JP2006341727A - Air conditioner for vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、空調ユニット内で発生する風切り音の低減を図る車両用空調装置に関するものである。 The present invention relates to a vehicle air conditioner that reduces wind noise generated in an air conditioning unit.
従来、車両用空調ユニットを小型化し、車室内への搭載性を向上させる観点から、室内ユニット部として、冷房用熱交換器及び加熱用熱交換器の他に、送風機部も単一のケース内に一体構成するブロア一体型空調ユニットが特許文献1にて知られている。 Conventionally, from the viewpoint of reducing the size of a vehicle air-conditioning unit and improving mountability in a vehicle interior, in addition to a cooling heat exchanger and a heating heat exchanger, an air blower unit is also installed in a single case as an indoor unit unit. A blower-integrated air conditioning unit that is configured integrally with the above is known from Patent Document 1.
この従来技術では、送風機部の下側に、チューブと伝熱フィンとの積層構造からなる冷房用熱交換器を略縦に配置し、この冷房用熱交換器の車両後方側に加熱用熱交換器を略縦に配置し、この加熱用熱交換器の上方側にエアミックスドアを配置している。更に、送風機部の車両後方側で、且つ、エアミックスドアの上方側にフェイス開口部及びデフロスタ開口部に空気を導くフェイス通路と、フット開口部に空気を導くフット通路部とを配置している。 In this prior art, a cooling heat exchanger composed of a laminated structure of tubes and heat transfer fins is arranged substantially vertically below the blower unit, and heating heat exchange is performed on the vehicle rear side of the cooling heat exchanger. The apparatus is arranged substantially vertically, and an air mix door is arranged above the heat exchanger for heating. Furthermore, a face passage that guides air to the face opening and the defroster opening and a foot passage that guides air to the foot opening are disposed on the vehicle rear side of the blower portion and above the air mix door. .
なお、冷房用熱交換器を略縦に配置するとは、冷房用熱交換器のうち、送風機の空気が送風される側の面である流入面を略垂直に配置することをいう。
図11は、上記特許文献1の車両用空調ユニットに対して、風切り音対策を施した公知の車両用空調ユニット51を示す要部拡大断面図である。
FIG. 11 is an enlarged cross-sectional view showing a main part of a known vehicle air-
車両用空調ユニット51は車室内前部の計器盤(図示せず)内側において車両幅(左右)方向の略中央部に配置される。その際、車両用空調ユニット51は車両の上下前後方向に対して図11の矢印のように搭載される。従って、車両幅方向は図11の紙面垂直方向となる。
The vehicle air-
この従来技術によると、車両用空調ユニット51のケース11内において、送風機部の車両下方側に冷房用熱交換器をなす蒸発器13を略縦に配置している。
According to this prior art, in the
この蒸発器13は、周知のように上下のタンク部13a、13bの間に、内部に冷媒流体が流れるチューブ13cとコルゲート状の伝熱フィン13dとの積層構造からなる熱交換部13eを配置した構成である。このチューブ13cの長手方向(図11の略上下方向)の両端が上下のタンク部13a、13bに接続されている。なお、この従来技術では、チューブ13cとして、熱交換部13eの積層方向(図11の紙面垂直方向)に平たい偏平チューブを用いている。
As is well known, the
熱交換部13eのチューブ13cと伝熱フィン13dとの積層方向外側には、側板13jがチューブ13cと平行に配置されている。
A
熱交換部13e内には、チューブ13cと伝熱フィン13dとに囲まれて形成される多数の空気流通空間13iが、送風機から空気が送風される側(図11の右方側)の流入面13gから他側(図11の左方側)の流出面13hへと貫通している。
In the
このような構成において、送風機から蒸発器13の流入面13gに送風される送風空気a1が流入面13gとなす角度θは鋭角となる。そして、送風空気a1は、矢印bのごとく、流入面13gに対して略垂直に流れ方向が変化して熱交換部13e内の空気流通空間13iに流入する。
In such a configuration, the angle θ between the blown air a1 blown from the blower to the
このように、送風空気a1の流れ方向が大きく変化すると、流れの乱れが大きくなり、この流れの乱れに起因して風切り音が発生する。そして、この風切り音が車室内の乗員に不快な騒音として伝わってしまう。 Thus, when the flow direction of the blast air a1 changes greatly, the turbulence of the flow increases, and wind noise is generated due to the turbulence of the flow. And this wind noise is transmitted to passengers in the passenger compartment as unpleasant noise.
そこで、この従来技術では、風切り音を低減するために網状部材52を用いている。図12は、図11のK矢視において蒸発器13部のみを示した図である。
Therefore, in this prior art, the
図11および図12に示すように、網状部材52は、熱交換部13eの流入面13gの全面を覆うように、流入面13gの外周部、即ち、上下のタンク部13a、13bおよび側板13jで両面テープ53により固定される。なお、この従来技術では、網状部材52を樹脂により成形している。
As shown in FIGS. 11 and 12, the
周知のごとく、網状部材52は、乱れた流れを一様な流れに整える整流効果を有する。この網状部材52の整流効果により、流れの乱れに起因する風切り音を低減している。
As is well known, the
ところで、網状部材52がチューブ13cに接触していると網状部材52とチューブ13cとの間に塵埃が溜まり、チューブ13cが腐食する不具合が発生する。そこで、この従来技術では、網状部材52とチューブ13cとの間に隙間確保用のスペーサ部材54を取り付けてチューブ13cが腐食する不具合を防止している。
By the way, when the
スペーサ部材54は、所定厚さc2の略矩形平板形状を有する本体部55と、本体部55の長手方向の両端部に配置されて流入面13g側に突出する柱部18とを備え、樹脂により一体成形される。
The
このスペーサ部材54は、蒸発器13のチューブ13cの長手方向(図12の上下方向)略中央に、本体部55の長手方向がチューブ13cの長手方向と平行に配置される。さらに、スペーサ部材54は、チューブ13cと伝熱フィン13dとの積層方向(図12の左右方向)に所定の間隔を空けて2つ並べられて配置される。
The
このとき、柱部18は蒸発器13の多数の空気流通空間13iのうち、所定位置の空気流通空間13iに挿入される。図7は、図12のD−D断面における柱部18および伝熱フィン13dを拡大した図であり、図7の上下方向がチューブ13cの長手方向である。
At this time, the
図7に示すように、柱部18は根元側の鋸歯部18aと先端側の先端部18bとからなる。鋸歯部18aは、厚さtの矩形平板の表裏面に鋸歯状の段差を設けた形状を有しており、鋸歯部18aの表裏面が伝熱フィン13dと接触する側、換言すれば、チューブ13cの長手方向側となるように形成される。先端部18bは四角錐形状に形成される。
As shown in FIG. 7, the
柱部18の鋸歯部18aの厚さtは、空気流通空間13iの伝熱フィン13d同士の間隔hよりも若干大きく形成されるので、柱部18は空気流通空間13iの伝熱フィン13dを押し広げながら挿入される。
Since the thickness t of the
伝熱フィン13dには、その一部をチューブ13cの長手方向側に切り起こして、切起部13mとスリット部13nとが形成されている。この切起部13mとスリット部13nは、伝熱フィン13dの伝熱性を高めるために設けられ、空気の流通方向(矢印b)に等間隔に多数並んで配置されている。
A part of the
柱部18の鋸歯部18aが伝熱フィン13dのスリット部13nに嵌合することにより、スペーサ部材54が蒸発器13に保持される。
The
このように、2つのスペーサ部材54を網状部材52とチューブ13cとの間に介在させることにより、網状部材52とチューブ13cとの間に隙間56(図11)を形成している。この隙間56により、網状部材52とチューブ13cとの間に塵埃が溜まることを防止して、塵埃によるチューブ13cの腐食を防止している。
As described above, the two
しかしながら、この従来技術においては、両面テープ53やスペーサ部材54といった網状部材52と別体に形成される部品によりコストが増大するとともに、この別体部品により組付作業が煩雑化して更にコストの増大を招くという問題がある。
However, in this prior art, the cost is increased due to parts formed separately from the
本発明は、上記点に鑑み、コストの増大を招くことなく空調ユニット内における風切り音を低減できる車両用空調装置を提供することを目的とする。 An object of this invention is to provide the vehicle air conditioner which can reduce the wind noise in an air conditioning unit, without causing the increase in cost in view of the said point.
