタを識別することが困難なため、誤った薬物を不注意に投薬するような状況が予測できた。
また、一回分の用量を投薬するためにキャニスタを押し下げることは一定量の力を要するが、ユーザーによっては、ユーザーの力が限定的なため、ユーザーの一部は薬物が十分に散布されたりされなかったり、不安定に作用させていた。手の力に限定があるような、上述したようなユーザーの多くは、必要なときに一回分の用量を投薬することの困難性を増していた。
上記のようなタイプのキャニスタでは、典型的にエアゾールとしてCFCガスが利用されているが、近年、様々な国でこのガスの使用を禁止するように立法化されている。このCFCガスは、HFAガスとして知られている新しいガスのグループと置き換えられている。これらガスは、エアゾール/推進剤として使用されるとき、キャニスタ内でガスケットと弁の構成を異なるように形成することを必要としている。この結果、ユーザーが吸入装置内にキャニスタを圧縮させて、ノズルを十分に圧縮させることで薬物の一回分の用量を投薬するために、より強い力が必要になっている。このため、上述のように手の力に限定があるようなユーザーの多くは、必要なときに用量を投薬することが一層困難になってきている。このタイプの装置の製造とユーザーに関するさらなる問題として、装置全体に関する衛生問題があるが、特にユーザーによって製造され、処理され、保管され、保持されるマウスピースが問題とされている。
喘息や他の呼吸上の病気に苦しむユーザーの一部は、他の関連する病気によっても苦しんでおり、このため、マウスピースをできる限り清浄に保つことが重要になっている。
マウスピースを保護するため、慣習的に、マウスピース上にスナッグ状に係合させるようにルーズキャップが用いられている。しかしながら、このキャップは、失われたり、破損され、十分に機能を発揮できなくなることがあった。従来技術は、この問題に対処するため、キャップを装置自体に対して固定させることが提案されており、例えば、特許文献1に開示されているように、ストラップを用いたり、ヒンジを備えて、キャップ部材を閉鎖位置までピボット移動できるようにしている。全ての先行技術に関する装置では、取付手段は装置に近接してキャップを保持できるように備えられているため、キャップが装置の利用性を防いだり、薬物の用量の投薬を防ぐような場合があった。
特許文献4には異なる解決策が開示されているが、ここでは、キャップは上述のように用いられていない。この例では、スライド移動可能な閉鎖用のゲートを用いて、キャニスタのノズルと弁が取付けられるスペースを外部から区別させている。
特許文献4に開示された装置では、さらに誤って一回分の用量が散布されることを防ぐ構成について開示している。装置内にキャニスタを配置するとき、キャニスタを覆う閉鎖位置までレバーアームをピボット移動させている。このレバーアームには二つの突出部、つまり、ラッチとストップが備えられている。そして、レバーを閉鎖させるとき、ラッチをハウジング内に備えられているフック区間と係合させている。また、ストップをハウジング内の開口部を通るように突出させて、キャッチと係合させている。この装置を利用するために用意するには、ゲートを持ち上げることを必要とするが、このためゲートがストップをキャッチとの係合から撓ませていた。レバーが押し下げられるにつれて、レバーが下方に移動できるようにするため、ラッチとストップの双方ともハウジングとの係合により、さらに撓まされなければならない場合があった。しかし、この構成では、多くの欠点がある。まず、ハウジング内の開口部内にストップが配置され、この開口部の近くでストップ上にゲートが作用するため、部材を十分に撓ませるために必要とする力が大きくなっていた。さらに、この撓みは、ラッチによって限定されていたが、これはキャニスタの押し込みを防いでいた。また、ストップとラッチの間のスペースは非常に限定的であるため、異物がつまるような場合には、装置の操作が非常に面倒になっていた。
他方、何度も撓まされると、ストップはほぼ常に撓むようになる場合があって、誤って用量を投薬することが生じることがあった。また、製造上、ラッチとストップ部材を分離させ、正確に離間させて、湾曲させることで、ハウジング内の対応する要素と協働できるようにするために、プロセスを制御することが難しくなる場合があった。
尚、キャニスタを詳細に説明し、装置の様々な部品と区間の互いに対する配置について説明するため、相対的な用語の“内側”、“外側”、“上方”、“下方”、“前方”及び“後方”を用いるが、利用時にユーザーの口の中に装置を配置して、つまり、ユーザーが垂直に立っている場合に、キャニスタを備える装置を挿入する際、キャニスタのステムとノズル区間とフェルールとがほぼ垂直位置になるようにして、ステムとノズルからマウスピースを介して一回分の用量を投薬させる場合について仮定する。この位置では、薬物を含むキャニスタはステムの上方にある。この結果、キャニスタの底部がフェルールとステム/ノズルを備えた端部になるようにしている。反対側の端部は頂部として構成されている。キャニスタの正面にはユーザーの顔の近く、つまり、マウスピースと同じ側に手段があり、キャニスタの背面はユーザーの顔から離れた側にあることを理解されたい。ハウジングの内部は、ハウジング内に含まれる容量として説明される。また、この結果、水平方向は、上述した使用位置に関連して説明される。
欧州特許第476991号公報 欧州特許第176991号公報 米国特許第6,397,837号公報 米国特許第4,834,083号公報
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、容易で、信頼でき、かつ安全に一回分の用量の投薬を行うことができるように、薬物を投薬するための装置を提供することを目的とするものであり、さらに、上述した従来技術の問題点を解決するように装置を提供することを目的とするものである。
また、本発明に関する非常に重要な特徴の一つでは、信頼できるように、用量をカウントできるようにして、ユーザーが装置内に残されている用量の実際の量について提供された情報をユーザーが信用できるようにする。
装置の概略
本発明は、上記課題を解決するための手段として、加圧されたキャニスタから薬物を投薬するように吸入装置を提供するが、この装置はハウジング内に配置されるようにマウスピースを備え、このハウジングは実質的にキャニスタを覆い、またレバーアームを備えるが、このレバーアームはキャニスタの底部と係合するための手段を備えて、一回分の用量を投薬するためにユーザーによってレバーアームを操作できるようにするが、このレバーアームの特徴として、さらにヨークと係合し、この際、レバーアームを作動させることによって、ヨークまでのレバーアームからの移動の伝達は線形及び/又は非線形であり、かつヨークはハウジング内に備えられる用量のカウント機構まで移動を伝達するための手段を備える。
操作上の移動をヨークまで伝えることで、用量のカウント装置に対する入力を制御することが可能になる。これは、上述したように、一回分の用量を投薬するために必要な力を減少させるためにレバーアームを利用することとして知られている。しかしながら、キャニスタの弁を操作させるための、キャニスタの実際の移動は、非常に小さい。このため、キャニスタの非常に小さな移動によって投薬のカウンタが操作される場合には、製造上の公差、つまり装置内のあそびが生じることで、“誤って”カウントする場合が起こり得る。従って、ヨークまでの実際の移動を伝達することで、用量の投薬とカウント移動までの実際の移動を区別し、差別することの双方を行うことができる。
ヨークの利用可能性についてさらに説明すると、一回分の用量を投薬するためにレバーアームによって行われるキャニスタの移動は、ヨークの対応する移動によって、短くなる。
この場合、一回分の用量を投薬するためのキャニスタの非常に小さな移動は、ヨークまでの比較的に大きな移動に伝えられるため、より大きな決定された入力を投薬のカウント機構まで伝えることができる。
さらに、本発明は、上述した課題を解決するために、薬物を投薬するための装置を提供するが、特徴的には、このレバーアームはキャニスタの底部と係合するための手段を備えて、キャニスタが外部からアクセスできないようにするが、この際、ハウジングの内部にキャニスタの頂部と係合するためのシートを備え、また、ピボット移動可能なようにキャップを備えて、マウスピースを覆う閉鎖位置とマウスピースがアクセス可能になる開放位置にキャップをピボット移動できるようにして、さらに、キャニスタが不本意に作動できなくなるように、キャップが閉鎖位置にあるときに、キャニスタの頂部と係合するための手段及び/又はキャニスタの底部と係合するための手段と係合するための手段をキャップに備える。
レバーアームを備えることで、キャニスタを押し込むためにユーザーが必要とする力の量を減らすことができる。このことは、新しいタイプの推進剤/エアゾールを用いて、ノズルの周りでキャニスタ内のシールとガスケットが、キャニスタを押し込むことをより困難にする、つまり、薬物の一回分の用量を投薬するためにキャニスタを十分に圧縮するためにより高い力を必要とする場合に特に重要になる。
従来技術に係る装置とは反対に、本発明に係る好適な実施形態では、キャニスタの底部との係合用の手段がキャニスタと係合するときにだけ、レバーアームはハウジング外に突出する。
又は、レバーアームはハウジングと同じ高さで備えられる。依然、レバーアームは上述したような長所を提供するが、さらによりシンプルな構造を提供する。この実施形態を用いる場合、ユーザーは、装置を保持し、作用させる際、より多くの可能性を得ることができる。同時に、レバーアームが自由移動を行うときに、装置の外面と一体/同じ高さにあるので、装置の保管を容易かつ制約を受けないようにできる。さらに、異物が装置内に侵入したり、誤って薬の投薬を行うことを妨害したり、又は選択的に投薬装置を操作させることを防ぐことができる。装置の実際の実施形態の一つでは、レバーアームは作動用のボタンである。このボタンは、ボタンとハウジングの間のエアーギャップが、マウスピースを介して投薬された薬物が必要なエアー内で吸入されるように設けられている。
さらに、装置には何ら突出するような部材がないため、ポケット、ハンドバック、又は他の同様物内に装置を収容することが容易になり、さらに、上述のように装置を囲む保護用のハウジングを設けることで、装置が損傷するリスクを最小にすることができる。
