JP2006500830A - 無線ネットワーク・チャンネルを管理するためのシステムおよび方法 - Google Patents

無線ネットワーク・チャンネルを管理するためのシステムおよび方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006500830A
JP2006500830A JP2004538446A JP2004538446A JP2006500830A JP 2006500830 A JP2006500830 A JP 2006500830A JP 2004538446 A JP2004538446 A JP 2004538446A JP 2004538446 A JP2004538446 A JP 2004538446A JP 2006500830 A JP2006500830 A JP 2006500830A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data packet
dsq
priority
data
bandwidth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004538446A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006500830A5 (ja
Inventor
シャロニィ、ヤコブ
セン、ムーシュミ
サコダ、ウィリアム
Original Assignee
シンボル テクノロジーズ インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by シンボル テクノロジーズ インコーポレイテッド filed Critical シンボル テクノロジーズ インコーポレイテッド
Publication of JP2006500830A publication Critical patent/JP2006500830A/ja
Publication of JP2006500830A5 publication Critical patent/JP2006500830A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W28/00Network traffic management; Network resource management
    • H04W28/02Traffic management, e.g. flow control or congestion control
    • H04W28/10Flow control between communication endpoints
    • H04W28/14Flow control between communication endpoints using intermediate storage
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/50Queue scheduling
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/50Queue scheduling
    • H04L47/52Queue scheduling by attributing bandwidth to queues
    • H04L47/522Dynamic queue service slot or variable bandwidth allocation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/50Queue scheduling
    • H04L47/52Queue scheduling by attributing bandwidth to queues
    • H04L47/527Quantum based scheduling, e.g. credit or deficit based scheduling or token bank
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/50Queue scheduling
    • H04L47/62Queue scheduling characterised by scheduling criteria
    • H04L47/6215Individual queue per QOS, rate or priority
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/50Queue scheduling
    • H04L47/62Queue scheduling characterised by scheduling criteria
    • H04L47/625Queue scheduling characterised by scheduling criteria for service slots or service orders
    • H04L47/6265Queue scheduling characterised by scheduling criteria for service slots or service orders past bandwidth allocation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W8/00Network data management
    • H04W8/02Processing of mobility data, e.g. registration information at HLR [Home Location Register] or VLR [Visitor Location Register]; Transfer of mobility data, e.g. between HLR, VLR or external networks
    • H04W8/04Registration at HLR or HSS [Home Subscriber Server]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/50Allocation or scheduling criteria for wireless resources
    • H04W72/56Allocation or scheduling criteria for wireless resources based on priority criteria

Abstract

優先順位を有するデータ・ストリーム待ち行列(「DSQ」)にデータ・パケットを追加するステップと、定量の帯域幅をDSQに割り当てるステップと、優先順位および定量の帯域幅に応じて、データ・パケットを送信するステップと、を含む方法。

