JP2006336852A - 2ピースロータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 摺動部とハット部からなり、摺動部の熱膨張を確実にする2ピースロータを提供すること。
【解決手段】 制動時に摩擦制動力が加えられる摺動部3と、車軸側に取付けられるハット部2と、ハット部2に対し、摺動部3の挿入部33に挿入されることによって、摺動部3を支持するピン4と、を備えた2ピースロータにおいて、摺動部3の熱膨張をアシストする力を記憶形状へ戻ることで発生させる形状記憶部5を摺動部3とハット部2の間に介装した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パッド等との摺動により、ブレーキ作用をもたらすディスクブレーキに主に用いられる2ピースロータの技術分野に属する。
従来の技術においては、摩擦リングと支持部を別体にし、ピンで係止する構造であり、ピンと摩擦リング側に存在するピン挿入用の穴には遊び(クリアランス)が存在する。これにより、動作中に発生する高温において、摩擦リングの膨張を許容している(例えば、特許文献1参照)。
特表平8−505924号公報
しかしながら、従来においてピンとピン挿入用の穴の熱膨張変化は、材料の違いや熱容量の違いにより、同じ膨張変化とならず、クリアランス詰まりを発生させる。すると、ピンの摺動抵抗が増加し、摩擦リングの膨張が制限されてしまい、摩擦リングの膨張を許容する効果が発揮できなくなるものであった。
本発明では、上記問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、環状部材の熱膨張を確実に許容することができる2ピースロータを提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明の2ピースロータでは、制動時に摩擦制動力が加えられる環状部材と、車軸側に取付けられる取付け部材と、前記取付け部材に対し、前記環状部材を支持する支持部材と、を備えた2ピースロータにおいて、前記環状部材の熱膨張をアシストする力を発生させるアシスト部材を前記環状部材と前記取付け部材との間に介装した、ことを特徴とする。
本発明では、環状部材の熱膨張を確実に許容できる。
以下に、本発明の2ピースロータを実現する実施の形態を、実施例に基づいて説明する。
まず構造を説明する。
図1は実施例1の2ピースロータの側面図である。図2は図1のA−A断面図である。図3は実施例1の2ピースロータの一部拡大断面図である。
実施例1の2ピースロータ1は、ハット部2(取付け部材に相当する)、摺動部3(環状部材に相当する)、ピン4(支持部材に相当する)、形状記憶部5(アシスト部材に相当する)、リブ6を主な構成にしている。なお、リブ6は必ずしも必要ではない。
ハット部2は、摺動部3と別体となるよう2ピースロータ1の中央部分として形成される。実施例1では、図示しない車輪ハブに取り付ける中央部分を円盤状にし、その周縁を円盤から徐々に離れる形状にして、全体で皿状としている。これは、不必要な肉部分を有さないためであり、摺動部3と車輪ハブを離した位置にしたい車両の要求によるものである。
ハット部2の材質例としては、アルミ系材が挙げられる。
摺動部3は、いわゆるベンチレーテッドディスクを構成するものであり、環状板31を2枚対向させ、内周側から外周側に長い複数のフィン32で連結した形状である。さらに、このフィン32は、外周側と内周側の2列とし、外周側に位置するフィン32の間に内周側のフィン32の一部が位置するくし歯状の配置となっている。内周側のフィン32のうち、複数は、フィン32より厚い形状にして内部に内周端で開口するピン挿入用の穴である挿入部33を形成する。
さらに、挿入部33の穴の外周延長方向には、リブ6を挿入し外周方向、周方向への力を受ける受け部34を形成する。受け部34は、フィンを兼ねる形状が望ましい。なお摺動部3はベンチレーテッドディスクでなくとも、ソリッドディスクでも構わない。
