JP2006500095A - 血管を縫合するための装置 - Google Patents
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Abstract
相対する基部と末端部とを形成し、縦軸を有する細長い管状本体を備える血管縫合装置が開示される。管状本体は内側管状部材(26)と外側管状部材(22)と内側管状部材と外側管状部材との間に配置される中央管状部材(24)とを備える。血管壁に形成される切開部を閉じるため血管壁を貫いて一対の縫合針(50a、50b)を連続して駆動するように、内側管状部材と中央管状部材とが管状本体の縦軸周りに外側管状部材に対して移動するために装着される。テーパ状末端先端部(194)を有する血管拡張器(190)が内側管状部材内に滑動可能に支持され、血管壁にある切開部に縫合装置を位置決めするため内側管状部材の末端部を超えて延びるように寸法決めされる。血管拡張器は伸長位置と収縮位置との間を軸方向に移動するように配置される。付勢要素と固定ピンとが血管拡張器の基部に連結される。付勢要素は収縮位置で血管拡張器を押すために適用され、配置され、固定ピンは伸長位置で血管拡張器を固定するように位置決めされる。血管拡張器は血管内の縫合装置の位置を確認する観察のために血管から遠い位置(たとえば、観察ポート)に血管拡張器の末端部からの血流を向ける手段を備える。
Description
(発明の背景)
1.発明の分野
本発明は血管の切開部を閉じる装置および方法、特に血管に切られた手術用切開部を閉じるため血管壁に対して経皮的に縫合糸を操る装置および方法に向けられる。
1.発明の分野
本発明は血管の切開部を閉じる装置および方法、特に血管に切られた手術用切開部を閉じるため血管壁に対して経皮的に縫合糸を操る装置および方法に向けられる。
2.関連技術の背景
大腿部または腸骨動脈のような血管にカテーテルの挿入を必要とする外科手術はこの技術分野においてよく知られている。この手術は血管壁を切開し、血管の切り口に挿入シースを挿入し、血管内の手術対象にシースを通してカテーテルを操作することを伴う。この手術の終了にあたっては血管壁にある切り口を閉じる必要がある。恒常性が果たされるまで、切り口に直接圧力を加えてこれを達成することが一般的である。この手術は時間を浪費し、苦痛を伴い、血栓症を引き起こし、これによって患者に脅威を与える。
大腿部または腸骨動脈のような血管にカテーテルの挿入を必要とする外科手術はこの技術分野においてよく知られている。この手術は血管壁を切開し、血管の切り口に挿入シースを挿入し、血管内の手術対象にシースを通してカテーテルを操作することを伴う。この手術の終了にあたっては血管壁にある切り口を閉じる必要がある。恒常性が果たされるまで、切り口に直接圧力を加えてこれを達成することが一般的である。この手術は時間を浪費し、苦痛を伴い、血栓症を引き起こし、これによって患者に脅威を与える。
したがって、血管の切り口を縫合する外科用器具が開発されている。この器具の例はウッドらに付与された米国特許第5,746,755号明細書、ビュールナらに付与された米国特許第5,836,955号明細書、アンドレアスらに付与された米国特許第5,921,994号明細書、コントスに付与された米国特許第5,980,539号明細書に開示される。これらの装置は一般の圧力を与える技術を上回る改良技術を提供するが、取り扱いに難しさが依然として残り、比較的短時間で望ましい手術をなし遂げることができない。
したがって、比較的短時間で、しかも取り扱いの容易な血管壁にある切り口を縫合する装置および方法を提供することは有益である。
(発明の要約)
本発明は同形式装置と比べて、特に従来技術の装置と比べて比較的短時間で、しかも取り扱いの容易な血管壁にある切開部を閉じる、縫合手術のために経皮的に縫合糸を操る新規で、有用な装置に向けられる。
本発明は同形式装置と比べて、特に従来技術の装置と比べて比較的短時間で、しかも取り扱いの容易な血管壁にある切開部を閉じる、縫合手術のために経皮的に縫合糸を操る新規で、有用な装置に向けられる。
本縫合装置は縦軸を有し、対置される基部と末端部とを形成する細長い管状本体を備える。この本体は内側管状部材と、外側管状部材と、内側管状部材と外側環状部材との間に配置される中央管状部材とを備える。内側管状部材と中央管状部材とは本体の縦軸周りに外側管状部材に対する移動のために装着される。
内側管状部材は本体の縦軸に垂直に延びる平面に背中合わせに向く一対の円弧状縫合針を送るため末端部に形成される円弧状針送り溝を有する。中央管状部材は内側管状部材の円弧状溝に延び、内側管状部材に対する中央管状部材の回転によって内側管状部材の円弧状溝から連続して縫合針を駆動するため一対の縫合針の間に位置決めされる末端駆動軸を有する。外側管状部材は管壁の末端部に形成される、正反対に向き合う一対の組織受け入れ域を有する。外側管状部材の末端部には縫合針が中央管状部材の駆動軸によって組織受け入れ域に集められた組織を貫き、内側管状部材の円弧状針送り溝から連続して駆動された後に、一対の円弧状縫合針を受け入れるために円弧状針収容溝が形成される。
縫合装置は細長い本体部とテーパ状末端先端部とを有する血管拡張器に改善する。細長い本体部は内側管状部材内に滑動可能に配置され、末端先端部は隣接して形成される環状溝を有する。末端先端部は血管壁の切開部に縫合装置を位置決めするため内側管状部材の末端部を超えて延びる。この血管拡張器は触感フィードバックを与えるため組織の脱出を可能にする、環状溝が露出する伸長位置と、環状溝内に脱出した組織が基部の方向に押され、外側管状部材の組織受け入れ凹部内に集められる収縮位置との間の移動のために装着される。
好ましくは、縫合装置は外側管状部材、中央管状部材および内側管状部材を同軸上に支持するため外側管状部材、中央管状部材および内側管状部材の基部に機能的に連結されるハンドル部を備える。
縫合装置が収縮位置で血管拡張器を付勢する機構と、伸長位置で血管拡張器を固定する装置とを備えることは予め見通される。好ましい実施例において、収縮位置で血管拡張器を付勢する機構は、たとえば拡張器の基部と係合するら旋ばねまたは板ばねのようなばね要素を備える。伸長位置で血管拡張器を固定する装置は、好ましくは拡張器の軸方向への移動を防ぐためハンドル部に形成される孔に挿入され、血管拡張器の基部と係合するピンを備える。好ましくは、この固定ピンは外側管状部材に対して内側管状部材と中央管状部材とが回転するのを防ぐために適用され、配置される。
内側管状部材の円弧状溝から外側管状部材の円弧状溝まで縫合針を連続して移動させるため外側管状部材に対する内側管状部材と中央管状部材との相対的移動を実行する操作部が機能的に連結されることは予め見通される。好ましくは、縫合針を確実に固定する手段が外側管状部材の針受け入れ溝内に形成され、組織把持装置が外側管状部材の末端外面に形成される。
