JP2006340051A - Cdma基地局 - Google Patents
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Abstract
【課題】 伝送効率を向上するCDMA基地局を提供すること。
【解決手段】 複数の端末とCDMA通信を行う基地局100に、各端末に送信する送信信号のI成分およびQ成分のそれぞれを、一方の拡散符号と他方の拡散符号とが半数のビットにおいて反転しており互いに直交する拡散符号セットを用いて拡散された状態で送信するデータチャネル変調部105と、前記送信信号に関する前記端末からのSNR情報に基づいて、各端末との通信に前記拡散符号セットを割り当てる拡散符号割り当て制御部120とを設けた。こうすることにより、全く無秩序に通信端末に対する拡散符号を割り当てる場合に比べてSNR情報に基づいて拡散符号を割り当てることで、拡散符号間の干渉が発生する可能性を低減することができるので、システムにおける伝送効率を向上することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 複数の端末とCDMA通信を行う基地局100に、各端末に送信する送信信号のI成分およびQ成分のそれぞれを、一方の拡散符号と他方の拡散符号とが半数のビットにおいて反転しており互いに直交する拡散符号セットを用いて拡散された状態で送信するデータチャネル変調部105と、前記送信信号に関する前記端末からのSNR情報に基づいて、各端末との通信に前記拡散符号セットを割り当てる拡散符号割り当て制御部120とを設けた。こうすることにより、全く無秩序に通信端末に対する拡散符号を割り当てる場合に比べてSNR情報に基づいて拡散符号を割り当てることで、拡散符号間の干渉が発生する可能性を低減することができるので、システムにおける伝送効率を向上することができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、CDMA基地局に関する。
従来、伝送効率を低下させることなく位相雑音に対する耐性を向上するCDMA通信装置が特許文献1に開示されている。この従来のCDMA通信装置では、シンボルに対応するチップの半数について同相成分および直交成分の少なくともいずれか一方を変換することにより、位相雑音をシンボル単位で相殺させる。またこれと等価の技術として、従来のCDMA通信装置では、拡散符号で同相成分又は直交成分のいずれか一方を拡散し、この拡散符号の半数のビットの符号を反転させた他の拡散符号で前記同相成分又は直交成分の前記拡散符号で拡散されていないいずれか他方を拡散し、位相雑音をシンボル単位で相殺させる。
特開2005−039796号公報
しかしながら、従来のCDMA通信装置において、複数の拡散コード(拡散符号)を多重する場合、使用する拡散コードの組み合わせによっては発生する位相雑音が原因となって拡散コード間の干渉、すなわち拡散コードにより拡散された信号間で干渉が起こる。そのため、位相雑音の抑圧効果が発揮されない可能性がある。
また、拡散コード間の干渉が発生しない拡散符号の組み合わせは、拡散率ではなく、その1/2まで減少してしまい、同相成分および直交成分を異なる拡散符号を用いて拡散して伝送することで位相雑音を抑圧するために利用できる拡散コードの数が減少してしまうことになる。これは、システムにおける伝送効率を低下させることになる。例えば基地局が複数の端末と通信を行っている場合においてこれらの問題を解決するためには、基地局が通信する端末へ拡散符号を上手に割り当てる必要があるが、従来においてはこの点を配慮していない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、伝送効率を向上するCDMA基地局を提供することを目的とする。
本発明のCDMA基地局は、複数の端末とCDMA通信を行うCDMA基地局であって、各端末に送信する送信信号のI成分およびQ成分のそれぞれを、一方の拡散符号と他方の拡散符号とが半数のビットにおいて反転しており互いに直交する拡散符号セットを用いて拡散された状態で送信する送信手段と、前記送信信号に関する前記端末からのSNR情報、再送要求の回数、前記端末内の位相雑音情報、前記端末との間の通信方式情報、又は前記送信信号に関するQoS情報に基づいて、各端末との通信に前記拡散符号セットを割り当てる制御手段と、を具備する構成を採る。
本発明によれば、伝送効率を向上するCDMA基地局を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、実施の形態において、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明は重複するので省略する。
(実施の形態1)
図1に示すように実施の形態1の基地局100は、シリアル/パラレル(S/P)変換部101と、データチャネル変調部105と、マッピング部110と、拡散部115と、拡散符号割り当て制御部120と、制御チャネル送信部130と、ユーザ個別制御チャネル変調部135と、マッピング部136と、拡散部137と、コード多重部140と、D/A変換部145と、D/A変換部150と、直交変調部155と、RF送信部160と、RF受信部165と、受信処理部170と、逆拡散部175と、復調部180と、制御情報取得部185とを有する。
図1に示すように実施の形態1の基地局100は、シリアル/パラレル(S/P)変換部101と、データチャネル変調部105と、マッピング部110と、拡散部115と、拡散符号割り当て制御部120と、制御チャネル送信部130と、ユーザ個別制御チャネル変調部135と、マッピング部136と、拡散部137と、コード多重部140と、D/A変換部145と、D/A変換部150と、直交変調部155と、RF送信部160と、RF受信部165と、受信処理部170と、逆拡散部175と、復調部180と、制御情報取得部185とを有する。
シリアル/パラレル(S/P)変換部101は、基地局100の通信相手である通信端末(ユーザ)へ送信する送信データ(シリアルデータ)および拡散符号割り当て制御部120からの割り当て情報を入力し、当該割り当て情報に基づいて送信データをシリアル/パラレル変換してサブストリームデータを生成し、対応するデータチャネル変調部105に対して出力する。具体的には、上記割り当て情報は、例えばデータチャネル変調部識別情報であり、入力されるこのデータチャネル変調部識別情報の数分だけ送信データを分割してサブストリームデータを生成する。そして、入力されたデータチャネル変調部識別情報に対応するデータチャネル変調部105に対してサブストリームデータを出力する。
データチャネル変調部105は、S/P変換部101からのサブストリームデータを入力し、予め設定されている変調方式(PSK、QAMなど)によりマッピングを行い、拡散符号割り当て制御部120からの拡散符号情報に応じて拡散する。具体的には、データチャネル変調部105においては、マッピング部110が入力されたサブストリームデータのマッピングを行い、同相成分(以下、「I成分」という)と直交成分(以下、「Q成分」という)とを出力する。そして、拡散部115が拡散符号割り当て制御部120からの拡散符号情報に応じてI成分およびQ成分のそれぞれを拡散する。なお、データチャネル変調部105は、I成分又はQ成分において同時に利用可能な拡散符号の最大数Mと同数用意されている。また、拡散部115で利用されるQ成分の拡散符号は、I成分に用いられる拡散符号の半数のビットについて反転させた形となっている。すなわち、I成分に用いられる拡散符号(拡散率=4とする)が(1,1,1,1)とすると、Q成分に用いられる拡散符号は例えば(1,−1,1,−1)となる。
