JP2006350761A - Rfidタグ発行装置,rfidタグ発行方法およびrfidタグ発行プログラム - Google Patents

Rfidタグ発行装置,rfidタグ発行方法およびrfidタグ発行プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2006350761A
JP2006350761A JP2005177341A JP2005177341A JP2006350761A JP 2006350761 A JP2006350761 A JP 2006350761A JP 2005177341 A JP2005177341 A JP 2005177341A JP 2005177341 A JP2005177341 A JP 2005177341A JP 2006350761 A JP2006350761 A JP 2006350761A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
individual
rfid tag
encrypted
encryption
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005177341A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiko Osada
孝彦 長田
Shinichi Nakahara
慎一 中原
Junichi Gohara
純一 郷原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2005177341A priority Critical patent/JP2006350761A/ja
Publication of JP2006350761A publication Critical patent/JP2006350761A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】RFIDタグに格納するID情報群のうち一部だけを読解困難な情報に変換し,個別ID情報の安全性を向上させるとともにID情報取扱いの容易性も維持する。
【解決手段】暗号化個別ID情報選択部12は,ID情報入力部11により入力された個別ID情報群のうち,暗号化対象とする特定の個別ID情報を選択する。個別ID情報暗号化部13は,暗号情報記憶部14にあらかじめ登録された暗号情報を用いて,選択された個別ID情報を暗号化する。格納ID情報結合部15は,暗号化された個別ID情報と暗号化されなかった個別ID情報とを結合して格納ID情報を生成し,ID情報格納部16は,格納ID情報をRFIDタグ20に格納する。
【選択図】図1

