JP2006322161A - 河川の取水施設 - Google Patents

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Abstract

【課題】 流水中に多量の土砂、浮遊物を含んで流水する洪水時においても、取入れ口には土砂、浮遊物の流入がなく、取入れ口から続く用水路に、ポンプ場水施設にあっては、その吸水槽に土砂及び浮遊物の流入がなく、堆積による通水阻害、ポンプ破損を起さない取水施設を提供すること。
【解決手段】 取水施設3は、河川1に設けられた取水堰2と、取水堰2の上流5において、河川1の水面12から落差をもって川底層6の中に埋設された中空体4と、取水堰2の上流5において中空体4に中空体4の中空部に通じて設けられた取入れ口15と、中空体4を取水堰2の川岸側7の下流部8まで延設し、中空体4の延設端に中空体4の中空部に通じて設けられた出口10と、取水堰2の川岸側7の下流部8において、水面12から落差をもって中空体出口10に接続した用水路13とからなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、河川の流水を用水路に取入れる取水施設に関するものである。また、河川の流水を取水し、ポンプにより揚水して用水路に供給する施設において、河川水の取入れ部からポンプ吸込み側水路、または吸水槽に取水を供給するまでの取水施設に関する。取水堰に近接して設けられた取入れ口及びこの取入れ口から用水路まで、また、揚水ポンプの吸水槽に至るまでの取水施設に関する。
従来の取水施設は全て、河川の流水を表面水から取入れる構造である。つまり、上水取入れの構造である。即ち、取入れ口が、河川に設けた取水堰の直上流または上流において、川底面より上を流れる流水の表層域に面して、水面域から取入れるように設けられている。ところで、河川は、洪水時、表層及び中層の流水中に、多量の土砂、浮遊物を含んで流水する。このような、河川の流水を表面水から取入れると多量の土砂、浮遊物を含んだ流水が取入れ口に押寄せ、流入し、用水路に入る。このため、取入れ口はもとより用水路に多量の土砂が堆積し、また多量の浮遊物が引っ掛かって詰り、通水を阻害させる。またポンプ揚水するための吸水槽に接続した取水施設であっても、同じように洪水時、多量の土砂、浮遊物を含んだ流水が取入れ口から導入水路及び吸水槽に流入し、土砂、浮遊物が多量に堆積する。堆積した土砂、浮遊物の排除には莫大な費用を要し、また、土砂排除のつど断水しなければならない。吸水槽に流入した土砂を含んだ水をポンプが吸入するとポンプの寿命を著しく低下させるものであり、枯草芽等を吸入すると詰り現象、羽根車の破損、パッキン類の破損を起す。また洪水時以外においても、特に風の吹く日には、川面に枯草、カヤ、木枝、その他等の浮遊物を浮かべて流水して来る。このような流水を表面水から取入れると、必然的に浮遊物は取入れ口に流入し、用水路に入る。特に、取入れ口が揚水ポンプの吸水槽に接続されていれば、浮遊物はこの吸水槽にまで流入し、ポンプがこれら浮遊物を吸入し、故障を起す。なお、取入れ口と吸水槽との間の導入水路にスクリーン等を設けてあっても、小さな浮遊物は容易に通り抜け吸水槽に流入し、吸入したポンプは故障を起す。更にまた、渓流取水工では、流域面積が少なく、河床勾配が急なため、流れは射流状態となって、表面取入りの場合、一層、土砂礫、浮遊物が流入し、堆積が激しく、用水路の通水、ポンプの維持管理が容易ではない。
本発明は前記の諸点に鑑みてなされたもので流水中に多量の土砂、浮遊物を含んで流水する洪水時においても、取入れ口には、土砂、浮遊物の流入がなく、従って取入れ口から続く用水路に、また、ポンプ場水施設にあっては、その吸水槽に土砂及び浮遊物の流入がなく、従ってその堆積による通水阻害、ポンプ破損を起さない取水施設を提供するにある。また、施設の内部の掃除が自然流掃力を利用して簡単できる取水施設を提供するにある。
