JP2006501882A - 代替ゴルフクラブおよびこれを用いる方法 - Google Patents

Abstract

（要約）改良されたゴルフトレーニングシステムおよびこのシステムを用いる方法が提供される。このゴルフトレーニングシステムはまた、新たなゲームとして用いられ得る。このシステムは、拡大打撃面（１３５）を有するゴルフクラブ（１００）およびより短いシャフト（１１０）、ならびに可変伸長長さになるティー（１５０）を含む。段階的にかつ漸進的に、ティー（１５０）の長さを減少し、そしてクラブ（１００）の長さを延ばすことにより、プレイヤーは、適正なスイング技巧を学習し得る。

Description

（発明の背景）
（発明の分野）
本発明は、スポーツ用デバイスに関し、そして特に、改良されたゴルフスイングトレーニングデバイスおよびこのデバイスを用いる方法に関する。

（関連技術の説明）
ゴルフのゲームは、常に、その随行者を有しているが、最近、このスポーツの興味が劇的に増加している。しかし、このゲームの難しさおよび高価な装備は、人々の参加に対し、著しい障壁を示している。

一世紀ではないにしても、数十年の間、ゴルフクラブ製造業者は、打撃されるときボールをより遠く、かつより真直ぐに飛ぶようにすることに対してそれらの技術的進歩に焦点をあててきた。クラブ製造業者は、多くのゴルファーが、装備の新たな進歩に対して数千ドルを費やすことを知っている。かれらは、技能を「買う」ことを当てにしているということを実感している。しかし、ゴルフクラブは演じ、および人々はそれをスイングするのみである。不幸なことに、これらの技術的進歩は、実質的により容易にボールを打撃させるようにほとんどしていない。今日のゴルファーは、ＰＧＡスターによって用いられているのと実質的に正確に同じクラブを用いている。これらのゴルファーは、ゴルフコースに行き、ゲームを学びかつ上手にプレーすることが期待される。これは、現在プレーされるように、ゲームの大きな困難性を考慮すれば非現実的である。捧げる時間が最少である人々が、これらのクラブで効率的に練習し実施することを期待するのは不当かつ実際的でない。

ゴルフの参加に対する最も大きい２つの障壁は：（１）ゲームの難しさ、および（２）高価なことである。人々がゴルフをプレーする２つの最大の理由は：（１）ボールを打つことの満足感、および（２）社交である。

ゴルフスイングは、脊柱の軸の周りの同調された運動からなる。人々が直立しているとき、それらの頭、肩、腕、尻、脚及び幅は、リラックスして自然かつ心地よい位置にある。右利きの人々がゴルフクラブを持ち、そしてボールを見下ろすとき、ゴルファーは、それらの脊柱角度を傾け、それらの右肩をより低く落とし、尻で前かがみになり、そしてボールを見下ろさなければならない。この傾けること、落とすこと、前かがみになることおよび見下ろすことは、頭、肩、腕、尻、脚および幅の間の自然な関係を破壊する。身体は、ここで、不自然または「方向感覚がない」位置にある。これは、多くの問題を生成する。なぜなら、身体の各部分は、ここで、「方向感覚がない」ようになり、そして他の身体の部分に対して独立になるからである。これらの身体部分の１つが、ゴルフスイングの間に他の部分から独立に運動するとき、スイングには「連絡切断」がある。ゴルファーは、同調した様式で演じるために各身体部分を再教育しなければならない。これは、ゲームがそのように挫折感を引き起こし、かつ困難であり得る理由である。これはまた、ゴルフスイングを学習することが困難である理由である。

３つの主要因子が、ゴルフボールを打つことを非常に困難にしている。それらは：１）クラブ面のサイズ、２）クラブの長さ、および３）ボールの位置である。

従って、改良されたゴルフトレーニングデバイスに対する、そして特に伝統的なゴルフクラブでゴルフをプレーするためのプレイヤーを効率的かつ安価に訓練するトレーニングデバイスに対する必要性が存在する。

（発明の要旨）
本発明の１つの実施形態によれば、ゴルフクラブが提供される。このゴルフクラブは、長軸を有するほぼ細長いシャフト、ならびに、少なくとも１つの軸、垂直方向の中心点、および拡大平坦打撃面を有するクラブヘッドを備える。いくつかの実施形態では、この打撃面は上記垂直方向の中心点の周りで対称であり、そして上記クラブヘッドの少なくとも１つの軸は上記シャフトの長軸に平行である。