Description

本発明は,RFIDタグにID情報を格納してRFIDタグを発行する装置および方法に関し,特に,第三者に対して秘密にしたい個別ID情報のみを特定の情報を用いなければ読解困難な情報に変換し,RFIDタグに格納されるID情報の取扱いの安全性向上を図ったRFIDタグ発行装置,RFIDタグ発行方法およびRFIDタグ発行プログラムに関する。
近年,RFID(Radio Frequency Identification)タグが,特にSCM(Supply Chain Management )の分野で注目され,その導入が進んでいる。バーコードが光学的な読み取り方式であるのに対し,RFIDタグは,電波を用いた読み取り方式であることから遠隔で一度に大量に情報を読み取ることができるという利点があり,有用なデバイスである。
RFIDタグは,ICチップを記録媒体として持つデバイスであり,この記録媒体には,各用途に応じたID情報が書き込まれる。RFIDタグは,様々なモノ(個々の製品単位,箱単位,ケース単位,搬送用のパレット等)に貼り付けられ使用される。通常,記録媒体に格納される情報は貼り付けたモノを特定するための識別子(ID情報)だけであり,モノに関連する詳細な情報は外部のデータベースにある。ID情報とデータベースの情報とを照合することにより,RFIDタグが貼り付けられたモノに関連する詳細な情報を引き出すことができる(例えば,非特許文献1参照)。
しかしながら,従来のRFIDタグでは,RFIDタグの内容を読み取り可能なリーダを有していれば誰でもその内容を読み取ることが可能であり,格納されたID情報の安全性が十分でないという問題がある。
これに対して,格納されたID情報の安全性を向上させることを目的とした技術がある(例えば,特許文献1「RFタグ発行装置,RFタグ利用装置,RFタグの利用方法,及びプログラム」参照)。特許文献1の発明では,RFIDタグ発行装置において,入力されたID情報全体を暗号化手段で暗号化することによって暗号化ID情報を生成し,生成された暗号化ID情報をRFIDタグに格納している。
特開2004−318478号公報 EPCglobal,インターネット<URL:http://www.epcglobalinc.org/>
個人の所持品にRFIDタグが付けられた場合には,第三者に読み取られたID情報とモノとの対応を調べることにより所持品が何であるかを容易に知ることができるため,プライバシーの侵害が発生する可能性がある。上記の特許文献1の発明は,このような問題を解決することを目的としており,ID情報の全体を暗号化している。このため,例えば流通過程において,リーダでRFIDタグの情報を読み取って何らかの処理をするためには,たとえ正規のユーザであったとしても,暗号化ID情報を元のID情報に復元する必要があった。
本発明は,このような点に鑑みてなされたものであり,第三者に対して秘密にしたい個別ID情報のみを特定の情報を用いなければ読解困難な情報に変換することにより,格納するID情報の安全性を向上させるとともにID情報取扱いの容易性も維持することが可能なRFIDタグ発行装置,RFIDタグ発行方法およびRFIDタグ発行プログラムを提供することを目的とする。
本発明は,上記の課題を解決するため,複数の個別ID情報で構成されるID情報の入力をID情報入力手段で受け付け,前記ID情報入力手段で受け付けたID情報をRFIDタグに格納し,RFIDタグを発行するRFIDタグ発行装置であって,
前記ID情報入力手段で受け付けたID情報を構成する個別ID情報のうち,少なくとも1つ以上,あるいは複数をまとめて,暗号化個別ID情報に変換,
あるいは,複数の個別ID情報のうち,少なくとも2つ以上の個別ID情報をそれぞれ異なる方法で暗号化個別ID情報に変換するID情報暗号化手段と,
前記ID情報暗号化手段で変換した暗号化個別ID情報と,前記ID情報暗号化手段で変換しなかった個別ID情報(無変換個別ID情報)とを,前記RFIDタグに格納するID情報格納手段とを設ける。
本発明では,RFIDタグ発行装置において,RFIDタグに格納する複数の個別ID情報から構成されるID情報の入力に対し,第三者に対して秘密にしたい個別ID情報のみを特定の情報を用いなければ読解困難な情報に変換した上でID情報をRFIDタグに格納することにより,格納するID情報の安全性を向上させるとともにID情報取扱いの容易性も維持することが可能となる。
また,RFIDタグを複数のユーザが利用するような場合に,ユーザ間のセキュリティを向上させることが可能となる。
以下,本発明の実施の形態について,図面を用いて説明する。
図1は,本発明の実施の形態によるRFIDタグ発行装置の構成例を示す図である。RFIDタグ発行装置10は,ID情報入力部11,暗号化個別ID情報選択部12,個別ID情報暗号化部13,暗号情報記憶部14,格納ID情報結合部15,ID情報格納部16を備える。これらの各部は,CPU,メモリおよび入出力装置等を備えたコンピュータと,ソフトウェアプログラムとによって実現される。
ID情報入力部11は,複数の個別ID情報から構成されるID情報の入力を受け付ける。個別ID情報の入力は,GUI(Graphical User Interface)を用いた入力,ファイルからの入力,ネットワークを介した入力など,いずれの入力方法であってもよい。
図2は,本発明で扱うID情報の構成例を示す図である。ID情報は,複数の個別ID情報[id1 ],[id2 ],[id3 ],... ,[idn ](nは2以上の整数)から構成される。以下では,複数の個別ID情報[id1 ],[id2 ],[id3 ],... ,[idn ]から構成されるID情報を,[id1 :id2 :id3 :... :idn ]と表記する。
