JP2006326183A - 装飾用立体構造シールの製造方法 - Google Patents

装飾用立体構造シールの製造方法 Download PDF

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Abstract

【目的】爪などに貼着する装飾用立体構造シールをその種類に応じた思い通りの形状に仕上げることのできる製造方法を提供する。
【構成】離型シート1上に粘着剤を塗布して粘着層21を形成する。その粘着層21の周辺部で離型シート1上に発泡剤入り樹脂を塗布して発泡層22を形成する。次に、粘着層21および発泡層22の上に樹脂を塗布して可撓性を有する非粘着層23を形成する。その非粘着層23上の部位に着色剤入り樹脂を塗布して着色層24A,24Bを形成する。その後、発泡層22を加熱発泡せしめることにより、該発泡層22上における非粘着層23を着色層24A側に曲げる。
【選択図】図3

Description

本発明は、指の爪をはじめとする身体部位、着衣、又は携帯電話機などに貼着する装飾用のシールに係わり、特にその種のシールを立体構造とする製造方法に関する。
従来、指や足の爪をはじめ、顔面、着衣、あるいは携帯電話機などの携帯物に装飾を施すことが一般に広く行われているが、係る装飾体として着脱の容易なシールが普及している。
しかし、その種のシールは絵柄を施した紙片の裏面に粘着層を形成しただけの代物で、立体感やボリューム感はなく、デザイン性に乏しいものであった。
そこで、立体感を有する本体層を含む装飾体を製造するため、離型シート上に粘着剤を捺染して粘着層を形成し、その上に発泡剤入り樹脂から成る本体層を捺染すると共に、その本体層を粘着層よりも大きな面積として、これを熱処理することにより粘着層からはみ出した部位を立体的に変形させるという方法が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2004−329578号公報
然しながら、特許文献1に開示される方法によれば、熱処理による本体層の発泡により全体的にボリューム感を付与することはできても、これを思い通りに変形させることはでいない。
この点、特許文献1には、熱処理工程によって粘着層からはみ出ている本体層の部位が反り返って花びらのようになる旨記載されているが、本体層は発泡剤入り樹脂にして粘着層上にそれより大きい面積をもって形成されるだけであるから、係る本体層を熱処理したとき、これが花びらの如く凹状に変形するとは限らない。
本発明は以上のような事情に鑑みて成されたものであり、その目的は装飾用立体構造シールをその種類に応じた思い通りの形状に仕上げることのできる製造方法を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するため、離型シート上に粘着剤を塗布して粘着層を形成する工程と、その粘着層の周辺部で前記離型シート上に発泡剤入り樹脂を塗布して発泡層を形成する工程と、前記粘着層および発泡層の上に樹脂を塗布して可撓性を有する非粘着層を形成する工程と、前記発泡層を加熱発泡せしめて該発泡層上における非粘着層を前記離型シートから離間する方向に曲げる工程と、を有することを特徴とする。
又、離型シート上に粘着剤を塗布して粘着層を形成すると共に、その粘着層の周辺部で前記離型シート上に発泡剤入り樹脂を塗布して発泡層を形成し、次いで前記粘着層および発泡層の上に樹脂を塗布して可撓性を有する非粘着層を形成し、その非粘着層上の部位に着色剤入り樹脂を塗布して着色層を形成した後、前記発泡層を加熱発泡せしめることにより該発泡層上における非粘着層を着色層側に曲げることを特徴とする。
更に、離型シート上に粘着剤を塗布して粘着層を形成すると共に、その粘着層の周辺部で前記離型シート上に発泡剤入り樹脂を塗布して第1の発泡層を形成し、次いで前記粘着層および第1の発泡層の上に樹脂を塗布して可撓性を有する非粘着層を形成し、その非粘着層上で前記第1の発泡層に対向する部分に発泡剤入り樹脂を塗布して第1の発泡層よりも発泡性が小さい第2の発泡層を形成し、その第2の発泡層上に着色剤入り樹脂を塗布して着色層を形成した後、前記第1の発泡層と第2の発泡層を加熱発泡せしめることにより、その両発泡層で挟まれた非粘着層を第2の発泡層側に曲げることを特徴とする。
