JP2006349880A - 楽器用演奏架台 - Google Patents

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智義 畠山
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Abstract


【課題】 例えば和太鼓用架台に好適で、熟練を要することなく、また楽器の音色を損なわず容易かつ安全に支持できる楽器用演奏架台を提供すること。
【解決手段】
基枠4に複数の支柱5〜7を立設する。
前記支柱5〜7の間に楽器収容空間Sを設ける。
前記各支柱5〜7の上端部に係止溝12〜14を形成する。
前記係止溝12〜14に支持部材31〜33の一側部を掛け止める。
前記支持部材31〜33の他側部を楽器23の外側に配置した掛止部材26に着脱可能に取り付ける。
前記支持部材31〜33を介して、前記支柱5〜7間に楽器23を支持可能にした楽器用演奏架台であること。
前記係止溝12〜14に係止ピン15,17,18を突設する。
前記支持部材31〜33を係止溝12〜14に係合可能に配置する。
前記支持部材31〜33の端部に複数の掛止孔34,35を設ける。
前記掛止孔34,35を前記係止ピン15,17,18に着脱可能に挿入する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば和太鼓用架台に好適で、熟練を要することなく、また楽器の音色を損なわず容易かつ安全に支持できる楽器用演奏架台に関する。
例えば和太鼓用架台として、略コ字形に枠組みした一対の支持脚部を備え、その一方の支持脚部の支持脚に複数のネジ孔を設け、他方の支持脚部の支持脚に調整ネジを差し込み可能な挿入孔を設け、前記一対の支持脚部を交差して組み付け、その交差部の前記ネジ孔に調整ネジをねじ込んで、前記支持脚の連結位置を選択可能にするとともに、その上端部に架設した接合部材の間に和太鼓の鼓板を設置し、平面打ちまたは斜め打ちを行なうものがある(例えば、特許文献1)。
しかし、この従来のものは、和太鼓を接合部材の間に掛け止める構造上、不安定で演奏時の振動によって和太鼓が位置ずれし脱落する惧れがあるとともに、和太鼓の下側鼓板を支持脚の上端部に接触させて設置するため、和太鼓の音色が損なわれるという問題があった。
また、別の太鼓台として、一対のベ−ス板材に複数の溝を形成し、該溝に太鼓支持板と補助板を係合してベ−ス板材を連結し、かつ前記溝を介し太鼓支持板と補助板の間隔を調整して、それらに和太鼓の底部または胴部を掛け止め、和太鼓の鼓板を種々の角度に斜状に設置し、そめ斜め打ちを実現するとともに、一対の太鼓支持板または補助板を溝に係合して、和太鼓の鼓板を水平に設置し、そめ平面打ちを実現するものがある(例えば、特許文献2)。
しかし、前記太鼓台はベ−ス板材を床面に設置する構造上、太鼓の演奏高さないし大きさが中形以上に制限されるとともに、和太鼓の下側鼓板を支持脚の上端部に接触させて設置するため、和太鼓の音色が損なわれるという問題があった。
このような問題を解決するものとして、架台に3本の支柱を立設し、該支柱間に和太鼓を上向きまたは斜め上向きに配置可能にするとともに、前記支柱の上端部に溝を形成し、該溝に締紐の一端部を挿通して緊縛し、他端部を太鼓の胴部に配置した締紐に掛け止め、前記支柱間に和太鼓を宙吊り状態で支持し、両側の鼓板を開放するものがある。
しかし、前記従来の架台は、締紐の緊縛作業に熟練を要し、未熟者では締紐の緊縛作業に時間が掛かるとともに、不安定で演奏中に和太鼓がずれ落ちる惧れがあって、使用上の利便性や安全性に問題があった。
実開平5−30894号公報 特開2004−13069号公報
