JP2006348458A - 上着 - Google Patents

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Abstract

【課題】袖部を取り外し可能にし、取り外した袖部で履物とすることにより着用者の足を保護し、また、緊急避難具や非常食などをポケット類に収納した状態で保管したり持ち出したりすることが容易な上着を提供する。
【解決手段】ジャケット本体11に対して一対の袖部20を着脱可能に取り付ける。各袖部20の肘外側に対応する領域より袖付け部20a側に第1の線状部材23を袖回りに沿って絞り込み可能に設ける。袖部20の袖口20c周辺部に、第2の線状部材を設ける。袖部20をジャケット本体11から取り外して、袖部のうち第1の線状部材23より袖付け部側の端部を袖部内側に入り込ませて第1の線状部材で絞り込むことで袋状にし、履物として使用し得るようにし、第2の線状部材で足首に袖口20cを密着させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、袖部を取り外して靴や靴下として履くことで、路上の石などの障害物から足を保護することができ、さらに緊急避難用品や非常食などをポケットなどに収納して保管に適したバッグにもなる上着に関する。
従来、地震などの災害時に、照明具やラジオなどの緊急避難具や非常食などを緊急避難袋に入れておき、この緊急避難袋を災害時に直ちに持ち出せるように所定の場所に置くことで災害に備えている。
このような緊急避難袋に代わるものとして、特許文献1及び2には、各種の緊急避難具や非常食などをそれぞれ収納することができるように大きさの異なるポケットを備えた非常用チョッキや災害時用多層ジャケットが開示されている。
一方、特許文献3〜5には、収納袋を一体に取り付けた雨具や上着などが開示されており、雨具や上着などが折り畳まれて収納袋に収納することで携帯し易くしている。
実開平2−146112号公報 実用新案登録第3017697号公報 実開昭49−11907号公報 実開昭58−12216号公報 実開昭59−64913号公報
このような非常用チョッキの類は、緊急避難具や非常食をポケットに収納して予め決めた場所に置いておき、いざ地震や火災が発生すると、この非常用チョッキの類を意識的に持ち出すようにして、避難場所まで歩いて移動しなければならない。
ところが、余りに慌てて、また緊急避難用具などを持ち出すことに神経が向けられ、裸足で自宅などの建物からとび出すようなことがよく見受けられる。そのため、非常用チョッキの類の傍に、自分の履物を用意しておく必要がある。これでは、災害時などの非常時に非常用チョッキの類と自分の履物の二つの物を持ち出すことを意識しておく必要があり、また、家族の各人が自分用の非常用チョッキの類と自分の履物を持ち出すように配慮しなければならないことから、避難が迅速に行われ難くなる。
また、予め非常用チョッキのポケットにスリッパなどを収納しておくことも考えられるが、スリッパを収納するための専用ポケットをわざわざ設ける必要があるほか、スリッパを履いている場合には、その専用ポケットには何も収納されていないことになるので、非効率的である。
このような状況の下において、従来、ジャケットなどの上着の袖部を脱着可能に上着本体に取り付けておき、いざという時に、上着本体から袖部を取り外し、それを靴や靴下の代わりとして使用するという発想はなかった。
また、前述の非常用チョッキでは、ポケット内に種々の品物を収納した状態で、折り畳んで収納袋などに格納するようには構成されておらず、非常用チョッキを保管するためにハンガーなどに架けて吊るしておくことから、保管用スペースも必要となる。特に、家族の人数が多くなると、それだけのスペースを必要とする。
本発明は、以上の点に鑑み、袖部を取り外し可能にし、取り外した袖部で人の足を保護することができるようにし、さらには、緊急避難具や非常食などをポケット類に収納した状態で、保管したり持ち出したりすることが容易な上着を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、上着本体に一対の袖部が脱着可能に取り付けられていて、袖部を上着本体から取り外し、袖部の一方の端部開口を封鎖部材で封じ込んで一方の端部内側で爪先を収容すると共に、袖部の他方の端部を足首に装着することで、袖部が足を保護し得ることを特徴とする。従って、上着の袖部を上着本体から取り外し、袖部の一方の端部開口を封鎖部材で封じ込み、袖部の他方の端部開口から足を挿入し、この他方の端部を足首に装着することで、袖部を靴や靴下として用いることができ、袖部で足を保護することができる。
また、本発明の上着は、上着本体に袖付け部で脱着可能に取り付けられた一対の袖部を備え、袖部の肘外側に対応する領域より袖付け部側または袖口周辺部側に、第1の線状部材が袖回りに沿って絞り込み可能に設けられていて、袖部を上着本体から取り外し、第1の線状部材が絞り込まれることで爪先を収容し、袖部で足を保護するようにしたことを特徴とする。これにより、上着の袖部を上着本体から取り外し、袖部に設けた第1の線状部材を袖回りに絞り込むことで袖部が袋状になり、これに足を挿入することで袖部を靴や靴下として用いることができる。