いくつかの実施形態では、上記シャフトは長さが約１２〜４７インチであり得る。１つの実施形態では、上記クラブは長さが約３４インチである。いくつかの実施形態では、上記クラブヘッドは、約３００〜６００ｇの質量を有し得る。１つの実施形態では、上記クラブヘッドは、約３３５ｇの質量を有する。いくつかの実施形態では、上記クラブは、右利きおよび左利きの使用、または両手利きの使用に適合されている。上記打撃面は円形であり得る。

本発明の別の実施形態によれば、ゴルフシステムが提供される。このゴルフシステムは、ゴルフクラブおよびティーを含む。このクラブは、拡大打撃面およびショートボールを有するクラブヘッドを含み得る。ゴルフボールは打撃されて、このクラブを用いて上記ティーから離れる。特定の実施形態では、上記クラブは約１８〜５０インチの長さを有する。１つの実施形態では、上記クラブは、長さが約３４インチである。いくつかの実施形態では、上記打撃面は円形である。いくつかの実施形態では、上記ティーは約１２〜６０インチの高さを有する。

本発明の別の実施形態によれば、ゴルフを学習する方法が提供される。この方法は、第１の長さを有する第１のティーを選択する工程、クラブを選択する工程、このクラブを用いてボールを打撃して上記ティーから離す工程を含み、それによってプレイヤーが適正なスイング技巧を学習する。いくつかの実施形態では、上記クラブヘッドは、少なくとも１つの軸、垂直方向の中心点、およびこの垂直方向の中心点の周りで対称である拡大平坦打撃面を有し、上記シャフトは長軸を有している。上記クラブヘッドの少なくとも１つの軸は上記シャフトの長軸に平行であり得る。

いくつかの実施形態では、上記第１のティーは、約３４インチの高さを有する。これらの実施形態はまた、約２４インチの高さを有する第２のティーを選択する工程を包含し得る、ここで、プレイヤーは、ボールを打撃してこの第２のティーから離す。これらの実施形態はまた、約１４インチの高さを有する第３のティーを含み得、ここで、プレイヤーは、ボールを打撃してこの第３のティーから離す。いくつかの実施形態では、この方法は、様々な長さの複数のティーを選択する工程、およびトレーニングが進行するときティーの高さを減少する工程を含み得る。１つの実施形態では、第１のティーは、伸縮自在である。いくつかの実施形態では、この第１のティーの長さは可変である。他の実施形態では、様々な長さの複数のティーが提供され得、その結果、プレイヤーは、第１のティーの高さより低い高さにあるティーから地面レベルにあるティーまで段階的に開始することにより、ゴルフをプレーすることを学習する。このティーは伸縮自在であり得る。いくつかの実施形態では、上記クラブは、拡大打撃面を含み、そして約３００〜６００ｇの質量を有する。

本発明の別の実施形態によれば、ゴルフを学習する方法が提供される。この方法は、少なくとも第１のティーおよび拡大打撃面を有するクラブを提供する工程、およびこのクラブを用いてボールを打撃し、この第１のティーから離す工程を含み、それによってプレイヤーは、適正なスイング技巧を学習する。

本発明の別の実施形態によれば、ゲームをプレーする方法が提供される。この方法は、地面に約１２〜６０インチの高さを有するティーを配置する工程、ならびに、長軸を有する細長いシャフトおよびクラブヘッドであって、このクラブヘッドの質量の中心を通過する軸を有するクラブヘッドを有するクラブでボールを打撃し、上記ティーから離す工程を包含する。いくつかの実施形態では、上記シャフトの長軸および上記クラブヘッドの軸は同一線上にある。

本発明の別の実施形態によれば、細長いシャフト、およびクラブヘッドを有するゴルフクラブが提供される。このクラブヘッドは、拡大円形打撃面を有し得、そしてこの打撃面の平面は、上記シャフトを通る長軸と平行である。

本発明の別の実施形態によれば、ゴルフを学習する方法が提供される。この方法は、ティーの高さを段階的、漸進的に減少する工程、およびクラブの長さを漸進的に増加する工程を包含する。上記ティーの高さ、および上記クラブの長さは、同時に変更され得る。

上記クラブは、右利き使用および左利き使用の両方に適合され得る。

本発明のより良好な理解のために、添付の図面および添付の特許請求の範囲を合わせて考慮し、詳細な説明への参照がなされる。

（好適な実施形態の詳細な説明）
本発明の実施形態を、ここで、添付の図面を参照して説明し、ここで、図面全体を通じ同様の番号は、同様の部材を示す。本明細書中に提示される説明で用いられる用語は、いかなる限定的または制限的様式において解釈されることは意図されない。なぜなら、それは、本発明の特定の詳細な実施形態の詳細な説明と組み合わせて利用されているからである。さらに、本発明の実施形態は、いくつかの新規な特徴を含み得、それらのどの１つとして、単にその所望の属性の原因であるもの、または本明細書に記載される本発明を実施するために必須であるものはない。

