JP2006345928A - 食器洗浄機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 蒸気発生行程を備えた食器洗浄機を提供する。
【解決手段】
噴射ノズル、シーズヒータを備え、外窓と内窓から構成され、横長状の透明な窓部を下扉に配設した食器洗浄機において、蒸気発生行程は、洗浄行程における使用水量以下の洗浄水を洗浄槽に給水して(ステップS1)、シーズヒータにより洗浄水を加熱しながら循環ポンプの第1の回転動作を行い(ステップS2)、サーミスタにて洗浄水温度が所定温度になったことを検知すると(ステップS3)、第1の所定時間、前記循環ポンプを停止又は低速回転させる(ステップS4)制御にて実行する構成とした。
【選択図】 図4

Description

本発明は、蒸気発生行程を備えた食器洗浄機に関する。
従来、食器洗浄機の蒸気発生方法は、洗浄水を給水した後に循環ポンプにて洗浄槽内で水を循環させながらヒータに通電することによって洗浄水の加熱を行い、所定時間経過後に洗浄行程へと進むものであった。
また、蒸気発生のために専用部品を設けていた。(例えば、特許文献1参照。)
特開平2−82930号公報(第1図)
しかしながら、上記した方法では噴射した洗浄水が透明窓に当たる頻度が高く、蒸気が結露して透明窓が曇ってもすぐに洗浄水で洗い流してしまうため、使用者は蒸気が発生している状態を確認することが難かった。また、蒸気発生のためだけに専用部品を設けることは製造コストが高くなるうえ、その専用部品を設置する空間を確保することが困難であった。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、従ってその目的は、専用部品を用いることなしに容易に蒸気発生行程を行いつつ、使用者が視覚的に蒸気の発生状況を確認することができる食器洗浄機を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の食器洗浄機は、本体と、前記本体内に設けられ、被洗浄物を収容する洗浄槽と、前記本体に形成され、食器等の出し入れに供する開口部と、前記開口部を開閉可能に構成され、前記洗浄槽内を視認可能な窓部を有した扉体と、前記洗浄槽内に洗浄水を供給する給水手段と、前記洗浄槽内の水位を検知する水位検知手段と、洗浄水を循環ポンプの動作により洗浄ノズルに圧送して、洗浄ノズルから噴射する洗浄手段と、前記洗浄槽内に配設され、洗浄水を温める加熱手段と、洗浄水の温度を検知する温度検知手段とを具備し、洗浄行程、すすぎ行程、乾燥行程を実行し、前記洗浄行程の前段もしくは途中に蒸気発生行程を実行する食器洗浄機において、前記蒸気発生行程は、前記洗浄行程における使用水量以下の洗浄水を洗浄槽に給水して、前記加熱手段により洗浄水を加熱しながら第1の循環ポンプ回転動作を行い、前記温度検知手段にて所定の温度を検知した後、第1の所定時間、前記循環ポンプを停止又は低速回転させる制御にて実行されることを主たる特徴とするものである。
本発明の効果として、洗浄行程の前或いは途中に蒸気発生行程を設けることにより、発生した蒸気により被洗浄物の汚れを膨潤若しくは湿潤させて汚れの付着力を低減させ、付着力の低減した汚れを洗浄行程にて比較的容易に洗い落とすことができるため、洗浄力のが向上する。また、蒸気発生行程においては、洗浄行程の使用水量よりも少ない水量にすることにより、加熱手段による水温上昇を洗浄行程より速く行うことができる。さらに、循環ポンプの第1の回転動作期間中、前記加熱手段に通電を行うことで洗浄水の水温を上昇させて蒸気を発生させつつ、温度検知手段が既定温度を検知した後に、第2の所定時間前記循環ポンプ14を動作停止あるいは低速回転動作させることで、窓部の温度を低下させて蒸気温度とのあいだに温度差を生じさせ、洗浄槽内に発生した蒸気が結露して窓部が曇り、使用者が蒸気の発生を視覚的に確認することができる。
<第1実施例>
まず、本発明の第1実施例について、図1乃至図5を参照して説明する。食器洗浄機の斜視図である図1において、食器洗浄機本体1は、外郭をなす外箱2と、外箱2の内部に形成された洗浄槽3と、この洗浄槽3から食器を出し入れするための開口部4と、この開口部4を開閉可能に覆う扉体5から構成されている。この扉体5は、上方にスライドして開放する上扉6と、開口部4の下端付近を回動支点にして下方に回動する下扉7とから構成されている。そして、下扉7には、食器洗浄機の運転操作に供する操作パネル8が配設されており、その上方には洗浄槽3の内部を視認できるよう、透明な横長状の窓部9が配設されている。
