JP2006344132A - 印刷システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数の電子ファイルから成る原稿を印刷出力する際、容易な操作で一式の原稿として印刷出力結果が得られるようにする。
【解決手段】 プリンタドライバの操作画面から印刷開始操作を実行したときに、プリンタドライバ、電子ファイルを開いているアプリケーション、ファイルシステムより、開いているファイルの名称、形式、ファイル格納先情報等を複数のファイルについて繰り返し取得し、ファイル毎に実行した順序をファイルの印刷順序としてこれらの情報に一つの識別情報を付けてネットワーク上に接続された画像制御装置に登録し、識別情報が内在する一括印刷指示が発行されると、画像処理装置は前記識別情報と一致する一括印刷情報を特定し、所定のファイルを格納するネットワーク上のコンピュータのファイル格納先からファイルをダウンロードし、印刷可能な画像に変換して一括印刷情報に含まれる印刷順序情報に従い所定の順序で印刷装置に出力する。
【選択図】 図1
【解決手段】 プリンタドライバの操作画面から印刷開始操作を実行したときに、プリンタドライバ、電子ファイルを開いているアプリケーション、ファイルシステムより、開いているファイルの名称、形式、ファイル格納先情報等を複数のファイルについて繰り返し取得し、ファイル毎に実行した順序をファイルの印刷順序としてこれらの情報に一つの識別情報を付けてネットワーク上に接続された画像制御装置に登録し、識別情報が内在する一括印刷指示が発行されると、画像処理装置は前記識別情報と一致する一括印刷情報を特定し、所定のファイルを格納するネットワーク上のコンピュータのファイル格納先からファイルをダウンロードし、印刷可能な画像に変換して一括印刷情報に含まれる印刷順序情報に従い所定の順序で印刷装置に出力する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ネットワーク上のPCに点在する複数の電子ファイルにより構成された文書ファイルを一式の印刷情報として登録し、一括印刷する為の文書ファイル印刷システムに関する。
会議用の資料、仕様書、マニュアルなどの書類は、そのオリジナル原稿が複数の電子ファイルで構成されている場合がある。このような書類を一式印刷するためには、それぞれのファイルを開き印刷するという操作を繰り返して行う必要があり、順番を意識せずに出力操作を行うと出力後に適切な順番に並べ替える必要がある。これを解決する技術として、文章名を付して文書を入力順に登録し、登録順に従って出力させると共に、すでに登録済みの文書名の登録順序を変更して新たな文書名を文章名登録手段に割込み登録することが公知である(例えば、特許文献1参照。)。一方、他の技術として、複数の保存文書の文書名を全て一覧表示し、ユーザが文書名を指定して一括印刷制御文書を作成しておいてから、この一括印刷制御文書を指定すると、この一括印刷制御文書中の複数の文書名に対応する文書を一度に印刷する機能を有するものが公知である(例えば、特許文献2参照。)。
今日において、会議用の資料、仕様書、マニュアルなどの共有文書ファイルはネットワーク上のファイルサーバに代表される共有PC上に保存されているのが一般的である。また、用途に応じて文書を格納しておくフォルダやファイルサーバ自体も使い分けられている。
しかしながら、上記特許文献1および特許文献2の発明は日本語ワードプロセッサや日本語による文書作成が可能なコンピュータなどの文書処理装置に関するものであり、ネットワーク上のPCに点在するファイルについて解決がなされていない。
一方、ネットワーク上のPCに保存されているファイルの保管場所を容易に特定できる技術として、原稿上に予め画像として付加された原稿のオリジナル画像の格納場所を示す情報(バーコード)に基づきオリジナル画像を検索して出力するものが公知である。しかし、その際付加された情報を認識するために光学式リーダが必要となる上、格納場所を示す情報が予め画像に付加されていない原稿には対応できない。
