JP2006345093A - 情報処理装置および情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 情報を受信した際の受信状況に応じてきめ細かなクロック周波数の制御を行うことにより、当該情報を処理する機器における消費電力を、効果的に削減することを目的とする。
【解決手段】 送信されるパケット情報を受信し、該情報を処理する情報処理装置(504)であって、前記受信したパケット情報をバッファメモリ(106〜109)へ記録する際の記録制御を行う記録制御手段(102〜105)と、前記受信したパケット情報の受信頻度を検出する検出手段(110)と、前記検出された受信頻度に基づいて、出力する信号のクロック周波数を切り替える切替手段(111)と、を備え、前記制御手段(102〜105)は、前記切替手段(111)により切り替えられるクロック周波数の信号に基づいて、記録制御を行うことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、受信した情報を処理する情報処理技術に関するものである。
従来より、受信した圧縮画像(または圧縮音声、あるいは圧縮映像)ストリームデータ(以下、単に「ストリームデータ」と称す)をデコード(復号処理)して表示する機器として、デジタルTV、セットトップボックス、TV電話端末、携帯電話端末などの機器が知られている。
一般にこれらの機器に対しては、画像の高精細化や通信手段の広帯域化等に伴い、高い処理性能が求められるようになってきている。これに対して、例えば、ストリームデータの処理性能(ストリーム処理性能)を高める方法として、以下の方法が提案されている。
(1−1)例えば、複数の連続メディアデータを中継配信する機器において、受信バッファ量を減少させることで、低遅延化を実現する手法が提案されている。
具体的には、同機器は受信したパケットから連続メディアデータのRTPパケットを抽出して、メディア種別毎にRTPパケットフィルタにより振り分け、個々のバッファに格納するよう構成され、同機器が備えるRTPパケットスケジューラが、各メディア毎の同期再生情報や伝送路帯域を元に送信優先順位を算出したうえでネットワークに送信することとしている。
また、これらの機器では高いストリーム処理性能を維持すべく、処理回路を大規模化したり、高い周波数で動作させることが行われている一方、ストリームデータの処理回路を省電力化する方法についても、種々の提案がなされている。
例えば、機能モジュール単位でクロック周波数を設定できるようにする方法が既に実現されている。具体的には、CPUがクロック周波数を明示的に設定し、クロック生成部が当該設定された周波数のクロックを出力することで、当該機能モジュールをその周波数で動作させることとしている。当該技術によれば、機能モジュール単位で最適なクロック周波数を設定することが可能であり、省電力化を実現できる。
特開2004−320335号公報
しかしながら、上記従来技術では、クロック周波数を制御する単位が大まかであるため、効果的に電力削減できないという問題がある。
例えば、上記従来技術の場合、機能ブロック毎といった大きな回路単位で制御を行うため、当該機能全体を使わない場合にのみクロックを停止させることができるにとどまる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされてたものであり、情報を受信した際の受信状況に応じてきめ細かなクロック周波数の制御を行うことにより、当該情報を処理する機器における消費電力を、効果的に削減することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明に係る情報処理装置は以下のような構成を備える。即ち、
送信されるパケット単位の情報を受信し、該情報を処理する情報処理装置であって、
前記受信したパケット単位の情報をバッファへ記録する際の記録制御を行う制御手段と、
前記受信したパケット単位の情報の受信頻度を検出する検出手段と、
前記検出手段において検出された受信頻度に基づいて、出力する信号のクロック周波数を切り替える切替手段と、を備え、
前記制御手段は、前記切替手段により切り替えられるクロック周波数の信号に基づいて、記録制御を行うことを特徴とする。
本発明によれば、情報を受信した際の受信状況に応じてきめ細かなクロック周波数の制御を行うことにより、当該情報を処理する機器における消費電力を、効果的に削減することが可能となる。
以下、必要に応じて添付図面を参照しながら本発明の各実施形態を詳細に説明する。
[第1の実施形態]
