JP2006340248A - 画像処理システム、画像処理装置、情報処理装置、コンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 制限枚数を超えている部門に対して譲渡元がその譲渡枚数を自在に設定しながら、残存する画像処理枚数を制限枚数に達している部門が画像処理実行可能な状態にして利便性を向上させることである。
【解決手段】 複数の識別情報でそれぞれの画像処理枚数が管理されている画像処理システムにおいて、複数の情報処理装置のいずれかの情報処理装置102は、残存する画像処理枚数を制限枚数に達している他の情報処理装置に譲渡するため譲渡枚数を伴って譲渡キーの発行要求を画像処理装置101に行う。画像処理装置101は、部門別に管理する画像処理枚数を検索して、譲渡可能であれば、譲渡キーを譲渡キー発行部が情報処理装置102、103に対して発行する。譲渡キーを受信した情報処理装置103は、その譲渡キーを入力して、制限枚数を超えるような画像処理要求を画像処理装置101に行う構成を特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 複数の識別情報でそれぞれの画像処理枚数が管理されている画像処理システムにおいて、複数の情報処理装置のいずれかの情報処理装置102は、残存する画像処理枚数を制限枚数に達している他の情報処理装置に譲渡するため譲渡枚数を伴って譲渡キーの発行要求を画像処理装置101に行う。画像処理装置101は、部門別に管理する画像処理枚数を検索して、譲渡可能であれば、譲渡キーを譲渡キー発行部が情報処理装置102、103に対して発行する。譲渡キーを受信した情報処理装置103は、その譲渡キーを入力して、制限枚数を超えるような画像処理要求を画像処理装置101に行う構成を特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、部門別に設定される画像出力制限枚数を管理可能な画像処理装置と、部門情報が設定されている複数の情報処理装置とが通信可能な画像処理システム、画像処理装置、情報処理装置、コンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラムに関する。
従来、MFP(Multi-Function Printerの略語で、以降、MFPと称す)に代表される画像処理装置と、そのクライアントとなるPC(Personal Computerの略語で、以降、PCと称す)に代表される情報処理装置が、ネットワークで接続された環境で、その画像処理装置が主となり、プリント枚数やコピー枚数などを部門別やユーザ別に管理し、部門やユーザによる画像処理装置の使用を制限するアクセスコントロールシステムが実施されていた。
具体的には、プリント枚数やコピー枚数など、部門別の制限や管理をするための設定(以降、部門管理設定)をMFPにしておくと、MFPの利用者となるクライアントPCは、IDと暗証番号がその設定に一致しないと、MFPの機能であるプリントやコピーなどを行えない。
また、部門管理設定では、部門ID毎に各MFP機能の利用上限も設定でき、例えばプリント機能では、ある部門IDがその利用枚数上限に達すると、それ以降のプリントは、その部門IDを使っては一切させないような制限および管理ができていた(例えば、特許文献1を参照)。
特開2003−67174号公報
しかし、例えばプリント枚数制限を例にとると、制限のかけられた環境下では、管理されている部門はその制限に達するとそれ以上のプリントをすることができない。このような事態において、もし、プリント枚数が制限に達した部門のユーザがそれ以上のプリントを望む場合は、プリント可能枚数に余裕のある部門からその部門IDと暗証番号を借用してプリントすれば良かった。
しかしながら、枚数を指定して譲渡できないという問題や、部門管理機能の本来の使い方ではないという問題があった。
つまり、前者に関して言えば部門IDと暗証番号を借りたら使いたい放題となり、また、後者に関して言えばこの環境の管理者が各部門の利用状況を正確に把握することができない。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、複数の識別情報でそれぞれの画像処理枚数が管理されている画像処理システムの環境の下で、いずれかに割当てている識別情報の画像処理枚数が制限に達している場合に、他の識別情報で残存する画像処理枚数中の任意の枚数の利用可能とする譲渡権を発行することで、制限枚数を超えている識別情報に対して譲渡元がその譲渡枚数を自在に設定しながら、残存する画像処理枚数を制限枚数に達している識別情報が画像処理実行可能な状態にして利便性を向上させたり、画像処理システム全体としての画像処理枚数の制限内でその画像処理枚数を有効に使用したりできる画像処理システム、画像処理装置、情報処理装置、コンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラムを提供することである。
上記目的を達成する本発明の画像処理システムは以下に示す構成を備える。
識別情報別に使用量を管理可能な画像処理装置と複数の情報処理装置とが通信可能な画像処理システムであって、前記複数の情報処理装置のいずれかの第1の情報処理装置は、前記画像処理装置における使用量を譲渡する譲渡キーの発行要求を識別情報と譲渡条件とともに前記画像処理装置に送信するキー発行要求手段を備え、前記画像処理装置は、前記複数の情報処理装置のいずれかより譲渡キーの発行要求を取得した場合、前記譲渡条件で譲渡キーを発行可能かどうかを前記識別情報に対応する残存使用量に基づいて判別する判別手段と、前記判別手段により発行可能と判別される場合、前記譲渡キーを前記複数の情報処理装置のいずれかに発行する譲渡キー発行手段と、前記譲渡キー発行手段による前記譲渡キー発行後、前記複数の情報処理装置のいずれかから受信する譲渡キーを照合して、当該情報処理装置からの画像処理要求の可否を決定する決定手段とを備え、前記複数の情報処理装置のいずれかの第2の情報処理装置は、前記譲渡キー発行手段により発行された前記譲渡キーを入力する入力手段と、前記入力手段により入力された譲渡キーを伴う所定の画像処理要求を前記画像処理装置に発行する画像処理要求発行手段とを備えることを特徴とする。
また、識別情報別に使用量を管理可能な画像処理装置と複数の情報処理装置とが通信可能な画像処理システムであって、前記複数の情報処理装置のいずれかの第1の情報処理装置は、前記画像処理装置における使用量を所定の譲渡先に譲渡する譲渡先指定付きの譲渡キーの発行要求を譲渡元の識別情報と譲渡先の識別情報と譲渡条件とともに前記画像処理装置に送信するキー発行要求手段を備え、前記画像処理装置は、前記いずれかの情報処理装置より譲渡先指定付きの譲渡キーの発行要求を取得した場合、前記譲渡条件で譲渡キーを発行可能かどうかを前記譲渡元の識別情報に対応する残存使用量に基づいて判別する判別手段と、前記判別手段により発行可能と判別される場合、前記譲渡キーを前記複数の情報処理装置のいずれかに発行する譲渡キー発行手段と、前記譲渡キー発行手段による前記譲渡キー発行後、前記複数の情報処理装置のいずれかから受信する譲渡キー及び識別情報を照合して、当該情報処理装置からの画像処理要求の可否を決定する決定手段とを備え、前記複数の情報処理装置のいずれかの第2の情報処理装置は、前記譲渡キー発行手段により発行された前記譲渡キーを入力する入力手段と、前記入力手段により入力された譲渡キーを伴う所定の画像処理要求を前記画像処理装置に発行する画像処理要求発行手段とを備えることを特徴とする。
上記目的を達成する本発明の画像処理装置は以下に示す構成を備える。
複数の情報処理装置と通信して、識別情報別に使用量を管理可能な画像処理装置であって、いずれかの情報処理装置より譲渡キーの発行要求と識別情報と譲渡条件とを取得した場合、前記譲渡条件で譲渡キーを発行可能かどうかを前記識別情報に対応する残存使用量に基づいて判別する判別手段と、前記判別手段により発行可能と判別される場合、前記譲渡キーを前記いずれかの情報処理装置に発行する譲渡キー発行手段と、前記譲渡キー発行手段による前記譲渡キー発行後、他の情報処理装置から受信する譲渡キーを照合して、他の情報処理装置からの画像処理要求の可否を決定する決定手段とを備えることを特徴とする。
また、複数の情報処理装置と通信して、識別情報に使用量を管理可能な画像処理装置であって、いずれかの情報処理装置より譲渡先指定付きの譲渡キーの発行要求と譲渡元の識別情報と譲渡先の識別情報と譲渡条件とを取得した場合、前記譲渡条件で譲渡キーを発行可能かどうかを前記譲渡元の識別情報に対応する残存使用量に基づいて判別する判別手段と、前記判別手段により発行可能と判別される場合、前記譲渡キーを前記いずれかの情報処理装置に発行する譲渡キー発行手段と、前記譲渡キー発行手段による前記譲渡キー発行後、他の情報処理装置から受信する譲渡キーと識別情報とを照合して、他の情報処理装置からの画像処理要求の可否を決定する決定手段とを備えことを特徴とする。
上記目的を達成する本発明の情報処理装置は以下に示す構成を備える。
識別情報別に使用量を管理可能な画像処理装置と通信可能な情報処理装置であって、前記画像処理装置における使用量を譲渡する譲渡キーの発行要求を識別情報と譲渡条件とともに前記画像処理装置に送信するキー発行要求手段を有することを特徴とする。
また、識別情報別に使用量を管理可能な画像処理装置と通信可能な情報処理装置であって、前記画像処理装置における使用量を譲渡する譲渡キーを入力する入力手段と、前記入力手段により入力された譲渡キーを伴う所定の画像処理要求を前記画像処理装置に発行する画像処理要求発行手段とを備えることを特徴とする。
また、識別情報別に使用量を管理可能な画像処理装置と通信可能な情報処理装置であって、前記画像処理装置における使用量を所定の譲渡先に譲渡する譲渡先指定付きの譲渡キーの発行要求を識別情報と譲渡条件とともに前記画像処理装置に送信するキー発行要求手段を備えることを特徴とする。
