JP2006335367A - 流体材料収納用容器固定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 上記流体材料収納用容器の回転を簡単かつ確実に防止し攪拌作業を容易に行えるようにする流体材料収納用容器固定装置の提供。
【解決手段】
流体材料収納用容器104を嵌挿固定する混練運搬用容器106の底板118の下面の突起受入凹処128……に嵌合する容器固定突起2……(21……)を、台板1(51)上に取り付けるとともに、上記混練運搬容器106の外径よりやや大径の円環をなす枠体部9を複数の脚部10……で支持してなり上記混練運搬容器106の胴壁117の側面を支持するブレ止め枠3を、上記台板1(51)上に取り付けてなる流体材料収納用容器固定装置。
【選択図】 図1
【解決手段】
流体材料収納用容器104を嵌挿固定する混練運搬用容器106の底板118の下面の突起受入凹処128……に嵌合する容器固定突起2……(21……)を、台板1(51)上に取り付けるとともに、上記混練運搬容器106の外径よりやや大径の円環をなす枠体部9を複数の脚部10……で支持してなり上記混練運搬容器106の胴壁117の側面を支持するブレ止め枠3を、上記台板1(51)上に取り付けてなる流体材料収納用容器固定装置。
【選択図】 図1
Description
本発明は、流体材料収納用容器固定装置に関するもので、より詳しくは、塗料,シーリング材,接着剤等の建築工事,内外装工事で用いる建築材料、あるいは、味噌,マヨネーズその他の食品材料等、液体状,粘性体状,粉体状または粒体状の各種流体材料を充填収納した流体材料収納用容器を固定する流体材料収納用容器固定装置に関する。
従来より、流体材料の輸送や保管にあたりこれを充填収納する流体材料収納用容器として、図3,4,9に示したような、硬質合成樹脂製の底板体101と口縁環状枠102との間に合成樹脂薄層等製の軟質フィルムを筒状に張架して折り畳み自在な筒状本体103とした、それ自体では自立状態を保ち難い難自立性容器(流体材料収納用容器)104(特許文献1,2参照)や、材料収容袋部とその上部開口を塞ぐ蓋部等とを、上記と同じ軟質フィルムにより形成し、全体を折り畳み自在にしたタイプの難自立性容器(特許文献3参照)等が知られている。
これらの容器に充填収納された流体材料は、分離を生じていると思われる場合や、調色や硬化等のために他の材料を添加した場合には、適宜攪拌(混練)をする必要があるが、その攪拌は、図17に示したような従来公知の攪拌機105により行われていた。
この攪拌機105による攪拌の際は、まずその難自立性容器104を、これを相対回転しないように支持する混練運搬用容器106に嵌挿するとともに、その混練運搬用容器106ごと上記攪拌機105の揺動台107に乗載する。
そして、上記難自立性容器104内に攪拌機105のパドル108を挿入し上記揺動台107を揺動させることによって、そのパドル108と難自立性容器104との相対移動により流体材料を攪拌する。
しかし、このタイプの攪拌機105は、その混練速度が遅いという問題があった。
特開2004−182323号公報
特開2004−250102号公報
特開2002−249169号公報
そして、上記難自立性容器104内に攪拌機105のパドル108を挿入し上記揺動台107を揺動させることによって、そのパドル108と難自立性容器104との相対移動により流体材料を攪拌する。
しかし、このタイプの攪拌機105は、その混練速度が遅いという問題があった。
一方で、より高速な攪拌を行える手持ち式攪拌機109(図1参照)を用い、そのスクリュー110を流体材料の中に挿入して攪拌を行う場合、特に粘性の高いシーリング材等の攪拌では、スクリュー110の回転にひきづられて難自立性容器104自体が回転しようとするため、その容器104が回転しないよう足で挟んで固定しながら攪拌機109を両手で保持しそのスクリュー110を容器104内に挿入して攪拌を行わざるを得なかった。
そこで、本発明は、手持ち式攪拌機による攪拌の際の流体材料収納用容器の回転を簡単かつ確実に防止し、攪拌作業を容易に行えるようにする流体材料収納用容器固定装置の提供を課題とする。
請求項1記載の本発明流体材料収納用容器固定装置は、流体材料収納用容器104を嵌挿固定する混練運搬用容器106の底板118の下面の突起受入凹処128……に嵌合する容器固定突起2……(21)を、台板1(51)上に取り付けてなる。
請求項2記載の本発明流体材料収納用容器固定装置は、径を拡縮調整自在にした環状の枠体部33を複数の脚部34……で支持してなり、流体材料収納用容器104を嵌挿固定する混練運搬容器106の胴壁117の側面を支持するブレ止め枠31を、台板1(51)上に取り付けてなる。
