JP2006500880A - 偏った解釈を使用して送信電力制御コマンドを決定する方法、受信機、およびコンピュータプログラムプロダクト - Google Patents

偏った解釈を使用して送信電力制御コマンドを決定する方法、受信機、およびコンピュータプログラムプロダクト Download PDF

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Abstract

送信電力制御コマンドを解釈するシンボルスペースの非対称的判断領域を画定する方法、受信機、およびコンピュータプログラムプロダクトが開示される。受信機における送信電力制御コマンドを決定する方法は、受信機における第1の電力制御コマンドに関連付けられるシンボルスペースの第1の判断領域、および受信機における第2の電力制御コマンドに関連付けられるシンボルスペースの第2の判断領域を画定することを含むことができ、第1および第2の領域は互いに非対称的である。広帯域符号分割多元接続通信システムにおいてソフトハンドオーバモード中に送信電力制御コマンドを決定する方法も検討され、複数の送信機から受信された合成電力制御コマンドの第1の決定を複数の送信機から受信された合成電力制御コマンドの第2の決定と合成させて合成電力制御コマンドを提供することができる。関連する回路も開示される。

Description

(優先権の請求)
本出願は2002年9月23日に出願されたニルソン(Nilsson)等の米国仮特許出願第60/412,898号”Improved TPC Decoding”,および2002年12月5日に出願されたジョンソン(Jonsson)等の米国仮特許出願第60/431,552号”Improved TPC Decoding in Soft Handover”から優先権を請求するものであり、その全体が本開示の一部としてここに組み入れられている。
(発明の技術分野)
本発明は一般的に通信の分野に関し、特に、ワイヤレス通信の分野に関する。
(関連技術の説明)
ワイヤレス通信システムは加入者へ音声およびデータ通信を提供するために広く利用されている。たとえば、AMPS,ETACS,NMT−450,GSM,NMT−900等のセルラー無線電話システムが世界中で成功裡に展開されている。
しかしながら、最近、Third Generation Partnership Project (3GPP)およびCDMA−2000等の他のシステムの下で開発されたものを含む新しいワイヤレス通信標準が一般的に広帯域符号分割多元接続(WCDMA)と呼ばれるフォーマットを使用して提案されてきている。これらの仕様は、とりわけ、コンプライアントなシステムによりサービスされるモバイルユーザ端末がどのように作動すべきかのさまざまな側面を規定する。たとえば、3GPPはモバイルユーザ端末による送信電力制御(TPC)コマンドの処理を指定する。基地局からモバイルユーザ端末へ送信することができるTPCコマンドはTPCコマンドを受信するモバイルユーザ端末がその送信電力を増加すべきか減少すべきかを指定する。3GPPはTPCコマンドを受信した後でモバイルユーザ端末が送信電力を調節しなければならない時間間隔を指定する。したがって、モバイルユーザ端末は指定された時間間隔内にTPCコマンドを復号して送信電力を適切に調節しモバイルユーザ端末の適切な動作を保証しなければならない。
モバイルユーザ端末と基地局との間の周波数誤差によりモバイルユーザ端末により受信されたTPCコマンドは誤解釈されてしまうことがある。たとえば、モバイルユーザ端末と基地局との間の周波数誤差によりモバイルユーザ端末の送信電力を増加するためのコマンド(すなわち、TPC電力増加コマンド)はモバイルユーザ端末の送信電力を減少するためのコマンド(すなわち、TPC電力減少コマンド)として誤解釈されてしまうことがある。受信TPCコマンドは、たとえば、干渉やノイズにより誤解釈されてしまうこともある。モバイルユーザ端末の送信電力が誤って減少されて基地局と通信するのに必要なより下限電力が維持されないと、モバイルユーザ端末はワイヤレス通信システムからサービスを受けられなくなることがある。一方、送信電力が誤って増加されると、モバイル端末はシステム内の他のモバイル端末と実質的に干渉する電力レベルで送信を行って、全体容量に影響を及ぼす危険性がある。モバイルユーザ端末の送信電力制御は、たとえば、金田等の米国特許第6,343,218号 Transmission Power Control Method,Mobile Phone,Base Station,and Recording Mediumで検討されている。
さらに、一般的に“ソフトハンドオーバ”と呼ばれる期間中にモバイルユーザ端末は2つ以上の基地局と通信していることがある。たとえば、WCDMAシステムでは、モバイルユーザ端末はソフトハンドオーバ中に6つまでの基地局と通信していることがある。ソフトハンドオーバは呼が絶たれる確率を低減することにより、端末が1つのセルからもう1つのセルへ移動する時にシステムとモバイルユーザ端末間の通信の信頼度を改善することができる。さらに、ソフトハンドオーバは高められたダイバーシチを提供して高速フェージング等の現象を補償することができるため、WCDMAシステムの容量を増加することもできる。
ソフトハンドオーバにおいて、各基地局は、モバイルユーザ端末が上り回線(すなわち、モバイルユーザ端末から基地局)で送信する電力を調節するのに使用される独立した送信電力コマンド(TPC)を、下り回線(すなわち、基地局からモバイルユーザ端末)で送ることができる。たとえば、1つの基地局がモバイルユーザ端末の送信電力を増加するTPCコマンドを送ることができ、もう1つの基地局がモバイルユーザ端末の送信電力を減少するTPCコマンドを送信することができる。したがって、モバイルユーザ端末は表面的に競合するTPCコマンドに応答して送信電力を調節することが必要となることがある。
さまざまな基地局からの異なるTPCコマンドを分析する方法が知られている。たとえば、1つの方法では、少なくとも1つの基地局がモバイルユーザ端末送信電力を減少するTPCコマンドを送信する場合、モバイルユーザ端末の送信電力は減少される。しかしながら、基地局により送信されたのと同じTPCコマンドをモバイルユーザ端末が受信する確率は、コマンドが送信されるチャネルに関連する信号対干渉比(SIR)によって決まることがある。したがって、モバイルユーザ端末により受信される(すなわち、解釈される)TPCコマンドは基地局により送信されるたのと同じにはならないことがある。典型的には、TPCコマンドの送信/受信に関連するビット誤り率(BER)はおよそ5%−20%となる。
TPCコマンドを送信電力を減少するコマンドとして誤解釈するモバイルユーザ端末の確率が高くなると、モバイルユーザ端末が送信電力を減少し過ぎてシステムとの接続を失う危険性も高まる。一方、TPCコマンドを送信電力を増加するコマンドとして誤解釈するモバイルユーザ端末の確率が高くなると、モバイルユーザ端末が送信電力を増加し過ぎてシステムの容量に影響を及ぼす危険性も高まる。
(概要)
本発明の実施例は送信電力制御コマンドを解釈するシンボルスペースの非対称的判断領域を画定する方法、受信機、およびコンピュータプログラムプロダクトを提供することができる。これらの実施例に従って、受信機における送信電力制御コマンドを決定する方法は受信機における第1の電力制御コマンドに関連付けられるシンボルスペースの第1の判断領域、および受信機における第2の電力制御コマンドに関連付けられるシンボルスペースの第2の判断領域を画定するステップを含むことができ、第1および第2の領域は互いに非対称的である。