次に、装置のより具体的な構成について述べると、本発明に関するさらに好適な実施形態では、キャニスタの底部との係合用の手段をレバーアームと一体となるように装置に備える。このようにレバーアームとキャニスタの底部との係合用の手段が一つで同一の部材の場合、例えば、ハウジングの外面を構成する場合には、装置を組付けるためにより少ない数の部品を必要とする。この場合、幾つかの長所があるが、これは、装置内により少ない数の部品を用いるため、これら少ない数の部品は誤って組付けられたり、装置の耐用寿命の間、機能を正しく行えなくなることを減らすことができる。さらに、レバーアーム内にキャニスタの底部との係合用の手段を一体にすることで、特にキャップが閉鎖位置にあるとき、装置のハウジングの外側にいかなる部材も実質的に突出することがないように、レバーアームの効果を保ち、装置を一体型のユニットとして提供できる。
上述したように、レバーアームの機能は主に、用量を投薬するために必要な力を減少させることにある。このことは特に、キャニスタがHFAの推進剤/エアゾールを含み、この際、キャニスタの漏れを防ぐために、様々なタイプのガスケットが必要とされる場合に顕著である。このようなガスケットは、用量を投薬するために、キャニスタを押し下げるのにより高い力を必要とする。このため、レバーアームは、さらに好適な実施形態では、2:1から5:1の範囲内、より好ましくは、3:1程度の比率で、係合手段によってキャニスタの底部に対して送られる実際の力を向上させるような長さを有するように構成される。
キャニスタに対して伝達される力を向上させることによるさらなる長所として、ユーザーにとってレバーアームを完全に押し下げることがより容易になるため、確実に投薬を行い、キャニスタの押し下げを完全に行うことを保証することができるようになる。また、レバーアームを用いることで、レバーアームによって力が増大されるので、ユーザーによって使用時に必要とされる力を減少させることができる。さらに、作用時の移動、例えば、レバーアームの押し下げと、投薬された用量を吸引することの間により良好な関係を構築することができる。
本発明に係るさらなる好適な実施形態では、レバーアームは、装置の頂面の少なくとも一部を構成するハウジングのピボット区間であり、レバーアームはこの一方の端部をハウジングに対してピボット移動可能なように取付ける。また、さらに好適な実施形態では、レバーアームはこの自由端部に近接して下方に突出するフック区間を備え、またハウジングの内部に対応するグリップ区間を備えて、これらフック及びグリップ区間が接触できるようにして、この結果、スナップ接合を行えるようにする。
また、本発明に係るこの実施形態では、レバーアームはハウジングの一部であるため、レバーアームをハウジングの他の部分と同一の高さにする位置に保つように、ハウジングを完全にすることが重要になる。フック及びグリップ区間は、スナップ作用によって係合されるとき、スナップ係合を生じさせて、キャニスタの底部との係合用の手段が作用されるとき、レバーの下方に向って押し下げられる移動を行えるようにして、用量を問題のないように排出することを行うことができる。キャニスタが元の位置に上方に戻ると、係合区間を上方に押し上げる。このキャニスタの上方移動は、このリセットされる性質によって限定され、ハウジングの一区間であるレバーアームは、フック区間がグリップ区間と接触することによって、移動が限定される。これら二つを調整することによって、レバーアームがキャニスタの底部と係合せず、同時にレバーアームの頂面がハウジングの他の部分と実質的に同一の高さになるようなレベルで、レバーアームの表面を保つことが可能になる。
キャップ
マウスピースを覆うようにさらにキャップを備えることで、ユーザーの口の中に挿入されることになる装置の一部をできるかぎり清潔に保つことができる。このキャップはハウジングに対してピボット移動可能なように取付けられて、マウスピースが完全に覆われる閉鎖位置とマウスピースがアクセス可能になる開放位置との間でピボット移動できるようにされる。
このピボット状に取付けられたキャップによって、マウスピースが使われないときには、常にマウスピースを覆うようにキャップを利用することを保証できるようになる。このことは、マウスピースを100%衛生上保護することを保証するものではないが、マウスピースの内部やマウスピースの表面上につまるおそれのある塵や埃や他の異物から保護することができる。また、キャップを、マウスピースを覆う状態から離して、マウスピースに対するアクセスの防止がなくなる開放位置までキャップをピボット移動できるようにすることで、マウスピースの衛生上の保護とともに、キャップを安全に保持することを保つことができる。
さらに、キャップには、キャップが閉鎖位置にある場合には、キャニスタの頂部と接触/係合する手段を備えて、キャニスタの下方移動を防止させて、用量の投薬を防ぐことができるようにする。また、この位置にキャニスタを確実にロックさせて、この場合には、ノズルを介して薬物の用量を投薬するために作用させることを不可能にすることで、不本意に用量を投薬することがないように装置を保つことができる。このためには、ユーザー側からの確固とした操作を必要とするが、つまり、キャップ部材をピボット移動させて、まずマウスピースへのアクセスを得られるようにし、このマウスピースを介して薬物を吸入できるようにするが、同時にキャニスタの底部との係合用の部材を作用させる際、キャニスタを固定位置から開放させて、ノズル手段を含むキャニスタの頂部が、薬物の用量を投薬することができる位置まで移動できるようにする。
あるいは、キャップが閉鎖位置にあるとき、キャニスタの底部との係合用の部材上に、接触/係合用の部材を作用させて、キャニスタが不本意に作用されないようにしてもよい。
本発明に係るさらに効果的な実施形態では、ハウジングの外に突出する軸を、少なくとも一つのキャップに備えた開口部やキャップの内側の凹部と係合させる。しかしながら、この構成は、凹部や開口部をハウジング内に備えて、係合用の軸をキャップ上に備えるようにしてもよい。また、凹部や開口部と隣接してキャップの内側にカムを備える。キャップのヒンジ状の配置は、ハウジング上にキャップを設けることを簡単でかつ低コストで行えるように構成される。
本発明に係るさらに効果的な実施形態では、キャニスタの底部との係合用の部材はヨークを備え、このヨークの有するキャニスタとの係合用の区間は、選択的にキャニスタの底部と端部区間に相当する形状を有して、キャップが閉鎖位置にあるとき、キャップ上に備えられたカムと係合して、ヨークの係合区間がキャニスタと接触しないようにする。
この機構では、誤って係合手段が作用されたり、キャニスタが押し下げられることがないようにすることができる。キャニスタを押し下げると、ノズルが作用して、一回分の用量が投薬される。つまり、制御されないように一回分の用量を投薬することは望ましくない。このことは、キャップが閉鎖されるとき、ヨークを非係合位置で移動できないようにするように係合手段の移動を防止する機構によって行うことができる。
本発明に係るさらに効果的な実施形態では、ハウジングと係合できるようにキャップ内に手段を備えて、キャップの開放位置ではハウジングに対するキャップの移動を限定させる。このため、キャップは、開放位置では、キャップがハウジングに対する固定位置にきて、反作用面を構成する。ユーザーが薬物の一回分の用量を投薬することを望む場合、通常、装置はユーザーの手によって上述のようにつかまれる。このことは、ユーザーの手の一部、通常親指が装置のすぐ下に置かれて、またこの実施形態ではキャップの表面がグリップ区間を構成して、人差し指がレバーアームをつかんで、押し下げるようにすることを意味する。このため、キャップは開放位置にあるとき、ユーザーが使用上固く握られるようにすることが重要になる。従って、本発明に係るさらに効果的な実施形態では、キャップの下部は開放位置ではグリップを構成し、かつ、選択的にこのグリップをエルゴノミカル(人間工学的)な形状にする。この形状は、問題とされる表面をサドル状に形成することで構成されてもよい。尚、“サドル形状”は、表面が二方向に湾曲して、例えば親指のような指の関節部と密着して接合できるようにすることを意味する。さらに、キャップの表面にスリップを防ぐような特徴を備えてもよく、例えば、表面にへこみのような粗さを備えたり、又は表面に摩擦性の高い層を設けるようにしてもよい。
本発明に係るさらに効果的な実施形態では、ハウジングの内部に備えた3つのトラックによってレバーアームを案内できるようにするが、この際、この案内部は、レバーの長手方向に対して垂直方向にレバーアーム上に備えられたピンを有して、このピンをトラックと係合させるが、好ましくは、レバーのいずれの側にも対照的にトラックの同一のセットを配置させる。この際、キャニスタの正面側のトラックの第一のセットは略水平であり、ヨーク内に備えられたトラックの第二のセットもまた略水平であり、キャニスタの背面側に備えられたトラックの第三のセットは略直線状な上方区間と曲線状の下方区間を含む。
本発明に係るさらに効果的な実施形態では、レバーアームの長さは、キャップが閉鎖位置にあるとき、レバーアームの自由端部がハウジングと同じ高さかハウジング内に含まれるようにし、キャップが開放位置にあるとき、レバーアームの自由端部がハウジングから突出するようにする。
キャップとレバーアームの間の相互作用は上述した本発明に係る実施形態と組み合わされて、装置が非常にユーザーフレンドリーで、ストレージフレンドリーな外観を有するようにする。この装置が閉鎖されるとき、つまったり、破損したり、又は予期しない事故を生じさせるような突出状の部材は表れない。装置を作用させるためには、ユーザーはキャップをしっかりと回転させて、ヨークの作用を介して、カムから係合手段を開放させて、レバーアームをハウジングから突出させる。この後、ユーザーが装置をつかみ、開放位置にあるキャップによって提供されるグリップ上にユーザーの手の一部が載せられた後、レバーアームを押し下げて一回分の用量を投薬させるようにする。
本発明に係るさらに効果的な実施形態では、ヨークの最も下方の区間とカムの接触区間は対応する形状を有し、弾力性部材によってヨークをカムに対して強制して、閉鎖位置にあるキャップのピボット移動に対して所定の抵抗を与えるようにする。装置にこのような特徴を備えることで、ユーザーは、カムとヨークの間で当接する接触に基いて生じる抵抗力を克服するようにキャップ部材を確実に回転させなくてはならない。このことはさらに弾力性部材を設けることで確実になるが、例えば、スプリング形状の弾力性部材を用いて、キャップが閉鎖位置にあるときにカムに対してヨークを接触させる関係に保つようにしてもよい。
カムの接触区間は、ヨークの端部の凹状又は凸状の区間と対応するように、凸状又は凹状の区間を有するような形状にしてもよく、このため、これら区間を接触させることで、ユーザーが閉鎖位置を確実に感知できるようにしてもよい。
また、装置の保管と運搬時に、これら二つの接触区間をしっかりと係合させることで、装置が誤って開放されるような危険性を最小にすることができる。
用量のカウント