摺動部3にあっては、2枚を連結した環状板31の両外側の環状面が、ブレーキングのために、ブレーキパッド等が押し付けられる摺動面となる。
また、この摺動部3では、フィン32により外周側へ抜ける空気の流れが生成されることにより摺動による発熱を抑制する冷却が行われる。
また、実施例1においては、摺動部3の挿入部33は、円筒状の穴形状とする。
摺動部3の材質例としては、鋳鉄や耐熱鋼を挙げておく。なお、ハット部2、摺動部3、ピン4は同一材質でもよい。
ピン4は、図3に示すように、頭部41、鍔部42、ストレート部43で構成される。
頭部41は、ストレート部43より大径な形状であり、その外周には、鍔形に張り出した鍔部42を形成する。
ストレート部43は、頭部41より小さい一定の径である円筒形状部分である。
なお、実施例1のピン4は、頭部41、鍔部42、ストレート部43の一部分がハット部2に鋳込まれるようインサート成形によりハット部2を鋳造する。これにより、ピン4はハット部2と一体となり、ハット部2の外周からピン4のストレート部43が突出する形状となる。
ピン4は、ハット部2から外周方向に突出させたストレート部43を挿入部33に挿入するようにして、円周方向に係止させる。
形状記憶部5(アシスト部材に相当する)は、SMA(Shape Memory Alloy)とも呼ばれるもので、相変移により所定の温度になると予め記憶した形状へ変化するものである。実施例1では、形状記憶部5は、常温でつるまきバネ形状であり、バネとして所定の性能を得ている。温度が上昇し設定温度になると、バネのピッチを長くするようにして全長が長くなる。
形状記憶部5は、バネ形状の基端側をピン4の先端に固定するよう取り付け、バネ形状の先端側をリブに固定するよう取り付ける。
リブ6は、摺動部3の挿入部33の外周延長方向に設けた受け部34に挿入される。組み付け時には、形状記憶部5を圧縮した状態で受け部34へ挿入されることによって、リブ6は常に、受け部34を外周方向へ付勢する。
このピン4、挿入部33、形状記憶部5、リブ6、受け部34により、実施例1の2ピースロータ1は、ピン4と挿入部33による第1の係止、形状記憶部5、リブ6と受け部34による第2の係止の2つの係止により、摺動部3をハット部2に係止している。
また例として、摺動部3の内径φ220mm、挿入部33の穴径φ7mm、挿入部33とピン4のクリアランス35mmが挙げられる。
次に作用を説明する。
[強制的なフローティング作用]
まず、バネ形状である形状記憶部5は、図3に示す組み付け状態よりも伸びた状態を形状記憶している。形状記憶部5に形状記憶させる長さは、摺動部3、ハット部2の温度上昇による膨張を見込んだものにする。
組み付け時には、図3に示す組み付け長さになるよう圧縮して組み付ける。この際には、形状記憶部5には負荷が加わることになる(図4中の動きA)。これは常温状態である。
制動により温度が上昇すると、摺動部3及びハット部2は、全体に膨張することになる。しかしながら、挿入部33とピン4のクリアランスは、摺動部3の熱膨張率よりもピン4の熱膨張が大きい場合、クリアランスは温度上昇に対して小さくなっていく。
クリアランスが小さくなり、ピン4と挿入部33との摺動抵抗が増大すると、摺動部3が自由に熱膨張しにくくなり歪みを生じだす。すなわちフローティング状態となりにくくなる。
形状記憶部5は、温度が上昇し、設定温度になることにより、予め記憶させた形状に変化する。つまり、この場合には、バネ全長を長くする動きを行う。
それは、ピン4とリブ6間の距離を長くするように働く、つまり、強制的にフローティング状態へ移行する(図4中の動きC)。すなわち、クリアランスが小さくなって増大する摺動抵抗に打ち勝つアシスト力を作用させ、摺動部3の熱膨張を補助する。
この伸びの場合には、ピン4とリブ6間の距離が伸びることにより、形状記憶部5に常温時に与えられている負荷は緩和される(図4中の動きB)。
