JP2006501725A - 電話機とデータ・ネットワークとの間で接続を提供する電話端末 - Google Patents

Abstract

電話機をデータ・ネットワークへ接続する電話端末を実現する方法および装置。１つの実施形態において、電話システムは、電話機へ接続するための電話機接続、ネットワークへ接続するためのネットワーク接続、および上記電話機接続および上記ネットワーク接続へ接続されたコントローラを含む。コントローラは、上記電話機接続のために情報を処理する電話機サービスを提供し、上記ネットワーク接続のために情報を処理するネットワーク・サービスを提供し、またネットワーク音声フォーマットとの間で情報を変換するネットワーク音声サービスを提供する。

Description

典型的なアナログ電話システムは、ＰＯＴＳ（plain old telephone service）接続を使用してのＰＳＴＮ（pubic switched telephone network）との間で音声情報を送受信する。音声情報を送信する代替のアプローチは、ときどきＶｏＩＰ（voice over IP）と呼ばれるＩＰネットワークを使用して発展してきた。ＶｏＩＰを使用する１つの普通の方法は、インターネットへ接続されたコンピュータ・システムへ、（たとえば、マイクロホンを使用して）音声情報を提供することである。１つのアプローチでは、コンピュータ・システムはアナログ音声情報をディジタル・データへ変換し、インターネットを介して、ディジタル・データをＩＰパケットとして受信者へ送信する。

幾つかの無線ハンドセット（たとえば、幾つかの携帯電話機）は、対応する無線ネットワークを介して音声およびデータ・サービスを提供する。無線ハンドセットは、情報およびデータを転送するため無線ネットワークへの無線接続を確立する。無線ネットワークは、典型的には順に、ＰＳＴＮおよびインターネットへ接続される。このようにして、ユーザは、無線ネットワークを介して音声呼を実行し、また同じ無線ネットワークを介してデータ・サービス、たとえば、ｅメールまたはウェブ・ブラウジングを利用することができる。

本願は、２００２年９月２７に出願された米国仮特許出願第６０／４１４，２４２号、および２００３年３月１３日に出願された米国仮特許出願第６０／４５４，４６４号の利益を主張する。これら特許出願の開示は、参照によってこの中に組み込まれる。

本発明は、電話機をデータ・ネットワークへ接続する電話端末を実現する方法および装置を提供する。１つの実施形態において、電話システムは、電話機へ接続するための電話機接続、ネットワークへ接続するためのネットワーク接続、および上記電話機接続および上記ネットワーク接続へ接続されたコントローラを含む。コントローラは、上記電話機接続のために情報を処理する電話機サービスを提供し、上記ネットワーク接続のために情報を処理するネットワーク・サービスを提供し、またネットワーク音声フォーマットとの間で情報を変換するネットワーク音声サービスを提供する。

他の実施形態において、ネットワークへデータを送信する方法は、端末で電話機接続を介して情報を受信し、上記情報がサービスを表示し、表示されたサービスに従って上記情報に基づき中間情報を準備し、上記端末へ接続されたネットワークのネットワーク・プロトコルに従って上記中間情報に基づきネットワーク・データを準備し、上記ネットワークへ上記ネットワーク・データを送信することを含む。

他の実施形態において、ネットワークからのデータを処理する方法は、端末でネットワーク接続を介して情報を受信し、上記ネットワーク接続がネットワークへ接続され、上記情報がサービスを表示し、表示されたサービスに従って上記情報に基づき中間情報を準備し、上記端末へ接続された電話機のプロトコルに従って上記中間情報に基づき電話機情報を準備し、上記電話機へ上記電話機情報を送信することを含む。

本発明は、電話機をデータ・ネットワークへ接続する電話端末を実現する方法および装置を提供する。１つの実施形態において、端末は、典型的なアナログ電話機へ接続され、ブロードバンド・モデムへ接続される。ブロードバンド・モデムは、データ・ネットワーク、たとえばインターネットへ接続される。端末は電話機とブロードバンド・モデムとの間のインタフェースを提供し、電話機はデータ・ネットワークを介して音声情報を送受信することができ、データ・ネットワークを介してデータ・サービスにアクセスすることができる。他の実施形態において、端末は無線接続を介してデータ・ネットワークへ接続される。

以下に、実施形態の２つの例が説明される。追加の変形例は、これらの例の後で説明される。

実施形態の１つの例において、端末は電話機、ラップトップ・コンピュータ、および無線ネットワークへ接続される。電話機は典型的なアナログＤＴＭＦ（dial tone multiple frequency）電話機である。端末は、端末のＵＳＢポート、ＵＳＢ／ＲＪ−１１コンバータ・ボックス、および電話機のＲＪ−１１接続を介して電話機へ接続される。ＵＳＢ／ＲＪ−１１コンバータ・ボックスは、ＰＣ−ＰＣ、ＰＣ−電話機、および電話機−ＰＣダイアル機能をサポートする。端末は、端末の第２のＵＳＢポートおよびラップトップ・コンピュータのＵＳＢポートを介してラップトップ・コンピュータへ接続される。端末は、無線モデム、無線インタフェース、および、たとえばＣＤＭＡ １ｘＥＶ−ＤＶエア・インタフェースを介するような無線ネットワークと通信するためのアンテナを含む。

ユーザが電話機を介して電話すると、電話機はＵＳＢ／ＲＪ−１１コンバータ・ボックスを介して端末へ音声情報を渡す。端末は音声情報を処理して、音声情報を搬送する信号を生成する。信号は無線ネットワークに準拠しており、端末は無線接続を介して無線ネットワークへ信号を送信する。無線ネットワークはＰＳＴＮへ情報を渡す。ＰＳＴＮは受信者へ音声信号を回送する。このようにして、ユーザは、典型的なアナログ電話機およびＲＪ−１１接続を使用して、無線ネットワークを介して電話をかける。端末は全２重通話を達成するための処理を提供する。

ユーザがラップトップ・コンピュータを介してデータを送信するとき、ラップトップ・コンピュータはＵＳＢ接続を介して端末へデータを渡す。端末はデータを処理し、適切なＩＰデータを生成する。端末は無線ネットワークに準拠した信号を生成し、無線ネットワークへデータを送信する。無線ネットワークはインターネットへデータを渡す。インターネットは受信者へデータを回送する。このようにして、ユーザはラップトップおよびＵＳＢ接続を使用し、無線ネットワークを介してデータを送信する。

この例において、無線通信事業者は端末を消費者へ提供することができる。消費者は、典型的な電話機およびラップトップまたは他のコンピュータを端末へ接続することができる。端末の機能を介して消費者は高速データ接続サービスにアクセスし、また無線ネットワークを介して音声通信サービスにアクセスすることができる。

