JP2006320367A - Distal end of endoscope - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、対物光学系の先端部を対象物に接触させてその対象物を観察する対象物接触型の観察光学系を備えた内視鏡の先端部に関する。 The present invention relates to a distal end portion of an endoscope provided with an object contact type observation optical system for observing an object by bringing the distal end portion of an objective optical system into contact with the object.
特許文献1には対物光学系の先端部を対象物に接触させてその対象物を観察する対象物接触型の観察光学系と、対物光学系を対象物に非接触状態でその対象物を観察する通常の観察光学系とを備えた内視鏡が示されている。ここで、特許文献1の内視鏡には、内視鏡の挿入部の先端面に、前方に向けて突出された突出部が設けられ、この突出部の端面に対象物接触型の観察光学系が配設されている。さらに、挿入部の突出部の根元側の端面には通常の観察光学系の観察窓と、複数の照明光学系の照明窓と、送気送水ノズルと、処置具挿通チャンネルの先端開口部などが配設されている。そして、突出部の根元側の端面の照明光学系の照明窓から照明光が内視鏡の前方に向けて照射され、通常の観察光学系の照明光として使用されるとともに、対象物接触型の観察光学系の照明光としても使用されるようになっている。
上記従来構成のものでは突出部の根元側の端面の照明光学系の照明窓から出射される照明光が対象物接触型の観察光学系の照明光としても使用されているので、対象物接触型の観察光学系の観察窓と、照明光学系の照明窓との間の距離が比較的大きくなる。そのため、対象物接触型の観察光学系の観察時に使用される照明光量が不足する傾向があるので、対象物接触型の観察光学系により、鮮明な観察画像を得ることが難しい問題がある。 In the above-mentioned conventional configuration, the illumination light emitted from the illumination window of the illumination optical system on the end face on the base side of the protrusion is also used as illumination light of the object contact type observation optical system. The distance between the observation window of the observation optical system and the illumination window of the illumination optical system is relatively large. Therefore, there is a tendency that the amount of illumination light used at the time of observation with the object contact type observation optical system tends to be insufficient, and there is a problem that it is difficult to obtain a clear observation image with the object contact type observation optical system.
本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的は、生体に接触観察する対象物接触型の観察光学系を備えた内視鏡で好適な照明部の配置を実現することができる内視鏡の先端部を提供することにある。 The present invention has been made paying attention to the above circumstances, and an object of the present invention is to realize a suitable arrangement of an illuminating unit in an endoscope provided with an object contact type observation optical system that performs contact observation on a living body. It is in providing the front-end | tip part of an endoscope.
請求項1の発明は、被検体に挿入するための挿入部と、前記挿入部の先端部に突出して設けられ、前記被検体を観察する観察部と、前記被検体に光を照射する第1の照明部とが配置された突出面と、前記挿入部の非突出面に配置され、前記被検体に光を照射する第2の照明部と、前記第1の照明部の出射光量を前記第2の照明部の出射光量よりも多く設定する手段と、を具備したことを特徴とする内視鏡の先端部である。
そして、本請求項1の発明では、通常の内視鏡観察時には挿入部の突出面の第1の照明部および挿入部の非突出面の第2の照明部からの照明光を被検体に照射する。さらに、被検体の接触観察時には、被検体に挿入するための挿入部の先端部に突出して設けられた突出面を被検体に接触させ、第1の照明部および観察部を被検体にそれぞれ押し付ける。この状態で、第1の照明部からの照明光を被検体に光を照射するとともに、突出面の観察部によって被検体を観察する。このとき、第2の照明部よりも出射光量が多い第1の照明部によって光源側の調光を行うことにより、第1の照明部からの出射光量を減らして第1の照明部の発熱低減を可能にしたものである。
The first aspect of the present invention provides an insertion portion for insertion into the subject, an observation portion that projects from the distal end portion of the insertion portion, and observes the subject, and a first that irradiates the subject with light. And a second illuminating unit disposed on a non-projecting surface of the insertion unit and irradiating the subject with light, and an amount of light emitted from the first illuminating unit. And a means for setting more than the amount of emitted light of the illuminating unit.
In the first aspect of the invention, during normal endoscope observation, the subject is irradiated with illumination light from the first illumination unit on the protruding surface of the insertion unit and the second illumination unit on the non-projection surface of the insertion unit. To do. Further, at the time of contact observation of the subject, the projection surface provided at the distal end portion of the insertion portion for insertion into the subject is brought into contact with the subject, and the first illumination unit and the observation unit are pressed against the subject, respectively. . In this state, the subject is irradiated with illumination light from the first illuminating unit, and the subject is observed by the projecting surface observation unit. At this time, by adjusting the light source side by the first illuminating unit having a larger amount of emitted light than the second illuminating unit, the amount of emitted light from the first illuminating unit is reduced to reduce the heat generation of the first illuminating unit. Is made possible.
請求項10の発明は、被検体に挿入する挿入部と、前記挿入部の先端部に設けられ、前記被検体を観察する第1の観察部が配置された第1の先端面と、前記第1の先端面に対して先端側へ突出して設けられ、前記被検体を観察するための第2の観察部が配置される第2の先端面と、前記第1の先端面に配置され、前記被検体に光を照射するための第1の照明部と、前記第2の先端面に配置され、前記第1の照明部よりも出射光量が多い第2の照明部と、を有することを特徴とする内視鏡の先端部である。
請求項18の発明は、被検体に挿入する挿入部と、前記挿入部の先端部に設けられ、前記被検体を観察する第1の観察部が配置された第1の先端面と、前記第1の先端面に対して基端側に設けられ、前記被検体を観察する第2の観察部が配置された第2の先端面と、前記第1の先端面に配置され、前記被検体に光を照射する第1の照明部と、前記第2の先端面に配置され、前記第1の照明部よりも出射光量の少ない第2の照明部と、を有することを特徴とする内視鏡の先端部である。
The invention of
According to an eighteenth aspect of the present invention, there is provided an insertion portion that is inserted into a subject, a first distal end surface that is provided at a distal end portion of the insertion portion and that has a first observation portion that observes the subject, and the first A second distal surface provided on the proximal end side with respect to the distal end surface of the first object and disposed with a second observation unit for observing the subject; and disposed on the first distal end surface; An endoscope comprising: a first illuminating unit that irradiates light; and a second illuminating unit that is disposed on the second distal end surface and that emits less light than the first illuminating unit. It is the tip part.
本発明によれば、生体に接触観察する対象物接触型の観察光学系を備えた内視鏡で好適な照明部の配置を実現することができる内視鏡の先端部を提供することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the front-end | tip part of the endoscope which can implement | achieve the arrangement | positioning of a suitable illumination part with the endoscope provided with the target contact type observation optical system which carries out contact observation to a biological body can be provided. .
以下、本発明の第1の実施の形態を図1乃至図18を参照して説明する。図1は本実施の形態の内視鏡システム1全体の概略構成を示す。図1に示すように本実施の形態の内視鏡システム1は、内視鏡2と、この内視鏡2に照明光を供給する照明手段としての光源装置3と、内視鏡2に対する信号処理を行う信号処理装置としてのプロセッサ4と、このプロセッサ4に接続されたモニタ5と、送気送水を行う送気送水装置6と、前方送水を行う前方送水装置7とを備えている。
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 1 shows a schematic configuration of the entire endoscope system 1 of the present embodiment. As shown in FIG. 1, an endoscope system 1 according to the present embodiment includes an
内視鏡2は、体腔内に挿入する細長な挿入部11と、この挿入部11の基端に連結される操作部12と、この操作部12の側部から延出するユニバーサルケーブル13とを有している。このユニバーサルケーブル13の端部に設けられたコネクタ14は、光源装置3に着脱自在に接続される。さらに、コネクタ14は、スコープケーブル8を介してプロセッサ4に接続されている。
The
また、内視鏡2の挿入部11は、その先端に形成される硬質の先端部15と、この先端部15の基端に形成される湾曲部16と、この湾曲部16の基端から操作部12まで形成される可撓性を備えた可撓管部17とを有する。
Further, the
図4(A),(B)に示すように、内視鏡2の湾曲部16には、挿入部11の軸方向に沿って円環状の複数の湾曲駒18が回動自在に連設されている。各湾曲駒18は、その内周面に4つのパイプ状のワイヤ受け19が溶着などの手段によって固設されている。4つのワイヤ受け19は、挿入軸周りに夫々が略90°ずらされた位置において、1つの湾曲駒18の内周面に固定されている。
As shown in FIGS. 4A and 4B, a plurality of
また、これら複数の湾曲駒18には、それらの外周を覆うように細線のワイヤなどを筒状に編み込んだ湾曲ブレード20が被せられている。この湾曲ブレード20上には、水密を保つように外皮21が被せられている。
Further, the plurality of