上記目的を達成する本発明の画像処理方法は以下に示す構成を備える。
識別情報別に使用量を管理可能な画像処理装置と複数の情報処理装置とが通信可能な画像処理システムにおける画像処理方法であって、前記複数の情報処理装置のいずれかの第1の情報処理装置は、前記画像処理装置における使用量を譲渡する譲渡キーの発行要求を識別情報と譲渡条件とともに前記画像処理装置に送信するキー発行要求ステップを備え、前記画像処理装置は、前記複数の情報処理装置のいずれかより譲渡キーの発行要求を取得した場合、前記譲渡条件で譲渡キーを発行可能かどうかを前記識別情報に対応する残存使用量に基づいて判別する判別ステップと、前記判別ステップにより発行可能と判別される場合、前記譲渡キーを前記複数の情報処理装置のいずれかに発行する譲渡キー発行ステップと、前記譲渡キー発行ステップによる前記譲渡キー発行後、前記複数の情報処理装置のいずれかから受信する譲渡キーを照合して、当該情報処理装置からの画像処理要求の可否を決定する決定ステップとを備え、前記複数の情報処理装置のいずれかの第2の情報処理装置は、前記譲渡キー発行ステップにより発行された前記譲渡キーを入力する入力ステップと、前記入力ステップにより入力された譲渡キーを伴う所定の画像処理要求を前記画像処理装置に発行する画像処理要求発行ステップとを備えることを特徴とする。
また、識別情報別に使用量を管理可能な画像処理装置と複数の情報処理装置とが通信可能な画像処理システムにおける画像処理方法であって、前記複数の情報処理装置のいずれかの第1の情報処理装置は、前記画像処理装置における使用量を所定の譲渡先に譲渡する譲渡先指定付きの譲渡キーの発行要求を譲渡元の識別情報と譲渡先の識別情報と譲渡条件とともに前記画像処理装置に送信するキー発行要求ステップを備え、前記画像処理装置は、前記いずれかの情報処理装置より譲渡先指定付きの譲渡キーの発行要求を取得した場合、前記譲渡条件で譲渡キーを発行可能かどうかを前記譲渡元の識別情報に対応する残存使用量に基づいて判別する判別ステップと、前記判別ステップにより発行可能と判別される場合、前記譲渡キーを前記複数の情報処理装置のいずれかに発行する譲渡キー発行ステップと、前記譲渡キー発行ステップによる前記譲渡キー発行後、前記複数の情報処理装置のいずれかから受信する譲渡キー及び識別情報を照合して、当該情報処理装置からの画像処理要求の可否を決定する決定ステップとを備え、前記複数の情報処理装置のいずれかの第2の情報処理装置は、前記譲渡キー発行ステップにより発行された前記譲渡キーを入力する入力ステップと、前記入力ステップにより入力された譲渡キーを伴う所定の画像処理要求を前記画像処理装置に発行する画像処理要求発行ステップとを備えることを特徴とする。
また、複数の情報処理装置と通信して、識別情報別に使用量を管理可能な画像処理装置における画像処理方法であって、いずれかの情報処理装置より譲渡キーの発行要求と識別情報と譲渡条件とを取得した場合、前記譲渡条件で譲渡キーを発行可能かどうかを前記識別情報に対応する残存使用量に基づいて判別する判別ステップと、前記判別ステップにより発行可能と判別される場合、前記譲渡キーをいずれかの情報処理装置に発行する譲渡キー発行ステップと、前記譲渡キー発行ステップによる前記譲渡キー発行後、他の情報処理装置から受信する譲渡キーを照合して、他の情報処理装置からの画像処理要求の可否を決定する決定ステップとを備えることを特徴とする。
さらに、複数の情報処理装置と通信して、識別情報に使用量を管理可能な画像処理装置における画像処理方法であって、いずれかの情報処理装置より譲渡先指定付きの譲渡キーの発行要求と譲渡元の識別情報と譲渡先の識別情報と譲渡条件とを取得した場合、前記譲渡条件で譲渡キーを発行可能かどうかを前記譲渡元の識別情報に対応する残存使用量に基づいて判別する判別ステップと、前記判別ステップにより発行可能と判別される場合、前記譲渡キーを前記いずれかの情報処理装置に発行する譲渡キー発行ステップと、前記譲渡キー発行ステップによる前記譲渡キー発行後、他の情報処理装置から受信する譲渡キーと識別情報とを照合して、他の情報処理装置からの画像処理要求の可否を決定する決定ステップとを備えことを特徴とする。
また、識別情報別に使用量を管理可能な画像処理装置と通信可能な情報処理装置における画像処理方法であって、前記画像処理装置における使用量を譲渡する譲渡キーの発行要求を識別情報と譲渡条件とともに前記画像処理装置に送信するキー発行要求ステップを有することを特徴とする。
さらに、識別情報別に使用量を管理可能な画像処理装置と通信可能な情報処理装置における画像処理方法であって、前記画像処理装置における使用量を譲渡する譲渡キーを入力する入力ステップと、前記入力ステップにより入力された譲渡キーを伴う所定の画像処理要求を前記画像処理装置に発行する画像処理要求発行ステップとを備えることを特徴とする。
また、識別情報別に使用量を管理可能な画像処理装置と通信可能な情報処理装置における画像処理方法であって、前記画像処理装置における使用量を所定の譲渡先に譲渡する譲渡先指定付きの譲渡キーの発行要求を識別情報と譲渡条件とともに前記画像処理装置に送信するキー発行要求ステップを備えることを特徴とする。
本発明によれば、譲渡元が譲渡条件を自在に設定しながら、自分の残存使用量を譲渡先に譲渡することができる。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
〔第1実施形態〕
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態を示す画像処理装置を適用可能な画像処理システムの一例を示す図である。本システムは、 画像処理装置101と、使用者甲による情報処理装置102と、使用者乙による情報処理装置103が、ネットワーク104で接続されて、アクセスコントロールを行うシステムである。
図1において、画像処理装置101は、プリント枚数やコピー枚数などをグループ別にそれらの制限や管理をする部門管理機能を有する。
また、画像処理装置101は、ネットワーク104に接続された情報処理装置102からの要求に応じて、指定部門の制限枚数から、指定枚数を解放し、その解放された枚数を、どの部門でも、どの利用者でも使えるようにし、それを使うための識別子となる譲渡キーを発行する機能を有する。さらに、画像処理装置101は、本実施形態ではMFPとして説明する。
次に、情報処理装置102は、ネットワーク104に接続された画像処理装置101に対して、指定部門の制限枚数から、指定枚数を解放し、その解放された枚数を、どの部門でも、どの利用者でも使えるようにし、それを使うための識別子となる譲渡キーを発行要求する機能を有する。また、情報処理装置102は、本実施形態ではPCとして説明する。
次に、情報処理装置103は、部門管理機能を利用する際に、情報処理装置102に表示された譲渡キーを入力し、ネットワーク104に接続された画像処理装置101に対して、その譲渡キーを部門管理情報と共に送信する機能を有する。また、情報処理装置103は、本実施形態ではPCとして説明する。
最後に、ネットワーク104は、MFPの媒介となり、TCP/IP方式に代表されるネットワーク通信を可能にする媒体である。なお、本実施形態では、このネットワーク104をLAN(Local Area Networkの略語で、以降、LANと称す)として説明する。
図2は、図1に示した画像処理装置101の構成を説明する図である。なお、本実施形態とは深く関係しない画像処理装置の構成部については、本図から省くものとする。
まず、画像処理装置101は、ネットワークIF部201と、コントローラ部202、画像形成部203で構成され、さらに、コントローラ部202は、部門管理部204と、譲渡キー発行部205とで構成される。
次に、ネットワークIF部201は、ネットワーク104と接続されるインタフェースであり、画像処理装置101と、ネットワーク104に接続された情報処理装置102と情報処理装置103とのネットワーク通信を可能にする。
次に、コントローラ部202は、MFPの機能であるコピーやFAX送信、プリンター、スキャン、電子データ送信、そして、本実施形態に記載する部門管理機能を用いたアクセスコントロールシステムを実現する。
次に、画像形成部203は、コントローラ部202から送られる印刷画像のビットマップデータを実際の紙用紙等に印字する、プリンター機能やコピー機能、FAX受信印刷機能などには欠かすことのできないマーキングエンジンである。
次に、コントローラ部202の一部である部門管理部204は、プリント枚数やコピー枚数などをグループ別にそれらの制限や管理を担うもので、本実施形態に記載するアクセスコントロールシステムの部門管理手段にあたる。
なお、本部門管理部204は、プリント枚数やコピー枚数などをグループ別にそれらの制限や管理を、IDと暗証番号で行う。
また、本部門管理部204は、次述する譲渡キー発行部205が譲渡キーを発行した直後に、情報処理装置102の属する部門の残制限枚数から、解放する指定枚数を予約する。そして、その後、情報処理装置103が後述する門管理利用部0404を利用する際に、後述する譲渡キー入力部0405においてこの譲渡キーを指定した場合は、この予め予約した指定枚数分から情報処理装置103の使用する枚数を差し引いて、画像処理装置101の利用を許可する。
さらに、本部門管理部204は、譲渡キー発行部205が譲渡キーを発行した直後に、情報処理装置102が指定した部門の残制限枚数から、解放する指定枚数を予約するが、ある任意の一定期間内に情報処理装置103からこの譲渡キーの利用がない場合には、この予約を解除する。
最後に、コントローラ部202の一部である譲渡キー発行部205は、情報処理装置102からの要求に応じて、指定部門の制限枚数から、指定枚数を解放し、その解放された枚数を、どの部門でも、どの利用者でも使えるようにし、それを使うための識別子となる譲渡キーの発行を担うもので、本実施形態に記載するアクセスコントロールシステムの譲渡キー発行手段にあたる。