本発明の好ましい実施例に従って内側管状部材、中央管状部材および外側管状部材は協働し、重なり合うカム・スロットを備え、外側管状部材に対して内側管状部材と中央管状部材とを回転させるように、カム・ピンが協働するカム・スロットを貫いて延びる。また、基部固定ピンは外側管状部材、中央管状部材および内側管状部材の軸方向の相対的位置を維持するため細長い管状本体の基部と機能的に連結される。カム・ピンは操作部に機能的に連結されており、操作部はハンドル部材に対する移動のために装着され、基部固定ピンはハンドル部材に機能的に連結される。
本発明はまた血管壁を縫合する方法に向けられる。この方法は血管壁の切開部の近くに延びる縦軸を有する細長い管状本体を位置決めし、その本体は第1の管状部材と第2の管状部材とを有し、第1の管状部材は縦軸周りに第2の管状部材に対する移動のために装着されており、細長い縫合糸によって互いに結ばれる第1および第2の縫合針を送る過程を含む。この方法はさらに第1の縫合針を第1の管状部材から血管壁を貫いて第2の管状部材に送り、続けて第2の縫合針を第1の管状部材から血管壁を貫いて第2の管状部材に連続して送る、順番を追う過程を含む。この方法はさらに血管壁から細長い本体を抜き取り、その後血管壁の切開部を閉じるため縫合糸に結節を結ぶ過程を含む。
本発明はさらに背中合わせに向く一対の円弧状縫合針を送るため末端部に形成される円弧状溝を有する内側管状部材と、内側管状部材に対する回転によって内側管状部材の円弧状溝から連続して縫合針を駆動するため内側管状部材の円弧状溝に延び、一対の縫合針の間に位置決めされる末端駆動軸を有する中央管状部材と、縫合針が中央環状部材の駆動軸によって内側管状部材の円弧状溝から連続して駆動された後に、一対の円弧状縫合針を受け入れるため末端部に形成される溝を有する外側管状部材とを備える縫合装置に向けられる。
また、縫合装置は内側管状部材内に配置される細長い本体部と、血管内に縫合装置を挿入するため内側管状部材の末端部を超えて延びるように寸法決めされるテーパ状末端先端部とを有する血管拡張器を備える。この血管拡張器は内側管状部材内に滑動可能に配置され、ガイドワイヤを収容するため本体を貫いて延びる中心管腔を有する。血管拡張器のテーパ状末端先端部と血管拡張器の細長い本体部との間に環状溝が形成される。この環状溝は縫合装置が手術位置に到達し、血管壁が環状溝と係合したときの触覚指示を外科医に与える。
好ましくは、観察のために血管拡張器の末端先端部からの血流を血管から遠い位置に向かわせるため血管拡張器の細長い本体部の外面に1個ないしそれ以上の細長い溝が形成される。この特徴は外科医あるいは補助観察者が、縫合手術の間、縫合装置が正確に位置決めされているか、否かを決定することを可能にする。この溝は縫合装置の管状本体部に形成される観察ポートまたは縫合装置の基部に血流を向かわせる。
本発明の縫合装置および方法のこれらの様相ならびに他の様相そして本発明を使用する方法は図面と共に説明する本発明の詳細な説明から当業者には容易に明らかになる。
(好ましい実施例の詳細な説明)
同じ参照符号がここに開示される装置の類似する構成要素と同一とみなし得る、図面を参照すると、図1に本発明の好ましい実施例に従って構成された符号10で表示される血管縫合装置が示される。本明細書では、用語“末端”とは手術部に最も近い血管縫合装置の端部について称し、用語“基部”とは手術部から最も遠い血管縫合装置の端部について称する。
同じ参照符号がここに開示される装置の類似する構成要素と同一とみなし得る、図面を参照すると、図1に本発明の好ましい実施例に従って構成された符号10で表示される血管縫合装置が示される。本明細書では、用語“末端”とは手術部に最も近い血管縫合装置の端部について称し、用語“基部”とは手術部から最も遠い血管縫合装置の端部について称する。
ここで図1ないし図3、図7および図8を参照すると、血管縫合装置10は静止支持部14および移動操作部16を有する基部ハンドル部12を備える。このハンドル部12の要素は、好ましくは、たとえばレキザン(Lexan)(登録商標)のような高強度の熱可塑性樹脂材から形成される。支持部14は、血管縫合手術中、患者の脚に位置決めするように人間工学的に構成される。細長い本体部18は支持部14の孔15から操作部16内の細長い通路17を貫いて延びており、図5の部分図に詳しく示される末端縫合処置部20を備える。末端縫合処置部20が本体部の末端部に配置される、交換可能なカートリッジのように構成できることは予め見通される。
本体部18は図4に非組み立て状態で示される、相対的に移動可能である、3本の同心状管状部材を有する。これらの管状部材は外側管状部材22と、内側管状部材26と、外側管状部材22と内側管状部材26との間に配置される中央管状部材24とを備える。本体部18の管状要素のうち、1本またはそれ以上は、好ましくはステンレス鋼または類似する生化学的同等材料で構成される。
図3および図7に最もよく示されるように、基部位置決めピン28は外側管状部材22の基部に形成される孔34(図9参照)と嵌合する支持部14の口を広くした貫通孔30を貫いて延びる。この位置決めピン28はまた中央管状部材24の基部にある比較的大きい円弧状スロット36(図12および図13参照)と、内側管状部材26の基部にある比較的小さい円弧状スロット38(図15参照)と嵌合する。この基部位置決めピン28は3本の管状部材の軸方向の相対位置を維持するために適用され、配置される。
図3および図8に最もよく示されるように、末端カム・ピン40は外側管状部材22に形成される直線状カム・スロット42(図9参照)と嵌合するために口を広くした貫通孔45を貫いて延びる。このカム・ピン40はまた中央管状部材24の第1のステップ状カム・スロット44(図12参照)と、内側管状部材26の第2のステップ状カム・スロット46(図15参照)と嵌合する。末端カム・ピン40は移動操作部16の案内のもとでカム・ピンが重なり合い、協働する管状部材22、24、26のカム・スロット42、44、46をそれぞれ貫いた状態で末端方向に移動するとき、本体部18の3本の同心状管状部材の軸方向の相対的回転を実行するように適用され、配置される。
図4および図5を参照すると、血管縫合装置10の末端縫合処置部20はその一部が外側管状部材22の末端部に形成されるU字状環状溝52(図11参照)で、また一部が内側管状部材26の末端部に形成されるU字状環状溝56(図17参照)で形成される。以下により詳しく説明されるように、内側管状部材26の円弧状溝56は管状本体部18の縦軸に垂直に延びる平面に背中合わせ向けて配置される一対の曲線状縫合針50a、50bを送る針送り溝を形成している。外側管状部材22の円弧状溝52は、血管縫合手術中、縫合針50a、50bが血管壁を貫いて連続して駆動された後に、縫合針を受け入れるために針受け入れ溝を形成している。
