JP2006504239A - エッジシールド及びガス排出をする静電チャックウエハポート及びトッププレート - Google Patents
エッジシールド及びガス排出をする静電チャックウエハポート及びトッププレート Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006504239A JP2006504239A JP2004546285A JP2004546285A JP2006504239A JP 2006504239 A JP2006504239 A JP 2006504239A JP 2004546285 A JP2004546285 A JP 2004546285A JP 2004546285 A JP2004546285 A JP 2004546285A JP 2006504239 A JP2006504239 A JP 2006504239A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wafer
- electrostatic chuck
- top plate
- gas
- cooling gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L21/00—Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
- H01L21/67—Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
- H01L21/67005—Apparatus not specifically provided for elsewhere
- H01L21/67011—Apparatus for manufacture or treatment
- H01L21/67098—Apparatus for thermal treatment
- H01L21/67109—Apparatus for thermal treatment mainly by convection
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L21/00—Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C16/00—Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L21/00—Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
- H01L21/02—Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L21/00—Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
- H01L21/67—Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
- H01L21/68—Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere for positioning, orientation or alignment
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
Abstract
【課題】一様なエネルギーが照射される半導体ウエハの温度制御をする装置の提供。
【解決手段】半導体ウエハ10を処理するための装置。静電チャック6は円周状ガス分配溝14と、半導体ウエハ後面13と静電チャック6との間に位置するガスギャップ16を画定する。リップ3は、ウエハ10の外側帯5をシールドするために配置される。
【解決手段】半導体ウエハ10を処理するための装置。静電チャック6は円周状ガス分配溝14と、半導体ウエハ後面13と静電チャック6との間に位置するガスギャップ16を画定する。リップ3は、ウエハ10の外側帯5をシールドするために配置される。
Description
本発明は、一般的に半導体ウエハの製造に使用される装置に関するものであり、特に、ウエハ温度を等しく維持するために使用される冷却ガス源のガス排出とエネルギー源とから、ウエハのエッジシールドを行う静電チャックウエハポート及びトッププレートに関するものである。
一般に、半導体ウエハを取り扱う高真空システムにおいて、エネルギー源はウエハを加熱する。例えば、イオン注入機において、高エネルギーイオンビームはウエハに(ガスとともに)エネルギーが伝達され、ビームからのエネルギーは熱に変換されるので、ウエハの温度を上昇させる。ウエハの温度を制御するために、後面冷却ガスは、ウエハに隣接している静電チャックに配置された圧力分配溝内に、しばしば導入される。静電チャックは、工程中、ウエハを保持している。冷却ガスは、ウエハとチャック間の狭い溝を満たし、熱伝導路を提供し、ウエハからの熱を水で冷却された基部へ伝達する。
