JP2006317684A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 磁気ブラシの主走査方向の密度を制御し、像担持体主走査方向の帯電を均一にする。
【解決手段】 複数の発光素子を所定間隔で配列した発光素子アレイチップを複数配列して成る発光素子アレイと、結像素子アレイとから成る光書き込みユニットと、当該光書き込みユニットの光出力により画像が形成される像担持体(1)とを備えており、前記像担持体に磁気ブラシを接触させ、像担持体に電圧印加することで像担持体を帯電することで現像を行う画像形成装置において、磁気ブラシを構成する磁性粒子を保持する現像剤担持体表面上に、周方向に延在する凹凸を形成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、固体光書き込み方式及び磁気ブラシ帯電方式を使用する画像形成装置に関するものであり、特にデジタル複写機、プリンタ、デジタルファクシミリなどのデジタル出力機器に適用されるものである。
特開昭63−149669号公報 特開平6−3927号公報 特願平5−66150号公報 特開昭59−133569号公報 特開平4−21873号公報 特開平4−116674号公報 特開2000−89543号公報 特開2000−338748号公報
近年、デジタル複写機、プリンタ、デジタルファクシミリ等のデジタル画像出力機器の小型化に伴い、デジタル書き込みを行うための光書き込みユニット(露光ユニット)の小型化が要求されている。そしてデジタル書き込み方式として、現在では大きく分けて2種類に分類することができる。その一つは、半導体レーザ等の光源から出射された光束を光偏向器によって光走査し、走査結像レンズによって光スポットを形成する光走査方式である。他の一つは、LEDアレイや有機ELアレイ等の発光素子アレイから出射された光束を、結像素子アレイによって光スポットを形成する固体光書き込み方式である。光走査方式は光偏向器によって光を走査するため、光路長が大きくなってしまうのに対し、固体光書き込み方式は光路長を非常に短くすることが可能であるため、光書き込みユニットをコンパクトに構成することができるというメリットがある。
固体光書き込み方式の光書き込みユニットは、複数の発光素子からなる発光素子アレイと、複数の結像素子からなる結像素子アレイとから構成される。ロッドレンズアレイを用いた光書き込みユニットの一例を図7に示す。発光素子アレイとしては、一般的に発光素子として発光ダイオード(LED)を所定の配列ピッチで配列したLEDアレイが用いられている。LEDアレイは、例えば図7(a)、(b)、(c)に示すように、基板121上に数十〜百程度の発光素子アレイチップ122が実装されており、各発光素子アレイチップ122上には、LEDによる発光素子が数十〜数百個程度、所定間隔に配列されている。このとき、隣り合う発光素子アレイチップ122は、その端部同士の発光素子(発光ダイオード)の間隔が、前記所定間隔になるように、基板21上に実装されている。なお参照番号123はドライバ、124はコネクタ部である。
固体光書き込み方式の光書き込みユニットに用いられる結像素子アレイとしては、屈折率分布型のロッドレンズを複数個束ねたロッドレンズアレイが一般的に用いられている。図8に示すように、ロッドレンズ125が二列に俵積みに束ねられ、周囲を側板126によって保持されている。ロッドレンズ125間には不透明部材127が充填され固化される。
発光ダイオードアレイと結像素子アレイを用いた光書き込みユニットを露光ユニットとして、1on2off、すなわち、1ドット発光、2ドット非発光を繰り返したパターンで、像担持体(例えば感光体)の送り方向に平行な縦線画像を出力すると、像担持体の送り方向に0.5〜1mm程度の幅を有した縦筋が見られる。この縦筋は、光スポットの露光強度分布における特性値の比較結果と画像上に見られる濃度ムラとの対応関係によって発生しており、発光素子の光スポットの露光強度は素子ごとにばらつきがあることが原因である。
上記のように、固体光書き込み装置を用いると主走査方向に不安定な画像が形成される一方、副走査方向のdutyが小さいため、ほぼ静止ビームとして扱うことができ、副走査方向に対しては安定な画像が形成される。これは、光走査方式においては主走査方向には安定な画像が形成されるが、副走査方向には不安定な画像となるのと対照的である。