図5に最もよく示されるように、外側管状部材22の末端壁62(図10参照)は曲線状縫合針を内側に収容する針送り溝56の上方に曲がった壁面と接している。また、図5は、血管縫合手術中、縫合針を連続して駆動するため隣接する縫合針50a、50bの後端部の間の内側管状部材26の針送り溝56に延びる中央管状部材24の末端駆動軸54(図14参照)の位置を示す。図5はまた血管壁を受け入れまたは集合するために本体部18の末端部に形成される、半径方向に向き合う組織受け入れ域60a、60bを示す。また、図5および図6に示されるように、円弧状溝52、56の半径方向末端部には、縫合手術中、血管壁を掴むため円弧状溝52、56の端部に対して垂直に延びる、隆起させまたは尾根すじを付けた把持面57が備えられる。
図4を参照すると、本体部18の相対的に移動可能な同心状管状部材は、血管縫合手術中、互いに連係して操作できるように独特の方法で配置される。特に、外側管状部材22は長手方向に沿って一様な横断面形状を有し、内側管状部材26も同様に形成されている。図12に示されるように、対照的に中央管状部材24は内側管状部材26が内部に収容されるとき、内側管状部材の構造上の特徴を収容できるように、長手方向に沿って部分的にテーパ状または先端を先細り形状に形成される。図10に最もよく示されるように、外側管状部材22の末端部は図5に示される組織受け入れ域60a、60bの一部を形成する、半径方向に向き合う凹部72a、72bを有する。同様に、図16は内側管状部材26の末端部に形成される、組織係合域60a、60bの一部を形成する、切り欠き76を示す。
図4はまた針送り溝56内に配置される2本の曲線状縫合針50a、50bの間に延びる縫合糸80を示す。この縫合糸80は編み上げあるいは単繊維構造であり、吸収性または非吸収性である。縫合糸は通常中央管状部材24の先端の先細り域に形成される空間に保持され、外科医が縫合糸の自由端を容易に扱えるように、管状本体部18内に形成される孔(図示せず)を通して縫合装置の外まで引き出すことができる。
図9を参照すると、上述したように、外側管状部材22はカム・ピン40と協働する直線状カム・スロット42と、位置決めピン28を受け入れる孔34とを有する。したがって、縫合手術中、操作部16の軸方向の移動は外側管状部材22にどのような回転動作も生じない。図15を参照すると、対照的に、内側管状部材26はカム・ピン40と協働するステップ状カム・スロット46と、位置決めピン28を収容する比較的短い円弧状スロット38とを有する。カム・スロット46は外側管状部材22に対する内側管状部材26の回転移動を実行し、特に、切り口を開けた血管壁部分を保持するように外側および内側管状部材22、26の円弧状溝52、56の隣接する後端部を周方向に連続して接近させる、5個の異なるスロット区間を形成している、4個の屈折点を有する。
特に、カム・スロット46は第1の回転角を通じて第1の方向に内側管状部材26の回転移動を容易にする第1のら旋区域46aと、内側管状部材26がその軸周りに回転しない、第1の休止期と一致する第1の直線区域46bと、第2の回転角を通じて第2の方向に内側管状部材26の回転移動を容易にする第2のら旋区域46cと、内側管状部材26がその軸周りに回転しない、第2の休止期と一致する第2の直線区域46dと、第3の回転角を通じて第1の方向に内側管状部材26の回転移動を容易にする第3のら旋区域46eとを有する。
図12を参照すると、中央管状部材24はカム・ピン40と協働するステップ状カム・スロット44と、位置決めピン28を収容する比較的長い円弧状スロット36とを有する。このカム・スロット44は外側管状部材22に対する内側管状部材26の回転移動を実行し、特に、内側管状部材26の針送り溝56から曲線状縫合針50a、50bを連続して駆動する、3個の異なるスロット区域を形成している、2個の屈折点を有する。
特に、カム・スロット44は駆動軸54が針送り溝56から第1の曲線状縫合針を駆動する間、第1の回転角を通じて第1の方向に中央管状部材24の回転移動を容易にする第1のら旋区域44aと、駆動軸54が針送り溝56から第2の曲線状縫合針を駆動する間、第2の回転角を通じて第2の方向に中央管状部材24の回転移動を容易にする第2のら旋区域44bと、内側管状部材26の針送り溝56内の中立位置で中央管状部材24の駆動軸54を再位置決めするため第3の回転角を通じて第1の方向に中央管状部材24の回転移動を容易にする第3のら旋区域44cとを有する。
図20から図34に関して詳しく議論されるように、中央および内側管状部材24、26の回転移動と、重なり合い、協働するカム・スロット44、46を貫くカム・ピン40の移動によって実行される内側管状部材26の休止期とは本発明の縫合方法の順番を追う過程と一致する。
使用において、大腿部動脈のような血管壁にある切開部または傷口に施された外科手術の終了にあたり、図18に示されるように、血管Aの管腔への可撓性スタイレット92の経皮挿入を容易にする管状カニュール90が使用される。後に、図19に示されるように、管状カニュール90は切開部から外される。この後、本発明の血管縫合装置10が、図20および図21に示されるように、テーパ状ノーズ片95の助けを借りて本体部18の中心管腔を用いてスタイレットに沿って案内されながら手術部に経皮挿入される。
図22および図23を参照すると、本発明の血管縫合手順を開始した直後、カム・ピン40は管状部材22、24、26のそれぞれ重なり合うカム・スロット42、44、46の初期位置にある。これは中央管状部材24の末端駆動軸54が縫合針50a、50bの間に置かれる内側管状部材26の円弧状針送り溝56内の縫合針50a、50bの初期位置と一致する。
その後、静止ハンドル部14に対する操作ハンドル16の操作によってカム・ピン40が図24の第2の位置まで移動したとき、カム・ピン40は内側管状部材26のカム・スロット46の第1のら旋区域46aを通って第1の屈折点に移動する。これは、図25に示されるように、外側および内側管状部材22、26の円弧状溝52、56の把持面の間の組織係合域60aに血管壁を保持するように、外側管状部材22に対して内側管状部材26を反時計方向に回転させる。同時に、中央管状部材24が内側管状部材26に従って反時計方向に回転するように、カム・ピン40が中央管状部材24のカム・スロット44の第1のら旋区域44aを通って部分的に移動する。
カム・ピン40が図26の第3の位置に置かれたとき、カム・ピン40は内側管状部材26のカム・スロット46の第1の直線区域46bを通って第2の屈折点まで、さらに中央管状部材24のカム・スロット44の第1のら旋区域44aの残りの部分を通って第1の屈折点まで移動する。これは第1の休止期の間、内側管状部材26が静止したまま、中央管状部材24だけが内側管状部材26に対して反時計方向に回り続ける。したがって、図27に示されるように、中央管状部材24の針駆動軸54によって第1の縫合針50aが保持した血管壁を貫いて内側管状部材26の針送り溝56から円弧状溝52の壁面から延びる突出部のような保持構造で縫合針を捕捉する、外側管状部材22の針受け入れ溝52まで送られる。
