JP2006333644A - 電気機器の取付装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
DINレールに取付可能な電気機器を少数取り付ける場合でも簡単に取り付けることができる安価な取付装置を提供することを目的とする。
【解決手段】
底部にDINレールに取り付けるための一対の係合手段(3、5)を有する電気機器(1)を取り付けるための取付装置(20)において、ケース(2)を取り付ける平板状の機器取付面(21)と、取付装置(20)を配電盤(8)に取り付けるための機器取付面(21)と連続して形成される盤取付面(22)とを有し、機器取付面(21)の対向する端縁には互いにDINレールのレール幅と同じ寸法のピッチを有する電気機器(1)の係合手段(3、5)が係合する係合縁(25、26)が形成され、該対向する係合縁(25、26)のそれぞれには係合手段(3、5)と係合して係合縁(25、26)に沿って電気機器(1)が移動することを阻止する係止手段が形成されている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、電気機器の取付装置、特にDINレールに取り付けることができる電気機器の取付装置に関する。
DINレールは、電気機器などを簡単に取り付けることができるように、ドイツのDIN規格に基づいた寸法で製造されるレールであり、実開平5−95029号公報にはDINレールに電気機器を取り付ける技術の例が開示されている。
図1は、DINレールに取り付けられる電気機器の一例を示しており、この電気機器1は幅寸法がW1なる成型絶縁物製のケース2を有し、ケース2にはDINレールに取り付けるための二つの係合手段が設けられている。
ケース2の底部右端部に設けられている一方の係合手段3は、外幅がケース2の幅と同寸であって2列に分割されるようにケース2と一体に形成されており、その左端部はケース2の底面と協働して側面から見たとき鋭角状の係合凹部3aを形成している。
また、ケース2の底部左端部に設けられている他方の係合手段5は、外幅がケース2の幅と同寸なるようにコ字状に曲げられた板金製部材であってばね4によって右方向へ付勢されており、その右端部の両側にはケース2の底面と協働して側面から見たとき鋭角状の係合凹部5aが形成されている。
図1は、DINレールに取り付けられる電気機器の一例を示しており、この電気機器1は幅寸法がW1なる成型絶縁物製のケース2を有し、ケース2にはDINレールに取り付けるための二つの係合手段が設けられている。
ケース2の底部右端部に設けられている一方の係合手段3は、外幅がケース2の幅と同寸であって2列に分割されるようにケース2と一体に形成されており、その左端部はケース2の底面と協働して側面から見たとき鋭角状の係合凹部3aを形成している。
また、ケース2の底部左端部に設けられている他方の係合手段5は、外幅がケース2の幅と同寸なるようにコ字状に曲げられた板金製部材であってばね4によって右方向へ付勢されており、その右端部の両側にはケース2の底面と協働して側面から見たとき鋭角状の係合凹部5aが形成されている。
図5はDINレール6に2台の電気機器1を取り付けた状態を示している。DINレール6は、その断面が、コ字状の部分とこのコ字状の両端部から外向きに直角方向に折り曲げられた部分を有する形状となっている。この直角方向に折り曲げられた部分は機器取付面6aと機器取付面6bであって、両取付面の端縁間の寸法すなわちレール幅Wは規格で定められている寸法である。そして、長手方向の両端付近の2箇所(長いレールの場合は適宜追加的に中間点)で断面コ字状の部分の底部においてねじ7によって配電盤8に取り付けられる。
上述した電気機器1をDINレール6に取り付けるときは、まず、機器取付面6aの端縁に係合手段3の係合凹部3aをはめ、次に、機器取付面6bの端縁に係合手段5の係合凹部5aをはめる。
なお、係合手段5の係合凹部5aをはめるときは、電気機器1をDINレール6に押し付けるだけでよい。すなわち、押し付けることによって機器取付面6bの端縁が係合手段5の傾斜縁5bを相対的に摺動して、ばね4に抗して、図1において、係合手段5を左方向へ移動させる。そして、機器取付面6bの端縁が傾斜縁5bの先端部を乗り越えたとき係合手段5が右方向に復帰して、係合手段5の係合凹部5aが機器取付面6bの端縁にはまりこむ。
このようにDINレールは電気機器1の取付が簡単であるため、DINレールに取付可能な多種多数の汎用電気機器1が廉価で市販されている。
なお、係合手段5の係合凹部5aをはめるときは、電気機器1をDINレール6に押し付けるだけでよい。すなわち、押し付けることによって機器取付面6bの端縁が係合手段5の傾斜縁5bを相対的に摺動して、ばね4に抗して、図1において、係合手段5を左方向へ移動させる。そして、機器取付面6bの端縁が傾斜縁5bの先端部を乗り越えたとき係合手段5が右方向に復帰して、係合手段5の係合凹部5aが機器取付面6bの端縁にはまりこむ。
このようにDINレールは電気機器1の取付が簡単であるため、DINレールに取付可能な多種多数の汎用電気機器1が廉価で市販されている。