Description

本発明は、無線ネットワーク・チャンネルを管理するためのシステムおよび方法に関する。
無線通信ネットワークの発達によって、より要求の厳しい用途、即ち、誤り率は低く、かつデータ転送速度は高速にすることを要求する用途に対して、新しい場が提供されてきた。そのような用途としては、特定の移動ユニットに配信される音声またはビデオ会議、および複数の移動ユニットに配信される音声またはビデオ放送があり得る。発生する問題は、無線ネットワークの帯域幅が非常に狭いこと、かつ関連する有線ネットワークに比べて、そのデータ誤り率が高いことである。
さらに、共通のチャンネルを通してデータを送信するユーザの数が増大するにつれて、個々のデータ・ストリームが利用可能な帯域幅は低減する。帯域幅が不足している無線環境において、このことは直ちにシステムの制約要因となる。帯域幅が保証されない場合において、ブロードバンドおよび/または時間の影響を受け易いデータの用途は、やはり実用的ではない。それ故、誤り率を悪化させることなく、ブロードバンドの用途における高速のデータ速度を提供するための、無線ネットワークの狭い帯域幅を管理することが可能な総合的システムが、所望されている。
一方法は、優先順位を有するデータ・ストリーム待ち行列(「DSQ」)にデータ・パケットを追加するステップと、定量の帯域幅をDSQに割り当てるステップと、優先順位および定量の帯域幅に応じてデータ・パケットを送信するステップと、を備える。
さらに、一方法は、複数のデータ・パケットを受信するステップと、各データ・パケットに対して優先順位を決定するステップと、各データ・パケットの優先順位および宛先に対応するデータ・ストリーム待ち行列に各データ・パケットを追加するステップと、定量の帯域幅をデータ・ストリーム待ち行列に割り当てるステップと、優先順位および定量の帯域幅に応じて各データ・パケットを送信するステップと、を備える。
さらに、一システムは、無線ローカル・エリア・ネットワーク(「WLAN」)のためのアクセス・ポイント(「AP」)及び移動ユニット(「MU」)を備え、前記APは、優先順位を有するデータ・ストリーム待ち行列(「DSQ」)にデータ・パケットを追加し、定量の帯域幅をDSQに割り当て、かつDSQの優先順位および定量の帯域幅に応じてデータ・パケットを送信し、前記MUは、データ・パケットを受信し、かつ処理する。
無線ローカル・エリア・ネットワークのためのアクセス・ポイントは、複数の優先リングおよび複数のDSQを備え、各優先リングは、優先順位に対応しており、各DSQは、優先順位のうちの一つおよびデータ・パケットの宛先に対応しており、かつその優先順位のうちの一つに対応する優先リングに属している。この場合、アクセス・ポイントは、各データ・パケットを、データ・パケットの優先順位および宛先に対応するDSQに追加する。アクセス・ポイントは、DSQの優先順位に応じて、そのデータ・パケットを各DSQから送信する。
一システムは、無線ローカル・エリア・ネットワーク(「WLAN」)および移動ユニット(「MU」)のためのアクセス・ポイント(「AP」)を備える。APは、データ・ストリーム待ち行列(「DSQ」)にデータ・パケットを追加し、そのデータ・パケットにシリアル・ナンバーを割り当て、そのデータ・パケットを送信し、かつバッファ内にそのデータ・パケットのコピーをセーブする。MUは、そのデータ・パケットを受信し、そのデータ・パケットのシリアル・ナンバーを判断し、そのシリアル・ナンバーに応じて、APに対して要求を送信する。次に、APは、その要求を受信し、シリアル・ナンバーに応じて、バッファから第二のデータ・パケットを取得し、かつ第二のデータ・パケットを送信する。
さらに、一方法は、データ・ストリーム待ち行列(「DSQ」)にデータ・パケットを追加するステップと、そのデータ・パケットにシリアル・ナンバーを割り当てるステップと、第一のデバイスによりそのデータ・パケットを送信するステップと、第一のデバイスのバッファ内にそのデータ・パケットのコピーをセーブするステップと、第二のデバイスにおいてそのデータ・パケットを受信するステップと、そのデータ・パケットのシリアル・ナンバーを判断するステップと、シリアル・ナンバーに応じて、第二のデバイスにより、追加のデータ・パケットを要求するステップと、を備える。
図1は、本発明による、信頼性の高いブロードバンド・サービスを提供するためのチャンネル管理システム(「CMS」)1を含むネットワークの例示の実施形態を示している。ブロードバンド・サービスとしては、例えば、高品質のストリーミング・ビデオまたはオーディオがあり得る。ブロードバンド・サービスとしては、また、電話またはテレビ電話のようなリアルタイムの用途もあり得る。
CMS1は、アクセス・ポイント(「AP」)10および複数の移動ユニット(「MU」)20〜26を含み得る無線ローカル・エリア・ネットワーク(「WLAN」)100の内部で動作することができる。WLANは、IEEE802.11のバージョンまたは類似のプロトコルを利用することができる。MU20〜26としては、デスクトップまたはラップトップ・コンピュータ、携帯情報端末、携帯電話、ポケットベル、或いはWLAN100上で動作するのに適合した任意の他のデバイスのように、任意のタイプのコンピュータまたはプロセッサをベースとしたデバイスがあり得る。AP10としては、例えば、ルータ、スイッチ、または無線および有線ネットワークを接続するブリッジがあり得る。或いは、上記方法を実施するために、異なる数のMUまたはAPによる他の構成を利用しても構わない。
図2a、図2b、図2c、図2dおよび図2eは、信頼性の高いWLANブロードバンド・サービスを提供するために使用される本発明の例示の実施形態による例示の方法を示すフローチャートである。図2aは、特に、AP10が、ワイヤライン・ネットワークから受信したデータを管理するための方法を示している。図2bは、例示の実施形態の優先リングのスケジュールを作成すること、および/または、サービスを提供することのための例示の方法を示している。図2cは、AP10が、各データ・ストリームによって使用される帯域幅を管理するための方法を示している。図2dは、データ・パケットの送信に成功した場合に、残差カウンタ(deficit counter)を更新し、待ち行列タイマーをリセットするための例示の方法を示している。図2eは、MU20〜26が、データ・パケットを受信するための方法、およびパケットの誤りを解決するためのAP10とMU20〜26との間の相互作用を示している。上記方法について、図1および図3を参照しながら説明する。
ステップ200において、AP10は、ワイヤライン・ネットワークからデータ・パケットを受信する。ワイヤライン・ネットワークは、WLAN100より高いスループット・レベルを維持することが可能なネットワークであればよい。ワイヤライン・ネットワークの例としては、イーサネットまたはトークン・リングのようなプロトコルを利用するローカル・エリア・ネットワーク(「LAN」)、或いは、T1ラインまたはSONETリング内の光ファイバ接続を利用するワイド・エリア・ネットワーク(「WAN」)があり得る。ワイヤライン・ネットワークは、マイクロ波ホップのような非常に高速のデータ速度で動作することが可能な無線接続であっても構わない。
ステップ205において、AP10は、そのパケットが新しいデータ・ストリーム用のものであるか否かをチェックする。新しいデータ・ストリームとしては、例えば、ビデオのダウンロード、電話の呼出し、電子メールのメッセージ等の始まりがあり得る。データ・ストリームは、一つ若しくは複数のMU20〜26に送信され得る。
データ・パケットが、データ・ストリームをすでに受信している特定のMU20〜26、またはMU20〜26の組のアドレスを指定することもあり得る。しかし、これは、着信データ・パケットが新しいデータ・ストリーム用のものでないことを示している訳ではない。特定された宛先は、それに宛てた複数のデータ・ストリームを有することが可能である。例えば、MU20は、映画をダウンロードして再生することも、その途中に、電話の呼出しまたは電子メールのメッセージを受信することも可能である。各通信を、別個のデータ・ストリームと見なすことができる。