圧力分配溝は、通常、静電チャックの端部の近くに配置され、その結果、外側のガス流は上記端部近くのガス流領域に閉じ込められる。ウエハとチャック間の溝の残りの部分は、一様な圧力P(典型的には、約10から約200トールの間)であり、それ故、冷却プレートへ熱をコンスタントに伝導する冷却ガスを含む。これに対して、ガス流領域内の冷却ガスの圧力は、Pから高真空圧(<<1)に変わり、そのため、冷却プレートの伝導度は減少し、ウエハの熱をエッジ(端部)へ導く。Siベースの半導体の伝導度が、冷却ガスのそれよりも高いとすれば、ホットスポットがウエハの加熱されたエッジから中央の方へ伸びるであろう。このより高いエッジの温度は、多くの工程で意味はないけれでも(フォトレジストがそのまま残っている工程では要求される)、SIMOXへの酸素イオン注入のような、正確な温度制御を要求する工程に対しては重要である。この場合、減少した端部冷却によって起る温度の非一様性は、半導体ウエハの仕様が信頼できないことになる。
また、これら高真空システムにおいて、ガス排出溝は、通常、処理室を冷却ガスで汚染することを避けるために、静電チャックの端部で用いられる。しかしながら、静電チャックの端部に密接して圧力分配溝を配置することによって、圧力分配溝に隣接してガス排出溝を配置することは、設計上、意義のある制限を受ける。さらに、ウエハのどちらの面でも粒子汚染の量を最小にするので、好ましいウエハハンドリングの方法はエッジグリップになっていた。これを達成するために、エッジの約1mmは、ウエハの両側からアクセスできることが必要であり、さらにエッジ冷却の問題を悪化させる。最後に、もし静電チャックがウエハの上下方向の処理中に失敗すれば、従来技術では、処理室へのウエハ落下の防止するための機械的手段がない。
したがって、本発明者は静電チャックウエハポート設計での改良が必要であることがわかっている。
したがって、本発明者は静電チャックウエハポート設計での改良が必要であることがわかっている。
本発明は、半導体ウエハが一様な(平均的な)エネルギー源にさらされる高真空室において、半導体ウエハを処理するための装置を提供することによって、上記課題を達成するものである。この装置は、静電チャックを含むウエハポートフランジ、及びウエハの外側帯をシールドするリップを含むトッププレートからなる。
本発明は、特有の効果及び機能に左右されないけれども、エネルギー源からウエハをエッジシールドすることによって、トッププレート内のリップが、冷却されないエッジから熱源を取り去り、それによって、水を伝わって一様な温度を生じるということに注意されなければならない。さらに、上記リップは冷却ガス源から高真空室への流れを制限するように働くことが銘記されるべきである。さらに、ウエハのシールドバンド部は冷却されないので、リップはウエハが静電クランプの上に張り出すことを可能とし、それによって、ウエハハンドリングのために、エッジをクランプできることに、注意されなければならない。ウエハが上下する工程の取扱の中で、上記リップは「セイフティネット(safety net )」として働き、その結果、もし、静電チャックが失敗しても、ウエハが高真空室へ落下することを機械的に防止する。
本発明の一実施形態によれば、半導体ウエハを処理するための装置は、ウエハポートフランジ及びトッププレートを含んでいる。ウエハポートフランジは静電チャックを含み、静電チャックは、円周状のガス分配溝と、静電チャックと半導体ウエハの後側との間に配置されたガスギャップを特徴としている。トッププレートは、ウエハの外側帯をシールドするように配置されるリップを含んでいる。
本発明のこれら及び他の利点は、図面と共に本発明の以下の記載から、完全に理解されるであろう。特許請求(クレーム)の範囲はその記載によって決められ、本発明に記載された特徴や利点に特に限定されるものでないことに注意されなければならない。
本発明の以下の説明は、同等の構成は同等の参照番号で示されている図面にしたがって読まれれば、よく理解できるであろう。
当業者であれば、図面内の要素は単純化、明りょう化されて説明されており、必ずしもスケールが描かれていないことは理解できる。例えば、図内の要素の、いくつかの大きさは、本発明の理解を容易にするために、他の要素に比較して誇張されている。
図1を参照すると、本発明の一実施形態に従う半導体ウエハを処理する装置が描かれている。装置は、ウエハポートフランジ2とトッププレート4を含み、それらは図1に参照番号1で示すような高真空室内に配置することができる。高真空室1は、半導体ウエハを処理するための制御された環境を備え、少なくとも1トール以下の内部圧力を有する。
当業者であれば、図面内の要素は単純化、明りょう化されて説明されており、必ずしもスケールが描かれていないことは理解できる。例えば、図内の要素の、いくつかの大きさは、本発明の理解を容易にするために、他の要素に比較して誇張されている。
図1を参照すると、本発明の一実施形態に従う半導体ウエハを処理する装置が描かれている。装置は、ウエハポートフランジ2とトッププレート4を含み、それらは図1に参照番号1で示すような高真空室内に配置することができる。高真空室1は、半導体ウエハを処理するための制御された環境を備え、少なくとも1トール以下の内部圧力を有する。
ウエハポートフランジ2は、処理のための高真空室1内に、半導体ウエハ10を保持するために使用される静電チャック6を含む。図示はされていないが、静電チャック6は、さらに温度制御される基部、絶縁体層、誘電体層、及び1対の電極を含み、これらは、ブレイク(Blake)外の名義の米国特許第5436790号明細書に記載されている静電チャックと同様であり、代表的な静電チャックの記述として、参考として本明細書に含まれる。
