JP2006321479A - 自転車用制御装置及びその位置制御機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】シフトユニットを有する自転車用制御装置の位置制御機構を提供する。
【解決手段】位置制御機構は、位置決め部材を作動するよう構成されて操作部材の1つのシフト位置の移動の間に複数のシフト位置のうちの2つにわたって移動する操作部材を有する。操作部材は、好ましい実施形態においては、液圧ブレーキユニットおよびシフトユニットの両方を操作するよう構成される。
【選択図】図9
【解決手段】位置制御機構は、位置決め部材を作動するよう構成されて操作部材の1つのシフト位置の移動の間に複数のシフト位置のうちの2つにわたって移動する操作部材を有する。操作部材は、好ましい実施形態においては、液圧ブレーキユニットおよびシフトユニットの両方を操作するよう構成される。
【選択図】図9
Description
本発明は、自転車用制御装置に関する。より詳細には、本発明は、シフターなど自転車用制御装置の移動を制御する位置制御機構に関する。
自転車に乗ることは、移動の手段であるとともに、レクレーションの形態としてもますます人気が高まっている。また、自転車に乗ることは、プロ、アマを問わず、競技スポーツとしても人気が高い。レクレーション、移動、競技の用途に関わらず、自転車産業において、種々の自転車部品は常に改良が続けられている。特に、ブレーキ及び/またはシフト制御装置は、近年、大きく設計が見直されている。
一般に、自転車に乗る場合、自転車のブレーキ制御機構及びシフト制御機構は、しっかりハンドルバーを握りながら、素早く、かつ簡単に操作することが求められる。ある自転車は、米国特許公開公報2004/0005947に開示されているようなシフト装置とは別のブレーキレバーを備える。しかし、他の自転車用制御装置は、ブレーキ及びシフト機能の両方を1つのユニットに組み合わせて開発されている。このようなタイプの制御装置の例は、米国特許4,241,878号、5,257,683号、5,400,675号、6,073,730号、及び6,216,078号に開示されている。ブレーキと変速のために、既知の制御装置のうちいくつかの装置は、ワイヤ巻取り部材を巻き取るシフトレバーとしても機能するブレーキレバーと、ブレーキ/シフトレバーの後方に配置された解放レバーと、を備える。一方、他の既知の制御装置は、ブレーキレバーの後方に配置されたワイヤ巻取り部材を巻き取るシフトレバーと、ブレーキレバーの横方向に配置された解放レバーと、を備える。このように、ライダーは、ブレーキ及び変速操作を、1つのレバーから他のレバーに変更することなく実行することができる。単一のブレーキ/シフトレバーを備える自転車制御装置の例は、米国特許公開公報2002/0139637に開示されている。
米国特許公開公報2004/0005947
米国特許4,241,878号
米国特許5,257,683号
米国特許5,400,675号
米国特許6,073,730号
米国特許6,216,078号
米国特許公開公報2002/0139637
以上の点から、本開示によって、この技術分野において、自転車用制御装置の改良に対するニーズがあることが明らかにされる。本発明は、このニーズと同様に、本開示から、当業者に対して、明らかにされる他のニーズに対してもなされたものである。
本発明の目的は、比較的簡単な解放機構を提供する自転車用制御装置の位置制御機構を提供することにある。
本発明の他の目的は、解放部材の一度の移動の間に、複数の所定のシフト位置のうちの2位置にわたって移動するポジショニング部材を備える自転車用制御装置の位置制御機構を提供することにある。
本発明の他の目的は、単一のレバーをシフトアップ及びシフトダウンに用いることができる、自転車用制御装置の位置制御機構を提供することにある。
本発明の他の目的は、単一のレバーをシフト及びブレーキに用いることができる、自転車用制御装置の位置制御機構を提供することにある。
本発明の他の目的は、比較的安価に、製造できる自転車用制御装置を提供することにある。
本発明にかかる自転車用制御装置の位置制御機構は、位置決め部材と、位置保持部材と、解放部材と、を備えている。位置決め部材は、複数のシフト位置間で回転軸回りに回転する。位置保持部材は、複数のシフト位置の1つに位置決め部材を保持する第1係合位置と、第1係合位置とは異なる他のシフト位置に位置決め部材を保持する第2係合位置と、の間で選択的に移動する。解放部材は、位置保持部材を第1及び第2係合位置の間で移動させる。
以上のような本発明では、位置決め解除のための機構を、比較的簡単に構成でき、かつ位置決め解除を迅速に行うことができる。
本発明の一実施形態を、図面を用いて説明する。以下の本発明にかかる実施の態様の説明は単なる例示であって、添付の特許請求の範囲及びそれらの均等物によって決められる本発明を限定するものではない。
まず、図1に、本発明の一実施形態による、自転車ハンドルバー14に装着された自転車用制御装置を備える自転車10を示す。自転車用制御装置12は、ライダーの右手によって操作される右側の制御装置である。自転車用制御装置12は、好ましくは、シフトコントロールケーブル18を介してリアディレーラ16と、また、リア液圧ブレーキホース22を介してリア液圧ブレーキ装置20と、機能的に連結される。以下に説明する通り、この自転車用制御装置12は、シフト及びブレーキ操作の両方を単一のレバーで行うよう構成されたシフトブレーキ制御装置である。また、必要に応じて、自転車用制御装置12は液圧ブレーキホース30を介してフロント液圧ブレーキ装置28と連結することができる。
