JP2006323095A - 移動量検出装置、駆動制御装置、及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】検知対象物にスリットなどの目印を形成することなく移動量や移動位置を検出し、高精度の位置制御を可能にする。
【解決手段】画像検知センサによって直接的に読み取った搬送ベルト11上の画像あるいは搬送ベルト11の表面を読み取った画像を比較して同じ部分の移動量に基づいて無端移動量や無端移動位置を検出する。その際、読み取り領域として設定されたマトリクスの画素領域A1に対して画像入力範囲B1の移動量をドット単位で検出することができ、これにより検出した移動量に基づいて位置誤差を精度良く補正することができる。
【選択図】図6
【解決手段】画像検知センサによって直接的に読み取った搬送ベルト11上の画像あるいは搬送ベルト11の表面を読み取った画像を比較して同じ部分の移動量に基づいて無端移動量や無端移動位置を検出する。その際、読み取り領域として設定されたマトリクスの画素領域A1に対して画像入力範囲B1の移動量をドット単位で検出することができ、これにより検出した移動量に基づいて位置誤差を精度良く補正することができる。
【選択図】図6
Description
本発明は、無端ベルト部材やドラム状部材などの移動部材の速度量を検知する移動量検出装置、この移動量検出装置によって検出された移動量に基づいて移動部材の駆動制御を行う駆動制御装置、及びこの駆動制御装置を備えた画像形成装置に関する。
この種の駆動制御装置としては、感光体ドラムや中間転写ベルト等の画像形成に利用される無端移動部材の駆動制御を行うものが知られている。このような画像形成用の無端移動部材を駆動させる場合、無端移動部材の表面又は無端移動部材で搬送される記録材である転写材の表面に対して、高精度で画像の位置合わせ等を行う必要がある。そのため、その無端移動部材の単位時間当りの無端移動量(以下、単に「無端移動量」という。)や、所定時における無端移動部材上の所定地点の位置(以下、「無端移動位置」という。)を、高い精度で制御することが要求される。しかし、無端移動速度は、その無端移動部材に接触する部材から受ける負荷変動などの種々の要因によって変動しやすく、この速度変動を完全になくすことは極めて困難である。そのため、無端移動部材の無端移動量や無端移動位置を高い精度で制御することは難しい。
そこで、無端移動部材の無端移動量や無端移動位置を高い精度で制御する方法が種々提案されている。例えば、特許文献1には、記録媒体上に画像を形成する印字手段と、該印字手段を保持し記録媒体の進行方向と直角方向へ走査される保持手段と、該保持手段の走査方向と平行に取り付けられ、前記走査方向に沿って形成された位置識別部を有するリニアエンコーダと、該リニアエンコーダの位置識別部を読み取るリニアセンサとを備えた画像形成装置において、前記リニアセンサは、前記リニアエンコーダ上の異なった位置に形成された同位相の位置識別部を検出するように配置された2個以上のリニアセンサからなることを特徴とする画像形成装置が記載され、特許文献2には、画像形成に用いる回転体と、該回転体を回転駆動する駆動手段と、該回転体の回転移動部の移動量を検出するためのスケールと、該スケールを読み取るスケール読み取り手段とを有する画像形成装置において、上記スケールを上記回転移動部の画像形成有効範囲外に設けたことを特徴とする画像形成装置が記載されている。
また、特許文献3には、無端移動する無端移動部材の無端移動方向にわたり所定間隔で連続するように該無端移動部材上に設けられる複数のマークを検出するマーク検出手段と、上記マーク検出手段の出力に基づく制御信号を用いて速度制御又は位置制御を行う速度・位置制御手段とを有し、上記無端移動部材の駆動制御を行う駆動制御装置において、上記複数のマークのマーク間隔が予め決められた範囲外となる不連続部分の無端移動方向位置を示す該無端移動部材上に設けられる不連続特定マークを検出する特定マーク検出手段を設け、上記特定マーク検出手段の出力に基づいて上記速度・位置制御手段の速度制御又は位置制御を変更するように、該速度・位置制御手段を構成したことを特徴とする駆動制御装置及びこの駆動制御装置を備えた画像形成装置が記載されている。
特開平08−282048号公報
特開2004−61888号公報
特開2003−284371号公報