この様に構成された画像処理装置101において、部門管理部204が図示しないハードディスク等の外部記憶装置を介して、部門情報が設定されている複数の情報処理装置102,103と通信して部門別に設定される画像出力制限枚数を管理する。
そして、部門管理部204は、いずれかの情報処理装置より譲渡キーの発行要求を取得した場合、前記譲渡条件で他の情報処理装置に譲渡キーを発行可能かどうかを部門別に記憶されている残存使用量を照合して、後述するフローチャートに示す手順に従って判別する判別機能を備えている。
また、部門管理部204により発行可能と判別される場合、譲渡キー発行部205が前記譲渡キーを他の情報処理装置に発行する譲渡キー発行機能を備えている。
さらに、コントローラ部202は、譲渡キー発行部205による譲渡キー発行後、他の情報処理装置から受信する譲渡キーを照合して、他の情報処理装置からの画像処理要求の可否を決定する決定機能を備えている。
図3は、図1に示した情報処理装置102を説明する図である。なお、本実施例とは深く関係しない画像処理装置の構成部については、本図から省くものとする。
図3において、情報処理装置102は、ネットワークIF部301、ドライバ部302、表示部303で構成され、さらに、ドライバ部302は、部門管理利用部304と、譲渡キー発行要求部305と、譲渡キー表示部306とで構成される。
次に、ネットワークIF部301は、ネットワーク104と接続されるインタフェースであり、本情報処理装置102と、ネットワーク104に接続された画像処理装置101と情報処理装置103とのネットワーク通信を可能にする。なお、本ネットワークIF部301は、画像処理装置101に存在するか情報処理装置102に存在するかの違いを除き、その機能としては上述したネットワークIF部201と同じである。
次に、ドライバ部302は、いわゆるプリンタドライバであり、本実施形態に記載するアクセスコントロールシステムの部門管理機能、つまり次述する部門管理利用部304と、譲渡キー発行要求部306と、譲渡キー表示部306とが含まれている。
次に、表示部303は、いわゆるディスプレイであり、PCの操作や表示内容を認識するためには必要不可欠な機器である。なお、本実施例では、LCD(Liquid Crystal Displayの略語で、以降、LCDと称す)やCRT(Cathode-Ray Tubeの略語で、以降、CRTと称す)などの表示方式は限定しない。
次に、ドライバ部302の一部である部門管理利用部304は、いわゆるプリンタドライバ上に存在する画像処理装置101の部門管理機能を実現する部門管理部204利用するためのプリンタドライバの一機能を担うもので、本実施例に記載するアクセスコントロールシステムの部門管理利用手段にあたる。
次に、ドライバ部302の一部である譲渡キー発行要求部305は、指定部門の制限枚数から、指定枚数を解放し、その解放された枚数を、どの部門でも、どの利用者でも使えるようにし、それを使うための識別子となる譲渡キーを、画像処理装置101に対して発行要求することを担い、本実施形態に記載するアクセスコントロールシステムの譲渡キー発行要求手段にあたる。
最後に、ドライバ部302の一部である譲渡キー表示部306は、画像処理装置101から発行された譲渡キーをプリンタドライバ上に表示することを担い、本実施例に記載するアクセスコントロールシステムの譲渡キー表示手段にあたる。
このように構成された情報処理装置は、複数の情報処理装置に対して部門別に設定される画像出力制限枚数を管理可能な画像処理装置101と通信処理を担うネットワークIF部301を備えている。
また、譲渡キー発行要求部305は、複数の情報処理装置のいずれかが保有している前記画像処理装置における使用量を他の情報処理装置に譲渡する譲渡キーの発行要求を部門情報と譲渡条件とともに前記画像処理装置に行うキー発行要求機能を備えている。
また、譲渡キー表示部306は、画像処理装置101より発行される譲渡キーを表示部303に表示する機能を備える。
図4は、図1に示した上述した情報処理装置103を詳細に示した図である。なお、本実施形態とは深く関係しない画像処理装置の構成部については、本図から省くものとする。
図4において、情報処理装置103は、ネットワークIF部401、ドライバ部402、表示部403で構成され、さらに、ドライバ部402は、部門管理利用部404と、譲渡キー入力部405とで構成される。
次に、ネットワークIF部401は、ネットワーク104と接続されるインタフェースであり、本情報処理装置103と、ネットワーク104に接続された画像処理装置101と情報処理装置102とのネットワーク通信を可能にする。
なお、本ネットワークIF部401は、画像処理装置101に存在するか情報処理装置102に存在するか情報処理装置103に存在するかの違いを除き、その機能としては上述したネットワークIF部201とネットワーク部301と同じである。
次に、ドライバ部302は、いわゆるプリンタドライバであり、本実施例に記載するアクセスコントロールシステムの部門管理機能、つまり次述する部門管理利用部404と、譲渡キー入力部405とが含まれている。
次に、表示部403は、いわゆるディスプレイであり、PCの操作や表示内容を認識するためには必要不可欠な機器である。なお、本実施例では、LCDやCRTなどの表示方式は限定しない。また、本表示部403は、情報処理装置102に存在するか情報処理装置103に存在するかの違いを除き、その機能としては上述した表示部303と同じである。
次に、ドライバ部0402の一部である部門管理利用部404は、いわゆるプリンタドライバ上に存在する画像処理装置101の部門管理機能を実現する部門管理部204利用するためのプリンタドライバの一機能を担うもので、本実施例に記載するアクセスコントロールシステムの部門管理利用手段にあたる。なお、本部門管理利用部0404は、情報処理装置102において譲渡キー発行要求部305と譲渡キー表示部306を含むか、または、情報処理装置103において次述する譲渡キー入力部405を含むかの違いを除き、それ以外の機能としては上述した部門管理利用部304と同じである。
最後に、ドライバ部402の一部である譲渡キー入力部405は、本部門管理利用部404を使用する際に、情報処理装置102の譲渡キー表示部306に表示された譲渡キーを入力するためのプリンタドライバ上のユーザインタフェースであり、本実施例に記載するアクセスコントロールシステムの譲渡キー入力手段にあたる。
さて、上述した情報処理装置102と情報処理装置103の違いは、それぞれのドライバの構成要素の違い、つまり、ドライバ部302であれば部門管理利用部304と、譲渡キー発行要求部305と、譲渡キー表示部306という構成要素、ドライバ部402であれば部門管理利用部404と、譲渡キー入力部405という構成要素の違いであり、これらの構成要素が逆になれば情報処理装置102と情報処理装置103も逆になり、また、これら全ての要素を有するドライバであれば、情報処理装置102にも情報処理装置103にもなり得る情報処理装置となる。
このように構成された情報処理装置103は、複数の情報処理装置に対して部門別に設定される画像出力制限枚数を管理可能な画像処理装置と通信を行うネットワークIF部401を備えている。
また、ドライバ部402は、画像処理装置101から発行される譲渡キーを受信する受信機能を有し、譲渡キー入力部405は、受信される譲渡キーを表示部403を介して確認する確認機能と、確認される譲渡キーを伴う所定の画像処理要求を前記画像処理装置に発行する画像処理要求発行機能とを備える。
図5は、図3に示した部門管理利用部0304と譲渡キー発行要求部305の一例を示す印刷設定画面を説明する図であり、本例は、プリンタドライバが提供するユーザインタフェース(UI)として構築される例である。
なお、本画面は、部門管理タブTABで、コントローラに高速画像処理を行うASICを搭載して、RIP等の処理の高速処理を行う機能設定画面に対応する。また、部門管理タブにおける印刷設定画面は、共通のUIでその設定を行える項目と、各社がカスタマイズ可能な項目とに分れている。
図5において、ドライバ部302の一機能として部門管理利用入力部501があり、また、部門管理利用入力部501には、部門ID入力部502と、部門パスワード入力部503と、譲渡枚数入力部504と、譲渡実行ボタン505とが含まれている。
次に、部門管理利用入力部501は、情報処理装置102の部門管理利用部304に相当し、いわゆるプリンタドライバ上に存在する画像処理装置101の部門管理機能を実現する部門管理部204利用するためのプリンタドライバの一機能を担うものであり、部門ID入力部502と、部門パスワード入力部503と、譲渡枚数入力部504と、譲渡実行ボタン505で構成される。
次に、部門ID入力部502は、利用者が画像処理装置101の部門管理機能を使ってプリント制限枚数の放棄による譲渡を行いたい場合に、自分の属する部門の部門IDを入力するインタフェースである。
なお、本実施形態での部門IDとは、任意に設定されたグループ毎に割り振られたIDであり、また、そのグループとは、構成するメンバが一人であっても複数人であっても構わなく、グループ分けの方法および部門IDの振り分け方について限定はしない。また、本実施例では、例えばこの部門ID入力部502に『9999』を入力するものとする。
次に、部門パスワード入力部0503は、利用者が画像処理装置101の部門管理機能を使ってプリント制限枚数の放棄による譲渡を行いたい場合に、自分の属する部門の部門IDと対になる暗証番号を入力するインタフェースである。
なお、本実施形態での暗証番号とは、任意に設定されたグループ毎に割り振られたIDと対に設定されているものであり、暗証番号の割り当て方法について限定はしない。また、本実施例では、例えばこの部門パスワード入力部0503に『8888』を入力するものとする。
次に、譲渡枚数入力部504は、情報処理装置102の譲渡キー発行要求部の一部に相当し、部門ID入力部502で入力した『9999』という部門IDの部門に割り振られているプリント制限枚数の中から、何枚を放棄し、他の部門IDでその枚数を使用できるようにするかを入力するインタフェースである。なお、本実施例では、例えばこの譲渡枚数入力部504に『10』枚を入力するものとする。
最後に、譲渡実行ボタン0505は、情報処理装置102の譲渡キー発行要求部の一部に相当し、部門ID入力部502で入力した『9999』という部門IDの部門の制限枚数から、譲渡枚数入力部504で入力した『10』枚の枚数を解放し、その解放された枚数を、どの部門でも、どの利用者でも使えるようにし、それを使うための識別子となる譲渡キーを、画像処理装置101に対して実際に発行要求するためのボタンである。なお、本譲渡実行ボタン0505を利用者が押下すると、実際に画像処理装置101の譲渡キー発行部205に譲渡キーの発行要求がなされ、次図で説明する譲渡キー表示部306にて発行された譲渡キーが表示される。
図6は、図3に示した譲渡キー表示部306の一例を示す印刷設定画面を説明する図であり、本例は、プリンタドライバが提供するユーザインタフェース(UI)として構築される例である。
図6において、上述した譲渡実行ボタン505を利用者が押下すると、実際に画像処理装置101の譲渡キー発行部205に譲渡キーの発行要求がなされ、本譲渡キー表示部306にて発行された譲渡キーが表示される。なお、本実施形態では、例えばこの譲渡キー表示部306に譲渡キーとして『12345』が表示されるものとする。
図7は、図4に示した部門管理利用部404と、譲渡キー入力部405の一例を示す印刷設定画面を説明する図であり、本例は、プリンタドライバが提供するユーザインタフェース(UI)として構築される例である。
図7において、ドライバ部402の一機能として部門管理利用入力部701とOKボタン705があり、また、部門管理利用入力部701には、部門ID入力部702と、部門パスワード入力部703と、譲渡キー入力部704とが含まれている。
次に、部門管理利用入力部701は、情報処理装置103の部門管理利用部0404に相当し、いわゆるプリンタドライバ上に存在する画像処理装置101の部門管理機能を実現する部門管理部204利用するためのプリンタドライバの一機能を担うものであり、部門ID入力部702と、部門パスワード入力部703と、譲渡キー入力部0704で構成される。
次に、部門ID入力部702は、利用者が、上述した譲渡キー表示部306に表示された譲渡キーを用いて、画像処理装置101の部門管理機能を使ってプリントを行いたい場合に、自分の属する部門の部門IDを入力するインタフェースである。
なお、本実施形態での部門IDとは、任意に設定されたグループ毎に割り振られたIDであり、また、そのグループとは、構成するメンバが一人であっても複数人であっても構わなく、グループ分けの方法および部門IDの振り分け方について限定はしない。また、本実施例では、例えばこの部門ID入力部702に『1111』を入力するものとする。
次に、部門パスワード入力部703は、利用者が、上述した譲渡キー表示部306に表示された譲渡キーを用いて、画像処理装置101の部門管理機能を使ってプリントを行いたい場合に、自分の属する部門の部門IDと対になる暗証番号を入力するインタフェースである。
なお、本実施形態での暗証番号とは、任意に設定されたグループ毎に割り振られたIDと対に設定されているものであり、暗証番号の割り当て方法について限定はしない。また、本実施形態では、例えばこの部門パスワード入力部703に『2222』を入力するものとする。
次に、譲渡キー入力部704は、情報処理装置102の譲渡キー入力部405に相当し、情報処理装置102の譲渡キー表示部306に表示された譲渡キーを入力するためのプリンタドライバ上のユーザインタフェースである。なお、本実施例では、例えばこの譲渡キー入力部704に述した譲渡キー表示部306に表示された譲渡キー『12345』枚を入力するものとする。
最後に、OKボタン705は、いわゆるプリンタドライバの実行ボタンであり、利用者が押下すると、画像処理装置101にプリントジョブが送信される。その際に、部門管理利用入力部701で入力した、部門ID『1111』と、部門パスワード『2222』と、譲渡キー『12345』も共に画像処理装置101に送られ、このプリントジョブは、部門ID『1111』の制限枚数からプリントされるのではなく、譲渡元の部門ID『9999』の予め予約された枚数分、つまり本実施例では譲渡枚数入力部504で入力した『10』枚の予約分からプリントされることになる。
図8は、従来の画像形成装置における画像形成枚数の管理処理例を示す図であり、アクセスコントロールシステムの部門管理機能動作例である。
図8において、部門A801および部門B802は、画像処理装置101内の部門管理部204で、プリント枚数やコピー枚数などをグループ別にそれらの制限や管理をしている管理テーブルである。
次に、部門A801は、画像処理装置101の管理者からプリント枚数を『40』枚に制限されている。その枚数を超えるような、部門A801の部門IDを使ってのプリントは不可能である。現在、『40』枚の制限のうち、『25』枚を使用済803であり、残り『15』枚を部門A801の部門IDを用いて利用可能804である。
一方、部門B802は、部門A801と同じく管理者からプリント枚数を『40』枚に制限されており、その枚数を超えるような、部門B802の部門IDを使ってのプリントは不可能であるが、既に『40』枚を使用済805である。つまり、部門B802の利用者は、部門B802の部門IDでは、これ以上のプリントは絶対にできない。
このように、本実施形態のように例えばプリント枚数制限を例にとると、制限のかけられた環境下では、管理されている部門はその制限に達するとそれ以上のプリントをすることができない。
もし、それ以上のプリントを望むなら、プリント可能枚数に余裕のある部門からその部門IDと暗証番号を借用してプリントを行うことはできる。
しかしながら、枚数指定で譲渡できないという問題や、部門管理機能の本来の使い方ではないという問題があった。
つまり、前者は部門IDと暗証番号を借りたら使いたい放題となり、また、後者はイリーガルとなり、この環境の管理者が各部門の利用状況を把握することができず、管理者の意図するアクセスコントロールシステムの使われ方ではなかったので、アクセスコントロールシステムの信頼性も低かった。
図9は、本発明に係る画像形成装置における画像形成枚数管理処理例を説明刷る図であり、以下、図1に示したアクセスコントロールシステムの部門管理機能動作を詳細に説明する。
図9において、部門A901および部門B902は、画像処理装置101内の部門管理部204で、プリント枚数やコピー枚数などをグループ別にそれらの制限や管理をしている管理テーブルである。
次に、部門A901は、画像処理装置101の管理者からプリント枚数を『40』枚に制限されている。その枚数を超えるような、部門A901の部門IDを使ってのプリントは不可能である。ある時点で、『40』枚の制限のうち、『25』枚を使用済0803であり、残り『15』枚を部門A901の部門IDを用いて利用可能であったが、現在、情報処理装置102の要求によって、部門A901の残使用枚数のうち『10』枚が譲渡904されたので、残り『5』枚を部門A901の部門IDを用いて利用可能905である。なお、この時に譲渡キー906が発行され、他部門の部門IDでこの譲渡分の『10』枚は使用可能となる。ただし、この譲渡キー906が必須となる。
一方、部門B902は、部門A901と同じく管理者からプリント枚数を『40』枚に制限されており、その枚数を超えるような、部門B902の部門IDを使ってのプリントは不可能であるが、既に『40』枚を使用済907である。つまり、従来技術であれば部門B902の利用者は、部門B902の部門IDでは、これ以上のプリントは絶対にできない。
しかしながら、本実施形態では、譲渡キー発行部205で発行された譲渡キー906を、上述した部門管理利用入力部701の譲渡キー入力部704に入力することで、例えプリント枚数制限の上限に達してしまい、プリント不可能な状態である部門B902の部門IDを使ってのプリントジョブであっても、部門A901から譲渡904された『10』枚以内であればプリントすることが可能908となる。
このように、本実施形態のように、例えある部門が部門管理設定におけるMFP機能利用制限に達してしまっても、その部門は他部門からMFP機能利用権限を一部譲渡して貰え、そのMFPの機能を継続して使用することができるようになった。
つまり、譲渡する側は利用枚数指定で譲渡ができ、また、部門管理機能の本来の使い方に則ることができるようになった。そして、この環境の管理者が各部門の利用状況を把握することができるようになり、管理者の意図するアクセスコントロールシステムの使われ方となったことで、アクセスコントロールシステムの信頼性も向上した。
図10は、本発明に係る画像処理システムにおける印刷処理手順の一例を示すフローチャートであり、図1に示した画像処理装置のコントローラ部202と情報処理装置のドライバ部302によるデータ処理手順に対応する。なお、(1001)〜(1008)は各ステップを示す。
まず、利用者が情報処理装置102のプリンタドライバ302を開き、譲渡枚数入力部504を表示させると、アクセスコントロールシステムが開始される(1001)。
次に、利用者が図5に示した譲渡実行ボタン505を押下すると、部門ID入力部502で入力した部門IDの部門の制限枚数から、譲渡枚数入力部504で入力した枚数を解放し、その解放された枚数を、どの部門でも、どの利用者でも使えるようにするために、ドライバ部302は、解放された枚数を使うための識別子となる譲渡キーの発行を、画像処理装置101に対して要求する(1002)。このとき、ドライバ部302は、部門ID入力部502で入力した部門IDと、譲渡枚数入力部504で入力した指定枚数とを画像処理装置101に通知する。
