JP2006333326A - 携帯型電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 移動体に搭乗した際に、所持する携帯型電子装置が移動体の電子装置に悪影響を及ぼすことがないようにする。
【解決手段】 携帯型電子装置1のバッテリ15から電源が供給されると、加速度センサ16で自装置に掛かる加速度を検出し、記憶部12に記憶した所定の閾値と比較してその大小を判定する。閾値以上の加速度を所定の時間連続して検出した場合に、制御部11の指示のもとに装置用電源制御部14がバッテリ15から携帯型電子装置1の各デバイスに供給される電源を遮断する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、移動体に搭乗した際に、自動的に電源の供給を遮断して、移動体の電子装置に悪影響を及ぼすことを防止することのできる携帯型電子装置に関する。
携帯電話やPDA(携帯情報端末)、音楽プレーヤ、ゲーム機、ノートパソコン等の携帯型電子装置から放射される電波や電磁ノイズは、航空機等の移動体の電子装置に悪影響を及ぼす虞があり、運航の妨げになる懸念すらあることが知られている。
このため、これらの携帯型電子装置を所持しながら移動体に搭乗すると、アナウンスや表示によって携帯型電子装置の電源を切るよう求められる。しかし、使用者がこれに応えて速やかに電源をオフにしなければ、移動体の電子装置に悪影響を及ぼす懸念を払拭することはできない。
また、昨今の携帯型電子装置には時限タイマ機能を備えたものがあり、設定時刻になると自動的に電源が投入されて動作を開始するものがある。このような携帯型電子装置を所持して移動体に搭乗すると、機内においてタイマ機能が作動して不意に電源が投入されることがある。このような場合、使用者がこれに気付いて電源を遮断する操作をできるとは限らない。
これらの課題に対して、従来、移動体に搭載された無線機に移動速度又は移動加速度を検出するセンサを備え、検出信号に基づいて無線機への電源供給を制御する例がある(例えば、特許文献1参照)。しかし、この例は、無線機について電源制御を行うものであって、電波を放射する携帯電話やPDA等の携帯型電子装置に対しては有効であるが、電磁ノイズを放射する音楽プレーヤ、ゲーム機、ノートパソコン等の他の携帯型電子装置に対しては効果的でない。また、比較的速度が遅く、加速度も小さいヘリコプタや飛行船等の場合には、極めて高精度のセンサを必要とし、低価格が求められる携帯型電子装置に適用するには困難が伴う。
また、GPS衛星から送信される航法メッセージを受信して、自己位置における現在の高度又は速度を検出し、検出値が所定値以上であると判定された場合に機器電源を切断する技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。これは、全ての携帯型電子装置について電源制御を行うことができるが、そのために常時GPSによる測位を行う必要があり、電力消費が増大してバッテリを早く消耗し、長時間の動作が求められる携帯型電子装置の稼働時間が短くなるという問題がある。また、航空機の離陸時などのように、高度がなく速度も遅い状態では、検出値が所定値以下となって電源を切断することができず、移動体の電子装置に対する影響を防止できない虞がある。
さらに、GPS信号を受信することにより取得した現在位置情報から自装置が発信制限区域内にあるか否かを判定し、発信制限区域内にある場合に無線送信部への電源供給を遮断することで無線送信部を不動作状態に制御する携帯無線装置の例がある(例えば、特許文献3参照)。しかしながら、この例では、無線受信部及び非通信機能の部分は常時動作状態にあるので、前述した電磁ノイズの放射を完全に防ぐことができないと共に、自装置の位置を検出するGPSユニットを常時稼動させておく必要があり、前述の例と同じように、バッテリが早く消耗して装置の稼働時間が短くなる。また、電源供給を制御するための判定を位置情報のみを用いて行うため、空港のように予め規制を特定できる場所以外では、電源供給の制御ができない。また、自装置の位置と比較する発信制限区域の情報を装置内に多く蓄積しておく必要があり、情報の更新も困難である。この発信制限区域情報を無線ネットワークを介してサーバから取得する方法も考えられるが、利用に際してはネットワークのサービスエリア内にいる必要があり、利用範囲が限定されるという問題がある。
特開平8−79165号公報 特開平11−298947号公報 特開2004−179973号公報