本発明はこのような問題を解決し、例えば和太鼓用架台に好適で、熟練を要することなく、また楽器の音色を損なわず容易かつ安全に支持できる楽器用演奏架台を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、基枠に複数の支柱を立設し、該支柱の間に楽器収容空間を設けるとともに、前記各支柱の上端部に係止溝を形成し、該係止溝に支持部材の一側部を掛け止め、該支持部材の他側部を楽器の外側に配置した掛止部材に着脱可能に取り付け、前記支持部材を介して前記支柱間に楽器を支持可能にした楽器用演奏架台において、前記係止溝に係止ピンを突設するとともに、前記支持部材を係止溝に係合可能に配置し、該支持部材の端部に複数の掛止孔を設け、該掛止孔を前記係止ピンに着脱可能に挿入し、支持部材の掛止孔を係止ピンに挿入することによって、熟練を要することなく、楽器収容空間に楽器を容易に配置し得るようにしている。
請求項2の発明は、前記各係止溝を楽器収容空間に向けて略放射状に配置し、係止溝の外側への開口を抑制して、該係止溝に対する手指の接触と怪我の発生を未然に防止するとともに、係止溝に配置する支持部材の短小化を図るようにしている。
請求項3の発明は、前記係止溝の楽器収容空間側にテ−パ部を設け、該テ−パ部に前記支持部材を係合可能に配置し、鋭角部との接触による支持部材の磨耗を防止するとともに、テ−パ部の角部との接触によって、支持部材の張力を維持可能にしている。
請求項4の発明は、前記楽器収容空間の下方に楽器を載置可能な補強枠を配置し、該補強枠の上部空間を解放し、楽器を支持する際、補強枠に楽器を一旦収容し、楽器を合理的かつ容易に支持し得るようにしている。
請求項5の発明は、前記支持部材を前記係止溝と略同幅に形成し、該支持部材を掛止部材に巻き掛け可能に設けるとともに、前記巻き掛けた支持部材の二つの折り返し片を係止溝に係合可能に配置し、各折り返し片の掛止孔を前記係止ピンに着脱可能に挿入し、支持部材の一側部を掛止部材に簡便に掛け止められ、またその他側部の二位置を係止ピンに掛け止めて、支持部材を簡易かつ迅速に掛け止められるようにしている。
請求項6の発明は、前記折り返し片の一片を折り返し、該折り返し部を前記折り返し片の他片に重合して配置し、前記折り返し部に設けた二つの掛止孔を前記係止ピンに着脱可能に挿入し、支持部材を三層状に積層配置し、これらを係止ピンに掛け止めることによって、支持部材の支持強度を強化するようにしている。
請求項1の発明は、係止溝に係止ピンを突設するとともに、前記支持部材を係止溝に係合可能に配置し、該支持部材の端部に複数の掛止孔を設け、該掛止孔を前記係止ピンに着脱可能に挿入したから、支持部材の掛止孔を係止ピンに挿入することによって、熟練を要することなく、楽器収容空間に楽器を容易に配置することができる。
請求項2の発明は、前記各係止溝を楽器収容空間に向けて略放射状に配置し、係止溝の外側への開口を抑制したから、該係止溝に対する手指の接触と怪我の発生を未然に防止することができるとともに、係止溝に配置する支持部材の短小化を図ることができる。
請求項3の発明は、前記係止溝の楽器収容空間側にテ−パ部を設け、該テ−パ部に前記支持部材を係合可能に配置したから、鋭角部との接触による支持部材の磨耗を防止できるとともに、テ−パ部の角部との接触によって、支持部材の張力を維持することができる。
請求項4の発明は、前記楽器収容空間の下方に楽器を載置可能な補強枠を配置し、該補強枠の上部空間を解放したから、楽器を支持する際、補強枠に楽器を一旦収容し、楽器を合理的かつ容易に支持することができる。