次に、画像処理装置101のコントローラ部202の一部である譲渡キー発行部205は、情報処理装置102からの要求に応じて、部門IDに対応する部門の制限枚数から、指定枚数を解放し、その解放された枚数を、どの部門でも、どの利用者でも使えるようにするとともに、解放された枚数を使うための識別子となる譲渡キーの発行を行い、発行した譲渡キーを情報処理装置102に送信する(1003)。次に、ドライバ部302は、情報処理装置102の譲渡キー表示部306に、譲渡キー発行部205によって発行された譲渡キーを表示する(1004)。
次に、利用者は、譲渡キー発行部205によって発行された譲渡キーを、情報処理装置103の利用者に伝達する(1005)。次に、情報処理装置103の利用者は、図7に示す譲渡キー入力部704において、情報処理装置102の利用者から伝達された譲渡キー、つまり情報処理装置102の譲渡キー表示部306に表示された譲渡キーを入力する(1006)。
ドライバ部102は、情報処理装置103の譲渡キー入力部704で入力された譲渡キーを、情報処理装置103の部門ID入力部701で入力した部門IDと印刷データとともに画像処理装置101に送信する(1007)。これにより、情報処理装置103の部門ID入力部701で入力した部門IDに係わらず、情報処理装置103の利用者は、譲渡キー入力部704で入力された譲渡キーを用いて、ステップ1003で譲渡処理した枚数分を、画像処理装置101で利用することができる。最後に、アクセスコントロールシステムが終了する(1008)。
これにより、画像処理装置101において利用権に余裕がある場合に、あらかじめ設定された利用権の範囲で、設定される譲渡枚数分の利用権をネットワーク上の情報処理装置に譲渡し、該譲渡されたことを示すキーを利用して他の情報処理装置(既に割当てが終了して画像処理要求ができない状況にある情報処理装置)がその譲渡キーを利用して、さらに、画像処理要求を行うことができる。その際、譲渡する枚数を譲渡元が自在に設定することができる。
以下、図11〜図13に示すフローチャートを参照して、本発明に係る画像処理システムにおける第1の情報処理装置、第2の情報処理装置、画像処理装置における個別の画像処理動作について説明する。なお、本処理は、図10における画像処理の詳細手順の一例である。
図11は、本発明に係る情報処理装置における第1の画像処理手順の一例を示すフローチャートであり、図1に示した情報処理装置102(第1の画像処理装置であって、譲渡キーの発行要求を行う側の情報処理装置)における画像処理手順に対応する。なお、(1101)〜(1110)は各ステップを示し、各ステップは、情報処理装置102のプリンタドライバにより実行されることで実現される。また、情報処理装置102は、所謂、CPU,RAM,ROMを含むコントローラ部と、各種の周辺デバイスを備え、入力デバイス(キーボード、ポインティングデバイス等を含む)からの指示をCPUがRAM等にロードする制御プログラムを実行することで処理する。また、表示部102や外部記憶装置等を備え、表示装置で表示される情報を外部記憶装置等に格納する処理も行えるように構成されている。
先ず、図3に示すドライブ部302が、表示部303に図5に示す複数のタブを備えるプリンタドライバ印刷設定画面を表示した状態で、入力デバイスからタブが選択されたと判断した場合(1101)、ドライバ部302は選択されたタブが部門管理印刷タブかどうかを判断して(1102)、部門管理印刷タブ以外のタブであると判断した場合は、ステップ1109へ進み、他の処理を実行する。
一方、ステップ1102で、選択されたタブが部門管理印刷タブであると判断した場合は、ドライバ部302が表示部102に図5に示す印刷設定画面を表示する(1103)。
そして、ドライバ部302は、図5に示す印刷設定画面に表示されるオーナー情報(部門ID、部門パスワード、他の情報処理装置に譲渡する画像処理枚数(譲渡枚数)等が入力されたかどうかを判断して(1104)、入力されていないと判断した場合は、ステップ1108へ進む。
一方、ステップ1104で、オーナー情報が入力されていると判断した場合は、ドライバ部302は、図5に示す譲渡実行ボタン505が指示(譲渡キー発行要求に対応する指示)されているかどうかを判断して(1105)、指示されていないと判断した場合は、ステップ1108へ進む。
一方、ステップ1105で、譲渡実行ボタン505が指示されていると判断した場合は、ドライバ部302は、図5に示すオーナー情報中の部門ID、譲渡条件(譲渡枚数)等を伴う譲渡キー発行要求を画像処理装置101に送信する(1106)。
そして、ドライバ部302は、画像処理装置101から譲渡キーをネットワークIF部301を介して受信したら(1106)、画像処理装置101から通知されている譲渡キーに基づいて図6に示す譲渡キーに関するダイアログを表示部303に表示する(1108)。
次に、ドライバ部302は、印刷設定処理を終了するかどうかを判断して(1109)、終了を指示していると判断した場合は、本処理を終了し、終了を指示していないと判断した場合は、ステップ1102へ戻る。
なお、情報処理装置102の利用者は、発行された譲渡キーをステップ1108で、情報処理装置103の利用者に通知するものとする。或いは、情報処理装置102が譲渡キーを情報処理装置103に通知する仕組みがあってもよい。
図12は、本発明に係る画像処理装置における画像処理手順の一例を示すフローチャートであり、図1に示した画像処理装置101における画像処理手順に対応する。なお、(1201)〜(1211)は各ステップを示し、各ステップは、画像処理装置101のコントローラ部202により実行されることで実現される。また、画像処理装置101は、所謂、CPU,RAM,ROMを含むコントローラ部と、各種の周辺デバイスを備え、入力デバイス(キーボード、ポインティングデバイス等を含む)からの指示をCPUがRAM等にロードする制御プログラムを実行することで処理する。また、画像形成部203や外部記憶装置等を備え、情報処理装置102、103から受信する出力情報を画像出力したり、出力情報を外部記憶装置等に格納したりする処理も行えるように構成されている。
先ず、コントローラ部202は、第1の情報処理装置に対応すべく情報処理装置102から何らかの要求をネットワークIF部201を介して受信すると(1201)、その要求が譲渡キー発行要求かどうかを判断して(1202)、譲渡キー発行要求でないと判断した場合は、ステップ1206へ進む。
一方、ステップ1202で、コントローラ部202が譲渡キー発行要求であると判断した場合は、コントローラ部202は、受信したオーナー情報中の部門IDに基づいて、その部門IDから譲渡可能な枚数情報を外部記憶装置に記憶される管理情報から取得して、譲渡条件と譲渡可能な枚数情報とを比較して譲渡キーを発行可能かどうかを判断して(1203)、譲渡不可であると判断した場合は、コントローラ部202は、その旨を要求元の情報処理装置102に対して通知して(1211)、本処理を終了する。
一方、ステップ1203で、コントローラ部202が譲渡キーを発行可能であると判断した場合は、コントローラ部202は、コントローラ部202の部門管理部204が管理している部門枚数情報において、情報処理装置102に対応する残存枚数から譲渡条件で設定された譲渡枚数が差し引かれるように部数枚数情報を更新する(1204)。
次に、コントローラ部202の譲渡キー発行部205が、譲渡キーを情報処理装置102に通知する(1205)。そして、コントローラ部202は、情報処理装置102、103のいずれかの情報処理装置から画像処理要求を受信したかどうかを判断し(1206)、受信した場合にはステップ1207へ進み、受信しない場合にはステップ1210へ進む。ステップ1207では、コントローラ部202は、受信するオーナー情報中の部門ID及び譲渡キー等を登録されている管理情報と照合することで認証がOKかどうかを判断する(1207)。オーナー情報に譲渡キーが含まれていない場合には、オーナー情報に含まれている部門IDで印刷が可能であるときに認証がOKと判断する。オーナー情報に譲渡キーが含まれている場合には、オーナー情報に含まれている譲渡キーで印刷が可能であるときに認証がOKと判断する。コントローラ部202は、認証がOKであると判断した場合は、受信した出力情報を画像形成部203から画像出力して(1208)、本処理を終了する。
一方、ステップ1207で、認証がNGであると判断した場合には、画像出力要求を拒否して(1209)、本処理を終了する。
なお、ステップ1205で、発行すべき譲渡キーをネットワーク上の他の情報処理装置103に合わせて通知するように制御してもよい。
図13は、本発明に係る情報処理装置における第2の画像処理手順の一例を示すフローチャートであり、図1に示した情報処理装置103(第2の画像処理装置であって、発行された譲渡キーを利用する側の情報処理装置)における画像処理手順に対応する。なお、(1301)〜(1311)は各ステップを示し、各ステップは、情報処理装置102のプリンタドライバにより実行されることで実現される。また、情報処理装置102は、所謂、CPU,RAM,ROMを含むコントローラ部と、各種の周辺デバイスを備え、入力デバイス(キーボード、ポインティングデバイス等を含む)からの指示をCPUがRAM等にロードする制御プログラムを実行することで処理する。また、表示部403や外部記憶装置等を備え、表示装置で表示される情報を外部記憶装置等に格納する処理も行えるように構成されている。
先ず、情報処理装置102はプリンタドライバの起動を指示されたかどうかを判断し(1301)、プリンタドライバの起動が指示された場合にはステップ1302に進む。
次に、ドライバ部402が、図7に示す印刷設定画面を図4に示す表示部403に表示して、いずれかのタブが選択指示されているかどうかを判断して(1302)、タブが選択されていないと判断した場合は、ステップ1309へ進み、他の処理を実行する。
一方、ステップ1302、タブが選択されていると判断した場合は、図7に示すような部門管理印刷タブTABが選択されているかどうかを判断して(1303)、部門管理印刷タブTABが選択されていないと判断した場合は、ステップ1309へ進む。
