JP2006317218A - 磁性量検知型磁気センサ装置 - Google Patents

磁性量検知型磁気センサ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 磁性材料で描画された磁気インク像等の磁気像を該磁気像の磁性量に応じた検知出力で検知することができ、検知分解能の低下もない磁性量検知型磁気センサ装置。
【解決手段】 磁気センサ装置1は、MR素子Aと抵抗Rとを接続した磁気センサ3と、該センサ3に感磁軸qとほぼ垂直に中心磁力線を与えかつ中心磁力線の方向が紙幣pの移動方向と一致する、該媒体の移動方向に関して該センサ3の下流側に位置する永久磁石5とからなる。センサ3の感磁軸qは紙幣pと直角に置かれ、センサ3に接触乃至狭間隙を存して通過する紙幣pの磁気インク像を該磁気インク像の磁性量に対応した検知出力で検知する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、紙幣等の各種の媒体の磁性材料で描画された磁気像を読み取って、媒体の真偽を判別するのに用いられる磁気センサ装置に関し、特に磁気像に含まれる磁性量を検知することができる磁性量検知型の磁気センサ装置に関する。
紙幣の鑑別では、紙幣の模様、図形の光学的なパターンや磁気的パターン(磁気像)を読み取って、電気信号に変換し画像データとして、券種や真偽を判定しており、従来、紙幣の磁気像を読み取るのに、磁気ヘッド型の磁気センサ装置が用いられており、その磁気センサ装置としてMR(磁気抵抗効果)素子を用いた微分型のものが多用されている。
図9に示すように、この微分型の磁気センサ装置11は、本体ケース12内に、基盤13に設けられた2つのMR素子A、Bを配置し、その背面側に永久磁石15を配置してなっている。MR素子A、Bは、それらを結ぶ方向に感磁軸qを有するように基盤13に設置され、素子A、Bの間をリード線で接続して磁気センサ14が構成される。磁石15は、中心磁力線がセンサ14に垂直かつ2つの素子A、Bを結ぶ線のほぼ中央に直角に通るようにセンサ14に磁気バイアスを印加するようになっている。このセンサ14の構造の模式図を図10(a)に示す。
紙幣pは、センサ14のMR素子A、Bを結ぶ方向(感磁軸qの方向)に沿ってセンサ14に密着または極わずかの間隙をあけて移動される。紙幣pには、磁気インク像(図柄等の磁気像)が磁気インクで印刷されている。紙幣pの磁気インク像がセンサ14を通過する際、磁石15からの磁力線は通過中は曲がらないが、通過の前後では磁気インク像に引っ張られて曲がり、通過の前後でMR素子A、Bにかかる磁界が変化し、素子A、Bの抵抗が変化して、素子A、B間の抵抗変化量により、センサ14の出力端14aに、図10(b)に示すように、零のフラット部を挟んで前後にプラスのピーク、マイナスのピークが現れる微分波形の出力が発生する。
この磁気センサ装置11では、磁気インク像のエッジのみが検出されることになるため、出力波形を積分して元の像を復元しなければならないが、一般に紙幣の折れ目やしわでセンサからの距離が一定せず、検知出力が一定しないため、出力波形を積分した像は元の像からかなり異なってしまい、検出精度が劣化する問題があった。また紙幣の移動方向に対し斜めに設けられた磁気インク像の部分では、センサに磁気インク像が徐々に近づいてくるため、MR素子A、B間の磁気変化量が小さく、出力が小さくなる欠点がある。さらに、2つのMR素子の磁気反応の違いから出力を得ているので、素子間隔と同程度のパターン間隔の磁気インク像に対し検出感度が低下する欠点があり、極端な場合、素子間隔と磁気インク像のパターン間隔が同じときには、素子Aと素子Bは常に磁気インク像に対し同じ反応をすることになって、出力端に何の信号も現れない事態を生じる。