請求項5の発明は、前記支持部材を前記係止溝と略同幅に形成し、該支持部材を掛止部材に巻き掛け可能に設けるとともに、前記巻き掛けた支持部材の二つの折り返し片を係止溝に係合可能に配置し、各折り返し片の掛止孔を前記係止ピンに着脱可能に挿入したから、支持部材の一側部を掛止部材に簡便に掛け止められ、またその他側部の二位置を係止ピンに掛け止めて、支持部材を簡易かつ迅速に掛け止めることができる。
請求項6の発明は、前記折り返し片の一片を折り返し、該折り返し部を前記折り返し片の他片に重合して配置し、前記折り返し部に設けた二つの掛止孔を前記係止ピンに着脱可能に挿入したから、支持部材を三層状に積層配置し、これらを係止ピンに掛け止めることによって、支持部材の支持強度を強化することができる。
以下、本発明を子供用の和太鼓演奏用架台に適用した図示の実施形態について説明すると、図1乃至図10において1は木製の架台で、該架台1の下部に縦枠2と横枠3を平面略T字形に組み付けた基枠4を有し、該基枠4の先端部に楽器収容空間Sを区画する3本の支柱5〜7が立設されている。
前記支柱5〜7は同形の方形断面の角材で構成され、このうち前側支柱5は後側支柱6,7よりも短小に形成され、後側支柱6,7は同長に形成されている。
前記後側支柱6,7の下側は補強枠8で連結され、該補強枠8の中央部と前側支柱5の下側が補強枠9で連結されていて、後述の和太鼓の吊り下げ時、前記補強枠8,9上に和太鼓を載置可能にしている。
図中、10は縦枠2の前端部と横枠3の両端部に取り付けたキャスタ−で、床面11上を走行可能にされている。
前記支柱5〜7の上端部に同幅かつ同深の係止溝12〜14が形成され、該係止溝12〜14は支柱5〜7間に配置される後述の楽器に向かって、略放射方向に形成されている
このうち、係止溝12は支柱5の上端部の中央に、補強枠9の長さ方向に沿って形成され、その溝底の中央部に金属製の係止ピン15が突設されている。
前記係止ピン15は金属棒を所定長さに切断し、これを係止溝12の溝底に形成した若干小径のピン孔16に打ち込んで圧入し、その上端部を係止溝12の上端部に配置している。
また、係止溝13,14は支柱6,7の上端部の対角線方向に形成され、その溝底の中央部に金属製の係止ピン17,18が突設されている。
前記係止ピン17,18は、係止ピン15と同形の金属棒を所定長さに切断し、これを係止溝13,14の溝底に形成した若干小径のピン孔19,20に打ち込んで圧入し、その上端部を係止溝13,14の上端部に配置している。
図中、21,22は係止溝13,14の内側端部を斜切したテ−パ部、23は前記支柱5〜7間に配置した楽器である和太鼓で、実施形態では重量が十数kgの締め太鼓を使用している。
前記締め太鼓23は略樽状の胴部24と、該胴部24の両端開口部に張設した皮製の鼓板25を備え、該鼓板25を張設部材である複数のボルト26で張設している。
すなわち、前記胴部24の外側に鋼鉄製の環状の締め輪27が配置され、該締め輪27に掛止部材として、複数のボルト26が上下方向に交互に配置され、その螺軸端部にナット28をねじ込んで、締め輪27に連結している。
前記ボルト26は胴部24に沿わせて緩やかに湾曲し、その先端部にフック29を形成していて、該フック29を鼓板25の外周部に座金30を介して配置し、鼓板25の外周内部に配置した補強枠(図示略)に掛け止めている。
図中、31〜33は皮または皮革製の帯状の強靭な支持部材である吊りベルトで、その両端部に複数の掛止孔34,35を形成している。前記吊りベルト31〜33は、支柱5〜7の内側に近接する所定のボルト26に巻き掛け、その折り返した二片の端部を前記係止溝12〜14に挿入し、その掛止孔34,34を前記係止ピン15〜18に刺し込んでいる。
その際、例えば前記折り返した一側片を係止溝12〜14の下側に配置し、掛止孔34を前記係止ピン15〜18に刺し込み、一方、折り返した他側片を若干長尺に設定して端部を折り返し、その折り返し部36〜38を前記一側片上に重合し、かつその二つの掛止孔35を位置合わせして、係止ピン15〜18に刺し込んでいる。
