JP2006314022A - データ記録装置、データ転送プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 ユーザの利便性が優れたデータ記録装置を実現する。
【解決手段】 データ記録装置1は、ユーザからの予約指示に従ってデータの転送先を設定する予約受付部104aと、予約受付部104aが受け付けた転送先とデータとを対応付けたコンテンツ情報を管理するコンテンツ管理部103と、該コンテンツ情報に基づいて、データを転送先に転送する転送制御部106とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 データ記録装置1は、ユーザからの予約指示に従ってデータの転送先を設定する予約受付部104aと、予約受付部104aが受け付けた転送先とデータとを対応付けたコンテンツ情報を管理するコンテンツ管理部103と、該コンテンツ情報に基づいて、データを転送先に転送する転送制御部106とを備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ユーザから与えられた指示に従ってデータを記録するデータ記録装置、および、記録したデータを転送可能なデータ記録装置に関するものである。
従来から、ユーザから与えられた指示に従ってデータを記録するデータ記録装置として、放送の予約録画装置が知られている。データ記録装置の中には、ハードディスク搭載DVDレコーダのように、複数の記録メディアに録画可能な放送録画装置が存在する。このような装置では、どの記録メディアに録画するのかを予約時にユーザが指定することができる。
特許文献1を参照して、従来のデータ記録装置について説明する。図30は、特許文献1のデータ記録装置の構成を示したものである。図30に示すように、この装置は、受信部3001、多重分離部3002、復号部3003、システム制御部3004、入力操作受信部3005、番組情報管理・記憶部3006、予約情報管理・記憶部3007、録画制御信号送信部3008、録画制御信号出力部3009を備える。
このデータ記録装置では、受信部3001で受信した放送信号を多重分離部3002で分離し復号部3003で復号した上で、外部の録画装置に録画することができる。予約情報管理・記憶部3007は内部に登録部を備え、録画開始前に、外部の録画装置を登録することができる。ユーザは、番組情報管理・記憶部3006が表示した番組表から番組を選択し、続いて、先に登録した録画装置の中から所望の記録先を選択することによって、所望の番組を所望の録画装置に記録するよう予約を行うことができる。ユーザが入力した予約情報は、予約情報管理・記憶部3007が管理し、指定した時刻が来ると、システム制御部3004が受信部3001、多重分離部3002、復号部3003を動作させて番組を受信する。さらに、受信した番組を指定した録画装置に記録するように、録画制御信号送信部3008が録画装置に対する録画制御信号を送信し、録画制御信号出力部3009から図示しない録画制御信号出力端子に向けて前記録画制御信号を出力する。このような動作によって、録画予約した番組を指定した録画装置に記録することができる。
ところで、特許文献1の装置では、予約情報管理・記憶部3007がデータの記録先を記憶しているが、通常、予約情報管理・記憶部3007は、予約情報を管理するのみであり、予約された記録が終了した後には、その予約情報を削除する。そのため、特許文献1の装置では、予約した番組を記録し終わった後に、その記録された番組がどの記録装置に記録されたのかを知ることができない。
これに対し、特許文献2では、コンテンツを管理するためのコンテンツ管理用メタデータを管理する手段を備える。コンテンツ管理用メタデータとは、各コンテンツの属性を示すものであり、コンテンツの番組名、概要、放送日時、コンテンツの所在(コンテンツの記録先)を含む。特許文献2では、メタデータを、予約中や記録中だけでなく記録終了後も継続的に蓄積するため、ユーザは、録画終了後にもコンテンツの記録先を知ることができる。なお、特許文献2の装置では、さらにデータ記録装置が備える記録装置に加え、ネットワーク上の記録装置に記録する例も説明されている。
特開2000−209513号(2000年7月28日公開)
特開2002−354386号(2002年12月6日公開)
特許文献1及び特許文献2に記載の技術は、記録を実行するデータ記録装置が、指定した記録先に対してデータの書き込みを行うという方法により、複数の記録装置(もしくは記録メディア)から記録先を選択して記録が可能である。
ところで、記録時点ではデータ記録装置が内蔵する記録装置(例えば内蔵ハードディスク)に記憶しておき、必要になった時点でメモリーカードにデータを移して外部に持ち出したい場合など、記録時の記録装置と、後からコピーして利用したい記録装置とが異なる場合がある。しかしながら、従来の方法では、予約時に記録先を指定することしかできないために、後からコピーする場合、データが記録された記録装置からコピーしたいデータを選択するとともに、コピー先を選択する必要があった。この場合、コピーする際に、多数のデータが記録されている記録装置の中から所望のデータを見つける必要があり、ユーザの操作が煩雑になるという問題があった。
例えば、ユーザがコンテンツを予約するときに、それらの中から重要と判断する複数のコンテンツを後でコピーしたいと思ったとする。しかしながら、記録終了後、ユーザは、予約時に重要と判断したコンテンツがどれであったか忘れる可能性がある。この場合、予約時に重要と判断したコンテンツを後でコピーし忘れたり、もしくは、記録装置に記録されているコンテンツの中からコピーすべきものを選択するのに時間を要してしまう。
また、指定した記録先に記録するためには、記録先の機器(もしくは記録メディア)がデータ記録装置と接続されている必要がある。記録先がネットワーク上の機器である場合、この機器がネットワークに接続されているとは限らない。また、記録先がメモリーカードなどの着脱可能な記録メディアである場合には取り外されていることがある。この様に、必ずしもデータ記録装置と記録先に指定した機器(もしくは記録メディア)が接続されているとは限らない。
さらに、たとえデータ記録装置と記録先の機器とがネットワークで接続されている場合であっても次のような問題がある。遠隔操作によって外部の機器に記録する場合には、ネットワークファイルシステムプロトコルを用いることが一般的である。しかしながら、データ記録装置と記録先の機器とが同じ種類のネットワークファイルシステムプロトコル(例えばNFS:Network File SystemやSMB:Server Message Blockなど)で動作していなければ、予約制御を行うデータ記録装置から外部の機器にデータの書き込みを行なうことができない。さらにファイヤーウォールは多くの場合ネットワークファイルシステムプロトコルを遮断するため、ファイヤーウォールを通した接続の場合、データの書き込みができない。ネットワークファイルシステムを利用せず、外部の機器に、データ記録装置から伝送されたデータを書き込むようなサーバアプリケーションを起動しておく方法もあるが、常に持ち歩く携帯機器などにおいて、サーバを起動し続けることは困難であり、ユーザの利便性が低い。
また、記録レートに比べて、ネットワークの伝送レートが低い場合には、データの伝送途中のバッファが溢れてしまうため、リアルタイムで直接記録を行なうことはできない。
このように、複数の機器(もしくは記録メディア)から、所望の記録先を指定しその記録先に直接記録するという従来の技術は、接続状態、プロトコル、伝送レートなどの条件によって記録できず、ユーザの利便性が低いという問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、データ転送を行う際のユーザの利便性が優れたデータ記録装置を実現することにある。
本発明のデータ記録装置は、上記の課題を解決するために、ユーザからの予約指示に従ってデータを記録するデータ記録装置であって、前記予約指示に従ってデータの転送先を設定する転送先設定手段と、前記転送先設定手段が設定した転送先とデータとを対応付けた転送先情報を管理するコンテンツ管理手段と、前記コンテンツ管理手段が管理する転送先情報に基づいて、前記データを前記転送先に転送する転送手段とを備える。
上記の構成によれば、転送先設定手段は、予約指示に従ってデータの転送先を設定する。例えば、転送先設定手段は、ユーザからの転送先の指示を予約指示の際に受け付ける。これにより、ユーザは、データの記録を予約するときに転送先を設定することができる。
また、コンテンツ管理手段が転送先情報を記憶しているため、ユーザは、予約時に転送を希望していたデータがどれであるかを、転送時まで覚えておく必要がなくなる。
そして、転送手段が転送先情報に基づいて、データを転送先に転送する。そのため、ユーザは、転送時に転送先を指定するだけで、予約時に転送を設定していたデータを漏れなく転送することができる。また、転送先情報に含まれるデータは全て予約時に転送を設定したものであるため、ユーザは、コンテンツ管理手段が管理する転送先と対応付けられたデータの中から、転送するデータを選択すればよい。これにより、ユーザは、予約時に転送を希望していないデータを含めた全てのデータの中から転送すべきデータを選択することがなく、簡単に転送するデータを選択できる。このとき、転送先情報がデータと転送先とを対応づけているため、ユーザは、転送先を指定することなく、データの転送を行うことができる。
以上のように、上記の構成によれば、転送先情報を管理するコンテンツ管理手段を備え、該転送先情報に基づいて転送を行う。そのため、ユーザが予約時に転送先を設定でき、転送時に転送すべきデータの探索に時間を要することなく、転送を希望していたデータを漏れなく転送することができ、データ転送を行う際のユーザの利便性を向上させることができる。
さらに、本発明のデータ記録装置は、上記の構成に加えて、前記転送先設定手段は、さらに、前記予約指示で設定された記録先に記録できない場合、別の所定の記録先にデータを記録するとともに、予約指示で設定された記録先を転送先として設定する。
また、本発明のデータ記録装置は、上記の課題を解決するために、ユーザからの予約指示に従ってデータを記録するデータ記録装置において、前記予約指示で設定された記録先に記録できない場合、別の所定の記録先にデータを記録するとともに、予約指示で設定された記録先を転送先として設定する転送先設定手段と、前記転送先設定手段が設定した転送先とデータとを対応付けた転送先情報を管理するコンテンツ管理手段と、前記コンテンツ管理手段が管理する転送先情報に基づいて、前記データを前記転送先に転送する転送手段とを備える。
上記の構成によれば、予約指示で設定された記録先に記録できない場合、一旦別の記録先にデータが記録されるとともに、予約指示で設定された記録先を転送先として変更し、該転送先とデータとを対応付けた転送先情報を記憶する。そして、後に転送先情報に基づいて予約指示で設定していた記録先に転送する。
そのため、予約指示で設定された記録先に記録できなくても、後に、該記録先にデータを転送することができる。
この結果、例えば記録時にユーザが記録メディア等を接続し忘れても、後にデータを該記録メディアに転送することができ、データ転送を行う際のユーザの利便性を向上させることができる。
さらに、本発明のデータ記録装置は、上記の構成に加えて、前記コンテンツ管理手段が管理する転送先情報を参照して、転送先に対応するデータのリストを生成するリスト生成手段を備え、前記転送手段は、前記リスト生成手段が生成したリストのデータを、該データに対応する転送先に転送する。
上記の構成によれば、転送先が設定されているデータを、一括してその転送先に転送することができる。これにより、ユーザは、転送時に、ある転送先に転送を希望するデータを一つずつ指定する必要がない。その結果、データ転送を行う際のユーザの利便性が一層向上する。
さらに、本発明のデータ記録装置は、上記の構成に加えて、ユーザの指示に応じて前記リスト生成手段が生成したリストの中から転送するデータを抽出するデータ抽出手段を備え、前記転送手段は、前記データ抽出手段が抽出したデータを前記特定の転送先に転送する。
上記の構成によれば、ユーザの指示に応じてリスト生成手段が生成したリストの中から転送するデータを抽出するため、ユーザは、転送先が設定されたデータの中から所望のもののみを選択することができる。これにより、転送されるデータ量を必要最小限にすることができ、データ転送に必要なコストや時間を低減することができる。
さらに、本発明のデータ記録装置は、上記の構成に加えて、ユーザの指示に応じて転送するデータを選択するデータ選択手段を備え、前記転送手段は、前記転送先情報を参照して、前記データ選択手段が選択したデータに対応する転送先を決定し、該データを転送する。
上記の構成によれば、ユーザは、データを選択するだけで、予め設定されている転送先に該データを転送することができる。これにより、転送時におけるユーザの操作を簡略化することができる。
さらに、本発明のデータ記録装置は、上記の構成に加えて、ネットワーク上の外部の機器と通信するための通信手段を備え、前記転送先設定手段は、前記転送先として前記機器を設定することができる。
上記の構成によれば、外部の機器に対してもデータを転送することが可能となる。
さらに、本発明のデータ記録装置は、上記の構成に加えて、前記コンテンツ管理手段が管理する転送先情報を参照して、前記機器を転送先とするデータのリストを生成し、生成したリストを前記通信手段を用いて前記機器に送信するリスト送信手段を備える。
上記の構成によれば、外部の機器は、自身を転送先として設定されたデータのリストを取得することができる。そのため、機器を操作するユーザは、該機器に転送されるものとして予め設定されていたデータを認識することができ、その中から転送を希望するデータを選択することができる。すなわち、ユーザは、機器に転送されるものと設定されていないデータを含む全てのデータの中から、機器に転送するデータを選択することがなく、データの選択に要する手間を簡略化することができる。
また、本発明のデータ記録装置は、上記の課題を解決するために、記録したデータを転送可能なデータ記録装置であって、事前にデータの転送先を設定し、該データと転送先とを対応付けた転送先情報を管理するコンテンツ管理手段と、前記転送先を識別する識別子を記憶する転送先管理手段と、データを転送する際に、前記コンテンツ管理手段が管理する転送先情報を参照して、転送するデータに対応する転送先を特定するとともに、特定した転送先の識別子を前記転送先管理手段から読み出し、読み出した識別子と、転送先から取得した識別子とが一致するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に応じて、データを移動する転送手段とを備える。