よって、確実に温度上昇の際にフローティング状態へ移行するため、摺動部3に異常な歪等を生じさせない。これにより良好な摺動性能が維持される。
その後に、車両が制動状態でなくなることにより、2ピースロータ1の温度が低下し、常温になると、摺動部3及びハット部2全体が径縮小方向へ収縮する。この際には、ピン4とリブ6間の距離が常温の距離に縮まるため、形状記憶部5は、初期と同じ圧縮した状態となる(図4中の動きA)。つまり、制動(温度変化)が繰り返し行われると、形状記憶部5は、図4において、A→B→C→Aの上記説明した動きを繰り返すことになる。
なお、強制的なフローティング作用について説明したが、形状記憶部5による摺動部3への外周方向への力は、フローティングをアシストする程度に留めてもよい。2ピースロータを用いる車両からの要求、システムの仕様から決めればよい。
[つるまきバネ形状による作用]
ハット部2は、2ピースロータ回転方向へ回転し、係止された摺動部3もこれに伴い回転している。制動によるトルクは、摺動部3へロータ回転方向と逆に負荷される。よって、ハット部2と摺動部3は、挿入部33とピン4のクリアランスで許容される分、位相がずれる。その際に、形状記憶部5はつるまきバネ形状であるため、柔軟に変形することになる。
この位相ずれは、形状記憶部5の記憶形状への変化と戻りの動きにより、ずれが矯正される。ずれの矯正は、このような状態でも、温度上昇時のフローティング状態への移行をより確実にする。また、常温時に同じ状態となることは、ピン4と挿入部33の係止等を同じ良好な状態で繰り返させるため、2ピースロータの作用を安定させる。
また、ずれが矯正される際には、ピン4と挿入部33の接触を緩和することになり、ピン4と挿入部33の摩擦が軽減される。
また、実施例1では、ピン4と挿入部33の係止、形状記憶部5及びリブ6お受け部34の係止の2つの係止を2ピースロータ1は有することになる。形状記憶部5がつるまきバネ形状であり、周方向へ柔軟な変形をすることで、必要以上に強固な係止とならないようにしている。つまり、リブ6へトルクを伝えすぎないようにしているのである。
次に効果を説明する。
本実施の形態の2ピースロータにあっては、次に列挙する効果を得ることができる。
(1)制動時に摩擦制動力が加えられる摺動部3と、車軸側に取付けられるハット部2と、ハット部2に対し、摺動部3を支持するピン4と、を備えた2ピースロータにおいて、摺動部3の熱膨張をアシストする力を発生させる形状記憶部5を摺動部3とハット部2との間に介装したため、摺動部3の熱膨張を確実に許容させることができる。
(2)アシスト部材は、温度上昇により長さを変えて、摺動部3を外周方向へ押し出す力を発生する形状記憶部5であるため、形状記憶部5が記憶した形状へ戻ることにより、摺動部3を外周方向へ向かうよう押し出し、強制的に摺動部3を熱膨張した状態にし、摺動部3の熱膨張を確実に許容させることができる。
(3)形状記憶部5は、温度上昇により伸長する長さが、摺動部3とハット部2が熱膨張した長さに対応する長さであるため、摺動部3が熱膨張した状態となるのに必要充分な量の外周方向の押し出しを行い、確実に摺動部3の熱膨張を許容させることができる。また、必要以上の押し出しを行わないようにできる。
(4)形状記憶部5は、つるまきバネ形状であるため、摺動部3へトルクを伝えすぎないようにしつつ、磨耗をさらに軽減できる。
(5)支持部材は、摺動部3とハット部2との間で径方向に配置され、両部材を支持する複数のピン4であり、摺動部3にピン4が挿入される挿入部33を設け、アシスト力を摺動部3へ伝達するリブ6を設け、形状記憶部5と、ピン4と、リブ6を直列状に連結したため、形状記憶部5が記憶した形状から戻る際に、軸ずれが矯正でき、摺動部3とハット部2の位置関係を良好な状態に保つことができる。