自転車10は、シフトユニットがシフト可能なギア数が少ないことを除いて、自転車用制御装置12とほぼ同一の左手側の自転車用制御装置(図示せず)を備えている。この左手側自転車用制御装置は、シフトコントロールケーブル26を介してフロントディレーラー24と、また、ブレーキホース30を介してフロントブレーキ装置28と、機能的に連結される。あるいは、他の実施の態様において、液圧ブレーキホース30が、自転車用制御装置12をフロントブレーキ装置28に連結する場合、左手側自転車用制御装置は、リア液圧ブレーキホース22を介してリアブレーキ装置20と機能的に連結されることになる。いずれにせよ、左手側自転車用制御装置は、制御装置12の鏡像的であること、及びシフト位置の数が異なることを除いて、制御装置12の構成及び動作とほぼ同一である。したがって、ここでは、制御装置12のみを説明、図示する。
自転車10のほとんどの部品が当技術分野において周知であるので、自転車10の部品は、本発明に関係のある部品を除いて、ここでは詳細に説明、例示しない。つまり、ここでは、自転車用制御装置12と関係する部品のみを詳細に説明、例示する。また、ここでは詳細に説明、例示しないブレーキ、さらなるスプロケット、ディレーラなど種々の従来の自転車部品は、本発明と組み合わせて使用することができる。
以下の制御装置12の説明に用いられる、”前方、後方、上、下向き、垂直、水平、下、横”や、同じく他の同様な方向を示す用語を、本発明の自転車に対する方向を示す用語として使用しているが、これらの用語は、本発明の制御装置12を備える自転車に対して相対的な意味で用いる。
図2〜図8に示すように、自転車用制御装置12は、基本的に、自転車用ハンドルバー装着部31と、ブレーキユニット32と、シフトユニット33と、を備える。本実施形態において、ブレーキユニット32及びシフトユニット33は、装着部31と一体化されている。好ましくは、装着部31は、軽金属など硬く軽量な剛性材料から構成されている。
装着部31は、クランプ装着部分31aと、リザーバ部分31bと、管状シャフト部分31cと、位置制御機構装着部分31dと、を備える。クランプ部分31aは、従来と同様に孔の直径が固定ボルトによって変更される、分離孔タイプのクランプ機構である。クランプ部分31aは、ほぼ従来と同様の構成であり、したがって、ここでは、さらには詳細に説明、例示しない。管状シャフト部分31cは、主として、ブレーキユニット32及びシフトユニット33を支持する。装着部31の管状シャフト部分31cの自由端は、ナット34によってブレーキユニット32及びシフトユニット33を装着部31へ固定するための雄ネジを有する。
図7から明らかなように、ブレーキユニット32は、基本的に、液圧用リザーバ(装着部31のリザーバ部分31bによって形成される)と、マスタシリンダ(装着部31の管状シャフト部分31cによって形成される)と、ピストン35と、を備える。ブレーキユニット32は、メイン操作部材37によって選択的に作動する。また、このメイン操作部材37は選択的にシフトユニット33を作動させる。このように、ブレーキユニット32は、ブレーキ操作部材及びメインシフト操作部材の両方として機能する操作部材である。メイン操作部材37は、ブレーキパスすなわち図3において見たときの面に沿ってハンドルバーへ向かって移動されるとき、ブレーキ動作を行うよう構成されている。また、メイン操作部材37は、シフトパスすなわち、図3において見たときの面に対して垂直に配置された図6において見た面に沿って移動されるとき、シフト動作を行うよう構成されている。
リザーバは、メイン操作レバー41のブレーキパスすなわち面に沿ったハンドルバー14方向への回動移動に応じたマスタシリンダにおけるピストン35の移動によって、加圧される作動液(鉱油)を貯蔵している。そして、加圧された作動液は、従来と同様に、リアブレーキ装置20を作動させる。好ましくは、リアブレーキ装置20は、従来の液圧ディスクブレーキである。リアブレーキ装置20の部品は、従来のものと同様であり、したがって、ここではこれらの部品や動作について詳細には説明、例示しない。同様に、好ましくは、フロントブレーキ装置28は、従来の液圧ディスクブレーキであり、ここでは詳細には説明、例示しない。あるいは、ブレーキユニット32をケーブル作動構造に変更し、ケーブル作動ブレーキを用いて本発明を適用することもできる。
好ましくは、ここで例示する通り、マスタシリンダとリザーバとは、装着部31と共に、一体の単一メインサポートとして形成される。マスタシリンダとリザーバとは、加圧された流体をリアブレーキ装置20に供給するよう互いに流体的に連通状態にあり、これにより、従来と同様、メイン操作部材37の操作に応じてブレーキ動作が行われる。
メイン操作部材37は、マスタシリンダ(管状シャフト部分31cであり、以下、マスタシリンダ31cと記す場合もある)に取り付けられて、シフト操作が行なわれているときに、マスタシリンダ31cの中心シリンダ軸の回りに回転する。好ましくは、メイン操作部材37は、メイン操作レバー41と、取付部材すなわちリング42と、を備える。メイン操作レバー41は、ピボットピン43によってリング42に回動可能に装着され、これにより、メイン操作レバー41は、ピボットピン43のピボット軸に垂直な方向に延びるブレーキ面によって形成されるブレーキパスに沿って移動する。ピボットピン43は、ピボットピン43のピボット軸がマスタシリンダ31cの中心シリンダ軸に垂直な方向に延びるよう、配置される。リング42は、マスタシリンダ31cの外面上に装着される。リング42は、ブレーキパスのブレーキ面に垂直な方向に延びるシフト面によって形成されるシフトパスに沿って、マスタシリンダ31cの中心シリンダ軸の回りに回転するよう、構成される。このように、メイン操作レバー41は、ブレーキレバー及びシフトレバーの両方として用いられる。
