JP2006504603A - 引出し工程中にガラスストランドを切り離す方法および装置 - Google Patents

引出し工程中にガラスストランドを切り離す方法および装置 Download PDF

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Abstract

(a)少なくとも1種類のシリコーン感圧接着剤と、(b)ヘアコンディショニング剤と毛髪洗浄剤とヘアケア懸濁剤とから成るグループから選択された少なくとも1種類の材料とから成る水性ヘアトリートメント組成物が記載されている。

Description

本発明はリンスオフヘアトリートメント組成物及び毛髪をトリートメントするための該組成物の使用に関する。
シャンプー組成物は一般に極めて有効な洗浄用界面活性剤、典型的にはアニオン性界面活性剤と共に配合されていて、それだけでは毛髪に十分なコンディショニング効果またはスタイリング効果を与えることができない。実際、特定のコンディショニング剤またはスタイリング剤を補充していない基底シャンプー配合物は、扱い容易性及びスタイリング適性に関しては毛髪の美容的に不満足な状態を解消できない傾向がある。毛髪はしばしば“きしむ”と呼ばれるような滑りが悪くハリのない乾いた感触になり、濡れた状態でも乾いた状態でも櫛通りが難しいこともよくあり、典型的にはブラッシング適性が低下し、髪形のセット保持能力も低下し易い。
このため、特定のコンディショニング剤及び/またはスタイリング剤を含有する製品が使用されるようになった。これらの製品は一般には、毛髪のシャンプーまたはリンスを行った後で例えばコンディショナー配合物またはスタイリングムースなどの形態で独立に塗布される。あるいは、コンディショニング剤及び/またはスタイリング剤をシャンプー配合物に含有させてもよい。後者の場合には独立のコンディショナーまたはスタイリングトリートメントの必要性を削除できるという利点が得られるが、コンディショニング剤及び/またはスタイリング剤はシャンプーの成分特にアニオン性界面活性剤と必ずしも適合性ではない。その結果として、清浄化作用及び/または美容的効果が損なわれることもある。
毛髪にスタイリング効果を与えるために最も普及した方法の1つは、高分子量ポリマーのような毛髪固定剤を使用することであった。このような製品の使用に伴う問題は、濡れた段階及び乾いた段階の清潔な感触及び滑らかさのようなコンディショニング特性に対してマイナスの影響を与え易いことである。実際、これらを使用すると、毛髪が粘着性の感触になることがある。
従来のスタイリングポリマーは典型的には水溶性である。これは、毛髪からリンスオフされるシャンプーまたはコンディショニングに含ませたときに、スタイリングポリマーがシャンプー/コンディショナーによって多少とも洗い流され易い傾向があることを意味する。従って、ほとんどすべてのスタイリング製品はシャンプー−コンディショナー後のトリートメントとして毛髪に塗布されるリーブイン製品である。
本発明が解決を図る問題は、毛髪にスタイリング効果特に髪のこしを強くするという効果を与えながらも、シャンプーの清浄化作用を損なうことはなく、また、毛髪のコンディショニング特性にマイナスの影響を与えることもないリンスオフヘアトリートメント組成物を提供することである。本発明が特に目指している髪のこしを強くするという効果または特性は、根元の立ち上がり、髪のボリューム増加、弾力性、制御性(即ち、スタイリング容易性)、及び、扱い易さ、即ち、過度の剛毛化及び官能的感触の低下を伴わない髪形の維持、などである。このようなこしの強さに関する特性は細い髪または長い重い髪を有している消費者の注目を特に集めている。
過去にこの問題の解決を図った1つの方法は、スタイリング剤のマイナス効果を相殺するために組成物にコンディショニング剤例えばシリコーンとカチオン性界面活性剤とを含有させることである。このようなコンディショニング剤は、例えば濡れた髪及び乾いた髪の櫛通り性や髪の滑らかさをかなり改善することはできるが、髪のこしの強さに関連した多くの特性に対してはマイナスの効果を与える傾向がある。
代替的な方法では、小粒状物質のような種々の形態のスタイリング剤を使用することである。このような方法は例えば、我々の未公開のPCT国際特許出願No.PCT/GB00/04020に記載されている。この文献は、髪にこしの強さ及びボリュームを与えるために、小さい硬質粒子特にコロイド状シリカをヘアトリートメント組成物に使用することを記載している。有意なスタイリング効果は得られるが、これらの材料の使用が例えば髪の乾燥感のようなマイナスの官能効果を低レベルで与える傾向はまだ残っている。
日本特許JP10144622(Toshiba Silicone)は、皮膚または毛髪に使用できるシリコーンシェルによって包囲されたコロイド状シリカコアから成る粒子を含有する美容組成物を開示している。整髪ローション、ヘアクリーム、並びに、シャンプー、リンス及びコンディショナーのような洗浄用組成物が、粒子を使用できる適切な美容組成物として開示されている。
我々はここに、ヘアトリートメント配合物にあるレベルのシリコーン感圧接着剤(シリコーンPSA)を含有させることによって実質的なスタイリング効果を与えることができ、特に、毛髪にこしの強さという特性を与えることができることを知見した。更に、これらのシリコーンPSAを含有する毛髪用組成物の使用によって毛髪のコンディショニング特性がマイナスの影響を受けないこと、及び、追加のコンディショニング剤または専用の界面活性系を含有させる必要がないことを知見した。更に、本発明の組成物は安定である。
本発明のヘアトリートメント組成物にシリコーンPSAを含有させると、洗った髪、場合によってはコンディショニングした髪のこしの強さが実質的に改善され、この改善は引き続いてスタイリング処理を行う場合に特に顕著である。組成物は、スタイリングポリマーの非存在下(または実質的な非存在下)で髪のこしを強くし、根元の立ち上がり、ボリューム、弾力性及び扱い易さのような特性を与え、その結果として、スタイリング効果を有しているにもかかわらず、例えばスタイリングポリマーを基材とする従来のスタイリング組成物に付随したマイナスの官能効果(例えば、粘着性及び/または乾いた感触)は生じない。
従って本発明は、
(a)少なくとも1種類のシリコーン感圧接着剤と、
(b)懸濁化剤、ヘアコンディショニング剤及び毛髪洗浄剤から成るグループから選択された少なくとも1つの材料と、
を含む水性ヘアトリートメント組成物を提供する。
好ましくは、得られたヘアケア組成物が乾燥毛髪の静摩擦を少なくとも約10%増加させ、乾燥毛髪の動摩擦を約100%より多くは増加させないかまたは動摩擦を変化させないかもしくは減少させる。本発明は、コンディショニング効果を損なうことなくこしの強さを与えるためにヘアトリートメント組成物中に本文中に定義のようなシリコーンPSAを使用することを提案する。
異なる指定がないならば、以後の本文中に記載のすべての重量%の値はヘアトリートメント組成物の全量を基準とする重量パーセンテージを表す。
本発明の組成物は公知の方法で製造してもよく、または、公知方法に類似の方法で製造してもよい。
“不溶性”という用語は、材料が0.1%の濃度で25℃の水(蒸留水または等価の水)に可溶でないことを意味する。
本発明は、
(a)少なくとも1種類のシリコーン感圧接着剤と、
(b)懸濁化剤、ヘアコンディショニング剤及び毛髪洗浄剤から成るグループから選択された少なくとも1つの材料と、
を含む水性ヘアトリートメント組成物を提供する。
好ましくは、得られたヘアケア組成物が乾燥毛髪の静摩擦を少なくとも約10%、より好ましくは少なくとも約15%、最も好ましくは約20%増加させ、乾燥毛髪の動摩擦を約100%より多くは、より好ましくは60%より多くは、最も好ましくは40%より多くは増加させない。乾燥毛髪の動摩擦は変化しないかまたは減少してもよい。
より好ましくは本発明は、
(a)約0.1%−約10%の少なくとも1種類のシリコーン感圧接着剤と、
(b1)約0.1%−約10%の少なくとも1種類の懸濁化剤、または、
(b2)約0.05%−約10%の少なくとも1種類のヘアコンディショニング剤、または、
(b3)約5%−約40%の少なくとも1種類の毛髪洗浄剤と、
を含む水性ヘアトリートメント組成物を提供する。
本発明の組成物に使用し得る材料及び成分を以下に記載する。
シリコーン感圧接着剤
感圧接着剤(PSA)は多様な接着剤用途に使用されている。有機PSAは主として接着テープ及びラベルの製造に使用される機会が増している。別のPSA用途には、自動車工業、医薬業界、塗料業界などの用途がある。PSAには幾つかの化学的種類が存在し、粘着性が付与された天然ゴム、合成ゴム、ポリビニルエーテル型PSA、アクリル及びシリコーンPSAがある。本発明はヘアケア用途におけるシリコーンPSAの使用に関する。