本発明は、このような従来の技術が有する問題点の解決を課題としてなされたもので、複数の電子ファイルから成る会議用の資料、仕様書、マニュアルなどの書類がファイル毎にネットワーク上のPCまたはフォルダに点在していても、容易な操作で希望する一式の書類を順序通りに一括印刷できるようにする、プリンタドライバと画像処理装置からなる印刷システムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するため本発明は、電子的な複数の原稿ファイルを格納する複数のコンピュータと、前記コンピュータにアクセスして前記原稿ファイルを開き原稿ファイルの印刷操作が可能なアプリケーションおよび前記印刷操作の実行で起動し片面/両面印刷などの印刷オプションを設定する手段と印刷の開始操作実行で前記原稿ファイルを印刷データに変換して出力する手段とを有するプリンタドライバがインストールされたコンピュータ(以後クライアントPCと称する)と、前記印刷データおよび前記原稿ファイルを印刷可能な画像データに変換し印刷装置に出力する手段を有する画像処理装置とがネットワーク上で接続されている印刷システムにおいて、前記プリンタドライバは、前記印刷の開始操作実行時に、原稿ファイルを開いている前記アプリケーションおよび前記クライアントPCのファイルシステムより前記アプリケーションにて開いている原稿ファイルの名称、形式、格納先情報を原稿特定情報として取得する手段を備え、所望の複数の原稿ファイルを順次前記アプリケーションにて開いて前記印刷の開始操作を実行して前記取得する手段によって各原稿ファイル毎の前記原稿特定情報を取得するとともに前記実行した順序を各原稿ファイルの印刷順序情報として記憶し、前記原稿ファイル毎の原稿特定情報と印刷順序情報に一つの識別情報を付けてネットワーク上に接続された画像制御装置に登録する一括印刷情報登録手段を備え、更に前記画像処理装置に前記識別情報を付けて一括印刷指示を行う一括印刷指示手段を備え、前記画像処理装置は、前記一括印刷指示を認識すると登録されている前記一括印刷情報のうち識別情報が一致する一括印刷情報を特定し前記一致する一括印刷情報が示す各原稿ファイルの名称、形式、格納先情報から前記各原稿ファイルにアクセスしてダウンロードする原稿取得手段と、前記取得した原稿ファイルを前記印刷装置が印刷可能な画像データに変換する画像形成手段と、前記変換された画像データを蓄積する画像蓄積手段と、前記蓄積された画像データを前記一括印刷情報に含まれる印刷順序情報に従い前記印刷装置に出力する一括印刷制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、複数の電子ファイル(原稿ファイル)から成る書類を希望する印刷順序でアプリケーションからファイルを開き本発明のプリンタドライバにて印刷開始操作を行うことで一括印刷に必要な情報(一括印刷情報)に識別情報をつけて印刷装置に接続されているネットワーク上の画像処理装置に登録することができ、プリンタドライバまたは画像処理装置から前記識別情報を入力して印刷開始操作を行うことで、希望する一式の書類を順序通りに他の印刷物が割り込むことなく一括印刷することができる。
また、一括印刷情報は画像処理装置に登録されているため、前記プリンタドライバがインストールされているクライアントPCがネットワーク上に接続されていなくても、所望の一括印刷情報が登録されていれば、画像処理装置単独で識別情報を入力して一括印刷を行うことが可能となる。
さらに、プリンタドライバは登録のみの設定を行える手段を有するので、予め登録のみの設定を選択しておけば、印刷出力を行うことなく一括印刷情報の登録のみ行うことが可能となる。
以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例における印刷システムの構成例である。ネットワーク16を介してクライアントPC11、画像処理装置12、複数の文書ファイル(以下原稿ファイルと称する)が格納されているファイルサーバ13、ファイルサーバ14、が接続されている。印刷装置15は画像処理装置12のI/F部12Dと接続されており、画像処理装置12で生成された画像は印刷装置15に送信することで印刷出力される。クライアントPC11にはファイルに更新日時情報を加えることが可能な時計部118、モニタなどの表示部119、キーボードやマウスなどの操作部11A、メモリやHDDに相当する記憶部11B、ネットワーク上の他の機器との情報の送受信を司る通信部11C、これらを制御する制御部117が備わる。また、クライアントPC11には本発明を実施する各手段を備えたプリンタドライバ111がインストールされている。具体的には、識別情報入力手段、原稿特定情報取得手段、一括印刷情報登録手段、一括印刷用印刷オプション設定手段、一括印刷指示手段を備える。画像処理装置12には、ネットワーク上の他の機器との情報の送受信を司る通信部129、操作パネルなどの表示部12Aおよび操作部12B、メモリおよびHDDなどの記憶部12C、印刷装置15とデータの送受信を行うI/F部12D、これらを制御する制御部128が備わる。更に本発明を実施する手段として、一括印刷情報管理手段121、原稿取得手段122、画像形成手段123、画像蓄積手段124、識別情報入力手段125、一括印刷指示手段126、一括印刷用印刷オプション設定手段127を備える。
