JP2006338812A - 光ディスク再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンボス記録のヘッダ領域と、書き換え可能な領域とからなるセクタを複数有する光ディスクの傷を適切に検出できる光ディスク再生装置を提供する。
【解決手段】光ディスク再生装置は、エンボス記録されたヘッダ領域と、書き換え可能なリライタブル領域とから構成されたセクタを複数有する光ディスクにデータの記録と再生を行う光ディスク再生装置であって、光ディスクから読み出された信号に基づく光量レベル検出信号生成回路と、前記光量レベル検出信号のリライタブル領域の信号はサンプリングし、ヘッダ領域の信号はその直前の状態をホールドしたサンプルホールド信号を生成するサンプルホールド回路と、前記サンプルホールド信号に基づいてスライスレベルを設定する回路と、前記スライスレベルと前記光量レベル検出信号とを比較して、前記光量レベル検出信号が前記スライスレベルを下回る際には前記光ディスクに傷が存在すると判断する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ディスク再生装置に関し、特に、光ディスクの傷検出を適切に行うことの可能な光ディスク再生装置に関する。
光ディスクの傷検出における従来技術としては、光ピックアップヘッドで生成したメイン信号やサブ信号を加算した信号(以下、光量レベル検出信号という)を利用する方法や、同じく光ピックアップヘッドで生成したメイン信号を加算したRF信号のエンベロープを検波した信号(以下、RFエンベロープ検波信号という)を利用する方法が挙げられる。
一般的に傷通過時は傷が無い場合と比べてレーザーの反射光量が低下するため、光量レベル検出信号を利用して、光量があるレベルを下回ったどうかを判定することで傷検出を行うことができる(例えば、特許文献1:特開2004−171688号公報参照)。
しかし、DVD−RAMの光ディスク記録再生装置においては、リライタブル領域が記録されているか否かにより(つまり、RF信号の有無により)、リライタブル領域の光量レベル検出信号のボトム位置が変動するため、記録されている場合の光量低下を検出するレベルと、記録されていない場合の光量低下を検出するレベルとは、最適値が異なり、傷検出が難しいという問題がある。
また、RF信号のエンベロープを検波し、傷通過中のエンベロープ検波信号のレベル異常(例えば、レベル低下)を検出することでも、傷検出が可能である。DVD−RAMは、エンボス記録されたヘッダ領域と、書き換え可能なリライタブル領域とから構成されたセクタを複数備えて構成されている。このようなDVD−RAMの場合、エンボス記録されているヘッダ領域でも、データが記録されているリライタブル領域でも、RF信号が存在するので、RF信号のエンベロープ検波による傷検出が可能である。但し、各セクター毎に存在するヘッダ領域には、アドレス情報などが記録されている関係上、ヘッダ領域を検出した信号については、出力せずにマスクしたい。また、リライタブル領域でデータが記録されていない領域については、エンベロープが検出できないので、例えデータが記録されていないリライタブル領域に傷があったとしても、RFエンベロープ検波信号を利用した傷検出が出来ないという問題ある。
特開2004−171688号公報
そこで本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、エンボス記録されたヘッダ領域と、書き換え可能なリライタブル領域とから構成されたセクタを複数有する光ディスクの傷を適切に検出することのできる、光ディスク再生装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る光ディスク再生装置は、エンボス記録されたヘッダ領域と、書き換え可能なリライタブル領域とから構成されたセクタを複数有する光ディスクにデータの記録と再生を行う光ディスク再生装置であって、光ディスクから読み出されたディスク信号に基づいて、このディスク信号の光量の大きさを表す光量レベル検出信号を生成する、光量レベル検出信号生成回路と、前記光量レベル検出信号のリライタブル領域に対応する部分の信号はサンプリングし、前記光量レベル検出信号のヘッダ領域に対応する部分の信号はその直前の状態をホールドしたサンプルホールド信号を生成する、サンプルホールド回路と、前記サンプルホールド信号に基づいてスライスレベルを設定する、スライスレベル設定回路と、前記スライスレベルと前記光量レベル検出信号とを比較して、前記光量レベル検出信号が前記スライスレベルを下回る際には前記光ディスクに傷が存在すると判断する、比較判断回路と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る光ディスク再生装置は、エンボス記録されたヘッダ領域と、書き換え可能なリライタブル領域とから構成されたセクタを複数有する光ディスクにデータの記録と再生を行う光ディスク再生装置であって、光ディスクから読み出されたディスク信号に基づいて、RF信号を生成する、RF信号生成回路と、前記RF信号に基づいて、エンベロープ検波により、RFエンベロープ検波信号を生成する、エンベロープ検出回路と、前記RFエンベロープ検波信号のリライタブル領域に対応する部分の信号はサンプリングし、前記RFエンベロープ検波信号のヘッダ領域に対応する部分の信号はその直前の状態をホールドしたサンプルホールド信号を生成する、サンプルホールド回路と、前記RFエンベロープ検波信号の無信号レベルに基づいてスライスレベルを設定する、スライスレベル設定回路と、前記スライスレベルと前記サンプルホールド信号とを比較して、前記サンプルホールド信号が前記スライスレベルを下回る際には前記光ディスクに傷が存在すると判断する、比較判断回路と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る光ディスク再生装置は、エンボス記録されたヘッダ領域と、書き換え可能なリライタブル領域とから構成されたセクタを複数有する光ディスクにデータの記録と再生を行う光ディスク再生装置であって、光ディスクから読み出されたディスク信号に基づいて、このディスク信号の光量の大きさを表す光量レベル検出信号を生成する、光量レベル検出信号生成回路と、前記光量レベル検出信号のリライタブル領域に対応する部分の信号はサンプリングし、前記光量レベル検出信号のヘッダ領域に対応する部分の信号はその直前の状態をホールドした第1のサンプルホールド信号を生成する、第1のサンプルホールド回路と、前記第1のサンプルホールド信号に基づいて第1のスライスレベルを設定する、第1のスライスレベル設定回路と、前記第1のスライスレベルと前記光量レベル検出信号とを比較して、前記光量レベル検出信号が前記スライスレベルを下回る際には前記光ディスクに傷が存在すると判断して、第1の傷検出信号を出力する、第1の比較判断回路と、光ディスクから読み出されたディスク信号に基づいて、RF信号を生成する、RF信号生成回路と、前記RF信号に基づいて、エンベロープ検波により、RFエンベロープ検波信号を生成する、エンベロープ検出回路と、前記RFエンベロープ検波信号のリライタブル領域に対応する部分の信号はサンプリングし、前記RFエンベロープ検波信号のヘッダ領域に対応する部分の信号はその直前の状態をホールドした第2のサンプルホールド信号を生成する、第2のサンプルホールド回路と、前記RFエンベロープ検波信号の無信号レベルに基づいて第2のスライスレベルを設定する、第2のスライスレベル設定回路と、前記第2のスライスレベルと前記第2のサンプルホールド信号とを比較して、前記第2のサンプルホールド信号が前記第2のスライスレベルを下回る際には前記光ディスクに傷が存在すると判断して、第2の傷検出信号を出力する、第2の比較判断回路と、前記RF信号が存在しない場合には前記第1の傷検出信号を選択して出力し、前記RF信号が存在する場合には前記第2の傷検出信号を選択して出力する、セレクタと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、エンボス記録されたヘッダ領域と、書き換え可能なリライタブル領域とから構成されたセクタを複数有する光ディスクの傷を適切に検出することのできる、光ディスク再生装置を提供することができる。
〔第1実施形態〕
図1は、第1実施形態に係る光ディスク再生装置の全体構成を説明するブロック図である。本実施形態では、光ディスクとしてDVD−RAMが用いられる光ディスク記録再生装置を想定している。
