JP2006320674A - マネキンの下半身構造 - Google Patents

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邦宏 織田
Yukiyoshi Yasuda
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Abstract

【課題】 軽量で衣裳の着せ替えがし易く、自立する構造になるマネキンの下半身構造を提供する。
【解決手段】 マネキンの下半身構造は、台座部材18に着脱自在に固定されるマネキン10の下半身構造であって、腰部材12と、太腿から足首までの下肢部材14と、足首から爪先までの足部材16とを備え、前記腰部材12、下肢部材14、足部材16及び台座部材18は、それぞれが、薄肉の表面部を備えた、中空一体に合成樹脂で成形された構造であり、腰部材12は、その下部に下肢部材14との接合部26が形成され、下肢部材14は、その上部に腰部材12との接合部46が形成され且つその下部に足部材16との接合部60が形成され、前記足部材16との接合部60は、足部材16に着脱自在に固定するための固定棒状部64が形成され、足部材16は、その上部に下肢部材14との接合部86が形成され、その裏側に台座部材18との固定部88が形成されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、マネキンの下半身構造に関し、特に、マネキン、すなわち衣裳を着せて飾る陳列用の等身大の人形の下半身の構造に関するものである。
マネキン人形は、通常FRPなどの硬質の合成樹脂で人の体型を模して製作されているが、マネキン人形に衣裳を着せて飾るために衣裳の着替えが必要となる。ところが、マネキンの重量は重く、取り扱いに不便で、衣裳の着せ替えに手間取るという問題がある。
しかしながら、マネキン人形は、等身大の陳列用人形のため、安定性よく自立できることが求めらる。例えば実用新案登録第360722号のマネキン人形は、マネキン人形の足を重くしてベーススタンドを使わずに自立できる構造といったような、自立できる構造を備えている。
更に、マネキン人形は、ハイヒール用として爪先立った形態、ミドルヒール用として踵が若干浮いた形態、そしてローヒール用として略ベタ足の形態といったように、幾つかの形態が要求される。
そこで、特開2003−265287号公報にて、マネキン人形の足体に関する構造が提案されている。
実用新案登録第360722号 特開2003−265287号公報
実用新案登録第360722号のマネキン人形は、ベーススタンドを使わずに自立できるようにマネキン人形の足を重くした構造を有しているが、これではマネキン人形の軽量化を図るという目的には沿わない。また、設置面積が少なく不安定さは免れず、足に突設されたインローシャフトはマネキン人形が倒れたときなどに危害を加える恐れもある。
また、特開2003−265287号のマネキン人形の足体構造は、金属等のスタンドを人形の腰部やふくらはぎ部分等に挿入固定して自立させなければならず、軽量化を図るという目的には沿わない。
それゆえに、この発明の主たる目的は、軽量で衣裳の着せ替えがし易く、自立する構造になるマネキンの下半身構造を提供することである。
この発明の請求項1にかかるマネキンの下半身構造は、台座部材に着脱自在に固定されるマネキンの下半身構造であって、腰部材と、太腿から足首までの下肢部材と、足首から爪先までの足部材とを備え、前記腰部材、下肢部材、足部材及び台座部材は、それぞれが、薄肉の表面部を備えた、中空一体に合成樹脂で成形された構造であり、腰部材は、その下部に下肢部材との接合部が形成され、下肢部材は、その上部に腰部材との接合部が形成され且つその下部に足部材との接合部が形成され、前記足部材との接合部は、足部材に着脱自在に固定するための固定棒状部が形成され、足部材は、その上部に下肢部材との接合部が形成され、その裏側に台座部材との固定部が形成され、下肢部材との接合部は、その一部に、下肢部材の固定棒状部を貫挿するための第1貫通孔が形成され、前記第1貫通孔の下方において、足の裏部、踵部及び土踏まず部のうち少なくとも1つに下肢部材の固定棒状部を支持する支持部が形成され、前記足部材の固定部は、踵部、土踏まず部、足の裏部のうち少なくとも一つに、台座部材に固定するための貫挿部が形成され、且つ、台座部材は、前記足部材の貫挿部に貫挿される貫挿部が形成された、マネキンの下半身構造である。