後にカム・ピン40が図28の第4の位置に置かれたとき、カム・ピン40は内側管状部材26のカム・スロット46の第2のら旋区域46cを通ってカム・スロット46の第3の屈折部まで、さらに中央管状部材24のカム・スロット44の第2のら旋区域44bを部分的に通って移動する。これは、図29に示されるように、外側および内側管状部材22、26の隣接する把持面の間の組織係合域60bに血管壁を保持するように、外側管状部材22に対して内側管状部材26を時計方向に回転させる。同時に、内側管状部材26の針送り溝56にある第2の曲線状縫合針50bの後側の駆動位置まで移動するように、中央管状部材24が時計方向に回転する。
その後、カム・ピン40が図30の第5の位置に置かれたとき、カム・ピン40は内側管状部材26のカム・スロット46の第2の直線区域44dを通って第4の屈折点まで、さらに中央管状部材24の第2のら旋区域44bの残りの部分を通って移動する。これは、図31に示されるように、第2の休止期の間、内側管状部材26が静止したまま、一方、末端駆動軸54が第2の縫合針60bを内側管状部材26の針送り溝56から保持した血管壁を貫いて保持構造55bで縫合針を捕捉する、外側管状部材22の針受け入れ溝52まで駆動するように、中央管状部材24だけが時計方向に回り続ける。突出部のような保持構造55a、55bが示されているが、縫合針を保持するためにこれ以外の構造を備えるようにしてもよい。たとえば、縫合針を捕捉するために溝幅寸法を徐々に減少させることができる。
カム・ピン40が図32の第6の位置にあるとき、カム・ピン40は外側管状部材22の直線カム・スロット42を通り、内側管状部材26のカム・スロット46の第3のら旋区域46eを通り、中央管状部材24のカム・スロット44の第3のら旋区域44cを通って移動する。これは、図33に示されるように、血管壁を解き放すため内側管状部材26を反時計方向に回転させ、末端駆動軸54が内側管状部材26の針送り溝56内の中立位置に移動するように、中央管状部材24を反時計方向に回転させる。
図34を参照すると、上述した一連の針駆動の終了にあたり本発明の血管縫合装置10は引き出され、切開部から装置と共に縫合針50a、50bを取り出すことができる。この後、縫合糸80の自由端が外科医によって集められ、血管壁の切り口を閉じるために結節される。
図35ないし図37を参照すると、本発明の好ましい実施例に従って構成された参照符号100で表示される別の血管縫合装置が示される。縫合装置100は外側管状部材122と、中央管状部材124と、内側管状部材126とを備える点において縫合装置10に大体類似する。この内側管状部材126は背中合わせに向く一対の円弧状縫合針(図37参照)を送るため末端部に形成される円弧状溝156を有する。中央管状部材124は内側管状部材126に対する中央管状部材124の回転によって縫合針を内側管状部材126の円弧状溝から連続して駆動するため内側管状部材126の円弧状溝に延び、一対の縫合針の間に位置決めされる末端駆動軸154を有する。外側管状部材122は中央管状部材124の駆動軸によって縫合針が内側管状部材126の円弧状溝から連続して駆動された後に、一対の円弧状縫合針を受け入れるため末端部に形成される円弧状溝152を有する。
図35に示されるように、縫合装置100はまた静止ハンドル114と、外側管状部材122、中央管状部材124および内側管状部材126の基部に機能的に連結される操作部116とを備える。この操作部116は縫合針が内側管状部材126の円弧状溝から外側管状部材122の円弧状溝に連続して通り抜けるように、外側管状部材122に対する内側管状部材および中央管状部材の相対的移動を実行する。この管状部材の相対的移動は縫合装置10に関して上述したように、重なり合い、協働するカム・スロットと、外側管状部材に対して内側管状部材と中央管状部材とを回転させるように重なり合い、協働するカム・スロットを貫いて延びるカム・ピンとによって達成される。
縫合装置100は血管壁にある切開部を貫いて縫合装置100の挿入を案内するように働く、一体の血管拡張器190備える点が縫合装置10と相違する。血管拡張器190は縫合装置の他の要素と同一か、または類似する材料から形成され、本体部118の中心管腔、特に内側管状部材126の中心孔内に配置される細長い本体部192を備える。血管拡張器190はさらに血管壁の切開部に縫合装置の末端部を位置決めするため内側管状部材126の末端部を超えて延びるように寸法決めされるテーパ状末端先端部194を備える。
血管拡張器190は、好ましくはロック部材、ピン部材、接着剤もしくは他の類似する手段を用いて縫合装置100の内側管状部材126に強固に固定される。血管拡張器190は、図38に示されるように、ガイドワイヤ185を収容するため血管拡張器を貫いて延びる中心管腔193を有する。また、血管拡張器190の本体部192には、図37に最もよく示されるように、曲線状針150a、150bと結ばれる、細長い縫合糸180を収容する細長い保管溝195が備えられる。血管拡張器190のテーパ状末端先端部194と血管拡張器190の細長い本体部192との間には環状溝196が形成される。図39に示されるように、環状溝196は血管壁となじみ、そこを密閉するように配置され、位置決めされる。したがって、縫合装置100を保持する外科医は縫合装置100が血管壁に当たって手術位置に達したことを触感として与えられる。
図40ないし図42を参照すると、参照符号200で表示される本発明の好ましい実施例に従って構成された別の血管縫合装置が示される。この血管縫合装置200は内側管状部材226内に配置される細長い本体部292と、内側管状部材226の末端部を超えて延びるように寸法決めされるテーパ状末端部294とを有する、一体の血管拡張器290を備える点において縫合装置100に大体類似する。この血管拡張器290はまた図39を参照して先に述べたように、ガイドワイヤ285を通すガイドワイヤ孔293と、縫合糸280を通す縫合糸保管溝295と、触覚位置指示のための環状組織囲い溝296とを備える。
また、縫合装置200においては、血管拡張器290が外科医あるいは補助観察者に装置が縫合される血管壁の切開部で手術部に達したことを視覚指示で与えるシステムを備える。この視覚位置指示システムは観察可能な血流を利用し、血管拡張器290の本体部292の外面に形成される、少なくとも1個、好ましくは周方向に間隔を置いて並ぶ3個の縦溝298a−298cを備える。この3個の縦溝は血管拡張器290のテーパ状末端部294のベースに形成される、それぞれ縦溝に合わせて位置決めされ、配列された入口スロットと通じている環状溝296から延びる。図に示される1個のスロットは入口スロット297aである。縦溝298a−298cは、図44に示されるように、切開部から遠い、血管縫合装置200の管状本体部218に形成される観察ポート299と連絡し、対応する観察ポートに動脈/静脈血流を導く。この特徴はまたシステムは外科医あるいは補助観察者が血管縫合装置200の末端部について縫合手術の切開部に適切に位置決めされたか、否かを決定することを可能にする。