本発明の第一の態様の取水施設は、河川に設けられた取水堰と、この取水堰の上流において、水面から落差をもって川底層の中に埋設された中空体と、同じく取水堰の上流においてこの中空体にこの中空体の中空部に通じて設けられた取入れ口と、この中空体を上記取水堰の川岸側の下流部まで延設し、この中空体の延設端にこの中空体の上記中空部に通じて設けられた出口と、上記取水堰の川岸側の下流部において、上記水面から落差をもって上記中空体の出口に接続した用水路とからなり、上記取入れ口は通水隙間を有する川底層の中に納められ、水圧によってこの川底層を通り抜けた底水を取入れ、中空体は上記取入れ口から取入れた底水を中空部において通水し、この中空体の出口から上記用水路に流出させるようになっている。この第一の態様の取水施設によれば、河川水を取入れるところの取入れ口及び取入れた水を通水する中空体が取水堰の上流において、河川の水面から落差をもって川底層の中に埋設されている。さらに取水堰の川岸側の下流部において中空体の出口に接続された用水路もまた上記取水堰の上流の河川の水面から落差をもっている。さらにまた、上記中空体の取入れ口は、通水隙間を有する川底層の中に納められている。上述のことから、取水堰の上流の川底の底水は水圧によって通水隙間を有する川底層を通り抜け、上記取入れ口に流入する。取入れ口に流入し、取入れられた底水は、水圧を受け、中空体の中空部を通水し、出口から続く用水路に流出し、供給する。上記の取入れ口は通水隙間を有する川底層の中に納められ、該川底層を通り抜けた底水のみを取入れるため、川面を流れる芽、ヨシ、ビニール、木枝等浮遊物は一切取入れない。従って、用水路にはこれら浮遊物は全く流入しない。また、上記取入れ口は、川底層を通り抜け、この川底層によりろ過された底水のみを取入れるため、取入れた底水中の含有土砂、ゴミは非常に少ない。このため、用水路には、ゴミ、土砂含有の非常に少ない底水、即ち取入れ水が常に供給される。従って、用水路には、土砂、ゴミの堆積はない。用水路の維持管理は極めて容易である。本発明の第二の態様の取水施設は、第一の態様の取水施設において、中空体の出口が、取水堰の下流側の川岸に設けられたところの沈殿槽の入口に接続され、この沈殿槽は該入口から流入した取入れ水が底面上を静流するように設けられ、この沈殿槽の下流側に設けられた出口には用水路が接続され、沈殿槽の上記入口、底面及び出口、用水路は取水堰の上流の水面から落差をもって設けられ、さらに上記沈殿槽には排水装置を備え、この排水装置は底面に開口させた排水口と、この排水口に接続し、かつ取水堰の下流の川岸面に開口した排水路と上記排水口を開閉する開閉体とよりなり、排水口を開放すると沈殿槽内の水及び入口から流入する取入れ水とが上記排水口及び排水路を経て取水堰の下流に自然放出されるようになっている。この第二の態様の取水施設によれば、中空体の取入れ口は取水堰の上流の川底層の中にあって、川底層を通り抜けた底水のみを取入れるため、その取入れ水には浮遊物の流入は全くなく、かつ土砂の含有は非常に少ない。そして、この取入れ水が中空体を通水し、その出口から沈殿槽に流入する。沈殿槽に流入した取入れ水は、この沈殿槽を静流中、沈殿作用を受け、一層、土砂含有の少ない用水となり、沈殿槽の出口から用水路に流出する。従って、用水路には、浮遊物のない、土砂含有の極めて少ない用水が流れ、土砂の堆積は生じない。また、沈殿槽には、取入れ中空体から土砂含有の少ない底水が流入するため底面に堆積する土砂は極めて少量である。しかも、沈殿槽は、開閉自在の排水装置を備えているため、この排水装置を開放すると沈殿槽内の水は、取入れ中空体からの流入水と相まって底面を射流となって流れ、堆積土砂を掃流し、排水口、排水路から取水堰の下流河川に自然放出される。従って、沈殿槽内の土砂掃除は極めて容易である。本発明の第三の態様の取水施設は、第二の態様の取水施設において、沈殿槽の出口が揚水ポンプ吸込み側水路に接続されている。本発明の第四の態様の取水施設は、第二の態様の取水施設において、沈殿槽の出口が揚水ポンプの吸水管を潜没させる吸水槽に水路を介して接続されている。本発明の第三及び第四の態様の取水施設によれば、沈殿槽には、取水堰の上流において川底層を通り抜け、浮遊物の流入がなく、土砂含有の少ない底水が流入する。この沈殿槽に流入した底水、即ち取入れ水は、更に、この沈殿槽においての静流中に、含有土砂の沈殿を促され、一層、土砂含有の少ない用水となって、この沈殿槽から揚水ポンプの吸込み側水路又は揚水ポンプのための吸水層に供給される。このため、揚水ポンプは浮遊物を吸入することは全くなく、かつ土砂含有の取水を吸入することもない。