次に、図2、図3、図6及び図8を参照して、メイン操作部材37と、装着部31へのその取り付けと、について説明する。メイン操作部材37は、装着部31の管状シャフト部分31cに、リング42によって、回転可能な方法で装着される。図8から明らかなように、リング42は、回転リング部分42aと、レバー装着部分42bと、爪装着フランジ42cと、ストップフランジ42dと、を有する。基本的に、回転リング部分42aは、装着部31(マスタシリンダ)の管状シャフト部分31cの回りに装着されるとともに、ナット34によってそこに固定される。こうして、リング42は、メイン操作レバー41の自由端への概ね上向きあるいは下向きの力により、マスタシリンダ31cの中心シリンダ軸の回りに回転することができる。
図2、図3及び図7から明らかなように、メイン操作部材37は、メイン操作レバー41の中間部とピストン35との間で連結される取付ロッド46をさらに備える。したがって、メイン操作レバー41が、ピボットピン43のピボット軸に対して垂直に配置されたブレーキパスすなわち面に沿って移動されるとき、ピストン35は、マスタシリンダ31c内に移動され、これによりブレーキ動作を行う。
詳細には、図7からよくわかるように、ピストン35は、マスタシリンダ31cにスライド可能に配置され、これにより、リアブレーキ装置20(図1)を作動する。好ましくは、ピストン35は、マスタシリンダ31c内に配置されるとともにピストン35の内側端部と当接する圧縮バネ48によって、外側へ付勢される。このように、メイン操作レバー41は、ピストン35に作用する圧縮バネ48によって非ブレーキ位置へ付勢され、その結果、メイン操作レバー41に連結される取付ロッド46に作用する。ピストン35は、好ましくは、1組の環状シールリング50を備えており、これにより、作動液(鉱油)が、マスタシリンダ31c及びリザーバ内に保持される。マスタシリンダ及びピストン35の動作は、従来のものと同様であり、したがって、ここではこれらの部品や動作について詳細には説明、例示しない。
次に、シフトユニット33を説明する。図2〜図8から明らかなように、シフトユニット33は、基本的に、マスタシリンダ31cの中心シリンダ軸の回りに装着され、これにより、コンパクトな構造を提供する。また、以下に説明する通り、この機構では、メイン操作レバー41は、また、シフトユニット33のメインシフトレバーとしても機能する。このように、シフトユニット33は、基本的に、メイン操作部材37と、ワイヤ巻取り部材52と、ワイヤ巻取り付勢部材すなわちバネ54と、シフトワイヤ位置制御機構56と、第2操作部材すなわちレバー58と、を備える。シフトユニット33のこの機構は、ライダーのハンドルバー14上の手の位置にかかわらず、ライダーがリアギアをシフトアップあるいはシフトダウンすることを可能にする。以下に説明する通り、メイン操作レバー41及び第2操作レバー58が、ワイヤ巻取り部材52に、シフトワイヤ位置制御機構56によって機能的に連結され、これにより、インナワイヤ18aを選択的に巻き取りあるいは解放する。
メイン操作レバー41は、巻取りレバーと解放レバーとの両方及びブレーキレバーとして機能するよう構成されている。第2操作レバー58は、ただ単に解放レバーとしてのみ機能するよう構成されている。そして、メイン操作レバー41は、第1方向に回動することによりワイヤ巻取り部材52を巻取り方向に回転し、第2方向に回動することによりワイヤ巻取り部材52を解放方向に回転する。メイン操作レバー41及び第2操作レバー58の両方は、シフト位置に操作された後にレスト位置に跳ね返るトリガータイプのレバーとして構成される。
メイン操作部材37のメイン操作レバー41は、シフトパスすなわち面に沿ってマスタシリンダ31cの中心軸と一致するあるいは平行なシフト軸の回りに移動するよう構成され、これにより、シフト動作を行う。メイン操作部材37は、シフトアップとシフトダウン、たとえば、引っ張り(巻取り)及び解放(巻戻し)の両方を行うよう構成されている。第2操作レバー58は、また、シフトパスすなわち面に沿ってマスタシリンダ31cの中心軸と一致するあるいは平行なシフト軸の回りに移動するよう構成され、これにより、シフト動作を行う。しかし、第2操作レバー58は、インナワイヤ18aを解放するようにのみ構成される。
メイン操作レバー41及び第2操作レバー58は、付勢部材59と、スペーサ部材すなわちワッシャ60と、プッシュワッシャ61と、を備えているレバー戻し機構によって、レスト位置に保持される。付勢部材59は、好ましくは、トーションバネであり、一端が第2操作レバー58の孔へ取り付けられるとともに、他端はメイン操作レバー41に連結されるリング42を押すプッシュワッシャ61のタブ61aと当接している。したがって、メイン操作レバー41は、第2操作レバー58とは反対の回転方向に付勢される。ワッシャ60は、メイン操作レバー41と第2操作レバー58との間の適切な軸方向間隔を保持するために配置され、これにより、付勢部材59はその間で軸方向に押し挟まれることがない。
メイン操作レバー41あるいは第2操作レバー58のいずれかが、概ね上向き方向に移動されるとき、リアディレーラ16の構造に応じてシフトダウンあるいはシフトアップ動作が行われる。メイン操作レバー41が、ライダーによって概ね上向き方向に移動されるとき、これに応じて第2操作レバー58が概ね上向き方向に移動される。しかし、第2操作レバー58がライダーによって概ね上向きの方向に移動されるとき、メイン操作レバー41は静止したままである。