特に、上着本体と、上着本体に袖付け部で脱着可能に取り付けられた一対の袖部とを備え、袖部の肘外側に対応する領域より袖付け部側に第1の線状部材が袖回りに沿って絞り込み可能に設けられており、袖部を上着本体から取り外し、袖部のうち第1の線状部材より袖付け部側の端部を袖部内側に入り込ませて第1の線状部材で絞り込むことで袖部を袋状にし、袖口から足を挿入することで袖部で足を保護するようにしている。この構成によれば、上着本体から袖部を取り外し、袖部に設けた第1の線状部材を袖回りに絞り込むことで、上着本体のアームホール周辺部と脱着可能に接続される袖付け部側が封鎖されて袖部が袋状になり、袖口から足を挿入することで、爪先を露出させないで足を保護することができる。
この構成において、好ましくは、袖部の袖口周辺部に、袖回りに絞り込むための絞り込み部材または袖回りに伸縮する第2の線状部材が設けられており、袖部に腕を通して着用する場合には、この絞り込み部材または第2の線状部材で袖口周辺部を手首に密着させる一方、袖部を上着本体から取り外して足を保護する場合にはこの絞り込み部材または第2の線状部材で袖口周辺部を足首に密着させる。袖口周辺部に絞り込み部材または線状部材が設けられているので、上着本体から袖部を取り外して足に履いた際、これらの部材で足首に袖口周辺部を密着させることができる。
上記構成において、好ましくは、第1線状部材と袖口周辺部との間に、第3の線状部材が袖回りに絞り込み可能に設けられ、袖部が上着本体から取り外されて足を保護する際には、第3の線状部材を絞り込んで袖部を足の大きさに適合させる。このように、袖部に第3の線状部材が絞り込み可能に設けられていれば、上着本体から袖部を取り外して足に履いた際、この第3の線状部材を絞り込むことで袖部を足に確実に装着し、袖部を足にフィットさせることができる。よって、袖部内で足がずれることが少なくなり、歩行し易くなる。
好ましくは、袖部がその肘外側に対応する領域に補強部材を備え、袖部に腕を通して着用する際には補強部材が肘当てとして機能し、袖部が上着本体から取り外されて足を保護する際には補強部材がソールとして機能する。このように、袖部に補強部材が備えられていると、上着本体から袖部を取り外して袖部を履いた際、補強部材がソールとして機能するので、歩行が容易になるほか、足裏を外部の障害物から十分保護することができる。
また、本発明の上着は、上着本体に袖付け部で脱着可能に取り付けられた一対の袖部を備え、袖部の袖口周辺部に第1の線状部材が袖回りに沿って絞り込み可能に設けられ、袖部の袖付け部側に第2の線状部材が袖回りに沿って絞り込み可能に設けられ、袖部を上着本体から取り外して第1の線状部材を絞り込んで袖部を袋状にし、袖口周辺部が爪先を収容し、第2の線状部材を絞り込んで袖部の袖付け部側を足首に密着させることで、袖部で足を保護し得ることを特徴とする。この構成によれば、上着本体から袖部を取り外し、第1の線状部材を袖回りに絞り込むことで、上着本体の袖口が封鎖されて袖部が袋状になり、上着本体のアームホール周辺部と脱着可能に接続される袖付け部開口から足を挿入し、第2の線状部材を袖回りに絞り込むことで、袖部の袖付け部側を足首に密着することができる。
好ましくは、上着本体の前身頃には一個以上のポケットが設けられると共に、上着本体の後身頃に収納袋が一体的に取り付けられ、袖部を付けた上着本体が、ポケットに各種用具を収納した状態で折り畳まれ、収納袋内に格納され得る。この構成によれば、緊急避難用品や非常食などをポケットなどに収納した状態で、上着自体を折り畳んで収納袋に収納することで、バッグのようにすることができるので、保管したり持ち出し易くなる。好ましくは、上着本体または袖部には、位置情報を検出する検出器が設けられている。このように、上着に検出器が設けられていると、例えば検出器が位置情報を表示するタイプであれば着用者は表示された位置情報から現在地を確認することができ、検出器が位置情報を所定のセンターに送信するタイプであればセンターが受信した現在の位置情報から着用者の安否を確認したりすることができる。
さらに、本発明の上着において、好ましくは、前記上着本体の前見頃と後見頃に設けた膨張可能なバッグと、該バックにガスを供給するボンベと、を備えたことを特徴としている。さらに、前記ボンベが前記前身頃の外面に取り付けたフラップの裏側に配設されている。さらに、本発明の上着において、好ましくは、前記上着本体に胴回りの大きさを調節するアジャスターが取り付けられている。
本発明の上着は、上着本体に袖部を脱着可能に設けているので、足を保護する場合は、袖部を上着本体から取り外して、封鎖部材としての第1の線状部材で袖部の一方の開口を封鎖して袋状にすることができ、これを靴や靴下として用いることができる。よって、上着の一部を緊急避難的に靴や靴下として使用することで、足を保護することができる。また、本発明の上着は、備えられているポケットに緊急避難具や非常食を収納した状態で、上着に取り付けられた収納袋に上着を折り畳んで格納しておくことで、保管し易くまた持ち出し易くなる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、本発明の最良の形態であるジャケット10を示す概略図である。本発明の上着としてのジャケット10は、図1に示すように、前身頃と後身頃とからなるジャケット本体11と、ジャケット本体11のアームホール周囲部に対して脱着可能に取り付けられた一対の袖部20と、を備える。ここで、袖部20の袖付け部20a(図2参照)とジャケット本体11のアームホール周囲部11a(図3参照)とは、ファスナー21や面ファスナー,ボタンなどで着脱可能に取り付けられている。以下の説明では、ファスナー21で着脱可能に取り付けられている場合を説明するが、面ファスナーやボタンなどで着脱する場合においても同様に適用することができる。
