JP2006504373A - フォトニックバンドギャップ材料によるマルチビームアンテナ - Google Patents

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Abstract

本発明は、電磁波を集束させるための装置およびマルチビームアンテナに関する。このアンテナは、少なくとも1個のバンドギャップを有するフォトニックバンドギャップ材料(20)と、このバンドギャップ材料内に少なくとも1個の狭いバンド幅を形成するための前記フォトニックバンドギャップ材料の少なくとも1個の周期的欠陥と、前記少なくとも1個の狭いバンド幅内で電磁波を送信しおよび/または受信するための励起素子(40〜43)であって、放射スポットがオーバーラップするように相互に配置されている励起素子を備える。

Description

本発明は、マルチビームアンテナに関するものであり、このアンテナは、電磁波を空間的及び周波数的にフィルタリングするフォトニックバンドギャップ材料であって、少なくとも1つのバンドギャップを具備し、送信および/または受信モードにおいて放射する外部表面を形成するフォトニックバンドギャップ材料と;このフォトニックバンドギャップ材料の少なくとも1つのバンドギャップ内に少なくとも1つの狭い帯域幅を生成するためのフォトニックバンドギャップ材料の少なくとも1つの周期性における欠陥と;この少なくとも1つの欠陥によって生成される少なくとも1つの狭い帯域幅内で電磁波を送信しおよび/または受信する励起装置と;を有している。
マルチビームアンテナは、宇宙アプリケーションにおいて(特に、地球の表面に対して送信しおよび/または、地球の表面から情報を受信するべく、静止衛星において)非常に広範に使用されている。このために、これらのアンテナは、複数の放射要素を有しており、これらのそれぞれは、相互に異なる電磁波ビームを生成する。これらの放射要素は、例えば、電磁波ビームの反射器を形成するパラボラの焦点近傍に配置されており、これらのパラボラ及びマルチビームアンテナは、静止衛星内に収容されている。このパラボラは、それぞれのビームを地球の表面の対応するエリアに案内するためのものである。そして、このマルチビームアンテナからのビームによって照射される地球表面のそれぞれのエリアを、通常、カバレージエリアと呼んでいる。従って、それぞれのカバレージエリアは、1つの放射要素に対応している。
現在、使用されている放射要素は、「ホーン」と呼ばれており、このホーンを具備するマルチビームアンテナは、ホーンアンテナと呼ばれている。それぞれのホーンは、送信および/または受信モードにおいて放射される円錐形のビームの基部を形成する略円形の放射スポットを生成する。そして、これらのホーンは、放射スポットを互いに可能な限り近接させるべく、互いに並べて配置されている。
図1Aは、正面から見たマルチビームホーンアンテナを図式的に示しており、7つの正方形F1〜F7は、互いに隣接配置された7つのホーンのフットプリントを示している。そして、それぞれが正方形F1〜F7の1つに内接している7つの円S1〜S7は、対応するホーンによって生成される放射スポットを表している。この図1Aのアンテナは、フランスに情報を送信するべく、静止衛星のパラボラの焦点に配置されている。
図1Bは、−3dBのカバレージエリアC1〜C7を表しており、このそれぞれは、図1Aのアンテナの1つの放射スポットに対応している。それぞれの円の中心は、受信パワーが最大である地球表面の地点に対応している。そして、それぞれの円の円周は、地球表面における受信パワーが、その円の中心における最大受信パワーの半分を上回っているエリアの範囲を示している。放射スポットS1〜S7は実際には隣接しているが、これらによって生成される−3dBのカバレージエリアは、互いに離れている。尚、本明細書においては、これらの−3dBのカバレージエリアの間に位置している領域を「受信ギャップ(reception gap)」と呼ぶ。従って、それぞれの受信ギャップは、受信パワーが最大受信パワーの半分を下回っている地球表面の領域に対応している。そして、これらの受信ギャップ内においては、受信パワーは、地上の受信機が正しく動作するには不十分なものになっている。