本発明に従ったある実施例では、この方法は、さらに、受信機において送信電力制御コマンドを受信して受信シンボルを提供するステップを含むことができる。受信シンボルを第1の判断領域にマッピングするか第2の判断領域にマッピングするかが決定される。受信シンボルは、第1の判断領域にマッピングする場合には第1の電力制御コマンドとして解釈され、第2の判断領域にマッピングする場合には第2の電力制御コマンドとして解釈される。本発明のある実施例では、周波数誤差情報を使用して送信機および受信機間の周波数誤差を補償することができる。
本発明のある実施例では、広帯域符号分割多元接続通信システムにおいてソフトハンドオーバモード中の受信機における送信電力制御コマンドを決定する方法は、複数の送信機から受信した合成電力制御コマンドの第1の決定を複数の送信機から受信した合成電力制御コマンドの第2の決定と合成して合成電力制御コマンドを提供するステップを含むことができる。
したがって、本発明に従った実施例は電力制御コマンドをもう1つのタイプのコマンドではなく1つのタイプのコマンドとして解釈する偏り(bias)を許すことができる。たとえば、本発明のある実施例では、受信TPCコマンドをTPC電力減少コマンドとしてではなくTPC電力増加コマンドとして解釈する偏りにより、モバイルユーザ端末がその送信電力を増加するのではなく誤って減少する確率を低減することができる。
本発明に従ったある実施例では、ソフトハンドオーバ中に受信機と通信するいくつかの送信機およびソフトハンドオーバ中に受信機が通信を行う通信チャネルに関連する信号対干渉比(SIR)に基づいて、複数の送信機から受信される電力制御コマンドを合成することにより広帯域符号分割多元接続通信システムにおけるソフトハンドオーバモード中に送信電力制御コマンドを受信することができる。
本発明に従ったある実施例では、受信機における第1の電力制御コマンドに関連付けられるシンボルスペースの第1の判断領域と受信機における第2の電力制御コマンドに関連付けられるシンボルスペースの第2の判断領域を画定することにより、ソフトハンドオーバモード中にTPCコマンドを受信することができ、第1および第2の領域は互いに非対称的である。複数の送信機から受信した合成電力制御コマンドの第1の決定を行うことができる。複数の送信機から受信した合成電力制御コマンドの第2の決定を行うことができる。合成電力制御コマンドの第1の決定を合成電力制御コマンドの第2の決定と合成して合成電力制御コマンドを提供することができる。合成電力制御コマンドがシンボルスペースの第1の判断領域内にあるかシンボルスペースの第2の判断領域内にあるかを決定してTPCコマンドに対する値を決定することができる。
(実施例の詳細な説明)
本発明の実施例を示す添付図を参照しながら、以下、本発明をより詳しく説明する。しかしながら、本発明は異なる形式で実施することができ、ここに記載された実施例に限定されるものではない。これらの実施例は、本開示が完璧かつ完全となるように、発明の範囲を当業者に十分に伝えられるように、提供されるものである。
本発明の記述に使用される用語は特定の実施例を説明することだけを目的としており、発明の範囲を限定するものではない。本発明および添付特許請求の範囲の記述において使用される“a”,“an”および“the”のような単数形は文脈で明確に特記されていない限り複数形も含むものとする。
特記なき限り、ここで使用される全ての技術および科学用語は当業者により一般的に理解されているのと同じ意味を有する。全ての出版物、特許出願、特許、およびここで言及された他の参考文献はその全体が本開示の一部としてここに組み入れられている。
当業者ならばお判りのように、本発明は方法、モバイルユーザ端末(無線電話機のような)および/またはシステムとして実施することができる。したがって、本発明はハードウェア実施例、ソフトウェア実施例またはソフトウェアおよびハードウェアの態様を合成する実施例の形をとることができる。
本発明は、また、フロー図およびブロック図を使用して開示される。各ブロック(フロー図およびブロック図の)、およびブロックの組合せはコンピュータプログラム命令を使用して実現することができる。これらのプログラム命令はモバイルユーザ端末またはシステム内のプロセッサ回路に与えて、プロセッサ回路上で実行する命令がブロック内で指定された機能を実現する手段を作り出すようにすることができる。コンピュータプログラム命令はデジタル信号ベースバンドプロセッサ等のプロセッサ回路により実行されて、プロセッサ回路に一連の動作ステップを実施させ、コンピュータインプリメントプロセスを作り出してプロセッサ回路上で実行する命令がブロック内で指定された機能を実現するステップを提供するようにすることができる。したがって、ブロックは指定された機能を実施する手段の組合せ、指定された機能を実施するステップの組合せおよび指定された機能を実施するプログラム命令をサポートする。各ブロックおよびブロックの組合せは指定された機能またはステップを実施する特殊目的ハードウェアベースシステム、または特殊目的ハードウェアおよびコンピュータ命令の組合せにより実現できることも理解される。
本発明は、一般的に、ワイヤレス符号分割多元接続(CDMA)および/または広帯域符号分割多元接続(WCDMA)モバイルユーザ端末の状況において記述される。このようなワイヤレス通信システムでは、たとえば、モバイルユーザ端末または基地局内に配置された送信機により発生される電磁波形をアンテナが放射することができる。波形は無線伝播環境内を伝播され、1つ以上のアンテナを介して受信機により受信される。
IS−95標準に準拠するようなCDMAシステムは“スペクトル拡散”技術を使用して増大したチャネル容量を提供することができ、チャネルは一意的拡散コード、すなわち、通信システムが作動する周波数スペクトルの広い部分にわたってオリジナルデータ変調キャリヤを拡散するコードによりデータ変調キャリヤ信号を変調することにより規定される。
ここで使用される用語“WCDMAモバイルユーザ端末”は任意のWCDMA通信装置、とりわけ、マルチラインディスプレイを有するまたは有しないシングルまたはデュアルモードセルラー無線電話機、セルラー無線電話機をデータ処理、ファクシミリおよびデータ通信能力と合成することができるPersonal Communications System(PCS)端末、無線電話機、ページャ、インターネット/イントラネットアクセス、ウェブブラウザ、オーガナイザ、カレンダおよび/または全地球測位システム(GPS)受信機を含むことができるPersonal Data Assist(“PDA”)、および全てがWCDMA型通信を実現する無線電話機トランシーバを含む従来のラップトップおよび/またはパームトップ受信機を含む任意のWCDMA通信装置を含むことができる。
図1Aは本発明に従ったワイヤレス通信システム実施例を示すブロック図である。WCDMAワイヤレス通信システム145はモバイルユーザ端末100a−cにワイヤレスサービスを提供する。ワイヤレス通信システム145は複数のセル102a−cとして構成され、その各々が関連する基地局101a−cを有しそれは任意の特定の時間に関連するセル102a−c内にあるモバイルユーザ端末100a−cにワイヤレスサービスを提供する。ワイヤレス通信システム145の動作は基地局101a−cに接続される移動交換局(MSC)135により調整される。MSC135は、さらに、公衆電話交換網(PSTN)140に接続される。ワイヤレス通信システム145内でより多くの基地局101a−cを使用することができ、2つ以上の基地局を1つのセルに関連付けられることが理解される。さらに、2つ以上のモバイルユーザ端末100a−cをセル102a−cによりサービスすることができる。