しかし、例えば振動が多い環境においては、DINレールに取り付けられた電気機器1がレールの長手方向へスライド移動することがある。このようなスライド移動を防止するため、図5に示されているように、2台の電気機器1を一括して挟んで固定する一対のスライド防止部材が必要になる場合があった。図5に示されているスライド防止部材は、いずれも板金加工部材で図5をAから見たとき断面がコ字状のレール側部材9と固定部材10とねじ11とからなる。この固定部材10は、その両脚12がレール側部材9に形成された孔を貫通してその先端がDINレール6に接触するように組み合わされている。したがって、固定部材10に形成された孔を貫通しているねじ11をレール側部材9に形成されためねじにねじ込むと、レール側部材9が図5(b)において左方向へ移動する。その結果、レール側部材9に形成された一対の鋭角状の係合凹部がDINレール6の機器取付面6a及び機器取付面6bと係合し、レール側部材9と固定部材10の両方がDINレール6に固定される。
電気設備では1本のDINレールに電気機器を集中させて取り付ける場合が多く、このような場合は一対のスライド防止部材で多数の電気機器を一括して挟みつければよいため、電気機器1台あたりの経費は小さくてすむ。
しかし、電気機器を1個や2個などごく少数ごとに分散させて取り付ける場合も少なくない。このような場合、DINレールを利用すれば、少数の電気機器ごとに一対のスライド防止部材を用意する必要があった。
しかし、電気機器を1個や2個などごく少数ごとに分散させて取り付ける場合も少なくない。このような場合、DINレールを利用すれば、少数の電気機器ごとに一対のスライド防止部材を用意する必要があった。
したがって、本願発明はDINレールに取付可能な電気機器を少数取り付ける場合でも簡単に取り付けることができる安価な取付装置を提供することを目的とする。
上記の問題を解決するために、請求項1の発明は、底部にDINレールに取り付けるための一対の係合手段を有する電気機器を取り付けるための取付装置において、電気機器を取り付ける平板状の機器取付面及び該機器取付面と連続して形成される取付装置を取り付ける盤取付面を有し、機器取付面の対向する端縁にはDINレールのレール幅と同じ寸法のピッチを有する電気機器の係合手段が係合する係合縁が形成され、該対向する係合縁のそれぞれには電気機器の係合手段と係合して係合縁に沿って電気機器が移動することを阻止する係止手段が形成されていることを特徴としている。
請求項1の発明は、少数の電気機器を取り付ける場合、電気機器の幅方向のスライド移動を阻止するための特別な阻止部材を必要とせず、簡単な形状の部材で取付装置を構成できるため取付装置自体安価に製造できるという効果を奏する。
本発明の実施の形態を、図2ないし図4に示されている実施例において説明する。図2は図1の電気機器1を1台取り付けられるように構成されている実施例1を示している。
この実施例1の電気機器の取付装置20は機器取付面21とケース2の側面に沿うように機器取付面21から直角曲げされた盤取付面22とを有する板金加工品である。
この実施例1の電気機器の取付装置20は機器取付面21とケース2の側面に沿うように機器取付面21から直角曲げされた盤取付面22とを有する板金加工品である。
機器取付面21の右端部には、機器取付面21から直角に曲げられた補強片24が形成されており、直角曲げされる前に形成されていた矩形の2個の孔23が、機器取付面21から補強片24にかけて位置している。2個の孔23には電気機器1の一対の係合手段3の左先端部が嵌めこまれる。すなわち、孔23は、その機器取付面21の平面部に位置する前縁が電気機器1の一対の係合手段3との係合縁25となり、且つ、前縁の両端から立ち上がる孔23の側縁は係合手段3の側部と係合して電気機器1が幅方向に移動しないように形成されている。
また、機器取付面21の左縁であって、係合縁25とDINレールのレール幅Wに相当する間隔をもって対向する部分には、電気機器1の係合手段5との係合縁26が形成されている。係合縁26は、電気機器1が幅方向に移動しないような寸法の幅で切り欠かれた形状となっている。
また、機器取付面21の左縁であって、係合縁25とDINレールのレール幅Wに相当する間隔をもって対向する部分には、電気機器1の係合手段5との係合縁26が形成されている。係合縁26は、電気機器1が幅方向に移動しないような寸法の幅で切り欠かれた形状となっている。
一方、盤取付面22には、その中央部に形成された取付ねじ用の孔27と縁部に直角に折り曲げて形成された回り止め片28が設けられている。
このような構成の実施例の取付装置20を利用して電気機器1を配電盤8に取り付けるときは、あらかじめ配電盤8に回り止め片28の幅よりわずかに大きい方形の孔8a及び取付ねじ用のめねじ8bを形成しておく。次に、孔8aに回り止め片28を嵌め込み、取付ねじ29を孔27を挿通させてめねじ8bにねじ込んで取付装置20を配電盤8に取り付ける。そして、DINレールに取り付けるのと同様の方法で、電気機器1の係合手段3を係合縁25に係合させ、係合手段5を係合縁26に係合させればよい。
このように取り付けた電気機器1は、係合縁25及び係合縁26がそれぞれ係合手段3及び係合手段5のそれぞれ係合凹部3a及び係合凹部5aに嵌まり込み、且つ、係合手段3及び係合手段5がそれぞれ係合縁25及び係合縁26の両端部から立ち上がるそれぞれ孔23の側縁及び係合縁26の切欠き縁と係合するため、幅方向にスライドすることはない。また、取付装置自体はねじ1本で簡単に取り付けることができる。