請求項3記載の本発明流体材料収納用容器固定装置は、流体材料収納用容器104を嵌挿固定する混練運搬用容器106の底板118の下面の突起受入凹処128……に嵌合する容器固定突起2……(21……)を、台板1(51)上に取り付けるとともに、上記混練運搬容器106の外径よりやや大径の円環をなす枠体部9を複数の脚部10……で支持してなり上記混練運搬容器106の胴壁117の側面を支持するブレ止め枠3を、上記台板1(51)上に取り付けてなる。
請求項4記載の本発明流体材料収納用容器固定装置は、流体材料収納用容器104を嵌挿固定する混練運搬用容器106の底板118の下面の突起受入凹処128……に嵌合する容器固定突起2……(21……)を、台板1(51)上に取り付けるとともに、径を拡縮調整自在にした環状の枠体部33を複数の脚部34……で支持してなり上記混練運搬容器106の胴壁117の側面を支持するブレ止め枠31を、上記台板1(51)上に取り付けてなる。
請求項5記載の本発明は、上記容器固定突起2……(21……)が、その上縁の角部を面取りしてなる請求項1,3または4記載の流体材料収納用容器固定装置である。
請求項6記載の本発明は、複数の上記容器固定突起2……,21……が、上記混練運搬用容器106の底面の複数の突起受入凹処128……の配置に合わせて同一円周上に位置させて上記台板1上に固定されている請求項1,3,4または5記載の流体材料収納用容器固定装置である。
請求項7記載の本発明は、上記容器固定突起21……が、内外側面に溝22,22を形成した断面「エ」字状のものである請求項1,3,4,5または6記載の流体材料収納用容器固定装置である。
請求項8記載の本発明は、上記枠体部33の上縁の対向位置に、上記混練運搬用容器106の凸部120,120を受入する切欠き凹部36,36が形成されている請求項2,4,5,6または7記載の流体材料収納用容器固定装置である。
請求項9記載の本発明は、上記切欠き凹部36,36の上縁開口の一側に外れ止め片37が突出形成されている請求項8記載の流体材料収納用容器固定装置である。
請求項10記載の本発明は、上記ブレ止め枠3(31)が高さ調整自在である請求項2,3,4,5,6,7,8または9記載の流体材料収納用容器固定装置である。
請求項11記載の本発明は、上記台板51が、複数の折り畳み板52,53……を蝶番によって折り畳み自在に連設してなる請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9または10記載の流体材料収納用容器固定装置である。
請求項12記載の本発明流体材料収納用容器固定装置は、足載せ板62とその左右両縁に起立固定された側板63,64とそれら側板63,64の上縁に固定された台板61とからなる台座60の上記台板61上に、流体材料収納用容器104を嵌挿固定する混練運搬用容器106の底板118の下面の突起受入凹処128……に嵌合する容器固定突起2……,21……と上記混練運搬容器106の胴壁117の側面を支持するブレ止め枠3とを備えてなる。
請求項13記載の本発明は、主軸14の先端にU字状の攪拌機受け部15を形成した攪拌機用支柱4を台板1(51)(61)上に立設してなる請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11または12記載の流体材料収納用容器固定装置である。
本発明流体材料収納用容器固定装置を用いれば、流体材料収納用容器の回転を簡単かつ確実に防止し、攪拌作業が容易に行える。
流体材料収納用容器104を嵌挿固定する混練運搬用容器106の底板118の下面の突起受入凹処128……に嵌合する容器固定突起2……(21……)を、台板1(51)上に取り付けるとともに、上記混練運搬容器106の外径よりやや大径の円環をなす枠体部9を複数の脚部10……で支持してなり上記混練運搬容器106の胴壁117の側面を支持するブレ止め枠3を、上記台板1(51)上に取り付けてなる流体材料収納用容器固定装置。
以下、本発明の実施例1に係る流体材料収納用容器固定装置について、図1〜9に基づいて詳しく説明する。
本流体材料収納用容器固定装置は、台板1上に、4つの容器固定突起2……とブレ止め枠3とを取り付けるとともに、攪拌機用支柱4を立設してなるものである。
上記台板1は、平面長方形をなすステンレス,アルミ等の金属製または硬質合成樹脂製のもので、その左右両縁には起立枠5,5が形成されている。