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、車室内へ向かって空気が流れる空気通路を形成するケース(11)と、
前記ケース(11)内に配置され、前記空気を冷却する冷房用熱交換器(13)とを備え、
前記冷房用熱交換器(13)は、内部に冷媒流体が流れるチューブ(13c)と、前記チューブ(13c)に接合された伝熱フィン(13d)との積層構造からなる熱交換部(13e)を有し、
前記ケース(11)内を流れる送風空気(a1)は、前記熱交換部(13e)の流入面(13g)に向けて鋭角に送風され、
前記流入面(13g)に、前記送風空気(a1)の流れをガイドする送風ガイド部材(16)が配置される車両用空調装置において、
前記送風ガイド部材(16)には、前記送風空気(a1)の流れをガイドする本体部(17)と、前記流入面(13g)側へ突出する柱部(18)とが一体に成形され、
前記柱部(18)が、前記チューブ(13c)と前記伝熱フィン(13d)とで囲まれてできる空気流通空間(13i)内に挿入され保持されることを特徴とする。
In order to achieve the above object, in the first aspect of the present invention, a case (11) that forms an air passage through which air flows toward the vehicle interior;
A cooling heat exchanger (13) disposed in the case (11) for cooling the air,
The cooling heat exchanger (13) includes a heat exchanger (13e) having a laminated structure of a tube (13c) through which a refrigerant fluid flows and a heat transfer fin (13d) joined to the tube (13c). Have
The blown air (a1) flowing in the case (11) is blown at an acute angle toward the inflow surface (13g) of the heat exchange part (13e),
In the vehicle air conditioner in which a blowing guide member (16) for guiding the flow of the blown air (a1) is arranged on the inflow surface (13g),
A body part (17) for guiding the flow of the blown air (a1) and a column part (18) protruding toward the inflow surface (13g) are integrally formed on the air blowing guide member (16),
The column part (18) is inserted and held in an air circulation space (13i) formed by being surrounded by the tube (13c) and the heat transfer fin (13d).
ここで、送風ガイド部材(16)は、風切り音を低減するために設けられるものであり、送風ガイド部材(16)の本体部(17)は、従来技術のような網状のものと、後述する板状のものとを含むものである。 Here, the air blowing guide member (16) is provided to reduce wind noise, and the main body (17) of the air blowing guide member (16) has a net-like shape as in the prior art and will be described later. Including a plate-like material.
これによると、送風ガイド部材(16)には、送風空気(a1)の流れをガイドする本体部(17)と、流入面(13g)側へ突出する柱部(18)とが一体に成形され、柱部(18)が、冷房用熱交換器(13)のチューブ(13c)と伝熱フィン(13d)とで囲まれてできる空気流通空間(13i)内に挿入され保持されるので、送風ガイド部材(16)を冷房用熱交換器(13)に固定するための別体部品が不要となり、組付作業が容易になる。 According to this, the main body part (17) for guiding the flow of the blown air (a1) and the column part (18) protruding toward the inflow surface (13g) are integrally formed on the air blowing guide member (16). Since the column part (18) is inserted and held in the air circulation space (13i) surrounded by the tubes (13c) and the heat transfer fins (13d) of the cooling heat exchanger (13), A separate part for fixing the guide member (16) to the cooling heat exchanger (13) becomes unnecessary, and the assembling work becomes easy.
この結果、コストの増大を招くことなく空調ユニット内における風切り音を低減できる。 As a result, wind noise in the air conditioning unit can be reduced without increasing the cost.
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の車両用空調装置において、前記本体部(17)には、前記流入面(13g)と当接する座面部(19)が一体に成形され、
前記座面部(19)により、前記本体部(17)と前記流入面(13g)との間に所定寸法の隙間(21)が形成されることを特徴とする。
According to a second aspect of the present invention, in the vehicle air conditioner according to the first aspect, a seat surface portion (19) that contacts the inflow surface (13g) is integrally formed on the main body portion (17),
A gap (21) having a predetermined dimension is formed between the main body (17) and the inflow surface (13g) by the seat surface portion (19).
これによると、送風ガイド部材(16)の本体部(17)と流入面(13g)との間に隙間(21)を確保するための別体部品が不要になるとともに、組付作業が容易になる。 This eliminates the need for a separate part for securing the gap (21) between the main body (17) and the inflow surface (13g) of the air blowing guide member (16) and facilitates the assembly work. Become.
この結果、コストの増大を招くことなく空調ユニット内における風切り音を低減できる。 As a result, wind noise in the air conditioning unit can be reduced without increasing the cost.
請求項3に記載の発明のように、請求項2に記載の車両用空調装置において、前記座面部(19)を、前記柱部(18)の根元部に配置すれば、柱部(18)の根元部の強度を高めることができる。 As in the invention according to claim 3, in the vehicle air conditioner according to claim 2, if the seat surface part (19) is arranged at the base part of the pillar part (18), the pillar part (18). The strength of the root part of can be increased.