この外皮21は、先端部15、湾曲部16及び可撓管部17からなる挿入部11の全長に渡って一体となるように被覆されている。この外皮21の先端外周部分は、先端部15に糸巻きされたのち接着された糸巻き接着部22により固着されている。
The
また、挿入部11内には、湾曲部16を湾曲操作する4本の湾曲操作ワイヤ23が挿通されている。これら4本の湾曲操作ワイヤ23は、先端部分が先端部15内に設けられた固定環15cの4つの固定部15dにより夫々、挿入軸周りに略90°にずらされて保持固定されている。さらに、4本の各湾曲操作ワイヤ23は、湾曲駒18の内周面の各ワイヤ受け19に夫々、挿通されている。そして、4本の各湾曲操作ワイヤ23は湾曲部16から可撓管部17の内部を通り、基端側の操作部12に向かって延出されている。また、固定環15cは、後述する先端部15の補強環15bの内周側に挿嵌されている。
Further, four
なお、湾曲部16の挿入軸が略直線となっている状態で、各湾曲駒18の各ワイヤ受け19に挿通される各湾曲操作ワイヤ23が略直線となるように、先端部15及び各湾曲駒18が連結されている。
In the state where the insertion axis of the
また、これら湾曲操作ワイヤ23は、基端部が操作部12(図1参照)内に設けられた図示しない湾曲操作機構に連結されている。操作部12には、湾曲操作機構を駆動する図示しない4方向湾曲操作用の湾曲操作ノブが配設されている。
Further, the
そして、湾曲操作ノブの操作により、4本の湾曲操作ワイヤ23が交互に牽引又は弛緩されることによって、湾曲部16が4方向へ湾曲操作されるようになっている。これら4方向とは、後述するモニタ5に表示される内視鏡画像の上下左右の4方向である。
Then, the
また、上下方向に湾曲部16を操作する第1の湾曲操作手段である2本の湾曲操作ワイヤ23と、左右方向に湾曲部16を操作する第2の湾曲操作手段である2本の湾曲操作ワイヤ23とが夫々対となっている。すなわち、湾曲部16内の湾曲駒18における上下方向に対応する方向の2つのワイヤ受け19に夫々挿通保持される2本の湾曲操作ワイヤ23が上下方向操作用の第1の湾曲操作手段であり、湾曲部16内の湾曲駒18における左右方向に対応する方向の2つのワイヤ受け19に夫々挿通保持される2本の湾曲操作ワイヤ23が左右方向操作用の第2の湾曲操作手段である。
In addition, two
なお、後述する説明における第1の方向としての上下方向は、モニタ5に表示される内視鏡画像の上下方向、湾曲部16が湾曲操作される上下方向として説明する。また、通常において、モニタ5は、その上下方向が鉛直上下方向と略一致するように、設置されている。更に、上記上下方向に略直交する第2の方向である左右方向は、モニタ5に表示される内視鏡画像の左右方向及び湾曲部16が湾曲操作される左右方向と等しい。
Note that the vertical direction as the first direction in the description to be described later will be described as the vertical direction of the endoscopic image displayed on the monitor 5 and the vertical direction in which the
図3および図4(A)は、本実施の形態の内視鏡2の挿入部11の先端部分の内部構成を示す。図3に示すように、挿入部11の先端部15内には、硬質な金属からなる円柱部材(先端硬性部材)15aと、この円柱部材15aの基端側外周部を外嵌する円環状の補強環15bとが配設されている。図5に示すように円柱部材15aには、挿入部11の軸方向と平行な複数、本実施の形態では8つ(第1〜第8)の孔部15a1〜15a8が形成されている。補強環15bの基端部分は、最先端の湾曲駒18と連結されている。
3 and 4A show the internal configuration of the distal end portion of the
さらに、円柱部材15aの先端面および円柱部材15aの先端側外周部には先端カバー24が外嵌される状態で装着されている。挿入部11の先端部15に配置される先端カバー24には、図2に示すように、前方に突出された突出段部25と、この突出段部25よりも1段低い中段部26と、この中段部26よりも1段低い下段部27とを有する3段の段部25,26,27が形成されている。ここで、突出段部(突出部)25の端面は、挿入部11の軸方向と直交する平面25aによって形成されている。そして、この突出段部25の平面25aによって突出面が形成されている。
Furthermore, the
また、本実施の形態では突出段部25の平面25aは、先端カバー24の前面全体の円形状の1/4程度の面積に形成されている。すなわち、先端カバー24の円形状の前面全体の下半分で、かつ上下間を結ぶ中心線の図2に対して左側部分に形成されている。
In the present embodiment, the
この突出段部25の平面25aには、後述する対象物接触型の第1の撮像ユニット(第1の観察部)28の観察レンズである第1レンズ41aと、第1の照明窓(第1の照明部)29とが配設されている。第1の撮像ユニット28は先端部15のほぼ中央位置に配置されている。第1の照明窓29は第1の撮像ユニット28の近傍位置に配置されている。
On the
中段部26は、突出段部25の平面25aとほぼ平行な平面26aを有する。この中段部26の平面26aには、後述する通常観察用の第2の撮像ユニット(第2の観察部)30の観察レンズである第1レンズ61aと、2つ(第2,第3)の照明窓(照明部)31,32とが配設されている。ここで、第2,第3の照明窓31,32は、第2の撮像ユニット30の両側に配置されている。さらに、中段部26と突出段部25との間の壁部には、傾斜角度が例えば、45°程度の傾斜面25bが形成されている。
The
なお、突出段部25の平面25aと中段部26の平面26aとの間の段差は、突出段部25が第2の撮像ユニット30の視野に入ることを防止できる高さ、例えば、約0.7mm程度に設定されている。
The step between the
また、図16(B)は突出段部25の高さと通常観察用の第2の撮像ユニット30の第1レンズ61aの入射光の入射角θとの関係を説明するための説明図である。ここで、パラメータは、次のとおりである。xは第1レンズ61aのレンズ面中心から突出段部25まで距離、θは第1レンズ61aの入射光の入射角、yはレンズ第1面の光線高、tは突出段部25の高さである。
FIG. 16B is an explanatory diagram for explaining the relationship between the height of the protruding
また、突出段部25の高さと通常観察用の第2の撮像ユニット30の第1レンズ61aの入射光の入射角θとの関係を示す関係式は、次の式(1)のとおりである。
tanθ=(x−y)/t …(1)
そのため、突出段部25が第2の撮像ユニット30の第1レンズ61aの視野に入らない為には、下記式(2)のtの値よりも小さい寸法に設定すればよい。
Further, the relational expression showing the relation between the height of the protruding
tan θ = (xy) / t (1)
Therefore, in order to prevent the protruding
t=(x−y)/tanθ …(2)
例えば、『パラメータ』として、θ=70°程度、x=3.5mm程度、y=1mm程度に設定した場合の『計算結果』は、t=0.91mmとなる。これにより、上記『パラメータ』の場合にはt=0.91mmの値よりも小さい寸法に設定すれば突出段部25が第2の撮像ユニット30の第1レンズ61aの視野に入らないことがわかる。
t = (xy) / tan θ (2)
For example, when “parameter” is set to θ = about 70 °, x = about 3.5 mm, and y = 1 mm, “calculation result” is t = 0.91 mm. Thus, in the case of the “parameter”, it can be understood that the protruding
なお、挿入部11の先端部15に配設されている3つの照明窓、すなわち突出段部25の平面25aに配置されている第1の照明窓29と、中段部26の平面26aに配置されている第2,第3の照明窓31,32とは、次の関係に設定されている。本実施の形態では第1の照明窓29の面積が最も大きく、次に第2の照明窓31の面積が大きく、第3の照明窓32の面積が最も小さくなるように設定されている。これにより、3つの照明窓からの出射光量は、第1の照明窓29からの出射光量が最も大きく、次に第2の照明窓31からの出射光量が大きく、第3の照明窓32からの出射光量が最も小さくなるように設定されている。
Note that the three illumination windows disposed at the
また、本実施の形態では、通常観察用の第2の撮像ユニット30の先端に配置されている観察レンズとしての第1レンズ61aは、そのレンズ径(外径である直径)が第1の撮像ユニット28の先端に配置されている観察レンズとしての第1レンズ41aのレンズ径よりも大きい径に設定されている。
In the present embodiment, the
下段部27は、突出段部25の平面25aとほぼ平行な平面27aを有する。この下段部27の平面27aには、挿入部11の内部に配設された処置具挿通チャンネル(鉗子チャンネルともいう)33の先端開口部33aと、後述する送気送水ノズル34とが配設されている。
The
さらに、下段部27と中段部26との間の壁部には、傾斜角度が例えば、45°程度の傾斜面26bと、この傾斜面26bよりも傾斜角度が小さい流体ガイド面26cとが形成されている。この流体ガイド面26cは、下段部27の送気送水ノズル34と、中段部26の第2の撮像ユニット30との間に配置されている。この流体ガイド面26cは、傾斜角度が例えば、18°程度の緩い傾斜面によって形成されている。
Further, an
また、図6に示すように送気送水ノズル34は、略L字形状に曲げられた管状部材である。この送気送水ノズル34の先端部は、第2の撮像ユニット30の観察レンズである第1レンズ61a側に向けて配置されている。さらに、この送気送水ノズル34の先端開口部の噴出口34aは流体ガイド面26cに向けて対向配置されている。ここで、図12に示すようにこの送気送水ノズル34の先端開口部の噴出口34aの先端面と第2の撮像ユニット30の観察レンズである第1レンズ61aとはほぼ同一面に配置されている。これにより、洗浄時の水切れ性を高めることができる。
Moreover, as shown in FIG. 6, the air /
なお、送気送水ノズル34は、後述するように、その先端側が合流して1つになっている送気送水管路106に接続され、送気送水管路106の基端側が送気管路106aと送水管路106bに分岐している。
As will be described later, the air /
また、突出段部25の平面25aである突出面以外の部分、例えば中段部26の平面26aと、下段部27の平面27aと、中段部26と突出段部25との間の壁部の傾斜面25bと、下段部27と中段部26との間の壁部の傾斜面26bや流体ガイド面26cと、下段部27と突出段部25との間の壁部の傾斜面25cとによって非突出面が形成されている。この傾斜面25cは、傾斜角度が例えば、45°程度に形成されている。
Further, a portion other than the projecting surface which is the
ここで、図12に示すように突出段部25の平面25aである突出面は、送気送水ノズル34の先端部よりも先端側に配置されている。これにより、突出段部25の平面25aが被検体に当接された際に、送気送水ノズル34の先端部が被検体に引っ掛かることが防止されている。
Here, as shown in FIG. 12, the projecting surface, which is the
さらに、挿入部11の先端部15には、非突出面、本実施の形態では下段部27と突出段部25との間の傾斜面25cに前方送水用の開口部35aが配設されている。図2に示すようにこの前方送水用の開口部35aは、通常観察用の第2の撮像ユニット30の垂直中心軸上近傍に配置されている。この開口部35aは、挿入部11に挿通された前方送水用の管路(前方送水チャンネル)35と連通されている。なお、前方送水用の管路35の内径は略1mmに設定されている。
Further, the
また、先端部15の円柱部材15aの8つ(第1〜第8)の孔部15a1〜15a8は、それぞれ先端カバー24の第1の撮像ユニット28、第1の照明窓29、第2の撮像ユニット30、第2の照明窓31、第3の照明窓32、処置具挿通チャンネル33の先端開口部33a、送気送水ノズル34、前方送水用の開口部35aと対応する位置に設けられている。そして、第1の孔部15a1には第1の撮像ユニット28の構成要素、第2の孔部15a2には第1の照明窓29の構成要素、第3の孔部15a3には第2の撮像ユニット30の構成要素、第4の孔部15a4には第2の照明窓31の構成要素、第5の孔部15a5には第3の照明窓32の構成要素、第6の孔部15a6には処置具挿通チャンネル33の管路の構成要素、第7の孔部15a7には送気送水ノズル34用の管路の構成要素、第8の孔部15a8には前方送水用の開口部35aに連通する管路の構成要素がそれぞれ後述する通り組み込まれている。
Further, the eight (first to eighth) hole portions 15a1 to 15a8 of the
また、図11(A)は対象物接触型の第1の撮像ユニット28、図7は通常観察用の第2の撮像ユニット30、図6は送気送水ノズル34、図13は前方送水用の開口部35aの構成をそれぞれ示す。
11A shows the
図11(A)に示すように第1の撮像ユニット28は、超高倍率の第1のレンズユニット36と、第1の電気部品ユニット37とを有している。なお、第1のレンズユニット36の超高倍率は、細胞や腺管構造を始めとする組織学的観察レベルの倍率(一般的な光学顕微鏡と同程度の例えば、200〜1000倍程度のレベル)である。
As shown in FIG. 11A, the
第1のレンズユニット36は、さらに2つ(第1,第2)のユニット構成体39,40を有する。第1のユニット構成体39は、第1レンズ枠39aと、第1レンズ群39bとを有する。図11(B)に示すように第1レンズ群39bは、7つ(第1〜第7)の対物レンズ41a〜41gを有する。ここで、観察レンズである第1レンズ41aは、第1レンズ枠39aの先端部に配置されている。第1レンズ41aの先端部は、第1レンズ枠39aの先端部よりも前方に突出した状態で第1レンズ枠39aに例えば、接着固定されている。
The
また、第1レンズ41aと、その後方の第2レンズ41bとの間には、光学絞り42と、レンズ面間を調整する調整絞り43とが介設されている。さらに、第2レンズ41bの後方には、第3レンズ41c〜第7レンズ41gが順次配設されている。ここで、第4レンズ41dと、第5レンズ41eとの間には間隔環44と、光学絞り45とが介設されている。さらに、第5レンズ41eと、第6レンズ41fとの間には光学絞り46と、間隔環47とが介設され、第6レンズ41fと、第7レンズ41gとの間には間隔環48と、調整絞り49とが介設されている。
An
また、第2のユニット構成体40は、第2レンズ枠40aと、第2レンズ40bとを有する。第2レンズ枠40aには、第1のユニット構成体39を収容する収容空間50の後方に第2レンズ40bが配設されている。
Further, the