上記容器固定突起2……およびブレ止め枠3は、従来公知の上記難自立性容器104(図3,4,9)を嵌挿固定した上記混練運搬用容器106(図5〜9)を、台板1の前寄りの容器載置部1’上に保持固定するものであるので、まず、その難自立性容器104と混練運搬用容器106の構造について説明する。
上記難自立性容器104は、ポリエチレン,ポリプロピレン,アルミニウム箔,ポリエステル,ナイロン等からなる軟質ラミネートフイルム製で上部開口側から底部開口側に向かってやや径細にした筒状本体103の上部開口周縁に、合成樹脂製の口縁環状枠102を固着するとともに、底部開口に合成樹脂製の底板体101を嵌着し、かつ上記筒状本体103の外周面に合成樹脂,金属,皮,布等からなる帯状の胴部環状枠111を取り付けてなるものである。
上記口縁環状枠102は、断面 「 形の円環をなし、その外周面の対向位置に一対の係入突起112,112を突出形成している。
また、その一対の係入突起112,112を結んだ線の両側の対向位置には、一対の把持部113,113が水平に延出形成されている(図4)。
上記底板体101は、底板円板114の外周下方に係入周壁115を形成し、また、その底板円板114の下面には所要の配置にして複数個の係入突起116……を形成している。
なお、上記係入突起112,112や係入突起116……の数は適宜増減することができる。
また、その一対の係入突起112,112を結んだ線の両側の対向位置には、一対の把持部113,113が水平に延出形成されている(図4)。
上記底板体101は、底板円板114の外周下方に係入周壁115を形成し、また、その底板円板114の下面には所要の配置にして複数個の係入突起116……を形成している。
なお、上記係入突起112,112や係入突起116……の数は適宜増減することができる。
上記混練運搬用容器106は、上部開口側から底面側に向かって僅かに径細にした胴壁117と底板118とを有し、上記難自立性容器104を嵌挿する所要の大きさをなしているものである。上記胴壁117の上縁には肉厚の口縁環状部119が形成され、その口縁環状部119の外面の凸部120,120には提げ手121が回動自在に取り付けられている。
また、上記口縁環状部119には、難自立性容器104の上記係入突起112,112を係入する係合凹処122,122と、同難自立性容器104の上記把持部113,113を受入する切欠き部123,123を形成してある。
また、上記口縁環状部119には、難自立性容器104の上記係入突起112,112を係入する係合凹処122,122と、同難自立性容器104の上記把持部113,113を受入する切欠き部123,123を形成してある。
上記底板118は上げ底になっていて、上記胴壁117の内面との間に、上記難自立性容器104の底板体101の上記係入周壁115を係入する内環溝124を形成し、かつ、難自立性容器104の係入突起116……を係入する複数個の係入孔125……をその上下面に貫通させて形成してある。
また、その底板118の下面には、二重に配置した環状の高台126,126が形成され、それらの間には桟127……で区画され、かつ幅細弧状をなす複数の突起受入凹処128……が同一円周上に位置させて形成されている。
また、その底板118の下面には、二重に配置した環状の高台126,126が形成され、それらの間には桟127……で区画され、かつ幅細弧状をなす複数の突起受入凹処128……が同一円周上に位置させて形成されている。
上記難自立性容器104は、上記混練運搬用容器106に対して、口縁環状枠102を口縁環状部119に上載しながら、上記係入突起112,112を係合凹処122,122に一致係入させ、上記把持部113,113を切欠き部123,123に受入させることにより、同時に、底板体101の上記係入周壁115および係入突起116……を内環溝124および係入孔125……に係入させ、上記混練運搬用容器106内に、相対回転しないよう嵌挿保持されるようになっているものである(図9)。
なお、上記難自立性容器104はその収納容量を異にする各種の寸法のものが用意され、上記混練運搬用容器106も、その各種の難自立性容器104を嵌挿固定する各種の寸法のものが用意される。
このような難自立性容器104を嵌挿固定した上記混練運搬用容器106を台板1上に保持固定する上記容器固定突起2……のそれぞれは、上記混練運搬用容器106の底板118の下面の上記突起受入凹処128……に嵌合一致する平面弧状をなす肉薄のもので、その上縁の内外縁の角部を面取りして上記突起受入凹処128……に嵌合させやすい形状としてあるものである。