この結果、柱部(18)の根元部で柱部(18)が折損する不具合を防止できる。 As a result, it is possible to prevent the column portion (18) from being broken at the base portion of the column portion (18).
請求項4に記載の発明では、請求項1ないし3のいずれか一つに記載の車両用空調装置において、前記熱交換部(13e)の前記チューブ(13c)と前記伝熱フィン(13d)との積層方向外側には側板(13j)が配置されており、
前記送風ガイド部材(16)は、前記熱交換部(13e)の前記積層方向の全長にわたって配置され、
前記送風ガイド部材(16)における前記積層方向の両端に前記側板(13j)と係合する爪部(20)が一体に成形されていることを特徴とする。
In invention of Claim 4, in the vehicle air conditioner as described in any one of Claim 1 thru | or 3, the said tube (13c) and the said heat-transfer fin (13d) of the said heat exchange part (13e) A side plate (13j) is arranged on the outer side in the stacking direction of
The air blowing guide member (16) is disposed over the entire length in the stacking direction of the heat exchange part (13e),
A claw portion (20) that engages with the side plate (13j) is integrally formed at both ends in the stacking direction of the air blowing guide member (16).
これによると、柱部(18)が冷房用熱交換器(13)の空気流通空間(13i)内に挿入されるのみならず、送風ガイド部材(16)と一体に成形された爪部(20)が冷房用熱交換器(13)の側板(13j)に係合するので、コストの増大を招くことなく送風ガイド部材(16)を冷房用熱交換器(13)に、より確実に保持できる。 According to this, not only the column part (18) is inserted into the air circulation space (13i) of the cooling heat exchanger (13) but also the claw part (20 formed integrally with the air blowing guide member (16). ) Engages with the side plate (13j) of the cooling heat exchanger (13), so that the air blowing guide member (16) can be more securely held in the cooling heat exchanger (13) without causing an increase in cost. .
請求項5に記載の発明のように、請求項1ないし4のいずれか一つに記載の車両用空調装置において、前記送風ガイド部材(16)を前記流入面(13g)に1つのみ配置すれば、送風ガイド部材(16)のコストを最小限に抑えることができる。 As in the invention according to claim 5, in the vehicle air conditioner according to any one of claims 1 to 4, only one air blowing guide member (16) is arranged on the inflow surface (13g). In this case, the cost of the air blowing guide member (16) can be minimized.
この結果、コストの増大を招くことなく空調ユニット内における風切り音を低減できる。 As a result, wind noise in the air conditioning unit can be reduced without increasing the cost.
次に請求項6に関して述べる。図11に示すように、冷房用熱交換器(52)の伝熱フィン(13d)のエッジ部(13f)に送風空気(a1)が当たる角度、換言すれば、伝熱フィン(13d)のエッジ部(13f)の延長方向(i)が送風空気(a1)の流れ方向となす角度を迎え角(α)とする。 Next, claim 6 will be described. As shown in FIG. 11, the angle at which the blown air (a1) hits the edge (13f) of the heat transfer fin (13d) of the cooling heat exchanger (52), in other words, the edge of the heat transfer fin (13d). An angle formed by the extending direction (i) of the portion (13f) and the flow direction of the blown air (a1) is defined as an angle of attack (α).
この迎え角(α)が大きいと、送風空気(a1)が伝熱フィン(13d)のエッジ部(13f)に当たって流れが剥離して渦(v)が発生する。 When this angle of attack (α) is large, the blown air (a1) hits the edge (13f) of the heat transfer fin (13d) and the flow is separated to generate a vortex (v).
本発明者は実験及び解析を通じて、伝熱フィン(13d)のエッジ部(13f)での流れの剥離を抑制して渦(v)の発生を抑制することにより、風切り音を低減できるという知見を得た。 Through experiments and analysis, the inventor has found that wind noise can be reduced by suppressing flow separation at the edge portion (13f) of the heat transfer fin (13d) and suppressing generation of vortices (v). Obtained.
上記点に鑑みて、請求項6に記載の発明では、請求項1ないし5のいずれか一つに記載の車両用空調装置において、前記本体部(17)は、前記送風空気(a1)の流れ方向を前記流入面(13g)に対して鋭角な方向から前記流入面(13g)に対して略垂直な方向に変化させる板状に形成されることを特徴とする。 In view of the above point, in the invention according to claim 6, in the vehicle air conditioner according to any one of claims 1 to 5, the main body (17) is configured to flow the blown air (a1). It is formed in a plate shape whose direction is changed from an acute angle to the inflow surface (13g) to a direction substantially perpendicular to the inflow surface (13g).
これによると、板状の本体部(17)が、送風空気(a1)の流れ方向を流入面(13g)に対して鋭角な方向から流入面(13g)に対して略垂直な方向に変化させるので、迎え角(α)、即ち、伝熱フィン(13d)のエッジ部(13f)に送風空気(a1)が当たる角度を小さくできる。 According to this, a plate-shaped main-body part (17) changes the flow direction of blowing air (a1) from a direction with an acute angle with respect to an inflow surface (13g) to a direction substantially perpendicular | vertical with respect to an inflow surface (13g). Therefore, the angle of attack (α), that is, the angle at which the blown air (a1) hits the edge portion (13f) of the heat transfer fin (13d) can be reduced.
この結果、送風空気(a1)は伝熱フィン(13d)のエッジ部(13f)に沿ってスムーズに流れ、流れの剥離及び渦(v)の発生を抑制できるので、風切り音を低減できる。 As a result, the blown air (a1) flows smoothly along the edge portion (13f) of the heat transfer fin (13d), and the flow separation and the generation of the vortex (v) can be suppressed, so that wind noise can be reduced.
これにより、送風ガイド部材(16)の本体部(17)は板状の簡素な形状にできるため、送風ガイド部材(16)を安価にできる。 Thereby, since the main-body part (17) of a ventilation guide member (16) can be made into a plate-shaped simple shape, a ventilation guide member (16) can be made cheap.
この結果、コストの増大を招くことなく空調ユニット内における風切り音を低減できる。 As a result, wind noise in the air conditioning unit can be reduced without increasing the cost.
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。 In addition, the code | symbol in the bracket | parenthesis of each said means shows the correspondence with the specific means as described in embodiment mentioned later.