一方、ステップ1303で、部門管理印刷タブTABが選択されていると判断した場合は、図7に示すようなオーナー情報を伴う譲渡印刷設定画面を表示部403に表示する(1304)。
次に、ドライバ部402は、情報処理装置102のユーザが図7に示す設定画面上のオーナー情報としての分門ID、部門パスワードが入力されているかどうかを判断して(1305)、入力されていないと判断した場合は、ステップ1308へ進み、ドライバ部402は画像処理要求不可の表示を表示部403に対して行い、本処理を終了する。
一方、ステップ1305で、ドライバ部402が、オーナー情報が入力されていると判断した場合は、次に、図7に示す画面において、発行済みの譲渡キーが譲渡キー入力部405を介してユーザにより入力されているかどうかをドライバ部402が判断する(1306)、入力されていないと判断した場合は、ステップ1308へ進み、ドライバ部402は画像処理要求不可の表示を表示部403に対して行い、本処理を終了する。
一方、ステップ1306でドライバ部402が譲渡キーが入力されていると判断した場合は、ドライバ部402は、OKボタン705が押下されたかどうかを判断する(1307)。
一方、ステップ1307でドライバ部402がOKボタン705が押下されたと判断した場合は、ドライバ部402は、図示しない印刷設定画面を介して設定された画像出力条件に従って出力情報を生成し(1310)、出力情報をネットワークIF部401を介して画像処理装置101へ送信して(1311)、本処理を終了する。
これにより、アクセスコントロールシステムによって、例え、ある部門が部門管理設定におけるMFP機能利用制限に達してしまっても、その部門は他部門からMFP機能利用権限を一部譲渡して貰え、そのMFPの機能を継続して使用することができる。つまり、譲渡する側は利用枚数指定で譲渡ができ、また、部門管理機能の本来の使い方に則ることができる。そして、この環境の管理者が各部門の利用状況を把握することができるようになり、管理者の意図するアクセスコントロールシステムの使われ方となったことで、アクセスコントロールシステムの信頼性も向上する。
〔第2実施形態〕
上記第1実施形態では、情報処理装置の使用者甲からの要求に応じて、指定部門の制限枚数から、指定枚数を解放し、その解放された枚数を、どの部門でも、どの利用者でも使えるようにし、それを使うための識別子となる譲渡キーを発行する場合について説明したが、情報処理装置102からの要求に応じて、指定部門の制限枚数から、指定枚数を解放し、その解放された枚数を、後述するような譲渡元のユーザが部門を指定可能とし、それを使うための識別子となる譲渡キーを発行するように構成してもよい。以下、その実施形態について詳述する。なお、本実施形態では、第1実施形態との差異のみを記載し、重複する説明に関しては割愛する。
上記第1実施形態では、情報処理装置の使用者甲からの要求に応じて、指定部門の制限枚数から、指定枚数を解放し、その解放された枚数を、どの部門でも、どの利用者でも使えるようにし、それを使うための識別子となる譲渡キーを発行する場合について説明したが、情報処理装置102からの要求に応じて、指定部門の制限枚数から、指定枚数を解放し、その解放された枚数を、後述するような譲渡元のユーザが部門を指定可能とし、それを使うための識別子となる譲渡キーを発行するように構成してもよい。以下、その実施形態について詳述する。なお、本実施形態では、第1実施形態との差異のみを記載し、重複する説明に関しては割愛する。
図14は、本発明の第2実施形態を示す画像処理システムにおける印刷設定画面の一例を示す図であり、図1に示した情報処理装置に部門管理利用部304と譲渡キー発行要求部305の一例である。
図14において、ドライバ部0302の一機能として部門管理利用入力部1101があり、また、部門管理利用入力部1101には、部門ID入力部1102と、部門パスワード入力部1103と、譲渡枚数入力部1104と、譲渡先部門ID入力部1105と、譲渡実行ボタン1106とが含まれている。
次に、部門管理利用入力部1101は、情報処理装置102の部門管理利用部0304に相当し、いわゆるプリンタドライバ上に存在する画像処理装置101の部門管理機能を実現する部門管理部204利用するためのプリンタドライバの一機能を担うものであり、部門ID入力部1102と、部門パスワード入力部1103と、譲渡枚数入力部1104と、譲渡先部門ID入力部1105と、譲渡実行ボタン1105で構成される。
次に、部門ID入力部1102は、利用者が画像処理装置101の部門管理機能を使ってプリント制限枚数の放棄による譲渡を行いたい場合に、自分の属する部門の部門IDを入力するインタフェースである。なお、本実施例での部門IDとは、任意に設定されたグループ毎に割り振られたIDであり、また、そのグループとは、構成するメンバが一人であっても複数人であっても構わなく、グループ分けの方法および部門IDの振り分け方について限定はしない。また、本実施例では、例えばこの部門ID入力部1102に『9999』を入力するものとする。
次に、部門パスワード入力部1103は、利用者が画像処理装置101の部門管理機能を使ってプリント制限枚数の放棄による譲渡を行いたい場合に、自分の属する部門の部門IDと対になる暗証番号を入力するインタフェースである。なお、本実施例での暗証番号とは、任意に設定されたグループ毎に割り振られたIDと対に設定されているものであり、暗証番号の割り当て方法について限定はしない。また、本実施例では、例えばこの部門パスワード入力部1103に『8888』を入力するものとする。
次に、譲渡枚数入力部1104は、情報処理装置102の譲渡キー発行要求部の一部に相当し、部門ID入力部1102で入力した『9999』という部門IDの部門に割り振られているプリント制限枚数の中から、何枚を放棄し、他の指定部門IDでその枚数を使用できるようにするかを入力するインタフェースである。なお、本実施形態では、例えばこの譲渡枚数入力部1104に『10』枚を入力するものとする。
次に、譲渡先部門ID入力部1105は、情報処理装置102の譲渡キー発行要求部の一部に相当し、部門ID入力部1102で入力した『9999』という部門IDの部門に割り振られているプリント制限枚数の中から、譲渡枚数入力部1104で入力した『10』枚という譲渡枚数を、どの部門IDで使用させるかを入力するインタフェースである。なお、本実施形態では、例えばこの譲渡先部門ID入力部1105に『5555』を入力するものとする。
最後に、譲渡実行ボタン1106は、情報処理装置102の譲渡キー発行要求部の一部に相当し、部門ID入力部1102で入力した『9999』という部門IDの部門の制限枚数から、譲渡枚数入力部1104で入力した『10』枚の枚数を解放し、その解放された枚数を、譲渡先部門ID入力部1105で入力した『5555』という部門IDで使えるようにし、それを使うための識別子となる譲渡キーを、画像処理装置101に対して実際に発行要求するためのボタンである。
なお、本譲渡実行ボタン1106を利用者が押下すると、実際に画像処理装置101の譲渡キー発行部205に譲渡キーの発行要求がなされ、譲渡キー表示部306にて発行された譲渡キーが表示される。また、この譲渡キーは、例えば本実施例では、情報処理装置103において部門ID入力部702に部門IDとして『5555』が入力されないと、情報処理装置102で譲渡されたプリント枚数は使用できない。
上記実施形態によれば、画像処理装置で発行した譲渡キーが、不特定多数の部門で使われることなく、情報処理装置甲の利用者の指定する部門の部門IDのみで使われるという長所が生まれる。
〔第3実施形態〕
上記第1実施形態では、情報処理装置の使用者甲からの要求に応じて、指定部門の制限枚数から、指定枚数を解放し、その解放された枚数を、どの部門でも、どの利用者でも使えるようにし、それを使うための識別子となる譲渡キーを発行する場合について説明したが、情報処理装置102からの要求に応じて、指定部門の制限枚数から、指定枚数を解放し、その解放された枚数を、後述するような譲渡元のユーザが用紙サイズを指定可能とし、それを使うための識別子となる譲渡キーを発行するように構成してもよい。
上記第1実施形態では、情報処理装置の使用者甲からの要求に応じて、指定部門の制限枚数から、指定枚数を解放し、その解放された枚数を、どの部門でも、どの利用者でも使えるようにし、それを使うための識別子となる譲渡キーを発行する場合について説明したが、情報処理装置102からの要求に応じて、指定部門の制限枚数から、指定枚数を解放し、その解放された枚数を、後述するような譲渡元のユーザが用紙サイズを指定可能とし、それを使うための識別子となる譲渡キーを発行するように構成してもよい。
これにより、同一の枚数であっても、印刷可能な用紙サイズを制限することで、さらに、用紙資源を節約することができる。
〔第4実施形態〕
上記第1実施形態では、情報処理装置の使用者甲からの要求に応じて、指定部門の制限枚数から、指定枚数を解放し、その解放された枚数を、どの部門でも、どの利用者でも使えるようにし、それを使うための識別子となる譲渡キーを発行する場合について説明したが、情報処理装置102からの要求に応じて、指定部門の制限枚数から、指定枚数を解放し、その解放された枚数を、後述するような譲渡元のユーザが利用可能な画像処理機能(例えばレイアウト、両面、ステイプラ等)を指定可能とし、それを使うための識別子となる譲渡キーを発行するように構成してもよい。
上記第1実施形態では、情報処理装置の使用者甲からの要求に応じて、指定部門の制限枚数から、指定枚数を解放し、その解放された枚数を、どの部門でも、どの利用者でも使えるようにし、それを使うための識別子となる譲渡キーを発行する場合について説明したが、情報処理装置102からの要求に応じて、指定部門の制限枚数から、指定枚数を解放し、その解放された枚数を、後述するような譲渡元のユーザが利用可能な画像処理機能(例えばレイアウト、両面、ステイプラ等)を指定可能とし、それを使うための識別子となる譲渡キーを発行するように構成してもよい。