一対の袖部20は、それぞれジャケット10から脱着して、後述するように、靴や靴下として使用することで足を保護することができる。ここで、靴、靴下の何れかとして使用するかは、使用者の置かれた状況や袖部20を構成する布地の厚み、そこに取り付けられている肘当て用の補強部材22や袖部20に内包されているダウンなどのクッション材の有無及び量により適宜決定される。
次に、袖部20の具体的な構成について詳細に説明する。
図2は図1に示したジャケット10の右側の袖部20を示し、(A)は正面図、(B)は背面図、(C)は裏返しにした袖部20の正面図、(D)は裏返しにした袖部20の背面図である。図2に示すように、袖部20の袖付け部20aには、ジャケット本体11のアームホール周囲部11aに縫い付けたファスナーと係合するファスナー21が縫い付けられている。袖部20の肘外側に対応する領域に肘当て用に補強部材22が設けられている。
ここで、袖部20の肘側に対応する領域より袖付け部側に、封鎖部材としての第1の線状部材23が袖回りに沿って絞り込み可能に設けられている。第1の線状部材23としては、非伸縮性の紐やベルトの他、伸縮性のゴム紐などを挙げることができるが、特に非伸縮性の紐を用いるのが好ましい。これは、後述するように、袖部20がジャケット本体11から取り外されて第1の線状部材23による袖回りの絞り込みで、袖付け部側の開口が封じ込まれ、袖付け部側の端部内側で爪先を収容するので、袖部20を靴や靴下として使用する場合に爪先が露出しないようにするためである。
袖部20に第1の線状部材23を絞り込み可能に設けるため、図2(C)および(D)に示すように、袖部20を構成する布地の裏面側に、袖回りに沿って帯体24を袖回りに沿って左右縫い付けて、第1の線状部材23を挿通するための装着部が形成されている。布地の裏面に帯体24を左右縫い付けたのは、ジャケット10の外側から見えないようにするためである。ここで、第1の線状部材23には、袖回りに絞り込んだ状態を保持するようにストッパ25が設けられている。そして、絞り込みを調整するために、図2(C)に示すように、袖部20を裏返しにした状態で丁度上腕部の前外側で、第1の線状部材23を一部引き出せるように、帯体24には一対の調整口24aが設けられている。
また図2に示すように、袖口20cの回りにゴム紐などの第2の線状部材(図示せず)が設けられており、袖口20cを手首に密着させて袖口の位置を規制する。第2の線状部材の代わりに、袖口回りにベルトなどの絞り込み部材を設け、このベルトの先端に面ファスナーを取り付けておき、使用者がジャケット10を着用した際に、このベルトを絞めて袖口に取り付けた面ファスナーと係合することで、袖口を手首に密着させるようにしてもよい。
また、袖部20には、第1の線状部材23と袖口周辺部との間に、第3の線状部材26が、袖回りに絞り込み可能に設けられている。図2に示すように、袖部20にその肘外側に対応する領域に肘当て用に補強部材22が設けられている場合には、その補強部材22の略中間を跨ぐように第3の線状部材26を袖回りに沿って設ける。
ここで、第3の線状部材26は、伸縮性のあるゴム紐を用いるのがよい。これは、後述するように、袖部20を取り外して第1の線状部材23による袖回りの絞り込みで袖付け部側の開口を封じ込んでその内側に爪先を収容して袖口を足首に装着した際に、第3の線状部材26が丁度足の甲の位置に対応する。このとき、ゴム紐で袖部20を絞り込むことで袖部20を足のサイズに適合させることができ、袖部20を足回りにフィットさせることができるためである。
なお、第3の線状部材26を袖回りに絞り込み可能に設けるために、第1の線状部材23を袖部20に設けたように、図2(C)及び(D)に示すように、袖部20を構成する布地の裏面側に、帯体27を袖回りに沿って左右縫い付けて、第3の線状部材26を挿通するための装着部が形成されている。布地の裏面に帯体27を左右縫い付けたのは、ジャケット10の外側から見えないようにするためである。ここで、第3の線状部材26には、袖回りに絞り込んだ状態を保持するようにストッパ28が設けられている。また、絞り込みを調整するために、図2(A)に示すように、袖部20の正面側で丁度上腕部の前側において、袖部20から第3の線状部材26を手前に一部引き出せるように、袖部20には一対の調整口20bが設けられている。
このように、図2に示したジャケット10の袖部20は、ジャケット本体11から袖部20を取り外しできるようにし、各袖部20には、袖付け部20a側の開口を封じるために、第1の線状部材23が袖回りに沿って絞り込み可能に設けられている。そして、好ましくは、袖部20を足回りにフィットさせることができるように、第1の線状部材23と袖口周辺部との間に、第3の線状部材26が袖回りに絞り込み可能に設けられている。
さらに、本発明の好ましい形態においては、ジャケット10の各ポケットに緊急避難具や非常食を収納した状態で、所謂ウエストバッグの形状にして保管し易くされる。