従って、ポンプの故障、パッキン類の破損は起きない。断水は生じない。本発明の第五の態様の取水施設は、第一の態様の取水施設において、中空体が管路からなる。本発明の第六の態様の取水施設は、第一の態様の取水施設において、中空体がコンクリートヒューム管からなる。本発明の第七の態様の取水施設は、第五の態様の取水施設において、管路の取水堰の上流における開口部が取入れ口となり、管路の下流端における開口部が出口となっている。本発明の第八の態様の取水施設は、第六の態様の取水施設において、コンクリートヒューム管の取水堰の上流における開口部が取入れ口となり、該コンクリートヒューム管の下流端における開口部が出口となっている。本発明の第九の態様の取水施設は、第二の態様の取水施設において、中空体の入口が接続された沈殿槽の入口は沈殿槽の上流側壁において、底面近くに設けられ、用水路が接続された沈殿槽の出口は下流側壁において、上記入口より高い位置に設けられ、入口から沈殿槽内に流入した取入れ水は下から上に向って迂流し、静流し、出口から用水路へ自然流出するようになっている。本発明の第十の態様の取水施設は、第二の態様の取水施設において、排水装置は、沈殿槽の底面に上向きに開口した筒状の排水口と、この排水口に接続され、取水堰の下流において川岸面において開口した排水路と、上記排水口の筒状部に挿入し、この排水口を閉止する栓体とよりなり、栓体は排水口の筒状部に対して挿入、抜き取りすることにより、排水装置を開閉するようになっている。
次に、本発明の実施の形態の例を、図に基づいて説明する。
<実施例1>
本実施例の取水施設は図1、図2、図3、図4に示されている。1は河川である。2は河川に設けられた取水堰である。3は取水施設である。4は中空体である。この中空体4はコンクリートヒューム管からなる。コンクリートヒューム管からなる中空体4は、上記取水堰2の上流5において、川底層6の中に埋設してある。つまり石、礫の堆積からなる川底層6の中に埋めてある。埋設された中空体4の深さ位置は、渓流河川の場合、通常、取水堰の頂部又は水面から約1.5mから2.5mにあり、もちろん、川底層6の中に埋まっている。埋設された中空体4は、後述の取入れ口15を上流に向けて、配置し、取水堰2の上流5からこの取水堰2の川岸側7における下流部8に至って設けられている。中空体4は、全体として略々水平に、又は後述の出口10に向って下り勾配に設けられている。中空体4は、堰の上記下流部8に至って、堰堤9の下部を貫いて通され、貫いて出た開口部11が出口10となっている。中空体4は、この出口10において、用水路13に接続されている。さて、中空体4は、上流側の開口部14が取入れ口15である。もちろん、この取入れ口15と前記出口10とは、中空体4の内部の中空部16を通して略々同径で連通している。中空体の取入れ口15は、通水隙間を有する石、礫の堆積からなる川底層6の中に納められているが、更に、この川底層6の中において、比較的大きい石17、17又はコンクリートブロックの組み渡しからなり、通水隙間を有する組み層18によりトンネル状に形成された洞穴19の中に臨み、かつ挿入されている。この洞穴19は、上記取入れ口15が挿入された元部20から河川上流に向って複数個、分岐して設けられ、堰上流において、広範囲から底水を集めるようにしてある。ところで、川底、川底層6、組み層18、洞穴19、取入れ口15、中空体4の中空部16には水面12からの深さに相当する水圧が作用しており、この水圧により、川底の底水は上記川底層6、また組み層18の通水隙間を通り抜け、洞穴19に至り、この洞穴19から中空体4の取入れ口15に取入れられ、中空体4の中空部16を通水し、取水堰2の下流部8において出口10から用水路13に流出し、用水路13に用水として供給される。本実施例の取水施設3によれば、中空体4の取入れ口15は、水圧により川底層6を通り抜けた底水を取入れるため、川面を流れる芽、ヨシ、ビニール等の浮遊物は全く取入れない。また川底層6を隙間を通り抜け、濾過され、土砂の含有の極めて少ない底水が取入れられる。特に、洪水時、多量の土砂を含んだ流水は表層を流れ、川底層6を通過した底水は土砂含有の少ない水となっている。そして、本取水施設3は洪水時においても、土砂含有の非常に少ない底水が、中空体4に取入れられ、この中空体4から用水路13へ流送される。このため、用水路13には通水を阻害するような土砂の堆積は起きない。また、もちろん、用水路13への浮遊物の流入は全くない。従って、用水路13の維持管理は非常に容易である。断水も生じない。
