JP2006313063A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】氷保存部で一つの氷移送ユニットにより用途に応じて氷を選択的に分配して供給することができるので、材料費を節減することができ、氷保存部の構造を単純化することができる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】本発明は、冷凍室と前記冷凍室を開閉する冷凍室ドアを含む冷蔵庫に関する。前記冷凍室に備えられ、一側に開口部が形成された氷保存容器と、前記氷保存容器に保存された角氷を受けてかき氷を作る氷削部と、前記開口部に回転可能に備えられた回転ブレードと、前記開口部に排出された角氷及び前記回転ブレードによって粉砕された砕氷が吐出される第1吐出部、及び前記開口部に排出された角氷が前記回転ブレードによって回転移送されて前記氷削部に流入するように前記氷削部と連通された第2吐出部と、前記第1吐出部と前記第2吐出部をそれぞれ開閉する第1吐出レバー及び第2吐出レバーとを含み、前記第2吐出レバーは、かき氷の吐出の際に前記第2吐出部を開放することを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は冷蔵庫に関し、特に氷保存部に保存された氷を選択的に分配して供給することができる冷蔵庫に関する。
一般的に、冷蔵庫は、肉、魚などのように結氷温度以下の冷凍食品を保管するための冷凍室と、果物、野菜のように結氷温度以上の冷蔵食品を保管するための冷蔵室に区画されて備えられる。
冷凍室には、冷凍室を循環する冷気を利用して一定の大きさの氷を作るための製氷装置と、製氷された氷が保存される氷保存部が備えられている。氷保存部に保存された氷は用途に応じて角氷または砕氷に粉砕されて外部に排出されるが、このような氷保存部の氷排出構造については、特許文献1などに開示されている。
一方、最近では、家庭で氷小豆のような食品を作ることができるように、かき氷に対する需要が次第に増加している。しかし、従来の冷蔵庫にはこのようなかき氷の供給機能自体が備えられていない。
また、従来の冷蔵庫は、氷保存部に角氷及び砕氷を排出するための一つの吐出部だけが形成されていて、氷削機のような追加的装置によって氷を供給することができず、別途の氷削機をそのまま冷蔵庫に装着して使用することもできないという問題点がある。一方、氷削機用氷保存部を別途に備えて氷を供給する場合には、これによる材料費が必要となり、複雑な構造のために不良の発生が頻繁になるという問題点がある。
韓国特許出願第1998−0049615号明細書
そこで、本発明の目的は、氷保存部内の氷を一つの氷移送ユニットにより用途に応じて選択的に分配して供給することができる冷蔵庫を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、角氷の粉砕時に支持強度を向上させながらも氷削部への氷供給が円滑に行われるように、形状が改善された回転ブレード及び固定ブレードを有する冷蔵庫を提供することにある。
前記目的は、本発明によって、冷凍室と前記冷凍室を開閉する冷凍室ドアを含む冷蔵庫において、前記冷凍室に備えられ、一側に開口部が形成された氷保存容器と、前記氷保存容器に保存された角氷を受けてかき氷を作る氷削部と、前記開口部に回転可能に備えられた回転ブレードと、前記開口部に排出された角氷及び前記回転ブレードによって粉砕された砕氷が吐出される第1吐出部と、前記開口部に排出された角氷が前記回転ブレードによって回転移送されて前記氷削部に流入するように前記氷削部と連通された第2吐出部と、前記第1吐出部と前記第2吐出部をそれぞれ開閉する第1吐出レバー及び第2吐出レバーとを含み、前記第2吐出レバーは、かき氷の吐出の際に前記第2吐出部を開放する冷蔵庫によって達成される。
前記氷保存容器に備えられた駆動モーターと、一端が前記駆動モーターに結合され、他端が前記開口部に向けて延長配置された回転軸と、前記回転軸に回転可能に結合されて前記氷保存容器内の角氷を前記開口部に向けて移送させる螺旋羽とを有する氷移送ユニットをさらに含むことができる。