図9〜図15に、リアディレーラ16の構造に応じてシフトダウンあるいはシフトアップ動作が行われる、ワイヤ巻戻し動作を例示する。図9〜図15は第2操作レバー58が操作される場合を示しているが、これらの図から明らかなように、同じ移動が、メイン操作レバー41が第2操作レバー58と同じ(ワイヤ巻戻し)方向に移動されるときにも行われる。したがって、ライダーがメイン操作レバー41あるいは第2操作レバー58のいずれかを概ね上向き方向に押すとき、インナワイヤ18aが解放されて、これにより、ワイヤ巻取り部材52の外側周辺端部からインナワイヤ18aを巻戻す。インナワイヤ18aの、このインナワイヤ解放移動は、リアディレーラ16を作動して、チェーンを自転車用10の中心面に対して相対的に横方向に移動し、これにより、チェーンが1つのスプロケットから次のスプロケットに移動する。第2操作レバー58は、リング部58aと、爪装着タブ58bと、ストップタブ58cと、を備える。
一方、図16〜図19からわかる通り、メイン操作部材37のメイン操作レバー41は、概ね下向き方向に押されて、作動されるディレーラの構造に応じてシフトダウン動作あるいはシフトアップ動作のいずれかを行う。ライダーがメイン操作レバー41を概ね下向き方向に押すとき、インナワイヤ18aが引っ張られて、これにより、ワイヤ巻取り部材52の外側周辺端部にインナワイヤ18aを巻き上げる。インナワイヤ18aの、このインナワイヤ引っ張り移動は、リアディレーラ16を作動して、チェーンを自転車用10の中心面に対して相対的に横方向に移動し、これにより、チェーンが1つのスプロケットから次のスプロケットに移動する。
図8から明らかなように、ワイヤ巻取り部材52は、硬い剛性プラスチック材料からなる、一体の単一部材である。ワイヤ巻取り部材52は、基本的に、マスタシリンダ31cの回りに回転可能に装着されるリング形の部材であり、これにより、ワイヤ巻取り部材52はマスタシリンダ31cの中心シリンダ軸と一致するセンターピボット軸を有する。ワイヤ巻取り部材52は、好ましくは、装着部31の管状シャフト部分31cに装着され、管状ワッシャ53がその間に配置されている。管状ワッシャ53は、ワイヤ巻取り部材52、ワイヤ巻取り付勢部材54、シフトワイヤ位置制御機構56の部品及び第2操作部材すなわちレバー58の間の適切な軸方向間隔を保持するように配置されている。詳細には、管状ワッシャ53は、バネ支持リング55と当接する第1端部と、シフトワイヤ位置制御機構56の一部と当接する第2端部と、を有しており、これにより、部品は装着部31の管状シャフト部分31c上で自由に回転することができる。
図8から明らかなように、ワイヤ巻取り部材52は、中心開口部52bを囲む複数の突起部52aと、その周辺面に配置されるケーブル取付ポイント52cと、を有する。リアシフトケーブル18のインナワイヤ18aは、一端でケーブル取付ポイント52cに、他端でリアディレーラ16に取り付けられる。このように、図8〜図13に示す通り、インナワイヤ18aが引っ張られているとき、インナワイヤ18aはワイヤ巻取り部材52の外周に巻きつけられ、これにより、リアディレーラ16が作動する。
図2、図3、図7及び図8から明らかなように、ワイヤ巻取り付勢部材54は、ワイヤ巻取り部材52のフックに連結された一端54aと、リザーバのハウジングを形成するメイン支持部38に形成された孔に配置される第2端部54bと、を有するコイルトーションバネである。したがって、ワイヤ巻取り部材52は、マスタシリンダ31cの中心シリンダ軸と一致する回転シフト軸の回りに、第1回転方向に付勢される。図9〜図19に示すように、ワイヤ巻取り付勢部材54は、ワイヤ巻取り部材52を、回転シフト軸の回りに反時計回りに、つまり、シフトワイヤ巻戻し方向に付勢する。自転車用制御装置12が通常レスト位置にあるとき、ワイヤ巻取り部材52はあらかじめ荷重が作用しており、これにより、シフト位置を保持する。
さらに、図7及び図8を参照して、シフト位置制御機構56は、マスタシリンダ31cの回りに装着されて、ワイヤ巻取り部材52の位置を制御し、リアシフトケーブル18のインナワイヤ18aを引っ張る、あるいは解放することにより、リアディレーラ16のシフト位置を制御している。好ましくは、シフト位置制御機構56は、シフト位置保持機構62と、シフト位置解放機構64と、シフト位置巻取り機構66と、を備える。シフト位置解放機構64は、シフト位置制御機構56に機能的に連結され、これにより、ワイヤ巻取り部材52はワイヤ巻戻し方向に回転される。シフト位置巻取り機構66は、シフト位置制御機構56に機能的に連結され、これにより、ワイヤ巻取り部材52は巻取り方向に回転される。
好ましくは、図8に示す通り、シフト位置保持機構62は、基本的に、装着ボルト68と、メイン操作レバー保持構造69と、装着/制御部材すなわちプレート70と、ポジショニング移動止め構造71と、シフトポジショニング部材すなわちプレート72と、を備える。
装着ボルト68は、装着部31の位置制御機構装着部分31dに固定される。詳細には、装着ボルト68は、装着部31の位置制御機構装着部分31dの孔68aにネジ締めされる。装着ボルト68は、メイン操作レバー保持構造69と、プレート70と、ポジショニング移動止め構造71と、を、装着部31の位置制御機構装着部分31dに固定する。
