JP2006317397A - 燃焼度計測装置用洗浄装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】構成が比較的簡易で、洗浄操作が容易かつ能率よく行え、しかもクラッドを確実に除去することができる燃焼度計測装置用洗浄装置を提供する。
【解決手段】ピット上に配置される水供給用のポンプ5及び高圧空気供給用のコンプレッサ6と、これらポンプ及びコンプレッサにホースを介して連結され、ピット内の燃焼度計測装置内に配置される洗浄装置本体10とを備え、洗浄装置本体は、ポンプ及びコンプレッサから供給される水および空気からなる二相流体18を燃焼度計測装置1の内面に向って高圧噴霧する複数個のノズル17を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】ピット上に配置される水供給用のポンプ5及び高圧空気供給用のコンプレッサ6と、これらポンプ及びコンプレッサにホースを介して連結され、ピット内の燃焼度計測装置内に配置される洗浄装置本体10とを備え、洗浄装置本体は、ポンプ及びコンプレッサから供給される水および空気からなる二相流体18を燃焼度計測装置1の内面に向って高圧噴霧する複数個のノズル17を備える。
【選択図】 図1
Description
発明は、高線量の使用済み燃料を取扱う燃焼度計測装置を除染するために使用される洗浄装置に係り、特に水及び空気からなる二相流体を高圧噴霧可能として洗浄操作が容易かつ能率よく行える燃焼度計測装置用洗浄装置に関する。
燃焼度計測装置は、ピット内の水中に設置され、臨界安全管理のために使用済み燃料1体ごとに平均燃焼度及び残留濃縮度を求めるものである(例えば、特許文献1参照)。
このような燃焼度計測装置においては、使用済み燃料からの高線量のクラッドが付着することが避けられない。また、燃焼度計測装置の部品交換を伴う定期検査に際しては、燃焼度計測装置をピット内の水中から引き上げる必要があり、そのままでは作業員が過度に被爆するなどの理由で部品交換が行えない。
そこで従来では、燃焼度計測装置を除染するため、水中で超音波洗浄をし、かつ燃焼度計測装置を水中から引き上げる際に散水洗浄をし、さらに燃焼度計測装置を作業場所に着座させた後に、ウエスによる拭き取りを行う方法等が行われている。
なお、これまでには放射能汚染機器を洗浄する手段として、被洗浄物の外表面周囲に外部噴射ノズルから洗浄流体を噴射する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、管等の超高圧洗浄用ノズルとして、複数のノズルから所定の方向に超高圧流体を噴射し、管内壁にノズルを押付ける技術も提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開平8−75894号公報
特開2003−270347号公報
特開平6−220910号公報
しかし従来の技術では、超音波洗浄用ノズルを所定の位置に安定させるために格別の保持手段が必要となり、構成の複雑化を招いている。特に、燃焼度計測装置として適用する場合には、作業能率が低いものとなっている。
また、超音波洗浄技術を適用する場合、燃焼度計測装置に付着しているクラッドを引きはがす効果はあるものの、クラッドを吹き飛ばす能力が無いため、再度燃焼度計測装置にクラッドが付着することがある。
さらに、比較的大きなクラッドに対しては、その除去が困難であり、燃焼度計測装置の線量低下が困難であるという課題もある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、構成が比較的簡易で、洗浄操作が容易かつ能率よく行え、しかもクラッドを確実に除去することができる燃焼度計測装置用洗浄装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、請求項1に係る発明では、ピット内の水中に設置され、使用済み燃料の平均燃焼度及び残留濃縮度を求める燃焼度計測装置を洗浄する燃焼度計測装置用洗浄装置であって、前記ピット上に配置される水供給用のポンプ及び高圧空気供給用のコンプレッサと、これらポンプ及びコンプレッサにホースを介して連結され、前記ピット内の前記燃焼度計測装置内に配置される洗浄装置本体とを備え、前記洗浄装置本体は、前記ポンプ及びコンプレッサから供給される水および空気からなる二相流体を前記燃焼度計測装置の内面に向って高圧噴霧する複数個のノズルを備えたことを特徴とする燃焼度計測装置用洗浄装置を提供する。
請求項2に係る発明では、前記各ノズルは、前記二相流を前記装置本体の周囲に放射状に高圧噴霧することにより反力が釣合う設定とされている請求項1記載の燃焼度計測装置用洗浄装置を提供する。
請求項3に係る発明では、前記装置本体には、超音波による洗浄が可能な超音波洗浄機が設けられている燃焼度計測装置用洗浄装置を提供する。
請求項4に係る発明では、前記装置本体の横断面による幅寸法は、150mm以下に設定されている燃焼度計測装置用洗浄装置を提供する。