従来、この受信ギャップの問題を克服するべく、マルチビームアンテナの放射スポットをオーバーラップさせることが提案されている。図2Aには、この種のオーバーラップしたいくつかの放射スポットを有するマルチビームアンテナの部分正面図が示されている。この図には、2つの放射スポットSR1及びSR2のみが示されている。それぞれの放射スポットは、7つの独立した互いに別個の放射源によって生成されている。即ち、放射スポットSR1は、互いに隣接して配置された放射源SdR1〜SdR7によって形成されている。そして、放射スポットSR2は、放射源SdR1、SdR2、SdR3、及びSdR7と、放射源SdR8〜SdR10によって生成されている。放射源SdR1〜SdR7は、第1動作周波数で動作し、この第1周波数において略均一な電磁波の第1ビームを生成するのに適している。そして、放射源SdR1〜SdR3及びSdR7〜SdR10は、第2動作周波数において動作し、この第2動作周波数において略均一な電磁波の第2ビームを生成するのに適している。従って、放射源SdR1〜SdR3及びSdR7は、第1及び第2動作周波数において同時に動作するべく設計されている。尚、この第1及び第2動作周波数は、生成される第1及び第2ビーム間における干渉を制限するべく、互いに異なったものになっている。
従って、このようなマルチビームアンテナにおいては、放射源SdR1〜SdR3などの放射源が、放射スポットSR1及び放射スポットSR2の両方を生成するべく使用されており、この結果、これら2つの放射スポットSR1及びSR2のオーバーラップが生成されている。図2Bには、オーバーラップする放射スポットを具備するマルチビームアンテナによって生成された−3dBのカバレージエリアの配置図が示されている。このようなアンテナによれば、受信ギャップを相当に減少させることが可能であり、場合によっては、これらを消滅させることもできる。しかしながら、放射スポットがいくつかの独立した互いに別個の放射源から形成されており、且つ、これらの少なくともいくつかは、その他の放射スポットにも使用されているという事実に部分的に起因し、このマルチビームアンテナの制御は、従来のホーンアンテナと比べて複雑である。
本発明は、オーバーラップした放射スポットを有する簡単なマルチビームアンテナを提案することにより、この問題を克服することを目的としている。
従って、本発明の目的は、以上において定義したアンテナであり、これは、励起装置が、少なくとも第1及び第2の別個の動作周波数の近傍において同時に動作するべく設計されており;励起装置が、互いに別個であって独立した第1及び第2励起要素を含み、このそれぞれは、電磁波を送信および/または受信するべく設計されており、第1励起要素は、第1動作周波数において動作するべく設計され、第2励起要素は、第2動作周波数において動作するべく設計されており;フォトニックバンドギャップ材料の1つ又はそれぞれの周期性の欠陥により、放射外部表面に直交する方向における一定の高さと、放射外部表面に平行な既定の横方向寸法を有する漏洩共振空洞が形成され;第1及び第2動作周波数は、漏洩共振空洞の同一の共振モードを励起するべく設計されており、この共振モードは、第1及び第2放射スポットを外部表面上にそれぞれ生成するべく、空洞の横方向寸法とは無関係に、同一に確立され、これらの放射スポットのそれぞれは、送信および/または受信モードにおいてアンテナによって放射される電磁波のビームの発生地点を表しており;放射スポットのそれぞれは、その位置がその生成元である励起要素の位置に依存し、且つ、その面積がその生成元である放射要素の面積を上回る幾何学的な中心を具備しており;第1及び第2励起要素は、第1及び第2放射スポットがフォトニックバンドギャップ材料の外部表面上に互いに並んで部分的にオーバーラップした状態で位置するように互いに対して配置されている;ことを特徴としている。
このマルチビームアンテナの場合には、それぞれの励起要素により、電磁波ビームの発生地点において基部又は断面を形成する単一の放射スポットが生成される。従って、この観点においては、このアンテナは、1つのホーンが1つの単一の放射スポットを生成する従来のホーンアンテナに類似している。この結果、このアンテナの制御も、従来のホーンアンテナの制御に類似している。又、これらの励起要素は、放射スポットをオーバーラップさせるべく配置されている。従って、このアンテナは、オーバーラップした放射スポットを有するマルチビームアンテナの利点を具備する一方で、マルチビームホーンアンテナの制御と比べて、励起要素の制御が複雑化してはいない。