(7)制動時に摩擦制動力が加えられる摺動部3と、車軸側に取付けられるハット部2と、摺動部3とハット部2との間で径方向に配置され、両部材を支持するピン4と、摺動部3に設けられ、ピン4が挿入される挿入部33と、を備えた2ピースロータにおいて、摺動部3の熱膨張の際に、ピン4と挿入部33との間で摺動するときの摺動抵抗に打ち勝つ力を発生させる形状記憶部5を摺動部3とハット部2との間に介装したため、摺動部3の熱膨張を確実に許容させることができる。
実施例2は、形状記憶部5をつるまきバネ形状から変更した例である。
実施例2では、形状記憶部5の形状の別の例として3形状を示す。
図5は実施例2の2ピースロータの一部拡大断面図である。
図5では、形状記憶部5aがV字型のバネ形状である。このようにつるまきバネ形状以外の形状記憶部5aであってもよい。
図6は実施例2の2ピースロータの一部拡大断面図である。
図6では、形状記憶部5bがバネ形状でなく、円柱形状である。このようにバネ形状以外の形状記憶部5bであってもよい。
図7は実施例2の2ピースロータの一部拡大断面図である。
図7では、形状記憶部5cが板形状である。このような形状の形状記憶部5cであってもよい。
形状記憶部の形状は、ピン4と合わせて、どのくらいのトルクを摺動部3へ伝達してもよいのか、設定温度まで上昇した際にどのくらい膨張すればよいのか等、車両、それに用いられるブレーキシステムの要求に応じて決めればよい。
また、形状記憶部5b、5cが円柱形状や板形状である場合、磨耗の低減作用がより作用効果として顕著となる。この磨耗は以下のように発生する。
ピンと摩擦リング側ピン挿入用の穴のクリアランスが存在することにより、フローティングする際に、ピンとピン挿入用の穴に部分的に接触する部分が生じ、接触部分で磨耗が進行する。
これに対して、実施例2では、形状記憶部5b、5cが円柱、板形状であるので、その軸ズレの矯正作用が強く得られる。そのため、フローティングする際に偏ったピン4と挿入部33の接触が防止され、磨耗を軽減させる。
なお、この作用効果は、つるまきバネ形状であっても得ることができるが、本実施例2が顕著である。
効果を説明する。本実施例2にあっては、上記(1)〜(3)に記載する効果に加えて、以下の効果を有する。
(6)形状記憶部5b,5cは、棒形状であるため、ピンとピン挿入部の磨耗を軽減させることができる。
その他構成、作用効果は実施例1と同様であるので、説明を省略する。
実施例3の2ピースロータは、形状記憶部をハット部側に設けた例である。
図8は実施例3の2ピースロータの一部拡大断面図である。
実施例3では、ハット部2に収容穴21を設け、円柱状のピン4aが、収容穴21及び挿入部33の穴内に摺動自在に位置する。収容穴21の穴底とピン4aの基端側を接続し、ピン4aを支持するように、形状記憶部5を設ける。
ピン4aの先端は、挿入部33から、さらに外周側に突出させるようにして、リブ6の基端側に接続する。
温度上昇時には、形状記憶部5の伸長する変化により、ピン4a及びリブ6が外周方向に押されることになる。
実施例3においては、ピン4と挿入部33の係止をより強くしつつ、形状記憶部5の押し出しにより、確実にフローティング状態へ移行できる。
(その他の実施の形態)
以上、本発明の実施の形態を実施例1〜実施例3に基づいて説明してきたが、本発明の具体的な構成は実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
摺動部3への形状記憶部またはピンの連結は、リブ6と受け部34によるもの以外であってもよい。
例えば、図9に示すように、ハット部2に収容穴21を設け、摺動部3に収容穴を有する収容部35を設けて、ピン4に並行して形状記憶部5を設けるようにしてもよい。
また、ピンそのものが形状記憶合金でもよい。すなわち、摺動部3(環状部材)とハット部2(取付け部材)との間に介装される形状記憶部5(アシスト部材)は、介装される途中にピン4やリブ6が存在しなくてもよい。
形状記憶部以外を用いて、温度上昇時に摺動部を外周方向へ押し出す例を示す。例えば、常温で曲げた状態であるバイメタルが、温度と共に直線状に変化する作用で、上記実施例同様、リブを介すなどして摺動部を外周方向へ押し出す。