この図1に示すように、光ピックアップヘッド20により光量検出された光ディスク10のディスク信号をゲインアンプ50で所望のレベルに調整し、RF信号生成回路60、光量レベル検出信号生成回路70、エラー信号生成回路80に出力する。
RF信号生成回路60は、ゲインアンプ50から出力されたディスク信号に、メイン光量検出器出力を加算して、記録データの変調信号であるRF信号を生成する。RF信号はRF二値化回路90で、データスライスされRFデータとなる。RFデータはPLL制御回路100で再生クロックの抽出に使用される。データ復調回路110では、二値化されたRFデータと抽出した再生クロックから同期保護、データの復調等を行う。
エンベロープ検出回路120では、RF信号生成回路60で生成されたRF信号のエンベロープを検波し、RFエンベロープ検波信号を生成する。RF有無判定回路160では、RFエンベロープ検波信号の電位からRF信号の有無を判定し、判定に応じた2値信号であるRF有無判定信号を出力する。DVD−RAMの場合、未記録領域でも、ヘッダが存在する位置にはRF信号があるため、そのまま単純に判定すると、未記録領域のヘッダ領域の部分でもRF信号ありとなってしまうが、本実施形態では、ヘッダ位置はマスクをすることにより、リライタブル領域でのみRF信号の有無を判断するようにしている。ヘッダ位置検出回路150は、RF信号もしくは、RFデータを復調した結果からヘッダ領域を示す位置に予測信号(以下、ヘッダ位置予測信号という)を生成する。
光量レベル検出信号生成回路70は、ゲインアンプ50から出力されたディスク信号に、メイン光量検出器出力を加算した後、LPF処理を行い、ディスク信号の光量の大きさを表す光量レベル検出信号を生成する。傷検出回路130は、エンベロープ検出回路120で生成されたRFエンベロープ検波信号と、光量レベル検出信号生成回路70で生成された光量レベル検出信号とに基づいて、傷通過時の各信号のレベル変化を利用した傷検出を行う。詳しくは後述するが、検出の過程においては、上述したヘッダ位置予測信号やRF有無判定信号を使用する。
エラー信号生成回路80は、ゲインアンプ50から出力されたディスク信号に基づいて、フォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号等のエラー信号を生成する。これらのエラー信号はサーボ処理回路140でフィルタ演算処理され、光ディスクのデータを安定的に読み出すためにスピンドルモータ40や送りモータ30、光ピックアップヘッド20のレンズを駆動するのに使用される。コントローラ170は各回路ブロックを全体的に制御して、各回路ブロックに対して必要なコマンド処理を行うものとする。
また、傷通過中のRF信号は本来の変調パターン信号ではないので、傷通過中のデータでPLL制御を行うと傷通過の前後でPLL動作点がずれてしまうため、PLL制御回路100では、傷検出回路130から出力された傷検出結果を利用して傷通過時のPLLの動作点を保持するなどの保護を行う。さらに、サーボ制御に関しても、傷通過中のサーボ制御が不安定とならないよう、サーボ処理回路140では、傷検出回路130から出力された傷検出結果信号を利用して、傷検出時にサーボ動作を保持するなどのタイミング制御を行う。
次に、上述した傷検出回路130の構成と動作原理について詳しく説明する。図2は、傷検出回路130の内部構成の一例を示すブロック図である。この傷検出回路130は、光量レベル検出信号を利用した傷検出機能を実現する。
図3(a)は、この傷検出回路130に入力される光量レベル検出信号の一例を示すタイミングチャートであり、図3(b)は、この傷検出回路130に入力されるヘッダ位置予測信号の一例を示すタイミングチャートであり、図3(c)は、この傷検出回路130で用いられる光量レベル検出信号のボトムレベル信号とスライスレベルとを示すタイミングチャートであり、図3(d)は、傷検出回路130が傷を検出した場合にハイレベルになる傷検出信号の一例を示すタイミングチャートであり、図3(e)は、RF信号の有無を判定したRF有無判定信号の一例を示すタイミングチャートである。