PSAにおいては接着性、凝集性、剥離強さ及び弾性が所望のバランスになるように粘性及び弾性の微妙なバランスが必要である。PSAの性能は主として3つの特性、即ち、粘着性、剥離強さ及び剪断強さによって支配される。剪断強さ、凝集性のような特性は文献に詳細に見出される標準テストを使用して試験できる(A.Zosel,J.Adhesion,1994,44,pp1−6参照)。接着性は2つの異種材料間の結合力であり、凝集性は2つの同種材料間の結合力である。2つの材料を互いに接触させたとき、表面分子が相互作用して、物理的、化学的または静電気的な吸引力(それぞれ、吸着力、共有結合力またはファンデルワールス力に対応)を生じる。2つの“グルー分子”の場合のように分子が同種であるとき、凝集力がグルー自体の粘着を生じさせる。グルー分子と基板分子(基板の表面にグルー分子が粘着する)との場合のように分子が同種でないときは、接着力がグルーを基板に引き止める。PSAは通常は、種々の粘着付与挙動及びエラストマー挙動を示す化学的分子から構成されている。粘性材料と弾性材料との量を調整することによって所望の諸特性を得ることができる。本文中に使用したPSAという用語は、Dahlquist基準に合格する接着剤組成物、即ち、1−secクリープコンプライアンスが1×10−6cm/dyneよりも大きい接着剤組成物を意味する(Handbook of Pressure Sensitive Adhesive Technology,p172,D.Satas(ed.)Van Nostrand,N.Y.(1989)参照)。典型的には、感圧接着剤が室温で常粘着性であり、1つの表面に接触すると指または手で加える圧力以外を要せずに該表面に接着する。PSAは独特の化学作用に基づいて、低いガラス転移温度(Tg)、低い表面エネルギー、高い可撓性、迅速な接着のような幾つかの独特な特性を示す。
本発明は、ヘアケアリンスオフ製品におけるシリコーンPSAの使用に関する。シリコーンPSAは2種類の主要成分、即ち、ポリマーまたはガムと粘着付与樹脂とから成る。このポリマーは典型的には、ポリマー鎖の末端に残留シラノール官能基(SiOH)を含んでいる高分子量のポリジメチルシロキサンもしくはポリジメチルジフェニルシロキサンであるか、または、ポリジオルガノシロキサンの軟質セグメントとウレアで終結する硬質セグメントとから成るブロックコポリマーである。粘着付与樹脂は一般には、トリメチルシロキシ基(OSiMe)で末端キャッピングされある程度の残留シラノール官能価を含んでいる三次元シリケート構造である。典型的なシリコーンPSAの製造は、米国特許US2736721(Dexter)に記載されている。顔料、可塑剤、充填剤のような別の特殊目的材料を添加することもできる。シリコーンPSAは米国特許US5337047、US5060804及びUS5451610に引用されている。
好ましいシリコーンPSAは、ヒドロキシ末端を有しており−20℃以下の低いTgをもつポリジメチルシロキサンガムと0℃以上のTgまたは軟化点をもつシリコーン樹脂との混合物でよい。ガムと樹脂とが低度に架橋している。樹脂は、RSiO3/2構造単位(T構造単位)及びSiO4/2構造単位(Q構造単位)から選択された少なくとも30%の構造単位を、場合によってはR3SiO1/2構造単位(M構造単位)及び/またはR2SiO2/2構造単位(D構造単位)と共に含む。ここにRは、一価の炭化水素ラジカル好ましくはメチルを表し、一般的にSi原子1個あたり平均で少なくとも1個のR基が存在する。樹脂とガムとのブレンドのTgは一般には−15℃から15℃までの範囲である(T at tan delta maximum)。この樹脂は系のゴム弾性率のプラトーを下げる。この樹脂は好ましくはシラノール含有トリメチル化シリケート樹脂、即ち、Q構造単位とM構造単位を含む樹脂であり、幾つかのトリメチルシリル基がジメチルヒドロキシシリル基によって置換されている。上述のPSAは、本発明のヘアケア組成物で使用するために溶液としてまたは乳化形態で供給され得る。
好ましいシリコーンPSAエマルジョンは、揮発性シリコーン流体中でシリコーンPSAを混合することによって調製できる。300℃以下の沸点を有している揮発性シリコーン流体と合わせたシリコーンPSAを1種または複数の界面活性剤を使用して水に乳化させる。好ましい界面活性剤はアニオン性または非イオン性の界面活性剤であり、特にアニオン性界面活性剤と非イオン性界面活性剤とのブレンドである。このシリコーン流体は、粘度1cStを有しているヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、ドデカメチルペンタシロキサンもしくはポリジメチルシロキサンのような線状ポリジオルガノシロキサンでもよく、または、デカメチルシクロペンタシロキサンもしくはオクタメチルシクロテトラシロキサンのような環状シロキサンでもよく、または、1種または複数の線状ポリジメチルシロキサンと1種または複数の環状シロキサンとの混合物でもよい。
シリコーンPSAは広い範囲の粘着性、剥離接着性及び凝集性を有するように形成され得る。本発明のヘアケア組成物中ではまた、シリコーンPSAが以下の範囲の粘着性及び接着性を有しているのが好ましい。
Figure 2006504603
本発明のヘアケア組成物中ではまた、シリコーンPSAが約40gから約750gまでの範囲、より好ましくは50gから600gまでの範囲の粘着性を有しており、約1600g/cmから200g/cmまでの範囲、より好ましくは1000g/cmから300g/cmまでの範囲の接着性を有しているのが好ましい。
本発明の組成物に使用し得るシリコーンPSAは、約25対75から約75対25までの範囲、より好ましくは約55対45から65対35までの範囲の樹脂対ポリマー比を有し得る。
本発明のヘアケア組成物中のシリコーンPSAは、該組成物が乾燥毛髪の動摩擦を最大でも100%または60%または最も好ましくは40%だけ増加させ、乾燥毛髪の静摩擦を少なくとも10%または15%または最も好ましくは20%増加させるようにできる。
本発明は、米国特許US5166276に引用されているようなアクリレートジメチコーンコポリマー、または、ヘアケア製品に従来から使用されていたアクリレート/ジメチコーンメタクリレートコポリマーのようなシリコーンアクリレート型PSAの使用を包含しない。
ヘアトリートメント組成物
本発明の組成物は、毛髪をトリートメントするために使用され引き続いてすすぎ落とされる組成物として配合され得る。
懸濁化剤と共に調製される組成物
本発明の組成物は、毛髪をトリートメントするために使用し引き続いてすすぎ落す懸濁液として配合することもできる。これらの組成物にはシリコーンPSAと懸濁化剤とが必要となる。
懸濁化剤:
好ましい実施態様では、ヘアトリートメント組成物が更に、シリコーン感圧接着剤の懸濁化剤を0.01−10重量%の範囲で含む。適切な懸濁化剤は、ポリアクリル酸、アクリル酸の架橋ポリマー、アクリル酸と疎水性モノマーとのコポリマー、カルボン酸含有モノマーとアクリルエステルとのコポリマー、アクリル酸とアクリレートエステルとの架橋コポリマー、ヘテロ多糖ガム及び結晶質長鎖アシル誘導体から選択される。長鎖アシル誘導体は望ましくは、エチレングリコールステアレート、16−22個の炭素原子を有している脂肪酸のアルカノールアミド及びそれらの混合物から選択される。エチレングリコールジステアレート及びポリエチレングリコール3ジステアレートは好ましい長鎖アシル誘導体である。ポリアクリル酸は、Carbopol 420、Carbopol 488またはCarbopol 493として市販されている。多官能剤と架橋したアクリル酸のポリマーを使用してもよく、これらは、Carbopol 910、Carbopol 934、Carbopol 940、Carbopol 941及びCarbopol 980として市販されている。モノマーを含有するカルボン酸とアクリル酸エステルとの適切なコポリマーの一例はCarbopol 1342である。全てのCarbopol(商標)材料がGoodrichから入手可能である。
アクリル酸とアクリレートエステルとの適切な架橋ポリマーはPemulen TR1またはPemulen TR2である。適切なヘテロ多糖ガムはキサンタンガムであり、例えばKelzan muとして入手可能である。
コンディショニング剤と共に調製される組成物
本発明の組成物はまた、典型的にはシャンプー及びリンスを順次に行った後で毛髪をトリートメントするためのコンディショナーとして配合され得る。これらの組成物にはシリコーンPSAとコンディショニング剤とが必要となる。
コンディショニング剤
このようなコンディショナーは少なくとも1種類のシリコーン感圧接着剤と、美容的に許容され毛髪に外用塗布するための適切な1種または複数のコンディショニング剤を含むであろう。
適切なコンディショニング剤はカチオン性界面活性剤から選択され、単独使用されるかまたは混用される。
本発明の組成物に有用なカチオン性界面活性剤は、本発明の水性組成物に溶解したときに正電荷を帯びるアミノまたは第四アンモニウム親水性部分を含有する。
適切なカチオン性界面活性剤は式:
[N(R)(R)(R)(R)](X)
に対応する界面活性剤であり、式中の、
、R、R及びRは、(a)1−22個の炭素原子を有している脂肪族基、または、(b)22個以下の炭素原子を有している芳香族、アルコキシ、ポリオキシアルキレン、アルキルアミド、ヒドロキシアルキル、アリールまたはアルキルアリール基から独立に選択され、Xは、ハロゲン(例えば、塩化物、臭化物)、酢酸塩、クエン酸塩、乳酸塩、グリコール酸塩、リン酸塩、硝酸塩、硫酸塩及びアルキル硫酸塩ラジカルから選択されたアニオンのような塩形成性アニオンを表す。
脂肪族基は、炭素原子及び水素原子に加えて、エーテル結合及びアミノ基のような別の基を含有し得る。もっと長い鎖長の脂肪族基、例えば、12以上の炭素を有している脂肪族基は飽和または不飽和でよい。
