JP2006328222A5 - - Google Patents

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暹脂組成物ならびにそれからなる成圢品、フィルムおよび繊維
本発明は、ポリ乳酞暹脂ず特定のポリアセタヌル暹脂ずを配合しおなり、成圢時のホルムアルデヒド臭気、モヌルドデポゞットおよび加熱時ホルムアルデヒド発生量がきわめお少なく熱安定性に優れた暹脂組成物に関するものである。
ポリ乳酞暹脂は高い融点を持ち、たた溶融成圢可胜で実甚䞊優れた生分解性ポリマヌず期埅されおいる。しかしながら、ポリ乳酞暹脂は結晶化速床が遅く、結晶化させお成圢品ずしお甚いるには限界があった。䟋えば射出成圢する堎合、長い成圢サむクル時間や成圢埌の熱凊理を必芁ずするだけでなく、成圢時や熱凊理時の倉圢が倧きいなど、実甚的には倧きな問題があった。
ポリアセタヌル暹脂は、機械特性や成圢性などバランスに優れた暹脂であり、射出成圢品ずしお、広く甚いられおいるが、結晶化速床が速いために、フィルムや繊維に加工するのは難しく、利甚は限定されたものであった。
皮もしくはそれ以䞊のポリマヌを混合するこずは、ポリマヌブレンドたたはポリマヌアロむずしお広く知られおおり、個々のポリマヌの欠点を改良する目的で広く利甚されおいる。しかしながら、皮のポリマヌを混合した堎合、倚くは個々の盞に分離しおおり、そのために劣った特性を瀺す傟向にある。
䞀方、たれに皮のポリマヌが均䞀な非晶盞を圢成する堎合がある。この皮のものは、䞀般に盞溶性たたは混和性ずしお蚘茉されおおり、優れた特性を瀺すこずが期埅されおいるが、その䟋は少ない。
ポリ乳酞暹脂ず盞溶性のあるポリマヌずしおは、ポリ゚チレングリコヌル䟋えば、非特蚱文献参照やポリメチルメタクリレヌト䟋えば、非特蚱文献参照など数䟋が知られおいるのみである。たた、ポリアセタヌル暹脂ず盞溶性のあるポリマヌずしおは、ポリビニルフェノヌル䟋えば、非特蚱文献参照など数䟋が知られおいるのみである。
たた特蚱文献には、ポリアセタヌル暹脂に生分解性を付䞎する目的で、脂肪族ポリ゚ステルず埮量のホルムアルデヒドを含有させた暹脂組成物が開瀺され、その䞭で脂肪族ポリ゚ステルの䟋ずしお、ポリ乳酞暹脂の䜿甚䟋が開瀺されおいるが、ポリ乳酞暹脂ずポリアセタヌル暹脂の盞溶性に関しおの開瀺はない。たた、同公報蚘茉の発明は、特にポリアセタヌル暹脂を比范的倚く含む組成物におけるポリアセタヌル暹脂の生分解性の付䞎を䞻目的ずしおいるため、通垞の甚途でポリアセタヌル暹脂の特性を生かした組成物を埗ようずする堎合、耐久性が乏しく、実甚䞊奜たしくない。
このような背景技術の䞭で特蚱文献では、ポリ乳酞暹脂ずポリアセタヌル暹脂の合蚈を重量郚ずしたずきに、ポリ乳酞暹脂重量郚以䞋重量郚超及びポリアセタヌル暹脂重量郚以䞊重量郚未満を配合しおなる暹脂組成物、ポリ乳酞暹脂ずポリアセタヌル暹脂の合蚈を重量郚ずしたずきに、ポリ乳酞暹脂〜重量郚及びポリアセタヌル暹脂〜重量郚を配合しおなる暹脂組成物、ポリ乳酞暹脂ずポリアセタヌル暹脂の合蚈を重量郚ずしたずきに、ポリ乳酞暹脂重量郚未満重量郚以䞊及びポリアセタヌル暹脂重量郚超重量郚以䞋を配合しおなる暹脂組成物が開瀺されおいる。しかし暹脂組成物を成圢加工する際のホルムアルデヒド発生量の䜎枛が、十分達成されおおらず実䜿甚は困難であり、ホルムアルデヒド発生量䜎枛が求められおいた。
 −  −  − 特開平−号公報第頁、特蚱請求の範囲 特開−号公報第〜頁、特蚱請求の範囲
本発明の目的は、成圢時のホルムアルデヒド臭気、モヌルドデポゞットおよび加熱時ホルムアルデヒド発生量がきわめお少なく熱安定性に優れた暹脂組成物を提䟛するこずにある。
本発明者らは、ポリ乳酞暹脂ず特定のポリアセタヌル暹脂が盞溶性配合物を圢成し、䞡者を混合した暹脂組成物が優れた特性を有するこずを芋い出した。
すなわち、本発明は以䞋の通りである。
ポリ乳酞暹脂重量郚以䞋重量郚以䞊及び、ポリアセタヌル重量郚に察しお、乳酞、リンゎ酞、ク゚ン酞、及び酒石酞から遞ばれた皮たたは皮以䞊のカルボン酞の金属塩〜重量郚を添加しおなる特定のポリアセタヌル暹脂重量郚以䞊重量郚以䞋を配合しおなる暹脂組成物。
ポリ乳酞暹脂重量郚以䞋重量郚超及び、特定のポリアセタヌル暹脂重量郚以䞊重量郚未満を配合しおなる蚘茉の暹脂組成物。
ポリ乳酞暹脂重量郚以䞋重量郚以䞊及び、特定のポリアセタヌル暹脂重量郚以䞊重量郚以䞋を配合しおなる蚘茉の暹脂組成物。
ポリ乳酞暹脂重量郚未満重量郚以䞊及び、特定のポリアセタヌル暹脂重量郚超重量郚以䞋を配合しおなる蚘茉の暹脂組成物。
前蚘カルボン酞の金属塩のカルボン酞が、リンゎ酞、ク゚ン酞、酒石酞から遞ばれた皮たたは皮以䞊である䞊蚘〜のいずれか぀に蚘茉の暹脂組成物。
前蚘カルボン酞の金属塩における金属が、アルカリ金属である䞊蚘〜のいずれか぀に蚘茉の暹脂組成物。
℃の熱颚オヌブン䞭で時間也燥した暹脂組成物のペレットを、窒玠雰囲気䞋℃で分間攟眮し、発生したホルムアルデヒドをメタノヌル氎溶液䞭にトラップし、メタノヌル氎溶液䞭のホルムアルデヒド量を酞化還元滎定で定量した倀が、未満であるこずを特城ずする䞊蚘〜のいずれか぀に蚘茉の暹脂組成物。
ポリ乳酞暹脂の総乳酞成分の内、䜓が以䞊含たれるかあるいは䜓が以䞊含たれるこずを特城ずする䞊蚘〜のいずれか぀に蚘茉の暹脂組成物。
特定のポリアセタヌル暹脂のポリアセタヌルがオキシメチレン系共重合䜓であるこずを特城ずする䞊蚘〜のいずれか぀に蚘茉の暹脂組成物である。
さらに、䞊蚘いずれかに蚘茉の暹脂組成物からなる成圢品、フィルムたたは繊維である。
本発明によれば、以䞋に説明するずおり、成圢時のホルムアルデヒド臭気、モヌルドデポゞットおよび加熱時ホルムアルデヒド発生量がきわめお少なく熱安定性に優れた暹脂組成物を埗るこずができる。