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、移動体に搭乗した際に、自動的に電源の供給を遮断し、それによって移動体の電子装置に悪影響を及ぼすことを防止することのできる携帯型電子装置を提供することを目的とする。
本発明の携帯型電子装置は、電源の供給を受けて所定の機能を実行する携帯型電子装置であって、前記電源の供給を制御する電源制御部と、自装置の加速度を検出する加速度センサと、を備え、前記電源制御部は、前記加速度センサにより検出した加速度が所定の時間連続して所定の閾値を超えた際に、前記電源の供給を遮断するものである。
この構成により、携帯型電子装置を所持して移動体に乗った際に、移動体の電子装置に悪影響を与えることを防止できる。
また、本発明の携帯型電子装置は、電源の供給を受けて所定の機能を実行する携帯型電子装置であって、前記電源の供給を制御する電源制御部と、GPS信号を受信して自装置の少なくとも一つの移動パラメータを測定するGPS測位部と、を備え、前記電源制御部は、前記GPS測位部により測定した移動パラメータが所定の閾値を超えた際に、前記電源の供給を遮断するものである。
この構成により、携帯型電子装置を所持して移動体に乗った際に、移動体のいずれの状態においても、また、移動体の種類によることなく、移動体の電子装置に悪影響を与えることを防止できる。
さらに、本発明の携帯型電子装置は、電源の供給を受けて所定の機能を実行する携帯型電子装置であって、前記電源の供給を制御する電源制御部と、自装置の加速度を検出する加速度センサと、GPS信号を受信して少なくとも一つの移動パラメータを測定するGPS測位部と、を備え、前記電源制御部は、前記加速度センサにより検出した加速度が所定の時間連続して所定の閾値を超えた際に、前記GPS測位部に前記電源の供給を開始し、前記GPS測位部により測定した移動パラメータが所定の閾値を超えた際に、前記電源の供給を遮断するものである。
この構成により、携帯型電子装置を所持して移動体に乗った際に、移動体のいずれの状態においても、また、移動体の種類によることなく移動体の電子装置に悪影響を与えることを防止できる。また、携帯型電子装置が時限タイマにより起動した際に、GPS測位部に自動的に電源を供給して、自装置の移動パラメータを測定することにより、自装置が移動体内にあるか否かを判定できる。そして、自装置が移動体内にある場合には、自動的に電源を遮断し、移動体の電子装置に悪影響を与えることを防止できる。
また、本発明の一態様として、上記の携帯型電子装置において、前記GPS測位部により測定された前記移動パラメータが、高度、高度変化量、移動速度及び加速度のうち少なくともいずれか一つであり、前記高度、高度変化量、移動速度及び加速度の少なくともいずれかがそれぞれに定めた閾値を超えた際に、前記電源の供給を遮断するものも含まれる。
この構成により、携帯型電子装置を所持して航空機に搭乗した際に、航空機の離陸時及び運航時等のいずれの状態においても、また、航空機の種類によることなく航空機の電子装置に悪影響を与えることを防止できる。また、携帯型電子装置が時限タイマにより起動した際に、GPS測位部に自動的に電源を供給して、自装置の高度、高度変化量、移動速度及び加速度を測定することにより、自装置が航空機内にあるか否かを判定できる。そして、自装置が航空機内にある場合には、自動的に電源を遮断し、航空機の電子装置に悪影響を与えることを防止できる。
また、本発明の一態様として、上記の携帯型電子装置において、前記電源制御部は、前記加速度センサにより検出した加速度が所定の時間連続して所定の閾値を超えた際に、所定の時間遅延して前記GPS測位部に前記電源の供給を開始するものも含まれる。
この構成により、携帯型電子装置を所持して移動体に乗った際に、出発時における移動体の電子装置に悪影響を与えることを効果的に防止することができる。
さらに、本発明の一態様として、上記の携帯型電子装置において、さらに、前記GPS測位部の動作時間を計測するタイマを備え、前記電源制御部は、前記タイマにより所定の時間を計測した際に、前記GPS測位部に対する電源の供給を遮断するものも含まれる。
この構成により、携帯型電子装置を所持して移動体に乗った際に、電力消費を節減しながら移動体の電子装置に悪影響を与えることを効果的に防止することができる。
本発明によれば、移動体に搭乗した際に、自動的に電源の供給を遮断し、それによって移動体の電子装置に悪影響を及ぼすことを防止することのできる携帯型電子装置を提供できる。