この図2に示すように、本実施形態に係る傷検出回路130は、サンプルホールド回路210と、フィルタ回路220と、スライスレベルα生成回路230と、加算器240と、比較器250とを備えて構成されている。
サンプルホールド回路210は、ヘッダ位置検出回路150で生成されたヘッダ位置予測信号を用いて、光量レベル検出信号をサンプルホールドする。図3(b)の例においては、ハイレベル期間はヘッダ位置であることを示している。このため、サンプルホールド回路210は、サンプルホールド動作として、ローレベル期間で光量レベル検出信号のサンプル動作を行い、ハイレベル期間でその直前の値をホールドするホールド動作を行うように構成される。したがって、このサンプルホールド回路210が出力するサンプルホールド信号は、図3(c)に示すようになる。
次に、フィルタ回路220では、サンプルホールド回路210が生成したサンプルホールド信号をフィルタ処理し(例えば、LPFの時定数としては傷通過中のボトムレベル低下の影響を受けない位を目安に設定)、光量レベル検出信号のボトムを示すボトムレベル信号を生成する。したがって、このフィルタ回路220が出力するボトムレベル信号は、図3(c)に示すようになる。
加算器240では、スライスレベルα生成回路230から取得したαを、このボトムレベル信号から減算し、光量レベル検出信号のスライスレベルとして二値化する(図3(c)参照)。比較器250では、このスライスレベルと、光量レベル検出信号とを比較して、光量レベル検出信号がこのスライスレベルを下回った場合には、図3(d)に示したように、傷を検出したことを示す傷検出信号を出力する。
したがって、フィルタ回路220とフライスレベルα生成回路230と加算器240とにより、本実施形態に係るスライスレベル設定回路が構成されており、比較器250により、本実施形態に係る比較判断回路が構成されている。
図3の例においては、図3(e)に示したRF有無判定信号からも分かるように、前半は未記録領域を示しており、後半は記録済み領域を示している。本実施形態では、サンプルホールド回路210において、ヘッダ位置の影響を排除した光量レベル検出信号のサンプルホールド信号を取得し、フィルタ回路220でこれをフィルタ処理して、未記録領域/記録済み領域の平均化を図ったボトムレベル信号を生成した。そして、このボトムレベル信号からさらに、αだけレベルを下げたスライスレベルと、光量レベル検出信号とを、比較器250で比較して、傷の有無を判定することとしたので、未記録領域でも記録済み領域でも、傷の有無を適切に検出することができる。
〔第2実施形態〕
図4は、第2実施形態に係る光ディスク記録再生装置の傷検出回路130の内部構成を説明するブロック図である。本実施形態の光ディスク記録再生装置の基本的動作は、上述した第1実施形態と同様であるが、光量レベル検出信号と比較するスライスレベルを、RF有無のそれぞれに応じて別々に生成する点が異なっている。
すなわち、上述した第1実施形態においては、RF信号がある場合とない場合で、光量レベル検出信号のボトムレベル信号におけるボトム位置が大きく異なっていた場合でも、それぞれのボトム位置が平均化された位置にボトムレベルが生成されるため、ヘッダ領域などを誤って傷であると検出してしまう可能性が残る。しかし、この問題は、リライタブル領域にデータが記録されているか否かにより、つまり、RF信号がある場合とない場合とで、比較器250で用いるスライスレベルを切り替えれば、解決することが可能である。
そこで、本実施形態においては、図4に示すように、フィルタ回路220に、RF有無判定回路160からRF有無判定信号を入力することとしている。図5は、本実施形態に係る光ディスク記録再生装置の各所における動作波形を示すタイミングチャートであり、上述した図3に対応する図である。すなわち、図5(a)は、この傷検出回路130に入力される光量レベル検出信号の一例を示すタイミングチャートであり、図5(b)は、この傷検出回路130に入力されるヘッダ位置予測信号の一例を示すタイミングチャートであり、図5(c)は、この傷検出回路130で用いられる光量レベル検出信号のサンプルホールド信号とスライスレベルとを示すタイミングチャートであり、図5(d)は、傷検出回路130が傷を検出した場合にハイレベルになる傷検出信号の一例を示すタイミングチャートであり、図5(e)は、RF信号の有無を判定したRF有無判定信号の一例を示すタイミングチャートである。