実施形態の他の例において、端末はコードレス電話機ベース・ユニットおよびブロードバンド・モデムへ接続される。端末は、端末のＲＪ−１１接続およびベース・ユニットのＲＪ−１１接続を介してコードレス電話機ベース・ユニットへ接続される。端末は、端末のＲＪ−４５接続およびモデムのＲＪ−４５接続を介してブロードバンド・モデムへ接続される。

ユーザが電話機を介して電話するとき、コードレス・ハンドセットはベース・ユニットへ音声情報を渡し、ベース・ユニットはＲＪ−１１接続を介して端末へ音声情報を渡す。端末は、ＶｏＩＰアプリケーションを使用して音声情報を処理し、音声情報を搬送するＩＰデータを生成する。端末はブロードバンド・モデムへデータを送信する。モデムはインターネットへデータを渡す。インターネットはＶｏＩＰゲートウェイへデータを回送する。ゲートウェイはデータを音声信号へ変換し、音声信号をＰＳＴＮへ渡す。ＰＳＴＮは受信者へ音声信号を回送する。このようにして、ユーザは、典型的なコードレス電話機およびＲＪ−１１接続を使用し、インターネットを介して電話をかける。

図１は、電話機１１０およびモデム１１５へ接続された電話端末１０５の１つの実施形態を示す。端末１０５はＲＪ−１１接続を介して電話機１１０へ接続される。他の実施形態において、端末は異なったタイプの接続を介して電話機へ接続される。たとえば、１つの実施形態において、端末は、端末のＵＳＢ接続、ＵＳＢ／ＲＪ−１１コンバータ、および電話機のＲＪ−１１接続を介して電話機へ接続される。他の実施形態において、端末は追加の制御線を介して電話機へも接続される。

電話機１１０は典型的なアナログ電話機である。他の実施形態において、電話機は典型的なコードレス電話機またはディジタル電話機である。他の実施形態において、電話機は、端末へ接続されたベース・ユニットへ無線接続される無線ハンドセットである。他の実施形態において、電話機は端末の中に組み込まれる（たとえば、コードレス電話機のベース・ユニットは端末の中に組み込まれ、コードレス・ハンドセットと通信する）。代替の実施形態において、電話機の代わり、または電話機に加えて、端末はコンピュータ・システムへ接続される。

端末１０５はＲＪ−４５接続を介してモデム１１５へ接続される。他の実施形態において、端末は、異なったタイプの接続、たとえば、ＵＳＢ接続を介してモデムへ接続される。他の実施形態において、端末は、たとえば無線ＬＡＮ（またはＷｉ−Ｆｉ）接続を介して、電話機およびモデムのいずれかまたは双方への無線接続を提供する。

モデム１１５は、典型的なブロードバンド・モデム、たとえばＤＳＬまたはケーブルモデムである。モデム１１５は（直接または適切な介入ネットワークを介して）データ・ネットワーク、たとえばインターネットまたは私設データ・ネットワーク（たとえば、企業イントラネット）へ接続される。他の実施形態において、モデムはＰＳＴＮへ接続されたアナログ・モデムである。他の実施形態において、モデムは端末の中に組み込まれ、端末はデータ・ネットワークへ直接接続される。

図２は、電話端末２００、たとえば、図１で示される端末１０５の１つの実施形態のブロック図を示す。端末２００はコントローラ２０５および接続されたメモリ２１０を含む。端末２００は、コントローラ２０５へ接続されたＲＪ−１１接続２１５およびコントローラ２０５へ接続されたＲＪ−４５接続２２０を含む。他の実施形態において、ＲＪ−１１接続およびＲＪ−４５接続のいずれかまたは双方は、異なったタイプの接続、たとえば、ＵＳＢ接続、ＩＥＥＥ８０２．３イーサネット（登録商標）、ＩＥＥＥ１３９４、または特にパーソナル無線接続（たとえば、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ）と置換される。端末２００は、更に、コントローラ２０５へ接続された（たとえば、キーパッドおよびディスプレイを含む）ユーザ・インタフェース２２５を含む。端末２００は電源２３０を含む（電源２３０と端末２００の他の構成要素との間の接続は、明瞭化のため省略されている）。

コントローラ２０５は端末２００の動作を制御し、端末２００の機能性およびサービスをサポートするアプリケーションを提供する。図２において、コントローラ２０５によって提供される３つのサービスは、コントローラ２０５の中に示される丸められた四角形によって表される。丸められた四角形は、ＶｏＩＰサービス２３５、ＰＳＴＮサービス２４０、およびブロードバンド・サービス２４５を含む。ＶｏＩＰサービス２３５は、たとえば、音声信号を、１つまたは複数の（適切なルーティング情報を含む）ＩＰパケットに蓄えられる音声データへ変換し、音声データを蓄える１つまたは複数のＩＰパケットを音声信号へ変換することによって、ＶｏＩＰをサポートする。ＰＳＴＮサービス２４０はＰＳＴＮドライバを提供する。ＰＳＴＮドライバは、ＲＪ−１１接続２１５へ接続された電話機（たとえば、図１の電話機１１０）との間で送受信される情報を処理する。ブロードバンド・サービス２４５はブロードバンド・ドライバを提供する。ブロードバンド・ドライバは、ＲＪ−４５接続２２０へ接続されたブロードバンド・モデム（たとえば、図１のモデム１１５）との間で送受信されるデータを処理する。

図３は、先進サービスの制御接続を含む電話端末３００の１つの実施形態のブロック図を示す。図２で示される端末２００と同じように、端末３００は、コントローラ３０５および接続されたメモリ３１０、ＲＪ−１１接続３１５、ＲＪ−４５接続３２０、ユーザ・インタフェース３２５、および電源３３０を含む。端末３００は、更に、制御接続３３５を含む。制御接続３３５は、ＲＪ−１１接続３１５および制御接続３３５へ接続された電話機との間で制御信号を送受信する。端末３００は制御信号を使用し、コントローラ３０５を介して先進サービスを提供する。

図２で示されるコントローラ２０５と同じく、コントローラ３０５は端末３００の動作を制御し、端末３００の機能性およびサービスをサポートするアプリケーションを提供する。図３において、コントローラ３０５によって提供される５つのサービスは、コントローラ３０５の中で示される丸められた四角形によって表される。これらの丸められた四角形は、ＶｏＩＰサービス３４０、ブラウザ・サービス３４５、ｅメール・サービス３５０、ＰＳＴＮサービス３５５、およびブロードバンド・サービス３６０を含む。ＶｏＩＰサービス３４０、ＰＳＴＮサービス３５５、およびブロードバンド・サービス３６０の基本的サービスは、前述したコントローラ２０５の対応するサービスと同じである。