一方、他の方法として、離型シート上に粘着剤を塗布して粘着層を形成する工程と、その粘着層を覆うように樹脂を塗布して前記離型シート上に粘着層より大きな面積を有する可撓性の非粘着層を形成する工程と、その非粘着層上の周縁部位に発泡剤入り樹脂を塗布して発泡層を形成する工程と、その発泡層を加熱発泡せしめて非粘着層を変形させる工程と、を有することを特徴とする。
又、離型シート上に粘着剤を塗布して粘着層を形成すると共に、その粘着層を覆うように樹脂を塗布して前記離型シート上に粘着層より大きな面積を有する可撓性の非粘着層を形成し、次いでその非粘着層上の周縁部位に発泡剤入り樹脂を塗布して発泡層を形成し、その発泡層上に着色剤入り樹脂を塗布して着色層を形成した後、前記発泡層を加熱発泡せしめて非粘着層を変形させることを特徴とする。
本発明によれば、発泡層を加熱発泡せしめてこれに密着する非粘着層を曲げ変形させることから、ボリューム感があって装飾効果の高い立体構造シールを得ることができる。
特に、粘着層の周辺部で離型シート上に発泡層を形成すると共に、その粘着層および発泡層の上に可撓性の非粘着層を形成することにより、発泡層の加熱発泡によってその上の非粘着層を上向きに曲げることができる。
又、粘着層の周辺部で離型シート上に第1の発泡層を形成すると共に、その粘着層および第1の発泡層の上に可撓性の非粘着層を形成し、その非粘着層上で第1の発泡層に対向する部分に第1の発泡層よりも発泡性が小さい第2の発泡層を形成することにより、その両発泡層の加熱発泡によって、その相互間における非粘着層を第1の発泡層より発泡性の小さい第2の発泡層側に曲げることができ、しかも第1、第2の発泡層の発泡により全体のボリューム感が増幅されるという効果が得られる。
又、離型シート上に粘着層を覆う状態で該粘着層より大きな面積を有する可撓性の非粘着層を形成し、その非粘着層上の周縁部位に発泡層を形成することにより、発泡層の加熱発泡によってその下の非粘着層を下向きに曲げることができる。
つまり、本発明によれば、発泡層と非粘着層の相対的な位置関係により、非粘着層を思い通りの方向に確実に曲げることができ、以って非粘着層を含む全体の図柄に対応した高品位の立体構造シールを得ることができる。
以下、図面に基づいて本発明を詳しく説明する。図1は本発明に係る装飾用立体構造シールの好適な態様を拡大して示した平面概略図である。図1において、1はポリエチレンをはじめとするプラスチックフィルムなどから成る離型シート(セパレータ)であり、その表面には花を模した装飾物本体2が設けられる。装飾物本体2は複数の層から成る積層体であり、その各層は図示せぬ個別のスクリーン型を用いて順次所定形状に形成される。
そして、係る装飾用立体構造シールによれば、使用に際して離型シート1から装飾物本体2を引き剥がし、その装飾物本体2を装飾対象(爪その他の身体部位、着衣、携帯電話機など)に貼着することができる。
尚、図1には離型シート1上に単一の装飾物本体2を設けた例を示しているが、爪などに貼着する小型の装飾物本体2では、同一の離型シート1上に同一もしくは形態の異なる装飾物本体2が多数設けられる。
ここで、上記のような装飾用立体構造シールの製造方法を説明すれば、図2において、21は粘着層であり、この粘着層21は常温下で粘着性を有するアクリル樹脂やゴム系エラストマなどから成る粘着剤を離型シート1上に塗布して形成される。尚、その形成に用いるスクリーン型は、例えば図1に示される花柄の花心部分に対応して、平版に円形の開口を穿設したものとされる。
そして、粘着層21の形成後には、その周辺部で離型シート1上に発泡剤入り樹脂を塗布して発泡層22を形成する。係る発泡層22の形成は、例えば図1に示される花柄の花弁部分に対応して平版にハート形の開口を放射状に穿設したスクリーン型を用い、これを離型シート1上に重ね、その開口部分に発泡剤入り樹脂を透過させることによって行われる。
又、発泡剤入り樹脂としては、炭酸水素ナトリウムやアンモニア水のように加熱によりガスを発生する発泡剤を熱可塑性の樹脂に混合したものが用いられる。尚、発泡層22は形成時点において平面状の薄膜であり、これが後述する熱処理工程によって発泡(膨張)されるが、その発泡率は発泡剤の混合量により調整することができる。
