JP2006345300A - 基地局装置及び送信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 P−MP型無線通信システムを配置する場合に、同一の周波数帯域を使用する既存の無線通信システムに与える干渉量を抑制することができ、かつ、当該P−MP型無線通信システムの伝送品質の低下を抑えること。
【解決手段】 検出部107は、他の無線通信システムに対して干渉となる方向及び周波数帯域を検出する。帯域制御部108−1〜108−Mは、分岐部105の出力信号の中で、検出部107が検出した方向の指向性で送信される信号について、例えば帯域濾波器を用いて検出部107が検出した周波数帯域を制限する。送信無線部109−1〜109−Mは、対応する帯域制御部108−1〜108−Mを通過した信号に対して無線処理を行い、対応するセクタアンテナ110−1〜110−Mから無線送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、P−MP(Point to Multipoint)型無線通信システムに使用される基地局装置及び送信方法に関する。
近年、無線通信システムに対する伝送レートの向上の要求は増加の一途をたどっており、これを実現するために一つの無線通信システムが占有する帯域の拡大の要望も高まっている。一方、無線周波数は有限の資源であり、既に多くの無線通信システムがそれぞれの周波数帯にて稼動し、多くの通信事業者が事業を行っている。
このような無線周波数使用環境の中に新たな無線通信システムを配置するためには、同一の周波数帯域を使用する他の無線通信システムとの共用を図るべく、互いに干渉を避ける工夫が必要となる。
P−P(Point to Point)型無線通信システム同士の場合、アンテナ指向性を急峻にすることにより、比較的容易に互いに干渉を避け、サービスエリアの棲み分けを行うことができる。ところが、P−MP型無線通信システムを新たに配置する場合、サービスエリアを面として確保する必要があるため、アンテナ指向性を急峻にする方法は使えない。
従来技術としては、P−MP型無線通信システムを新たに配置する際に、当該既存の無線通信システムに使用されている周波数帯域を検知し、該当するキャリアのみ使用しない、または、干渉レベルに応じて使用するサブキャリアを減らして干渉量を抑制する方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−285236号公報
しかしながら、上記従来の方法では、新規に配置された無線通信システムの基地局装置が、提供するサービスエリア全体に対して帯域制限を行うため、空間利用上効率が悪くなってしまうという問題がある。また、上記従来の方法では、他の無線通信システムと共用の帯域を送信機側が一方的に遮蔽するため、受信側では誤り訂正機能と併用しても通信品質が劣化し、フェージングなどの要因により誘発されるビットエラー耐力を減少させてしまうという問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、P−MP型無線通信システムを配置する場合に、同一の周波数帯域を使用する既存の無線通信システムに与える干渉量を抑制することができ、かつ、当該P−MP型無線通信システムの伝送品質の低下を抑えることができる基地局装置及び送信方法を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するため、本発明の基地局装置は、互いに異なる指向性を持つ複数のセクタアンテナと、送信信号を前記セクタアンテナの数に分岐する分岐手段と、他の無線通信システムに対して干渉となる方向及び周波数帯域を検出する検出手段と、前記検出手段が検出した方向の指向性で送信される信号の前記検出手段が検出した周波数帯域を制限する帯域制限手段と、前記帯域制限手段が周波数帯域を制限した後の信号を前記セクタアンテナから無線送信する送信手段と、を具備する構成を採る。
本発明の基地局装置は、通信相手から送信された信号の到来方向を推定する到来方向推定手段と、前記到来方向推定手段が推定した到来方向において、他の無線通信システムに対して干渉となる指向性及び周波数帯域を検出する検出手段と、前記検出手段が検出した周波数帯域の信号の指向性を前記検出手段が検出した方向にヌルを向けるようにウェイトを算出するウェイト算出手段と、サブキャリア毎に前記ウェイト算出手段が算出したウェイトを送信信号に乗算するウェイト乗算手段と、前記ウェイト乗算手段がウェイトを乗算した後の信号をアダプティブアレーアンテナから無線送信する送信手段と、を具備する構成を採る。