第1のレンズユニット36の後端部には、第1の電気部品ユニット37が連設されている。ここで、第1の電気部品ユニット37は、例えばCCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor)などの第1の撮像素子51と、第1の回路基板52とを有する。さらに、第1の撮像素子51の前面の受光面側には、カバーレンズ53が設けられている。
A first
そして、第1の電気部品ユニット37のカバーレンズ53は、第1のレンズユニット36の後端部の対物レンズ、すなわち、第2のユニット構成体40の第2レンズ40bに並設される状態で固定されている。これにより、第1のレンズユニット36と、第1の電気部品ユニット37とが一体化された超高倍率の観察光学ユニット28Aが形成されている。
The
第1の回路基板52は、電気部品及び配線パターンを有し、信号ケーブル54の複数の信号線の先端部が半田付け等の手段によって接続されている。さらに、カバーレンズ53、第1の撮像素子51、第1の回路基板52及び信号ケーブル54の先端部分は、夫々の外周部が一体的に絶縁封止樹脂などにより覆われている。
The
また、図3に示すように超高倍率の観察光学ユニット28Aは、円柱部材15aの第1の孔部15a1内に挿入された状態で接着されて組み付け固定されている。これにより、第1の撮像素子51のCCDの駆動温度が高い第1の撮像ユニット28は、円柱部材15aの第1の孔部15a1内に配置されている。ここで、観察光学ユニット28Aは、固定ねじを使用しない状態で円柱部材15aの第1の孔部15a1に固定されることにより、第1の撮像ユニット28と円柱部材15aとの固定部に固定ねじが占める断面積を低減できる。そのため、内視鏡2の先端部15の細径化が可能となる。さらに、第1の撮像ユニット28の第1レンズ41aの前端部は突出段部25の平面25aの位置よりも前方に突出された状態で固定されている。
In addition, as shown in FIG. 3, the ultra-high magnification observation
そして、第1のレンズユニット36から第1の撮像素子51に結像される光学像が第1の撮像素子51によって電気的な画像信号に光電変換され、その画像信号が第1の回路基板52に出力される。さらに、第1の回路基板52から出力される光学像の電気信号が信号ケーブル54を介して後述する後続の電気機器に伝送される。
The optical image formed on the
また、第2の撮像ユニット30は、図7に示すように構成されている。すなわち、第2の撮像ユニット30は、観察倍率をTele(拡大)位置からWide(広角)位置まで連続的に変更可能なズーム光学系を備えた第2のレンズユニット55と、第2の電気部品ユニット56とを有している。
The
第2のレンズユニット55は、さらに4つ(第1〜第4)のユニット構成体57〜60を有する。第1のユニット構成体57は、第1レンズ枠57aと、第1レンズ群57bとを有する。図8(A)に示すように第1レンズ群57bは、6つ(第1〜第6)の対物レンズ61a〜61fを有する。ここで、観察レンズである第1レンズ61aは、第1レンズ枠57aの先端部に配置されている。第1レンズ61aの先端部は、第1レンズ枠57aの先端部よりも前方に突出した状態で第1レンズ枠57aに例えば、接着固定されている。
The
また、第2のユニット構成体58は、撮影光軸方向に対して進退可能なズーミング用の移動光学ユニットである。この第2のユニット構成体58は、第2レンズ枠(摺動レンズ枠)58aと、第2レンズ群(ズームレンズ)58bとを有する。第2レンズ群58bは、2つ(第1,第2)のレンズ62a,62bを有する。
The second
第3のユニット構成体59は、第3レンズ枠59aと、第3レンズ群59bとを有する。第3レンズ枠59aの内部には先端側に第2のユニット構成体58を撮影光軸方向に対して進退可能に保持するガイド空間59cを有する。そして、このガイド空間59cの後方に第3レンズ群59bが配設されている。第3レンズ群59bは、3つ(第1〜第3)のレンズ63a〜63cを有する。
The third
第4のユニット構成体60は、第4レンズ枠60aと、第4レンズ群60bとを有する。第4レンズ群60bは、2つ(第1,第2)のレンズ64a,64bを有する。
The fourth
また、図8(B)に示すように第2のユニット構成体58の第2レンズ枠58aの一側部には側方に突出する突出部65が設けられている。この突出部65には第2のユニット構成体58を撮影光軸方向に対して進退操作する操作ワイヤ66の先端部が固定されている。
Further, as shown in FIG. 8B, a projecting
そして、操作部12に設けられる図示しないズーミング用の操作レバーがユーザーにより操作されることにより、操作ワイヤ66が撮影光軸方向に対して進退駆動される。このとき、操作ワイヤ66が先端方向に押し出される操作にともないズーム光学系である第2のユニット構成体58は、図9(B)に示すように前方(Wide(広角)位置方向)に向けて移動されるようになっている。さらに、操作ワイヤ66が手元側方向に引っ張られる操作にともないズーム光学系である第2のユニット構成体58は、図9(A)に示すように手元側(Tele(拡大)位置方向)に向けて移動されるようになっている。
Then, when a zooming operation lever (not shown) provided in the
また、第3レンズ枠59aには、第2レンズ枠58aの突出部65がズーミング動作方向に移動する動作をガイドするズームガイド用のガイド空間67が形成されている。このガイド空間67の先端部には第2レンズ枠58aの突出部65がWide(広角)位置方向に移動する際の移動端の位置決め用の位置決め部材68が設けられている。この位置決め部材68には第2レンズ枠58aの突出部65の前端部65aに当接してWide(広角)位置方向の限界位置を規制する突き当て部68aが形成されている。この位置決め部材68の突き当て部68aと、突出部65の前端部65aとの突き当て位置は、第2レンズ枠58aの突出部65の力点65bの近傍、すなわち、突出部65と操作ワイヤ66との連結部の近傍位置に配置されている。
The
なお、ガイド空間67の後端部には第2レンズ枠58aの突出部65がTele(拡大)側方向に対する位置規制用のストッパ500が設けられている。このストッパ500は、ストッパ受け501に螺合して固定されており、螺合の位置を調整することでTele(拡大)側の最大倍率を調整することができる。
Note that a
また、摺動するズーミング用の第2のユニット構成体58には、図8(B)に示すように第2レンズ枠58aに明るさ絞り70が設けられている。この明るさ絞り70は、第2レンズ枠58aに保持されている第1のレンズ62aの前面側に配置されている。この明るさ絞り70は、遮光性シートの中央部分に光を透過させる開口部70aが設けられている。
Further, the sliding second
また、第3のユニット構成体59には、図8(C)に示すように第1レンズ63aと第2レンズ63bとの間にレンズ間隔を決める位置決め部材として複数、本実施の形態では2つの間隔環71が介設されている。2つの間隔環71間には、光学フレアを防止するフレア絞り72が介挿されている。
Further, as shown in FIG. 8C, the
さらに、第4のユニット構成体60の後端部には、第2の電気部品ユニット56が連設されている。第2の電気部品ユニット56には、第1の撮像ユニット28と同様に、CCD、CMOSなどの第2の撮像素子73と、第2の回路基板74とを有する。さらに、第2の撮像素子73の前面の受光面側には、カバーレンズ75が設けられている。
Further, a second
そして、第2の電気部品ユニット56のカバーレンズ75は、第2のレンズユニット55の後端部の対物レンズ、すなわち、第4のユニット構成体60の第2レンズ64bに並設される状態で固定されている。これにより、第2のレンズユニット55と、第2の電気部品ユニット56とが一体化された通常観察用の観察光学ユニット30Aが形成されている。
The
第2の回路基板74は、電気部品及び配線パターンを有し、信号ケーブル76の複数の信号線の先端部が半田付け等の手段によって接続されている。さらに、カバーレンズ75、第2の撮像素子73、第2の回路基板74及び信号ケーブル76の先端部分は、夫々の外周部が一体的に絶縁封止樹脂などにより覆われている。
The
そして、第2のレンズユニット55から第2の撮像素子73に結像される光学像が第2の撮像素子73によって電気的な画像信号に光電変換され、その画像信号が第2の回路基板74に出力される。さらに、第2の回路基板74から出力される光学像の電気信号が信号ケーブル76を介して後述する後続の電気機器に伝送される。
The optical image formed on the
また、図3に示すように通常観察用の観察光学ユニット30Aは、円柱部材15aの第3の孔部15a3内に第2のレンズユニット55のみが挿入された状態で組み付けられ、図5(A)に示すように固定ねじ77によって固定されている。ここで、固定ねじ77の中心線は、第2のレンズユニット55のレンズ中心O1と操作ワイヤ66のワイヤ中心O2とを結んだ軸線方向に対して略垂直方向に配置されている。これにより、観察光学ユニット30Aを円柱部材15aに固定する際の固定ねじ77による第3レンズ枠59aへの応力を軽減し、ズーミング用の移動光学ユニットである第2のユニット構成体58側への影響を低減させることができる。
As shown in FIG. 3, the observation
さらに、観察光学ユニット30Aの第2の電気部品ユニット56は、円柱部材15aの第3の孔部15a3の後方に突出され、円柱部材15aに接触しない位置に配置されている。これにより、2つあるCCD(第1の撮像ユニット28の第1の撮像素子51と、第2の撮像ユニット30の第2の撮像素子73)の熱がお互いに干渉しないため、CCDの発熱を抑えることができる。そのため、CCDの発熱に起因するノイズが少ない内視鏡2が得られる。
Further, the second
また、図10は、第2の撮像ユニット30の第2のレンズユニット55の組み立て時に使用されるレンズユニット組み付け治具78を示す。このレンズユニット組み付け治具78は、ほぼU字状の治具本体79を有する。この治具本体79は、離間対向配置された2つの支持アーム80a,80bを有する。
FIG. 10 shows a lens
一方の支持アーム80aには、他方の支持アーム80bとの対向面側に固定軸挿入穴81が形成されている。この固定軸挿入穴81には固定軸82の基端部が挿入された状態で固定されている。固定軸82の先端部は支持アーム80b側に向けて突設されている。固定軸82の先端部は第3のユニット構成体59の第3レンズ枠59aの後端部側からレンズ枠59a内に挿入可能になっている。
One
また、支持アーム80bには、支持アーム80aの固定軸挿入穴81と対応する位置に固定軸82と同軸方向に延設された貫通孔83が形成されている。この貫通孔83には可動軸84が軸方向に摺動可能に挿入されている。ここで、固定軸82の中心線と可動軸84の中心線とは同一軸線上に配置される状態で正確に位置決めされている。
The
さらに、可動軸84の先端部は支持アーム80a側に向けて突設されている。この可動軸84の先端部には、第2のレンズユニット55の第1のユニット構成体57の先端部を挿入可能なレンズユニット挿入穴85が形成されている。
Further, the distal end portion of the
そして、第2のレンズユニット55の組み立て作業時には、まず、固定軸82の先端部に第3のユニット構成体59の第3レンズ枠59aが組み付けられる。このとき、第3のユニット構成体59の第3レンズ群59bの第1〜第3のレンズ63a〜63cが第3レンズ枠59aに組み付けられる前に、予め第3レンズ枠59a内にズーミング用の第2のユニット構成体58が挿入された状態にセットされる。その後、第3のユニット構成体59の第3レンズ枠59aの後端部側からレンズ枠59a内に固定軸82の先端部が挿入される。このとき、第3のユニット構成体59の第3レンズ群59bの第1〜第3のレンズ63a〜63cは、第3レンズ枠59aに組み付けられていない。この状態で、第3レンズ枠59aの後端部側からレンズ枠59a内の第3レンズ群59bの組み付け部分に固定軸82の先端部が挿入された状態にセットされる。
When the
続いて、可動軸84の先端部に第1のユニット構成体57が組み付けられる。このとき、第1のユニット構成体57の第1レンズ枠57aの先端部が可動軸84のレンズユニット挿入穴85内に挿入された状態にセットされる。
Subsequently, the
その後、可動軸84が固定軸82側に向けて移動され、第3レンズ枠59aの先端部に第1のユニット構成体57の第1レンズ枠57aの基端部が挿入されて嵌合される。この状態で、第1レンズ枠57aの基端部と第3レンズ枠59aの先端部との嵌合部間が接着固定される。これにより、第1のユニット構成体57の第1レンズ群57bの光軸と、第2のユニット構成体58の第2レンズ群58bの光軸と、第3のユニット構成体59に組み付けられる第3レンズ群59bの光軸との間の光軸のずれが修正され、第2の撮像ユニット30の組み立てのばらつきを防止することができる。
Thereafter, the
また、図1に示すように第1の撮像ユニット28の信号ケーブル54および第2の撮像ユニット30の信号ケーブル76は、挿入部11、操作部12、ユニバーサルケーブル13の内部を順次介してコネクタ14内に延出されている。コネクタ14内にはリレー基板86が内蔵されている。このリレー基板86には信号ケーブル54および76の基端部が接続されている。そして、これら信号ケーブル54,76は、コネクタ14内のリレー基板86によって共通の信号ケーブル87と選択的に切り換え可能に接続されている。
Further, as shown in FIG. 1, the
さらに、コネクタ14のリレー基板86は、コネクタ14内の信号ケーブル87およびスコープケーブル8内の切換信号線88を介してプロセッサ4内の後述する制御回路89に接続されている。
Further, the
また、挿入部11の先端部15に配設されている3つの照明窓、すなわち第1の照明窓29、第2の照明窓31、第3の照明窓32にはそれぞれ照明レンズユニット90が設けられている。図3に示すように、各照明レンズユニット90は、複数の照明レンズ91と、それら照明レンズ91を保持する保持枠92とを有する。なお、図3中には第1の照明窓29と第2の照明窓31とを示す。
In addition, an
さらに、先端部15の円柱部材15aに形成される8つの孔部15a1〜15a8のうち、3つの孔部、すなわち、第2の孔部15a2と、第4の孔部15a4と、第5の孔部15a5の前端部には、先端側から各照明レンズユニット90の照明レンズ91が夫々挿嵌されている。ここで、第1の照明窓29の照明レンズ91の前端部は、突出段部25の平面25aの位置よりも前方に突出された状態で固定されている。さらに、第1の照明窓29の照明レンズ91の前端部は、第1の撮像ユニット28の第1レンズ41aの前端部位置よりも前方に突出されている。
Further, among the eight holes 15a1 to 15a8 formed in the
また、第2の孔部15a2と、第4の孔部15a4と、第5の孔部15a5の後端部には照明光を伝送するライトガイド93の先端部分が夫々挿嵌されている。ライトガイド93は、先端部分に円筒部材94が被せられ、複数のファイバ繊維を束ねている外皮95、及びゴア素材である保護チューブ502により被覆されている。
In addition, the distal end portions of the light guides 93 that transmit illumination light are inserted into the rear end portions of the second hole portion 15a2, the fourth hole portion 15a4, and the fifth hole portion 15a5, respectively. The