拡散符号割り当て制御部120は、自装置の通信相手である各通信端末(ユーザ)において自装置から送信した信号を用いて測定されたSNR情報に基づいて、各通信端末(ユーザ)に対するデータチャネル変調部105の割り当て、および各データチャネル変調部105にて利用する拡散符号の割り当てを行う。そして、通信端末(ユーザ)に対するデータチャネル変調部105の割り当ての結果をデータチャネル変調部識別情報として当該通信端末(ユーザ)に対応するS/P変換部101に対して出力するとともに、当該データチャネル変調部識別情報に対応するデータチャネル変調部105に対して拡散符号の割り当ての結果を拡散符号情報として出力する。なお、各通信端末(ユーザ)に対する上記割り当ての方法については後に詳述する。
また、拡散符号割り当て制御部120は、上記拡散符号情報と、当該拡散符号情報が出力されるデータチャネル変調部105が割り当てられている通信端末(ユーザ)識別情報とを制御チャネル送信部130に出力する。
制御チャネル送信部130は、入力された拡散符号情報を、同じく入力された通信端末(ユーザ)識別情報に対応する通信端末(ユーザ)に対して割り当てられているユーザ個別制御チャネル変調部135へ出力する。
ユーザ個別制御チャネル変調部135においては、マッピング部136が入力された拡散符号情報に対して所定のマッピングを行い、マッピング後のI成分およびQ成分の各々に対して拡散部137が拡散を行う。こうすることにより、拡散符号情報の対応する通信端末(ユーザ)に対して当該拡散符号情報を送信することができるため、当該通信端末(ユーザ)においてはこの送信された拡散符号情報に対応する拡散符号によって逆拡散を行うことにより自装置宛の情報を抽出することができる。なお、ユーザ個別制御チャネル変調部135は、基地局100において同時に通信できる通信端末の最大数Nと同数用意されている。
コード多重部140は、データチャネル変調部105およびユーザ個別制御チャネル変調部135から出力されたI成分およびQ成分を、I成分Q成分別々に多重する。
D/A変換部145は、コード多重部140にて多重されたI成分をデジタルアナログ変換し直交変調部155に出力する。また、D/A変換部150は、コード多重部140にて多重されたQ成分をデジタルアナログ変換し直交変調部155に出力する。
D/A変換部145およびD/A変換部150の出力信号は、直交変調部155にて直交変調が施され、RF送信部160にてアップコンバートされてアンテナを介して送信される。
アンテナにて受信した信号は、RF受信部165にて所定の処理(ダウンコンバートなど)が施され、各受信処理部170へ出力される。
各受信処理部170は、基地局100の通信相手である通信端末(ユーザ)ごとの受信処理を行う。すなわち、RF受信部165にて所定の処理が施された受信信号は基地局100の通信相手であるすべての通信端末(ユーザ)から送信された信号が混ざり合った状態であるため、各受信処理部170にて異なる拡散符号を掛け合わせて逆拡散することにより、当該拡散符号により拡散した通信端末(ユーザ)ごとの送信信号を抽出する。
具体的には、逆拡散部175が入力信号に逆拡散を行い、復調部180が逆拡散後の信号に復調処理を施す。そして、制御情報取得部185が復調後の信号から制御情報を抽出する。本実施の形態において、この制御情報は、自装置の通信相手である各通信端末(ユーザ)において自装置から送信した信号を用いて測定されたSNR情報である。そして、制御情報取得部185−1〜Nは対応する各通信端末にて測定されたSNR情報を取得して拡散符号割り当て制御部120に出力する。
次いで拡散符号割り当て制御部120にて行われる各通信端末(ユーザ)に対する拡散符号割り当ての方法について図2のシーケンス図を参照して説明する。なお、ここでは説明を簡単にするため、拡散率=4とし、Q成分に用いる拡散符号の反転を1ビットおきに行うものとする。また、基地局100の通信相手が通信端末(ユーザ)Aおよび通信端末(ユーザ)Bの2ユーザであるものとし、通信端末Aは1コード多重、通信端末Bは2コード多重するものとする。また、上り下り共にFDD方式が適用され異なる周波数が利用されるものとする。
上記仮定のように、拡散率=4、Q成分に用いる拡散符号の反転を1個おきとすると、I成分およびQ成分に用いられる拡散符号の組み合わせは以下の4通りとなる。
(1)I成分(1,1,1,1)、Q成分(1,−1,1,−1)
(2)I成分(1,−1,1,−1)、Q成分(1,1,1,1)
(3)I成分(1,−1,−1,1)、Q成分(1,1,−1,−1)
(4)I成分(1,1,−1、−1)、Q成分(1,−1,−1,1)
(1)I成分(1,1,1,1)、Q成分(1,−1,1,−1)
(2)I成分(1,−1,1,−1)、Q成分(1,1,1,1)
(3)I成分(1,−1,−1,1)、Q成分(1,1,−1,−1)
(4)I成分(1,1,−1、−1)、Q成分(1,−1,−1,1)
上記(1)〜(4)において、(1)のI成分と(2)のQ成分、(2)のI成分と(1)のQ成分に用いられる拡散符号は同じなので、(1)の拡散符号セットと(2)の拡散符号セットとを同時に使用すると、伝送路における位相雑音によりコード間干渉が起こる可能性がある。また、(3)の拡散符号セットと(4)の拡散符号セットとについても同様に、コード間干渉が起こる可能性がある。
ステップST1001において、基地局100は通信端末Aに対して送信データを送信する。
ステップST1002において、基地局100は通信端末Bに対して送信データを送信する。
ステップST1003において通信端末Aは基地局100からの送信データの受信処理を行い、ステップST1004において受信処理後の信号を用いてSNRを測定する。
ステップST1005において通信端末Bは基地局100からの送信データの受信処理を行い、ステップST1006において受信処理後の信号を用いてSNRを測定する。
ステップST1007において、通信端末AはSNRの測定結果をSNR情報として基地局100に送信する。
ステップST1008において、通信端末BはSNRの測定結果をSNR情報として基地局100に送信する。
ステップST1009において、基地局100は通信端末Aおよび通信端末Bの各々から送信されたSNR情報に基づいて、通信端末Aおよび通信端末Bへの通信に利用される拡散符号の割り当て処理を行う。
具体的には、拡散符号割り当て制御部120は、通信端末Aおよび通信端末Bから送信されたSNR情報を入力し、両通信端末からのSNR情報を比較する。比較の結果、通信端末Aから送信されたSNR情報が通信端末Bから送信されたSNR情報以下の場合には、まず通信端末Aに対して拡散符号を割り当てる。通信端末Aとの間の通信においては、1コードすなわち1つの拡散符号セットを用いて通信を行うので、ここでは上記(1)の拡散符号セットを割り当てるものとする。そして次に通信端末Bに対する拡散符号の割り当てを行うが、上述の通り(1)の拡散符号セットと(2)の拡散符号セットとは符号間干渉が起こる可能性があるため、通信端末Bに対しては(3)および(4)の拡散符号セットを割り当てる。こうすることにより、通信端末Aは通信端末Bに比べてSNR値が低いことから、雑音レベルが高く位相雑音の影響も高いと考えられるので、優先的に干渉が起こりにくい符号を割り当てることにより、その符号を使用して位相雑音を抑圧することができる。また、通信端末BはSNR値が高いので、干渉の起こりやすい符号を割り当てても通信端末Aほど位相雑音の影響を受けないと推測される。よって、SNRを考慮しない場合に比べると、システム全体の伝送効率が上がる可能性が高くなる。