ところで、前記特許文献1記載の発明では、リニアセンサは保持手段の操作走査方向に沿って形成された位置識別部を有するリニアエンコーダが必要であり、前記リニアセンサは前記リニアエンコーダの位置識別部を読み取ることにより無端移動部材の無端移動量や無端移動位置を制御している。また、特許文献2記載の発明では、回転体の回転移動部の移動量を検出するためのスケールと、該スケールを読み取るスケール読み取り手段とを有し、スケール読み取り手段の読み取り結果に対応して無端移動部材の無端移動量や無端移動位置を制御している。さらに、特許文献3記載の発明では、無端移動する無端移動部材の無端移動方向にわたり所定間隔で連続するように該無端移動部材上に設けられる複数のマークを検出するマーク検出手段と、このマーク検出手段の出力に基づく制御信号を用いて速度制御又は位置制御を行う速度・位置制御手段とを備えていることが前提である。
いずれにしても無端移動稜や無端移動位置を制御するために、特許文献1ではリニアエンコーダが、特許文献2ではスケールが、特許文献3ではマークがそれぞれ設けられ、これらの検出対象をリニアセンサ、スケール読み取り手段、マーク検出手段がそれぞれ検知して前記制御を実行するようになっている。
このように従来のリニアセンサは、搬送ベルト等の検知対象物にスリット、マーク、あるいは目印(以下、スリットと総称する)のような加工が必要とされる。これは対象物が移動したときに発光部から反射された光の変化を分かりやすくするためのものであるが、高耐光性、高画質、高信頼性の画質を要する画像形成装置では検知対象物のスリット加工技術の精度向上も必要となり、受光センサ精度とスリット加工技術の精度の両者が必要となる。また、スリットにゴミや塵、埃などの障害物が付着した場合は検知不能となり、それに代わる補完処理も必要である。
さらに、ベルト等のつなぎ合わせを必要とする素材を検知対象とした場合は、つなぎ合わせ部分にスリットのつなぎ目が生じ、そのときも同様にそれに代わる補完処理として、つなぎ目処理等が必要となり、この補完処理が多ければ多いほど精度低下を招くことになる。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、検知対象物にスリットなどの目印を形成することなく移動量や移動位置を検出し、高精度の位置制御が可能な駆動制御装置及びこの駆動制御装置を備えた画像形成装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、第1の手段は、移動する被測定対象を画像として取り込む画像検知手段と、前記画像検知手段によって取り込まれた画像データと、所定時間経過する前後の同一画像の画像データを比較する比較手段と、前記比較手段による比較結果から前記被測定対象の移動量を検出する移動量検出手段と、を備えた移動量検出装置を特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記比較手段は前記画像データを画素単位に分解し、画素単位で比較することを特徴とする。
第3の手段は、第1又は第2の手段において、前記画像検知手段が複数設けられ、前記比較手段は前記複数の画像検知手段によって取り込まれた画像データをそれぞれ比較することを特徴とする。
第4の手段は、第3の手段において、前記画像検知手段が、前記被測定対象の移動方向に対して垂直な方向に並設されていることを特徴とする。
第5の手段は、第3の手段において、前記画像検知手段が、前記被測定対象の移動方向に沿って並設されていることを特徴とする。
第6の手段は、第1ないし第5の手段において、前記画像検知手段は、発光手段と受光素子とからなり、前記受光素子からの出力に基づいて画像として取り込むことを特徴とする。
第7の手段は、第6の手段において、前記比較手段は、前記移動する被測定対象の移動量に応じて前記受光感度を変更することを特徴とする。
第8の手段は、第1ないし第7の手段に係る移動量検出装置と、前記被測定対象を移動させる駆動手段と、前記移動速度検出手段によって検出された移動量に基づいて前記駆動手段を制御し、前記被測定対象の移動位置制御を行う制御手段と、を備えた駆動制御装置を特徴とする。
第9の手段は、第8の手段に係る駆動制御装置と、前記移動する被測定対象に画像を形成する画像形成手段とを備えた画像形成装置を特徴とする。