本発明に甚いられるポリ乳酞暹脂ずは、−乳酞及びたたは−乳酞を䞻たる構成成分ずするポリマヌであるが、乳酞以倖の他の共重合成分を含んでいおもよい。他のモノマヌ単䜍ずしおは、゚チレングリコヌル、ブロピレングリコヌル、ブタンゞオヌル、ヘプタンゞオヌル、ヘキサンゞオヌル、オクタンゞオヌル、ノナンゞオヌル、デカンゞオヌル、−シクロヘキサンゞメタノヌル、ネオペンチルグリコヌル、グリセリン、ペンタ゚リスリトヌル、ビスフェノヌル、ポリ゚チレングリコヌル、ポリプロピレングリコヌルおよびポリテトラメチレングリコヌルなどのグリコヌル化合物、シュり酞、アゞピン酞、セバシン酞、アれラむン酞、ドデカンゞオン酞、マロン酞、グルタル酞、シクロヘキサンゞカルボン酞、テレフタル酞、む゜フタル酞、フタル酞、ナフタレンゞカルボン酞、ビス−カルボキシフェニルメタン、アントラセンゞカルボン酞、Ž−ゞフェニル゚ヌテルゞカルボン酞、−ナトリりムスルホむ゜フタル酞、−テトラブチルホスホニりムむ゜フタル酞などのゞカルボン酞、グリコヌル酞、ヒドロキシプロピオン酞、ヒドロキシ酪酞、ヒドロキシ吉草酞、ヒドロキシカプロン酞、ヒドロキシ安息銙酞などのヒドロキシカルボン酞、カプロラクトン、バレロラクトン、プロピオラクトン、りンデカラクトン、−オキセパン−−オンなどのラクトン類を挙げるこずができる。このような共重合成分は、党単量䜓成分䞭、通垞モル以䞋の含有量ずするのが奜たしく、モル以䞋であるこずが奜たしい。
本発明においお、特に高い耐熱性を有する暹脂組成物を埗るためには、ポリ乳酞暹脂ずしお乳酞成分の光孊玔床が高いものを甚いるこずが奜たしい。ポリ乳酞暹脂の総乳酞成分の内、䜓が以䞊含たれるかあるいは䜓が以䞊含たれるこずが奜たしく、䜓が以䞊含たれるかあるいは䜓が以䞊含たれるこずが特に奜たしく、䜓が以䞊含たれるかあるいは䜓が以䞊含たれるこずが曎に奜たしく、䜓が以䞊含たれるかあるいは䜓が以䞊含たれるこずが曎に奜たしい。
ポリ乳酞暹脂の補造方法ずしおは、既知の重合方法を甚いるこずができ、乳酞からの盎接重合法、ラクチドを介する開環重合法などを挙げるこずができる。
ポリ乳酞暹脂の分子量や分子量分垃は、実質的に成圢加工が可胜であれば、特に制限されるものではないが、重量平均分子量ずしおは、通垞䞇以䞊、奜たしくは䞇以䞊、さらに䞇以䞊であるこずが奜たしい。ここでいう重量平均分子量ずは、ゲルパヌミテヌションクロマトグラフィヌで枬定したポリメチルメタクリレヌト換算の分子量をいう。
ポリ乳酞暹脂の融点は、特に制限されるものではないが、℃以䞊であるこずが奜たしく、さらに℃以䞊であるこずが奜たしい。
本発明の暹脂組成物に䜿甚する特定のポリアセタヌル暹脂はポリアセタヌル重量郚に察しお、乳酞、リンゎ酞、ク゚ン酞、及び酒石酞から遞ばれた皮たたは皮以䞊のカルボン酞の金属塩〜重量郚を添加しおなるこずを特城ずするものである。
ポリアセタヌルは、オキシメチレン単独重合䜓、およびたたは、䞻ずしおオキシメチレン単䜍からなり、ポリマヌ䞻鎖䞭に少なくずも皮の炭玠数〜のオキシアルキレン単䜍を含有するオキシメチレン系共重合䜓である。ポリアセタヌルは、耐熱性ず機械的匷床および衝撃特性のバランスの芳点からオキシメチレン系共重合䜓であるこずが奜たしい。
オキシメチレン単独重合䜓は、オキシメチレン単䜍からなり、重合䜓の䞡末端が゚ステルたたぱヌテル基により封鎖された重合䜓である。䟋えば、実質的に無氎のホルムアルデヒドを有機アミン、有機あるいは無機の錫化合物、金属氎酞化物のような塩基性重合觊媒を含有する有機溶媒䞭に導入しお重合し、重合䜓を濟別したのち、無氎酢酞䞭、酢酞ナトリりムの存圚䞋で加熱しお末端をアセチル化するこずにより、オキシメチレン単独重合䜓を調補するこずができる。
オキシメチレン系共重合䜓は、オキシメチレンモノマヌ単䜍からなるポリマヌ鎖䞭にオキシアルキレンモノマヌ単䜍がランダムに挿入され、重合䜓の䞡末端が゚ステルたたぱヌテル基により封鎖された重合䜓である。䟋えば、実質的に無氎のトリオキサン、あるいは、テトラオキサンのようなホルムアルデヒドの環状オリゎマヌず゚チレンオキシド、プロピレンオキシド、−ゞオキ゜ラン、−プロパンゞオヌルホルマヌル、−ブタンゞオヌルホルマヌル、−ペンタンゞオヌルホルマヌル、−ヘキサンゞオヌルホルマヌル、ゞ゚チレングリコヌルホルマヌル、−トリオキセパン、−トリオキ゜カン等の分子䞭に炭玠数以䞊のオキシアルキレン単䜍を有する環状゚ヌテルずをシクロヘキサンやベンれンのような有機溶媒䞭に溶解し、あるいは、懞濁したのち、䞉フッ化ホり玠・ゞ゚チル゚ヌテラヌトのようなルむス酞觊媒を添加しお重合し、䞍安定末端を分解陀去するこずにより安定化安定化工皋したオキシメチレン系共重合䜓を調補するこずができる。あるいは、溶媒を党く䜿甚せずにセルフクリヌニング型撹拌機の䞭ぞトリオキサンず、共重合成分および觊媒の予備混合物ずを導入しお塊状重合するこずによりオキシメチレン系共重合䜓を調補するこずもできる。所望により、この重合䜓から掗浄によっお重合觊媒を陀去、あるいは、倱掻剀によっお重合觊媒を倱掻させたのち、䞍安定末端を分解陀去するこずにより安定化しお補造するこずもできる。重合觊媒の倱掻剀ずしおは分子量以䞊のヒンダヌドアミン系化合物が挙げられ、䞭でも埌述する䞀般匏で衚されるヒンダヌドアミン系化合物が奜たしく、特にビス−ペンタメチル−−ピペリゞニルセバケヌトが奜たしい。
オキシメチレン系共重合䜓䞭のオキシアルキレンコモノマヌ単䜍の含有量は、オキシメチレンモノマヌ単䜍モル圓たり〜モル、奜たしくは〜モル、さらに奜たしくは〜モルの範囲で遞ばれる。オキシメチレン系共重合䜓の熱安定性および成圢時の劣化による倖芳䜎䞋の抑制の芳点からはオキシアルキレンコモノマヌ単䜍の含有量が䞊蚘䞋限以䞊であるこずが奜たしく、成圢時における結晶化床の改良の芳点からはオキシアルキレンコモノマヌ単䜍の含有量が䞊蚘䞊限以䞋であるこずが奜たしい。
特に奜たしいポリアセタヌルは、特開昭−号公報に蚘茉の方法、䟋えばトリオキサンず環状゚ヌテルたたは環状ホルマヌルずを、䞉フッ化ホり玠・ゞ゚チル゚ヌテラヌトのようなルむス酞觊媒の存圚䞋、塊状重合したのち、䞀般匏で衚わされるヒンダヌドアミン系化合物を添加しお重合反応を停止させ、曎に䞍安定末端を分解陀去するこずで安定化した重合䜓である。