それ故、AP10は、パケットが既存のデータ・ストリーム用のものであるのか、若しくは新しいデータ・ストリーム用のものであるのかを判断するために、宛先のアドレス以外も確認する。データ・パケットは、例えば、ビデオ、電話または電子メールのようなデータのタイプを示す追加のビットを含むことも、データ・ストリームの識別子も含むこともできる。AP10は、待ち行列がそのデータ・ストリームに対してすでに存在するか否かを判断するために、これら追加のビットを読み出すことができる。データ・パケットがデータ・ストリームの最初に位置している場合には、プロセスはステップ210に進む。
データ・パケットが新しいデータ・ストリーム用のものであるという判断の後、ステップ210において、AP10は、データ・ストリームに優先順位を割り当てる。優先順位は、データのタイプに本質的に依存する時間遅延のニーズを基にしている。例えば、MU20への電話接続は、ストリーミング・ビデオ接続より高い優先順位を有し得る。何故なら、電話接続はリアルタイムで配信されなければならないからである。対照的に、ストリーミング・ビデオは必ずしもリアルタイムで配信される必要はない。種々のタイプの通信ストリームの各優先順位は、種々の方法で設定され得る。例えば、MU20〜26のユーザ、WLAN100のシステム管理者等が、優先順位を設定することができる。
優先順位は、ユーザの優先順位に基づいて割り当てられても構わない。例えば、MU20のユーザは、遅延が少なく、かつ高速のデータ速度の接続を目的としたネットワーク・サービス・プロバイダと契約することができる。このような場合、データのタイプの如何に拘わらず、MU20は高い優先順位を受け取る。例えば、ユーザに基づく優先順位づけは、緊急サービス・システムに最も信頼性の高いサービスを提供するために有用である。
また、優先順位づけの方式を組み合わせても構わない。例えば、MU20は、ストリーミング・ビデオのためだけに高い優先順位の接続を契約することができる。このような場合、MU20には、ストリーミング・ビデオに対する高い優先接続が割り当てられるだけである。
ステップ215において、AP10は、データ・ストリームに割り当てる新しい待ち行列を生成し、特定の値の帯域幅(「BW」)を割り当てる。新しい待ち行列は、ステップ210において決定した優先順位に基づいて、それもまた待ち行列である優先リング(「PR」)上に配置される。図3は、分類および優先順位づけの方式の例示の実施形態を示している。それぞれが優先順位を表す複数のPR11〜13が存在する。例えば、PR11は、高い優先サービスを要求する複数のデータ・ストリーム待ち行列(「DSQ」)111〜114を含むことができる。同様に、PR12は、中程度の優先順位を要求するDSQ121〜124を含むことができ、PR13は、低い優先順位のDSQ131〜133を含むことができる。PR11〜13は、関連する送信待ち行列(「TQ」)140を有することができ、そこで、PR11〜13はデータ・パケットを送信し、実際の伝送を行う。
高い優先リング上のDSQ111は、複数のデータ・パケット201〜204を含むことができる。DSQ111は、また、それに関連するアドレス206を有することができる。アドレス206は、例えば、MU20のような宛先を識別する情報、および例えばDS1のようなデータ・ストリームを識別する情報を含む。アドレスは各データ・パケットに内蔵させることができ、そのため、MU20〜26は、パケットが自分宛のものであるか否かを判断することができる。
DSQ111のBWを、優先順位と類似の方法で割り当てることができる。この割当ては、例えば、ストリーミング・ビデオ、電子メール等のようなデータのタイプに基づくものであっても、或いは、契約された若しくは割り当てられた値であっても構わない。BWに対するこの値も、PR11〜13に関連しており、個々のDSQを基準として割り当てられている訳ではない。
ステップ220において、DSQ111に対する待ち行列タイマーをゼロに設定することができる。各DSQ111〜114、121〜124、131〜133は、固有の待ち行列タイマーを有する。DSQ111のための待ち行列タイマーは、直ちに稼働をスタートし、その値は、DSQ111上のデータ・パケットの送信に成功してからの時間の長さを表す。待ち行列タイマーは、データ・パケット送信を規制するための本方法の次の部分において使用される。
ステップ225において、受信したデータ・パケットは、正しいDSQの末尾に追加される。データ・パケットが新しいデータ・ストリームからのものである場合には(ステップ205〜220)、そのデータ・パケットは、待ち行列内の最初のデータ・パケットである。例えば、新しい待ち行列としては、DSQ112があり得る。何故なら、DSQ112には1つのデータ・パケット211しか存在しないからである(例えば、DSQ112は、(ステップ215)で生成され、データ・パケット211は、DSQ112に追加された最初のパケットである(ステップ225))。
対照的に、データ・パケットが既存のデータ・ストリーム用のものである場合には(ステップ205)、そのデータ・パケットは、対応する待ち行列の末尾に追加される。例えば、AP10が、データ・パケット204をワイヤライン・ネットワークから受信したばかりであると仮定する。データ・パケット204は、DSQ111の一番下に置かれ、データ・パケット201〜203が送信された後でなければ、AP10によって送信されない。待ち行列にデータ・パケット201〜204が置かれた順序により、すなわち先入れ先出し方式(「FIFO」)により、これらのデータ・パケット201〜204が送り出されるようするために、この待ち行列のデータ構造が使用される。これがAP10内における着信データ・パケットの管理の最後のステップである。
図2bは、本方法の第二の段階を示すが、この段階においては、優先リングのスケジュール作成および/またはサービス提供が取り扱われる。プロセスはステップ230により開始される。このステップにおいて、TQ140内にデータ・パケットが存在するか否かの判断が行われる。本方法の段階のラベルは単に例示のものであって、説明する順序とは異なる順序で実行することも可能であることは、当業者には理解されよう。従って、TQ140内にデータ・パケットをロードするための方法について、以下にさらに詳細に説明する。図2bを参照しながら説明するスケジュール作成方法は、例えば、AP10に内蔵されているスケジュール作成プログラムまたはアルゴリズムにより実行することが可能である。
ステップ230において、データ・パケットがTQ140内に存在すると判断された場合には、この方法はステップ235に進み、そこでそのデータ・パケットの優先順位が決定される。TQ140内のデータ・パケットの優先順位を決定した後(ステップ235)、若しくはTQ140内にデータ・パケットが存在しない場合(ステップ230)、最も高い優先順位のリング、この例ではPR11上で送信を待機しているデータ・パケットが存在するか否かの判断が行われる(ステップ240)。最も高い優先順位のリング(例えば、PR11)上にデータ・パケットが存在している場合には、プロセスはステップ255に進み、そこでPR11上で待機しているデータ・パケットの優先順位が、TQ140内のデータ・パケットの優先順位よりも高いか否かの判断が行われる。この判断の結果については、以下にさらに詳細に説明する。TQ140内にデータ・パケットが存在しない場合(ステップ230)、ステップ255の判断を直ちにスキップすることができることは、当業者には理解されよう。この場合、ステップ255の結果は「はい」である。何故なら、どのようなデータ・パケットであれ、それは、データ・パケットが存在しない場合よりも高い優先順位を常に有するからである。
PR11上に待機しているデータ・パケットが存在しない場合には(ステップ240)、プロセスはステップ245に進み、そこで次に高い優先順位のリング(例えば、PR12)上に、送信を待機しているデータ・パケットが存在するか否かの判断が行われる。PR12上にデータ・パケットが存在する場合には、プロセスは再度ステップ255に進み、そこでPR12上で待機しているデータ・パケットの優先順位が、TQ140内のデータ・パケットの優先順位よりも高いか否かの判断が行われる。
PR12上に待機しているデータ・パケットが存在しない場合には(ステップ245)、プロセスはステップ250に進み、そこで次に優先順位が高いリング(例えば、PR13)上に送信を待機しているデータ・パケットが存在するか否かの判断が行われる。PR13上にデータ・パケットが存在する場合には、プロセスは再度ステップ255に進み、そこでPR13上で待機しているデータ・パケットの優先順位が、TQ140内のデータ・パケットの優先順位よりも高いか否かの判断が行われる。本発明の方法を、実施されるシステムに内蔵されているPRの数まで、入れ子にして続けることができることは、当業者には理解されよう。