(第1実施形態)
以下本発明の第1実施形態を図1ないし図8に基づいて説明する。図1は本実施形態における車両用空調装置の室内ユニット部10の全体構成の概略断面図である。室内ユニット部10は車室内前部の計器盤(図示せず)内側において車両幅(左右)方向の略中央部に配置される。その際、室内ユニット部10は車両の上下前後方向に対して図1の矢印のように搭載される。従って、車両幅方向は図1の紙面垂直方向となる。
(First embodiment)
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 1 is a schematic cross-sectional view of the overall configuration of an
本実施形態による室内ユニット部10は車室内へ向かって空気が流れる空気通路を形成するケース11を有している。この単一のケース11内に、送風機部12と、冷房用熱交換器をなす蒸発器13と、暖房用熱交換器をなすヒータコア14とを一体に配置した構成になっている。
The
より具体的に述べると、ケース11は室内ユニット部10の車両幅方向の中央部に位置する分割面で分割された左右の分割ケース体を一体に締結して縦長のケース形状を構成している。この左右の分割ケース体はポリプロピレンのようなある程度の弾性を有し、機械的強度の高い樹脂材料にて成形されている。
More specifically, the
ケース11内の車両前方側領域のうち上方側に送風機部12が配置され、そして、送風機部12の下方側に蒸発器13が配置されている。送風機部12は電動モータにより回転駆動される遠心式送風ファン12aをスクロールケーシング12b内に収容している。
The
送風機部12の回転軸12cは車両幅方向を向いているので、遠心式送風ファン12aの吸入口(図示せず)は室内ユニット部10の車両幅方向片側の側面部に位置する。そして、この吸入口部に図示しない内外気切替箱が接続され、この内外気切替箱を通して吸入される内気(車室内空気)または外気(車室外空気)を送風ファン12aにより送風する。
Since the rotating shaft 12c of the
そして、スクロールケーシング12bの渦巻き形状の巻き始め部となるノーズ部12dを下方側に位置させ、スクロールケーシング12bの空気出口部12eを下方に向けているので、送風ファン12aの送風空気が矢印aのように車両前方側領域の上方から下方へ流れて蒸発器13の前面部に送風される。
And since the
蒸発器13はケース11と略同一の車両幅方向寸法を有する略長方形の薄型形状であり、略縦に配置されている。この蒸発器13には、図示しない空調用冷凍サイクルの減圧手段にて減圧された冷媒流体が導入され、この冷媒流体が送風空気から吸熱して蒸発することにより、空気を冷却する。
The
ケース11のうち、蒸発器13の下方に位置する底面部は凝縮水受け部を構成し、その最底部に凝縮水排出パイプ15が形成されている。
In the
図2は、図1のA矢視において蒸発器13部のみを示した図であり、図3は図2におけるB−B断面図である。図2および図3に示すように、蒸発器13は、周知のように上下のタンク部13a、13bの間に、内部に冷媒流体が流れるチューブ13cとコルゲート状の伝熱フィン13dとの積層構造からなる熱交換部13eを配置した構成である。
FIG. 2 is a view showing only the
このチューブ13cの長手方向の両端が上下のタンク部13a、13bに接続される。なお、本例では、チューブ13cは、熱交換部13eの積層方向(図2の左右方向)に平たい偏平チューブを用いている。
Both ends of the
熱交換部13e内には、チューブ13cと伝熱フィン13dとに囲まれて形成される多数の空気流通空間13iが、送風機部12から空気が送風される側(図2の紙面表面側)の流入面13gから他側(図2の紙面裏面側)の流出面13hへと貫通している。
In the
送風機部12の送風空気が矢印bのように、流入面13g側から多数の空気流通空間13i内に流入し、矢印dのように、多数の空気流通空間13iを通過して流出面13h側へと流出する。
The blown air from the
図4は、図3におけるC部、即ち、熱交換部13eのの積層方向一端側(車両左側)の拡大図である。なお、他端側(車両右側)については図4と左右対称の形状であるので図示を省略する。
FIG. 4 is an enlarged view of part C in FIG. 3, that is, one end side (the vehicle left side) of the
図4に示すように、熱交換部13eの積層方向外側(図4の右方側)には、熱交換部13eの補強部材をなす側板13jがチューブ13cと平行に配置されている。
As shown in FIG. 4, on the outer side in the stacking direction of the
この側板13jはアルミニウム等の金属で形成され、ろう付け等の手段により上下のタンク部13a、13bおよび伝熱フィン13dに接合される。側板13jの流入面13g側および流出面13h側の端末部には、側板13jの剛性を確保するための曲げ部13kが形成される。
The
蒸発器13の流入面13gには、送風空気の流れをガイドする送風ガイド部材16が、チューブ13cの長手方向略中央に、熱交換部13eの積層方向の全長にわたって配置される。この送風ガイド部材16は、以下に述べる本体部17、柱部18、座面部19および爪部20で構成され、樹脂材料により一体成形される。
On the
図5(a)は図2における送風ガイド部材16の拡大図であり、図5(b)は図5(a)におけるE矢視図、図5(c)は図5(b)におけるF矢視図である。
5 (a) is an enlarged view of the air blowing
図5(a)ないし(c)に示すように、送風ガイド部材16には、送風空気の流れ方向を変化させる本体部17が略矩形平板状に形成される。本体部17の平板面が熱交換部13eの流入面13gに対して垂直に配置される。換言すれば、本体部17の表裏面がチューブ13cの長手方向を向いて配置される。
As shown in FIGS. 5A to 5C, the
送風ガイド部材16の本体部17の両端付近には、柱部18が熱交換部13eの流入面13g側へ突出して形成される。
In the vicinity of both ends of the
図6(a)は、図5(b)におけるG部拡大図であり、図6(b)は、図6(a)におけるH矢視図である。 6A is an enlarged view of a G portion in FIG. 5B, and FIG. 6B is a view taken in the direction of arrow H in FIG. 6A.