半導体ウエハ10は、前面11及び後面13を有する。さらに、エネルギー源(図示されていない)が備えられ、半導体ウエハ10の前面11に、高エネルギービーム8が焦点を結ぶように形成されている。エネルギービーム8は、ウエハ10の径方向に一様にウエハ10の前面11に集束され、また、イオンビーム、電子ビーム、ガスプラズマ、及びそれらの組合せから選択できる。
本発明は、種々の電位の適用に対して真空環境内で粒子の温度を制御する熱伝導を行うように形成されているけれども、イオン注入装置内での半導体ウエハのエッジシールドや、半導体ウエハの冷却に用いられるガスの排出にも特に適用可能である。したがって、本発明は、例えば、SIMOXイオンシャワーのようなイオン注入装置に関して、ここで記載されている。
図2を参照すると、本発明を使用する典型的なイオン注入装置の略図が示されており、一様なエネルギー源21からのイオンは、ビームライン24に沿って、垂直加速器コラム23を介して、エンドステーション25へ投射される。ここで、イオンは半導体ウエハに向けて照射される。一様なエネルギー源21は、高電圧源22に接続され、一様なエネルギー源21、加速器コラム23、ビームライン24及びエンドステーション25は、全て高真空室1内に収容される。高真空室1は,真空ポンプ装置26によって、高真空下に維持される。典型的には、イオン注入装置は、イオンビームがウエハに照射されるとき、約1×10−5以下の圧力レベルで操作される。
図1を参照して、ウエハ10は、静電チャック6に対して、ウエハ10の後面13とチャック6が面するように配置される。静電チャック6は、円周状ガス分配溝14と、チャック6とウエハ10の後面間に配置されるガスギャップ16を含む。円周状ガス分配溝14は、静電チャック6の外側周縁エッジ7から約1mmのところに配置される。上記溝14は、幅約0.1mm以上、深さ約0.2mm以下である。ガスギャップ16は、約1μm以下である。
ビームが半導体ウエハ10に達すると、高エネルギービーム8は熱エネルギーに変換され、半導体の温度は上昇する。半導体ウエハ10の温度を制御するために、冷却ガスが円周状ガス分配溝14に導入され、ウエハ10から静電チャック6へ熱を伝達させる熱伝導を行うために、ガスギャップ16に冷却ガスが流れ込み、満たされる。これは譲りうけられた米国特許第4514636号及び第4261762号に記載されており、それらに教示されるガス伝導冷却は参考として本明細書に含まれる。
静電チャック6に隣接するウエハポートフランジ2は、ウエハポートフランジ2内に形成される内部通路(未図示)を介して、水あるいはフレオンのような流体を循環させることによって冷却される。冷却ガス源は、約1トール以上の圧力下にあり、例えば、窒素、ネオン、ヘリウムあるいは水素のような高熱伝導性のガスからなる。冷却ガス源は、レギュレータ及びリークバルブ(未図示)を介して、離れているガス源から円周状ガス分配溝14へ、分配可能である。
静電チャック6に隣接するウエハポートフランジ2は、ウエハポートフランジ2内に形成される内部通路(未図示)を介して、水あるいはフレオンのような流体を循環させることによって冷却される。冷却ガス源は、約1トール以上の圧力下にあり、例えば、窒素、ネオン、ヘリウムあるいは水素のような高熱伝導性のガスからなる。冷却ガス源は、レギュレータ及びリークバルブ(未図示)を介して、離れているガス源から円周状ガス分配溝14へ、分配可能である。
ガスギャップ16は、また、円周状ガス分配溝14によって囲まれている一様な熱伝導領域17を画定している。冷却ガスは、一様な熱伝導領域17内のガス圧が平衡に達するまで、当初、上記溝14を介して、冷却ガス源から供給される。一度、この安定状態が達成されると、冷却ガスは円周状ガス分配溝14と静電チャック6の外側周縁エッジ7(ウエハ10の外側1mm)との間の領域内にのみ流れる。平衡圧に達する初期の一時的状況の後、一様な熱伝導領域17内には冷却ガスは流れない。したがって、ガス圧は、一様な熱伝導領域17に隣接し、そのため一定の熱伝導率を行う半導体ウエハ10の大部分の領域で、一様になる。(ここで、圧力とギャップを考えると、熱伝導は自由な分子によるものであり、そして、熱伝導は圧力のみに比例するということである。)。しかしながら、上記溝14とウエハエッジとの間の、圧力(ウエハエッジで処理室1の圧力(<<1トール)へ低下させる)内の傾きに導かれるガス流がある。これは、冷却された静電チャック6への伝導は、ウエハエッジ周縁で非常に低い値になるということを意味する。もし、水がイオンビームのような一様なエネルギー源によって一様に加熱されるならば、ウエハエッジでの熱と冷却のインバランスは、エッジを加熱することになる。半導体の熱伝導率は、ガスギャップの伝導率より高いので、ホットスポットはウエハの中心の方へ延びるであろう。半導体ウエハ上に3mmのエッジ除外部があるけれども、この1mmの限定された熱伝導領域の温度の影響は、この除外部を越えてよく及ぼされる。
この問題の重要性は、300mmウエハの限定要素モデルを用いて決定することができることであり、このウエハは、前面領域上で一様に加熱されているが、後面では減少領域で一様に冷却されていることである。図3を参照すると、3点すなわち、1)RC=147mmの径で形成される冷却領域、2)RC=148.5mmの径で形成される冷却領域、3)加熱がガードリングによって半径148.5mmに制限されているウエハ、が示されている。モデルパラメータは、SIMOXイオンシャワーの適用では典型的である。
Q=1.2e6W/m2 ;
hi=2000W/m2℃ ;
ho=0 ;及び
K=120W/m℃