これら4つの容器固定突起2……は、その下端の外側に水平に延出形成されかつネジ孔を開設した取付片8を備えており、そのネジ孔と、上記台板1の所要位置に複数開設されたネジ孔のいずれかとにネジ7……を挿通緊締することにより、固定しようとする上記混練運搬用容器106の底面形状(突起受入凹処128……の配置)に合わせて互いの位置関係を位置決めして、すなわち同一円周上に位置させて容器載置部1’に固定されている。
これら4つの容器固定突起2……は、その下端の外側に水平に延出形成されかつネジ孔を開設した取付片8を備えており、そのネジ孔と、上記台板1の所要位置に複数開設されたネジ孔のいずれかとにネジ7……を挿通緊締することにより、固定しようとする上記混練運搬用容器106の底面形状(突起受入凹処128……の配置)に合わせて互いの位置関係を位置決めして、すなわち同一円周上に位置させて容器載置部1’に固定されている。
なお、その容器固定突起2……は、寸法を異にする各種混練運搬容器それぞれの突起受入凹処128……の寸法に合う複数の大きさのものが用意されており、固定しようとする上記混練運搬容器に対応するものが選択され、台板1に取り付けられる。
混練運搬用容器106の上記突起受入凹処128……および流体材料収納用容器固定装置の上記容器固定突起2……の平面形状は、上記のような弧状に限らず、多角形,円形,楕円形等としてもよい。
上記ブレ止め枠3は、固定する上記混練運搬容器106の外径よりやや大径の円環をなす枠体部9を複数の脚部10……で支持してなる金属製または硬質合成樹脂製のものである。
このブレ止め枠3は、上記脚部10……の下端の取付片11に開設されたネジ孔を、上記台板1の所要位置に複数開設されたネジ孔のうちいずれかのものに一致させそこにネジ13……を挿通緊締することにより、上記各容器固定突起2……の外側上方に上記枠体部9を位置させて固定されており、枠体部9内に嵌挿した混練運搬容器106の胴壁117の側面を支持するものである。
このブレ止め枠3は、上記脚部10……の下端の取付片11に開設されたネジ孔を、上記台板1の所要位置に複数開設されたネジ孔のうちいずれかのものに一致させそこにネジ13……を挿通緊締することにより、上記各容器固定突起2……の外側上方に上記枠体部9を位置させて固定されており、枠体部9内に嵌挿した混練運搬容器106の胴壁117の側面を支持するものである。
なお、このブレ止め枠3は、寸法を異にする各種混練運搬容器106それぞれに対応する大きさのものが用意されており、混練運搬容器の寸法に合致するものが選択され、台板1に取り付けられる。
したがって、本実施例の流体材料収納用容器固定装置は、上記容器固定突起2……により、難自立性容器104を嵌挿固定した混練運搬用容器106を容器載置部1’に、回転しないように固定することができるものである。しかも、ブレ止め枠3により、攪拌機の振動によってもブレないように固定しておくことができるものである。
上記ブレ止め枠3は、上記脚部10……を、台板1に立設した所要の支持脚に対して高さ調整自在に取り付けることで、その高さを調整できるようにしておくのが好ましい。
上記ブレ止め枠3は、上記脚部10……を、台板1に立設した所要の支持脚に対して高さ調整自在に取り付けることで、その高さを調整できるようにしておくのが好ましい。
上記台板1に立設されている上記攪拌機用支柱4は、主軸14の先端に、一対の腕部からなるU字状の攪拌機受け部15を形成している(図1,2)。
その各腕部の先端部側の所要長さの部分には多数の細溝16……が刻設され滑り止めになっているとともに、その各々の腕部の一側には、水平に延出する外れ止め用突起17,17が植設されている。
なお、上記細溝16……および外れ止め用突起17,17を省略してもよい。
その各腕部の先端部側の所要長さの部分には多数の細溝16……が刻設され滑り止めになっているとともに、その各々の腕部の一側には、水平に延出する外れ止め用突起17,17が植設されている。
なお、上記細溝16……および外れ止め用突起17,17を省略してもよい。
その攪拌機用支柱4は、台板1に対してその基端部分から起立,伏倒自在にして取り付けておくのが好ましい。使用時以外は伏倒できるようにしておけば、この流体材料収納用容器固定装置は、輸送や保管の際に嵩張らないものとなる。また、その支柱4は、回転可能あるいは伸縮可能なものにしておけば攪拌機109を任意の向きにして任意の高さで支持することができるものである。
流体材料の攪拌には、たとえば、攪拌機本体前端のスクリュー取付軸に、所要のスクリュー110を取り付けた手持ち式攪拌機109を用いることができる。
なお、そのスクリュー取付軸に2つのスクリューを所要の逆回転機構により互いに逆回転するように取り付けたものを用いれば、攪拌効率を高めることができる。ただし、そのスクリューを同方向に回転させたり、あるいは、一方を空転させたりしてもよい。