一方、比較の結果、通信端末Aから送信されたSNR情報が通信端末Bから送信されたSNR情報より大きい場合には、まず通信端末Bに対して拡散符号を割り当てる。通信端末Bとの間の通信においては、2コードすなわち2つの拡散符号セットを用いて通信を行うので、ここでは上記(1)および(3)の拡散符号セット、すなわち符号間干渉が起こり難い拡散符号セットを割り当てるものとする。次に通信端末Aに対して拡散符号セットを割り当てることとなるが、通信端末Aに対して割り当てる拡散符号セットとして残されているのは(2)および(4)である。これらの拡散符号セットは通信端末Bに割り当てた(1)又は(3)の拡散符号セットと符号間干渉を起こす可能性のあるものであり、この場合には通信端末Aおよび通信端末Bのいずれも符号間干渉の影響を受ける可能性が残ってしまう。
しかしながら、上述の通り通信端末Aから送信されたSNR情報が通信端末Bから送信されたSNR情報以下の場合にはシステム全体の伝送効率が上がる可能性が高くなるため、全く無秩序に通信端末に対する拡散符号を割り当てる場合に比べてSNR情報に基づいて拡散符号を割り当てることで伝送効率を向上することができる。
次に基地局100は、拡散符号割り当て制御部120の拡散符号割り当て処理にて通信端末Aに割り当てられた拡散符号セット(ここでは、(1)の拡散符号セット)を用いて拡散部115(例えば、拡散部115−N)が拡散した送信データを通信端末Aに送信するともに、上記拡散符号の割り当てに関する拡散符号情報を通信端末Aに送信する(ステップST1010)。
また基地局100は、拡散符号割り当て制御部120の拡散符号割り当て処理にて通信端末Bに割り当てられた拡散符号セット(ここでは、(3)および(4)の拡散符号セット)を用いて拡散部115(例えば、拡散部115−1および拡散部115−2)が拡散した送信データを通信端末Bに送信するともに、上記拡散符号の割り当てに関する拡散符号情報を通信端末Bに送信する(ステップST1011)。
通信端末Aは、基地局100からの送信データおよび拡散符号情報を受信し、当該拡散符号情報に対応する拡散符号により基地局100からの送信データを逆拡散することにより受信処理を行う(ステップST1012)。
そして通信端末Aは、ステップST1012における受信処理後の信号に基づきSNRの測定を行う(ステップST1013)。
通信端末Bは、基地局100からの送信データおよび拡散符号情報を受信し、当該拡散符号情報に対応する拡散符号により基地局100からの送信データを逆拡散することにより受信処理を行う(ステップST1014)。
そして通信端末Bは、ステップST1014における受信処理後の信号に基づきSNRの測定を行う(ステップST1015)。
このように実施の形態1によれば、複数の端末とCDMA通信を行う基地局100に、各端末に送信する送信信号のI成分およびQ成分のそれぞれを、一方の拡散符号と他方の拡散符号とが半数のビットにおいて反転しており互いに直交する拡散符号セットを用いて拡散された状態で送信するデータチャネル変調部105と、前記送信信号に関する前記端末からのSNR情報に基づいて、各端末との通信に前記拡散符号セットを割り当てる拡散符号割り当て制御部120とを設けた。
こうすることにより、全く無秩序に通信端末に対する拡散符号を割り当てる場合に比べてSNR情報に基づいて拡散符号を割り当てることで、拡散符号間の干渉が発生する可能性を低減することができるので、システムにおける伝送効率を向上することができる。
さらに拡散符号割り当て制御部120は、前記SNRが最小の端末に拡散符号セットを最初に割り当て、その後他の端末に前記SNRが最小の端末に割り当てられた前記拡散符号セットにより拡散された送信信号と干渉を起こさない他の拡散符号セットが残っているときには前記他の拡散符号セットを割り当てる。
こうすることにより、拡散符号間の干渉が発生する可能性を低減することができるので、システムにおける伝送効率を向上することができる。
(実施の形態2)
実施の形態1においては、基地局の通信相手である通信端末から送信されてきたSNR情報に基づいて通信端末との通信に適用する拡散符号セットの割り当てを行った。これに対して、実施の形態2においては、通信相手である通信端末からの再送要求回数に応じて当該通信端末との通信に適用する拡散符号セットの割り当てを行う。
実施の形態1においては、基地局の通信相手である通信端末から送信されてきたSNR情報に基づいて通信端末との通信に適用する拡散符号セットの割り当てを行った。これに対して、実施の形態2においては、通信相手である通信端末からの再送要求回数に応じて当該通信端末との通信に適用する拡散符号セットの割り当てを行う。
まず、本実施の形態の基地局の通信相手である通信端末は、基地局から送信された信号に誤りがあり受信に失敗したときには、受信信号の送信元である基地局に対して再送要求を送信する。
図3に示すように実施の形態2の基地局200は、制御情報取得部210と、拡散符号割り当て制御部220とを有する。
制御情報取得部210は、復調後の信号から制御情報を抽出する。本実施の形態において、この制御情報は、自装置の通信相手である各通信端末(ユーザ)から送信される再送要求である。そして、制御情報取得部210−1〜Nは対応する各通信端末から送信された再送要求を取得して拡散符号割り当て制御部220に出力する。
拡散符号割り当て制御部220は、自装置の通信相手である各通信端末(ユーザ)から送信される再送要求を受け取るとその回数をカウントし、カウントしている再送要求回数に基づいて、各通信端末(ユーザ)に対するデータチャネル変調部105の割り当て、および各データチャネル変調部105にて利用する拡散符号の割り当てを行う。そして、通信端末(ユーザ)に対するデータチャネル変調部105の割り当ての結果をデータチャネル変調部識別情報として当該通信端末(ユーザ)に対応するS/P変換部101に対して出力するとともに、当該データチャネル変調部識別情報に対応するデータチャネル変調部105に対して拡散符号の割り当ての結果を拡散符号情報として出力する。
次いで拡散符号割り当て制御部220にて行われる各通信端末(ユーザ)に対する拡散符号割り当ての方法について図4のシーケンス図を参照して説明する。なお、ここでは説明を簡単にするため、拡散率=4とし、Q成分に用いる拡散符号の反転を1ビットおきに行うものとする。また、基地局200の通信相手が通信端末(ユーザ)Aおよび通信端末(ユーザ)Bの2ユーザであるものとし、通信端末Aは1コード多重、通信端末Bは2コード多重するものとする。
ステップST2001において、基地局200は通信端末Aに対して送信データを送信する。
ステップST2002において、基地局200は通信端末Bに対して送信データを送信する。
ステップST2003において通信端末Aは基地局200からの送信データの受信処理を行い、受信処理後のデータについて誤り判定を行う。そして、誤り判定の結果、受信処理後のデータについて誤りがある場合には、通信端末Aは基地局200に対して再送要求を送信する(ステップST2004)。
ステップST2005において通信端末Bは基地局200からの送信データの受信処理を行い、受信処理後のデータについて誤り判定を行う。そして、誤り判定の結果、受信処理後のデータについて誤りがある場合には、通信端末Bは基地局200に対して再送要求を送信する(ステップST2006)。