図6(a)および(b)に示すように、柱部18は根元側の鋸歯部18aと先端側の先端部18bとからなる。鋸歯部18aは、厚さtの矩形平板の表裏面に鋸歯状の段差を設けた形状を有しており、鋸歯部18aの表裏面が本体部17の表裏面と平行となるように形成される。先端部18bは四角錐形状に形成される。
As shown in FIGS. 6A and 6B, the
この柱部18が熱交換部13e内に形成される多数の空気流通空間13iのうち、所定位置の空気流通空間13iに挿入される。
This
図7は、図4のD−D断面における柱部18および伝熱フィン13dを拡大した図であり、図7の上下方向がチューブ13cの長手方向である。
7 is an enlarged view of the
図7に示すように、柱部18の鋸歯部18aの厚さtは空気流通空間13iの伝熱フィン13d同士の間隔hよりも若干大きく形成されるので、柱部18は空気流通空間13iの伝熱フィン13dを押し広げながら挿入される。
As shown in FIG. 7, the thickness t of the
柱部18の先端部18bが四角錐形状になっているので、空気流通空間13iの伝熱フィン13dの押し広げをスムーズに行うことができる。
Since the
伝熱フィン13dには、その一部をチューブ13cの長手方向側に切り起こして、切起部13mとスリット部13nとが形成されている。この切起部13mとスリット部13nは、伝熱フィン13dの伝熱性を高めるために設けられ、空気の流通方向(矢印b)に等間隔に多数並んで配置される。
A part of the
柱部18の鋸歯部18aがこの伝熱フィン13dのスリット部13nに嵌合することにより、送風ガイド部材16が蒸発器13に保持される。
The
また、柱部18の根元部には、本体部17とチューブ13cとの間に隙間を確保するための座面部19が形成される。この座面部19は柱部18の根元部から階段状に突出している。本例では、柱部18の長手方向と平行な段差面19aの幅をc1に、本体部17の長手方向と平行な接触面19bの幅をWに形成している。
In addition, a
送風ガイド部材16の柱部18を蒸発器13の所定位置の空気流通空間13iに挿入すると、図4に示すように、座面部19の接触面19bが流入面13gのチューブ13cに当接し、送風ガイド部材16の本体部17とチューブ13cとの間に所定寸法c1の隙間21が形成される。
When the
この所定寸法c1の隙間21により、送風ガイド部材16の本体部17とチューブ13cとの間に塵埃が溜まるのを防止でき、塵埃によるチューブ13cの腐食を防止できる。
The
さらには、座面部19により、柱部18の根元部の強度を高められるので、柱部18の根元部で柱部18が折損する不具合を防止できる。
Furthermore, since the strength of the base portion of the
送風ガイド部材16には、本体部17の両端部から熱交換部13eの側板13jへ突出する板状の爪部20が形成される。この板状の爪部20は、熱交換部13eの側板13jと平行に配置され、本体部17の中央側へ「くの字状」に屈折した屈折部20aを有する。
The
送風ガイド部材16の柱部18を所定位置の空気流通空間13iに挿入すると、爪部20の屈折部20aが熱交換部13eの側板13jの曲げ部13kに係合する。
When the
これにより、送風ガイド部材16は柱部18によって蒸発器13に保持されるのみならず、爪部20によっても蒸発器13に保持されるので、送風ガイド部材16を蒸発器13に、より確実に保持できる。
As a result, the air blowing
このように送風ガイド部材16を構成することにより、別体部品を用いることなく送風ガイド部材16を蒸発器13に保持できるとともにチューブ13cの腐食を防止できる。この結果、送風ガイド部材16の組付作業が容易になるとともに、送風ガイド部材16のコストを低減できる。
By configuring the
ところで、図1に示すケース11内において、蒸発器13の空気流れ下流側、すなわち、蒸発器13の流出面13h側にヒータコア14が配置されている。このヒータコア14は、車両エンジン(図示せず)からの温水(冷却水)を熱源として空気を加熱する。このヒータコア14は、所定間隔を隔てて対向配置した下側の温水入口タンク部14aと上側の温水出口タンク部14bとの間にチューブとコルゲート状の伝熱フィンとの積層構造からなる熱交換部14cを配置した構成である。
Incidentally, in the
ヒータコア14は、下側の温水入口タンク部14aよりも上側の温水出口タンク部14bを車両後方側へ傾斜して配置される。板状のエアミックスドア22がヒータコア14の上方に配置され、エアミックスドア22の回転軸22aがヒータコア14の上方端部付近に配置される。
The
エアミックスドア22の回転軸22aは図1の紙面垂直方向(車両幅方向)に延びるように配置され、回転軸22aの両端部はケース11の側面壁部の軸受孔(図示せず)により回転可能に保持される。
The
ケース11内において、ヒータコア14の上方側(蒸発器13の車両後方側)に、ヒータコア14をバイパスして冷風を矢印eのように流す冷風バイパス通路23が形成されている。一方、ケース11内において、ヒータコア14の車両後方側から上方側に至る部位に、ヒータコア14で加熱された温風が矢印fのように流れる温風通路24が形成されている。
In the
ケース11の後方側の面11aからヒータコア14の上方側へ突き出す温風ガイド壁25がケース11に形成されている。この温風ガイド壁25は温風通路24の上方側を区画するものであって、温風通路24の温風流れを矢印fのよう冷風バイパス通路23側へガイドする。
A hot
また、ケース11内において冷風バイパス通路23に隣接するケース壁面に、冷風ガイド壁26が温風ガイド壁25の先端部に対向するように形成されている。この冷風ガイド壁26は冷風バイパス通路23の冷風を温風通路24の温風側へガイドする。これにより、ヒータコア14の上方側であって、両ガイド壁25、26の先端部周辺に、温風と冷風を良好に混合できる空気混合部27を形成している。
Further, in the
図1において、エアミックスドア22の実線位置は中間開度位置であり、そして、2点鎖線位置アはヒータコア14の通風路を全閉して、冷風バイパス通路23を全開する最大冷房位置である。また、2点鎖線位置イは、冷風バイパス通路23を全閉して、ヒータコア14の通風路を全開する最大暖房位置である。
In FIG. 1, the solid line position of the
エアミックスドア22は周知のごとくヒータコア14の熱交換部14cを通過する温風(矢印f)とヒータコア14をバイパスして冷風バイパス通路23を通過する冷風(矢印e)との風量割合を調整して車室内への吹出空気温度を調整する温度調整手段である。そして、空気混合部27において上記温風(矢印f)と上記冷風(矢印e)が混合されて所望温度の空気が得られる。
As is well known, the
一方、ケース11の上方部において車両後方側にはフェイス開口部28が開口しており、このフェイス開口部28の車両前方側にデフロスタ開口部29が開口している。ケース11内には、空気混合部27からフェイス開口部28に向かって真上方向に延びるフェイス通路30が形成されている。
On the other hand, a
ケース11の上方部にはフェイス開口部28とデフロスタ開口部29を切替開閉するフェイスドア31が配置されている。このフェイスドア31は回転軸31aによりケース11に回転可能に保持された板ドアから構成されている。フェイス開口部28は図示しないフェイスダクトを介して乗員の顔部側に向けて空気を吹出すものである。デフロスタ開口部29にはデフロスタダクト32が接続され、このデフロスタダクト32の先端部のデフロスタ吹出口32aから車両前面窓ガラスの内面に向けて空気を吹出すようになっている。
A