上記の微分型磁気センサ14は、2つのMR素子の磁気反応の違いから出力を得るので傾斜型の磁気センサとも呼ばれる。また、該磁気センサ14を用いた磁気センサ装置11は、2つの素子に磁石5により背面側から磁気バイアスを印加するので、バックバイアス方式と呼ばれるが、他方、図11に示すようなプリバイアス方式が知られている。このプリバイアス方式では、磁気センサ16の上流側に磁石15を配置して、紙幣pがセンサ16を通過する前に予め紙幣pの磁気インク像rを磁化しておき、磁気インクから発生する磁気をセンサ16によって検知するものである。例えば磁気センサ16は1個のMR素子Aと抵抗Rとを接続した磁気強度型のセンサ構造を採る。
しかし、このプリバイアス方式では、紙幣pの磁気インク像rは厚み方向、即ち上下方向にSNに着磁されず、移動方向に着磁されるので、磁気インク像rの磁性量を直接検知することはできない。しかも、磁気インク像rに軟磁性の磁気インクを用いている場合、磁石5により磁気インク像rの移動途上で磁化しても、磁気強度センサ16の位置に来たときには磁化はなくなっており、磁気を検知できない。
なお、従来、磁気インク像等の磁気像の磁性量を直接検知できる磁気センサ装置としては、例えば特許文献1のものが知られているが、これは、MR素子が2個必要なため、永久磁石によるバイアスの均等な印加が難しく、また2個のセンサ素子による磁性量検知であるため、素子間の間隔により検知分解能が悪化する等の欠点があった。
特開2005−030872号公報
したがって、本発明の課題は、磁気インク像等の磁性材料で描画された磁気像を該磁気像の磁性量に対応した検知出力で検知することができ、検知分解能の低下もない磁性量検知型の磁気センサ装置を提供することである。
上記課題を達成するために、本発明の磁性量検知型磁気センサ装置は、磁性材料で描画した磁気像を有する媒体との間で相対移動される磁気センサと、該センサにその感磁軸とほぼ垂直に中心磁力線を与えかつ中心磁力線の方向が媒体の移動方向と一致する、該媒体の移動方向に関して該センサの下流側に位置する永久磁石とからなり、該センサの感磁軸は、媒体と直角乃至媒体の移動方向に関して上流側にやや前傾した姿勢に置かれ、該センサに接触乃至狭間隙を存して通過する媒体の磁気像を該磁気像の磁性量に応じた検知出力で検知することを特徴とする。
本発明によれば、磁気センサ装置を、感磁軸を媒体と直角乃至媒体の移動方向に関して上流側に前傾した姿勢に置いた磁気センサと、該磁気センサの感磁軸とほぼ垂直に中心磁力線を与えかつ中心磁力線の方向が媒体の移動方向と一致する、該媒体の移動方向に関して該センサの下流側に位置する永久磁石とから構成するので、媒体と磁気センサとの相対移動によって媒体の磁気像が磁気センサを通過する際、磁性像の通過中、センサ素子を横切っている磁力線が磁性像に引っ張られて曲がり、センサ素子の抵抗が変化する。これにより、振幅が磁気像の磁性量に応じた出力波形が得られ、磁気像を磁性量に対応した検知出力で検知することができる。
したがって本発明では、検知出力が微分出力波形である磁気センサ装置のように、検知出力を積分することによって元の像を復元する際の検出精度の劣化の問題がなく、元の像を精度よく復元して検出することができる。また磁気像をパターン間隔に関係なく検知することができ、さらに媒体の移動方向に対し斜めに設けられた磁気像の部分に対しても検知することができる。また磁気像の磁性量の検知は1個のセンサ素子により行うので、2個のセンサ素子を使用して磁性量を検知するときのような、永久磁石による磁気バイアスの不均等な印加の問題もなく、さらに検知分解能は素子の大きさによってのみ制限され、極めて高い分解能を得ることができ、検知分解能の悪化の問題もない。
上記において、センサ素子は媒体に近ければ近いほど大きな出力が得られるが、磁石は必要な磁気特性を持たせるためにある程度大きくならざるを得ず、磁石がセンサ素子から下方にはみ出すことがあり、センサを媒体に近接させることができなくなって、センサの検知感度の悪化に繋がる。そこで、センサ素子と永久磁石との位置関係を保ったまま、媒体の移動方向に関し上流側に上限60°以内の範囲で直角位置から前傾させてセンサ素子の位置を下げれば、大きいサイズの磁石を用いても、センサ素子を媒体に近づけることができ、センサの検知感度を向上することができる。