図3は、図1のジャケット10のジャケット本体11を示し、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は背面図である。ジャケット本体11は、図3に示すように、所謂ベスト状に構成されて、図3(A)に示すように、その前側に複数個のポケット12、即ちポケット12a,12b,12c,12d,12e,12fを備えており、また図3(B)及び(C)に示すように、後側に一体的に取り付けられた収納袋13を備えている。
各ポケット12は、それぞれ例えば緊急避難用品や非常食などを収納する。緊急避難用具としては、ポケットラジオ、照明具、常備薬、軍手、手ぬぐい等を挙げることができ、2、3日の飲料水を含めた非常食を収納しておく。また、ポケット12の形状は収納される物品の形状に合わせて構成されており、図3に示した場合では、ポケット12eには携帯型ランプを収納し、ポケット12fには携帯電話機を収納することができるようになっている。
また、図示を省略するが、ジャケット本体11には、GPS(Global Positioning Systems)衛星からの信号を受信するなどして、位置情報を検出する検出器が設けられている。そのために、例えばジャケット本体11の裏ポケットに並ぶように検出器収納部が設けられている。検出器としては、例えば検出器に備えられている表示部に位置情報を地図で表示するタイプや、所定の管理センターにその位置情報を所定間隔で送信するタイプなどを挙げることができる。
一方、収納袋13は、ジャケット本体11の後側、即ち後身頃の腰部付近に縫い付けられて、ジャケット本体11と一体になっている。収納袋13は、ジャケット本体11に縫い付けられる他、面ファスナーやファスナーによりジャケット本体11に着脱可能に取り付けられていてもよい。収納袋13は、少なくとも使用者がジャケット11を装着している際には、図3に示すように、収納袋13自体は折り畳まれた状態でジャケット本体11の後身頃に配置した2本の固定用ベルト15で保持され、使用者にとって邪魔にならないようになっている。
例えば、各固定用ベルト15の一端部はジャケット本体11に縫い付けられており、その他端部には面ファスナー15aが設けられている。また、ジャケット本体11の後身頃には、各固定用ベルト15の他端部が到達する所定位置に、面ファスナー15bが設けられている。よって、図3(B)及び(C)に示すように、折り畳んだ収納袋13の上から各固定用ベルト15を縦断させ、各固定用ベルト15の他端部の面ファスナー15aと面ファスナー15bとを係合させ、折り畳んだ収納袋13をジャケット本体11に保持させることができる。
図4は、図3の収納袋13を展開して裏返しにした状態を示した概略図で、(A)は平面図、(B)は底面図である。図では、ジャケット本体11は省略してある。収納袋13は、図4に示したように、表側の2枚の布地13aと裏側の1枚の布地13bとを重ね、それらの周囲を縫い合わせることで袋状にしてなり、表側の布地13a同士を面ファスナー13cで係合させることで、収納袋13の取出口を閉めることができるようになっている。ここで、面ファスナー13cの代わりにファスナーなどを用いてもよい。また、収納袋13cの大きさは、単に各袖部20を付けた状態でジャケット本体11を折り畳んで格納することができるだけでなく、ジャケット本体11の各ポケット12に各種の緊急避難用具や非常食品を収納した状態でジャケット本体11を折り畳んで格納することができるように、選定されている。
また、収納袋13は、図4に示すように、袋状にした状態で、その両端部に装着用ベルト14の端部が縫い付けられ、装着用ベルト14の先端部にそれぞれ雄雌の各バックル14a,14bが設けられている。このように、収納袋13に装着用ベルト14が設けられていることにより、各ポケット12に各種の緊急避難具や非常食などを収納した状態で、ジャケット10を折り畳んで格納した収納袋13は、所謂ウエストバッグのように使用者の腰に装着することができたり、肩に掛けたりすることができる。
なお、図3に示すように、ジャケット本体11には、その胴回りの大きさを調整することができるようにアジャスター16が設けられている。
次に、ジャケット10の好ましい使用形態について説明する。
ジャケット10は緊急避難時に対処することができるように、常時にあっては、図1に示した状態で各ポケット12にそれぞれ各種緊急避難具や非常食などを収納し、次に説明する手順に従って所謂ウエストバッグの状態にして、所定の保管場所に置いておく。
図5は、図1のジャケット10を着用できる状態からウエストバッグの状態にする手順を示した図である。図では、左右の袖部20は省略してある。
先ず、ジャケット10は衣服として装着可能な状態から、図5(A)に示すように、各固定用ベルト15の面ファスナー15a,15bの係合が解かれる。次に、図5(A)に矢印Aで示すように上下方向に収納袋13を展開する。この状態を示したのが、図5(B)である。続いて、図5(B)に矢印Bで示すように左右方向に収納袋13を展開する。この状態を示したのが、図5(C)である。そして、ジャケット10を折り畳み、収納袋13がジャケット10を包囲するように裏返して、収納袋13内にジャケット10を格納する。この状態を示したのが、図5(D)であり、各布地13a,13bの内面が外側に露出した状態で、ジャケット10を格納し、収納袋13の内側に配置されている装着用ベルト14が外側の両端に露出する。これにより、ジャケット10を格納した収納袋13を、例えば、所謂ウエストバッグとすることができる。よって、ジャケット10は、各種の緊急非難具や非常食などを収納した状態で、小型に纒められるので、少ない占有スペースで容易に保管することができる。
