JP2006352463A - コンテンツ出力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】視聴者に合わせて最適化されたコンテンツの出力を行う。
【解決手段】液晶テレビ10は、スロット部15にメモリカード30が挿入された際に、そのメモリカード30から視聴者認識情報を読み出して、その視聴者認識情報に該当する条件(視聴モード)でコンテンツの表示を行う。ここでは、視聴者認識情報に対応する視聴モード情報をメモリ26に予め記憶させておき、液晶テレビ10がメモリカード30から視聴者認識情報を読み取った際に、制御部25は、メモリ26に記憶させた視聴モード情報と、メモリカード30から読み取った視聴者認識情報とを照合し、その視聴者認識情報に該当する視聴者モードでコンテンツの出力を行うような制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンテンツ出力装置、より詳細には、映像コンテンツの出力に関する各種の機能を視聴者に応じて選択的に制限できるようにしたコンテンツ出力装置に関する。
映像コンテンツを出力して視聴者に視聴可能とするコンテンツ出力装置として、例えば、テレビ受像機がある。放送番組コンテンツをテレビ受像機を用いて視聴したり、DVDやHDD等の各種の記録媒体に記録した映像コンテンツをテレビ受像機を用いて再生したりする場合、従来では、視聴者の特性に応じて再生表示の仕方を変化させることは一般に行われていない。
例えば、上記のようなコンテンツをテレビ受像機のようなコンテンツ出力装置で再生出力する場合、出力時の音声の音量や、表示画面の輝度、あるいは表示画面の大きさや表示文字の大きさ等については、常に一定のモードで出力されるようになっている。通常、これらの出力条件は、個々にユーザ設定が可能となっていることが一般的であるが、使用者に応じてこれらの設定を自動的に変化させる機能は通常付与されていない。
また、コンテンツの内容によっては、未成年や子供に好ましくない有害なコンテンツもあるが、現状では、テレビ受像機においてそれらコンテンツの内容とそのコンテンツを視聴しようとする視聴者を判別して、その判別結果に応じてコンテンツの出力を制御するような機能は提供されていない。
上記のような視聴者に応じたコンテンツの再生出力の調整機能に関し、例えば、特許文献1には、画像表示装置の表示状態や周囲の生活照明環境を積極的に制御することによって、より高画質な画像表示や目にやさしく疲労感の少ない画像表示が可能な画像表示システムが開示されている。ここでは、外部からの入力テレビ信号や画像表示特性検知器からの信号に応じて、画像表示装置の画面輝度や外部の照明装置の明るさを調整して視聴環境条件を制御することにより、より最適な視聴環境を供することができるようにしている。
また特許文献2には、キー操作者に合ったテレビ視聴禁止処理を自動的に判別する受信チャンネル制限方法が開示されている。ここでは、リモコンキーが操作されたときのキー圧力による抵抗値を検出し、メモリ手段にストアされた抵抗値と比較してキー操作者を特定し、受信禁止情報から受信チャネルと放送時間帯との照合を行い、一致したとき映像信号処理部を制御して、映像の映出を禁止するようにしている。例えば、キー操作者が子供であると判断されたときには、受信禁止情報を参照して、禁止されている受信チャネルと放送時間帯と、現時点の情報が一致したときには、そのチャネルの映像映出を禁止する。
特開2003―323169号公報 特開2002−290852号公報
上記のように、例えばテレビ受像機のような従来のコンテンツ出力装置においては、いつでも誰でも表示装置の電源を入れることで任意のコンテンツを視聴することが可能であるが、その反面、誰が電源を入れても表示装置にすでに設定されている条件(視聴モード)に従って出力されたコンテンツを視聴しなければならない。
またこのとき、上述のように視聴モードの条件は、例えばメニューモードを用いてユーザが設定することができるが、視聴モードの変更操作は全ての人に容易であるとはいえない。また例えば他のユーザが視聴モードの変更設定を行ってしまうと、以前の視聴モードの条件が更新されて使用できなくなってしまう、という問題も生じる。