ここで、Qは、エネルギービームによって与えられるエネルギーフラックスであり、hは、ウエハの内部のガス冷却領域での熱伝導係数であり、hoは、外側シールド領域熱伝導係数であり、KはSiの熱伝導度である。結果は、冷却されない小領域は、ウエハのその領域で一様な温度である、という効果を示している。もし、加熱領域が冷却領域に等しく作られるならば、温度は、基本的にウエハの全域で等しくなるであろう。
Q=1.2e6W/m2 ;
hi=2000W/m2℃ ;
ho=0 ;及び
K=120W/m℃
ここで、Qは、エネルギービームによって与えられるエネルギーフラックスであり、hは、ウエハの内部のガス冷却領域での熱伝導係数であり、hoは、外側シールド領域熱伝導係数であり、KはSiの熱伝導度である。結果は、冷却されない小領域は、ウエハのその領域で一様な温度である、という効果を示している。もし、加熱領域が冷却領域に等しく作られるならば、温度は、基本的にウエハの全域で等しくなるであろう。
これらの結果にしたがって、本発明のトッププレート4は、半導体ウエハ10の外側帯5を高エネルギービーム8からシールドするために配置されるリップ3を含む。一方、上記ビーム8は、一様な熱伝導領域17に隣接するウエハ10の冷却部分に接触することは可能である。外側帯5は、半導体ウエハ10の約3mm以下である。高エネルギービーム8から、ウエハ10の外側帯5(限定された熱伝導領域18に隣接している)をエッジシールドすることによって、リップ3はウエハ10の非冷却エッジから熱源をはずすことに効果的である。リップ3は、高エネルギービーム8にさらされるウエハ10の部分にわたって、一様な温度を提供する。このように、本発明は、一様な高エネルギー源にさらされる時、半導体ウエハのエッジシールドと関連する問題を解決する。
トッププレート4、そして特にリップ3は、液体(水)冷却することができ、その結果、高エネルギービーム8の一定の衝撃に耐えることができる。さらにリップ3及びトッププレート4は、ウエハ10の如何なる汚染を起さないために、シリコーン被覆することができる。このシリコーン被覆は、電気伝導させるためにドープすることができ(代表的には、ボロンで)、イオンビームを、高電位及びアークの発生による荷電から防護する。
本発明にしたがって、トッププレート4は、約1mm以上であるギャップによって、静電チャック6から分離している。したがって、リップ3は、ウエハ10の前面11から約0.1mm以下で配置される。静電チャック6の円周状ガス分配溝14に冷却ガスを導入することによって、ウエハ10と静電チャック6間のギャップを介して、ポンピングチャネル9の外方へ、ガスが流れる。ポンピングチャネル9は、ウエハポートフランジ2とトッププレート4間に配置される。ポンピングチャネル9(>幅1mm)の熱伝導は、リップ3とウエハ10の前面と(<0.1mm)によって決まる熱伝導より大きいので、前記ガスの多くは、高真空室1内よりも、ポンピングチャネル9から外へ流れる。この特徴は、少なくともウエハ10のファクタによって、高真空室1へのガス流を減少させることができる。
ウエハ10の厚さ許容値は、約0.025mm以下である。ウエハ10の前面とリップ3間の小ギャップは、繰返し達成される。したがって、ウエハポートフランジ2の底部が、トッププレート4上に達し(bottoms out)、ウエハ10の前面11とリップ3との間を適切な寸法に位置決めする。「ボトムアウト(bottoms out)」とは、ウエハポートフランジ2がトッププレート4に直接配置されることを意味し、トッププレート4とウエハポートフランジ2の間にO―リング19を配置して、このO−リング19上にウエハポートフランジを位置させるものではない。このO‐リング19は、大気のエアの流れを、フランジ2がトッププレート4に位置する境界面20で、阻止するように形成されている。
また、本発明にしたがって、ウエハ10の外側帯5のエッジシールドを提供することによって、リップ3はウエハが静電チャック6の上に張り出すことを可能にし、それによって、ウエハハンドリングの目的でエッジクランプを可能にする。したがって、半導体ウエハ10の直径は、静電チャック6の直径よりも大きくすることができ、それによって、外側帯5の部分は静電チャック6の上に張り出す。この張り出しは、約1mmとすることができる。
半導体ウエハの処理において、図1、2の実施形態のように、静電チャック6とウエハ10を上下方向に配置することが、時々必要である。この配置において、もし静電チャック6が失敗すれば、リップ3はウエハ10が高真空室1内へ落下することを防止するであろう。
本発明は、ある典型的な実施形態を参照して記載されているが、記載された本発明の概念及び精神の範囲内で多くの変更が可能である。したがって、本発明は、開示された実施形態に制限されず、特許請求の範囲の言語によって認められる全範囲を有するものと解釈される。
1 高真空室
10 半導体ウエハ
6 静電チャック
14 円周状ガス分配溝
4 トッププレート
3 リップ
5 外側帯
10 半導体ウエハ
6 静電チャック
14 円周状ガス分配溝
4 トッププレート
3 リップ
5 外側帯
Claims (32)
- ウエハポートフランジとトッププレートを含む半導体ウエハを処理するための装置であって、
上記ウエハポートフランジは静電チャックを含み、上記静電チャックは、円周状ガス分配溝と、半導体ウエハの後面と上記静電チャック間に配置されるガスギャップとを含んでおり、
上記トッププレートはリップを含み、上記リップは上記ウエハの外側帯をシールドするために配置されている半導体ウエハを処理するための装置。 - 上記装置は、高真空室内に配置されている請求項1記載の装置。