本発明によるマルチビームアンテナのその他の特性によれば、それぞれの放射スポットは、略円形であって、その幾何学的な中心は、最大送信および/または受信パワーに対応し、その外縁は、その中心における最大送信および/または受信パワーの一部に等しい最大送信および/または受信パワーに対応しており、2つの励起要素の幾何学的な中心を隔てている外部表面に平行な面内における距離は、第1励起要素によって生成される放射スポットの半径と第2励起要素によって生成される放射スポットの半径を加えたものを確実に下回っており;それぞれの放射スポットの幾何学的な中心は、放射外部表面に垂直であって、その生成元である励起要素の幾何学的な中心を通過するライン上に配置されており;第1及び第2励起要素は、1つの同一の空洞内に配置されており;第1及び第2動作周波数は、この同一の空洞によって生成される同一の狭い帯域幅内に位置しており;第1及び第2励起要素は、別個の共振空洞内にそれぞれ配置され、第1及び第2動作周波数は、これらの個別の空洞の横方向寸法から独立して共振モードをそれぞれ励起するべく設計されており;電磁放射の反射器面は、フォトニックバンドギャップ材料と関連付けられており、この反射器面は、別個の空洞を形成するべく変形されており;1つの又はそれぞれの空洞の形状は、平行六面体であり;電磁波を集束させる装置は、半円筒形状の反射器を有しており、アンテナのフォトニックバンドギャップ材料は、この反射器の半円筒形状の表面に対応する凸状の表面を具備している。
又、本発明は、電磁波を送信および/または受信するシステムにも関係しており、このシステムは、このシステムによって送信および/または受信される電磁波を焦点上に集束させる装置と;電磁波を送信および/または受信するべく、略焦点上に配置されれた電磁波の送信機および/または受信機と;を有し、本発明によるアンテナを有すると共に、その外部放射表面は、電磁波の送信機および/または受信機を形成するべく、略焦点上に配置されていることを特徴としている。
本発明によるシステムのその他の特徴によれば、電磁波を集束させる装置は、パラボラ形の反射器であり;電磁波を集束させる装置は、電磁レンズである。
本発明については、添付の図面との関連で、一例としてのみ提供する以下の説明を参照することにより、十分に理解されよう。
図3は、マルチビームアンテナ4を示している。このアンテナ4は、電磁波を反射する金属面22と関連付けられたフォトニックバンドギャップ材料20から形成されている。
尚、フォトニックバンドギャップ材料については周知であり、この材料20などのフォトニックバンドギャップ材料の設計法については、例えば、仏国特許出願第9914521号(FR9914521)明細書に記述されている。従って、本明細書においては、この最新技術と比較したアンテナ4の特定の特徴についてのみ、詳細に説明することとする。
フォトニックバンドギャップ材料とは、特定の周波数範囲を吸収する(即ち、その周波数範囲内における透過を妨げる)特性を有している材料であることを思い起こして頂きたい。これらの周波数範囲により、本明細書において「バンドギャップ」と呼んでいるものが形成される。
図4には、材料20のバンドギャップBが示されている。この図4には、送信又は受信する電磁波の周波数対透過係数の変化を表す曲線が示されている(単位:デシベル)。この「透過係数」とは、フォトニックバンドギャップ材料の一方において送信されたパワーと、他方において受信されたパワーの比率を表すものである。この材料20の場合には、バンドギャップB(又は、吸収帯域B)は、略7GHz〜17GHzにかけて延びている。
このバンドギャップBの位置と幅を左右するものは、フォトニックバンドギャップ材料の特性と特徴のみである。
通常、フォトニックバンドギャップ材料は、様々な誘電率および/または透磁率の誘電体の周期的なアレイから構成されている。この場合には、材料20は、アルミナなどの第1磁性材料から製造された2つのプレート30、32と、空気などの第2磁性材料から製造された2つのプレート34及び36から形成されている。プレート34は、プレート30及び32間に挟持されており、プレート36は、プレート32と反射面22間に挟持されている。プレート30は、このプレートスタックの一端に位置しており、このプレートは、プレート34と接触状態にある表面とは反対側の外部表面38を具備している。そして、この表面38が、送信および/または受信モードにおける放射表面を形成している。