コントローラ３０５は、接続された電話機によってサポートされる先進サービスを提供する。コントローラ３０５は、制御接続３３５を介して送受信される制御信号を使用する。幾つかの電話機（たとえば、幾つかの先進セルラ／ＰＣＳ電話機）によってサポートされる先進サービスは、標準データ・ネットワーク・プロトコルとは異なったより上層のプロトコル・スタックを使用する。標準データ・ネットワーク・プロトコルとしては、たとえば度々ブロードバンド・サービスに利用されるインターネット・プロトコルがある。たとえば、幾つかの電話機によってサポートされる幾つかのデータ・サービスは、標準デスクトップ・コンピュータ・システムで動作する類似のデータ・サービスと比較して、異なるように電話機で動作する。したがって、コントローラ３０５は先進サービスを提供し、異なっているが機能的に同じプロトコル・スタックのランタイム変換を提供するか、異なったサービスのゲートウェイ・ノードとして働く。図３において、先進サービスはブラウザ・サービス３４５およびｅメール・サービス３５０を含む。ブラウザ・サービス３４５はブラウザ・トランスレータを提供する。ブラウザ・トランスレータは、接続された電話機のブラウザ・ソフトウェアのプロトコルとデータ・ネットワークのブラウザ・プロトコルとの間のインタフェースをサポートする。ｅメール・サービス３５０はｅメール・ゲートウェイを提供する。ｅメール・ゲートウェイは、接続された電話機のｅメール・サービスとデータ・ネットワークのｅメール・サービスとの間のインタフェースをサポートする。他の実施形態において、追加または異なるサービス、たとえば、Ｇ３ファックス変換、ボイス・メール・ボックスおよびＴＡＤアグリゲイション、セルラ／ＰＣＳ端末提供、ＰＩＭ情報管理、ハンドセット・データ・バックアップ、または精密差動ＧＰＳ位置決定がサポートされる（端末が、追加サービスをサポートする適切な追加ハードウェアを含む場合）。

図４は、電話機から電話端末を介してモデムへ情報を送信する１つの実施形態のフローチャート４００である。最初、端末は、図１で示される構成のように、電話機（たとえば、ＲＪ−１１接続を介して）およびモデム（たとえば、ＲＪ−４５接続を介して）へ接続される。ブロック４０５で、電話機は端末へ情報を送信する。情報は、端末によって提供されるサービスを示し、情報は、リクエストされたサービスを反映している。たとえば、ＶｏＩＰのような音声サービスでは、電話機は端末へ音声情報を送信する。この音声情報は、リクエストされた音声サービスを示すヘッダ情報を含む。データ・サービス、たとえば、ブラウザを介してウェブサイトへアクセスするリクエストでは、電話機は端末へデータを送信する。このデータは、リクエストされたデータ・サービスを示すヘッダ情報を含む。先進サービスをサポートする実施形態において、電話機は制御接続を介して端末へ追加の制御情報を送信する。他の実施形態において、端末はＵＳＢ／ＲＪ−１１コンバータを介して電話機へ接続される。この場合、ＵＳＢ／ＲＪ−１１コンバータは、ＵＳＢプロトコルに従って、電話機のＲＪ−１１接続から送信された情報をデータへ変換し、そのデータを端末のＵＳＢ接続へ送信する。

ブロック４１０で、端末は、リクエストされたサービスに従って電話機からの情報を準備する。端末は適切なサービスを使用して（たとえば、図２または図３で示されたサービスの１つを使用して）、情報を準備する。たとえば、ＶｏＩＰサービスの場合、端末は音声情報をディジタル・データへ変換し、適切なルーティング・データと一緒にディジタル音声データをＩＰパケットの中に蓄える。ブロック４１５で、端末はモデムへ送信するため結果の情報を準備する。１つの実施形態において、モデムはブロードバンド・モデムであり、端末はブロードバンド・サービスを使用して、ブロードバンド・モデムのために情報を準備する。

ブロック４２０で、端末は、接続されたモデムへ情報を送信する。モデムは、受信された情報を処理し、接続されたデータ・ネットワーク、たとえば、インターネットへその情報を送信する。

他の実施形態において、コンピュータ・システムは、電話機の代わりに、または電話機に加えて、端末へ接続される。コンピュータ・システムは、図４で説明した同じ方法でデータをモデムへ送信する。もしコンピュータ・システムから端末へ提供されたデータが、既に、リクエストされたサービスに適したフォーマットであれば、端末は受信データを調整しない（ブロック４１０をスキップする）。

図５は、モデムから電話端末を介して電話機へデータを送信する１つの実施形態のフローチャート５００を示す。最初、端末は、図１で示される構成のように、電話機（たとえば、ＲＪ−１１接続を介して）およびモデム（たとえば、ＲＪ−４５接続を介して）へ接続される。ブロック５０５で、モデムは端末へ情報を送信する。この情報は、端末によって提供されるサービスを示し、リクエストされたサービスを反映している。たとえば、ＶｏＩＰのような音声サービスでは、モデムは端末へ音声情報を送信する。この音声情報は、リクエストされた音声サービスを示すヘッダ情報を含む（たとえば、ＩＰパケットとして）。データ・サービス、たとえば、ブラウザのためにウェブサイトからデータを戻す場合、モデムは、リクエストされたデータ・サービスを示すヘッダ情報を含むデータを端末へ送信する。

ブロック５１０で、端末は、リクエストされたサービスに従って、モデムからの情報を準備する。端末は適切なサービスを使用して（たとえば、図２または図３で示されるサービスの１つを使用して）、情報を準備する。たとえば、ＶｏＩＰサービスの場合、端末はパケット内の音声データを電話機のための音声情報へ変換する。ブロック５１５で、端末は電話機へ送信するため結果の情報を準備する。１つの実施形態において、電話機はＰＳＴＮ準拠の電話機であり、端末はＰＳＴＮサービスを使用して、電話機のための情報を搬送する信号を準備する。

先進サービスをサポートする実施形態において、端末は制御接続を介して電話機へ追加の制御情報を送信する。他の実施形態において、端末はＵＳＢ／ＲＪ−１１コンバータを介して電話機へ接続される。この場合、ＵＳＢ／ＲＪ−１１コンバータは、端末のＵＳＢ接続から送信された情報を、電話機接続のプロトコルに従って信号へ変換し、その信号を電話機へ送信する。

ブロック５２０で、端末は、接続された電話機へ情報を送信する。電話機は、リクエストされたサービスに従って、受信された情報を処理する。音声については、電話機は電話機のユーザへ音声をオーディオ出力として提供する。データについては、電話機は、電話機のユーザ・インタフェース（たとえば、スピーカまたはディスプレイ）を介してデータをユーザへ呈示する。