図2は、食器洗浄機の概略を示す平面図であり、洗浄槽3には、その内部に出し入れ可能で且つ着脱可能な食器かご10が収容されている。食器かご10には食器Aが収容される。洗浄槽3内の下部には2個の回転式の噴射ノズル11,11が左右に並んで設けられている。噴射ノズル11,11は中空状のアーム支え12に回転可能に接続され、上面に複数の噴射孔13を有している。この噴射ノズル11,11は、食器かご10上に載置された食器A等に洗浄水を噴射し、汚れを落とすためのものである。
洗浄槽3の下部には循環ポンプ14が配置されている。前記循環ポンプ14は洗浄ポンプ及び排水ポンプを兼用するものであり、配水管15を介して前記アーム支え12に接続されていると共に、配水管15を介して洗浄槽3下部の排水口16に接続されている。この循環ポンプ14は、噴射ノズル11,11に洗浄水を供給し、排水時には洗浄水を洗浄槽3外部へ排出するためのものである。
洗浄槽3内の下部の奥部には給水口17が設けられていると共に右前部には加熱手段としてのシーズヒータ18が配置されている。前記給水口17は、給水弁19を介して給水配管20が接続されている。前記給水配管20は、給水ホース(図示せず)を介して水道等の給水源に接続されている。前記シーズヒータ18は、その基端部が洗浄槽3の右壁部の前下部に固定されており、洗浄槽3の左右方向中央付近に位置する先端部まで略水平に延びている。そして、シーズヒータ18は、洗浄槽3内の洗浄水の加熱に供すると共に、乾燥行程時に送風温度を上昇させ、後述する送風ファン22によって乾燥風を食器等に吹き付けて乾燥に供するものである。
また、洗浄槽3の左壁部には洗浄槽3内の水位が高水位(「3.5L」水位)及び低水位(「1.7L」水位)に達したことを検出する検出部21a及び21bを有する水位センサ21が設けられ、右壁部には、外部から前記洗浄槽3内に空気を送り込むための送風ファン22が設けられている。
さらに、洗浄槽3の底部、シーズヒータ18の下方には、温度検知手段たるサーミスタ23が取り付けられている。このサーミスタ23は、洗浄槽3内に貯留された洗浄水温度や乾燥行程時の送風温度を検出するためのものである。
上記した循環ポンプ14、シーズヒータ18、給水弁19、水位センサ21、送風ファン22、サーミスタ23は、いずれも制御回路24に接続されている。また、前記制御回路24には前述した操作パネル8が接続されている。また、詳しい図示及び説明は省略するが、前記制御回路24はマイクロコンピュータを主体に構成されており、記憶手段としての揮発性メモリや不揮発性メモリを備えている。
図3は、食器洗浄機本体の一部を破断して示す側断面図である。この図に示すように、下扉7には、透明な樹脂製の外窓9a及び内窓9bが填め込まれ、外窓9a上に操作パネル8が配設されている。この外窓9aと内窓9bは、その間に水密な中空空間を形成するよう填め込まれ、これらにより洗浄槽3の内部が視認可能な窓部9を構成されている。
本実施例では、制御回路24及び給水弁19から給水手段が構成される。また、制御回路25及び水位センサ21から水位検知手段が構成される。更に、制御回路24及び循環ポンプ14並びに噴射ノズル11,11から洗浄手段が構成される。更にまた、制御回路24,循環ポンプ14,噴射ノズル11,11,及びシーズヒータ18から蒸気発生手段が構成される。
次に、本実施例の作用について説明する。まず、制御回路24が実行する標準的な洗浄運転コース(以下、「標準コース」とする)の内容について簡単に説明する。操作パネル8の操作により標準コースが設定され、運転開始が指示されると、制御回路24は蒸気発生行程、洗浄行程、すすぎ行程、加熱すすぎ行程、乾燥行程を順に実行する。
蒸気発生行程では、制御回路24は給水弁19を開放して洗浄槽3内に給水した後、蒸
気生成動作を実行する。蒸気発生行程では洗浄槽3内の水位が低水位である「1.7L」
水位に達するまで給水される。本体1が水平状態で設置されているときは、洗浄槽3内に「1.7L」水位まで給水されるとシーズヒータ18は水面よりもやや下方に位置し且つその全体が水没する。蒸気発生行程については後で詳述する。
洗浄行程及び各すすぎ行程では、給水弁19を開放して洗浄槽3内に給水する動作、循