本発明を実施するこれらの手段を説明する前に、図2、図3、図4、図5を用いて複数の原稿ファイルを一括印刷するために要する情報について説明する。図2は複数のドキュメントで構成された1つのドキュメントを示す概念図で、図に示す4つのドキュメントはそれぞれ原稿A、原稿B、原稿C、原稿Dの各原稿ファイルが対応していることを示している。これらを適切な順序で一括印刷するためには、印刷する原稿ファイルを特定する情報、各ファイル毎の両面/片面などを指定する印刷オプション、出力順序情報が必要となる。原稿ファイルを特定する情報としてファイルの名称および形式、更新日時、ファイルの所在(ホストアドレス、フォルダ名などからなるパス、即ちファイルのポインタ情報)があり、これらはOSのファイルシステムによって管理され、アプリケーションがファイルにアクセスしている場合はそのファイルを特定する情報をアプリケーションが持ち合わせている。また、決まった一式の原稿ファイルを一括印刷させるために必要な情報1セットに識別情報を付与ことで、他のセットと区別して登録しておくことができる。
図3は、一括印刷情報の概念図を示しており、一括印刷を実行する際に必要となる前述の各原稿ファイル毎の情報が、識別情報が割り振られた1つの一括印刷情報として管理されることを示している。本実施例では識別情報を入力文字種の制限を受けやすい操作パネルを使用することを想定して登録No.としているが、入力部の入力制限に応じて別の形態の識別情報でもよい。
図4は一括印刷情報内訳例、図5は一括印刷情報リスト例を示しており、図3を用いて前述した情報概念を表に表したものである。
ここで元に戻り、図1に示す本発明を実施する各手段について説明すると、プリンタドライバ111および画像処理装置12の識別情報入力手段112および125は、即ち前述の一括印刷情報の登録No.を入力する手段である。原稿特定情報取得手段113はファイルの名称および形式、更新日時、ファイルの所在(ホストアドレス、フォルダ名などからなるパス、即ちファイルのポインタ情報)を取得する手段である。一括印刷情報登録手段114は図4、図5に示す一括印刷に必要な情報を画像処理装置12の記憶部12Cに登録する手段である。一括印刷用印刷オプション設定手段115は、一括印刷する一式の原稿ファイルに部数を設定したり、各原稿ファイル間にインデックス紙を挿入する設定をしたりするための手段である。プリンタドライバ111および画像処理装置12の一括印刷指示手段116および126は、画像処理装置12の一括印刷制御手段12Eに一括印刷するよう指示する。一括印刷制御手段12Eはこの指示を受けて通信部129およびネットワーク16を介してファイルサーバ13あるいはファイルサーバ14から一括印刷に必要な原稿ファイルをダウンロードする制御、必要な原稿ファイルを全て画像形成手段123で画像変換の後に画像蓄積手段124へ蓄積する制御、他の画像が出力中でないときに前記蓄積された原稿ファイルの画像を印刷装置15に出力する制御、前記一括印刷画像の出力中は他画像の出力を許可しない制御を司る。
次に、具体的な操作および処理フローについて説明する。
図6は、一括印刷情報を画像処理装置12の記憶部12Cに登録するときに使用するプリンタドライバ111に備わる画面の一例である。登録チェックモード601にチェックがついていると登録モードは有効を意味し、チェックがないと無効を意味する。登録のみを行うチェックボックス606も同様にチェックがついていると登録のみ行う。602は登録No.入力欄、603は文書名入力欄である。604はキャンセルボタンで本画面で設定した内容を無効にしたい場合に押下する。607の確定ボタンは本画面で設定した内容を保存する際押下する。
図13は、プリンタドライバの登録モード設定フローである。ステップ1301でプリンタドライバを起動させ、ステップ1302で図6の601にチェックをつけて登録モードを選択する。次のステップ1302で登録No.と文書名を入力しステップ1304で確定ボタンを押す。既に登録モードで動作している、既に同登録No.で登録されている、画像処理装置の電源が入っていないなどで登録不可能な場合はエラーを表示し、画面を設定前の状態に戻す。前述の問題がない場合には順序カウンタを初期化して、画面の設定内容を保存する。順序カウンタについては後述のフローで説明するが、一括印刷で各原稿ファイルに割り付ける印刷順情報を示すものである。図13のフローを実行することで、一括印刷情報を登録するモードに設定したことになる。