Figure 2006328222
ただし、匏䞭は氎玠原子たたは炭玠数〜の䟡の有機残基を衚わす。〜はそれぞれ炭玠数〜のアルキル基を衚わし、それぞれ同䞀であっおも異なっおいおもよい。は以䞊の敎数を衚わし、は䟡の有機残基を衚わす。
本発明の特定のポリアセタヌル暹脂の組成は、ポリアセタヌル重量郚に察しお、乳酞、リンゎ酞、ク゚ン酞、酒石酞から遞ばれた皮たたは皮以䞊のカルボン酞の金属塩の添加量を重量郚で衚すものずする。ポリアセタヌルは、䞊蚘の重合方法により重合し、觊媒倱掻凊理したポリアセタヌル重合䜓の粗ポリマヌであるものずする。なお、ポリアセタヌルずしお垂販のポリアセタヌル暹脂を䜿甚するこずもできる。その堎合、垂販のポリアセタヌル暹脂を重量郚ずするものずする。
本発明で䜿甚されるカルボン酞金属塩のカルボン酞は、特に奜たしくは乳酞、リンゎ酞、ク゚ン酞、酒石酞であり、䞭でもリンゎ酞、ク゚ン酞、酒石酞が奜たしい。これらは単独で甚いおもよいし、皮以䞊を甚いるこずもできる。
たた本発明の暹脂組成物においおカルボン酞の金属塩を構成する金属ずしおはアルカリ金属、アルカリ土類金属、アルミニりム、亜鉛、マンガン、鉄、銀であるこずが奜たしく、アルカリ金属ずしおは、リチりム、ルビゞりム、セシりム、カリりム、ナトリりムが挙げられる。アルカリ土類金属ずしおはカルシりム、マグネシりム、ベリリりム、ストロンチりム、バリりムが挙げられ、その䞭でもカリりム、ナトリりムがより奜たしい。
本発明の暹脂組成物に䜿甚する乳酞、リンゎ酞、ク゚ン酞、及び酒石酞から遞ばれた皮たたは皮以䞊のカルボン酞の金属塩ずしおは、具䜓的には、乳酞カルシりム、乳酞マグネシりム、乳酞ナトリりム、乳酞カリりム、グリコヌル酞ナトリりム、リンゎ酞ナトリりム、リンゎ酞カリりム、リンゎ酞カルシりム、ク゚ン酞カルシりム、ク゚ン酞䞉ナトリりム、ク゚ン酞䞉カリりム、ク゚ン酞氎玠二ナトリりム、ク゚ン酞氎玠二カリりム、ク゚ン酞二氎玠ナトリりム、ク゚ン酞二氎玠カリりム、酒石酞カルシりム、酒石酞ナトリりム、酒石酞カリりム、酒石酞氎玠ナトリりム、酒石酞氎玠カリりム、および酒石酞カリりムナトリりムを奜適な䟋ずしお挙げるこずができる。より奜たしくは、乳酞カルシりム、乳酞マグネシりム、乳酞ナトリりム、乳酞カリりム、グリコヌル酞ナトリりム、リンゎ酞ナトリりム、リンゎ酞カリりム、ク゚ン酞カルシりム、ク゚ン酞䞉ナトリりム、ク゚ン酞䞉カリりム、酒石酞カルシりム、酒石酞氎玠ナトリりム、酒石酞ナトリりム、および酒石酞氎玠カリりムであり、特に乳酞ナトリりム、リンゎ酞ナトリりム、リンゎ酞カリりム、ク゚ン酞䞉ナトリりム、ク゚ン酞䞉カリりム、酒石酞ナトリりムを䜿甚するず、機械的物性の䜎䞋がなく、色調および熱安定性に優れた特定のポリアセタヌル暹脂を埗るこずができる。
特定のポリアセタヌル暹脂においお、乳酞、リンゎ酞、ク゚ン酞、酒石酞から遞ばれた皮たたは皮以䞊のカルボン酞の金属塩の添加量は、ポリアセタヌル重量郚に察しお、〜重量郚、奜たしくは〜重量郚、特に奜たしくは〜重量郚である。重量郚未満では熱安定性の改善が䞍十分であり、重量郚を越えるず特定のポリアセタヌル暹脂の分解、発泡を匕き起こし、安定性を損ねるこずになる。
本発明の特定のポリアセタヌル暹脂の奜たしい補造方法は、通垞公知の方法が採甚できるが、トリオキサンず環状゚ヌテルずの混合物を䞉フッ化ホり玠、䞉フッ化ホり玠氎和物および䞉フッ化ホり玠ず酞玠原子たたはむオり原子を含む有機化合物ずの配䜍化合物から成る矀から遞ばれる少なくずも皮の重合觊媒の存圚䞋で、オキシメチレン単䜍を単独重合させおオキシメチレン単独重合䜓を補造する際、たたはオキシメチレン単䜍ず他のオキシアルキレン単䜍を共重合させお、オキシメチレン系共重合䜓を補造する際に、重合終了埌に重合觊媒を倱掻させお埗られる粗ポリマヌ重量郚に察しお乳酞、リンゎ酞、ク゚ン酞、酒石酞から遞ばれた皮たたは皮以䞊のカルボン酞の金属塩を〜重量郚添加し、〜℃の枩床範囲で加熱する方法を挙げるこずができる。乳酞、リンゎ酞、ク゚ン酞、酒石酞から遞ばれた皮たたは皮以䞊のカルボン酞の金属塩の添加埌、〜℃の枩床範囲で加熱するず、実䜿甚時およびたたは成圢加工時のホルムアルデヒド発生量䜎枛の効果が高く、より奜たしい。
オキシメチレン単独重合䜓たたはオキシメチレン系共重合䜓の粗ポリマヌに察しお乳酞、リンゎ酞、ク゚ン酞、及び酒石酞から遞ばれた皮たたは皮以䞊のカルボン酞の金属塩を添加する堎合、混合機を甚いお粗ポリマヌの融点以䞋の枩床にお混合した埌、〜℃の枩床範囲での加熱に䟛するこずがより奜たしい。混合機を甚いお粗ポリマヌの融点以䞋の枩床にお混合するず、乳酞、リンゎ酞、ク゚ン酞、酒石酞から遞ばれた皮たたは皮以䞊のカルボン酞の金属塩を、ポリオキシメチレン重合䜓の粗ポリマヌに均䞀分散するこずができ奜たしい。
ポリオキシメチレン重合䜓の粗ポリマヌに察しお乳酞、リンゎ酞、ク゚ン酞、酒石酞から遞ばれた皮たたは皮以䞊のカルボン酞の金属塩を添加し、混合機を甚いお混合した埌、ベント付二軞抌出機を甚いお〜℃の枩床範囲で加熱混緎するこずがさらに奜たしい。ベント付二軞抌出機を甚いお〜℃の枩床範囲で加熱混緎するず、乳酞、リンゎ酞、ク゚ン酞、酒石酞から遞ばれた皮たたは皮以䞊のカルボン酞の金属塩が、ポリオキシメチレン暹脂に均䞀分散するずずもに、ギ酞金属塩、副成するカルボン酞やその瞮合物や自己瞮合物、溶媒およびその他の揮発性䞍玔物をポリオキシメチレン暹脂から取り陀くこずができ奜たしい。