これら図4及び図5から分かるように、本実施形態においては、RF有無判定信号がローレベルからハイレベルに切り替わると、或いは、ハイレベルからローレベルに切り替わると、フィルタ回路220がリセットされ、サンプルホールド回路210から出力されているサンプルホールド信号の平均の算出をゼロからやり直す。このため、RF信号がある場合の光量レベル検出信号のボトムと、RF信号がない場合の光量レベル検出信号のボトムとを、別々に算出することができる。これにより、フィルタ回路220が出力するボトムレベル信号は、RF信号がある場合とない場合とで、異なるものとなり、加算器240が出力するスライスレベルも、RF信号がある場合とない場合とで、異なるものとなる。
このようにすることにより、RF信号がある場合の光量レベル検出信号のボトムと、RF信号がない場合の光量レベル検出信号のボトムとが大きく異なっていたとしても、それぞれのボトムに応じたスライスレベルを個別に生成することができる。このため、本来であれば傷で無いところを誤って傷であると検出してしまうのを回避することができ、傷の有無を適切に判定することができるようになる。
なお、本実施形態に係る傷検出回路130は、図6に示すように、RF信号がある場合に光量レベル検出信号のボトムを算出するフィルタ回路220Aの経路と、RF信号がない場合に光量レベル検出信号のボトムを算出するフィルタ回路220Bの経路とを、別個に設け、RF有無判定信号に基づいて、2つの経路を切り替えてボトムレベル信号を出力するようにしてもよい。
〔第3実施形態〕
上述した第1実施形態及び第2実施形態では、光量レベル検出信号を用いて、光ディスクの傷の有無を検出したが、第3実施形態では、RFエンベロープ検波信号を用いて、光ディスクの傷の有無を検出するようにしたものである。以下、上述した第1実施形態及び第2実施形態と異なる部分を説明する。
図7は、本実施形態に係る傷検出回路130の内部構成を説明する図である。この図7に示すように、本実施形態に係る傷検出回路130は、サンプルホールド回路300と、無信号レベル検出器310と、加算器320と、スライスレベル330と、比較器340と、切替スイッチ350とを備えて構成されている。
図8は、本実施形態に係る光ディスク記録再生装置の各所における動作波形を示すタイミングチャートである。具体的には、図8(a)は、エンベロープ検出回路120が出力するRFエンベロープ検波信号の一例を示すタイミングチャートである。図8(b)は、ヘッダ位置検出回路150が出力するヘッダ位置予測信号の一例を示すタイミングチャートである。図8(c)は、サンプルホールド回路300が出力するサンプルホールド信号と、無信号レベル検出器310が出力するRFエンベロープ検波信号の無信号レベルと、加算器320が出力するスライスレベルの一例を示すタイミングチャートである。図8(d)は、比較器340が出力するスライス結果信号の一例を示すタイミングチャートである。図8(e)は、RF有無判定回路160が出力するRF有無判定信号の一例を示すタイミングチャートである。図8(f)は、切替スイッチ350から出力される傷検出信号の一例を示すタイミングチャートである。
これら図7及び図8かわ分かるように、本実施形態においては、傷の有無を検出するにあたっては、RF信号が存在することが前提となっている。サンプルホールド回路300は、入力されたRFエンベロープ検波信号を、ヘッダ位置予測信号がローレベルの際にサンプリングし、ヘッダ位置予測信号がハイレベルの際には直前の値をホールドする。ここで、ヘッダ位置予測信号がローレベルの場合は、リライタブル領域であることを示しており、ヘッダ位置予測信号がハイレベルの場合は、ヘッダ領域であることを示している。
一方、無信号レベル検出器310は、予めレーザーオフ中のRFエンベロープ検波信号を取り込んでおき、これをRFエンベロープ検波信号の無信号レベルとして加算器320に出力する。スライスレベルβ生成回路330は、信号レベルをβだけ加算するための信号を生成して、加算器320に出力する。加算器320では、無信号レベル検出器310から出力された無信号レベルに、スライスレベルβ生成回路330から出力された信号を加算して、スライスレベルを生成し、比較器340に出力する。