このタイプの装置に関するさらなる問題として、キャニスタ内には100又はこれ以上の数の薬物の用量を備えることができることがある。即ち、ユーザーは、どれくらいの用量を投薬したとか、どれくらいの用量がキャニスタ内に残されているのかを忘れてしまう傾向がある。このことは特に、ユーザーが旅先中(移動中)であって、このためキャニスタが空になったときに必要とされる薬物の通常の供給を行えないときに深刻な問題になることがある。
さらに、場合によっては、いつ新しいキャニスタ/装置を購入すべきかを表示されることが望ましいことがある。また、薬物の幾つかのタイプでは、このタイプの装置に表示用の装置を備えることが法律上求められていることがある。従って、本発明に係るさらに効果的な実施形態では、ハウジング内に備えた薬物の投薬用の機構を用いて、キャニスタ内にどれ位の量が残されているのかをユーザーが認識できるようにして、キャニスタのリムと係合する部材がレバーアームの押し下げとともに押し下げられて、この部材がこの押し込みを投薬用のディスペンサーに伝えて、投薬された用量を記録させるようにし、かつ、投薬用のディスペンサーの機構に、投薬された用量の数や残された用量の数を表示できるようにハウジング上に表示手段を備えるようにする。
いずれかの表示、つまり、投薬された用量の数と、残された用量の数に関する表示のいずれかは、ユーザーにとって関心のある情報である。投薬された用量の数を表示するとき、キャニスタ内に含まれる用量の数の全体数を知ることが必要であり、投薬用のディスペンサーの機構が残りの用量の数を表示するとき、キャニスタ内に含まれる用量の数が正しいようにキャニスタが装着されるとき投薬用のディスペンサーを設定することが必要である。あるいは、正確な数を表示することが望ましくない場合、キャニスタ内に含まれる用量が少ないときに表示するように投薬用のディスペンサーを構成してもよく、例えば、キャニスタ内の利用可能な用量が限定的な数になった場合に限り、“少ない”のように文字を表示させたり、又は読み出し部上に色のコードを用いて表示させてもよい。
本発明に係る実施形態では、用量の表示用の機構は、キャニスタの保持手段の一体型の一部として構成される。この場合、キャニスタから表示手段を取外すことが不可能になるので、あるキャニスタを他のものと不注意に取り替えるとエラーが生じ、この場合、誤って内容を表示させることを避けることができる。さらに、保持手段からキャニスタを取外すことができないように、保持手段に備えることは可能である。
一回分の用量の投薬用の装置は、上述のように、レバーアームが他の大きな移動/変移を生じさせるように、レバーアームからの入力から利点を得られるようにされる。このレバーアームからの信号は明瞭でかつ容易に検出することができるため、上記変移によって意図した用量の投薬が行われたことや、投薬がされている過程にあることを容易に検出することができる。
従来技術では、多くの用量を投薬する機構が提案されているが、表示用の回転盤上にあるのこぎりの歯を、例えば第二レバーアームの形状のような移動可能な機構によって前方に押すようにしている。この第二レバーアームはよくキャニスタの移動によって作用されており、第二レバーアームの全移動長さが薬物の一回分の用量を投薬する際のキャニスタの移動長さに相当するようにしている。しかしながら、のこぎりの歯に関する第二レバ−アームの非常に小さな変移によって、第二レバーアームの移動の開始時と終了時に所定の公差(tolerance)を生じさせており、これが投薬された用量の数や、又はキャニスタ内に残された用量の数を表示する際に不正確さをもたらすことがあった。このため、従来、投薬用のディスペンサーに対して、より信頼性があるようにし、また、無視できるような大きさの公差で操作できるようにして、表示用回転盤上に信頼性のある情報が表示されるようにすることが求められている。
投薬の決定と用量のカウント用の備え
キャニスタの長さとこの発射点(ファイアーポイント)、つまりキャニスタから一回分の用量を投薬させる入力の移動中の正確な点に関する製造上の公差によって、カウントが発射点の前で常に行われ、しかも決して一度の操作中に決して二回行われないように保証することは非常に難しい。
次の二つの状態が、同時に満たされることはほとんどない。
−1回分の用量を放出する前にカウントすること
−1回の操作中に二つの用量をカウントしないこと
この問題を解決する一つの方法として、キャニスタの移動と、用量のカウンタに対する入力との間に線形又は非線形に歯車部材を設けるものがある。この場合、キャニスタのストロークの部分の幾つかをカウンタに対する比較的大きな入力にすることができ、また、キャニスタの移動の他の部分をカウンタに対する小さな入力にすることができる。特に、発射点付近の移動をカウンタに対する比較的に小さな入力にすることができ、また、ストロークの開始をはるかに大きな移動にすることができる。この場合、問題の公差をより面倒がないようにすることができるが、これは、この公差が移動のうちより小さな部分を占めるようにできるためである。
換言すると、非線形の歯車部材は、キャニスタの移動のうち信頼性のある部分を“ひきのばす”とともに、問題の公差を“圧縮”させて、カウンタがキャニスタ内に残された用量の実際の数を安全に表示することができるようにする。
この特徴は、上述したように、ヨークの移動がキャニスタの移動よりも大きいとき、レバーアームの作用によって一層向上することができる。
キャニスタ内の残りの内容物や利用された内容物を表示するために、表示装置に一つ又は複数の回転盤を装着していてもよい。通常、この表示装置は、ハウジングの透過性の区間の後に設けられた読み取り用のダイアル(表示用回転盤)によって、直接、ユーザーが内容物について容易に決定できるように装着されている。
この表示装置は、共通又は分離状の軸に一つ又は複数の回転盤を備えていてもよい。また、一つ又は複数の回転盤上には、入力用の機構との係合用の手段を備えて、一回分の用量を投薬させるユーザーからの入力を伝えさせて、一つ又は複数の表示用回転盤を正確に移動させるように入力を与えて、一つ以上の用量の投薬がされることを表示できるようにする。
本発明に係る好適な実施形態の一つでは、共通の軸上に二つの表示用回転盤を備える。これら二つの表示用回転盤の前方には正面カバーを備える。この正面カバーには窓の領域が設けられ、この領域を介して、二つの回転盤上に備えられたマーキングが視認できるようにしている。一例を挙げると、この正面には1〜12の数字が表示されており、各数字の次には回転盤の周方向に沿った周囲に窓が設けられており、この窓を介して第二回転盤の小さな区間が視認できるようにしている。第二の後方の回転盤には、この周囲に0〜9の数字が二回表示されている。そして、共通の軸の周りに二つの回転盤が配置されるように、正面カバーと二つの回転盤が設けられる場合、正面カバー上の窓を介して、前方の回転盤上の窓に含まれる0〜12までの数字のうちのいずれかを見ることができ、また、前方の回転盤上の窓を介して、後方の回転盤上にある0〜9までの数字のうちのいずれかを見ることができる。各用量が投薬されるにつれて、後方の回転盤は次の番号まで移動する。そして、二つの表示用回転盤間に介在されたギア状の回転盤のような手段によって、前方の回転盤は移動するように操作されて、後方の回転盤が9から0まで、又は0から9まで移動するとき、前方の回転盤は一つのノッチを移動させるように操作される。
正面カバーの窓を介して、前方の回転盤上の一つ又は二つの数字を見ることができるとともに、前方の回転盤の窓を介して、後方の回転盤上の数字を見ることができる。この場合、残された用量の数か、投薬された用量の数を表示させるように、投薬される用量の数の正確なカウントを提供することができる。
上記後方の回転盤は、周囲に沿って0〜9の数字を二度示すように備えている。しかしながら、後方の回転盤に0〜9までの数字を備える際、10個の数字だけを備えるようにしてもよく、又は0〜9までの数字を三度示すように備えて、30の数又はこれ以上の数を備えるようにしてもよい。この選択は、投薬用の装置を作用させるために、どのように入力を伝達させるかに基いている。
これら二つの回転盤は、異なる直径を有していてもよく、例えば、前方の回転盤は後方の回転盤よりも小さな直径を有していてもよく、この結果、前方の回転盤に窓を設けなくとも、後方の回転盤上の数字が見えるようにしてもよい。
ヨーク−用量のカウント手段の長所
本発明に係る他の実施形態では、投薬用のディスペンサーは、キャニスタ内の利用可能な内容物について表示するための表示手段を含んでおり、この手段は、二つの表示用回転盤を夫々垂直軸上に回転可能なように備えており、また、少なくとも一つの表示用回転盤と係合するための手段を有する第二レバーアームを備えており、また、線形及び/又は非線形の区間を有するピボット状に作用する部材を備えており、このため、カウント時に、線形及び/又は非線形の区間上で第二レバーアームが接触して、スライドできるようにしている。
本発明に係るさらに好適な実施形態では、線形及び/又は非線形の区間は、第一の曲線又は円弧状の区間を有して、第二の曲線又は線形状の区間と接続させ、またこの第二の区間を第三の曲線又は円弧状の区間と接続させる。
この場合、カウント、つまり、投薬された用量の記録と表示は、表示用回転盤と係合する第二レバーアームによる3つの異なる移動を含むことになる。第一の移動は、第一の曲線状/円弧状の区間に沿って、突出部がスライド移動することで行われる。この移動によって、表示用回転盤と係合するレバーアーム上の突出部は、表示用回転盤上に設けられた係合手段と係合する。この結果、システム内の任意のゆるみ(スラック)や公差が取り除かれ、ディスペンサー用の機構がカウントできるように準備される。このカウントは、レバーアーム上の第二の、好適には線形の、表面に沿って突出部がスライド移動することで行われる。レバーアームが係合されて、表示用回転盤とレバーアームとの間でシステム内の任意のゆるみが取り除かれると、レバーアームは押し下げられて、この結果、表示用回転盤は、第二表面に沿ったスライド移動によって、ターン/回転する。第二表面が、第三の湾曲された、円弧状の表面にうつると、レバーアームはこれ以上移動しなくなり、このためキャニスタが十分に作用されるようにする。この場合、機構を作用させるために、レバーアームを押し下げることで、明確な入力が形成されて、表示用回転盤内に一回分の用量が記録される。
本発明に係るさらなる実施形態では、ピボット移動可能なように取付けられるレバーアームは係合点を備えて、伝達用のヨークと係合できるようにするが、このヨークは突出部材を備えて、突出部材の移動を用量のカウント機構まで伝達させる手段を有する第二レバーアームと係合できるようにし、この際、この係合点はヨークの上面上でヨークと係合する。
レバーの移動をヨークに伝えることで、作用部のかなり長い移動を得ることができるため、発射点に関する精度をより向上させることができる。