環ポンプ14を動作させて洗浄槽3内の水を噴射ノズル11,11から噴出させる洗い動作或いはすすぎ動作、循環ポンプ14を動作させて洗浄槽3内の水を排出する動作が順に実行される。洗浄行程及び各すすぎ行程における水位(以下「洗浄水位」とする)は高水位である「3.5L」に設定されている。
蒸気発生行程、洗浄行程、各すすぎ行程では、制御回路24は水位センサ21からの入
力信号に基づき洗浄槽3内の水位が所定の設定水位に達したことを検知するまで給水弁1
9を開放動作させるようになっている。
また、洗浄行程及び加熱すすぎ行程では、制御回路24はサーミスタ23の入力信号に
基づき洗浄槽3内の洗浄水温度が所定温度となるように前記シーズヒータ18を発熱させる。乾燥行程では、シーズヒータ18を発熱させつつ送風ファン22を動作させることにより洗浄槽3内に温風を流通させる。
次に、蒸気発生行程について図4乃至図6を参照しながら説明する。
図4は、蒸気発生行程の処理内容を示すフローチャートである。操作パネル8の「スタート」キーを押圧し、蒸気発生行程が開始すると、制御回路24は給水弁19を開放し、水道水が給水ホース、給水配管20、給水弁19、及び給水口18を介して洗浄槽3の内部に導入され、水位センサ21の検知部21bが「1.7L」の低水位を検知すると、制御回路24が給水弁19を閉じ、給水動作が終了する。これにより、洗浄槽3内には常温(約20度)の水が「1.7L」水位まで貯留される(ステップS1)。その後、循環ポンプ14を回転数1100rpmで動作させつつ(第1の回転動作期間)、噴射ノズル11,11を回転させて洗浄槽3内に水を噴射させながらシーズヒータ18に通電を行う(ステップS2)。これにより、洗浄水温度が上昇していき、蒸気が発生して、洗浄槽3内部に充満する。この時の循環ポンプ14の回転数1100rpmは、過剰な電力消費を防止するために、洗浄行程中の回転数2150rpm以下に設定されたものである。その際、制御回路24は、サーミスタ23を介して洗浄水温度Tが48度以上か否かを判断し続けており(ステップS3)、洗浄水温度Tが48度以上であることを検知すると、循環ポンプ14及びシーズヒータ18への通電を停止する(ステップS4)。そして停止状態を2分間(第1の所定時間)継続し、2分間経過したことを判断すると(ステップS5)、洗浄行程へと移行する(図5(a)参照)。
この蒸気発生行程の第1の所定時間では、図6に示すように、洗浄水温度T及び洗浄槽3内の温度はほとんど低下しないが内窓9bの温度Wは低下するため、内窓9bの温度Wと蒸気温度とのあいだに温度差が生じる。そのため、洗浄槽3内に発生した蒸気が凝縮して内窓9b内面に結露し、水滴となって内窓9bを曇らせる結果となる。
上記した実施例によれば、発生した蒸気により被洗浄物の汚れを膨潤若しくは湿潤させて汚れの付着力を低減させ、付着力の低減した汚れを洗浄行程にて比較的容易に洗い落とすことができるため、洗浄力が向上する。また、蒸気発生行程においては、洗浄行程の使用水量よりも少ない水量にすることにより、シーズヒータ18による水温上昇を洗浄行程より速く行うことができる。さらに、循環ポンプ14の第1の回転動作期間中、前記シーズヒータ18に通電を行うことで洗浄水温度Tを上昇させて、蒸気を発生させつつ、サーミスタ23が洗浄水温度Tが48度になったことを検知した後に、第1の所定時間だけ前記循環ポンプ14を動作停止あるいは低速回転動作させることで、窓部9の温度Wを低下させて蒸気温度とのあいだに温度差を生じさせ、洗浄槽3内に発生した蒸気が結露して内窓9bが曇り、使用者が蒸気の発生を視覚的に確認することができる。
<第2実施例>
次いで、本発明の第2実施例につき、図7及び図8を参照して説明する。このものは、上記した第1実施例と蒸気発生行程の一部のみが異なるものの、そのほかは実質的に同じ構成となっている。したがって以下、上記第1実施例と同一部分には、同一符号を付して説明を省略し、異なる点のみ説明する。
図7は、蒸気発生行程を示すフローチャートである。制御回路25は、ステップS1からステップS4までは第1実施例(図4参照)と同じ制御を実行し、その後、循環ポンプ14及びシーズヒータ18の停止状態を1分間(第1の所定時間)継続する。これにより、内窓9bに洗浄水がかからない状態となるため、外側に放熱され、内窓9bの温度Wは低下していく。そして、1分間経過したと判断すると(ステップS6)、今度は循環ポンプ14のみを10秒間(第2の回転動作期間)だけ回転動作させる(ステップS7)。これにより、洗浄水が洗浄槽3内に噴射されるので、蒸気が発生しやすくなり、洗浄槽3内に蒸気がより一層充満する。そして、制御回路25が10秒間経過したと判断すると(ステップS8)、30秒間(第2の所定時間)循環ポンプ14を停止させる(ステップS9)。制御回路25が30秒間経過したと判断すると(ステップS10)、蒸気発生行程は終了し、次の洗浄行程へ移行する(図5(b)参照)。