図14で、プリンタドライバ111の画面から一括印刷情報を画像処理装置に登録するフローについて説明する。ここでは登録モードに設定された状態で原稿ファイルを開きプリンタドライバ111の印刷ボタンを押下するという一連の操作を一括印刷すべき全ての原稿ファイルについて行う。ここで、このとき操作した原稿ファイルの順が一括印刷時の出力順となる。まずステップ1401で一括印刷時の印刷順の若い原稿ファイルとプリンタドライバ111を開く。ステップ1402でこの原稿に対する片面/両面印刷などの印刷オプションを必要に応じて設定しステップ1403で印刷ボタン608を押下する。ステップ1404で現在開いている原稿ファイルについて一括印刷に必要な情報を保存する。具体的には原稿ファイルを開きプリンタドライバ111を起動させたアプリケーションが取得している原稿ファイルポインタ情報が元となるが、ホストアドレスを含むより詳細な情報は必要に応じてOSのファイルシステムから取得する。
ステップ1402で、設定されたこの原稿にかかる印刷オプション情報と、この原稿の印刷順を決定する順序カウンタの値を取得する。順序カウンタはステップ1405でインクリメントされ、一括印刷を行う上で現在開いている原稿ファイルの次に印刷されるべき原稿ファイルの印刷順序を示す値となる。
ステップ1406では、図6の「登録のみ行う」のチェックボックス606にチェックがあることで有効が設定されている場合、ステップ1403の印刷ボタン608を押下してもステップ1404の原稿情報保存とステップ1405の順序カウンタインクリメントは行うが印刷は実行しない。このようにする目的は、利用者の都合に応じて印刷せずとも一括印刷情報を保存できるようにするためであり、通常の印刷操作とほぼ同様の操作で容易に行えるメリットがある。一方、「登録のみ行う」にチェックがついていない場合は現在開いている原稿ファイルについて前記保存を行うだけでなく印刷も行う。この場合通常の印刷操作とほぼ同様の操作で印刷を行えるとともに同時に一括印刷情報の保存を行うことができる。
次のステップ1407で、利用者が一括印刷を行うべき次順の原稿ファイルがあると判断した場合はステップ1412でプリンタドライバ111と原稿ファイルを閉じ、次の原稿ファイルとプリンタドライバ111を開き、前述の1401〜1407のステップを繰り返す。次順に登録すべき原稿ファイルがない場合はステップ1408で登録モード解除を実行する。具体的には図6の登録モードチェックボックスからチェックを外し、確定ボタン607を押す操作で行うことができる。登録モード解除を機にステップ1409では前述のステップ1401〜1407および1412を繰り返すことで順次保存された各原稿の原稿情報と、図6で入力された登録No.および文書名を一括印刷情報として画像処理装置12に送信する。画像処理装置12はこの情報を受信したならば一括印刷情報管理手段121によって記憶部12Cに管理保存する。前記登録完了後はステップ1410で図13のフローおよび前述のステップで設定された登録パラメータを初期化する。利用者はプリンタドライバと111原稿ファイルを閉じて本フローは終了する。
次に、プリンタドライバ111が画像処理装置12に対して一括印刷指示を行う図15のフローについて説明する。本発明の手段を備えるプリンタドライバ111は通常の原稿ファイルの印刷と登録した複数の原稿ファイルの一括印刷とを行うことができる。
図7は、登録モードでない状態を示した画面一例で、一括印刷を行う場合はまず登録モードでない状態であること確認する。その後図15に示すフローのように、プリンタドライバ111を開き登録No.を入力し確定ボタン707を押下する。すると画像処理装置12に入力された登録No.での登録があるかを問い合わせ、登録されていない場合はステップ1503に戻り登録No.を入れなおすことができる。登録されているNo.が入力されていれば一括印刷を行うことができるのでステップ1506で必要に応じて一括印刷用印刷オプションの設定を行う。
図8は、一括印刷用印刷オプションを設定する画面一例を示したもので、一括印刷の部数指定、各原稿間のインデックス紙挿入指定を行うことを想定している。この印刷オプションは一括印刷を行う一式の原稿ファイルに対して付加するものであり、個々の原稿ファイルに対して付加されている印刷オプションとは異なる。例えば、両面/片面など原稿ファイル毎に仕上げるべき設定がある一方で、部数の設定など一式の出力物として仕上げるべき設定があり、前記一括印刷用印刷オプションはこのような理由から必要となる。