暗号化個別ID情報選択部12は,ID情報入力部11で入力されたID情報から,暗号化する個別ID情報を選択する。
個別ID情報暗号化部13は,暗号情報記憶部14にあらかじめ登録されている暗号鍵情報を利用して,暗号化個別ID情報選択部12で選択された個別ID情報の暗号化処理を行い,暗号化個別ID情報を生成する。以下では,暗号化個別ID情報を[E(暗号鍵情報,暗号化する個別ID情報)]と表記する。
格納ID情報結合部15は,暗号化個別ID情報選択部12で選択されなかった個別ID情報と,個別ID情報暗号化部13で生成した暗号化個別ID情報とを結合し,格納ID情報を生成する。
ID情報格納部16は,格納ID情報結合部15で生成された格納ID情報をRFIDタグ20に格納する。
なお,暗号情報記憶部14では,例えば,RFIDタグ20を利用するユーザ(ユーザID)と暗号化に利用する暗号鍵情報等とが,あらかじめ関連付けられて登録されている。ここでユーザとは,商品販売業者,サービス提供業者等の発行したRFIDタグを利用する利用者である。また,どの暗号鍵情報を利用するかは,個別ID情報暗号化部13で個別ID情報の暗号化処理が行われる前にユーザIDを示すことにより決められる。ユーザIDは,例えばID情報入力部11からID情報を入力する際に指定される。または,入力される個別ID情報群がユーザIDを含むものであってもよい。
個別ID情報暗号化部13において,どのような暗号化アルゴリズムを使用するかについての制限は特になく,あらかじめ使用する暗号化アルゴリズムが決められて設定されていればよい。
以下,図3〜図5を用いて,本発明の実施の形態によるRFIDタグ発行処理を具体的に説明する。
〔実施の形態1〕
図3は,本実施の形態1によるRFIDタグ発行処理フローチャートである。まず,ID情報入力部11には,複数の個別ID情報から構成されるID情報がユーザIDとともに入力される(ステップS10)。この例では,4つの個別ID情報[id1 ],[id2 ],[id3 ],[id4 ]から構成されるID情報[id1 :id2 :id3 :id4 ]が入力されたものとする。入力されたID情報[id1 :id2 :id3 :id4 ]は,暗号化個別ID情報選択部12に送られる。
暗号化個別ID情報選択部12は,入力されたID情報から暗号化する個別ID情報を選択する(ステップS11)。この例では,暗号化する個別ID情報として[id4 ]が選択されたものとして説明する。どの個別ID情報を選択するかについては,ID情報入力部11からの入力(例えばタグの種類を示すバージョン番号),または事前に入力された暗号化指定情報,または暗号情報記憶部14にあらかじめ登録された情報等をもとに決定される。選択された個別ID情報[id4 ]は,個別ID情報暗号化部13に送られる。また,選択されなかった個別ID情報[id1 ],[id2 ],[id3 ]は,格納ID情報結合部15に送られる。
個別ID情報暗号化部13は,暗号化する個別ID情報(選択された個別ID情報)とともに入力されたユーザIDに対応する暗号鍵情報を暗号情報記憶部14から取得し,暗号化個別ID情報を生成する(ステップS12)。ここでは,暗号化する個別ID情報[id4 ]と暗号鍵情報k1 とから,暗号化個別ID情報[E(k1 ,id4 )]が生成される。生成された暗号化個別ID情報[E(k1 ,id4 )]は,格納ID情報結合部15に送られる。
格納ID情報結合部15は,非暗号化個別ID情報(選択されなかった個別ID情報)と暗号化個別ID情報とから,RFIDタグ20に格納する格納ID情報を生成する(ステップS13)。ここでは,非暗号化個別ID情報[id1 ],[id2 ],[id3 ]と暗号化個別ID情報[E(k1 ,id4 )]とから,格納ID情報[id1 :id2 :id3 :E(k1 ,id4 )]が生成される。生成された格納ID情報[id1 :id2 :id3 :E(k1 ,id4 )]は,ID情報格納部16に送られる。
ID情報格納部16は,格納ID情報をRFIDタグ20に格納する(ステップS14)。これにより,格納ID情報[id1 :id2 :id3 :E(k1 ,id4 )]がRFIDタグ20に格納される。
実施の形態1では,暗号化する個別ID情報として[id4 ]の1つのみを選択しているが,複数の個別ID情報を選択することも可能である。例えば,暗号化する個別ID情報として,[id2 ]と[id4 ]の2つが選択されたものすると,個別ID情報暗号化部13では,個別ID情報[id2 ],[id4 ]が,それぞれ暗号化個別ID情報[E(k1 ,id2 )],[E(k1 ,id4 )]に変換される。RFIDタグ20には,格納ID情報[id1 :E(k1 ,id2 ):id3 :E(k1 ,id4 )]が格納される。
〔実施の形態2〕
図4は,本実施の形態2によるRFIDタグ発行処理フローチャートである。まず,ID情報入力部11には,複数の個別ID情報から構成されるID情報がユーザIDとともに入力される(ステップS20)。この例では,4つの個別ID情報[id1 ],[id2 ],[id3 ],[id4 ]から構成されるID情報[id1 :id2 :id3 :id4 ]が入力されたものとする。また,id2 ,id4 に対応してそれぞれユーザID1,ユーザID2のユーザIDが入力されたものとする。入力されたID情報[id1 :id2 :id3 :id4 ]は,暗号化個別ID情報選択部12に送られる。