ワイヤレス通信システム145は多数の基地局101a−cを介してモバイルユーザ端末100a−cとの通信を維持することができ、同時に、たとえば、モバイルユーザ端末100a−cが1つのセルからもう1つのセルへ移動される時に一般的に“ソフトハンドオーバ”と呼ばれるものを助成することができる。当業者ならばお判りのように、ワイヤレス通信システム145は一般的に“送信ダイバーシチモード”と呼ばれるものを使用してモバイルユーザ端末100a−cとの通信を維持することができる。送信ダイバーシチモードでは、基地局からモバイルユーザ端末100a−cへ信号を送信するのに多数のアンテナが使用される。
前述したように、3GPP仕様はモバイルユーザ端末100a−cへ送信電力制御コマンドを送信してモバイルユーザ端末100a−cが基地局へ送信する電力を調整することを要求する。たとえば、モバイルユーザ端末100a−cが通信している全ての基地局101a−cから遠ければ、各基地局はモバイルユーザ端末100a−cが基地局へ送信する電力を増加すべきであると決定することができる。したがって、各基地局はモバイルユーザ端末100a−cがその送信電力を増加するようにモバイルユーザ端末100a−cへ“TPC電力増加コマンド”を送信することができる。あるいは、モバイルユーザ端末100a−cが他のモバイルユーザ端末の動作と干渉を生じることがある電力レベルで送信している、または送信電力が不必要に高いことを1つ以上の基地局が確認する場合は、これらの基地局はモバイルユーザ端末100a−cへ“TPC電力減少コマンド”を送信することができ、他の基地局は“TPC電力増加コマンド”を送信する。ある状況では、全ての基地局が“TPC電力増加コマンド”を送信することがある。
本発明に従ったある実施例では、各基地局がTPCコマンドを同じモバイルユーザ端末へ送信する。さらに、異なる基地局により送信されるTPCコマンドは互いに異なることがある。たとえば、ある基地局はモバイルユーザ端末から受信される信号が比較的弱いためTPC電力増加コマンドを送信することがあり、他の基地局はその基地局で受信される信号が比較的強いためTPC電力減少コマンドを送信することがある。
図1Bは本発明に従って実現されるモバイルユーザ端末内に含まれる受信機および送信機を示すブロック図である。モバイルユーザ端末100は受信機回路110に接続されるアンテナ105を介してワイヤレス通信システム145により送信されるコマンドを受信する。たとえば、前述したように、受信機回路110はワイヤレス通信システム145により送信されるTPCコマンドを受信する。本発明に従ったある実施例では、モバイルユーザ端末100に関連付けられる、3GPP仕様に指定されている個別の物理チャネルのような、下り回線チャネルでTPCコマンドを送信することができる。
当業者ならばお判りのように、TPCコマンドに関連付けられる信号が受信機回路110により受信されてTPCコマンドを表すことができる“シンボル”を提供する。このシンボルはデータおよびその信用度を示す関連情報を含む受信コマンドの表示とすることができる。たとえば、シンボルは受信TPCコマンドを+1または−1および受信TPCコマンドが実際上+1または−1に等しい尤度を示す関連する信頼度として表すことができる。また、シンボルはベクトルの実および虚成分とすることができる個別の成分を有するものとして表すことができる。
さらに、TPCシンボルは多数のビットを含むことが理解できる。たとえば、TPCシンボルは2ビットを含むことができ、したがって、4つの状態−1−1,−1+1,+1−1,および+1+1を表すことができる。本発明に従ったある実施例では、2つの状態(パワーアップおよびパワーダウン)しか表示されないため、−1+1および+1−1等の2つの状態は使用されない。さらに、ワイヤレス通信システムにより送信される他のタイプのデータとは対照的に、TPCコマンドは誤符号化されずTPCコマンドをより高速に決定することができる。
受信機回路110により作り出されるTPCコマンドはワイヤレス通信システム145と通信するのに使用される送信機回路115の送信電力を調節するように構成される電力調節回路120へ供給される。モバイルユーザ端末100の全体動作を、ここに記述されているステップを実施するためにプロセッサ回路125により実行されるコンピュータプログラムを格納することができるメモリ回路130に接続されたプロセッサ回路125により、調整することができる。
図2は本発明に従ったrake受信機を示すブロック図である。いわゆる“rake受信機”はユーザデータストリームの1つに対応する情報を回復するのに使用することができる。典型的なrake受信機では、受信コンポジット信号は受信機に割り当てられた特定の拡散シーケンスと相関されて複数の時間オフセット相関を作り出し、その各々が送信スペクトル拡散信号のエコーに対応する。次に、相関は重み付けされて合成される、すなわち、各相関に各重み付け係数が乗ぜられて合計され判断統計量(decision statistic)を作り出す。rake受信機は、たとえば、1999年6月25日に出願された米国特許出願第09/344,899号 Rake Combining Methods and Apparatus Using Weighting Factors Derived from Knowledge of Spread Spectrum Signal Characteristicsに記述されており、それは本発明と同一の譲受人が譲り受けておりその開示の全体が本開示の一部としてここに組み入れられている。本発明に従ったある実施例では、受信機回路110はrake受信機以外の他のタイプの受信機とすることが理解できる。
当業者ならばお判りのように、図2のrake受信機110は複数の“rakeフィンガー(finger)”210を含むことができる。各rakeフィンガー210は相関器207a−dに接続された遅延素子105a−dを含むことができ、その出力は合成器215に接続されている。合成器215はモバイルユーザ端末100により受信されるTPCコマンドに対応するTPCシンボルを提供することができる。本発明に従った実施例はTPC関連コマンド以外のコマンドを受信するのに使用することも理解できる。
TPCシンボルは図3に示すシンボルスペースにマッピングすることができる。図3に示すように、シンボルスペースは4象限300,305,310および315に分けられる座標系“IQ”により表すことができる。シンボルスペースは2つの非対称的判断領域に分けられ、それは円弧320で示される第1の判断領域および円弧325で示される第2の判断領域である。本発明に従ったある実施例では、第1の判断領域320は信号スペースの半分よりも多くを含み、第2の判断領域325は信号スペースの半分よりも少なくしか含んでいない(すなわち、第1の判断領域320内に含まれないシンボルスペースの補足部分である)。
第1および第2の判断領域320,325間の非対称的関係により、誤解釈されてしまうことがあるシンボルを、選択が示されているTPCコマンドに関連する判断領域にマッピングすることができる。たとえば、第1の判断領域320はモバイルユーザ端末の送信電力を増加するTPCコマンドに関連付け、第2の判断領域325はモバイルユーザ端末の電力を減少する第2のTPCコマンドに関連付けてTPCコマンドをTPC電力増加コマンドとして解釈する偏りを与えることができる。たとえば、図3に示すように、TPCシンボル330は、第1の判断領域320内に含まれるシンボルスペースの一部分にマッピングされ、これによって、モバイルユーザ端末の送信電力を増加するTPCコマンドとして解釈される。対照的に、TPCシンボル335は、シンボルスペースの第2の判断領域325にマッピングされ、これによって、モバイルユーザ端末の送信電力を減少するTPCコマンドとして解釈される。
第1および第2の判断領域320,325は次式で表される2本の交差線を使用して画定することができ、
Figure 2006500880