上記のような副走査方向の不安定さを解消するためには素子ごとの発光量の制御が必要である。また、この主走査方向の不安定さは像担持体の帯電が不均一だと一層強調される。同じ露光量分布のビームスポットに対しても、初期帯電量が違えば形成される潜像は異なり、トナーにより顕像化された画像は異なった画像となるからである。
したがって、発光素子ごとの露光量分布が均一でないとき、帯電ムラを極力なくす必要がある。逆にいえば、発光素子ごとの露光量分布が不均一でも帯電分布が均一ならば、画像の不均一さは目立たなくすることが可能である。
一方、像担持体の帯電手段については、従来、非接触系であるコロナ帯電器が多用されていた。これは、当該コロナ帯電器を像担持体に非接触に対向させて配設し、高電圧(例えば、5〜8kV)を金属製の放電ワイヤに印加して、放電ワイヤの周辺に気体放電を生じさせ、その際に発生する電荷イオン下に像担持体を曝すことで電荷イオンが吸着され、帯電が行われる。
このような従来の画像形成装置に用いられているコロナ帯電器は、被帯電体と機械的に接触することなく帯電させることができるため、帯電時に被帯電体を傷付けることがないという利点を有している。しかしながら、このようなコロナ帯電器は、放電ワイヤが露出しているという構造上、感電やリークの危険が伴うこと、気体放電により被帯電体の表面が劣化し寿命が短くなること、更には、気体放電に伴って発生するオゾンが人体に有害であること等の欠点を有している。加えて、コロナ帯電器による帯電電位は温度、湿度に強く影響されるので、不安定であるという問題もある。また、通信端末機や情報処理装置のプリンタ内部に組み込まれる場合には、高電圧によるノイズ発生が大きな欠点となっている。
更に、近年は、エコロジーが注目されるにつれて、低オゾン・低電力等の利点を有することから、上記コロナ帯電器のような非接触系である帯電装置に代わって、接触系の接触帯電装置が実用化されてきている。接触帯電装置としてはゴムローラ、固定ブラシ、ロール形状のファーブラシ、磁気ブラシ等、様々な部材がある。
例えば、接触部材としてローラを用いたローラ帯電方式は、特許文献1に開示されているように、帯電安定性が良好であるという利点を有するが、このような接触帯電においても、その本質的な帯電機構は接触帯電部材から被帯電体への放電現象を用いているため、微量のオゾンが発生する。また、環境の変化による帯電ローラ及び被帯電体の電気抵抗の変動により被帯電体の表面電位も変動が起こりやすく、更に、放電による被帯電体表面の劣化等が顕著になり新たな問題点となっている。
そこで、環境変動の少ない接触帯電方式として例えば特許文献2、特許文献3に、導電性の接触帯電部材に電圧を印加し、被帯電体の表面にあるトラップ準位に電荷を注入する電荷注入帯電方式が開示されている。
上記電荷注入帯電方式で用いられる接触帯電部材としては、磁気ブラシやファーブラシ等が用いられるが、ファーブラシは、長期使用、長期放置による毛倒れが生じた場合に帯電性が悪化してしまうという不具合がある。また、電荷の授受を妨げないように帯電部材の抵抗はより低い方が好ましいが、接触帯電方式の場合、被帯電体上に傷やピンホール等の低圧欠陥部があり、かつ帯電部材の抵抗が低いとリーク電流が生じ、電源電圧が降下して帯電不良となる。このため、実用上は帯電部材が或る程度以上の抵抗を保持している必要がある。一方で、抵抗が高すぎると、帯電に必要な電流を流すことができず、電荷の注入性が落ちてしまうので、帯電部材を早回しする等の手段を用いて、帯電部材と被帯電体との接触機会を増やし、電荷の注入能力を確保する必要がある。
以上のように、注入帯電方式に用いる帯電部材としては、被帯電体と密に接触でき、かつ被帯電体に対して周速差を持つことが可能な部材という観点から、磁気ブラシ、磁性流体などの磁気拘束系の帯電部材(磁気ブラシ帯電部材)が適している(特許文献4、特許文献5、特許文献6参照)。
磁気ブラシ帯電部材は、現像剤担持体に磁性粒子を磁気力で拘束して磁気ブラシとして付着させたもので、当該磁気ブラシを像担持体たる感光体に接触させ、電圧を印加して感光体の帯電を行うものである。より具体的には、
(1)現像剤担持体(磁気ブラシ担持体)が回転可能なスリーブであり、当該スリーブ内に配設した固定のマグネットロール(磁石)の磁気力で磁性粒子がスリーブ外面に拘束されて磁気ブラシとして付着保持されている形態のもの(スリーブ型)