- 上記高真空室は、内部圧力を含み、上記内部圧力は1トール以下である請求項2記載の装置。
- 上記装置は、さらにエネルギー源を含み、上記エネルギー源は高エネルギービームを上記半導体ウエハの前面に集束するように形成されている請求項1記載の装置。
- 上記高エネルギービームは、イオンビーム、電子ビーム、ガスプラズマ、及びそれらの組合せから選択される請求項4の装置。
- 上記エネルギー源は、SIMOXイオンシャワーである請求項4の装置。
- 上記高エネルギービームは、一様に上記ウエハの前面に集束する請求項4の装置。
- 上記円周状ガス分配溝は、上記静電チャックの外側周縁エッジから約1mmのところに配置される請求項1記載の装置。
- 上記円周状ガス分配溝は、幅約0.1mm以上、深さ約0.2mm以下である請求項1記載の装置。
- 上記ガスギャップは、厚さ約1μm以下である請求項1記載の装置。
- 冷却ガス源を含み、上記冷却ガス源は、上記ガスギャップと流体連絡している請求項1記載の装置。
- 上記冷却ガス源は、約1トール以上のガス圧である請求項11記載の装置。
- 上記冷却ガス源は、高熱伝導性である請求項11の装置。
- 上記冷却ガス源は、窒素、ネオン、ヘリウムあるいは水素である請求項11の装置。
- 上記ガスギャップは、さらに上記円周状ガス分配溝に囲まれた一様な熱伝導領域を画定し、
上記一様な熱伝導領域は、これと流体連絡をする冷却ガス源を含み、
上記冷却ガス源は、上記一様な熱伝導領域全域で一定であるガス圧を有する請求項1の装置。 - 上記冷却ガス源は、約1トール以上のガス圧である請求項15の装置。
- 上記冷却ガス源は、高熱伝導性である請求項15の装置。
- 上記冷却ガス源は、窒素、ネオン、ヘリウムあるいは水素である請求項15の装置。
- 上記外側帯は、約3mm以下である請求項1の装置。
- 上記トッププレートは、液体冷却される請求項1の装置。
- 上記トッププレートを冷却する上記液体は、水である請求項20の装置。
- 上記トッププレートは、さらにシリコーン被覆を含む請求項1記載の装置。
- 上記シリコーン被覆は、電気伝導性材料がドープされている請求項22の装置。
- 上記電気伝導性材料は、ボロンからなる請求項23の装置。
- 上記トッププレートと上記静電チャックは、約1mm以上のギャップによって分離されている請求項1記載の装置。
- 上記リップは、上記ウエハの前面から約0.1mm以下のところに配置される請求項1記載の装置。
- 上記ウエハポートフランジと上記トッププレート間に形成されるポンピングチャネルを、さらに含む請求項1記載の装置。
- 上記ウエハポートフランジは、上記リップと上記ウエハ間で適切な寸法を位置決めし、上記トッププレート上に配置されるように構成される請求項1記載の装置。
- 上記ウエハポートフランジと上記トッププレート間に位置するO−リングをさらに含み、上記O‐リングは上記ウエハポートフランジが上記トッププレート上に置かれるインターフェースで、大気の流れをさえぎるように形成される請求項28の装置。
- 上記ウエハの径は、上記静電チャックの径より大きく、それによって上記ウエハの外側帯の部分は、上記静電チャックの上に張り出している請求項1の装置。
- 上記ウエハの外側帯は、約1mmまで上記静電チャックの上に張り出している請求項30の装置。
- もし、上記静電チャックが上下方向に処理中に失敗しても、上記リップは上記ウエハを捕らえるように配置される請求項1記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US10/278,640 US20040079289A1 (en) | 2002-10-23 | 2002-10-23 | Electrostatic chuck wafer port and top plate with edge shielding and gas scavenging |
PCT/IB2003/004652 WO2004038766A2 (en) | 2002-10-23 | 2003-10-22 | Electrostatic chuck wafer port and top plate with edge shielding and gas scavenging |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006504239A true JP2006504239A (ja) | 2006-02-02 |
Family
ID=32106584
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004546285A Pending JP2006504239A (ja) | 2002-10-23 | 2003-10-22 | エッジシールド及びガス排出をする静電チャックウエハポート及びトッププレート |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20040079289A1 (ja) |
EP (1) | EP1556884A2 (ja) |
JP (1) | JP2006504239A (ja) |
KR (1) | KR20050051713A (ja) |
CN (1) | CN1706026A (ja) |
AU (1) | AU2003274407A1 (ja) |