図8に示す通り、メイン操作レバー保持構造69は、基本的に、ブロック69aと、圧縮バネ69bと、レバー係合ボール69cと、を備える。圧縮バネ69b及びボール69cは、ブロック69aの孔内に配置され、これにより、ボール69cは、リング42の回転リング部分42aの周縁に向かって付勢される。好ましくは、リング42の回転リング部分42aの周縁は、メイン操作レバー41及び第2操作レバー58が両方ともレスト位置にあるときボール69cが係合するノッチを有する。
図8から明らかなように、プレート70は、基本的に、静止リング部分70aと、装着アーム70bと、解放レバーストップタブ70cと、解放爪係合解除タブ70dと、巻取り爪係合解除タブ70eと、を備える。静止リング部分70aは管状シャフト部分31cの回りに装着され、装着アーム70bは装着ボルト68によって位置制御機構装着部分31dに固定される。また、プレート70の装着アーム70bはポジショニング移動止め構造71を位置制御機構装着部分31dに保持する。付勢部材59の一端はリング部58aにおける孔内に配置され、これにより、ストップタブ58cは解放レバーストップタブ70cに向かって付勢され、第2操作レバー58はレスト位置に保持される。
さらに図8を参照して、ポジショニング移動止め構造71は、基本的に、ポジショニング移動止め部材73と、位置保持ボール74と、圧縮バネ75と、を備える。移動止め部材73、位置保持ボール74及び圧縮バネ75は、トグル構造を形成するよう構成され、これにより、移動止め部材73は、位置保持ボール74によって、2つの異なる係合位置(例えば、図9及び図11を参照)に選択的に保持される。したがって、移動止め部材73は、選択的に、第1係合位置においては第1方向に付勢され、第2係合位置においては第2方向に付勢される位置保持部材である。
シフトポジショニングプレート72の回転移動により、移動止め部材73は、位置保持ボール74にかかる圧縮バネ75の力に抗して、前後に揺動する(切換わる)。図28〜図30から明らかなように、移動止め部材73は、移動止めピン73bを有する制御アーム73aと、1組のカム面を有するカムアーム73cと、を備える。移動止め部材73は、プレート70と位置制御機構装着部分31dとの間に保持されるピボットピン76によって、位置制御機構装着部分31dに回動可能に連結される。移動止め部材73は、プレート72の回転移動に応じて、カムアームの自由端でカム面73cと選択的に係合する位置保持ボール74によって、2つの異なる位置(例えば、図9及び図11参照)に選択的に保持される。詳細には、移動止め部材73は、ワイヤ巻戻し方向においてシフト位置解放機構64によって、そして、巻取り方向においてはシフト位置巻取り機構66によって回転されるシフトポジショニングプレート72の回転移動によって回動される。移動止め部材73のこの回動移動により、カムアーム73cが、圧縮バネ75の力に抗して位置保持ボール74を移動する。位置保持ボール74がカムアーム73cの自由端の一方のカム面からカムアーム73cの他方のカム面へ切り換わるとき、位置保持ボール74は移動止め部材73を2つの異なる位置の一方から他方(例えば、図9及び図11参照)へ付勢する。したがって、図9〜図19からわかる通り、シフト位置制御機構56があるシフト位置から次のシフト位置となるとき、移動止め部材73は、前後に切り換えられる。
図22〜図24から明らかなように、シフトポジショニングプレート72は、基本的に、中心開口部72aと、シフト位置の第1のセットを形成する複数の第1(内側)凹部72bを有する第1歯状部分と、シフト位置の第2のセットを形成する複数の第2(外側)凹部72cを有する第2歯状部分と、巻取りラチェット歯72dのセットと、を備える。第1凹部72b及び第2凹部72cは位置保持凹部を構成する。シフトポジショニングプレート72は、また、互いに向かってジグザグパターンに角度が付けられる、外側で傾斜するガイドランプすなわち面72eと、内側で傾斜するガイドランプすなわち面72fと、を備える。つまり、ガイドランプ72e,72fは、それぞれ、1つのガイドランプが位置保持凹部72b,72cの一つに隣接する状態で配置されており、これにより、シフトポジショニングプレート72がメイン操作レバーの動作によって巻取り方向に回転されるとき、移動止めピン73bを位置保持凹部の隣接するものの間にガイドする。
中心開口部72aは、ワイヤ巻取り部材52の突出部52aと噛み合う非円形の開口部であり、これにより、ワイヤ巻取り部材52及びシフトポジショニングプレート72は、共に回転する。本実施形態において、第1歯状部分の第1凹部72b及び第2歯状部分の第2凹部72cは、シフトポジショニングプレート72における1つの移動止め保持スロットによって形成される。第2歯状部分の第2凹部72cは、回転軸から第1歯状部分の第1凹部72bよりも径方向にさらに間隔を空けて配置される。
シフト位置解放機構64は、メイン操作部材37のメイン操作レバー41及び第2操作レバー58の両方に機能的に連結され、これにより、メイン操作レバー41及び第2操作レバー58のいずれをも、シフト動作を行うよう用いることができる。詳細には、第2操作レバー58は、第2操作レバー58の移動時にメイン操作レバー41から独立して動作するよう構成されている。しかしながら、メイン操作レバー41がワイヤ巻戻し方向に移動されるとき、メイン操作レバー41及び第2操作レバー58は共に回転する。
図9〜図15は巻戻し動作を示す。図9〜図15は第2操作レバー58が操作される場合を示しているが、同じ移動が、メイン操作レバー41が第2操作レバー58と同じ(ワイヤ巻戻し)方向に通り移動されるときにも行われる。したがって、ライダーがメイン操作レバー41あるいは第2操作レバー58のいずれかを概ね上向き方向に押すとき、インナワイヤ18aが解放されて、これにより、ワイヤ巻取り部材52の外側周辺端部からインナワイヤ18aを巻戻す。インナワイヤ18aの、このインナワイヤ解放移動は、リアディレーラ16を作動して、チェーンを自転車用10の中心面に対して相対的に横方向に移動し、これにより、チェーンが1つのスプロケットから次のスプロケットに移動する。