本実施形態にかかる情報処理装置は、受信した複数のストリームデータ(パケット単位の情報)を内部で振り分けてデコードする表示装置(ディスプレイ端末)に適用可能であり、パケット受信間隔の疎密さに応じてストリーム振分け部におけるクロック周波数を動的に変更することを特徴とする。また、同じ種類のストリームデータ毎に単位時間あたりパケット到着数(受信頻度)を計数し、少ない場合には、ストリーム振分け部のクロック周波数を遅くさせることを特徴とする。
<表示装置の全体構成(図5)>
図5は、本発明の第1の実施形態にかかる情報処理装置を備える表示装置(500)のブロック構成を示す図である。同図を用いて、表示装置(ディスプレイ端末)の構成を説明する。
同図に示すように、表示装置500は、通信モジュール501、1次RXバッファ502、通信振分け部503、ストリーム振分け部(情報処理装置)504、負荷配分部505、デコーダ部506、507、508、509、2次RXバッファ510、アプリケーションCPU511、デコード能力モニタ512、フレームバッファ513、表示部514を備える。
通信モジュール501は、無線LAN、或いは、有線LAN或いは公衆回線用の通信モジュールであり、送信側の端末との接続、ネゴシエーション、送信されたパケットの受信を行う。
1次RXバッファ502は、通信モジュール501で受信したパケットを一時蓄積するためのものである。通信振分け部503は、受信したパケットの各レイヤのヘッダの内容を判断し、ストリームデータの処理を行うために、当該パケットを後述のストリーム振分け部504に渡したり、アプリケーションCPU511に処理させるために、2次RXバッファ510に渡したりする。
ストリーム振分け部504は、受信したパケットのペイロード部分の中身を判断することにより、動画、音声等メディアの異なるパケットごとに分割して、負荷配分部505に渡す。負荷配分部505は、複数のデコーダ部(506〜509)の処理状況を監視し、ストリーム振分け部504から受信したパケットを、対応するデコーダ部506〜509に渡す。デコーダ部506〜509では、受信したパケットをデコードして、表示可能な形式に変換し、表示のためのメモリであるフレームバッファ513に当該パケットを書き込む。
2次RXバッファ510では、通信振分け部503から受け取ったTCP/IPパケットを一時蓄積する。アプリケーションCPU511では、表示装置500全体の制御を司りかつ、上位レイヤのプロトコルを処理する。
デコード能力モニタ512は、複数のデコーダ部(506〜509)の処理状況を監視し、この状況をアプリケーションCPU511に伝えるとともに、アプリケーションCPU511からの指示を負荷配分部505に伝える。
フレームバッファ513は、表示のためのメモリであり、デコーダ部506〜509からのパケットと、アプリケーションCPU511からのパケットとを重ね合わせて、表示部514に表示する。表示部514では、フレームバッファ513に書き込まれたデータに基づいて表示動作するディスプレイ等の表示部である。
<ストリーム振分け部(504)の構成(図1)>
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる情報処理装置(ストリーム振分け部504)及びその周辺構成を示す図である。同図を用いて、ストリーム振分け部504の構成を説明する。
本実施形態のストリーム振分け部504では、パケットペイロード部の内容に応じて振り分けを行い、ストリーム毎に設けられたバッファメモリにパケットを格納する。そして各ストリームデータを担当するデコーダは、対応するバッファメモリからパケットを読み出して伸張処理(復号処理)を行うよう動作する。
図1に示すブロック図のうち、まず、ストリームデータの振り分けに関連する機能について説明する。
101はマスタ振分け部であり、通信振分け部503より入力されたパケットを比較判定して、同じ種類(音声or画像、あるいは圧縮方式)のストリームデータ毎に振り分ける動作を行う。比較判定は、パケットペイロード部に含まれるストリームデータの種類を示す識別子(振り分け識別子)がマスタ振分け部101の内部レジスタに設定された値と同一であるか否かに基づいて行う。比較値を格納する内部レジスタは、振り分けるチャネル数分(ストリームデータの種類分)だけマスタ振分け部101に備えられているものとする。所定のレジスタの値と同一であった場合、対応するチャネルのコンテンツパケット制御部にそのパケットを伝送する。
102〜105はコンテンツパケット制御部であり、チャネル数分だけ設けられている。マスタ振分け部101から渡されたパケットをバッファメモリ(106〜109)に格納する動作を行う。なお、不要なヘッダ部分を取り去ったり、シーケンス番号毎に並べ替え(デフラグメント)等の処理を行うようにしても良い。