また、上記のようにいつでも誰でもコンテンツを視聴することができるコンテンツ出力装置では、例えば、子供が有害な映像コンテンツを視聴することも可能であり、また、表示画面はいつでも同じ画面輝度,同じ音量,同じ文字の大きさでコンテンツが出力されるため、全ての人に対して優しい装置とはいえない。また、リモコン装置があれば誰でも表示装置を操作することができ、いつでも音量を自由に上げることができるため、例えば、夜中に大音量でコンテンツを出力して他者に迷惑をかけるような操作を、コンテンツ出力装置側で制限することができなかった。
また上記特許文献1の技術では、視聴者の特性を認識することができず、老人や子供、未成年者等の視聴者の特性に応じた表示制御を行うことができず、また時間帯や表示モードに応じた表示制御を行うこともできない。
また上記特許文献2の技術では、リモコンキーを操作したときの抵抗値からユーザ認識を行うが、成人がキー操作を行ったときの抵抗値と成人以外の人がキー操作を行ったときの抵抗値とから視聴者を判別するにすぎず、精度よく視聴者を判別できるものではない。また子供や老人、未成年者等の細かい判別を行うことはできない。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、コンテンツを出力するときの表示状態や音声出力状態、あるいはコンテンツ内容の制限等の出力条件を視聴者毎に変更することで、視聴者に合わせて最適化されたコンテンツの出力が可能となる表示装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、第1の技術手段は、映像コンテンツを出力して視聴者に視聴可能とするコンテンツ出力装置において、コンテンツ出力装置における映像コンテンツの出力条件を制御する制御部と、視聴者ごとに設定された映像コンテンツの出力条件を記憶する出力条件記憶部とを有し、出力条件記憶部は、コンテンツ出力装置で出力された映像コンテンツの視聴者を識別する視聴者識別情報と視聴者ごとに設定された特定の出力条件とを関連付けて記憶し、制御部は、視聴者識別情報が入力した際に、視聴者識別情報に基づいて出力条件記憶部に記憶した特定の出力条件を抽出し、抽出した出力条件に従って映像コンテンツの出力条件を制御することを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、所定の形式の記録媒体が装着可能な記録媒体装着部と、記録媒体装着部に装着された記録媒体に対する情報の書き込み/読み取りを行う記録媒体制御部を有し、記録媒体制御部は、視聴者ごとに設定された映像コンテンツの出力条件を出力条件記憶部に記憶する際に、記憶した出力条件に関連付ける視聴者識別情報を、記録媒体に記録することを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第2の技術手段において、視聴者識別情報が記録された記録媒体が記録媒体装着部に装着された際に、制御部が、記録媒体制御部によって記録媒体から読み出した視聴者識別情報に基づいて、映像コンテンツの出力条件を設定することを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第1または第2の技術手段において、映像コンテンツの出力に関わる操作信号を生成するリモコン装置を有し、リモコン装置は、所定の形式の記録媒体が装着可能な記録媒体装着部を有し、視聴者識別情報が記録された記録媒体が記録媒体装着部に装着されているときに、操作信号とともに視聴者識別情報を送信し、コンテンツ出力装置は、リモコン装置から送信された視聴者識別情報に基づいて、映像コンテンツの出力条件を設定することを特徴としたものである。
第5の技術手段は、映像コンテンツを出力して視聴者に視聴可能とするコンテンツ出力装置において、コンテンツ出力装置における映像コンテンツの出力条件を制御する制御部と、所定の形式の記録媒体が装着可能な記録媒体装着部と、記録媒体装着部に装着された記録媒体に対する情報の書き込み/読み取りを行う記録媒体制御部を有し、映像コンテンツの出力条件が記録された記録媒体が記録媒体装着部に装着された際、制御部は、記録媒体制御部によって記録媒体から読み出した前記出力条件の情報に基づいて、映像コンテンツの出力条件を設定することを特徴としたものである。