このように、ウエストバッグにした状態で所定の場所に置いて保管しておき、いざという時持ち出して、一旦非難して安全性を確保した状態で、逆の手順に従って、収納袋13から取り出してジャケットとして着用することができる。即ち、図5(D)に示したウエストバッグの状態で保管場所から持ち出す。そして、図5に示した逆の手順で、収納袋13を開いて収納袋13からジャケット10を取り出してジャケット10を展開した後に、収納袋13を裏返して左右および上下にそれぞれ折り畳んで固定用ベルト15でジャケット10に保持させる。この状態で、使用者はジャケット10を着用することができる。
さらに、ジャケット10から両袖部20を取り外して、次に説明する手順に従って各袖部20を使用者の足に履くことで、足を寒さや歩行の際の石やガラスなどの障害物から保護することができる。
図6は、図1のジャケット10から左側の袖部20を取り外し、袖部20を靴または靴下として足100に装着する手順を示した図である。
先ず、ジャケット本体11から左側の袖部20を取り外す。取り外した袖部20を示したのが図6(A)および(B)である。(A)は袖部20の前側、(B)は袖部20の後側を示している。
次に、取り外した袖部20を裏返しにする。即ち、例えば袖付け部20a側の開口から手を入れて袖口20cを掴んで袖口20cを袖付け部20aから引き出すようにして裏返す。すると、図6(C)に示すように、第1の線状部材23やこれに設けたストッパ25が露出する。なお、図6(C)は裏返した袖部20の前側を示している。
引き続き、この裏返しにした状態で第1の線状部材23を、図6(D)に示すように略完全に絞り込んで、ストッパ25にその絞り込み状態を保持させる。これにより、爪先を収容する領域を確保することができる。余分な第1の線状部材23は適宜結んでおくことが好ましい。
そして、図6(D)の状態から、袖部20の袖口20cを広げて、絞り込まれた部分(図6(D)のCの部分)を袖口から引き出すようにして、再び裏返しにする。すると、図6(E)に示すように、肘当てとなる補強部材22が外側に露出して、靴や靴下として使用することができる状態になる。
以上のようにして、袖部20を靴または靴下として使用することができるので、使用者は、図6(E)に示した状態の袖口20cから足100を挿入する。このとき、図6(F)に示すように、足100の爪先に対応する袖部20の端部は第1の線状部材23で略完全に絞り込まれているので、爪先が袖部20の袖付け部20a側から突き出ることはなく、爪先を収容することができる。そして、図6(G)に示すように、第3の線状部材26としてのゴム紐を絞り込み、ストッパ28で絞り込み状態を保持させる。これにより、第3の線状部材26で使用者の足100の甲に確実に保持する。このとき、使用者の足100の足首に各袖部20の袖口20cが第2の線状部材で密着するので、袖部20でなる靴または靴下が足100にフィットする。
以上により、使用者は、各袖部20をそれぞれ足100に装着して、靴や靴下として使用することができる。その際、各袖部20の補強部材22が使用者の足100の足裏に対応することにより、ソール、つまり、靴底や靴下の底の機能を果たす。特に、補強部材22に皮のような布地を用いないで、成形素材を用いてヒンジ部と一体として補強部材22を成形した場合、つまり、補強部材22にインテグラルヒンジを備えた場合には、靴底としての厚みも確保することができる。またこの場合には、袖部20に腕を通してジャケット10を着用した場合でも肘当ての部分が腕の関節と共に動くので、ジャケット10の着用に支障がなくなる。これにより、例えば災害発生時に、室内や非難路等にガラス等の破片が散乱していたとしても、安全に歩行して避難することができる。また、袖部20が補強部材22を備えない場合であっても履くことで足100を寒さから保護することができる。
以上説明したように、ジャケット10から両袖部20を取り外して、袖部20の一方の開口例えば袖付け部20a側の開口を、封鎖手段としての第1の線状部材で絞り込んで開口を封鎖し、袖口から爪先を挿入して収容するようにし、袖口に設けられている第2の線状部材としてのゴム紐で足首に密着することで、緊急時に足を保護することができる。
次に、袖部の別の形態について説明する。
図7は、図2とは異なる別の右側の袖部30を示した図で、(A)は正面図、(B)は背面図、(C)は裏返しにした袖部30の正面図、(D)はその背面図である。図2と同一または対応する部材には同一の符号を付して説明を省略するが、補強部材22については図7に示すように設ける方が好ましい。
図2と異なる第1の点は、第1の線状部材36が袖口周囲近傍に、袖回りに沿って絞り込み可能に設けられていることである。この第1の線状部材36は絞り込まれることで、袖部30を靴や靴下として使用した際に、爪先が露出しないように封鎖部材として機能する。第2の点は、第2の線状部材33が、袖部30の袖付け部20a側に袖回りに絞り込み可能に設けられていることである。この第2の線状部材33は、袖部30を靴や靴下として使用した際には、絞り込まれることで袖付け部20a側の端部を足首に密着させることができる。
以下、袖部30に対して第1の線状部材36および第2の線状部材33を袖回りに絞り込み可能に設ける方法について、好ましい形態を説明する。