ステップST2007において、基地局200は通信端末Aおよび通信端末Bの各々から送信された再送要求の回数に基づいて、通信端末Aおよび通信端末Bへの通信に利用される拡散符号の割り当て処理を行う。
具体的には、拡散符号割り当て制御部220は、通信端末Aおよび通信端末Bから送信された再送要求を受け取り、両通信端末の各々について再送要求の回数をカウントして比較する。比較の結果、通信端末Aからの再送要求回数が通信端末Bからの再送要求回数以上の場合には、まず通信端末Aに対して拡散符号を割り当てる。通信端末Aとの間の通信においては、1コードすなわち1つの拡散符号セットを用いて通信を行うので、ここでは上記(1)の拡散符号セットを割り当てるものとする。そして次に通信端末Bに対する拡散符号の割り当てを行うが、上述の通り(1)の拡散符号セットと(2)の拡散符号セットとは符号間干渉が起こる可能性があるため、通信端末Bに対しては(3)および(4)の拡散符号セットを割り当てる。
こうすることにより、通信端末Aの再送要求回数は通信端末Bの再送要求回数以上であるので通信端末Aと基地局200との間の通信環境が悪いと推測されるため、再送回数の多い通信端末Aに対して優先的に干渉が起こりにくい符号を割り当てることにより、通信端末A、通信端末Bおよび基地局200から構成されるシステム全体における再送回数を低減できるため、上記システム全体の伝送効率を向上することができる。
一方、比較の結果、通信端末Aからの再送要求回数が通信端末Bからの再送要求回数未満の場合には、まず通信端末Bに対して拡散符号を割り当てる。通信端末Bとの間の通信においては、2コードすなわち2つの拡散符号セットを用いて通信を行うので、ここでは上記(1)および(3)の拡散符号セット、すなわち符号間干渉が起こり難い拡散符号セットを割り当てるものとする。次に通信端末Aに対して拡散符号セットを割り当てることとなるが、通信端末Aに対して割り当てる拡散符号セットとして残されているのは(2)および(4)である。これらの拡散符号セットは通信端末Bに割り当てた(1)又は(3)の拡散符号セットと符号間干渉を起こす可能性のあるものであり、この場合には通信端末Aおよび通信端末Bのいずれも符号間干渉の影響を受ける可能性が残ってしまう。
しかしながら、上述の通り通信端末Aからの再送要求回数が通信端末Bからの再送要求回数以上の場合にはシステム全体の伝送効率が上がる可能性が高くなるため、全く無秩序に通信端末に対する拡散符号を割り当てる場合に比べて再送要求回数に基づいて拡散符号を割り当てることで伝送効率を向上することができる。
次に基地局200は、拡散符号割り当て制御部220の拡散符号割り当て処理にて通信端末Aに割り当てられた拡散符号セット(ここでは、(1)の拡散符号セット)を用いて拡散部115(例えば、拡散部115−N)が拡散した送信データを通信端末Aに送信するとともに、上記拡散符号の割り当てに関する拡散符号情報を通信端末Aに送信する(ステップST2008)。
また基地局200は、拡散符号割り当て制御部220の拡散符号割り当て処理にて通信端末Bに割り当てられた拡散符号セット(ここでは、(3)および(4)の拡散符号セット)を用いて拡散部115(例えば、拡散部115−1および拡散部115−2)が拡散した送信データを通信端末Bに送信するともに、上記拡散符号の割り当てに関する拡散符号情報を通信端末Bに送信する(ステップST2009)。
通信端末Aは、基地局200からの送信データおよび拡散符号情報を受信し、当該拡散符号情報に対応する拡散符号により基地局200からの送信データを逆拡散することにより受信処理を行う(ステップST2010)。
通信端末Bは、基地局200からの送信データおよび拡散符号情報を受信し、当該拡散符号情報に対応する拡散符号により基地局200からの送信データを逆拡散することにより受信処理を行う(ステップST2011)。
なお、上記説明においては、再送回数が多い通信端末に干渉のない拡散符号を優先的に割り当てたが、予め設定していた回数よりも再送回数の多い通信端末に優先的に干渉のない拡散符号を優先的に割り当ててもよい。
このように実施の形態2によれば、複数の端末とCDMA通信を行う基地局200に、各端末に送信する送信信号のI成分およびQ成分のそれぞれを、一方の拡散符号と他方の拡散符号とが半数のビットにおいて反転しており互いに直交する拡散符号セットを用いて拡散された状態で送信するデータチャネル変調部105と、前記送信信号に関する前記端末からの再送要求の回数に基づいて、各端末との通信に前記拡散符号セットを割り当てる拡散符号割り当て制御部220と、を具備する構成を採る。
こうすることにより、全く無秩序に通信端末に対する拡散符号を割り当てる場合に比べて再送要求回数に基づいて拡散符号を割り当てることで、拡散符号間の干渉が発生する可能性を低減することができるので、システムにおける伝送効率を向上することができる。
さらに拡散符号割り当て制御部220は、前記再送要求回数が最大の端末に拡散符号セットを最初に割り当て、その後他の端末に前記再送要求回数が最大の端末に割り当てられた拡散符号セットにより拡散された送信信号と干渉を起こさない他の拡散符号セットが残っているときには前記他の拡散符号セットを割り当てる。
こうすることにより、拡散符号間の干渉が発生する可能性を低減することができるので、システムにおける伝送効率を向上することができる。
(実施の形態3)
実施の形態1および実施の形態2においては、基地局の通信相手である各通信端末のマッピング方法およびコーディングレートについて考慮していなかった。これに対して本実施の形態は通信端末のマッピング方法およびコーディングレートの方式などを基準とする雑音に対する耐性に基づいて通信端末との通信に適用する拡散符号セットの割り当てを行う。
実施の形態1および実施の形態2においては、基地局の通信相手である各通信端末のマッピング方法およびコーディングレートについて考慮していなかった。これに対して本実施の形態は通信端末のマッピング方法およびコーディングレートの方式などを基準とする雑音に対する耐性に基づいて通信端末との通信に適用する拡散符号セットの割り当てを行う。
図5に示すように実施の形態3の基地局300は、拡散符号割り当て制御部310を有する。
拡散符号割り当て制御部310は、自装置の通信相手である各通信端末(ユーザ)のサービス内容などにより上位局から通知される「通信方式情報」を受け取ると、その「通信方式情報」に基づいて、各通信端末(ユーザ)に対するデータチャネル変調部105の割り当て、および各データチャネル変調部105にて利用する拡散符号の割り当てを行う。なお、本実施の形態において、この「通信方式情報」は、通信相手である各通信端末の雑音耐性の基準となるマッピング方法およびコーディングレートなどである。
拡散符号割り当て制御部310は、具体的には、「通信方式情報」が示す通信方式の雑音耐性を比較し、この比較結果に基づいて拡散符号の割り当てを行う。そして、通信端末(ユーザ)に対するデータチャネル変調部105の割り当ての結果をデータチャネル変調部識別情報として当該通信端末(ユーザ)に対応するS/P変換部101に対して出力するとともに、当該データチャネル変調部識別情報に対応するデータチャネル変調部105に対して拡散符号の割り当ての結果を拡散符号情報として出力する。
拡散符号割り当て制御部310にて行われる各通信端末(ユーザ)に対する拡散符号割り当ての方法について詳述する。なお、ここでは説明を簡単にするため、拡散率=4とし、Q成分に用いる拡散符号の反転を1ビットおきに行うものとする。また、基地局300の通信相手が通信端末(ユーザ)1および通信端末(ユーザ)Nの2ユーザであるものとし、通信端末1は1コード多重、通信端末Nは2コード多重するものとする。さらに、通信端末1にはマッピング方式として16QAM、コーディングレートとして3/4を適用し、通信端末Nにはマッピング方式としてQPSK、コーディングレートとして1/2を適用するものとする。