好ましくは、シフト位置解放機構64は、基本的に、カム解放部材すなわちプレート80と、位置解放爪81と、解放爪装着ピン82と、解放爪付勢部材83と、保持クリップ84と、を備える。位置解放爪81は、解放爪装着ピン82及び保持クリップ84によって、第2操作レバー58に回動可能に取り付けられる。解放爪付勢部材83は、位置解放爪81を付勢してカム解放プレート80と選択的に係合させるトーションバネである。
図25〜図27から明らかなように、カム解放プレート80は、基本的に、中心開口部80aと、第1移動止め移動カムのセットを形成する複数の力印加面80bを有する第1カム部分と、第2移動止め移動カムのセットを形成する複数の力印加面80cを有する第2カム部分と、巻戻しラチェット歯80dと、を備える。また、カム解放プレート80は、巻戻しタブ80eと、巻取りタブ80fと、巻取りラチェット歯80gのセットと、を備える。
本実施形態において、第1カム部分の第1力印加面80b及び第2カム部分の第2力印加面80cは、カム解放プレート80における1つのスロットによって形成される。第2カム部分の第2力印加面80cは、回転軸から第1カム部分の第1力印加面80bよりも径方向にさらに間隔を空けて配置される。カム解放プレート80のタブ80e,80は、カム解放プレート80の主面から垂直に延びている。カム解放プレート80のタブ80e,80fは、シフトポジショニングプレート72及びカム解放プレート80間の制限された量の回転的な遊びを許容するよう、構成されている。しかしながら、タブ80eあるいは80fがシフトポジショニングプレート72と係合すると、シフトポジショニングプレート72及びカム解放プレート80は、それから、概ね、メインシフト軸回りに共に移動する。シフトポジショニングプレート72とカム解放プレート80との間のこの制限された量の回転的遊びにより、カム解放プレート80の第1及び第2力印加面80b,80cがシフトポジショニングプレート72の第1及び第2凹部72b,72cと、それぞれ、部分的に重なることを可能にする。つまり、図9〜図14に示す通り、シフトポジショニングプレート72とカム解放プレート80との間の制限された回転移動により、カム解放プレート80の力印加面80b,80cの一方が、移動止め部材73の移動止めピン73bと当接するとともに、シフトポジショニングプレート72の第1及び第2凹部72b,72cの1つから移動止め部材73の移動止めピン73bを押し出す。
位置解放爪81は、第2操作レバー58に回動可能に取り付けられ、これにより、カム解放プレート80のラチェット歯80dと選択的に係合する。第2操作レバー58が通常レスト位置にあるとき、位置解放爪81は解放爪係合解除タブ70d上に静止しており、これにより、位置解放爪81はカム解放プレート80のラチェット歯80dと非係合に保持される。しかしながら、ライダーが第2操作レバー58を通常レスト位置からワイヤ巻戻し方向に押すとき、解放爪付勢部材83は、位置解放爪81を付勢して、カム解放プレート80のラチェット歯80dの1つと係合させる。第2操作レバー58のさらなる移動により、カム解放プレート80が回転し、これにより、カム解放プレート80のタブ80eがシフトポジショニングプレート72と当接する。この時点で、シフトポジショニングプレート72とカム解放プレート80との間のこの制限された回転移動により、カム解放プレート80の力印加面80b,80cの一方が、移動止め部材73の移動止めピン73bと当接するとともに、シフトポジショニングプレート72の第1及び第2凹部72b,72cの1つから移動止め部材73の移動止めピン73bを押し出す。移動止め部材73の移動止めピン73bの、シフトポジショニングプレート72の第1及び第2凹部72b,72cの1つからの移動により、移動止め部材73のカムアーム73cが、位置保持ボール74及び圧縮バネ75により印加される付勢力に抗して移動する。移動止め部材73のこの回動移動により、カムアーム73cが位置保持ボール74に沿って乗り越え、これにより、位置保持ボール74及び圧縮バネ75のカムアーム73cへの力が、カムアームの一方のカム面73cからカムアームの他方のカム面73cへと切り換わる。したがって、移動止め部材73は、図9〜図14に示す通り、あるシフト位置から次のシフト位置へと強制的に移動される。この機構は、メイン操作レバー41及び第2操作レバー58が、ワイヤ巻戻し方向に操作されることを可能にし、これにより、1つの連続的なシフト動作で、所定のシフト位置の少なくとも2つの隣接する位置をシフトさせる。例示の実施の態様において、メイン操作レバー41は、好ましくは、ライダーが一度に1つのシフト位置ずつワイヤ巻戻し(解放)方向にシフトすることを可能にする移動範囲を有する。第2操作レバー58は、好ましくは、ライダーが、1つの連続的なシフト動作で、1つ、2つ及び3つのシフト位置を選択的にシフトすることを可能にする移動範囲を有する。つまり、シフトポジショニングプレート72及びカム解放プレート80は共に移動するよう構成され、これにより、移動止め部材73がシフトポジショニングプレート72の第1及び第2凹部72b,72cの隣接するものの間で切り換わって、ライダーが、操作レバー41あるいは58の移動に応じて、1つの連続的なシフト動作で、1つ、2つ及び3つのシフト位置をシフトすること可能にする。