以下、本発明に係る携帯型電子装置の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、本発明に係る携帯型電子装置は、航空機等の移動体に持ち込み可能な携帯端末やデジタル機器を指し、例えば、携帯電話やPDA(携帯情報端末)、ゲーム機、音楽プレーヤ、デジタルカメラ、ビデオカメラ等をいう。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る携帯型電子装置の概略構成を示す図である。同図において、携帯型電子装置1は、制御部11、記憶部12、タイマ13、装置用電源制御部14、バッテリ15及び加速度センサ16を有する構成である。
制御部11は、携帯型電子装置1における所定の機能をCPUのアプリケーションソフトウエアの実行によって実現すると共に、電源としてのバッテリ15から各デバイスに供給される電源のオンオフ制御判定を行う。また、記憶部12は、携帯型電子装置1を航空機に持ち込んだ際に、検出又は測定される加速度、高度、高度変化量、速度と比較する閾値や、携帯型電子装置1の起動時刻等を予め記憶している半導体メモリ等である。
タイマ13は、携帯型電子装置1の起動時刻及び起動後に検出した閾値以上の加速度が連続する時間を計測するものである。また、装置用電源制御部14は、バッテリ15から携帯型電子装置1の各デバイスに供給される電源を、制御部11の指示に基づいてオンオフ制御するものである。なお、この装置用電源制御部14は、常時はオフしている携帯型電子装置1がタイマ13の時限機能により指定時刻にオンするような場合のために、タイマ13及び制御部11に対してのみは、常時通電するものであってもよい。
バッテリ15は、携帯型電子装置1に着脱可能な一次電池、又は充電可能な二次電池である。また、加速度センサ16は、電源がオンの状態にある携帯型電子装置1を航空機に持ち込んだ際に、装置自体に掛かる3軸の加速度を検出するためのセンサであり、3軸方向に配置した3個の1軸加速度センサや、シリコンオンチップで構成されるピエゾ抵抗型3軸加速度センサ等が好適に使用可能である。
次に、以上のように構成された携帯型電子装置1の電源制御動作について説明する。図2は、携帯型電子装置1が航空機に持ち込まれた際に、携帯型電子装置1に供給する電源を自動的に遮断する場合の動作手順を説明するためのフローチャートである。
まず、ステップS101において、使用者による操作、或いは、航空機に搭乗後にタイマ13の時限機能によって携帯型電子装置1に自動的に電源が入ると、制御部11は予め定められた手順に従って携帯型電子装置1の起動処理を行う(ステップS102)。この起動処理は、全ての電子装置が起動時に一般的に行う処理であって、特定の動作を規定するものではない。
起動処理が終わると、加速度センサ16が動作状態になり、加速度の検出を開始して検出値を制御部11に送る(ステップS103)。なお、加速度センサ16が検出した加速度値を制御部11に伝える手段については、加速度センサ16のデバイスにより異なるため、ここでは特定しない。また、このとき携帯型電子装置1は、通常の動作状態となっているので、制御部11は使用者の操作等を受け付け可能な状態にある。
ステップS104において、制御部11は記憶部12から加速度の閾値を読み出し、検出した加速度値が閾値を超えているか否かを判定する。判定の結果、検出した加速度値が閾値を超えていない場合は、ステップS103の手順に戻り、加速度センサ16による加速度検出を繰り返す。
一方、ステップS104の手順で、例えば、航空機が滑走中や離陸中等の状況にあったために、センサ16により検出した加速度値が閾値を超えていた場合、タイマ13は制御部11の指示のもとに閾値以上の加速度値が連続して検出される時間の計測を開始する(ステップS105)。
続いて、制御部11は、タイマ13で計測した時間を記憶部12に記憶してある所定の設定時間と比較し、その大小を判定する(ステップS106)。その結果、閾値以上の加速度値が設定時間以上連続して検出された場合は、装置用電源制御部14に指示してバッテリ15から携帯型電子装置1の各デバイスに供給される電源を強制的に遮断する(ステップS108)。これにより、携帯型電子装置1は動作を停止し、電波やノイズ等を放射することがなくなるので、航空機の電子装置に対する悪影響を防ぐことができる。
一方、ステップS106の手順において、閾値以上の加速度値が設定時間を超えて連続しないと判定された場合は、計測した連続時間をクリアして(ステップS107)ステップS103の手順に戻り、加速度センサ16によって加速度の検出を繰り返す。