第6の技術手段は、映像コンテンツを出力して視聴者に視聴可能とするコンテンツ出力装置において、コンテンツ出力装置は、映像コンテンツの出力に関わる操作信号を生成するリモコン装置を有し、リモコン装置は、所定の形式の記録媒体が装着可能な記録媒体装着部を有し、映像コンテンツの出力条件が記録された記録媒体が記録媒体装着部に装着されているときに、操作信号とともに出力条件情報を送信し、コンテンツ出力装置は、リモコン装置から送信された出力条件情報に基づいて、映像コンテンツの出力条件を設定することを特徴としたものである。
第7の技術手段は、第1の技術手段において、コンテンツ出力装置が、コンテンツ出力装置に接続された外部機器に対する操作入力により、外部機器から視聴者識別情報が入力したときに、視聴者識別情報に基づいて映像コンテンツの出力条件を制御することを特徴としたものである。
第8の技術手段は、第1ないし第7のいずれか1の技術手段において、視聴者認識情報、または出力条件情報が入力しない場合には、予め定めた出力条件によってコンテンツの出力を行うことを特徴としたものである。
第9の技術手段は、第8の技術手段において、予め定めた出力条件が、コンテンツ出力装置が有する機能を制限し、制限した部分の機能について使用できないようにした条件であることを特徴としたものである。
コンテンツを出力するときの表示状態や音声出力状態、あるいはコンテンツ内容の制限等の出力条件を視聴者毎に変更することで、視聴者に合わせて最適化されたコンテンツの出力が可能となるコンテンツ出力装置を提供することができる。
また視聴者に合わせたコンテンツ出力を行うことにより、消費電力を削減することができる。
本発明の実施形態では、視聴者(ユーザ)を識別可能とする情報(視聴者識別情報)を記録した記録媒体を予め用意し、その記録媒体をコンテンツ出力装置に装着することで、コンテンツ出力装置がその記録媒体から視聴者識別情報を読み出して、その視聴者識別情報に応じてコンテンツの出力条件(視聴モード)を制御する。
ここでは、例えば、視聴者識別情報に応じた表示画面の輝度制御、音量制御等を行い、さらにコンテンツ内容に応じて視聴者に対する出力制限を行う。また、時間帯や曜日等に応じて音量制限等の制御を行う。これらによって、コンテンツ出力装置は、記録媒体から読み込んだ視聴者識別情報に従って視聴者に合った適正なコンテンツ出力条件を確実に設定することができるようになる。
視聴者識別情報を記録する記録媒体は、カード状の記録媒体を好適に用いることができる。本発明では、記録媒体の形式を特に限定するものではないが、カード状記録媒体として、B−CASカード、ICカード、PCカード、SDカード等のメモリカード、HDDカード等を適用することができる。またカード状記録媒体以外では、DVDやBD、CD等のディスク状記録媒体を用いるようにしてもよい。以下の例では、カード状記録媒体としてメモリカードを用いる例を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るコンテンツ出力装置の構成例を示すブロック図で、カード状記録媒体であるメモリカードを着脱可能に装着して、そのメモリカードに記録された情報の読み出しが可能な液晶テレビとして構成された本発明のコンテンツ出力装置の一例を示すものである。
液晶テレビ10において、チューナ12は、アンテナ11によって受信されたテレビジョン放送信号からチャンネルを選局する。またビデオ入力端子13は、液晶テレビ10に内蔵もしくは外部接続されたAV機器からのビデオ信号を入力する。そして切換部14において、チューナ12で選局されたテレビジョン放送信号とビデオ入力端子13を介して入力したビデオ信号とを切換出力する。
また液晶テレビ10には、メモリカード30を挿入可能なスロット部(入出力インタフェース)15が備えられる。そして外部メモリ制御部16は、スロット部15に挿入されたメモリカード30との間で通信を行ってメモリカード30に書き込まれた情報を読み出す。