上記の構成のように、事前にデータの転送先を設定し、該データと転送先とを対応付けた転送先情報を管理している。そのため、例えば、ユーザは予め転送先を設定しておくことができ、転送時に転送時に転送すべきデータを探索する操作を簡略化できる。すなわち、データ転送を行う際のユーザの利便性を向上させることができる。
ここで、データの転送には、転送先にデータを複写するとともに、転送元にデータをそのまま残しておく「複製(以下、コピーという)」と、転送元からデータを削除する「移動(以下、ムーブという)」とがある。複写の場合には、転送元にデータが残るため、一旦誤った記録装置又は記録メディアに転送されてしまっても、後で、本来転送すべき転送先に転送することができる。一方、移動の場合には、転送元からデータが削除されてしまう。そのため、事前に設定した転送先に転送する前に、別の記録装置や記録メディアに対してデータを移動してしまうと、事前に設定した転送先にデータを転送できなくなってしまう。つまり、記録されたデータが意図しない記録メディアや機器に誤って移動されてしまう。
しかしながら、上記の構成によれば、データを転送する際に、転送先情報を参照して特定した転送先の識別子を転送先管理手段から読み出し、読み出した識別子と、転送先から取得した識別子とが一致する場合にのみ、データを移動させる。これにより、事前に設定した転送先と異なる記録装置又は記録メディアに誤って移動してしまうことを防止することができる。
また、本発明のデータ記録装置は、上記の課題を解決するために、記録したデータを転送可能なデータ記録装置であって、事前にデータの転送先を設定し、該データと転送先とを対応付けた転送先情報を管理するコンテンツ管理手段と、前記転送先を識別する識別子を記憶する転送先管理手段と、前記コンテンツ管理手段が管理する転送先情報を参照して、転送するデータに対応する転送先を特定するとともに、特定した転送先の識別子を前記転送先管理手段から読み出し、読み出した識別子と、データ記録装置によって書き込みが可能な記録装置又は記録メディアから取得した識別子とが一致するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段が一致すると判定した記録装置又は記録メディアにデータを転送する転送手段とを備える。
上記の構成のように、事前にデータの転送先を設定し、該データと転送先とを対応付けた転送先情報を管理している。そのため、例えば、ユーザは予め転送先を設定しておくことができ、転送時に転送時に転送すべきデータを探索する操作を簡略化できる。すなわち、データ転送を行う際のユーザの利便性を向上させることができる。
ただし、転送先を設定した時点と実際に転送する時点とが異なるため、転送先の状況が、設定時点と実際の転送時点とで異なる場合が考えられる。このような場合、転送時に、ユーザが意図していない記録メディアや記録装置に転送されることは好ましくない。
しかしながら、上記の構成によれば、転送先管理手段が転送先を識別する識別子を記憶し、転送するデータに対応する転送先を特定する。そして、特定した転送先の識別子を転送先管理手段から読み出し、読み出した識別子と、記録装置又は記録メディアから取得した識別子とが一致するか否かを判定する。これにより、該記録装置又は記録メディアが、事前に設定した転送先であるか否かを確認することができる。そして、この確認結果に応じてデータを転送するため、事前に設定した転送先と異なる記録装置又は記録メディアに誤って転送してしまうことを防止することができる。
また、本発明のデータ記録装置は、上記の課題を解決するために、記録したデータを転送可能なデータ記録装置であって、事前にデータの転送先を設定し、該データと転送先とを対応付けた転送先情報を管理するコンテンツ管理手段と、前記転送先を識別する識別子を記憶する転送先管理手段と、ユーザから指定された記録装置又は記録メディアに対してデータの転送ができない場合に、該データに対応する転送先を前記コンテンツ管理手段が管理する転送先情報を参照して特定するとともに、特定した転送先の識別子を前記転送先管理手段から読み出し、読み出した識別子が記録された記録装置又は記録メディアを検索する検索手段と、前記検索手段が検索した記録装置又は記録メディアに対して前記データを転送する転送手段とを備える。
上記の構成のように、事前にデータの転送先を設定し、該データと転送先とを対応付けた転送先情報を管理している。そのため、例えば、ユーザは予め転送先を設定しておくことができ、転送時に転送時に転送すべきデータを探索する操作を簡略化できる。すなわち、データ転送を行う際のユーザの利便性を向上させることができる。
ただし、転送先を設定した時点と実際に転送する時点とが異なるため、例えば、第1の装置に装着された着脱可能な記録メディアを事前に転送先として設定していたが、転送時に該記録メディアを別の第2の装置に装着する場合が考えられる。
しかしながら、上記の構成によれば、ユーザから指定された記録装置又は記録メディアに対してデータの転送ができない場合に、該データに対応する転送先を転送先情報を参照して特定し、特定した転送先の識別子が記録された記録装置又は記録メディアを検索する。そして、検索した記録装置又は記録メディアにデータを転送する。これにより、例えば、上記のように、転送時に記録メディアを別の第2の装置に装着していたとしても、正常にこの記録メディアにデータを転送することができる。このとき、ユーザは、単に事前に設定しておいた記録装置又は記録メディアを指定するだけである。それゆえ、ユーザの利便性を一層向上させることができる。
さらに、本発明のデータ記録装置は、上記の構成に加えて、前記転送手段は、前記検索手段が検索できなかった場合に、ユーザから別の転送先の指定を受け付け、受け付けた転送先に転送する。
上記の構成によれば、検索手段が検索できなかった場合でも、ユーザから指定された別の転送先に転送することができる。これにより、転送できなくなることを避けることができ、データ転送を行う際のユーザの利便性を一層向上させることができる。
また、本発明のデータ記録装置は、上記の課題を解決するために、記録したデータを転送可能なデータ記録装置であって、事前にデータの転送先を設定し、該データと転送先とを対応付けた転送先情報を管理するコンテンツ管理手段と、データを転送する際、前記転送先情報を参照して該データに対応する転送先を特定し、特定した転送先に対してデータを転送できない場合に、ユーザから別の転送先の指定を受け付け、受け付けた転送先に転送する転送手段とを備える。
上記の構成のように、事前にデータの転送先を設定し、該データと転送先とを対応付けた転送先情報を管理している。そのため、例えば、ユーザは予め転送先を設定しておくことができ、転送時に転送時に転送すべきデータを探索する操作を簡略化できる。すなわち、データ転送を行う際のユーザの利便性を向上させることができる。
ただし、転送先を設定した時点と実際に転送する時点とが異なるため、例えば、転送時に何らかの事情で事前に転送先として設定した記録装置又は記録メディアに不具合が生じる場合がある。しかしながら、上記の構成によれば、転送先に対してデータを転送できない場合に、ユーザから受け付けた別の転送先に転送する。これにより、上記のように、事前に転送先として設定した記録装置又は記録メディアに不具合が生じた場合であっても、ユーザは、所望の転送先に転送することができる。
なお、上記データ記録装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記データ記録装置をコンピュータにて実現させるデータ記録装置のデータ転送プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明のデータ記録装置は、ユーザからの予約指示に従ってデータを記録するデータ記録装置であって、前記予約指示に従ってデータの転送先を設定する転送先設定手段と、前記転送先設定手段が設定した転送先とデータとを対応付けた転送先情報を管理するコンテンツ管理手段と、前記コンテンツ管理手段が管理する転送先情報に基づいて、前記データを前記転送先に転送する転送手段とを備える。
また、本発明のデータ記録装置は、ユーザからの予約指示に従ってデータを記録するデータ記録装置において、前記予約指示で設定された記録先に記録できない場合、別の所定の記録先にデータを記録するとともに、予約指示で設定された記録先を転送先として設定する転送先設定手段と、前記転送先設定手段が設定した転送先とデータとを対応付けた転送先情報を管理するコンテンツ管理手段と、前記コンテンツ管理手段が管理する転送先情報に基づいて、前記データを前記転送先に転送する転送手段とを備える。
また、本発明のデータ記録装置は、記録したデータを転送可能なデータ記録装置であって、事前にデータの転送先を設定し、該データと転送先とを対応付けた転送先情報を管理するコンテンツ管理手段と、前記転送先を識別する識別子を記憶する転送先管理手段と、データを転送する際に、前記コンテンツ管理手段が管理する転送先情報を参照して、転送するデータに対応する転送先を特定するとともに、特定した転送先の識別子を前記転送先管理手段から読み出し、読み出した識別子と、転送先から取得した識別子とが一致するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に応じて、データを移動する転送手段とを備える。
また、本発明のデータ記録装置は、記録したデータを転送可能なデータ記録装置であって、事前にデータの転送先を設定し、該データと転送先とを対応付けた転送先情報を管理するコンテンツ管理手段と、前記転送先を識別する識別子を記憶する転送先管理手段と、前記コンテンツ管理手段が管理する転送先情報を参照して、転送するデータに対応する転送先を特定するとともに、特定した転送先の識別子を前記転送先管理手段から読み出し、読み出した識別子と、データ記録装置によって書き込みが可能な記録装置又は記録メディアから取得した識別子とが一致するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段が一致すると判定した記録装置又は記録メディアにデータを転送する転送手段とを備える。
また、本発明のデータ記録装置は、記録したデータを転送可能なデータ記録装置であって、事前にデータの転送先を設定し、該データと転送先とを対応付けた転送先情報を管理するコンテンツ管理手段と、前記転送先を識別する識別子を記憶する転送先管理手段と、ユーザから指定された記録装置又は記録メディアに対してデータの転送ができない場合に、該データに対応する転送先を前記コンテンツ管理手段が管理する転送先情報を参照して特定するとともに、特定した転送先の識別子を前記転送先管理手段から読み出し、読み出した識別子が記録された記録装置又は記録メディアを検索する検索手段と、前記検索手段が検索した記録装置又は記録メディアに対して前記データを転送する転送手段とを備える。
また、本発明のデータ記録装置は、記録したデータを転送可能なデータ記録装置であって、事前にデータの転送先を設定し、該データと転送先とを対応付けた転送先情報を管理するコンテンツ管理手段と、データを転送する際、前記転送先情報を参照して該データに対応する転送先を特定し、特定した転送先に対してデータを転送できない場合に、ユーザから別の転送先の指定を受け付け、受け付けた転送先に転送する転送手段とを備える。
以上のように、本発明は、該データと転送先とを対応付けた転送先情報を管理するコンテンツ管理手段を備えるため、データ転送を行う際のユーザの利便性を向上させることができる。
〔実施形態1〕
本発明の一実施形態について図1ないし図15に基づいて説明すると以下の通りである。図1は、本実施形態に係るデータ記録装置1の構成を示すブロック図である。図示されるように、データ記録装置は、データ取得部101、予約制御部(転送先設定手段)102、コンテンツ管理部(コンテンツ管理手段)103、予約受付部(転送先設定手段)104a、転送指示受付部(リスト生成手段、データ抽出手段)104b、記録制御部105、転送制御部(転送手段)106及び予約情報管理部107を備えている。
本発明の一実施形態について図1ないし図15に基づいて説明すると以下の通りである。図1は、本実施形態に係るデータ記録装置1の構成を示すブロック図である。図示されるように、データ記録装置は、データ取得部101、予約制御部(転送先設定手段)102、コンテンツ管理部(コンテンツ管理手段)103、予約受付部(転送先設定手段)104a、転送指示受付部(リスト生成手段、データ抽出手段)104b、記録制御部105、転送制御部(転送手段)106及び予約情報管理部107を備えている。
また、本発明では、データ記録装置が少なくとも1つの高速アクセス可能な大容量記録メディアを備えるものとする。本実施形態のデータ記録装置1は、高速アクセス可能な大容量記録メディアとして内蔵ハードディスクを備え、さらに着脱可能な記録メディアであるメモリーカードと書き換え可能なDVDを備えることとする。なお、これは説明のためであり他の記録メディアであっても構わない。
(データ記録装置の構成)
データ取得部101は、データ記録装置1で記録対象となるデータを取得するための手段であり、データ記録装置1の外部から放送データなどのデータを取得する。本実施形態では、データ取得部101は、その内部に図示しない符号化部を備え、予約制御部102から指定された記録レートでデータを符号化するものとする。
データ取得部101は、データ記録装置1で記録対象となるデータを取得するための手段であり、データ記録装置1の外部から放送データなどのデータを取得する。本実施形態では、データ取得部101は、その内部に図示しない符号化部を備え、予約制御部102から指定された記録レートでデータを符号化するものとする。
予約受付部104aは、ユーザからデータの記録の予約を受け付けるものである。予約受付部104aは、ユーザから記録開始時刻、記録終了時刻、記録レート、記録先、転送先を示す予約情報を受け付け、受け付けた予約情報を予約制御部102に伝送する。予約受付部104aは、記録先及び転送先の候補として、上記内蔵ハードディスク、メモリーカード及びDVDを示す記録メディア名を予め記憶しており、その中からユーザにより選択されたものを記録先及び転送先として受け付ける。すなわち、予約受付部104aは、ユーザからの予約指示に従って転送先を設定する転送先設定手段である。
転送指示受付部104bは、ユーザからデータの転送指示を受け付けるとともに、該転送指示に対応した転送先、転送方法(後述する)及び転送するデータのリスト(転送データリスト)を転送制御部106に出力する。