106〜109は各チャネル毎に構成されるバッファメモリ106〜109であり、同じ種類のストリームデータ毎のパケットが格納される。負荷配分部505を通じたデコーダ部506〜509の要求に応じて、順番にパケットを出力する。
なお、506〜509の4つのデコーダ部は同じ種類のストリームデータ毎に割り当てられている。例えば、デコーダ部506はMPEG2のストリームデータ、デコーダ部507はMPEG4のストリームデータ、デコーダ508はMotionJPEGのストリームデータ、デコーダ509は音声ストリームデータのデコードを行うように構成されている。
ここで、MPEG4のストリームデータのパケットを受信した場合を例にとって、ストリームデータが処理される流れを説明する。通信振分け部503から送られてきたパケットは、マスタ振分け部101で振り分けられる。この例ではストリームデータがMPEG4であるから、パケットはコンテンツパケット制御部103へ渡される。コンテンツパケット制御部103で処理された後は、バッファメモリ107に格納される。負荷配分部505を通じてデコーダ部508が要求したタイミングでパケットが読み出され、デコーダ部508で表示形式への伸張処理(復号)が行われる。他の種類のストリームデータも同様に、ストリームデータの種類に応じた経路で処理が行われる。
次に、ストリーム振分け部504のクロック切り換えに関連する機能ブロックについて説明する。
110はパケット受信頻度検出部であり、マスタ振分け部101で処理される各パケットの状況を監視して、受信状態の疎密さに応じてクロック周波数の切り換え指示信号を作成する。監視は同じ種類のストリームデータ毎に行い、切り換え指示はそのストリームデータを処理する系単位に対して行う。なお、本実施形態では、一定時間内に到着するパケット数を計数し、その多寡を閾値と比較することで対象の処理系のクロック周波数を決定する。
111はクロック切換え部であり、表示装置内部のクロック生成部(図示せず)から入力したシステムクロックを分配して、ストリーム振分け部504内部のクロック信号として供給する。コンテンツパケット制御部102〜105及びバッファメモリ106〜109に対しては、パケット受信頻度検出部110によって指示されるクロック周波数に変換した後に供給を行う。すなわち、あるチャネルのクロック周波数を切り換えると、担当するコンテンツパケット制御部(102〜105のいずれか)とバッファメモリ(106〜109のいずれか)のクロック周波数が連動して切り換わる。各チャネル毎に必要最低限のクロック周波数で動作させることで、消費電力の低減を図る。ここでの周波数変換は、システムクロックを分周してもよいし、PLL等で任意の周波数に変換してもよい。
<ストリーム振分け部504におけるクロック切り換え処理の説明(図2、3)>
図1のフローチャートを用いて、ストリーム振分け部504におけるクロック切り換え処理の流れを説明する。以下、説明を簡易にするためにフローチャートで説明するが、本実施形態ではそれぞれの処理を各機能ブロックのハードウェアロジックとして実装することとする。
まず、ステップS201ではパケットの受信頻度を計数し、ステップS202へ進む。上述のように、内部のタイマを用いて一定時間あたりのパケット到着数を計数する。パケットペイロード部にある振り分け識別子を用いて、同じ種類のストリームデータ毎に計数する。ステップS202では計数結果に基づいてクロック周波数を変更する必要があるか否かを判定し、必要があると判定された場合にはステップS203へ進み、必要がないと判定された場合にはステップS201へ戻る。判定は、図3の周波数設定テーブルと一定時間あたりのパケット到着数とを比較することで行う。パケット到着数が現状のクロック周波数の許容範囲を外れている場合に、周波数変更する必要があると判定する。
周波数設定テーブルの構成を説明すると、図3において、301は一定時間あたりのパケット到着数欄であり、302はそれに対応するクロック周波数設定値である。設定欄305を例にとると、「パケット到着数が3〜4個の場合はクロックを40MHzに設定する」べきことが記述されている。他の設定欄も同様に、パケット到着数に対応したクロック周波数の設定値が記述されている。周波数を低下させるだけでなく、設定欄303のようにクロックを停止するようにしてもよい。
図2に戻り、ステップS203では、クロック切換部110がクロック出力再設定を行い、ステップS201へと戻る。ここでの周波数再設定は、図3の周波数設定テーブルの値を参照して、パケット到着数に応じたクロック周波数を書き込むことで行う。
以上説明したように、パケットの到着が疎の場合はコンテンツパケット制御部(102〜105のいずれか)のクロック周波数を遅く、密の場合は速くするように切り換えることができる。
<クロック切換部111の動作例の説明(図4)>