切換部14から出力された映像信号は映像処理部17で映像処理され、LCD制御部18に出力される。映像処理部17は、入力したビデオ信号から映像信号の生成処理や各種の画質調整処理等を行う。例えば、コンポジット信号のYC分離処理、YC信号からRGB信号を生成するRGB信号デコード処理、AD変換処理、色空間変換処理、IP変換処理、スケーリング処理、FRC処理、γ変換処理、色補正処理、同期検出処理、OSD表示処理等を適宜行う。
LCD制御部18は、映像処理部17から出力されたRGBの画像表示信号に従ってLCD19のソースドライバに出力する階調データ及び信号線制御信号を生成するとともに、ゲートドライバに出力する走査線制御信号を生成し、LCD19における画像表示制御を行う。またLCD制御部18は、インバータ回路等を備えた光源駆動部20へ出力するバックライト制御信号を生成し、バックライト21の蛍光ランプの発光駆動制御を行う。
また切換部14から出力された音声信号は、音声処理部22で処理されてスピーカ23から音声出力される。
リモコン受光部24は、リモコン装置40から送信された赤外線によるリモコン操作信号を受光し、制御部25へ送る。制御部25は、リモコン受光部24で受光したリモコン操作信号を検出・解析し、チューナ12,切換部14,映像処理部17、LCD制御部18、音声処理部22、外部メモリ制御部16等に対してそれらの動作を制御する制御信号を出力する。ここではメモリ26に記憶されたプログラムやデータが使用される。
なお、上記メモリ26が本発明の出力条件記憶部に該当し、また上記外部メモリ制御部16が本発明の記録媒体制御部に該当し、また上記スロット部15が本発明の記録媒体装着部に該当する。
上記のごとくの構成の液晶テレビ10を用いて、視聴者ごとのコンテンツの出力条件(視聴モード)の設定を実行する。
ここでは、視聴者を認識するための視聴者認識情報を予めメモリカード30に記憶させておく。視聴者認識情報は、液晶テレビ10におけるコンテンツの出力条件(画面輝度や音量、コンテンツの内容制限等)を各視聴者ごとに設定可能とする情報であり、液晶テレビ10がその視聴者認識情報を知ることによって、その視聴者認識情報に応じた出力条件を設定するものである。
本実施形態において、液晶テレビ10は、スロット部15にメモリカード30が挿入された際に、そのメモリカード30から上記の視聴者認識情報を読み出して、その視聴者認識情報に該当する条件(視聴モード)でコンテンツの表示を行うようにする。ここでは、視聴者認識情報に対応する視聴モード情報をメモリ26に予め記憶させておき、液晶テレビ10がメモリカード30から視聴者認識情報を読み取った際に、制御部25は、メモリ26に記憶させた視聴モード情報と、メモリカード30から読み取った視聴者認識情報とを照合し、その視聴者認識情報に該当する視聴者モードでコンテンツの出力を行うような制御を行う。
個々の視聴者認識情報に対応付けた視聴モードを設定する場合、まず視聴者は、メモリカード30をスロット部15に挿入し、液晶テレビ10のメニュー画面を表示させて視聴モードの設定を開始する。ここでは、液晶テレビ10には予め視聴モード設定用プログラムが用意されているものとする。
そして視聴者は上記メニュー画面を用いて、そのメモリカード30を使用する視聴者の視聴モードを設定していく。このときの設定項目として、上記のように、画面輝度、音声出力の音量、出力コンテンツの内容制限、あるいはこれらの設定項目について時間帯や曜日による制限、あるいは表示モード(例えば、標準モードとゲームモード)による制限、等を適宜設けることができる。上記視聴モードの設定は、液晶テレビ10の本体の操作キーを用いてもよく、またリモコン装置40の操作キーを用いて行うこともできる。
視聴者が上記のメニュー画面を用いて視聴モードを設定すると、液晶テレビ10では、その視聴モードの条件と、メモリカードに記憶させた視聴者認識情報とを関連付けてメモリ26に記憶させる。そして液晶テレビ10の制御部25は、メモリカード30がスロット部15に挿入されるごとにそのメモリカードから視聴者認識情報を読み出して、メモリ26に記憶させた視聴モードと照合し、読み出した視聴者認識情報に該当する視聴モード情報があれば、その視聴モード情報に従ってコンテンツの出力条件を設定する。