(2)磁気ブラシ担持体が回転可能なマグネットロールであり、当該ロールの外面に直接に磁性粒子が磁気力で拘束されて磁気ブラシとして付着保持されている形態のもの(磁性ローラ型)
等である。
図9は、上記スリーブ型磁気ブラシ帯電装置の構成模型図である。磁気ブラシ担持体としてのアルミニウム等の非磁性導電性スリーブ(電極スリーブ、導電スリーブ、帯電スリーブ等と称される)21内に挿入配設したした磁界発生手段としてのマグネットロール22は、非回転の固定部材であり、当該マグネットロール22の外回りをスリーブ21が同心に矢示時計方向bに不図示の駆動機構で所定の周速度にて回転駆動される。N・Sは当該マグネットロール22の着磁部である。参照番号23は、導電性の磁性粒子(以下、キャリアと記す)であり、スリーブ21の外周面にスリーブ内部のマグネットロール22の磁気力で拘束されて磁気ブラシ(導電磁気ブラシ)Bとして付着保持されている。磁気ブラシBの担持機能、搬送機能、帯電バイアス印加電極機能を担うのがスリーブ21である。
キャリア23は、マグネットロール22の磁気拘束力によりスリーブ21の外面上で磁気的な穂立ちを形成し、これが集まってブラシ形状となっている。S1は、スリーブ21に対する帯電バイアス印加電源である。被帯電体1は、例えば、矢示の時計方向aに所定のプロセススピードをもって回転駆動されるドラム型電子写真感光体である。磁気ブラシ帯電部材2は、磁気ブラシBを感光体1の面に接触させて帯電ニップ部(接触ニップ部)Dを形成させた状態にして配置される。
磁気ブラシBは、スリーブ21の回転に伴って同じ方向に回転搬送され、帯電ニップ部Dにおいて感光体面を摺擦し、電源S1からスリーブ21を介して磁気ブラシBに印加された帯電バイアスにより、被帯電体としての感光体面が接触方式で帯電処理される。帯電ニップ部Dにおいて、スリーブ21の回転方向、それに伴う磁気ブラシBの回転搬送方向は感光体1の回転方向に対してカウンター方向としてある。また、帯電ニップ部Dにおいて、スリーブ21及び磁気ブラシBは静止した状態で、感光体1のみを回転させてもよい。
図10は、前記磁性ローラ型磁気ブラシ帯電部材2ないしは帯電装置の構成模型図である。マグネットロール22は、駆動及び給電を兼ねた中心芯金24を中心に矢示の時計方向bに不図示の駆動機構にて所定の周速度にて回転駆動される。マグネットロール22の周面は帯電バイアス印加電極(給電面)としての導電層25で被覆されている。その導電層25の外周面にキャリア23をマグネットロール22の磁気力で拘束して磁気ブラシBとして付着保持させる。
磁気ブラシBは、マグネットロール22の回転に伴って同方向に回転搬送され、帯電ニップ部Dにおいて感光体面を摺擦し、電源S1からマグネットロール22の中心芯金24に印加された帯電バイアスにより、被帯電体としての感光体面が接触帯電処理される。マグネットロール22の外周面に設けた導電層25は磁気ブラシBに帯電バイアスを安定して均一に給電する役目をする。
ところが、上述の図9や図10に示す磁気ブラシ帯電部材2は、磁気ブラシBが上記スリーブ21又は導電層25の表面にランダムに形成されるため、磁気ブラシBの穂立ちの高さや穂間距離にばらつきが生じ、磁気ブラシBに疎な部分が発生する。注入帯電にあっては、磁気ブラシBと感光体1とが接触している帯電ニップ部Dで磁気ブラシBに疎な部分が存在すると、感光体1にキャリア23が接触しない部分ができて未帯電領域が発生したり、異常放電(火花放電)が発生するという不具合があった。
以上のように、固体光書き込み装置を用いると、発光素子の光スポットの露光強度が素子ごとばらつくため、主走査方向に不安定な画像が形成されがちであり、このような主走査方向のムラを極力減らす必要がある。この主走査方向の不安定さは像担持体の帯電が不均一であると一層強調されるが、帯電装置として磁気ブラシ帯電方式を使用する場合、ブラシのあたりによって帯電ムラが生じてしまうという問題がある。したがって、固体光書き込み装置と磁気ブラシ帯電装置を組み合わせて使用するときには、磁気ブラシの主走査方向の密度をなるべく均一にする必要がある。
本発明は、磁気ブラシの主走査方向の密度を制御し、像担持体主走査方向の帯電を均一にすることを課題とする。