以上説明したように、このような本発明の第1の実施形態に係る携帯型電子装置によれば、加速度センサ16を備えて自装置に掛かる加速度を検出し、記憶部12に記憶された所定の閾値と比較してその大小を判定する。そして、閾値以上の加速度が所定の時間連続して検出された場合に、バッテリ15から携帯型電子装置1の各デバイスに供給される電源を強制的に遮断する。
これにより、携帯型電子装置1を所持しながら航空機に搭乗した際に、自動的に携帯型電子装置1の電源を遮断することが可能になり、航空機の電子装置にノイズ等の悪影響を及ぼすことを未然に防止できる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る携帯型電子装置は、第1の実施形態に係る携帯型電子装置の加速度センサに代えて、移動体の高度、高度変化量、移動速度及び加速度、すなわち、自装置の高度、高度変化量、移動速度及び加速度(移動パラメータ)を検出するためのGPS測位部を備える構成である。図3は、本発明の第2の実施形態に係る携帯型電子装置の概略構成を示す図である。なお、図1に示した第1の実施形態と同一の構成要素については、同じ符号を付して説明を省略する。
図3において、携帯型電子装置2は、制御部11、記憶部12、タイマ13、装置用電源制御部14、バッテリ15、GPS測位部27、GPS受信アンテナ28及びGPS用電源制御部29を有する構成である。
GPS測位部27は、GPS受信アンテナ28を介して受信したGPS通信衛星からの航法メッセージに基づいて測位計算を行い、航空機の高度、高度変化量、移動速度及び加速度、すなわち、自装置の高度、高度変化量、移動速度及び加速度等の如き移動パラメータを出力するものである。また、記憶部12は、第1の実施形態における機能に加えて、GPS測位部27によって取得される高度、高度変化量、移動速度及び加速度と比較する各閾値と、GPS測位部27の動作時間を規定するための設定時間を記憶する。
GPS用電源制御部29は、バッテリ15からGPS測位部27に供給される電源を、制御部11の指示に基づいてオンオフ制御するものである。なお、GPS測位部27は動作時の消費電力が比較的大きく、常時電源を供給するとバッテリ15の寿命が短くなるので、通常は電源の供給をオフにしておき、必要時に使用者の操作によって通電したり、或いは制御部11の指示でGPS用電源制御部29を制御して通電を行う。
次に、以上のように構成された携帯型電子装置の電源制御動作について説明する。図4は、携帯型電子装置2が航空機に持ち込まれた際に、携帯型電子装置への電源供給を制御する場合の動作手順を説明するためのフローチャートである。
まず、装置用電源制御部14によりバッテリ15からの電源供給がオフ状態にあった場合に、タイマ13の時限機能による設定時刻になると、制御部11の指示により装置用電源制御部14がバッテリ15からの電源をオンし(ステップS201)、制御部11は予め定められた手順に従って携帯型電子装置2の起動処理を行う(ステップS202)。
次いで、制御部11はGPS用電源制御部29を制御してGPS測位部27にバッテリ15から電源を供給する。これによって、GPS測位部27が起動する(ステップS203)とともに、タイマ13によってGPS測位部27の動作時間の計測を開始する(ステップS204)。そして、GPS測位部27は、GPS通信衛星から送られる航法メッセージに基づいて測位計算を行い、自装置の高度、高度変化量、移動速度及び加速度を測定する(ステップS205)。
ステップS206では、タイマ13で計測中の動作時間が記憶部12に記憶してある設定時間に達したか否かを判定する。その結果、計測した時間が設定時間に達していない場合は、ステップS205の手順に戻り、自装置の高度、高度変化量、移動速度及び加速度の測定を繰り返す。
一方、ステップS206の手順で計測時間が設定時間に達したと判定された場合は、制御部11からGPS用電源制御部29に指示を送り、バッテリ15からGPS測位部27に供給する電源を遮断してGPS測位部27の動作を停止させる(ステップS207)。これにより、携帯型電子装置2の電力消費を低減することができ、バッテリ15の長寿命化が可能となる。
ステップS208において、制御部11は、記憶部12から高度、高度変化量、移動速度及び加速度の閾値を読み出し、測定した自装置の高度、高度変化量、移動速度及び加速度の各値がそれぞれの閾値を超えているか否かを判定する。判定の結果、閾値を超える測定値が一つでもあれば、制御部11は装置用電源制御部14に指示してバッテリ15から携帯型電子装置2の各デバイスに供給される電源を遮断し(ステップS209)、動作を停止させる。これにより、携帯型電子装置2からノイズ等を放射することがなくなり、航空機の電子装置に対する悪影響を防ぐことができる。