図１Ａを参照して、本発明の特定の実施形態によるゴルフクラブ１００の１つの実施形態が示される。本発明の特定の実施形態は、ゴルフトレーニングシステムに関する。しかし、その他の実施形態は、ゴルフの一般的スポーツおよび娯楽局面に関する。

本明細書に記載されるゴルフトレーニングシステムは、ゴルファーに、「トップダウン」からゴルフを学習する機会を提供する。近代スイングを教示することへの「トップダウン」アプローチは、より迅速な結果および成功を生じる。今日の近代スイングの技巧は、ゴルファーが、クラブを身体の前に維持することを要求する。この位置は、すべての種類の問題が起こる場所であるゴルファーの後ろに捕捉されることからクラブを維持する。多くのゴルフの優れたインストラクターは、ゴルフスイングを、野球のスイングと同様であるが、異なる平面上にあると正確に説明している。「ヘッドリフティング」、「ヒップスウェイ」、「リバースピボット」、「アームスイング」、「フラットスイング」、「アップライトスイング」などのようなスイングの課題はすべて、本発明のシステムで識別および矯正され得る。上級プレイヤーには、このシステムは、調子が悪いとき、スイング欠陥性向または「連絡切断」を識別することを支援する。１つの「連絡切断」は、ゴルファーがスイングするときそれらの頭が持ち上がるときに起こる。

本発明のシステムは、ゴルファーが、適正なスイング技巧を上達する際に脊柱の軸の周りに肩、尻、および脚を同調する利益を迅速に感じることを可能にする。ボールを眼のレベルにより近い高くしたティー上に配置することにより、プレイヤーは、かなりより自然な位置をとり得、そしてよりリラックスしかつ楽しい形式で適正なスイング技巧を教示され得る。

いくつかの実施形態では、図１Ａに示されるように、シャフト１１０、グリップ１２０およびクラブヘッド１３０を有するゴルフクラブ１００が提供される。このゴルフクラブ１００は、トレーニングデバイスとして、またはプレーするために用いられ得る。全体のクラブの長さは、約１８インチ〜５０インチであり得る。いくつかの実施形態では、このシャフト１１０、グリップ１２０、およびクラブヘッド１３０はすべて、共通の長軸に沿って横たわっている。いくつかの実施形態では、図１Ｂに示されるように、クラブヘッド１３０は、クラブヘッド１３０がシャフト１１０の長軸に対して角度があるように配向され得る。この角度は、鋭角（０〜９０゜）、鈍角（９０〜１８０゜）、または緩和（１８０〜３６０゜）であり得る。いくつかの実施形態では、このクラブは、シャフト１１０の長軸の周りで垂直方向の対称を維持している。

１つの実施形態では、クラブのこのシャフト１１０は真直ぐであり、そして円形の断面を有している。しかし、多角形、楕円形、八角形おび他の丸い形状のようなその他の断面形状が用いられ得る。このシャフトは、スチールのような金属から作製され得るが、任意のその他の材料が用いられ得る。用いられ得る材料の例は、チタン、グラファイト、ハードプラスチック、ポリマー、コンポジット、その他の金属、またはそれらの組み合わせを含む。

グリップ１２０は、伝統的なゴルフクラブで用いられるグリップと同様である。このグリップ１２０は、円筒形形状を有し、そして管状の開口部を含み、シャフト１１０を受容するように適合された内径を有している。多くの実施形態では、グリップ１２０の内側部分は、シャフト１１０の形状に適合されている。従って、シャフト１１０が非円形の断面を有するとき、少なくともこの内側管状部分はまた、対応するか、または相補的な断面を有する。このグリップ１２０は、手の形状に成形され得る。このグリップ１２０は、ゴム、皮、またはその他の材料から作製され得る。

図２〜４に関して、このクラブヘッド１３０が詳細に示される。図３Ａ、３Ｂ、および４によって示される実施形態では、クラブヘッド１３０は、円形のクラブ面１３５および半球形背部１４０を有し得る。このクラブ面１３５は、シャフト１１０、グリップ１２０、およびクラブヘッド１３０を通る長軸に平行に位置する平面内に存在し得る。クラブ面１３５のために、多角形、楕円形、八角形およびその他の湾曲または非湾曲形状のような、その他の形状もまた用いられ得る。