前述したように、固体書き込みは主走査方向の露光量分布が不安定である。したがって、本発明者は、固体光書き込み方式の画像形成装置においては像担持体の主走査方向の帯電量分布を均一にすることが先ず重要であると考えた。従来においても、上記磁性粒子の汲み上げを良好に行うため、軸方向に沿って表面に凹凸を形成した現像剤担持体が提案され(特許文献7、特許文献8)、実用化されていたが、本発明は、像担持体主走査方向の帯電の均一さと当該凹凸の方向及び間隔の関係に着目したものである。
本発明によれば、上記課題を解決するために、複数の発光素子を所定間隔で配列した発光素子アレイチップを複数配列して成る発光素子アレイと、結像素子アレイとから成る光書き込みユニットと、当該光書き込みユニットの光出力により画像が形成される像担持体とを備えており、前記像担持体に磁気ブラシを接触させ、像担持体に電圧印加することで像担持体を帯電することで現像を行う画像形成装置において、磁気ブラシを構成する磁性粒子を保持する現像剤担持体表面上に、周方向に延在する凹凸を形成するようになっている。上記凹凸は例えば現像剤担持体の表面に形成された複数本の溝によって構成される。磁気ブラシは、現像剤担持体の外周面に磁性を有した現像剤を磁気吸着させることで形成されるものである。
周方向に延在する凹凸に加えて、現像剤担持体表面上に、軸方向に延在する凹凸を形成すれば、好適である。上記凹凸の凹部幅wが磁性粒子の平均粒径をrとしたときにw≦4rであること、あるいは上記凹凸の凹部ピッチpが磁性粒子の平均粒径をrとしたときにp≦10rであることも好ましい。磁性粒子の形状が球形であり、磁性粒子の体積抵抗率が10Ωcm以上であるのも良い。
現像剤担持体は回転可能なスリーブであり、当該スリーブ内に配された固定マグネットロールの磁気力によって磁性粒子がスリーブ外周面に拘束されて磁気ブラシとして付着保持されるようになっているか、あるいは現像剤担持体が回転可能なマグネットロールであり、当該ロールの外周面に直接的に磁性粒子が磁気力で拘束されて磁気ブラシとして付着保持されるようになっている。
本発明によれば、固体光書き込み方式の光学系を使用しても、磁気ブラシを構成する磁性粒子を保持する現像剤担持体面に、周方向に延びる複数の凹凸を形成することで、主走査方向の帯電を均一にでき、主走査方向に安定な画像を得ることが可能となる。軸方向に延びる複数の凹凸を付加することで、主走査及び副走査方向の帯電を均一にでき、主走査方向だけでなく副走査方向にも一層安定な画像を得ることが可能となる。
以下、画像形成装置である電子写真複写機(以下、複写機という)に適用した例として説明する。先ず、本複写機の概略構成及び動作について説明する。図1は、複写機の主要部である現像ユニットを断面で示すものである。感光体1の周囲に、接触帯電部材としての磁気ブラシ帯電部材2、像露光系7、現像ローラ3、転写ローラ4、分離チヤージャー8、クリーニング前チヤージャー9、クリーニングローラ6、除電ランプ10が配置されている。感光体1は、像担持体として有機光導電層を有し、表面に電荷注入機能を有するドラム状の感光体(OPC)であり、矢示方向に回転駆動される。磁気ブラシ帯電部材2は、前述図9で示した回転可能なスリーブタイプのものであり、感光体1の周面を一様に所定の極性・電位に帯電処理する。そして、当該磁気ブラシ帯電部材2のスリーブ外周面は凹凸形状をなしている。これについては、後に詳述する。また現像ローラ3は、磁石ローラから成り二成分現像剤(トナーと磁性キャリア)を当該表面に担持して搬送する。また現像ローラ3には、不図示の電源により、現像バイアスが印加されるようになっている。
次に画像形成動作を説明する。なお、本例においては、画像形成のー連のプロセスはネガポジプロセスで行われる。磁気ブラシ帯電部材2には、不図示の帯電バイアス印加電源から帯電バイアスが印加されていて、電荷注入帯電及び放電によって感光体1の外周面がほぼ−700Vに一様帯電される。この感光体1の帯電面に対して固体光書き込み方式の光書き込みユニット7(発光素子のピッチは600dpi)により潜像形成(露光部電位は−100V)が行われる。