この発明の請求項2にかかるマネキンの下半身構造は、腰部材、下肢部材、足部材及び台座部材は、熱可塑性合成樹脂で、ブロー成形により中空一体に成形されてなる、請求項1に記載のマネキンの下半身構造である。
この発明の請求項3にかかるマネキンの下半身構造は、下肢部材は、足部材との接合部が水平面状に形成され、足部材は、下肢部材との接合部が水平面状に形成され、下肢部材の接合部と足部材の接合部とが密着するように構成された、請求項1または2に記載のマネキンの下半身構造である。
この発明の請求項4にかかるマネキンの下半身構造は、下肢部材の固定棒状部は、足部材の第1貫挿孔に貫挿された、請求項1ないし3のいずれかに記載のマネキンの下半身構造である。
この発明の請求項5にかかるマネキンの下半身構造は、足部材の支持部は、下肢部材の棒状部を貫挿する第2貫通孔からなる、請求項1ないし4のいずれかに記載のマネキンの下半身構造である。
この発明の請求項6にかかるマネキンの下半身構造は、足部材は、上方から目視可能に第1貫通孔が形成され、且つ、下肢部材の固定棒状部を支持部に案内するための案内部が、中空部内において、第1貫通孔と支持部との間に設けられる、請求項1ないし5のいずれかに記載のマネキンの下半身構造である。
この発明の請求項7にかかるマネキンの下半身構造は、前記案内部は、第1貫通孔の上方から嵌挿されて、足部材の中空部内において、支持部に達する筒状体によって形成される、請求項6に記載のマネキンの下半身構造である。
この発明の請求項8にかかるマネキンの下半身構造は、前記案内部は、柔軟で復元性を有する紙又は合成樹脂からなるシート体が、丸められて底円部と頂点部とを有する円錐状に成形され、且つ、前記円錐状のシート体が、頂点部を下方にして第1貫通孔の上方から嵌挿されて、足部材の中空部内において、底円部が第1貫通孔に位置し、頂点部が支持部の下部に達する略逆円錐状筒状体によって形成される、請求項6または7に記載のマネキンの下半身構造である。
この発明によれば、腰部材と、下肢部材と、足部材と、台座部材に分離されているので、例えば、腰部材及び下肢部材と足部材及び台座部材とを分離して、下肢部材の下方からズボンをはかせることができるなど衣裳の着せ替えが容易であり、しかも、下肢部材の固定棒状部は足部材に貫挿するだけで固定でき、その連結が容易である。
しかも、腰部材及び下肢部材は、接合部の固定により連結され、下肢部材の固定棒状部と足部材の接合部との固定により支持されるために安定的に支持される。
更に、腰部材、下肢部材、足部材及び台座部材は、薄肉の表面部を備えた、中空一体に合成樹脂で成形された構造であるため、軽量化を図ることが容易である。
請求項2の発明によれば、腰部材、下肢部材、足部材及び台座部材が、熱可塑性合成樹脂でブロー成形により中空一体に成形されてなるので、軽量化を図ることができ、しかも低コスト化を図ることが可能となる。
請求項3の発明によれば、下肢部材は、足部材との固定接合部が水平面上に形成され、足部材は、下肢部材との接合部が水平面上に形成され、下肢部材の接合部と足部材の接合部とが密着するように構成されているので、足部材に下肢部材を安定的に固定することができ、台座部材により自立させることが容易となる。
請求項4の発明によれば、下肢部材の固定棒状部は、足部材の第1貫通孔に貫挿されるので、下肢部材の足部材における支持が確実になされる。
請求項5の発明によれば、足部材の支持部は、下肢部材の固定棒状部を貫挿する第2貫通孔からなるので、下肢部材を足部材に固定することが容易で、足部材に下肢部材を確実に固定でき、下肢部材を支持させることができる。
請求項6の発明によれば、下肢部材の固定棒状部を、足部材の第1貫通孔を見ながら第1貫通孔内に嵌挿でき、且つ足部材の案内部によって支持部に案内して、下肢部材を容易に足部材に固定することができる。