図43および図44を参照すると、使用において、血管縫合装置200の血管拡張器290が孔293を通して延びるガイドワイヤ285に沿って血管壁の切開部を貫いて案内される。血管拡張器290が切開部を通り抜けたとき、図43に示されるように、切開部から流れる血流は塞がれる。しかし、3個の入口スロット(たとえば入口スロット297a)が血管に位置決めされて末端部294が血管壁を貫いて十分な距離に達したとき、血液は入口スロットを通って環状溝296と通じている縦溝298a−298cに押し寄せる。この血液は続いて観察ポート299に流れ、外科医あるいは補助観察者は縫合装置の末端部が切開部を閉じるために血管を縫合する手術位置にあることを観察することができる。
図44に示されるように、このとき、血管壁は外科医に触感または指示を与え、血管拡張器290の環状溝296を囲い、これに加えて、血管壁が内側および外側管状部材226、222の末端部に形成されたU字状組織係合域260a、260b内に集められる。結果として、環状溝296を貫いて延びる縦溝298a−298c部分が血管壁によって囲われる。それゆえ、血液は縦溝内に留まり、組織係合域260a、260bを通って流出しない。
図45および図46を参照すると、血管縫合装置220の変形例が示される。この血管縫合装置の実施例では、血管拡張器290の本体部292に形成される縦溝298a−298cが血流をハンドル部212の後端で観察できるように本体部218の基部まで延びる。
図47から図54について参照すると、参照符号300で表示される本発明の好ましい実施例に従って構成された別の血管縫合装置が示される。血管縫合装置300は外側管状部材322と、中央管状部材324と、内側管状部材326とを備える点において血管縫合装置10、100、200に大体類似する。図51および図53に示されるように、この内側環状部材326は背中合わせに向く一対の円弧状縫合針を送るため末端部に形成される円弧状針送り溝356を有する。中央管状部材324は内側管状部材326に対する中央管状部材324の回転によって縫合針を内側管状部材326の円弧状溝から連続して駆動するため内側管状部材326の円弧状溝に延び、一対の縫合針の間に位置決めされる末端駆動軸354を有する。外側管状部材322は中央管状部材324の駆動軸によって縫合針が内側管状部材326の円弧状溝から連続して駆動された後に、一対の円弧状縫合針を受け入れるため末端部に形成される円弧状針収容溝352を有する。外側管状部材322はまた縫合のため組織が集められる、末端部に形成された半径方向に向き合う一対の組織受け入れ凹部372a、372bを有する。
図47に示されるように、血管縫合装置300はまた静止ハンドル314と、外側管状部材322、中央管状部材324および内側管状部材326の基部に機能的に連結される操作部316とを有するハンドル部312を備える。この操作部316は縫合針が内側管状部材326の円弧状溝から外側管状部材322の円弧状溝に連続して通り抜けるように、外側管状部材322に対する内側管状部材と中央管状部材との相対的移動を実行する。この管状部材の相対的移動は縫合装置10に関して上述したように、重なり合い、協働するカム・スロットと、外側管状部材に対して内側管状部材と中央管状部材とを回転させるように重なり合い、協働するカム・スロットを貫いて延びるカム・ピンとによって達成される。
縫合装置300は血管壁にある切開部を貫いて縫合装置300の挿入を案内するように働く、一体の血管拡張器390を備える点が縫合装置10と相違する。さらに、上述した縫合装置と違って縫合装置300は収縮位置で血管拡張器390を付勢するら旋ばね381と、伸長位置で血管拡張器390を固定し、内側管状部材326と中央管状部材324とが外側管状部材322に対して回転するのを防ぐ固定ピン383とを備える。
血管拡張器390は縫合装置の他の要素と同一かまたは類似する材料から形成され、内側管状部材326の中心管腔に配置される細長い本体部392を備える。血管拡張器390はさらに血管壁にある切開部で縫合装置300の末端部を位置決めするため内側管状部材326の末端部を超えて延びるように寸法決めされるテーパ状末端先端部394を備える。
血管拡張器390は伸長位置と収縮位置との間を縫合装置300の内側管状部材326の中心管腔内を滑動できるように装着される。テーパ状末端先端部394に隣接する血管拡張器の本体部392に環状溝396が形成される。図47および図48に示されるように、血管拡張器390はガイドワイヤ385を収容するため血管拡張器を貫いて延びる中心管腔393を有する。
血管拡張器390が伸長位置にあるとき、環状溝396は露出する。すなわち、環状溝396は内側管状部材326の末端部を超えて位置決めされる。収縮位置では、血管拡張器390の末端先端部394は内側管状部材326の末端部と実質上同じ位置に精密に位置決めされ、環状溝396は内側管状部材326の中心管腔の内部に隠れる。
図51に示されるように、環状溝396は血管壁を収容し、血管壁で囲われるように配置され、位置決めされる。したがって、縫合装置を保持する外科医は縫合装置300が血管壁に当たって手術位置に達したという、指示を触感として与えられる。
上記したように、縫合装置10、100、200と違って縫合装置300は基部に機能的に連結されるら旋ばね381と固定ピン383とを備える。ら旋ばね381は収縮位置に血管拡張器390を付勢するように使用される。固定ピン383は2つの機能を果たす。第1に、固定ピンは伸長位置に血管拡張器390を固定する。第2に、固定ピンは操作部316の軸方向移動を防ぎ、これによって外側管状部材322に対して内側管状部材326と中央管状部材324とが回転するのを防ぐロックアウト機構として機能する。当業者は各機能を果たすのに単独の装置が使用できることを容易に理解することができる。
手術において、縫合装置300の血管拡張器390は孔293貫いて延びるガイドワイヤ285に沿って血管壁の切開部を貫いて案内される。この挿入の間、固定ピン383は孔385と係合し、したがって血管拡張器390が伸長位置に固定され、操作部316は静止支持部材314に対して動くのを防ぐことができる(図51参照)。露出した環状溝396が血管壁に達したとき、縫合装置を保持している外科医は縫合装置300が血管壁に当たって手術位置に達したという、指示を触感として与えられる。このとき、血管壁は触感を与えるため血管拡張器390の環状溝396を取り囲む(すなわち、環状溝に脱出する)。これに加えて、血管壁は外側管状部材322の末端部に形成されるU字状組織受け入れ凹部372a、372b内に集められる。