図4のタイミングチャートを用いて、ストリーム振分け部504におけるクロック切換部111の動作例を説明する。
400は、マスタ振分け部101によって振り分けられた、特定のストリームデータを構成するパケットである。時間的なバラツキを持ちながら到着している。401〜406は計測する時間区間の一例であり、パケット受信頻度検出部110内のタイマで区間を区切って計測している。図中の例では、区間401で1個、区間402では4個のパケットが到着している。区間402ではパケット到着数が設定範囲を超えているので、407のタイミングでクロック周波数を速くするよう制御する。一方、区間404ではパケット到着数が設定範囲より下回っているので、408のタイミングでクロック周波数を遅くするよう制御する。
以上説明したように本実施形態によれば、パケットの時間あたり到着数が少ないことを検出してコンテンツパケット制御部のクロック周波数を遅くすることで、消費電力を大幅に低減することができる。
なお、本発明は上記に限定されることなく、幅広く応用することが可能である。例えば、クロック切り換えのアルゴリズムは任意のものを用いるようにしてもよい。本実施形態では直前の時間区間を参照して切り換える場合について説明したが、直前の時間区間以外の区間や複数の区間を用いるようにしてもよい。また、区間ごとに重み付けをすることも可能である。さらに、周波数設定テーブルにおけるパケット到着数の区分けや周波数の値も機器に応じた任意のものでよい。また、不均等な割付けであってもよい。
また、本実施形態ではマスタ振分け部101での比較判定は、パケットペイロード中の値を用いることとしたが、本発明はこれに限られず、各通信レイヤのパケットヘッダの情報を用いるようにしてもよい。例えば、複数の機器が別々にストリームデータを送ってくる場合には、どの機器からのパケットかを判定することで振り分けるようにしてもよい。
さらにデコーダ部506〜509の構成は任意の組み合わせが可能であるものとする。例えば、MPEG2やMPEG4の専用デコーダを組み合わせるようにしてもよいし、DSPなど汎用のデコーダを複数組み合わせるようにしてもよい。また、専用デコーダとした場合でも、同一形式のデコーダを複数搭載するようにしてもよいし、一つのデコーダで複数種類のストリームデータを同時に処理できるようにしてもよい。
さらに、本実施形態では、表示装置としてディスプレイ端末を例に挙げて説明したが、他の形態の機器であってもよい。表示部を別体としたセットトップボックスの形態や、ネットワーク中継機器の形態であってもよい。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態では、一定時間あたりのパケット到着数が少ない場合にコンテンツパケット制御部のクロック周波数を遅くすることとしたが、本発明はこれに限られない。例えば、送信側においてパケットにストリーム状況を表すデータを埋め込んでおき、受信側ではそれに基づいてクロック周波数の制御するようにしてもよい。具体的には、パケット内にストリームのビットレート情報を記述しておき、ストリーム振分け部ではそれに応じてクロック周波数を変更する。以下に本実施形態の詳細を説明する。
<クロック切換部111の動作例の説明(図8)>
図8のタイミングチャートを用いて、ストリーム振分け部504におけるクロック切り換え部111の動作例を説明する。
800は、あるストリームデータのビットレート量の変化の推移を示したものである。フレーム毎の変化に応じて上下しながら推移し、シーンチェンジされた部分でビットレート量が大きく跳ね上がる。図中、802と803のポイントがシーンチェンジのタイミングである。
801は、ストリームデータ送信機側での制御タイミングを示すタイミングチャートである。シーンチェンジ前後でビットレートを切り換えるよう、パケットに指示子(以下、「ビットレート指示子」と称す)を埋め込む制御を行う。制御タイミングt1、t3では、直後のシーンチェンジでビットレート量が増加するので高いビットレート値をビットレート指示子に書き込む。制御タイミングt2、t4では、シーンチェンジが終了してビットレート量が減少するので低いビットレート値をビットレート指示子に書き込むよう制御する。
受信側の表示装置では、このタイミングで埋め込まれたビットレート指示子を検出して制御することで、ストリーム振分け部504のクロック周波数を切り換えることができる。
<表示装置の構成(図6)>
本実施形態にかかる情報処理装置は、上記第1の実施形態と同一の表示装置に適用可能であるため、表示装置についての説明は省略する。
図6は、本実施形態にかかる情報処理装置(ストリーム振分け部600)の構成を示すブロック図である。同図は上記第1の実施形態の図1とほぼ同様であるので、同一の要素については同じ参照番号を付することとし、説明は省略する。同図に示すように、パケット受信頻度検出部110に代わって、ペイロード解析部601が備えられる。