さて、ステップ1507で図8の印刷ボタン804を押下すると画像処理装置12に登録No.に対応する各原稿ファイルの一括印刷を指示する(ステップ1508)。一方、一括印刷を行わない場合は原稿ファイルとプリンタドライバ111を開き通常の原稿ファイルの印刷が行える(ステップ1510)。
図16は、画像処理装置12における一括印刷指示フローを示す。ここでは表示部12Aおよび操作部12Bとしてタッチパネルを想定した図9の登録No.入力画面一例と図10の一括印刷用オプション設定画面一例を用いて説明する。ステップ1601で図9の登録No.入力画面を開きステップ1602で登録No.を入力しステップ1603で確定ボタン904を押す。図15のフローと同様に入力された登録No.での登録があるかを問い合わせ、登録されていない場合はステップ1602に戻り登録No.を入れなおすことができる。登録されているNo.が入力されていれば一括印刷を行うことができるのでステップ1605で必要に応じて図10の画面にて一括印刷用印刷オプションの設定を行う。ステップ1606で図10の印刷ボタン1003を押下すると図1の一括印刷制御手段12Eに一括印刷実行を指示する。
一方、一括印刷情報の登録内容を参照し削除するための一例を、図11の一括印刷情報リストの操作パネル画面一例および図12の一括印刷情報内訳の操作パネル画面一例に示す。図10の詳細ボタン1002を押すと、図11の画面が表示され図11の原稿ボタン1101を押下することで図12の画面が表示される。削除するときは選択チェックボックス1104にチェックをつけて削除ボタン1103を押下することで画像処理装置12の記憶部12Cから前記選択した一括印刷情報を消去し、図11および図12の画面からも関係する情報表示を削除する。
さて、図17は図15のフローおよび図16のフローで一括印刷の指示を受けた画像処理装置12が一括印刷を実行するフローを示す。まず通信部129で登録No.が含まれた一括印刷指示情報を受信したのち一括印刷制御手段12Eがこの内容を解釈し、記憶部12Cに登録されている一括印刷情報の登録No.とつき合わせて印刷すべき原稿ファイルを特定する。その後当該一括印刷情報に備わる原稿ファイルの所在情報(ホストアドレス、フォルダ名などからなるパス)およびファイル情報を参照して、ネットワーク上のサーバの特定のパスに所在する目的の原稿ファイルにアクセスして記憶部12Cに原稿ファイルをダウンロードする(ステップ1701)。このときアクセスできない場合はエラー処理を実行する。問題なくダウンロードできたならばこの原稿ファイルを画像変換する(ステップ1702)。ここでファイルが壊れている、画像変換に対応できないファイル形式であったなどの場合は画像変換できないのでエラー処理を実行する。問題なく画像変換できたならばステップ1705にて生成画像を記憶部12Cに格納する(画像の蓄積を行う)。記憶部容量不足などで画像の蓄積ができない場合はエラー処理を実行する。以上のステップ1701〜1707を一括印刷に必要な原稿ファイル全てについて行う(ステップ1708)。一括印刷に必要な原稿ファイルの画像が全て揃ったならば画像処理装置12が他の画像を印刷装置15に出力中でないことを確認し、この時点で他の画像を印刷装置15に出力許可しない状態に設定する(ステップ1710)。ただし、このとき画像処理装置12は他の印刷データは受付て記憶部12Cに格納することが望ましい。この状態を保ちステップ1711にて一括印刷を実行、即ち当該一括印刷情報に含まれる各原稿ファイル毎の印刷順序情報を参照し、前記蓄積された各原稿ファイルの画像をその印刷順序に従い出力させる。また、前記説明のとおり、各原稿ファイル毎の印刷オプションと一括印刷用印刷オプションの内容を反映させた内容とする。一括印刷用オプションの部数指定については一括印刷を行う全ての画像が出力された後再び同じ順序で再出力することで結果に反映される。インデックス紙については各原稿ファイル間にインデックス紙を挿入する指示を印刷装置に与えることで結果に反映される。さて、一括印刷が終了した後は他の画像を印刷装置15に出力許可する状態にセットする。このようにすることで一括印刷中は複数の原稿の間に他の印刷データが混ざることを防止できる。