前記回転ブレードは、相互に等角度をなして配置される複数個の刃を有し、複数個で備えられ、前記回転軸の他端に相互に所定間隔を置いて離隔して配置されるようにすることができる。
前記複数の回転ブレードの回転半径内に前記各回転ブレードとずれるように備えられ、前記回転ブレードによって加圧移送された角氷を砕氷に粉砕する少なくとも一つの固定ブレードをさらに含むことができる。
前記固定ブレードは、前記回転軸から鉛直下方に延長形成された棒状を有することができる。
前記各吐出レバーを駆動するレバー駆動部をさらに含むことができる。
前記レバー駆動部は、前記氷保存容器に保存された角氷をそのまま吐出する場合、前記第1吐出レバーを前記第1吐出部が開放される開放位置に回動させ、前記第2吐出レバーは前記第2吐出部が閉鎖される閉鎖位置に回動させることができる。
前記レバー駆動部は、砕氷の吐出の際、前記第1吐出レバー及び前記第2吐出レバーが前記第1吐出部及び前記第2吐出部を閉鎖する閉鎖位置に回動させることができる。
前記レバー駆動部は、かき氷の吐出の際、前記第1吐出レバーを前記第1吐出部が閉鎖される閉鎖位置に回動させ、前記第2吐出レバーは前記第2吐出部が開放される開放位置に回動させることができる。
前記氷削部は、かき氷排出部が備えられた固定トレーと、前記かき氷排出部に備えられた刃と、前記固定トレーに回転可能に備えられ、前記固定トレーに流入した角氷を前記刃に向けて移送加圧する回転トレーとを含むことができる。
前記冷凍室ドアに備えられたディスペンサー部と、前記冷凍室ドアに備えられ、前記かき氷排出部及び前記第1吐出部から吐出された氷を前記ディスペンサー部に案内するアイスダクトをさらに含むことができる。
一方、前記目的は、本発明によって、冷凍室と前記冷凍室を開閉する冷凍室ドアを含む冷蔵庫において、前記冷凍室に備えられ、一側に開口部が形成された氷保存容器と;前記氷保存容器に保存された角氷を受けてかき氷を作る氷削部と;前記開口部に回転可能に備えれ、所定角度をなす3つ以上の刃を有する回転ブレードと;前記開口部に排出された角氷及び前記回転ブレードによって粉砕された砕氷が吐出される第1吐出部、及び前記開口部に排出された角氷が前記回転ブレードによって回転移送されて前記氷削部に流入するように前記氷削部と連通された第2吐出部と;前記第1吐出部及び前記第2吐出部をそれぞれ開閉する第1吐出レバー及び第2吐出レバーとを含む冷蔵庫によっても達成される。
前記氷保存容器に備えられた駆動モーターと、一端が前記駆動モーターに結合され、他端が前記開口部に向けて延長配置された回転軸と、前記回転軸に回転可能に結合され、前記氷保存容器内の角氷を前記開口部に向けて移送させる螺旋羽とを有する有する氷移送ユニットをさらに含むことができる。
前記回転ブレードは、相互に等角度をなして配置される3つの刃を有し、複数個で備えられ、前記回転軸の他端に相互に所定間隔を置いて離隔して配置されるようにすることができる。
前記複数の回転ブレードの回転半径内に前記各回転ブレードとずれるように備えられ、前記回転ブレードによって加圧移送された角氷を砕氷に粉砕する少なくとも一つの固定ブレードをさらに含むことができる。
前記第2吐出部は前記開口部の鉛直下方に備えられ、前記第1吐出部は前記開口部に排出された氷が前記回転ブレードによって回転移送されて前記氷削部に排出されるように前記第1吐出部の一側に備えられ、前記固定ブレードは、一端が前記回転軸に結合され、他端が前記第1吐出部に向けて折曲された‘L'字状で備えられることができる。
前記各吐出レバーを駆動するレバー駆動部を含むことができる。
前記レバー駆動部は、前記氷保存容器に保存された角氷をそのまま吐出する場合、前記第1吐出レバーを前記第1吐出部が開放される開放位置に回動させ、前記第2吐出レバーは前記第2吐出部が閉鎖される閉鎖位置に回動させることができる。