液晶テレビ10では、スロット部15にメモリカード30が挿入されていない状態、あるいは視聴者認識情報が記録されていないメモリカード30がスロット部15に挿入されている状態では、予め定めたデフォルトの視聴モードで出力条件を設定する。
通常、デフォルトの視聴モードは、コンテンツの出力条件に相当量の制限を加えたモードとして設定される。例えば、画面輝度は老人や子供を考慮して相対的に低く抑え、音量は所定レベル以上には上がらないように設定し、また子供に有害なコンテンツを出力しないように設定しておく。あるいは、特定の時間帯や曜日等には液晶テレビ10によるコンテンツ視聴ができないようにしておいたり、ゲームモード時には特定の時間を超えて視聴できないようにし、またゲームモード時には画面輝度を下げる、などの設定も可能である。
このように、デフォルトの視聴モードではメモリカード30をもたない視聴者に対して、所望の制限を付与しておくことができる。
ここではデフォルトの状態で画面輝度を抑え、また音量制限を付与しておくことにより、液晶テレビ10の消費電力を低減させる効果が得られる。またデフォルトの画面輝度を低く抑えておくことにより、バックライトの寿命を延ばすことができる効果が得られる。
また上記のような子供に有害なコンテンツを出力しないようにする制御は、例えば、放送番組に付加された所謂チャイルドロックのための制御情報を利用する。放送番組には、暴力シーンなどの子供や未成年者に悪影響を与えるおそれのある番組に制御情報を付与されているものがある。上記デフォルトの視聴モードでは、チャイルドロックをかけておくようにする。
そして視聴者認識情報が記録されたメモリカードがスロット部15に挿入されたときに、その視聴モードに従って特定の機能が許可(拡張)される形態をとる。
例えば、低く抑えられていた画面輝度を明るくしたり、音量の制限を解除したり、チャイルドロックの制限を解除したりする。
この他、上記のデフォルト制限の解除のみならず、視聴者認識情報に応じて出力条件を個々に設定することができる。例えば夜間の特定の時間帯のみ画面輝度と音量のレベルを下げるようにする、などのデフォルトの視聴モードには無かった新たな制限を設定することもできる。また子供や老人が視聴者の場合には、EPG画面の番組一覧表の文字サイズを大きくする、などの個別の設定も可能である。
上記のデフォルトの視聴モードは、ユーザ設定に応じて適宜変更することができる。ここでは、視聴モード設定用の画面を用意して、その画面を表示させた状態で視聴モードの条件設定を行うことができるようにする。
このときに、デフォルトの視聴モードを変更する権限をメモリカードに応じて使い分けるようにしてもよい。
例えば、液晶テレビ10は、デフォルトの視聴モードを変更する権限が付与されたメモリカード30が挿入されたときにのみ、その視聴モードの条件設定や変更の許可を行うようにする。このときの変更の権限の有無は、例えば、メモリカード30に記録された視聴者識別情報と、予め定めた変更許可者の情報とを照合することにより判別することができる。
また上記のようなデフォルトの視聴モードの変更権限は、メモリカード30に記録された視聴者識別情報のみならず、例えば、所定のメニュー画面を表示したとき、所定のIDやパスワード等の情報が入力されたときに、視聴モードの変更を許可するようにしてもよい。
また上記のようなデフォルトの視聴モードを予め複数用意しておき、上記の変更権限を有する情報が入力されたときに、使用する視聴モードを切り換えることができるようにしてもよい。
上記の例では、メモリカード30に視聴者認識情報を記録させておき、液晶テレビ10側でその視聴者認識情報に該当する視聴モードを決定して、コンテンツの出力条件を設定する。すなわちここでは、視聴者認識情報は、液晶テレビ10側で特定の視聴モードを決定できる情報であるといえる。
これに対して、視聴モードの条件(各種機能の設定情報)そのものをメモリカード30に記録させておいてもよい。この設定情報を読み込んだ液晶テレビ10では、その設定情報に従ってコンテンツの出力条件を設定する。この場合、メモリカード30に記憶させる情報量が多くなるが、例えば、家庭に複数のテレビがある場合などにおいて、それぞれのテレビに視聴モードを設定する必要がなくなる、などのメリットが生じる。