11:クライアントPC、12:画像処理装置、13:ファイルサーバ、14:ファイルサーバ、15:印刷装置、16:ネットワーク、111:プリンタドライバ、112:識別情報入力手段、113:原稿特定情報取得手段、114:一括印刷情報登録手段、115:一括印刷用印刷オプション設定手段、116:一括印刷指示手段、117:制御部、118:時計部、119:表示部、11A:操作部、11B:記憶部、11C:通信部、121:一括印刷情報管理手段、122:原稿取得手段、123:画像形成手段、124:画像蓄積手段、125:識別情報入力手段、126:一括印刷指示手段、127:一括印刷用印刷オプション設定手段、128:制御部、129:通信部、12A:表示部、12B:操作部、12C:記憶部、12D:I/F部、12E:一括印刷制御手段、21:ドキュメント1、22:ドキュメント2、23:ドキュメント3、24:ドキュメント4、25:原稿A、26:原稿B、27:原稿C、28:原稿D、31:一括印刷情報、32:原稿Dの情報、33:原稿Cの情報、34:原稿Bの情報、35:原稿Aの情報、601:登録モードチェックボックス、602:登録No.入力欄、603:文書名入力欄、604:キャンセルボタン、605:削除ボタン、606:「登録のみ行う」チェックボックス、607:確定ボタン、608:印刷ボタン、701:登録モードチェックボックス、702:登録No.入力欄、703:文書名入力欄、704:キャンセルボタン、705:削除ボタン、706:「登録のみ行う」チェックボックス、707:確定ボタン、801:部数入力欄、802:インデックス設定プルダウンキー、803:キャンセルボタン、804:印刷ボタン、805:次へボタン、806:戻るボタン、807:削除ボタン、808:確定ボタン、901:登録No.入力欄、902:文書名表示欄、903:テンキー、904:確定ボタン、1001:部数表示欄、1002:詳細ボタン、1003:印刷ボタン、1004:確定ボタン、1005:テンキーボタン、1006:インデックス有り/無し選択ボタン、1007:次へボタン、1008:戻るボタン、1101:原稿アイコン、1102:戻るキー、1103:削除キー、1104:選択欄チェックボックス、1201:戻るキーである。
Claims (9)
- 電子的な複数の原稿ファイルを格納する複数のコンピュータと、前記コンピュータにアクセスして前記原稿ファイルを開き原稿ファイルの印刷操作が可能なアプリケーションおよび前記印刷操作の実行で起動し片面/両面印刷などの印刷オプションを設定する手段と印刷の開始操作実行で前記原稿ファイルを印刷データに変換して出力する手段とを有するプリンタドライバがインストールされたコンピュータと、前記印刷データおよび前記原稿ファイルを印刷可能な画像データに変換し印刷装置に出力する手段を有する画像処理装置とがネットワーク上で接続されている印刷システムにおいて、
前記プリンタドライバは、前記印刷の開始操作実行時に、原稿ファイルを開いている前記アプリケーションおよび前記プリンタドライバがインストールされたコンピュータのファイルシステムより前記アプリケーションにて開いている原稿ファイルの名称、形式、格納先情報を原稿特定情報として取得する手段を備え、所望の複数の原稿ファイルを順次前記アプリケーションにて開いて前記印刷の開始操作を実行して前記取得する手段によって各原稿ファイル毎の前記原稿特定情報を取得するとともに前記実行した順序を各原稿ファイルの印刷順序情報として記憶し、前記原稿ファイル毎の原稿特定情報と印刷順序情報に一つの識別情報を付けてネットワーク上に接続された画像制御装置に登録する一括印刷情報登録手段を備え、更に前記画像処理装置に前記識別情報を付けて一括印刷指示を行う一括印刷指示手段を備え、前記画像処理装置は、前記一括印刷指示を認識すると登録されている前記一括印刷情報のうち識別情報が一致する一括印刷情報を特定し前記一致する一括印刷情報が示す各原稿ファイルの名称、形式、格納先情報から前記各原稿ファイルにアクセスしてダウンロードする原稿取得手段と、前記取得した原稿ファイルを前記印刷装置が印刷可能な画像データに変換する画像形成手段と、前記変換された画像データを蓄積する画像蓄積手段と、前記蓄積された画像データを前記一括印刷情報に含まれる印刷順序情報に従い前記印刷装置に出力する一括印刷制御手段とを備えたことを特徴とする印刷システム。 - 前記プリンタドライバがインストールされたコンピュータおよび前記画像処理装置は、画面を表示させる表示部および文字を入力可能な操作部を具備しており、前記識別情報を前記表示部および操作部から入力する識別情報入力手段を備えた、請求項1に記載の印刷システム。
- 前記プリンタドライバは、一括印刷の対象となる所望の複数の原稿ファイルを順次前記アプリケーションにて開いて前記印刷を開始する操作を実行する毎にインクリメントする順序カウンタを備え、前記開いている原稿ファイルにその時点の前記順序カウンタ値を割当て、前記複数の原稿ファイルの印刷順序情報を決定する手段を備えた、請求項1、2の何れかに記載の印刷システム。