TW (1) | TW200409274A (ja) |
WO (1) | WO2004038766A2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022531137A (ja) * | 2019-05-01 | 2022-07-06 | アクセリス テクノロジーズ, インコーポレイテッド | 高出力ウェハー冷却 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4379627B2 (ja) * | 2004-09-13 | 2009-12-09 | 信越半導体株式会社 | 半導体ウェーハの評価方法及び半導体ウェーハの評価装置 |
EP1993128A3 (en) * | 2007-05-17 | 2010-03-24 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method for manufacturing soi substrate |
US20090084988A1 (en) * | 2007-09-27 | 2009-04-02 | Varian Semiconductor Equipment Associates, Inc. | Single wafer implanter for silicon-on-insulator wafer fabrication |
WO2020068254A1 (en) | 2018-09-25 | 2020-04-02 | Applied Materials, Inc. | Methods and apparatus to eliminate wafer bow for cvd and patterning hvm systems |
CN114959600B (zh) * | 2022-05-31 | 2023-08-18 | 北京北方华创微电子装备有限公司 | 工艺腔室及半导体工艺设备 |
Family Cites Families (27)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4261762A (en) * | 1979-09-14 | 1981-04-14 | Eaton Corporation | Method for conducting heat to or from an article being treated under vacuum |
US4514636A (en) * | 1979-09-14 | 1985-04-30 | Eaton Corporation | Ion treatment apparatus |
US4599135A (en) * | 1983-09-30 | 1986-07-08 | Hitachi, Ltd. | Thin film deposition |
US5292399A (en) * | 1990-04-19 | 1994-03-08 | Applied Materials, Inc. | Plasma etching apparatus with conductive means for inhibiting arcing |
US5447570A (en) * | 1990-04-23 | 1995-09-05 | Genus, Inc. | Purge gas in wafer coating area selection |
JPH0555145A (ja) * | 1991-08-27 | 1993-03-05 | Hitachi Ltd | 基板加熱装置 |
US5539609A (en) * | 1992-12-02 | 1996-07-23 | Applied Materials, Inc. | Electrostatic chuck usable in high density plasma |
KR0164618B1 (ko) * | 1992-02-13 | 1999-02-01 | 이노우에 쥰이치 | 플라즈마 처리방법 |
US5436790A (en) * | 1993-01-15 | 1995-07-25 | Eaton Corporation | Wafer sensing and clamping monitor |
US5467249A (en) * | 1993-12-20 | 1995-11-14 | International Business Machines Corporation | Electrostatic chuck with reference electrode |
US5463525A (en) * | 1993-12-20 | 1995-10-31 | International Business Machines Corporation | Guard ring electrostatic chuck |
US5535507A (en) * | 1993-12-20 | 1996-07-16 | International Business Machines Corporation | Method of making electrostatic chuck with oxide insulator |
TW357404B (en) * | 1993-12-24 | 1999-05-01 | Tokyo Electron Ltd | Apparatus and method for processing of plasma |