Figure 2006500880

ここに、QおよびIはIQ平面内のシンボルの実および虚成分を表し、k,k,k,kは3GPP仕様により指定されるような許容される最悪ケースの周波数誤差に従って選択される正の値であり、
Figure 2006500880

である。
図4は本発明に従ったモバイルユーザ端末の実施例の典型的な動作を示すフロー図である。図4に従って、シンボルスペースの第1および第2の非対称的判断領域が、たとえば、前述したように画定される(ブロック400)。TPCコマンドがモバイルユーザ端末において受信される(ブロック405)。受信機はモバイルユーザ端末により受信されたコマンドに基づいてTPCシンボルを作り出し、次に、それはシンボルスペースにマッピングされる。TPCシンボルを第1の判断領域にマッピンする場合には(ブロック410)、TPCシンボルはモバイルユーザ端末の送信電力を増加するTPCコマンドとして解釈される(ブロック415)。しかしながら、TPCシンボルをシンボルスペースの第2の判断領域にマッピングする場合には(ブロック410)、TPCシンボルはモバイルユーザ端末の送信電力を減少するコマンドとして解釈される(ブロック420)。
本発明に従ったある実施例では、シンボルスペースの第1および第2の判断領域の画定はモバイルユーザ端末が動作を継続する時に画定し直すことができる(ブロック425)。たとえば、第1および第2の判断領域はモバイルユーザ端末へTPCコマンドを送信する基地局数、モバイルユーザ端末に関連する速度、モバイルユーザ端末により経験される干渉、少なくとも1つの基地局とモバイルユーザ端末間の周波数誤差、モバイルユーザ端末により受信されるパイロットシーケンス、またはTPCコマンドの信頼性に影響を及ぼす送信電力に関連するパラメータに基づいて画定し直すことができる。したがって、第1および第2の判断領域は、モバイルユーザ端末が使用される変化する環境に適合するように修正し、これにより、モバイルユーザ端末の性能を維持し、かつ、長時間にわたって環境が変化してもモバイルユーザ端末によりTPCコマンドが誤解釈される尤度を低減することができる。
図5は本発明に従ったモバイルユーザ端末実施例の典型的な動作をさらに詳細に示すフロー図である。図5に従って、モバイルユーザ端末により受信されるTPCコマンドに関連する判断統計がモバイルユーザ端末と通信する各基地局に対して決定される(500)。たとえば、特定の基地局から受信するのに使用されるrakeフィンガーにより提供される判断統計を合計してTPCシンボルを提供することができる。RAKEフィンガーfおよび基地局bに対する判断統計df,bは、たとえば、ワイヤレス通信システムが送信ダイバーシチモードで動作しておれば次式に基づいて決定することができ、
Figure 2006500880

ここで、ha,i,fは、TPCシンボルi,アンテナa,およびマルチパス遅延(rakeフィンガー)f,に対して、適切であれば適当に重み付けされる、無線チャネル推定値であり、gi,fはフィンガーfに対する逆拡散シンボルiを示す。
あるいは、モバイルユーザ端末へTPCコマンドを送信するのに1本のアンテナしか使用されない時のように、送信ダイバーシチモードが使用されない場合には、次式に従って判断統計を決定することができる。
Figure 2006500880

方程式(3)および(4)において、定数L,Rはrakeフィンガーからのどの逆拡散データが処理されるかを示し、lおよびrはどの使用データと結合するかを示し、r−l+1は送信されたTPCコマンド数(たとえば、1,2,4,または8)である。次のF、b=1,...,Bは、基地局bとの通信に使用されるrakeのフィンガーのセットを示し、Bは基地局の総数である。
方程式(3)または(4)により決定される判断統計はモバイルユーザ端末と通信する基地局毎に合計され、次式に従って合成TPCシンボルを提供する(ブロック505)。
Figure 2006500880
本発明に従ったある実施例では、TPCシンボルは、たとえば、次式に従って周波数誤差情報を使用してさらに調節することができ(ブロック510)、
Figure 2006500880

ここで、efreq,bはモバイルユーザ端末と基地局bとの間の周波数誤差である。たとえば、伝播チャネル推定値が計算された時およびそれらが適用される時に、方程式(6)の”const”に、基づくことが理解できる。
本発明に従ったさらに他の実施例では、ブロック505および510である方程式(5)および(6)を合成して1つの式とすることにより、たとえば、TPCシンボルを周波数誤差に対して調節することができ、
Figure 2006500880

ここで、efreq.b.fはモバイルユーザ端末とrakeフィンガーfに対する基地局bとの間の周波数誤差である。本発明に従った実施例に記載されているように、方程式(6)または(7)に従った周波数補償を使用する時は、対称的な判断領域、すなわち、
Figure 2006500880

を使用するのが良い。
本発明に従ったある実施例では、周波数誤差情報はモバイルユーザ端末に関連する自動周波数制御(AFC)ブロックにおいて提供することができ、シンボルスペース内でTPCシンボルを回転させるのに使用することができる。本発明に従ったある実施例では、周波数誤差情報はモバイルユーザ端末と通信する各基地局について異なることがある。本発明に従ったある実施例では、周波数誤差情報は全てもしくはいくつかの基地局とモバイルユーザ端末との間の平均周波数誤差とすることができる。
各基地局に対するTPCシンボルとシンボルスペースの判断領域を分離する境界との間のIQ座標系内の距離が決定される(ブロック515)。本発明に従ったある実施例では、図3に示す各線(第1および第2の非対称的判断領域を画定する)までの距離dおよびdを次式に従って決定することができ、
Figure 2006500880