シフト位置巻取り機構66は、基本的に、シフトポジショニングプレート72のラチェット歯72dと、位置巻取り爪91と、巻取り爪装着ピン92と、巻取り爪付勢部材93と、保持クリップ94と、を備える。位置巻取り爪91は、巻取り爪装着ピン92及び保持クリップ94によって、メイン操作部材37のリング42に回動可能に取り付けられる。巻取り爪付勢部材93は、位置巻取り爪91を付勢してシフトポジショニングプレート72のラチェット歯72dと選択的に係合させるトーションバネである。
メイン操作レバー41が通常レスト位置にあるとき、位置巻取り爪91は巻取り爪係合解除タブ70e上に静止しており、これにより、位置巻取り爪91はシフトポジショニングプレート72のラチェット歯72dと非係合に保持される。しかしながら、ライダーがメイン操作レバー41を通常レスト位置からワイヤ巻取り方向に押すとき、巻取り爪付勢部材93は、位置巻取り爪91を付勢して、シフトポジショニングプレート72の一のラチェット歯72d及びカム解放プレート80の一のラチェット歯80gと係合させる。メイン操作レバー41のさらなる移動により、シフトポジショニングプレート72及びカム解放プレート80は共に回転する。この時点で、シフトポジショニングプレート72及びカム解放プレート80は共に回転し、これにより、移動止め部材73の移動止めピン73bは、シフトポジショニングプレート72のガイド面72eあるいは72cの1つに沿って、シフトポジショニングプレート72の第1及び第2凹部72b,72fの1つから乗り上がり出る。移動止め部材73の移動止めピン73bの、シフトポジショニングプレート72の第1及び第2凹部72b,72cの1つからの移動により、移動止め部材73のカムアーム73cが、位置保持ボール74及び圧縮バネ75により印加される付勢力に抗して移動する。この移動止め部材73の回動移動により、カムアーム73cが位置保持ボール74に沿って乗り越え、これにより、位置保持ボール74及び圧縮バネ75の付勢力が、カムアームの自由端のカム面73cの一方からカムアームの他方のカム面73cへと切り換わる。したがって、移動止め部材73は、図15〜図19に示す通り、あるシフト位置から次のシフト位置へと強制的に移動される。この機構は、メイン操作レバー41が、ワイヤ巻取り方向に操作されることを可能にし、これにより、1つの連続的なシフト動作で、所定のシフト位置の少なくとも2つの(好ましくは3つの)隣接する位置をシフトさせる。つまり、シフトポジショニングプレート72及びカム解放プレート80は共に移動するよう構成され、これにより、移動止め部材73がシフトポジショニングプレート72の第1及び第2凹部72b,72cの隣接するものの間で切り換わって、ライダーが、メイン操作レバー41の移動に応じて、1つの連続的なシフト動作で、1つ、2つ及び3つのシフト位置をシフトすること可能にする。
本発明の範囲の理解において、ここで用いられる用語「備える」及びその派生語は、記載された特徴、エレメント、部品、群、完全体、及び/またはステップがあることを明記しているオープンエンドの用語を意味するのであって、記載されていない特徴、エレメント、部品、群、完全体、及び/またはステップがあることを排除するものではない。上記は、用語「有する」、「含む」及びそれらの派生語など同様の意味を持つ語にも当てはまる。また、単数形的に用いられる用語「部材」あるいは「エレメント」は、単一のパートあるいは複数のパーツの2つの意味を持ちうる。さらには、ここでは、「ほぼ」、「およそ」、「約」といった程度を示す用語は、最終結果が大きく変わらないような、妥当な変形の条件の変更量を意味するものとして用いる。変更が、変形という語の意味を損なわない限り、程度のこうした用語には変形の条件の少なくとも±5%の変更を含むものとする。
本発明の説明のためにいくつかの実施形態が選択されたに過ぎず、添付の特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を逸脱することがない範囲で、種々の変更、変形ができることはもちろんである。さらに、前述の本発明にかかる実施形態の説明は単なる例示であって、添付の特許請求の範囲及びそれらの均等物によって決められる本発明を限定するものではない。
10 自転車
12 自転車用制御装置
32 自転車用ブレーキユニット
33 シフトユニット
37 メイン操作部材
41 メイン操作レバー
52 ワイヤ巻取り部材
54 ワイヤ巻取り付勢バネ
56 シフトワイヤ位置制御機構
58 第2操作レバー
59 付勢部材
62 シフト位置保持機構
64 シフト位置解放機構
66 シフト位置巻取り機構
69 メイン操作レバー保持構造
71 ポジショニング移動止め構造
72 シフトポジショニングプレート
72b 第1(内側)凹部
72c 第2(外側)凹部
73 ポジショニング移動止め部材
80b,80c 力印加面
80d 巻戻しラチェット歯
80g 巻取りラチェット歯
12 自転車用制御装置
32 自転車用ブレーキユニット
33 シフトユニット
37 メイン操作部材
41 メイン操作レバー
52 ワイヤ巻取り部材
54 ワイヤ巻取り付勢バネ
56 シフトワイヤ位置制御機構
58 第2操作レバー
59 付勢部材
62 シフト位置保持機構
64 シフト位置解放機構
66 シフト位置巻取り機構
69 メイン操作レバー保持構造
71 ポジショニング移動止め構造
72 シフトポジショニングプレート
72b 第1(内側)凹部
72c 第2(外側)凹部
73 ポジショニング移動止め部材
80b,80c 力印加面
80d 巻戻しラチェット歯
80g 巻取りラチェット歯
Claims (20)
- 複数のシフト位置間で回転軸回りに回転する位置決め部材と、