この蒸気発生行程の第2の所定時間では、図8に示すように、洗浄水温度T及び洗浄槽3内の温度はほとんど低下しないが内窓9bの温度Wは低下するため、内窓9bと蒸気温度とのあいだに温度差が生じる。そのため、洗浄槽3内に発生した蒸気が凝縮して内窓9bの内面に結露し、水滴となってを曇らせる結果となる。
上記した実施例によれば、第1実施例に記載の効果以外に、次のような効果を奏する。第1の所定時間の経過後に、前記循環ポンプ14の第2の回転動作を一定時間行うことで、洗浄槽3内に蒸気をより一層充満させることができ、その後に第2の所定時間のあいだ循環ポンプ14を停止させることで、洗浄槽3内の大量の蒸気が冷えた内窓9bに接触して凝縮して結露となり、窓部9を曇らせることができ、以って、使用者が蒸気の発生状況を視覚的に確認することができる。
<第1変形例>
さらに、本発明の第1変形例について説明する。このものは、上記した第1,2実施例とは蒸気発生行程の一部のみが異なるものの、そのほかは実質的に同じ構成となっている。したがって、以下、上記第1,2実施例と同一部分には、同一符号を付して説明を省略し、異なる点のみ説明する。
本変形例の蒸気発生行程は、第1の所定時間又は第2の所定時間において、循環ポンプ14を停止状態にはせず、噴射ノズル11,11から噴射する水が内窓9bに当たらない程度の水圧となる回転数、例えば600rpm程度の回転数で低速回転動作させるよう構成されており(図5(c)参照)、制御回路26により制御実行される。
上記した変形例によれば、第1,2の実施例記載の効果以外に、次のような効果を奏する。第1の所定期間中又は第2の所定期間中にも循環ポンプ14が回転動作するため、洗浄水の噴射によって蒸気を発生させて洗浄槽3内部に充満させられる。そのため、噴射される洗浄水の勢いは弱く、内窓9bに洗浄水が直接かかるおそれがないため、内窓9bの曇りが洗浄水によって洗い流されるおそれがない。また、内窓9bに洗浄水がかからないため、洗浄水の熱により内窓9bの温度Wの低下が妨げられることもない。また、実施例1、2では、循環ポンプ14が停止する制御について、使用者が故障による停止であると誤解する懸念があった。しかしながら、本変形例では噴射ノズル11,11から水が噴射するため、食器洗浄機の故障による停止ではないことを使用者が視覚的に認識することができる。
<第2変形例>
また、本発明の第2変形例について説明する。このものは、上記した第2実施例とは蒸気発生行程の一部のみが異なるものの、そのほかは実質的に同じ構成となっている。したがって、以下、上記第2実施例と同一部分には、同一符号を付して説明を省略し、異なる点のみ説明する。
本変形例の蒸気発生行程は、第2実施例における循環ポンプ14の第2の回転動作の際に、循環ポンプ14を第1の回転動作期間の回転数1100rpm以上の回転数、具体的には回転数2150rpmで動作させるよう構成されており、制御回路27によって制御実行される。なお、この回転数は、洗浄行程における回転数と同じである。
また、この循環ポンプ14の第2の回転動作期間では、図5(d)に示すように、循環ポンプ14を1秒間動作させたのち1秒間停止させるという間欠運転を、10秒間繰り返し実行する。というのも、第2の回転動作時における洗浄水の噴射量は、洗浄行程における洗浄水の噴射量と同等であるのに対し、水位は1.7Lと低水位であるため、第2の回転動作期間においては循環する洗浄水量が不足して循環ポンプ14が空気を吸い込んでしまう現象(いわゆるエア噛み)が発生する懸念がある。そのため、循環ポンプ14の動作を上述した間欠運転にすることで、1秒間の回転動作により大量の洗浄水が噴射されても、その後の1秒間の停止により噴射された洗浄水が洗浄槽3の底部に戻って来るという制御を繰り返すため、洗浄槽3内に一定の水位が保たれ、循環ポンプ14がエア噛みを起こすおそれはなくなる。その結果、循環ポンプ14がエア噛みに付随して動作音を増加させることがない。