なお、そのスクリュー取付軸に2つのスクリューを所要の逆回転機構により互いに逆回転するように取り付けたものを用いれば、攪拌効率を高めることができる。ただし、そのスクリューを同方向に回転させたり、あるいは、一方を空転させたりしてもよい。
上記攪拌機109は、攪拌作業の前あるいは作業後には、上記攪拌機用支柱4の攪拌機受け部15に上記スクリュー取付軸の基端部分を嵌合させるとともに、攪拌機本体の前端のボス部18を上記外れ止め用突起17,17および上記細溝16……に係合させることにより、その攪拌機用支柱4上に乗載しておくことができる(図1,2)。
上記流体材料収納用容器固定装置および上記攪拌機を用いて行う流体材料攪拌方法は、以下のように行われる。
すなわち、攪拌作業の際にはまず、流体材料を収納した難自立性容器104を嵌挿固定した混練運搬用容器106を、容器載置部1’に、その胴壁117をブレ止め枠3内に嵌挿するとともに、上記突起受入凹処128……を容器固定突起2……に嵌合させて、回転せずしかもブレないように固定する。
そして、作業者は、片足で上記台板1の後寄りの足載せ部1”を踏みつけるかあるいは両足でそこに乗ることによって、当該流体材料収納用容器固定装置がずれ動かないよう押さえる。
そして、上記攪拌機109を把持し、そのスクリュー110を上記流体材料収納用容器内に差し込んで収納されている流体材料の攪拌作業を行う。
そして、上記攪拌機109を把持し、そのスクリュー110を上記流体材料収納用容器内に差し込んで収納されている流体材料の攪拌作業を行う。
この方法によれば、難自立性容器104およびこれを嵌挿した混練運搬用容器106がスクリュー110に引きづられて回転してしまうことを容易に防止できる。
なお、上記台板1はその両縁に起立枠5,5を備えているので、作業中に台板1上の足が外方にはみ出して、当該装置が不用意にずれ動いたり、こぼれた流体材料が周囲に流れ出すようなことを防ぐことができる。
なお、上記台板1はその両縁に起立枠5,5を備えているので、作業中に台板1上の足が外方にはみ出して、当該装置が不用意にずれ動いたり、こぼれた流体材料が周囲に流れ出すようなことを防ぐことができる。
上記流体材料収納用容器固定装置を、所要の固定手段によって床や地面に固定して攪拌作業を行うようにしてもよい。
次に、本発明の実施例2に係る流体材料収納用容器固定装置について説明する。
本実施例の流体材料収納用容器固定装置は、実施例1の流体材料収納用容器固定装置とは、容器固定突起が異なるだけであるから、その容器固定突起についてのみ説明する。
容器固定突起21は、実施例1の流体材料収納用容器固定装置の容器固定突起2……と同じく肉薄の平面弧状で、上記混練運搬用容器106の底板118の下面の上記突起受入凹処128……に嵌合一致する容器固定突起である。ただし、その内外側面に溝22,22を形成し縦断面を「エ」字形にしている点を、上記容器固定突起2……と異にする(図10(a)(b))。
この容器固定突起21は、その下端の外側に水平に延出形成されかつネジ孔を開設した取付片24を備えており、そのネジ孔と、上記台板1の所要位置に複数開設されたネジ孔のいずれかとにネジ23,23を挿通緊締することにより、容器載置部1’に固定されている。また、その上端の内外縁の角部を面取りして、上記突起受入凹処128……へ嵌合させやすい形状にしておいてもよい。
容器固定突起21は、実施例1の流体材料収納用容器固定装置の容器固定突起2……と同じく肉薄の平面弧状で、上記混練運搬用容器106の底板118の下面の上記突起受入凹処128……に嵌合一致する容器固定突起である。ただし、その内外側面に溝22,22を形成し縦断面を「エ」字形にしている点を、上記容器固定突起2……と異にする(図10(a)(b))。
この容器固定突起21は、その下端の外側に水平に延出形成されかつネジ孔を開設した取付片24を備えており、そのネジ孔と、上記台板1の所要位置に複数開設されたネジ孔のいずれかとにネジ23,23を挿通緊締することにより、容器載置部1’に固定されている。また、その上端の内外縁の角部を面取りして、上記突起受入凹処128……へ嵌合させやすい形状にしておいてもよい。
25は、上板25aと、その内外縁の下方に連設された側板25b,25cとからなる、上記容器固定突起21よりも肉厚で平面弧状の幅調整部材で、それは、上記容器固定突起21の上記溝22,22に上記側板25b,25cの内面のレール26,26を嵌合させて、その側方からスライドさせることによりその容器固定突起21に取り付けられるものである。