拡散符号割り当て制御部310は、上位局から通知された通信方式情報を受け取り、両通信端末に適用する通信方式情報が示す通信方式の雑音耐性を比較する。比較の結果、通信端末1に適用する通信方式情報が示す通信方式が通信端末Nに適用する通信方式情報が示す通信方式よりも雑音耐性が同等若しくは弱い場合には、まず通信端末1に対して拡散符号を割り当てる。通信端末1との間の通信においては、1コードすなわち1つの拡散符号セットを用いて通信を行うので、ここでは上記(1)の拡散符号セットを割り当てるものとする。そして次に通信端末Nに対する拡散符号の割り当てを行うが、上述の通り(1)の拡散符号セットと(2)の拡散符号セットとは符号間干渉が起こる可能性があるため、通信端末Nに対しては(3)および(4)の拡散符号セットを割り当てる。なお、上記前提すなわち通信端末1にはマッピング方式として16QAM、コーディングレートとして3/4を適用し、通信端末Nにはマッピング方式としてQPSK、コーディングレートとして1/2を適用することを前提とすると、通信端末1の通信方式の方が通信端末Nの通信方式より雑音耐性が弱いので、通信端末1にまず拡散符号を割り当てることとなる。
こうすることにより、通信端末1の通信方式は通信端末Nの通信方式の雑音耐性より弱いので、通信端末1に対して優先的に干渉が起こりにくい符号を割り当てることにより、システム全体の伝送効率を向上することができる。
一方、比較の結果、通信端末1に適応するの通信方式情報が示す通信方式が通信端末Nに適応する通信方式情報が示す通信方式よりも雑音耐性が強い場合には、まず通信端末Nに対して拡散符号を割り当てる。通信端末Nとの間の通信においては、2コードすなわち2つの拡散符号セットを用いて通信を行うので、ここでは上記(1)および(3)の拡散符号セット、すなわち符号間干渉が起こり難い拡散符号セットを割り当てるものとする。次に通信端末1に対して拡散符号セットを割り当てることとなるが、通信端末1に対して割り当てる拡散符号セットとして残されているのは(2)および(4)である。これらの拡散符号セットは通信端末Nに割り当てた(1)又は(3)の拡散符号セットと符号間干渉を起こす可能性のあるものであり、この場合には通信端末1および通信端末Nのいずれも符号間干渉の影響を受ける可能性が残ってしまう。
しかしながら、上述の通り通信端末1に適応する通信方式情報が示す通信方式が通信端末Nに適応する通信方式情報が示す通信方式よりも雑音耐性が同等若しくは弱い場合にはシステム全体の伝送効率が上がる可能性が高くなるため、全く無秩序に通信端末に対する拡散符号を割り当てる場合に比べて通信端末ごとの通信方式の雑音耐性に基づいて拡散符号を割り当てることで伝送効率を向上することができる。
なお、上記説明においては、マッピング方式などの通信方式が予め通知され固定的である場合について説明したが、これに限定されるものではなく、適応変調等を用いるシステムでは、適応的に変調方式が変更になるので、各通信端末との間の変調方式等の通信方式が変更されるごとに、若しくは所定の時間間隔ごとに、雑音耐性の弱い通信方式を採用する通信端末(ユーザ)に対して適応的に干渉のない拡散符号を優先的に割り当てるようにしてもよい。
このように実施の形態3によれば、複数の端末とCDMA通信を行う基地局300に、各端末に送信する送信信号のI成分およびQ成分のそれぞれを、一方の拡散符号と他方の拡散符号とが半数のビットにおいて反転しており互いに直交する拡散符号セットを用いて拡散された状態で送信するデータチャネル変調部105と、前記端末との間の通信方式情報に基づいて、各端末との通信に前記拡散符号セットを割り当てる拡散符号割り当て制御部310とを設けた。
こうすることにより、全く無秩序に通信端末に対する拡散符号を割り当てる場合に比べて通信端末ごとの通信方式の雑音耐性に基づいて拡散符号を割り当てることで、拡散符号間の干渉が発生する可能性を低減することができるので、システムにおける伝送効率を向上することができる。
拡散符号割り当て制御部310は、通信方式情報が示す通信方式の雑音耐性が最も弱い端末に拡散符号セットを最初に割り当て、その後他の端末に前記通信方式情報が示す通信方式の雑音耐性が最も弱い端末に割り当てられた拡散符号セットにより拡散された送信信号と干渉を起こさない他の拡散符号セットが残っているときには前記他の拡散符号セットを割り当てる。
こうすることにより、拡散符号間の干渉が発生する可能性を低減することができるので、システムにおける伝送効率を向上することができる。
(実施の形態4)
実施の形態1においては、基地局の通信相手である通信端末から送信されてきたSNR情報に基づいて通信端末との通信に適用する拡散符号セットの割り当てを行った。これに対して、実施の形態4においては、通信相手である通信端末との通信に要求される品質情報、すなわちQoS情報に基づいて当該通信端末との通信に適用する拡散符号セットの割り当てを行う。
実施の形態1においては、基地局の通信相手である通信端末から送信されてきたSNR情報に基づいて通信端末との通信に適用する拡散符号セットの割り当てを行った。これに対して、実施の形態4においては、通信相手である通信端末との通信に要求される品質情報、すなわちQoS情報に基づいて当該通信端末との通信に適用する拡散符号セットの割り当てを行う。
図6に示すように実施の形態4の基地局400は、拡散符号割り当て制御部410を有する。
拡散符号割り当て制御部410は、自装置の通信相手である各通信端末(ユーザ)に送信する送信データに要求される、上位局より通知されるQoS情報に基づいて、各通信端末(ユーザ)に対するデータチャネル変調部105の割り当て、および各データチャネル変調部105にて利用する拡散符号の割り当てを行う。そして、通信端末(ユーザ)に対するデータチャネル変調部105の割り当ての結果をデータチャネル変調部識別情報として当該通信端末(ユーザ)に対応するS/P変換部101に対して出力するとともに、当該データチャネル変調部識別情報に対応するデータチャネル変調部105に対して拡散符号の割り当ての結果を拡散符号情報として出力する。
次いで拡散符号割り当て制御部410にて行われる各通信端末(ユーザ)に対する拡散符号割り当ての方法について説明する。なお、ここでは説明を簡単にするため、拡散率=4とし、Q成分に用いる拡散符号の反転を1ビットおきに行うものとする。また、基地局400の通信相手が通信端末(ユーザ)1および通信端末(ユーザ)Nの2ユーザであるものとし、通信端末1は1コード多重、通信端末Nは2コード多重するものとする。
拡散符号割り当て制御部410は、通信端末1および通信端末Nに対する送信データに要求される品質情報である、上位局から通知されたQoS情報を入力し、QoS情報が示す要求品質の高低を比較する。比較の結果、通信端末1に関するQoS情報が通信端末Nに関するQoS情報よりも優先度が高い若しくは同等である場合、すなわち高い品質が要求されていること若しくは同等であることを示す場合には、まず通信端末1に対して拡散符号を割り当てる。通信端末1との間の通信においては、1コードすなわち1つの拡散符号セットを用いて通信を行うので、ここでは上記(1)の拡散符号セットを割り当てるものとする。そして次に通信端末Nに対する拡散符号の割り当てを行うが、上述の通り(1)の拡散符号セットと(2)の拡散符号セットとは符号間干渉が起こる可能性があるため、通信端末Nに対しては(3)および(4)の拡散符号セットを割り当てる。