なお、予約受付部104aおよび転送指示受付部104bは、図示しない表示手段にユーザに対する操作画面を表示するとともに、図示しない操作装置を介してユーザからの入力を受け付ける。本実施形態では、表示手段として液晶ディスプレイ、操作装置として、上キー、下キー、左キー、右キー、選択・決定キーを備えることとする。ただし、別の表示手段(例えばNTSC信号をビデオ端子から出力する方法など)や別の操作装置(例えばタッチパネルなど)でも構わない。なお、表示手段及び操作装置は、データ記録装置1と一体として構成されていても、別体として構成されていてもよい。
予約制御部102は、予約受付部104aから受けた予約情報を予約情報管理部107に格納するとともに、予約情報管理部107が記憶する予約情報に基づいて、データ取得部101及び記録制御部105を制御し、データの記録を実行するものである。また、予約制御部102は、記録制御部105によって記録されたデータに関するコンテンツ情報(詳細が後述する)をコンテンツ管理部103に伝送する。
転送制御部106は、転送指示受付部104bから受けた転送先、転送方法及び転送データリストに従って、記録制御部105を制御して、内蔵ハードディスクに記録されたデータを、記録制御部105からアクセス可能な記録メディアに転送する処理を実行するものである。
記録制御部105は、複数の記録装置又は記録メディア(ここでは、内蔵ハードディスク、メモリーカード及びDVD)に対して書き込み動作及び転送動作を行うものである。
コンテンツ管理部103は、記録制御部105によって記録されたデータに関するコンテンツ情報を記憶するものである。特に本発明では、コンテンツ管理部103は、予約制御部102からデータと転送先とを対応付けた情報(転送先情報)を受け、受けた該情報をコンテンツ情報に含ませている。
(処理の流れの概略)
以上のように構成されたデータ記録装置1の処理の流れの概略について図2のフローチャートを参照しながら説明する。
以上のように構成されたデータ記録装置1の処理の流れの概略について図2のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、予約受付部104aは、記録開始時間、記録終了時間、記録レート、記録先及び転送先を示す、データの記録の予約情報を受け付ける(S201)。
次に、予約制御部102は、S201で受け付けた予約情報に従って、データ入力部101及び記録制御部105を制御して、データの記録を実行する(S202)。
続いて、転送指示受付部104bは、ユーザからの転送指示を受け付け、転送制御部106に転送開始指示を出力する(S203)。
その後、転送開始指示に従って、転送制御部106は、記録制御部105を制御して、転送元から転送先に、データの転送を実行する(S204)。
以下に、上記各ステップS201〜S204の処理の詳細について説明する。
以下に、上記各ステップS201〜S204の処理の詳細について説明する。
(予約の受付処理)
まず最初に、予約受付部104aは、図3のメニュー画面を図示しない表示手段に表示してユーザからの操作を待つ。予約受付部104aは、ユーザからの図示しない操作装置の上キー及び下キーの操作に応じてカーソル(図3ではカーソルは矩形の太枠で表示される)を移動させ、「予約」の項目にカーソルが移動している間に選択・決定キーが押されたことを受けて、予約の受付処理を開始する。
まず最初に、予約受付部104aは、図3のメニュー画面を図示しない表示手段に表示してユーザからの操作を待つ。予約受付部104aは、ユーザからの図示しない操作装置の上キー及び下キーの操作に応じてカーソル(図3ではカーソルは矩形の太枠で表示される)を移動させ、「予約」の項目にカーソルが移動している間に選択・決定キーが押されたことを受けて、予約の受付処理を開始する。
予約受付部104aは、ユーザから予約受付処理の開始指示を受けると、図4に示す予約画面を表示する。そして、予約受付部104aは、ユーザから操作装置を介して予約情報を取得する。具体的には、予約受付部104aは、ユーザによる上キー及び下キーに対する操作に応じてカーソルで指定される項目(例えば、記録開始時刻、記録終了時刻など)を上下に移動させる。そして、予約受付部104aは、ユーザによる左キー及び右キーに対する操作に応じて項目の属性を変更する。つまり、予約受付部104aは、左キー及び右キーが押されるたびに、内部に記憶している属性の候補を順に表示する。なお、図4では、カーソルは太線の矩形で表示され、記録開始時刻に当たっている。
本実施形態では、予約受付部104aは、予約情報として、記録開始時刻,記録終了時刻及び記録レート(ビットレート)を受け付け、さらに予め登録された記録先の候補の中からユーザに対して記録先を選択させる。本実施形態では、記録先の候補は内蔵ハードディスク、メモリーカードもしくはDVDであり、ユーザは何れかを選択することができる。
また、予約受付部104aは、記録先として内蔵ハードディスクが選択された場合、ユーザに対して転送先を指定させることができる。一方、記録先として内蔵ハードディスクを選択しない場合、予約受付部104aは、図5のように、転送先をグレー(図面では斜線)で表示し、ユーザに対して転送先を指定させないようにする。本実施形態では、予約受付部104aは、記録先として内蔵ハードディスクを選択しない場合、記録先の項目が選択された状態で下キーが操作されると、転送先の項目を飛ばして決定の項目にカーソルが当たるようにする。
このように記録先が内蔵ハードディスクの場合のみに限って転送先を指定できるように制限している理由は、後述する転送処理において、転送元を指定する必要を省くためである。仮に記録先がDVDの時にも転送先としてメモリーカードが指定できるとすると、データを記録した後でDVDに記録されたデータをメモリーカードへ転送する場合、ユーザは転送元と転送先の両方を選択する必要があり手間がかかる。データ記録装置1が内蔵ハードディスクのような高速アクセス可能な大容量記録メディアを備える場合、転送方向は殆ど内蔵の大容量記録メディアから他の記録メディアへとなる。そのため、この制限は問題にならず、ユーザ操作を減らす意味で好適である。
また、転送先を指定させる場合において、予約受付部104aは、ユーザの操作によって転送先の候補を順に表示するが、このとき転送先の候補として、内蔵ハードディスク以外の記録装置及び記録メディア(ここではメモリーカードとDVD)を表示する。
なお、記録レートが所定の値(ここでは1000kbps)以下である場合、予約受付部104aは、転送先の最初の候補としてメモリーカードを表示することとする。さらに、記録終了時刻と記録開始時刻の差分により計算される記録時間が所定時間(ここでは1時間)よりも長い場合、予約受付部104aは、転送先の最初の候補としてDVDを表示することとする。それ以外の場合、予約受付部104aは、転送先の最初の候補を表示せず、転送先の項目欄を空欄にする。転送先の項目欄が空欄であることは転送先を指定しないことを意味する。最初に表示される候補をこのように選んだ理由は、低レートのデータは、携帯機器で使用するためにメモリーカードに転送してデータの受け渡しを行うことが多いためと、記録時間が長いデータは重要データであること多いため、DVDにデータを移動して長期保管する可能性が高いためである。このように、最初に表示される候補(デフォルト候補)を変更すれば、転送先を指定させることによるユーザの負担は少なくなる。
また、予約受付部104aは、図4の一番下の項目である「決定」にカーソルが合わされ、選択・決定キーが押されると、予約完了であると認識し、ユーザによって入力された記録開始時刻、記録終了時刻、記録レート、記録先及び転送先を示す予約情報を予約制御部102に出力する。予約情報を受けた予約制御部102は、該予約情報を予約情報管理部107に格納する。
図6は、予約情報管理部107が記憶する予約情報の一例を示す図である。図6に示されるように、予約情報管理部107は、記録開始時刻、記録終了時刻、記録レート、記録先、転送先が指定された予約情報を記憶している。なお、図6において、「HDD」は内蔵ハードディスクを、「CARD」はメモリーカードを示している。他の図面においても同様とする。
以上のように、本実施形態のデータ記録装置1は、予約時にデータの転送先を設定することができ、該転送先を予約情報の中に含めて記憶している。
(記録処理)
次に、予約情報に従ったデータの記録処理の流れについて図7のフローチャートを参照しながら説明する。なお、上述したように、予約制御部102は、予約受付部104aから受けた予約情報を予約情報管理部107に格納している。
次に、予約情報に従ったデータの記録処理の流れについて図7のフローチャートを参照しながら説明する。なお、上述したように、予約制御部102は、予約受付部104aから受けた予約情報を予約情報管理部107に格納している。
予約制御部102は、内部にタイマを備えており、そのタイマの時刻が予約情報管理部107が記憶する予約情報に含まれる記録開始時刻の直前(例えば200ミリ秒前)を越えたか否かを判定する(S701)。
予約制御部102は、タイマの時刻が予約情報に含まれる記録開始時刻の直前を越えたことを検出すると、該予約情報を予約情報管理部107から読み出す。そして、予約制御部102は、予約情報管理部107から読み出した予約情報の記録先に対して記録が可能か否かを判定する(S702)。
具体的には、予約制御部102は、予約情報の記録先が内蔵ハードディスクである場合、該内蔵ハードディスクが大容量の書き込み可能なメディアであるため、記録が可能であると判定する。
一方、予約情報の記録先がメモリカードもしくはDVDである場合、予約制御部102は、記録制御部105に記録先である記録メディアの状態を要求し、記録制御部105から記録メディアの状態を受け取る。予約制御部102は、この記録メディアの状態により、記録先に記録が可能かどうかを判定する。例えば、メディアの状態として、挿入状態、書き込み禁止属性、空き容量があるとすると、予約制御部102は、各状態が、メディアが挿入されていない場合、メディアが書き込み不可能になっていた場合、メディアの容量が所定容量(例えば1メガバイト)未満である場合のいずれか一つを満たすとき、記録が不可能であると判定する。
予約情報の記録先に対して記録が可能である場合(S702でYes)、S703に移行する。S703では、予約制御部102は、データ取得部101に対して、予約情報管理部107から読み出した予約情報の記録レートを設定してデータの取得要求を行う。データの取得要求を受けたデータ取得部101は、外部から入力されたデータを指定された記録レートで符号化し記録制御部105に伝送する。さらに、予約制御部102は、記録制御部105に対して、データ取得部101から入力された符号化データを、予約情報の記録先に書き込むように書き込み要求を伝送する。そして、予約制御部102から書き込み要求を受けた記録制御部105は、データ取得部101から入力されたデータを指定された記録先に書き込む。予約制御部102は、内部のタイマの時刻が予約情報の記録終了時刻を越えた時点で、記録制御部105に記録の停止要求を伝送するとともに、データ取得部101に取得停止要求を伝送する。その後、S706に移行する。
一方、予約情報の記録先に対して記録が不可能である場合(S702でNo)、予約制御部102は、予約情報管理部107から読み出した予約情報(記録開始時刻、記録終了時刻、記録レート、記録先、転送先)を変更する(S704)。具体的には、予約制御部102は、予約情報の転送先を予約時に設定した記録先に変更し、予約情報の記録先を内蔵ハードディスクに変更する。このように、予約制御部102は、ユーザからの予約指示で設定された記録先に記録できない場合、別の所定の記録先にデータを記録するとともに、予約指示で設定された記録先を転送先として設定する転送先設定手段として動作する。
S704における予約情報の変更に伴い、S705では、予約制御部102は、データ取得部101及び記録制御部105を制御して、内蔵ハードディスクにデータを記録させる。そして、予約制御部102は、内部のタイマの時刻が予約情報の記録終了時刻を越えた時点で、記録を停止しS706に移行する。
S706では、予約制御部102は、コンテンツ管理部103に対して、ファイルパス(ディレクトリ名、ファイル名を含んだものでデータの格納場所を示す。例えば/data/mov001.mpg)、記録開始時刻、記録終了時刻、記録先、転送先からなる記録済データ情報を伝送する。つまり、予約制御部102は、データと転送先とを対応付けた情報(転送先情報)をコンテンツ管理部103に伝送する。そして、コンテンツ管理部103は、予約制御部102より受けた記録済データ情報を含むコンテンツ情報を記憶する。このとき、予約制御部102は、S704で予約情報を変更している場合、記録済データ情報の記録先及び転送先を、S704での変更後の記録先(ここでは、内蔵ハードディスク)及び転送先(予約設定時の記録先にあたる)とする。これにより、後述する転送処理によって簡単に元々の予約時に設定した記録先に転送することができる。
その後、予約制御部102は、予約情報管理部107から記録の終了した予約情報を削除する。
図6に示した予約情報に従って記録を繰り返し行った後のコンテンツ管理部103が記憶するコンテンツ情報の一例を図8に示す。図8に示すように、コンテンツ管理部103が記憶するコンテンツ情報は、記録開始時刻、記録終了時刻、記録先、転送先、ファイルパス、転送済みフラグから構成される。このうち転送済みフラグを除く情報は、予約制御部102から伝送された記録済データ情報である。転送済みフラグは、「未転送」と「転送済み」のうちのいずれかの値を持つ。コンテンツ管理部103は、予約制御部102から伝送された直後にコンテンツ情報を生成する場合、転送済みフラグを「未転送」としておく。
なお、図6に示した予約情報のうち、記録開始時刻が「200401011000」のデータを記録する際、記録先のメモリカードが装着されていなかったため、予約制御部102が予約情報の記録先を内蔵ハードディスクに変更するとともに、予約時に設定されたメモリカードを転送先に変更しているものとする。そのため、図8に示すように、コンテンツ管理部103は、記録開始時刻が「200401011000」のコンテンツ情報として、記録先「HDD」(内蔵ハードディスクを示す)及び転送先「CARD」(メモリーカードを示す)を記憶している。
このようにして、データ記録装置1は、内蔵ハードディスクにデータを記録する場合、そのデータの転送先を示す情報を含むコンテンツ情報をコンテンツ管理部107で管理することができる。つまり、記録制御部105により内蔵ハードディスクに記録されたデータは、コンテンツ管理部103において、転送先が管理されている。よって、後述する転送処理時におけるユーザの操作を簡略化することができる。