比較器340では、このスライスレベルと、サンプルホールド回路300から出力されたサンプルホールド信号とを比較して、サンプルホールド信号がスライスレベルを下回った場合に、傷を検出したと判断する。そして、比較器340は、この比較結果を、スライス結果信号として、切替スイッチ350に出力する。
切替スイッチ350の一方には、定常的にローレベル信号が入力されている。このため、切替スイッチ350は、RF有無判定信号に基づいて、比較器340から出力されたスライス結果信号とローレベル信号との一方を、傷検出信号として出力することとなる。具体的には、切替スイッチ350は、RF有無判定信号がローレベルの場合(つまり、RF信号がない場合)には、ローレベル信号を傷検出信号として出力し、RF有無判定信号がハイレベルの場合(つまり、RF信号がある場合)には、比較器340からのスライス結果信号を傷検出信号として出力する。
このように、RFエンベロープ検波信号のヘッダ位置の信号をマスクするサンプルホールド信号を生成し、このサンプルホールド信号を無信号レベルに基づいて生成したスライスレベルと比較することにより、傷の有無を判断することとしたので、RFエンベロープ検波信号を用いて、適切に傷の有無を判定することができる。
〔第4実施形態〕
第4実施形態は、上述した第1実施形態又は第2実施形態と、第3実施形態とを組み合わせて、未記録領域では光量レベル検出信号による傷検出を行い、記録済み領域では、RFエンベロープ検波信号による傷検出を行うようにしたものである。以下、上述した第1実施形態乃至第3実施形態と異なる部分を説明する。
図9は、本実施形態に係る光ディスク記録再生装置の傷検出回路130の内部構成を説明する図である。この図9に示すように、本実施形態に係る傷検出回路130は、第1の傷検出回路400と、第2の傷検出回路410と、セレクタ420とを備えて構成されている。
第1の傷検出回路400は、図4に示した第2実施形態に係る傷検出回路130と同様の構成であり、第2の傷検出回路410は、図7に示した第3実施形態に係る傷検出回路130と同様の構成である。但し、本実施形態においては、第2の傷検出回路410は、RF信号がない場合はセレクタ420で選択されないので、図7の傷検出回路130における切替スイッチ350は必ずしも必要なものではなく、省くことも可能である。
図10は、本実施形態に係る光ディスク記録再生装置の各所における動作波形を示すタイミングチャートである。具体的には、図10(a)は、光量レベル検出信号生成回路70が出力する光量レベル信号の一例を示すタイミングチャートである。図10(b)は、第1の傷検出回路400が出力する第1の傷検出信号の一例を示すタイミングチャートである。図10(c)は、エンベロープ検出回路120が出力するRFエンベロープ検波信号の一例を示すタイミングチャートである。図10(d)は、第2の傷検出回路410が出力する第2の傷検出信号の一例を示すタイミングチャートである。図10(e)は、セレクタ420が出力する傷検出信号の一例を示すタイミングチャートである。
これら図9及び図10から分かるように、第1の傷検出回路400には、光量レベル検出信号(図10(a)参照)が入力されており、上述した第2実施形態と同様の原理で、第1の傷検出信号(図10(b)参照)をセレクタ420に出力する。また、第2の傷検出回路410には、RFエンベロープ検波信号(図10(c)参照)が入力されており、上述した第3実施形態と同様の原理で、第2の傷検出信号(図10(d)参照)をセレクタ420に出力する。
セレクタ420には、RF有無判定回路160から出力されたRF有無判定信号が入力されている。そして、このセレクタ420は、このRF有無判定信号に基づいて、RF信号の有無を判断し、RF信号がない場合(つまり未記録領域である場合)には、第1の傷検出回路400から入力された第1の傷検出信号を選択して、傷検出信号として出力し、RF信号がある場合(つまり記録済み領域である場合)には、第2の傷検出回路410から入力された第2の傷検出信号を選択して、傷検出信号(図10(e)参照)として出力する。