この時点で外科医が操作部316に備えられる孔385から固定ピン383を取り外す。結果として、ら旋ばね381が血管拡張器390を収縮位置に押す。図53に示されるように、血管拡張器390が収縮位置に押されたとき、環状溝396を囲い、組織係合域372a、372bに集められた血管壁はさらに組織係合域372a、372bに押され、血管拡張器390の末端先端部394と内側および外側管状部材326、322との間に捕捉されてそこに保持される。固定ピン383が取り外され、血管拡張器390が組織を固定した後、外科医は上述した実施例に類似する法で縫合装置300を操作する。
図54および図55を参照すると、参照符号400で表示される本発明の好ましい実施例に従って構成された別の血管縫合装置が示される。この縫合装置400は内側管状部材の中心孔に滑動可能に配置される細長い本体部492を有する、一体の血管拡張器490を備える点において縫合装置300に大体類似する。しかしながら、縫合装置300と違って収縮位置まで血管拡張器490を付勢するのに用いられる機構はら旋ばね要素に代わって、板ばね481を備える。この板ばね481は静止ハンドル414の長手方向の対置される端部に取り付けられる。上述したように、伸長位置で血管拡張器490を固定し、縫合装置400を血管壁に形成される切開部に挿入する間、ロックアウト機構として機能するため血管拡張器490および操作部416の基部に機能的に連結される固定ピン483が使用される。
本発明の血管縫合装置が好ましい実施例について説明されたが、当業者は本発明の精神と範囲とから離れることなく、変更または変形をなし得ることを容易に理解することができる。
本発明が属する当業者は好ましい実施例が図面を参照してここに詳細に説明される、本発明の血管縫合装置をどのように製作し、使用するかを容易に理解する。
図1は本発明の好ましい実施例に従って構成された血管縫合装置の斜視図である。
図2は図1の血管縫合装置の平面図である。
図3は図1の血管縫合装置の側面図である。
図4は図示を平易にするため部品を分離して示す図1の血管縫合装置の分解斜視図である。
図5は図1の血管縫合装置の末端部の拡大斜視図である。
図6は図5の6−6線に沿う、血管縫合装置の横断面図である。
図7は図3の7−7線に沿う、血管縫合装置の横断面図である。
図8は図3の8−8線に沿う、血管縫合装置の横断面図である。
図9は管状部材に形成される細長いカム・スロットと、末端部に形成される円弧状針受け入れ溝とを示す、図1の血管縫合装置の外側管状部材の平面図である。
図10は図9の10−10線に沿って見たときの図9の外側管状部材の末端部の拡大側面図である。
図11は図9の11−11線に沿って見たときの図9の外側管状部材の末端部の拡大正面図である。
図12は管状部材に形成されるステップ状カム・スロットと、末端部に形成される針駆動軸を示す、図1の血管縫合装置の中央管状部材の平面図である。
図13は図12の13−13線に沿う、図12の中央管状部材の拡大横断面図である。
図14は図12の14−14線に沿って見たときの図12の中央管状部材の末端部の拡大正面図である。
図15は管状部材に形成されるステップ状カム・スロットと、末端部に形成される円弧状針送り溝とを示す、図1の血管縫合装置の内側管状部材の平面図である。
図16は図15の16−16線に沿って見たときの図15内側管状部材の末端部の拡大側面図である。
図17は図15の17−17線に沿って見たときの図15の内側管状部材の末端部の拡大正面図である。
図18は可撓性スタイレットが挿入される、血管壁の切開部を貫いて延びる管状カニュールを示す。
図19は管状カニュールが切開部から取り外されたときに血管内部に延びる可撓性スタイレットを示す。
図20は図19で位置決めされたスタイレット経路に沿って行う、血管切開部への本発明の血管縫合装置の経皮挿入を示す。
図21は血管壁が捕捉された状態の本発明に係る血管縫合装置の末端部の拡大部分横断面図である。
図22は管状部材のカム・スロット内に嵌入されたカム・ピンの初期位置を示す、図20の22−22線に沿って見たときの本発明の血管縫合装置の平面図である。
図23は内側管状部材の円弧状溝に配置された縫合針の背中合わせの初期配向を示す、図20の23−23線に沿って見たときの本発明の血管縫合装置の末端部の拡大正面図である。
図24は管状部材のカム・スロット内に嵌入されたカム・ピンの第2の位置を示す、図20の22−22線に沿って見たときの本発明の血管縫合装置の平面図である。
図25は内側管状部材と外側管状部材との把持面の間に血管壁を保持するように、内側管状部材が外側管状部材に対して反時計方向に回された状態を示す、図20の23−23線に沿って見たときの本発明の血管縫合装置の末端部の拡大正面図である。
図26は管状部材のカム・スロット内に嵌入されたカム・ピンの第3の位置を示す、図20の22−22線に沿って見たときの本発明の血管縫合装置の平面図である。
図27は第1の縫合針が内側管状部材の針駆動軸によって内側管状部材の針送り溝から保持された血管壁を貫き、外側管状部材の針受け入れ溝に駆動された状態を示す、図20の23−23線に沿って見たときの本発明の血管縫合装置の末端部の拡大正面図である。
図28は管状部材のカム・スロット内に嵌入されたカム・ピンの第4の位置を示す、図20の22−22線に沿って見たときの本発明の血管縫合装置の平面図である。
図29は第2の縫合針の後側に駆動軸を位置決めし、内側管状部材と外側管状部材との把持面の間に血管壁を保持するように、中央管状部材の駆動軸と内側管状部材とが外側管状部材に対して時計方向に回された状態を示す、図20の23−23線に沿って見たときの本発明の血管縫合装置の末端部の拡大正面図である。
図30は管状部材のカム・スロット内に嵌入されたカム・ピンの第5の位置を示す、図20の22−22線に沿って見たときの本発明の血管縫合装置の平面図である。
図31は第2の縫合針が内側管状部材の針駆動軸によって内側管状部材の針送り溝から保持された血管壁を貫き、外側管状部材の針受け入れ溝に駆動された状態を示す、図20の23−23線に沿って見たときの本発明の血管縫合装置の末端部の拡大正面図である。
図32は管状部材のカム・スロット内に嵌入されたカム・ピンの第6の位置を示す、図20の22−22線に沿って見たときの本発明の血管縫合装置の平面図である。
図33は保持された血管壁を解き放すように、中央管状部材の駆動軸と内側管状部材とが外側管状部材に対して反時計方向に回された状態を示す、図20の23−23線に沿って見たときの本発明の血管縫合装置の末端部の拡大正面図である。
図34は縫合針を送る切開部から縫合装置が引き抜かれたときの本発明の血管縫合装置の取り外しを示す。
図35は一体の血管挿入体を備える本発明の好ましい実施例に従って構成された別の血管縫合装置の斜視図である。
図36は図示を平易にするため縫合装置から血管挿入体を分離して示す、図35の血管縫合装置の末端部の拡大斜視図である。
図37は血管挿入体を明示するため管状部材の外筒を切断して示す、図35の血管縫合装置の末端部の拡大斜視図である。
図38は血管挿入体に形成される中心孔を貫いて延びるガイドワイヤによって形成される経路に沿って行う、切開部への図35の血管縫合装置の経皮挿入を示す。