周知のように、この幾何学的および/または高周波的な周期性に断絶を導入することにより(このような断絶を欠陥とも呼ぶ)、吸収の欠陥を生成することができる(即ち、フォトニックバンドギャップ材料のバンドギャップ内に狭い帯域幅を生成することができる)。そして、このような状態の材料を、欠陥を有するフォトニックバンドギャップ材料と呼ぶ。
この場合には、プレート34の高さ(又は、厚さ)を上回るプレート36の高さ(又は、厚さ)Hを選択することにより、幾何学的な周期性における断絶を生成している。周知のように、帯域幅Bの略中央に狭い帯域幅E(図4)を生成するには、この高さHは、次の関係によって定義される。
Figure 2006504373
ここで、λは、帯域幅Eの中央周波数fmに対応する波長であり、εrは、空気の相対誘電率であり、μrは、空気の相対透磁率である。
ここで、中央周波数fmは、略1.2GHzに実質的に等しい。
プレート36は、その高さHが一定であって、その横方向寸法がフォトニックバンドギャップ材料20と反射器22の横方向寸法によって定義される平行六面体の漏洩共振空洞を形成している。これらのプレート30及び32と反射面22は、矩形であり、横方向の寸法は同一である。そして、この場合には、次の経験的な式によって定義される半径Rよりも数倍大きくなるように、この横方向の寸法を選択している。
dB≧20log(πΦ/λ)−2.5 (1)
ここで、GdBは、アンテナの所望の利得(単位:デシベル)であり、Φ=2Rであり、λは、中央周波数fmに対応する波長である。
一例として、利得が20dBの場合には、半径Rは、略2.15λに等しくなる。
周知のように、このような平行六面体の共振空洞は、共振周波数のいくつかの群を有している。共振周波数のそれぞれの群は、基本周波数とその高調波(即ち、基本周波数の整数倍)から形成されている。1つの同一の群のそれぞれの共振周波数により、空洞の同一の共振モードが励起される。これらの共振モードを、共振モードの項TM0、TM1、...、TMiなど、と呼んでいる。尚、これらの共振モードについては、「Electromagnetisme, traite d’Electricite, d’Electronique et D’Electrotechnique」という名称のF.Cardiolによる文献(Ed. Dunod、1987年)に更に詳しく記述されている。
ここでは、共振モードTM0は、基本周波数fm0近傍の励起周波数の範囲によって励起可能であることを思い起こして頂きたい。同様に、それぞれのモードTMiも、基本周波数fmi近傍の励起周波数の範囲によって励起可能である。そして、それぞれの共振モードは、特定のアンテナの1つの特定の放射パターンと、外部表面38上に形成される送信および/または受信モードにおける1つの放射スポットに対応している。尚、この放射スポットとは、この場合には、送信および/または受信モードにおいて放射されるパワーが、アンテナ4によってこの外部表面から放射される最大パワーの半分以上になっているスポットのすべてを含む外部表面38のエリアのことである。そして、それぞれの放射スポットは、放射パワーが最大放射パワーに略等しい地点に対応する幾何学的な中心を具備している。
共振モードTM0の場合には、この放射スポットは、その直径Φが式(1)によって得られる円に内接している。そして、共振モードTM0の場合には、放射パターンは、この場合には、外部表面38に垂直であって放射スポットの幾何学的な中心を通過する方向に沿って、強い指向性を有している。図5には、この共振モードTM0に対応する放射パターンが示されている。
周波数fmiは、狭い帯域幅E内に配置されている。
最後に、4つの励起要素40〜43が反射面22上の空洞36内に互いに並んで配置されている。この記載例においては、これらの励起要素の幾何学的な中心は、菱形の4つの角に配置されており、この辺の寸法は、確実に2Rを下回っている。
これらの励起要素のそれぞれは、その他の励起要素の動作周波数とは異なる動作周波数fTiの電磁波を送信及び/受信するべく設計されている。そして、この場合には、それぞれの励起要素の周波数fTiは、空洞36の共振モードTM0を励起するべく、fmに隣接している。これらの励起要素40〜43は、それぞれの励起要素によって電磁波に(並びに、この逆方向に)変換するための電気信号の従来の生成器/受信機45に接続されている。