請求項7及び8の発明によれば、下肢部材の固定棒状部を、足部材の第1貫通孔を見ながら第1貫通孔内に嵌挿でき、且つ足部材の案内部を構成する筒状体の内面に沿って支持部に案内して、下肢部材を容易に足部材に固定することができる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための最良の形態の説明から一層明らかとなろう。
図1は、この発明の一実施の形態であるマネキンの下半身構造の斜視図解図であり、図2は、図1図示マネキンの下半身構造の縦断面図解図であり、図3は、図1図示マネキンの腰部材及び下肢部材の接合部の近傍の斜視図解図であり、図4は、図1図示マネキンの腰部材及び下肢部材の接合部の近傍の断面図解図であり、図5は、図1図示マネキンの腰部材及び下肢部材の接合部の近傍の連結状態を示す断面図解図である。
図6は、図1図示マネキンの下肢部材、足部材及び台座部材の斜視図解図であり、図7は、図1図示マネキンの足部材の裏から見た斜視図解図であり、図8は、足部材と台座部材との連結方法を示す断面図解図であり、図9は、足部材と台座部材との連結方法を示す断面図解図であり、図10は、下肢部材の足部材と台座部材の連結状態を示す部分断面図解図であり、図11は、下肢部材にズボンをはかせる方法を示す斜視図解図である。
このマネキン10は、衣裳、例えば、ズボンを着せて飾る陳列用の等身大(大人の体型に近い大きさ)の人形の下半身構造を備え、このマネキン10の下半身構造は、腰部材12と、太腿から足首までの下肢部材14と、足首から爪先までの足部材16とを備え、マネキン10の下半身構造を自立させるための台座部材18に着脱自在に固定される。
腰部材12、下肢部材14及び足部材16は、それぞれが、ポリプロピレンなどの熱可塑性合成樹脂でブロー成形により中空一体に成形された、薄肉の表面部を備えた構造であり、また、台座部材18は、ポリプロピレンなどの合成樹脂に炭酸カルシウムなどのフィラーを混ぜた材料でブロー成形によって中空一体に成形された構造を備える。
腰部材12は、大人の体型に近い腰部22と、腰部22に連設された太腿部24とを備え、その下部、すなわち太腿部24の下端部には下肢部材14と接合する接合部26を備える。
腰部材12の接合部26は、外表面に続いて水平面状に形成された水平面部28と、水平面部28に続いて膨出して形成された嵌合凸部30とを有している。
腰部材12は、全体が均一な肉厚の薄肉の表面部によって形成され、腰部22,太腿部24,接合部26,水平面部28および嵌合凸部30は、均一な肉厚の薄肉の表面層部を備える。
嵌合凸部30は、その前後に、その下部より上部にゆくに従ってその幅が広がる平面三角形状の突起32及び突起34が、前後に分かれて形成されている。
突起32及び突起34は、腰部材12が下肢部材14から抜け出ることを防ぐように嵌め殺し構造を備えている。
また、水平面部28は、その表面に、外側と内側に分かれて左右一対の横断面略円形状の凸起36及び横断面略円形状の凸起38が突設されている。
凸起36及び凸起38は、腰部材12が下肢部材14との位置決めをするために形成されている。
突起32と突起34とを結ぶ前後軸と、凸起36と凸起38とを結ぶ左右軸とは、略直交するように構成されている。
下肢部材14は、右脚部材42と左脚部材44とを備え、右脚部材42及び左脚部材44の上部には、前記腰部材12の接合部26と接合する接合部46が形成されている。
下肢部材14は、全体が均一な肉厚の薄肉の表面部によって形成され、右脚部材42,左脚部材44及び接合部46は、均一な肉厚の薄肉の表面層部を備える。
下肢部材14の接合部46は、前記腰部材12の水平面部28と密着するための水平面部48がその外表面から内に向かって連続して形成されている。
水平面部48は、前記腰部材12の嵌合凸部30を嵌合させるための嵌合孔部50が穿設され、嵌合孔部50の縁部には、前後に分かれた嵌合凹部52及び嵌合凹部54が嵌合孔部50の孔縁より連続して穿設されている。