本発明の送信方法は、互いに異なる指向性を持つ複数のセクタアンテナから信号を無線送信する基地局装置の送信方法であって、送信信号を前記セクタアンテナの数に分岐する工程と、他の無線通信システムに対して干渉となる方向及び周波数帯域を検出する工程と、前記検出した方向の指向性で送信される信号の前記検出した周波数帯域を制限する工程と、前記周波数帯域を制限した後の信号を前記セクタアンテナから無線送信する工程と、を具備する方法を採る。
本発明の送信方法は、アダプティブアレーアンテナから信号を無線送信する基地局装置の送信方法であって、通信相手から送信された信号の到来方向を推定する工程と、前記推定した到来方向において、他の無線通信システムに対して干渉となる指向性及び周波数帯域を検出する工程と、前記検出した周波数帯域の信号の指向性を前記検出した方向にヌルを向けるようにウェイトを算出する工程と、サブキャリア毎に前記算出したウェイトを送信信号に乗算する工程と、前記ウェイトを乗算した後の信号を前記アダプティブアレーアンテナから無線送信する工程と、を具備する方法を採る。
本発明によれば、他の無線通信システムに対して干渉の影響があるパスの当該他の無線通信システムで使用される周波数帯域のみを制限することができるので、同一の周波数帯域を使用する既存の無線通信システムに与える干渉量を抑制することができ、かつ、当該P−MP型無線通信システムの伝送品質の低下を抑えることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1では、基地局装置が、N本のサブキャリアからなる信号をM本のセクタアンテナから固定の指向性で無線送信する場合について説明する(N、Mは複数)。
図1、図2は、本発明の実施の形態1に係る基地局装置の構成を示すブロック図である。なお、図1、図2において受信機側は省略する。
図1の基地局装置100は、変調部101と、S/P(シリアル/パラレル)変換部102と、IFFT(逆フーリエ変換)部103と、P/S(パラレル/シリアル)変換部104と、分岐部105と、干渉状況記憶部106と、検出部107と、帯域制御部108−1〜108−Mと、送信無線部109−1〜109−Mと、セクタアンテナ110−1〜110−Mと、から主に構成される。
変調部101は、送信データをBPSK、QPSK、16QAM等のディジタル変調を施し、S/P変換部102に出力する。S/P変換部102は、変調部101から出力された1本の直列な信号列をN本の並列な信号列に変換し、IFFT部103のIFFTポイントに出力する。IFFT部103は、S/P変換部102の出力信号に対して逆フーリエ変換を行い、P/S変換部104に出力する。P/S変換部104は、IFFT部103から出力されたN本の並列な信号列を1本の直列な信号列に変換し、分岐部105に出力する。分岐部105は、P/S変換部104の出力信号をM個に分岐し、それぞれ帯域制御部108−1〜108−Mに出力する。
干渉状況記憶部106は、他の無線通信システムに対して干渉となる方向及び周波数帯域を示す情報を記憶する。検出部107は、干渉状況記憶部106の記憶内容に基づいて、他の無線通信システムに対して干渉となる方向及び周波数帯域を検出し、検出結果を示す情報を帯域制御部108−1〜108−Mに出力する。帯域制御部108−1〜108−Mは、分岐部105の出力信号の中で、検出部107が検出した方向の指向性で送信される信号について、例えば帯域濾波器を用いて検出部107が検出した周波数帯域を制限する。
送信無線部109−1〜109−Mは、対応する帯域制御部108−1〜108−Mを通過した信号に対して、アップコンバート、増幅等の無線処理を行い、対応するセクタアンテナ110−1〜110−Mから無線送信する。
図2は、図1に対して他のバリエーションを示す図であり、図2の基地局装置100Aは、図1の基地局装置100に対して、帯域制御部108−1〜108−Mを削除し、IFFT部103及びP/S変換部104をM個用意する構成を採る。