また、ライトガイド93は、挿入部11、操作部12、ユニバーサルケーブル13の内部を順次介してコネクタ14内に延出されている。ライトガイド93の基端部96側はコネクタ14から突出する図示しないライトガイドコネクタに接続されている。そして、このライトガイドコネクタが光源装置3に着脱可能に接続されている。
The
光源装置3は、白色光を発生するランプ97と、このランプ97の光を平行な光束にするコリメータレンズ98と、このコリメータレンズ98の透過光を集光してライトガイド93の基端部96に出射する集光レンズ100とを有する。なお、この光源装置3は、ランプ97からの照明光の明るさを調整する図示しない調光機能を有する。
The
また、本実施の形態では、ライトガイド93は、例えば操作部12内で分岐され、挿入部11において3本に分割された状態で挿通されている。そして、3本に分割された各ライトガイド93の先端部は、先端カバー24に設けられた3つの照明窓、すなわち第1の照明窓29、第2の照明窓31、第3の照明窓32の各照明レンズ91の背面近傍に夫々対向配置され、円柱部材15aの第2の孔部15a2と、第4の孔部15a4と、第5の孔部15a5の後端部に例えば、ねじ止め固定されている。
In the present embodiment, the
そして、光源装置3のランプ97からの照明光がライトガイド93の基端部96に照射され、このライトガイド93を介して導光される照明光が第1の照明窓29、第2の照明窓31、第3の照明窓32の各照明レンズ91を介して内視鏡2の前方に出射されるようになっている。
The illumination light from the
また、図4(A)に示すように先端部15の円柱部材15aに形成される第6の孔部15a6には基端部側から処置具挿通チャンネル33に連通する連通管105の先端部分が挿嵌されている。この連通管105の基端部は円柱部材15aの後方に突出され、この連通管105の基端部分に処置具挿通チャンネル33の先端部が連結されている。この処置具挿通チャンネル33の先端は、先端カバー24の先端開口部33aに連通されている。
As shown in FIG. 4A, the sixth hole 15a6 formed in the
この処置具挿通チャンネル33は、挿入部11の基端付近で分岐し、一方は操作部12に配設される図示しない処置具挿入口まで挿通している。また他方は、挿入部11及びユニバーサルケーブル13内を通って吸引チャンネルに連通し、その基端がコネクタ14を介して図示しない吸引手段に接続される。
The treatment
また、図6に示すように先端部15の円柱部材15aに形成される第7の孔部15a7の前端部には送気送水ノズル34の基端部分が挿嵌されている。さらに、第7の孔部15a7の後端部には送気送水ノズル34用の送気送水管路106に連通する連通管107の先端部分が挿嵌されている。この連通管107の基端部は円柱部材15aの後方に突出され、この連通管107の基端部分に送気送水管路106の先端部が連結されている。なお、連通管107と送気送水管路106とは、糸巻きにより接続固定されている。
Further, as shown in FIG. 6, the proximal end portion of the air /
送気送水管路106の基端部分は、分岐管108に連結されている。ここで、分岐管108の分岐端部108a,108bには、送気管路106a及び送水管路106bの先端部分が夫々接続されている。これにより、送気送水管路106は、送気管路106a及び送水管路106bと連通する。なお、各管路106,106a,106bと分岐管108とは、糸巻きにより接続固定されており、夫々の接続部分及び分岐管108全体の周囲に例えば接着剤などが塗布され、各接続部分が気密(水密)保持されている。
A proximal end portion of the air /
また、送気送水ノズル34に連通する送気管路106a及び送水管路106bは、ユニバーサルケーブル13のコネクタ14まで挿通しており、送気及び送水を行う図示しないポンプを内蔵した送気送水装置6に接続される。
Further, the air /
また、送気管路106a及び送水管路106bの中途部には、操作部12に配設された送気送水ボタン109が介装されている。そして、この送気送水ボタン109が操作されることにより、送気及び送水が行われる。
In addition, an air /
これにより、送気送水ノズル34の噴出口34aからは、空気などの気体又は滅菌水などの液体が噴出方向に噴出される。このとき、送気送水ノズル34の噴出口34aから噴出される滅菌水や空気などの流体が流体ガイド面26cに沿って第2の撮像ユニット30の第1レンズ61a側に導かれ、第2の撮像ユニット30の第1レンズ61aの表面に付着した体液、付着物等の汚れを除去及び洗浄して、清浄な状態での撮像及び観察視野を確保できるようにしている。
Thus, a gas such as air or a liquid such as sterilized water is ejected from the
また、図13は、先端カバー24に開口部35aを有する前方送水用管路35の構成を示す。図13に示すように先端部15の円柱部材15aに形成される第8の孔部15a8には、後端部側から略円筒状の管部材35bの先端部分が挿嵌されている。この管部材35bの基端部は円柱部材15aの後方に突出され、この管部材35bの基端部分に前方送水用管路35の先端部が連結されている。なお、前方送水用管路35の先端部は管部材35bの基端部分を覆い、先端部分が糸巻きにより接続固定されている。
FIG. 13 shows a configuration of a forward
この前方送水用管路35は、挿入部11、操作部12及びユニバーサルケーブル13を通って、コネクタ14まで挿通しており、前方送水装置7に接続される。この前方送水用管路35の中途部には、操作部12において、図示しない前方送水ボタンが介装されている。
The forward
この前方送水ボタンが操作されると、挿入部11の先端カバー24の開口部35aから体腔への挿入方向に向かって滅菌水などの液体が吹き付けられる。これにより、体腔内の被検部位に付着した体液などを洗浄することができる。なお、図1に示すように、前方送水装置7から延出するケーブルにフットスイッチ7aが接続されており、このフットスイッチ7aの操作により、ユーザーは、挿入部11の先端面から体腔への挿入方向に向かって滅菌水などの液体を吹き付けることもできる。
When this forward water supply button is operated, a liquid such as sterilized water is sprayed from the
さらに、図16(A)に示すように挿入部11の先端カバー24の外周面には、突出段部25の平面25a上の第1レンズ41aの配置位置から離れた反対側の角部端縁部に、それ以外の側面の角部端縁部201に比べて面取り角が大きい面取り角拡大部202(図16(A)中に実線で示す)を有する。この面取り角拡大部202は、面取り角Rが1〜1.3mm程度、面取り角拡大部202以外の側面の角部端縁部201は、面取り角Rが0.7〜1mm程度にそれぞれ設定されている。
Further, as shown in FIG. 16 (A), on the outer peripheral surface of the
また、プロセッサ4内には、第1の撮像ユニット28の第1の撮像素子51と、第2の撮像ユニット30の第2の撮像素子73とをそれぞれ駆動するドライブ回路110a,110bと、リレー基板86を介して前記2つの撮像素子51,73から夫々出力される撮像信号に対して信号処理を行う信号処理回路111と、信号処理回路111等の動作状態を制御する制御回路89とが設けられている。
Further, in the
また、内視鏡2の操作部12には、制御スイッチ112a,112bと、送気送水ボタン109と、図示しない湾曲操作ノブと、通常観察用の第2の撮像ユニット30のズーム操作を行う図示しないズームレバーと、図示しない前方送水ボタンと、上述の図示しない処置具挿通口とが設けられている。
The
これら制御スイッチ112a,112bは、夫々信号線113a,113bを介してプロセッサ4の制御回路89と接続されている。本実施の形態では、例えば制御スイッチ112aは、切換を指示する信号を発生し、制御スイッチ112bは、例えばフリーズ指示の信号を発生する。
These
リレー基板86は、例えば、制御スイッチ112aの操作に応じて、各撮像素子51,73にそれぞれ接続された信号ケーブル54,76のうちの一方が共通の信号ケーブル87と接続された状態から他方の信号ケーブルが前記信号ケーブル87と接続されるように切換動作を行う。
For example, according to the operation of the
具体的には、例えば、制御スイッチ112aが操作されることにより、制御回路89からスコープケーブル8内の切換信号線88を介してリレー基板86へ切換信号が出力される。リレー基板86は、制御回路89からの信号の入力端が通常において、L(LOW)レベルの状態となっており、切換制御端子をプルダウンしている。この状態では、通常観察用の第2の撮像ユニット30の信号ケーブル54が共通の信号ケーブル87と接続されるようになっている。また、起動開始状態でも、切換制御端子は、Lレベルとなるようにしている。つまり、切り換え指示の操作が行われないと、通常観察状態に設定されている。
Specifically, for example, when the
この状態において、ユーザーが、制御スイッチ112aを操作すると、制御回路89からの信号が切換信号線88を介してリレー基板86の入力端にH(HIGH)レベルとなる制御信号が印加され、切換制御端子をプルアップする。その状態では、対象物接触型の第1の撮像ユニット28の信号ケーブル54が共通の信号ケーブル87と接続されるようになっている。
In this state, when the user operates the
さらに、制御スイッチ112aを操作すると、切換制御端子にLレベルの信号が供給され、通常観察用の第2の撮像ユニット30の信号ケーブル54が共通の信号ケーブル87と接続されるようになっている。
Further, when the
また、制御スイッチ112aの操作に伴い、制御回路89は、信号処理回路111の動作状態を通常観察用の第2の撮像ユニット30の撮像素子51及び対象物接触型の第1の撮像ユニット28の撮像素子73に対応して動作を行うように制御する。
Further, in accordance with the operation of the
このプロセッサ4の信号処理回路111から出力される映像信号が入力されることにより、対象物接触型の第1の撮像ユニット28又は通常観察用の第2の撮像ユニット30の各内視鏡画像がモニタ5に表示される。
When the video signal output from the
また、各2つの撮像ユニット28,30によって撮影された被写体像がモニタ5(図1参照)に表示されるが、このモニタ5の上下方向が各撮像素子51,73のCCD素子又はCMOS素子の垂直転送方向と一致し、左右方向が各撮像素子51,73のCCD素子又はCMOS素子の水平転送方向に一致している。すなわち、各2つの撮像ユニット28,30により撮影された内視鏡画像の上下左右方向は、モニタ5の上下左右方向と一致している。
In addition, the subject image photographed by each of the two
このモニタ5に表示される内視鏡画像の上下左右方向に対応するように、挿入部11の湾曲部16の上下左右方向が決定される。つまり、湾曲部16内に挿通する4つの湾曲操作ワイヤ23が、上述したように、操作部12に設けられる湾曲操作ノブの所定の操作によって牽引弛緩され、湾曲部16は、モニタ5に表示される画像の上下左右方向に対応する上下左右の4方向へ湾曲自在となっている。
The vertical and horizontal directions of the bending
すなわち、通常観察と対象物接触型の拡大観察とが切替えられても、モニタ5に表示される内視鏡画像が常に湾曲部16の湾曲操作方向の上下左右方向が等しくなるように2つの撮像ユニット28,30は、夫々の撮像素子51,73の水平転送方向及び垂直転送方向が夫々一致するように先端部15内での設置方向が決められている。
That is, even when the normal observation and the object contact type enlarged observation are switched, the two imagings are performed so that the endoscopic image displayed on the monitor 5 is always equal in the vertical and horizontal directions of the bending operation direction of the bending
これにより、ユーザーは、内視鏡画像を通常観察画像と拡大観察画像とに切替えた際のモニタ5に表示される内視鏡画像の上下左右方向の違和感を受けることなく湾曲部16の上下左右方向の湾曲操作を行える。
Accordingly, the user can move the bending
次に、上記構成の内視鏡システム1の作用について説明する。本実施の形態の内視鏡2の使用時には内視鏡システム1は図1に示すようにセットされる。すなわち、ユーザーは、内視鏡2のコネクタ14を光源装置3に接続し、さらに、このコネクタ14にスコープケーブル8の一端を接続し、スコープケーブル8の他端をプロセッサ4に接続する。また送気管路106a及び送水管路106bを送気送水装置6に接続する。
Next, the operation of the endoscope system 1 having the above configuration will be described. When the
そして、ユーザーは、光源装置3やプロセッサ4などの電源スイッチをONにして、それぞれ動作状態に設定する。このとき、プロセッサ4の制御回路89は、制御信号等を送受信できる状態になる。
Then, the user turns on the power switches of the
また、起動状態では、リレー基板86は通常観察用の第2の撮像ユニット30側が選択されるように設定されている。このとき、制御回路89は、ドライブ回路110bを駆動させるように制御すると共に、信号処理回路111の動作状態を通常観察用の観察モードに設定する。
In the activated state, the
内視鏡システム1のセットが終了した後、患者の体内に内視鏡2を挿入する作業が開始される。この内視鏡2の挿入作業時にはユーザーは、内視鏡2の挿入部11を体腔内に挿入し、診断対象の患部等を観察できるように設定する。
After the setting of the endoscope system 1 is completed, the operation of inserting the
また、光源装置3は、照明光の供給状態となる。そして、ライトガイド93には例えばRGBの照明光が面順次で供給される。これに同期して、ドライブ回路110bは、CCDドライブ信号を出力し、第1の照明窓29および第2,第3の照明窓31,32を経て患者の体腔内の患部等を照明する。
Further, the
照明された患部等の被写体は、通常観察用の第2の撮像ユニット30の第2のレンズユニット55を通って、第2の撮像素子73の受光面に結像され、光電変換される。そして、この第2の撮像素子73は、ドライブ信号の印加により、光電変換した信号を出力する。この信号は、信号ケーブル76及びリレー基板86により選択されている共通の信号ケーブル87を介して信号処理回路111に入力される。この信号処理回路111内に入力された信号は、内部でA/D変換がされた後、R,G,B用メモリに一時格納される。