嵌合凹部52は、腰部材12の突起32に対応する位置に形成され、また、嵌合凹部54は、前記腰部材12の突起34に対応する位置に形成されており、腰部材12の突起32及び突起34を上方から嵌め込み、腰部材12を下肢部材14に固定するために形成される。
突起32及び突起34の水平面部28側には、水平面部28の厚み分の高さを備えた係止凹部が形成され、下肢部材14の嵌合凹部52及び嵌合凹部54の孔縁は、突起32と水平面部28との間の係止凹部及び突起34と水平面部28との間の係止凹部に嵌合され、突起32の段部32a及び突起34の段部34aに係止される。
また、水平面部48は、内側と外側に分かれて嵌合孔56及び嵌合孔58が穿設されている。
嵌合孔56は、腰部材12の凸起36に対応する位置に形成され、また、及び嵌合孔58は、前記腰部材12の凸起48に対応する位置に形成され、凸起36及び凸起38を嵌合して、腰部材12と下肢部材14との連結方向を決定するために形成されている。
下肢部材14の右脚部材42及び左脚部材44の下部に、足部材16と接合するための接合部60が形成されている。接合部60は、その外表面より内側に続き水平面状に形成された水平面部62を備え、水平面部62の中央付近より下方に向けて、足部材16に着脱自在に固定するための固定棒状部64が突設されている。
固定棒状部64は、根元(上部)は太く、角柱状に形成され、その長手方向中央より先端部に向けて先細に形成されてなる。
水平面部62及び固定棒状部64を有する接合部60は、均一な肉厚の薄肉の表面層部を備える。
足部材16は、足のくるぶしの上の所の近傍の形状を有する足首部72と、足首部72の下方に続く踵部74と、足首部72の前方に続く足の甲部76、踵部74の前方下部に続く土踏まず部78を及び土踏まず部78の前方下部に続く足の裏部80有する足本体82と、足本体82の前方に続く爪先部84とを有する。
足部材16は、全体が均一な肉厚の薄肉の表面部によって形成され、足首部72,踵部74,足本体82及び爪先部84は、均一な肉厚の薄肉の表面層部を備える。
足部材16は、その上部、すなわち足首部72の上部に下肢部材14の接合部60と接合するための接合部86が形成され、その裏側に、台座部材18との固定部が形成されている。
足部材16の接合部86は、その外周部より内側に向かって続く水平面状に形成され、下肢部材14の接合部60と密着するように構成されている。
足部材16の接合部86の中央には、前記下肢部材14の固定棒状部64を貫挿するための第1貫通孔88が穿設されている。
前記第1貫通孔88の下方において、この実施の形態においては第1貫通孔88の垂直下の土踏まず部78において、下肢部材14の固定棒状部64の先端部を支持する支持部たる第2貫通孔90が穿設されている。
第1貫通孔88は、下肢部材14の固定棒状部64を挿入し易くするために、やや大きく開口され、第2貫通孔90は、第1貫通孔88に比して小さく開口されている。
下肢部材14の固定棒状部64を支持する支持部は、足の裏部80または踵部74の位置に形成されてもよく、また第2貫通孔90に代えて足の裏部80、土踏まず部78、踵部74の内部に凹んだ凹みを形成して、下肢部材14の固定棒状部64の先端を支持する支持部としてもよい。
足部材16の固定部は、台座部材18に固定するための貫挿部たる突起92及び突起94が形成されている。
この実施の形態においては、足部材16は、ハイヒール用として爪先立った形態に形成されており、足の裏部80から爪先部84の裏にかけて台座部材18の表面に設置され、また、踵部74が台座部材18の膨出した高い位置に設置されるように構成されている。
貫挿部たる突起92は、踵部74の後方下部に突設され、貫挿部たる突起94は、爪先部84の裏に突設されている。
もっともミドルヒール用として踵が若干浮いた形態及びローヒール用として略ベタ足の形態の場合のいずれの形態も前記実施の形態と同様、2箇所に分かれて貫挿部が形成された構造の方が台座部材18へ足部材16を安定的に固定をすることができる。
爪先部84の裏に形成された突起94は、前後に伸びる正面長方形状で、その前端部には切り欠き94aが穿設され、正面略L字型に構成されている。