本発明に係る燃焼度計測装置用洗浄装置によれば、ポンプ及びコンプレッサから高圧水及び圧縮空気が供給され、それらと供給パイプを介して接続されたノズルから、二相流体が噴霧される。これにより、クラッドを吹き飛ばすことが可能となる。したがって、比較的大きなクラッドに対しても除去することが可能となる。また、洗浄後において燃焼度計測装置の線量が小さくなり、定検時の作業員の被爆低減が図られることにより定検期間を短縮することができ、使用済み燃料を計画通り受け入れることができる。
以下、本発明に係る燃焼度計測装置用洗浄装置の実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1実施形態(図1〜図3)]
図1は、本発明の第1実施形態による燃焼度計測装置用洗浄装置を示す構成図であり、図2は、同洗浄装置の配置構成を示す説明図である。図3は、図1のA−A線断面図である。
図1は、本発明の第1実施形態による燃焼度計測装置用洗浄装置を示す構成図であり、図2は、同洗浄装置の配置構成を示す説明図である。図3は、図1のA−A線断面図である。
まず、図2により燃焼度計測装置用洗浄装置の全体構成を説明する。図2に示すように、使用済燃料の燃焼度計測装置1は、水2を張ったプールである燃料仮置きピットから連続的につながっている燃焼度計測用ピット3に設置されている。
燃焼度計測用ピット3の深さH1は、例えば12〜15mであり、燃焼度計測装置1の高さH2は、例えば4.5mである。また、燃焼度計測装置1の上端開口部4の横断面の幅Wは、例えば約150mmを超える程度である。
このような構成のもとで、燃焼度計測用ピット3上のフロアには、水供給用のポンプ5及び高圧空気供給用のコンプレッサ6が設置され、これらのポンプ5及びコンプレッサ6から、それぞれ洗浄用の水を供給するための水供給ホース7及び空気を供給するためのエアホース8とが燃焼度計測用ピット3に導かれている。
本実施形態の燃焼度計測装置用洗浄装置は、燃焼度計測用ピット3内に挿入設置される洗浄装置本体10を備えている。
図1及び図3は、洗浄装置本体10の構成を拡大して示している。これらの図1及び図3に示すように、洗浄装置本体10は、縦長なフレーム11を有し、このフレーム11の上端部には、水供給用ホース7とエアホース8とが連結されるホース連結部12,13が設けられている。各ホース連結部12,13には、フレーム11の底部に亘って水導入パイプ14およびエア導入パイプ15が垂下している。
そして、フレーム11の下端部には、水及び空気を導入して二相流体として、高圧で噴霧するノズル部材16が設けられている。このノズル部材16は、水及び空気からなる二相流体を高圧で噴霧できる構成とされており、複数のノズル17を備えている。これらのノズル17は、噴霧によるノズルの反力が釣り合うように、ノズル部材16の周囲に対照配置で設けられている。
すなわち、本実施形態の燃焼度計測装置用洗浄装置は、燃焼度計測用ピット3内の水2中に設置され、使用済み燃料の平均燃焼度及び残留濃縮度を求める燃焼度計測装置1を洗浄する燃焼度計測装置用洗浄装置であって、燃焼度計測用ピット3上に配置される水供給用のポンプ5及び高圧空気供給用のコンプレッサ6と、これらポンプ5及びコンプレッサ6にパイプ7,8を介して連結され、ピット内の燃焼度計測装置1内に配置される洗浄装置本体10とを備え、洗浄装置本体10は、ポンプ5及びコンプレッサ6から供給される水および空気からなる二相流体18を燃焼度計測装置1の内面に向って高圧噴霧する複数個のノズル17を備えた構成となっている。
そして、各ノズル17は、水及び空気の二相流体18を洗浄装置本体10の周囲に放射状に高圧噴霧することにより、反力が釣合う設定とされている。具体的には、洗浄装置本体10の周囲横方向に放射状の噴射が行われ、また、垂直下方に向っても噴射が行われる。これにより、横方向定位置に、かつ上下方向定位置に停止した状態で安定な姿勢で噴霧作用が行われる。
また、洗浄装置本体10の横断面による幅寸法は、150mm以下に設定されている。すなわち、燃焼度計測装置1の上面に設置され、かつ使用済み燃料が挿入される受入口である上端開口部4を通過せしめるため、洗浄装置本体10の断面幅は150mm以下となるように構成されている。
このような構成によると、図示省略の吊下げ装置を使用して、燃焼度計測用ピット3内の燃焼度計測装置1内に上端開口部4を介して洗浄装置本体10を吊り下し、水供給用ノース7と空気供給用エアホース8とを経由して、それぞれポンプ5による高圧水およびコンプレッサ6による圧縮空気が供給され、複数のノズル17から水、空気からなる二相流体が燃焼度計測装置1の内面に高圧で噴霧することができる。
したがって、燃焼度計測装置1の内面クラッドを吹き飛ばすことが可能となり、比較的大きなクラッドに対しても除去することが可能となる。また、洗浄後において燃焼度計測装置1の線量が小さくなり、定検時の作業員の被爆低減が図られることにより定検期間を短縮することができ、使用済み燃料を計画通り受け入れることができる。