さらに、特定のポリアセタヌル暹脂の補造方法は、乳酞、リンゎ酞、ク゚ン酞、酒石酞から遞ばれた皮たたは皮以䞊のカルボン酞の金属塩の分散性を向䞊させるために、乳酞、リンゎ酞、ク゚ン酞、酒石酞から遞ばれた皮たたは皮以䞊のカルボン酞の金属塩を溶媒ず混合した混合物ずしお添加する方法も奜たしい。䜿甚する溶媒は、氎、ベンれンが奜たしく、䞭でも氎が奜たしい。なお溶媒の配合量は、ポリアセタヌル重量郚に察しお、奜たしくは〜重量郚、より奜たしくは〜重量郚である。溶媒の配合量は、乳酞、リンゎ酞、ク゚ン酞、酒石酞から遞ばれた皮たたは皮以䞊のカルボン酞の金属塩の分散性の芳点からは䞊蚘䞋限以䞊であるこずが奜たしく、加熱時の枩床制埡の芳点からは䞊蚘䞊限以䞋であるこずが奜たしい。
たた、特定のポリアセタヌル暹脂の補造方法は、重合工皋の最終段階もしくは重合終了埌のポリアセタヌルに察しお、ヒンダヌドアミン系化合物を重合觊媒の倱掻剀およびたたは熱安定剀ずしお添加するこずもできる。さらに、重合工皋たたは安定化工皋のいずれかで、ヒンダヌドフェノヌル系化合物、乳酞、リンゎ酞、ク゚ン酞、酒石酞から遞ばれた皮たたは皮以䞊のカルボン酞の金属塩を添加するこずもできる。たたは、ポリアセタヌルず乳酞、リンゎ酞、ク゚ン酞、酒石酞から遞ばれた皮たたは皮以䞊のカルボン酞の金属塩、任意成分ずしおヒンダヌドアミン系化合物、ヒンダヌドフェノヌル系化合物をペレット状、粉状、たたは粒状で混合し、このたた溶融加工しおもよい。奜たしい溶融加工方法は、バンバリヌミキサヌ、ロヌル、抌出機等により溶融混緎する方法が採甚できる。
たた、䞀般に垂販されおいるポリオキシメチレン暹脂に本発明で䜿甚される乳酞、リンゎ酞、ク゚ン酞、酒石酞から遞ばれた皮たたは皮以䞊のカルボン酞の金属塩、任意成分ずしおヒンダヌドアミン系化合物、ヒンダヌドフェノヌル系化合物を䞊蚘ず同様の方法で溶融混緎する方法も採甚できる。特に軞ないしは軞の抌出機を䜿甚しお、〜℃の枩床で溶融混緎する方法も採甚できる。
本発明の特定のポリアセタヌル暹脂に察しお、本発明の目的を損なわない範囲で、オレフィン系重合䜓、オレフィン系重合䜓ずビニル系重合䜓たたぱヌテル系重合䜓の皮たたは皮以䞊ずのオレフィン系グラフト共重合䜓、オレフィン系単量䜓ずアクリル系単量䜓たたはメタクリル系単量䜓の皮たたは皮以䞊ずのオレフィン系共重合䜓、シリコヌン系重合䜓、フッ玠系重合䜓などの摺動性改良剀、導電性カヌボンブラック、炭玠繊維、ポリ゚ヌテル゚ステル単䜍たたはポリ゚ヌテル単䜍を含有するポリアミド゚ラストマヌ、垯電防止剀、酞化チタンおよびたたはカヌボンブラックなどの着色剀、メラミンなどの熱安定剀、最滑剀、無機充填材などを添加するこずができる。
本発明の暹脂組成物は、埌述するようにポリ乳酞暹脂重量郚以䞋重量郚以䞊ず特定のポリアセタヌル暹脂重量郚以䞊重量郚以䞋が盞溶性配合物を圢成し、それにより埓来のポリ乳酞暹脂ずポリアセタヌル暹脂ずの盞溶性配合物にはみられない独特の特性が埗られ、成圢時のホルムアルデヒド臭気、モヌルドデポゞットおよび加熱時ホルムアルデヒド発生量がきわめお少なく熱安定性に優れた暹脂組成物が埗られるこずを特城ずするが、ポリ乳酞ず特定のポリアセタヌル暹脂の配合組成によっお特に効果を奏する特性が異なる。ポリ乳酞ず特定のポリアセタヌル暹脂の合蚈を重量郚ずしたずきに、ポリ乳酞暹脂重量郚以䞋重量郚超及び特定のポリアセタヌル暹脂重量郚以䞊重量郚未満、特に、ポリ乳酞暹脂重量郚以䞋重量郚以䞊及び特定のポリアセタヌル暹脂重量郚以䞊重量郚以䞋を配合しおなる暹脂組成物においおは、ポリ乳酞暹脂の特性を改良する点で有甚であり、本発明の組成物は特に成圢性や耐熱性の改良に特に効果がある。たた、この組成においおは、ポリ乳酞が有する特性を掻かし、生分解性を䌎っおもかたわない。
ポリ乳酞暹脂ず特定のポリアセタヌル暹脂の合蚈を重量郚ずしたずきに、ポリ乳酞暹脂〜重量郚及び特定のポリアセタヌル暹脂〜重量郚を配合しおなる暹脂組成物においおは、ポリ乳酞暹脂ず特定のポリアセタヌル暹脂の特性をバランスよく䜵せ持った暹脂組成物が埗られる。
ポリ乳酞暹脂ず特定のポリアセタヌル暹脂の合蚈を重量郚ずしたずきに、ポリ乳酞暹脂重量郚未満重量郚以䞊及び特定のポリアセタヌル暹脂重量郚超重量郚以䞋を配合しおなる暹脂組成物においおは、特定のポリアセタヌル暹脂の特性を改良するこずが可胜であり、特に加工性や機械特性の改良に効果がある。
本発明の暹脂組成物は、ポリ乳酞暹脂ず特定のポリアセタヌル暹脂の盞溶性配合物からなるこずを特城ずする。ここでいう「盞溶性」ずは、分子レベルで非晶盞内に均䞀盞を圢成する重合䜓の混合物を説明するために甚いられる。配合物の䞀方たたは䞡方が結晶盞及び非晶盞の䞡方を圢成する堎合、盞溶性ずは、非晶盞が分子レベル混合しおいるこずを意味する。
配合物䞭の盞溶性の刀断は、いく぀かの方法で行うこずができる。
盞溶性に぀いお刀断する最も䞀般的な方法は、ガラス転移枩床で刀断する方法である。盞溶性配合物䞭では、ガラス転移枩床が各々単独のものより倉化し、倚くの堎合、単䞀のガラス転移枩床を瀺す。ポリ乳酞暹脂ず特定のポリアセタヌル暹脂の配合物でも、この方法を甚いるこずができ、本発明の暹脂組成物では、暹脂組成物はポリ乳酞暹脂単独のガラス転移枩床よりも䜎い枩床を瀺す。ガラス転移枩床の枬定方法ずしおは、差動走査熱量蚈で枬定する方法、動的粘匟性詊隓により枬定する方法のいずれも甚いるこずができる。
しかしながら、特定のポリアセタヌル暹脂は高結晶性であるために、特定のポリアセタヌル暹脂の含有量が倚い堎合には、ガラス転移枩床が䞍明確になるずいう問題がある。この堎合、盞溶性の刀断ずしおは、特定のポリアセタヌル暹脂の結晶化枩床を甚いるこずができる。特定のポリアセタヌル暹脂がそれ自䜓よりも結晶化速床の遅い暹脂ず盞溶性配合物を圢成した堎合、特定のポリアセタヌル暹脂の結晶化速床が単䜓の堎合よりも䜎䞋する。この結晶化速床の䜎䞋を、で枬定した降枩時の結晶化枩床で刀断するこずができる。
䟋えば、 −には、脂肪族ポリ゚ステルであるポリ−ヒドロキシブチレヌトずポリメチレンオキサむドポリアセタヌルのブレンドが非盞溶性であるこずが報告されおいるが、この堎合、で枬定した組成物䞭のポリアセタヌルの降枩時の結晶化枩床は、ポリアセタヌル単䜓の結晶化枩床ずほずんど倉わらないこずが瀺されおいる。䞀方、−には、ポリアセタヌルずポリビニルフェノヌルが盞溶性であるこずが報告されおいるが、この堎合、組成物䞭のポリアセタヌルの降枩時の結晶化枩床が、ポリアセタヌル単䜓の結晶化枩床に比べお、䜎䞋するこずが瀺されおいる。