本発明のコンディショナー組成物に最も好ましいカチオン性界面活性剤は、アルキル鎖長がC8−C14であるモノアルキル第四アンモニウム化合物である。
このような材料の適例は式:
[N(R)(R)(R)(R)](X)
に対応し、式中の、
は、8−14個の炭素原子を有しているヒドロカルビル鎖であるか、または、8−14個の炭素原子を有しておりかつラジカル鎖中に置換基または結合として存在するエーテル、エステル、アミドまたはアミノ部分を含んでいる官能化ヒドロカルビル鎖を表し、R、R及びRは、(a)1−約4個の炭素原子を有しているヒドロカルビル鎖、または、(b)1−約4個の炭素原子を有しておりかつラジカル鎖中に置換基または結合として存在する1つまたは複数の芳香族、エーテル、エステル、アミドまたはアミノ部分を含んでいる官能化ヒドロカルビル鎖から独立に選択され、Xは、ハロゲン(例えば、塩化物、臭化物)、酢酸塩、クエン酸塩、乳酸塩、グリコール酸塩、リン酸塩、硝酸塩、硫酸塩及びアルキル硫酸塩ラジカルから選択されるアニオンのような塩形成性アニオンを表す。
官能化ヒドロカルビル鎖(b)は、アルコキシ(好ましくはC−Cアルコキシ)、ポリオキシアルキレン(好ましくはC−Cポリオキシアルキレン)、アルキルアミド、ヒドロキシアルキル、アルキルエステル及びそれらの組み合わせから選択された1つまたは複数の親水性部分を適宜含有する。
好ましくはヒドロカルビル鎖Rが12−14個の炭素原子、最も好ましくは12個の炭素原子を有している。これらは、所望のヒドロカルビル鎖長を有している実質量の脂肪酸を含有する資源油に由来し得る。例えば、パーム核油またはココヤシ油の脂肪酸をC8−C12ヒドロカルビル鎖の資源として使用できる。
本発明のシャンプー組成物に使用するための上記一般式で示される典型的なモノアルキル第四アンモニウム化合物としては以下の物質がある。
(i)ラウリルトリメチルアンモニウムクロリド(Arquad C35としてAkzoから市販);ココジメチルベンジルアンモニウムクロリド(Arquad DMCB−80としてAkzoから市販)。
(ii)式:
[N(R)(R)((CHCHO)H)((CHCHO)H)](X)
の化合物
〔式中の、
x+yは2−20の整数を表し
は8−14個、好ましくは12−14個、最も好ましくは12個の炭素原子を有しているヒドロカルビル鎖、または、8−14個、好ましくは12−14個、最も好ましくは12個の炭素原子を有しておりかつラジカル鎖中に置換基または結合として存在するエーテル、エステル、アミドまたはアミノ部分を含有している官能化ヒドロカルビル鎖を表し、
はC−Cアルキル基またはベンジル基、好ましくはメチルを表し、
Xは、ハロゲン(例えば、塩化物、臭化物)、酢酸塩、クエン酸塩、乳酸塩、グリコール酸塩、リン酸塩、硝酸塩、硫酸塩、メト硫酸塩及びアルキル硫酸塩ラジカルから選択されるアニオンのような塩形成性アニオンを表す〕。
適例は、PEG−nラウリルアンモニウムクロリド(nはPEG鎖長)、例えば、PEG−2ココモニウムクロリド(Ethoquad C12としてAkzo Nobelから市販);PEG−2ココベンジルアンモニウムクロリド(Ethoquad CB/12としてAkzo Nobelから市販);PEG−5ココモニウムメトスルフェート(Rewoquat CPEMとしてRewoから市販);PEG−15ココモニウムクロリド(Ethoquad C/25としてAkzoから市販)である。
(iii)式:
[N(R)(R)(R)((CHOH](X)
の化合物
〔式中の、
nは1−4の整数、好ましくは2を表し、
は8−14個、好ましくは12−14個、最も好ましくは12個の炭素原子を有しているヒドロカルビル鎖を表し、
及びRはC−Cアルキル基から独立に選択され、好ましくはメチルを表し、
は、ハロゲン(例えば、塩化物、臭化物)、酢酸塩、クエン酸塩、乳酸塩、グリコール酸塩、リン酸塩、硝酸塩、硫酸塩及びアルキル硫酸塩ラジカルから選択されるアニオンのような塩形成性アニオンを表す〕。
適例はラウリルジメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロリド(Prapagen HYとしてClariantから市販)である。
上記のカチオン性界面活性化合物のいずれかの混合物も適切であろう。
適切なカチオン性界面活性剤の例を以下に挙げる。
第四アンモニウムクロリド、例えば、アルキル基に約8−22個の炭素原子を有しているアルキルトリメチルアンモニウムクロリド、例えば、
オクチルトリメチルアンモニウムクロリド、
ドデシルトリメチルアンモニウムクロリド、
ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロリド、
セチルトリメチルアンモニウムクロリド、
オクチルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、
デシルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、
ステアリルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、
ジドデシルジメチルアンモニウムクロリド、
ジオクタデシルジメチルアンモニウムクロリド、
タロウトリメチルアンモニウムクロリド、
ココトリメチルアンモニウムクロリド、及び、対応するそれらの塩例えば臭化物、水酸化物、
セチルピリジニウムクロリドまたはその塩例えば塩化物
クオタニウム−5、
クオタニウム−31、
クオタニウム−18;及びそれらの混合物。
本発明のコンディショナー中のカチオン性界面活性剤のレベルは、好ましくは全組成物の0.01−10重量%、より好ましくは0.05−5重量%、最も好ましくは0.1−2重量%である。
任意のコンディショニング材料
脂肪アルコール材料
本発明のコンディショナー組成物は好ましくは更に脂肪アルコール材料を含む。脂肪アルコール材料とカチオン性界面活性剤とをコンディショニング組成物中で併用することが特に有利であると考えられる。その理由は、これによってラメラ相が形成され、カチオン性界面活性剤がこのラメラ相に分散しているからである。
“脂肪アルコール材料”という用語は、脂肪アルコール、アルコキシル化脂肪アルコールまたはそれらの混合物を意味する。
代表的な脂肪アルコールは、8−22個の炭素原子、より好ましくは16−20個の炭素原子を含む。適切な脂肪アルコールの例は、セチルアルコール、ステアリルアルコール及びそれらの混合物である。これらの材料の使用はまた、本発明の組成物の総合的コンディショニング特性にも役立つという利点を与える。
脂肪アルコール自体に代替または付加してアルキル鎖に約12−約18個までの炭素原子を有しているアルコキシル化(例えばエトキシル化またはプロポキシル化)脂肪アルコールも使用できる。適切な例は、エチレングリコールセチルエーテル、ポリオキシエチレン(2)ステアリルエーテル、ポリオキシエチレン(4)セチルエーテル及びそれらの混合物である。
本発明のコンディショナー中の脂肪アルコール材料のレベルは、適切には0.01−15重量%、好ましくは0.1−10重量%、より好ましくは0.1−5重量%である。カチオン性界面活性剤対脂肪アルコールの重量比は10:1−1:10、好ましくは4:1−1:8、最適には1:1−1:7、例えば1:3である。
カチオン性ポリマー
本発明のコンディショナー組成物はまたカチオン性ポリマーを含有し得る。適切なカチオン性ポリマーはシャンプー組成物に関連して後述する。
毛髪洗浄剤と共に調製される組成物(シャンプー組成物)
本発明による特に好ましいヘアトリートメント組成物は、少なくとも1種類のシリコーンPSAと少なくとも1種類の洗浄剤とから成るシャンプー組成物である。
このようなシャンプー組成物は、少なくとも1種類のシリコーン感圧接着剤と、美容的に許容され毛髪に外的塗用するための適切な1種または複数の洗浄用界面活性剤とを含む。洗浄目的の界面活性剤がシリコーン成分の乳化剤を提供しないときは、別の界面活性剤が追加成分として存在してもよい。本発明のシャンプー組成物は、(シリコーン成分の乳化剤として使用される別の界面活性剤に加えて)少なくとも1種類の別の洗浄用界面活性剤を含むことが好ましい。
単独でまたは組み合わせて使用し得る適切な洗浄剤は、アニオン性、非イオン性、両性及び双イオン性の界面活性剤及びそれらの混合物から選択される。洗浄剤は乳化剤と同じ界面活性剤でもよく異なる界面活性剤でもよい。
洗浄剤
アニオン性洗浄用界面活性剤
本発明のシャンプー組成物は典型的には、美容的に許容され毛髪に外的塗用するための適切な1種または複数のアニオン性洗浄用界面活性剤を含むであろう。
適切なアニオン性洗浄用界面活性剤の例は、アルキルスルフェート、アルキルエーテルスルフェート、アルカリールスルホネート、アルカノイルイセチオネート、アルキルスクシネート、アルキルスルホスクシネート、N−アルキルサルコシネート、アルキルホスフェート、アルキルエーテルホスフェート、アルキルエーテルカルボキシレート及びアルファ−オレファンスルホネート、特にそれらのナトリウム、マグネシウム、アンモニウム、並びに、モノ−、ジ−及びトリエタノールアミン塩である。アルキル基及びアシル基は一般に8−18個の炭素原子を含有し、不飽和でもよい。アルキルエーテルスルフェート、アルキルエーテルホスフェート及びアルキルエーテルカルボキシレートは1分子あたり1−10個のエチレンオキシド単位またはプロヒレンオキシド単位を含有し得る。