台座部材18は、ポリプロピレン樹脂に炭酸カルシウムなどのフィラーを混ぜた合成樹脂でブロー成形により中空一体に成形された構造で、薄肉の表面部を備え、足部材16の形状に対応した平面形状及び側面形状を備える。
この実施の形態においては、台座部材18は、足部材16を構成する右脚部材42が左脚部材44よりやや前方に踏み出した位置において固定され且つ左脚部材44がやや腰より後方に残った位置において固定されるように平面状に形成されるとともにハイヒール用として爪先立った形態に対応して後方部がやや盛り上がって浮いた踵部接地部102が形成されている。
台座部材18は、平面視して腰部材12、下肢部材14及び足部材16の最も外側部位よりより外側に出た形状に成形され、自立状態で安定性を保つように形成されている。
また、足部材16の踵部74が設置される踵部設置部102は高く上方に向けて膨出され、踵部設置部102は、足部材16を固定するための固定部たる嵌合孔部106が穿設されている。また、踵部接地部102の前方に、足部材16の足の裏部80及び爪先部84が設置される足の裏接地部104が形成され、足の裏接地部104は、前記足部材16の突起94を嵌合するための嵌合孔部108が穿設されている。
台座部材18は、裏面が平面状に形成され、マネキン10の下半身が安定性よく自立できるように構成されている。
前記足部材16は、上方から目視可能に第1貫通孔88が形成されているが、下肢部材14の固定棒状部64の先端を第1貫通孔88からその下方にある第2貫通孔90に向けて嵌挿するためにより入れやすくするためのガイドとなる案内部110が、図12及び13に示すように、足部材16の中空部16a内において、第1貫通孔88と支持部たる第2貫通孔90との間に設けられている。
案内部110は、柔軟で復元性を有する紙または合成樹脂からなるシート体112が丸められて円錐状筒状体に成形されてなり、案内部110を構成する円錐状筒状体114は、底円部114aと頂点部114bとを有している。
そして、円錐状筒状体114は、頂点部114bを下方にして第1貫通孔88の上方から嵌挿されて、足部材16の中空部16a内において、底円部114aが第1貫通孔88に位置し、円錐状筒状体114の頂点部114bが支持部たる第2貫通孔90の下部の近傍に達する逆円錐状筒状体114によって案内部110を構成している。
このような略逆円錐状筒状体114によって形成される案内部110は、足部材16の第1貫通孔88の上方から第1貫通孔88を見ながら、腰部材12及び下肢部材14を手で持って支持しながら、下肢部材14の固定棒状部64の先細先端部を第1貫通孔88に入れて、その案内部110の孔内に沿って入れると、支持部たる第2貫通孔90の近傍に案内され、第2貫通孔90の孔内に下肢部材14の固定棒状部64の先端近傍が嵌挿されて固定されるように形成されている。
この実施の形態においては、案内部110を構成するシート体112は、柔軟で復元性を有する厚紙または合成樹脂からなるシート体112で、その平面形状は扇形のシート状物である。
そして、扇形のシート体112は、その劣弧部分が円錐状筒状体114の底円部114aとなり、シート体112の中心点部分が円錐状筒状体114の頂点部114bとなるように丸められ、第1貫通孔88の上方から嵌挿されて足部材16の中空部16a内において支持部たる第2貫通孔90に達する筒状体に成形される。第1貫通孔88及び第2貫通孔90の直径より補足丸められたシート体112は、第1貫通孔88の下部より第2貫通孔90の下部に至るように嵌挿されたとき、シート体112を丸めている例えば手を離せば、シート体112の復元力によって第1貫通孔88及び第2貫通孔90の孔縁に達するまで広がり略逆円錐状筒状体114が構成されるように形成されている。
このように、この実施の形態においては、シート体112は、丸めて、足部材16の中空部16a内において、第1貫通孔88の下方から第2貫通孔90の下部に至るように嵌挿して固定しやすく、且つ、下肢部材14の固定棒状部64を足部材16に固定するときにも、案内部110を構成して、たとえ下肢部材14にズボンをはかせていて下肢部材14の下部が見にくくても、足部材16に固定棒状部64を固定することが極めて容易となる。