本発明に係るさらなる実施形態では、レバーアームの移動をヨークに伝える際、ヨークの上面は線形であって、係合点はピボット状に取付けられたレバーの移動をヨークに対して線形な移動で伝える。
この実施形態では、係合点がヨークの線形の頂面に沿ってスライド移動するので、ユーザーは滑らかで、一定のレバーの移動を感じることになる。
係合点/ヨークに係る他の実施形態では、ヨークの上面は二つ又はこれ以上の数の別個の線形区間に分けられ、この際、第二区間に沿ったレバーアームの係合点の移動は、ヨークの下方移動のうち実質的な一部を形成する。
この特定の実施形態では、レバーアームの移動を一定にすることは可能だが、ヨークは、ヨークの頂部に設けられた線形区間に基いて、異なるテンポで下方に移動する。特に望ましい実施形態では、この第一区間は、係合点が第一区間に沿って移動する際、ヨークを非常にわずかにだけ押し下げるように構成される。このヨークの移動は、装置内のたるみや公差を取り除く初期の移動と対比されてもよい。
第二区間は、係合点の移動に関して非常に急でもよく、この場合、レバーの移動と比較してかなり大きくヨークを押し下げることが行われるが、最後に第三区間では、係合点に関するヨークの移動は、レバーによる移動又は操作を終了させるためにこの移動が使われるように無視できるようにされてもよい。
本発明に係るさらに効果的な実施形態では、レバーアームによって作用される部分に、表示用回転盤と係合するための係合手段を備える。この表示用回転盤には溝を設けていてもよいが、この溝はリムから少し離れて、少なくとも一つの回転盤の円形の表面に配置されるものとする。この溝は、曲線状又は線形の区間と接続されるように、分離されたラジアル区間を備える。さらなる実施形態では、この溝は、例えば、相互連結され、かつ交互にラジアル及び周状の区間を有して、この溝内でレバーアームの一部が装着されて、スライド可能に配置されるようにし、さらに少なくとも一つの回転盤を回転させるように強制する手段を備えるようにする。この溝は、のこぎりの歯のトラックのように形成されてもよく、この際、ラジアル区間は、ラジアル区間のいずれの端部で交互に、線形又は曲線状の区間(周状の区間と対応して)と相互接続される。また、回転盤上のノッチや他の同様物(ラジアル区間)と係合するように第二レバーアーム上に備えた係合手段によって、回転盤の回転が防止させられるように、溝部のほかのパターンや構成を利用するようにしてもよい。
この溝は、第二レバーアームの移動を案内するトラックでもよい。そして、第二レバーアームがラジアル区間と出会うと、この回転盤はさらに回転することができなくなるようにする。第二レバーアームをラジアル方向に移動させる、つまり、キャニスタを押し下げて、一回分の用量を投薬させると、投薬用の回転盤は第二レバーアームとの係合から解放されて、回転できるようになる。この回転の長さは、周状の溝部の区間の長さによって決定されている。この長さは、一回分の投薬された用量を表示することと対応していなければならない。さらに回転盤を回転させるように強制する手段を備えることで、例えば、予め加圧されたスプリング又は同様の装置の形状で備えることで、溝部の側部が、溝部と係合する第二レバーアームの一部と常に接触するようにする。この第二レバーアームの次のラジアル移動によって、回転盤は再度解放されて、周状の区間の長さと対応して回転できるようになる。
この実施形態は特に、ディスペンサーの機構が、表示用回転盤の移動を支配する溝部の形態において、小さな、無視できる公差を吸収することだけを必要とする場合に効果的である。
本発明に係るさらに効果的な実施形態では、溝部の周状の区間は、回転盤の周囲に沿って、異なるように、かつ増大させるように長さを有する。この場合、表示用回転盤上で非線形に表示することが可能になる。このことは特に、装置が新しくかつ未使用であって、ユーザーが大量の用量が利用可能であることを承知している場合に効果的である。特に大量の用量が投薬されたとき、ユーザーにとって関心があるのは、どれだけの用量がキャニスタ内に残されているのかということにある。従って、少量の用量が残されたときに限って、キャニスタ内に残された用量の数を正確で、かつ明瞭に表示することに長所がある。このことは、キャニスタ内に大量の用量が残されているときに表示用回転盤上にかなり短い周状の区間を用意させ、かつ、キャニスタ内にわずかな用量が残されているときに限り比較的に長い区間を用意させることで行うことができる。このように、(後者の場合に)表示用回転盤の移動をより長くすることで、正確に表示を行うことができる。
本発明に係るさらに効果的な実施形態では、相互接続され、かつ交互に並ぶラジアル及び周状の区間を少なくとも一つの回転盤の表面上に螺旋状に設ける。この構成では、大量の用量を用いる際に、非線形に表示することが可能になり、表示用回転盤は投薬された用量の数を表示するために一回転以上回転する。
さらに、本発明は、上述したように装置から投薬された用量をカウントする方法を提供するが、この際、レバーアームを押し下げて、ハウジング内のレバーアームの固定点のまわりでレバーアームを回転させて、第一の曲線状又は円弧状の区間と、この区間と接続される第二の曲線状又は線形状の区間と、この区間と接続される第三の曲線状又は線形状の区間を含む突出部を、第二レバーアーム上でスライド移動させる。第二レバーアームは、相互に垂直な回転軸上に配置された二つの表示用回転盤のうちの少なくとも一方の手段と係合する端部を有しているため、第二レバーアームの下方移動が少なくとも一つの表示用回転盤を回転させるようにする。
本発明に係るさらに好適な実施形態では、キャニスタ内に含まれている特定の薬物を表示させるため、少なくとも装置の一部、例えば、ハウジング、キャップ及び/又はレバーアームを、予め定められたコードに従って、色付けしたり、又はマークを付ける。この実施形態は、特に、患者が様々な病気に同時にかかっており、様々な薬物を必要とする場合に有益である。また、患者が異なる時間に異なる濃度の薬物を必要とする場合、例えば、就眠前に高い濃度を必要とする場合も、状況に合わせて正しく装置を利用することを容易にできる。
ある病気に合わせて、又は所定の時間で治療を行うのに適するように、薬物に特定の色を振分けることで、ユーザーは、症状に合わせて適切な装置を選択し、利用することができる。
本発明に係る幾つかの実施形態では、装置内でキャニスタは完全に覆われるため、キャニスタの外部に情報が記されていても、ユーザーはこの読み取りを行うことはできない。この情報は装置上にも備えることができるが、さらに安全性の警告として、異なる色のコードが備えられる必要がある。この理由は、深刻な場合には、一つ以上の装置を用いるユーザーは、状況に合わせてどの装置を利用するかについて疑いを持つようなことはあってはならず、さらに、このような状況ではストレスが高まることに加えて、情報を読み取るのに眼鏡を必要とすることも有り得るため、さらなる安全性の面から装置自体に特徴的な色のコードを付けているためである。
リターン防止機能
通常、このようなタイプの装置は用量のカウンタを備えており、ユーザーが装置内にどれくらいの用量が残されているかを把握できるようにして、必要なときに新しい装置やキャニスタが取付けられるようにしている。従って、患者が用量を投薬するとき、一回分の用量だけが投薬されると同時に、一回分の用量だけがカウントされることが重要になる。
このようなタイプの装置をできる限り低コストで製造できるようにするための、製造時の固有の公差によって、さらに複数の相互に協働作用する部品から生じるあそびによって、時折、押し下げられていない状況から、又は幾分押し下げられた状況のいずれかから、底部を作用することが可能になることがある。このため、実際に用量が投薬されていないのにカウンタが作用したり、又は用量のカウンタを作用させることなく用量が投薬される場合があった。
このタイプの装置の場合、多くの他のタイプの装置と同様に、例えばイベントを開始させるように機能を行うため、ボタン/レバーを押し下げることで、この機能が一つ以上の結果をもたらすこと、例えば、上述のように、ボタンを操作することで、一回分の用量を投薬すると同時に、この用量のカウント/記録を行わせることは望ましいとされていない。ボタンを押し下げることで、これらイベントの双方を行うことが、信頼性のあるように記録され、かつ、意図せず又は意図して装置に変更を加えることがないように行うことは、最も重要とされている。
この結果、本発明は機械的なリターン防止用の装置を提供するが、この装置には、二つの協働作用し、かつ相互に変移可能な部品を含むようにする。
−第一部品は、長手方向軸と平行に、第一トラックと第二トラックを含むトラックのセットを少なくとも一つ備えて、このうち第二トラックは、一つ又は複数の保持部材とスライド状のガイド部を第二トラックの一つの端部上に配置されるように備え、
−第二の協働作用する部品は、第一部品上に備えられたトラックと係合できるように係合区間を含む脚部部材が備えられ、かつ、この脚部部材は第一部品に向って付勢され、係合区間は長手方向軸の方向に進むようにされ、
さらに、上記保持部材は、脚部部材の係合区間が第一方向に沿ってスライド状のガイド部に向って移動するようにするが、反対の第二方向に向う移動を防ぐようにして、脚部部材の係合区間をスライド状のガイド部上でスライドさせて、このため、係合区間、つまり脚部部材が第二トラックから第一トラックまで案内されるようにする。
従って、この装置では、係合手段が一方向に妨げられないように移動できるように第一トラックを提供する。装置内に組み込まれるとき、完全なボタンのストロークを有するようにして、係合区間が第一トラック上を妨げられることなく完全にスライドできるようにすることが望ましい。第一方向での移動中、脚部部材の係合区間は、係合区間に及ぼされる付勢力によって、一つ又は複数の保持部材を含む第二トラックの側部と接触する。一度係合区間が、ボタン/レバーのストロークに対応して、意図された移動するストロークの底部に達すると、付勢力が係合区間を第二トラック上に押し付けて、係合区間が第二方向に沿ってこの開始点に向うように移動させて、この結果、一つ又は複数の保持部材を通り過ぎるようにする。
尚、係合手段を第二トラックに沿って移動させる際に、ユーザーが方向を変えるようにすると、つまり再度ボタン/レバーを押し下げるように試みると、係合区間が保持部材と係合するため、二つの協働作用する部品の相互移動が不可能になる。
ユーザーが、第一トラックに沿って移動する係合区間に対応するボタンの押し下げの際に、方向を変えるようにすると、つまり第一方向から第二方向に変えるようにすると、係合区間は反対方向に移動し始めて、付勢力が係合区間を第二トラック上に強制させるため、一つ又は複数の保持部材が備えられる第二トラック内の係合区間の位置によって、さらなる前方移動が防がれるため第一方向に沿ったさらなる移動が不可能になる。