本発明のシャンプー組成物に使用するための典型的なアニオン性洗浄用界面活性剤は、オレイルコハク酸ナトリウム、ラウリルスルホコハク酸アンモニウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、トリエタノールアミンドデシルベンゼンスルホネート、ココイルイセチオン酸ナトリウム、ラウリルイセチオン酸ナトリウム、及び、N−ラウリルサルコシン酸ナトリウムである。最も好ましいアニオン性界面活性剤は、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(n)EO(ここでnは1−3の範囲)、ラウリル硫酸アンモニウム及びラウリルエーテル硫酸アンモニウム(n)EO(ここでnは1−3の範囲)である。
上記のアニオン性洗浄用界面活性剤のいずれかの混合物も適切であり得る。
本発明のシャンプー組成物中のアニオン性洗浄用界面活性剤の総量は、一般には5−30重量%、好ましくは6−20重量%、より好ましくは8−16重量%である。
両性界面活性剤
シャンプー組成物は、組成物に美的、物理的または洗浄的な特性を与えることを補助するために別の洗浄剤を含有し得る。
好ましい例は、両性または双イオン性の界面活性剤であり、これらを0−約8重量%、好ましくは1−4重量%の範囲の量で含有させ得る。
両性及び双イオン性の界面活性剤の例は、アルキルアミンオキシド、アルキルベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルスルホベタイン(スルタイン)、アルキルグリシネート、アルキルカルボキシグリシネート、アルキルアムホプロピオネート、アルキルアムホグリシネート、アルキルアミドプロピルヒドロキシスルタイン、アシルタウレート及びアシルグルタメートであり、これらに存在するアルキル基及びアシル基は8−19個の炭素原子を有している。本発明のシャンプーに使用するための典型的な両性及び双イオン性の界面活性剤は、ラウリルアミンオキシド、ココジメチルスルホベタイン、好ましくは、ラウリルベタイン、コカミドプロピルベタイン及びコカムホプロピオン酸ナトリウムである。
非イオン性界面活性剤
別の好ましい例は、非イオン性界面活性剤であり、これは0−8重量%、好ましくは2−5重量%の範囲の量で含有させ得る。
例えば、本発明のシャンプー組成物に含有させ得る代表的な非イオン性界面活性剤は、直鎖状または分枝状の脂肪族(C−C18)第一または第二アルコールまたはフェノールとアルキレンオキシド、通常はエチレンオキシドとの縮合物であり、一般的に6−30個のエチレンオキシド基を有している。
その他の代表的な非イオン性界面活性剤は、モノ−またはジ−アルキルアルカノールアミドである。その例は、ココモノ−またはジ−エタノールアミド及びココモノ−イソプロパノールアミドである。
本発明のシャンプー組成物に含有させ得る別の非イオン性界面活性剤は1種類または複数のアルキルポリグリコシド(APG)である。典型的にはAPGが、1つまたは複数のグリコシル基のブロックに(場合によっては架橋基を介して)結合されたアルキル基を含む。好ましいAPGは以下の式:
RO − (G)
によって定義され、式中のRは飽和または不飽和の分枝状または直鎖状のアルキル基を表し、Gは糖基を表す。
Rは約C−約C20の平均アルキル鎖長を表すことができる。好ましくはRは、約C−約C12の平均アルキル鎖長を表す。最も好ましくはRの値が約9.5−約10.5の範囲である。GはCまたはCの単糖残基から選択されることができ、好ましくはグルコシドである。Gは、グルコース、キシロース、ラクトース、フルクトース、マンノース及びそれらの誘導体から成るグループから選択され得る。好ましくはGがグルコースである。
重合度nは約1−約10またはそれ以上の値を有し得る。好ましくはnの値が約1.1−約2の範囲である。最も好ましくはnの値が約1.3−約1.5の範囲である。
本発明に使用するための適切なアルキルポリグリコシドは市販されており、具体的には例えば、Seppicの製品Oramix NS10;Henkelの製品Plantaren 1200及びPlantaren 2000などの材料がある。
本発明のシャンプー組成物に含有させ得るその他の糖由来非イオン性界面活性剤は、C10−C18のN−アルキル(C−C)ポリヒドロキシ脂肪酸アミド、例えば、国際特許WO92/06154及び米国特許US5194639に記載されているようなC12−C18のN−メチルグルカミド、及び、C10−C18のN−(3−メトキシプロピル)グルカミドのようなN−アルコキシポリヒドロキシ脂肪酸アミドである。
シャンプー用任意成分
カチオン性界面活性剤
シャンプー組成物はまた任意に、1種または複数のカチオン性補助界面活性剤を、0.01−10重量%、より好ましくは0.05−5重量%、最も好ましくは0.05−2重量%の量で含有し得る。有用なカチオン性界面活性剤はコンディショナー組成物に関連して前述した。
本発明のシャンプー組成物中の界面活性剤(補助界面活性剤及び/または乳化剤が存在する場合にはこれらも含める)の総量は一般的に5−50重量%の範囲であり、好ましくは5〜である。
カチオン性ポリマー
カチオン性ポリマーは本発明のシャンプー組成物中でシャンプーのコンディショニング性能を強化するために好ましい成分である。
カチオン性ポリマーはホモポリマーでもよく、または、2種以上のモノマーから形成されてもよい。ポリマーの分子量は、一般には5,000−10,000,000の範囲、典型的には少なくとも10,000、好ましくは100,000−約2,000,000の範囲である。ポリマーは第四アンモニウム基またはプロトン付加アミノ基のようなカチオン性窒素含有基またはそれらの混合物を有している。
カチオン性窒素含有基は一般に、カチオン性ポリマーの全モノマー単位の一部に置換基として存在するであろう。従って、ポリマーがホモポリマーでないとき、ポリマーは非カチオン性のスペーサーモノマー単位を含有できる。このようなポリマーはCTFA Cosmetic Ingredient Directory,3rd editionに記載されている。カチオン性モノマー単位対非カチオン性モノマー単位の比は、必要な範囲のカチオン性電荷密度を有するポリマーを与えるように選択される。
適切なカチオン性コンディショニングポリマーとしては例えば、カチオン性アミンまたは第四アンモニウム官能基をもつビニルモノマーと、(メタ)アクリルアミド、アルキル及びジアルキル(メタ)アクリルアミド、アルキル(メタ)アクリレート、ビニルカプロラクトン及びビニルピロリジンのような水溶性スペーサーモノマーとのコポリマーがある。アルキル及びジアルキル置換モノマーは好ましくはC1−C7アルキル基、より好ましくはC1−3アルキル基を有している。その他の適切なスペーサーモノマーとしてはビニルエステル、ビニルアルコール、無水マレイン酸、プロピレングリコール及びエチレングリコールがある。
カチオン性アミンは、特定の種及び組成物のpH次第で、第一、第二または第三アミンでよい。一般に第二及び第三アミン、特に第三アミンが好ましい。
アミン置換ビニルモノマー及びアミンはアミン形態に重合され次いで第四級化によってアンモニウムに変換され得る。
カチオン性コンディショニングポリマーは、アミン−及び/または第四アンモニウム−置換モノマー及び/または相溶性スペーサーモノマーに由来のモノマー単位の混合物から成ってもよい。
適切なカチオン性コンディショニングポリマーの例を以下に挙げる:
−業界でCosmetic,Toiletry,and Fragrance association,(CTFA)によってポリクオタニウム−16と呼ばれている1−ビニル−2−ピロリジンと1−ビニル−3−メチル−イミダゾリウム塩(例えば、塩化物塩)とのコポリマー。この材料はBASF Wyandotte Corp.(Parsippany,NJ,USA)から商標LUVIQUAT(例えば、LUVIQUAT FC 370)として市販されている;
−業界(CTFA)でポリクオタニウム−11と呼ばれている1−ビニル−2−ピロリジンとジメチルアミノエチルメタクリレートとのコポリマー。この材料はGaf Corporation(Wayne,NJ,USA)から商標GAFQUAT(例えば、GAFQUAT 755N)として市販されている;
−カチオン性ジアリル第四アンモニウム含有ポリマー、例えば、業界(CTFA)でそれぞれポリクオタニウム6及びポリクオタニウム7と呼ばれているジメチルジアリルアンモニウムクロリドホモポリマー及びアクリルアミドとジメチルジアリルアンモニウムクロリドとのコポリマー;
−3−5個の炭素原子を有している不飽和カルボン酸のホモ−及びコ−ポリマーのアミノ−アルキルエステルの無機酸塩(例えば米国特許第4,009,256号に記載の材料);
−カチオン性ポリアクリルアミド(例えば国際特許WO95/22311に記載の材料)。
使用できるその他のカチオン性コンディショニングポリマーは、カチオン性多糖ポリマー、例えば、カチオン性セルロース誘導体、カチオン性デンプン誘導体及びカチオン性グアーガム誘導体である。好適には、これらのカチオン性多糖ポリマーが0.1−4meq/gの範囲の電荷密度を有している。
本発明の組成物に使用するための適切なカチオン多糖ポリマーは、式:
A−O−[R−N(R)(R)(R)X
で表されるポリマーを包含し、式中の、Aはデンプンまたはセルロースの無水グルコース残基のような無水グルコース残基を表す。Rはアルキレン基、オキシアルキレン基、ポリオキシアルキレン基またはヒドロキシアルキレン基またはそれらの組合せを表す。R、R及びRは独立に、アルキル基、アリール基、アルキルアリール基、アリールアルキル基、アルコキシアルキル基またはアルコキシアリール基を表し、これらの基の各々が約18個以下の炭素原子を有している。各カチオン性部分の炭素原子の総数(即ち、R、R及びRに存在する炭素原子の総和)は好ましくは約20以下であり、Xはアニオン性の対イオンを表す。
カチオン性セルロースはAmerchol Corp.(Edison,NJ,USA)のPolymer JR(商標)及びLR(商標)シリーズのポリマーからトリメチルアンモニウム置換エポキシドと反応したヒドロキシエチルセルロースの塩として入手でき、業界(CTFA)でポリクオタニウム10と呼ばれている。別の種類のカチオン性セルロースとしては、ラウリルジメチルアンモニウム置換エポキシドと反応したヒドロキシエチルセルロースの高分子第四アンモニウム塩があり、業界(CTFA)でポリクオタニウム24と呼ばれている。これらの材料はAmerchol Corp.(Edison,NJ,USA)から商標Polymer LM−200で入手できる。
その他の適切なカチオン性多糖ポリマーとしては、第四窒素含有セルロースエーテル(例えば、米国特許第3,962,418号に記載の材料)、及び、エーテル化セルロースとデンプンとのコポリマー(例えば、米国特許第3,958,581号に記載の材料)がある。
使用できる特に適切な種類のカチオン性多糖ポリマーはカチオン性グアーガム誘導体、例えば、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド(Rhone−Poulencから商標JAGUARシリーズで市販)である。
その例は、低置換度のカチオン性基及び高粘度を有しているJAGUAR C13S、中位の置換度及び低粘度を有しているJAGUAR C15、JAGUAR C17(高置換度、高粘度)、低レベルの置換基とカチオン性第四アンモニウム基とを含有するヒドロキシプロピル化カチオン性グアー誘導体から成るJAGUAR C16、及び、高透明度、中位の粘度、低置換度をもつグアーから成るJAGUAR 162である。
好ましくはカチオン性コンディショニングポリマーは、カチオン性セルロース及びカチオン性グアー誘導体から選択される。特に好ましいカチオン性ポリマーはJAGUAR C13S、JAGUAR C15、JAGUAR C17及びJAGUAR C16及びJAGUAR C162である。
カチオン性コンディショニングポリマーは本発明の組成物中に一般には0.01−5重量%、好ましくは0.05−1重量%、より好ましくは0.08−0.5重量%のレベルで存在する。
コンディショニング剤
本発明の組成物はまた、シリコーンコンディショニング剤及び非シリコーン油性コンディショニング剤から選択された1種または複数のコンディショニング剤を含有できる。
コンディショニング剤がヘアトリートメント組成物中に小滴形態で存在する場合、コンディショニング剤が完全配合製品中に実質的に均一に分散することさえできれば、小滴は液体、半固体または固体のいずれでもよい。油性コンディショニング剤の小滴は好ましくは液体または半固体の小滴、より好ましくは液体の小滴として存在する。
シリコーンコンディショニング剤
本発明の組成物は、コンディショニング性能を増強するためにシリコーンコンディショニング剤の乳化した小滴を含有し得る。シリコーンコンディショニング剤は組成物の水性マトリックスに不溶であり、従って、乳化形態で存在し、シリコーンは分散した小滴として存在している。
適切なシリコーンコンディショニング剤としては、ポリジオルガノシロキサン、特にCTFA名称でジメチコーンと呼ばれるポリジメチルシロキサンがある。CTFA名称でジメチコノールと呼ばれておりヒドロキシル末端基を有しているポリジメチルシロキサンも本発明の組成物(特にシャンプー及びコンディショナー)に使用するために適切である。また、例えば国際特許WO96/31188に記載されているような低架橋度のシリコーンガムも本発明の組成物に使用するために適切である。これらの材料は髪にこしの強さ、ボリューム及びスタイリング適性を与え、また、濡れた髪及び乾いた髪に良好なコンディショニング効果を与える。
乳化シリコーンコンディショニング剤自体(エマルジョンまたは最終ヘアコンディショニング組成物でない)の粘度は典型的には少なくとも10,000cstである。一般的に粘度の増加に伴ってコンディショニング性能が向上することを我々は知見した。従って、シリコーンコンディショニング剤自体の粘度は好ましくは少なくとも60,000cst、極めて好ましくは少なくとも500,000cst、理想的には少なくとも1,000,000cstである。配合容易性の観点から粘度が10cstを超過しないのが好ましい。
本発明のシャンプー組成物に使用するための乳化シリコーンコンディショニング剤は典型的には組成物中のシリコーン小滴が30μm未満、好ましくは20μm未満、より好ましくは10μm未満の平均粒度を有するであろう。一般的には小滴の粒度が小さくなるほどコンディショニング性能が改善されることを我々は知見した。組成物中の乳化シリコーン小滴の平均粒度は極めて好ましくは2μm未満であり、理想的には0.01−1μmの範囲である。シリコーン小滴が0.15μm以下の平均粒度を有しているシリコーンエマルジョンを一般にマイクロエマルジョンと呼ぶ。
本発明に使用するための適切なシリコーンエマルジョンはまた予め乳化した形態で市販されている。適切なプレ形成エマルジョンの例は、DC2−1766、DC2−1784及びマイクロエマルジョンDC2−1865及びDC2−1870である。これらはいずれもDow Corningから入手できる。これらはいずれもジメチコノールのエマルジョン/マイクロエマルジョンである。架橋シリコーンガムもまた、配合容易性の観点から有利な予め乳化した形態で入手できる。好ましい例は、Dow CorningからDC2−1787として入手できる材料であり、これは架橋ジメチコノールガムのエマルジョンである。別の好ましい例は、Dow CorningからDC2−1391として入手できる材料であり、これは架橋ジメチコノールガムのマイクロエマルジョンである。
本発明のシャンプー及びコンディショナーに含有させる別の好ましいクラスのシリコーンコンディショニング剤はアミノ官能シリコーンである。“アミノ官能シリコーン”という用語は、少なくとも1つの第一、第二もしくは第三アミン基または第四アンモニウム基を含有するシリコーンを意味する。
適切なアミノ官能シリコーンの例は、以下のとおりである。
(i)CTFA名称で“アモジメチコーン”と呼ばれており、一般式:
HO−[Si(CH−O−]−[Si(OH)(CHCHCH−NH−CHCHNH)−O−]−H
で表されるポリシロキサン。
式中のx及びyは分子量が約5,000−500,000の範囲になるような数を表す。
(ii)式:
R′3−a−Si(OSiG−(OSiGR′2−b−O−SiG3−a−R′
で示されるポリシロキサン。
式中の、
Gは、H、フェニル、OHまたはC1−8アルキルから選択され、例えば、メチルであり;
aは0または1−3の整数を表し、好ましくは0であり;
bは0または1を表し、好ましくは1であり;
m及びnは(m+n)が1−2000の範囲、好ましくは50−150の範囲になるような数を表し;
mは0−2000の範囲、好ましくは1−10の数を表し;
nは0−1999の範囲、好ましくは49−149の数を表し;
R′は式−C2qLの一価のラジカルを表し、ここでqは2−8の数、Lは、
−NR″−CH−CH−N(R″)
−N(R″)
−N(R″)
−NH(R″)
−N(R″)A
−N(R″)−CH−CH−N(R″)A
から選択されるアミノ官能基であり、
ここで、R″は、H、フェニル、ベンジル、または、一価の飽和炭化水素ラジカル例えばC1−20アルキルから選択され、Aはハロゲン化物イオン、例えば、塩化物または臭化物である。
上記の式に対応する適切なアミノ官能シリコーンは、以下の式で表されるような“トリメチルシリルアモジメチコーン”と呼ばれるポリシロキサンであり、これは本発明の組成物に使用し得べく十分に水不溶性である:
Si(CH−O−[Si(CH−O−]−[Si(CH)(R−NH−CHCHNH)−O−]−Si(CH
式中のx+yは約50−約500の数を表し、Rは2−5個の炭素原子を有しているアルキレン基を表す。好ましくはx+yの値が約100−約300の範囲である。
(iii)一般式:
{(R)(R)(R)NCHCH(OH)CHO(CH[Si(R)(R)−O−]−Si(R)(R)−(CH−O−CHCH(OH)CH(R)(R)(R10)}(X
を有している第四シリコーンポリマー。
式中のR及びR10は同じであっても異なっていてもよく、H、飽和または不飽和の長鎖または短鎖のアルキル(アルケニル)、分枝状アルキル(アルケニル)及びC−Cの環系から独立に選択でき;
からRまでは同じであっても異なっていてもよく、H、直鎖状または分枝状の低級アルキル(アルケニル)及びC−Cの環系から独立に選択でき;