次に、粘着層21および発泡層22の上には、透明な樹脂(本例においてウレタン樹脂とシリコン樹脂の共重合体)を塗布して可撓性を有する非粘着層23(クリア層)を形成する。尚、係る非粘着層23の形成には、例えば図1に示される花柄の全体形状に対応する開口を有するスクリーン型が用いられる。そして、非粘着層23はこれを形成する樹脂材料の硬化により下層の粘着層21および発泡層22と強固に結合して一体化する。
又、非粘着層23の形成後には、その上に着色剤入り樹脂を塗布して着色層24A,24Bを形成する。着色剤入り樹脂は、アクリル樹脂やウレタン樹脂に着色剤(染料または顔料)を混合したもので、本例では着色層24Aと着色層24Bに異色の樹脂が用いられ、それらが異なるスクリーン型により個別に形成される。特に、着色層24Aは、図1に示される花柄の花心部分に対応して平版に円形の開口を穿設したスクリーン型を用い、粘着層21と対向する部分に形成される。一方、着色層24Bは、図1に示される花柄の花弁部分に対応して平版にハート形の開口を放射状に穿設したスクリーン型を用い、発泡層22と対向する部分に形成される。そして、それら着色層24A,24Bもこれを形成する樹脂材料の硬化により非粘着層23と結合、一体化する。
尚、着色層24A,24B上には必要に応じてラメ入り樹脂もしくは透明樹脂を塗布してトップ層25を形成するが、トップ層25の形成工程は省略することができる。又、着色層24A,24Bも必ずしも必要でなく、例えば非粘着層23に着色樹脂を用いて着色層24A,24Bを省略することができる。
ここで、上記のようにして離型シート1上に各層21〜25を形成して図2のような積層構造物を構成したら、その積層構造物を離型シート1に載せたまま加熱炉に導入するか、もしくはホットプレートによりプレスし、これによって発泡層22を95〜140℃で加熱発泡せしめる。
すると、その発泡層22が密着する非粘着層23の部位(図1に示される花柄の花弁部分)が、発泡層22の膨張により図3に示す如く離型シート1から離間する方向(発泡層22とは逆の面側であって着色層24A,24Bの形成側)に曲げられ、これによって離型シート1上に立体的な装飾物本体2が出来上がる。
尚、本例において、非粘着層23は、粘着層21と発泡層22との上方に連結的に形成されるため、粘着層21上では変形せず、発泡層22上の部位が持ち上げられて変形し、特にその周縁側がより大きく曲がるようになる。因みに、非粘着層23の変形量は、発泡層22の発泡率や非粘着層23の厚さ及び材質などにより調整することができる。又、発泡層22は非粘着層23を所定の方向に曲げるよう機能するほか、その発泡により装飾物本体2のボリューム感が増幅されることになる。
次に、本発明の変更例を説明する。図4および図5は、粘着層の周辺部ほか、その上方に発泡層を形成した例で、粘着層21、発泡層22A(実施例1において発泡層22)、及び非粘着層23A、23B(実施例1において非粘着層23)の形成工程は実施例1と同様とされる。但し、非粘着層23A,23Bは、粘着層21および発泡層22Aの上に個別に形成される。
ここで、非粘着層23A,23Bの形成後、非粘着層23Aの上には発泡剤入り樹脂を塗布して発泡層22Bを形成する。係る発泡層22B、粘着層21の形成に使用されるスクリーン型と同種のスクリーン型を用い、粘着層21に対向して図1に示される花柄の花心部分に形成される。尚、この発泡層22Bを形成する発泡剤入り樹脂も、炭酸水素ナトリウムやアンモニア水のように加熱によりガスを発生する発泡剤を熱可塑性の樹脂に混合したものが用いられる。
次に、発泡層22Bの上に着色剤入り樹脂を塗布して着色層24Aを形成する一方、非粘着層23Bの上にも着色剤入り樹脂を塗布して着色層24Bを形成する。尚、着色層24Bは発泡層22Bの形成前に形成してもよいし、非粘着層23Bに着色樹脂を用いて着色層24Bを省略することもできる。
又、本例でも着色層24A,24B上にはラメ入り樹脂もしくは透明樹脂を塗布してトップ層25を形成するが、係るトップ層25は図1に示される花柄の全体形状に対応する開口を有するスクリーン型を用いて着色層24A,24B上に連続的に塗布されるのであり、これにより全体が一体的に連結される。
ここで、上記のようにして離型シート1上に各層21〜25を形成して図4のような積層構造物を構成したら、その積層構造物を離型シート1に載せたまま加熱炉に導入するか、もしくはホットプレートによりプレスし、これによって発泡層22A,22Bを95〜140℃で加熱発泡せしめる。