再度ボタン又はレバーを押す/作用させることに対応するように、第一方向に沿って係合区間を再度移動させるためには、係合区間は戻されていなければならず、かつ、係合区間はスライド状の案内部と接触するようにされていなければならず、これによって、ボタン/レバーによるイベントの操作を完了させる際に、さらに前方移動中の係合区間は、再度保持部材と接触する第一トラックに沿ってスライドする。
このように、ボタン/レバーを作用させることによって生じるイベントは、一度一つ又は複数の保持部材が第一方向に沿って通過されるときに限り行われるように、一つ又は複数の保持部材を構成することで、ボタン/レバーを押し下げるときに信頼性のある操作が行われることを保証することができる。ボタン/レバーの押し下げがこの移動中に係合が外れる場合、係合区間は上述したように第二トラック内に強制されて、第一方向に沿ったさらなる移動によって保持部材を係合させてその方向に沿った移動が不可能になるようにする。
従って、保持部材を正しく配置することにより、装置内でのあそびと公差を打ち消すことができるので、イベントを作用させたり開始させるためのボタン/レバーの移動は、装置によって信頼性のあるように行うことができる。このため、装置内での公差とあそびは、第一トラック内の係合区間の初期の移動によって吸収され、また一度係合区間が作用領域内に侵入すると、装置の構成によって、開始点まで完全に戻ることなく、戻されて、反作用することが不可能になる。このことは、次に、ボタン/レバーの比較的に短い移動によって、作用が提供されなければならないことを意味する。
本発明に係るさらに効果的な実施形態では、各保持部材は、係合区間がスライドできるように所定の長さを有する傾斜したスライド面と、このスライド面に関してシャープな角度で設けられる表面形状のステップを有し、このステップによって一つの傾斜したスライド面の頂部と次のスライド面の底部を接続させるようにして、のこぎりの歯状の構成を生じさせて、このため、このステップによって、脚部の係合区間の一方向での移動が保持されるようにする。
この構成は製造上、比較的シンプルであり、さらに、この構造では、ユーザーがボタンが戻されている移動中にあることを示す、のこぎりの歯の構造を感知することができる。この装置を構成するとき、スライド面の長さを構成することは比較的にシンプルなので、ボタン/レバーの所望の移動を正確に行えるように構成することができる。
この明細書の記載における、"スライド面に対してシャープな角度で配置される表面形状のステップ"という記載は、傾斜状のスライド面を上るように進む脚部部材の係合区間は、このステップによって落下して、保持されて、このため一方向での移動を防いで、この結果、係合区間は、もしも設けられていたら、隣接するスライド面を上るように進むことだけが許されるような、角度付けられた表面を意味することを理解されたい。
本発明に係るさらに効果的な実施形態では、各保持部材の第一トラックと面する側面の少なくとも一部は、装置の長手方向軸に関して浅い角度で配置され、このため、係合区間の第一進行方向の端部で傾斜状のスライド面が最も狭くなる。
この実施形態では、第二トラックの側面が備えられて、これに対して係合手段が第一方向に沿った移動によって接触するが、保持部材の側部を浅い角度で配置することで、非均一性又は同様のことによって、係合手段がふさがれないようにし、この側部と接触する係合部材はトラック内でのこの移動中、外側に向かって常に押されるようにする。
本発明に係るさらに効果的な実施形態では、傾斜状のスライド面は隣接する傾斜状のスライド面とオーバーラップして、かつ傾斜状のスライド面は長手方向軸に対して垂直にテーパー付けられて、この頂部がスライド面の底部と比べて狭くなるようにして、このため、底部のステップはこれらの接続点での隣接するスライド面よりも狭くなるようにする。
この構成では、傾斜状のスライド面のウェッジ形状部は、最も近い隣接する保持手段に対して露出される。そして、係合区間が保持手段と接触するように移動する、反対方向での移動中、テーピング側部区間によって露出されるウェッジ形状区間は、係合区間が保持手段に向って移動することを助ける。
本発明に係るさらに効果的な実施形態では、脚部部材は係合区間と反対側の端部にピボット状に取付けられ、トラックのセットを少なくとも一つ含む第一部品は離れて配置されるように対応する円(又は円弧)形状の構成を有し、このため、係合区間がトラックと係合できるようにする。
尚、自明ではあるが、第一と第二の部品の間の相対移動が線形であるように、上述した装置は機能する。しかしながら、本発明の範囲内で、脚部部材をピボット状に取付けて、係合区間が部分的に円形状の移動に対応するように移動させることは可能である。尚、脚部の係合区間から離れて保持手段を備えるためには、保持手段もまた円形状の部材上に配置させてもよく、この際、円の半径は、脚部部材のピボット移動可能な固定点と係合区間の外側の先端部の間の距離に相当する。この構成では、レバー又はボタンの作用を脚部に対する作用に伝えるとき、脚部の係合区間は第一部品上に配置された二つのトラックと接触する当接を保つようにする。この場合、上述したものと同じ効果を得ることができる。
本発明に係るさらなる実施形態では、長手方向軸に対して垂直なスライド状のガイド部の幅は、この最も幅の広い区間が少なくとも保持部材のステップと同じように広くなるようにする。
このタイプの装置内に機械的なリターン防止用の装置を組み込み、保持部材のサイズと配置を使用に合わせて構成することで、一度ユーザーがボタン又はレバーを作用させて、作用点を超えるように移動させると、一回分の用量が投薬されて、かつ、この用量のカウント装置を選択的に機能させるが、この際、ユーザーが方向を変えることができないようにする。尚、新しいストロークが開始される前に、ボタン/レバーを元の開始点まで戻すために、方向を変えることを必要とする。
本発明に係る装置のさらに効果的な実施形態では、相互に変移可能な部品は装置の一体型の部品として形成されて、このため、第一又は第二の部品をボタンの構成の一部と一体にし、かつ、他方の部品を装置の非可動型の部分と一体にする。
このように製造する場合、本発明に係る装置の効果を非常に低コストで提供することができ、この際、この装置の部品を、機械的な防止用の装置を形成するために必要な二つの部品とともに、最初からモジュール化できる。さらに、装置を射出成形する場合には、射出成形用のツールだけを修正するだけで、装置に対して上記のようなさらなる効果を付与するように製造することを非常にシンプルにすることができ、このため、低コストなプロセスにすることができる。
本発明に係るさらに効果的な実施形態では、特に、成形、組付け及び製造時に装置に生じるあそびと公差を埋め合わせるように機械的なリターン防止用の装置を構成するが、このことは、少なくとも二つの近接する保持手段の間で、又は保持手段とスライド状のガイド部との間で、一つのイベントの作用に対応して、係合区間の移動を形成し、構成することで行うが、このイベントは、一回分の薬物の用量の投与及び/又は用量のカウント装置に対する入力でもよい。
係合区間が第一トラック内の最後の保持手段を通過した後に限り、イベントが行われるように装置を構成することで、ボタン/レバーの押し下げが完了されないと、用量の投薬とこの用量のカウントが行われないことを保証し、又は、一回の移動でボタン/レバーが一つ又は複数の作用点を全て通過するように押し下げられたら、正確な投薬とこの薬物の用量のカウントが行われることを保証できるようにする。
幾つかの実施形態では、キャニスタ、用量の表示用の作用手段と用量の表示手段を一体型のユニットとして製造して、この部品の一つを壊さない限り組付けの解除が行えないようにすることが望ましい場合がある。このユニットは、効果的には、ハウジングの表面区間の一部を含む。この構成では、ハウジングの区間の色のコードに相当する薬物は、移されたり、変えられたり、又は他の任意の方法で手が加えられないようにして、ユーザーがキャニスタ内の薬物が色のコードに相当することを保証できるようにし、さらに、用量の表示装置内に表示された用量の量又は数が、キャニスタ内の用量の量又は数に相当することを保証できるようにする。
上述した本発明に係る実施形態では、上記吸入器は、特にヨークとリターン防止装置の本発明の特徴を含むように構成される。しかしながら、本明細書の記載では、レバーアームとヨーク又はヨークと用量のカウント装置用の入力手段との間のインターフェイスの線形又は非線形の構成を介した、レバーアームから用量のカウント装置まで入力を伝えることの基本は、キャニスタの移動に対してレバーアームの移動を増大させることにより、あそびと公差を埋め合わせさせ、決定された始動点を形成/構成できることを理解されたい。同様に、同じことがリターン防止用の装置にも当てはまる。一回の操作で移動を完了させることを保証する構成/基本は、このような特徴を必要とする、他のタイプの装置にも異なるように利用することは可能である。
以下、添付した図を参照して本発明に係る好適な実施形態について説明する。しなしながら、本発明は、以下に説明する特定の実施形態に限定されず、本発明の範囲は、添付した特許請求の範囲によってのみ限定されることを理解されたい。
本明細書に添付された図の全てにおいて、同様の部品には同様の参照番号が付けられている。
以下、薬物と推進剤を含むキャニスタに関して、本発明に係る好適な実施形態について説明する。このキャニスタは、底部、円筒形状の側部及び頂部を有する。そして、この頂部に含まれるリムにて、円筒形状の側部を頂部と組付けたり、一体にしている。この頂部にはノズルが設けられて、薬物の投薬を行えるようにしている。
キャニスタ内には、ノズルと直接接続されるように弁が設けられており、この場所で、投薬される各一回分の用量が実際に計測されている。
図4に概略的に示されているように、キャニスタ6は底部60と円筒形状の側部61を含む。また、頂部62が側部61と接続される場所には、リム63が形成されている。ノズルは、符合7を用いて示されている。
図1は、本発明の第一の実施形態に係る装置がどのように機械的に構成されているか示す基本的なスケッチである。この装置1はハウジング2と、ヒンジ状の構成物4を用いてハウジングにピボット状に取付けられるキャップ3を含んでいる。また、キャップ3によって覆われるようにマウスピース5があり、ここを通って、ノズル手段7を有するキャニスタ6内に含まれる薬物が投薬できるようにされている。
尚、図面では、キャニスタ6は上側を下方に向けて配置されており、このため、キャニスタのノズル手段7は下方に向って位置決められていることを理解されたい。
また、薬物を投薬できるように、キャニスタ6をシート59に対して押し込むのに必要な力を減少させるため、レバーアーム8が備えられている。