ペイロード解析部601は、パケットペイロード部にあるビットレート指示子の解析を行い、ビットレート指示子の値に応じたクロック周波数の切換え指示信号を作成する。
なお、パケット中でのビットレート指示子の実装方法は任意である。各ストリームデータの標準フォーマットの拡張領域を使ってもよいし、専用に領域を設けてもよい。受信側の表示装置での取り扱い方法と送信側機器での取り扱い方法とが一致していれば足りる。
<ストリーム振分け部504のクロック切り換え処理の説明(図7)>
図7のフローチャートを用いて、ストリーム振分け部600におけるクロック切り換え処理の流れを説明する。説明を簡略にするためにフローチャートで説明するが、それぞれの処理は各機能ブロックのハードウェアロジックとして実装されるものとする。
まず、ステップS701〜S705は、マスタ振分け部101の行う処理である。ステップS701では、パケットが到着したか判定し、到着していればステップS702へ進み、到着していなければパケットの到着を待つ。ステップS702ではストリーム振分け処理を行い、ステップS703へ進む。前述の実施形態で説明したように、パケットペイロード部を解析してストリームデータの種類毎に振り分ける処理を行う。
ステップS703は、パケットペイロード部でビットレート指示子のある領域の解析を行い、ステップS704へ進む。ステップS704ではビットレート指示子があるか否かを判定し、あると判定された場合にはステップS705へ、ないと判定された場合にはステップS701へ戻る。ステップS705ではクロック周波数の再設定を行った後に、ステップS701へ戻る。クロック周波数の再設定は、図3で示したようなビットレートとクロック周波数とを関連付けたテーブルを設けておき、これを参照することで行う。
上記処理を行うことで、パケットのビットレートが高くなる場合はクロック周波数を速く、低くなる場合は遅くするように切り換えることができる。
以上の説明から明らかなように、本実施形態によれば、前述の実施形態と全く同様な効果が得られる。さらに受信側でパケット状況を監視する必要がなくなるので、より電力低減の効果がある。
[第3の実施形態]
上記第2の実施形態では、送信側でパケットにストリーム状況を表すビットレート指示子を埋め込んでおき、受信側でそれに基づいてクロック周波数を制御することとしたが、本発明はこれに限られない。例えば、送信側でパケットにデコーダの制御データを埋め込んでおき、それに基づいてストリーム振分け部のクロック周波数を制御するようにしてもよい。音声ストリームの無音部分などデコードの必要がない箇所を指示する情報を埋め込み、ストリーム振分け部900(図9)ではこれを検出して自身やデコーダのクロック周波数を遅くする制御を行う。以下、本実施形態の詳細を詳細に説明する。
<クロック切り換えの動作例の説明(図10)>
図10のタイミングチャートを用いて、ストリーム振分け部900におけるクロック切り換えの動作例を説明する。
図10の800は、図8の800と同様であり、ある映像ストリームデータのビットレート量が変化する推移を示すものである。フレーム毎の変化に応じて上下しながら推移し、シーンチェンジされた部分でビットレート量が大きく跳ね上がる。図中、802と803のポイントがシーンチェンジのタイミングである。
1001は、映像ストリームデータ800に付随する、音声ストリームデータの推移を示すものである。シーンチェンジ802と803の間及びシーンチェンジ後に、無音区間1002と1003とが存在している。
1004は、音声ストリームデータ送信機側での制御タイミングを示すタイミングチャートである。無音区間の前後にその旨を伝えるための指示子を埋め込む制御を行う。制御タイミングt5、t7では、直後に無音区間が始まるために、「デコード不要区間開始」または「無音区間開始」の指示子を埋め込む。制御タイミングt6、t8では、「デコード不要区間終了」または「無音区間終了」の指示子を埋め込むよう制御する。
受信側の表示装置では、このタイミングで埋め込まれた無音区間指示子(またはデコード不要区間開始指示子)を検出することで、ストリーム振分け部900のクロック周波数を切り換えることができる。無音区間開始(またはデコード不要区間開始)指示子を検出した場合は、クロック周波数を遅くまたは停止し、無音区間終了(またはデコード不要区間終了)指示子を検出した場合には、通常速度のクロック周波数の信号を供給するようにする。
<表示装置の構成(図9)>
本実施形態にかかる情報処理装置は、上記第1の実施形態と同一の表示装置に適用可能であるため、説明は省略する。