第10の手段は、第9の手段において、前記画像形成手段がタンデム型の作像ユニットを備えていることを特徴とする。
第11の手段は、第10の手段において、前記測定対象が転写画像を搬送する搬送ベルトであることを特徴とする。
第12の手段は、第11の手段において、前記測定対象が搬送ベルト上に形成された前記画像であることを特徴とする。
第13の手段は、第10の手段において、前記測定対象が搬送ベルト上とともに移動し、画像が転写される記録シートであることを特徴とする。
第14の手段は、第13の手段において、前記測定対象が前記記録シート上の画像であることを特徴とする。
なお後述の実施形態において、被測定対象は搬送ベルト11、中間転写ベルト112あるいは記録シートPに、画像検知手段は画像検知センサ9に、比較手段は画像処理部10及びCPU1に、移動量検出手段はCPU1に、発光素子は光源9aに、受光素子は符号9bに、駆動手段はモータ8に、制御手段はCPU1に、画像形成手段は作像ユニット110、書き込みユニット120及び転写ユニット130に、搬送ベルトは符号11及び中間転写ベルト112に、記録シートはPにそれぞれ対応する。
本発明によれば、画像検知手段によって取り込まれた画像データと、所定時間経過する前後の同一画像の画像データを比較し、その比較結果から前記被測定対象の移動量を検出するので、検知対象物にスリットなどの目印を形成することなく無端移動量や無端移動位置を検出することが可能となり、これにより高精度の位置制御を行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明の実施形態に係るリニアエンコーダを使用した駆動制御装置の概略構成を示すブロック図である。同図において、この駆動制御装置はCPU1、ROM2、RAM3、操作表示部4、モータ駆動制御部6及び画像処理部10とから基本的に構成され、システムバス5を介してこれらの各部がそれぞれ接続されている。このうち、モータ駆動制御6は無端状の搬送ベルト(後述の中間転写ベルト112)が巻き掛けられた搬送ローラを駆動するモータ8のモータドライバ7を制御するもので、前記モータ8のパルス波形等を発生する。画像処理部10は、画像検知センサ(リニアエンコーダセンサ)9によって検出された画像について画像解像度や感度の調整処理などの画像処理を実行し、画像処理した画像を一定の間隔で比較し、移動量や移動速度を算出するものである。画像検知センサ9は検知部の画像を入力できれば良く、例えばCCDセンサやCCDカメラなどの公知の光学的入力装置が使用される。この実施形態では画像検知センサ9はCCDカメラから構成されている。
なお、CPU1は駆動制御装置全般を制御するだけでなく、画像処理部10で処理された画像データに基づいて搬送ベルトの移動量や移動誤差を検出し、この移動誤差を補正するように搬送ベルトの駆動制御を実行する。この制御は、CPU1がRAM3をワークエリアとして使用しながらROM2に書き込まれているプログラムを実行することにより行われる。
図2は駆動制御装置によって駆動される駆動系の概略構成を示す図である。駆動系は、駆動側の搬送ローラ11a及び従動側の搬送ローラ11bと、両者間に張架された無端状の搬送ベルト11と、前記駆動側の搬送ローラ11aを駆動ベルト8aを介して駆動するモータ8と、搬送ベルト11もしくはその上の画像を読み取る画像検知センサ9とから構成されている。画像検知センサ9は、この構成では搬送ベルト11上を読み取るが、搬送ベルト11は用紙等をダイレクトに搬送しているので印刷用紙そのもの、あるいは印刷用紙に形成された画像を読み取ることも可能である。この構成は、スリットなどベルト上に別途形成した目印を読み取るのではなく、検出対象そのものを直接検知して(読み取って)いるので、読み取り誤差なしに搬送ベルト11を駆動制御することができる。
画像検知センサ9は図3に示すように例えばLEDからなる光源9aと受光素子(CCD)9bとを少なくとも含み、受光素子9bの画像を画像処理装置部10に送信するCCDカメラとして構成されている。このような構成の画像検知センサ9は、図4及び図5に示すように搬送ベルト11の搬送方向(矢印方向)に対して直交するように、及び/又は搬送ベルト11の搬送方向(矢印方向)に平行にそれぞれ複数個並設することもできる。当然、画像検知センサ9は図4及び図5に示すように2個に限定するものではない。このように画像検知センサ9を複数個並設し、それぞれの画像検知センサ9から入力された画像情報に基づいて処理すると、より正確に移動量や速度を検出することができる。