こうすることにより、高い品質が要求される通信端末1との通信に対して優先的に干渉が起こりにくい符号を割り当てることにより、システム全体の伝送効率を向上することができる。
一方、比較の結果、通信端末1に関するQoS情報が通信端末Nに関するQoS情報よりも優先度が低い場合には、まず通信端末Bに対して拡散符号を割り当てる。通信端末Nとの間の通信においては、2コードすなわち2つの拡散符号セットを用いて通信を行うので、ここでは上記(1)および(3)の拡散符号セット、すなわち符号間干渉が起こり難い拡散符号セットを割り当てるものとする。次に通信端末1に対して拡散符号セットを割り当てることとなるが、通信端末Nに対して割り当てる拡散符号セットとして残されているのは(2)および(4)である。これらの拡散符号セットは通信端末Nに割り当てた(1)又は(3)の拡散符号セットと符号間干渉を起こす可能性のあるものであり、この場合には通信端末1および通信端末Nのいずれも符号間干渉の影響を受ける可能性が残ってしまう。
しかしながら、比較の結果、通信端末1に関するQoS情報が通信端末Nに関するQoS情報よりも優先度が高い若しくは同等である場合、すなわち高い品質が要求されていること若しくは同等であることを示す場合には、システム全体の伝送効率が上がる可能性が高くなるため、全く無秩序に通信端末に対する拡散符号を割り当てる場合に比べてQoS情報に基づいて拡散符号を割り当てることで伝送効率を向上することができる。
このように実施の形態4によれば、複数の端末とCDMA通信を行う基地局400に、各端末に送信する送信信号のI成分およびQ成分のそれぞれを、一方の拡散符号と他方の拡散符号とが半数のビットにおいて反転しており互いに直交する拡散符号セットを用いて拡散された状態で送信するデータチャネル変調部105と、前記送信信号に関するQoS情報に基づいて、各端末との通信に前記拡散符号セットを割り当てる拡散符号割り当て制御部410とを設けた。
こうすることにより、全く無秩序に通信端末に対する拡散符号を割り当てる場合に比べてQoS情報に基づいて拡散符号を割り当てることで、拡散符号間の干渉が発生する可能性を低減することができるので、システムにおける伝送効率を向上することができる。
拡散符号割り当て制御部410は、前記QoS情報が示す要求品質が最も高い送信信号を受信する端末に拡散符号セットを最初に割り当て、その後他の端末に前記QoS情報が示す要求品質が最も高い送信信号を受信する端末に割り当てられた拡散符号セットにより拡散された送信信号と干渉を起こさない他の拡散符号セットが残っているときには前記他の拡散符号セットを割り当てる。
こうすることにより、拡散符号間の干渉が発生する可能性を低減することができるので、システムにおける伝送効率を向上することができる。
(実施の形態5)
実施の形態1においては、基地局の通信相手である通信端末から送信されてきたSNR情報に基づいて通信端末との通信に適用する拡散符号セットの割り当てを行った。これに対して、実施の形態5においては、基地局の通信相手である通信端末から送信されてきた位相雑音情報に基づいて通信端末との通信に適用する拡散符号セットの割り当てを行うが、その位相雑音情報が所定レベル以下である場合にはその位相雑音情報を送信してきた通信端末装置に対しては拡散符号セットのうちのいずれか1つの拡散符号を利用する。すなわち、この場合位相雑音情報が所定レベル以下の通信端末に対して送信するI成分およびQ成分には共通の拡散符号が利用される。なお、位相雑音情報とは、各通信端末内に存在する位相雑音に関する情報であり、通信端末ごとに定まるものである。そして、通信端末の出荷時にメーカが測定したものを通信端末に記憶させているものとする。
実施の形態1においては、基地局の通信相手である通信端末から送信されてきたSNR情報に基づいて通信端末との通信に適用する拡散符号セットの割り当てを行った。これに対して、実施の形態5においては、基地局の通信相手である通信端末から送信されてきた位相雑音情報に基づいて通信端末との通信に適用する拡散符号セットの割り当てを行うが、その位相雑音情報が所定レベル以下である場合にはその位相雑音情報を送信してきた通信端末装置に対しては拡散符号セットのうちのいずれか1つの拡散符号を利用する。すなわち、この場合位相雑音情報が所定レベル以下の通信端末に対して送信するI成分およびQ成分には共通の拡散符号が利用される。なお、位相雑音情報とは、各通信端末内に存在する位相雑音に関する情報であり、通信端末ごとに定まるものである。そして、通信端末の出荷時にメーカが測定したものを通信端末に記憶させているものとする。
図7に示すように実施の形態5の基地局500は、拡散符号割り当て制御部510と、データチャネル変調部520とを有する。このデータチャネル変調部520は、拡散部525を有する。
拡散符号割り当て制御部510は、自装置の通信相手である各通信端末(ユーザ)から送信される位相雑音情報を受け取ると、その位相雑音情報に基づいて、各通信端末(ユーザ)に対するデータチャネル変調部520の割り当て、および各データチャネル変調部520にて利用する拡散符号の割り当てを行う。
そして、拡散符号割り当て制御部510は、各通信端末から送信された位相雑音情報が所定レベルより大きいか以下であるかを判定する。判定の結果、位相雑音情報が所定レベル以下である場合には、その位相雑音情報を送信してきた通信端末に割り当てたデータチャネル変調部520に対して位相雑音情報が所定のレベル以下である旨の位相雑音レベル情報を出力する。
データチャネル変調部520においては、拡散部525は、拡散符号情報および位相雑音レベル情報を受け取ると、拡散符号情報が示す拡散符号セットのうちいずれか1つの拡散符号を利用してI成分およびQ成分のそれぞれを拡散する。例えば、拡散符号情報の示す拡散符号セットが上記(1)であり、かつ位相雑音レベル情報を受け取った場合には、拡散部525は、(1,1,1,1)又は(1,−1,1,−1)をI成分およびQ成分のいずれにも利用する。本実施の形態においては、上記拡散符号セットのうちI成分として予め規定されている拡散符号(例えば、拡散符号セット(1)においては、拡散符号(1,1,1,1))を利用するものとする。
次いで拡散符号割り当て制御部510にて行われる各通信端末(ユーザ)に対する拡散符号割り当ての方法について図8のシーケンス図を参照して説明する。なお、ここでは説明を簡単にするため、拡散率=4とし、Q成分に用いる拡散符号の反転を1ビットおきに行うものとする。また、基地局500の通信相手が通信端末(ユーザ)Aおよび通信端末(ユーザ)Bの2ユーザであるものとし、通信端末Aは1コード多重、通信端末Bは2コード多重するものとする。
ステップST3001において、通信端末Aと基地局500とは通信を行っている。このとき通信端末Aは、基地局500との間で通信を開始するときに通信端末Aから基地局500に位相雑音情報を送信している。
ステップST3002において、通信端末Bが基地局500と通信を開始する際に自装置の位相雑音情報を基地局500に送信する。
ステップST3003において、基地局500は、通信端末Aおよび通信端末Bの各々から送信された位相雑音情報に基づいて、通信端末Aおよび通信端末Bへの通信に利用される拡散符号の割り当て処理を行う。