これらの励起要素は、例えば、放射ダイポール、放射スロット、プレートプローブ、又は放射パッチから構成されている。そして、それぞれの放射要素の横方向の(即ち、外部表面38に平行な面における)フットプリントは、自身が生成する放射スポットの面積を確実に下回っている。
図6には、このアンテナ4の代表的なアプリケーションが示されている。即ち、この図6は、静止衛星に適した電磁波の送信および/または受信システム60を示している。このシステム60は、電磁波ビーム反射器を形成するパラバラ62と、このパラボラ62の焦点に配置されたアンテナ4と、を含んでいる。そして、アンテナ4の外部表面38によって送信又は受信される電磁波ビームが、この図には、ライン64によって表されている。
次に、この図6のシステムの特定のケースにおける図3のアンテナの動作方法について、説明することとする。
送信モードにおいては、生成器/受信機45によって起動された励起要素40が、動作周波数fToの電磁波を送信し、空洞36の共振モードTM0を励起する。その他の放射要素41〜43も、例えば、生成器/受信機45によって同時に起動され、それぞれ、動作周波数fT1、fT2、及びfT3において同様に動作する。
共振モードTM0の場合には、放射スポット及びこれに対応する放射パターンが空洞36の横方向寸法から独立していることが判明している。実際には、空洞36の横方向の寸法が、前述のように定義された半径Rを数倍上回っている場合には、共振モードTM0は、プレート30〜36のそれぞれの材料の厚さと特性によってのみ左右され、空洞36の横方向の寸法からは独立して確立されることになる。従って、いくつかの共振モードTM0を互いに並んだ状態で同時に生成可能であり、この結果、互いに並んで配置されたいくつかの放射スポットを同時に生成することができる。これは、励起要素40〜43が、それぞれ空間的に異なる地点において同一の共振モードを励起した場合に発生するものである。この結果、共振モードTM0の励起要素40による励起は、その幾何学的な中心が要素40の幾何学的な中心に対して垂直のライン内に位置している略円形の放射スポット46の外観として反映されることになる。同様に、共振モードTM0の要素41〜43による励起も、それぞれ、これらの要素のそれぞれの幾何学的な中心と垂直のライン内に位置する放射スポット47〜49の外観として反映されることになる。そして、要素40の幾何学的な中心が、要素41及び43の幾何学的な中心から確実に2Rを下回る距離に位置しているため、放射スポット46は、放射要素41及び43にそれぞれ対応する放射スポット47及び49と部分的にオーバーラップすることになる。同様の理由により、放射スポット49も、放射スポット46及び48と部分的にオーバーラップし、放射スポット48も、放射スポット49及び47と部分的にオーバーラップし、放射スポット47も、放射スポット46及び48と部分的にオーバーラップすることになる。
それぞれの放射スポットは、パラボラ62に対して放射されて、このパラボラ62によって地球の表面に対して反射される電磁波の発生地点における基部又は断面に対応している。従って、この送信ビームのそれぞれに対応する地球表面上のカバレージエリアは、オーバーラップした放射スポットを有する既存のマルチビームアンテナに類似した方式で、互いに近接(或いは、場合によっては、オーバーラップ)することにより、受信ギャップを減少させている。
受信モードにおいても、外部表面38のそれぞれ放射スポットは、送信モードにおいて説明したものに類似した方式で、地球表面上の1つのカバレージエリアに対応している。即ち、例えば、放射スポット46に対応するカバレージエリアから電磁波が送信されると、この電磁波は、パラボラ62によって反射された後に、そのスポット46に対応するエリア内において受信される。そして、その受信した電磁波が、狭い帯域幅E内に含まれる周波数を有している場合には、これは、フォトニックバンドギャップ材料20によって吸収されることなく、励起要素40によって受信されることになる。そして、励起要素によって受信されたそれぞれの電磁波は、電気信号の形態で生成器/受信機45に送信される。
図7は、フォトニックバンドギャップ材料72と電磁波反射器74から構成されたアンテナ70を示しており、図8は、このアンテナの透過係数対周波数の傾向を示している。