暗号化個別ID情報選択部12は,入力されたID情報から複数の暗号化する個別ID情報を選択する(ステップS21)。この例では,暗号化する個別ID情報として[id2 ],[id4 ]が選択されたものとする。選択された個別ID情報[id2 ],[id4 ]は,個別ID情報暗号化部13に送られる。また,選択されなかった個別ID情報[id1 ],[id3 ]は,格納ID情報結合部15に送られる。
個別ID情報暗号化部13は,暗号化する個別ID情報(選択された個別ID情報)とともに入力されたユーザIDに対応する複数の暗号鍵情報を暗号情報記憶部14から取得し,複数の暗号化個別ID情報を生成する(ステップS22)。ここでは,暗号化する個別ID情報[id2 ],[id4 ]のユーザID1,ユーザID2に,それぞれ対応する暗号鍵情報k1 ,k2 から,暗号化個別ID情報[E(k1 ,id2 )],[E(k2 ,id4 )]が生成される。生成された暗号化個別ID情報[E(k1 ,id2 )],[E(k2 ,id4 )]は,格納ID情報結合部15に送られる。
格納ID情報結合部15は,非暗号化個別ID情報(選択されなかった個別ID情報)と暗号化個別ID情報とから,RFIDタグ20に格納する格納ID情報を生成する(ステップS23)。ここでは,非暗号化個別ID情報[id1 ],[id3 ]と暗号化個別ID情報[E(k1 ,id2 )],[E(k2 ,id4 )]とから,格納ID情報[id1 :E(k1 ,id2 ):id3 :E(k2 ,id4 )]が生成される。生成された格納ID情報[id1 :E(k1 ,id2 ):id3 :E(k2 ,id4 )]は,ID情報格納部16に送られる。
ID情報格納部16は,格納ID情報をRFIDタグ20に格納する(ステップS24)。これにより,格納ID情報[id1 :E(k1 ,id2 ):id3 :E(k2 ,id4 )]がRFIDタグ20に格納される。
実施の形態2では,暗号化する個別ID情報として[id2 ]と[id4 ]の2つを選択し,それぞれに対応する暗号鍵情報k1 ,k2 を利用しているが,3つ以上の個別ID情報を選択し,それぞれに対応する暗号鍵情報を利用することも可能である。このとき,例えば,3以上の個別ID情報[id2 ],[id3 ],[id4 ]を選択し,[id2 ],[id3 ]に対応する暗号鍵情報としてk1 ,[id4 ]に対応する暗号鍵情報としてはk2 を利用するといったことも可能である。
〔実施の形態3〕
図5は,本実施の形態3によるRFIDタグ発行処理フローチャートである。まず,ID情報入力部11には,複数の個別ID情報から構成されるID情報が入力される(ステップS30)。この例では,4つの個別ID情報[id1 ],[id2 ],[id3 ],[id4 ]から構成されるID情報[id1 :id2 :id3 :id4 ]が入力されたものとする。入力されたID情報[id1 :id2 :id3 :id4 ]は,暗号化個別ID情報選択部12に送られる。
暗号化個別ID情報選択部12は,入力されたID情報から複数の暗号化する個別ID情報を選択する(ステップS31)。この例では,暗号化する個別ID情報として2つの連続した個別ID情報[id3 ],[id4 ]が選択されたものとする。選択された個別ID情報[id3 ],[id4 ]は,個別ID情報暗号化部13に送られる。また,選択されなかった個別ID情報[id1 ],[id2 ]は,格納ID情報結合部15に送られる。
個別ID情報暗号化部13は,暗号化する個別ID情報(選択された個別ID情報)とともに入力されるユーザIDに対応する暗号鍵情報を暗号情報記憶部14から取得し,暗号化個別ID情報を生成する(ステップS32)。ここでは,暗号化する個別ID情報[id3 ],[id4 ]と暗号鍵情報k3 とから,暗号化個別ID情報[E(k3 ,id3 :id4 )]が生成される。生成された暗号化個別ID情報[E(k3 ,id3 :id4 )]は,格納ID情報結合部15に送られる。
格納ID情報結合部15は,非暗号化個別ID情報(選択されなかった個別ID情報)と暗号化個別ID情報とから,RFIDタグ20に格納する格納ID情報を生成する(ステップS33)。ここでは,非暗号化個別ID情報[id1 ],[id2 ]と暗号化個別ID情報[E(k3 ,id3 :id4 )]とから,格納ID情報[id1 :id2 :E(k3 ,id3 :id4 )]が生成される。生成された格納ID情報[id1 :id2 :E(k3 ,id3 :id4 )]は,ID情報格納部16に送られる。
ID情報格納部16は,格納ID情報をRFIDタグ20に格納する(ステップS34)。これにより,格納ID情報[id1 :id2 :E(k3 ,id3 :id4 )]がRFIDタグ20に格納される。
実施の形態3では,暗号化する個別ID情報として2つの連続する個別ID情報を選択しているが,3つ以上の連続する個別ID情報を選択することも可能である。
以下では,本発明の具体的な実施例について説明する。この例では,ID情報入力部11に,ID情報[タグVersion :企業コード:製品コード:シリアル番号]が入力されたものとする。なお,個別ID情報[シリアル番号]は,生産状況を示す番号であることから,第三者に秘密にしたい個別ID情報である。タグVersion は,タグの種類を示す情報であり,タグVersion によって,あらかじめタグがどのような個別ID情報によって構成されるかが定められている。また,タグVersion によって,暗号化すべき個別ID情報を特定することもできる。このタグVersion と個別ID情報の関係情報は,RFIDタグ発行装置10にあらかじめ入力され登録されている。