また、記録先がメモリーカード又はDVDが設定されていたが、何らかの異常でメモリーカード又はDVDに記録できない場合であっても、予約情報の記録先を内蔵ハードディスクに、転送先を予約時の記録先に変更する。そのため、後述する転送処理によって、予約時に記録先として設定していた記録メディアにデータを転送することができる。
(転送指示の受付処理)
次に、内蔵ハードディスクに記録したデータの転送指示の受付処理について図9のフローチャートを参照しながら説明する。
次に、内蔵ハードディスクに記録したデータの転送指示の受付処理について図9のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、転送指示受付部104bは、図3に示すメニュー画面においてユーザが転送を選択したことを受けると、転送指示の受付処理を開始し、図10に示すような転送設定画面を表示手段に表示する。
そして、S901において、転送指示受付部104bは、表示手段に表示した転送設定画面により、ユーザから、操作装置を介して、転送先、転送対象及び転送方法を受け付ける。なお、転送指示受付部104bは、ユーザによる上キー及び下キーの操作に応じてカーソルを上下に移動させ項目を選択する。また、転送指示受付部104bは、項目を選択した状態で、ユーザからの左キー及び右キーの操作に応じて各項目についての属性の候補を順に表示する。
転送指示受付部104bは、各項目の属性の候補を予め記憶している。本実施形態では、転送先の候補は、「メモリーカード」と「DVD」である。転送対象の候補は、「新着」と「全て」であり、ユーザはどちらかを選択する。「新着」は、記録された後に一度も転送されたことがないデータのみを転送するものであり、「全て」は、一度転送されたかどうかに関わらず転送を行なうものである。転送方法の候補は、「コピー」と「ムーブ」であり、ユーザはどちらかを選択する。「コピー」は、転送を行なった後も内蔵ハードディスク内に転送されたデータがそのまま残るものであり、「ムーブ」は、転送を行なった後に、内蔵ハードディスクから転送されたデータを削除するものである。
次に、転送指示受付部104bは、転送対象として「新着」を受け付けたか否かを判断する(S902)。転送対象として「新着」を受け付けた場合(S902でYes)、転送指示受付部104bは、コンテンツ管理部103から、内蔵ハードディスクに記録されているデータに関するコンテンツ情報(つまり、記録先が内蔵ハードディスクであるコンテンツ情報)を読み出す。そして、転送指示受付部104bは、読み出したコンテンツ情報の中から、転送設定画面で受け付けた転送先に等しく、かつ、転送済みフラグが「未転送」であるものを選び出してリストを生成する(S903)。このとき生成されるリストを「転送データリスト」と呼ぶ。このように、転送指示受付部104bは、コンテンツ管理部103が管理するコンテンツ情報を参照して、転送先に対応するデータのリストを生成するリスト生成手段である。その後、S906に移行する。
一方、転送対象として「全て」が設定される場合とは、通常、ユーザが一度転送したもののうち所望のデータの再度の転送を希望する場合である。したがって、転送先に対応する全てのデータを転送することは好適ではないと考えられる。
そこで、転送対象として「全て」を受け付けた場合(S902でNo)、転送指示受付部104bは、さらにユーザから転送するデータを絞り込む操作を受け付ける。転送指示受付部104bにおける具体的な動作は以下のとおりである。
まず、S904において、転送指示受付部104bは、転送対象として「全て」を受け付けた場合、転送済みフラグに関わらず転送先属性が合致するコンテンツ情報をコンテンツ管理部103から全て選び出しリストを生成する。このとき生成されるリストを「転送データ候補リスト」と呼ぶ。そして、転送指示受付部104bは、生成した転送データ候補リストと、転送するデータの選択指示とを示すデータ選択画面を表示手段に表示させ、ユーザに転送するデータの選択を促す。
図11は、転送指示受付部104bが表示手段に表示したデータ選択画面の一例を示す図である。なお、図11に示すデータ選択画面は、コンテンツ管理部103が記憶するコンテンツ情報が図12に示すものであり、かつ、転送設定画面で転送先「メモリーカード」及び転送対象「全て」を受け付けたときに、転送指示受付部104bが表示手段に表示する画面例である。
転送指示受付部104bは、ユーザによる上キー及び下キーの操作に応じてカーソルを移動させ、ユーザによる左キー及び右キーの操作に応じてデータを転送するか否かを切り替える(キーが押されるたびに、転送するか転送しないかを切り替える)。
以上により、ユーザは、表示手段に表示されたデータ選択画面を見ながら、操作装置を操作することで、どのデータを転送するかを選択することができる。図11では、通常の丸が転送しないことを示し、斜線で塗りつぶされた丸が転送することを示す。図11では、上から2番目のデータが転送するデータとして指定されていることが分かる。選択が完了すると、ユーザは、決定の項目にカーソルを合わせて選択・決定キーを押す。
続いて、S905において、転送指示受付部104bは、選択・決定キーが押されたことを検知して、転送データ候補リストの中から転送すると選択されたデータを抽出し、抽出したデータのリスト(転送データリスト)を生成する。その後、S906に移行する。
このように、転送指示受付部104bは、コンテンツ管理部103が管理するコンテンツ情報を参照して、転送先に対応するデータの転送データ候補リストを生成するリスト生成手段として動作するとともに、ユーザの指示に応じて転送データ候補リストの中から転送するデータのリスト(転送データリスト)を抽出するデータ抽出手段としても動作する。
次に、S906において、転送指示受付部104bは、S903又はS905で生成した転送データリストと、S901に受け付けた転送先及び転送方法とを転送制御部106に伝送する。これにより、転送指示受付部104bは転送指示の受付処理を終了する。
ここで、転送指示受付部104bが生成する転送データリストの具体例を説明する。図13は、コンテンツ管理部103に記録されたコンテンツ情報が図8に示す状態であり、かつ、転送先「メモリーカード」、転送対象「新着」、転送方法「コピー」が選択された場合に、転送指示受付部104bが生成した転送データリストの一例を示している。
このように、データ記録装置1のコンテンツ管理部103が内蔵ハードディスクに記憶されているデータと転送先とを対応付けて記憶しているため、ユーザが転送先を指定するだけで、転送指示受付部104bは、転送すべきデータを一括して特定することができる。また、転送対象が「全て」の場合、ユーザが転送先を指定するだけで、指定した転送先と合致するデータの中から転送すべきデータを選択すればよい。すなわち、内蔵ハードディスクに記録されたデータの全部の中から所望のデータを選択するよりも、ユーザの操作を簡略化することができる。
(転送処理)
次に、転送制御部106における転送処理の流れについて図14のフローチャートを参照しながら説明する。
次に、転送制御部106における転送処理の流れについて図14のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、転送制御部106は、記録制御部105を制御して、転送指示受付部104bから伝送された転送データリストのデータの1つを内蔵ハードディスクから読み出し、読み出したデータを転送指示受付部104bから伝送された転送先に書き込む(S1401)。
次に、転送制御部106は、転送指示受付部104bから伝送された転送方法が「コピー」であるか否かの判定を行う(S1402)。
転送方法が「コピー」である場合、S1403に移る。S1403において、転送制御部106は、コンテンツ管理部103に記録され、S1401で書き込んだデータに関するコンテンツ情報を更新する。具体的には、転送制御部106は、そのコンテンツ情報の転送済みフラグを転送済みに変更する。すなわち、変更前の転送済みフラグが未転送なら転送済みに変更し、転送済みなら転送済みのままとする。その後、S1406に移行する。
一方、転送方法が「コピー」ではない場合(つまり、「ムーブ」である場合)、S1404に移る。S1404では、転送制御部106が記録制御部105を制御して、S1401で書き込んだデータを内蔵ハードディスクから削除し、S1405に移行する。S1405において、転送制御部106は、コンテンツ管理部103に要求してコンテンツ情報からS1401で書き込んだデータのコンテンツ情報を削除し、S1406に移行する。
S1406では、転送制御部106は、転送データリストにあるデータを全て転送したかどうかの判定を行う。転送データリストにあるデータを全て転送したと判定された場合には、転送制御部106は処理を終了する。まだ転送していないデータがあると判定された場合には、S1401に移り、転送データリストのまだ転送していないデータの転送に移る。この動作を繰り返すことによって、指定されたデータを全て転送することができる。
図12は、コンテンツ管理部103が記録しているコンテンツ情報が図8に示す状態であり、転送データリストが図13に示す状態であり、かつ、転送先「メモリーカード」及び転送方法「コピー」である場合に、転送制御部106が転送を行った後のコンテンツ管理部103が記憶するコンテンツ情報に対応している。図12に示されるように、転送先がメモリーカードのデータに対応する転送済みフラグが、図8では「未転送」であったのに対し、図12では「転送済み」に変更されていることが分かる。
図15は、コンテンツ管理部103が記録しているコンテンツ情報が図8に示す状態であり、転送データリストが図13に示す状態であり、かつ、転送先「メモリーカード」及び転送方法「ムーブ」である場合に、転送制御部106が転送を行った後のコンテンツ管理部103が記憶するコンテンツ情報に対応している。図15に示されるように、ムーブされたデータに関するコンテンツ情報が削除されていることが分かる。
本実施形態では、コンテンツ管理部103が内蔵ハードディスクに記録されているデータの転送先を記憶している。そのため、転送時にユーザが転送先を指定するだけで、転送制御部106は、一括して予約時に設定されて転送先にデータを転送することができる。また、転送方法が「全て」である場合でも、転送時にユーザが転送先を指定するだけで、ユーザは予約時に設定した転送先と合致するデータの中から転送を希望するデータを一括して指定することができ、データ指定の操作を簡略化することができる。そして、転送制御部106は、一括して指定されたデータを転送先に転送することができる。このように、ユーザは、簡易な操作で転送を一括で実行することができる。
〔実施形態2〕
次に、本発明の実施形態2について説明する。実施形態2に係るデータ記録装置は、図1に示した実施形態1と同じ構成で実現できる。実施形態2と実施形態1の違いは、転送指示受付部104bにおけるユーザからの転送指示を受け付け処理の流れであるので、該転送指示の受付処理について説明する。
次に、本発明の実施形態2について説明する。実施形態2に係るデータ記録装置は、図1に示した実施形態1と同じ構成で実現できる。実施形態2と実施形態1の違いは、転送指示受付部104bにおけるユーザからの転送指示を受け付け処理の流れであるので、該転送指示の受付処理について説明する。
(転送指示の受付処理)
実施形態1では、転送指示受付部104bは、図3に示すメニュー画面においてユーザが転送を選択したことを受けると、図10に示すような転送設定画面を表示し、転送先、転送対象及び転送方法を受け付けた。本実施形態では、転送指示受付部104bは、ユーザからの転送受付開始操作を受けると、転送すべきデータの選択指示と、転送方法とを受け付ける。
実施形態1では、転送指示受付部104bは、図3に示すメニュー画面においてユーザが転送を選択したことを受けると、図10に示すような転送設定画面を表示し、転送先、転送対象及び転送方法を受け付けた。本実施形態では、転送指示受付部104bは、ユーザからの転送受付開始操作を受けると、転送すべきデータの選択指示と、転送方法とを受け付ける。
具体的には、転送指示受付部104bは、ユーザからの転送開始操作を受けると、コンテンツ管理部103に記録されているコンテンツ情報を読み出し、内蔵ハードディスクに記録されているデータの中で、転送先が「なし」以外のものを選び出して、転送データ候補リストを生成する。
そして、転送指示受付部104bは、生成した転送データ候補リストとともに、該転送データ候補リストの中から転送するデータを選択させるデータ選択指示と転送方法を選択させる転送方法選択指示とを含む図16に示すようなデータ選択画面を表示し、ユーザに転送するデータの選択を促す。
図16は、コンテンツ管理部103が記録しているコンテンツ情報が図8に示す状態である場合における、転送データ候補リストを含むデータ選択画面を示したものである。ユーザは、転送したいデータを選択した後、図16の「コピー」もしくは「ムーブ」の項目にカーソルを合わせて選択・決定キーを押す。選択・決定キーを押した時点で、転送指示受付部104bは、転送方法(コピーもしくはムーブ)及び転送するデータの受け付けたこととなる。
その後、転送指示受付部104bは、図16のデータ選択画面で選択されたデータから転送データリストを生成する。生成された転送データリストは、実施形態1で説明したのと同じく、図10のような情報を持つ。このように、本実施形態の転送指示受付部104bは、ユーザの指示に応じて転送するデータを選択するデータ選択手段である。
そして、転送指示受付部104bは、転送先として転送データリストに示された転送先(つまり、コンテンツ情報の転送先と同じである)を用いることを指定して、生成した転送データリストとユーザにより選択された転送方法とを転送制御部106に伝送する。これにより、転送指示の受付処理を終了する。
その後、転送制御部106は、転送データリストに示された転送先(つまり、コンテンツ情報の転送先である)に、転送データリストのデータを転送する。
以上に説明した方法によれば、コンテンツ管理部103で記録された転送先を用いて転送を行うため、ユーザは、転送時に転送先を設定しなくても、所望の転送先(予約時に設定した転送先)に対して転送を行うことができる。つまり、転送時のユーザの操作を簡単にすることができる。
なお、上記説明では、転送指示受付部104bは、転送先として転送データリストに示された転送先を用いることを転送制御部106に対して指定するものとした。しかしながら、これに限らず、転送指示受付部104bは、転送先としてコンテンツ管理部103が記憶するコンテンツ情報の転送先を用いることを転送制御部106に対して指定してもよい。この場合、転送制御部106は、転送データリストのデータに対応する転送先をコンテンツ管理部103から読み出し、読み出した転送先に基づいて転送を行えばよい。また、転送指示受付部104bは、図10に示すような転送データリストの代わりに、ファイルパスのみを含む転送データリストを転送制御部106に伝送すればよい。転送制御部106は転送データリストのファイルパスに基づいて、内蔵ハードディスクの中から転送すべきデータを特定することができる。