一般に、RFエンベロープ検波信号は傷があると大きく落ち込むことが多いことから、光量レベル検出信号を用いて傷検出を行うよりも、RFエンベロープ検波信号を用いて傷検出を行う方が、より高い信頼性が得られる。このため本実施形態においては、記録済み領域においては、RFエンベロープ検波信号を用いて傷検出を行うこととした。
しかし、RFエンベロープ検波信号を用いて傷検出をする場合、RF信号が存在しない未記録領域では傷検出ができなくなってしまう。そこで、本実施形態においては、RF信号が存在しない未記録領域では、光量レベル検出信号を用いて傷検出を行うこととした。このため、未記録領域においても、的確に傷検出を行うことができる。
なお、ここでは、第1の傷検出回路400を、上述した第2実施形態に係る傷検出回路130と同様の構成としたが、第2の傷検出回路410を、上述した第1実施形態に係る傷検出回路130と同様の構成としてもよい。
また、本実施形態においては、図11に示すように、セレクタ420をOR回路430と入れ替えてもよい。この図11のような構成にしても、第1の傷検出回路400で傷が検出されて第1の傷検出信号がハイレベルになった場合でも、第2の傷検出回路410で傷が検出されて第2の傷検出信号がハイレベルになった場合でも、OR回路430からハイレベルの傷検出信号が出力される。但し、この図11の第2の傷検出回路410においては、図7の切替スイッチ350を省くことはできない。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず種々に変形可能である。例えば、上述した実施形態においては、DVD−RAMの光ディスク記録再生装置を例に本発明を説明したが、DVD−RAM以外でも、エンボス記録されたヘッダ領域と、書き換え可能なリライタブル領域とから構成されたセクタを複数有する光ディスクにデータの記録や再生を行う光ディスク記録再生装置に対して本発明を適用できる。
第1実施形態乃至第4実施形態に係る光ディスク記録再生装置の内部構成を説明するブロック図。 第1実施形態に係る傷検出回路の内部構成を説明する図。 第1実施形態に係る傷検出に用いられる各種の信号波形の一例を示す図。 第2実施形態に係る傷検出回路の内部構成を説明する図。 第2実施形態に係る傷検出に用いられる各種の信号波形の一例を示す図。 第2実施形態に係る傷検出回路の変形例を示す図。 第3実施形態に係る傷検出回路の内部構成を説明する図。 第3実施形態に係る傷検出に用いられる各種の信号波形の一例を示す図。 第4実施形態に係る傷検出回路の内部構成を説明する図。 第4実施形態に係る傷検出に用いられる各種の信号波形の一例を示す図。 第4実施形態に係る傷検出回路の変形例を示す図。
符号の説明
10 光ディスク
20 光ピックアップヘッド
30 送りモータ
40 スピンドルモータ
50 ゲインアンプ
60 RF信号生成回路
70 光量レベル検出信号生成回路
80 エラー信号生成回路
90 RF二値化回路
100 PLL制御回路
110 データ復調回路
120 エンベロープ検出回路
130 傷検出回路
140 サーボ処理回路
150 ヘッダ位置検出回路
160 RF有無判定回路
170 コントローラ

Claims (5)

  1. エンボス記録されたヘッダ領域と、書き換え可能なリライタブル領域とから構成されたセクタを複数有する光ディスクにデータの記録と再生を行う光ディスク再生装置であって、
    光ディスクから読み出されたディスク信号に基づいて、このディスク信号の光量の大きさを表す光量レベル検出信号を生成する、光量レベル検出信号生成回路と、
    前記光量レベル検出信号のリライタブル領域に対応する部分の信号はサンプリングし、前記光量レベル検出信号のヘッダ領域に対応する部分の信号はその直前の状態をホールドしたサンプルホールド信号を生成する、サンプルホールド回路と、
    前記サンプルホールド信号に基づいてスライスレベルを設定する、スライスレベル設定回路と、
    前記スライスレベルと前記光量レベル検出信号とを比較して、前記光量レベル検出信号が前記スライスレベルを下回る際には前記光ディスクに傷が存在すると判断する、比較判断回路と、
    を備えることを特徴とする光ディスク再生装置。
  2. 前記ディスク信号に基づいて、RF信号を生成する、RF信号生成回路と、
    前記RF信号に基づいて、RF信号の有無を判定し、その判定結果をRF信号有無判定信号として出力する、RF信号有無判定回路と、