具体的には、拡散符号割り当て制御部510は、通信端末Aおよび通信端末Bから送信された位相雑音情報を受け取り、両通信端末から送信された位相雑音情報を比較する。比較の結果、通信端末Aからの位相雑音情報が通信端末Bからの位相雑音情報以上である場合には、まず通信端末Aに対して拡散符号を割り当てる。通信端末Aとの間の通信においては、1コードすなわち1つの拡散符号セットを用いて通信を行うので、ここでは上記(1)の拡散符号セットを割り当てるものとする。そして次に通信端末Bに対する拡散符号の割り当てを行うが、上述の通り(1)の拡散符号セットと(2)の拡散符号セットとは符号間干渉が起こる可能性があるため、通信端末Bに対しては(3)および(4)の拡散符号セットを割り当てる。
比較の結果、通信端末Aからの位相雑音情報が通信端末Bからの位相雑音情報未満である場合には、まず通信端末Bに対して拡散符号を割り当てる。通信端末Bとの間の通信においては、2コードすなわち2つの拡散符号セットを用いて通信を行うので、ここでは上記(1)および(3)の拡散符号セット、すなわち符号間干渉が起こり難い拡散符号セットを割り当てるものとする。次に通信端末Aに対して拡散符号セットを割り当てることとなるが、通信端末Aに対して割り当てる拡散符号セットとして残されているのは(2)および(4)である。これらの拡散符号セットは通信端末Bに割り当てた(1)又は(3)の拡散符号セットと符号間干渉を起こす可能性のあるものであり、この場合には通信端末Aおよび通信端末Bのいずれも符号間干渉の影響を受ける可能性が残ってしまう。
ステップST3004において、通信端末Aおよび通信端末Bから送信されてきた位相雑音情報が所定のレベルより大きいか以下であるか判定する。そして、位相雑音情報が所定レベル以下である場合には、上述のとおり位相雑音レベル情報を対応するデータチャネル変調部520に対して出力する。そして、拡散部525は、位相雑音レベル情報を入力すると、上述のとおり拡散符号情報が示す拡散符号セットのうちいずれか1つの拡散符号を利用してI成分およびQ成分のそれぞれを拡散する。ここで、特にステップST3004において通信端末Aからの位相雑音情報が通信端末Bからの位相雑音情報未満である場合には、ただ拡散符号セットを割り当てただけではI成分およびQ成分共に符号間干渉の影響を受ける可能性が高い。しかしながら、位相雑音情報が所定レベル以下の通信端末に対して送信するI成分およびQ成分には共通の拡散符号を利用することにより、I成分又はQ成分における符号間干渉の影響を受ける可能性を低減することができるため、システムの伝送効率を向上することができる。
通信端末Aからの位相雑音情報は所定レベルより大きく、通信端末Bからの位相雑音情報は所定レベル以下であるとすると、ステップST3005において基地局500は、通信端末Aに対しては割り当てられた拡散符号セットのうちいずれか1つ(ここでは(1)の拡散符号セットの拡散符号(1,1,1,1))を用いて拡散部525が拡散した送信データを通信端末Aに送信するとともに、上記拡散符号の割り当てに関する拡散符号情報を通信端末Aに送信する。
また基地局500は、拡散符号割り当て制御部510の拡散符号割り当て処理にて通信端末Bに割り当てられた拡散符号セット(ここでは、(3)および(4)の拡散符号セットのうち拡散符号(1,−1,−1,1)および拡散符号(1,1,−1、−1))を用いて拡散部525が拡散した送信データを通信端末Bに送信するともに、上記拡散符号の割り当てに関する拡散符号情報および位相雑音レベル情報を通信端末Bに送信する(ステップST3006)。
通信端末Aは、基地局500からの送信データおよび拡散符号情報を受信し、当該拡散符号情報に対応する拡散符号により基地局500からの送信データを逆拡散することにより受信処理を行う(ステップST3007)。
通信端末Bは、基地局500からの送信データ、拡散符号情報および位相雑音レベル情報を受信し、当該拡散符号情報および位相雑音レベル情報に対応する拡散符号セットのうちの1つの拡散符号により基地局500からの送信データを逆拡散することにより受信処理を行う(ステップST3008)。
このように実施の形態5によれば、複数の端末とCDMA通信を行う基地局500に、各端末に送信する送信信号のI成分およびQ成分のそれぞれを、一方の拡散符号と他方の拡散符号とが半数のビットにおいて反転しており互いに直交する拡散符号セットを用いて拡散された状態で送信するデータチャネル変調部520と、前記端末内の位相雑音情報に基づいて、各端末との通信に前記拡散符号セットを割り当てる拡散符号割り当て制御部510とを設けた。
こうすることにより、全く無秩序に通信端末に対する拡散符号を割り当てる場合に比べて端末内の位相雑音情報に基づいて拡散符号を割り当てることで、拡散符号間の干渉が発生する可能性を低減することができるので、システムにおける伝送効率を向上することができる。
さらに拡散符号割り当て制御部510は、前記端末内の位相雑音情報が最大の端末に拡散符号セットを最初に割り当て、その後他の端末に前記端末内の位相雑音情報が最大の端末に割り当てた拡散符号セットにより拡散された送信信号と干渉を起こさない他の拡散符号セットが残っているときには前記他の拡散符号セットを割り当てる。
拡散符号間の干渉が発生する可能性を低減することができるので、システムにおける伝送効率を向上することができる。
さらに拡散符号割り当て制御部510は、前記位相雑音情報が示す位相雑音が所定レベル以下である場合には、データチャネル変調部520が前記拡散符号セットのうちいずれか1つの拡散符号により拡散された状態の送信信号を送信するように制御する。
こうすることにより、位相雑音情報が所定レベル以下の通信端末に対して送信するI成分およびQ成分には共通の拡散符号を利用することにより、I成分又はQ成分における符号間干渉の影響を受ける可能性を低減することができるため、システムの伝送効率を向上することができる。
(実施の形態6)
実施の形態1においては、基地局から送信された信号を用いて各通信端末において測定されたSNR情報に基づき拡散符号の割り当てを行った。これに対して、実施の形態6においては、通信端末から送信された信号を用いて基地局が測定したSNR情報に基づいて通信端末に対する拡散符号の割り当てを行う。また、本実施の形態ではTDD方式が適応されるシステムを想定しているため、上りと下りの周波数が同一なので、基地局で測定した上りSNR情報を下り送信時の拡散コード割り当ての判断材料に用いることができる。
実施の形態1においては、基地局から送信された信号を用いて各通信端末において測定されたSNR情報に基づき拡散符号の割り当てを行った。これに対して、実施の形態6においては、通信端末から送信された信号を用いて基地局が測定したSNR情報に基づいて通信端末に対する拡散符号の割り当てを行う。また、本実施の形態ではTDD方式が適応されるシステムを想定しているため、上りと下りの周波数が同一なので、基地局で測定した上りSNR情報を下り送信時の拡散コード割り当ての判断材料に用いることができる。
図9に示すように実施の形態6の基地局600は、SNR算出部610と、拡散符号割り当て制御部620とを有する。
SNR算出部610は、各受信処理部170の逆拡散部175にて逆拡散された後の信号を入力し、各受信処理部170に対応する通信端末ごとにSNRを算出し、拡散符号割り当て制御部620に出力する。
拡散符号割り当て制御部620は、SNR算出部610にて算出された各通信端末に関するSNR情報に基づいて、各通信端末(ユーザ)に対するデータチャネル変調部105の割り当て、および各データチャネル変調部105にて利用する拡散符号の割り当てを行う。そして、通信端末(ユーザ)に対するデータチャネル変調部105の割り当ての結果をデータチャネル変調部識別情報として当該通信端末(ユーザ)に対応するS/P変換部101に対して出力するとともに、当該データチャネル変調部識別情報に対応するデータチャネル変調部105に対して拡散符号の割り当ての結果を拡散符号情報として出力する。