実施形態2が実施形態1と異なる点は以下のとおりある。実施形態1では、ユーザから転送先の指示を受け、コンテンツ管理部103のコンテンツ情報に基づいて、転送すべきデータを特定し、特定したデータを転送していた。これに対し、実施形態2では、ユーザから転送すべきデータの指示を受け、コンテンツ管理部103のコンテンツ情報に基づいて、指示されたデータの転送先を特定し、特定した転送先に転送する。つまり、実施形態1ではユーザが未転送のデータを転送する場合に転送時にデータの指示をする必要がなく、実施形態2ではユーザが転送時に転送先を指示する必要がない。その結果、転送時におけるユーザの操作を簡単にすることができる。
〔実施形態3〕
次に、本発明の実施形態3について説明する。本発明の実施形態3に係るデータ記録装置は、実施形態1のデータ記録装置1に加えて、通信手段を備え、通信ネットワークを通じて外部の機器と通信することが可能である。
次に、本発明の実施形態3について説明する。本発明の実施形態3に係るデータ記録装置は、実施形態1のデータ記録装置1に加えて、通信手段を備え、通信ネットワークを通じて外部の機器と通信することが可能である。
図17は、本実施形態に係るデータ記録装置1aと複数の機器2とを含む通信システムの概要を示すブロック図である。図17に示されるように、データ記録装置1aと機器2とは通信ネットワークを介して接続されている。本実施形態では、機器2は、ユーザからデータの記録の予約及び転送指示を受け付け、受け付けた予約及び転送指示によって、データ記録装置1aに対してデータの記録及び転送を実行させることができる。
図17に示されるように、機器2は、通信部1701,予約受付部1702,転送指示受付部1703及び記録部1704を備えている。
通信部1701は、通信ネットワークを介して、データ記録装置1aと通信を行うものである。予約受付部1702は、上記実施形態1の予約受付部104aと同様に予約情報を受け付け、受け付けた予約情報をデータ記録装置1aに伝送するものである。転送指示受付部1703は、データ記録装置1aに対してデータの転送要求を行うものである。記録部1704は、データ記録装置1aから送信される機器識別子(後述する)及びデータが記録されるものである。
(データ記録装置の構成)
図18は本実施形態のデータ記録装置1aの構成を示すブロック図である。データ記録装置1aは、データ取得部101、予約制御部(転送先設定手段)1802、コンテンツ管理部(コンテンツ管理手段)1803、予約受付部(転送先設定手段)1804a、転送指示受付部1804b、記録制御部105、転送制御部(判定手段、検索手段、転送主案)1806、書込み先管理部(転送先管理手段)1807、通信制御部(リスト送信手段、判定手段、移動手段)1808、通信部(通信手段)1809、予約情報管理部107から構成される。なお、説明の便宜上、前記実施形態1にて説明した図面と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図18は本実施形態のデータ記録装置1aの構成を示すブロック図である。データ記録装置1aは、データ取得部101、予約制御部(転送先設定手段)1802、コンテンツ管理部(コンテンツ管理手段)1803、予約受付部(転送先設定手段)1804a、転送指示受付部1804b、記録制御部105、転送制御部(判定手段、検索手段、転送主案)1806、書込み先管理部(転送先管理手段)1807、通信制御部(リスト送信手段、判定手段、移動手段)1808、通信部(通信手段)1809、予約情報管理部107から構成される。なお、説明の便宜上、前記実施形態1にて説明した図面と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
書込み先管理部1807は、データ記録装置1aがデータを書き込むことが可能な記録メディア及び外部の機器2を管理するための手段である。実施形態1においては、予約受付部104aが、データの書込み先(記録先及び転送先)の候補となる記録装置及び記録メディアの名称(具体的には、内蔵ハードディスク、メモリーカード及びDVD)を記憶していた。しかし、本実施形態では、外部の機器2も書込み先として登録できるように、書込み先の候補を書込み先管理部1807において管理する。
書込み先管理部1807は内部にメモリを備え、書込み先の候補を記憶する。書込み先管理部1807は、予め、データ記録装置1aが通信ネットワークを介することなくアクセス可能な記録メディア(ここでは、実施形態1と同様に、「メモリーカード」及び「DVD」とする)を候補に記憶しておくと共に、通信制御部1808から書込み先候補の追加の要求があると、その情報を記録する動作を行う。
また、書込み先管理部1807は、予約受付部104a及び通信制御部1808から書込み先リストの要求があると、記憶している書込み先の情報を通知する。書込み先の情報は、書込み先名、機器識別子、書込み方式、アドレスである。書込み先名は書込み先を示す名称であり、機器識別子は書込み先を識別する識別子(ID)である。書込み方式はデータを書き込む際の方法を示し、アドレスは書込み先の場所を示す。データ記録装置1aからネットワークを介さずにアクセス可能なメディアに関しては、書込み方式を「ダイレクト」とし、機器識別子とアドレスは必要なく空欄としておけば良い。書込み方式をダイレクトとしたのは、書込み方式が通信ネットワークを介さないことを示すだけである。
なお、書込み方式がダイレクトである記録メディアへの記録は、記録制御部105が取り扱う。また、本実施形態も、実施形態1と同じく、データ記録装置1aはメモリーカードとDVDを備えることとする(これは説明のためであり、他の記録メディアでも構わない)。そのため、書込み先管理部1807は、書込み先名としてメモリーカード、DVDの名称を予め記憶している。
通信制御部1808は、通信ネットワーク上の機器2から要求を受け取り、その要求に従って、コンテンツ管理部1803、記録制御部105、書込み先管理部1807及び通信部1809を制御する。
通信部1809は、ネットワークとの通信を行う手段である。例えば、ネットワークカードや、無線LANデバイスなどを用いる。本実施形態では、通信部1809が扱う通信プロトコルは、インターネットのプロトコルであるIPプロトコルを用いる。インターネット以外のネットワーク(例えば、IEEE1394ネットワークなど)を用いる場合には別のプロトコルを用いても良い。
予約受付部1804aは、上記予約受付部104aと同様に、ユーザから予約情報を受け付け、受け付けた予約情報を予約制御部102に出力するものである。ただし、予約受付部1804aは、内蔵ハードディスク以外の書込み先リストを書込み先管理部1807から取得し、取得した書込み先リスト及び内蔵ハードディスクの中から記録先及び転送先をユーザに選択させる点、及び、予約情報の中の記録先及び転送先の情報として名称だけでなく機器識別子,書込み方式及びアドレスを追加する点で、上記予約受付部104aと異なる。
予約制御部1802は、上記予約制御部102と同様に、予約情報に従ってデータの記録動作を行う。ただし、予約制御部1802は、予約情報の記録先として機器2が設定されている場合、通信部1809を介して該機器2にデータの記録を行う点、及び、コンテンツ管理部1803に伝送するコンテンツ情報の中の記録先及び転送先として名称だけでなく機器識別子,書込み方式及びアドレスを含める点で、上記予約制御部102と異なる。
コンテンツ管理部1803は、上記コンテンツ管理部103と同様に、コンテンツ情報を管理するものである。ただし、コンテンツ管理部1803は、コンテンツ情報の中の記録先及び転送先として、名称だけでなく機器識別子と書込み方式、アドレスを含むコンテンツ情報を記憶する点で、上記コンテンツ管理部103と異なる。
転送指示受付部1804bは、上記転送指示受付部104bと同様に、ユーザからデータの転送指示を受け付け、転送先、転送方法及び転送データリストを転送制御部1806に出力するものである。ただし、転送指示受付部1804bは、書込み先リストを書込み先管理部1807から取得し、取得した書込み先リストの中から転送先をユーザに選択させる点で、上記転送指示受付部104bと異なる。
転送制御部1806は、上記転送制御部106と同様に、転送処理を行うものである。ただし、転送制御部1806は、転送先が外部の機器2である場合、通信部1809を介して該機器2にデータの転送を行う点、及び、後述するメディア転送シーケンスを行う点で、上記転送制御部106と異なる。
(処理の流れの概略)
本実施形態におけるデータ記録装置1a及び機器2を含む通信システムの処理の流れの概略は、図2で説明した上記実施形態1と同様である。ただし、本実施形態では、図2の各処理(予約情報の受付、データの記録、転送指示の受付、データの転送)が、データ記録装置1aと機器2との間でも行われる点で、実施形態1と異なる。
本実施形態におけるデータ記録装置1a及び機器2を含む通信システムの処理の流れの概略は、図2で説明した上記実施形態1と同様である。ただし、本実施形態では、図2の各処理(予約情報の受付、データの記録、転送指示の受付、データの転送)が、データ記録装置1aと機器2との間でも行われる点で、実施形態1と異なる。
そこで、以下では、本実施形態に特徴的なデータ記録装置1aと機器2との間で行われる各処理の流れを説明する。
(機器2からデータ記録装置に対する予約・転送処理)
ここでは、図2におけるS201の予約の受付処理が機器2で行われ、この受付処理に応じて、S202のデータの記録がデータ記録装置1aから機器2に対して行われる動作、ならびに、図2におけるS203の転送指示の受付処理が機器2で対して行われ、この受付処理に応じて、S204のデータの転送がデータ記録装置1aから機器2に対して行われる動作について説明する。
ここでは、図2におけるS201の予約の受付処理が機器2で行われ、この受付処理に応じて、S202のデータの記録がデータ記録装置1aから機器2に対して行われる動作、ならびに、図2におけるS203の転送指示の受付処理が機器2で対して行われ、この受付処理に応じて、S204のデータの転送がデータ記録装置1aから機器2に対して行われる動作について説明する。
<予約の受付処理>
まず、機器2における予約の受付処理について説明する。機器2は、自身を書込み先(記録先又は転送先)とするためには、予めデータ記録装置1aに対して登録を行う必要がある。また、機器2の登録が随時行われるため、記録先又は転送先を設定する場合、ユーザは、新たに登録された書込み先を知る必要がある。そのため、機器2は、書込み先(記録先又は転送先)として指定できる機器2及び記録メディアの名称のリスト(書込み先リスト)を、データ記録装置1aから取得する必要がある。
まず、機器2における予約の受付処理について説明する。機器2は、自身を書込み先(記録先又は転送先)とするためには、予めデータ記録装置1aに対して登録を行う必要がある。また、機器2の登録が随時行われるため、記録先又は転送先を設定する場合、ユーザは、新たに登録された書込み先を知る必要がある。そのため、機器2は、書込み先(記録先又は転送先)として指定できる機器2及び記録メディアの名称のリスト(書込み先リスト)を、データ記録装置1aから取得する必要がある。
そこで、機器2における予約の受付処理は、機器2からデータ記録装置1aに対する(A)機器登録要求、(B)書込み先リスト要求、(C)予約要求を通じて行われる。以下に各要求に関して、機器2及びデータ記録装置1a(主に通信制御部1808)の動作を順に説明する。
<<機器登録要求>>
図19は、(A)機器登録要求の処理に関する動作シーケンスを示す図である。最初に、機器2の予約受付部1702が、データ記録装置1aに対して機器名と識別子(ID)を通知し、機器登録要求を行う(S1901)。例えば、機器2がインターネット接続機器であればホスト名が必ず設定されているので、S1901で通知する機器名としてはホスト名を用いると良い。また同時に通知する識別子は、機器の持つハードウェアから取得しても良いし、取得できない場合には、外部の機器2の予約受付部1702で乱数を生成し、その乱数値を識別子として用いれば良い。
図19は、(A)機器登録要求の処理に関する動作シーケンスを示す図である。最初に、機器2の予約受付部1702が、データ記録装置1aに対して機器名と識別子(ID)を通知し、機器登録要求を行う(S1901)。例えば、機器2がインターネット接続機器であればホスト名が必ず設定されているので、S1901で通知する機器名としてはホスト名を用いると良い。また同時に通知する識別子は、機器の持つハードウェアから取得しても良いし、取得できない場合には、外部の機器2の予約受付部1702で乱数を生成し、その乱数値を識別子として用いれば良い。
このとき、機器登録要求は、通信ネットワークを通過した後、通信部1809を通り、通信制御部1808に伝送される。機器2とデータ記録装置1a間の通信に、HTTPプロトコルなどのアプリケーションプロトコルを用いる場合、アプリケーションプロトコルを受信し、生成するのは通信制御部1808である。アプリケーションプロトコルより下位のインターネットプロトコルや、さらに下位のイーサネット(登録商標)パケット(物理層がイーサネット(登録商標)である場合)の処理は、通信部1809で行う。しかし、これら下位階層の通信は省略し、上位のアプリケーションプロトコルレベルのやり取りだけを示した方が分かりやすいので、図19では通信部1809を図示していない。
通信制御部1808は、機器登録要求を受けると、S1902で、乱数を発生させ機器2から受けた識別子と発生した乱数をあわせて機器識別子を生成する。例えば、機器2から受けた識別子がABCD、乱数が1357であった場合には、機器識別子としてABCD1357を生成する。
次に、通信制御部1808は、機器識別子を機器2に対して伝送する(S1903)。機器2では、この機器識別子を記録部1704に格納しておく。次に、通信制御部1808は、機器名と機器識別子を書込み先管理部1807に伝送する(S1904)。書込み先管理部1807では、伝送された機器名と機器識別子を記録し転送先に機器を追加する。
続いて、機器2の予約受付部1702は、通信制御部1808に、書込み方式及びアドレスを伝送して書込み方式設定を要求する(S1905)。