袖部30に第1の線状部材36を絞り込み可能に設けるために、図7(C)および(D)に示すように、袖部30を構成する布地の裏面側に、帯体37が袖回りに沿って左右縫い付けられており、第1の線状部材36を挿通するための装着部が形成されている。そして、第1の線状部材36には、袖回りに絞り込んだ状態を保持するように、ストッパ35が備えられている。また、絞り込みを調整するために、図7(A)に示すように、袖部30の前側で袖口周辺部外側において、第1の線状部材36を一部引き出せるように、袖部30で帯体37に対応する箇所には一対の調整口30bが設けられている。
他方、袖部30には、肘部に対応する領域より袖付け部20a側に第2の線状部材33を袖回りに絞り込み可能に設けるため、図7(C)および(D)に示すように、袖部30の布地の裏面側に、帯体34が袖回りに沿って左右縫い付けられており、第2の線状部材33を挿通するための装着部が形成されている。第2の線状部材33には、袖回りに絞り込んだ状態を保持するように、ストッパ35を備える。そして、絞り込みを調整するために、図7(A)に示すように、袖部30の前側で第2の線状部材33を一部引き出せるように、袖部30で帯体34に対応する箇所には一対の調整口30cが設けられている。ここで、第1の線状部材36や第2の線状部材33を引き出す位置は、図7では、何れも袖部30を構成する布地の表面でかつ前側であるが、特に、この位置に限定されるものではない。
袖部30を備えたジャケット10は、図2に示した袖部20を備えたジャケットと同様に着衣することができることに加え、袖部30をジャケット本体11から取り外して、以下説明するように靴や靴下として履くことで、足を保護することができる。
図8は、図7の袖部30を靴や靴下として使用する状態を示した概略図である。ジャケット本体11から取り外された袖部30を靴や靴下として使用する際には、先ず、第1の糸部材36としての紐を略完全に絞り込んで、ストッパ38でその絞り込み状態を保持する。これにより、袖口20c端部内側に爪先を収容する部分を形成することができる。
次に、袖部30の袖付け部20aから使用者の足100を挿入する。このとき、足100の爪先に対応する部分は、第1の線状部材36としての紐により略完全に絞り込まれるので、爪先が袖部30の袖口から突き出ることがない。
その後、第2の線状部材33を絞り込んでストッパ35でその絞り込み状態を保持することで、袖付け部20a側端部を足首に密着させることができる。よって、図8に示すように、袖部30の袖付け部20a側を足首に纏わりつかせるようにすることができる。
また、図示は省略するが、図2に示した袖部20のように第3の線状部材を設けて袖部30を足の大きさに合わせて袖部30を足にフィットさせるようにしてもよい。
以上説明したように、ジャケット10はジャケット本体11に取り外し可能に、好ましくは再度取り付け可能に、袖部20,30が取り付けられており、各袖部20,30に第1の線状部材23,36及び第2の線状部材33を設けるという簡単な構成である。そして、必要に応じて袖部20,30をジャケット本体11から取り外して靴や靴下として利用することで足100を保護することができる。
また、ジャケット本体11に設けた各ポケット12に緊急避難具や非常食を収納した状態で、ジャケット本体11に一体に構成された収納袋13内に格納して、バッグの状態にすることができる。よって、地震や火事などの災害時には、このバッグ状態のままで持ち出して一時的に安全な場所に非難した後、袖部20,30をジャケット本体11から取り外して靴として使用することで、足を保護することができる。
このとき、ジャケット本体10や袖部20,30に、GPS衛星からの信号を受信して現在の位置情報を検出する検出器が設けられていると、着用者などはその現在地情報を有効に利用することができる。例えば、検出器が、検出した位置情報を地図上に表示するタイプであれば、その表示された情報から着用者は自分の現在の位置を確認することができる。また、検出器が、安否情報確認センターのような管理センターに位置情報を所定の間隔で送信するタイプであれば、そのジャケット10の着用者の家族は、管理センターに問い合わせることで、着用者の現在地や安否を確認したり、災害救助要請を迅速に行うことができる。
このようにジャケット10が緊急避難用ジャケットとして利用される場合にあっては、難燃性や耐熱性の繊維素材で製作されることが好ましい。これにより、火災現場の傍を通過する際に、ビニール製などの燃えやすい繊維で製作されている場合と比べ、火の粉がジャケット10に当たっても何ら変形せず、身体に悪影響を及ぼさないようにすることができる。特にフード付きのジャケット10としておくことにより、頭部を的確に保護することができる。
次に、本発明の他の実施形態に係るジャケットを図9を参照しつつ説明する。
図9に示すジャケット10Aも、前述のジャケット10と同様に、各袖部20がジャケット10Aから脱着して靴又は靴下として使用することができて、足を保護し得るようになっている。また、各袖部20はドルマンスリーブとして構成されており、アームホール周囲部11a(図3参照)が通常の衣服と比べて1.5倍〜2倍程度大きく形成されている。そして、このアームホール周囲部11aの下に隣接して、胴回りの大きさを調整するアジャスター16が設けられている。