前記レバー駆動部は、砕氷の吐出の際、前記第1吐出レバー及び前記第2吐出レバーが前記第1吐出部及び前記第2吐出部を閉鎖する閉鎖位置に回動させることができる。
前記レバー駆動部は、かき氷の吐出の際、前記第1吐出レバーを前記第1吐出部が閉鎖される閉鎖位置に回動させ、前記第2吐出レバーは前記第2吐出部が開放される開放位置に回動させることができる。
一方、前記目的は、本発明によって、冷凍室、前記冷凍室を開閉する冷凍室ドア、及び前記冷凍室ドアに備えられたディスペンサー部を含む冷蔵庫において、 前記冷凍室に備えられて角氷を保存し、一側に開口部が形成された氷保存容器と;前記氷保存容器内の角氷を受けてかき氷を作る氷削部と;前記ディスペンサー部に角氷が供給されるように前記開口部と連通された角氷吐出部を有する角氷供給部と;前記ディスペンサー部に砕氷が供給されるように、前記開口部に排出された角氷が前記開口部に備えられた回転ブレードによって粉砕され排出される砕氷吐出部を有する砕氷供給部と;前記開口部と連通され、前記氷削部に角氷を排出する氷削部氷供給部とを含む冷蔵庫によっても達成される。
本発明によれば、本発明による冷蔵庫は、氷保存部に保存された氷を一つの氷移送ユニットにより用途に応じて選択的に分配供給することができるので、材料費が節減され、氷保存部の構造を単純化することができる。
また、回転ブレード及び固定ブレードの形状を改善することによって、氷の粉砕時に支持強度を向上させながらも氷削部への氷供給が円滑に行われる。
以下、添付した図面を参照して、本発明の好ましい実施形態について詳しく説明する。説明に先立って、本発明の好ましい実施形態を説明するに当たって、サイドバイサイド(Side by Side)方式の冷蔵庫を例に挙げて説明するが、本発明の適用がこれに限定されるわけでないことを予め明らかにしておく。
[第1実施形態](図3乃至図6)
本発明による冷蔵庫は、冷凍室3と、冷凍室3に備えられ、一側に開口部が形成された氷保存容器11と、氷保存容器11に保存された角氷を受けてかき氷を作る氷削部80と、回転ブレード41と、第1吐出部31及び第2吐出部33が形成された前面カバー30と、第1吐出部31を開閉する第1吐出レバー51と、第2吐出部33を開閉する第2吐出レバー53とを含む。
ここで、本発明による冷蔵庫は、氷移送ユニット20と、レバー駆動部55及び固定ブレード45のうちの一つ以上をさらに含むことができる。
図1を参照すると、本発明の第1実施形態による冷蔵庫は、中間隔壁によって冷蔵室2及び冷凍室3が左右に区画されている。各冷蔵室2及び冷凍室3の前面開口には、前記開口を開閉するための冷蔵室ドア4及び冷凍室ドア5が備えられており、各ドア4、5の内側には瓶類などを収納することができるドアガイド6が上下に配置されている。また、冷蔵室2内には、上部に冷蔵室2内を区画する複数の棚7が上下に配置されており、下部には複数の収納引き出し8が備えられている。
冷凍室3には、上部に製氷のための製氷装置が設置された製氷室70(図2参照)が区画されており、冷凍室ドア5の前面には製氷室70で製氷された氷と、外部からの飲み水の供給を受けることができるディスペンサー部60が備えられる。ディスペンサー部60には、飲み水の供給のためのウォーターレバー61と、氷を供給するためのアイスレバー63が備えられる。また、ディスペンサー部60の上部には、使用者が角氷、砕氷または氷小豆用かき氷などを選択することができる複数の選択キーが備えられた操作パネル65が設けられている。
図2を参照すると、製氷室70内には外部から供給された水が保存される製氷トレー71が設置され、製氷トレー71の下部には製氷トレー71から離氷された氷が保存される氷保存部10が備えられている。製氷トレー71の一側には製氷トレー71を所定角度で回動させて、製氷された氷を離氷する離氷モーター75と、氷保存部10が満氷であるかどうかを感知する満氷感知レバー73とが設置されている。