本発明で使用する磁気センサとしては、典型的には磁気強度センサが挙げられ、MR素子とこれに接続した抵抗とを使用し定電圧で駆動されるものや、定電流で駆動されるMR素子を使用したもの、およびセンサ素子としてこれらのMR素子の代わりにGMR(巨大抵抗効果)素子を使用したものを用いることができる。しかしながら、2つのMR素子やGMR素子を接続した微分型磁気センサであってもよく、磁気センサは媒体に対し直角乃至前傾の姿勢で使用するので、磁気センサの上側に位置するセンサ素子は媒体から遠く、センサ素子を横切る磁力線に媒体の磁気像による変化が小さいため、素子の抵抗がほとんど変化せず抵抗器として作用するからである。
本発明によれば、磁気センサと永久磁石とは、非磁性材料のケースに収容して使用される。磁気センサ装置による検知対象の媒体としては、典型的には、磁気インク像を描画した紙幣を挙げることができるが、磁性材料で磁気像を描画したものなら各種の媒体を対象とすることができる。
本発明の磁気センサ装置によれば、磁気インク像等の磁性材料で描画された磁気像を該磁気像の磁性量に比例した検知出力で検知することができ、検知分解能の低下もない。
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳述する。図1は、本発明の磁気センサ装置の一実施例を示す。図1(a)、(b)に示すように、本実施例の磁気センサ装置1は、下端の開口を窓板6で塞いだ本体ケース2内に、磁気強度センサ3と永久磁石5とを設置してなっている。本体ケース2内には縦方向のホルダ板7が設置され、磁気センサ3はこれを設置した基盤4を介してホルダ板7に取り付けて、センサ3のMR素子Aが本体ケース2内下部に位置するように配置されている。磁石5はホルダ板7の反対側の面に取り付けて、紙幣pの移動方向に関してMR素子Aの下流側に配置されている。本体ケース2内は、充填材8を充填して隙間を塞いでいる。
磁気強度センサ3は、図2(a)に示すように、基盤4の表面に下端に近接させて貼り付けたチップ体のMR素子Aと、素子Aの上方に貼り付けたチップ体の抵抗Rとをリード線9で接続してなっており、MR素子Aと抵抗Rとの間には出力端3aが接続され、MR素子Aと抵抗Rの他端にはそれぞれ給電端3b(−Vss)、3c(+Vcc)が接続されている。これらの端子は、ホルダ板7に設けたリード線9および該ホルダ板7に取り付けた導体リード10を介して装置1の図外の検出回路に接続される。磁気強度センサ3の構造を模式的に示すと、図2(b)のようになる。なお、センサ3は基板にMR素子Aや抵抗R、配線等をIC技術で作成したものでもよい。
磁気強度センサ3のMR素子Aの感磁軸qは、紙幣pの面と直角の姿勢に置かれて、紙幣pの移動方向とは直角の幅方向中心軸線を通る垂直線上に位置している。永久磁石5は断面円形の棒状の磁石で、その一端、例えばN極端をセンサ3に向けて配置され、磁石5の中心軸線は、MR素子Aの中心、即ちセンサ3の感磁軸の中心を通る線上に位置されている。かくすることにより、紙幣pの移動方向と一致する方向の磁石5からの中心磁力線が、センサ3のMR素子Aに感磁軸qとほぼ垂直に与えられる。
図3に、紙幣p上の磁気インク像rが磁気強度センサ3の下を通過するときの様子を示す。紙幣pがセンサ3から離れているときは、磁気インク像による磁力線への影響はなく、センサ3の出力は基準状態にある(図3(a))。磁気インク像rがセンサ3に近づいてくると、MR素子Aを横切っている磁力線が磁気インク像rの方向に曲がる(図3(b))。MR素子Aを横切る磁力線に感磁軸q方向のベクトル成分が発生するので、センサ3には検知出力が発生する。磁気インク像rがセンサ3の下にくると、磁力線が下に大きく曲がり、センサ3からの検知出力は大となる(図3(c))。この出力状態は磁気インク像rがセンサ3の下を通過する間、継続する。そして磁気インク像rの通過直後からMR素子Aを横切る磁力線の曲がりが小さくなって行き、感磁軸方向のベクトル成分は小さくなる(図3(d))。さらに磁気インク像rがセンサ3から遠く離れると、センサ3の近傍の磁力線は元の状態に戻るので、センサ3の出力は基準状態に戻る(図3(e))。