他の実施形態において、コンピュータ・システムは、電話機に代わって、または電話機に加えて、端末へ接続される。コンピュータ・システムは、図５で説明した同じ方法でモデムからデータを受信する。もしモデムから端末へ提供されたデータが、既に、リクエストされたサービスに適したフォーマットであれば、端末は受信データを調整しない（ブロック５１０をスキップする）。

図６は、電話機６１０および基地局６１５へ接続された電話端末６０５の１つの実施形態を示す。端末６０５はＲＪ−１１接続を介して電話機６１０へ接続される。他の実施形態において、端末は、異なったタイプの接続を介して電話機へ接続される。たとえば、１つの実施形態において、端末は、端末のＵＳＢ接続、ＵＳＢ／ＲＪ−１１コンバータ、および電話機のＲＪ−１１接続を介して電話機へ接続される。他の実施形態において、電話機は無線接続を介して端末へ接続される。他の実施形態において、端末は追加の制御線を介して電話機へも接続される。

電話機６１０は典型的なアナログ電話機である。他の実施形態において、電話機は典型的なコードレス電話機である。他の実施形態において、電話機は、端末へ接続されたベース・ユニットへの無線接続を有する無線ハンドセットである。他の実施形態において、電話機は端末の中に組み込まれる（たとえば、コードレス電話機のベース・ユニットは端末の中に組み込まれ、コードレス・ハンドセットと通信する）。代替の実施形態において、電話機の代わりに、または電話機に加えて、端末はコンピュータ・システムへ接続される。

端末６０５は無線接続を介して基地局６１５へ接続される。１つの実施形態において、無線接続は広域無線接続、たとえば、セルラまたはＰＣＳ接続である。たとえば、無線接続は、特にＣＤＭＡ、ＧＳＭ、またはＴＤＭＡ接続、または無線ＬＡＮ（またはＷｉ−Ｆｉ）接続であってよい。他の実施形態において、無線接続はローカル無線接続である。

基地局６１５は典型的な無線基地局である。基地局６１５は無線ネットワークへ接続される。無線ネットワークはデータ・ネットワークを提供するか、データ・ネットワーク、たとえば、インターネットまたは私設データ・ネットワーク（たとえば、企業・イントラネット）へ接続される。１つの実施形態において、無線ネットワークはＰＳＴＮへも接続される。他の実施形態において、端末はＰＳＴＮへ直接接続される。

図７は、無線インタフェースおよびアンテナを含む端末７００の１つの実施形態のブロック図を示す。端末７００は図２で示される端末２００と類似しており、同様の構成要素は同じように動作する。したがって、端末７００は、コントローラ７０５および接続されたメモリ７１０、ＲＪ−１１接続７１５、ユーザ・インタフェース７２５、および電源７３０を含む。コントローラ７０５はＶｏＩＰサービス７３５およびＰＳＴＮサービス７４０を提供する。代替の実施形態において、コントローラはブロードバンド・サービスも提供し、端末は端末２００と同様にＲＪ−４５接続を含む。

端末７００は、コントローラ７０５の無線モデム・サービス７５０、コントローラ７０５へ接続された無線インタフェース７５５、および無線インタフェース７５５へ接続されたアンテナ７６０を介して基地局（たとえば、図６で示される基地局６１５）への無線接続をサポートする。無線モデム・サービス７５０、無線インタフェース７５５、およびアンテナ７６０は、無線接続のエア・インタフェースをサポートするように構成される。無線モデム・サービス７５０は、無線エア・インタフェース、たとえば、ＣＤＭＡインタフェースを介する信号の送受信をサポートする。１つの実施形態において、無線モデム・サービスはコントローラのハードウェア・サブシステムであるか、代替的に、コントローラへ接続された端末の別個のサブシステムまたは構成要素である。１つの実施形態において、無線インタフェース７５５は、無線モデム・サービス７５０のエア・インタフェースをサポートする典型的な無線インタフェースであり、無線周波（ＲＦ）構成要素、デュプレクサ、低雑音増幅器（ＬＮＡ）、帯域フィルタ（ＢＰＦ）、アイソレータ、および電力増幅器を含む。無線インタフェース７５５は、無線モデム・サービス７５０のエア・インタフェースをサポートする無線ハンドセットまたは端末の典型的な無線インタフェースと同じように動作する。信号を送信するためには、無線モデム・サービス７５０は、変調された信号を、無線インタフェース７５５およびアンテナ７６０へ提供する。信号を受信するためには、アンテナ７６０は、無線接続から受信された信号を、無線インタフェース７５５および無線モデム・サービス７５０へ提供する。

他の実施形態において、端末は無線音声サービスを提供する。この場合、端末は、たとえば、ＰＳＴＮへ渡されるように、接続された電話機から無線ネットワークへ音声情報を提供する。この無線音声サービスは、無線ローカル・ループ端末によって提供される固定無線サービスと類似している。

図８は、無線インタフェースおよびアンテナを含み、先進サービスをサポートする端末８００の１つの実施形態のブロック図を示す。端末８００は、図７で示される端末７００および図３で示される端末３００と類似し、同様の構成要素は同じように動作する。したがって、端末８００は、コントローラ８０５および接続されたメモリ８１０、ＲＪ−１１接続８１５、ユーザ・インタフェース８２５、電源８３０、および制御接続８３５を含む。コントローラ８０５は、ＶｏＩＰサービス８４０、ブラウザ・サービス８４５、ｅメール・サービス８５０、ＰＳＴＮサービス８５５、および無線モデム・サービス８７０を提供する。端末８００は、更に、コントローラ８０５へ接続された無線インタフェース８７５、および無線インタフェース８７５へ接続されたアンテナ８８０を含む。代替の実施形態において、コントローラはブロードバンド・サービスも提供し、端末は端末３００と同様のＲＪ−４５接続を含む。

端末８００は、前述した端末７００と類似した方法で無線接続をサポートする。端末８００は、前述した端末３００と類似した方法で先進サービスをサポートする。

図９は、電話機から電話端末および無線接続を介してデータ・ネットワークへデータを送信する１つの実施形態のフローチャート９００を示す。図６で示される構成と同じように、最初に端末は電話機へ接続され（たとえば、ＲＪ−１１接続を介して）、無線接続（たとえば、ＣＤＭＡ接続）を介して基地局へ接続される。ブロック９０５で、電話機は端末へ情報を送信する。情報は、端末によって提供されるサービスを示し、リクエストされたサービスを反映している。たとえば、ＶｏＩＰのような音声サービスについては、電話機は端末へ音声情報を送信する。この音声情報は、リクエストされた音声サービスを示すヘッダ情報を含む。データ・サービス、たとえば、ブラウザを介してウェブサイトにアクセスするリクエストについては、電話機はデータを端末へ送信する。このデータは、リクエストされたデータ・サービスを示すヘッダ情報を含む。先進サービスをサポートする実施形態において、電話機は、制御接続を介して追加の制御情報を端末へ送信する。他の実施形態において、端末はＵＳＢ／ＲＪ−１１コンバータを介して電話機へ接続される。この場合、ＵＳＢ／ＲＪ−１１コンバータは、ＵＳＢプロトコルに従って、電話機のＲＪ−１１接続から送信された情報をデータへ変換し、そのデータを端末のＵＳＢ接続へ送信する。