変調部101は、送信データをBPSK、QPSK、16QAM等のディジタル変調を施し、S/P変換部102に出力する。S/P変換部102は、変調部101から出力された1本の直列な信号列をN本の並列な信号列に変換し、分岐部105に出力する。分岐部105は、S/P変換部102の出力信号をM個に分岐し、それぞれIFFT部103−1〜103−MのIFFTポイントに出力する。
干渉状況記憶部106は、他の無線通信システムに対して干渉となる方向及び周波数帯域を示す情報を記憶する。検出部107は、干渉状況記憶部106の記憶内容に基づいて、他の無線通信システムに対して干渉となる方向及び周波数帯域を検出し、検出結果を示す情報をIFFT部103−1〜103−Mに出力する。IFFT部103−1〜103−Mは、分岐部105の出力信号に対して検出部107から得た情報に応じた送信サブキャリアに対してのみ、逆フーリエ変換を行い、P/S変換部104−1〜104−Mに出力する。P/S変換部104−1〜104−Mは、対応するIFFT部103−1〜103−Mから出力されたN本の並列な信号列を1本の直列な信号列に変換し、対応する送信無線部109−1〜109−Mに出力する。
送信無線部109−1〜109−Mは、対応するP/S変換部104−1〜104−Mを通過した信号に対して、アップコンバート、増幅等の無線処理を行い、対応するセクタアンテナ110−1〜110−Mから無線送信する。
次に、図3及び図4を用いて本実施の形態に係る基地局装置の通信方法について具体的に説明する。図3は、本実施の形態に係る基地局装置を含むP−MP型無線通信システムを示す図である。図4は、本実施の形態に係る基地局装置から送信される信号の周波数帯域を示す図である。
図3では、P−MP型無線通信システムのセルSeの基地局装置100が、当該システムの通信端末装置150に信号を無線送信する場合を示す。図3において、基地局装置100から固定の指向性Ar1、Ar2、Ar3で送信された信号が、パスPa1、Pa2、Pa3を通って通信端末装置150に受信されるものとする。また、パスPa1の信号が、他の無線通信システムに所属する通信装置200に対して干渉In1となるものとする。
この場合、図4(a)に示すように、基地局装置100は、他の無線通信システムに対して干渉とならないパスPa2、Pa3を通る信号、すなわち指向性Ar2、Ar3で送信する信号の周波数帯域を制限せず、全ての周波数帯域BWを使用して信号を送信する。一方、図4(b)に示すように、基地局装置100は、パスPa1を通る信号、すなわち指向性Ar1で送信する信号の周波数帯域のうち、他の無線通信システムで使用されている周波数帯域BWotherのみを制限する。この結果、図4(c)に示すように、BWother以外の周波数帯域では、パスPa1、Pa2、Pa3を通って受信された信号が合成されるので高い受信レベルを得ることができる。また、周波数帯域BWotherについてもパスPa2、Pa3を通って受信された信号が合成されるのである程度の受信レベルを得ることができる。従って、従来技術に比べビットエラーを抑えることができ、誤り訂正機能を併用することにより、伝送品質の低下を抑えることができる。
このように、本実施の形態によれば、他の無線通信システムに対して干渉の影響があるパスの当該他の無線通信システムで使用される周波数帯域のみを制限することができるので、同一の周波数帯域を使用する既存の無線通信システムに与える干渉量を抑制することができ、かつ、当該P−MP型無線通信システムの伝送品質の低下を抑えることができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2では、基地局装置が、N本のサブキャリアからなる信号をM本のアンテナ素子からなるアダプティブアレーアンテナから可変の指向性で無線送信する場合について説明する(N、Mは複数)。
図5は、本発明の実施の形態2に係る基地局装置の構成を示すブロック図である。なお、図5において、アダプティブアレーアンテナのアンテナ素子数Mを3として説明する。