本発明の暹脂組成物では、暹脂組成物䞭の特定のポリアセタヌル暹脂の降枩時の結晶化枩床が、特定のポリアセタヌル暹脂単独の結晶化枩床よりも䜎い枩床を瀺す。奜たしい結晶化枩床の䜎䞋は組成によっお異なる。そしお、この結晶化枩床は、甚いるポリ乳酞暹脂の光孊玔床が高くなるず、䜎䞋の皋床が倧きくなる傟向にある。
ポリ乳酞暹脂ず特定のポリアセタヌル暹脂の合蚈を重量郚ずしたずきに、ポリ乳酞暹脂重量郚以䞋重量郚超及び特定のポリアセタヌル暹脂重量郚以䞊重量郚未満を配合する堎合には、により降枩速床℃分で枬定した特定のポリアセタヌル暹脂の結晶化枩床の䜎䞋が℃以䞊であるこずが奜たしく、℃以䞊であるこずがさらに奜たしい。ポリ乳酞暹脂ず特定のポリアセタヌル暹脂の合蚈を重量郚ずしたずきに、ポリ乳酞暹脂〜重量郚及び特定のポリアセタヌル暹脂〜重量郚を配合する堎合には、により降枩速床℃分で枬定した特定のポリアセタヌル暹脂の結晶化枩床の䜎䞋は℃以䞊であるこずが奜たしく、℃以䞊であるこずがさらに奜たしい。ポリ乳酞暹脂ず特定のポリアセタヌル暹脂の合蚈を重量郚ずしたずきに、ポリ乳酞暹脂重量郚未満重量郚以䞊及び特定のポリアセタヌル暹脂重量郚超重量郚以䞋を配合した堎合には、により降枩速床℃分で枬定した特定のポリアセタヌル暹脂の結晶化枩床の䜎䞋は℃以䞊であるこずが奜たしく、℃以䞊であるこずがさらに奜たしい。
たた、盞溶性配合物からフィルムを䜜成する堎合、光孊的に透明なものであるのに察しお、非盞溶性の配合物から䜜成したフィルムは䞀般的に䞍透明である。この方法も、盞溶性の刀断ずしお甚いるこずができる。しかしながら、ポリ乳酞暹脂ず特定のポリアセタヌル暹脂の配合物のように、䞡者が結晶性暹脂である堎合には、どちらか䞀方の結晶化により䞍透明になる堎合があるため、フィルムが䞍透明であるからずいっお、非盞溶性であるこずを瀺しおいるわけではないが、本発明においお、ポリ乳酞暹脂の含有量が比范的倚い堎合には、盞溶性の刀断ずしお有効である。
䟋えば、本発明の暹脂組成物においお、ポリ乳酞暹脂の含有量が倚い領域特に重量郚超の堎合では、溶融状態から℃に急冷するこずにより、膜厚Όで実質的に透明のフィルムを圢成するこずができる。ここで「実質的に透明」ずはフィルムの反察偎がはっきりず芋えるこずをいう。さらには、膜厚Όで以䞊以䞋の光線透過率、以䞋以䞊のヘむズ倀を有するフィルムを圢成するこずができる。たた、ポリ乳酞暹脂の含有量が少ない領域でも、特に重量郚以䞋でも、膜厚Όで以䞊以䞋の光線透過率、以䞋以䞊のヘむズ倀を有するフィルムを圢成するこずができ、さらに䜎い枩床に急冷するこずによっお、ポリ乳酞暹脂の含有量が少ない領域でも、実質的に透明のフィルムを埗るこずができる。
たた、このようにしお埗られた実質的に透明なフィルムは、盞溶化しおいるポリマヌ量が倚いため、靭性に優れ、延䌞などの埌加工性に優れる特城がある。たた、同様のこずは、繊維などの他の成圢品にも圓おはたる。
本発明に察しお、本発明の目的を損なわない範囲で充填剀ガラス繊維、炭玠繊維、倩然繊維、有機繊維、セラミックスファむバヌ、セラミックビヌズ、アスベスト、ワラステナむト、タルク、クレヌ、マむカ、セリサむト、れオラむト、ベントナむト、ドロマむト、カオリン、埮粉ケむ酞、長石粉、チタン酞カリりム、シラスバルヌン、炭酞カルシりム、炭酞マグネシりム、硫酞バリりム、酞化カルシりム、酞化アルミニりム、酞化チタン、ケむ酞アルミニりム、酞化ケむ玠、石膏、ノバキュラむト、ドヌ゜ナむトおよび癜土など、安定剀ヒンダヌドフェノヌル系化合物、ホスファむト系化合物、チオ゚ヌテル系化合物、ビタミン系化合物、ベンゟフェノン系化合物、ベンゟトリアゟヌル系化合物、芳銙族ベンゟ゚ヌト系化合物、蓚酞アニリド系化合物、シアノアクリレヌト系化合物、ヒンダヌドアミン系化合物、トリアゞン系化合物、倚䟡アミン化合物、ヒドラゞン誘導䜓系化合物、ホスフェヌト系化合物など、滑剀、離型剀モンタン酞゚ステル、モンタン酞郚分鹞化゚ステル、ポリ゚チレンワックス、゚ルカ酞アミド、゚チレンビスステアリルアミドなど、難燃剀臭玠系難燃剀、燐系難燃剀、アンチモン化合物、染料および顔料を含む着色剀、栞化剀、耐衝撃性改良剀、カルボキシル基反応性末端封鎖剀、リン酞゚ステル系可塑剀リン酞トリブチル、リン酞トリ−−゚チルヘキシル、リン酞トリオクチル、リン酞トリフェニル、リン酞ゞフェニル−−゚チルヘキシル、リン酞トリクレシルなどのリン酞゚ステルや脂肪族や芳銙族の瞮合リン酞゚ステルなどを添加するこずができる。
本発明に察しお、本発明の目的を損なわない範囲で、他の熱可塑性暹脂䟋えばポリ゚チレン、ポリプロピレン、アクリル暹脂ポリメチルメタクリレヌトなど、ポリアミドナむロン、ナむロン、ナむロン、ナむロン、ナむロン、ナむロン、ナむロン及びこれらの共重合ポリアミド、混合ポリアミドなど、ポリフェニレンサルファむド暹脂、ポリ゚ヌテル゚ヌテルケトン暹脂、ポリ゚ステル、ポリスルホン、ポリフェニレンオキサむド、ポリむミド、ポリ゚ヌテルむミド、脂肪族ポリケトン暹脂、ポリスチレン暹脂、暹脂、ポリカヌボネヌト暹脂、セルロヌス゚ステル暹脂などおよび熱硬化性暹脂䟋えばフェノヌル暹脂、メラミン暹脂、ポリ゚ステル暹脂、シリコヌン暹脂、゚ポキシ暹脂などおよび軟質熱可塑性暹脂䟋えば゚チレングリシゞルメタクリレヌト共重合䜓、ポリ゚ステル゚ラストマヌ、ポリアミド゚ラストマヌ、゚チレンプロピレンタヌポリマヌ、゚チレンブテン−共重合䜓などなどの少なくずも皮以䞊をさらに含有するこずができる。
本発明の組成物の補造方法は特に限定されるものではないが、䟋えばポリ乳酞暹脂、特定のポリアセタヌル暹脂および必芁に応じおその他の添加剀を予めブレンドした埌、融点以䞊においお、軞たたは軞抌出機で、均䞀に溶融混緎する方法や溶液䞭で混合した埌に溶媒を陀く方法などが奜たしく甚いられる。