一方、ケース11内において温風ガイド壁25の上方側にフット通路33が形成される。このフット通路33は、ケース後方側の面11aと温風ガイド壁25と後述のフットドア34とにより囲まれる空間により形成されるものであって、ケース後方側の面11aからフェイス通路30側(車両前方側)へ突き出すように形成される。
On the other hand, a
フット通路33のうち、フェイス通路30側の部位は全面的にフェイス通路30に開口してフット開口部33aを形成する。このフット開口部33aをフットドア34により開閉する。
Of the
フット通路33はケース内部にてケース車両幅方向の全長にわたって延びるように形成され、フット通路33の車両幅方向の左右両端部、すなわち、ケース11の左右の両側面部に側面開口部33bが開口している。この左右両側の側面開口部33bにはそれぞれ下方へ垂下するフットダクト(図示せず)が接続され、このフットダクトの下端部のフット吹出口から乗員の足元部に空気を吹出すようになっている。
The
フットドア34の回転軸34aはフット通路33の上方側にて図1の紙面垂直方向(車両幅方向)に延びるように配置され、回転軸34aの両端部はケース11の側面壁部の軸受孔(図示せず)により回転可能に保持される。
The
フットドア34はフット通路33のフット開口部33aとフェイス通路30を切替開閉するものであり、フットドア34の実線位置はフット通路33のフット開口部33aとフェイス通路30の両者を同時に同程度開口するバイレベルモード時またはフットデフロスタモード時の位置を示す。
The
これに対し、フットドア34の2点鎖線位置ウは、フット通路33のフット開口部33aを全閉し、フェイス通路30を全開するフェイスモード時またはデフロスタモード時の位置を示す。また、フットドア34の2点鎖線位置エは、フェイス通路30を全閉し、フット通路33のフット開口部33aを全開するフットモード位置を示す。
On the other hand, a two-dot chain line position c of the
なお、フェイスドア31およびフットドア34は吹出モード切替ドアを構成するものであって、この両ドア31、34の回転軸31a、34aは、ケース11の外部にて図示しないリンク機構を介して吹出モード操作機構に連結されて、この吹出モード操作機構により両ドア31、34を連動して所定位置に回転操作するようになっている。
The
同様に、エアミックスドア22の回転軸22aもケース11の外部にてリンク機構を介して温度調整操作機構に連結されて、この温度調整操作機構によりエアミックスドア22の回転位置(開度)が調整される。これらの吹出モード操作機構および温度調整操作機構は、サーボモータを用いたオート操作機構、あるいは乗員の手動操作力によるマニュアル操作機構のいずれで構成してもよい。
Similarly, the
次に、上記構成に基づいて本実施形態の作動を説明する。図1において、送風機部12の電動モータに通電して遠心式送風ファン12aを矢印g方向に回転駆動すると、図示しない内外気切替箱から内気または外気が吸入され、この吸入空気は、送風ファン12aによりスクロールケーシング12b内を送風され、ケース11内の車両前方側領域を矢印aのごとく上方から下方へ流れて蒸発器13の流入面13gに送風される。
Next, the operation of this embodiment will be described based on the above configuration. In FIG. 1, when the electric motor of the
図8は、蒸発器13の流入面13gおよび流出面13hにおける風の流れを模式的に示す要部拡大断面図である。図8に示すように、蒸発器13の流入面13gにおける送風空気a1が流入面13gとなす角度θは鋭角となる。
FIG. 8 is an essential part enlarged cross-sectional view schematically showing the flow of wind on the
蒸発器13の流入面13gには、送風ガイド部材16の本体部17が流入面13gに対して垂直に配置されるので、送風空気a1のうち流入面13gの近傍を流れる送風空気a2は送風ガイド部材16の本体部17に当たって、その流れ方向が、矢印b1のごとく、流入面13gと略垂直に変化する。
Since the
この流入面13gと略垂直な流れb1は流入面13gから熱交換部13e内に流入し、空気流通空間13iを通過する過程で冷却された後、流出面13h側へ流出する冷風d1となる。
The flow b1 substantially perpendicular to the
送風空気a1のうち流入面13gから離れて流れる送風空気a3は、送風ガイド部材16の本体部17によって流入面13gから更に離れる方向(車両前方)へ押し出され、矢印a4のごとく、流入面13gと略平行に下流側(車両下方側)へ流れる。
The blown air a3 that flows away from the
これにより、流入面13gの近傍であって、送風ガイド部材16より下流側(車両下方側)の領域35は、送風空気が直接送風されないため流速が非常に遅い領域、換言すれば、流れが淀んだ領域となる。
As a result, the
ところで、蒸発器13の流出面13h側(車両後方側)であって冷風d1が流れる領域36では、冷風d1の流速によって領域36の静圧が低くなる。換言すれば、領域36は領域35に対して負圧になる。
Incidentally, in the
従って、領域35の空気は領域36との圧力差によって領域36側へ吸引されて、矢印b2のごとく、熱交換部13e内へ流入面13gと略垂直に流入する。そして、空気流通空間13iを通過する過程で冷却された後、流出面13h側へ流出する冷風d2となる。
Accordingly, the air in the
このように、送風ガイド部材16によって、矢印b1、b2のごとく、熱交換部13e内へ流入する空気流れの方向を流入面13gと略垂直な方向にできるので、迎え角α、即ち、熱交換部13e内へ流入する空気流れの方向b1、b2が伝熱フィン13dのエッジ部13fの延長方向(2点鎖線i)となす角度αを小さくできる。
As described above, the air blowing
この結果、送風空気は伝熱フィン13dのエッジ部13fに沿ってスムーズに流れ、流れの剥離及び渦vの発生を抑制できるので、風切り音を低減できる。
As a result, the blown air smoothly flows along the
上述のように、送風ガイド部材16は、一体成形により組付作業の容易化とコスト低減とが成されている。したがって、コストの増大を招くことなく空調ユニット内における風切り音を低減できる。
As described above, the air blowing
ところで、蒸発器13の熱交換部13e内を車両後方側方へ通過して冷却されて車両後方側へ流れる冷風d1、d2は、図1に示すように、エアミックスドア22の開度により冷風バイパス通路23を通過する冷風eとヒータコア14を通過する温風fとに振り分けられ、この冷風eと温風fが空気混合部27付近で混合する。従って、エアミックスドア22により冷風eと温風fの風量割合を調整することにより空気混合部27において所望温度の空気が得られる。
By the way, as shown in FIG. 1, the cool air d1 and d2 that pass through the
この所望温度の空気は、設定される吹出モードに応じて、吹出モード操作機構(図示せず)が吹出モード切替ドアを開閉操作して所定の吹出口から車室内に吹き出される。 The air at the desired temperature is blown into a vehicle compartment from a predetermined outlet through an opening mode switching mechanism (not shown) that opens and closes the outlet mode switching door according to the set outlet mode.