図5の基地局装置400の送信機側は、変調部401と、S/P(シリアル/パラレル)変換部402と、IFFT(逆フーリエ変換)部403と、ウェイト乗算部404−1〜404−Nと、P/S(パラレル/シリアル)変換部405−1〜405−3と、送信無線部406−1〜406−3と、アダプティブアレーアンテナを構成するアンテナ素子407−1〜407−3と、から主に構成される。また、基地局装置400の受信機側は、受信無線部451−1〜451−3と、AAA(アダプティブアレーアンテナ)受信部452と、復調部453と、到来方向推定部454と、干渉状況記憶部455と、検出部456と、ウェイト算出部457と、から主に構成される。
変調部401は、送信データをBPSK、QPSK、16QAM等のディジタル変調を施し、S/P変換部402に出力する。S/P変換部402は、変調部401から出力された1本の直列な信号列をN本の並列な信号列に変換し、IFFT部403に出力する。IFFT部403は、S/P変換部402の出力信号に対して逆フーリエ変換を行い、対応するウェイト乗算部404−1〜404−Nに出力する。ウェイト乗算部404−1〜404−Nは、IFFT部403の出力信号に対してサブキャリア毎にウェイト算出部457が算出したウェイトを乗算し、P/S変換部405−1〜405−3に出力する。P/S変換部405−1〜405−3は、ウェイト乗算部404−1〜404−Nから出力されたN本の並列な信号列を1本の直列な信号列に変換し、対応する送信無線部406−1〜406−3に出力する。送信無線部406−1〜406−3は、対応するP/S変換部405−1〜405−3の出力信号に対して、アップコンバート、増幅等の無線処理を行い、対応するアンテナ素子407−1〜407−3から無線送信する。
受信無線部451−1〜451−3は、アンテナ素子407−1〜407−3に受信された信号に対して、ダウンコンバート、増幅等の無線処理を行い、AAA受信部452及び到来方向推定部454に出力する。AAA受信部452は、受信無線部451−1〜451−3から出力されたそれぞれの信号に、SIR(Signal to Noise Ratio)が最大となるように計算した受信ウェイトを乗算して合成する。AAA受信部452は、合成後の信号を復調部453に出力する。復調部453は、AAA受信部452の出力信号を復調し、受信データを得る。
到来方向推定部454は、受信無線部451−1〜451−3から出力されたそれぞれの信号を用いて通信相手から送信された信号の到来方向を推定し、推定結果を示す情報を検出部456及びウェイト算出部457に出力する。干渉状況記憶部455は、他の無線通信システムに対して干渉となる方向及び周波数帯域を示す情報を記憶する。検出部456は、到来方向推定部454の推定結果及び干渉状況記憶部455の記憶内容に基づいて、通信相手から送信された信号の到来方向において、他の無線通信システムに対して干渉となる方向及び周波数帯域を検出し、検出結果を示す情報をウェイト算出部457に出力する。ウェイト算出部457は、検出部456が検出した周波数帯域の信号の指向性を、検出部456が検出した方向にヌルを向けるようにウェイトを算出し、算出したウェイトをウェイト乗算部404−1〜404−Nに出力する。
次に、図6及び図7を用いて本実施の形態に係る基地局装置の通信方法について具体的に説明する。図6、図7は、本実施の形態に係る基地局装置を含むP−MP型無線通信システムを示す図である。
図6、図7では、P−MP型無線通信システムのセルSeの基地局装置400が、当該システムの通信端末装置450に信号を無線送信する場合を示す。図6、図7において、基地局装置400から送信された信号が、パスPa1、Pa2、Pa3を通って通信端末装置450に受信されるものとする。また、パスPa1、Pa2、Pa3の順で通信端末装置450における受信レベルが高いものとする。また、パスPa1の信号が、他の無線通信システムに所属する通信装置500に対して干渉In1となるものとする。
この場合、図6に示すように、基地局装置400は、他の無線通信システムで使用される周波数帯域BWother以外の周波数帯域の信号を、パスPa1、Pa2の方向を強める指向性AAr1で送信する。一方、図7に示すように、基地局装置400は、他の無線通信システムで使用される周波数帯域信号は、パスPa2、Pa3の方向を強め、Pa1の方向を弱める(ヌルを向ける)指向性AAr2で送信する。この結果、BWother以外の周波数帯域では、パスPa1、Pa2を通って受信された信号が合成されるので高い受信レベルを得ることができる。また、周波数帯域BWotherについてもパスPa2、Pa3を通って受信された信号が合成されるのである程度の受信レベルを得ることができる。従って、従来技術に比べビットエラーを抑えることができ、誤り訂正機能を併用することにより、伝送品質の低下を抑えることができる。