それ故、ステップ240〜250のうちの任意のステップの結果が「はい」である場合には、PR11〜13上で待機しているデータ・パケットの優先順位が、TQ140内のデータ・パケットの優先順位よりも高いか否かの判断が行われる。PR11〜13上に待機しているデータ・パケットの優先順位が、TQ140内のデータ・パケットの優先順位よりも高い場合には、TQ140内のデータ・パケットはその時点では送信されない。何故なら、PR上で待機しているデータ・パケットの優先順位の方が高く、データ・パケットは、図2cを参照しながら説明する方法により処理されるからである。この方法については以下にさらに詳細に説明する。TQ140内に位置していた低い優先順位を有する元のデータ・パケットを取り出して、元に位置していたDSQに戻してもよい。
TQ140内の元のデータ・パケットの優先順位が、PR上で待機しているすべてのデータ・パケットの優先順位よりも高い場合、若しくはPR上に待機しているデータ・パケットが存在しない場合には、プロセスはステップ260に進み、そこでTQ140内のデータ・パケットは送信され、プロセスは終了する。スケジュール作成アルゴリズムを、データ・パケットを実際に送信するためのハードウェアおよび/またはソフトウェアから分離し、かつステップ260を、他のハードウェア/ソフトウェアが、TQ140内のデータ・パケットを送信することができるようにする、単に許可を与えるステップにしても構わないことは、当業者には理解されよう。
この例示の実施形態の場合には、TQ140は、一回に一つのデータ・パケットを含み、スケジュール作成アルゴリズムは、新しいデータ・パケットがTQ140に入った場合に、この例示の方法を継続的に実施することができると見なすことができる。しかしながら、図2bを参照して説明した例示の方法を、TQ140が複数のデータ・パケットを含んでいる場合、若しくは、複数のデータ・パケットを待ち行列に入れている場合にも実施することが可能であることは、当業者には理解されよう。このような例の場合には、スケジュール作成アルゴリズムは、PR11〜13上で待機しているデータ・パケットを評価する他に、現在のデータ・パケットよりも待ち行列内でさらに後に位置するTQ140内のデータ・パケットを評価することもできる。
さらに、複数のTQ(例えば、個別のTQを有する各PR)を実施することができる。このような場合、スケジュール作成アルゴリズムは、どのTQから次のデータ・パケットを送信するかを決定するために、優先順位の順序でTQ(またはTQ内のデータ・パケット)を評価することができる。
AP10がデータ・ストリーム帯域幅使用を規制する本方法の次の段階について、図2cを参照しながら説明する。プロセスはステップ265により開始される。図2bですでに説明したように、本方法のこの段階は、データ・パケットが任意のPR上に待機していて、かつ待機しているデータ・パケットの優先順位が、TQ140内の現在のデータ・パケットの優先順位よりも高い場合、若しくはTQ140内にデータ・パケットが存在していない場合に、開始される。
ステップ265において、次のDSQがPRから取り出される。これが、いわゆる「ラウンドロビン」プロセスのスタートである。一度に一つずつ、DSQがPRの前から取り出される。処理の後で、パケットがDSQ内に残っている場合には、DSQはPRに戻される。
例えば、DSQ111が現在PR11のスタートに位置する場合には、AP10は、データ・パケット201を送信すべきか否かを判断するために、最初にDSQ111をチェックする。DSQ111を処理した後で、AP10は、PR11の末尾にDSQ111を置く。次に、AP10は、DSQ112についてプロセスを反復する。AP10が、DSQ112内のデータ・パケットを送信すべきであると判断した場合であり、かつDSQ112内にデータ・パケットが残っていない場合には、そのデータ・パケットは、PR11の末尾に置かれない。AP10は、DSQ111がPR11の始めの部分に戻るまで、各DSQ(例えば、DSQ113およびDSQ114)についても続ける。
ステップ270において、帯域幅のクレジット(「Q」)が、上記ステップにおいてリングから取り出したDSQに対して計算される。公式はQ=BW*待ち行列_タイマーである。変数Qは、雇用者が支払うべき従業員の給与を例に挙げて説明することができる。例えば、毎週従業員が1,000ドル分の仕事をし、4週間給与の支払いを受けていない場合には、雇用者は従業員に4,000ドルの借りとなる。同様に、MU20へのビデオ・ストリームに、1.4メガビット/秒(「Mbps」)のデータ速度が割り当てられ、過去4ミリ秒(ms)の間にデータ・ストリームに対するデータ・パケットが送信されなかった場合には、AP10のMU20に対する借りは、5.6キロビット(1.4Mbps*0.004秒)のデータになる。
ステップ275において、AP10は、DSQ上の次のデータ・パケットを送信すべきか否かを、現在のパケットのサイズが、D+Qの値より小さいか否かを計算することにより判断する。この場合、Dは帯域幅の残差であり、Qは帯域幅のクレジットである。例えば、DSQ111が現在の待ち行列であり、次の、若しくは現在のデータ・パケットが、データ・パケット201である場合には、AP10は、データ・パケット201のパケットサイズ(「CPS」)が、帯域幅の残差(「D」)に帯域幅のクレジットQを加えたものより小さいか否かを判断する。CPSがD+Qよりも小さい場合には、現在のデータ・パケット(例えば、データ・パケット201)を送信のための準備をすることができる。変数Dについては以下にさらに詳細に説明する。
例えば、データ・パケット201が現在のデータ・パケットであり、そのサイズが1キロビット(「Kb」)である場合には、CPSは1Kbに等しい。DSQ111が0.6KbのQおよび0.6KbのDを有している場合には、CPSはDにQを加えたものよりも小さい(1<0.6+0.6)。それ故、データ・パケット201を送信のために準備することができ、プロセスはステップ280に進む。
一方、CPS、すなわち、データ・パケット201のサイズがD+Qより大きい場合には、AP10は、現在のDSQ(すなわち、DSQ111)をPR11の末尾に追加する。CPSは1Kbであるが、Qは0.5KbおよびDは0.3Kbである上記例を続けると、CPSはD+Qより大きい(1>0.5+0.3)、従って、この場合には、データ・パケット201の送信のための準備は行われない。この場合、プロセスは、ステップ290にまでスキップし、そこでAP10は現在のDSQ(例えば、DSQ111)を、PR11の末尾に追加し、ステップ265に戻り、そこでPR上の次のDSQ(例えば、DSQ112)についてプロセスが続行される。
ステップ275において、次のパケットの送信のための準備を行うことが決定された場合には、AP10は、ステップ280において、シリアル・ナンバーをパケットに追加することができる。このステップは、信頼性の高い通信リンクを維持するために使用される本プロセスの一部である。そのシリアル・ナンバーは、すべてのパケットを受信していることを確認するために、後のステップにおいて、MUにより使用される。
ステップ280におけるシリアル・ナンバーの追加は、オプションであり、受信側デバイス(例えば、MU20〜26)から、送信側デバイス(例えば、AP10)からの送信が成功したという表示がない場合に使用される。このような状況は、例えば、802.11マルチキャストおよびブロードキャストのデータ・パケットの場合に発生する場合がある。これらの例の場合には、受信側デバイスは、AP10に肯定応答を返送しない。対照的に、受信側デバイスが802.11ユニキャストのデータ・パケットの受信に成功した場合には、受信側デバイスは、送信が成功したことを表示するために、送信側デバイスに肯定応答を返送する。本発明の例示の実施形態を、任意のプロトコルにより送信したデータ・パケットに適用することができること、かつ他のプロトコルは、種々のデータ・パケット(例えば、ユニキャスト、マルチキャスト、ブロードキャスト等)のための異なる肯定応答方式を有することができることは、当業者には理解されよう。ステップ280におけるAP10によるシリアル・ナンバーの追加は、一般的に、送信が成功したとしても、肯定応答が期待されないようなこれらの場合に実行される。