次いで、現像ローラ3に担持された現像剤により潜像が現像(印加電圧は−550V)され、トナー像が形成される。一方、例えば紙製の転写材Pが不図示の給紙機構から給送され、不図示の上下一対レジストローラで画像先端と同期をとって感光体1と転写ローラ4との間に給送され、トナー像を転写される。このとき転写ローラ4に印加される転写バイアスは+950Vである。その後、転写材Pは感光体1より分離された後、定着装置11を経てコピーとして排出される。
画像の後端が通過すると同時かその直後に、クリーニングローラ6からのトナー排出を終了させる。連続して次の画像を形成する場合は、排出トナーの後端が帯電ローラの下を通過したのち、帯電ローラが感光体1に接触し、画像形成モードが繰り返される。
ここで、磁気ブラシ帯電部材2及び転写ローラ4は感光体1と接触してそれぞれの機能を果たすが、感光体1の上に付着したトナーで汚れるという問題がある。この対策として、記録終了後あるいは所定枚数毎に、バイアスを印加したり感光体1に強く接触させることによって付着したトナーを感光体1に戻すプロセスを実行することが望ましい。
次に、本例で用いる接触帯電部材としての磁気ブラシ帯電部材2について詳しく説明する。磁気ブラシ帯電部材2は、前述図9のものと同様にスリーブタイプのものである。すなわち、磁気ブラシBを構成するキャリア23を保持する現像剤担持体を回転可能な非磁性の導電性スリーブ21とし、当該スリーブ21内に配設した固定マグネットロール22の磁気力でキャリア23を導電性スリーブ21外面に拘束させて磁気ブラシBとして付着保持させたものである。
上記磁気ブラシBを感光体1との間で帯電ニップDを形成させて接触させ、導電性スリーブ21を感光体表面に対してカウンター方向に回転させる。磁気ブラシBは導電性スリーブ21が回転することにより同方向に回転して磁気ブラシを構成するキャリア23が搬送され、キャリアが次々に感光体表面に接触する。
次に、磁気ブラシBを構成するキャリア(磁性粒子)23について説明する。キャリア23としては、感光体表面へのダメージを軽減するために、球形の粒子を用いるのが望ましい。平均粒径は、150μm以下のものが好ましい。但し、大きすぎると最密状態に配置してあっても曲率半径が大きく、感光体1と接触していない面積が増え、不均一な帯電の原因となる。また、あまり小さすぎると、交流電圧を印加する場合には、粒子が動きやすくなって粒子間の磁力を上回り、粒子が飛散してキャリア付着の原因となってしまう。そこで、30μm以上100μm以下であることがより好ましい。更に、キャリア23の体積抵抗率としては、低すぎると帯電バイアス印加時にキャリア23に電荷が注入され、感光体面へのキャリア付着を起こしたり、帯電バイアス電圧により感光体1の絶縁破壊を起こしたりするので、10Ωcm以上のものを使用する。
従来の導電性スリーブでは、その表面には磁気ブラシBがランダムに形成され、磁気ブラシBの穂立ちの高さや穂間距離にばらつきが生じ、感光体1に帯電ムラを生じる。この帯電ムラを特に主走査方向に低減させることに関して、上記スリーブ21上に周方向に延びる複数の溝を形成したもの(図2)と、比較例として軸方向に延びる複数の溝を形成したもの(図3)を用いて、主走査方向1on2off画像(図4)と副走査方向1on2off画像(図5)を出力し、そのドット面積の標準偏差の評価を行った。溝の幅は0.1mm、溝のピッチは0.5mmとし、キャリア23は平均粒形70μmのものを用いた。導電性スリーブ表面に凹凸を形成する方法としては、切削加工、引き抜き(Direct Ironing、D−I)工法、サンドブラスト処理等がある。本例における複数の溝は、切削加工で形成したものである。表1に画像評価結果を示す。周方向に溝が存在したほうが主走査方向の画像が安定することが分かる。
Figure 2006317684
上記の例の構成において、スリーブ21上に周方向に延びる溝の幅を変え、上記の例と同じ画像評価を行った。溝のピッチは0.5mm固定とした。キャリア23は50μm、70μm、100μmの3種類を用いて画像を出力し、評価を行った。表2に画像評価結果を示す。周方向に延在する溝の幅は、キャリア径の4倍以下であれば主走査方向の画像が安定することが分かる。
Figure 2006317684
同じく上記の例の構成において、スリーブ21上に周方向に延びる溝のピッチを変え、上記の例と同じ画像評価を行った。キャリア23は50μm、70μm、100μmの3種類を用いて画像を出力し、溝幅はキャリア径の2倍に固定して評価を行った。表3に画像評価結果を示す。周方向に延在する溝のピッチはキャリア径の10倍以下であれば主走査方向の画像が安定することが分かる。