    をさらに備えており、
    前記スライスレベル設定回路は、RF信号有無判定信号に基づいて、RF信号の有無が切り替わったかどうかを判断し、RF信号の有無が切り替わった場合には、前記スライスレベルの設定をリセットする、ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク再生装置。
  3. エンボス記録されたヘッダ領域と、書き換え可能なリライタブル領域とから構成されたセクタを複数有する光ディスクにデータの記録と再生を行う光ディスク再生装置であって、
    光ディスクから読み出されたディスク信号に基づいて、RF信号を生成する、RF信号生成回路と、
    前記RF信号に基づいて、エンベロープ検波により、RFエンベロープ検波信号を生成する、エンベロープ検出回路と、
    前記RFエンベロープ検波信号のリライタブル領域に対応する部分の信号はサンプリングし、前記RFエンベロープ検波信号のヘッダ領域に対応する部分の信号はその直前の状態をホールドしたサンプルホールド信号を生成する、サンプルホールド回路と、
    前記RFエンベロープ検波信号の無信号レベルに基づいてスライスレベルを設定する、スライスレベル設定回路と、
    前記スライスレベルと前記サンプルホールド信号とを比較して、前記サンプルホールド信号が前記スライスレベルを下回る際には前記光ディスクに傷が存在すると判断する、比較判断回路と、
    を備えることを特徴とする光ディスク再生装置。
  4. 前記比較判断回路の判断結果である傷検出信号が入力される切替スイッチであって、前記RF信号が存在する場合には、前記傷検出信号を出力するが、前記RF信号が存在しない場合には、前記傷検出信号を出力しない切替スイッチをさらに備える、ことを特徴とする請求項3に記載の光ディスク再生装置。
  5. エンボス記録されたヘッダ領域と、書き換え可能なリライタブル領域とから構成されたセクタを複数有する光ディスクにデータの記録と再生を行う光ディスク再生装置であって、
    光ディスクから読み出されたディスク信号に基づいて、このディスク信号の光量の大きさを表す光量レベル検出信号を生成する、光量レベル検出信号生成回路と、
    前記光量レベル検出信号のリライタブル領域に対応する部分の信号はサンプリングし、前記光量レベル検出信号のヘッダ領域に対応する部分の信号はその直前の状態をホールドした第1のサンプルホールド信号を生成する、第1のサンプルホールド回路と、
    前記第1のサンプルホールド信号に基づいて第1のスライスレベルを設定する、第1のスライスレベル設定回路と、
    前記第1のスライスレベルと前記光量レベル検出信号とを比較して、前記光量レベル検出信号が前記スライスレベルを下回る際には前記光ディスクに傷が存在すると判断して、第1の傷検出信号を出力する、第1の比較判断回路と、
    光ディスクから読み出されたディスク信号に基づいて、RF信号を生成する、RF信号生成回路と、
    前記RF信号に基づいて、エンベロープ検波により、RFエンベロープ検波信号を生成する、エンベロープ検出回路と、
    前記RFエンベロープ検波信号のリライタブル領域に対応する部分の信号はサンプリングし、前記RFエンベロープ検波信号のヘッダ領域に対応する部分の信号はその直前の状態をホールドした第2のサンプルホールド信号を生成する、第2のサンプルホールド回路と、
    前記RFエンベロープ検波信号の無信号レベルに基づいて第2のスライスレベルを設定する、第2のスライスレベル設定回路と、
    前記第2のスライスレベルと前記第2のサンプルホールド信号とを比較して、前記第2のサンプルホールド信号が前記第2のスライスレベルを下回る際には前記光ディスクに傷が存在すると判断して、第2の傷検出信号を出力する、第2の比較判断回路と、
    前記RF信号が存在しない場合には前記第1の傷検出信号を選択して出力し、前記RF信号が存在する場合には前記第2の傷検出信号を選択して出力する、セレクタと、
    を備えることを特徴とする光ディスク再生装置。
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