図39は縫合装置の位置を確認するため外科医に触覚指示を与えるべく血管壁が血管挿入体に形成される空間に突出するように、血管挿入体が血管壁の切開部を貫いて延びている、図35の血管縫合装置の末端部を示す。
図40は図示を平易にするため縫合装置から血管挿入体を分離して示す、縫合装置の位置を確認する、動脈血流の視覚観察を可能にするように配置された一体の血管挿入体を備える、本発明の好ましい実施例に従って構成された別の血管縫合装置の末端部の斜視図である。
図41は図40の41−41線に沿う、横断面図である。
図42は動脈血流の経路を示す、図40の血管縫合装置の末端部の斜視図である。
図43はガイドワイヤに沿って血管壁の切開部を貫いて血管挿入体が部分的に延びている図42の血管縫合装置の末端部を示す。
図44は血管壁が組織係合域に突出し、切開部にある縫合装置の位置についての視覚確認を容易にするため動脈血流が血管挿入体の本体に形成される溝を通って縫合装置のポートに流れる位置まで血管挿入体が血管壁の切開部を貫いて延びている図42の血管縫合装置の末端部を示す。
図45は血流観察ポートが縫合装置の後端部に備えられる、図40の血管縫合装置の変形例の斜視図である。
図46は縫合装置の管状本体部全体を貫いて延びる、本実施例の血管挿入体の基部に形成される溝を示す、血管縫合装置の後端の局部拡大斜視図である。
図47は本発明の代替的実施例に従って構成された血管縫合装置の斜視図である。
図48は血管挿入体の基部に装着されるら旋ばねと、固定ピンとを示す、図47の血管縫合装置の局部拡大斜視図である。
図49は図示を平易にするため部品を分離して示す、図47の血管縫合装置の分解斜視図である。
図50は血管挿入体に形成される中心孔を貫いて延びるガイドワイヤによって形成される経路に沿って行う、血管切開部への図47の血管縫合装置の経皮挿入を示す。
図51は縫合装置の位置を確認するため外科医に触覚指示を与えるべく血管壁が血管挿入体に形成される環状空間に突出するように、伸長位置で血管挿入体が血管壁の切開部を貫いて突出している図47の血管縫合装置の末端部を示す。
図52は収縮位置でばね要素が血管拡張器を押すことを可能にするため伸長位置で血管挿入体を固定する止めピンが取り外された状態の血管切開部に位置決めされた血管縫合装置を示す。
図53は血管壁が血管挿入体の末端先端部と内側管状部材との間に保持され、組織が外側管状部材に形成される組織受け入れ域に集められるように、収縮位置で血管挿入体が血管壁の切開部を貫いて延びている、図47の血管縫合装置の末端部を示す。
図54は血管挿入体の基部に装着される板ばねと、固定ピンとを示す、本発明による血管縫合装置の代替的実施例の後端部の局部拡大斜視図である。
図55は収縮位置で止めピンが取り外され、板ばね要素が血管挿入体を押している図54の血管縫合装置の後端部の局部拡大斜視図である。
Claims (39)
- a) 背中合わせに向く一対の円弧状縫合針を送るため末端部に形成される円弧状針送り溝を有する内側管状部材と、
b) 前記内側管状部材に対する回転によって前記一対の縫合針を前記針送り溝から連続して駆動するため前記内側管状部材の前記針送り溝に延び、前記縫合針の間に位置決めされた末端駆動軸を有する中央管状部材と、
c) 末端部に形成される半径方向に向き合う一対の組織受け入れ凹部と、前記縫合針が前記中央管状部材の前記駆動軸によって前記組織受け入れ凹部に集められた組織を貫き、前記内側管状部材の前記円弧状針送り溝から連続して駆動された後に、前記円弧状縫合針を受け入れるため前記一対の組織受け入れ凹部の間に配置され、配列された円弧状針収容部とを有する外側管状部材と、
d) 細長い本体部とテーパ状末端先端部とを有する血管拡張器と
を備え、ここで、前記細長い本体部は前記内側管状部材内に滑動可能に配置されており、前記末端先端部に隣接して形成される環状溝を有し、前記末端先端部は血管壁にある切開部に縫合装置を位置決めするため前記内側管状部材の前記末端部を超えて延びており、前記血管拡張器は触覚フィードバックを与えるため組織の脱出を可能にする、前記環状溝が露出する伸長位置と、前記環状溝内に脱出した組織が基部方向に押され、前記外側管状部材の前記組織受け入れ凹部内に集められる収縮位置との間の移動のために装着される縫合装置。 - さらに、前記外側管状部材、前記中央管状部材および前記内側管状部材を同軸上に支持するため前記外側管状部材、前記中央管状部材および前記内側管状部材の基部に機能的に連結されるハンドル部を備える請求項1記載の縫合装置。
- さらに、前記収縮位置で前記血管拡張器を付勢するため前記ハンドル部と前記血管拡張器の基部とに機能的に連結される手段を備える請求項2記載の縫合装置。
- 前記収縮位置で前記血管拡張器を付勢する手段が前記血管拡張器の前記基部と係合するら旋ばね要素を備える請求項3記載の縫合装置。
- 前記収縮位置で前記血管拡張器を付勢する手段が前記血管拡張器の前記基部と係合する板ばね要素を備える請求項3記載の縫合装置。
- さらに、前記伸長位置で前記血管拡張器を固定するため前記ハンドル部と前記血管拡張器の基部とに機能的に連結される手段を備える請求項2記載の縫合装置。
- さらに、前記外側管状部材に対して前記内側管状部材と前記中央管状部材とが回転するのを防ぐため前記ハンドル部と前記血管拡張器の基部とに機能的に連結される手段を備える請求項2記載の縫合装置。
- 前記伸長位置で前記血管拡張器を固定する手段が軸方向の移動を拘束するように、前記血管拡張器の基部に機能的に連結されるピンを備える請求項6記載の縫合装置。
- 前記血管拡張器がガイドワイヤを収容するように寸法決めされ、配置される前記血管拡張器を貫いて延びる中心管腔を有する請求項1記載の縫合装置。
- さらに、前記縫合針が前記内側管状部材の前記円弧状溝から前記外側管状部材の前記円弧状溝に連続して通り抜けるように、前記外側管状部材に対する前記内側管状部材と前記中央管状部材との相対的移動を実行するため前記ハンドル部が前記外側管状部材、前記中央管状部材および前記内側管状部材の前記基部に機能的に連結される操作部を備える請求項2記載の縫合装置。
- 前記内側管状部材、前記中央管状部材および前記外側管状部材が重なり合い、協働するカム・スロットと、前記外側管状部材に対して前記内側管状部材と前記中央管状部材とを回転させるように前記重なり合い、協働するカム・スロットを貫いて延びるカム・ピンとを備える請求項10記載の縫合装置。
- 前記カム・ピンが前記操作部に機能的に連結される請求項10記載の縫合装置。
- 前記ハンドル部が静止支持部を備え、前記操作部が前記静止支持部に対する移動のために装着される請求項10記載の縫合装置。
- さらに、一対の円弧状縫合針と、前記一対の縫合針の間に延びる細長い縫合糸とを備える請求項1記載の縫合装置。
- a) 背中合わせに向く一対の円弧状縫合針を送るため末端部に形成される円弧状針送り溝を有する内側管状部材と、