例えば、フォトニックバンドギャップ材料72は、フォトニックバンドギャップ材料20と同一であり、同一のバンドギャップBを有している(図8)。そして、図3との関連で既に説明済みの(このフォトニックバンドギャップ材料を形成している)プレートに対しては、同一の参照符号が付与されている。
反射器74は、例えば、空洞36を、異なる高さの2つの共振空洞76及び78に分割するべく変形された反射面22から形成されている。空洞76の一定の高さH1は、バンドギャップB内に、例えば、10GHzの周波数近傍の狭い帯域幅E1(図8)を配置するべく決定されている。同様に、共振空洞78の高さH2も、この同一のバンドギャップB内に、例えば、14GHz近傍に中心を有する狭い帯域幅E2(図8)を配置するべく決定されている。従って、この場合には、反射器74は、互い違いになって、互いに電気的に接続された2つの反射半面80及び82から構成されており、反射半面80は、プレート32に平行であって、それから高さH1だけ、離隔しており、半面82は、プレート32に平行であって、一定の高さH2だけ、それから離隔している。
最後に、励起要素84が、空洞76内に位置しており、励起要素86が、空洞78内に位置している。尚、これらの励起要素84、86は、励起要素84が空洞76の共振モードTM0を特に励起するためのものであり、励起要素86が空洞78の共振モードTM0を特に励起するためのものであるという事実を除いて、例えば、励起要素40〜43と同一である。
この実施例の場合には、励起要素84及び86の幾何学的な中心を隔てている水平距離(即ち、プレート32に対して平行な距離)は、それぞれ要素84及び86によって生成される2つの放射スポットの半径の合計を確実に下回っている。
このアンテナ70の動作方法は、図3のアンテナの動作方法と同一である。但し、この実施例の場合には、励起要素84及び86の動作周波数は、それぞれの狭い帯域幅E1、E2内に位置している。従って、図3のアンテナ4とは異なり、これらの励起要素のそれぞれの動作周波数は、例えば、この場合には、4GHzなどの広い周波数間隔だけ、互いに離隔している。そして、この実施例においては、所定の動作周波数を使用できるように、帯域幅E1、E2の位置を選択している。
図9は、マルチビームアンテナ100を示している。このアンテナ100は、放射装置4の単一の欠陥を有するフォトニックバンドギャップ材料20が、いくつかの欠陥を有するフォトニックバンドギャップ材料102によって置換されているという事実を除いて、アンテナ4に類似している。そして、この図7においては、図4に関連して既に説明済みの要素に対しては、同一の参照符号が付与されている。
アンテナ100は、反射面22に垂直であって、励起要素41及び43を通過する切断面における断面として示されている。
フォトニックバンドギャップ材料102は、第1誘電材料から製造されたプレートの2つの連続したグループ104及び106を具備している。これらのグループ104及び106は、反射面22に対して垂直の方向にスタックされている。そして、それぞれのグループ104、106は、例えば、反射面22に平行な2つのプレート110、112、及び114、116により、それぞれ形成されている(但し、これに限定されるものではない)。グループのそれぞれのプレートは、その同一のグループのその他のプレートと同一の厚さを具備している。グループ106の場合には、それぞれのプレートは、e2=λ/2の厚さを具備しており、この場合に、λは、フォトニックバンドギャップ材料の欠陥によって生成される狭い帯域の中央周波数の波長を示している。
一方、グループ104のそれぞれのプレートは、e1=λ/4の厚さを具備している。
尚、これらの厚さe1及びe2の算出方法は、仏国特許第9914521号(第2801428号)明細書の開示内容に準じたものである。
欠陥を有するフォトニックバンドギャップ材料102のそれぞれのプレート間に挟持されているのは、空気などの第2誘電材料からなるプレートである。そして、プレート110、112、114、及び116を隔てているこれらのプレートの厚さは、λ/4に等しい。
第1プレート116は、平行六面体の漏洩共振空洞を形成するべく、反射面22と対向し、厚さλ/2の第2誘電材料のプレートだけ、この面から離隔して位置している。好ましくは、これらの誘電材料プレートのそれぞれの連続したグループの誘電材料プレートの厚さeiは、連続したグループ104、106の方向に、比率qだけ、幾何学的に増大している。