ブロック９１０で、端末は、リクエストされたサービスに従って電話機からの情報を準備する。端末は適切なサービスを使用して情報を準備する（たとえば、図７または図８で示されるサービスの１つを使用する）。たとえば、ＶｏＩＰサービスについては、端末は音声情報をディジタル・データへ変換し、適切なルーティング・データと一緒にディジタル音声データをＩＰパケットの中に蓄える。ブロック９１５で、端末は、基地局へ送信するため結果の情報を準備する。端末はコントローラの無線モデム・サービスを使用し、無線モデム・サービスのエア・インタフェースに従って情報を準備する。

ブロック９２０で、端末は無線接続を介して基地局へ情報を送信する。基地局は、受信された情報を処理し、その情報を、無線ネットワークおよび接続されたデータ・ネットワーク、たとえばインターネットへ送信する。

他の実施形態において、コンピュータ・システムは、電話機の代わりに、または電話機に加えて、端末へ接続される。コンピュータ・システムは、図９で説明された同じ方法でデータをモデムへ送信する。もしコンピュータ・システムから端末へ提供されたデータが、既に、リクエストされたサービスに適したフォーマットであれば、端末は受信データを調整しない（ブロック９１０をスキップする）。

図１０は、基地局から電話端末および無線接続を介して電話機へデータを送信する１つの実施形態のフローチャート１０００を示す。最初、端末は、たとえば図６で示される構成のように、（たとえば、ＲＪ−１１接続を介して）電話機へ接続され、また無線接続を介して基地局へ接続される。ブロック１００５で、基地局は端末へ情報を送信する。この情報は、端末によって提供されるサービスを示し、リクエストされたサービスを反映している。たとえば、ＶｏＩＰのような音声サービスについては、基地局は端末へ音声情報を送信する。この音声情報は、リクエストされた音声を示すヘッダ情報を含む（たとえば、無線信号のＩＰパケットのような）。データ・サービス、たとえば、ブラウザのためにウェブサイトからデータを戻すときには、基地局はデータを端末へ送信する。このデータは、リクエストされたデータ・サービスを示すヘッダ情報を含む。ブロック１０１０で、端末は基地局から信号を受信し、その信号から情報を抽出する。端末はコントローラの無線モデム・サービスを使用し、無線モデム・サービスのエア・インタフェースに従って情報を処理および抽出する。

ブロック１０１５で、端末は、リクエストされたサービスに従って基地局からの情報を準備する。端末は適切なサービスを使用して情報を準備する（たとえば、図７または図８で示されるサービスの１つを使用する）。たとえば、ＶｏＩＰサービスについては、端末は音声データを電話機用の音声情報へ変換する。ブロック１０２０で、端末は、電話機へ送信するため結果の情報を準備する。１つの実施形態において、電話機はＰＳＴＮ準拠の電話機であり、端末はＰＳＴＮサービスを使用し、電話機のために情報を搬送する信号を準備する。

ブロック１０２５で、端末は、接続された電話機へ情報を送信する。電話機は、リクエストされたサービスに従って、受信された情報を処理する。音声については、電話機は電話機のユーザへ音声をオーディオ出力として提供する。データについては、電話機は、電話機のユーザ・インタフェース（たとえば、スピーカまたはディスプレイ）を介してユーザへデータを呈示する。

先進サービスをサポートする実施形態において、端末は、制御接続を介して電話機へ追加の制御情報を送信する。他の実施形態において、端末はＵＳＢ／ＲＪ−１１コンバータを介して電話機へ接続される。この場合、ＵＳＢ／ＲＪ−１１コンバータは、電話機接続のプロトコルに従って、端末のＵＳＢ接続から送信された情報を信号へ変換し、その信号を電話機へ送信する。

他の実施形態において、コンピュータ・システムは、電話機の代わりに、または電話機に加えて、端末へ接続される。コンピュータ・システムは、図１０で説明された同じ方法で基地局からのデータを受信する。もしモデムから端末へ提供されたデータが、既に、リクエストされたサービスに適したフォーマットであれば、端末は受信データを調整しない（ブロック１０１５をスキップする）。

図１１は、電話機１１１０、コンピュータ・システム１１１５、およびモデム１１２０へ接続された電話端末１１０５の１つの実施形態を示す。端末１１０５は、端末１１０５のＵＳＢ接続、ＵＳＢ／ＲＪ−１１コンバータ１１１２、および電話機１１１０のＲＪ−１１接続を介して電話機１１１０へ接続される。他の実施形態において、端末は、異なったタイプの接続を介して電話機へ接続される。たとえば、１つの実施形態において、端末はＲＪ−１１接続を介して電話機へ接続される。他の実施形態において、端末は追加の制御線を介して電話機にも接続される。

電話機１１１０は典型的なアナログ電話機である。他の実施形態において、電話機は典型的なコードレス電話機である。他の実施形態において、電話機は、端末へ接続されたベース・ユニットへの無線接続を有する無線ハンドセットである。他の実施形態において、電話機は端末の中に組み込まれる（たとえば、コードレス電話機のベース・ユニットは端末の中に組み込まれ、コードレス・ハンドセットと通信する）。

端末１１０５は、ＵＳＢ接続を介してコンピュータ・システム１１１５へ接続される。他の実施形態において、端末は、異なったタイプの接続、たとえばＲＪ−４５接続を介してコンピュータ・システムへ接続される。

コンピュータ・システム１１１５は、典型的なデスクトップまたはラップトップ・コンピュータである。他の実施形態において、コンピュータ・システムは、プログラマブル・プロセッサおよびコンピュータ・システムの機能を提供する関連構成要素を含む装置、たとえば、ＰＤＡまたはコンシューマ・エレクトロニクス装置である。他の実施形態において、コンピュータ・システムは端末の中に組み込まれる。

端末１１０５は、ＲＪ−４５接続を介してモデム１１２０へ接続される。他の実施形態において、端末は、異なったタイプの接続、たとえばＵＳＢ接続を介してモデムへ接続される。他の実施形態において、端末は、たとえば無線ＬＡＮ（またはＷｉ−Ｆｉ）接続を介して、電話機、コンピュータ・システム、およびモデムのいずれか、または全てへ無線接続を提供する。