次に、このマネキン10の下半身構造の利用方法について説明する。
腰部材12と下肢部材14との連結は、腰部材12の嵌合凸部30を下肢部材14の嵌合孔部50に嵌合させ、そして腰部材12の突起32を下肢部材14の嵌合凹部52に嵌合させ且つ突起34を嵌合凹部54に嵌合させて固定するとともに、腰部材の凸起36を下肢部材の嵌合孔56に嵌合させ且つ凸起38を嵌合孔58に嵌合させて固定することにより行われる。そして、腰部材12の水平面部28と下肢部材14の水平面部62とを密着させて、腰部材12と下肢部材14とを堅固に固定連結する。
足部材16と台座部材18との連結は、足部材16の突起94を台座部材18の足の裏接地部104の嵌合孔部108に貫挿し、前方にスライドさせて足部材16の突起94の切り欠き94aに台座部材18の嵌合孔部108の孔縁を係合させることにより行われる。
そして、足部材16の突起92を台座部材18の踵部設置部102の嵌合孔部106に嵌合させることにより、足部材16は台座部材18に堅固に連結される。
腰部材12に連結された下肢部材14の下部よりズボンをはかせて腰部材12の上部近傍でズボンのベルト固定部近傍を固定させれば、腰部材12及び下肢部材14にズボンをはかせることができる。
このとき、腰部材12及び下肢部材14は、軽量なため、ズボンを着替えさせることも容易であり、その取り扱いは極めて便利である。
その後、下肢部材14の固定棒状部64を足部材16の第1貫通孔88に貫挿するとともに第2貫通孔90に貫挿させて、腰部材12及び下肢部材14を足部材16に固定すれば、マネキン10の下半身を台座部材18の上部に自立させることができる。
この実施の形態においては、台座部材18は、ポリプロピレン樹脂以外に炭酸カルシウムなどのフィラーを混ぜることによりより一層重量を増すように構成されているので、安定感を増すことができる。
このマネキン10の下半身構造体の製造方法としては、例えばリサイクル可能なポリプロピレン樹脂またはポリエチレン樹脂などの熱可塑性樹脂を素材とした溶融中空体(パリソン)を形成した後、溶融中空体(パリソン)を雌金型の内部に垂下形成させ、溶融中空体(パリソン)に圧縮空気を吹き込み、薄肉の表面部を備えた中空一体の腰部材12、下肢部材14、足部材16及び台座部材18を成形すればよい。
この発明は、前記実施の形態に限らずこの発明の思想に基づいて種々変更することが可能である。
例えば、足部材16の第1貫通孔88に下肢部材14の固定棒状部64を挿入するときに所定方向に案内するためのガイドを、第1貫通孔88の内側に形成してもよい。
この実施の形態によれば、下肢部材14の固定棒状部64は、足部材16の第1貫通孔88と足部材16の下方の第2貫通孔90の2点において支持され、且つ、固定棒状部64を略垂直状に固定することができるので、安定性よく自立させることができる。
また、下肢部材14の右脚部材42と左脚部材44とは前後方向に離れて伸びるように構成されているので、左右方向のみならず前後方向に対しても安定性よく自立させることができる。
この発明の一実施の形態であるマネキンの下半身構造の斜視図解図である。 図1図示マネキンの下半身構造の縦断面図解図である。 図1図示マネキンの腰部材及び下肢部材の接合部の近傍の斜視図解図である 。 図1図示マネキンの腰部材及び下肢部材の接合部の近傍の断面図解図である 。 図1図示マネキンの腰部材及び下肢部材の接合部の近傍の連結状態を示す断 面図解図である。 図1図示マネキンの下肢部材、足部材及び台座部材の斜視図解図である。 図1図示マネキンの足部材の裏から見た斜視図解図である。 足部材と台座部材との連結方法を示す断面図解図である。 足部材と台座部材との連結方法を示す断面図解図である。 下肢部材の足部材と台座部材の連結状態を示す部分断面図解図である。 下肢部材にズボンをはかせる方法を示す斜視図解図である。 案内部の構成を示す図解図で、(a)はシート体の成形方法を示す図解図であり、(b)は足部材に案内部を構成する方法を示す図解図である。 下肢部材を足部材に固定する方法を示す図解図である。