本発明の暹脂組成物は、独特の特性を持぀盞溶性の組成物であり、射出成圢、や抌出成圢などの方法によっお、各皮成圢品に加工し利甚するこずができる。成圢品ずしおは、射出成圢品、抌出成圢品、ブロヌ成圢品、フィルム、繊維、シヌトなどずしお利甚でき、フィルム、シヌトずしおは、未延䌞、䞀軞延䌞、二軞延䌞などの各皮フィルム、シヌトずしお、繊維ずしおは、未延䌞糞、延䌞糞、超延䌞糞など各皮繊維ずしお、織物、線物、䞍織垃スパンボンドメルトブロヌステヌプル、ロヌプネットずしお利甚するこずができる。たた、これらの物品は、電気・電子郚品、建築郚材、自動車郚品、機械郚品、日甚品などずしお利甚するこずができる。
具䜓的には、リレヌケヌス、コむルボビン、光ピックアップシャヌシ、モヌタヌケヌス、ノヌトパ゜コンハりゞングおよび内郚郚品、ディスプレヌハりゞングおよび内郚郚品、プリンタヌハりゞングおよび内郚郚品、携垯電話、モバむルパ゜コン、ハンドヘルド型モバむルなどの携垯端末ハりゞングおよび内郚郚品、蚘録媒䜓、、、などドラむブのハりゞングおよび内郚郚品、コピヌ機のハりゞングおよび内郚郚品、ファクシミリのハりゞングおよび内郚郚品、パラボラアンテナなどに代衚される電気・電子郚品を挙げるこずができる。曎に、郚品、テレビ郚品、アむロン、ヘアヌドラむダヌ、炊飯噚郚品、電子レンゞ郚品、音響郚品、ビデオカメラ、オヌディオ・レヌザヌディスク登録商暙・コンパクトディスクなどの音声機噚郚品、照明郚品、冷蔵庫郚品、゚アコン郚品、タむプラむタヌ郚品、ワヌドプロセッサヌ郚品、などに代衚される家庭・事務電気補品郚品を挙げるこずができる。たた電子楜噚、家庭甚ゲヌム機、携垯型ゲヌム機などのハりゞングや内郚郚品、各皮ギダヌ、各皮ケヌス、センサヌ、ランプ、コネクタヌ、゜ケット、抵抗噚、リレヌケヌス、スむッチ、コむルボビン、コンデンサヌ、バリコンケヌス、光ピックアップ、発振子、各皮端子板、倉成噚、プラグ、プリント配線板、チュヌナヌ、スピヌカヌ、マむクロフォン、ヘッドホン、小型モヌタヌ、磁気ヘッドベヌス、パワヌモゞュヌル、半導䜓、液晶、キャリッゞ、シャヌシ、モヌタヌブラッシュホルダヌ、トランス郚材、コむルボビンなどの電気・電子郚品、サッシ戞車、ブラむンドカヌテンパヌツ、配管ゞョむント、カヌテンラむナヌ、ブラむンド郚品、ガスメヌタヌ郚品、氎道メヌタヌ郚品、湯沞かし噚郚品、ルヌフパネル、断熱壁、アゞャスタヌ、プラ束、倩井釣り具、階段、ドアヌ、床などの建築郚材、釣り糞、持網、海藻逊殖網、釣り逌袋などの氎産関連郚材、怍生ネット、怍生マット、防草袋、防草ネット、逊生シヌト、法面保護シヌト、飛灰抌さえシヌト、ドレヌンシヌト、保氎シヌト、汚泥・ヘドロ脱氎袋、コンクリヌト型枠などの土朚関連郚材、゚アフロヌメヌタヌ、゚アポンプ、サヌモスタットハりゞング、゚ンゞンマりント、むグニッションホビン、むグニッションケヌス、クラッチボビン、センサヌハりゞング、アむドルスピヌドコントロヌルバルブ、バキュヌムスむッチングバルブ、ハりゞング、バキュヌムポンプケヌス、むンヒビタヌスむッチ、回転センサヌ、加速床センサヌ、ディストリビュヌタヌキャップ、コむルベヌス、甚アクチュ゚ヌタヌケヌス、ラゞ゚ヌタタンクのトップ及びボトム、クヌリングファン、ファンシュラりド、゚ンゞンカバヌ、シリンダヌヘッドカバヌ、オむルキャップ、オむルパン、オむルフィルタヌ、フュヌ゚ルキャップ、フュヌ゚ルストレヌナヌ、ディストリビュヌタヌキャップ、ベヌパヌキャニスタヌハりゞング、゚アクリヌナヌハりゞング、タむミングベルトカバヌ、ブレヌキブヌスタヌ郚品、各皮ケヌス、各皮チュヌブ、各皮タンク、各皮ホヌス、各皮クリップ、各皮バルブ、各皮パむプなどの自動車甚アンダヌフヌド郚品、トルクコントロヌルレバヌ、安党ベルト郚品、レゞスタヌブレヌド、りオッシャヌレバヌ、りむンドレギュレヌタヌハンドル、りむンドレギュレヌタヌハンドルのノブ、パッシングラむトレバヌ、サンバむザヌブラケット、各皮モヌタヌハりゞングなどの自動車甚内装郚品、ルヌフレヌル、フェンダヌ、ガヌニッシュ、バンパヌ、ドアミラヌステヌ、スポむラヌ、フヌドルヌバヌ、ホむヌルカバヌ、ホむヌルキャップ、グリル゚プロンカバヌフレヌム、ランプリフレクタヌ、ランプベれル、ドアハンドルなどの自動車甚倖装郚品、ワむダヌハヌネスコネクタヌ、コネクタヌ、コネクタヌ、ドアグロメットコネクタヌなど各皮自動車甚コネクタヌ、歯車、ねじ、バネ、軞受、レバヌ、キヌステム、カム、ラチェット、ロヌラヌ、絊氎郚品、玩具郚品、ファン、テグス、パむプ、掗浄甚治具、モヌタヌ郚品、顕埮鏡、双県鏡、カメラ、時蚈などの機械郚品、マルチフィルム、トンネル甚フィルム、防鳥シヌト、怍生保護甚䞍織垃、育苗甚ポット、怍生杭、皮玐テヌプ、発芜シヌト、ハりス内匵シヌト、蟲ビの止め具、緩効性肥料、防根シヌト、園芞ネット、防虫ネット、幌霢朚ネット、プリントラミネヌト、肥料袋、詊料袋、土嚢、獣害防止ネット、誘因玐、防颚網などの蟲業資材、玙おむ぀、生理甚品包材、綿棒、おしがり、䟿座ふきなどの衛生甚品、医療甚䞍織垃瞫合郚補匷材、癒着防止膜、人工噚官補修材、創傷被服材、キズテヌプ包垯、貌笊材基垃、手術甚瞫合糞、骚折補匷材、医療甚フィルムなどの医療甚品、カレンダヌ、文具、衣料、食品等の包装甚フィルム、トレむ、ブリスタヌ、ナむフ、フォヌク、スプヌン、チュヌブ、プラスチック猶、パりチ、コンテナヌ、タンク、カゎなどの容噚・食噚類、ホットフィル容噚類、電子レンゞ調理甚容噚類化粧品容噚、ラップ、発泡緩衝剀、玙ラミ、シャンプヌボトル、飲料甚ボトル、カップ、キャンディ包装、シュリンクラベル、蓋材料、窓付き封筒、果物かご、手切れテヌプ、むヌゞヌピヌル包装、卵パック、甚包装、コンポスト袋、蚘録メディア包装、ショッピングバック、電気・電子郚品等のラッピングフィルムなどの容噚・包装、倩然繊維耇合、ポロシャツ、シャツ、むンナヌ、ナニホヌム、セヌタヌ、靎䞋、ネクタむなどの各皮衣料、カヌテン、むス貌り地、カヌペット、テヌブルクロス、垃団地、壁玙などのむンテリア甚品、キャリアヌテヌプ、プリントラミ、感熱孔版印刷甚フィルム、離型フィルム、倚孔性フィルム、コンテナバッグ、クレゞットカヌド、キャッシュカヌド、カヌド、カヌド、玙、皮革、䞍織垃等のホットメルトバむンダヌ、磁性䜓、硫化亜鉛、電極材料等粉䜓のバむンダヌ、光孊玠子、導電性゚ンボステヌプ、トレヌ、ゎルフティヌ、ゎミ袋、レゞ袋、各皮ネット、歯ブラシ、文房具、氎切りネット、ボディタオル、ハンドタオル、お茶パック、ふろしき、排氎溝フィルタヌ、クリアファむル、コヌト剀、接着剀、カバン、むス、テヌブル、クヌラヌボックス、クマデ、ホヌスリヌル、プランタヌ、ホヌスノズル、食卓、机の衚面、家具パネル、台所キャビネット、ペンキャップ、ガスラむタヌなどずしお有甚である。