nは約60から約120の範囲内の数、好ましくは約80であり;
は好ましくは酢酸塩であるが、代替的に例えばハロゲン化物、有機カルボキシレート、有機スルホネートなどでもよい。このクラスの適切な第四シリコーンポリマーは欧州特許公開EP−A−0530974に記載されている。
本発明のシャンプー及びコンディショナーに使用するための適切なアミノ官能シリコーンは、アミン官能基のモル%が、典型的には約0.1−約8.0モル%、好ましくは約0.1−約5.0モル%、最も好ましくは約0.1−約2.0モル%の範囲である。一般にはアミン濃度が約8.0モル%を超過してはならない。その理由は、過度に高いアミン濃度は全体的なシリコーン付着に不利であり、従ってコンディショニング性能を低下させるからである。
アミノ官能シリコーンの粘度に特に限界値はないが、約100−約500,000cStの範囲が適切であり得る。
本発明に使用するための適切なアミノ官能シリコーンの特定例は、アミノシリコーン油DC2−8220、DC2−8166、DC2−8466及びDC2−8950−114(すべてDow Corningの製品)、及び、GE1149−75(General Electric Siliconesの製品)である。
また、非イオン性及び/またはカチオン性の界面活性剤を用いたアミノ官能シリコーン油のエマルジョンも適切である。
シャンプー組成物中のアミノ官能シリコーン小滴が30μm未満、好ましくは20μm未満、より好ましくは10μm未満の平均粒度を有するようなプレ形成エマルジョンが適切であり得る。またもや我々は、一般的に小滴の粒度が小さいほどコンディショニング性能が改善されることを知見した。組成物中のアミノ官能シリコーン小滴の平均粒度は極めて好ましくは2μm未満であり、理想的には0.01−1μmの範囲である。
アミノ官能シリコーンのプレ形成されたエマルジョンはまた、Dow Corning及びGeneral Electricのようなシリコーン油の供給業者から入手可能である。特定例は、DC929カチオン性エマルジョン、DC939カチオン性エマルジョン、並びに、非イオン性エマルジョンDC2−7224、DC2−8467、DC2−8177及びDC2−8154である(いずれもDow Corningの製品)。
本発明に有用な第四シリコーンポリマーの例はGoldschmidtの製品K3474である。
“混質”毛髪(即ち、脂性の根元と乾燥性の毛先との混在)のトリートメントを所期の目的とする本発明のシャンプー組成物では、本発明の組成物、特にシャンプー組成物の形態であるときの本発明の組成物にアミノ官能シリコーンと非アミノ官能シリコーンとの組合せを使用するのが好ましい。このような場合、アミノ官能シリコーン対非アミノ官能シリコーンの重量比は典型的には1:2−1:20の範囲、好ましくは1:3−1:20の範囲、より好ましくは1:3−1:8の範囲である。本発明の組成物に含有させるシリコーンの総量は所望のコンディショニングレベル及び使用される材料に依存する。好ましい量は0.01−10重量%であるが、これらの限界値は絶対的ではない。下限値はコンディショニングに成功する最低レベルによって決定され、上限値は頭髪及び/または皮膚が許容できない脂性にならないような最高レベルによって決定される。
0.3−5重量%、好ましくは0.5−3重量%というシリコーン総量が好適レベルであることを我々は知見した。
シリコーン及びシリコーンエマルジョンの粘度はガラス毛管粘度計を使用しDow Corning Corporate Test Method CTM004,July 20 1970に詳細に提示されている方法で測定できる。
シリコーンコンディショニング剤を含む組成物中では、シリコーンコンディショニング剤の懸濁化剤も存在するのが好ましい。適切な懸濁化剤は前述した。
非シリコーン油性コンディショニング成分
本発明の組成物はまた、分散した不揮発性、水不溶性の油性コンディショニング剤を含み得る。
この成分は組成物中に小滴の形態で分散している。小滴は、組成物の水性連続相から独立した不連続相を形成する。言い換えると、油性コンディショニング剤はシャンプー組成物中に水中油型エマルジョンの形態で存在する。
適切には、油性コンディショニング成分の小滴のD3.2平均粒度は少なくとも0.4μm、好ましくは少なくとも0.8μm、より好ましくは少なくとも1μmである。更に、油性コンディショニング成分の小滴のD3.2平均粒度は好ましくは10μm以下、より好ましくは8μm以下、もっと好ましくは5μm以下、いっそう好ましくは4μm以下、最も好ましくは3.5μm以下である。
油性コンディショニング剤は油脂材料及びそれらの混合物から適宜選択され得る。
油脂性材料は、髪のつやを増し、または乾いた髪の櫛通り及び乾いた髪の手触りを改善するために本発明のシャンプー組成物中で使用される好ましいコンディショニング剤である。
好ましい油脂性材料は、スピンドル3を使用して100rpmで作動させるブルックフィールド粘度計(例えばBrookfield RV)で25℃で測定したときに、一般に5 Pa.s未満、より好ましくは1 Pa.s未満、最も好ましくは0.5 Pa.s未満、例えば0.1 Pa.sの粘度を有しているであろう。
上記範囲よりも高い粘度をもつ油脂性材料も使用し得る。例えば、65 Pa.sという高い粘度をもつ材料も使用し得る。このような材料(即ち、5 Pa.s以上の粘度をもつ材料)の粘度は、ガラス毛管粘度計を使用しDow Corning Corporate Test Method CTM004,July 20 1970に詳細に提示されている方法で測定できる。
適切な油脂性材料は炭化水素油、脂肪エステル及びそれらの混合物から選択される。
炭化水素油には環状炭化水素、直鎖状脂肪族炭化水素(飽和または不飽和)、分枝状脂肪族炭化水素(飽和または不飽和)がある。直鎖状炭化水素油は好ましくは約12−約30個の炭素原子を含有する。分枝状炭化水素油はもっと多い数の炭素原子を含むことができ、典型的にもそうであろう。C−Cアルケニルモノマーのようなアルケニルモノマーの重合炭化水素も適切である。これらのポリマーは直鎖状ポリマーでもよく分枝状ポリマーでもよい。直鎖状ポリマーの典型的な長さは比較的短く、直鎖状炭化水素一般に関して上述したような炭素原子総数を有している。分枝状ポリマーは実質的にもっと長い鎖長を有し得る。このような材料の数平均分子量は広範囲にわたり得るが、典型的には約2,000まで、好ましくは約200−約1,000、より好ましくは約300−約600である。
適切な炭化水素油の特定例はパラフィン油、鉱油、飽和及び不飽和のドデカン、飽和及び不飽和のトリデカン、飽和及び不飽和のテトラデカン、飽和及び不飽和のペンタデカン、飽和及び不飽和のヘキサデカン、並びに、それらの混合物である。これらの化合物及びもっと長い鎖長の炭化水素の分枝状異性体も使用できる。代表的な分枝状異性体は、高度に分岐した飽和または不飽和のアルカン、例えば、ペルメチル−置換異性体、例えばヘキサデカン及びエイコサンのペルメチル−置換異性体、例えば、Permethyl Corporationによって販売されている2,2,4,4,6,6,8,8−ジメチル−10−メチルウンデカン及び2,2,4,4,6,6−ジメチル−8−メチルノナンである。炭化水素ポリマーの別の例は、イソブチレンとブテンとのコポリマーのようなポリブテンである。この種の市販材料はAmoco Chemical Co.(Chicago,Ill.,U.S.A.)の製品L−14ポリブテンである。
特に好ましい炭化水素油は種々のグレードの鉱油である。鉱油は石油からワックスを除去しかつ揮発性の高い留分を蒸留によって除去して得られる透明な油性液体である。250℃−300℃の範囲で留出する留分を鉱油と呼び、C1634−C2144の範囲の炭化水素の混合物から構成されている。この種の適切な市販材料はSirius M85及びSirius M125であり、いずれもSilkoleneから入手可能である。
適切な脂肪エステルの特徴は、少なくとも10個の炭素原子を有していることであり、脂肪酸またはアルコールに由来のヒドロカルビル鎖をもつエステル、例えば、モノカルボン酸エステル、多価アルコールエステル、並びに、ジ−及びトリカルボン酸エステルがある。これらの脂肪エステルのヒドロカルビルラジカルはまた、別の適合性官能基、例えば、アミドやエトキシ結合もしくはエーテル結合のようなアルコキシ部分を含むかまたはこれらに共有結合していてもよい。
モノカルボン酸エステルとしては、アルコールのエステルまたは式R′COORの酸のエステルがあり、式中のR′及びRは独立にアルキルまたはアルケニルラジカルを表し、R′及びRに存在する炭素原子の総和は少なくとも10個、好ましくは少なくとも20個である。
特定例としては例えば、約10−約22個の炭素原子をもつ脂肪鎖を有している脂肪酸のアルキル及びアルケニルエステル、約10−約22個の炭素原子をもつアルキル及び/またはアルケニルアルコール由来の脂肪鎖を有しているアルキル及び/またはアルケニル脂肪アルコールカルボン酸エステル、約12−20個の炭素原子をもつ脂肪アルコールの安息香酸エステルがある。