The illuminated subject such as an affected part passes through the
その後、R,G,B用メモリに格納された信号は、同時に読み出されて同時化されたR,G,B信号となり、さらにD/A変換されてアナログのR,G,B信号となり、モニタ5においてカラー表示される。これにより、通常観察用の第2の撮像ユニット30を使用して第2の撮像ユニット30の第1レンズ61aから離れた観察対象物を広範囲に観察する通常観察が行われる。
Thereafter, the signals stored in the R, G, B memory are simultaneously read and synchronized into R, G, B signals, and further D / A converted into analog R, G, B signals, The color is displayed on the monitor 5. Accordingly, normal observation is performed in which the observation object separated from the
この通常観察中に、第2の撮像ユニット30の第1レンズ61aの表面に体液、付着物等の汚れが付着した場合には送気送水ボタン109が操作される。この送気送水ボタン109の操作により、送気管路106a及び送水管路106bを通して送気及び送水が行われる。そして、突出段部25の下段部27の送気送水ノズル34の噴出口34aから、空気などの気体又は滅菌水などの液体が噴出方向に噴出される。このとき、送気送水ノズル34の噴出口34aから噴出される滅菌水や空気などの流体は、突出段部25の流体ガイド面26cに沿って第2の撮像ユニット30の第1レンズ61a側に導かれ、第2の撮像ユニット30の第1レンズ61aの表面に付着した体液、付着物等の汚れが除去及び洗浄されて、清浄な状態での撮像及び観察視野が確保される。
During this normal observation, when dirt such as a body fluid or a deposit adheres to the surface of the
さらに、体腔内の被検部位に体液などが付着して汚れた場合には前方送水ボタンが操作される。この前方送水ボタンの操作時には挿入部11の先端カバー24の開口部35aから体腔への挿入方向に向かって滅菌水などの液体が吹き付けられる。これにより、体腔内の被検部位に付着した体液などを洗浄することができる。
Further, when a body fluid or the like adheres to the site to be examined in the body cavity and becomes dirty, the forward water supply button is operated. When the front water supply button is operated, a liquid such as sterilized water is sprayed from the
また、通常観察用の第2の撮像ユニット30による観察は、患者の体内に挿入された内視鏡2の先端部が目的の観察対象部位まで導かれるまで継続される。そして、内視鏡2の先端部が目的の観察対象部位に接近した状態で、制御スイッチ112aがON操作される。
The observation by the
この制御スイッチ112aのON操作時には、制御回路89がこの切換指示信号を受けて、リレー基板86の切り換え制御を行う。このとき、制御回路89は、ドライブ回路110bを動作状態に制御すると共に、信号処理回路111を高倍率の観察モードに設定する。これにより、第2の撮像ユニット30による通常観察のモードから対象物接触型の第1の撮像ユニット28を使用した高倍率の観察モードに切替えられる。
When the
このように高倍率の観察モードに切替えられた状態で第1の撮像ユニット28の第1レンズ41aの先端部を対象物に接触させて観察対象の細胞組織などを高倍率で観察する高倍率の対象物接触観察などが行われる。なお、高倍率で拡大観察する場合には、予め関心部位に例えば色素が散布され、関心部位が染色されて細胞の輪郭を鮮明に観察できるようにしている。
In this way, in the state of switching to the high-magnification observation mode, the tip of the
そして、対象物接触型の第1の撮像ユニット28による生体組織Hの観察時には挿入部11の先端部15が生体組織Hの表面に押し付けられる。このとき、図15に示すように先端カバー24の突出段部25の部分が主に生体組織Hの表面に押し付けられ、これ以外の非突出面は生体組織Hの表面に対して被接触状態で保持される。そのため、突出段部25に配置されている第1の撮像ユニット28の先端の第1レンズ41aおよび第1の照明窓29の照明レンズ91が観察対象の細胞組織などの生体組織Hの表面に接触される。なお、超高倍率の第1の撮像ユニット28の観察範囲は、観察窓である第1レンズ41aから0〜100μmと観察深度が浅く、ブレやピントのズレの為に不安定な観察状態になりやすい。そのため、超高倍率の第1の撮像ユニット28にて観察する場合は、観察窓である第1レンズ41aを被検体に接触させ、内視鏡先端部15がブレない状態に保持した状態にて観察する。
Then, the
この状態で、第1の照明窓29の照明レンズ91を通して照明光が細胞組織などの生体組織Hに照射される。このとき、細胞組織などの生体組織Hに照射される照明光の一部は、図16(A)中に矢印で示すように細胞組織などの生体組織Hの内部まで透過され、第1の照明窓29の照明レンズ91の突き当て面の周囲にも拡散する。そのため、第1の撮像ユニット28の第1レンズ41aの前方の細胞組織などの生体組織Hの周囲部分にも照明光が照射される。これにより、細胞組織などの生体組織Hの表面に押し当てられている第1の撮像ユニット28の第1レンズ41aによって観察される部分にも照明光が照射されることにより、細胞組織などの生体組織Hの光が、第1の撮像ユニット28のレンズユニット36を通って、第1の撮像素子51の受光面に結像され、光電変換される。
In this state, the illumination light is applied to the living tissue H such as a cell tissue through the
なお、図16(A)中で、O3は第1の撮像ユニット28の第1レンズ41aの中心位置、O4は第1の照明窓29の照明レンズ91の中心位置、Lは第1レンズ41aの中心位置O3と照明レンズ91の中心位置O4との間の距離である。さらに、図18は、対象物接触型の第1の撮像ユニット28による観察時に第1の撮像ユニット28の第1レンズ41aの中心位置O3と第1の照明窓29の照明レンズ91の中心位置O4との間の距離Lの違いによる観察状態の違いを説明するための透過光強度と、透過波長との関係を示す特性図である。ここで、L1<L2である。この図18の特性図からも明らかなように第1レンズ41aの中心位置O3と照明レンズ91の中心位置O4との間の距離Lが小さい場合(L1)には透過光強度が大きくなる。さらに、生体組織中での光の散乱により、短波長側の光は長波長側の光よりも減衰しやすいことがわかる。
In FIG. 16A, O3 is the center position of the
そして、第1の撮像素子51は、ドライブ回路110bからのドライブ信号の印加により、光電変換した信号を出力する。この場合、第1の撮像素子51の内部で信号増幅されて第1の撮像素子51から出力される。この信号は、信号ケーブル54及びリレー基板86により選択されている共通の信号ケーブル87を経て信号処理回路111に入力される。
The
この信号処理回路111内に入力された信号は、内部でA/D変換された後、R,G,B用メモリに、例えば同時に格納される。その後、R,G,B用メモリに格納された信号は、同時に読み出されて同時化されたR,G,B信号となり、さらにD/A変換されてアナログのR,G,B信号となり、モニタ5に表示される。これにより、対象物接触型の第1の撮像ユニット28を使用した高倍率の観察モードで、第1の撮像ユニット28の第1レンズ41aの前方の細胞組織などの生体組織Hの観察が行われる。
The signal input into the
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、本実施の形態によれば、挿入部11の先端部15の突出段部25の平面25aに対象物接触型の第1の撮像ユニット28の観察レンズである第1レンズ41aと、第1の照明窓29とを配置し、中段部26の平面26aに第2,第3の照明窓31,32を配置している。そして、第1の照明窓29の面積が最も大きく、次に第2の照明窓31の面積が大きく、第3の照明窓32の面積が最も小さくなるように設定されている。これにより、3つの照明窓からの出射光量は、第1の照明窓29からの出射光量が最も大きく、次に第2の照明窓31からの出射光量が大きく、第3の照明窓32からの出射光量が最も小さくなるように設定されている。そのため、第2,第3の照明窓(第2,第3の照明部)31,32よりも出射光量が多い第1の照明窓29によって光源装置3側の調光を行うことができる。この場合には、第1の照明窓29よりも小さく出射光量が少ない第2,第3の照明窓(第2,第3の照明部)31,32によって光源装置3側の調光を行う場合に比べて第1の照明窓29からの出射光量を少なくすることができる。その結果、対象物接触型の第1の撮像ユニット28による観察時に第1の照明窓29の発熱を低減することができる。これにより、生体に接触観察する対象物接触型の第1の撮像ユニット28を備えた内視鏡2で好適な照明部の配置を実現することができる。
Therefore, the above configuration has the following effects. That is, according to the present embodiment, the
また、第1の撮像ユニット28によって接触観察する際の照明光は、生体組織内を透過してきた透過光となる。そのため、接触観察用の照明光は、内視鏡2の通常観察時とは異なり、生体内で散乱の影響を強く受けることになる。この場合、第1の撮像ユニット28の第1レンズ41aと第1の照明窓29との距離が離れると赤み(波長が長い)が強く、暗い画像となる。そこで、本実施の形態のように高倍率の第1の撮像ユニット28の観察レンズである第1レンズ41aと同面に配置する照明窓は1つ(第1の照明窓29)のみとし、第1の撮像ユニット28の第1レンズ41aの近傍に配置することにより、第1の照明窓29から出射された照明光が生体内で受ける散乱の影響を低減することができる。さらに、第1の撮像ユニット28の第1レンズ41aと同面に1つの照明窓(第1の照明窓29)のみを配置することにより、複数の照明光を照射する場合のように複数のスペクトルをもった光で生体組織(被検体)を照らさないため、色再現性の良い生体組織(被検体)の観察が可能となる効果がある。
Further, the illumination light used for contact observation by the
また、突出段部25の平面25aの同一面に高倍率の第1の撮像ユニット28の観察窓である第1レンズ41aと、第1の照明窓29とを設けている。これにより、第1の撮像ユニット28によって接触観察する際の照明光として、生体組織(被検体)からの回り込み光を利用するため、効率良く光を取り込むことが可能。そのため、接触観察用の第1の撮像ユニット28の明るさを向上でき、生体に接触観察する2眼スコープの最適な照明窓の配置を実現できる効果がある。
In addition, a
また、突出段部25の平面25aと中段部26の平面26aとの間の段差は、突出段部25が第2の撮像ユニット30の視野に入ることを防止できる高さ、例えば、約0.7mm程度に設定されている。これにより、通常観察用の第2の撮像ユニット30の視野エリアに突出部が入らないため、突出部による視野ケラレが生じずに通常観察を支障なく行うことが可能となる。
Further, the step between the
また、挿入部11の内部に配設された処置具挿通チャンネル33の先端開口部33aと、送気送水ノズル34とを下段部27の平面27aの同一面に配置した。これにより、送水時に送気送水ノズル34の先端開口部の噴出口34aの周辺に溜まった水を処置具挿通チャンネル33の先端開口部33aを介して吸引が可能となる。そのため、残水による観察への悪影響を低減でき、通常観察用の第2の撮像ユニット30の視野を良好な状態で確保することができる効果がある。
Further, the distal end opening 33 a of the treatment
また、送気送水ノズル34が配置された近傍の側面には突出部を設けず、送気送水ノズル34が配置された面より先端側へ突出した面は、送気送水ノズル34の先端開口部の噴出口34a側のみとした。これにより、送気送水ノズル34からの送水時の残水を挿入部11の側面側に流出させることができるため、第2の撮像ユニット30の観察レンズである第1レンズ61aへの残水が流れにくく、通常観察の視野確保が可能となる効果がある。
Further, the side surface in the vicinity where the air /
また、通常観察用の第2の撮像ユニット30の観察レンズである第1レンズ61aの位置より前方に突出した突出段部25は、送気送水ノズル34の噴出口34aからの噴出方向を延長させた領域以外の方向に配置した。これにより、送気送水ノズル34より噴出した送水が突出段部25に当たり、送水が第2の撮像ユニット30の第1レンズ61aに滞留することがないため、通常観察の視野確保が可能となる効果がある。
Further, the protruding
また、本実施の形態では挿入部11の先端部15に配設されている3つの照明窓、すなわち突出段部25の第1の照明窓29と、中段部26の第2,第3の照明窓31,32は、通常観察用の第2の撮像ユニット30の観察レンズである第1レンズ61aと略同一面(中段部26の平面26a)、又は先端側へ突出した生体組織(被検体)へ接触する面(突出段部25の平面25a)に配置した。これにより、通常観察のフレア防止効果がある。ここで、通常観察用の第2の撮像ユニット30の観察レンズである第1レンズ61aより照明窓が低い(凹む)位置に配置されている場合、第2の撮像ユニット30の第1レンズ61aの側面より照明光が入り込み、観察画像にフレアが生じる。そのため、少なくとも通常観察用の第2の撮像ユニット30の第1レンズ61aと同面か突出した面に照明窓を配置させることにより、第2の撮像ユニット30の第1レンズ61aの観察画像にフレアがでないような配置とした。
In the present embodiment, the three illumination windows arranged at the
また、図19は本発明の第2の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図1乃至図18参照)の内視鏡システム1の内視鏡2の構成を次の通り変更したものである。
FIG. 19 shows a second embodiment of the present invention. In the present embodiment, the configuration of the
すなわち、本実施の形態の内視鏡2では、先端カバー24の前面の下段部27の平面27aに前方送水用の開口部35aを配設したものである。なお、これ以外の部分は第1の実施の形態の内視鏡2と同一構成になっており、第1の実施の形態の内視鏡2と同一部分には同一の符号を付してここではその説明を省略する。
That is, in the