<実施例2>
本実施例2の取水施設23は、図4、図5、図6、図7、図8、図9、図11に示されている。本実施例2の取水施設23は、実施例1の取水施設3において、中空体4の後に、直ぐ用水路を接続させる代に、一旦、沈殿槽21を接続し、この沈殿槽21の後に用水路22を接続した取水施設である。沈殿槽21は取水堰2の下流側において、川岸24に設けられている。沈殿槽21は箱形構造となり、その内部は前壁25、後壁26、側壁27、底面28、天井29により囲まれ、全体として河川に沿って細長くなっている。そして、底面28は平面に形成されている。さて、沈殿槽21は前壁25の下部位置であって、底面28の近くにおいて、前記中空体4の出口10が接続されている。前壁25に接続された中空体4の出口10は、沈殿槽21の内部に開口し、沈殿槽21の入口30となっている。一方、後壁26には、この沈殿槽21からの流出用の出口31が設けられている。この出口31の高さ位置は、入口30に対して十分に高い位置に設けてあり、入口30から流入した取入れ水は下から上へと迂流しながら自由水面を作って静流するようにしてある。また、上記出口31の高さ位置は、取水堰2の上流5における通常の水面12から落差を有し、その水面から約30cmほど下がった位置に設けてある。沈殿槽21は後半側において、その底面28に排水装置32が設けられている。この排水装置32は底面28に上向きに開口させた筒状の排水口33とこの排水口33から連通し、底面28の下方を下り勾配で設けられ、上記取水堰2の下流の堤体34に開口させた穴35に接続させた排水路36と、上記排水口33に挿入し、この排水口33を閉止する栓体37とからなり、栓体37は、もちろん排水口33に対して挿入、抜き取り自在となっている。沈殿槽21は上記排水装置32の所で天井29を省き、側壁27を高く立上げ操作空間38を設けてある。そして、排水装置32の上記栓体37は長く伸びた形状となっており、上記操作空間38に納めてある。操作空間38の天バの開口部39にはフタ40が被せてある。このフタ40を取って栓体37を排水口33に対して挿入、抜き取りの操作をする。なお、上記排水装置32の開口は、洪水時、沈殿槽21が濁り水の流入を受け、底面28に少量であるが土砂が堆積したとき、この堆積土砂を掃除するために行う。もちろん、沈殿槽21の通常の使用時は閉止してある。本実施例2によると、中空体4から沈殿槽21に流入した河川の土砂含有の少ない底水は、この沈殿槽21内を静流中、更に沈砂を促され、出口から用水路22へ流出する。沈殿槽21内で、土砂、ゴミ等が除去され、用水路22には一層、土砂含有の少ない用水となって供給される。浮遊物に至っては、沈殿槽21に流入する中空体4を通水する段階においても流入していないので、沈殿槽21を経て接続された用水路には全く入っていない。従って、用水路22には土砂、ゴミの堆積は全く生じず。用水路22の管理は非常に容易である。また、取水堰2の上流5の水面12と沈殿槽21の底面28及び底面28に設けた排水口33とには1.5mから2mの落差があり、この落差による水圧により、中空体4から沈殿槽21に流水する底水は多量で勢いがある。このため、洪水時、中空体4から沈殿槽21に濁り水が流入し、底面に少量であるが土砂が堆積したとき、この堆積土砂を除去するため、排水装置32を開放する(栓体37を排水口33から抜き取る)と、中空体4から沈殿槽21に流入した底水は底面28を射流し、堆積土砂を掃流し、流入水、及び槽内水と共に排水口33、排水路36を射流して堰下流に放出される。このため、沈殿槽21内の土砂の除去は極めて容易に、完全に行える。
<実施例3>
本発明の本実施例3の取水施設3は図12に示す。本実施例3の取水施設3は、実施例2の取水施設において、沈殿槽21の出口31を、水路41を介して揚水ポンプ42の吸水管43を潜没させる吸水槽44に接続させた施設である。