また、肯定応答が期待されない場合であっても、AP10はシリアル・ナンバーを追加する必要がないことは、当業者は理解されよう。何故なら、特定のタイプの媒体フォーマットの場合、データ・パケットはすでにシリアル・ナンバーを含んでいるからである。これらの場合、AP10が、データ・パケットにシリアル・ナンバーを追加する必要はないが、受信MU20〜26と、データ・パケットのためのシリアル・ナンバーの方式について同意しておく必要がある。
AP10がステップ280を実行する場合には、追加したシリアル・ナンバーの値は、各データ・パケットが送信される度に、一つのステップまたは値だけ増加することができる。シリアル・ナンバーの値は、オーバヘッドを最小限度に低減するために、小さい値であってもよく、例えば0〜31のような非常に狭い範囲内のものであってもよい。シリアル・ナンバーが、例えば31のような最大値になった場合には、例えば0のような初期値に戻ることができる。
ステップ285において、AP10は、データ・パケット201をTQ140に転送し、そのコピーをバッファ内に格納する。バッファは、MU20がパケットを受信しない場合における再送信のためにデータ・パケットを格納する。理想的には、バッファのサイズは、例えば、データ・ストリーム当たり20〜30データ・パケットのように、非常に小さいものであることが好ましい。何故なら、再送信に対する要求は、MU20がデータ・ストリーム内の以前に受信したデータ・パケットとは、順序が異なる次のデータ・パケットを受信した場合、直ちに受信されるべきであるからである。このプロセスについては以下にさらに詳細に説明する。しかしながら、バッファのサイズが任意のサイズであっても、任意の数のデータ・パケットを含んでいても構わないことは、当業者には理解されよう。データ・パケットをTQ140に転送すると、本方法のこの段階は終了する。
図2dにおける例示の方法の次の段階は、データ・パケットの送信に成功した場合の残差カウンタの更新および待ち行列タイマーのリセットを示している。プロセスはステップ295により開始される。この場合、AP10は、送信したデータ・パケットに対する肯定応答を受信したか否かを判断する。肯定応答を受信した場合には、プロセスはステップ315にまでスキップし、そこで残差カウンタおよび待ち行列タイマーが更新される。このステップについては、以下にさらに詳細に説明する。ステップ295において肯定応答を受信していない場合には、受信MU(例えば、MU20〜26)が送信データ・パケットをまだ受信していないか、若しくは、すでに説明したように、特定のデータ・パケット送信に対する肯定応答を期待できない場合である(例えば、802.11ブロードキャストおよび/またはマルチキャストのように)。
この場合、プロセスはステップ300に進み、そこでAP10は、データ・パケットに対して再送信の要求があったか否かを判断する。再送信要求は、図2eを参照しながら以下に説明する方法の形式であっても、若しくは特定の他の形式(例えば、802.11ユニキャストに対するMAC層再送信要求)であっても構わない。AP10が特定のデータ・パケットに関連する再送信要求があったことを検出した場合には、この方法はステップ295にまでスキップして戻り、上記方法を継続する。
再送信要求がなかった場合には、AP10は、ステップ305において、送信が放棄されたか否かを判断することができる。例えば、AP10は、ネットワーク接続の故障のために送信を放棄することができる。そのような場合、データ・パケットは全く送信されず、この方法は終了する。AP10が送信を放棄しなかった場合、AP10は、データ・パケットの送信に成功したものと判断することができる(ステップ310)。この判断は種々の方法で行うことができる。例えば、送信から指定の時間が経過した場合、このような判断を行うことができる。もう一つの例は、AP10が、後に送信したデータ・パケットに対する再送信要求をすでに受信した場合である。これは、前のデータ・パケットは受信されていることを示している。送信が成功したことを種々の方法で判断することができることは、当業者には理解されよう。
送信が成功したと判断された後(ステップ310)、若しくは肯定応答が受信されたと判断された後(ステップ295)、特定のDSQに対する変数Dおよび待ち行列タイマーが更新される(ステップ315)。すでに説明したように、Dは、借りになっているデータ送信の現在の残りを保存する。それ故、送信が成功したと判断された場合には、その成功したデータ・パケットの送信のためにDは更新される。Dを更新するのに使用する公式は、D:=D+Q−CPSである。この公式を使用すれば、現在のパケットの送信に使用しないQ+Dの値をDに効果的に追加できる。DSQ上のデータ・パケットの送信に成功してからの時間の長さを表す待ち行列タイマーはゼロにリセットされる。何故なら、送信に成功したからである。残差カウンタおよび待ち行列タイマーが更新されると、例示の方法は終了する。
変数Dは支払い残額(running tab)にたとえて説明することができる。例えば、雇用者と従業員の例に話を戻し、4週間雇用者が従業員の給与を全く支払わなかったと仮定する。週給が1,000ドルである場合には、雇用者は4,000ドルの借りになる(4週*1,000ドル)。この金額はQに等しい。この場合、雇用者が従業員に3,200ドルだけ支払った場合には、雇用者は依然として800ドル(4,000ドル−3,200ドル)の借りになる。800ドルは、将来の給料に加算する支払い残額であり、残差Dに等しい。同様に、DSQ111が、1.4Mbpsのデータ速度が割り当てられたMU20へのビデオ・ストリームであり、過去4ms間にデータ・パケットが送信されなかった場合には、AP10は、MU20に5.6Kb(1.4Mbps*0.004秒)のデータの借りになる。CPS、すなわちデータ・パケット201のサイズがたった1Kbである場合には、データ・パケット201を送信した後で、4.6Kb(5.6Kb−1Kb)のDが残る。
図2eにおける例示の方法の次の段階は、MU20〜26による着信パケットの処理を示している。この場合も、例示の方法の一部の段階を、説明した順序とは別の順序で実行することができることは、当業者には理解されよう。例えば、MU20〜26による着信パケットの処理は、図2dを参照しながら説明した方法のステップのうちのあるものよりも前に、または同時に行うことができる。さらに、図2eを参照しながら説明する例示の方法は、一般的に、MU20〜26が、データ・パケットの受信に成功したという肯定応答をAP10に返送しないようなこれらのデータ・パケット(例えば、802.11ブロードキャストおよび/またはマルチキャストのデータ・パケット)の受信に関連する。肯定応答を伴うデータ・パケット(例えば、802.11ユニキャストのデータ・パケット)は、再送信要求に関して異なる方法で処理することができる。
この段階は、ステップ320において、MU20がAP10からデータ・パケットを受信したことにより開始される。WLAN100は、通信するのに共通のチャンネルを使用することができる。それ故、MU20〜26は、自分宛のデータ・パケットのためのチャンネルをいつでも監視することができる。MU20は、複数のアドレスおよびデータ・ストリームを有することができる。例えば、MU20は、MU22〜26宛のマルチキャストのストリーミング・ビデオを受信することができ、同時にMU20は現在行われている電話の呼出しを受けることもできる。このステップにおいて、MU20は、パケットが自分宛のものか、そのパケットがどのデータ・ストリームに属しているのかを判断する。
ステップ325において、MU20は、受信したデータ・パケットの誤りをチェックする。このチェックは、例えば、802.11プロトコルで実施される方法である巡回冗長検査(「CRC」)により行うことができる。複数の他の方法により誤りをチェックすることも可能であることは、当業者には理解されよう。パケットが誤りを含んでいない場合には、プロセスはステップ330に進み、誤りを含んでいる場合には、パケットが破棄される。何故なら、そのようなパケットは正しく解釈することができないからである。ここでプロセスは終了する。