この実施形態におけるレバーの作用は、ハウジング内に配置された3つのトラック9、10、11によって案内されている。これらトラック9、10、11内でレバー8を案内するため、レバーに対して垂直にピン12が設けられており、トラック9、10、11内で案内できるようにしている。図1に示すような閉鎖位置では、キャップ3はマウスピース5を完全に塞いでいる。この位置では、レバーアームのいずれの部分もハウジング2の外側に突出しない。尚、図1では、説明を容易にするため、レバーアーム8はハウジングの外側に突出するように示されているが、実際の装置ではトラック9はハウジング内に含まれて、キャップ3によって部分的に覆われる。同様に、自由端部、つまりトラックに対してピンを用いて接続されていないレバーアームの端部は、装置と全く同じ高さにある。図1から理解できるように、二つのトラック9と10は実質的に水平にある。三番目のトラック11は直線状の区間13と曲線状の区間14を有している。また、トラック10はレバーアームと接続されるヨーク機構15上に備えられている。このヨーク機構15は、キャニスタ6の底部と係合するための手段16を含んでいる。
キャップ3内にはカム17が備えられているが、キャップとハウジングの間のヒンジ状の接続部4と接続されている。キャップが閉鎖されるとき、カム17とヨーク15の底部は接触する関係になり、このため、キャニスタの底部との係合用の手段16がキャニスタの底部に対して何ら圧力を及ぼすことができないようにして、不注意でキャップ内に投薬が行われないようにしている。
図2に示すようにキャップを開放させると、マウスピースへのアクセスが得られる。同時に、ヨーク15はカム17との接触関係から開放され、スプリング部材18によって及ぼされる非常にわずかな圧力に基いて、キャニスタ6の底部との係合用の手段16は、この手段16がキャニスタ6と非常にわずかに接触する位置まで移動する。
同時に、スプリング18からの圧力に基いたヨーク15の下方移動のため、レバーアーム8が下方に移動して、レバーアーム8の一部がハウジング2から突出する。この移動は3つのトラック9、10、11により案内されるが、この際、ピン12はレバーアームによって生じる移動に応じてスライドできる。
図3では、キャップは完全な開放位置にあり、このため手段19はハウジング2と係合され、ハウジング2に対するキャップ3によるさらなる移動は防がれる。この場合、レバーアーム8を容易に押し込むことができるので、マウスピースを通って一回分の用量20が排出されて、ユーザーの呼吸システム内に送られることが可能になる。一回分の用量が投薬された後にレバーアームが開放されると、キャニスタのノズル区間内に組み込まれた弾力によって、キャニスタは図2に示した位置まで上方に向うように強制される。この実施形態を作用させるためには、図2に示した閉鎖位置までリセットさせるためにキャニスタ内に組み込まれる手段よりも、スプリング部材18の方が弱いことが非常に重要になる。スプリング部材18はヨークを押し込むためだけに機能しており、このため係合手段16はキャニスタと接触して、レバーアームは、ハウジングと同じ高さにある収容位置から図2に示すようにレバーアームの一部がハウジングから突出する露出位置まで移動する。図2に示した位置から薬物が投薬される図3に示した位置までのレバーアームの移動は、装置を握るようにユーザーによって手動で行われるが、例えば、親指をキャップ上の接触面21上に載せ、人差し指をレバーアーム8の突出区間上に載せて、レバーアームに下方に力を及ぼすようにして行われる。
図4−6は、本発明の実施形態内にキャニスタを装着することについて例示している。図4では、装置1はキャニスタの受入れ位置にある。この位置では、ピボット状の接続部22の周りでレバーアームをピボット移動させることで、キャニスタの底部とレバーアーム8との係合用の統合された手段16は開放されている。このため、装置1の内部へのアクセスが形成されている。また、キャップ3は閉鎖され、このためマウスピース5は覆われている。
図5では、キャニスタ6は、キャップ3上のカム17と接触するまで、ハウジング2内に挿入されている。このため、キャニスタをさらにハウジング内に挿入させることは不可能になっている。この後、矢印23に示すようにレバーアーム8をピボット移動させる。レバーアームはこの自由端部、つまり、ピボット状の接続部22に対して固定されていない端部には、フック区間24が備えられている。ハウジング2上にはこれと対応してグリップ区間25が備えられており、このため、図6に示す閉鎖位置までレバーアームをピボット移動させると、フック区間24がグリップ区間25と接触するため、押し込まれるレバーアーム8は下方に移動できるが、この上方移動はフック及びグリップ区間24、25によって防がれる。また、スプリング部材18をレバーアーム8と接触させるように備えてもよく、このため、フック区間24は、押し込まれないとき、グリップ区間25との接触を保てるようにしてもよい。
キャニスタ6から一回分の用量を投薬するためには、図3に示すようにキャップ3を開放位置までピボット移動させることが必要であり、カム17をキャニスタ6の頂部と接触する関係から外す必要がある。そして、レバーアーム8を押し込むことで、キャニスタ6のノズルから一回分の用量を投薬することが可能になる。
上述した二つの実施形態では、図1−3に示したようなハウジング2の閉鎖性や図4、5及び6に示したようなフック及びグリップ区間に基いて、ユーザーによるキャニスタに対するアクセスは防がれている。フック区間24とグリップ区間25によって形成されるスナップ結合は、ハウジングの内部に対する予期しないアクセスを効果的に防ぐことができるため、ユーザーによるキャニスタへのアクセスを防ぐことができる。他方、スナップ接続によって、装置内へのキャニスタの取付けとは異なる場所で装置を製造することが可能になり、第一の場所で装置を製造し、第二の場所でキャニスタを製造し、第三の場所で装置とキャニスタの全体的な組付けを行うことが可能になる。さらに、スナップ接続によって、ユーザーが装置からキャニスタを取外すことを防ぐことができる。これによって、ハウジング内に含まれる薬物の種類を表示するための色のコード(符合)や他の手段が、実際にハウジング内に含まれるキャニスタと相当しなくなることを防ぐことができる。
図7では、二つの表示用回転盤(インジケーターホイール)30、31が相互に垂直な回転軸32、33上に設けられることが示されている。第一の表示用回転盤30は係合手段34を備えており、例えば、一つのステップで同時に第二のレバーアームによって表示用回転盤30を回転できるように、表示用の係合手段が設けられている。表示用回転盤30には、キャニスタ内に残された用量の数を示せるように、数字や他の手段を備えていてもよい。この表示手段は、回転盤のリム35上に配置されていてもよい。そして、表示用回転盤30が軸32の周りで回転するにつれて、手段36が回転毎に第二の表示用回転盤31を一つのステップで押していく。このことは、係合手段37によって行われる。
表示用回転盤31は、この回転盤31の正面38上に用量を表示するための数や色を備えている。そして、回転盤30が回転すると、例えば0〜9までの数字がリム35上に表示されるようにする。また、係合手段36が第二の表示用回転盤31上に備えられた係合手段37と係合して、表示用回転盤31上の一つのノッチを移動させるようにする。第二の表示用回転盤31上に、1からキャニスタ内の用量の数までを10で割ったものを備えて、投薬された用量の数や、又はキャニスタ内に残された用量の数を正確に表示することを可能にする。このことは、係合手段36が係合手段37の一つのノッチを押し込み、このため表示用回転盤31の表面38上に備えられた表示手段から係数(ファクター)10を加えたり、除くことができることに基いている。
次に図8を参照すると、一回分の用量の投薬を記録したり、表示するための他の手段が示されている。この場合、キャニスタ6はレバーアーム39と接触するように概略的に示されている。レバーアームの有する端部40は、表示用回転盤43の表面42上に設けられた溝部と係合している。
キャニスタ6を押し込むことで、手段による下方移動の伝達は、ここではボックス44として概略的に示されており、このボックス44はこの移動を第二のレバーアーム40の端部の移動に伝達させて、レバーアームの端部が徐々に表示用回転盤43の中心45に向うようにしている。矢印Aの示す方向に表示用回転盤43を回転させるために設けられた手段46によって、溝部41のラジアル方向の区間48がレバーアーム40の端部と係合して、さらなる回転移動が防がれるまで、溝部41の周囲の区間47はレバーアーム40の端部を超えて進む。表示用回転盤43上に適当な表示手段を備えることにより、表示用回転盤43の回転が投薬された一回分の用量を表示するのに相当することができる。
尚、周囲の区間の長さを変化させることによって、投薬された用量の数を非線形に表示することは可能である。
図10と11には、溝部の他の実施形態が示されている。この溝部の主な目的は、ラジアル区間又はノッチを溝部の区間と相互連結されるように備えて、第二レバーアームの端部がラジアル区間によって停止されるようにして、また回転盤が相互連結する溝部の区間を通るように回転させることにある。
図9を参照すると、投薬される用量の表示手段を作用させる他の実施形態が示されている。同図には、表示用回転盤と係合する第二のレバーアームを作用させるための機構が示されている。レバーアーム8は、図1−6を参照して説明したものと同じレバーアームであり、3つの分離した区間を有する突出部を備えている。第一の区間50は曲線状又は円弧状の形状を有し、第二の区間51に接続され、この区間51は好ましくは曲線状又は直線状の形状を有し、第三の区間52に接続され、この区間52は曲線状又は円弧状の形状を有している。これら区間は第二のレバーアーム54上に備えられた突出部53と係合して、第二のレバーアームを押し込むことが3つの区別される移動として生じるようにしている。まず、第一区間50を係合させることで、レバーアーム55の端部と表示用回転盤34上に備えられた手段の間にあるたるみが吸収される。次に、突出部53が第二の表面51上をスライドするにつれて、実際の押し下げと、この結果、表示用回転盤30の移動が行われる。レバーアーム8がさらに押し下げられると、突出部53は表面52上をスライドして、係合部34用の手段上でレバーアーム55の端部によって生じる圧力は弱められて、表示用回転盤30の回転移動が沈下する。この後、一回分の用量が完全に投薬されて、ユーザーはレバーアーム8を開放させて、スプリング部材18によってレバーアームを元の位置に押し戻すようにして、同時に、手段34と係合するレバーアーム55の端部を開放させて、図9に示す位置までレバーアーム54が戻されるようにする。
図8に参照番号44で示されたボックスは、図9に概略的に示したのと同様に構成することができる。