このように、本実施の形態によれば、指向性を切り替えることにより、他の無線通信システムに対して干渉の影響があるパスの当該他の無線通信システムで使用される周波数帯域のみを制限することができるので、同一の周波数帯域を使用する既存の無線通信システムに与える干渉量を抑制することができ、かつ、当該P−MP型無線通信システムの伝送品質の低下を抑えることができる。
本発明は、P−MP型無線通信システムの基地局装置に用いるに好適である。
本発明の実施の形態1に係る基地局装置の構成を示すブロック図 上記実施の形態に係る基地局装置の他の構成を示すブロック図 上記実施の形態に係る基地局装置を含むP−MP型無線通信システムを示す図 上記実施の形態に係る基地局装置から送信される信号の周波数帯域を示す図 本発明の実施の形態2に係る基地局装置の構成を示すブロック図 上記実施の形態に係る基地局装置を含むP−MP型無線通信システムを示す図 上記実施の形態に係る基地局装置を含むP−MP型無線通信システムを示す図
符号の説明
100、100A、400 基地局装置
101、401 変調部
102、402 S/P変換部
103、403 IFFT部
104、405 P/S変換部
105 分岐部
106、455 干渉状況記憶部
107、456 検出部
108 帯域制御部
109、406 送信無線部
110 セクタアンテナ
404 ウェイト乗算部
451 受信無線部
452 AAA受信部
453 復調部
454 到来方向推定部
457 ウェイト算出部

Claims (4)

  1. 互いに異なる指向性を持つ複数のセクタアンテナと、
    送信信号を前記セクタアンテナの数に分岐する分岐手段と、
    他の無線通信システムに対して干渉となる方向及び周波数帯域を検出する検出手段と、
    前記検出手段が検出した方向の指向性で送信される信号の前記検出手段が検出した周波数帯域を制限する帯域制限手段と、
    前記帯域制限手段が周波数帯域を制限した後の信号を前記セクタアンテナから無線送信する送信手段と、を具備する基地局装置。
  2. 通信相手から送信された信号の到来方向を推定する到来方向推定手段と、
    前記到来方向推定手段が推定した到来方向において、他の無線通信システムに対して干渉となる指向性及び周波数帯域を検出する検出手段と、
    前記検出手段が検出した周波数帯域の信号の指向性を前記検出手段が検出した方向にヌルを向けるようにウェイトを算出するウェイト算出手段と、
    サブキャリア毎に前記ウェイト算出手段が算出したウェイトを送信信号に乗算するウェイト乗算手段と、
    前記ウェイト乗算手段がウェイトを乗算した後の信号をアダプティブアレーアンテナから無線送信する送信手段と、を具備する基地局装置。
  3. 互いに異なる指向性を持つ複数のセクタアンテナから信号を無線送信する基地局装置の送信方法であって、
    送信信号を前記セクタアンテナの数に分岐する工程と、
    他の無線通信システムに対して干渉となる方向及び周波数帯域を検出する工程と、
    前記検出した方向の指向性で送信される信号の前記検出した周波数帯域を制限する工程と、
    前記周波数帯域を制限した後の信号を前記セクタアンテナから無線送信する工程と、を具備する送信方法。
  4. アダプティブアレーアンテナから信号を無線送信する基地局装置の送信方法であって、
    通信相手から送信された信号の到来方向を推定する工程と、
    前記推定した到来方向において、他の無線通信システムに対して干渉となる指向性及び周波数帯域を検出する工程と、
    前記検出した周波数帯域の信号の指向性を前記検出した方向にヌルを向けるようにウェイトを算出する工程と、
    サブキャリア毎に前記算出したウェイトを送信信号に乗算する工程と、
    前記ウェイトを乗算した後の信号を前記アダプティブアレーアンテナから無線送信する工程と、を具備する送信方法。
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