なお、前述と反対に前記折り返した他側片を係止溝12〜14の下側に配置し、この上に前記折り返した一側片を重合してもよく、そのようにすれば前記一側片の張力によって折り返し部36〜38が押圧され、係止ピン15〜18に対する拘束力が増大する。
このように構成した楽器用演奏架台を製作する場合は、基枠4の縦枠2と横枠3の端部下面にキャスタ−10を取り付け、その端部上面に長短二様の支柱5〜7を立設し、その下側に補強枠8,9を連結する。
前記支柱5〜7のうち、前側支柱5を短小側とし、後側支柱6,7を長尺側とし、その上端部に幅広で深底の係止溝12〜14を形成し、後側の係止溝13,14の内側にテ−パ部21,22を形成する。
そして、これらの係止溝12〜14を締め太鼓23の収容位置に向けて略放射状に配置し、係止溝12〜14の底部中央に係止ピン15,17,18を突設する。
また、吊りベルト31〜33は、皮、合成皮革、合成樹脂、布等の強靭なベルト素材を用い、これを係止溝12〜14より若干幅狭に裁断するとともに、その長さを、係止溝12〜14と対応するボルト26の巻き掛け位置との長さの略二倍強に裁断し、その両端部に複数の掛止孔34,35を形成して、製作する。
こうして製作した架台1は簡単な構成であるから、これを容易かつ安価に製作でき、しかも大半が木製であるから軽量で、その取り扱いも至便である。
しかも、支柱5〜7の上端部に形成した係止溝12〜14は、支柱5〜7間の放射方向に形成され、その一端のみが外側へ開口されているから、両端を外側へ開口するものに比べて、手指等の擦過を防止できる。
更に、係止ピン15,17,18は、支柱5〜7の上端部と同高かそれ以下に形成されているから、手指等の擦過を防止でき、前述と相俟って使用上の安全性を図れる。
このような架台1に楽器演奏に際して、楽器として締め太鼓23を取り付ける場合は、架台1を締め太鼓23の搬出位置若しくは保管位置へ移動し、締め太鼓23を補強枠8,9上に一旦載置する。
この場合、補強枠8,9は略T字形状に形成され、補強枠8の上方が開放されているから、前記T字形状の中央部に締め太鼓23の鼓板25を載置して、安定して収容し得る。
次に吊りベルト31〜33を用意し、その一つの例えば吊りベルト32を保持し、これを支柱6に近接する締め太鼓23の上側のボルト26の上部に巻き掛け、その折り返し片の一方を係止溝13に挿入し、その掛止孔34を係止ピン17に刺し込む。
この後、前記他方の折り返し片の端部を折り返し、その折り返し部37を係止溝13に挿入し、前記折り返し片上に重合するとともに、その上下位置の掛止孔35,35を位置合わせし、これらを係止ピン17に刺し込む。
このようにすると、前記二つの折り返し片に締め太鼓23の重量が作用して緊張し、この折り返し部37が密着するとともに、その張力によって下側の折り返し片を圧接し、三層状に積層した折り返し片の移動を阻止する。
しかも、前記折り返し片は、三箇所の掛止孔34,35が係止ピン17に掛け止められ、その張設方向の移動を阻止されて、締め太鼓23の上下移動を阻止する。
この状況は図7および図8のようで、吊りベルト32の端部は係止溝13内に略収容され、手指の擦過を未然に防止でき、また下側の折り返し片はテ−パ部21に係合して、当該部の鋭角的な隅角部との接触を回避し、その磨耗を未然に防止する一方、テ−パ部21の上側角部と係合して、吊りベルト32の緊張を保持し、そのずり下がりを防止する。
この場合、前述と反対に前記折り返した他側片を係止溝12〜14の下側に配置し、この上に前記折り返した一側片を重合してもよく、そのようにすれば前記一側片の張力によって折り返し部37が押圧され、係止ピン17に対する拘束力が増大する。