図6は本発明の実施形態に係る駆動制御装置の無端移動量や無端移動位置を検出する検出方法の説明図である。本実施形態における検出方法は、入力された画像データに基づいて搬送ベルト11の移動量を画素単位で検知するもので、直接的に読み取った搬送ベルト11上の画像あるいは搬送ベルト11の表面を読み取った画像を比較して同じ部分の移動量に基づいて無端移動量や無端移動位置を検出する。これにより、前記移動量から搬送誤差を容易に検出することが可能となり、検出された搬送誤差から位置制御も容易に行うことができる。
すなわち、図6(a)に示すように、読み取り領域として設定された9×5ドット(搬送ベルト移動方向=X方向、搬送ベルト移動方向に対して直交する方向=Y方向)のマトリクスの画素領域A1に対して、7×3ドットのマトリクスの画素領域を画像入力範囲B1に設定し、7×3ドットの画像入力範囲B1の移動量をドット単位で検出する。
例えば、図6(b)のように7×3ドットの画像入力範囲B1が所定時間後、網点で示したように6×3ドットとなった場合、搬送ベルト11の搬送方向と直交する方向には移動しないのでX方向のみ考えると、搬送ベルトの移動量L1は、画像入力範囲B1と同画像部分(網点部分)B2がX方向において6ドットであることから、
L1=7ドット−X方向の同画像部分(6ドット)
=1ドット
となり、移動量が1ドットであることが分かる。
L1=7ドット−X方向の同画像部分(6ドット)
=1ドット
となり、移動量が1ドットであることが分かる。
また、図6(c)のように7×3ドットの画像入力範囲B1が所定時間後、網点で示したように4×3ドットとなった場合、搬送ベルト11の移動量L2は、画像入力範囲B1と同画像部分(網点部分)B3がX方向において4ドットなので、
L1=7ドット−X方向の同画像部分(4ドット)
=3ドット
となり、移動量が3ドットであることが分かる。
L1=7ドット−X方向の同画像部分(4ドット)
=3ドット
となり、移動量が3ドットであることが分かる。
前述のようにこれらの移動量は所定時間における移動量なので、この移動量の検知を所定時間毎に連続して行うと、搬送ベルトの速度変動や移動誤差を検出することができる。そこで、CPU1は検出した移動量に基づいて位置誤差を補正するようモータ駆動制御部6に対して制御信号を出力する。モータ駆動制御部6は、これに基づいてモータ8を制御し、移動量あるいは位置誤差を補正する。これは例えば後述の4つの作像ステーションを有するタンデム型の画像形成装置の場合に、前の色の作像ステーションの位置ずれに応じて次の色の作像ステーションの画像転写を行うようにすれば、色ずれの発生はなくなることを意味する。また、次のサイクルの画像転写が開始される前に、検出した速度変動に基づいてCPU1は速度変動や移動誤差を是正するようにモータ駆動制御部6に対して制御信号を出力すれば、モータ駆動制御部6は、これに基づいてモータ8を制御し、速度変動や移動誤差が是正され、色ずれのない画像形成が可能となる。その際、分解能が画素単位であるので、従来のスリットなどを使用した搬送制御に比較して極めて高精度な速度制御又は位置制御が可能となる。さらに、ゴミ、塵、埃などの障害物が付着した場合に、前記障害物が補正の障害となることがないので、前記障害物が存在したときの補完処理も不要である。
なお、画素単位で画像を処理することは画像処理技術としては通常行われていることであり、その画素単位の処理技術をモータ制御に応用したものであるので、画像処理部10の処理の詳細についての説明は省略する。また、ずれあるいは誤差を検知したときに、検知したずれ、あるいは誤差を補正するようにモータ制御することも通常行われていることなので、モータ駆動制御6によるモータ制御の詳細についての説明も省略する。
このように本実施形態に係る方法によれば、1ドットあるいは3ドットなど画素ドット単位で移動量を検知することができるので、検知対象となる搬送ベルト11の速度によって検知感度を変えることが可能となる。これにより微妙な動きのとき、例えば、移動開始時や静止時前後に位置制御を行う場合には、センサ画像を拡大したり、感度を変更することにより、より正確な移動量の補正、速度制御、あるいは位置制御が可能になる。