クラブヘッド１３０は、図２では、複数の軸ＸおよびＹを含む。いくつかの実施形態では、このクラブ面１３５の少なくとも１つの軸Ｘは、シャフト１１０を通る長軸に平行である。このクラブ面１３５はまた、垂直方向の中心点を含む。いくつかの実施形態では、このクラブ面１３５は、この垂直方向の点の周りで対称である。特定の実施形態では、このクラブヘッド１３０は、この垂直方向の中心点の周りで対称である。多くの実施形態では、この同クラブは、左利きまたは右利きのプレイヤーのいずれかによって用いられ得る。１つの実施形態では、少なくとも１つの軸Ｙは、クラブヘッド１３０の質量の中心を通過する。この実施形態では、このクラブヘッド１３０の質量の中心を通過する軸は、シャフト１１０の長軸と同一線上にあり得る。

クラブの面１３５はまた、図３Ｂに示されるように、装飾的および／または機能的であり得る表面処理１４５を含み得る。表面処理１４５の例は、刻み、外装、メッキおよびコーティングを含むが、その他の表面処理もまた同様に用いられ得る。この表面処理１４５は、利用可能な任意の製造技法を用いてクラブ面１３５上に提供され得る。この表面処理１４５は、クラブヘッド１３０の改良された整列のためにクラブ面１３５上に提供され得る。さらに、この表面処理１４５は、改良されたボールへのエネルギー移動のため、または改良されたスピンのためにクラブ面１３５上に提供され得る。このクラブヘッド１３０は、スチール、ステンレス鋼、アルミニウム、チタンまたはそれらの組み合わせのような金属から作製され得る。その他の材料の例は、ハードプラスチック、ポリマー、コンポジット、およびそれらの組み合わせを含むが、しかし、その他の材料もまた用いられ得る。このクラブヘッド１３０を作製するために用いられる材料は、その全体が均一または不均一様式のいずれかで配置され得る。均一の実施形態では、このクラブヘッド１３０は、全体を通じて同じ材料から作製される。不均一の実施形態では、材料の組み合わせがクラブヘッド１３０を形成するために用いられ得、そしてこのクラブヘッド１３０中に別個に位置決めされ、クラブヘッド１３０の材料および機械的効果を最適化し得る。例えば、このクラブ面１３５は、１つの材料から作製され得、その一方、半球形の背部１４０は、別の材料、または材料の組み合わせから作製され得る。

この面１３５の直径は、いくつかの実施形態では約３〜６インチ、そしてその他の実施形態では約４〜５インチの範囲であり得る。このクラブヘッド１３０の総容量は、約３００〜６００ｃｃの範囲であり得、そして１つの実施形態では約３４０ｃｃである。このクラブヘッド１３０は、いくつかの実施形態では約３００〜６００ｇの範囲の質量を有し得、そして１つの実施形態では約３３５ｇである。しかし、提供されるこれらの値は単なる例示であり、そしてこのクラブヘッド１３０の寸法および質量は、有意に変動し得、クラブの使用の容易さおよび安定性を改良する。

このクラブヘッドの付加的重量およびクラブシャフトのより短い長さは、多くの実施形態において改良された安定性を提供する。長さを短くし、および質量を増加することにより、クラブ１００は、プレイヤーの脊柱の長軸の周りでより低い慣性モーメントを有する。このクラブ１００はスイングするのがより容易である。なぜなら、プレイヤーを通る軸の周りの慣性モーメントがより低いからである。クラブ１００は、クラブの長さを通る長軸の周りのより高い慣性モーメントを有する。クラブヘッド１３０の、中心をはずれた打撃の間のねじれに抵抗する能力が、特に、クラブ面１３５の中心から離れた接触をしばしばするレクリエーションのゴルファーにとって所望される。クラブを通る軸に周りの低慣性モーメントをもつクラブは、接触位置、および受けるショットの方向に依存して開放または閉鎖してねじれる。より高い慣性モーメントは、クラブヘッド１３０をねじれに対してより抵抗性にし、一般に、より真直ぐなショットを生じる。拡大された打撃面１３５はまた、ボールを打撃するプレイヤーの能力を改善する。

クラブ１００は、鋳造、成形、蝋着、溶接、および／またはキャスティングのような、ゴルフクラブを生成するための任意の方法から作製され得るが、その他の製造技法もまた同様に用いられ得る。鋳造は、一連の鋳造ダイからゴルフクラブヘッドを生成すること、およびこのヘッドを最終形状にスタンプすることを含む。鋳造されたヘッドは、代表的には、キャストヘッドよりも柔らかい金属から作製され得、そして手による仕上げ、およびクロムメッキを必要とし得る。圧縮成形は、代表的には、コンポジット材料とともに用いられる。成形は、グラファイトまたはその他の材料を積層すること、およびこれらの層を熱硬化しクラブヘッドを生成することを含む。いくつかの実施形態では、グリップ１２０は、圧縮適合技法を用いてシャフト１１０に付着され得る。特定の実施形態では、接着剤がまた、シャフト１１０にグリップ１２０を付与するために用いられ得る。あるいは、グリップ１２０は、シャフト１１０とともに形成され得る。１つの実施形態では、シャフト１１０は、クラブヘッド１３０に離脱可能に付着され得る。