図12−16には、表示手段の他の実施形態が示されている。図12には正面カバー70が示されているが、このカバーには窓の領域71が含まれている。図13には、前方の回転盤72が示されているが、この上には0−12の数字が回転盤の周囲に沿った周囲の区間上に設けられている。各数字の隣には、窓73が設けられている。
しかしながら、この特定の実施形態では、回転盤の替わりに数字を備えたローラーを用いることは可能であることを理解されたい。
図14では、後方の回転盤74が示されている。この回転盤には、周囲に沿って、0−9の数字が二回備えられている。これら2つの回転盤と正面カバーを重ねることで、正面カバー内の窓71を通して数字を見ることが可能になり、このため、窓73を通して前方の回転盤72上の数字とともに後方の回転盤74上の数字を見ることが可能になり、従って、実際の数字、つまり、前方の回転盤72上の数字と後方の回転盤74上の数字の組合せを、窓71を通して見ることが可能になる。
図15には、上記窓71が示されているが、この際、前方の回転盤72上の数字は前方の回転盤に備えられた窓73に沿って見ることができ、このため、後方の回転盤74上の数字76は正面カバーに備えられた窓71を通して見ることができ、正面ディスク内の窓73が認識可能になる。例示した実施形態では、キャニスタ内には、“120”用量が残されていることが示されている。
通常、円盤は、選択に基いて、上方又は下方にカウントするように配置されることができる。同様に、数字には任意の適当な色又は様々な色を備えることができる。
図16には、前方の回転盤72が後方の回転盤74よりも小さな径を有する特別な実施形態が示されている。
装置の組付け方法は、次のステップから構成することができる。
−キャップ手段をこの閉鎖位置まで移動させて、ハウジングの内部まで開口部を介してアクセスが行えるようにハウジングの頂部にアクセス用のふたが備えられている場合には、このふたを上記開口部から取外し、
−ピボット状の係合手段をハウジングから離れるようにピボット移動させて、ハウジング内に配置されたキャニスタの受取り手段に対するアクセスを可能にし、この際、このキャニスタの受取り手段には、キャニスタの頂部の端部を受け取れるシート手段と、ハウジング内にキャニスタを案内するための手段が備えられており、
−ハウジング内にキャニスタをこの頂部を下方に向けて、つまり、この排出用のノズル最初に装着させて、キャニスタの頂部のノズルをシートと係合させ、
−スプリングシート又は係合区間上にスプリング部材を選択的に配置して、このスプリング部材の自由端部を上方に突出させ、
−係合手段と選択的なレバーアームをキャニスタの底部と接触するようにピボット移動させて、選択的にスプリング部材を圧縮させて、この結果、スナップ接続と係合するか、又は、ふたが備えられている場合には、選択的にスプリング部材を圧縮させるふたをハウジング上でもとの場所に置く。
図17を参照すると、吸入装置1の断面図が示されている。レバー77は一体型の係合点78とともに形成されて、この係合点は上記伝達用ヨークの頂面上の伝達用ヨーク79と係合する。この伝達用ヨークは第二のレバー80と接続され、このレバーは投薬のカウント装置(図示せず)用の入力を生じさせる。特定の手段で伝達用ヨーク79の頂面81を構成することで、レバー77からの入力の移動を第二レバー80を介して任意の所望の入力に変えることができるようにする。
図17に示した実施形態では、伝達用ヨーク79の全頂面81は、一定のピッチを有するように線形である。このため、レバー77をピボット点82に関してピボット移動させると、矢印83に示すようにレバーが移動して、破線84に示すようにストロークの最も低い点に相当する位置に向う。
次に対応する装置が示されている図18を参照すると、伝達用ヨーク79の頂面81が3つの異なる線形の区間85、86、87に分けられていることが示されている。この場合、ピボット点82に関するレバー77の回転によって、係合点78が第一区間87に沿って移動するにつれて、伝達用ヨーク79は非常にわずかな下方移動を行うだけである。
次に、係合点79がより急な第二区間86と係合すると、係合点78が区間86に沿って移動するにつれて、伝達用ヨークの下方移動の実質的部分が行われる。さらに係合点78が第三表面85と係合すると、この第三表面85に対する係合点のほとんど水平方向の移動によって、伝達用ヨークはまた非常にわずかな移動を行うだけになる。
この特定の実施形態では、第一区間87は装置内に組み込まれたゆるみや公差を吸収するように用いることができるため、一回分の用量を投薬させるため、つまり、始動点を超えて装置を作動させるとき、第一区間87に沿った係合点の移動によってゆるみや公差が既に吸収されているため、第二レバーアーム80によって所定の移動が行われる。
さらに、装置には、図19に示すような、機械的にリターン(戻り)を防止する構成を備えることができる。
典型的な吸入装置は、マウスピース88と、上述した参照ではレバーアーム8、77に相当する作動用のボタン89と、マウスピース88を介して投薬されるように薬物を備えているキャニスタ90を含んでいる。本発明に関するこの実施形態と他の実施形態は、既に説明されている。ボタン89を押し込むと、キャニスタ90は下方移動するように強制され、弁装置91を介してマウスピースを通るように一回分の用量を投薬させる。図19−23に示す実施形態では、機械的にリターンを防止する装置が備えられており、ボタン89(又はレバーアーム)と一体になるように脚部92を設けている。このリターン防止装置は二つの部分から構成されている。即ち、第一部分95と第二部分92が相互作用して、リターン防止装置を構成している。ボタン89はピボット点93に関してピボット移動するように構成されている。第二部分の係合区間94を移動させると、吸入装置と一体に構成されている第一部分と接触するようにしている。
図20を参照すると、機械的なリターン防止装置の中央部を形成する、二つの協働作用部が示されている。これらは、第一部分95と第二部分92である。これら二つの部分95、92は、相互に変移可能なように構成されており、第一部分95が第二部分92に関してスライド移動できるようにしている。
尚、装置を適当に操作するためには、どちらの部分を他方の部分に関して移動させることは問題ではない。
第一部分95には複数の保持手段97が備えられており、図示した実施形態では、各保持手段は傾斜したスライド面98を含んでおり、これは図21に示すように、ステップ99と接続されている。このステップは、一方の傾斜面98の頂部を隣接する保持手段上に配置されている隣接する傾斜面の底部と接続させている。さらに、この保持手段にはテーパー面100が備えられている。
保持手段97の一番先頭にはスライド用のガイド部101が備えられている。このスライド用のガイド部101は第一方向でテーパー付けられており、スライド用のガイド部101の後方端部102が、傾斜面98の幅として、矢印96に示されている第一方向に対して垂直な方向に同じ幅を有しており、テーパー部はこの幅をほぼ0にしている。このテーパー付けられたスライド用のガイド部は、図21により明瞭に示されている。
第二部分は脚部92を有しているが、これは第一部分95に向って付勢されており、このため、係合区間94が保持手段97と係合できるようにしている。
二つの部分95、92は相互に関係して配置されることで、例えば、図20に示す位置からでは、係合区間は第一部分に関して左方向にのみ移動することができ、保持手段97は係合区間の任意の移動、従って、第二部分92を右側に向わせることを防いでいる。係合区間がスライド用のガイド部101の端部に達すると、平面102によって示されるように係合区間は第一トラック上を案内される。図示した実施形態では、第二トラックは保持部材97の列から構成されている。
係合手段94がトラックつまり、保持手段97の列と表面103に向って係合されると、第一部分95が脚部部材92に関して左側に移動するとき、係合手段は表面103上をスライドする。脚部部材92を付勢させることによって、係合区間94は保持手段の側面104と接触する。二つの区間の相対的な移動が停止して、向きが変えられると、係合区間94は保持手段上の傾斜面の露出部上をスライド状にのぼり、係合区間は図20に示すものと等しい位置までスライドして、右側に向うさらなる移動が不可能になる。
しかしながら、二つの部材95、92の相対的な移動は開始点から作用点を超える位置まで続き、全移動は保持手段97によって妨げられることなく完了することができる。戻るときには、係合手段は、スライド用のガイド部101に達するまで、保持手段97の列を超えてスライドして、この結果、第一トラックに対するアクセスは係合手段用に再度自由になる。
図22に示す実施形態では、保持手段97は円弧状の部材104(円の一部)上に設けられている。例えば、図19に例示した点に関してピボット移動するように脚部92を配置させると、脚部の係合区間94は、この移動の間、円の一部を描く。ピボット点と円弧状の部材104の間の距離が一定に保たれるように、保持手段97を円弧状の部材104上に配置すると、機械的な防止装置は、図20に参照して説明したものと全く類似したように機能する。
図23には、本発明に関する特定の実施形態が示されている。この実施形態では、機械的な防止装置には一つの保持手段97と一つのスライド用の傾斜部101が備えられている。この実施形態は上述した実施形態と全く同様に機能し、この構成が一つのイベントが完全に機能することを保証することを求められる場合に特に利用されている。この実施形態は、本発明に係る全ての実施形態と同様に中央の分離部105の双方の側にトラックのセットを二つ備えているが、一つの保持手段と一つのスライド用のガイド部と第一トラック103だけを有するように構成することは可能である。
閉鎖状態にある、本発明に係る装置の第一の実施形態について概略的に示す図である。 解放状態にある、本発明に係る装置の第一の実施形態について概略的に示す図である。 作用状態にある、本発明に係る装置の第一の実施形態について概略的に示す図である。 本発明に係る第二の実施形態について概略的に示す図である。 本発明に係る第二の実施形態について概略的に示す図である。 本発明に係る第二の実施形態について概略的に示す図である。 用量の表示用回転盤を構成する構造について概略的に示す図である。 投薬用の装置について概略的に示す図である。 レバーアームの構成について概略的に示す図である。 他の溝の構成について概略的に示す図である。 他の溝の構成について概略的に示す図である。 用量の表示手段の異なる実施形態について示す図である。 用量の表示手段の異なる実施形態について示す図である。 用量の表示手段の異なる実施形態について示す図である。 用量の表示手段の異なる実施形態について示す図である。 用量の表示手段の異なる実施形態について示す図である。 装置の断面図である。 図17に示した装置の他の実施形態の断面図である。 機械的なリターン防止用装置について示す図である。 機械的なリターン防止用装置の中心部について示す図である。 スライド状のガイド部について示す図である。 装置の保持手段について示す図である。 本発明に係る特定の構成について示す図である。