図7は図1ないし図6を参照して説明した駆動制御装置を備えたタンデム型の画像形成装置全体の概略構成を示す図である。図7において、画像形成装置は画像形成装置本体100と、画像形成装置本体100の下部に配置された給紙装置200と、画像形成装置本体100の上部に配置された画像読み取り装置300と、この画像読み取り装置200のさらに上部に配置された自動原稿給送装置400とから基本的に構成されている。
画像形成装置本体100は、作像ユニット110、光書き込みユニット120、転写ユニット130、定着ユニット140、両面搬送ユニット150及び排紙ユニット160を備えている。作像ユニット110は図8の作像ユニットの概略構成図に示すようにCMYK各色の作像ステーション111C,111M,111Y,111Kを備え、光書き込みユニット120からCMYKの各色毎に設けられた感光体ドラムに光書き込みを行う。作像ステーション111C,111M,111Y,111Kは、感光体ドラム113と複数の作像要素からなる。作像要素は帯電部114、現像部115、1次転写部116、クリーナ部117、除電部118の公知の電子写真ユニットから構成され、光書き込みによって感光体ドラム113表面に形成された潜像をトナー現像し、1次転写部116で中間転写ベルト112に各色毎に画像を転写して重畳し、転写ユニット(2次転写部)130で搬送路から給紙された記録紙に各色画像が重畳されたトナー画像を転写する。トナー画像が転写された記録紙は定着ユニット140で加熱及び加圧することにより定着され、排紙ユニット160から排紙トレイ161に排紙される。符号131は中間転写ベルト112のクリーナである。なお、図8では、作像要素は煩雑を避けるために黒(K)のみに符号を振り、他の色の感光体ドラム及び作像要素については符号を省略した。
両面画像形成を行う場合には、排紙ユニット160から両面搬送ユニット150に記録紙は搬送され、再度記録紙の裏面に画像が形成された後、定着されて排紙される。
給紙装置200は複数段の給紙段210,220,230を備え、各給紙段210,220,230のいずれかから記録紙をピックアップし、縦搬送路240から前記転写ユニット130の転写位置に用紙を送り込む。
画像読み取り装置300はシートスルー方式あるいはフラットベット方式のいずれかでコンタクトガラス310の原稿を読み取る公知のもので、光源及び第1ミラーを搭載した第1キャリッジと、この第1キャリッジの副走査方向への移動速度の半分の速度で副走査方向へ移動し、第2及び第3ミラーを搭載した第2キャリッジと、第1ないし第3ミラーで反射された原稿からの反射光をCCDなどの光電変換素子の結像面に結像する結像レンズと、前記結像面で結像した原稿画像を読み取り、光電変換するCCDとを備えた読み取り光学系を備えている。この読み取り光学系はシートスルー方式の場合には、前記第1及び第2キャリッジが所定位置に停止し、コンタクトガラス310の所定位置で、前記自動原稿給送装置400によって搬送されてくる原稿を読み取り、フラットベット方式の場合には、コンタクトガラス310上に置かれた原稿を前記第1及び第2キャリッジが移動しながら読み取る。
自動原稿給送装置400は、原稿載置台410上に置かれた原稿を上から1枚ずつ取り出して、シートスルー読み取り位置に搬送し、あるいは片面を読み取った原稿を原稿反転部420で反転させて再度コンタクトガラス310上に送り出し、原稿の片面あるいは両面を画像読み取り装置300によって読み取らせ、原稿排紙台430上に排紙する。
画像検知センサ9は、例えば駆動側の搬送ローラ11aのベルト搬送方向下流側であって、転写ユニット130より上流側に設けられる。この位置に設ければ、搬送ベルト11(112)あるいは搬送ベルト11(112)上に形成されたフルカラーの画像を直接読み取ることができる。なお、前記作像ステーション111C,111M,111Y,111Kの間でも単色あるいはその位置に応じてトナーが重畳された画像を読み取ることができるので、特に画像検知センサ9の設置位置を限定するものではない。