ステップ330において、MU20は、そのデータ・パケットがデータ・ストリーム内の次のデータ・パケットであるかどうかを判断する。この判断は、例えば、AP10がデータ・パケットに追加したシリアル・ナンバー、またはAP10およびMU20の合意の下に含められているシリアル・ナンバーに応じて行うことができる。データ・パケットにシリアル・ナンバーを追加するAP10の例を使用した場合、DSQ111上のデータ・パケット201には10というシリアル・ナンバーが割り当てられ、送信された場合には、DSQ111上の次のデータ・パケット202には、11というシリアル・ナンバーを割り当てることができる。MU20がデータ・パケット202を受信すると、MU20は、シリアル・ナンバーをチェックし、そのデータ・パケットがシリアル・ナンバー11を有していると判断する。この例示の実施態様のように、シリアル・ナンバー10の後にシリアル・ナンバー11が期待される場合には、MU20は、データ・パケット202はデータ・ストリーム内の次のデータ・パケットであると判断する。
MU20が、受信したデータ・パケットはデータ・ストリーム内の次のデータ・パケットであると判断した場合には、プロセスはステップ335に進む。このステップにおいて、MU20は、局所的なDSQにデータ・パケットを追加する。局所的なDSQは、送信された順序で高いレベルのネットワーク層にパケットを配信するために必要なものである。高いレベルのネットワーク層は、MU20宛のデータ・パケットを受信し、処理する。データ・パケットを受信するためのプロセスはここで終了する。
一方、データ・パケットが喪失している場合がある。例えば、データ・パケット202が誤りを含んでいる場合である。この場合には、このデータ・パケットは、ステップ300においてMU20により破棄されるか、MU20は、データ・パケット202を全く受信することができない。
以下の例は、MU20のデータ・パケットの喪失の判断方法を示している。DSQ111上のデータ・パケット201が10という数が割り当てられたシリアル・ナンバーを有し、次のデータ・パケット202が11という数が割り当てられたシリアル・ナンバーを有する場合の例についてさらに説明する。この場合、データ・パケット203には、12という数のシリアル・ナンバーを割り当てることができる。MU20は、データ・パケット201を受信することができ、受信した次のデータ・パケットは、データ・パケット203である場合がある。MU20がデータ・パケット203を受信した場合には、MU20は、シリアル・ナンバーをチェックし、それが12であると判断する。この例示の実施態様において、10の後でシリアル・ナンバー11が期待される場合には、MU20は、データ・パケット203が、データ・ストリーム内における次のデータ・パケットでないことを認識する。
次に、プロセスはステップ340に進み、そこでMU20は、受信したパケットが以前に喪失したパケットであるか否かを判断する。例えば、シリアル・ナンバー11を有するデータ・パケットを期待していた場合に、MU20がシリアル・ナンバー12を有するデータ・パケット203を受信したと仮定する。この場合、MU20は、まだ実行されていない喪失データ・パケットに対する以前の要求をチェックする。再送信要求を行うためのプロセスについては、以下にさらに詳細に説明する。
シリアル・ナンバー12を有するデータ・パケットに対する再送信の要求が処理されていない場合には、プロセスはステップ345に進む。このステップにおいて、データ・パケットは、局所的なDSQに追加される。MU20は、各データ・ストリームに対して局所的なDSQを維持する。喪失データの再送信を期待しているMU内の局所的なDSQは、ある場合には、間違った順番で到着する場合がある、シリアル・ナンバーを有するデータを受け入れるように編成される。例えば、局所的なDSQは、次に到着するK個のデータ・パケットのためにスロットを予約することができ、それらのデータ・パケットが局所的なDSQに到着した場合、それらは、そのシリアル・ナンバーに基づいて指定されたスロット内に収容される。各スロットは、受信の成功およびネットワーク・スタックまでの待機中、喪失および再送信要求の要求、喪失および再送信の到着の待機等のような状態情報を含むことができる。このようにして、高いレベルのネットワーク層は、処理するために正しい順序でパケットを受信する。特定のデータ・パケットを受信するためのプロセスはここで終了する。
ステップ340において、再送信要求に基づいてデータ・パケットを受信しなかったと判断された場合には、プロセスはステップ350に進み、そこでMU20は受信したパケットをDSQに追加する。現在のパケットを間違った順序で受信した場合でも、それを保管のために局所的なDSQに追加することができる(例えば、そのデータ・パケットのための予約したスロット内に挿入したように)。
ステップ355において、MU20は、喪失データ・パケットを再送信するために、AP10に要求を送信する。この要求は、AP10がどのデータ・パケットを再送信するのかが分かるように、喪失パケットのシリアル・ナンバーおよびデータ・ストリームのアドレスを指定することができる。上記例についてさらに説明すると、MU20は、シリアル・ナンバー12を有するデータ・パケット203を受信した後で、受信しなかったシリアル・ナンバー11のデータ・パケットを要求することができる。データ・パケットの喪失を引き起こす恐れがある干渉は、ある時間継続して起こる場合があり、いくつかのパケットを続けて喪失させる。システムの設定方法に依存して、MU20は、喪失した各データ・パケットに対して一つずつ、即ち、複数の要求を送信することも、或いは、すべての喪失パケットに対して一つの要求を送信することもできる。
ステップ360において、AP10は、喪失データ・パケットを再送信するための要求を受信する。AP10は、シリアル・ナンバーおよびデータ・ストリームのアドレスに応じて、データ・パケットを送信することを決定することができる。AP10は、バッファからデータ・パケットを取得することができる。
ステップ365において、AP10は、喪失データ・パケットを送信する。AP10は、着信データ・ストリームのパケットに対して、上記とは別の方法で要求された喪失データ・パケットの送信を優先順位づけすることができる。喪失データ・パケットは、失敗した送信の分だけすでに遅れているため、高い優先順位を与えることができる。例えば、喪失データ・パケットは、データ・パケットの最初の優先順位が何であれ、AP10において、最も高い優先順位のPR上に置くことも、TQの前に置くことも、対応するデータ・ストリームのDSQの前に置くことも、その他の場所に置くことも可能である。さらに、喪失データ・パケットの送信が、変数Q、D、待ち行列タイマーまたはBWに影響を与えないように、或いはこれらのものから影響を受けないように設定することができる。別の方法としては、喪失データ・パケットを、「ラウンドロビン」プロセスをバイパスして、直ちに送信することができる。データ・ストリームがマルチキャスト・タイプである場合には、データ・パケットの再送信は、データ・パケットを喪失しているMUだけに、または最初に送信したすべてのMUに送信することができる。この時点で、MU20が次の着信データ・パケットを処理することができるように、プロセスはステップ325に戻る。
四つのMU20〜26、WLAN100およびAP10を有する実施形態を参照しながら本発明を説明してきた。例えば、複数のAP10および複数のWLAN100に対しても、本発明を十分実施することが可能であることは、当業者には理解されよう。さらに、特許請求の範囲に記載する本発明の広義の技術思想および範囲から逸脱することなく、上記のいくつかの実施形態に種々の改良および変更を行うことができる。それ故、本明細書および図面は、本発明を限定するものではなく、単に例示のものであると見なされるべきである。
本発明による、無線ネットワークの例示の実施形態。 本発明による、データ・パケットがアクセス・ポイントに到着した場合の、最初のデータ・パケット処理の例示の方法。 本発明による、優先リングのスケジュールを作成すること、および/またはサービスを提供することのための例示の方法。 本発明による、データ・ストリームの帯域幅を管理するアクセス・ポイントの例示の方法。 本発明による、残差カウンタを更新し、待ち行列タイマーをリセットするための例示の方法。 本発明による、データ・パケットが、移動ユニットに到着した場合のデータ・パケットを処理するための例示の方法、およびパケット誤りの解決方法。 分類および優先順位づけの方式の例示の実施形態。