モノカルボン酸エステルは、脂肪鎖炭素原子の総数が10個以上であるならば、少なくとも10個の炭素原子をもつ少なくとも1つの鎖を必ずしも含んでいなくてもよい。このような例は、イソプロピルイソステアレート、ヘキシルラウレート、イソヘキシルラウレート、イソヘキシルパルミテート、イソプロピルパルミテート、デシルオレエート、イソデシルオレエート、ヘキサデシルステアレート、デシルステアレート、イソプロピルイソステアレート、ジヘキシルデシルアジペート、ラウリルラクテート、ミリスチルラクテート、セチルラクテート、オレイルステアレート、オレイルオレエート、オレイルミリステート、ラウリルアセテート、セチルプロピオネート、及び、オレイルアジペートである。
カルボン酸のジ−及びトリアルキル及びアルケニルエステルも使用できる。これらの例は、C−Cジカルボン酸のエステル、例えば、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸及びオクタン酸のC−C22(好ましくはC−C)エステルである。具体的な例は、ジイソプロピルアジペート、ジイソヘキシルアジペート及びジイソプロピルセバケートである。その他の特定例は、イソセチルステアロイルステアレート及びトリステアリルシトレートである。
多価アルコールエステルとしては、アルキレングリコールエステル、例えば、エチレングリコールモノ−及びジ−脂肪酸エステル、ジエチレングリコールモノ−及びジ−脂肪酸エステル、ポリエチレングリコールモノ−及びジ−脂肪酸エステル、プロピレングリコールモノ−及びジ−脂肪酸エステル、ポリプロピレングリコールモノオレエート、ポリプロピレングリコールモノステアレート、エトキシル化プロピレングリコールモノステアレート、ポリグリセロールポリ−脂肪酸エステル、エトキシル化グリセリルモノステアレート、1,3−ブチレングリコールモノステアレート、1,3−ブチレングリコールジステアレート、ポリオキシエチレンポリオール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル並びにモノ−、ジ−及びトリグリセリドがある。
特に好ましい脂肪酸エステルは、モノ−、ジ−及びトリグリセリド、より特定的には、グリセロールとC−C22カルボン酸のような長鎖カルボン酸とのモノ−、ジ−及びトリ−エステルである。これらの種類の多様な材料は植物性及び動物性の油脂から得ることができ、例えば、ココヤシ油、ヒマシ油、ベニバナ油、ヒマワリ油、綿実油、トウモロコシ油、オリーブ油、タラ肝油、アーモンド油、アボカド油、パーム油、ゴマ油、ピーナツ油、ラノリン及びダイズ油がある。合成油としてはトリオレフィン及びトリステアリングリセリルジラウレートがある。
好ましい材料の特定例は、カカオ脂、パームステアリン、ヒマワリ油、ダイズ油及びココヤシ油である。
油脂材料は適正には0.05−10重量%、好ましくは0.2−5重量%、より好ましくは約0.5−3重量%のレベルで存在する。
本発明の組成物はスタイリングポリマーを好ましくは3重量%しか含有せず、より好ましくはスタイリングポリマーが1%未満であり、好ましくは0.1重量%未満のスタイリングポリマーを含有しており、最適にはスタイリングポリマーを含有しない。
コンディショニング剤を含有するヘアトリートメント組成物中にカチオン性ポリマーも存在するのが好ましい。
アジュバント
本発明の組成物はまた、ヘアケア用の適切なアジュバントを含有し得る。一般的にこのような成分は各々が全組成物の2重量%まで、好ましくは1重量%までのレベルで存在する。
適切なヘアケア用アジュバントを以下に挙げる。
(i)アミノ酸及び糖のような天然の毛根栄養素。適切なアミノ酸の例は、アルギニン、システイン、グルタミン、グルタミン酸、イソロイシン、ロイシン、メチオニン、セリン及びバリン、及び/または、それらの前駆体及び誘導体である。アミノ酸は単独で添加しても混合物として添加してもよく、または、ペプチドの形態、例えば、ジ−及びトリペプチドの形態で添加してもよい。アミノ酸はまたケラチンまたはコラーゲンの加水分解物のようなタンパク質の加水分解物の形態で添加してもよい。適切な糖は、グルコース、デキストロース及びフルクトースである。これらは単独で添加してもよくまたは例えば果実エキスの形態で添加してもよい。本発明の組成物に含有させる特に好ましい毛根栄養素の組み合わせは、イソロイシンとグルコースである。特に好ましいアミノ酸栄養素はアルギニンである。
(ii)毛髪繊維有益物質。その例は、繊維に潤いを与えクチクラの保全を維持するセラミド。セラミドは天然資源から抽出してもよくまたは合成セラミドまたは擬似セラミドとして入手してもよい。好ましいセラミドはQuestの製品Ceramide IIである。Laboratoires Serobiologiquesの製品Ceramides LSのようなセラミド混合物も適切であろう。
本発明を以下の非限定実施例によってさらに詳細に説明する。
Figure 2006504603
Figure 2006504603
静摩擦及び動摩擦の測定
従来技術(米国特許第5,968,286号参照:該特許は参照によって本発明に含まれるものとする)に記載されていたDynamic Mechanical Analysis(DMA)に基づく方法の改良方法を使用して摩擦を測定する。試験では、毛髪繊維の束に種々の力プロフィルを作用させる。試験を実施する1つの方法では、髪束の片側だけを固定する単一片持ち梁の形式を使用する。力の作用下で髪束が曲がる程度は繊維間の摩擦に依存関係を有するであろう。従って、処理した髪束と非処理の髪束との結果を比較することによって毛髪の摩擦特性の相対差を測定できる。実験装置の図を文末に添付の図1に示す。
Imhair Ltd.(Italy)から購入した褐色の天然毛を使用して2gの毛髪の房を作製する。試験の前に、標準界面活性剤溶液を使用して全部の房を十分に洗浄する。房の各々を長さ6cmに裁断する。内径3mm及び外径3.4mmの薄いラテックスチューブに収容した毛髪を試験する。毛髪及びチューブの拡大図を図2に示す。
統計をとるために各配合物あたり4つのチューブサンプルを試験する。最初に非処理の毛髪標本を試験する。試験後、毛髪をラテックスチューブから取り出して被験配合物で処理する。配合物は、シャンプーの場合には2gの毛髪に0.2ml、コンディショナー製品の場合には2gの毛髪に0.3mlの割合で使用する。毛髪標本の各々を1分間処理し、次いで1リットル/分の流速の温水(40℃)で30秒間すすぐ。処理後、標本を30%相対湿度(RH)、温度20℃で24時間風乾する。次にサンプルをラテックスチューブに戻し、同じ条件下で更に24時間平衡させる。次に、処理毛髪標本を再び試験すると、試験物質によって与えられた表面改質の結果として生じた撓みの違いを観察できる。
我々は全ての測定に、環境管理室に収容したPerkin Elmer DMA 7eを使用する。クランプから突出するラテックスチューブの長さが20mmになるようにDMA用単一片持ち梁の掴み具にチューブサンプルを取り付ける(図1参照)。器具のプローブは、クランプから7.5mm離れた場所でチューブの上面に折り曲げ力を作用させる。
種々の力プロフィルを作用させることによって、毛髪の種々の摩擦特性を測定することが可能である。例えば、静摩擦の測定値は折り曲げ力を次第に増加させる試験を行うことによって得ることができる。他方、動摩擦は振動性正弦曲線形の力を作用させることによって測定する。どの場合にも器具は、生じた撓み、即ち、標本に生じた歪みを測定する。これらの2つの操作モードに関するより詳細な情報を以下に与える。
静摩擦の変化
静摩擦係数は、折り曲げ力の増加によってチューブサンプルを撓ませる試験から計算する。最初は経過が弾力的であり、結果的には応力(力/単位面積)と撓みとの間に直線関係が存在する。これらの条件下で、標本は固形ロッドのように挙動する。その理由は、繊維間摩擦とチューブへの外圧とが繊維を集合的に保持して、個々の繊維の運動を阻止するからである。しかしながら、力がある臨界値になると、隣り合う繊維相互間ですべりが生じ始める。この繊維間すべりの結果として、折り曲げ力に対するサンプルの全抵抗が減少する。この点以後は撓みが曲げ応力よりも急速に増加する。応力と歪みとの間の直線関係が失われる。繊維間すべりが出現するときの臨界撓みdを計器によって測定し、これを使用してチューブサンプルの内部静摩擦係数の平均を計算する。静摩擦の変化は、被験サンプルによる処理前及び処理後の同じ毛髪標本の臨界撓みを比較することによって計算する。
動摩擦の変化
動摩擦試験はもう少し複雑である。振動性の力を使用すると材料の弾性(貯蔵)成分と粘性(損失)成分とのデコンボリューションが得られる。これらの量は、材料が変形から回復する能力(弾性)または機械的エネルギーの一部分を散逸させる能力(減衰)に一致する。摩擦は機械的エネルギーの散逸に関連する特性であり、従って動的機械試験から得られる損失成分を使用して探査できる。
動摩擦試験は、漸増する動的な力を定振動数でサンプルに導入することによって行う。更に、この動的な力は漸増する静的な力に重ねる。この挙動を図3に概略的に示す。
動摩擦係数の計算はいっそう複雑であり、重なり合った2つの折り曲げ力の結果として生じた繊維束の移動も含めた詳細な分析が必要である。静的及び動的な双方の力の大きさ(magnitude)が増加すると、これに伴って撓みの大きさも増加する。即ち、動的曲げの大きさが増加する。更に、曲げの振幅の大きさは、毛髪繊維の表面摩擦特性の影響を受ける。動摩擦の相対変化Δfdを評価できるように処理の前後に振幅を測定する。
相対的動摩擦係数は等式:
Δfd/fd=(A−A)/A