このように実施の形態6によれば、複数の端末とCDMA通信を行う基地局600に、各端末に送信する送信信号のI成分およびQ成分のそれぞれを、一方の拡散符号と他方の拡散符号とが半数のビットにおいて反転しており互いに直交する拡散符号セットを用いて拡散された状態で送信するデータチャネル変調部105と、前記端末からの信号を用いてSNRを算出するSNR算出部610と、前記SNR情報に基づいて各端末との通信に前記拡散符号セットを割り当てる拡散符号割り当て制御部620とを設けた。
こうすることにより、全く無秩序に通信端末に対する拡散符号を割り当てる場合に比べてSNR情報に基づいて拡散符号を割り当てることで、拡散符号間の干渉が発生する可能性を低減することができるので、システムにおける伝送効率を向上することができる。
(他の実施の形態)
(1)実施の形態1乃至実施の形態6においては、すべての通信端末(ユーザ)との通信に対して同じ拡散率を適用する場合について説明を行ったが、これに限定するものではなく、互いに直交性が保たれる拡散符号であれば通信端末(ユーザ)ごとに拡散率が異なってもよい。
(1)実施の形態1乃至実施の形態6においては、すべての通信端末(ユーザ)との通信に対して同じ拡散率を適用する場合について説明を行ったが、これに限定するものではなく、互いに直交性が保たれる拡散符号であれば通信端末(ユーザ)ごとに拡散率が異なってもよい。
(2)実施の形態1乃至実施の形態6においては、各拡散符号セットにおいてI成分とQ成分とに適用される拡散符号は1ビットおきに反転している場合について説明を行ったが、これに限定されるものではなく、I成分とQ成分とに適用される拡散符号間で反転しているビットが全ビットの内の半数であればよい。
本発明のCDMA基地局は、伝送効率を向上するものとして有用である。
100、200、300、400、500、600 基地局
101 S/P変換部
105、520 データチャネル変調部
110、136 マッピング部
115、137、525 拡散部
120、220、310、410、510、620 拡散符号割り当て制御部
130 制御チャネル送信部
135 ユーザ個別制御チャネル変調部
140 コード多重部
145、150 D/A変換部
155 直交変調部
160 RF送信部
165 RF受信部
170 受信処理部
175 逆拡散部
180 復調部
185、210 制御情報取得部
610 SNR算出部
101 S/P変換部
105、520 データチャネル変調部
110、136 マッピング部
115、137、525 拡散部
120、220、310、410、510、620 拡散符号割り当て制御部
130 制御チャネル送信部
135 ユーザ個別制御チャネル変調部
140 コード多重部
145、150 D/A変換部
155 直交変調部
160 RF送信部
165 RF受信部
170 受信処理部
175 逆拡散部
180 復調部
185、210 制御情報取得部
610 SNR算出部
Claims (7)
- 複数の端末とCDMA通信を行うCDMA基地局であって、
各端末に送信する送信信号のI成分およびQ成分のそれぞれを、一方の拡散符号と他方の拡散符号とが半数のビットにおいて反転しており互いに直交する拡散符号セットを用いて拡散された状態で送信する送信手段と、
前記送信信号に関する前記端末からのSNR情報、再送要求の回数、前記端末内の位相雑音情報、前記端末との間の通信方式情報、又は前記送信信号に関するQoS情報に基づいて、各端末との通信に前記拡散符号セットを割り当てる制御手段と、
を具備することを特徴とするCDMA基地局。 - 前記制御手段は、前記SNRが最小の端末に拡散符号セットを最初に割り当て、その後他の端末に前記SNRが最小の端末に割り当てられた前記拡散符号セットにより拡散された送信信号と干渉を起こさない他の拡散符号セットが残っているときには前記他の拡散符号セットを割り当てることを特徴とする請求項1記載のCDMA基地局。
- 前記制御手段は、前記再送要求回数が最大の端末に拡散符号セットを最初に割り当て、その後他の端末に前記再送要求回数が最大の端末に割り当てられた拡散符号セットにより拡散された送信信号と干渉を起こさない他の拡散符号セットが残っているときには前記他の拡散符号セットを割り当てることを特徴とする請求項1記載のCDMA基地局。
- 前記制御手段は、前記端末内の位相雑音情報が最大の端末に拡散符号セットを最初に割り当て、その後他の端末に前記端末内の位相雑音情報が最大の端末に割り当てた拡散符号セットにより拡散された送信信号と干渉を起こさない他の拡散符号セットが残っているときには前記他の拡散符号セットを割り当てることを特徴とする請求項1記載のCDMA基地局。
- 前記制御手段は、前記通信方式情報が示す通信方式の雑音耐性が最も弱い端末に拡散符号セットを最初に割り当て、その後他の端末に前記通信方式情報が示す通信方式の雑音耐性が最も弱い端末に割り当てられた拡散符号セットにより拡散された送信信号と干渉を起こさない他の拡散符号セットが残っているときには前記他の拡散符号セットを割り当てることを特徴とする請求項1記載のCDMA基地局。
- 前記制御手段は、前記QoS情報が示す要求品質が最も高い送信信号を受信する端末に拡散符号セットを最初に割り当て、その後他の端末に前記QoS情報が示す要求品質が最も高い送信信号を受信する端末に割り当てられた拡散符号セットにより拡散された送信信号と干渉を起こさない他の拡散符号セットが残っているときには前記他の拡散符号セットを割り当てることを特徴とする請求項1記載のCDMA基地局。
- 前記制御手段は、前記位相雑音情報が示す位相雑音が所定レベル以下である場合には、前記送信手段が前記拡散符号セットのうちいずれか1つの拡散符号により拡散された状態の送信信号を送信するように制御することを特徴とする請求項4記載のCDMA基地局。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005162388A JP2006340051A (ja) | 2005-06-02 | 2005-06-02 | Cdma基地局 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2005
- 2005-06-02 JP JP2005162388A patent/JP2006340051A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013545390A (ja) * | 2010-11-05 | 2013-12-19 | アルカテル−ルーセント | ネットワーク・ノードおよび方法 |
US9894530B2 (en) | 2010-11-05 | 2018-02-13 | Alcatel Lucent | Network nodes and methods |
GB2503418A (en) * | 2012-04-27 | 2014-01-01 | Imp Innovations Ltd | Spreading data symbols using a number of signature sequences selected in accordance with system values indicative of signal-to-noise ratios |
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