これにより、2in1等の画像処理であって、両面のみを譲渡するような指定を行うことで、同一の枚数であっても、印刷可能なページ数を増やせるので、ユーザの使い勝手がよくなる。
〔第5実施形態〕
上記第1実施形態では、情報処理装置の使用者甲からの要求に応じて、指定部門の制限枚数から、指定枚数を解放し、その解放された枚数を、どの部門でも、どの利用者でも使えるようにし、それを使うための識別子となる譲渡キーを発行する場合について説明したが、情報処理装置102からの要求に応じて、指定部門の制限枚数から、指定枚数を解放する場合に、課金処理を行って、譲渡分の使用量を譲渡先から回収できるように構成してもよい。
上記第1実施形態では、情報処理装置の使用者甲からの要求に応じて、指定部門の制限枚数から、指定枚数を解放し、その解放された枚数を、どの部門でも、どの利用者でも使えるようにし、それを使うための識別子となる譲渡キーを発行する場合について説明したが、情報処理装置102からの要求に応じて、指定部門の制限枚数から、指定枚数を解放する場合に、課金処理を行って、譲渡分の使用量を譲渡先から回収できるように構成してもよい。
〔第6実施形態〕
上記第1実施形態では、情報処理装置の使用者甲からの要求に応じて、指定部門の制限枚数から、指定枚数を解放し、その解放された枚数を、どの部門でも、どの利用者でも使えるようにし、それを使うための識別子となる譲渡キーを発行する場合について説明したが、情報処理装置102からの要求に応じて、指定部門の制限枚数から、指定枚数を解放し、その解放された枚数を、後述するような譲渡元のユーザが画像処理条件を指定可能とし、それを使うための識別子となる譲渡キーを発行するように構成してもよい。
上記第1実施形態では、情報処理装置の使用者甲からの要求に応じて、指定部門の制限枚数から、指定枚数を解放し、その解放された枚数を、どの部門でも、どの利用者でも使えるようにし、それを使うための識別子となる譲渡キーを発行する場合について説明したが、情報処理装置102からの要求に応じて、指定部門の制限枚数から、指定枚数を解放し、その解放された枚数を、後述するような譲渡元のユーザが画像処理条件を指定可能とし、それを使うための識別子となる譲渡キーを発行するように構成してもよい。
これにより、カラー画像とモノクロ画像との双方を処理可能な画像処理装置の場合に、譲渡元のユーザが画像処理条件を変更可能することで、さらに、画像処理装置の消耗剤の消費コストを調整することができる。
〔第7実施形態〕
上記第1実施形態では、情報処理装置の使用者甲からの要求に応じて、指定部門の制限枚数から、指定枚数を解放し、その解放された枚数を、どの部門でも、どの利用者でも使えるようにし、それを使うための識別子となる譲渡キーを発行する場合について説明したが、情報処理装置102からの要求に応じて、指定部門の制限枚数から、指定枚数を解放し、その解放された枚数を、後述するような譲渡元のユーザが第三者への再譲渡条件を指定可能とし、それを使うための識別子となる譲渡キーを発行するように構成してもよい。
上記第1実施形態では、情報処理装置の使用者甲からの要求に応じて、指定部門の制限枚数から、指定枚数を解放し、その解放された枚数を、どの部門でも、どの利用者でも使えるようにし、それを使うための識別子となる譲渡キーを発行する場合について説明したが、情報処理装置102からの要求に応じて、指定部門の制限枚数から、指定枚数を解放し、その解放された枚数を、後述するような譲渡元のユーザが第三者への再譲渡条件を指定可能とし、それを使うための識別子となる譲渡キーを発行するように構成してもよい。
これにより、一旦譲渡された譲渡枚数を更に他の部門等のユーザが利用して、画像処理行うことが可能となり、譲渡された枚数をさらに有効に活用できる。
〔第8実施形態〕
上記第1実施形態では、情報処理装置の使用者甲からの要求に応じて、指定部門の制限枚数から、指定枚数を解放し、その解放された枚数を、どの部門でも、どの利用者でも使えるようにし、それを使うための識別子となる譲渡キーを発行する場合について説明したが、譲渡権を得た情報処理装置側が譲渡元の情報処理装置に、持ち分を譲渡元に返還して、通常の割当てに加算して、それぞれの持ち分を融通できるように構成してもよい。
上記第1実施形態では、情報処理装置の使用者甲からの要求に応じて、指定部門の制限枚数から、指定枚数を解放し、その解放された枚数を、どの部門でも、どの利用者でも使えるようにし、それを使うための識別子となる譲渡キーを発行する場合について説明したが、譲渡権を得た情報処理装置側が譲渡元の情報処理装置に、持ち分を譲渡元に返還して、通常の割当てに加算して、それぞれの持ち分を融通できるように構成してもよい。
〔第9実施形態〕
上記第1実施形態では、情報処理装置の使用者甲からの要求に応じて、指定部門の制限枚数から、指定枚数を解放し、その解放された枚数を、どの部門でも、どの利用者でも使えるようにし、それを使うための識別子となる譲渡キーを発行する場合について説明したが、発行する譲渡キーに有効期限を合わせて指定可能として、その有効期限内であれば、譲渡先の情報処理装置の譲渡権が時限消滅するように構成してもよい。その際、消滅する譲渡権を譲渡元の利用権に回収できるように構成してもよい。
上記第1実施形態では、情報処理装置の使用者甲からの要求に応じて、指定部門の制限枚数から、指定枚数を解放し、その解放された枚数を、どの部門でも、どの利用者でも使えるようにし、それを使うための識別子となる譲渡キーを発行する場合について説明したが、発行する譲渡キーに有効期限を合わせて指定可能として、その有効期限内であれば、譲渡先の情報処理装置の譲渡権が時限消滅するように構成してもよい。その際、消滅する譲渡権を譲渡元の利用権に回収できるように構成してもよい。
これにより、譲渡されていても、使用意思がなければ、無駄となるような譲渡権の発行を抑制できる。
なお、上記第1〜第9実施形態を適宜組み合わせることは任意である。
〔第10実施形態〕
以下、図15、図16に示すメモリマップを参照して本発明に係る画像処理システムで読み取り可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
以下、図15、図16に示すメモリマップを参照して本発明に係る画像処理システムで読み取り可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
図15は、本発明に係る画像処理システムにおける画像処理装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。また、図16は、本発明に係る画像処理システムにおける情報処理装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
本実施形態における図10、図11〜図13に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
従って、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバやftpサーバ等も本発明の請求項に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではなく、以下の実施態様も含まれることはいうまでもない。
202 コントローラ部
203 画像形成部
204 部門管理部
205 譲渡キー発行部
302 プリンタドライバ
203 画像形成部
204 部門管理部
205 譲渡キー発行部
302 プリンタドライバ
Claims (19)
- 識別情報別に使用量を管理可能な画像処理装置と複数の情報処理装置とが通信可能な画像処理システムであって、
前記複数の情報処理装置のいずれかの第1の情報処理装置は、
前記画像処理装置における使用量を譲渡する譲渡キーの発行要求を識別情報と譲渡条件とともに前記画像処理装置に送信するキー発行要求手段を備え、
前記画像処理装置は、
前記複数の情報処理装置のいずれかより譲渡キーの発行要求を取得した場合、前記譲渡条件で譲渡キーを発行可能かどうかを前記識別情報に対応する残存使用量に基づいて判別する判別手段と、
前記判別手段により発行可能と判別される場合、前記譲渡キーを前記複数の情報処理装置のいずれかに発行する譲渡キー発行手段と、
前記譲渡キー発行手段による前記譲渡キー発行後、前記複数の情報処理装置のいずれかから受信する譲渡キーを照合して、当該情報処理装置からの画像処理要求の可否を決定する決定手段とを備え、
前記複数の情報処理装置のいずれかの第2の情報処理装置は、
前記譲渡キー発行手段により発行された前記譲渡キーを入力する入力手段と、
前記入力手段により入力された譲渡キーを伴う所定の画像処理要求を前記画像処理装置に発行する画像処理要求発行手段とを備えることを特徴とする画像処理システム。 - 識別情報別に使用量を管理可能な画像処理装置と複数の情報処理装置とが通信可能な画像処理システムであって、
前記複数の情報処理装置のいずれかの第1の情報処理装置は、
前記画像処理装置における使用量を所定の譲渡先に譲渡する譲渡先指定付きの譲渡キーの発行要求を譲渡元の識別情報と譲渡先の識別情報と譲渡条件とともに前記画像処理装置に送信するキー発行要求手段を備え、
前記画像処理装置は、
前記いずれかの情報処理装置より譲渡先指定付きの譲渡キーの発行要求を取得した場合、前記譲渡条件で譲渡キーを発行可能かどうかを前記譲渡元の識別情報に対応する残存使用量に基づいて判別する判別手段と、
前記判別手段により発行可能と判別される場合、前記譲渡キーを前記複数の情報処理装置のいずれかに発行する譲渡キー発行手段と、
前記譲渡キー発行手段による前記譲渡キー発行後、前記複数の情報処理装置のいずれかから受信する譲渡キー及び識別情報を照合して、当該情報処理装置からの画像処理要求の可否を決定する決定手段とを備え、
前記複数の情報処理装置のいずれかの第2の情報処理装置は、
前記譲渡キー発行手段により発行された前記譲渡キーを入力する入力手段と、