モデム１１２０は、典型的なブロードバンド・モデム、たとえばＤＳＬまたはケーブルモデムである。モデム１１２０は、（直接または適切な介入ネットワークを介して）データ・ネットワーク、たとえばインターネットまたは私設データ・ネットワーク（たとえば、企業・イントラネット）へ接続される。他の実施形態において、モデムはＰＳＴＮへ接続されたアナログ・モデムである。他の実施形態において、モデムは端末の中に組み込まれ、端末はデータ・ネットワークへ直接接続される。

電話機１１１０およびコンピュータ・システム１１１５は、図４および図５で説明された処理と同じ方法で端末１１０５を介して信号およびデータを送受信することができる。

図１２は、電話機１２１０、コンピュータ・システム１２１５、および基地局１２２０へ接続された電話端末１２０５の１つの実施形態を示す。端末１２０５は、端末１２０５のＵＳＢ接続、ＵＳＢ／ＲＪ−１１コンバータ１２１２、および電話機１２１０のＲＪ−１１接続を介して電話機１２１０へ接続される。他の実施形態において、端末は、異なったタイプの接続を介して電話機へ接続される。たとえば、１つの実施形態において、端末はＲＪ−１１接続を介して電話機へ接続される。他の実施形態において、電話機は無線接続を介して端末へ接続される。他の実施形態において、端末は追加の制御線を介して電話機へも接続される。

電話機１２１０は典型的なアナログ電話機である。他の実施形態において、電話機は典型的なコードレス電話機である。他の実施形態において、電話機は、端末へ接続されたベース・ユニットへの無線接続を有する無線ハンドセットである。他の実施形態において、電話機は端末の中に組み込まれる（たとえば、コードレス電話機のベース・ユニットは端末の中に組み込まれ、コードレス・ハンドセットと通信する）。

端末１２０５は、ＵＳＢ接続を介してコンピュータ・システム１２１５へ接続される。他の実施形態において、端末は、異なったタイプの接続、たとえばＲＪ−４５接続を介してコンピュータ・システムへ接続される。

コンピュータ・システム１２１５は、典型的なデスクトップまたはラップトップ・コンピュータである。他の実施形態において、コンピュータ・システムは、プログラマブル・プロセッサおよびコンピュータ・システムの機能を提供する関連構成要素を含む装置、たとえばＰＤＡまたはコンシューマ・エレクトロニクス装置である。他の実施形態において、コンピュータ・システムは端末の中に組み込まれる。

端末１２０５は無線接続を介して基地局１２２０へ接続される。１つの実施形態において、無線接続は広域無線接続、たとえばセルラまたはＰＣＳ接続である。たとえば、無線接続は、特に、ＣＤＭＡ、ＧＳＭ、またはＴＤＭＡ接続であるか、無線ＬＡＮ（またはＷｉ−Ｆｉ）接続であってよい。他の実施形態において、無線接続はローカル無線接続である。

基地局１２２０は典型的な無線基地局である。基地局１２２０は無線ネットワークへ接続される。無線ネットワークはデータ・ネットワークを提供するか、データ・ネットワーク、たとえばインターネットまたは私設データ・ネットワーク（たとえば、企業・イントラネット）へ接続される。１つの実施形態において、無線ネットワークはＰＳＴＮへも接続される。他の実施形態において、端末はＰＳＴＮへ直接接続される。

電話機１２１０およびコンピュータ・システム１２１５は、図９および図１０で説明したプロセスと同じ方法で端末１２０５および無線接続を介して信号およびデータを送受信することができる。

図１３は、無線端末１３０７、電話機１３１０、コンピュータ・システム１３１５、および基地局１３２０へ接続された電話機サービス端末１３０５の１つの実施形態を示す。サービス端末１３０５および無線端末１３０７は、共に、しかし別個の装置として、図１２の電話端末１２０５の機能を提供する。１つの実施形態において、サービス端末１３０５は、図２の端末２００または図３の端末３００の構成要素およびサービスを含む。

サービス端末１３０５は、ＲＪ−４５接続を介して無線端末１３０７へ接続される。他の実施形態において、サービス端末は、異なったタイプの接続、たとえばＵＳＢまたは無線接続を介して無線端末へ接続される。

無線端末１３０７は、図７の端末７００または図８の端末８００の構成要素およびサービスのサブセットを含む。たとえば、１つの実施形態において、無線端末は、コントローラ８０５および接続されたメモリ８１０、ユーザ・インタフェース８２５、電源８３０、制御接続８３５、無線モデム・サービス８７０、無線インタフェース８７５、およびアンテナ８８０を含む（図８に示される構成要素およびサービスを参照）。ＲＪ−１１接続の代わりに、無線端末はサービス端末へ接続するためのＲＪ−４５接続を含む。他の実施形態において、無線接続は、更に、サービス端末との間で送受信されるデータを処理するためのブロードバンドまたはネットワーク・サービスを提供する。

サービス端末１３０５は、サービス端末１３０５のＲＪ−４５接続、ＲＪ−４５／ＲＪ−１１コンバータ１３１２、および電話機１３１０のＲＪ−１１接続を介して電話機１３１０へ接続される。他の実施形態において、サービス端末は、異なったタイプの接続を介して電話機へ接続される。たとえば、１つの実施形態において、サービス端末は、ＲＪ−１１接続を介するか、ＵＳＢ接続およびＵＳＢ／ＲＪ−１１コンバータを介して、電話機へ接続される。他の実施形態において、電話機は無線接続を介してサービス端末へ接続される。他の実施形態において、サービス端末は追加の制御線を介して電話機へも接続される。

電話機１３１０は典型的なアナログ電話機である。他の実施形態において、電話機は典型的なコードレス電話機である。他の実施形態において、電話機は、サービス端末へ接続されたベース・ユニットへの無線接続を有する無線ハンドセットである。他の実施形態において、電話機はサービス端末の中に組み込まれる（たとえば、コードレス電話機のベース・ユニットは端末の中に組み込まれ、コードレス・ハンドセットと通信する）。

サービス端末１３０５はＲＪ−４５接続を介してコンピュータ・システム１３１５へ接続される。他の実施形態において、サービス端末は、異なったタイプの接続、たとえばＵＳＢ接続を介して、コンピュータ・システムへ接続される。

コンピュータ・システム１３１５は、典型的なデスクトップまたはラップトップ・コンピュータである。他の実施形態において、コンピュータ・システムは、プログラマブル・プロセッサおよびコンピュータ・システムの機能を提供する関連構成要素を含む装置、たとえばＰＤＡまたはコンシューマ・エレクトロニクス装置である。他の実施形態において、コンピュータ・システムはサービス端末の中に組み込まれる。