又、非限定的な例として、この説明対象の実施例においては、図面の作成を容易にするべく、スタックするグループの数を2つとし、幾何学的な増大比率も、2としているが、これらの値は、これに限定されるものではない。
異なる透磁率、誘電率、及び厚さeiという各特性を具備するフォトニックバンドギャップ材料のグループをこのようにスタックすることにより、フォトニックバンドギャップ材料の同一のバンドギャップ内に生成される狭い帯域幅の幅が増大する。そして、この結果、図3の実施例と比べて、放射要素40〜43の動作周波数を互いに更に離隔するように選択することができる。
この放射装置100の動作方法は、アンテナ4の動作方法から直接的に導出可能である。
一変形においては、パラボラ62が電磁レンズによって置換されている。
以上において説明した放射装置は、平坦な構造で構成されている。しかしながら、一変形においては、これらの様々な要素の表面は、パラボラ又は電磁波ビームを集束させる装置の形状に適合されている。例えば、図10は、アンテナ204の電磁波ビームを集束させる装置202を具備するアンテナ200を示している。装置202は、例えば、半円筒形状の金属反射器である。そして、アンテナ204は、この装置202の焦点に配置されている。このアンテナ204は、半円筒の凹状表面に対応した凸状表面をそれぞれが具備している反射面と欠陥を有するフォトニックバンドギャップ材料のプレートを除いて、図3のアンテナに類似している。
一変形においては、それぞれの励起要素によって送信又は受信する放射を、隣接する励起要素が使用している方向とは異なる方向に偏光させている。このそれぞれの励起要素の偏光は、隣接する励起要素が使用している方向と直交していることが有利である。この結果、隣接する励起要素間における干渉と結合を制限することができる。
一変形においては、1つの同一の励起要素が、いくつかの異なる動作周波数において連続的に又は同時に動作するべく適合されている。このような要素を使用することにより、例えば、送信と受信が異なる波長において実行されるカバレージエリアを生成することができる。又、このような励起要素は、周波数スイッチングにも適している。
既存のマルチビームアンテナと、これによって生成されるカバレージエリアを示している。 既存のマルチビームアンテナと、これによって生成されるカバレージエリアを示している。 本発明によるマルチビームアンテナの透視図である。 図3のアンテナの透過係数を表すグラフである。 図3のアンテナの放射パターンを表すグラフである。 図3のアンテナを具備する電磁波を送信および/または受信するシステムの図式的な断面図である。 本発明によるマルチビームアンテナの第2実施例を示している。 図7のアンテナの透過係数を示している。 本発明によるマルチビームアンテナの第3実施例を示している。 本発明による半円筒形アンテナの図である。

Claims (11)

  1. 電磁波を送信および/または受信するシステムであって、
    前記システムによって送信および/または受信される前記電磁波を焦点上に集束させる装置(62)と、
    前記電磁波を送信および/または受信するべく、略前記焦点に配置されている電磁波の送信機および/または受信機と、
    を有し、
    前記電磁波の送信機および/または受信機を形成するべく、その外部放射表面が略前記焦点上に配置されたマルチビームアンテナ(4)を有しており、
    前記アンテナは、
    前記電磁波を空間的及び周波数的にフィルタリングするべく設計されたフォトニックバンドギャップ材料(20、142、172)であって、少なくとも1つのバンドギャップを具備し、送信および/または受信モードにおいて放射する外部表面(38、158)を形成するフォトニックバンドギャップ材料と、
    このフォトニックバンドギャップ材料の前記少なくとも1つのバンドギャップ内に少なくとも1つの狭い帯域幅を生成するための前記フォトニックバンドギャップ材料の少なくとも1つの周期性の欠陥(36、76、78、156、180)と、
    前記少なくとも1つの欠陥によって生成される前記少なくとも1つの狭い帯域幅内の電磁波を送信および/または受信する励起装置(40〜43、84、86、160、162、190)と、
    を有し、
    前記励起装置は、互いに別個であって独立した第1及び第2の励起要素(40〜43、84、86)を含み、このそれぞれは、電磁波を送信および/または受信するべく設計されており、前記第1励起要素は、第1動作周波数において動作するべく設計されており、前記第2励起要素は、第2動作周波数において動作するべく設計されており、