書込み方式設定は、データ記録装置から機器に対してデータを書き込むとき用いる方法を指定するもので、「サーバ方式」、「ネットワークファイルシステム方式」、「方法なし」の何れかを指定する。機器2は書込み方式設定のほか、アドレスと呼ぶ記録場所を示す情報も通信制御部1808に伝送する。アドレスの形式は書込み方式毎に異なる。サーバ方式では、アドレスとしてIPアドレス(例えば、192.168.0.1)もしくはフルドメイン名(別名FQDN、Fully Qualified Domain Name、例えば、mobile0.provider.or.jp)を用いる。ネットワークファイルシステム方式では、ネットワーク上のファイルパスであるUNC(Universal Naming Convention、例えば、\\mobile0\share\)などを用いる。この例ではmobile0がマシン名、shareが共有フォルダ名である。また、書込み方式の「方法なし」は、データ記録装置1aから機器2に対してデータを書き込む方法がない場合に指定するものである。
図19では、書込み方式設定の例としてサーバ方式を指定し、アドレスとしてIPアドレスを使用している。
通信制御部1808は、機器2から書込み方式及びアドレスを受信すると、S1901で受信した機器名と、S1905で受信した書き込み方式及びアドレスを書込み先管理部1807に対して伝送する(S1906)。書込み先管理部1807は、伝送された機器名,書き込み方式及びアドレスを互いに対応付けて記憶する。
なお、機器2は、メモリーカードなどの記録メディアに対して、データ記録装置1aから取得した機器識別子を書き込んでもよい。機器識別子を書き込んだ記録メディアは、後述するメディア転送シーケンスにおいて使用される。本実施形態では、メディアのルートディレクトリのid.txtという名称のファイルに書き込むものとする。
また、機器識別子は、登録された機器2以外への書込み及び登録された機器以外への転送操作(特にムーブ操作)を防ぐために生成するものである。
<<書込み先リスト要求>>
続いて、(B)書込み先リスト要求の処理について説明する。図20は、書込み先リスト要求に関する動作シーケンスを示す図である。
続いて、(B)書込み先リスト要求の処理について説明する。図20は、書込み先リスト要求に関する動作シーケンスを示す図である。
最初に機器2の予約受付部1702は、データ記録装置1aの通信制御部1808に対して書込み先リスト要求を行う(S2001)。
通信制御部1808は、書込み先リスト要求を受けると、書込み先管理部1807に対して、書込み先リストの取得要求を行う(S2002)。
書込み先管理部1807は、書込み先として指定可能な書込み先名を記憶しているので、この書込み先名の一覧を示す書込み先リストを通信制御部1808に伝送する(S2003)。
通信制御部1808は、書込み先リストの先頭に高速アクセス可能な大容量メディア(本実施形態では内蔵ハードディスク)を加えて機器2に伝送する(S2004)。
機器2の予約受付部1702は、書込み先(記録先又は転送先)として指定可能な機器2及び記録メディアを知ることができるのと同時に、メインの記録先として使用される高速アクセス可能な大容量メディアを知ることができる。
<<予約要求>>
次に、(C)予約要求について説明する。なお、予約要求は、機器2からデータ記録制御1aに対してデータを記録することを予約するものであり、該予約要求の前に、機器2は、先に説明した書込み先リスト要求によって、書込み先リストを取得しているものとする。図21は、予約要求の動作シーケンスを示した図である。
次に、(C)予約要求について説明する。なお、予約要求は、機器2からデータ記録制御1aに対してデータを記録することを予約するものであり、該予約要求の前に、機器2は、先に説明した書込み先リスト要求によって、書込み先リストを取得しているものとする。図21は、予約要求の動作シーケンスを示した図である。
まず、機器2の予約受付部1702は、S2101において、上記S201と同様に予約情報(ここでは記録開始時刻、記録終了時刻、転送レート、記録先、転送先)を受け付け、受け付けた予約情報をデータ記録装置1aに対して伝送する。
データ記録装置1a内の通信制御部1808は、機器2から予約情報を受けると、書込み先管理部1807に対して、書込み先リストの要求を行う(S2102)。書込み先管理部1807は、通信制御部1808に対して、書込み先リストを返す(S2103)。
通信制御部1808は、S2104において、予約情報に含まれる記録先および転送先の確認を行なう。記録先が内蔵ハードディスクでもなく書込み先リストにもない場合や、記録先が内蔵ハードディスク以外であるのに転送先が指定されている場合、また転送先が書込み先リストにない場合はいずれも妥当でないと判断する。それ以外であれば妥当と判断する。
機器2から伝送された記録先及び転送先が妥当である場合、S2105において、通信制御部1808は、書込み先管理部1807に対して、機器2から伝送された記録先及び転送先に対応する書込み先情報の取得を要求する。ここで書込み先情報とは、書込み先の機器識別子,書込み方式及びアドレスのことである。
書込み先管理部1807では、通信制御部1808からの書込み先情報の取得要求を受けて、記録先及び転送先に対応する書込み先情報を通知する(S2106)。
続いて通信制御部1808は、S2107で、機器2に予約が可能であるという情報を通知し、S1508で、予約制御部1802に予約情報を通知する。本実施形態においても、実施形態1と同様、予約情報は、記録開始時刻、記録終了時刻、記録レート、記録先、転送先のことである。但し、通信制御部1808は、記録先及び転送先の情報として、対応する名称だけでなく機器識別子,書込み方式及びアドレスを予約情報に追加することとする。
一方、機器2から伝送された記録先、転送先のいずれかが妥当でない場合、通信制御部1808は、機器2に予約を拒否する情報を通知する(S2107)。S2107で外部の機器2に予約拒否を通知した場合、通信制御部1808は、S2108の処理(予約制御部1802への予約情報通知)を実行しない。
<データの記録処理>
次に、データ記録装置1aにおけるデータの記録処理について説明する。実施形態1と同様に、予約制御部1802は、内部のタイマの時刻が記録開始時刻(正確には記録開始時刻より少し前、例えば200ミリ秒前)を越えた時点で、予約情報管理部107が記憶する予約情報に基づいて、データ取得部101を動作させデータの記録を行なう。このとき、記録先がデータ記録装置1aの備える記録メディア(内蔵ハードディスク、メモリーカード、DVD)である場合、データ記録装置1aの動作は、第1の実施形態と同じであるため省略する。なお、本実施形態の予約制御部1802は、コンテンツ管理部1803にコンテンツ情報を伝送するがコンテンツ情報の一部である記録先及び転送先は、名称だけでなく機器識別子,書込み方式及びアドレスを含むものとする。
次に、データ記録装置1aにおけるデータの記録処理について説明する。実施形態1と同様に、予約制御部1802は、内部のタイマの時刻が記録開始時刻(正確には記録開始時刻より少し前、例えば200ミリ秒前)を越えた時点で、予約情報管理部107が記憶する予約情報に基づいて、データ取得部101を動作させデータの記録を行なう。このとき、記録先がデータ記録装置1aの備える記録メディア(内蔵ハードディスク、メモリーカード、DVD)である場合、データ記録装置1aの動作は、第1の実施形態と同じであるため省略する。なお、本実施形態の予約制御部1802は、コンテンツ管理部1803にコンテンツ情報を伝送するがコンテンツ情報の一部である記録先及び転送先は、名称だけでなく機器識別子,書込み方式及びアドレスを含むものとする。
ここでは、本実施形態の特徴的な点であるデータ記録装置1aが外部の機器2にデータを記録する場合について説明する。
記録先が機器2である場合、データ記録装置1aの予約制御部1802は該機器2に対してデータを記録するが、このとき予約情報の記録先に対応する書込み方式がサーバ方式であるのか、ネットワークファイルシステム方式であるのかによってデータ記録装置1aの動作が異なる。図22は、サーバ方式における動作のフローチャート、図23は、ネットワークファイルシステム方式における動作のフローチャートを示す。どちらも基本的な動作の流れは変わらない。書込み方式によって、機器識別子の取得方法及びデータの書き込み方法の詳細が異なるのみである。
(サーバ方式の場合) 図22を参照して、書込み方式がサーバ方式である場合における予約制御部1802の動作を説明する。
まず、予約制御部1802は、内部のタイマの時刻が予約情報の記録開始時刻の直前(例えば200ミリ秒前)を超えた時点で、該予約情報の記録先である機器2に対して機器識別子を要求する(S2201)。このとき、予約制御部1802は、予約情報の記録先のアドレスを基に、機器2に対して機器識別子を要求する。
次に、予約制御部1802は、機器識別子を要求した機器2から応答があるか否かを判定する(S2202)。応答があればS2203に移行する。応答がなければS2205に移行する。
S2203では、予約制御部1802は、機器2から返信された機器識別子が予約情報に記録されている機器識別子と一致するか否かを判定する。一致する場合、予約制御部1802は、機器識別子が妥当であると判定し、S2204に移行する。一致しない場合、予約制御部1802は、機器識別子が妥当ではないと判定し、S2205に移行する。
S2204では、予約制御部1802は、データ取得部101に予約情報の記録レートを設定してデータの入力要求を行う。データ取得部101は、データの入力要求があると、外部から入力されたデータを指定された記録レートで符号化し、予約制御部1802に伝送する。予約制御部1802は、データ取得部101から入力された符号化データを予約情報の記録先に対応する機器2に送信する。このとき、予約制御部1802は、予約情報の記録先のアドレスを基に、機器2に対してデータを送信することができる。機器2で動作するサーバアプリケーションはこのデータを受けて記録部1704にデータの書き込みを行う。予約制御部1802は、内部のタイマの時刻が記録停止時刻を越えた時点で、データの送信を停止し、S2207に移行する。
S2207では、予約制御部1802は、コンテンツ管理部1803にコンテンツ情報を伝送する。コンテンツ管理部1803では伝送されたコンテンツ情報を書き込み、動作を終了する。
S2202及びS2203の判定でS2205に移行した場合には、S2205において、予約制御部1802は、予約情報管理部107が記憶している予約情報(ここでは、記録開始時刻、記録終了時刻、記録レート、記録先、転送先)を変更する。具体的には、予約情報の転送先を、予約時に設定した記録先(変更前の予約情報には記録先として記憶されている)に変更し、予約情報の記録先を内蔵ハードディスクに変更する。この変更に伴いS2206で内蔵ハードディスクにデータを記録する。予約制御部1802は、内部のタイマの時刻が記録停止時刻を越えた時点で、記録を停止しS2207に移行する。
(ネットワークファイルシステム方式の場合) 次に、図23を参照して、書込み方式がネットワークファイル方式である場合の予約制御部1802の動作を説明する。
まず、予約制御部1802は、内部のタイマの時刻が予約情報の記録開始時刻の直前(例えば200ミリ秒前)を超えた時点で、該予約情報の記録先である機器2から機器識別子の記述されているファイルを読み込む(S2301)。例えば、書込み方式とともに記録されたアドレスのパスにあるid.txtを読み込む。
次に、予約制御部1802は、ファイルが読み込めたか否かを判定する(S2302)。ファイルが読み込めた場合にはS2303に移行する。ファイルが読み込めなければS2305に移行する。
S2303では、予約制御部1802は、機器2から読み込んだ機器識別子が予約情報に記録されている機器識別子と一致するか否かを判定する。一致する場合、予約制御部1802は機器識別子が妥当であると判定し、S2304に移行する。一致しない場合、予約制御部1802は機器識別子が妥当でないと判定し、S2305に移行する。
S2304では、予約制御部1802は、データ取得部101に予約情報の記録レートを設定してデータの入力要求を行う。データ取得部101は、データの入力要求があると、外部から入力されたデータを指定された記録レートで符号化し、予約制御部1802に伝送する。予約制御部1802は、データ取得部101から入力された符号化データを予約情報の記録先に対応する機器2に書き込む。書込み方式がネットワークファイル方式の場合も、機器2でネットワークファイルシステム用のサーバが動作しており、実際にはデータ記録装置1aではなく、機器2のサーバが書き込みを行なっている。S2305、S2306、S2307での動作は、各々、先に説明したS2205、S2206、S2207と等しいため説明を省略する。
以上の動作により、予約制御部1802は、予約情報の記録先が外部の機器2である場合でも、書込み方式が適切に設定されている上に条件が揃えば予約したデータを直接記録することが可能である。
なお、予約情報の記録先の書込み方式が「方法なし」の場合、予約制御部1802は、上記S2205、S2205、S2305、S2306と同様に、予約情報の転送先を、予約時に設定した記録先(変更前の予約情報には記録先として記憶されている)に変更し、予約情報の記録先を内蔵ハードディスクに変更するものとする。
<転送指示の受付処理>
本実施形態は、上記実施形態1と同様に、接続状態、プロトコル、伝送レートなどの問題により記録を行なうことができない場合や、一度内蔵ハードディスクなどに記録して後から転送したい場合に対処するものである。すなわち、本実施形態のデータ記録装置1aは、実施形態1と同様、予約時に転送先を設定して記録したり、予約したデータを記録する際、データが書き込めない場合、転送先を付属情報として持つデータを内蔵ハードディスクに記録している。
本実施形態は、上記実施形態1と同様に、接続状態、プロトコル、伝送レートなどの問題により記録を行なうことができない場合や、一度内蔵ハードディスクなどに記録して後から転送したい場合に対処するものである。すなわち、本実施形態のデータ記録装置1aは、実施形態1と同様、予約時に転送先を設定して記録したり、予約したデータを記録する際、データが書き込めない場合、転送先を付属情報として持つデータを内蔵ハードディスクに記録している。
以下、転送先が外部の機器2である場合に、機器2がユーザからデータの転送指示を受け付ける動作について説明する。機器2が転送指示を受け付ける場合、ユーザが機器2を転送先としてデータ記録装置1aの内蔵ハードディスクに記憶されているデータの全ての転送を希望する場合と、その一部のみの転送を希望する場合が考えられる。そのため、機器2は、機器2を転送先としてデータ記録装置1aの内蔵ハードディスクに記憶されているデータのリストを知ることが好ましい。そこで、本実施形態では、機器2は、データ記録装置1aに対して、機器2を転送先としてデータ記録装置1aの内蔵ハードディスクに記憶されているデータのリスト(転送データ候補リスト)の要求(転送データ候補リスト要求)を行う。