暗号化個別ID情報選択部12は,暗号化する個別ID情報として[シリアル番号]を選択する。個別ID情報暗号化部13は,暗号情報記憶部14から[企業コード]に対応する暗号鍵情報k1 を取得し,暗号化個別ID情報[E(k1 ,シリアル番号)]を生成する。
格納ID情報結合部15は,格納ID情報[タグVersion :企業コード:製品コード:E(k1 ,シリアル番号)]を生成する。ID情報格納部16は,RFIDタグ20に格納ID情報[タグVersion :企業コード:製品コード:E(k1 ,シリアル番号)]を格納する。このRFIDタグ20が製品に貼り付けられ,出荷される。
製品の流通過程において,ある者がRFIDタグ20内のID情報を読み取り,本製品に関する情報(例えば,製品仕様)を取得する場合を想定する。この場合,読み取り場所では,個別ID情報[企業コード],[製品コード]が読解できれば,これらの情報をキーにして,本製品に関する情報を提供するネットワークサービスがどこで提供されているか(URI,IPアドレス)を解決することができる。このとき,個別ID情報[企業コード],[製品コード]は暗号化されていないので,ID情報の復元(復号)を行う必要はない。[シリアル番号]については,復号鍵等の復号情報を持たない第三者は読解することができない。
なお,秘密にされた個別ID情報を読解可能にするための復元情報(復号鍵情報等)の取得を可能にするための方法として,復元情報に紐付けられた復元識別情報を,格納ID情報とともにRFIDタグ20に格納しておく方法を用いることもできる。
第2の実施例として,コンテナに複数の荷物を入れて輸送するときに,競合他社から内容物がわからないようにするリスト送付方法として本発明を適用した場合の例を説明する。図6は,その実施例を説明する図である。
図6(A)に示すように,コンテナ30に,A社の製品31とB社の製品32とC社の製品33とを格納し,コンテナ30を運送するものとする。コンテナ30には,その中に収納されている製品のID(製品コード)群を含む輸送IDが格納されたRFIDタグ20が貼付され,運送時に利用される。
このようなRFIDタグ20の発行に,RFIDタグ発行装置10が用いられる。図6(B)に示すように,RFIDタグ20に格納する輸送IDのID情報が,RFIDタグ発行装置に入力される。入力ID情報は,id1 としてタグVersion ,id2 としてコンテナを識別するコンテナID,id3 としてA社製品コード,id4 としてB社製品コード,id5 としてC社製品コードの個別ID情報群からなる。
id1 のタグVersion およびid2 のコンテナIDは,運送中に運送業者を含むどの企業からもわかるように,平文でRFIDタグ20に格納されるが,id3 ,id4 ,id5 は,それぞれA社,B社,C社の企業だけが読解できるように,各企業に対応した暗号鍵で暗号化されてRFIDタグ20に格納される。
このため,RFIDタグ発行装置10は,例えばID情報とは別に入力された暗号化が必要な個別ID情報とユーザID(企業名でもよい)との関係を示す暗号化対象リスト17を参照し,入力ID情報から暗号化が必要な個別ID情報id3 ,id4 ,id5 を抽出する。抽出した個別ID情報id3 ,id4 ,id5 を,それぞれ暗号情報記憶部14に格納されたユーザID別の暗号鍵k1 ,k2 ,k3 を用いて暗号化し,暗号化個別ID情報E(k1 ,id3 ),E(k2 ,id4 ),E(k3 ,id5 )を生成する。これから最終的に格納ID情報[id1 ,id2 ,E(k1 ,id3 ),E(k2 ,id4 ),E(k3 ,id5 )]を生成し,RFIDタグ20に書き込む。
これにより,コンテナIDはRFIDタグ20からどの企業も読み取ることができるが,個々の企業の製品コードはその暗号化個別ID情報を復号する鍵を持つ企業以外は読解不能になる。このように,ID群全体を1つの輸送IDとして取り扱い,かつその中の個別的なIDについては,特定の暗号鍵で暗号化することにより秘密にすることができる点が本実施例の特徴である。
コンテナ30の荷受側では,RFIDタグ20中のコンテナID(id2 )で,受け取るコンテナ30かどうかを判断し,それ以降の定められたタグデータ領域を,各企業の復号鍵で復号することにより,自社製品の荷物の情報を他社に知られることなく取得することができる。
以上のRFIDタグ発行のための処理は,コンピュータとソフトウェアプログラムとによって実現することができ,そのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して提供することも,ネットワークを通して提供することも可能である。
本発明の実施の形態によるRFIDタグ発行装置の構成例を示す図である。 本発明で扱うID情報の構成例を示す図である。 本実施の形態1によるRFIDタグ発行処理フローチャートである。 本実施の形態2によるRFIDタグ発行処理フローチャートである。 本実施の形態3によるRFIDタグ発行処理フローチャートである。 本発明の実施例を説明する図である。
符号の説明
10 RFIDタグ発行装置
11 ID情報入力部
12 暗号化個別ID情報選択部
13 個別ID情報暗号化部
14 暗号情報記憶部
15 格納ID情報結合部
16 ID情報格納部
17 暗号化対象リスト
20 RFIDタグ
30 コンテナ
31,32,33 製品