Claims (31)

  1. 方法であって、
    優先順位を有するデータ・ストリーム待ち行列(「DSQ」)にデータ・パケットを追加するステップと、
    定量の帯域幅を前記DSQに割り当てるステップと、
    前記優先順位および前記定量の帯域幅に応じて、前記データ・パケットを送信するステップと、を備える方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、前記DSQの優先順位は、データのタイプに応じて決定される、方法。
  3. 請求項1に記載の方法において、前記定量の帯域幅は、データのタイプおよび前記データ・パケットを受信するユーザのうちの一方に応じて決定される、方法。
  4. 請求項1に記載の方法において、前記優先順位は、複数のDSQを有する待ち行列である、方法。
  5. 請求項1に記載の方法は、前記データ・パケットを送信する前に、前記データ・パケットを前記優先順位に対応する送信待ち行列に追加するステップをさらに備える、方法。
  6. 方法であって、
    複数のデータ・パケットを受信するステップと、
    前記データ・パケットのそれぞれの優先順位を決定するステップと、
    データ・パケットのそれぞれの前記優先順位および宛先に対応するデータ・ストリーム待ち行列に、データ・パケットのそれぞれを追加するステップと、
    定量の帯域幅を前記データ・ストリーム待ち行列に割り当てるステップと、
    前記優先順位および前記定量の帯域幅に応じて、データ・パケットのそれぞれを送信するステップと、を備える方法。
  7. 請求項6に記載の方法において、高い優先順位の前記データ・パケットは、低い優先順位の前記データ・パケットの前に送信される、方法。
  8. 請求項6に記載の方法は、前記データ・パケットのうちの一つの前記優先順位および宛先に対応するように、新しいデータ・ストリーム待ち行列を生成するステップをさらに備える、方法。
  9. 請求項6に記載の方法は、
    データ・ストリーム待ち行列に対応するタイマーの値を初期値に設定するステップと、
    前記タイマーの値を加算的に増加させるステップと、
    前記タイマーの値に前記データ・ストリーム待ち行列に割り当てられた定量の帯域幅を乗算することにより、帯域幅のクレジットの値を決定するステップと、
    帯域幅の残差の値を決定するステップと、
    前記データ・ストリーム待ち行列内の次のデータ・パケットのサイズが、前記帯域幅のクレジット値に前記帯域幅の残差の値を加えたものより小さいか否かを判断するステップと、
    前記次のデータ・パケットのサイズが、前記帯域幅のクレジットの値に前記帯域幅の残差の値を加えたものより小さい場合に、前記データ・ストリーム待ち行列内の前記次のデータ・パケットの送信を許可するステップと、をさらに備える、方法。
  10. 無線ローカル・エリア・ネットワーク(「WLAN」)のためのアクセス・ポイント(「AP」)及び移動ユニット(「MU」)を備えるシステムにおいて、前記APは、優先順位を有するデータ・ストリーム待ち行列(「DSQ」)にデータ・パケットを追加し、定量の帯域幅を前記DSQに割り当て、かつ前記DSQの優先順位および前記定量の帯域幅に応じて、前記データ・パケットを送信し、
    前記MUは、前記データ・パケットを受信し、かつ処理する、システム。
  11. 無線ローカル・エリア・ネットワークのためのアクセス・ポイントにおいて、
    複数の優先リングであって、各優先リングは、優先順位に対応している、複数の優先リングと、
    複数のDSQであって、各DSQは、前記優先順位のうちの一つおよびデータ・パケットの宛先に対応しており、かつ前記優先順位のうちの一つに対応する前記優先リングに属している、複数のDSQと、を備え、
    前記アクセス・ポイントは、各データ・パケットを、前記データ・パケットの前記優先順位および宛先に対応する前記DSQに追加し、前記アクセス・ポイントは、前記DSQの前記優先順位に応じて、前記複数のDSQから前記データ・パケットを送信する、無線ローカル・エリア・ネットワークのためのアクセス・ポイント。
  12. 請求項11に記載のアクセス・ポイントは、前記優先リングのそれぞれに対応する送信待ち行列をさらに備え、データ・パケットは、送信の前に、前記優先リングに属するDSQから、対応する前記送信待ち行列に移動する、アクセス・ポイント。
  13. 請求項11に記載のアクセス・ポイントは、各データ・パケットの送信の前に、各データ・パケットを記憶するように構成されているバッファをさらに備える、アクセス・ポイント。
  14. 請求項11に記載のアクセス・ポイントにおいて、前記複数のDSQのうちの一つは複数のデータ・パケットを含み、かつ該データ・パケットは先入れ先出しに基づいて送信される、アクセス・ポイント。
  15. 請求項11に記載のアクセス・ポイントにおいて、各優先リングには帯域幅が割り当てられ、該割り当てられた帯域幅に応じて、各優先リングに属する前記DSQから前記データ・パケットが送信される、アクセス・ポイント。
  16. 請求項11に記載のアクセス・ポイントにおいて、第一の優先リング上の第一のDSQの第一のデータ・パケットが送信され、該第一のDSQは移動して該第一の優先リング上の最後のDSQとなり、前記第一の優先リング上の次のDSQの第一のデータ・パケットが送信される、アクセス・ポイント。
  17. 請求項11に記載のアクセス・ポイントにおいて、各DSQはタイマーを含み、該タイマーは初期値に設定され、かつ前記DSQからのデータ・パケットが送信されるまで加算的にカウントし、該データ・パケットの送信によって、前記タイマーを前記初期値にリセットする、アクセス・ポイント。
  18. システムであって、
    無線ローカル・エリア・ネットワーク(「WLAN」)のためのアクセス・ポイント(AP)と、
    移動ユニット(「MU」)と、を備え、
    前記APは、データ・ストリーム待ち行列(「DSQ」)にデータ・パケットを追加し、
    前記APは、前記データ・パケットにシリアル・ナンバーを割り当て、
    前記APは、前記データ・パケットを送信し、
    前記APは、バッファ内に前記データ・パケットのコピーをセーブし、
    前記MUは、前記データ・パケットを受信し、
    前記MUは、前記データ・パケットの前記シリアル・ナンバーを判断し、
    前記MUは、前記シリアル・ナンバーに応じて、前記APに対して要求を送信し、
    前記APは、前記要求を受信し、
    前記APは、前記シリアル・ナンバーに応じて、第二のデータ・パケットを前記バッファから取得し、
    前記APは、前記第二のデータ・パケットを送信する、システム。
  19. 請求項18に記載のシステムにおいて、さらに、
    前記DSQは、優先順位を有し、
    前記APは、定量の帯域幅を前記DSQに割り当て、
    前記APは、前記優先順位および前記定量の帯域幅に応じて、前記データ・パケットを送信する、システム。
  20. 請求項18に記載のシステムにおいて、さらに、
    前記MUは、第二のDSQに前記データ・パケットを追加し、
    前記MUは、前記データ・パケットのシリアル・ナンバーに応じて、前記第二のDSQをソートする、システム。
  21. 請求項18に記載のシステムにおいて、前記WLANは、IEEE802.11ネットワーク・プロトコルを使用する、システム。
  22. 請求項18に記載のシステムにおいて、前記MUは、携帯情報端末、コンピュータおよび移動電話のうちの一つである、システム。
  23. 請求項18に記載のシステムにおいて、さらに、
    前記APは、前記データ・パケットを前記DSQに追加する前に、新しいデータ・ストリーム宛のものであるか否かを判断し、
    前記APは、前記データ・パケットが前記新しいデータ・ストリーム宛のものである場合に、前記DSQに追加する前に前記DSQを生成する、システム。
  24. 方法であって、
    データ・ストリーム待ち行列(「DSQ」)にデータ・パケットを追加するステップと、
    前記データ・パケットにシリアル・ナンバーを割り当てるステップと、
    第一のデバイスにより前記データ・パケットを送信するステップと、
    前記第一のデバイスのバッファ内に前記データ・パケットのコピーをセーブするステップと、
    第二のデバイスにおいて、前記データ・パケットを受信するステップと、
    前記データ・パケットの前記シリアル・ナンバーを判断するステップと、
    前記シリアル・ナンバーに応じて、前記第二のデバイスにより、追加のデータ・パケットを要求するステップと、を備える方法。
  25. 請求項24に記載の方法は、前記第一のデバイスにより、定量の帯域幅を前記データ・ストリーム待ち行列に割り当てるステップをさらに備え、
    前記データ・ストリーム待ち行列は、優先順位を含み、前記送信ステップは、前記優先順位および定量の帯域幅に応じて、前記データ・パケットを送信することを含む、方法。
  26. 請求項24に記載の方法において、前記第一のデバイスは、無線ローカル・エリア・ネットワークのアクセス・ポイントである、方法。
  27. 請求項24に記載の方法において、前記MUは、携帯情報端末、コンピュータおよび移動電話のうちの一つである、方法。
  28. 請求項24に記載の方法において、前記MUは、携帯情報端末、コンピュータおよび移動電話のうちの一つである、方法。
  29. 請求項24に記載の方法は、前記データ・パケットの前記シリアル・ナンバーに基づいて、局所的なデータ・ストリーム待ち行列をソートするステップをさらに備える、方法。
  30. 請求項24に記載の方法は、前記第一のデバイスにより、前記追加のデータ・パケットを送信することをさらに備え、前記追加のデータ・パケットが前記バッファから取得される、方法。
  31. 請求項24の方法は、前記第二のデバイスにより前記追加のデータ・パケットを受信するステップと、
    前記追加のデータ・パケットを局所的なデータ・ストリーム待ち行列に追加するステップと、をさらに備える、方法。
JP2004538446A 2002-09-23 2003-09-23 無線ネットワーク・チャンネルを管理するためのシステムおよび方法 Pending JP2006500830A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/253,005 US6925094B2 (en) 2002-09-23 2002-09-23 System and method for wireless network channel management
PCT/US2003/029944 WO2004028054A1 (en) 2002-09-23 2003-09-23 System and method for wireless network channel management