さらに、このジャケット10Aにおいては、着用者が水中に入った場合に浮くことができるように構成されている点で、前述のジャケット10と比べて構成が異なる。
このため、ジャケット10Aは、前身頃110Aと後身頃110Bとからなるジャケット本体11を構成する布地と、その布地の裏面に取り付けたメッシュ状のネット41とによってエアバッグ収納用のポケットが画成され、このポケット内にバッグ40が収容される。このバッグ40はガスを供給されてポケット内で膨張する。また、後身頃110Bにおいては、着用者の頸椎に近接した位置にバッグ40が設けられている。なお、前見頃110Aと後見頃110Bに取り付けられるバッグ40は、一体物であってもよいし、分割して複数のバッグを取り付けてもよい。ポケットとしてのメッシュ状のネット41が、バッグ40を収容するための開口(図示せず)を備えていれば、この開口から収縮状態のバッグ40を容易にセットすることができる。このようなバッグ40にガスを供給するボンベ50はジャケット11Aの外面に取り付けたフラップ119で隠れるように配設されている。図9に示す例では、フラップ119を持ち上げて、ボンベ50が露呈している状態を示している。
ボンベ50には炭酸ガスが圧縮して封入されており、ガスの噴出を規制するロックに紐51が結ばれている。この紐51を引っ張ることでボンベ50からバッグ40内にガスが供給され、バッグ40が瞬時に膨張する。
なお、前右身頃111(図9参照)と前左見頃112(図9参照)とは、ファスナー113で連結するようになっている。
このように構成されたジャケット10Aにおいて、バッグ40にガスを供給する手順について説明する。
先ず、図10に示すように、ジャケット10Aを着用し、胴回りの大きさを調整するアジャスター16、即ち、マジックテープ(登録商標)などの面ファスナー120に係止しているアジャスター16を外し、図11に示すように、胴回りの締め付けをフリーにする。この状態で、紐51を引っ張り、ボンベ50からバッグ40内にガスを供給してバッグ50を膨張させる。そして、バッグ40の膨張が終了した時点で、図12に示すように、アジャスター16を面ファスナー120に係止し、胴回りの大きさを調整する。なお、図示を省略するが、アジャスター16にも面ファスナーが取り付けられ、これが、背中の面ファスナー120に係止するようになっている。
このように、バッグ40を膨張させた状態で着用者が水中に入れば、バッグ40が浮き袋として機能し、ジャケット10Aによって着用者は水中で浮くことができる。これにより、ジャケット10Aは、救命胴衣として活用することできる。
このように本発明の他の実施形態に係るジャケット10Aによれば、ボンベ50からバッグ40内にガスが供給されてバッグ40が膨張しても、袖がドルマンスリーブとして構成されていることで、ジャケット10Aが着用者に無理な力を加えずに容易に膨張することができる。これに対して、袖がドルマンスリーブでない通常の型式の上着ではアームホール周囲部が小さいため、ジャケットに膨張するバッグを備えていても、膨張にともなうゆとりがジャケットにないためにジャケット自体が破れる虞がある。また、通常の上着にあってはバッグの膨張に対応していないため、着用者にバッグの膨張に伴う過大な荷重が作用する虞がある。
このように、本発明の他の実施形態に係るジャケット10Aにあっては、袖がドルマンスリーブとして構成されていると共に、胴回りをアジャスター16によって調節できるように構成したことで、異なる体型の人が容易に着用できるフリーサイズとして形成されている。このように異なるサイズに適用できるように構成したことで、バッグの膨張に伴うジャケット自体の破損を防止できる。さらに、ジャケット自体が容易にバッグ40の膨張に対応できるようにしているため、着用者にバッグ40の膨張に伴って荷重が作用することを防止できる。
なお、本発明の他の実施形態に係るジャケット10Aにおいては、前右身頃111と前左見頃112とがファスナー113で連結可能であることから、前右身頃111と前左見頃112とをファスナーで連結している状態でバッグ40を急激に膨張させても、前右身頃111と前左見頃112とが外れることを防止できる。
また、後見頃11Bに取り付けられているバッグ40が着用者の頸椎に近接した位置に配置されているため、バッグ40が膨張した状態で水中に入ると、着用者は、前見頃11Aの裏面に設けたバッグ40により体の前面が水面に浮き上がり、且つ頸椎をバッグ40に載せた状態で水に浮くことができて、水中でも楽な姿勢を保つことができる。
以上の説明では、上着として前開きするジャケットを説明したが、上着本体に袖部を取り外しできるものであれば、前開きしないセーターのような衣服であっても同様に適用することができる。
本発明の一実施形態のジャケットを示す概略図である。 図1のジャケットの右側の袖部を示し、(A)は正面図、(B)は背面図、(C)は裏返しにした袖部の正面図、(D)はその背面図である。 図1のジャケットのジャケット本体を示し、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は背面図である。 図3の収納袋を展開して裏返しにした状態を示す概略図で、(A)は平面図、(B)は底面図である。 図1のジャケットを着用できる状態からウエストバッグの状態にする手順を示す図である。 図1のジャケットから左側の袖部を取り外し、袖部を靴または靴下として足に装着する手順を示す図である。 図2とは異なる別の右側の袖部を示す図で、(A)は正面図、(B)は背面図、(C)は裏返しにした袖部の正面図、(D)はその背面図である。 図7の袖部の靴や靴下としての使用する状態を示す概略図である。 本発明の他の実施形態に係るジャケットを示す概略図である。 図9のジャケットの使用方法を説明するための図である。 図9のジャケットの使用方法を説明するための図である。 図9のジャケットの使用方法を説明するための図である。