これは、上記混練運搬容器106とは別の、混練運搬用容器106’の底板下面に形成した、上記突起受入凹処128……よりも幅広の突起受入凹処128’……(図11)に嵌合一致する寸法になっているものである。
これは、上記混練運搬容器106とは別の、混練運搬用容器106’の底板下面に形成した、上記突起受入凹処128……よりも幅広の突起受入凹処128’……(図11)に嵌合一致する寸法になっているものである。
したがって、上記容器固定突起21は、それ自体に上記混練運搬用容器106の突起受入凹処128を嵌合させて、その混練運搬用容器106を固定でき、また、上記幅調整部材25を取り付ければ、これに上記混練運搬用容器106’の突起受入凹処128’を嵌合させて、この混練運搬用容器106’を固定できる。
このように、混練運搬容器の底面の突起受入凹処に合わせた寸法の幅調整部材を用意しておき、これを容器固定突起21に取り付けられるようにしているので、異なる形状の突起受入凹処を有する混練運搬用容器を、容易に、すなわち、適当な幅調整部材を取り付けるだけで、台板1上に固定できる。
このように、混練運搬容器の底面の突起受入凹処に合わせた寸法の幅調整部材を用意しておき、これを容器固定突起21に取り付けられるようにしているので、異なる形状の突起受入凹処を有する混練運搬用容器を、容易に、すなわち、適当な幅調整部材を取り付けるだけで、台板1上に固定できる。
なお、幅調整部材の平面形状は、上記のような弧状のもののほか、混練運搬用容器の突起受入凹処の形状に合わせ、これに合致する平面多角形,円形,楕円形等とすることができる。
後記の実施例3,5,6の流体材料収納用容器固定装置についても、それらの容器固定突起2に代えて、幅調整部材を取り付けられる上記の容器固定突起21を取り付けることができる。
次に、本発明の実施例3に係る流体材料収納用容器固定装置について図12に基づいて説明する。
本実施例の流体材料収納用容器固定装置は、実施例1のものとは、ブレ止め枠が異なるだけのものであるから、同一部分については同一符号を付しその説明を省略し、ブレ止め枠についてのみ説明する。
31は、台板1の容器載置部1’に取り付けられた金属製または合成樹脂製のブレ止め枠で、それは、2本の帯片32,32を任意の位置で互いに掛け止めして径を拡縮調整自在にした環状の枠体部33の下側に、これを支持する4本の脚部34……を取り付けてなるもので、その脚部34……を台板1に立設した支持脚35……に対して固定することによって高さを調整自在にして取付けられているものである。
上記枠体部33の対向位置の上縁には、混練運搬用容器106の口縁環状部119外面の凸部120,120を受入する一対の切欠き凹部36,36が形成されている。
上記枠体部33の対向位置の上縁には、混練運搬用容器106の口縁環状部119外面の凸部120,120を受入する一対の切欠き凹部36,36が形成されている。
このブレ止め枠31は、固定しようとする混練運搬用容器106の径に合わせて上記一対の帯片32,32の掛け止め位置を調整して上記枠体部33の径を調整するとともに、上記混練運搬容器106の高さに合わせて支持脚35……への脚部34……の取り付け高さを適宜定めることができる。
枠体部33の径およびその高さを適宜調整することで、上記切欠き凹部36,36に混練運搬用容器106の凸部120,120を受け入れさせて、かつ、該混練運搬用容器106の底面の突起受入凹処128……を容器固定突起2……に嵌合させることによって、混練運搬用容器106を固定するとともにそのブレを防ぐことができる。
次に、本発明の実施例4に係る流体材料収納用容器固定装置について図13,14に基づいて説明する。
本実施例の流体材料収納用容器固定装置は、実施例3の流体材料収納用容器固定装置とは、それが備えていた容器固定突起2……を省略した点のみを異にするものであるので、同一部分に同一の符号を付し、詳細な説明は省くこととする。
この流体材料収納用容器固定装置による、流体材料収納用容器を嵌挿固定した混練運搬用容器の固定は、上記ブレ止め枠31の枠体部33によってのみ行われる。
なお、上記枠体部33の上縁の切欠き凹部36,36を、図12に示したような形状のもの、すなわち、その上縁開口の一側に外れ止め片37を突出形成したものとしてもよい。
このようにしておけば、混練運搬用容器106の凸部120,120を、その切欠き凹部36,36内に受け入れさせかつ当該混練運搬用容器106を少し回転させて、その外れ止め片37の下側に位置させて、当該混練運搬用容器106の浮き上がりを防ぐことができる。