こうして、係止溝13に吊りベルト32を掛け止め後、隣接する支柱7の係止溝14に吊りベルト33を取り付ける。この場合は、吊りベルト33を保持し、これを支柱7に近接する締め太鼓23の上側のボルト26の上部に巻き掛け、その折り返し片の一方を係止溝14に挿入し、その掛止孔34を係止ピン18に刺し込む。
この後、前記他方の折り返し片の端部を折り返し、その折り返し部38を係止溝14に挿入し、前記折り返し片上に重合するとともに、その上下位置の掛止孔35,35を位置合わせし、これらを係止ピン18に刺し込む。
このようにすると、前記二つの折り返し片に締め太鼓23の重量が作用して緊張し、この折り返し部38が密着するとともに、その張力によって下側の折り返し片を圧接し、三層状に積層した折り返し片の移動を阻止する。
しかも、前記折り返し片は、三箇所の掛止孔34,35が係止ピン17に掛け止められ、その張設方向の移動を阻止されて、締め太鼓23の上下移動を阻止する。
この状況は図7および図8と実質的に同様で、その作用効果も吊りベルト32の場合と同じである。
前記係止溝14に吊りベルト33を掛け止め後、隣接する支柱5の係止溝112に吊りベルト31を取り付ける。この場合は、吊りベルト31を保持し、これを支柱5に近接する締め太鼓23の下側のボルト26の上部に巻き掛け、その折り返し片の一方を係止溝12に挿入し、その掛止孔34を係止ピン15に刺し込む。
この後、前記他方の折り返し片の端部を折り返し、その折り返し部36を係止溝12に挿入し、前記折り返し片上に重合するとともに、その上下位置の掛止孔35,35を位置合わせし、これらを係止ピン15に刺し込む。
このようにすると、前記二つの折り返し片に締め太鼓23の重量が作用して緊張し、この折り返し部36が密着するとともに、その張力によって下側の折り返し片を圧接し、三層状に積層した折り返し片の移動を阻止する。
しかも、前記折り返し片は、三箇所の掛止孔34,35が係止ピン15に掛け止められ、その張設方向の移動を阻止されて、締め太鼓23の上下移動を阻止する。
この状況は図9および図10のようで、その作用効果も吊りベルト32,33の場合と実質的に同じである。
この場合、吊りベルト31は吊りベルト32,33に比べて、緩やかに傾斜して取り付けられ、下側の折り返し片が係止溝12の内側の角部に緩慢に接触しているから、前記接触による磨耗を抑制する。したがって、前記磨耗の心配を完全に払拭する場合は、当該部に前述のテ−パ部を形成することが望ましい。
このように締め太鼓23の取り付けに際しては、締め太鼓23を補強枠8,9に一旦載置して行なっているから、締め太鼓23を終始保持する労力の負担を免れる。
また、3本の吊りベルト31〜33を締め太鼓23の適宜なボルト26に巻き掛け、その二つの折り返し片の端部を各係止溝12〜14に挿入し、その掛止孔34,35を係止ピン15〜18に刺し込めば良いから、この作業は頗る簡単である。
しかも、掛止孔34,35の掛け止め位置を変えることによって、締め太鼓23の吊り下げ位置や吊りベルト31〜33の張力を簡便に調整できるから、従来の吊り紐による緊縛法のような熟練を要せず、これを簡便に行なえる。
こうして締め太鼓23は、支柱5〜7の間に3本の吊りベルト31〜33によって吊り下げられ、その状況は図1および図2のようである。
すなわち、締め太鼓23は、前側の支柱5側を下位にし、後側の支柱6,7側を同高の上位にして、前下がり状態で吊り下げられる。
こうして取り付けた締め太鼓23を演奏する場合は、前記架台1をキャスタ−10を介して所定の演奏位置へ移動し、その前部に締め太鼓23に向かって演奏者が立ち構え、鼓板25を打ち叩くことによって演奏される。