図５Ａを参照して、特定の実施形態によれば、ティー１５０が提供される。このティーは、好ましくは、シャフト１５２、先端部１５４、およびティートップ１５６を含む。このティー１５０は、少なくとも３つの異なるサイズ：ビギナー１６０、中間１７０、および上級１８０であり得るが、本明細書で以後説明されるように、より多くまたはより少ないサイズが用いられ得る。用語「ビギナー」、「中間」、および「上級」は、説明目的のためにだけ用いられ、そして制限するものであることは意図されない。いくつかの実施形態では、図５Ｂに示されるように、ティー１５０は、伸縮自在であり得、単一のティーが様々な高さレベルを提供し得る。ロッドまたは管に伸縮自在効果を生成するための任意の方法が、このような実施形態で用いられ得る。

ティーのシャフト１５２は、ほぼ真直ぐであり、そして円形断面を有し得る。しかし、例えば、多角形、楕円形、八角形およびその他の湾曲または非湾曲形状のようなその他の断面形状が用いられ得る。いくつかの実施形態では、シャフト１５２は湾曲であり得る。断面直径もまた同様に変動し得、この直径は、先端部１５４でより大きく、そしてティートップ１５６でより小さく、そしてその逆もまた同様である。特定の実施形態では、このシャフト１５２は、スチールまたはチタンのような金属から作製されるが、グラファイト、コンポジッシ、ポリマー、ハードプラスチック、またはそれらの組み合わせのようなその他の材料もまた用いられ得る。シャフト１５２の長さは、以下に説明されるように可変である。

先端部１５４は、シャフト１５２の底端部に位置決めされる。先端部１５４は、ベース１５８および伸長部１５９を含み得る。このベース１５８は円形であり得、そして伸長部１５９およびシャフト１５２の両方より広い直径を有し得る。安定性を提供する任意のその他の形状が用いられ得る。ベース１５８は、ティー１５０が地面に配置されるとき安定性を有するようにティー１５０に構造的支持を提供する。伸長部１５９は、先端部が地面に容易に侵入し、そして地面における安定性を提供し、かつ地面に残るに適切な長さであるように、その最も底部部分でテーパー状であり得る。使用において、この伸長部１５９は、地面内にあり、その一方、ベース１５８は、地面のすぐ上にあり、表面に静止する。

ティートップ１５６は、シャフト１５２のトップ端部上に適合する管状部材であり得る。多くの実施形態では、このティートップ１５６は、ゴムのような弾力性材料である。このティートップ１５６は、ティー１５０に可撓性を提供し、クラブ１００がボールを、そして潜在的にはティー１５０を打撃するとき、シャフト１５２および先端部１５４の動きは最小である。

特定の実施形態では、ティー１５０の各部分は、別個に形成され、そして圧縮適合技法を用いてアセンブルされる。このシャフト１５２および先端部１５４は、一体ユニットとして製造され得、ティートップ１５６は圧縮適合技法を用いてアセンブルされる。例えば、溶接、鋳造、および接着剤のようなその他の方法もまた、シャフト１５２、先端部１５４、およびティートップ１５６を一緒に固定するために用いられ得る。

１つの実施形態では、ビギナーティー１６０は、ほぼ腰の高さである。図５Ａに示されるような特定の実施形態では、高さＣによって示されるように、このティーは約３４インチである。このビギナーティー１６０は、より自然な「打撃ゾーン」でボールを打撃することにゴルファーを順応するように設計されている。１つの実施形態では、第２または中間ティー１７０は、高さＢで示される長さが約２４インチである。この中間ティー１７０は、ゴルファーが、より垂直方向のスイングが上達したとき、より多くのパワーでボールを打つことを可能にする。ゴルファーは、わずかに上向きのスイングでボールを打つように試みるべきである。１つの実施形態では、第３または上級のティー１８０は、高さＡによって示される長さが約１４インチである。この上級ティー１８０は、スイングがより垂直方向の攻撃に上達するにつれてゴルファーがパワーでボールを打撃することを可能にする。多くの実施形態では、このティー１５０は、高さが約１２〜６０インチで変化する。

様々な長さの多くのティー１６０、１７０、および１８０を提供することにより、プレイヤーは、それらの技能が上達するとき、それらのスイングのレベルを徐々に調節し得る。プレイヤーは、ビギナーティー１６０で開始し得、そして中間ティー１７０に、そして次に上級ティー１８０に下げて動作し、適正なスイング技能が段階的に上達する。しかし、任意の数の異なる高さが用いられ得る。ティー高さにおける段階的なバリエイションは、プレイヤーが、野球のスイングに類似の最初のスイングから、伝統的なゴルフスイングまで調節することを可能にする。