フェイスモードが設定されると、吹出モード操作機構によりフェイスドア31がフェイス開口部28を全開し、デフロスタ開口部29を全閉する実線位置に操作される。また、同時に、フットドア34は吹出モード操作機構により2点鎖線位置ウに操作され、フット通路33のフット開口部33aを全閉し、フェイス通路30を全開する。
When the face mode is set, the
従って、エアミックスドア22により所望温度に調整された空調風(フェイスモードは主に冷風)が空気混合部27からフェイス通路30を通過してフェイス開口部28に流入して、このフェイス開口部28から乗員の顔部側へ吹き出して、車室内を冷房する。
Accordingly, the conditioned air adjusted to a desired temperature by the air mix door 22 (face mode is mainly cold air) passes through the
次に、バイレベルモードが設定されると、吹出モード操作機構(図示せず)によりフェイスドア31およびフットドア34が図1の実線位置となり、フットドア34は中間開度位置に操作されるので、フット通路33のフット開口部33aとフェイス通路30の両者が同時に同程度開口する。
Next, when the bi-level mode is set, the
従って、エアミックスドア22により温度調整された空調風の一部が空気混合部27からフェイス通路30を通過してフェイス開口部28から乗員の顔部側へ吹き出すと同時に、残余の空調風が空気混合部27からフット開口部33a、フット通路33に流入し、このフット通路33から更にケース11の左右両側面部に位置する側面開口部33bへと流れ、この側面開口部33bから空調風が乗員の足元側へ吹き出す。
Accordingly, a part of the conditioned air whose temperature is adjusted by the
次に、フットモードが設定されると、フットドア34が図1の2点鎖線位置エとなり、フットドア34がフット通路33のフット開口部33aを全開し、フェイス通路30を全閉する。このため、空気混合部27で温度調整された空気をフット開口部33a、フット通路33、側面開口部33bを通して乗員の足元部のみに吹き出す。
Next, when the foot mode is set, the
次に、フットデフロスタモードが設定されると、フェイスドア31が図1の2点鎖線位置となり、フェイス開口部28を全閉し、デフロスタ開口部29を全開する。また、フットドア34が図1の実線位置となり、フット通路33のフット開口部33aとフェイス通路30の両者を同時に同程度開口する。これにより、空気混合部27で温度調整された空気をフェイス通路30、デフロスタ開口部29を通して車両窓ガラス側へ吹き出して車両窓ガラスの曇り止めを行う。これと同時に、空気混合部27で温度調整された空気をフット開口部33a、フット通路33、側面開口部33bを通して乗員の足元部に吹き出して、乗員足元部を暖房する。
Next, when the foot defroster mode is set, the
次に、デフロスタモードが設定されると、フェイスドア31が図1の2点鎖線位置となり、フェイス開口部28を全閉し、デフロスタ開口部29を全開する。また、フットドア34が図1の2点鎖線位置ウとなり、フット通路33のフット開口部33aを全閉し、フェイス通路30を全開する。これにより、空気混合部27で温度調整された空気の全量をフェイス通路30、デフロスタ開口部29を通して車両窓ガラス側へ吹き出して、車両窓ガラスの曇りを防止する。
Next, when the defroster mode is set, the
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、送風ガイド部材16の本体部17を略矩形平板状に形成しているが、本実施形態では、図9(a)ないし(c)に示すように、送風ガイド部材16の本体部17を、その断面に屈折部17aを有する略「くの字」断面の板状に形成する。
(Second Embodiment)
In the said 1st Embodiment, although the main-
図9(a)は本実施形態における送風ガイド部材16の正面図であり、図9(b)は図9(a)におけるI矢視図、図9(c)は図9(b)におけるJ矢視図である。
FIG. 9A is a front view of the air blowing
本体部17の略「くの字」形状のうち、屈折部17aより根元側、換言すれば、熱交換部13eの流入面13g側には、蒸発器13の流入面13gと垂直な垂直面17bが形成される。本体部17の略「くの字」形状のうち、屈折部17aより先端側には、垂直面17bに対して傾斜した傾斜面17cが形成される。
Of the substantially “U” shape of the
なお、本実施形態においても第1実施形態と同様に、本体部17、柱部18、座面部19および爪部20からなる送風ガイド部材16を樹脂材料により一体成形できるので、送風ガイド部材16の組付作業が容易になるとともに、送風ガイド部材16のコストを低減できる。
In the present embodiment, as in the first embodiment, the
図10は、本実施形態における蒸発器13の流入面13gおよび流出面13hでの風の流れを模式的に示す要部拡大断面図である。図10に示すように、送風ガイド部材16の本体部17の垂直面17bが熱交換部13eの流入面13gに対して垂直に配置され、傾斜面17cが垂直面17bよりも下方側、換言すれば、送風空気a1の下流側に配置される。
FIG. 10 is an essential part enlarged cross-sectional view schematically showing the flow of wind on the
本実施形態においては、傾斜面17cを垂直面17bよりも下流側に配置することによって、流入面13gから離れて流れる送風空気a3を流入面13gから更に離れる方向(車両前方)に押し出す作用が第1実施形態よりも強くなる。この点に鑑みて、送風ガイド部材16を蒸発器13の上下方向(チューブ13cの長手方向)の適宜位置に配置する。
In the present embodiment, by disposing the
次に、上記構成に基づいて本実施形態の作動を説明する。蒸発器13の流入面13gにおける送風空気a1のうち流入面13gの近傍を流れる送風空気a2は送風ガイド部材16の本体部17の垂直面17bに当たって、矢印b1のごとく、流入面13gに対して略垂直に熱交換部13e内に流入する。そして、空気流通空間13iを通過する過程で冷却された後、流出面13h側へ流出する冷風d1となる。
Next, the operation of this embodiment will be described based on the above configuration. Of the blown air a1 on the
送風空気a1のうち流入面13gから離れて流れる送風空気a3は、送風ガイド部材16の本体部17の傾斜面17cによって更に流入面13gから更に離れる方向(車両前方)に押し出され、矢印a4のごとく、流入面13gと略平行に流れる。ここで、送風空気a3を流入面13gから更に離れる方向(車両前方)に押し出す作用が第1実施形態よりも強くなることは上述のとおりである。
The blown air a3 that flows away from the
これにより、流入面13gの近傍かつ送風ガイド部材16よりも下流側(車両下方側)の領域35では、送風空気が直接送風されないため流速が非常に遅い、いわゆる流れが淀んだ領域となる。
Thereby, in the area |
この領域35の空気は領域36の負圧によって領域36側へ吸引されて、矢印b2のごとく、流入面13gに対して垂直に熱交換部13e内に流入し、空気流通空間13iを通過する過程で冷却された後、流出面13h側へ流出する冷風d2となる。
The air in the
このように、本実施形態においても第1実施形態と同様に、送風ガイド部材16によって、矢印b1、b2のごとく、熱交換部13e内へ流入する空気流れの方向を流入面13gと略垂直な方向にできるので、迎え角αを小さくできる。この結果、送風空気は伝熱フィン13dのエッジ部13fに沿ってスムーズに流れ、流れの剥離及び渦vの発生を抑制できるので、風切り音を低減できる。
Thus, also in the present embodiment, as in the first embodiment, the air flow direction flowing into the
上述のように、本実施形態における送風ガイド部材16は、第1実施形態と同様に、一体成形により組付作業の容易化とコスト低減とが成されている。したがって、コストの増大を招くことなく空調ユニット内における風切り音を低減できる。
As described above, as with the first embodiment, the air blowing
(他の実施形態)
なお、送風ガイド部材16の本体部17の形状は上記実施形態の形状に限定されるものではない。例えば、第2実施形態の送風ガイド部材16の向きを上下反転して、本体部17の傾斜面17cが垂直面17bよりも上方側、換言すれば、送風空気a1の上流側に配置してもよい。
(Other embodiments)
In addition, the shape of the main-