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006500830A true JP2006500830A (ja) 2006-01-05
JP2006500830A5 JP2006500830A5 (ja) 2006-11-09

Family

ID=31993069

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004538446A Pending JP2006500830A (ja) 2002-09-23 2003-09-23 無線ネットワーク・チャンネルを管理するためのシステムおよび方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US6925094B2 (ja)
EP (1) EP1552632B1 (ja)
JP (1) JP2006500830A (ja)
CN (1) CN1692585A (ja)
AU (1) AU2003272648A1 (ja)
CA (1) CA2495618A1 (ja)
WO (1) WO2004028054A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010506479A (ja) * 2006-10-04 2010-02-25 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト パケットスケジューリング

Families Citing this family (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004066583A1 (en) * 2003-01-23 2004-08-05 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Media data transmission apparatus and media data reception apparatus
US7668201B2 (en) * 2003-08-28 2010-02-23 Symbol Technologies, Inc. Bandwidth management in wireless networks
CA2443351A1 (en) * 2003-09-29 2005-03-29 Pleora Technologies Inc. Protocol for video communications and camera control
US20050135321A1 (en) * 2003-12-17 2005-06-23 Jacob Sharony Spatial wireless local area network
WO2005096569A1 (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 通信装置および通信システム
US7643503B2 (en) * 2004-07-30 2010-01-05 Sony Corporation System and method for dynamically determining retransmit buffer time
US20060120397A1 (en) * 2004-12-06 2006-06-08 Barrett Kreiner Wireless network based radio communication system
CN100375439C (zh) * 2004-12-22 2008-03-12 中兴通讯股份有限公司 应用于遵循ieee802.16标准的宽带无线接入系统的带宽分配方法
US20060221904A1 (en) * 2005-03-31 2006-10-05 Jacob Sharony Access point and method for wireless multiple access
US20060221928A1 (en) * 2005-03-31 2006-10-05 Jacob Sharony Wireless device and method for wireless multiple access
GB2424797B (en) * 2005-03-31 2009-07-01 Samsung Electronics Co Ltd Improvements in prioritising MBMS services
US20060221873A1 (en) * 2005-03-31 2006-10-05 Jacob Sharony System and method for wireless multiple access
CN101253781A (zh) * 2005-09-01 2008-08-27 最优创新公司 媒体访问控制架构
US20070115826A1 (en) * 2005-10-14 2007-05-24 Optimal Licensing Corporation Systems and methods for increasing capacity in collision-based data networks
KR20080066074A (ko) * 2005-11-04 2008-07-15 노키아 코포레이션 멀티캐스트 및/또는 브로드캐스트 확인응답을 위한 방법,무선 근거리 통신망(wlan), 노드 및 장치
CN100505688C (zh) * 2005-11-23 2009-06-24 中国科学院计算技术研究所 一种用于网络处理器的差额权重排队调度装置及调度方法
US20070160016A1 (en) * 2006-01-09 2007-07-12 Amit Jain System and method for clustering wireless devices in a wireless network
KR101319189B1 (ko) * 2006-03-03 2013-10-16 삼성전자주식회사 세션별 동시 다중 PoC 멀티미디어 서비스 제공 방법과단말기 및 그 시스템
TWI330018B (en) * 2007-01-24 2010-09-01 Realtek Semiconductor Corp Wireless transmission apparatus and method
US8503465B2 (en) * 2007-09-17 2013-08-06 Qualcomm Incorporated Priority scheduling and admission control in a communication network
US8688129B2 (en) * 2007-09-17 2014-04-01 Qualcomm Incorporated Grade of service (GoS) differentiation in a wireless communication network
US20090077274A1 (en) * 2007-09-19 2009-03-19 Advanced Micro Devices Multi-Priority Communication in a Differential Serial Communication Link
DE112009004319T5 (de) 2009-01-29 2012-05-03 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Kommunizieren von Datenzugängen zwischen einem ersten und einem zweiten Computer, die über ein Netzwerk verbunden sind
CN101668314B (zh) * 2009-09-01 2012-12-19 中兴通讯股份有限公司 用于无线分布系统的数据传输方法和装置
US8798000B2 (en) * 2010-05-14 2014-08-05 Symbol Technologies, Inc. Managing wireless wide area network bandwidth constraints in a communication network
US9622255B2 (en) * 2012-06-29 2017-04-11 Cable Television Laboratories, Inc. Network traffic prioritization
US8982901B2 (en) * 2012-07-22 2015-03-17 Imagination Technologies, Limited Counter based fairness scheduling for QoS queues to prevent starvation
US9025451B2 (en) * 2013-01-22 2015-05-05 Emulex Corporation Positive feedback ethernet link flow control for promoting lossless ethernet
US10116588B2 (en) * 2015-04-21 2018-10-30 Mediatek Inc. Large receive offload allocation method and network device
US9936055B2 (en) * 2016-01-27 2018-04-03 Dell Products L.P. Using multicasting to concurrently image multiple client devices
CN107197392B (zh) * 2017-05-24 2019-05-28 中广热点云科技有限公司 在弹幕视频流传输过程中的丢包方法及丢包装置
US20210376967A1 (en) * 2020-06-02 2021-12-02 Electronics And Telecommunications Research Institute Method and apparatus for transmitting and receiving feedback signal in communication system
WO2022076098A1 (en) * 2020-10-08 2022-04-14 Arris Enterprises Llc Prioritized protocol messaging

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000316021A (ja) * 1999-04-30 2000-11-14 Oki Electric Ind Co Ltd ネットワーク間接続装置、通信装置、及び通信システム
JP2001358722A (ja) * 2000-06-12 2001-12-26 Mitsubishi Electric Corp Atm伝送装置
JP2002185497A (ja) * 2000-12-14 2002-06-28 Sony Corp 送信装置およびその方法ならびに記録媒体
WO2002056542A1 (fr) * 2001-01-09 2002-07-18 Adtec Corporation Systeme de transmission radio

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5708656A (en) * 1996-09-11 1998-01-13 Nokia Mobile Phones Limited Method and apparatus for packet data transmission
US6212194B1 (en) * 1998-08-05 2001-04-03 I-Cube, Inc. Network routing switch with non-blocking arbitration system
US6233236B1 (en) * 1999-01-12 2001-05-15 Mcdata Corporation Method and apparatus for measuring traffic within a switch
WO2001024428A1 (en) * 1999-09-25 2001-04-05 Motorola Inc. Hierarchical prioritized round robin (hprr) scheduling
CN1200368C (zh) * 2000-08-18 2005-05-04 清华大学 一种将tcp用于不可靠传输网络的局域重传方法
US20030023915A1 (en) * 2001-07-30 2003-01-30 Koninklijke Philips Electronics N.V. Forward error correction system and method for packet based communication systems
US7159219B2 (en) * 2001-12-21 2007-01-02 Agere Systems Inc. Method and apparatus for providing multiple data class differentiation with priorities using a single scheduling structure
US20040033806A1 (en) * 2002-08-16 2004-02-19 Cellglide Technologies Corp. Packet data traffic management system for mobile data networks

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000316021A (ja) * 1999-04-30 2000-11-14 Oki Electric Ind Co Ltd ネットワーク間接続装置、通信装置、及び通信システム
JP2001358722A (ja) * 2000-06-12 2001-12-26 Mitsubishi Electric Corp Atm伝送装置
JP2002185497A (ja) * 2000-12-14 2002-06-28 Sony Corp 送信装置およびその方法ならびに記録媒体
WO2002056542A1 (fr) * 2001-01-09 2002-07-18 Adtec Corporation Systeme de transmission radio

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010506479A (ja) * 2006-10-04 2010-02-25 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト パケットスケジューリング

Also Published As

Publication number Publication date
EP1552632B1 (en) 2019-02-27
AU2003272648A1 (en) 2004-04-08
WO2004028054A1 (en) 2004-04-01
CN1692585A (zh) 2005-11-02
US20040057459A1 (en) 2004-03-25
EP1552632A4 (en) 2011-08-17
US6925094B2 (en) 2005-08-02
CA2495618A1 (en) 2004-04-01
EP1552632A1 (en) 2005-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006500830A (ja) 無線ネットワーク・チャンネルを管理するためのシステムおよび方法
JP4624816B2 (ja) ワイヤレスネットワークにおいてリソースを動的に割り振る方法および装置
EP0986216B1 (en) Transmission system, bandwidth management apparatus, and bandwidth management method
US6879561B1 (en) Method and system for wireless packet scheduling with per packet QoS support and link adaptation
US7002985B2 (en) Method and apparatus for organizing and scheduling multimedia data transfers over a wireless channel
US7039013B2 (en) Packet flow control method and device
US20070195787A1 (en) Methods and apparatus for per-session uplink/downlink flow scheduling in multiple access networks
US6717947B1 (en) Method and apparatus for isochronous data transfer with retry capability
EP1411685A2 (en) Quality in wireless packet communication
US20050276252A1 (en) Medium access control for wireless networks
KR20090121327A (ko) 네트워크 내에서 파라미터화된 qos
CN101120571A (zh) 用于无线tcp连接的最优化的方法和系统
US7570634B2 (en) Priority queuing of frames in a TDMA network
JPH06112963A (ja) データ処理システム及び情報伝送方法
JP4907545B2 (ja) 無線ネットワークに関する明確なトラフィック仕様を用いない通信時間公平伝送規定
WO2021147354A1 (zh) 服务等级配置方法以及装置
TWI296779B (en) Method, apparatus, and system for preventative congestion control, and machine-readable medium having stored thereon instructions
US20110047271A1 (en) Method and system for allocating resources
JP2002532959A (ja) ワイヤレスローカルループシステムおよびそれに役立つ方法
WO2023226716A1 (zh) 数据包发送方法、转发节点、发送端及存储介质
US20040258090A1 (en) Method for dimensioning voice over IP networks
JP2004153775A (ja) 送受信制御装置、送受信制御方法および送受信制御プログラム
US20230412522A1 (en) Control apparatus, resource allocation method and program
US7751443B2 (en) Intra-chassis packet arbitration scheme
JP2002247063A (ja) パケット多重化方式

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060925

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060925

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090512

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090812

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090819

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091111

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100427