すると、発泡層22A上の非粘着層23B(図1に示される花柄の花弁部分)が、発泡層22Aの膨張により図5に示す如く離型シート1から離間する方向(発泡層22Aとは逆の面側であって着色層24A,24Bの形成側)に曲げられる。尚、本例ではトップ層25により全体が一体に連結されるために、発泡層22Aの発泡時には非粘着層23Bは周縁側が持ち上げられるようになる。一方、発泡層22Aの膨張によりその上方部が隆起し、これによって離型シート1上に立体的な装飾物本体2が出来上がる。尚、非粘着層23Bの変形量は、発泡層22Aの発泡率などにより調整することができる。
次に、図6および図7は、非粘着層の表裏両面に発泡層を形成した例で、粘着層21、発泡層22A(実施例1において発泡層22)、及び非粘着層23の形成工程は実施例1と同様とされる。
ここで、非粘着層23の形成後には、その上に発泡剤入り樹脂を塗布して発泡層22B,22Cを形成する。本例において、発泡層22Bは、粘着層21の形成に使用されるスクリーン型と同種のスクリーン型を用い、粘着層21に対向して図1に示される花柄の花心部分に形成される。又、発泡層22C(第2の発泡層)は発泡層22A(第1の発泡層)の形成に使用されるスクリーン型と同種のスクリーン型を用い、発泡層22Aに対向して図1に示される花柄の花弁部分に形成される。
それら発泡層22B,22Cを形成する発泡剤入り樹脂も、炭酸水素ナトリウムやアンモニア水のように加熱によりガスを発生する発泡剤を熱可塑性の樹脂に混合したものが用いられるが、発泡層22Cは発泡層22Aよりも発泡性が小さく設定される。これには、発泡層22Cの厚さを発泡層22Aより薄くするか、あるいは発泡剤の混合比率を発泡層22Aより小さくする。
こうして非粘着層23上に発泡層22B,22Cを形成したら、次に発泡層22B,22C上に着色剤入り樹脂を塗布して実施例1と同様に着色層24A,24Bを形成する。
尚、着色層24A,24B上には必要に応じてラメ入り樹脂もしくは透明樹脂を塗布してトップ層25を形成するが、係るトップ層25の形成工程は省略することができる。
ここで、上記のようにして離型シート1上に各層21〜25を形成して図6のような積層構造物を構成したら、その積層構造物を離型シート1に載せたまま加熱炉に導入するか、もしくはホットプレートによりプレスし、これによって発泡層22A〜22Cを95〜140℃で加熱発泡せしめる。
すると、発泡層22A,22Cで挟まれる非粘着層23の部位(図1に示される花柄の花弁部分)が、発泡層22A,22Cの膨張により、図7に示す如く発泡層22Aよりも発泡性の小さい発泡層22C側(離型シートから離間する方向)に曲げられ、これによって離型シート1上に立体的な装飾物本体2が出来上がる。
尚、発泡層22A,22Cは非粘着層23を所定の方向に曲げるよう機能するほか、各発泡層22A〜22Cの発泡により、装飾物本体2のボリューム感が増幅されることになる。
次に、図8および図9は、非粘着層の曲がり方向を実施例1〜3とは逆向きとする例を示す。本例において、離型シート1上には実施例1〜3と同じく粘着層21が形成されるが、その形成後において離型シート1上には粘着層21を覆うように透明な樹脂(例えばウレタン樹脂とシリコン樹脂の共重合体)を塗布して粘着層21より大きな面積を有する可撓性の非粘着層23(クリア層)を形成する。
本例の非粘着層23も図1に示される花柄の全体形状に対応する開口を有するスクリーン型を用いて形成され、そして係る非粘着層23はこれを形成する樹脂材料の硬化により下層の粘着層21と強固に結合して一体化するが、離型シート1に対しては離型剤の作用により一体化しない。
ここで、非粘着層23の形成後には、その上に発泡剤入り樹脂を塗布して発泡層22を形成する。発泡層22は、例えば図1に示される花柄の花弁部分に対応して平版にハート形の開口を放射状に穿設したスクリーン型を用い、非粘着層23上の周縁部位(図1における花柄の花弁部分)に形成される。
そして、非粘着層23上に発泡層22を形成したら、次に発泡層22上に着色剤入り樹脂を塗布して実施例1〜3と同様の着色層24(実施例1〜3における着色層24Bに相当)を形成し、その着色層24上には必要に応じてラメ入り樹脂もしくは透明樹脂を塗布してトップ層25を形成する。