無線端末１３０７は、無線接続を介して基地局１３２０へ接続される。１つの実施形態において、無線接続は広域無線接続、たとえばセルラまたはＰＣＳ接続である。たとえば、無線接続は、特に、ＣＤＭＡ、ＧＳＭ、またはＴＤＭＡ接続、または無線ＬＡＮ（またはＷｉ−Ｆｉ）接続であってよい。他の実施形態において、無線接続はローカル無線接続である。

基地局１３２０は典型的な無線基地局である。基地局１３２０は無線ネットワークへ接続される。無線ネットワークはデータ・ネットワークを提供するか、データ・ネットワーク、たとえばインターネットまたは私設データ・ネットワーク（たとえば企業・イントラネット）へ接続される。１つの実施形態において、無線ネットワークはＰＳＴＮへも接続される。他の実施形態において、サービス端末または無線端末はＰＳＴＮへ直接接続される。

電話機１３１０およびコンピュータ・システム１３１５は、図４、図５、図９、および図１０で説明されたプロセスと同じ方法でサービス端末１３０５、無線端末１３０７、および無線接続を介して信号およびデータを送受信することができる。たとえば、電話機１３１０から無線ネットワークへ情報を送信するとき、電話機１３１０はサービス端末１３０５へ情報を提供し、サービス端末１３０５は無線端末１３０７へデータを提供し、無線端末１３０７は基地局１３２０および無線ネットワークへ信号を提供する。サービス端末１３０５は、電話機１３１０からの情報を処理し、図４のプロセスに従って情報をデータとして出力する。無線端末１３０７は、サービス端末１３０５からのデータを処理し、図９の後の部分、具体的にはブロック９１５および９２０に従って、データを無線信号として出力する。代替の実施形態において、サービス端末は、リクエストされたサービス以外に情報を処理することはなく、無線端末へデータを中間形式で提供する（たとえば、ブロック４１５をスキップする）。

このようにして、サービス端末１３０５は、リクエストされたサービス（たとえば、前述したＶｏＩＰ、ブラウザ変換、ｅメール・ゲートウェイなど）を提供し、無線端末１３０７は無線ネットワークと通信するための無線接続を提供する。サービス端末と無線端末は２つの装置へ分割されるので、サービス・プロバイダ（たとえば、無線通信会社）はサービス端末と無線端末を別々に提供することができる。無線接続を希望する顧客には、サービス・プロバイダは両方の端末を提供し、無線接続を希望しない顧客には、サービス・プロバイダはサービス端末のみを提供する。

本発明の様々な実施形態は、エレクトロニック・ハードウェア、コンピュータ・ソフトウェア、またはこれらテクノロジの組み合わせとして実現される。幾つかの実施形態は、プログラマブル・プロセッサまたはコンピュータによって実行される１つまたは複数のコンピュータ・プログラムを含む。たとえば、図１を参照すると、１つの実施形態において、端末１０５は１つまたは複数のプログラムマブルプロセッサを含む。一般的に、各々のコンピュータは、１つまたは複数のプロセッサ、１つまたは複数のデータ記憶構成要素（たとえば、揮発性または不揮発性メモリ・モジュールおよび永続的光学および磁気記憶装置、たとえば、ハードおよびフロッピー（登録商標）・ディスク・ドライブ、ＣＤ−ＲＯＭドライブ、および磁気テープ・ドライブ）、１つまたは複数の入力装置（たとえば、マウスおよびキーボード）、および１つまたは複数の出力装置（たとえば、ディスプレイ・コンソールおよびプリンタ）を含む。

コンピュータ・プログラムは実行可能コードを含む。実行可能コードは、通常、永続的記憶メディアに記憶され、実行時にメモリへコピーされる。プロセッサは、メモリからプログラム命令を所定の順序で読み出しすることによってコードを実行する。プログラム・コードを実行しているとき、コンピュータは、入力および／または記憶装置からデータを受け取り、データに対して操作を実行し、結果のデータを出力および／または記憶装置へ引き渡す。

本発明の様々な実施形態が説明された。しかし、当業者は、追加の実施形態が可能であって、本発明の範囲の中に含まれることを理解するであろう。たとえば、これまでの説明は電話機を使用する実施形態に焦点を当てているが、双方向無線のように、異なった音声通信装置を使用することができる。他の代替の実施形態において、音声サービスではなく、端末はデータ転送サービス、たとえば、ファイルのダウンロードを提供する。

したがって、本発明は、これまで説明した実施形態のみに限定されるものではない。

電話機およびモデムへ接続された電話端末の１つの実施形態の図である。 電話端末の１つの実施形態のブロック図である。 先進サービス用の制御接続を含む電話端末の１つの実施形態のブロック図である。 電話機から電話端末を介してモデムへ情報を送信する１つの実施形態のフローチャートである。 モデムから電話端末を介して電話機へデータを送信する１つの実施形態のフローチャートである。 電話機および基地局へ接続された電話端末の１つの実施形態の図である。 無線インタフェースおよびアンテナを含む端末の１つの実施形態のブロック図である。 無線インタフェースおよびアンテナを含み、先進サービスをサポートする端末の１つの実施形態のブロック図である。 電話機から電話端末および無線接続を介してデータ・ネットワークへデータを送信する１つの実施形態のフローチャートである。 基地局から電話端末および無線接続を介して電話機へデータを送信する１つの実施形態のフローチャートである。 電話機、コンピュータ・システム、およびモデムへ接続された電話端末の１つの実施形態の図である。 電話機、コンピュータ・システム、および基地局へ接続された電話端末の１つの実施形態の図である。 無線端末、電話機、コンピュータ・システム、および基地局へ接続された電話サービス端末の１つの実施形態の図である。

Claims (51)