US5548470A (en) * | 1994-07-19 | 1996-08-20 | International Business Machines Corporation | Characterization, modeling, and design of an electrostatic chuck with improved wafer temperature uniformity |
US5805408A (en) * | 1995-12-22 | 1998-09-08 | Lam Research Corporation | Electrostatic clamp with lip seal for clamping substrates |
US6284093B1 (en) * | 1996-11-29 | 2001-09-04 | Applied Materials, Inc. | Shield or ring surrounding semiconductor workpiece in plasma chamber |
US5885428A (en) * | 1996-12-04 | 1999-03-23 | Applied Materials, Inc. | Method and apparatus for both mechanically and electrostatically clamping a wafer to a pedestal within a semiconductor wafer processing system |
US6051122A (en) * | 1997-08-21 | 2000-04-18 | Applied Materials, Inc. | Deposition shield assembly for a semiconductor wafer processing system |
US5922133A (en) * | 1997-09-12 | 1999-07-13 | Applied Materials, Inc. | Multiple edge deposition exclusion rings |
US6138745A (en) * | 1997-09-26 | 2000-10-31 | Cvc Products, Inc. | Two-stage sealing system for thermally conductive chuck |
US6149730A (en) * | 1997-10-08 | 2000-11-21 | Nec Corporation | Apparatus for forming films of a semiconductor device, a method of manufacturing a semiconductor device, and a method of forming thin films of a semiconductor |
US6120607A (en) * | 1998-12-03 | 2000-09-19 | Lsi Logic Corporation | Apparatus and method for blocking the deposition of oxide on a wafer |
US6373679B1 (en) * | 1999-07-02 | 2002-04-16 | Cypress Semiconductor Corp. | Electrostatic or mechanical chuck assembly conferring improved temperature uniformity onto workpieces held thereby, workpiece processing technology and/or apparatus containing the same, and method(s) for holding and/or processing a workpiece with the same |
US6206976B1 (en) * | 1999-08-27 | 2001-03-27 | Lucent Technologies Inc. | Deposition apparatus and related method with controllable edge exclusion |
US6377437B1 (en) * | 1999-12-22 | 2002-04-23 | Lam Research Corporation | High temperature electrostatic chuck |
JP5165817B2 (ja) * | 2000-03-31 | 2013-03-21 | ラム リサーチ コーポレーション | 静電チャック及びその製造方法 |
JP3758979B2 (ja) * | 2001-02-27 | 2006-03-22 | 京セラ株式会社 | 静電チャック及び処理装置 |
-
2002
- 2002-10-23 US US10/278,640 patent/US20040079289A1/en not_active Abandoned
-
2003
- 2003-10-22 WO PCT/IB2003/004652 patent/WO2004038766A2/en not_active Application Discontinuation