バイメタルでは、温度上昇に従った連続した変化量を得るため、温度上昇が小さい場合も、その分の効果を得ることが有利である。
さらに、別の例として、熱膨張率の高い液体やゲル状の物質を封入することにより、ピン若しくは別の部材を外周方向へ押し出すようにしてもよい。
実施例1の2ピースロータの側面図である。 図1のA−A断面図である。 実施例1の2ピースロータの一部拡大断面図である。 形状記憶部の特性を示す特性図である。 実施例2の2ピースロータの一部拡大断面図である。 実施例2の2ピースロータの一部拡大断面図である。 実施例2の2ピースロータの一部拡大断面図である。 実施例3の2ピースロータの一部拡大断面図である。 実施例の2ピースロータの他の例を示す一部拡大断面図である。
符号の説明
1 2ピースロータ
2 ハット部
21 収容穴
3 摺動部
31 環状板
32 フィン
33 挿入部
34 受け部
4 ピン
41 頭部
42 鍔部
43 ストレート部
4a ピン
5 形状記憶部
5a 形状記憶部
5b 形状記憶部
5c 形状記憶部
6 リブ

Claims (7)

  1. 制動時に摩擦制動力が加えられる環状部材と、
    車軸側に取付けられる取付け部材と、
    前記取付け部材に対し、前記環状部材を支持する支持部材と、
    を備えた2ピースロータにおいて、
    前記環状部材の熱膨張をアシストする力を発生させるアシスト部材を前記環状部材と前記取付け部材との間に介装した、
    ことを特徴とする2ピースロータ
  2. 請求項1に記載の2ピースロータにおいて、
    前記アシスト部材は、
    温度上昇により長さを変えて、前記環状部材を外周方向へ押し出す力を発生する形状記憶部である、
    ことを特徴とする2ピースロータ
  3. 請求項2に記載の2ピースロータにおいて、
    前記形状記憶部は、
    温度上昇により伸長する長さが、
    前記環状部材と前記取付け部材が熱膨張した長さに対応する長さである、
    ことを特徴とする2ピースロータ。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の2ピースロータにおいて、
    前記形状記憶部は、つるまきバネ形状である、
    ことを特徴とする2ピースロータ。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の2ピースロータにおいて、
    前記支持部材は、前記環状部材と前記取付け部材との間で径方向に配置され、両部材を支持する複数のピンであり、
    前記環状部材と前記取付け部材との少なくとも一方に前記ピンが挿入されるピン挿入部を設け、
    アシスト力を前記環状部材へ伝達するリブを設け、
    前記形状記憶部と、前記ピンと、前記リブを直列状に連結した、
    ことを特徴とする2ピースロータ。
  6. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の2ピースロータにおいて、
    前記形状記憶部は、棒形状である、
    ことを特徴とする2ピースロータ。
  7. 制動時に摩擦制動力が加えられる環状部材と、
    車軸側に取付けられる取付け部材と、
    前記環状部材と前記取付け部材との間で径方向に配置され、両部材を支持するピンと、
    前記環状部材と前記取り付け部材との少なくとも一方に設けられ、前記ピンが挿入されるピン挿入部と、
    を備えた2ピースロータにおいて、
    前記環状部材の熱膨張の際に、前記ピンと前記ピン挿入部との間で摺動するときの摺動抵抗に打ち勝つ力を発生させるアシスト部材を前記環状部材と前記取付け部材との間に介装した、
    ことを特徴とする2ピースロータ。
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