Claims (7)

  1. 指定されたID情報をRFIDタグに格納し,RFIDタグを発行するRFIDタグ発行装置において,
    複数の個別ID情報から構成されるID情報の入力を受け付けるID情報入力手段と,
    前記ID情報入力手段で受け付けたID情報を構成する個別ID情報のうち,一部の個別ID情報を,ある特定の情報を用いなければ読解が困難な暗号化個別ID情報に変換するID情報暗号化手段と,
    前記ID情報暗号化手段で変換した暗号化個別ID情報と,前記ID情報暗号化手段で変換しなかった個別ID情報とを,前記RFIDタグに格納するID情報格納手段とを備える
    ことを特徴とするRFIDタグ発行装置。
  2. 前記ID情報暗号化手段は,
    ID情報を構成する複数の個別ID情報のうち,少なくとも2つ以上の個別ID情報を,それぞれ異なる方法によって前記暗号化個別ID情報に変換する手段である
    ことを特徴とする請求項1記載のRFIDタグ発行装置。
  3. 前記ID情報暗号化手段は,
    ID情報を構成する複数の個別ID情報のうち,少なくとも2つ以上の個別ID情報をまとめて,前記暗号化個別ID情報に変換する手段である
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のRFIDタグ発行装置。
  4. 指定されたID情報をRFIDタグに格納し,RFIDタグを発行するRFIDタグ発行装置が実行するRFIDタグ発行方法において,
    複数の個別ID情報から構成されるID情報の入力を受け付けるID情報入力ステップと,
    前記ID情報入力ステップで受け付けたID情報を構成する個別ID情報のうち,一部の個別ID情報を,ある特定の情報を用いなければ読解が困難な暗号化個別ID情報に変換するID情報暗号化ステップと,
    前記ID情報暗号化ステップで変換した暗号化個別ID情報と,前記ID情報暗号化ステップで変換しなかった個別ID情報とを,前記RFIDタグに格納するID情報格納ステップとを有する
    ことを特徴とするRFIDタグ発行方法。
  5. 前記ID情報暗号化ステップは,
    ID情報を構成する複数の個別ID情報のうち,少なくとも2つ以上の個別ID情報を,それぞれ異なる方法によって前記暗号化個別ID情報に変換するステップである
    ことを特徴とする請求項4記載のRFIDタグ発行方法。
  6. 前記ID情報暗号化ステップは,
    ID情報を構成する複数の個別ID情報のうち,少なくとも2つ以上の個別ID情報をまとめて,前記暗号化個別ID情報に変換するステップである
    ことを特徴とする請求項4または請求項5記載のRFIDタグ発行方法。
  7. 請求項4,請求項5または請求項6に記載されたRFIDタグ発行方法を,RFIDタグ発行装置のコンピュータに実行させるためのRFIDタグ発行プログラム。
JP2005177341A 2005-06-17 2005-06-17 Rfidタグ発行装置,rfidタグ発行方法およびrfidタグ発行プログラム Pending JP2006350761A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005177341A JP2006350761A (ja) 2005-06-17 2005-06-17 Rfidタグ発行装置,rfidタグ発行方法およびrfidタグ発行プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005177341A JP2006350761A (ja) 2005-06-17 2005-06-17 Rfidタグ発行装置,rfidタグ発行方法およびrfidタグ発行プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006350761A true JP2006350761A (ja) 2006-12-28