ここで、Re(s)およびIm(s)は、それぞれ、シンボルsの実および虚成分を示し、前と同様に、係数k
Figure 2006500880

であるような正の値である。dおよびdが共にゼロよりも小さければ、次式に従って符号付き距離を決定することができる。
Figure 2006500880

またはdが共にゼロ以上であれば、次式に従って符号付き距離を決定することができる。
Figure 2006500880

Figure 2006500880

が上限閾距離値(upper threshold distance)よりも大きければ、TPCシンボルを、モバイルユーザ端末送信電力を増加するコマンドとして解釈することができる(ブロック520)。
Figure 2006500880

が下限閾距離値(lower threshold distance)よりも小さければ、TPCシンボルを、モバイルユーザ端末の送信電力を減少するコマンドとして解釈することができる(ブロック525)。
しかしながら、TPCコマンドをモバイルユーザ端末へ送信するのに1つの基地局しか使用されない場合には、方程式(5)により決定されるsの符号をTPCシンボルに与えることができる。
本発明に従った他の実施例では、複数の送信機から受信した合成電力制御コマンドの第1の決定と複数の送信機から受信した合成電力制御コマンドの第2の決定とを合成させて合成電力制御コマンドを提供することにより、広帯域符号分割多元接続通信システムにおけるソフトハンドオーバ中の受信機の送信電力制御コマンドを決定することができる。
前述した本発明に従ったある実施例では、さまざまな方法に異なる重みを与えてTPCコマンドを決定することができる。特に、1つの方法はTPCコマンドをTPC電力減少コマンドとして解釈する偏りを含み、もう1つの方法はTPCコマンドをTPC電力増加コマンドとして解釈する偏りを含むことができる。ある実施例では、さまざまな方法を互いに合成することができ、さらに、さまざまな方法は互いに合成される時に異なる重みを有することができる。
本発明に従ったある実施例では、方程式(4)のソフト判断変数を合成する2つの異なる方法は、次式で表すことができる合成電力制御コマンドの第1および第2の決定とすることができ、
Figure 2006500880

および
Figure 2006500880

ここで、
Figure 2006500880

は状況に応じてsまたはwに対応し、符号は符号関数を示し(すなわち、x>=0ならばsign(x)=1でありx<0ならばsign(x)=−1)、方程式(11)は前述の説明で既に紹介されている。TPC=−1はTPC電力減少コマンドが受信されたことをモバイルユーザ端末が決定していることを意味し、TPC=+1はTPC電力増加コマンドが受信されたことをモバイルユーザ端末が決定していることを意味する。
方程式(11)により与えられる方法はTPCコマンドをTPC電力減少コマンドとして解釈する偏りを提供することができる合成電力制御コマンドの第1の決定とすることができる。この方法は前述したように、単独で、モバイルユーザ端末が停止状態に入る危険性を招くことがあるため、TPC電力減少コマンドに優先権を与える(若しくは、その偏りを有する)ことは慎重な方法と考えることができる。アクティブな無線セット内の基地局数が2よりも大きい場合特にそうである。
方程式(12)により与えられる方法は電力制御コマンドの第2の決定とすることができ、それはTPCコマンドをTPC電力増加コマンドとして解釈する偏りを提供することができる。TPC電力増加コマンドに優先権を与える(若しくは、その偏りを与える)この方法は、単独で、遠近問題の危険性を高めることがある、すなわち、過剰送信電力を有するモバイルユーザ端末がシステム容量を低下させることがある。
本発明の実施例に従って、方程式(11)および(14)で与えられる方法を合成すると以下の式になり、
Figure 2006500880

上式は、合成電力制御コマンドの第1および第2の決定の合成を提供することができ、符号は符号関数αが基地局数に基づいて一定であることを示す。本発明に従ったある実施例では、0≦α≦1である。
αの適切な選択により方程式11および12により与えられる別々の方法の利点および欠点を良好にトレードオフすることができる。αおよびその補数(1−α)は方程式13の合成TPCシンボルの第2および第1の決定に適用される第1および第2のスケーリングファクタとすることができる。あるいは、次式に従ってこの方法を合成することができる。
Figure 2006500880
本発明に従ったある実施例では、αの値はソフトハンドオーバに関与する基地局数とモバイルユーザ端末が各基地局と通信するチャネルに関連するSIRとに基づくことができ、次式が得られる。
Figure 2006500880
したがって、より一般的な形で、TPCシンボルは次式として決定することができる。
Figure 2006500880
本発明に従ったある実施例では、ソフトハンドオーバにおける基地局数はモバイルユーザ端末へ知らせることができる。さらに、各基地局に対するSIRはモバイルユーザ端末により推定することができる。したがって、適切なα値はモバイルユーザ端末内のルックアップテーブル内に格納するかあるいは基地局数およびSIRに基づいてモバイルユーザ端末によりオンザフライで決定することができる。
本発明に従ったある実施例では、基地局当り無線パス数および各基地局に対する電力遅延プロファイル(PDP;Power Delay Profile)を判断関数において使用することができ、
Figure 2006500880