前記入力手段により入力された譲渡キーを伴う所定の画像処理要求を前記画像処理装置に発行する画像処理要求発行手段とを備えることを特徴とする画像処理システム。 - 前記画像処理装置は、前記識別情報としての部門別のID情報と暗証情報とで画像出力制限枚数を管理することを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
- 前記画像処理装置は、前記譲渡キーの発行要求を取得した後に、前記識別情報に対応する残制限枚数から、譲渡する指定枚数を予約し、その後、前記第2の情報処理装置が画像処理装置を利用する際に、前記譲渡キーが入力される場合は、前記指定枚数分から前記第2の情報処理装置から送信された画像処理要求で使用された枚数を差し引いて、前記画像処理装置の利用を許可すること特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
- 前記画像処理装置は、前記譲渡キーの発行要求を取得した後に、前記識別情報に対応する残制限枚数から、譲渡する指定枚数を予約するが、ある任意の一定期間内に前記第2の情報処理装置から該譲渡キーが送信されない場合には、この予約を時限解除することを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
- 複数の情報処理装置と通信して、識別情報別に使用量を管理可能な画像処理装置であって、
いずれかの情報処理装置より譲渡キーの発行要求と識別情報と譲渡条件とを取得した場合、前記譲渡条件で譲渡キーを発行可能かどうかを前記識別情報に対応する残存使用量に基づいて判別する判別手段と、
前記判別手段により発行可能と判別される場合、前記譲渡キーを前記いずれかの情報処理装置に発行する譲渡キー発行手段と、
前記譲渡キー発行手段による前記譲渡キー発行後、他の情報処理装置から受信する譲渡キーを照合して、他の情報処理装置からの画像処理要求の可否を決定する決定手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。 - 複数の情報処理装置と通信して、識別情報に使用量を管理可能な画像処理装置であって、
いずれかの情報処理装置より譲渡先指定付きの譲渡キーの発行要求と譲渡元の識別情報と譲渡先の識別情報と譲渡条件とを取得した場合、前記譲渡条件で譲渡キーを発行可能かどうかを前記譲渡元の識別情報に対応する残存使用量に基づいて判別する判別手段と、
前記判別手段により発行可能と判別される場合、前記譲渡キーを前記いずれかの情報処理装置に発行する譲渡キー発行手段と、
前記譲渡キー発行手段による前記譲渡キー発行後、他の情報処理装置から受信する譲渡キーと識別情報とを照合して、他の情報処理装置からの画像処理要求の可否を決定する決定手段とを備えことを特徴とする画像処理装置。 - 識別情報別に使用量を管理可能な画像処理装置と通信可能な情報処理装置であって、
前記画像処理装置における使用量を譲渡する譲渡キーの発行要求を識別情報と譲渡条件とともに前記画像処理装置に送信するキー発行要求手段を有することを特徴とする情報処理装置。 - 識別情報別に使用量を管理可能な画像処理装置と通信可能な情報処理装置であって、
前記画像処理装置における使用量を譲渡する譲渡キーを入力する入力手段と、
前記入力手段により入力された譲渡キーを伴う所定の画像処理要求を前記画像処理装置に発行する画像処理要求発行手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。 - 識別情報別に使用量を管理可能な画像処理装置と通信可能な情報処理装置であって、
前記画像処理装置における使用量を所定の譲渡先に譲渡する譲渡先指定付きの譲渡キーの発行要求を識別情報と譲渡条件とともに前記画像処理装置に送信するキー発行要求手段を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 識別情報別に使用量を管理可能な画像処理装置と複数の情報処理装置とが通信可能な画像処理システムにおける画像処理方法であって、
前記複数の情報処理装置のいずれかの第1の情報処理装置は、
前記画像処理装置における使用量を譲渡する譲渡キーの発行要求を識別情報と譲渡条件とともに前記画像処理装置に送信するキー発行要求ステップを備え、
前記画像処理装置は、
前記複数の情報処理装置のいずれかより譲渡キーの発行要求を取得した場合、前記譲渡条件で譲渡キーを発行可能かどうかを前記識別情報に対応する残存使用量に基づいて判別する判別ステップと、
前記判別ステップにより発行可能と判別される場合、前記譲渡キーを前記複数の情報処理装置のいずれかに発行する譲渡キー発行ステップと、
前記譲渡キー発行ステップによる前記譲渡キー発行後、前記複数の情報処理装置のいずれかから受信する譲渡キーを照合して、当該情報処理装置からの画像処理要求の可否を決定する決定ステップとを備え、
前記複数の情報処理装置のいずれかの第2の情報処理装置は、
前記譲渡キー発行ステップにより発行された前記譲渡キーを入力する入力ステップと、
前記入力ステップにより入力された譲渡キーを伴う所定の画像処理要求を前記画像処理装置に発行する画像処理要求発行ステップとを備えることを特徴とする画像処理方法。 - 識別情報別に使用量を管理可能な画像処理装置と複数の情報処理装置とが通信可能な画像処理システムにおける画像処理方法であって、
前記複数の情報処理装置のいずれかの第1の情報処理装置は、
前記画像処理装置における使用量を所定の譲渡先に譲渡する譲渡先指定付きの譲渡キーの発行要求を譲渡元の識別情報と譲渡先の識別情報と譲渡条件とともに前記画像処理装置に送信するキー発行要求ステップを備え、
前記画像処理装置は、
前記いずれかの情報処理装置より譲渡先指定付きの譲渡キーの発行要求を取得した場合、前記譲渡条件で譲渡キーを発行可能かどうかを前記譲渡元の識別情報に対応する残存使用量に基づいて判別する判別ステップと、
前記判別ステップにより発行可能と判別される場合、前記譲渡キーを前記複数の情報処理装置のいずれかに発行する譲渡キー発行ステップと、
前記譲渡キー発行ステップによる前記譲渡キー発行後、前記複数の情報処理装置のいずれかから受信する譲渡キー及び識別情報を照合して、当該情報処理装置からの画像処理要求の可否を決定する決定ステップとを備え、
前記複数の情報処理装置のいずれかの第2の情報処理装置は、
前記譲渡キー発行ステップにより発行された前記譲渡キーを入力する入力ステップと、
前記入力ステップにより入力された譲渡キーを伴う所定の画像処理要求を前記画像処理装置に発行する画像処理要求発行ステップとを備えることを特徴とする画像処理方法。 - 複数の情報処理装置と通信して、識別情報別に使用量を管理可能な画像処理装置における画像処理方法であって、
いずれかの情報処理装置より譲渡キーの発行要求と識別情報と譲渡条件とを取得した場合、前記譲渡条件で譲渡キーを発行可能かどうかを前記識別情報に対応する残存使用量に基づいて判別する判別ステップと、
前記判別ステップにより発行可能と判別される場合、前記譲渡キーをいずれかの情報処理装置に発行する譲渡キー発行ステップと、
前記譲渡キー発行ステップによる前記譲渡キー発行後、他の情報処理装置から受信する譲渡キーを照合して、他の情報処理装置からの画像処理要求の可否を決定する決定ステップとを備えることを特徴とする画像処理方法。 - 複数の情報処理装置と通信して、識別情報に使用量を管理可能な画像処理装置における画像処理方法であって、
いずれかの情報処理装置より譲渡先指定付きの譲渡キーの発行要求と譲渡元の識別情報と譲渡先の識別情報と譲渡条件とを取得した場合、前記譲渡条件で譲渡キーを発行可能かどうかを前記譲渡元の識別情報に対応する残存使用量に基づいて判別する判別ステップと、
前記判別ステップにより発行可能と判別される場合、前記譲渡キーを前記いずれかの情報処理装置に発行する譲渡キー発行ステップと、
前記譲渡キー発行ステップによる前記譲渡キー発行後、他の情報処理装置から受信する譲渡キーと識別情報とを照合して、他の情報処理装置からの画像処理要求の可否を決定する決定ステップとを備えことを特徴とする画像処理方法。 - 識別情報別に使用量を管理可能な画像処理装置と通信可能な情報処理装置における画像処理方法であって、
前記画像処理装置における使用量を譲渡する譲渡キーの発行要求を識別情報と譲渡条件とともに前記画像処理装置に送信するキー発行要求ステップを有することを特徴とする画像処理方法。 - 識別情報別に使用量を管理可能な画像処理装置と通信可能な情報処理装置における画像処理方法であって、
前記画像処理装置における使用量を譲渡する譲渡キーを入力する入力ステップと、
前記入力ステップにより入力された譲渡キーを伴う所定の画像処理要求を前記画像処理装置に発行する画像処理要求発行ステップとを備えることを特徴とする情報処理方法。 - 識別情報別に使用量を管理可能な画像処理装置と通信可能な情報処理装置における画像処理方法であって、
前記画像処理装置における使用量を所定の譲渡先に譲渡する譲渡先指定付きの譲渡キーの発行要求を識別情報と譲渡条件とともに前記画像処理装置に送信するキー発行要求ステップを備えることを特徴とする画像処理方法。 - 請求項11〜17のいずれかに記載の画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
- 請求項11〜17のいずれかに記載の画像処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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JP2010122822A (ja) * | 2008-11-18 | 2010-06-03 | Riso Kagaku Corp | 印刷システム、印刷装置、端末及び印刷方法 |
WO2024166807A1 (ja) * | 2023-02-06 | 2024-08-15 | ブラザー工業株式会社 | 印刷量管理装置 |
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