図24は、転送データ候補リスト要求の処理に関する動作シーケンスを示す図である。まず、機器2の転送指示受付部1703は、データ記録装置1aの通信制御部1808に対して、自分の機器名を通知して、内蔵ハードディスクに記録されているデータのうち、通知した機器名を転送先とするデータのリスト(転送データ候補リスト)を要求する(S2401)。
次に、データ記録装置1aの通信制御部1808は、転送データ候補リスト要求を受けると、コンテンツ管理部1803に記録されている情報を読み出す(S2402)。そして、通信制御部1808は、内蔵ハードディスクに記録されているデータの中で、転送先属性が、S2401で通知された転送先に等しいものだけを選び出し転送データ候補リストを生成する(S2403)。その後、通信制御部1808は、この転送データ候補リストを、外部の機器2に伝送する(S2404)。
転送データ候補リストの情報としては、コンテンツ情報(本実施形態では、記録開始時刻、記録終了時刻、記録先、転送先、ファイルパス)とする。ただし、後述するデータの転送処理では、コンテンツ情報の全てが必要なわけではないため、S2404で伝送する情報では、少なくともファイルパスが含まれていれば良い。
このようにして機器2の転送指示受付部1703は、機器2を転送先として内蔵ハードディスクに記憶されているデータのリストである転送データ候補リストを取得する。そして、転送指示受付部1703は、取得した転送データ候補リストを図示しない表示手段に表示して、ユーザに対して転送するデータを選択させる。このとき、転送指示受付部1703は、転送方法(「コピー」もしくは「ムーブ」)についてもユーザに選択させる。これにより、転送指示受付部1703は、転送を行うデータと、転送方法とをユーザから受け付ける。
以上のように、予約制御部1803が内蔵ハードディスクに記録されているデータと転送先とを対応付けた情報(転送先情報)を含むコンテンツ情報をコンテンツ管理部1803に伝送し、コンテンツ管理部1803が該情報を記憶している。そのため、通信制御部1808は、予約時に機器2を転送先とするデータのリストを機器2に送信することができる。この結果、ユーザは、転送時に、全てのデータの中から機器2を転送先として希望するデータを検索する必要がなく、予約時に機器2を転送先として設定していたデータを即座に知ることができる。したがって、転送時におけるユーザの操作を簡略化することができる。
<データの転送処理>
次に、データ記録装置1aから機器2へのデータの転送処理について説明する。図25は、機器2からデータ記録装置に対するデータ転送要求の動作と、この要求に対するデータ記録装置1aの応答動作のシーケンスを示す図である。
次に、データ記録装置1aから機器2へのデータの転送処理について説明する。図25は、機器2からデータ記録装置に対するデータ転送要求の動作と、この要求に対するデータ記録装置1aの応答動作のシーケンスを示す図である。
まず、S2501において、機器2の転送指示受付部1703は、上記転送指示の受付処理で受け付けたデータのファイルパス及び転送方法を通知して、該データの転送要求を行う。このとき、転送指示受付部1703は、ファイルパス及び転送方法の他、記録部1704に記憶されている機器識別子も送信する。
次に、データ記録装置1aの通信制御部1808は、データ転送要求を受けると、コンテンツ管理部1803から、内蔵ハードディスクに記録されているデータの中で、ファイルパスが、S2501で伝送されたファイルパスに等しいもののコンテンツ情報を取得する(S2502)。
ここで、転送方式が「ムーブ」の場合、通信制御部1808は、コンテンツ情報に記録された機器識別子が、S2501で伝送された機器識別子であるかを確認する(S2503)。ここで、コンテンツ情報の機器識別子とは、コンテンツ情報の転送先について書込み先管理部1807が記憶する機器識別子である。すなわち、通信制御部1808は、コンテンツ情報を参照して、転送するデータに対応する転送先を特定するとともに、特定した転送先について書込み先管理部1807が記憶する機器識別子と、転送先から取得した機器識別子とが一致するか否かを判定する判定手段として動作する。
機器識別子が一致しない場合、通信制御部1808は、ムーブを行なわないので、ここで動作を終了する。一方、転送方式が「コピー」である場合や、機器識別子が一致する場合には、通信制御部1808は、通知されたファイルパスにあるデータを、記録制御部105を介して内蔵ハードディスクから取得する(S2504)。そして、通信制御部1808は、取得したデータを機器2に伝送する(S2505)。
図25では示していないが、転送方法が「ムーブ」である場合、通信制御部1808は、データを伝送した後、記録制御部105を用いて内蔵ハードディスクから転送したデータを削除する。さらに、通信制御部1808は、転送したデータに関するコンテンツ情報をコンテンツ管理部1803から削除する(S2506)。すなわち、通信制御部1808は、機器識別子が一致する場合にのみ、データをムーブする移動手段として動作する。
一方、転送方法が「コピー」である場合、通信制御部1808は、コンテンツ管理部1803に要求して、転送したデータに関するコンテンツ情報の転送済みフラグを転送済みに変更する(S2506)。
このように、コンテンツ管理部1803が、データ毎に転送先を記録しているため、たとえ記録時に直接書き込めない場合にも、機器2からデータ記録装置1aに転送データ候補リストの要求及びデータの転送要求を行うことで、後からデータを機器2に転送することができる。転送時には、ユーザは、内蔵ハードディスク内の全てのデータの中から所望のデータを検索する必要がなく、予約時に機器2を転送先として設定していたデータの中から転送を要求するデータを選択することができる。そのため、転送時におけるユーザの操作を簡略化することができる。
また、コンテンツ管理部1803に記録された転送するデータに関する機器識別子と、外部の記録装置がデータ要求時に通知した機器識別子を比較し、両者が一致する場合のみムーブを行う方式である。そのため、誤って違う機器2にムーブされてしまうことを防ぐことができる。なお、本実施形態では、コンテンツ管理部1803が記録するコンテンツ情報に機器識別子が記録されているが、コンテンツ情報には転送先の名称だけを記録し、転送先の名称から書込み先管理部1807を参照して、転送するデータに関する機器識別子を取得しても良い。
(データ記録装置からの要求による転送処理)
以上では、機器2からデータの記録の予約とデータの転送の要求をデータ記録装置1aに対して行う方法について説明した。
以上では、機器2からデータの記録の予約とデータの転送の要求をデータ記録装置1aに対して行う方法について説明した。
ところで、通信ネットワークの伝送レートが低い場合や通信ネットワークの接続されている時間帯が決まっている場合(例えば、23:00〜7:00の夜間のみ接続している場合)など、予約されたデータを直接機器2に記録できないけれども、一旦内蔵ハードディスクに記録した後なら、データ記録装置1aからの要求によってデータの転送ができる場合がある。また、外部の機器2を転送先としている場合でもその機器2に対してメモリーカードで転送することが好適であることがある。以下これらの方法を説明する。これらの方法では、転送指示受付部1804bがユーザからの転送指示を受け付けて、データ記録装置1aが転送処理を行うところから動作が開始される。
本実施形態も実施形態1と同様、転送指示受付部1804bは図3のメニュー画面を表示してユーザからの転送指示を受け付ける。転送指示受付部1804bは、ユーザから転送開始指示を受け付けると、実施形態1と同様に、図10のような転送設定画面を表示する。
転送指示受付部1804bは、「転送先」の項目にカーソルが位置している際に、ユーザによる左キー及び右キーの操作に応じて、転送先の候補を表示する。ここでは、転送指示受付部1804bは、書込み先管理部1807から転送先のリストを取得し、取得した転送先を順に表示する。このとき、選択された転送先がデータ記録装置1aから通信ネットワークを介することなくアクセス可能な記録メディア(メモリーカード及びDVD)である場合のデータ記録装置1aの動作は、実施形態1と同じであるため省略する。
以下では、外部の機器2である「mobile0」が、転送先として選択されたものとして説明する。転送先が機器2である場合も、転送指示受付部1804bは、ユーザから転送対象(「新着」もしくは「全て」)と転送方法(「コピー」もしくは「ムーブ」)を受け付ける。
転送指示受付部1804bは、ユーザから転送先,転送対象及び転送方法を受け付けると、コンテンツ管理部1803から、内蔵ハードディスクに記録されているデータの中で、転送先が受け付けた転送先に等しいコンテンツ情報を選び出してリストを生成する。
このとき、転送対象として「新着」が設定されている場合、転送指示受付部1804bは、転送済みフラグが未転送になっているものだけを選び出し転送データリストを生成する。
一方、転送対象として「全て」が設定されている場合、転送指示受付部1804bは、転送済みフラグに関わらず転送先属性が合致するものを全て選び出し、転送データ候補リストを生成する。この後、転送指示受付部1804bは、図11に示すようなデータ選択画面を表示して、ユーザに転送するデータの選択を受け、この選択に従って転送データリストを生成する。
このように転送データリストを生成するまでの方法は、転送先が外部の機器2であっても実施形態1で説明した方法と同じである。
続いて、転送指示受付部1804bは、転送データリストとユーザから受け付けた転送方法及び転送先とを、転送制御部1806に通知する。転送制御部1806は、転送データリストを受けると、書込み先管理部1807に対して、通知された転送先の情報を要求する。書込み先管理部1807は要求を受けると、指定された転送先についての情報(書込み方式及びアドレス)を転送制御部1806に通知する。
次に、転送制御部1806は書込み方式を確認し、書込み方式がサーバ方式である場合には図26に示すような処理に移行し、書込み方式がネットワークファイルシステム方式である場合には図27に示すような処理に移行する。転送方式が「方法なし」である場合には、後述するメディア転送シーケンスに移行する。
図26は、書込み方式がサーバ方式の場合における転送制御部1806の動作を説明するフローチャートである。
まず、転送制御部1806は、通信部1809を用いて、転送先として指定された機器2に接続し、該機器2に対して機器識別子を要求する(S2601)。
続いて、転送制御部1806は、機器2から応答があるかを判定し(S2602)、応答があればS2603に移行する。応答がなければ後述するメディア転送シーケンスに移行する。
S2603では、転送制御部1806は、機器2から通知された機器識別子が、コンテンツ管理部1803に記録された転送先に関する機器識別子と一致するかを判定する。ここで、コンテンツ管理部1803に記録された転送先に関する機器識別子とは、コンテンツ情報の転送先について書込み先管理部1807が記憶する機器識別子である。すなわち、転送制御部1806は、コンテンツ情報を参照して、転送するデータに対応する転送先を特定するとともに、特定した転送先について書込み先管理部1807が記憶する機器識別子と、データ記録装置1aによって書き込みが可能な記録装置又は記録メディア(ここでは、機器2)から取得した識別子とが一致するか否かを判定する判定手段として動作する。
識別子が一致する場合、転送制御部1806は、機器識別子が妥当であると判定し、S2604に移行する。一致しない場合、転送制御部1806は、機器識別子が妥当でないと判定しメディア転送シーケンスに移行する。
S2604では、転送制御部1806は、転送データリストにあるデータを機器2に伝送し、伝送する毎にコンテンツ管理部1803のコンテンツ情報を更新する。すなわち、転送制御部1806は、機器識別子が一致すると判定した記録装置又は記録メディアにデータを転送する転送手段として動作する。この動作は、記録制御部105を用いてデータを書き込むのではなく、機器2にデータを送信することが異なるだけで、図14を用いて既に説明した方法と同じである。
図27は、書込み方式がネットワークファイル方式の場合における転送制御部1806の動作を説明するフローチャートである。
まず、転送制御部1806は、転送先として指定された機器2から機器識別子の記述されているファイルを読み込む(S2701)。例えば、アドレスのパスにあるid.txtを読み込む。
続いて、転送制御部1806は、ファイルが読み込めたか否かを判定し(S2702)、ファイルが読み込め場合にはS2703に移行する。読み込めなければ後述するメディア転送シーケンスに移行する。
S2703では、転送制御部1806は、機器2から通知された機器識別子が、コンテンツ管理部1803に記録された転送先に関する機器識別子と一致するかを判定する。識別子が一致する場合、転送制御部1806は、機器識別子が妥当であると判定し、S2704に移行する。一致しない場合、転送制御部1806は、機器識別子が妥当でないと判定しメディア転送シーケンスに移行する。
S2704では、転送制御部1806は、転送データリストにあるデータを機器2に書き込み、書き込む毎にコンテンツ管理部1803のコンテンツ情報を更新する。この動作は、記録制御部105を用いてデータを書き込むのではなく、機器2にデータを送信することが異なるだけで、図14を用いて既に説明した方法と同じである。
このように、データ記録装置1aがユーザからの転送指示を受け付けて、外部の機器2にデータを転送する場合においても、転送制御部1806は、コンテンツ管理部1803に記録された転送先に関する機器識別子と、機器2から受けた機器識別子とを比較し、2つが一致する場合のみ転送を行う方式である。そのため、誤って違う機器2に転送されてしまうことを防ぐことができる。
さて、書込み方式が「方法なし」である場合や、書込み方式があるが実際に転送を行う際に、転送先に書き込めない場合には、メディア転送シーケンスに移行する。以下、メディア転送シーケンスを説明する。
図28は、メディア転送シーケンスに関するデータ記録装置1aの動作を示すフローチャートである。
メディア転送シーケンスにおいて最初に、転送制御部1806は、記録制御部105が制御する記録メディア(ここでは、メモリーカードとDVD)の中に、転送対象となるデータの機器識別子が記述された記録メディアがあるかどうか調べる(S2801)。そして、転送制御部1806は、その記録メディアに記述された機器識別子が、転送先に対応する機器識別子であるか否か(該当メディアであるか否か)を判定する(S2802)。