Family

ID=37646522

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005177341A Pending JP2006350761A (ja) 2005-06-17 2005-06-17 Rfidタグ発行装置,rfidタグ発行方法およびrfidタグ発行プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006350761A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11748892B2 (en) 2017-03-31 2023-09-05 Nec Corporation Video image processing device, video image analysis system, method, and program

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003212349A (ja) * 2002-01-21 2003-07-30 Ntt Data Corp 非接触icタグ、貨物管理システム、貨物管理方法、貨物管理プログラムおよび記録媒体
JP2004318478A (ja) * 2003-04-16 2004-11-11 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Rfタグ発行装置、rfタグ利用装置、rfタグの利用方法、及びプログラム
JP2005084926A (ja) * 2003-09-08 2005-03-31 Konica Minolta Photo Imaging Inc Icカード、icカード発行装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003212349A (ja) * 2002-01-21 2003-07-30 Ntt Data Corp 非接触icタグ、貨物管理システム、貨物管理方法、貨物管理プログラムおよび記録媒体
JP2004318478A (ja) * 2003-04-16 2004-11-11 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Rfタグ発行装置、rfタグ利用装置、rfタグの利用方法、及びプログラム
JP2005084926A (ja) * 2003-09-08 2005-03-31 Konica Minolta Photo Imaging Inc Icカード、icカード発行装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11748892B2 (en) 2017-03-31 2023-09-05 Nec Corporation Video image processing device, video image analysis system, method, and program

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6557349B2 (ja) 供給チェーン内に発生する一体化の追跡
US20060181397A1 (en) Method and apparatus for associating randomized identifiers with tagged assets
JP2022514784A (ja) 物体認証を準備及び実行するための方法及びシステム
US20070174196A1 (en) System and method for verifying authenticity
AU2005264379B2 (en) Method for accessing information on object having tag, local server, ONS proxy, program, tag creation method, device having tag writer, tag, and program for controlling device having tag writer
US20050105719A1 (en) Personal information control and processing
US20050251678A1 (en) Identification code management method and management system
US20090315686A1 (en) Rfid tag using encrypted value
US20120101623A1 (en) Encryption Method of Digital Data, Decryption Method of Encrypted Digital Data, Manufacturing System of Storage Apparatus and Manufacturing Method Thereof
Shi et al. Pharmaceutical supply chain management system with integration of IoT and blockchain technology
US20200344046A1 (en) Product Tracking System and Method
KR101929025B1 (ko) 상품에 대한 정품 또는 위조품을 확인하는 정품인증시스템
US20130036059A1 (en) Electronic price-proposing system, electronic price-proposing device, and electronic price-proposing method
US9124565B2 (en) Radio frequency identification devices and reader systems
CN109905351B (zh) 存储数据的方法、装置、服务器和计算机可读存储介质
CN100541528C (zh) 数据删改防止方法及数据删改防止系统
Shaik Preventing counterfeit products using cryptography, qr code and webservice
Sabaragamu Koralalage et al. POP method: An approach to enhance the security and privacy of RFID systems used in product lifecycle with an anonymous ownership transferring mechanism
WO2007077601A1 (ja) タグ認証システム
CN114830599B (zh) 使用加密锚管理物理对象
JP2008134726A (ja) トレーサビリティ情報記録装置、トレーサビリティ情報記録方法及びプログラム
JP2007164290A (ja) 判定システム、生成装置、判定装置及び判定方法等
Toyoda et al. Secret sharing based unidirectional key distribution with dummy tags in Gen2v2 RFID-enabled supply chains
JP4445331B2 (ja) データベース装置、システム及びプログラム
JP2006350761A (ja) Rfidタグ発行装置,rfidタグ発行方法およびrfidタグ発行プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070815

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080529

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100331

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100713

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100720

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101116