以䞋に実斜䟋によっお本発明を曎に詳现に説明するが、これらは本発明を限定するものではない。
以䞋実斜䟋によっお本発明を説明する。なお、実斜䟋及び比范䟋䞭の各組成成分の郚はすべお重量基準である。たた、実斜䟋及び比范䟋䞭に瀺される暹脂組成物の特性は次に瀺す方法に埓っお求めた。
・機械特性
暹脂組成物をシリンダヌ枩床℃、金型枩床℃で射出成圢を行い、匕匵詊隓片を埗お、法に準じお、匕匵詊隓を行った。
・連続成圢時におけるホルムアルデヒド臭気の発生状況前述の成圢条件でショットの連続成圢を行い、そのずきにおけるホルムアルデヒド臭気の発生状況を次のように評䟡した。
○ほずんどホルムアルデヒド臭気がしない。
△少しホルムアルデヒド臭気がする。
×かなりホルムアルデヒド・ガスが発生し、その堎にいるず目、喉が痛くなる、あるい
は、ホルムアルデヒド・ガスの発生が激しくその堎に留たるこずができない。
・モヌルドデポゞットの発生射出成圢機を甚いお、シリンダヌ枩床℃、金型枩床℃で号ダンベルの成圢品を連続的に射出成圢する操䜜においお、ピンゲヌト金型を䜿甚し、モヌルドデポゞット発生により、金型衚面汚れが目芖で確認できるたで成圢数を求め、評䟡した。
・加熱時発生ホルムアルデヒド量℃の熱颚オヌブン䞭で時間也燥したペレットを玄甚いお窒玠雰囲気䞋、℃で分間攟眮し、発生したホルムアルデヒドをメタノヌル氎溶液䞭にトラップした。䞊蚘メタノヌル氎溶液䞭のホルムアルデヒド量を酞化還元滎定で定量しお、加熱時発生ホルムアルデヒド量単䜍を枬定した。
実斜䟋および比范䟋で甚いたポリ乳酞暹脂、ポリアセタヌル、乳酞、リンゎ酞、ク゚ン酞、及び酒石酞から遞ばれた皮たたは皮以䞊のカルボン酞の金属塩の内容を䞋蚘に瀺す。
・ポリ乳酞暹脂−䜓の含有量がであり、換算の重量平均分子量が䞇であるポリ乳酞暹脂
・ポリ乳酞暹脂−䜓の含有量がであり、換算の重量平均分子量が䞇であるポリ乳酞暹脂
・ポリ乳酞暹脂−䜓の含有量がであり、換算の重量平均分子量が䞇であるポリ乳酞暹脂
・オキシメチレン系共重合䜓−軞抌出機型重合機盎埄、シリンダヌ長シリンダヌ埄にトリオキサン−ゞオキ゜ランたた、トリオキサンに察しお觊媒ずしおの䞉フッ化ホり玠・ゞ゚チル゚ヌテラヌトベンれン溶液、分子量調節剀ずしおのメチラヌルをそれぞれ䟛絊し、連続重合を行った。重合は倖郚ゞャケットを℃にコントロヌルし、回転数はで行った。メチラヌルはトリオキサン䞭に溶解した。たた、−ゞオキ゜ランず觊媒溶液は重合機ぞ䟛絊する盎前に予備混合されるように予備混合ゟヌンを蚭けた。オキシメチレン系共重合䜓の粗ポリマは癜色埮粉末ずしおで埗られた。
埗られたオキシメチレン系共重合䜓粗ポリマの埮粉末に察しお、の”サノヌル”䞉共補薬、ビス−ペンタメチル−−ピペリゞニルセバケヌト、䞉玚アミン型のヒンダヌドアミン系化合物をのベンれンに溶解した溶液を添加し、ヘンシェルミキサヌ䞭で分間撹拌しお觊媒倱掻を行い、オキシメチレン系共重合䜓−を埗た。
・オキシメチレン系共重合䜓−ポリプラスチックス株匏䌚瀟補、”ゞュラコン”を䜿甚した。
・オキシメチレン系共重合䜓−旭化成株匏䌚瀟補、”テナック”を䜿甚した。
・オキシメチレン系共重合䜓−䞉菱゚ンゞニアリングプラスチックス株匏䌚瀟補”ナピタヌル”を䜿甚した。
・乳酞ナトリりム−、リンゎ酞ナトリりム−、リンゎ酞カリりム−、ク゚ン酞䞉ナトリりム−、ク゚ン酞䞉カリりム−および酒石酞ナトリりム−それぞれ関東化孊株匏䌚瀟補のものを䜿甚した。
・−ヒドロキシステアリン酞カルシりム−倧日化孊”ダむワックス”を䜿甚した。
・氎酞化カルシりム−関東化孊株匏䌚瀟補のものを䜿甚した。
実斜䟋−〜−、比范䟋−〜−
䞊蚘觊媒倱掻埌のポリオキシメチレン系共重合䜓−これを重量郚ずするに察しお、”むルガノックス”チバガむギヌ、トリ゚チレングリコヌル−ビス−−−ブチル−−メチル−−ヒドロキシフェニルプロピオネヌト、ヒンダヌドフェノヌル系化合物、乳酞、リンゎ酞、ク゚ン酞、酒石酞から遞ばれた皮たたは皮以䞊のカルボン酞の金属塩を衚に蚘茉の割合であらかじめ宀枩にお予備混合し、日本補鋌所補ベント付軞盎埄抌出機でシリンダヌ枩床℃、の枛圧䞋で分間、溶融混緎した。埗られた暹脂組成物はストランドずしお抌出され、カッタによっおペレタむズされ、特定のポリアセタヌル暹脂を埗た。
ここで−および䞊蚘の特定のポリアセタヌル暹脂を衚に瀺した割合で配合し、埄の䞀軞抌出機で、枩床℃、回転数の条件で溶融混緎を行い、暹脂組成物を埗た。
埗られた暹脂組成物の成圢時のホルムアルデヒド臭気、モヌルドデポゞットおよび加熱時ホルムアルデヒド発生量の結果を衚に瀺す。本発明の暹脂組成物は乳酞、リンゎ酞、ク゚ン酞、及び酒石酞から遞ばれた皮たたは皮以䞊のカルボン酞の金属塩の代わりに−、−を添加したポリアセタヌル暹脂を配合したものず比范しお成圢時のホルムアルデヒド臭気、モヌルドデポゞットおよび加熱時ホルムアルデヒド発生量がきわめお少なく熱安定性に優れおいる。
たた埗られた暹脂組成物の匕匵詊隓の結果を衚に瀺す。本発明の暹脂組成物は、埓来の凊方ず同等の倀を瀺すこずがわかる。
Figure 2006328222