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、本実施の形態では処置具挿通チャンネル33の先端開口部33aと同一平面上に送気送水ノズル34と、前方送水用の開口部35aとが並設されているので、送気送水ノズル34や、前方送水用の開口部35aからの送水時に送気送水ノズル34や、前方送水用の開口部35aの周辺に溜まった水を処置具挿通チャンネル33の先端開口部33aを介して吸引が可能となる。その為、送気送水ノズル34や、前方送水用の開口部35aの周辺に溜まった残水による観察への悪影響を低減できる。
Therefore, the above configuration has the following effects. That is, in this embodiment, the air /
また、図20は本発明の第3の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図1乃至図18参照)の内視鏡システム1の内視鏡2の構成を次の通り変更したものである。
FIG. 20 shows a third embodiment of the present invention. In the present embodiment, the configuration of the
すなわち、本実施の形態の内視鏡2では、先端カバー24の前面の突出段部25の平面25aに高倍率の第1の撮像ユニット(第1の観察部)28の観察レンズである第1レンズ41aと、2つ(第1,第2)の照明窓131,132とが配設されている。ここでは、先端カバー24のほぼ中央位置に第1レンズ41aが配設され、図20中で、この第1レンズ41aの左側に照明窓の面積が最も大きい第1の照明窓131が配設され、第1レンズ41aの下側に照明窓の面積が最も小さい第2の照明窓132が配設されている。第2の照明窓132は、例えば小型の発光ダイオード(LED)など図示しないスイッチでオンオフ操作が可能な光源を使用している。
That is, in the
また、中段部26の平面26aには、通常観察用の第2の撮像ユニット(第2の観察部)30の観察レンズである第1レンズ61aと、第3の照明窓133とが配設されている。ここで、第1レンズ61aは、図20中で、第1レンズ41aの上側位置に配置され、第3の照明窓133は、図20中で、第2の撮像ユニット30の右側に配置されている。
Also, on the
さらに、中段部26の平面26aに配置されている第3の照明窓133は、第1の照明窓131の面積よりも小さく、第2の照明窓132の面積よりも大きくなるように設定されている。なお、本実施の形態では前方送水用の管路35と連通する開口部35aは、突出段部25の平面25a以外の非突出面に設けられている。これ以外の部分は第1の実施の形態の内視鏡2と同一構成になっており、第1の実施の形態の内視鏡2と同一部分には同一の符号を付してここではその説明を省略する。
Further, the
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、本実施の形態では先端カバー24の前面の突出段部25の平面25aに2つ(第1,第2)の照明窓131,132を配設し、第2の照明窓132としてオンオフ操作が可能な光源を使用している。そのため、第2の撮像ユニット30による通常観察時には3つの照明窓131,132,133から照明光を照射して観察対象を明るい照明光で観察することができる。
Therefore, the above configuration has the following effects. That is, in this embodiment, two (first and second)
また、高倍率の第1の撮像ユニット(第1の観察部)2による観察時には第2の照明窓132の光源をオフ操作し、第1の照明窓131のみから照明光を照射する。これにより、第1の照明窓131によって光源装置3側の調光を行うことができる。この場合には、第1の照明窓29よりも小さく出射光量が少ない第2,第3の照明窓(第2,第3の照明部)132,133によって光源装置3側の調光を行う場合に比べて第1の照明窓131からの出射光量を少なくすることができる。その結果、対象物接触型の第1の撮像ユニット28による観察時に第1の照明窓131の発熱を低減することができる。これにより、生体に接触観察する対象物接触型の第1の撮像ユニット28を備えた内視鏡2で好適な照明部の配置を実現することができる。
Further, during observation by the high-magnification first imaging unit (first observation unit) 2, the light source of the
また、先端カバー24の前面の突出段部25の平面25aを生体組織Hの表面に押し付けて第1の撮像ユニット28の先端の第1レンズ41aを観察対象の生体組織Hの表面に接触させ、細胞組織などの生体組織Hを高倍率で観察する場合に突出段部25の平面25aの2つ(第1,第2)の照明窓131,132のうちの一方、例えば第2の照明窓132をオフ操作することにより、第1の照明窓131からの照明光のみで観察対象を照明することができる。これにより、複数のスペクトルをもった光で被検体の生体組織Hを照らさないため、色再現性の良い生体組織(被検体)の観察が可能となる。なお、突出段部25に複数のLED光源の照明窓を設け、生体組織Hを高倍率観察する際に、高倍率観察用のLED光源の照明のみ点灯する構成にしても良い。
Further, the
さらに、生体組織Hを高倍率で観察する場合に接触時の照明光は、生体組織H内を透過してきた光となるので、照明光は、通常観察時とは異なり、生体内で散乱の影響を強く受けることになり、観察窓と照明窓の距離が離れると赤み(波長が長い)が強く、暗い画像となる。そこで、観察窓である第1の撮像ユニット28の先端の第1レンズ41aと第1の照明窓131との距離を近接させることにより、散乱の影響を低減することができる。
Further, when the living tissue H is observed at a high magnification, the illumination light at the time of contact becomes light transmitted through the living tissue H. Therefore, unlike the normal observation, the illumination light is affected by scattering in the living body. When the distance between the observation window and the illumination window is increased, redness (long wavelength) is strong and a dark image is obtained. Therefore, by making the distance between the
なお、本実施の形態では第1の照明窓131にライトガイド93を通して照明光を導光する光ファイバ式の照明光学系を使用した場合の例を示したが、第1の照明窓131の光源として発光ダイオード(LED)など図示しないスイッチでオンオフ操作が可能な光源を使用してもよい。
In the present embodiment, an example in which an optical fiber type illumination optical system that guides illumination light through the
また、図21は本発明の第4の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図1乃至図18参照)の内視鏡システム1の内視鏡2の構成を次の通り変更したものである。
FIG. 21 shows a fourth embodiment of the present invention. In the present embodiment, the configuration of the
すなわち、本実施の形態の内視鏡2では、図21に示すように先端カバー24の前面の突出段部25と下段部27との間の傾斜面25bと、下段部27の平面27aとの間に前方送水用の開口部35aが配設されている。なお、これ以外の部分は第1の実施の形態の内視鏡2と同一構成になっており、第1の実施の形態の内視鏡2と同一部分には同一の符号を付してここではその説明を省略する。
That is, in the
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、本実施の形態では前方送水用の管路35と連通する開口部35aは、先端カバー24の前面の突出段部25と下段部27との間の傾斜面25bと、下段部27の平面27aとの間に配設されているので、生体組織Hを高倍率で観察する場合に先端カバー24の前面の突出段部25を生体組織Hに接触させた際に前方送水用の開口部35aが生体組織Hに接触されにくくすることができる。そのため、前方送水用の開口部35aに残渣Qなどが詰まりにくくすることができ、開口部35aの詰まりを低減できる。
Therefore, the above configuration has the following effects. That is, in the present embodiment, the opening 35 a that communicates with the forward
さらに、送気送水ノズル34や、前方送水用の開口部35aからの送水時に送気送水ノズル34や、前方送水用の開口部35aの周辺に溜まった滅菌水を処置具挿通チャンネル33の先端開口部33aを介して吸引が可能となる。その為、送気送水ノズル34や、前方送水用の開口部35aの周辺に溜まった残水による観察への悪影響を低減できる。
Further, the sterilized water collected around the air /
また、図22は本発明の第5の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図1乃至図18参照)の内視鏡システム1の内視鏡2の構成を次の通り変更したものである。
FIG. 22 shows a fifth embodiment of the present invention. In the present embodiment, the configuration of the
すなわち、本実施の形態の内視鏡2では、図22に示すように先端カバー24の前面の突出段部25と中段部26との間の傾斜面25bと、突出段部25の平面25aとの間に前方送水用の開口部35aが配設されている。なお、これ以外の部分は第1の実施の形態の内視鏡2と同一構成になっており、第1の実施の形態の内視鏡2と同一部分には同一の符号を付してここではその説明を省略する。
That is, in the
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、本実施の形態では前方送水用の開口部35aは、先端カバー24の前面の突出段部25と中段部26との間の傾斜面25bと、突出段部25の平面25aとの間に配設されているので、前方送水用の開口部35aの一部が傾斜面25bに延設されている。そのため、前方送水用の開口部35aが先端カバー24の前面の突出段部25の平面25aの全体に形成されている場合に比べて前方送水の開口部35aの面積を広くすることができるので、前方送水の開口部35aに残渣Qなどが詰まりにくくすることができ、開口部35aの詰まりを低減できる。
Therefore, the above configuration has the following effects. That is, in the present embodiment, the forward
さらに、傾斜面25bにある開口部35aは、棒状の工具114が挿入しやすい。そのため、前方送水用の管路35の先端部の開口部35aが残渣Qなどで詰まったとしても、開口部35aに棒状の工具114を挿入することにより、残渣Qなどで詰まった前方送水の開口部35aの残渣Qなどの詰まりを解除しやすい。その結果、前方送水用の管路35の開口部35aの詰まりを防止することができ、内視鏡観察が行いやすい内視鏡2の先端部を提供することができる。
Furthermore, the rod-shaped
また、図23は本発明の第6の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図1乃至図18参照)の内視鏡システム1の内視鏡2の構成を次の通り変更したものである。なお、図23中で、第1の実施の形態の内視鏡2と同一部分には同一の符号を付してここではその説明を省略する。
FIG. 23 shows a sixth embodiment of the present invention. In the present embodiment, the configuration of the
すなわち、本実施の形態の内視鏡2では、図23に示すように先端カバー24の前面に前方に突出された突出段部141と、この突出段部141よりも1段低い低段部142とを有する。ここで、突出段部(突出部)141の端面は、挿入部11の軸方向と直交する平面141aによって形成されている。そして、この突出段部141の平面141aによって突出面が形成されている。
That is, in the
また、本実施の形態では突出段部141の平面141aは、先端カバー24の前面全体の円形状の1/2程度の面積に形成されている。すなわち、先端カバー24の円形状の前面全体の半分で、かつ上下間を結ぶ中心線の左側部分(図23に対して)に形成されている。
In the present embodiment, the
この突出段部141の平面141aには、通常観察位置から高倍率の拡大観察位置までズーム動作が可能なズーム光学系を備えた撮像ユニット143の観察レンズである第1レンズ143aと、2つ(第1,第2)の照明窓144,145とが配設されている。ここで、撮像ユニット143は図23中で、先端部15のほぼ中央上端位置に配置されている。第1の照明窓144は撮像ユニット143の右側位置、第2の照明窓145は撮像ユニット143の左側位置にそれぞれ配置されている。さらに、本実施の形態では第1の照明窓144の面積が第2の照明窓145よりも大きくなるように設定されている。なお、第2の照明窓145は、オンオフ操作が可能なLEDなどの光源を使用してもよい。
On the
低段部142は、突出段部141の平面141aとほぼ平行な平面142aを有する。この低段部142の平面142aには、挿入部11の内部に配設された処置具挿通チャンネル(鉗子チャンネルともいう)33の先端開口部33aと、送気送水ノズル34とが配設されている。
The
さらに、低段部142と突出段部141との間の壁部には、傾斜角度が例えば、45°程度の傾斜面141bと、この傾斜面141bよりも傾斜角度が小さい流体ガイド面141cとが形成されている。この流体ガイド面141cは、低段部142の送気送水ノズル34と、突出段部141の撮像ユニット143の第1レンズ143aとの間に配置されている。この流体ガイド面141cは、傾斜角度が例えば、18°程度の緩い傾斜面によって形成されている。
Further, the wall portion between the
また、低段部142と突出段部141との間の傾斜面141bには、前方送水用の開口部35aが配設されている。この開口部35aは、挿入部11に挿通された前方送水用の管路(前方送水チャンネル)35と連通されている。
Further, an
次に、上記構成の内視鏡システム1の作用について説明する。本実施の形態の内視鏡2の使用時には撮像ユニット143は通常観察状態と、対象物接触型の高倍率の観察状態とに選択的に切替え操作可能になっている。そして、患者の体内に内視鏡2を挿入する挿入作業時には撮像ユニット143は通常観察状態に切替え操作される。この場合は、撮像ユニット143を使用してこの撮像ユニット143の第1レンズ143aから離れた観察対象物を広範囲に観察する通常観察が行われる。