なお、この実施形態における画像形成装置は、間接転写方式のタンデム型画像形成装置であるが、例えば図9に示すような直接転写方式のタンデム型画像形成装置においても同様に適用することができる。この場合には、用紙P上に各色毎の画像が重畳されてフルカラーの画像が形成されるので、用紙P上の画像を検知できる位置に画像検知センサ9を設け、その検知出力に基づいて搬送ベルト11(112)を駆動するモータ8の駆動制御を行う。この図9に示した実施形態では、光書き込みユニット120は各色毎に設けられており、当該ユニットは変調されたレーザ光を出射するLDユニット121C、LDユニット121Cから出射されたレーザ光を反射し、主走査方向に走査するポリゴンミラー122C、ポリゴンミラー122Cで反射されたレーザ光を等角速度偏向から等速度偏向に変更するfθレンズ123C、等速度偏向されたレーザ光の面倒れ補正を行うバレルトロイダルレンズ(BTL)124Cから構成されている。その他、図7及び図8で説明した画像形成装置と同等な部分に同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。また、駆動制御方法は図1ないし図8で説明したものと同等に構成されている。なお、図9において最上流側に位置する作像ステーションはシアンC用の画像形成ステーションであることから、各符号にはCを添え字として示している。
以上のように本実施形態によれば、
(1)画像検知センサ9をリニアエンコーダセンサとして機能させ、直接的に見ることができる画像情報から画像の移動量(画像を比較して同部分の量)を検出し、その移動量に基づいて位置制御を行うことができる。
(2)画像検知センサ9は搬送ベルト11(112)動きをダイレクトに見ているため、移動量を正確に計測することができ、この計測結果に基づいて搬送ベルト11の駆動制御を行うことにより、偏芯、振れ等の部品精度、組み付け精度誤差をキャンセルすることが可能となる。
(3)駆動ベルト11や駆動ベルト11上あるいは用紙上の画像を直接検知することからスリット等の目印が不要となり、加工コストを低減することができる。
(4)目印などを基準にして移動量を検知するわけではないので、検知部にゴミなど付着してもその箇所が検知不能になることがない。
(5)目印が不要なので、搬送ベルト11のつなぎ目時やゴミによる検知不能時の補完処理回路も不要になる。
(6)検知対象となる搬送ベルト11の速度によって検知感度を変えることができるので、正確な制御が可能になる。これは、微妙な動きのとき、例えば、移動開始時や静止時前後の位置制御に際しては、センサ画像を拡大したりすることが容易に行えることから、状況に応じた正確な制御を行うことができるようになる。
等の効果を奏することができる。
(1)画像検知センサ9をリニアエンコーダセンサとして機能させ、直接的に見ることができる画像情報から画像の移動量(画像を比較して同部分の量)を検出し、その移動量に基づいて位置制御を行うことができる。
(2)画像検知センサ9は搬送ベルト11(112)動きをダイレクトに見ているため、移動量を正確に計測することができ、この計測結果に基づいて搬送ベルト11の駆動制御を行うことにより、偏芯、振れ等の部品精度、組み付け精度誤差をキャンセルすることが可能となる。
(3)駆動ベルト11や駆動ベルト11上あるいは用紙上の画像を直接検知することからスリット等の目印が不要となり、加工コストを低減することができる。
(4)目印などを基準にして移動量を検知するわけではないので、検知部にゴミなど付着してもその箇所が検知不能になることがない。
(5)目印が不要なので、搬送ベルト11のつなぎ目時やゴミによる検知不能時の補完処理回路も不要になる。
(6)検知対象となる搬送ベルト11の速度によって検知感度を変えることができるので、正確な制御が可能になる。これは、微妙な動きのとき、例えば、移動開始時や静止時前後の位置制御に際しては、センサ画像を拡大したりすることが容易に行えることから、状況に応じた正確な制御を行うことができるようになる。
等の効果を奏することができる。
1 CPU
5 モータ駆動制御部
8 モータ
9 画像検知センサ
9a 発光素子
9b 受光素子
10 画像処理部
11 搬送ベルト
100 画像形成装置本体
112 中間転写ベルト
120 書き込みユニット
130 転写ユニット
P 記録シート
5 モータ駆動制御部
8 モータ
9 画像検知センサ
9a 発光素子
9b 受光素子
10 画像処理部
11 搬送ベルト
100 画像形成装置本体
112 中間転写ベルト
120 書き込みユニット
130 転写ユニット
P 記録シート
Claims (14)