このようにしておけば、混練運搬用容器106の凸部120,120を、その切欠き凹部36,36内に受け入れさせかつ当該混練運搬用容器106を少し回転させて、その外れ止め片37の下側に位置させて、当該混練運搬用容器106の浮き上がりを防ぐことができる。
なお、たとえば混練運搬用容器106の凸部120,120を係合させる上記切欠き凹部36,36を省略し、混練運搬用容器106の胴壁117の所要箇所を枠体部33で締め付けて固定するようにしてもよい。
次に、本発明の実施例5に係る流体材料収納用容器固定装置について図15に基づいて説明する。
本実施例の流体材料収納用容器固定装置は、実施例1〜4の流体材料収納用容器固定装置と異なり、ブレ止め枠を備えていないもので、この流体材料収納用容器固定装置による混練運搬用容器の固定は、実施例1と同一の容器固定突起2……によってのみ行われる。
この流体材料収納用容器固定装置の台板51は、3枚の折り畳み板52〜54を蝶番(図示しない)によって折り畳み自在に連設しているものである。したがって、輸送や保管の際には、各折り畳み板52〜54を折り畳んで、コンパクトな状態にすることができる。
なお、実施例1〜4の台板も、折り畳み板を連設してなるものとすることができる。
なお、実施例1〜4の台板も、折り畳み板を連設してなるものとすることができる。
次に、本発明の実施例6に係る流体材料収納用容器固定装置について図16に基づいて説明する。
本実施例の流体材料収納用容器固定装置は、実施例1の流体材料収納用容器固定装置が備えているのと同じ、4つの容器固定突起2……とブレ止め枠3と攪拌機用支柱4とを台座60の台板61の容器載置部61’上に備えてなるものである。
本実施例の流体材料収納用容器固定装置は、実施例1の流体材料収納用容器固定装置が備えているのと同じ、4つの容器固定突起2……とブレ止め枠3と攪拌機用支柱4とを台座60の台板61の容器載置部61’上に備えてなるものである。
上記台座60は、平面長方形の足載せ板62とその左右両縁に起立固定された側板63,64と、それら側板63,64の上縁に固定された、上記足載せ板62と同幅でほぼ正方形状の上記台板61とからなるものである。
上記足載せ板62の後部は足載せ部62’となっている。
上記足載せ板62の後部は足載せ部62’となっている。
上記実施例1〜5の流体材料収納用容器固定装置が、一枚の台板上に容器載置部1’と足載せ部1”とを形成しているのに対し、この流体材料収納用容器固定装置は、容器載置部61’を台板61に、足載せ部62’を足載せ板62に形成しているから、つま先を台板61の下側に差し込んだ状態で上記足載せ部1”を踏むことができるので、コンパクトなサイズのものとすることができる。
また、実施例5の流体材料収納用容器固定装置のように、台板51を折り曲げ式とすると、ガタつきが懸念されるが、本実施例のものは、ガタつきにくく、しかもコンパクトである。
また、実施例5の流体材料収納用容器固定装置のように、台板51を折り曲げ式とすると、ガタつきが懸念されるが、本実施例のものは、ガタつきにくく、しかもコンパクトである。
1,51,61 台板
2,21 容器固定突起
3,31 ブレ止め枠
4 攪拌機用支柱
9 枠体部
10 脚部
25 幅調整部材
26 レール
32 帯片
33 枠体部
36 切欠き凹部
37 外れ止め片
104 難自立性容器(流体材料収納用容器)
106,106’ 混練運搬用容器
118 底板
120 凸部
128,128’ 突起受入凹処
2,21 容器固定突起
3,31 ブレ止め枠
4 攪拌機用支柱
9 枠体部
10 脚部
25 幅調整部材
26 レール
32 帯片
33 枠体部
36 切欠き凹部
37 外れ止め片
104 難自立性容器(流体材料収納用容器)
106,106’ 混練運搬用容器
118 底板
120 凸部
128,128’ 突起受入凹処
Claims (13)
- 流体材料収納用容器(104)を嵌挿固定する混練運搬用容器(106)の底板(118)の下面の突起受入凹処(128……)に嵌合する容器固定突起(2……,21……)を、台板(1,51)上に取り付けてなることを特徴とする流体材料収納用容器固定装置。
- 径を拡縮調整自在にした環状の枠体部(33)を複数の脚部(34……)で支持してなり、流体材料収納用容器(104)を嵌挿固定する混練運搬容器(106)の胴壁(117)の側面を支持するブレ止め枠(31)を、台板(1,51)上に取り付けてなることを特徴とする流体材料収納用容器固定装置。
- 流体材料収納用容器(104)を嵌挿固定する混練運搬用容器(106)の底板(118)の下面の突起受入凹処(128……)に嵌合する容器固定突起(2……,21……)を、台板(1,51)上に取り付けるとともに、上記混練運搬容器(106)の外径よりやや大径の円環をなす枠体部(9)を複数の脚部(10……)で支持してなり上記混練運搬容器(106)の胴壁(117)の側面を支持するブレ止め枠(3)を、上記台板(1,51)上に取り付けてなることを特徴とする流体材料収納用容器固定装置。