符号の説明
10 マネキン
12 腰部材
14 下肢部材
16 足部材
16a 中空部
18 台座部材
22 腰部
24 太股部
26 接合部(腰部材の)
28 水平面部
30 嵌合凸部
32 突起
34 突起
36 凸起
38 凸起
42 右脚部材
44 左脚部材
46 接合部(下肢部材の)
48 水平面部
50 嵌合孔部
52 嵌合凹部
54 嵌合凹部
56 嵌合孔
58 嵌合孔
60 接合部(下肢部材の)
62 水平面部
64 固定棒状部
72 足首部
74 踵部
76 足の甲部
78 土踏まず部
80 足の裏部
82 足本体
84 爪先部
86 接合部(足部材の)
88 第1貫通孔
90 第2貫通孔
92 突起(踵部の)
94 突起(爪先部の)
94a 切り欠き
102 踵部接地部
104 足の裏接地部
106 嵌合孔部
108 嵌合孔部
110 案内部
112 シート体
114 円錐状筒状体
114a 底円部
114b 頂点部

Claims (8)

  1. 台座部材に着脱自在に固定されるマネキンの下半身構造であって、
    腰部材と、太腿から足首までの下肢部材と、足首から爪先までの足部材とを備え、
    前記腰部材、下肢部材、足部材及び台座部材は、それぞれが、薄肉の表面部を備えた、中空一体に合成樹脂で成形された構造であり、
    腰部材は、その下部に下肢部材との接合部が形成され、
    下肢部材は、
    その上部に腰部材との接合部が形成され且つその下部に足部材との接合部が形成され、
    前記足部材との接合部は、足部材に着脱自在に固定するための固定棒状部が形成され、
    足部材は、
    その上部に下肢部材との接合部が形成され、
    その裏側に台座部材との固定部が形成され、
    下肢部材との接合部は、その一部に、下肢部材の固定棒状部を貫挿するための第1貫通孔が形成され、
    前記第1貫通孔の下方において、足の裏部、踵部及び土踏まず部のうち少なくとも1つに下肢部材の固定棒状部を支持する支持部が形成され、
    前記足部材の固定部は、踵部、土踏まず部、足の裏部のうち少なくとも一つに、台座部材に固定するための貫挿部が形成され、且つ、台座部材は、前記足部材の貫挿部に貫挿される貫挿部が形成された、マネキンの下半身構造。
  2. 腰部材、下肢部材、足部材及び台座部材は、熱可塑性合成樹脂で、ブロー成形により中空一体に成形されてなる、請求項1に記載のマネキンの下半身構造。
  3. 下肢部材は、足部材との接合部が水平面状に形成され、
    足部材は、下肢部材との接合部が水平面状に形成され、
    下肢部材の接合部と足部材の接合部とが密着するように構成された、請求項1または2に記載のマネキンの下半身構造。
  4. 下肢部材の固定棒状部は、足部材の第1貫挿孔に貫挿された、請求項1ないし3のいずれかに記載のマネキンの下半身構造。
  5. 足部材の支持部は、下肢部材の棒状部を貫挿する第2貫通孔からなる、請求項1ないし4のいずれかに記載のマネキンの下半身構造。
  6. 足部材は、上方から目視可能に第1貫通孔が形成され、且つ、下肢部材の固定棒状部を支持部に案内するための案内部が、中空部内において、第1貫通孔と支持部との間に設けられる、請求項1ないし5のいずれかに記載のマネキンの下半身構造。
  7. 前記案内部は、第1貫通孔の上方から嵌挿されて、足部材の中空部内において、支持部に達する筒状体によって形成される、請求項6に記載のマネキンの下半身構造。
  8. 前記案内部は、柔軟で復元性を有する紙又は合成樹脂からなるシート体が、丸められて底円部と頂点部とを有する円錐状に成形され、且つ、前記円錐状のシート体が、頂点部を下方にして第1貫通孔の上方から嵌挿されて、足部材の中空部内において、底円部が第1貫通孔に位置し、頂点部が支持部の下部に達する略逆円錐状筒状体によって形成される、請求項6または7に記載のマネキンの下半身構造。
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