ここで、Nfbは無線パス数であり、PDPは各基地局bに対する電力遅延プロファイルである。
図6は本発明に従った実施例を示すブロック図である。モバイルユーザ端末600は、たとえば、3GPP仕様に従ってB個の基地局(BS1−BSB)と共にソフトハンドオーバモードで動作している。ソフトハンドオーバにおいて、BS1−BSBからの信号を含む受信信号がダウンコンバートされフロントエンド受信機回路RX605内でデジタルベースバンド信号へサンプリングされる。受信信号は正規ベースで各BSに対するPDPを推定する遅延推定回路610へ提供される。
遅延推定器回路610からの出力はKの最も強い無線パスに対する遅延τである。基地局(BS1−BSB)の1つ以上が一時的に弱くなることがあり、M(すなわち、Bよりも少ない)個の基地局だけが遅延推定器回路610からの出力でもあるK個の最も強い無線パスで表されることを意味する。遅延情報がRAKE受信機回路615へ提供され、受信信号を逆拡散して各無線パスに対する無線チャネルおよびSIRを推定する。また、Rakeによりデータの最大比合成(MRC;Maximum Ratio Combining)を実施してデコーダ回路620へ提供しさらに処理することができる。
各基地局bからのFフィンガーは、たとえば、MRCを使用して方程式4に従って合成され基地局当りの各SIRが合成回路625へ提供されて、合成回路は各基地局に対するソフト値を合成する。合成回路625の動作は基地局、基地局にわたるSIR分布、基地局当りPDP、およびBおよびMによって決まる。本発明の実施例に従った合成は、たとえば、方程式13−17について記述されている。
スケーリングファクタαを決定するいくつかの例が以下に提供される。下記の例は典型的な値であって本発明の範囲を限定するものではない。方程式16に従った合成を使用して、αを次のように選択することができる。
本発明に従ったある実施例では、アクティブ無線リンクセット内の各BSに対するSIR値が全基地局に対してほぼ同じ、たとえば、ある最大SIRの40%以内であれば、αはおよそ0.3に選択することができBおよびMは2から3の範囲内である。本発明に従った他の実施例では、αはおよそ0.4に選択することができBおよびMは3よりも大きい。
本発明に従ったある実施例では、1つの基地局が全基地局に対する最大SIRの40%よりも小さいSIR値を有するか(Bは2から3の範囲)または2つの基地局が最大SIRの40%よりも小さいSIR値を有する場合(Bは4から6の範囲)、αはおよそ0.25に選択することができB=2,3である。本発明に従った他の実施例では、αはおよそ0.3に選択することができBは3よりも大きい。
本発明に従ったある実施例では、大概の基地局が最大SIRの40%よりも小さいSIR値を有する場合、αはおよそ0.2に選択することができBは2から3の範囲内である。本発明に従ったある実施例では、αはおよそ0.2に選択することができBは3.0よりも大きい。
好ましい実施例とその図面に関して本発明を説明してきたが、本発明の精神および範囲を逸脱することなくさまざまな変更および修正が可能である。
本発明に従ったワイヤレス通信システムの実施例を示すブロック図である。 本発明に従ったモバイルユーザ端末の実施例内に含まれる受信機および送信機を示すブロック図である。 本発明に従ったrake受信機の実施例を示すブロック図である。 本発明に従ったシンボルスペースを示す略図である。 本発明に従った実施例の典型的な動作を示すフロー図である。 本発明に従った実施例の典型的な動作を示すフロー図である。 本発明に従ったモバイルユーザ端末の実施例内に含まれる受信機および送信機を示すブロック図である。

Claims (47)