この実施形態においては、傾斜面17cを垂直面17bよりも上流側に配置することによって、流入面13gの近傍を流れる送風空気a2の流れ方向を流入面13gに対して略垂直に変化させる作用が第1実施形態よりも強くなる。この点に鑑みて、送風ガイド部材16を蒸発器13の上下方向(チューブ13cの長手方向)の適宜位置に配置する。
In this embodiment, by disposing the
また、送風ガイド部材16の本体部17の形状は、例えば、屈折部17aを複数箇所有する板形状としてもよいし、曲板形状としてもよい。
Moreover, the shape of the main-
また、送風ガイド部材16の本体部17の形状は板形状に限らず、熱交換部13eの流入面13gの全面または一部を覆う網状の形状としてもよい。
Moreover, the shape of the
また、上記実施形態では、送風ガイド部材16を1つのみ配置しているが、送風ガイド部材16を複数個配置してもよい。
Moreover, in the said embodiment, although the one
また、上記実施形態では、送風ガイド部材16を柱部18と爪部20とで蒸発器13に保持しているが、爪部20を廃止して柱部18のみで送風ガイド部材16を蒸発器13に保持してもよい。
Moreover, in the said embodiment, although the
また、上記実施形態では、送風ガイド部材16の座面部19を柱部18の根元部から階段状に突出させているが、座面部19の配置および形状は上記実施形態の配置および形状に限定されるものではない。例えば、座面部19を柱部18の根元部以外から蒸発器13の流入面13g側へ凸状に突出させてもよい。
Moreover, in the said embodiment, although the
また、本発明における冷房用熱交換器は上記実施形態の蒸発器13に限定されるものではなく、チューブと伝熱フィンの積層構造からなる周知の冷房用熱交換器に対して本発明を広く適用できる。
The cooling heat exchanger according to the present invention is not limited to the
13…蒸発器(冷房用熱交換器)、13c…チューブ、13d…伝熱フィン、
13e…熱交換部、13g…流入面、13i…空気流通空間、13j…側板、
16…送風ガイド部材、17…本体部、18…柱部、19…座面部、20…爪部、
21…隙間。
13 ... Evaporator (cooling heat exchanger), 13c ... Tube, 13d ... Heat transfer fin,
13e ... heat exchange part, 13g ... inflow surface, 13i ... air circulation space, 13j ... side plate,
16 ... Air blow guide member, 17 ... Main body part, 18 ... Column part, 19 ... Seat surface part, 20 ... Claw part,
21 ... Gap.
Claims (6)
前記ケース(11)内に配置され、前記空気を冷却する冷房用熱交換器(13)とを備え、
前記冷房用熱交換器(13)は、内部に冷媒流体が流れるチューブ(13c)と、前記チューブ(13c)に接合された伝熱フィン(13d)との積層構造からなる熱交換部(13e)を有し、
前記ケース(11)内を流れる送風空気(a1)は、前記熱交換部(13e)の流入面(13g)に向けて鋭角に送風され、
前記流入面(13g)に、前記送風空気(a1)の流れをガイドする送風ガイド部材(16)が配置される車両用空調装置において、
前記送風ガイド部材(16)には、前記送風空気(a1)の流れをガイドする本体部(17)と、前記流入面(13g)側へ突出する柱部(18)とが一体に成形され、
前記柱部(18)が、前記チューブ(13c)と前記伝熱フィン(13d)とで囲まれてできる空気流通空間(13i)内に挿入され保持されることを特徴とする車両用空調装置。 A case (11) that forms an air passage through which air flows toward the passenger compartment;
A cooling heat exchanger (13) disposed in the case (11) for cooling the air,
The cooling heat exchanger (13) includes a heat exchanger (13e) having a laminated structure of a tube (13c) through which a refrigerant fluid flows and a heat transfer fin (13d) joined to the tube (13c). Have
The blown air (a1) flowing in the case (11) is blown at an acute angle toward the inflow surface (13g) of the heat exchange part (13e),
In the vehicle air conditioner in which a blowing guide member (16) for guiding the flow of the blown air (a1) is arranged on the inflow surface (13g),
A body part (17) for guiding the flow of the blown air (a1) and a column part (18) protruding toward the inflow surface (13g) are integrally formed on the air blowing guide member (16),
The vehicle air conditioner, wherein the column portion (18) is inserted and held in an air circulation space (13i) formed by being surrounded by the tube (13c) and the heat transfer fin (13d).
前記座面部(19)により、前記本体部(17)と前記流入面(13g)との間に所定寸法の隙間(21)が形成されることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。 The body portion (17) is integrally formed with a seat surface portion (19) in contact with the inflow surface (13g),
The vehicle air conditioner according to claim 1, wherein a gap (21) having a predetermined size is formed between the main body portion (17) and the inflow surface (13g) by the seat surface portion (19). apparatus.
前記送風ガイド部材(16)は、前記熱交換部(13e)の前記積層方向の全長にわたって配置され、
前記送風ガイド部材(16)における前記積層方向の両端に前記側板(13j)と係合する爪部(20)が一体に成形されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一つに記載の車両用空調装置。 A side plate (13j) is arranged on the outer side in the stacking direction of the tube (13c) and the heat transfer fin (13d) of the heat exchange part (13e),
The air blowing guide member (16) is disposed over the entire length in the stacking direction of the heat exchange part (13e),
The claw portion (20) that engages with the side plate (13j) is integrally formed at both ends in the stacking direction of the air blowing guide member (16). The vehicle air conditioner described in 1.
The main body (17) has a plate shape that changes the flow direction of the blown air (a1) from an acute angle to the inflow surface (13g) to a direction substantially perpendicular to the inflow surface (13g). The vehicle air conditioner according to any one of claims 1 to 5, wherein the vehicle air conditioner is formed.
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