- 流体材料収納用容器(104)を嵌挿固定する混練運搬用容器(106)の底板(118)の下面の突起受入凹処(128……)に嵌合する容器固定突起(2……,21……)を、台板(1,51)上に取り付けるとともに、径を拡縮調整自在にした環状の枠体部(33)を複数の脚部(34……)で支持してなり上記混練運搬容器(106)の胴壁(117)の側面を支持するブレ止め枠(31)を、上記台板(1,51)上に取り付けてなることを特徴とする流体材料収納用容器固定装置。
- 上記容器固定突起(2……,21……)が、その上縁の角部を面取りしてなることを特徴とする請求項1,3または4記載の流体材料収納用容器固定装置。
- 複数の上記容器固定突起(2……,21……)が、上記混練運搬用容器(106)の底面の複数の突起受入凹処(128……)の配置に合わせて同一円周上に位置させて上記台板(1)上に固定されていることを特徴とする請求項1,3,4または5記載の流体材料収納用容器固定装置。
- 上記容器固定突起(21……)が、内外側面に溝(22,22)を形成した断面「エ」字状のものであることを特徴とする請求項1,3,4,5または6記載の流体材料収納用容器固定装置。
- 上記枠体部(33)の上縁の対向位置に、上記混練運搬用容器(106)の凸部(120,120)を受入する切欠き凹部(36,36)が形成されていることを特徴とする請求項2,4,5,6または7記載の流体材料収納用容器固定装置。
- 上記切欠き凹部(36,36)の上縁開口の一側に外れ止め片(37)が突出形成されていることを特徴とする請求項8記載の流体材料収納用容器固定装置。
- 上記ブレ止め枠(3,31)が高さ調整自在であることを特徴とする請求項2,3,4,5,6,7,8または9記載の流体材料収納用容器固定装置。
- 上記台板(51)が、複数の折り畳み板(52,53……)を蝶番によって折り畳み自在に連設してなることを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9または10記載の流体材料収納用容器固定装置。
- 足載せ板(62)とその左右両縁に起立固定された側板(63,64)とそれら側板(63,64)の上縁に固定された台板(61)とからなる台座(60)の上記台板(61)上に、流体材料収納用容器(104)を嵌挿固定する混練運搬用容器(106)の底板(118)の下面の突起受入凹処(128……)に嵌合する容器固定突起(2……,21……)と上記混練運搬容器(106)の胴壁(117)の側面を支持するブレ止め枠(3)とを備えてなることを特徴とする流体材料収納用容器固定装置。
- 主軸(14)の先端にU字状の攪拌機受け部(15)を形成した攪拌機用支柱(4)を台板(1,51,61)上に立設してなることを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11または12記載の流体材料収納用容器固定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005158813A JP2006335367A (ja) | 2005-05-31 | 2005-05-31 | 流体材料収納用容器固定装置 |
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JP2006335367A true JP2006335367A (ja) | 2006-12-14 |
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ID=37556250
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JP (1) | JP2006335367A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013060224A (ja) * | 2011-09-14 | 2013-04-04 | Toyota T & S Kensetsu Kk | 缶の回転防止具 |
-
2005
- 2005-05-31 JP JP2005158813A patent/JP2006335367A/ja active Pending
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