  1. 受信機における送信電力制御コマンドの決定方法であって、該方法は受信機における第1の電力制御コマンドに関連付けられるシンボルスペースの第1の判断領域と受信機における第2の電力制御コマンドに関連付けられるシンボルスペースの第2の判断領域とを画定するステップを含み、前記第1および第2の判断領域は互いに非対称的である前記方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、さらに、
    受信シンボルを提供するために受信機において送信電力制御コマンドを受信するステップと、
    前記受信シンボルを前記第1の判断領域にマッピングするか前記第2の判断領域にマッピングするかを決定するステップと、
    前記受信シンボルを前記第1の判断領域にマッピングする場合には、前記受信シンボルを前記第1の電力制御コマンドとして解釈するステップと、
    前記受信シンボルを前記第2の判断領域にマッピングする場合には、前記受信シンボルを前記第2の電力制御コマンドとして解釈するステップと、
    を含む前記方法。
  3. 請求項1に記載の方法であって、さらに、
    前記受信機へコマンドを送信するのに使用されたいくつかの送信機の中の1つ以上、前記受信機に関連する速度、前記受信機に関連する干渉、少なくとも1つの前記送信機と前記受信機との間の周波数誤差、前記受信機において受信されたパイロットシーケンス、または電力制御コマンドの信頼度に影響を及ぼす送信電力に関連するパラメータに基づいて前記シンボルスペースの前記第1および第2の非対称的領域を再画定するステップを含む前記方法。
  4. 請求項1に記載の方法であって、前記第1の判断領域は前記第2の判断領域よりも大きい前記シンボルスペースの部分を含み、前記受信電力制御コマンドを前記第2の電力制御コマンドではなく前記第1の電力制御コマンドとして解釈する偏り(bias)を与える前記方法。
  5. 請求項1に記載の方法であって、受信機はスペクトル拡散モバイルユーザ端末を含み、該スペクトル拡散モバイルユーザ端末へ前記電力制御コマンドを送信するのに使用される送信機は基地局を含み、前記第1の電力制御コマンドは前記スペクトル拡散モバイルユーザ端末の送信電力を増加する前記基地局からの第1のTPCコマンドを含み、前記第2の電力制御コマンドはスペクトル拡散モバイルユーザ端末の送信電力を減少する基地局からの第2のTPCコマンドを含む前記方法。
  6. 請求項5に記載の方法であって、前記第1と第2のTPCコマンドは広帯域符号分割多元接続通信システムで動作している前記モバイルユーザ端末に関連付けられる個別の物理的チャネル内に含まれる前記方法。
  7. 請求項2に記載の方法であって、前記受信ステップは、さらに、周波数誤差情報を使用する前記送信電力制御コマンドを受信して、該電力制御コマンドを送信するのに使用された送信機周波数と受信機周波数との差を補償するステップを含む前記方法。
  8. 請求項7に記載の方法であって、前記周波数誤差情報は前記受信機により受信された通信チャネルの自動周波数制御(AFC)ブロック内に含まれる情報に基づく周波数誤差推定値を含む前記方法。
  9. 請求項7に記載の方法であって、複数の送信機は少なくとも1つの電力制御コマンドを前記受信機へ送信し、前記受信ステップは、さらに、複数の送信機に関連する複数の前記周波数誤差情報を使用する前記少なくとも1つの電力制御コマンドを受信するステップを含む前記方法。
  10. 請求項7に記載の方法であって、複数の送信機は少なくとも1つの電力制御コマンドを前記受信機へ送信し、前記周波数誤差情報は前記複数の送信機に関連する周波数誤差情報の平均を含む前記方法。
  11. 請求項1に記載の方法であって、
    前記シンボルスペースはIQ座標系の表示を含み、
    前記第1の判断領域は前記IQ座標系の半分よりも広く、前記第2の判断領域は半分よりも狭い、前記方法。
  12. 複数の送信電力制御コマンドを受信して、受信機において受信された第1の電力制御コマンドに関連付けられるシンボルスペースの第1の判断領域と、受信機において受信された第2の電力制御コマンドに関連付けられるシンボルスペースの第2の判断領域とを含むように画定されるシンボルスペースへマッピングする受信シンボルを提供するように構成された回路を含む受信機であって、前記第1および第2の領域は互いに非対称的である前記受信機。
  13. 請求項12に記載の受信機であって、前記回路は、さらに、前記受信シンボルを前記第1の判断領域へマッピングするか前記第2の判断領域へマッピングするかを決定し、受信シンボルを前記第1の判断領域へマッピングする場合には前記受信シンボルを前記第1の電力制御コマンドとして解釈し、前記受信シンボルを前記第2の判断領域へマッピングする場合には前記受信シンボルを前記第2の電力制御コマンドとして解釈するように構成される前記受信機。
  14. 請求項12に記載の受信機であって、前記回路は、さらに、前記受信機へ前記電力制御コマンドを送信するのに使用されたいくつかの送信機の中の少なくとも1つ以上、前記受信機に関連する速度、前記受信機に関連する干渉、少なくとも1つの前記送信機と前記受信機との間の周波数誤差、前記受信機において受信されたパイロットシーケンス、または前記電力制御コマンドの信頼度に影響を及ぼす送信電力に関連するパラメータに基づいて、前記シンボルスペースの前記第1および第2の非対称的領域を再画定するように構成される前記受信機。
  15. 請求項12に記載の受信機であって、前記第1の判断領域は前記第2の判断領域よりも大きいシンボルスペース部分を含み、前記受信シンボルを前記第2の電力制御コマンドではなく前記第1の電力制御コマンドとして解釈する偏りを与える受信機。
  16. 請求項12に記載の受信機であって、前記受信機はスペクトル拡散モバイルユーザ端末を含み、該スペクトル拡散モバイルユーザ端末へコマンドを送信するのに使用される送信機は基地局を含み、前記第1の電力制御コマンドは前記スペクトル拡散モバイルユーザ端末の送信電力を増加する前記基地局からの第1のTPCコマンドを含み、前記第2の電力制御コマンドは前記スペクトル拡散モバイルユーザ端末の送信電力を前記減少する前記基地局からの第2のTPCコマンドを含む前記受信機。
  17. 請求項16に記載の受信機であって、前記TPCコマンドは広帯域符号分割多元接続通信システムで動作している前記スペクトル拡散モバイルユーザ端末に関連付けられる個別の物理的チャネル内に含まれる前記受信機。
  18. 請求項13に記載の受信機であって、前記回路は、さらに、周波数誤差情報を使用する前記送信電力制御コマンドを受信して、該電力制御コマンドを送信するのに使用された送信機周波数と受信機周波数との差を補償するように構成される前記受信機。
  19. 請求項18に記載の受信機であって、前記周波数誤差情報は前記受信機により受信された通信チャネルの自動周波数制御(AFC)ブロック内に含まれる情報に基づく周波数誤差推定値を含む前記受信機。
  20. 請求項18に記載の受信機であって、複数の送信機は少なくとも1つの電力制御コマンドを前記受信機へ送信し、前記回路は、さらに、前記複数の送信機に関連する複数の周波数誤差情報を使用する前記少なくとも1つの電力制御コマンドを受信するように構成される前記受信機。
  21. 請求項18に記載の受信機であって、複数の送信機は少なくとも1つの電力制御コマンドを前記受信機へ送信し、前記周波数誤差情報は前記複数の送信機に関連する周波数誤差情報の平均を含む前記受信機。
  22. 請求項12に記載の受信機であって、
    前記シンボルスペースはIQ座標系の表示を含み、
    前記第1の判断領域は前記IQ座標系の半分よりも広く、第2の判断領域は半分よりも狭い、前記受信機。
  23. 受信機における送信電力制御コマンドを決定するコンピュータプログラムプロダクトであって、コンピュータ読取可能記憶媒体内に含まれるコンピュータ読取可能プログラムコード手段を有する前記媒体を含み、コンピュータ読取可能プログラムコード手段は受信機における第1の電力制御コマンドに関連付けられるシンボルスペースの第1の判断領域と受信機における第2の電力制御コマンドに関連付けられるシンボルスペースの第2の判断領域とを画定するコンピュータ読取可能プログラムコード手段を含み、前記第1および第2の領域は互いに非対称的である前記コンピュータプログラムプロダクト。
  24. 請求項23に記載のコンピュータプログラムプロダクトであって、さらに、
    受信シンボルを提供するために受信機において送信電力制御コマンドを受信するコンピュータ読取可能プログラムコード手段と、
    前記受信シンボルを前記第1の判断領域にマッピングするか前記第2の判断領域にマッピングするかを決定するコンピュータ読取可能プログラムコード手段と、
    前記受信シンボルを前記第1の判断領域にマッピングする場合には、前記受信シンボルを前記第1の電力制御コマンドとして解釈するコンピュータ読取可能プログラムコード手段と、
    前記受信シンボルを前記第2の判断領域にマッピングする場合には、前記受信シンボルを前記第2の電力制御コマンドとして解釈するコンピュータ読取可能プログラムコード手段と、
    を含む前記コンピュータプログラムプロダクト。
  25. 請求項23に記載のコンピュータプログラムプロダクトであって、さらに、