によって計算する。式中のAは処理前の曲げの最大振幅を表し、Aは処理後の同じ毛髪標本の最大振幅を表す。
表面摩擦を減少させるコンディショニング用配合物で同じ毛髪標本を処理したときは、同じ曲げ力でより長い繊維間すべり及びより大きい曲げ振幅が生じ得る(図4)。摩擦試験の結果は、毛髪繊維のバルク特性を変化させないでその表面摩擦だけを変化させる処理にのみ通用する。
以下の実験データは本発明の組成物の有益な特性を証明する。
表3は、表1及び表2に挙げた配合実施例に対して上述のDMA技術によって測定した静摩擦特性及び動摩擦特性を示す。
Figure 2006504603
シャンプー組成物
次に、以下に示すシャンプー配合物の非限定実施例12によって本発明を更に詳細に説明する。
Figure 2006504603
表5は、表4に挙げた配合実施例に対して上述のDMA技術によって測定した静摩擦特性及び動摩擦特性を示す。
Figure 2006504603
懸濁組成物:
次に、以下に示す懸濁液の非限定実施例によって本発明を更に詳細に説明する。
Figure 2006504603
毛髪の静摩擦および動摩擦を測定するための装置の説明図である。 毛髪の静摩擦および動摩擦を測定するための装置(図1)における毛髪およびチューブの拡大図である。 漸増する力によって生じる動的力および静的力の挙動を示す図である。 コンディショナーで処理した毛髪標本と未処理の毛髪標本に与えられた動的折り曲げ力により生じた振幅の大きさを測定した実験結果を示す図である。

Claims (18)

  1. (a)少なくとも1種類のシリコーン感圧接着剤と、並びに
    (b)(i)ヘアコンディショニング剤、
    (ii)毛髪洗浄剤、及び、
    (iii)前記シリコーン感圧接着剤が毛髪に付着できるように前記シリコーン感圧接着剤を懸濁させる物質、
    から成るグループから選択された少なくとも1つの材料と、
    を含む水性ヘアトリートメント組成物。
  2. 前記組成物が乾燥毛髪の静摩擦を少なくとも約10%増加させること、及び、前記組成物が乾燥毛髪の動摩擦を約100%より多くは増加させないかまたは前記動摩擦を減少させるかもしくは不変化で維持することを特徴とする請求項1に記載の水性ヘアトリートメント組成物。
  3. 前記組成物が乾燥毛髪の動摩擦を約60%より多くは増加させないことを特徴とする請求項2に記載の水性ヘアトリートメント組成物。
  4. 前記組成物が乾燥毛髪の動摩擦を約40%より多くは増加させないことを特徴とする請求項2に記載の水性ヘアトリートメント組成物。
  5. 前記組成物が乾燥毛髪の静摩擦を少なくとも約15%増加させることを特徴とする請求項2に記載の水性ヘアトリートメント組成物。
  6. 前記組成物が乾燥毛髪の静摩擦を少なくとも約20%増加させることを特徴とする請求項2に記載の水性ヘアトリートメント組成物。
  7. 前記シリコーン感圧接着剤が、−20℃以下のTg及び25℃の粘度0.1から30000Pa.sを有しているシラノール末端をもつポリジオルガノシロキサン30から60重量部と、0℃以上のTgをもつシラノール含有シリコーン樹脂40から70重量部との混合によって得られた低度に架橋した生成物であり、前記樹脂が、式R″SiO1/2で示される一価のトリヒドロカーボンシロキシ(M)基と式SiO4/2で示される四官能(Q)基とを含み、式中のR″は1から6個の炭素原子を有している一価の炭化水素基を表し、M基の数とQ基の数との比が0.5:1から1.2:1までの範囲であることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  8. 前記感圧接着剤が、界面活性剤の存在下で連続水相中に乳化したシリコーン分散相を含むエマルジョンとして分散しており、前記シリコーン分散相は300℃以下の沸点を有する揮発性シリコーン流体の60から20重量%中に分散された40から80重量%のシリコーン感圧接着剤を含み、前記シリコーン感圧剤はシラノール末端基を有する−20℃以下のTgのポリジオルガノシロキサンと0℃以下のTgのシラノール含有シリコーン樹脂との混合によって得られる低度に架橋した生成物であり、前記エマルジョンは非シリコン含有揮発性有機材料を含まない、請求項1に記載の組成物。
  9. (a)約0.01%から約10%の少なくとも1種類のシリコーン感圧接着剤と、
    (b1)約0.01%から約10%の少なくとも1種類の懸濁化剤、または、
    (b2)約0.05%から約10%の少なくとも1種類のヘアコンディショニング剤、または、
    (b3)約5%から約40%の少なくとも1種類の毛髪洗浄剤と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の水性ヘアトリートメント組成物。
  10. (a)約0.05%から約5%の少なくとも1種類のシリコーン感圧接着剤と、
    (b1)約0.1%から約5%の少なくとも1種類の懸濁化剤、または、
    (b2)約0.1%から約5%の少なくとも1種類のヘアコンディショニング剤、または、
    (b3)約10%から約20%の少なくとも1種類の毛髪洗浄剤と、
    を含むことを特徴とする請求項8に記載の水性ヘアトリートメント組成物。
  11. リーブイン組成物であることを特徴とする請求項1に記載の水性ヘアトリートメント組成物。
  12. リンスアウト組成物であることを特徴とする請求項1に記載の水性ヘアトリートメント組成物。
  13. ヘアコンディショナーであり、
    オクチルトリメチルアンモニウムクロリド、
    ドデシルトリメチルアンモニウムクロリド、
    ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロリド、
    セチルトリメチルアンモニウムクロリド、
    オクチルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、
    デシルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、
    ステアリルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、
    ジドデシルジメチルアンモニウムクロリド、
    ジオクタデシルジメチルアンモニウムクロリド、
    タロウトリメチルアンモニウムクロリド、
    ココトリメチルアンモニウムクロリド、
    セチルピリジニウムクロリド、
    クオタニウム−5、
    クオタニウム−31、
    クオタニウム−18;及びそれらの混合物から成るグループから選択されたコンディショニング剤を含むことを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  14. ポリアクリル酸、アクリル酸の架橋ポリマー、アクリル酸と疎水性モノマーとのコポリマー、カルボン酸含有モノマーとアクリルエステルとのコポリマー、アクリル酸とアクリルエステルとの架橋コポリマー、ヘテロ多糖ガム;エチレングリコールステアレート、脂肪酸のアルカノールアミド;エチレングリコールジステアレート;ポリエチレングリコール3ジステアレート;Carbopol 420、Carbopol 488;Carbopol 493;Carbopol 910、Carbopol 934、Carbopol 940、Carbopol 941;Carbopol 980;Carbopol 1342;アクリル酸とアクリレートエステルとの架橋ポリマー、キサンタンガム及びそれらの混合物から成るグループから選択された懸濁化剤を含むことを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  15. シャンプーであり、およびアニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤及びそれらの混合物から成るグループから選択された毛髪洗浄剤を含むことを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  16. 前記毛髪洗浄剤が、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルエーテル硫酸ナトリウムnEO(ここでnは1から20);オクチルフェノールエーテルスルフェートnEO(ここでnは1から20)、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム;ノニルフェノールエトキシレートnEO(ここでnは1から50)、アルコールエトキシレート;ラウリルアルコールnEO(ここでnは1から50)、オキシエチレン単位の数が1から30であるポリオキシエチレンモノステアレートから成るグループから選択されることを特徴とする請求項14に記載の組成物。
  17. 揮発性シリコーン、不揮発性シリコーン及びそれらの混合物から成るグループから選択されたコンディショニング剤を含むことを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  18. 毛髪に請求項1に記載の組成物を接触させることを含む、毛髪にこしの強さを与える方法。
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