一方、ステップS208の手順において、閾値以上の測定値が一つもなかったと判定された場合は、携帯型電子装置2への電源供給を遮断することなく、通常の動作を継続する。この状態は、使用者が航空機にまだ搭乗していないことを示すものである。
以上説明したように、このような本発明の第2の実施形態に係る携帯型電子装置によれば、GPS測位部27を備えて自装置の高度、高度変化量、移動速度及び加速度を測定し、記憶部12に記憶されたそれぞれの閾値と比較してその大小を判定する。そして、閾値以上の測定値が一つでもあれば、バッテリ15から携帯型電子装置2に供給される電源を遮断する。
これにより、電源を切った携帯型電子装置2を所持して航空機に搭乗したものの、タイマ13の時限機能により携帯型電子装置2の電源がオンしてしまった場合に、GPS測位部27を自動的に動作させ、航空機の離陸中又は飛行中において携帯型電子装置2の電源を自動的に遮断することが可能になり、航空機の電子装置にノイズ等の悪影響を及ぼすことを防止できる。
また、GPS測位部27の動作時間を計測し、予め設定した動作時間に達した時点でバッテリ15からGPS測位部27に供給される電源を遮断することにより、GPS測位部27を所定の時間だけ動作させることができ、電力消費を低減してバッテリ15の長寿命化を図ることが可能となる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係る携帯型電子装置は、第1の実施形態に係る携帯型電子装置の加速度センサに加え、自装置の高度、高度変化量、速度及び加速度を検出するためのGPS測位部を備える構成である。図5は、本発明の第3の実施形態に係る携帯型電子装置の概略構成を示す図である。なお、図1及び図3にそれぞれ示した第1及び第2の実施形態と同一の構成要素については、同じ符号を付して説明を省略する。
図5において、携帯型電子装置3は、制御部11、記憶部12、タイマ13、装置用電源制御部14、バッテリ15、加速度センサ16、GPS測位部27、GPS受信アンテナ28及びGPS用電源制御部29を有する構成である。
次に、第3の実施形態に係る携帯型電子装置の電源制御動作について説明する。図6は、携帯型電子装置2が航空機に持ち込まれた際に、携帯型電子装置への電源供給を制御する場合の動作手順を説明するためのフローチャートである。
図6において、ステップS301〜S307の処理手順は、第1の実施形態に係る図2に基づいて説明したステップS101〜S107の処理手順と同じであり、説明を省略する。
ステップS308では、加速度センサ16により閾値以上の加速度が所定時間連続して検出された場合に、GPS測位部27を起動するまでの遅延時間をタイマ13により計測する。この遅延時間は、航空機が滑走を始めた場合に加速度センサ16により加速度を検出し、航空機がまさに離陸しようとする瞬間にGPS測位部27を起動することを避けるために設けるもので、これにより離陸時における航空機の電子装置に悪影響を与えることを防止することができる。
続いて、ステップS309において、計測中の遅延時間が予め設定した時間に達したか否かを判定する。その結果、計測した遅延時間が設定した時間に達していなければ、ステップS309に戻り、処理を繰り返す。
続くステップS310〜S316の処理手順は、第2の実施形態に係る図4に基づいて説明したステップS203〜S209の処理手順と同じであり、説明を省略する。
ステップS315における判定の結果、閾値を超える測定値が一つもないと判定された場合は、ステップS303の手順に戻り、加速度センサ16により加速度の検出を行って以降の手順を実行する。
以上説明したように、このような本発明の第3の実施形態に係る携帯型電子装置によれば、加速度センサ16及びGPS測位部27を備え、加速度センサ16により自装置に掛かる加速度を検出し、記憶部12に記憶された所定の閾値と比較してその大小を判定する。そして、閾値以上の加速度が所定の時間連続して検出された場合に、所定の時間遅れをもってGPS測位部27を起動して自装置の高度、高度変化量、移動速度及び加速度を測定する。そして、閾値を超えるものが一つでもあればバッテリ15から携帯型電子装置2の各デバイスに供給される電源を遮断する。
これにより、加速度センサ16によって検出した加速度に加えて、GPS測位部27によって測定した高度、高度変化量、移動速度及び加速度を用いて携帯型電子装置3の電源制御を行うので、第1及び第2の実施形態の効果に加え、エレベータ等の運搬装置やジェットコースタ等の遊戯装置において誤作動を防止することができる。