符号の説明
1 吸入装置
2 ハウジング
5 マウスピース
6 キャニスタ
7 弁機構
8、77 レバーアーム
15、79 ヨーク
16 キャニスタの底部との係合用手段
44、80 移動の伝達用手段

Claims (16)

  1. 加圧されたキャニスタ(6)から薬物を投薬するための吸入装置(1)であって、該装置はハウジング(2)内に設けられるようにマウスピース(5)を含み、前記ハウジング(2)は前記キャニスタ(6)を実質的に覆い、レバーアーム(8、77)を備えるが、該レバーアーム(8、77)は前記キャニスタ(6)の底部との係合用の手段(16)を含み、このため一回分の用量を投薬するために、ユーザーが前記レバーアーム(8、77)を操作できるようにし、
    さらに、前記レバーアーム(8、77)はヨーク(15、79)と係合し、この際、前記レバーアームを作用させることに基く前記レバーアーム(8、77)からの移動の伝達は前記ヨーク(15、79)に対して線形及び/又は非線形に行われ、かつ、前記ヨーク(15、79)は前記ハウジング内に設けられる用量のカウント用の機構に対して移動を伝達するための手段(44、80)を含むことを特徴とする吸入装置。
  2. 一回分の用量を投薬するために前記レバーアーム(8、77)によって行われる前記キャニスタ(6)の移動は、前記ヨーク(15、79)の対応する移動よりも短いことを特徴とする請求項1に記載の吸入装置。
  3. 加圧されたキャニスタ(6)から薬物を投薬するための吸入装置であって、前記キャニスタ(6)は底部と頂部を含み、薬物の投薬を行えるように前記キャニスタ(6)の頂部に弁機構(7)を備え、使用時には前記キャニスタは前記頂部を下方にして、マウスピース(5)と近接するように配置され、この際、前記装置はマウスピース(5)と前記キャニスタを案内及び/又は保持するための手段と、前記キャニスタ(6)の底部の端部と係合するための手段(16)を含むレバーアーム(8、77)を有して、前記キャニスタ(6)は外部からアクセスされないようにし、さらに、前記ハウジング(2)の内部に前記キャニスタ(6)の頂部との係合用のシートを設けて、キャップ(3)をピボット状に取付けて、前記キャップ(3)が前記マウスピース(5)を覆う閉鎖位置と前記マウスピース(5)をアクセス可能にする開放位置にピボット移動できるようにして、さらに前記キャニスタ(6)が誤って作用されることを防ぐために、前記キャップ(3)が前記閉鎖位置にあるときに前記キャニスタ(6)の頂部と接触する手段(17)と前記キャニスタ(6)の底部の端部と係合するために接触する手段(15、16、79)の双方又はいずれかを前記キャップ(3)に備えたことを特徴とする吸入装置。
  4. 前記キャニスタの底部との係合用の手段(16)はヨーク(15)を含み、該ヨークは、前記キャニスタ(6)の底部と対応する形状を選択的に有するキャニスタ係合区間(16)と、端部区間を有し、前記キャップ(3)が前記閉鎖位置にあるとき、前記キャップ(3)上に備えられたカム(17)と係合するようにして、前記ヨーク(15)の前記係合区間(16)が前記キャニスタ(6)と接触しないようにしたことを特徴とする請求項3に記載の装置。
  5. 前記レバーアーム(8、77)は前記ハウジング(2)の内部に備えられた3つのトラック(9、10、11)によって案内され、この案内部は、前記レバーアームの長手方向に対して垂直に前記レバーアーム(8、77)上に備えられたピン(12)を含み、該ピン(12)を前記トラック(9、10、11)と係合させるが、好ましくは、前記レバーアームの双方の側に対照的に配置されたトラックの同一のセットと係合させ、この際、前記キャニスタ(6)の前方にある第一トラック又はトラックのセット(9)は略水平であり、前記ヨーク(15)に備えられる第二トラック又はトラックのセット(10)も同様に略水平であり、前記キャニスタ(6)の後方に備えられた第三トラック又はトラックのセット(11)は略直線状の上方区間(13)と湾曲状の下方区間(14)を含むことを特徴とする請求項3に記載の装置。
  6. 前記レバーアーム(8)の長さは、前記キャップ(3)が閉鎖されるとき、前記レバーアームの自由端部が前記ハウジング(2)と同じ高さか前記ハウジング(2)内に含まれるようにし、かつ、前記キャップ(3)が開放されるとき、前記レバーアーム(8)の前記自由端部が前記ハウジング(2)から突出するようにしたことを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の装置。
  7. 前記レバーアーム(8、77)は、前記装置の頂面の少なくとも一部を構成する前記ハウジング(2)のピボット状の区間であって、前記レバーアーム(8、77)は、この一方の端部で前記ハウジング(2)に対してピボット状に固定されることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の装置。
  8. 前記ハウジング(2)の内部に用量のカウント機構を設けて、前記レバーアーム(8)の押し下げとともに、選択的に前記キャニスタと係合する部材(44、54、80)が押し下げられて、前記部材が用量のカウンタに押し下げを伝えて、投薬された用量を記録させるようにし、かつ、前記用量のカウント機構は、投薬された用量の数又は残されている用量の数を表示させるために前記ハウジング上に視認可能となる手段(30、31、72、74)を含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の装置。
  9. −一つ又は複数の表示用回転盤又はローラー(30、31、72、74)を含み、前記キャニスタ(6)内で利用可能な内容物を表示させるための表示手段(30、31)と、
    −前記表示用回転盤又はローラー(30、31、72、74)のうちの少なくとも一つと係合するための手段(55)を備えた第二レバーアーム(40、54)と、
    −前記レバーアーム(8)と一体化されることが可能であって、第一の線形の曲線状又は円弧状の区間(50)と、この区間と接続される第二の線形の曲線状又は円弧状の区間(51)と、この区間と接続される第三の線形の曲線状又は円弧状の区間(52)を含み、カウント時に前記第二レバーアーム(40、54)が前記区間(50、51、52)上で接触し、かつスライドするように設けられたピボット状の作用部材と、
    を含む、用量のカウンタを備えたことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の装置。
  10. −リムから離れて前記回転盤(43)の少なくとも一つの表面(42)に溝(41)を備えて、該溝(41)は、曲線状又は線形の区間(47)と接続されるように、離間したラジアル区間(48)を含んで、前記第二レバーアーム(40)の一部が前記溝(41)内に装着されて、スライド状に配置されるようにし、
    −前記回転盤の少なくとも一つを回転させるように強制する手段(46)を備えたことを特徴とする請求項8又は9に記載の装置。
  11. 前記ピボット状に固定されるレバーアーム(8、77)はヨーク(79)と係合する係合点(78)を有し、前記ヨークは突出部材(80)を含んで、前記突出部材(80)の移動を用量のカウント機構に伝達させる手段を備えた第二レバーアームと係合できるようにし、この際、前記係合点(78)は前記ヨークの上面(81、85、86、87)上で前記ヨークと係合することを特徴とする請求項1又は3に記載の装置。
  12. 前記ヨーク(79)の前記上面(81、85、86、87)は線形であって、前記係合点(78)は前記ピボット状に取付けられたレバー(77)の移動を線形な移動で前記ヨーク(79)に対して伝達することを特徴とする請求項11に記載の装置。
  13. 前記ヨーク(79)の前記上面は、二つ又はこれ以上の数の線形又は非線形の区間(85、86、87)に分けられ、この際、第二区間(86)に沿った前記レバーアームの係合点(78)の移動は前記ヨーク(79)の移動の実質的な部分を形成することを特徴とする請求項11又は12に記載の装置。
  14. 二つの協働作用し、相互に変移可能な部分(92、95)を含むように、機械的なリターン防止用の構成を有し、
    −第一部品(95)は、長手方向軸と平行であって、第一トラック(102)と第二トラックを含むトラックのセットを少なくとも一つ備えて、前記第二トラックは一つ又は複数の保持部材(97)と前記第二トラックの一方の端部に備えられるスライド用のガイド部(101)を含み、
    −第二の協働作用する部品(92)は、前記第一部品上に備えられた前記トラックとの係合用の係合区間(94)を含む脚部部材を備え、前記脚部部材は前記第一部品(95)に向って付勢され、かつ、前記係合区間(54)は前記長手方向軸の方向に沿って移動することができ、
    さらに、前記保持部材(97)によって、前記脚部部材の前記係合区間(54)を前記スライド用のガイド部(101)に向った第一方向に沿って移動させるようにするが、反対の第二方向に沿った移動を防ぐようにして、前記脚部部材の前記係合区間(94)を前記スライド用のガイド部(101)上でスライドさせて、前記係合区間(54)と従って前記脚部部材を前記第二トラックから前記第一トラック(102)に向かわせることを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の装置。
  15. 前記防止用装置内の各保持部材(97)は、所定の長さを有し、これに沿って前記係合区間(94)がスライドできる傾斜状のスライド面(98)と、このスライド面(98)に対してシャープな角度で配置される表面形状のステップを有し、前記ステップは一つの前記傾斜状のスライド面(98)の頂部と次の前記スライド面(98)の底部を接続させて、のこぎりの歯状の構成を形成させ、このため前記脚部の前記係合区間(54)は前記ステップによって一方向の移動に保たれることを特徴とする請求項14に記載の装置。
  16. 前記傾斜状のスライド面(98)は近接する傾斜状のスライド面とオーバーラップし、前記傾斜状のスライド面は前記長手方向軸に対して垂直にテーパー付けられて、この頂部は前記スライド面の底部よりも狭くなり、このため、前記底部で前記ステップは、近接する前記スライド面と比べて、これらの接合点で、より狭くなることを特徴とする請求項14又は15に記載の装置。
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