図６〜８を参照して、クラブ１００およびティーシステム１５０を用いる方法が示される。ティーの高さ、そしてそれ故、ボールのレベルが、図６〜８に段階的にかつ漸進的に低くなって示される。ビギナーティー１６０から、中間ティー１７０に、上級ティー１８０に段階的に減少することにより、プレイヤーは、野球に類似であり、プレイヤーにより自然である最初のスイングからゴルフスイングまで段階的にステップダウンする。

図６は、ボール１９０を打つためにクラブ１００およびビギナーティー１６０を用いるプレイヤー１８５を示す。図７は、ボール１９０を打つためにクラブ１００および中間ティー１７０を用いるプレイヤー１８５を示す。図８は、ボール１９０を打つためにクラブ１００および上級ティー１８０を用いるプレイヤー１８５を示す。

クラブ１００の長さもまた調節され得る。このクラブの長さは、ティー高さの調節と同時に調節され得る。あるいは、プレイヤーは、同じ長さのクラブ１００を用いて、ティー１６０、１７０、および１８０間を調節し得、そして次に、クラブ１００の長さを増加し得る。

ティー１５０は、ティー１５０を支持するその他の方法が提供されなければ、地面中に固く埋められるべきである。示されていないいくつかの実施形態では、このティー１５０は、埋めることなくティー１５０を地面上でそれ自身を支持することを可能にする先端部１５４を含む。

本明細書に記載される装備を用いてプレーする方法の例をここで説明する。

特定の実施形態では、プレイヤーは、ティー１５０でそれらのクラブ１００を用いてティーからボールを打つ。次のショットは、ティー１５０をボールが横たわるほぼ近傍、例えば、ボールのすぐ後ろ、その前、その側面、またはその他の所望の位置に配置することによりプレーし得る。プレイヤーは、ティー１５０を、バンカーおよびハザードを含むコース上のいいずれでも用い得る。ボールは、グリーンに到達するまで、ティー１５０上で持ち上げ、かつ配置され、そして再び打撃され得る。いくつかの実施形態では、グリーン上にあるとき、プレイヤーは、ティーなしで、クラブ１００を伝統的なパターとして用いる。しかし、クラブ１００は、その他のいかなる場所においてもティー１５０なしで用いられ得る。

特定の実施形態では、ビギナーティー１６０は、グリーンの周りのショットのために用いられ得る。プレイヤーは、クラブ１００をもって緊張し、そして面１３５を空に向かって開き、ボールが飛ぶ距離を減らす。この位置では、ボールは、改善されたコントロールのために高く、かつ柔軟に打たれ得る。いくつかの実施形態では、ゴルファーは、真直ぐに、かつ好ましくは、ティー１５０から約６０〜１００ヤード離れる「ラインドライブ」を打つことを試み得る。

クラブ１００は、適切なスイングの基礎および眼−手協調を上達することに集中することを支援する。いくつかの実施形態のクラブ設計は、現存するクラブ面の打撃領域のそれと比較して、クラブ１００のクラブ面打撃領域を二倍以上にする。また、クラブ１００は、減少したシャフト長さを有し、これは「スイング弧」を減少し、そしてクラブ１００のコントロールをより容易にする。さらに、ティー１５０は、ボールを、野球またはテニスに類似のスイングで打撃されるより自然な位置に置く。ボールを、眼のレベルにより近く配置することにより、プレイヤーの眼−手の協調が改善される。これらの上達の利益は、即効かつ甚大である。ボールはより容易に打撃され、それによって個々の経験を増大し、ゲームをより楽しくする。

クラブ１００およびティー１５０の実施形態はまた、ゲームを、欲求不満をより少なくし、そして身体的損傷をより少なくする。このシステムは、ゴルフをこの国で最も一般的なスポーツの一つにしたエッセンスであり、伝統的かつ競争的要素を維持しながら、ゲームのペースを促進する。

本明細書に記載のシステムで、ゴルファーは、それらの眼をボール上に維持することを学ぶ。一般的な「連絡切断」の別の例は、かれらの尻の「スウェイ」であり得る。これは、多くのアマチュアにとって主要な欠陥である。本明細書に記載のようなクラブ１００の実施形態をスイングすることにより、プレイヤーは、彼のスイング技能における欠陥を識別および矯正し得る。本明細書に記載のようなシステムおよび方法で、プレイヤーは、ホールをスウェイすることはできず、問題を感じることない。まもなく、下半身は、正常なスイングに再接続され、そしてスイング技巧は、正常に戻る。このトレーニングシステムは、ゴルファーが、それらのスイングを、脊柱の「脊柱」軸の周りに迅速に戻すことを可能にする。