- 2003-10-22 TW TW092129215A patent/TW200409274A/zh unknown
- 2003-10-22 EP EP03758388A patent/EP1556884A2/en not_active Withdrawn
- 2003-10-22 KR KR1020057006857A patent/KR20050051713A/ko not_active Application Discontinuation
- 2003-10-22 JP JP2004546285A patent/JP2006504239A/ja active Pending
- 2003-10-22 AU AU2003274407A patent/AU2003274407A1/en not_active Abandoned
- 2003-10-22 CN CNA2003801018854A patent/CN1706026A/zh active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022531137A (ja) * | 2019-05-01 | 2022-07-06 | アクセリス テクノロジーズ, インコーポレイテッド | 高出力ウェハー冷却 |
JP7506689B2 (ja) | 2019-05-01 | 2024-06-26 | アクセリス テクノロジーズ, インコーポレイテッド | 高出力ウェハー冷却 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1706026A (zh) | 2005-12-07 |
AU2003274407A1 (en) | 2004-05-13 |
WO2004038766A2 (en) | 2004-05-06 |
US20040079289A1 (en) | 2004-04-29 |
KR20050051713A (ko) | 2005-06-01 |
TW200409274A (en) | 2004-06-01 |
WO2004038766A3 (en) | 2004-07-22 |
EP1556884A2 (en) | 2005-07-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100404778B1 (ko) | 진공 처리 장치 | |
JP4176848B2 (ja) | 基板支持体及び処理装置 | |
US6628503B2 (en) | Gas cooled electrostatic pin chuck for vacuum applications | |
JP7551765B2 (ja) | 基板処理チャンバにおける処理キットのシース及び温度制御 | |
EP0025670B2 (en) | Method and apparatus for conducting heat to or from an article being treated under vacuum | |
JPH08227934A (ja) | 静電チャックを備えたチャンバのためのプラズマガード | |
GB2114813A (en) | Apparatus for thermal treatment of semiconductor wafers by gas conduction incorporating peripheral gas inlet | |
KR102702944B1 (ko) | 프로세스 키트의 시스 및 온도 제어 | |
TW200913054A (en) | High temperature cathode for plasma etching | |
CN111684580B (zh) | 用于选择性预清洁的快速响应基座组件 | |
US20030089457A1 (en) | Apparatus for controlling a thermal conductivity profile for a pedestal in a semiconductor wafer processing chamber | |
US7151658B2 (en) | High-performance electrostatic clamp comprising a resistive layer, micro-grooves, and dielectric layer | |
JPH0622213B2 (ja) | 試料の温度制御方法及び装置 | |
JP2006504239A (ja) | エッジシールド及びガス排出をする静電チャックウエハポート及びトッププレート | |
JP2580791B2 (ja) | 真空処理装置 | |
JPH0670984B2 (ja) | 試料の温度制御方法及び装置 | |
JP2726410B2 (ja) | 静電吸着電極 | |
JP2626618B2 (ja) | 真空処理装置の試料保持方法 | |
JP2953688B2 (ja) | 試料の温度制御方法 | |
JP2636781B2 (ja) | 真空処理方法 | |
JP2636782B2 (ja) | 試料温度制御用伝熱ガスの制御方法 | |
JPH08153713A (ja) | プラズマ処理装置の試料保持方法 | |
CN112786422A (zh) | 一种聚焦环、等离子体处理器及方法 | |
JP2626618C (ja) | ||
JPH07273177A (ja) | 真空処理方法 |