b) 前記内側管状部材に対する回転によって前記一対の縫合針を前記針送り溝から連続して駆動するため前記内側管状部材の前記針送り溝に延び、前記縫合針の間に位置決めされた末端駆動軸を有する中央管状部材と、
c) 末端部に形成される半径方向に向き合う一対の組織受け入れ凹部と、前記縫合針が前記中央管状部材の前記駆動軸によって前記組織受け入れ凹部に集められた組織を貫き、前記内側管状部材の前記円弧状針送り溝から連続して駆動された後に、前記円弧状縫合針を受け入れるため前記一対の組織受け入れ凹部の間に配置され、配列された円弧状針収容部とを有する外側管状部材と、
d) 細長い本体部とテーパ状末端先端部とを有する血管拡張器と、
ここで、前記細長い本体部は前記内側管状部材内に滑動可能に配置されており、前記末端先端部に隣接して形成される環状溝を有し、前記末端先端部は血管壁にある切開部に縫合装置を位置決めするため前記内側管状部材の前記末端部を超えて延びており、前記血管拡張器は触覚フィードバックを与えるため組織の脱出を可能にする、前記環状溝が露出する伸長位置と、前記環状溝内に脱出した組織が基部方向に押され、前記外側管状部材の前記組織受け入れ凹部内に集められる収縮位置との間の移動のために装着されており、
e) 前記外側管状部材、前記中央管状部材および前記内側管状部材を同軸上に支持するため前記外側管状部材、前記中央管状部材および前記内側管状部材の基部に機能的に連結されるハンドル部と、
f) 前記収縮位置で前記血管拡張器を付勢するため前記ハンドル部と前記血管拡張器の基部とに機能的に連結される手段と、
g) 前記伸長位置で前記血管拡張器を固定し、前記外側管状部材に対して前記内側管状部材と前記中央管状部材とが回転するのを防ぐため前記ハンドル部と前記血管拡張器の基部とに機能的に連結される手段と
を備える縫合装置。 - 前記収縮位置で前記血管拡張器を付勢する手段が前記血管拡張器の前記基部と係合するら旋ばね要素を備える請求項15記載の縫合装置。
- 前記収縮位置で前記血管拡張器を付勢する手段が前記血管拡張器の前記基部と係合する板ばね要素を備える請求項15記載の縫合装置。
- 前記伸長位置で前記血管拡張器を固定する手段が軸方向の移動を拘束するため前記血管拡張器の基部に機能的に連結されるピンを備える請求項15記載の縫合装置。
- 前記血管拡張器がガイドワイヤを収容するように寸法決めされ、配置される前記血管拡張器を貫いて延びる中心管腔を有する請求項15記載の縫合装置。
- さらに、前記縫合針が前記内側管状部材の前記円弧状溝から前記外側管状部材の前記円弧状溝に連続して通り抜けるように、前記外側管状部材に対する前記内側管状部材と前記中央管状部材との相対的移動を実行するため前記ハンドル部が前記外側管状部材、前記中央管状部材および前記内側管状部材の前記基部に機能的に連結される操作部を備える請求項15記載の縫合装置。
- 前記内側管状部材、前記中央管状部材および前記外側管状部材が重なり合い、協働するカム・スロットと、前記外側管状部材に対して前記内側管状部材と前記中央管状部材とを回転させるように前記重なり合い、協働するカム・スロットを貫いて延びるカム・ピンとを備える請求項20記載の縫合装置。
- 前記カム・ピンが前記操作部に機能的に連結される請求項20記載の縫合装置。
- 前記ハンドル部が静止支持部を備え、前記操作部が前記静止支持部に対する移動のために装着される請求項20記載の縫合装置。
- さらに、一対の円弧状縫合針と、前記一対の縫合針の間に延びる細長い縫合糸とを備える請求項15記載の縫合装置。
- a) 背中合わせに向く一対の円弧状縫合針を送るため末端部に形成される円弧状針送り溝を有する内側管状部材と、
b) 前記内側管状部材に対する回転によって前記一対の縫合針を前記針送り溝から連続して駆動するため前記内側管状部材の前記針送り溝に延び、前記縫合針の間に位置決めされた末端駆動軸を有する中央管状部材と、
c) 前記縫合針が前記中央管状部材の前記駆動軸によって前記内側管状部材の前記円弧状溝から連続して駆動された後に、前記一対の円弧状縫合針を受け入れるため末端部に形成される溝を有する外側管状部材と、
d) 前記内側管状部材内に配置された細長い本体部と、血管壁にある切開部に縫合装置を位置決めするため前記内側管状部材の前記末端部を超えるように寸法決めされたテーパ状末端先端部とを有する血管拡張器と
を備え、前記血管拡張器は縫合装置の位置を確認する観察のために血管から遠い位置に前記血管拡張器の前記末端先端部からの血流を向かわせる手段を備える縫合装置。 - 使用者に切開部を貫き血管壁に入った触覚指示を与えるため前記テーパ状末端先端部と前記血管拡張器の前記細長い本体部との間に環状溝が形成される請求項25記載の縫合装置。
- 血管血流を向かわせる手段が前記血管拡張器の前記細長い本体部の外面に形成される周方向に間隔を置いて並ぶ複数の細長い溝を備える請求項25記載の縫合装置。
- 前記周方向に間隔を置いて並ぶ細長い溝が前記縫合装置の前記管状部材に形成される観察ポートに血流を向ける請求項27記載の縫合装置。
- 前記周方向に間隔を置いて並ぶ細長い溝が前記縫合装置の基部に血流を向ける請求項27記載の縫合装置。
- 前記血管拡張器が前記縫合装置の前記内側管状部材に強固に固定される請求項25記載の縫合装置。
- 前記血管拡張器がガイドワイヤを収容するために寸法決めされ、配置される前記血管拡張器を貫いて延びる中心管腔を有する請求項25記載の縫合装置。
- さらに、前記縫合針が前記内側管状部材の前記円弧状溝から前記外側管状部材の前記円弧状溝に連続して通り抜けるように、前記外側管状部材に対する前記内側管状部材と前記中央管状部材との相対的移動を実行するため前記ハンドル部が前記外側管状部材、前記中央管状部材および前記内側管状部材の基部に機能的に連結される操作部を備える請求項25記載の縫合装置。
- 前記内側管状部材、前記中央管状部材および前記外側管状部材が重なり合う協働カム・スロットと、前記外側管状部材に対して前記内側管状部材と前記中央管状部材とを回転させるように、前記重なり合う協働カム・スロットを貫いて延びるカム・ピンとを備える請求項32記載の縫合装置。
- 前記外側管状部材、前記中央管状部材および前記内側管状部材の軸方向の位置を維持するため基部固定ピンが前記細長い管状本体の基部に機能的に連結される請求項33記載の縫合装置。
- 前記外側管状部材、前記中央管状部材および前記内側管状部材の前記各基部が前記基部固定ピンを収容する手段を備える請求項34記載の縫合装置。
- 前記カム・ピンが前記操作部に機能的に連結される請求項35記載の縫合装置。
- 前記操作部がハンドル部材に対する移動のために装着される請求項36記載の縫合装置。
- 前記基部固定ピンが前記ハンドル部材に機能的に連結される請求項37記載の縫合装置。
- 一対の円弧状縫合針と、前記一対の縫合針の間に延びる細長い縫合糸とを備える請求項25記載の縫合装置。
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