一連の動作の結果、センサ3から図4に示すような、紙幣pの走査方向(移動方向)上の長さが磁気インク像rの磁性量に対応した、即ち磁性量の多い少ないに応じて振幅が増減した方形波状の検知出力が得られる。紙幣p上の連続した磁気インク像r1、r2、r3を本発明の磁気センサ装置で検知したときの出力波形を、従来の微分型の磁気センサ装置で検知した場合と合わせて図5に示す。
本発明の他の実施例を図6により説明する。上記の実施例において、MR素子Aは紙幣pに近ければ近いほど大きな出力が得られるので、素子Aは先の図2に示したように、基盤4の下端に近く設けることが有利である。しかしながら、MR素子Aを基盤の下端に近づけて設けても、素子Aに所要の強さの磁気バイアスを垂直にかけるには、磁石5は必要な磁気特性を持たせるためにある程度大きくならざるを得ず、このため磁石5が基盤4の下端からはみ出す場合があり得る。磁石5の基盤4からのはみ出し量が大きくなると、磁石5が障害となってMR素子Aと紙幣pの間隙(エアギャップ)が大きくなるため、センサ3の検知感度が悪化する。
そこで、本実施例では、図6に示すように、基盤4と永久磁石5とを位置関係を保ったまま、紙幣pの移動方向上流側に前傾させることによって、基盤4上のMR素子Aの位置を下げるようにした。これによって、磁石5に大きいサイズのものを用いても、素子Aを紙幣pに近づけることができ、センサ3の検知感度を向上することができる。なお、図6において符号7Aは基盤4と磁石5とを前傾姿勢に保持したホルダブロックである。図6において図1に示した符号と同一の符号は同一の部材を示す。
この場合、紙幣pに対するMR素子Aの直角からの前傾の角度、したがって感磁軸qの前傾の角度θの上限はほぼ60°であり、角度θがこれよりも大きくなるにつれて、磁力線の変化が小さくなり出力も減少する。また傾斜型磁気センサを用いた場合は、出力波形は方形波から微分型の波形に近づき、磁気インク像の磁性量に対応した検知出力が得られなくなる。
以上の実施例では、いずれも、磁気センサ3としてMR素子と抵抗とを接続して電圧で駆動する電圧駆動型の磁気強度センサを使用したが、図7(a)に示すように、1つのMR素子を電流で駆動する電流駆動型の磁気センサ3Aを使用することもできる。
また図7(b)に示すように、2つのMR素子を接続した微分型の磁気センサ(傾斜センサ)3Bを用いることもできる(センサ構造は、図10(a)の磁気センサ14と同じである)。本発明では、磁気センサを紙幣pに対し直角乃至前傾の姿勢で使用するので、磁気センサ3Bの上側に位置するMR素子Bは媒体pの中心から遠く、磁気インク像rが近づいても素子Bを横切る磁力線の変化が小さいので、素子Bの抵抗がほとんど変化せず抵抗器として作用する。したがって、微分型のセンサ3Bを用いても同様の効果を得ることができる。
さらにMR素子の代わりにGMR(巨大抵抗効果)素子を使用した磁気センサを用いることができる。このGMR素子は、一般にMR素子よりも検知感度が数倍高いといわれており、図8(a)に示すように、磁気に対する抵抗値変化の特性が逆V字型をしている。つまり、磁界の極性に無関係に磁界の強さによって抵抗値が変化する。ただし、逆V字の頂点であるゼロ磁界近辺では、特性曲線の傾斜が小さく感度が悪い(なお、ある種のMR素子も同様の特性を示す)。
そこで、GMR素子の最も感度の高い動作点、つまり図8(a)の特性曲線の傾斜が最大の点と同一のベクトル成分が感磁軸に加わるように、図8(b)に示すように、GMR素子Cに対し磁石5の中心位置を上方向に若干ずらせて配置する(磁石5を下方向へずらすことは、磁石5が素子Cと紙幣pとのギャップを大きくする方向であるから採用しない)。これによって、GMR素子Cと抵抗Rとを接続した磁気センサ3Cに、GMR素子が持つ高い感度を発揮させることができ、紙幣pの磁気インク像を初めとする媒体の磁気像を高感度で検知するのに、最も適したセンサ装置を実現することができる。