上記した第2変形例によれば、上記した第2実施例に記載の効果以外に、次のような効果を奏する。循環ポンプ14の第2の回転動作における洗浄水の噴射量が第1の回転動作における噴射量よりも多くなるため、洗浄槽3内に、瞬時に、大量の蒸気を充満させることができる。その結果、内窓9bへの蒸気の結露量が増加し、延いては内窓9bの曇りが増加する。また、上述した間欠運転を行うことにより、エア噛みの発生を防止し得て、延いては循環ポンプ14の動作音の増加を防止することができる。
なお、本発明は上記し且つ図面に示した実施例及び変形例に限定されない。
例えば、第1の所定時間、第2の回転動作期間、第2の所定時間のうち少なくともいずれかの期間においてシーズヒータ18への通電制御を行うことにより洗浄水の保温を行ってもよい。特に第2の回転動作期間にシーズヒータ18への通電を行う際には、第1の回転動作期間の電力値より小さな電力値にて通電することにより、万が一、シーズヒータ18が水面上に露出した状態であっても過熱するおそれをなくしてもよい。
また、第1の所定時間と第2の所定時間の両方において、循環ポンプ14を回転数600rpmで回転させ、より多くの蒸気を洗浄槽3内に充満させるような構成にしてもよい。
このほか、実施に際して本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施可能である。
本発明の食器洗浄機本体を示す斜視図 食器洗浄機の概略的な平面図 食器洗浄機本体を一部破断して示す側面図 第1実施例の蒸気発生行程を示すフローチャート (a)第1実施例における蒸気発生行程の循環ポンプ及びシーズヒータの制御を示すタイムチャート,(b)第2実施例における(a)相当図,(c)第1変形例における(a)相当図,(d)第2変形例における(a)相当図 第1実施例における洗浄水温度及び窓部温度推移を示すグラフ 第2実施例の図4相当図 第2実施例における図6相当図
符号の説明
1 本体
3 洗浄槽
8 操作パネル
9 窓部
9a 外窓
9b 内窓
11,11 噴射ノズル
14 循環ポンプ
18 シーズヒータ
19 給水弁
21 水位センサ
21a,21b 検出部
23 サーミスタ
24,25,26,27 制御回路

Claims (5)

  1. 本体と、前記本体内に設けられ、被洗浄物を収容する洗浄槽と、前記本体に形成され、食器等の出し入れに供する開口部と、前記開口部を開閉可能に構成され、前記洗浄槽内を視認可能な窓部を有した扉体と、前記洗浄槽内に洗浄水を供給する給水手段と、前記洗浄槽内の水位を検知する水位検知手段と、洗浄水を循環ポンプの動作により洗浄ノズルに圧送して、洗浄ノズルから噴射する洗浄手段と、前記洗浄槽内に配設され、洗浄水を温める加熱手段と、洗浄水の温度を検知する温度検知手段とを具備し、
    洗浄行程、すすぎ行程、乾燥行程を実行し、前記洗浄行程の前段もしくは途中に蒸気発生行程を実行する食器洗浄機において、
    前記蒸気発生行程は、前記洗浄行程における使用水量以下の洗浄水を洗浄槽に給水して、前記加熱手段により洗浄水を加熱しながら循環ポンプの第1の回転動作を行い、前記温度検知手段にて所定の温度を検知した後、第1の所定時間、前記循環ポンプを停止又は低速回転させる制御にて実行されることを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。
  2. 第1の所定時間経過後、循環ポンプの第2の回転動作を行い、この第2の回転動作期間経過後、第2の所定時間、再度前記循環ポンプを停止又は低速回転させる制御を実行することを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。
  3. 第2の回転動作期間における循環ポンプの回転数は、第1の回転動作期間中におけるポンプ回転数よりも高くしたことを特徴とする請求項2記載の食器洗浄機。
  4. 第2の回転動作期間中、循環ポンプは間欠的に動作させることを特徴とする請求項2記載の食器洗浄機。
  5. 第1の所定時間、第2の回転動作期間、第2の所定時間のうち、少なくとも一度は洗浄水を過熱しないよう加熱手段を制御することを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の食器洗浄機。
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