Next, the operation of the endoscope system 1 having the above configuration will be described. When the
この通常観察中に、撮像ユニット143の第1レンズ143aの表面に体液、付着物等の汚れが付着した場合には送気送水ボタン109が操作される。この送気送水ボタン109の操作により、送気管路106a及び送水管路106bを通して送気及び送水が行われる。そして、先端カバー24の低段部27の送気送水ノズル34の噴出口34aから、空気などの気体又は滅菌水などの液体が噴出方向に噴出される。このとき、送気送水ノズル34の噴出口34aから噴出される滅菌水や空気などの流体は、突出段部141の流体ガイド面141cに沿って撮像ユニット143の第1レンズ143a側に導かれ、撮像ユニット143の第1レンズ143aの表面に付着した体液、付着物等の汚れが除去及び洗浄されて、清浄な状態での撮像及び観察視野が確保される。
During this normal observation, if dirt such as a body fluid or a deposit adheres to the surface of the
さらに、体腔内の被検部位に体液などが付着して汚れた場合には前方送水ボタンが操作される。この前方送水ボタンの操作時には挿入部11の先端カバー24の開口部35aから体腔への挿入方向に向かって滅菌水などの液体が吹き付けられる。これにより、体腔内の被検部位に付着した体液などを洗浄することができる。
Further, when a body fluid or the like adheres to the site to be examined in the body cavity and becomes dirty, the forward water supply button is operated. When the front water supply button is operated, a liquid such as sterilized water is sprayed from the
また、通常観察用の撮像ユニット143による観察は、患者の体内に挿入された内視鏡2の先端部が目的の観察対象部位まで導かれるまで継続される。そして、内視鏡2の先端部15が目的の観察対象部位に接近した状態で、制御スイッチ112aがON操作されて対象物接触型の撮像ユニット143のズーム光学系が高倍率の観察モードに切替えられる。
The observation by the
このように撮像ユニット143のズーム光学系が高倍率の観察モードに切替えられた場合には挿入部11の先端部15が生体組織Hの表面に押し付けられる。このとき、先端カバー24の突出段部141の部分が主に生体組織Hの表面に押し付けられ、これ以外の非突出面は生体組織Hの表面に対して被接触状態で保持される。そのため、突出段部141に配置されている撮像ユニット143の先端の第1レンズ143aと、第1の照明窓144と第2の照明窓145の各照明レンズが観察対象の細胞組織などの生体組織Hの表面に接触される。これにより、撮像ユニット143を対象物接触型の光学系として使用した高倍率の観察モードで、撮像ユニット143の第1レンズ143aの前方の細胞組織などの生体組織Hの観察が行われる。なお、この高倍率の観察モードに切替えられた場合には第2の照明窓145への照明光の導光が遮断され、第1の照明窓144のみに照明光が導光されるようになっている。
As described above, when the zoom optical system of the
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、本実施の形態では、先端カバー24の前面の突出段部141の平面141aに2つ(第1,第2)の照明窓144,145を配設し、撮像ユニット143による通常観察時には2つの照明窓144,145から照明光を照射して観察対象を明るい照明光で観察することができる。
Therefore, the above configuration has the following effects. That is, in the present embodiment, two (first and second)
また、撮像ユニット143のズーム光学系が高倍率の観察モードに切替えられた場合には第2の照明窓145への照明光の導光が遮断され、第1の照明窓144のみから照明光を照射する。これにより、第1の照明窓144によって光源装置3側の調光を行うことができる。この場合には、第1の照明窓144よりも小さく出射光量が少ない第2の照明窓145によって光源装置3側の調光を行う場合に比べて第1の照明窓144からの出射光量を少なくすることができる。その結果、撮像ユニット143を対象物接触型の光学系として使用した高倍率の観察モードによる観察時に第1の照明窓144の発熱を低減することができる。これにより、撮像ユニット143を対象物接触型の光学系として使用した高倍率の観察モードを備えた内視鏡2で好適な照明部の配置を実現することができる。
In addition, when the zoom optical system of the
また、先端カバー24の前面の突出段部141の平面141aを生体組織Hの表面に押し付けて撮像ユニット143を観察対象の生体組織Hの表面に接触させ、細胞組織などの生体組織Hを高倍率で観察する場合に突出段部141の平面141aの2つ(第1,第2)の照明窓144,145のうちの一方、例えば第2の照明窓145をオフ操作することにより、第1の照明窓144からの照明光のみで観察対象を照明することができる。これにより、複数のスペクトルをもった光で被検体の生体組織Hを照らさないため、色再現性の良い生体組織(被検体)の観察が可能となる。なお、突出段部141に複数のLED光源の照明窓を設け、生体組織Hを高倍率観察する際に、高倍率観察用のLED光源の照明のみ点灯する構成にしても良い。
Further, the
さらに、生体組織Hを高倍率で観察する場合に接触時の照明光は、生体組織H内を透過してきた光となるので、照明光は、通常観察時とは異なり、生体内で散乱の影響を強く受けることになり、観察窓と照明窓の距離が離れると赤み(波長が長い)が強く、暗い画像となる。そこで、観察窓である撮像ユニット143の先端の第1レンズ143aと第1の照明窓144との距離を近接させることにより、散乱の影響を低減することができる。
Further, when the living tissue H is observed at a high magnification, the illumination light at the time of contact becomes light transmitted through the living tissue H. Therefore, unlike the normal observation, the illumination light is affected by scattering in the living body. When the distance between the observation window and the illumination window is increased, redness (long wavelength) is strong and a dark image is obtained. Therefore, the influence of scattering can be reduced by making the distance between the
なお、本実施の形態では第1の照明窓144にライトガイド93を通して照明光を導光する光ファイバ式の照明光学系を使用した場合の例を示したが、第1の照明窓144の光源として発光ダイオード(LED)など図示しないスイッチでオンオフ操作が可能な光源を使用してもよい。
In this embodiment, an example in which an optical fiber type illumination optical system that guides illumination light through the
また、本実施の形態では先端カバー24の前面に突出段部141と、低段部142とを有し、突出段部141の平面141aに、通常観察位置から高倍率の拡大観察位置までズーム動作が可能なズーム光学系を備えた撮像ユニット143の観察レンズである第1レンズ143aと、第1,第2の照明窓144,145とを配設したので、通常観察用の撮像ユニットと高倍率の拡大観察用の撮像ユニットとを別個に設ける場合に比べて撮像ユニットの設置スペース全体を小型化することができる。そのため、内視鏡2の先端部15の小型化、細径化を図ることができる。
In this embodiment, the
さらに、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施できることは勿論である。
次に、本出願の他の特徴的な技術事項を下記の通り付記する。
記
(付記項1) 被検体に挿入するための挿入部と、前記挿入部の先端部に突出して設けられ前記被検体を観察するための観察部を配置する突出面と、前記挿入部の非突出面に設けられ、前記非突出面に配置された前記被検体に光を照射するための第1の照明部と、前記突出面に設けられ前記第1の照明部に対して出射光量の多い第2の照明部と、を有することを特徴とする内視鏡の先端部。
Furthermore, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made without departing from the scope of the present invention.
Next, other characteristic technical matters of the present application are appended as follows.
Record
(Additional Item 1) An insertion portion for insertion into a subject, a projecting surface on which an observation portion for observing the subject provided to project at the distal end portion of the insertion portion, and a non-projection of the insertion portion A first illuminating unit for irradiating light to the subject disposed on the non-projecting surface and a large amount of emitted light with respect to the first illuminating unit provided on the projecting surface. And an illuminating section of the endoscope.
(付記項2) 前記突出面に配置される照明手段は前記第2の照明部のみであることを特徴とする付記項1に記載の内視鏡の先端部。 (Additional Item 2) The distal end portion of the endoscope according to Additional Item 1, wherein the illuminating means disposed on the protruding surface is only the second illuminating unit.
(付記項3) 前記第1の照明部は前記第2の照明部に対して独立して非出射状態に制御できることを特徴とする付記項1に記載の内視鏡の先端部。 (Additional Item 3) The distal end portion of the endoscope according to Additional Item 1, wherein the first illumination unit can be controlled to be in a non-emission state independently of the second illumination unit.
(付記項4) 前記非突出面には前記被検体を観察するために第2の観察部が配置されていることを特徴とする付記項1に記載の内視鏡の先端部。 (Additional Item 4) The distal end portion of the endoscope according to Additional Item 1, wherein a second observation unit is disposed on the non-projecting surface to observe the subject.
(付記項5) 前記第2の観察部に対して前記観察部は高倍率の観察部であることを特徴とする付記項4記載の内視鏡の先端部。
(Additional Item 5) The distal end portion of the endoscope according to
(付記項6) 前記観察部は0〜約100μmの観察深度を有し、被検体に接触させて観察するための観察部であることを特徴とする付記項4に記載の内視鏡の先端部。
(Additional Item 6) The distal end of the endoscope according to
(付記項7) 前記非突出面にはさらに第3の照明部が配置されていることを特徴とする付記項1に記載の内視鏡の先端部。 (Additional Item 7) The distal end portion of the endoscope according to Additional Item 1, wherein a third illumination unit is further disposed on the non-projecting surface.
(付記項8) 前記第1の照明部と第2の照明部とは同一の光源から照明光が供給されるとともに、前記光源は前記観察部に設けられた撮像手段の撮像信号に基づいて調光の制御を行う調光制御手段を有していることを特徴とする付記項1に記載の内視鏡の先端部。 (Additional Item 8) The first illumination unit and the second illumination unit are supplied with illumination light from the same light source, and the light source is adjusted based on an imaging signal of an imaging unit provided in the observation unit. The distal end portion of the endoscope according to Additional Item 1, further comprising dimming control means for controlling light.
(付記項9) 前記突出面にはさらに第3の照明部が配置されており、前記第3の照明部は前記第2の照明部に対して独立して非出射状態に制御できることを特徴とする付記項1に記載の内視鏡の先端部。 (Additional Item 9) A third illuminating unit is further arranged on the protruding surface, and the third illuminating unit can be controlled to a non-emission state independently of the second illuminating unit. The distal end portion of the endoscope according to appendix 1.