1. 電話機へ接続するための電話機接続と、
   ネットワークへ接続するためのネットワーク接続と、
   前記電話機接続および前記ネットワーク接続へ接続されたコントローラと、を備え、
   前記コントローラは、前記電話機接続のために情報を処理する電話機サービスを提供し、
   前記コントローラは、前記ネットワーク接続のために情報を処理するネットワーク・サービスを提供し、
   前記コントローラは、ネットワーク音声フォーマットとの間で情報を変換するネットワーク音声サービスを提供する電話システム。
2. 前記電話機接続がＲＪ−１１接続である、請求項１に記載の電話システム。
3. 前記電話機接続がＵＳＢ接続である、請求項１に記載の電話システム。
4. 前記ネットワーク接続がＲＪ−４５接続である、請求項１に記載の電話システム。
5. 前記ネットワーク接続がブロードバンド接続である、請求項１に記載の電話システム。
6. 前記ネットワーク接続が無線接続である、請求項１に記載の電話システム。
7. 前記ネットワーク接続がＣＤＭＡ接続である、請求項６に記載の電話システム。
8. 前記ネットワーク音声フォーマットが、ＩＰネットワークにおける送信音声データをサポートする、請求項１に記載の電話システム。
9. 前記コントローラへ接続された無線インタフェースと、
   無線インタフェースへ接続されたアンテナと、
   を更に具備する、請求項１に記載の電話システム。
10. 周辺装置へ接続するため前記コントローラへ接続された周辺接続を更に具備する、請求項１に記載の電話システム。
11. 前記周辺接続がＵＳＢ接続である、請求項１０に記載の電話システム。
12. 前記周辺接続はコンピュータ・システムへの接続用である、請求項１０に記載の電話システム。
13. 前記電話機接続へ接続された前記電話機との間で制御情報を転送するための前記コントローラへ接続された制御接続、を更に具備する、請求項１に記載の電話システム。
14. 前記コントローラは、前記電話機接続と前記ネットワーク接続との間で、ブラウザ・アプリケーションのための転送情報をサポートする、ブラウザ・サービスを提供する、請求項１に記載の電話システム。
15. 前記ブラウザ・サービスがウェブ・ブラウザ・アプリケーションをサポートする、請求項１４に記載の電話システム。
16. 前記コントローラは、前記電話機接続と前記ネットワーク接続との間で、メッセージ・アプリケーションのための転送情報をサポートする、メッセージ・サービスを提供する、請求項１に記載の電話システム。
17. 前記メッセージ・サービスがｅメール・アプリケーションをサポートする、請求項１６に記載の電話システム。
18. 前記コントローラは、前記電話機接続と前記ネットワーク接続との間で、ファックス変換のための転送情報をサポートする、Ｇ３ファックス・サービスを提供する、請求項１に記載の電話システム。
19. 前記コントローラは、前記電話機接続と前記ネットワーク接続との間で、ボイス・メールのための転送情報をサポートする、ボイス・メール・サービスを提供する、請求項１に記載の電話システム。
20. 前記コントローラへ接続されたＧＰＳシステムを更に具備する、請求項１に記載の電話システム。
21. 前記コントローラが、前記ＧＰＳシステムを使用して精密差動ＧＰＳ位置決定をサポートする、請求項２０に記載の電話システム。
22. 前記コントローラが、前記電話機からのデータのバックアップをサポートする、請求項１に記載の電話システム。
23. 前記コントローラがＰＩＭ情報管理をサポートする、請求項１に記載の電話システム。
24. 前記コントローラが無線端末の提供をサポートする、請求項１に記載の電話システム。
25. 前記ネットワーク接続が、更に、無線端末への接続である、請求項１に記載の電話システム。
26. ネットワークへデータを送信する方法であって、
    端末で電話機接続を介して、サービスを示す情報を受信し、
    前記示されたサービスに従って前記情報に基づき中間情報を準備し、
    前記端末へ接続されたネットワークのネットワーク・プロトコルに従って前記中間情報に基づきネットワーク・データを準備し、
    前記ネットワークへ前記ネットワーク・データを送信することを含む方法。
27. 前記電話機接続がＲＪ−１１接続である、請求項２６に記載の方法。
28. 前記電話機接続がＵＳＢ接続である、請求項２６に記載の方法。
29. 前記ネットワーク接続がＲＪ−４５接続である、請求項２６に記載の方法。
30. 前記ネットワーク接続がブロードバンド接続である、請求項２６に記載の方法。
31. 前記ネットワーク接続が無線接続である、請求項２６に記載の方法。
32. 前記ネットワーク・プロトコルがＣＤＭＡである、請求項３１に記載の方法。
33. 前記サービスがＶｏＩＰサービスである、請求項２６に記載の方法。
34. 前記サービスがｅメール・サービスである、請求項２６に記載の方法。
35. 前記サービスがブラウザ・サービスである、請求項２６に記載の方法。
36. 更に、前記電話機から制御接続を介して制御情報を受信し、
    前記中間情報の準備が前記制御情報の使用を含むことを含む、請求項２６に記載の方法。
37. 前記ネットワークへ前記ネットワーク・データを送信することが、前記ネットワークへ無線接続を提供する無線端末へ前記ネットワーク・データを送信することを含む、請求項２６に記載の方法。
38. ネットワークからのデータを処理する方法であって、
    端末でネットワーク接続を介して情報を受信し、ここで前記ネットワーク接続がネットワークへ接続され、前記情報がサービスを示し、
    示されたサービスに従って前記情報に基づき中間情報を準備し、
    前記端末へ接続された電話機のプロトコルに従って前記中間情報に基づき電話機情報を準備し、
    前記電話機へ前記電話機情報を送信することを含む方法。
39. 前記電話機接続がＲＪ−１１接続である、請求項３８に記載の方法。
40. 前記電話機接続がＵＳＢ接続である、請求項３８に記載の方法。
41. 前記ネットワーク接続がＲＪ−４５接続である、請求項３８に記載の方法。
42. 前記ネットワーク接続がブロードバンド接続である、請求項３８に記載の方法。
43. 前記ネットワーク接続が無線接続である、請求項３８に記載の方法。
44. 前記ネットワーク・プロトコルがＣＤＭＡである、請求項４３に記載の方法。
45. 前記サービスがＶｏＩＰサービスである、請求項３８に記載の方法。
46. 前記サービスがｅメール・サービスである、請求項３８に記載の方法。
47. 前記サービスがブラウザ・サービスである、請求項３８に記載の方法。
48. 制御接続を介して前記電話機から制御情報を受信し、
    前記中間情報を準備することが前記制御情報を使用することを含む
    ことを更に含む、請求項３８に記載の方法。
49. 前記ネットワーク接続を介して情報を受信することが、無線端末から前記情報を受信することを含み、
    前記ネットワーク接続が、前記ネットワークへ無線接続を提供する前記無線端末を介して前記ネットワークへ接続される、
    請求項３８に記載の方法。
50. 端末で電話機接続を介して受信された情報を処理する手段と、ここで前記情報はサービスを示し、
    示されたサービスに従って前記情報に基づき中間情報を準備する手段と、
    前記端末へ接続されたネットワークのネットワーク・プロトコルに従って前記中間情報に基づきネットワーク・データを準備する手段と、
    前記ネットワークへ前記ネットワーク・データを送信する手段と
    を具備する、ネットワークへデータを送信するシステム。
51. 端末でネットワーク接続を介して受信された情報を処理する手段と、ここで前記ネットワーク接続がネットワークへ接続され、前記情報がサービスを示し、
    示されたサービスに従って前記情報に基づき中間情報を準備する手段と、
    前記端末へ接続された電話機のプロトコルに従って前記中間情報に基づき電話機情報を準備する手段と、
    前記電話機へ前記電話機情報を送信する手段と
    を具備する、ネットワークからのデータを処理するシステム。

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