本発明による表示装置の他の実施形態では、リモコン装置40にメモリカードを挿入できるスロットを設け、リモコン装置40で読み込んだ視聴者認識情報を液晶テレビ10に送信できるようにする。
図2は、スロットを備えたリモコン装置の構成例を示す図である。リモコン装置40は、メモリカード30を挿入可能なスロット部31を備えている。視聴者がリモコン装置40を使用して液晶テレビ10を操作するときに、スロット部31に視聴者認識情報が記憶されたメモリカード30を挿入する。リモコン装置40は、メモリカード30に記録された視聴者認識情報を読み取り、読み取った視聴者認識情報を液晶テレビ10に送信する。視聴者認識情報を受け取った液晶テレビ10では、上記のスロット部15を使用した実施形態と同様の処理を行って、視聴者認識情報に該当する視聴モードでコンテンツの出力条件を設定する。ここでは例えば、リモコン装置40から送信された液晶テレビ10に対する操作信号に上記の視聴者識別情報が付与されていなければ、デフォルトの視聴モードで条件を設定する。
また本例においても、メモリカード30に書き込む情報は、上記の視聴者認識情報のみならず、コンテンツ出力の設定情報を書き込むようにしてもよい。
また、上記の実施形態と同様に、メモリカード30がスロット部31に挿入されていないときには、液晶テレビ10ではデフォルトの視聴モードでコンテンツの出力条件を設定する。
さらに本例のリモコン装置40にメモリカード30を挿入可能とする構成と、上記実施形態の液晶テレビ10本体のスロット部15にメモリカード30を挿入可能とする構成とを併用できるようにしてもよい。
上記の各実施形態に加えて、本発明の更に他の実施形態では、カード型等の記録媒体を用いることなく、IDやパスワード等の視聴者識別情報を液晶テレビ10に入力することで、上記各実施形態と同様の動作を実行させることを可能とする。
すなわち、視聴者ごとに設定する視聴モードの設定条件を、液晶テレビ10のメモリ26に記憶させておく。このときに各視聴モードの設定条件と、その視聴者の視聴者認識情報とを関連付けて記憶しておく。この場合の視聴者認識情報は、視聴者が記憶できるIDやパスワード等を適用することができる。
そして、各視聴者が、自身の視聴モードを用いてコンテンツの視聴を行う際には、液晶テレビ10本体の操作キーやリモコン装置40の操作キーを用いて視聴モードの選択画面を表示させ、上記IDやパスワード等の所定の視聴者識別情報を入力することにより、表示装置10では、入力された視聴者識別情報に従う視聴モードを設定する。視聴者識別情報の入力は、表示装置に接続するキーボードなどの外部機器を用いて行うこともできる。またこのときの外部機器の接続は無線/有線のいずれであってもよい。この場合も、視聴者識別情報の入力がない場合には、デフォルトの視聴モードでコンテンツの出力条件を設定する。ここでは、例えばリモコン装置40に視聴者識別情報を記憶させておき、視聴モードの選択画面において視聴者識別情報を入力するときに、リモコン装置40に記憶させた視聴者識別情報を所定のキー操作によって送信可能としてもよい。
本発明の一実施形態に係るコンテンツ出力装置の構成例を示すブロック図である。 スロットを備えたリモコン装置の構成例を示す図である。
符号の説明
10…液晶テレビ、11…アンテナ、12…チューナ、13…ビデオ入力端子、14…切換部、15…スロット部、16…外部メモリ制御部、17…映像処理部、18…LCD制御部、19…LCD、20…光源駆動部、21…バックライト、22…音声処理部、23…スピーカ、24…リモコン受光部、25…制御部、26…メモリ、30…メモリカード、31…スロット部、40…リモコン装置、120…表示装置。

Claims (9)