なお、この実施例1では、盤取付面22は機器取付面21から直角曲げされているが、図2(c)において(22)なる符号を付して鎖線で示されているように逆方向に直角に曲げられてもよい。また、機器取付面21と盤取付面22は互いに平面状態で形成されてもよいし、直角以外の適当な角度で曲げられてもよい。
また、補強片24は補強のため補助的に形成されたものであって、補強片24を省略して、孔23の代わりに係合縁26と同様な切欠き形状の係合縁を形成してもよい。そのような係合縁30を有する第2実施例が図3(a)に、又、凸部31aの両側に係合縁31を有する第3実施例が図3(b)に示されている。
図4は、2台の電気機器1を併置する場合の第4の実施例の取付装置32が示されている。この取付装置32は、前述の第3の実施例に準ずる取付装置であって、2台の電気機器1を取り付けられるようにしたものである。すなわち、2台の電気機器1の係合凹部3aに嵌まり込む係合縁33を第3の実施例の係合縁31が連続するように形成し、2台の電気機器1の係合凹部5aに嵌まり込む係合縁34を第1の実施例の係合縁26の倍の幅を有するように形成したものである。このような構成により、2台の電気器を密着して取り付けでき、且つ、それらが幅方向にスライドすることがないことは説明するまでもない。
電気機器1
ケース2
係合手段3
係合凹部3a
ばね4
係合手段5
係合凹部5a
傾斜縁5b
DINレール6
機器取付面6a
機器取付面6b
ねじ7
配電盤8
孔8a
めねじ8b
スライド防止板9
取付装置20
機器取付面21
盤取付面22
孔23
補強片24
係合縁25
係合縁26
孔27
回り止め片28
ねじ29
取付装置32
係合縁33
係合縁34
ケース2
係合手段3
係合凹部3a
ばね4
係合手段5
係合凹部5a
傾斜縁5b
DINレール6
機器取付面6a
機器取付面6b
ねじ7
配電盤8
孔8a
めねじ8b
スライド防止板9
取付装置20
機器取付面21
盤取付面22
孔23
補強片24
係合縁25
係合縁26
孔27
回り止め片28
ねじ29
取付装置32
係合縁33
係合縁34
Claims (1)
- 底部にDINレールに取り付けるための一対の係合手段を有する電気機器を取り付けるための取付装置において、
前記電気機器を取り付ける平板状の機器取付面及び該機器取付面と連続して形成される前記取付装置を取り付ける盤取付面を有し、
前記機器取付面の対向する端縁にはDINレールのレール幅と同じ寸法のピッチを有する前記電気機器の前記係合手段が係合する係合縁が形成され、該対向する係合縁のそれぞれには電気機器の前記係合手段と係合して前記係合縁に沿って電気機器が移動することを阻止する係止手段が形成されていることを特徴とする電気機器の取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005154929A JP2006333644A (ja) | 2005-05-27 | 2005-05-27 | 電気機器の取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005154929A JP2006333644A (ja) | 2005-05-27 | 2005-05-27 | 電気機器の取付装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006333644A true JP2006333644A (ja) | 2006-12-07 |
Family
ID=37554739
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005154929A Pending JP2006333644A (ja) | 2005-05-27 | 2005-05-27 | 電気機器の取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006333644A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013126353A (ja) * | 2011-12-16 | 2013-06-24 | Sus Corp | 制御盤 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS642483U (ja) * | 1987-06-25 | 1989-01-09 |
-
2005
- 2005-05-27 JP JP2005154929A patent/JP2006333644A/ja active Pending
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JPS642483U (ja) * | 1987-06-25 | 1989-01-09 |
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JP2013126353A (ja) * | 2011-12-16 | 2013-06-24 | Sus Corp | 制御盤 |
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