- 移動する被測定対象を画像として取り込む画像検知手段と、
前記画像検知手段によって取り込まれた画像データと所定時間経過する前後の同一画像の画像データを比較する比較手段と、
前記比較手段による比較結果から前記被測定対象の移動量を検出する移動量検出手段と、
を備えた移動量検出装置。 - 前記比較手段は前記画像データを画素単位に分解し、画素単位で比較することを特徴とする請求項1記載の移動量検出装置。
- 前記画像検知手段が複数設けられ、前記比較手段は前記複数の画像検知手段によって取り込まれた画像データをそれぞれ比較することを特徴とする請求項1又は2記載の移動量検出装置。
- 前記画像検知手段が、前記被測定対象の移動方向に対して垂直な方向に並設されていることを特徴とする請求項3記載の移動量検出装置。
- 前記画像検知手段が、前記被測定対象の移動方向に沿って並設されていることを特徴とする請求項3記載の移動量検出装置。
- 前記画像検知手段は、発光手段と受光素子とからなり、前記受光素子からの出力に基づいて画像として取り込むことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の移動量検出装置。
- 前記比較手段は、前記移動する被測定対象の移動量に応じて前記受光感度を変更することを特徴とする請求項6記載の移動量検出装置。
- 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の移動量検出装置と、
前記被測定対象を移動させる駆動手段と、
前記移動量検出手段によって検出された移動量に基づいて前記駆動手段を制御し、前記被測定対象の移動位置制御を行う制御手段と、
を備えた駆動制御装置。 - 請求項8記載の駆動制御装置と、
前記移動する被測定対象に画像を形成する画像形成手段と、
を備えていることを特徴とする画像形成装置。 - 前記画像形成手段がタンデム型の作像ユニットを備えていることを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
- 前記測定対象が転写画像を搬送する搬送ベルトであることを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。
- 前記測定対象が搬送ベルト上に形成された前記画像であることを特徴とする請求項11記載の画像形成装置。
- 前記測定対象が搬送ベルト上とともに移動し、画像が転写される記録シートであることを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。
- 前記測定対象が前記記録シート上の画像であることを特徴とする請求項13記載の画像形成装置。
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JP2005145681A JP2006323095A (ja) | 2005-05-18 | 2005-05-18 | 移動量検出装置、駆動制御装置、及び画像形成装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005145681A JP2006323095A (ja) | 2005-05-18 | 2005-05-18 | 移動量検出装置、駆動制御装置、及び画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006323095A true JP2006323095A (ja) | 2006-11-30 |
Family
ID=37542834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005145681A Pending JP2006323095A (ja) | 2005-05-18 | 2005-05-18 | 移動量検出装置、駆動制御装置、及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006323095A (ja) |
-
2005
- 2005-05-18 JP JP2005145681A patent/JP2006323095A/ja active Pending
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