図3を参照すれば、本発明による氷保存部10は、開口部12が形成された氷保存容器11と、氷保存容器11内の氷を開口部12に向けて移送する氷移送ユニット20と、複数の吐出部31、33が形成された前面カバー30と、複数の吐出部31、33を開閉する吐出レバー51、53と、保存された氷を粉砕する固定ブレード45及び回転ブレード41とを含む。
氷保存容器11は冷凍室3に備えられて氷を保存し、保存された氷を外部に吐出するための開口部12を有する。氷保存容器11は内部に製氷トレー71から離氷された氷が保存できるように保存空間が形成されている。
開口部12は、氷保存容器11の一側に形成され、保存された氷が外部に排出されるようにする。開口部12は多様な形状及び大きさで備えられることができる。例えば、円形状を有することもでき、図3に示されたように大体半円形状で備えることもできる。
案内筒14は、開口部12側に移送された氷が集まって固まることによって開口部12が詰まることを防止するように備えられる。案内筒14は多様な大きさ及び形状を有することができ、開口部12の形状及び大きさに対応して備えることができる。
氷移送ユニット20は、氷保存容器11に備えられた駆動モーター21と、開口部12に向けて延長配置される回転軸23と、回転軸23に結合されて回転しながら氷保存部10内の氷を開口部12に向けて押し出す螺旋羽25とを含む。
駆動モーター21は、氷保存容器11の一側に備えられ、回転軸23に駆動力を伝達する。
回転軸23は、一端が駆動モーター21に結合され、他端が開口部12に向けて延長形成されて備えられる。回転軸23は、駆動モーター21から駆動力の伝達を受けて螺旋羽25を回転させ、他端に結合された回転ブレード41に駆動力を伝達する。
螺旋羽25は、回転軸23に回転可能に結合され、回転しながら氷保存容器11内の氷を開口部12に向けて押し出す。
螺旋羽25は多様な形状で備えることができる。例えば、図3に示されるように、回転軸23の半径方向に一体と形成された螺旋面で備えることができ、回転軸23自体を螺旋状で形成することもできる。
前面カバー30は、開口部12に備えられ、開口部12に排出された氷を複数の位置に案内する複数の吐出部31、33を有する。前面カバー30は、必要に応じて多様な形状を有して備えることができる。例えば、図3に示されたように、回転ブレード41及び固定ブレード45によって粉砕される砕氷が氷保存部10の周りに飛散しないように、吐出部31、33を除いた開口部12側を取り囲むように備えることができる。一方、前面カバー30は、各吐出部31、33を区画する区画板37をさらに含むことができる。ここで、前面カバー30は、必要な氷の用途に応じて3つ以上の吐出部を有することができ、形成される吐出部の位置も多様に変更可能である。
吐出レバー51、53は複数の吐出部31、33を開閉する。吐出レバー51、53は、例えば、一端が氷保存容器11に回動可能に結合されて、回動しながら各吐出部31、33を開閉するように備えることができる。
吐出レバー51、53は、吐出部31、33の数に対応して備えることができる。例えば、吐出部31、33が2つ備えられる場合には、吐出レバー51、53は2つ備えることができる。もし、角氷と砕氷をそれぞれ別途の吐出部31、33を通じて排出しようとする場合には、吐出レバー51、53は3つ備えることもできる。勿論、用途に応じて4つ以上、備えることができるのは勿論である。ここで、吐出レバー51、53は各吐出部31、33を同時に開閉するか、またはいずれか一つだけを選択的に開閉することができる。
レバー駆動部55は各吐出レバー51、53を駆動するように備えられる。レバー駆動部55は、吐出レバー51、 53の開閉方式によって多様に備えることができる。例えば、吐出レバー51、53が図3のように備えられる場合には、レバー駆動部55はソレノイドバルブで備えられることができる。
回転ブレード41は、回転軸23の他端に回転可能に結合され、回転しながら開口部12を通過した角氷を固定ブレード45に向けて加圧移送する。回転ブレード41には、各刃の回転方向の前方へ角氷の粉砕を容易にするための多数の鋭い突起を形成することができる。