ここで、機器識別子は、コンテンツ情報の転送先に関する機器識別子であり、コンテンツ情報の転送先について書込み先管理部1807が記憶する機器識別子である。すなわち、転送制御部1806は、ユーザから指定された機器2に対してデータの転送ができない場合に、該データに対応する転送先を前記コンテンツ管理手段が管理する転送先情報を参照して特定するとともに、特定した転送先について書込み先管理部1807が記憶する機器識別子が記録された記録装置又は記録メディアを検索する検索手段として動作する。
S2801、S2802の動作の詳細を説明すると、転送制御部1806は、記録制御部105から通信ネットワークを介することなくアクセス可能な記録メディア(但し内蔵ハードディスクを除く)のルートディレクトリのファイルid.txt内部に機器識別子が記述されているか調べる。機器識別子が記述されている場合、転送制御部1806は、コンテンツ管理部1803を参照して、その機器識別子が転送先に対応する機器識別子と一致するかを判定する。機器識別子が一致する場合には、該当メディアがあると判定する。調査した記録メディアに機器識別子がない場合および機器識別子が一致しない場合、転送制御部1806は、記録制御部105から通信ネットワークを介することなくアクセス可能な他の記録メディアについて、一致する機器識別子があるかどうかを判定する。記録制御部105からアクセス可能な全ての記録メディアについて判定を行なった後に、転送対象のデータに関する機器識別子に一致する機器識別子が記録された記録メディアが見つからない場合、転送制御部1806は、該当記録メディアがないと判定する。
該当記録メディアがあった場合には、S2803に移行し、転送制御部1806は、該当記録メディアに対してデータの転送を行う。すなわち、転送制御部1806は、検索された記録メディアに転送する転送手段として動作する。このデータの転送は、実施形態1において図14を用いて説明した転送制御部106によるデータの転送と同じであるので省略する。
このように、記録メディアの中に転送先に関する機器識別子が記述されているかどうかを判定し、該当する機器識別子がある場合には、その記録メディアに転送を行う。これにより、ユーザは特に記録メディアを指定せずに簡易な操作で、転送先が指定されたデータを、転送先に関連付けられた機器識別子が記述されている記録メディアに転送することができる。
該当する記録メディアがなかった場合、S2804に移行する。S2804では、転送方法が「ムーブ」であるかを判定する。転送方法が「ムーブ」である場合にはここで処理を終了する。転送方法が「コピー」である場合には、S2805に移行しユーザからの転送先の指定を受け付ける。転送方法が「ムーブ」の場合に処理を終了するのは、妥当な機器識別子がない記録メディアにムーブさせないという制約を実現するためである。
S2805では、転送制御部1806は、転送指示受付部1804bに転送先指定を要求する。転送指示受付部1804bは転送先指定の要求を受けると、図29に示すような転送先選択画面を表示する。ユーザは、図示しない操作装置のキーを操作し、転送先候補から適当な転送先を選択する。転送指示受付部1804bは、ユーザから転送先が設定されると、転送制御部1806に対して設定された転送先を通知する。転送制御部1806は、転送指示受付部1804bから転送先が通知されると、記録制御部105を制御して、転送データリストにあるデータを内蔵ハードディスクから転送先にコピーする。すなわち、転送制御部1806は、機器識別子が一致する記録メディアが検索できなかった場合に、ユーザから別の転送先の指定を受け付け、受け付けた転送先に転送する。この転送動作は実施形態1において図14を参照して既に説明した方法と同じである。
なお、上記の説明では、S2602、S2603、S2702、S2703において、データをコンテンツ情報において設定されている転送先に転送できない場合、メディア転送シーケンスに移行して、転送制御部1806は、妥当な機器識別子が記録された記録装置及び記録メディアを検索するものとした(S2801、S2802)。そして、検索されなかった場合に、転送制御部1806は、ユーザから転送先の指定を受け付け、受け付けた転送先にデータを転送する(S2805、S2806)。しかしながら、これに限らず、データをコンテンツ情報において設定されている転送先に転送できない場合、転送制御部1806は、妥当な機器識別子が記録された記録装置及び記録メディアを検索することなく、ユーザから転送先の指定を受け付け、受け付けた転送先にデータを転送してもよい。これにより、ユーザは、即座に所望の転送先にデータを転送することができる。この場合、転送制御部1806は、データを転送する際、コンテンツ情報を参照して、該データに対応する転送先を特定し、特定した転送先に対してデータを転送できない場合に、ユーザから別の転送先の指定を受け付け、受け付けた転送先に転送する転送手段として動作する。
上記データ記録装置1・1aが備えるブロックの一部が他の装置に配置されていてもよい。例えば、データ記録装置1の予約受付部104aが、データ記録装置1とは別体の装置(例えばリモコン)に備えられていてもよい。この場合、該別の装置は、予約情報をデータ記録装置1に無線通信等で送信すればよい。
また、データ記録装置1・1aにコンテンツ管理部103・1803,書込み先管理部1807及び予約情報管理部107が備えられている実施形態を例示したが、これらは、データ記録装置1・1aと通信可能な別の装置に配置されていてもよい。
さらに、機器2が備える予約受付部1702,転送指示受付部1703及び記録部1704は、それぞれ通信手段を備える別々の機器に備えられていてもよい。この場合、予約受付部1702を備える第1機器は、転送先及び記録先をデータ記録装置1aに予約するための機器となる。また、記録部1704を備える第2機器は、データ記録装置1aに事前に機器登録を行い、機器識別子が記録されている。そして、第2機器は、データ記録装置1aに機器識別子を送信するとともに、データ記録装置1aによってデータが転送される。なお、記録部1704を備える第2機器は、記録装置又は記録メディアである。また、転送指示受付部1703を備える第3機器は、転送先をデータ記録装置1aに指示するための機器となる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
最後に、データ記録装置1・1aの各ブロックは、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、データ記録装置1・1aは、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるデータ記録装置1・1aの制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記サーバ装置1・101に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、データ記録装置1・1aを通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明のデータ記録装置では、事前に設定した転送先にデータを転送することができる。そのため、データの記録装置やデータの転送装置に適用できる。
1・1a データ記録装置
2 機器
102 予約制御部(転送先設定手段)
103 コンテンツ管理部(コンテンツ管理手段)
104a 予約受付部(転送先設定手段)
104b 転送指示受付部(リスト生成手段、データ抽出手段)
106 転送制御部(転送手段)
1802 予約制御部(転送先設定手段)
1803 コンテンツ管理部(コンテンツ管理手段)
1804a 予約受付部(転送先設定手段)
1804b 転送指示受付部(リスト生成手段、データ抽出手段)
1806 転送制御部(判定手段、検索手段、転送手段)
1807 書込み先管理部(転送先管理手段)
1808 通信制御部(リスト送信手段、判定手段、移動手段)
1809 通信部(通信手段)
2 機器
102 予約制御部(転送先設定手段)
103 コンテンツ管理部(コンテンツ管理手段)
104a 予約受付部(転送先設定手段)
104b 転送指示受付部(リスト生成手段、データ抽出手段)
106 転送制御部(転送手段)
1802 予約制御部(転送先設定手段)
1803 コンテンツ管理部(コンテンツ管理手段)
1804a 予約受付部(転送先設定手段)
1804b 転送指示受付部(リスト生成手段、データ抽出手段)
1806 転送制御部(判定手段、検索手段、転送手段)
1807 書込み先管理部(転送先管理手段)
1808 通信制御部(リスト送信手段、判定手段、移動手段)
1809 通信部(通信手段)
Claims (14)
- ユーザからの予約指示に従ってデータを記録するデータ記録装置であって、
前記予約指示に従ってデータの転送先を設定する転送先設定手段と、
前記転送先設定手段が設定した転送先とデータとを対応付けた転送先情報を管理するコンテンツ管理手段と、
前記コンテンツ管理手段が管理する転送先情報に基づいて、前記データを前記転送先に転送する転送手段とを備えるデータ記録装置。 - 前記転送先設定手段は、さらに、前記予約指示で設定された記録先に記録できない場合、別の所定の記録先にデータを記録するとともに、予約指示で設定された記録先を転送先として設定する請求項1に記載のデータ記録装置。
- ユーザからの予約指示に従ってデータを記録するデータ記録装置において、
前記予約指示で設定された記録先に記録できない場合、別の所定の記録先にデータを記録するとともに、予約指示で設定された記録先を転送先として設定する転送先設定手段と、
前記転送先設定手段が設定した転送先とデータとを対応付けた転送先情報を管理するコンテンツ管理手段と、
前記コンテンツ管理手段が管理する転送先情報に基づいて、前記データを前記転送先に転送する転送手段とを備えるデータ記録装置。 - 前記コンテンツ管理手段が管理する転送先情報を参照して、転送先に対応するデータのリストを生成するリスト生成手段を備え、
前記転送手段は、前記リスト生成手段が生成したリストのデータを、該データに対応する転送先に転送する請求項1又は3に記載のデータ記録装置。 - ユーザの指示に応じて前記リスト生成手段が生成したリストの中から転送するデータを抽出するデータ抽出手段を備え、
前記転送手段は、前記データ抽出手段が抽出したデータを前記特定の転送先に転送する請求項4に記載のデータ記録装置。 - ユーザの指示に応じて転送するデータを選択するデータ選択手段を備え、
前記転送手段は、前記転送先情報を参照して、前記データ選択手段が選択したデータに対応する転送先を決定し、該データを転送する請求項5に記載のデータ記録装置。 - ネットワーク上の外部の機器と通信するための通信手段を備え、
前記転送先設定手段は、前記転送先として前記機器を設定することができる請求項1又は3に記載のデータ記録装置。 - 前記コンテンツ管理手段が管理する転送先情報を参照して、前記機器を転送先とするデータのリストを生成し、生成したリストを前記通信手段を用いて前記機器に送信するリスト送信手段を備える請求項7に記載のデータ記録装置。
- 記録したデータを転送可能なデータ記録装置であって、
事前にデータの転送先を設定し、該データと転送先とを対応付けた転送先情報を管理するコンテンツ管理手段と、
前記転送先を識別する識別子を記憶する転送先管理手段と、
データを転送する際に、前記コンテンツ管理手段が管理する転送先情報を参照して、転送するデータに対応する転送先を特定するとともに、特定した転送先について前記転送先管理手段が記憶する識別子と、転送先から取得した識別子とが一致するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段が一致すると判定した場合にのみ、データを移動する移動手段とを備えるデータ記録装置。 - 記録したデータを転送可能なデータ記録装置であって、
事前にデータの転送先を設定し、該データと転送先とを対応付けた転送先情報を管理するコンテンツ管理手段と、
前記転送先を識別する識別子を記憶する転送先管理手段と、
前記コンテンツ管理手段が管理する転送先情報を参照して、転送するデータに対応する転送先を特定するとともに、特定した転送先について前記転送先管理手段が記憶する識別子と、データ記録装置によって書き込みが可能な記録装置又は記録メディアから取得した識別子とが一致するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段が一致すると判定した記録装置又は記録メディアにデータを転送する転送手段とを備えるデータ記録装置。 - 記録したデータを転送可能なデータ記録装置であって、
事前にデータの転送先を設定し、該データと転送先とを対応付けた転送先情報を管理するコンテンツ管理手段と、
前記転送先を識別する識別子を記憶する転送先管理手段と、
ユーザから指定された記録装置又は記録メディアに対してデータの転送ができない場合に、該データに対応する転送先を前記コンテンツ管理手段が管理する転送先情報を参照して特定するとともに、特定した転送先について前記転送先管理手段が記憶する識別子が記録された記録装置又は記録メディアを検索する検索手段と、
前記検索手段が検索した記録装置又は記録メディアに対して前記データを転送する転送手段とを備えるデータ記録装置。 - 前記転送手段は、前記検索手段が検索できなかった場合に、ユーザから別の転送先の指定を受け付け、受け付けた転送先に転送する請求項11に記載のデータ転送装置。
- 記録したデータを転送可能なデータ記録装置であって、
事前にデータの転送先を設定し、該データと転送先とを対応付けた転送先情報を管理するコンテンツ管理手段と、
データを転送する際、前記転送先情報を参照して、該データに対応する転送先を特定し、特定した転送先に対してデータを転送できない場合に、ユーザから別の転送先の指定を受け付け、受け付けた転送先に転送する転送手段とを備えるデータ記録装置。 - 請求項1から13のいずれか1項に記載のデータ記録装置を動作させるデータ転送プログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるためのデータ転送プログラム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7890775B2 (en) | 2008-07-14 | 2011-02-15 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Information processing apparatus, content control method, and storage medium |
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