図9は、本実施形態のストリーム振分け部900の構成を示すブロック図である。同図は第1の実施形態の図1および第2の実施形態の図6とほぼ同様であるので、同一の要素については同じ参照番号を付することとし、説明は省略する。
上記各実施形態との相違点の一つは、901〜904に示すクロック配線である。クロック切換え部111から出力された所定のクロック周波数の信号がデコーダ部506〜509にも供給される。クロック切換部111があるチャネルのクロック周波数を切り換えると、チャネルを担当するコンテンツパケット制御部とバッファメモリに加えて、対応するデコーダ部のクロック周波数も切り換わる。
また、別の相違点はペイロード解析部905の動作である。本実施形態のペイロード解析部905は、パケットペイロード部にある無音区間開始(またはデコード不要区間)指示子の解析を行い、指示子の値に応じたクロック周波数の切換え指示信号を作成する。以降が無音区間である場合はクロック周波数を停止か極低速にし、有音区間である場合はクロック周波数を適切な周波数に設定する。パケット中での無音区間指示子の実装方法は任意である。例えば、各ストリームデータの標準フォーマットの拡張領域を使ってもよいし、専用に領域を設けてもよい。受信側の表示装置での取り扱い方法と送信側機器での取扱い方法とが一致していれば足りる。
以上説明したように本実施形態によれば、上記各実施形態と全く同様の効果が得られる。さらに、ストリーム振分け部504だけではなく、デコーダ部までクロック周波数を制御できるので、より電力低減の効果がある。
なお、本実施形態では、音声ストリームデータの無音区間を検出する場合について説明したが、さらに詳細に検出するようにしてもよい。例えば、人声と背景音とを分離し、背景音のみの区間はクロック周波数を下げるようにしてもよい。また、話者特定できるようにし、特定話者以外の区間はクロック周波数を下げるようにしてもよい。
さらに、映像ストリームに応用してもよい。画面の変化のない区間や、予め設定した追尾対象がいない場合、などを検出して指示子を埋め込むようにしてもよい。
[他の実施形態]
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピ(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明の第1の実施形態にかかる情報処理装置(ストリーム振分け部)の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態にかかる情報処理装置(ストリーム振分け部)におけるクロック切り換え処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態にかかる情報処理装置(ストリーム振分け部)における周波数設定テーブルを示す図である。 本発明の第1の実施形態にかかる情報処理装置におけるパケットの受信タイミングを示すタイミングチャートである。 本発明の第1の実施形態にかかる情報処理装置を備える表示装置全体の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態にかかる情報処理装置(ストリーム振分け部)の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態にかかる情報処理装置(ストリーム振分け部)のクロック切り換え処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態にかかる情報処理装置に到着したパケットのビットレート変化の例を示すタイミングチャートである。 本発明の第3の実施形態にかかる情報処理装置(ストリーム振分け部)の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態にかかる情報処理装置に到着したパケットのビットレート変化の例を示すタイミングチャートである。
符号の説明
101:マスタ振分け部
102:(第1チャネルの)コンテンツパケット制御部
103:(第2チャネルの)コンテンツパケット制御部
104:(第3チャネルの)コンテンツパケット制御部
105:(第4チャネルの)コンテンツパケット制御部
106:(第1チャネルの)バッファメモリ
107:(第2チャネルの)バッファメモリ
108:(第3チャネルの)バッファメモリ
109:(第4チャネルの)バッファメモリ
110:パケット受信頻度検出部
111:クロック切換部
601:ペイロード解析部
501:通信モジュール
502:1次RXバッファ
503:通信振分け部
504:ストリーム振分け部
505:負荷配分部
506:(第1チャネルの)デコーダ部
507:(第2チャネルの)デコーダ部
508:(第3チャネルの)デコーダ部
509:(第4チャネルの)デコーダ部