回転ブレード41は、必要に応じて多様な数だけ備えることができる。一つだけ備えることもでき、複数個で備えることもできる。複数個で備える場合、各回転ブレード41は並んで配置されることもでき、相互に所定の角度だけ回動されたままで備えることもできる。
回転ブレード41は、等角度をなして配置される複数個の刃を有することができる。例えば、図3に示されたように2つ、備えることができる。
固定ブレード45は、回転ブレード41の回転半径内に回転ブレード41の回転に影響を与えないように回転ブレード41とずれるように備えられる。固定ブレード45は、回転ブレード41によって収容され移送されたきた角氷を回転ブレード41の回転力を利用して砕氷に粉砕する。
固定ブレード45は、角氷が対向する面に多数の鋭い突起を持つことができる。固定ブレード45は必要によって多様な数だけ備えることができる。
本発明の第1実施形態による固定ブレード45は、回転ブレード41によって汲み上げられて移送された角氷が第2吐出部33に落下することを阻害しない限り、多様な形状で備えることができる。例えば、図3に示されたように、回転軸23から鉛直下方に延長形成された棒状で備えることができる。このような形状によって、図6に示されたように、回転ブレード41によって移送された氷は、固定ブレード45から全然影響を受けずに氷削部80に流入することができる。
氷削部80は、第2吐出部33と連通され、氷保存容器11から排出された角氷を受けてかき氷を作る。
氷削部80は、例えば、図11に示されたように、かき氷排出部86が形成された固定トレー82と、かき氷排出部86に備えられた刃84と、固定トレー82に回転可能に備えられ、固定トレー82内に収容された角氷を刃84に向けて移送加圧する回転トレー83とを含んで構成されることができる。一方、前記氷削部80を駆動するための駆動部90を備えることができる。
上記のような構成によって、第2吐出部33と連通された氷流入口83bを通じて角氷が固定トレー82に収容されれば、駆動部90によって回転される回転トレー83の回転刃83aが角氷を刃84に向けて移送加圧する。刃84によって氷削されたかき氷はかき氷排出部86に排出される。
氷削部80は、氷保存容器11が設置される支持部材91に着脱可能に備えられる。支持部材91には氷削部80が収容される収容部96が備えられる。固定トレー82の外周面には係止突起89aが備えられ、収容部96には係止突起89aが収容される収容溝89bが備えられる。
前述した構成を有する本発明の第1実施形態による冷蔵庫の氷供給過程について、図4乃至図6を参照して説明すると、次の通りである。
<角氷の吐出時>(図4)
まず、第1吐出部31は、開口部12の下部に備えられ、開口部12に排出された氷がアイスダクト9にすぐ流入するように備えられれば、固定ブレード45を間に置いて左側には氷削部80と連通された第2吐出部33が備えられている。
使用者が操作パネル65を通じて角氷を選択してアイスレバー63を押せば、駆動モーター21に電源が供給されて駆動モーター21が駆動される。駆動モーター21はこれと結合された回転軸23を回転させ、螺旋羽25が回転軸23によって回転しながら氷保存容器11内の角氷を開口部12に向けて押し出す(図3参照)。
角氷の吐出時の各吐出レバー51、53の位置は、次の通りである。第1吐出レバー51は第1吐出部31が開放されるように回動されており、第2吐出レバー33は第2吐出部33が閉鎖された状態を維持するように位置している。
従って、氷移送ユニット20によって開口部12に移送された角氷は、回転ブレード41と固定ブレード45との間を通過して第1吐出部31に吐出される(矢印参照)。
<砕氷の吐出時>(図5)
砕氷が吐出される場合においても、操作パネル65を通じた砕氷の選択後から氷保存容器11内の氷が開口部12に排出されるまでの作動過程は、前述した角氷の場合と同一である。