図8(b)では、GMR素子Cを使用した磁気センサ3Cを、定電圧駆動の磁界強度型構造のセンサとしたが、GMR素子を使用した磁気センサは、図7(a)に示したような定電流駆動の磁界強度型センサ構造のものでも、図7(b)示した定電圧駆動の微分型センサ構造のものでもよい。またこれらの磁気センサは、いずれも、図6に示すように、磁石5とともに前傾させたものでもよい。
以上では、紙幣pを磁気センサ装置1に対し移動するとしたが、紙幣pとセンサ装置1とは相対的に移動すればよく、センサ装置1の方を紙幣pに対し移動してもよい。また媒体として磁気インク像を描画した紙幣pを例にあげたが、磁性材料で磁気像を描画したものなら各種の媒体を対象とすることができる。
本発明の磁気センサ装置の一実施例を示す正面図(a)および上面から見た透視図(b)である。 図1のセンサ装置に使用する磁気強度型の磁気センサを示す平面図(a)およびそのセンサ構造の模式図(b)である。 図1のセンサ装置の磁気センサの下を紙幣上の磁気インク像が通過するときの様子を示す説明図である。 図1の磁気センサ装置の出力波形を示す図である。 紙幣上の連続した磁気インク像に対する図1の磁気センサ装置の検知出力の出力波形を従来の微分型の磁気センサ装置の場合と併せて示す図である。 本発明の磁気センサ装置の他の実施例を示す正面図である。 本発明で使用することが可能な磁気センサのセンサ構造を示す図で、定電流駆動の磁界強度型センサの場合(a)および定電圧駆動の傾斜型センサの場合(b)である。 本発明で使用するのに最も好適なGMR素子の磁界−抵抗値変化の特性図(a)および素子と磁石との配置関係を示す説明図(b)である。 従来の微分型の磁気センサ装置を示す正面図(a)および上面から見た透視図(b)である。 図9のセンサ装置で使用する磁気センサのセンサ構造を示す模式図(a)および検知出力を示す波形図(b)である。 従来のプリバイアス式の磁気センサ装置の難点を示す説明図である。
符号の説明
1 磁気センサ装置 2 本体ケース
3、3A、3B、3C 磁気センサ 4 基盤
5 永久磁石 6 窓板
7 ホルダ板 7A ホルダブロック
8 充填材 9 リード線
10 導体リード A、B MR素子
C GMR素子 p 紙幣
q 感磁軸 r 磁気インク像

Claims (5)

  1. 磁性材料で描画した磁気像を有する媒体との間で相対移動される磁気センサと、
    該センサにその感磁軸とほぼ垂直に中心磁力線を与えかつ中心磁力線の方向が媒体の移動方向と一致する、該媒体の移動方向に関して該センサの下流側に位置する永久磁石とからなり、
    該センサの感磁軸は、媒体と直角乃至媒体の移動方向に関して上流側に前傾した姿勢に置かれ、該センサに接触乃至狭間隙を存して通過する媒体の磁気像を該磁気像の磁性量に応じた検知出力で検知することを特徴とする磁性量検知型磁気センサ装置。
  2. 前記感磁軸の傾き角の上限が60°であることを特徴とする請求項1記載の磁気センサ装置。
  3. 前記磁気センサがMR素子と抵抗とを、もしくはGMR素子と抵抗とを接続した磁気強度センサであることを特徴とする請求項1または2記載の磁気センサ装置。
  4. 前記磁気センサと永久磁石とを非磁性材料のケースに収容したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の磁気センサ装置。
  5. 前記媒体は、磁気インクで描画した磁気像を有する紙幣であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載の磁気センサ装置。
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