    前記受信機へ電力制御コマンドを送信するのに使用されたいくつかの送信機の中の少なくとも1つ以上、前記受信機に関連する速度、前記受信機に関連する干渉、少なくとも1つの前記送信機と前記受信機との間の周波数誤差、前記受信機において受信されたパイロットシーケンス、または前記電力制御コマンドの信頼度に影響を及ぼす送信電力に関連するパラメータに基づいて前記シンボルスペースの前記第1および第2の非対称的領域を再画定するコンピュータ読取可能プログラムコード手段を含む前記コンピュータプログラムプロダクト。
  26. 請求項23に記載のコンピュータプログラムプロダクトであって、前記第1の判断領域は前記第2の判断領域よりも大きいシンボルスペース部分を含み、前記受信シンボルを前記第2の電力制御コマンドではなく前記第1の電力制御コマンドとして解釈する偏りを与える前記コンピュータプログラムプロダクト。
  27. 請求項23に記載のコンピュータプログラムプロダクトであって、前記受信機はスペクトル拡散モバイルユーザ端末を含み、該スペクトル拡散モバイルユーザ端末へ前記電力制御コマンドを送信するのに使用される送信機は基地局を含み、前記第1の電力制御コマンドは前記スペクトル拡散モバイルユーザ端末の送信電力を増加する前記基地局からの第1のTPCコマンドを含み、前記第2の電力制御コマンドは前記スペクトル拡散モバイルユーザ端末の送信電力を減少する前記基地局からの第2のTPCコマンドを含む前記コンピュータプログラムプロダクト。
  28. 請求項27に記載のコンピュータプログラムプロダクトであって、前記第1と第2のTPCコマンドは広帯域符号分割多元接続通信システムで動作している前記スペクトル拡散モバイルユーザ端末に関連付けられる個別の物理的チャネル内に含まれる前記コンピュータプログラムプロダクト。
  29. 請求項24に記載のコンピュータプログラムプロダクトであって、前記受信するコンピュータ読取可能プログラムコード手段は、さらに、周波数誤差情報を使用する前記送信電力制御コマンドを受信して前記電力制御コマンドを送信するのに使用された送信機周波数と受信機周波数との差を補償する、前記コンピュータ読取可能プログラムコード手段を含むコンピュータプログラムプロダクト。
  30. 広帯域符号分割多元接続通信システムにおいてソフトハンドオーバ中に受信機における送信電力制御コマンドを決定する方法であって、該方法は、複数の送信機から受信した合成電力制御コマンドの第1の決定を、複数の送信機から受信した合成電力制御コマンドの第2の決定と合成して合成電力制御コマンドを提供するステップを含む前記方法。
  31. 請求項30に記載の方法であって、
    前記第1の決定は合成電力制御コマンドを送信電力を減少する第1のTPCコマンドとして解釈する第1の偏りを含み、
    前記第2の決定は合成電力制御コマンドを送信電力を増加する第2のTPCコマンドとして解釈する第2の偏りを含む、方法。
  32. 請求項31に記載の方法であって、前記第1の偏りはソフトハンドオーバ中に前記受信機と通信するいくつかの送信機の中の少なくとも1つ、ソフトハンドオーバ中に前記受信機が通信を行う通信チャネルに関連する信号対干渉比(SIR)、前記受信機との通信に使用されたいくつかの無線パス、および通信チャネルに関連する電力遅延プロファイル(PDP)に基づく前記第1の偏りに対するスケーリングファクタを含む前記方法。
  33. 請求項31に記載の方法であって、前記第2の偏りはソフトハンドオーバ中に前記受信機と通信するいくつかの送信機の中の少なくとも1つ、ソフトハンドオーバ中に前記受信機が通信を行う通信チャネルに関連する信号対干渉比(SIR)、前記受信機との通信に使用されたいくつかの無線パス、および通信チャネルに関連する電力遅延プロファイル(PDP)に基づく前記第2の偏りに対するスケーリングファクタを含む前記方法。
  34. 請求項31に記載の方法であって、前記第1の偏りは該第1の偏りに対する第1のスケーリングファクタを含み、前記第2の偏りは前記第1の傾向と相補的である前記第2の傾向に対する第2のスケーリングファクタを含む前記方法。
  35. 広帯域符号分割多元接続通信システムにおいてソフトハンドオーバ中に受信機における送信電力制御コマンドを決定する方法であって、該方法は、複数の送信機から受信した電力制御コマンドを合成して、ソフトハンドオーバ中に前記受信機と通信するいくつかの送信機の中の少なくとも1つ、通信チャネルに関連する信号対干渉比(SIR)、通信チャネルに関連する電力遅延プロファイル(PDP)、および通信チャネルに関連するいくつかの無線パスに基づく合成電力制御コマンドを提供するステップを含む前記方法。
  36. 広帯域符号分割多元接続通信システムにおいてソフトハンドオーバ中に送信電力制御コマンドを決定する回路を含む受信機回路であって、該回路は、複数の送信機から受信した合成電力制御コマンドの第1の決定を複数の送信機から受信した合成電力制御コマンドの第2の決定とを合成して合成電力制御コマンドを提供するように構成される前記受信機回路。
  37. 請求項36に記載の受信機回路であって、
    前記第1の決定は合成電力制御コマンドを送信電力を減少する第1のTPCコマンドとして解釈する第1の偏りを含み、
    前記第2の決定は合成電力制御コマンドを送信電力を増加する第2のTPCコマンドとして解釈する第2の偏りを含む、前記受信機回路。
  38. 請求項37に記載の受信機回路であって、前記第1の偏りはソフトハンドオーバ中に前記受信機回路と通信するいくつかの送信機の中の少なくとも1つ、ソフトハンドオーバ中に受信機が通信を行う通信チャネルに関連する信号対干渉比(SIR)、受信機との通信に使用されたいくつかの無線パス、および通信チャネルに関連する電力遅延プロファイル(PDP)に基づく第1の偏りに対するスケーリングファクタを含む前記受信機回路。
  39. 請求項37に記載の受信機回路であって、前記第2の偏りはソフトハンドオーバ中に受信機と通信するいくつかの送信機の中の少なくとも1つ、ソフトハンドオーバ中に受信機が通信を行う通信チャネルに関連する信号対干渉比(SIR)、受信機との通信に使用されたいくつかの無線パス、および通信チャネルに関連する電力遅延プロファイル(PDP)に基づく第2の偏りに対するスケーリングファクタを含む前記受信機回路。
  40. 請求項37に記載の受信機回路であって、前記第1の偏りは該第1の偏りに対する第1のスケーリングファクタを含み、前記第2の偏りは前記第1のスケーリングファクタと相補的な前記第2の偏りに対する第2のスケーリングファクタを含む前記受信機回路。
  41. 広帯域符号分割多元接続通信システムにおいてソフトハンドオーバ中に受信機における送信電力制御コマンドを決定する方法であって、該方法は、
    受信機における第1の電力制御コマンドに関連付けられるシンボルスペースの第1の判断領域と受信機における第2の電力制御コマンドに関連付けられるシンボルスペースの第2の判断領域とを画定するステップであって、前記第1および第2の領域は互いに非対称的である前記画定するステップと、
    送信機から受信した合成電力制御コマンドを決定する第1の決定ステップと、
    前記送信機から受信した前記合成電力制御コマンドを決定する第2の決定ステップと、
    前記合成電力制御コマンドに関する前記第1の決定を前記合成電力制御コマンドに関する前記第2の決定と、合成して合成電力制御コマンドを提供するステップと、
    前記合成電力制御コマンドが前記シンボルスペースの前記第1の判断領域内にあるか前記シンボルスペースの前記第2の判断領域内にあるかを決定するステップと、
    を含む前記方法。
  42. 広帯域符号分割多元接続通信システムにおいてソフトハンドオーバ中に受信機における送信電力制御コマンドを決定する方法であって、該方法は、前記ソフトハンドオーバ中に前記受信機と通信するいくつかの送信機およびソフトハンドオーバ中に前記受信機とが通信を行う通信チャネルに関連する信号対干渉比(SIR)に基づいて複数の送信機から受信した複数の電力制御コマンドを合成するステップを含む前記方法。
  43. 請求項42に記載の方法であって、さらに、前記通信チャネルに関連する電力遅延プロファイル(PDP)に基づいて複数の送信機から受信した電力制御コマンドを合成するステップを含む前記方法。
  44. 広帯域符号分割多元接続通信システムにおいてソフトハンドオーバ中にモバイルユーザ端末内の受信機における送信電力制御コマンドを決定する方法であって、該方法は、
    複数の送信機から送信された各電力制御コマンドを決定するステップと、
    前記各電力制御コマンドからシンボルスペースの非対称的に画定された判断領域の境界までの各距離を決定するステップと、
    前記各距離を合成して合成電力制御コマンドを提供するステップと、
    を含む前記方法。
  45. 請求項44に記載の方法であって、さらに、
    前記合成電力制御コマンドを閾値と比較するステップを含む前記方法。
  46. 請求項45に記載の方法であって、さらに、
    前記合成電力制御コマンドが前記閾値よりも大きければモバイルユーザ端末の送信電力を増加するステップを含む前記方法。
  47. 請求項45に記載の方法であって、さらに、
    前記合成電力制御コマンドが前記閾値よりも小さければモバイルユーザ端末の送信電力を減少するステップを含む前記方法。
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