- 前記プリンタドライバは、一括印刷の対象となる所望の複数の原稿ファイルを順次前記アプリケーションにて開いて前記印刷を開始する操作を実行する毎に各原稿ファイル毎の印刷オプション情報を取得して一括印刷情報に加えて登録し、前記画像処理装置は、前記一括印刷指示により、生成した各原稿ファイル毎の画像データを印刷装置に出力する際、前記原稿ファイル毎の印刷オプション情報を前記一括印刷情報から読み取り、印刷オプション内容を出力に反映させることを特徴とする、請求項1、2、3の何れかに記載の印刷システム。
- 前記プリンタドライバは有効無効の状態を設定する登録モード設定手段を有し、登録モードが有効のとき、一括印刷の対象となる前記複数の原稿ファイルを順次前記アプリケーションから開いて前記印刷開始操作を行う毎に、開いている原稿ファイルに対応する前記原稿特定情報、前記印刷順序情報、前記印刷オプション情報を前記プリンタドライバがインストールされたコンピュータの記憶部に格納することを特徴とする、請求項4に記載の印刷システム。
- 前記プリンタドライバは、登録のみの設定を選択する手段を備え、登録のみが設定されているときは前記印刷の開始操作を実行しても印刷を行わない請求項1、2、3、4、5の何れかに記載の印刷システム。
- 前記プリンタドライバは、識別情報を入力する識別情報入力手段を備え、前記登録モードが有効から無効に移行するときに前記各原稿ファイル毎に取得された前記原稿特定情報、前記印刷オプション情報、前記印刷順序情報に一つの前記入力された識別情報を割り当てて、ネットワークを介して前記画像処理装置の記憶部にこれらを一括印刷情報として登録する一括印刷情報登録手段を備えた請求項5、6の何れかに記載の印刷システム。
- 前記画像処理装置は、前記一括印刷指示の識別情報から特定された一括印刷情報が示す複数の原稿ファイルで画像蓄積が可能な全てのファイルを蓄積した後、画像処理装置から他の画像が出力中でないときに前記印刷順序情報に従い順次原稿ファイルの画像を印刷装置に出力を行い、前記蓄積した画像を出力中は他の画像の印刷装置への出力を許可しないことを特徴とする、請求項1、2、3、4、5、6、7の何れかに記載の印刷システム。
- 前記プリンタドライバおよび前記画像処理装置は、前記識別情報を入力する識別情報入力手段と、一括印刷する複数の原稿ファイルに対して一括部数指定が可能な一括印刷用印刷オプション設定手段と、一括印刷指示の際に前記一括印刷用印刷オプション情報を付加して印刷指示を行う一括印刷指示手段と、前記一括印刷指示により、生成した各原稿ファイル毎の画像データを印刷装置に出力する際、前記一括印刷用印刷オプション情報を前記一括印刷情報から読み取り、印刷オプション内容を出力に反映させることを特徴とする、請求項8に記載の印刷システム。
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JP2005170972A Pending JP2006344132A (ja) | 2005-06-10 | 2005-06-10 | 印刷システム |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2006344132A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009187541A (ja) * | 2008-02-07 | 2009-08-20 | Konica Minolta Systems Lab Inc | 複数のファイルを一つの印刷ジョブとして印刷する方法 |
JP2010224704A (ja) * | 2009-03-23 | 2010-10-07 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及び画像処理装置の制御プログラム |
-
2005
- 2005-06-10 JP JP2005170972A patent/JP2006344132A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US8482752B2 (en) | 2009-03-23 | 2013-07-09 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Image processing device for printing a plurality of manuscript data sets in prescribed order based on composition guideline data |
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