    前記フォトニックバンドギャップ材料の前記1つの又はそれぞれの周期性の欠陥(36、76、78)は、前記放射外部表面(38)に垂直の方向における一定の高さと前記放射外部表面に平行な既定の横方向寸法を有する漏洩共振空洞(36、76、78)を形成しており、
    前記第1及び第2動作周波数は、漏洩共振空洞(36、76、78)の同一の共振モードを励起するべく設計されており、この共振モードは、前記外部表面上にそれぞれ第1及び第2放射スポット(46〜49)を生成するべく、前記空洞の前記横方向寸法とは無関係に同一に確立され、これらの放射スポットのそれぞれは、送信および/または受信モードにおいて前記アンテナによって放射される電磁波ビームの生成地点を表しており、
    前記放射スポット(46〜49)のそれぞれは、その位置がその生成元の前記励起要素の位置に依存しており、且つ、その面積がその生成元の前記放射要素の面積を上回っている幾何学的な中心を具備し、
    前記第1及び第2励起要素(40〜43、84、86)は、前記第1及び前記第2放射スポット(46〜49)が、互いに並んで部分的にオーバーラップした状態で前記フォトニックバンドギャップ材料の前記外部表面(38)上に位置するように、互いに対して配置されていることを特徴とするシステム。
  2. 前記電磁波を集束させる装置は、パラボラ形反射器(62)であることを特徴とする請求項1記載のシステム。
  3. 前記電磁波を集束させる装置は、電磁レンズであることを特徴とする請求項1記載のシステム。
  4. それぞれの放射スポット(46〜49)は、略円形であり、その幾何学的な中心は、最大送信および/または受信パワーに対応し、その外縁は、その中心における最大送信および/または受信パワーの一部に等しい最大送信および/または受信パワーに対応しており、
    前記2つの励起要素(40〜43、84、86)の前記幾何学的な中心を隔てる前記外部表面に平行な面内における距離は、前記第1励起要素によって生成される前記放射スポットの半径と前記第2励起要素によって生成される前記放射スポットの半径を加えたものを確実に下回っていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のシステム。
  5. それぞれの放射スポット(46〜49)の前記幾何学的な中心は、前記放射外部表面(38)に対して垂直であり、且つ、その生成元である前記励起要素(40〜43)の幾何学的な中心を通過するライン上に配置されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のシステム。
  6. 前記第1及び第2励起要素(40〜43)は、1つの同一の空洞(36)内に配置されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のシステム。
  7. 前記第1及び第2動作周波数は、この同一の空洞(36)によって生成される同一の狭い帯域幅内に位置していることを特徴とする請求項6記載のシステム。
  8. 前記第1及び第2励起要素(84、86)は、別個の共振空洞(76、78)内にそれぞれ配置されており、前記第1及び第2動作周波数は、それらの別個の空洞の横方向寸法からは独立して共振モードをそれぞれ励起するべく設計されていることを特徴とする請求項1〜5の中のいずれか一項記載のシステム。
  9. 前記フォトニックバンドギャップ材料(72)に関連する電磁放射反射器面(74)を有し、この反射器面は、前記別個の空洞を形成するべく変形されていることを特徴とする請求項8記載のアンテナ。
  10. 前記1つの又はそれぞれの空洞の形状は、平行六面体である請求項1〜9の何れか1項に記載のシステム。
  11. 前記電磁波を集束させる前記装置は、半円筒形状の反射器(202)を有し、前記アンテナ(204)の前記フォトニックバンドギャップ材料は、前記反射器(202)の前記半円筒形状の表面に対応する凸状表面を具備していることを特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載のシステム。
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