本明細書に記載のゴルフトレーニングシステムは：（１）ボールを眼のレベルに近くより自然な位置に、野球またはテニスで用いられるそれに類似のスイングで打撃されるように配置し；（２）クラブ面打撃領域を二倍以上にし；および（３）クラブ１００の長さを減少し、これは、「スイング弧」を減少し、クラブのコントロールをより容易にする。ティー上のボールの高さを段階的に減少することにより、プレイヤーは、伝統的なゴルフスイングまで心地よくステップダウンし得る。

本明細書に記載のゴルフトレーニングシステムは、多くの利点を提供する。このゴルフトレーニングシステムは、ボールをより容易に打つようにし、そしてプレー時間を加速し、こは、家族および友人との社交的に費やされるより多くの時間を生む。このゴルフトレーニングシステムはまた、心配、屈辱、恐怖、および脅迫を減じる。このシステムは、プレイヤーが適正なスイング技巧を学習することを加速かつ勇気付けることにより大いなる教示支援を提供する。このクラブはまた、より良好なボールコントロールを提供する。同じクラブは、右利きおよび左利きプレイヤーの両方によって用いられ得る。このクラブの多くの実施形態は、パットを含むすべてのショットのために用いられ得、全ゲームの間で１つのクラブのみが必要であるが、１つより多くのクラブが用いられ得る。現存するゴルファーは、かれらの技能に対して作用するためにこのシステムを用い得る。このシステムはまた、ゴルフをする大衆の拡大を生じ得る。なぜなら、コストを減じ、欲求不満を減じ、そして効率を改善するからである。さらに、より高齢のまたは障害プレイヤーは、彼らのゴルフをする経歴を延長し得るか、またはゲームを初めて学ぶことさえし得る。

先行する説明は、本発明の特定の実施形態の詳細である。しかし、たとえ、先行する記載がテキスト中で如何に詳細であるにしても、本発明が多くの様式で実施され得ることが認識されるべきである。また上記で陳述されるように、本発明の特定の特徴または局面を記載するとき、特定の用語法の使用は、この用語法が、その用語法が関連する本発明の特徴または局面の任意の戸詳細な特徴を含むことに制限されるように本明細書で再定義されていることを意図するようにとられるべきではないことを認識すべきである。従って、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲およびその任意の等価物に従って解釈されるべきである。

図１Ａは、本発明の特定の実施形態による代替ゴルフクラブの斜視図である。 図１Ｂは、本発明の他の特定の実施形態による代替ゴルフクラブの斜視図である。 図２は、図１Ａのゴルフクラブのヘッドの斜視図である。 図３Ａは、図１Ａのクラブのヘッドの正面図である。 図３Ｂは、図１Ａのクラブのヘッドの正面図である。 図４は、図１Ａのクラブのヘッドの側面図である。 図５Ａは、本発明の特定の実施形態による様々な高さの隣接するティーの側面図である。 図５Ｂは、本発明の特定の実施形態による伸縮自在なティーの斜視図である。 図６は、ティーが腰のレベルにある特定の実施形態の、ゴルフクラブおよびティーシステムの組み合わせを用いるプレイヤーの図である。 図７は、技能が上達するとき、ティーがより低いレベルにある特定の実施形態の、ゴルフクラブおよびティーシステムの組み合わせを用いるプレイヤーの図である。 図８は、技能がさらに上達するとき、ティーがなおより低いレベルにある特定の実施形態の、ゴルフクラブおよびティーシステムの組み合わせを用いるプレイヤーの図である。

Claims (31)