本発明の実施例1の平面説明図である。 図1に示す実施例1のI−I線断面説明図である。 図1に示す実施例1のII−II線断面説明図ある。 図1に示す実施例1、図5に示す実施例2及び図12に示す実施例3であって、取水堰の上流の川底層の中において、中空体及び中空体の取入れ口の埋設された状態の説明図である。 本発明の実施例2の平面説明図である。 図5に示す実施例2の水平断面説明図である。 図5に示す実施例2のIV−IV線断面説明図である。 図5に示す実施例2のV−V線断面説明図である。 図5に示す実施例2のVI−VI線断面説明図である。 図5に示す実施例2であって、排水装置を開放した場合の縦断面説明図である。 図5に示す実施例2であって、排水装置を開放した場合の横断面説明図である。 本発明の実施例3の平面説明図である。
符号の説明
1 河川
2 取水堰
3 取水施設
4 中空体
5 上流
6 川底層
7 川岸側
8 下流部
9 堰提
10 出口
11 開口部
13 用水路
15 取入れ口
16 中空部
17 石
18 組み層
19 洞穴
20 水面
21 沈殿槽
22 用水路
25 前壁
26 後壁
27 側壁
28 底面
30 入口
31 出口
32 排水装置
33 排水口
34 下流の提体
35 穴
36 排水路
37 栓体
41 水路
42 揚水ポンプ
44 吸水槽

Claims (10)

  1. 河川に設けられた取水堰と、この取水堰の上流において、河川の水面から落差をもって川底層の中に埋設された中空体と、同じく取水堰の上流においてこの中空体にこの中空体の中空部に通じて設けられた取入れ口と、この中空体を上記取水堰の川岸側の下流部まで延設し、この中空体の延設端にこの中空体の上記中空部に通じて設けられた出口と、上記取水堰の川岸側の下流部において、上記水面から落差をもって上記中空体出口に接続した用水路とからなり、上記取入れ口は通水隙間を有する川底層の中に納められ、水圧によってこの川底層を通り抜けた底水を取入れ、中空体は上記取入れ口から取入れた底水を中空部において通水し、この中空体の出口から上記用水路に流出させるようにした取水施設。
  2. 中空体の出口が、取水堰の下流側の川岸に設けられたところの沈殿槽の入口に接続され、この沈殿槽は該入口から流入した取入れ水が底面上を静流するように設けられ、この沈殿槽の下流側に設けた出口には用水路が接続され、沈殿槽の上記入口、底面及び出口、用水路は取水堰の上流の水面から落差をもって設けられ、さらに上記沈殿槽には排水装置を備え、この排水装置は底面に開口させた排水口と、この排水口に接続し、かつ取水堰の下流の川岸面に開口した排水路と上記排水口を開閉する開閉体とによりなり、排水口を開放すると沈殿槽内の水及び入口から流入する取入れ水とが上記排水口及び排水路を経て取水堰の下流に自然放出されるようになっている請求項1に記載の取水施設。
  3. 沈殿槽の出口が揚水ポンプの吸込み側水路に接続された請求項2に記載の取水施設。
  4. 沈殿槽の出口が、揚水ポンプの吸水管を潜没させる吸水槽に水路を介して接続された請求項2に記載の取水施設。
  5. 中空体が管路からなる請求項1に記載の取水施設。
  6. 中空体がコンクリートヒューム管からなる請求項1に記載の取水施設。
  7. 管路の取水堰の上流における開口部が取入れ口となり、管路の下流端における開口部が出口とした請求項5記載の取水施設。
  8. コンクリートヒューム管の取水堰の上流における開口部が取入れ口、該コンクリートヒュームの大流端における開口部が出口とした請求項6に記載の取水施設。
  9. 中空体の出口が接続された沈殿槽の入口は、沈殿槽の上流側壁において底面近くに設けられ、沈殿槽の出口は下流側壁において、上記入口より高い位置に設けられ、上記入口から沈殿槽内に流入した取入れ水は下か上に向って迂流し、静流し、出口から用水路へ自然流出するようにした請求項2に記載の取水施設。
  10. 排水装置は沈殿槽の底面に上向き開口した筒状の排水口と、この排水口に接続され取水堰の下流において川岸面に開口した排水路と上記排水口の筒状部に挿入し、この排水口を閉止する栓体とよりなり、栓体は排水口の筒状部に対して挿入、抜き取りすることにより排水装置を開閉するようにした請求項2に記載の取水施設。
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