(付記項10) 被検体に挿入する挿入部と、前記挿入部の先端部に設けられ前記被検体を観察するための第1の観察部を配置する第1の先端面と、前記第1の先端面に対して先端側へ突出して設けられ、前記被検体を観察するための第2の観察部を配置するための第2の先端面と、前記第1の先端面に配置された前記被検体に光を照射するための第1の照明部と、前記第2の先端面に配置され前記第1の照明部に対して出射光量の多い第2の照明部と、を有することを特徴とする内視鏡の先端部。 (Additional Item 10) An insertion portion to be inserted into a subject, a first distal end surface on which a first observation portion for observing the subject is provided at a distal end portion of the insertion portion, and the first A second tip surface provided to project toward the tip side with respect to the tip surface and for placing a second observation unit for observing the subject, and the subject placed on the first tip surface A first illuminating unit for irradiating the specimen with light; and a second illuminating unit disposed on the second distal end surface and having a larger quantity of emitted light than the first illuminating unit. The tip of the endoscope.
(付記項11) 前記第2の先端面に配置される照明手段は前記第2の照明部のみであることを特徴とする付記項10に記載の内視鏡の先端部。
(Additional Item 11) The distal end portion of the endoscope according to
(付記項12) 前記第1の照明部は前記第2の照明部に対して独立して非出射状態に制御できることを特徴とする付記項10に記載の内視鏡の先端部。
(Additional remark 12) The front-end | tip part of the endoscope of
(付記項13) 前記第2の観察部は前記第1の観察部に対して高倍率な観察部であることを特徴とする付記項10に記載の内視鏡の先端部。
(Additional Item 13) The distal end portion of the endoscope according to
(付記項14) 前記第2の観察部は0〜約100μmの観察深度を有し、被検体に接触させて観察するための観察部であることを特徴とする付記項10に記載の内視鏡の先端部。
(Additional Item 14) The internal observation according to
(付記項15) 前記第1の先端面にはさらに第3の照明部が配置されていることを特徴とする付記項10に記載の内視鏡の先端部。
(Additional Item 15) The distal end portion of the endoscope according to
(付記項16) 前記第1の照明部と第2の照明部とは同一の光源から照明光が供給されるとともに、前記光源は前記第1の観察部に設けられた第1の撮像手段もしくは前記第2の観察部に設けられた第2の撮像手段の撮像信号に基づいて調光の制御を行う調光制御手段を有していることを特徴とする付記項10に記載の内視鏡の先端部。
(Additional Item 16) The first illumination unit and the second illumination unit are supplied with illumination light from the same light source, and the light source is a first imaging unit provided in the first observation unit or The endoscope according to
(付記項17) 前記第2の先端面にはさらに第3の照明部が配置されており、前記第3の照明部は前記第2の照明部に対して独立して非出射状態に制御できることを特徴とする付記項10に記載の内視鏡の先端部。
(Additional Item 17) A third illumination unit is further disposed on the second tip surface, and the third illumination unit can be controlled to a non-emission state independently of the second illumination unit. The distal end portion of the endoscope according to
(付記項18) 被検体に挿入する挿入部と、前記挿入部の先端部に設けられ前記被検体を観察するための第1の観察部を配置する第1の先端面と、前記第1の先端面に対して基端側に設けられ、前記被検体を観察するための第2の観察部を配置するための第2の先端面と、前記第1の先端面に配置された前記被検体に光を照射するための第1の照明部と、前記第2の先端面に配置され前記第1の照明部に対して出射光量の少ない第2の照明部と、を有することを特徴とする内視鏡の先端部。 (Additional Item 18) An insertion portion to be inserted into a subject, a first distal end surface on which a first observation portion for observing the subject is provided at a distal end portion of the insertion portion, and the first A second distal surface for disposing a second observation unit for observing the subject, which is provided on the proximal end side with respect to the distal surface, and the subject disposed on the first distal surface A first illuminating unit for irradiating light, and a second illuminating unit disposed on the second tip surface and having a smaller amount of emitted light than the first illuminating unit. End of the endoscope.
(付記項19) 前記第1の先端面に配置される照明手段は前記第1の照明部のみであることを特徴とする付記項18に記載の内視鏡の先端部。
(Additional Item 19) The distal end portion of the endoscope according to
(付記項20) 前記第2の照明部は前記第1の照明部に対して独立して非出射状態に制御できることを特徴とする付記項18に記載の内視鏡の先端部。
(Additional Item 20) The distal end portion of the endoscope according to
(付記項21) 前記第1の観察部は前記第2の観察部に対して高倍率な観察部であることを特徴とする付記項18に記載の内視鏡の先端部。
(Additional Item 21) The distal end portion of the endoscope according to
(付記項22) 前記第2の観察部は0〜約100μmの観察深度を有し、被検体に接触させて観察するための観察部であることを特徴とする付記項18に記載の内視鏡の先端部。
(Additional Item 22) The internal observation according to
(付記項23) 前記第2の先端面にはさらに第3の照明部が配置されていることを特徴とする付記項18に記載の内視鏡の先端部。
(Additional Item 23) The distal end portion of the endoscope according to
(付記項24) 前記第1の照明部と第2の照明部とは同一の光源から照明光が供給されるとともに、前記光源は前記第1の観察部に設けられた第1の撮像手段もしくは前記第2の観察部に設けられた第2の撮像手段の撮像信号に基づいて調光の制御を行う調光制御手段を有していることを特徴とする付記項18に記載の内視鏡の先端部。
(Additional Item 24) The first illumination unit and the second illumination unit are supplied with illumination light from the same light source, and the light source is a first imaging unit provided in the first observation unit or The endoscope according to
(付記項25) 前記第1の先端面にはさらに第3の照明部が配置されており、前記第3の照明部は前記第1の照明部に対して独立して非出射状態に制御できることを特徴とする付記項18に記載の内視鏡の先端部。
(Additional Item 25) A third illumination unit is further disposed on the first tip surface, and the third illumination unit can be controlled to a non-emission state independently of the first illumination unit.
(付記項26) 前記付記項1乃至付記項25のいずれかを有することを特徴とする内視鏡。 (Additional Item 26) An endoscope having any one of the additional items 1 to 25.
本発明は、例えば、体腔内に内視鏡を挿入し、通常観察用の観察光学系と、対物光学系の先端部を対象物に接触させてその対象物を観察する対象物接触型の観察光学系を備えた内視鏡を使用する技術分野や、その内視鏡を製造する技術分野に有効である。 The present invention provides, for example, an object contact type observation in which an endoscope is inserted into a body cavity, and the observation optical system for normal observation and the tip of the objective optical system are brought into contact with the object to observe the object. This is effective in a technical field that uses an endoscope having an optical system and a technical field that manufactures the endoscope.
11…挿入部、15…先端部、25…突出段部(突出部)、25a…平面(突出面)、28…第1の撮像ユニット(第1の観察部)、29…第1の照明窓、41a…第1レンズ、26…中段部、26a…平面、31…第2の照明窓。
DESCRIPTION OF
Claims (25)
前記挿入部の先端部に突出して設けられ、前記被検体を観察する観察部と、前記被検体に光を照射する第1の照明部とが配置された突出面と、
前記挿入部の非突出面に配置され、前記被検体に光を照射する第2の照明部と、
前記第1の照明部の出射光量を前記第2の照明部の出射光量よりも多く設定する手段と、
を具備したことを特徴とする内視鏡の先端部。 An insertion section for insertion into a subject;
A projecting surface on which an observation unit for observing the subject and a first illumination unit for irradiating the subject with light are arranged to project from the distal end of the insertion unit;
A second illumination unit disposed on a non-projecting surface of the insertion unit and irradiating the subject with light;
Means for setting the amount of emitted light of the first illumination unit to be larger than the amount of emitted light of the second illumination unit;
An endoscope distal end portion characterized by comprising:
前記内視鏡は、前記第1の照明部と第2の照明部とに同一の光源から照明光を供給させる照明光供給手段を有し、
前記光源は、前記撮像手段の撮像信号に基づいて調光の制御を行う調光制御手段を有することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡の先端部。 The observation unit includes an imaging unit,
The endoscope has illumination light supply means for supplying illumination light from the same light source to the first illumination unit and the second illumination unit,
The distal end portion of the endoscope according to claim 1, wherein the light source includes a dimming control unit that performs dimming control based on an imaging signal of the imaging unit.
前記第3の照明部は、前記第1の照明部に対して独立して非出射状態に制御できることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡の先端部。 The protruding surface is further provided with a third illumination part,
The distal end portion of the endoscope according to claim 1, wherein the third illumination unit can be controlled to be in a non-emission state independently of the first illumination unit.
前記挿入部の先端部に設けられ、前記被検体を観察する第1の観察部が配置された第1の先端面と、
前記第1の先端面に対して先端側へ突出して設けられ、前記被検体を観察するための第2の観察部が配置される第2の先端面と、
前記第1の先端面に配置され、前記被検体に光を照射するための第1の照明部と、
前記第2の先端面に配置され、前記第1の照明部よりも出射光量が多い第2の照明部と、
を有することを特徴とする内視鏡の先端部。 An insertion portion to be inserted into the subject;
A first tip surface provided at a tip portion of the insertion portion and provided with a first observation portion for observing the subject;
A second tip surface provided to protrude toward the tip side with respect to the first tip surface, on which a second observation unit for observing the subject is disposed;
A first illumination unit disposed on the first tip surface for irradiating the subject with light;
A second illumination unit disposed on the second tip surface and having a larger amount of emitted light than the first illumination unit;
A distal end portion of an endoscope characterized by comprising:
前記第2の観察部は、第2の撮像手段を有し、
前記内視鏡は、前記第1の照明部と第2の照明部とに同一の光源から照明光を供給させる照明光供給手段を有し、
前記光源は、前記第1の撮像手段もしくは前記第2の撮像手段の撮像信号に基づいて調光の制御を行う調光制御手段を有することを特徴とする請求項10に記載の内視鏡の先端部。 The first observation unit includes first imaging means,
The second observation unit includes a second imaging unit,
The endoscope has illumination light supply means for supplying illumination light from the same light source to the first illumination unit and the second illumination unit,
The endoscope according to claim 10, wherein the light source includes a dimming control unit that performs dimming control based on an imaging signal of the first imaging unit or the second imaging unit. Tip.
前記第3の照明部は、前記第2の照明部に対して独立して非出射状態に制御できることを特徴とする請求項10に記載の内視鏡の先端部。 The second front end surface is further provided with a third illumination unit,
The distal end portion of the endoscope according to claim 10, wherein the third illuminating unit can be controlled to a non-emission state independently of the second illuminating unit.
前記挿入部の先端部に設けられ、前記被検体を観察する第1の観察部が配置された第1の先端面と、
前記第1の先端面に対して基端側に設けられ、前記被検体を観察する第2の観察部が配置された第2の先端面と、
前記第1の先端面に配置され、前記被検体に光を照射する第1の照明部と、
前記第2の先端面に配置され、前記第1の照明部よりも出射光量の少ない第2の照明部と、
を有することを特徴とする内視鏡の先端部。 An insertion portion to be inserted into the subject;
A first tip surface provided at a tip portion of the insertion portion and provided with a first observation portion for observing the subject;
A second distal end surface provided on a proximal end side with respect to the first distal end surface, and disposed with a second observation unit for observing the subject;
A first illuminating unit disposed on the first tip surface and irradiating the subject with light; and
A second illumination unit disposed on the second tip surface and having a smaller amount of emitted light than the first illumination unit;
A distal end portion of an endoscope characterized by comprising:
前記第2の観察部は、第2の撮像手段を有し、
前記内視鏡は、前記第1の照明部と第2の照明部とに同一の光源から照明光を供給させる照明光供給手段を有し、
前記光源は前記第1の撮像手段もしくは前記第2の撮像手段の撮像信号に基づいて調光の制御を行う調光制御手段を有することを特徴とする請求項18に記載の内視鏡の先端部。 The first observation unit includes first imaging means,
The second observation unit includes a second imaging unit,
The endoscope has illumination light supply means for supplying illumination light from the same light source to the first illumination unit and the second illumination unit,
19. The endoscope distal end according to claim 18, wherein the light source includes a dimming control unit that performs dimming control based on an imaging signal of the first imaging unit or the second imaging unit. Department.
前記第3の照明部は、前記第1の照明部に対して独立して非出射状態に制御できることを特徴とする請求項18に記載の内視鏡の先端部。 The first front end surface is further provided with a third illumination unit,
The distal end portion of the endoscope according to claim 18, wherein the third illuminating unit can be controlled to be in a non-exiting state independently of the first illuminating unit.
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