符号の説明
10,10A ジャケット(上着)
11 ジャケット本体(上着本体)
11a アームホール周囲部
12(12a〜12f) ポケット
13 収納袋
13a,13b 布地
13c,15a,15b 面ファスナー
14 装着用ベルト
14a,14b バックル
15 固定用ベルト
16 アジャスター
20,30 袖部
20a 袖付け部
20b 調整口
20c 袖口
21 ファスナー
22 補強部材
23,36 第1の線状部材(封鎖部材)
24,27,34,37 帯体
24a,30b,30c 調整口
25,28,35,38 ストッパ
26 第3の線状部材
33 第2の線状部材
40 バッグ
50 ボンベ
51 紐
100 足
110A 前見頃
110B 後見頃
111 前右見頃
112 前左見頃
113 ファスナー
119 フラップ
120 面ファスナー

Claims (12)

  1. 上着本体に一対の袖部が脱着可能に取り付けられ、
    上記袖部を上記上着本体から取り外し、該袖部の一方の端部開口を封鎖部材で封じ込んで該一方の端部内側で爪先を収容すると共に、該袖部の他方の端部を足首に装着することで、該袖部が足を保護し得ることを特徴とする、上着。
  2. 上着本体と、該上着本体に袖付け部で脱着可能に取り付けられた一対の袖部と、を備えた上着であって、
    上記袖部の肘外側に対応する領域より上記袖付け部側または袖口周辺部側に、第1の線状部材が袖回りに沿って絞り込み可能に設けられ、
    上記袖部を上記上着本体から取り外し、上記第1の線状部材が絞り込まれることで爪先を収容し、該袖部が足を保護し得ることを特徴とする、上着。
  3. 上着本体と、該上着本体に袖付け部で脱着可能に取り付けられた一対の袖部と、を備えた上着であって、
    上記袖部の肘外側に対応する領域より上記袖付け部側に第1の線状部材が袖回りに沿って絞り込み可能に設けられ、
    上記袖部を上記上着本体から取り外し、該袖部のうち上記第1の線状部材より袖付け部側の端部を袖部内側に入り込ませて該第1の線状部材で絞り込むことで該袖部を袋状にし、袖口から足を挿入することで該袖部が足を保護し得ることを特徴とする、上着。
  4. 前記袖部の袖口周辺部に、袖回りに絞り込むための絞り込み部材または袖回りに伸縮する第2の線状部材が設けられ、
    前記袖部に腕を通して着用する場合には、上記絞り込み部材または第2の線状部材で上記袖口周辺部を手首に密着させる一方、前記袖部を前記上着本体から取り外して足を保護する場合には上記絞り込み部材または第2の線状部材で上記袖口周辺部を足首に密着させることを特徴とする、請求項3に記載の上着。
  5. 前記第1線状部材と袖口周辺部との間に、第3の線状部材が袖回りに絞り込み可能に設けられ、
    前記袖部が前記上着本体から取り外されて足を保護する際に、上記第3の線状部材を絞り込んで該袖部を足の大きさに適合させることを特徴とする、請求項3に記載の上着。
  6. 前記袖部が、その肘外側に対応する領域に補強部材を備え、
    該袖部に腕を通して着用する際には、上記補強部材が肘当てとして機能し、該袖部が前記上着本体から取り外されて足を保護する際には、上記補強部材がソールとして機能することを特徴とする、請求項2又は3に記載の上着。
  7. 上着本体と、該上着本体に袖付け部で脱着可能に取り付けられた一対の袖部と、を備えた上着であって、
    上記袖部の袖口周辺部に第1の線状部材が袖回りに沿って絞り込み可能に設けられ、
    上記袖部の袖付け部側に第2の線状部材が袖回りに沿って絞り込み可能に設けられ、
    上記袖部を上記上着本体から取り外して上記第1の線状部材を絞り込んで該袖部を袋状にし、上記袖口周辺部が爪先を収容し、上記第2の線状部材を絞り込んで該袖部の袖付け部側を足首に密着させることで、該袖部で足を保護し得ることを特徴とする上着。
  8. 前記上着本体の前身頃には一個以上のポケットが設けられると共に、前記上着本体の後身頃に収納袋が一体的に取り付けられており、
    前記袖部を付けた上着本体が、ポケットに各種用具を収納した状態で折り畳まれ、上記収納袋内に格納され得ることを特徴とする、請求項1,2,3又は7に記載の上着。
  9. 前記上着本体または前記袖部には、位置情報を検出する検出器が設けられていることを特徴とする、請求項8に記載の上着。
  10. 前記上着本体の前見頃と後見頃に設けた膨張可能なバッグと、該バックにガスを供給するボンベと、を備えたことを特徴とする、請求項1〜9の何れかに記載の上着。
  11. 前記ボンベを前記前身頃の外面に取り付けたフラップの裏側に配設したことを特徴とする、請求項10に記載の上着。
  12. 前記上着本体に胴回りの大きさを調節するアジャスターを取り付けたことを特徴とする、請求項1〜11の何れかに記載の上着。
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