前記複数のシフト位置のうちの1つに前記位置決め部材を保持する第1係合位置と、前記第1係合位置とは異なる他のシフト位置に前記位置決め部材を保持する第2係合位置と、の間で選択的に移動する位置保持部材と、
前記位置保持部材を前記第1係合位置と前記第2係合位置の間で移動させる解放部材と、
を備える自転車用制御装置の位置制御機構。 - 前記解放部材は、前記位置決め部材が1つのシフト操作で前記複数のシフト位置の少なくとも隣接する2つにわたって回転するように前記位置保持部材を移動させる、請求項1に記載の位置制御機構。
- 回転軸の回りに回転するとともに、第1歯状部分及び前記回転軸から前記第1歯状部分よりも径方向にさらに間隔を空けて配置された第2歯状部分を有する位置決め部材と、
前記第1歯状部分の歯と選択的に係合する第1係合位置と、前記第2歯状部分の歯と係合して前記位置決め部材を複数のシフト位置の1つに選択的に保持する第2係合位置と、の間で移動する位置保持部材と、
を備えた自転車用制御装置の位置制御機構。 - 前記位置保持部材が前記第1係合位置と前記第2係合位置との間で移動するよう、前記位置保持部材と機能的に連結された解放部材をさらに備えている、請求項2に記載の位置制御機構。
- 前記解放部材を移動させるための操作レバーをさらに備えている、請求項1又は4に記載の位置制御機構。
- 前記操作レバーは前記解放部材とは別の部材である、請求項5に記載の位置制御機構。
- 前記解放部材は前記位置保持部材と選択的に当接する複数の力印加面を有する、請求項1に記載の位置制御機構。
- 前記力印加面は前記解放部材におけるスロットとして形成されている、請求項7に記載の位置制御機構。
- 前記位置決め部材は、前記複数のシフト位置の第1セットを形成する複数の第1凹部を有する第1歯状部分と、前記複数のシフト位置の第2セットを形成する複数の第2凹部を有する第2歯状部分と、を有し、
前記位置保持部材は交互に前記第1凹部と前記第2凹部との間で移動する移動止め部材である、
請求項1に記載の位置制御機構。 - 前記位置決め部材は、前記回転軸から前記第1歯状部分よりも径方向にさらに間隔を空けて配置される前記第2歯状部分を有するプレートである、請求項9に記載の位置制御機構。
- 前記位置保持部材は、前記第1係合位置においては第1方向に付勢され、前記第2係合位置においては第2方向に付勢される、請求項1に記載の位置制御機構。
- 前記位置決め部材は、第1爪によって係合して前記回転軸の回りに第1回転方向に回転する複数のラチェット歯を備えており、
前記解放部材は、第2爪によって係合して前記回転軸の回りに前記第1方向と逆の第2回転方向に回転する複数のラチェット歯を備えている、
請求項1又は3に記載の位置制御機構。 - 前記位置決め部材と共に移動するよう連結されるとともに、前記回転軸回りの前記位置決め部材の回転に応じてケーブルワイヤを引っ張りあるいは解放するワイヤ巻取り部材をさらに備えている、請求項1又は3に記載の位置制御機構。
- 前記第1歯状部分は前記複数のシフト位置の第1セットを形成する複数の第1凹部を有し、前記第2歯状部分は前記複数のシフト位置の第2セットを形成する複数の第2凹部をしており、
前記位置保持部材は、交互に前記第1凹部と前記第2凹部との間で移動する移動止め部材である、
請求項4に記載の位置制御機構。 - 前記解放部材は、
前記位置保持部材と選択的に当接して前記移動止め部材を前記第1凹部から外れるように移動するための複数の第1力印加面と、
前記位置決め部材に対して相対的な前記解放部材の移動に応じて、前記位置保持部材と選択的に当接して前記移動止め部材を前記第2凹部から外れるように移動するための複数の第2力印加面と、
を有する、請求項14に記載の位置制御機構。 - 前記位置保持部材は、第1係合位置においては第1方向に付勢され、第2係合位置においては第2方向に付勢される、請求項3又は15に記載の位置制御機構。
- 自転車装着部と、
前記自転車装着部にシフト軸の回りに回動可能に連結されて、少なくともシフトケーブルワイヤを解放することによりシフト動作を行う操作部材と、
シフト位置制御機構を有するシフトユニットと、
を備え、
前記シフト位置制御機構は、
複数のシフト位置間で回転軸回りに回転する位置決め部材と、
前記位置決め部材と共に移動するよう連結されるとともに、前記操作部材による巻戻し方向への前記回転軸回りの前記位置決め部材の回転に応じて前記シフトケーブルワイヤを解放するワイヤ巻取り部材と、
前記複数のシフト位置の1つに前記位置決め部材を保持する第1係合位置と、前記第1係合位置とは異なる他のシフト位置に前記位置決め部材を保持する第2係合位置と、の間で選択的に移動する位置保持部材と、
前記位置保持部材を前記第1係合位置と前記第2係合位置との間で移動させる解放部材と、
を備えている、
自転車用制御装置。 - 前記操作部材は、ブレーキ軸の回りに回動可能に前記自転車装着部に連結され、これによりブレーキパスに沿って移動されたときにブレーキ動作を行う、請求項17に記載の自転車用制御装置。
- 前記操作部材は、前記シフト位置制御機構に機能的に連結され、これにより、前記ワイヤ巻取り部材を巻取り方向に回転させる、請求項17に記載の自転車用制御装置。
- 前記自転車装着部に前記シフト軸の回りに回動可能に連結されるとともに、前記シフト位置制御機構に機能的に連結され、これにより、前記ワイヤ巻取り部材をワイヤ巻戻し方向に回転させる第2操作部材をさらに備えている、請求項19に記載の自転車用制御装置。
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