Figure 2006328222
実斜䟋−〜−、比范䟋−〜−
−、−および衚蚘茉の特定のポリアセタヌル暹脂を衚に瀺した割合で配合し、埄の䞀軞抌出機で、枩床℃、回転数の条件で溶融混緎を行い、暹脂組成物を埗た。
埗られた暹脂組成物の成圢時のホルムアルデヒド臭気、モヌルドデポゞットおよび加熱時ホルムアルデヒド発生量の結果を衚に瀺す。本発明の暹脂組成物は乳酞、リンゎ酞、ク゚ン酞、酒石酞から遞ばれた皮たたは皮以䞊のカルボン酞の金属塩の代わりに−、−を添加したポリアセタヌル暹脂を配合したものず比范しお成圢時のホルムアルデヒド臭気、モヌルドデポゞットおよび加熱時ホルムアルデヒド発生量がきわめお少なく熱安定性に優れおいる。
Figure 2006328222
実斜䟋−〜−、比范䟋−〜−
オキシメチレン系共重合䜓−の代わりに、垂販のオキシメチレン系共重合䜓−〜−を䜿甚しお特定のポリアセタヌル暹脂を衚に瀺す配合にお調補した。具䜓的には、オキシメチレン系共重合䜓これを重量郚ずするに察しお、の”サノヌル”䞉共補薬、ビス−ペンタメチル−−ピペリゞニルセバケヌト、䞉玚アミン型のヒンダヌドアミン系化合物をのベンれンに溶解した溶液、”むルガノックス”チバガむギヌ、トリ゚チレングリコヌル−ビス−−−ブチル−−メチル−−ヒドロキシフェニルプロピオネヌト、ヒンダヌドフェノヌル系化合物、および乳酞、リンゎ酞、ク゚ン酞、酒石酞から遞ばれた皮たたは皮以䞊のカルボン酞の金属塩を衚蚘茉の割合であらかじめ宀枩にお予備混合し、日本補鋌所補ベント付軞盎埄抌出機でシリンダヌ枩床℃、の枛圧䞋で分間、溶融混緎した。埗られた暹脂組成物はストランドずしお抌出され、カッタによっおペレタむズさされ、特定のポリアセタヌル暹脂を埗た。
ここで−および䞊蚘の特定のポリアセタヌル暹脂を衚に瀺した割合で配合し、埄の䞀軞抌出機で、枩床℃、回転数の条件で溶融混緎を行い、暹脂組成物を埗た。
埗られた暹脂組成物の成圢時のホルムアルデヒド臭気、モヌルドデポゞットおよび加熱時ホルムアルデヒド発生量の結果を衚に瀺す。本発明の暹脂組成物は乳酞、リンゎ酞、ク゚ン酞、及び酒石酞から遞ばれた皮たたは皮以䞊のカルボン酞の金属塩を添加しなかったものず比范しお成圢時のホルムアルデヒド臭気、モヌルドデポゞットおよび加熱時ホルムアルデヒド発生量がきわめお少なく熱安定性に優れおいる。
Figure 2006328222
Figure 2006328222
衚〜の結果からは次の事項が明らかである。
ポリ乳酞暹脂ず特定のポリアセタヌル暹脂の合蚈を重量郚ずしたずきに、ポリ乳酞暹脂重量郚以䞋重量郚超及び特定のポリアセタヌル暹脂重量郚以䞊重量郚未満を、たたはポリ乳酞暹脂〜重量郚及び特定のポリアセタヌル暹脂〜重量郚を、たたはポリ乳酞暹脂重量郚未満重量郚以䞊及び特定のポリアセタヌル暹脂重量郚超重量郚以䞋を配合するこずにより、成圢時のホルムアルデヒド臭気、モヌルドデポゞットおよび加熱時ホルムアルデヒド発生量がきわめお少なく熱安定性に優れた暹脂組成物を埗るこずができる。なお特定のポリアセタヌル暹脂ずはポリアセタヌル重量郚に察しお、乳酞、リンゎ酞、ク゚ン酞、酒石酞から遞ばれた皮たたは皮以䞊のカルボン酞の金属塩〜重量郚を添加しおなるこずを特城ずする。実斜䟋−〜−、−〜−
前蚘カルボン酞の金属塩の代わりに−、−を配合した暹脂組成物は、成圢時のホルムアルデヒド臭気、モヌルドデポゞットおよび加熱時ホルムアルデヒド発生量が悪化する。比范䟋−〜−、−〜−
たた垂販のポリオキシメチレン系共重合䜓−、−、および−に察しお前蚘カルボン酞の金属塩〜重量郚を配合した暹脂組成物を甚いた堎合も、前蚘カルボン酞の金属塩を配合しない堎合ず比范しお成圢時のホルムアルデヒド臭気、モヌルドデポゞットおよび加熱時ホルムアルデヒド発生量がきわめお少なく熱安定性に優れた暹脂組成物を埗るこずができる。実斜䟋−〜−、比范䟋−〜−

Claims (12)

  1. ポリ乳酞暹脂重量郚以䞋重量郚以䞊及び、ポリアセタヌル重量郚に察しお、乳酞、リンゎ酞、ク゚ン酞、及び酒石酞から遞ばれた皮たたは皮以䞊のカルボン酞の金属塩〜重量郚を添加しおなる特定のポリアセタヌル暹脂重量郚以䞊重量郚以䞋を配合しおなる暹脂組成物。
  2. ポリ乳酞暹脂重量郚以䞋重量郚超及び、特定のポリアセタヌル暹脂重量郚以䞊重量郚未満を配合しおなる請求項蚘茉の暹脂組成物。
  3. ポリ乳酞暹脂重量郚以䞋重量郚以䞊及び、特定のポリアセタヌル暹脂重量郚以䞊重量郚以䞋を配合しおなる請求項蚘茉の暹脂組成物。
  4. ポリ乳酞暹脂重量郚未満重量郚以䞊及び、特定のポリアセタヌル暹脂重量郚超重量郚以䞋を配合しおなる請求項蚘茉の暹脂組成物。
  5. 前蚘カルボン酞の金属塩におけるカルボン酞が、リンゎ酞、ク゚ン酞、酒石酞から遞ばれた皮たたは皮以䞊である請求項〜のいずれか項に蚘茉の暹脂組成物。
  6. 前蚘カルボン酞の金属塩における金属が、アルカリ金属である請求項〜のいずれか項に蚘茉の暹脂組成物。
  7. ℃の熱颚オヌブン䞭で時間也燥した暹脂組成物のペレットを、窒玠雰囲気䞋℃で分間攟眮し、発生したホルムアルデヒドをメタノヌル氎溶液䞭にトラップし、メタノヌル氎溶液䞭のホルムアルデヒド量を酞化還元滎定で定量した倀が、未満であるこずを特城ずする請求項〜のいずれか項に蚘茉の暹脂組成物。
  8. ポリ乳酞暹脂の総乳酞成分の内、䜓が以䞊含たれるかあるいは䜓が以䞊含たれるこずを特城ずする請求項〜のいずれか項に蚘茉の暹脂組成物。
  9. 特定のポリアセタヌル暹脂のポリアセタヌルがオキシメチレン系共重合䜓であるこずを特城ずする請求項〜のいずれか項に蚘茉の暹脂組成物。
  10. 請求項〜のいずれか項に蚘茉の暹脂組成物からなる成圢品。
  11. 請求項〜のいずれか項に蚘茉の暹脂組成物からなるフィルム。
  12. 請求項〜のいずれか項に蚘茉の暹脂組成物からなる繊維。
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