その場合、鼓板25が前下がり状態に置かれているから、これが水平状態の場合に比べて、締め太鼓23から一定位置かつ低位置で演奏でき、幼児や子供の演奏に好適である。
このような演奏時は、ばちの衝撃によって締め太鼓23が動揺し、吊りベルト31〜33が各係止ピン15,17,18を支点に同動する。
その際、吊りベルト31〜33は、その側部が係止溝12〜14の内面に係合可能に位置しているから、その幅方向への振幅が阻止され、また係止溝12〜14での磨耗を抑制され、締め太鼓23の動揺を抑える。したがって、演奏者は安定した姿勢で演奏し得る。
しかも、締め太鼓23は上下の鼓板25を解放して取り付けられているから、上下の鼓板25の振動や共鳴が維持され、音色を損なうことがない。
このように本発明の楽器用演奏架台は、熟練を要することなく、また楽器の音色を損なわず容易かつ安全に支持できるから、例えば和太鼓用架台に好適である。
本発明を適用した架台に締め太鼓を取り付けた状況を示す斜視図である。 図1の平面状態を示す斜視図である。 本発明を適用した演奏架台の一例を示す斜視図である。 本発明を適用した演奏架台の一例を示す正面図である。 本発明を適用した演奏架台の一例を示す平面図である。 図3の右側面図である。
図5のA−A線に沿う断面図で、若干拡大して示している。 図5のB−B線に沿う断面図で、若干拡大して示している。 図5のC−C線に沿う断面図で、若干拡大して示している。 図5のD−D線に沿う断面図で、若干拡大して示している。
符号の説明
1 架台
4 基枠
5〜7 支柱
8,9 補強枠
12〜14 係止溝
15,17,18 係止ピン
21,22 テ−パ部
23 楽器(締め太鼓)
26 掛止部材(ボルト)
31〜33 支持部材(吊りベルト)
34,35 掛止孔
36〜38 折り返し部
S 楽器収容空間

Claims (6)

  1. 基枠に複数の支柱を立設し、該支柱の間に楽器収容空間を設けるとともに、前記各支柱の上端部に係止溝を形成し、該係止溝に支持部材の一側部を掛け止め、該支持部材の他側部を楽器の外側に配置した掛止部材に着脱可能に取り付け、前記支持部材を介して前記支柱間に楽器を支持可能にした楽器用演奏架台において、前記係止溝に係止ピンを突設するとともに、前記支持部材を係止溝に係合可能に配置し、該支持部材の端部に複数の掛止孔を設け、該掛止孔を前記係止ピンに着脱可能に挿入したことを特徴とする楽器用演奏架台
  2. 前記各係止溝を楽器収容空間に向けて略放射状に配置した請求項1記載の楽器用演奏架台。
  3. 前記係止溝の楽器収容空間側にテ−パ部を設け、該テ−パ部に前記支持部材を係合可能に配置した請求項1記載の楽器用演奏架台。
  4. 前記楽器収容空間の下方に楽器を載置可能な補強枠を配置し、該補強枠の上部空間を解放した請求項1記載の楽器用演奏架台。
  5. 前記支持部材を前記係止溝と略同幅に形成し、該支持部材を掛止部材に巻き掛け可能に設けるとともに、前記巻き掛けた支持部材の二つの折り返し片を係止溝に係合可能に配置し、各折り返し片の掛止孔を前記係止ピンに着脱可能に挿入した請求項1記載の楽器用演奏架台。
  6. 前記折り返し片の一片を折り返し、該折り返し部を前記折り返し片の他片に重合して配置し、前記折り返し部に設けた二つの掛止孔を前記係止ピンに着脱可能に挿入した請求項5記載の楽器用演奏架台。



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JP2009163111A (ja) * 2008-01-09 2009-07-23 Yamaha Corp ドラムの支持構造

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