Figure 2006317684
上記の例の構成において、スリーブ21上に軸方向及び周方向に延在する複数本の溝を形成したもの(図6)を図2や図3に示すスリーブに代えて用いて、上記の例と同じ画像評価を行った。なお、図6で示すスリーブ軸方向及び円周方向に延びるそれぞれ複数の溝は、引き抜き工法と切削加工を組み合わせて形成したものである。表4、5に画像評価結果を示す(図2のスリーブを用いた最初の例を実施例1、図6のスリーブを用いたものを実施例4とする)。軸方向及び周方向に延在する複数の溝は、主走査方向及び副走査方向の画像を安定させることが分かる。
Figure 2006317684
Figure 2006317684
本発明に係る複写機の主要部である現像ユニットの断面図である。 現像剤担持スリーブ上に周方向に延びる複数の溝を形成した構成を示す概略図である。 現像剤担持スリーブ上に軸方向に延びる複数の溝を形成した構成を示す概略図である。 主走査方向1on2off画像の出力イメージ図である。 副走査方向1on2off画像の出力イメージ図である。 現像剤担持スリーブ上に軸方向及び周方向に延在する複数の溝を形成した構成を示す概略図である。 ロッドレンズアレイを用いた光書き込みユニットの一例を示す図であり、(a)はLEDアレイの概略図、(b)はLEDアレイの断面図、(c)はLEDアレイチップのイメージ図である。 ロッドレンズを二列に俵積みに束ねた結像素子アレイの概略構成図である。 可動スリーブ型磁気ブラシ帯電装置の構成模型図である。 磁性ローラ型磁気ブラシ帯電装置の構成模型図である。
符号の説明
1 感光体
2 磁気ブラシ帯電部材
3 現像ローラ
4 転写ローラ
6 クリーニングローラ
7 像露光系
8 分離チヤージャー
9 クリーニング前チヤージャー
10 除電ランプ
11 定着装置

Claims (8)

  1. 複数の発光素子を所定間隔で配列した発光素子アレイチップを複数配列して成る発光素子アレイと、結像素子アレイとから成る光書き込みユニットと、当該光書き込みユニットの光出力により画像が形成される像担持体とを備えており、
    前記像担持体に磁気ブラシを接触させ、像担持体に電圧印加することで像担持体を帯電することで現像を行う画像形成装置において、
    磁気ブラシを構成する磁性粒子を保持する現像剤担持体表面上に、周方向に延在する凹凸を形成することを特徴とする画像形成装置。
  2. 上記凹凸が現像剤担持体の表面に形成された複数本の溝によって構成されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 周方向に延在する凹凸に加えて、現像剤担持体表面上に、軸方向に延在する凹凸を形成することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 上記凹凸の凹部幅wが磁性粒子の平均粒径をrとしたときにw≦4rであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 上記凹凸の凹部ピッチpが磁性粒子の平均粒径をrとしたときにp≦10rであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 磁性粒子の形状が球形であり、磁性粒子の体積抵抗率が10Ωcm以上であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 現像剤担持体が回転可能なスリーブであり、当該スリーブ内に配された固定マグネットロールの磁気力によって磁性粒子がスリーブ外周面に拘束されて磁気ブラシとして付着保持されるようになっていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 現像剤担持体が回転可能なマグネットロールであり、当該ロールの外周面に直接的に磁性粒子が磁気力で拘束されて磁気ブラシとして付着保持されるようになっていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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