1. ゴルフクラブであって：
   長軸を有するほぼ細長いシャフト；および
   少なくとも１つの軸、垂直方向の中心点、および該垂直方向の中心点に関して対称である拡大平坦打撃面を有するクラブヘッドを備え、ここで、該クラブヘッドの少なくとも１つの軸が該シャフトの長軸に平行である、ゴルフクラブ。
2. 前記クラブが長さ約３４インチである、請求項１に記載のクラブ。
3. 前記クラブが右利きおよび左利きの使用に適合されている、請求項１または２に記載のクラブ。
4. 前記打撃面が円形である、請求項１〜３のいずれかに記載のクラブ。
5. 前記クラブが長さ約１８〜５０インチである、請求項１〜４のいずれかに記載のクラブ。
6. 前記クラブヘッドが約３００〜６００ｇの質量を有する、請求項１〜５のいずれかに記載のクラブ。
7. 前記クラブヘッドが３３５ｇの質量を有する、請求項１〜６のいずれかに記載のクラブ。
8. ゴルフシステムであって：
   長軸を有するほぼ細長いシャフト、ならびに、少なくとも１つの軸、垂直方向の中心点、および該垂直方向の中心点に関して対称である拡大平坦打撃面を有するクラブヘッドを有するクラブであって、ここで、該クラブヘッドの少なくとも１つの軸が該シャフトの長軸に平行である、クラブ；および
   少なくとも１２インチの長さを有するティーを備え、ここで、ゴルフボールが、該クラブを用いて該ティーから打撃されて離れる、ゴルフシステム。
9. 前記クラブが、約１８〜５０インチの長さを有する、請求項８に記載のシステム。
10. 前記打撃面が円形である、請求項８または９に記載のシステム。
11. 前記クラブが約３４インチの長さを有する、請求項８〜１０のいずれかに記載のシステム。
12. 前記ティーが、約１２〜６０インチの高さを有する、請求項８〜１１のいずれかに記載のシステム。
13. 前記ティーが、約３４インチの高さを有する、請求項８〜１２のいずれかに記載のシステム。
14. 前記ティーが、約２４インチの高さを有する、請求項８〜１３のいずれかに記載のシステム。
15. 前記ティーが、約１４インチの高さを有する、請求項８〜１４のいずれかに記載のシステム。
16. ゴルフボールを打撃する方法であって：
    第１の長さを有する第１のティーを選択する工程；
    クラブを選択する工程であって、該クラブはクラブヘッドおよびシャフトを備え、そしてここで該クラブヘッドが、少なくとも１つの軸、垂直方向の中心点、および該垂直方向の中心点に関して対称である拡大平坦打撃面を有し、そしてここで該シャフトが長軸を有し、ここでクラブヘッドの少なくとも１つの軸が該シャフトの長軸に平行である工程；および
    該クラブを用いてボールを打撃し、該第１のティーから離す工程、を包含する、方法。
17. 前記第１のティーが、約３４インチの高さを有する、請求項１６に記載の方法。
18. 前記第１のティーを、約２４インチの高さを有する第２のティーで置換する工程をさらに包含する、請求項１６または１７に記載の方法。
19. 前記第１のティーを、約１４インチの高さを有する第３のティーで置換する工程をさらに包含する、請求項１６〜１８のいずれかに記載の方法。
20. 様々な長さの複数のティーを選択する工程、およびトレーニングが進行するときティーの高さを減少する工程をさらに包含する、請求項１６〜１９のいずれかに記載の方法。
21. 前記第１のティーが、その高さが調節可能であるように伸縮自在である、請求項１６〜２０のいずれかに記載の方法。
22. 前記クラブが拡大打撃面を備え、そして前記クラブが約３００〜６００ｇの質量を有する、請求項１６〜２１のいずれかに記載の方法。
23. ゲームをプレイする方法であって：
    地面に約１２〜６０インチの高さを有するティーを配置する工程；ならびに
    長軸を有する細長いシャフト、およびクラブヘッドであって該クラブヘッドの質量の中心を通過する軸を有するクラブヘッドを有するクラブを有するクラブでボールを打撃し、該ティーから離す工程を包含し、
    ここで、該シャフトの長軸および該クラブヘッドの軸が同一線上にある、方法。
24. ゴルフクラブであって：
    長軸を有する細長いシャフト；およびクラブヘッドを備え、
    ここで、該クラブヘッドが拡大円形打撃面を有し、そしてここで該打撃面が該シャフトの長軸に平行な平面内にある、ゴルフクラブ。
25. 前記シャフトが、長さ約１２〜４７インチである、請求項２４に記載のクラブ。
26. 前記クラブヘッドが、約３００〜６００ｇの質量を有する、請求項２４または２５に記載のクラブ。
27. 前記クラブが、長さ約３４インチである、請求項２４〜２６のいずれかに記載のクラブ。
28. 前記クラブが、右利きおよび左利きの使用に適合されている、請求項２４〜２７のいずれかに記載のクラブ。
29. ゴルフボールを打撃する方法であって：
    技能が向上するとき、ティーの高さを漸進的に減少する工程、およびクラブの長さを漸進的に増加する工程を包含する、方法。
30. 前記ティーの高さ、および前記クラブの長さが同時に変更される、請求項２９に記載の方法。
31. ゴルフクラブであって：
    長軸を有するほぼ細長いシャフト；および少なくとも１つの軸、垂直方向の中心点、および該垂直方向の中心点に関して対称である拡大平坦打撃面を有するクラブヘッドを備える、ゴルフクラブ。

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