上述の実施形態では、携帯型電子装置が持ち込まれる移動体の例として、航空機が挙げられている。航空機は、その電子装置に対する妨害がもっとも防がれるべき典型的な移動体だからである。しかしながら、本発明が対象とする移動体は航空機には限定されない。その電子機器への悪影響が妨げられるべき他の移動体内でも、本発明の効果は発揮され得る。
また、上述の実施形態では、移動パラメータの例としての高度、高度変化量、移動速度及び加速度を挙げている。しかしながら、移動パラメータの種類及び数は特に限定されない。携帯型電子装置が何らかの移動体の内部に持ち込まれたことを検知するのに基礎となる、移動に関するパラメータであれば、他のものを採用することができる。
以上、本発明の各種実施形態を説明したが、本発明は前記実施形態において示された事項に限定されず、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者がその変更・応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
本発明は、移動体に搭乗した際に、自動的に電源の供給を遮断し、それによって移動体の電子装置に悪影響を及ぼすことを防止することのできる携帯型電子装置を提供することができ、携帯電話等の携帯型電子装置に有用である。
本発明の第1の実施形態に係る携帯型電子装置の概略構成を示す図 本発明の第1の実施形態に係る携帯型電子装置の動作手順を説明するためのフローチャート 本発明の第2の実施形態に係る携帯型電子装置の概略構成を示す図 本発明の第2の実施形態に係る携帯型電子装置の動作手順を説明するためのフローチャート 本発明の第3の実施形態に係る携帯型電子装置の概略構成を示す図 本発明の第3の実施形態に係る携帯型電子装置の動作手順を説明するためのフローチャート
符号の説明
1,2,3 携帯型電子装置
11 制御部
12 記憶部
13 タイマ
14 装置用電源制御部
15 バッテリ
16 加速度センサ
27 GPS測位部
28 GPS受信アンテナ
29 GPS測位部用電源制御部

Claims (6)

  1. 電源の供給を受けて所定の機能を実行する携帯型電子装置であって、
    前記電源の供給を制御する電源制御部と、
    自装置に掛かる加速度を検出する加速度センサと、を備え、
    前記電源制御部は、前記加速度センサにより検出した加速度が所定の時間連続して所定の閾値を超えた際に、前記電源の供給を遮断する携帯型電子装置。
  2. 電源の供給を受けて所定の機能を実行する携帯型電子装置であって、
    前記電源の供給を制御する電源制御部と、
    GPS信号を受信して自装置の少なくとも一つの移動パラメータを測定するGPS測位部と、を備え、
    前記電源制御部は、前記GPS測位部により測定した移動パラメータが所定の閾値を超えた際に、前記電源の供給を遮断する携帯型電子装置。
  3. 電源の供給を受けて所定の機能を実行する携帯型電子装置であって、
    前記電源の供給を制御する電源制御部と、
    自装置の加速度を検出する加速度センサと、
    GPS信号を受信して自装置の少なくとも一つの移動パラメータを測定するGPS測位部と、を備え、
    前記電源制御部は、前記加速度センサにより検出した加速度が所定の時間連続して所定の閾値を超えた際に、前記GPS測位部に前記電源の供給を開始し、
    前記GPS測位部により測定した移動パラメータが所定の閾値を超えた際に、前記電源の供給を遮断する携帯型電子装置。
  4. 請求項2または3に記載の携帯型電子装置であって、
    前記GPS測位部により測定された前記移動パラメータが、高度、高度変化量、移動速度及び加速度のうち少なくともいずれか一つであり、
    前記高度、高度変化量、移動速度及び加速度の少なくともいずれかがそれぞれに定めた閾値を超えた際に、前記電源の供給を遮断する携帯型電子装置。
  5. 請求項3に記載の携帯型電子装置であって、
    前記電源制御部は、前記加速度センサにより検出した加速度が所定の時間連続して所定の閾値を超えた際に、所定の時間遅延して前記GPS測位部に前記電源の供給を開始する携帯型電子装置。
  6. 請求項2ないし5のいずれか1項に記載の携帯型電子装置であって、
    さらに、前記GPS測位部の動作時間を計測するタイマを備え、
    前記電源制御部は、前記タイマにより所定の時間を計測した際に、前記GPS測位部に対する電源の供給を遮断する携帯型電子装置。
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