尚、係るトップ層26の形成工程は省略することができる。又、着色層24も必ずしも必要でなく、例えば非粘着層23や発泡層22に着色樹脂を用いて着色層25を省略することができる。
次に、上記のようにして離型シート1上に各層21〜25を形成して図8のような積層構造物を構成したら、その積層構造物を離型シート1に載せたまま加熱炉に導入するか、もしくはホットプレートによりプレスし、これによって発泡層22を95〜140℃で加熱発泡せしめる。
すると、その発泡層22が密着する非粘着層23の部位(図1に示される花柄の花弁部分)が、発泡層22の膨張により図9に示す如く離型シート1側に湾曲して逆凹字形となり、これによって離型シート1上に立体的な装飾物本体2が出来上がる。
以上、本発明について説明したが、装飾物本体2は花を模したものに限らず、スクリーン型の変更により装飾物本体2を種々の形態にすることができる。
本発明に係る装飾用立体構造シールの構成例を示す平面概略図 本発明に係るシールの製造例を示す説明図 図2の積層構造物を熱処理した状態を示す説明図 本発明に係るシールの他の製造例を示す説明図 図4の積層構造物を熱処理した状態を示す説明図 本発明に係るシールの他の製造例を示す説明図 図6の積層構造物を熱処理した状態を示す説明図 本発明に係るシールの他の製造例を示す説明図 図8の積層構造物を熱処理した状態を示す説明図
符号の説明
1 離型シート
2 装飾物本体
21 粘着層
22,22A,22B,22C 発泡層
23,23A,23B 非粘着層
24,24A,24B 着色層
25 トップ層

Claims (5)

  1. 離型シート上に粘着剤を塗布して粘着層を形成する工程と、その粘着層の周辺部で前記離型シート上に発泡剤入り樹脂を塗布して発泡層を形成する工程と、前記粘着層および発泡層の上に樹脂を塗布して可撓性を有する非粘着層を形成する工程と、前記発泡層を加熱発泡せしめて該発泡層上における非粘着層を前記離型シートから離間する方向に曲げる工程と、を有することを特徴とする装飾用立体構造シールの製造方法。
  2. 離型シート上に粘着剤を塗布して粘着層を形成すると共に、その粘着層の周辺部で前記離型シート上に発泡剤入り樹脂を塗布して発泡層を形成し、次いで前記粘着層および発泡層の上に樹脂を塗布して可撓性を有する非粘着層を形成し、その非粘着層上の部位に着色剤入り樹脂を塗布して着色層を形成した後、前記発泡層を加熱発泡せしめることにより該発泡層上における非粘着層を着色層側に曲げることを特徴とする装飾用立体構造シールの製造方法。
  3. 離型シート上に粘着剤を塗布して粘着層を形成すると共に、その粘着層の周辺部で前記離型シート上に発泡剤入り樹脂を塗布して第1の発泡層を形成し、次いで前記粘着層および第1の発泡層の上に樹脂を塗布して可撓性を有する非粘着層を形成し、その非粘着層上で前記第1の発泡層に対向する部分に発泡剤入り樹脂を塗布して第1の発泡層よりも発泡性が小さい第2の発泡層を形成し、その第2の発泡層上に着色剤入り樹脂を塗布して着色層を形成した後、前記第1の発泡層と第2の発泡層を加熱発泡せしめることにより、その両発泡層で挟まれた非粘着層を第2の発泡層側に曲げることを特徴とする装飾用立体構造シールの製造方法。
  4. 離型シート上に粘着剤を塗布して粘着層を形成する工程と、その粘着層を覆うように樹脂を塗布して前記離型シート上に粘着層より大きな面積を有する可撓性の非粘着層を形成する工程と、その非粘着層上の周縁部位に発泡剤入り樹脂を塗布して発泡層を形成する工程と、その発泡層を加熱発泡せしめて非粘着層を変形させる工程と、を有することを特徴とする装飾用立体構造シールの製造方法。
  5. 離型シート上に粘着剤を塗布して粘着層を形成すると共に、その粘着層を覆うように樹脂を塗布して前記離型シート上に粘着層より大きな面積を有する可撓性の非粘着層を形成し、次いでその非粘着層上の周縁部位に発泡剤入り樹脂を塗布して発泡層を形成し、その発泡層上に着色剤入り樹脂を塗布して着色層を形成した後、前記発泡層を加熱発泡せしめて非粘着層を変形させることを特徴とする装飾用立体構造シールの製造方法。
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