また、噴霧によるノズルの反力が釣り合うようにノズルを配置したことにより、噴霧中でも洗浄装置が安定した挙動を示すため、洗浄装置が振れるなどして燃焼度計測装置を損傷させる恐れがない。
また、上下2段またはそれ以上の複数段で周囲に多数のノズルを設け、いわばマルチノズル化したにことにより、洗浄に要する時間を短縮できるという利点が得られる。
以上のように、本実施形態の燃焼度計測装置用洗浄装置によれば、二相流体による噴霧ノズルを備え、燃焼度計測装置に付着したクラッドを吹き飛ばすことが可能となり、洗浄後において燃焼度計測装置の線量が小さくなり、しかも定検時の作業員の被爆低減が図られることにより定検期間を短縮できる等、多大な効果が相される。
[第2実施形態(図4)]
図4は、本発明に係る洗浄装置の第2実施形態を示す斜視図である。
図4は、本発明に係る洗浄装置の第2実施形態を示す斜視図である。
本実施形態による洗浄装置では、第1実施形態の構成に加えて、装置本体10の例えば中間高さよりも下方部位、例えば下端部近傍等に、超音波による洗浄が可能な超音波洗浄機9が設けられている
その他の構成については、第1実施形態と同様であるから、図4の対応部位に図1と同符号を付して説明を省略する。
その他の構成については、第1実施形態と同様であるから、図4の対応部位に図1と同符号を付して説明を省略する。
本実施形態によれば、超音波洗浄機9を設けたことにより、さらに燃焼度計測装置1の内面に付着しているクラッドを引きはがすことが可能となり、第1実施形態の洗浄装置に備わる二相流体のノズル噴霧と併用することにより、引きはがされたクラッドが燃焼度計測装置1に再付着することなく、クラッドを吹き飛ばすことができる。
したがって、燃焼度計測装置1内の隙間に付着したクラッド等も除去することができ、一層のクラッドを除去効果の向上が図れるようになる。
1 燃焼度計測装置
2 水
3 燃焼度計測用ピット
4 燃焼度計測装置の上端開口部
5 ポンプ
6 コンプレッサ
7 水供給用ホース
8 エアホース
9 超音波洗浄機
10 洗浄装置本体
11 フレーム
12 ホース連結部
13 ホース連結部
14 水導入パイプ
15 エア導入パイプ
16 ノズル部材
17 ノズル
18 水及び空気の二相流体
2 水
3 燃焼度計測用ピット
4 燃焼度計測装置の上端開口部
5 ポンプ
6 コンプレッサ
7 水供給用ホース
8 エアホース
9 超音波洗浄機
10 洗浄装置本体
11 フレーム
12 ホース連結部
13 ホース連結部
14 水導入パイプ
15 エア導入パイプ
16 ノズル部材
17 ノズル
18 水及び空気の二相流体
Claims (4)
- ピット内の水中に設置され、使用済み燃料の平均燃焼度及び残留濃縮度を求める燃焼度計測装置を洗浄する燃焼度計測装置用洗浄装置であって、前記ピット上に配置される水供給用のポンプ及び高圧空気供給用のコンプレッサと、これらポンプ及びコンプレッサにホースを介して連結され、前記ピット内の前記燃焼度計測装置内に配置される洗浄装置本体とを備え、前記洗浄装置本体は、前記ポンプ及びコンプレッサから供給される水および空気からなる二相流体を前記燃焼度計測装置の内面に向って高圧噴霧する複数個のノズルを備えたことを特徴とする燃焼度計測装置用洗浄装置。
- 前記各ノズルは、前記二相流を前記装置本体の周囲に放射状に高圧噴霧することにより反力が釣合う設定とされている請求項1記載の燃焼度計測装置用洗浄装置。
- 前記装置本体には、超音波による洗浄が可能な超音波洗浄機が設けられている請求項1記載の燃焼度計測装置用洗浄装置。
- 前記装置本体の横断面による幅寸法は、150mm以下に設定されている請求項1記載の燃焼度計測装置用洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005142798A JP2006317397A (ja) | 2005-05-16 | 2005-05-16 | 燃焼度計測装置用洗浄装置 |
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JP2005142798A JP2006317397A (ja) | 2005-05-16 | 2005-05-16 | 燃焼度計測装置用洗浄装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014219237A (ja) * | 2013-05-02 | 2014-11-20 | 茂三 川井 | 放射性物質の除染方法 |
-
2005
- 2005-05-16 JP JP2005142798A patent/JP2006317397A/ja active Pending
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