  1. 映像コンテンツを出力して視聴者に視聴可能とするコンテンツ出力装置において、該コンテンツ出力装置における映像コンテンツの出力条件を制御する制御部と、視聴者ごとに設定された映像コンテンツの出力条件を記憶する出力条件記憶部とを有し、該出力条件記憶部は、該コンテンツ出力装置で出力された映像コンテンツの視聴者を識別する視聴者識別情報と前記視聴者ごとに設定された特定の出力条件とを関連付けて記憶し、前記制御部は、前記視聴者識別情報が入力した際に、該視聴者識別情報に基づいて前記出力条件記憶部に記憶した特定の出力条件を抽出し、該抽出した出力条件に従って映像コンテンツの出力条件を制御することを特徴とするコンテンツ出力装置。
  2. 請求項1に記載のコンテンツ出力装置において、該コンテンツ出力装置は、所定の形式の記録媒体が装着可能な記録媒体装着部と、該記録媒体装着部に装着された記録媒体に対する情報の書き込み/読み取りを行う記録媒体制御部を有し、該記録媒体制御部は、視聴者ごとに設定された前記映像コンテンツの出力条件を前記出力条件記憶部に記憶する際に、該記憶した出力条件に関連付ける視聴者識別情報を、前記記録媒体に記録することを特徴とするコンテンツ出力装置。
  3. 請求項2に記載のコンテンツ出力装置において、前記視聴者識別情報が記録された記録媒体が前記記録媒体装着部に装着された際に、前記制御部は、前記記録媒体制御部によって前記記録媒体から読み出した前記視聴者識別情報に基づいて、前記映像コンテンツの出力条件を設定することを特徴とするコンテンツ出力装置。
  4. 請求項1または2に記載のコンテンツ出力装置において、該コンテンツ出力装置は、映像コンテンツの出力に関わる操作信号を生成するリモコン装置を有し、該リモコン装置は、所定の形式の記録媒体が装着可能な記録媒体装着部を有し、前記視聴者識別情報が記録された記録媒体が前記記録媒体装着部に装着されているときに、前記操作信号とともに前記視聴者識別情報を送信し、前記コンテンツ出力装置は、前記リモコン装置から送信された前記視聴者識別情報に基づいて、前記映像コンテンツの出力条件を設定することを特徴とするコンテンツ出力装置。
  5. 映像コンテンツを出力して視聴者に視聴可能とするコンテンツ出力装置において、該コンテンツ出力装置における映像コンテンツの出力条件を制御する制御部と、所定の形式の記録媒体が装着可能な記録媒体装着部と、該記録媒体装着部に装着された記録媒体に対する情報の書き込み/読み取りを行う記録媒体制御部を有し、前記映像コンテンツの出力条件が記録された記録媒体が前記記録媒体装着部に装着された際、前記制御部は、前記記録媒体制御部によって前記記録媒体から読み出した前記出力条件の情報に基づいて、前記映像コンテンツの出力条件を設定することを特徴とするコンテンツ出力装置。
  6. 映像コンテンツを出力して視聴者に視聴可能とするコンテンツ出力装置において、該コンテンツ出力装置は、映像コンテンツの出力に関わる操作信号を生成するリモコン装置を有し、該リモコン装置は、所定の形式の記録媒体が装着可能な記録媒体装着部を有し、前記映像コンテンツの出力条件が記録された記録媒体が前記記録媒体装着部に装着されているときに、前記操作信号とともに前記出力条件情報を送信し、前記コンテンツ出力装置は、前記リモコン装置から送信された前記出力条件情報に基づいて、前記映像コンテンツの出力条件を設定することを特徴とするコンテンツ出力装置。
  7. 請求項1に記載のコンテンツ出力装置において、前記コンテンツ出力装置は、該コンテンツ出力装置に接続された外部機器に対する操作入力により、前記外部機器から前記視聴者識別情報が入力したときに、該視聴者識別情報に基づいて前記映像コンテンツの出力条件を制御することを特徴とするコンテンツ出力装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1に記載のコンテンツ出力装置において、該コンテンツ出力装置は、前記視聴者認識情報、または前記出力条件情報が入力しない場合には、予め定めた出力条件によってコンテンツの出力を行うことを特徴とするコンテンツ出力装置。
  9. 請求項8に記載のコンテンツ出力装置において、前記予め定めた出力条件は、該コンテンツ出力装置が有する機能を制限し、該制限した部分の機能について使用できないようにした条件であることを特徴とするコンテンツ出力装置。
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