510:2次RXバッファ
511:アプリケーションCPU
512:デコード能力モニタ
513:フレームバッファ
514:表示部

Claims (12)

  1. 送信されるパケット単位の情報を受信し、該情報を処理する情報処理装置であって、
    前記受信したパケット単位の情報をバッファへ記録する際の記録制御を行う制御手段と、
    前記受信したパケット単位の情報の受信頻度を検出する検出手段と、
    前記検出手段において検出された受信頻度に基づいて、出力する信号のクロック周波数を切り替える切替手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記切替手段により切り替えられるクロック周波数の信号に基づいて、記録制御を行うことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記切替手段は、前記受信頻度が上がった場合に、クロック周波数を上げ、前記受信頻度が下がった場合に、クロック周波数を下げることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記検出手段は、単位時間あたりに受信した前記パケット単位の情報の数を計数することにより、前記受信頻度を検出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記検出手段は、前記受信したパケット単位の情報に記載されたビットレート情報に基づいて、前記受信頻度を検出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記バッファに記録されたパケット単位の情報を復号処理する復号手段と接続され、
    前記復号手段では、前記切替手段により切り替えられるクロック周波数の信号に基づいて、前記情報の復号処理が行われることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記検出手段は、前記復号手段に対する復号処理を指示する復号指示情報であって、前記受信したパケット単位の情報に記載された該復号指示情報に基づいて、前記受信頻度を検出することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記復号指示情報において、復号を行わない旨の指示がなされていた場合に、前記切替手段は、前記復号手段へ出力する信号のクロック周波数を下げることを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記受信したパケット単位の情報の異なる圧縮方式に対応して、前記制御手段と該制御手段により前記受信したパケット単位の情報が記録される前記バッファとをそれぞれ複数備え、
    前記受信したパケット単位の情報の圧縮方式に基づいて、該情報を前記制御手段のいずれかに振り分ける振り分け手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 請求項5乃至8のいずれか1項に記載の情報処理装置により復号された前記パケット単位の情報を表示する表示手段を備えることを特徴とする表示装置。
  10. 送信されるパケット単位の情報を受信し、該情報を処理する情報処理装置における情報処理方法であって、
    前記受信したパケット単位の情報をバッファへ記録する際の記録制御を行う制御工程と、
    前記受信したパケット単位の情報の受信頻度を検出する検出工程と、
    前記検出工程において検出された受信頻度に基づいて、出力する信号のクロック周波数を切り替える切替工程と、を備え、
    前記制御工程は、前記切替工程により切り替えられるクロック周波数の信号に基づいて、記録制御を行うことを特徴とする情報処理方法。
  11. 請求項10に記載の情報処理方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラムを格納した記憶媒体。
  12. 請求項10に記載の情報処理方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008271540A (ja) * 2007-03-29 2008-11-06 Nec Corp パケット処理装置及びパケット処理方法
JP2010103664A (ja) * 2008-10-22 2010-05-06 Sony Corp データ通信装置、および通信データ制御方法
JP2011181023A (ja) * 2010-03-04 2011-09-15 Casio Electronics Co Ltd 電力制御装置

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