砕氷の吐出時の各吐出レバー51、53の位置を説明すれば、第1吐出レバー51及び第2吐出レバー53は、第1吐出部31及び第2吐出部33をそれぞれ閉鎖する閉鎖位置にある。従って、螺旋羽25によって開口部12に押し出された角氷は、回転ブレード41によって収容され回転される(図中の方向(1)及び(2)参照)。
一方、第2吐出部33も第2吐出レバー53によって閉鎖された状態にあるので、氷移送ユニット20によって移送された氷は固定ブレード45まで加圧移送されて砕氷に粉砕され(図中で方向(3)参照)、粉砕された砕氷は固定ブレード45の間を通して第1吐出部31に吐出される(図中の方向(4)参照)。
<かき氷の吐出時>(図6)
かき氷の吐出時の第1吐出レバー51は、第1吐出部31を閉鎖している閉鎖位置にある。従って、氷移送ユニット20によって開口部12に押し出された角氷は、回転ブレード41によって収容され移送される(図中の方向(1)参照)。
一方、第2吐出レバー53は、第2吐出部33を開放している開放位置に回動されている。従って、回転ブレード41によって移送された氷は最高点を経れば、自重によって第2吐出部33に吐出される(図中の方向(2),(3)参照)。ここで、固定ブレード45は垂直に長い棒状を有するように備えられるので、第2吐出部33に向ける角氷は固定ブレード45により阻害を受けないようになる。
以後、角氷はかき氷装置40でかき氷に粉砕された後、アイスダクト9に排出されて使用者に供給される。
従って、本発明の第1実施形態による冷蔵庫によれば、一つの氷保存容器11と、一つの氷移送ユニット20によって氷の用途に応じて複数の位置に氷を吐出することができるので、用途ごとに別途の保存容器を備える必要がなくて材料費が節減され、空間活用度が向上する。
[第2実施形態](図7乃至図10)
本発明の第2実施形態による冷蔵庫は、前述した第1実施形態における回転ブレード42及び固定ブレード46の形状を改善して、粉砕力を向上しながらも氷削部80に角氷を円滑に供給することができる冷蔵庫に関する。
説明に先立って、第1実施形態と同一の構成要素については重複説明を避け、第1実施形態と異なる特徴について重点的に説明する。
本発明の第2実施形態による冷蔵庫は、氷保存容器11と、氷削部80と、 開口部12に回転可能に備えられ、所定角度をなす3つ以上の刃を有する回転ブレード42と、第1吐出部31及び第2吐出部33が形成された前面カバー30と、複数の吐出部31、33を開閉する吐出レバー51、53とを含む。
本発明の第2実施形態による固定ブレード46は、図7に示されたように、第2吐出部33に向けて折曲された大略‘L'字状を有するように備えられる。これによって、砕氷の吐出の際に回転ブレード42の回転力を效率的に提供することができるので、粉砕力を向上させることができ、回転力の低下による周辺部品への影響を最小化できる。
本発明の第2実施形態による回転ブレード42は、3つ以上の刃を有して備えられる。刃の数は必要に応じて多様な数で備えることができ、例えば、3つ、備えることができる。また、回転ブレード42に形成される各刃42a、42b、42cがなす角度には制限がないが、相互に等角度をなして備えられることが好ましい。
例えば、回転ブレード42が3つの等角度をなして配置される刃42a、42b、42cを有する場合、刃42a、42b、42cによって回転移送される氷が自由落下する時には、先の刃が固定ブレード46の上部に所定の下向き角度をなしながら位置するようになる。
従って、固定ブレード46が、前述した第1実施形態と同様に垂直方向の一字型の棒状でないとしても、固定ブレード46により阻害を受けず氷削部80に氷を供給することが可能である。
ここで、前述した例の他にも、固定ブレード46の形状及び回転ブレード42に形成された刃42a、42b、42cの数及び角度は多様な変形が可能である。
前述した構成を有する本発明の第2実施形態による冷蔵庫の氷供給過程について、図8乃至図10を参照して説明すると、次の通りである。
<角氷の吐出時>(図8)
角氷の吐出時、第1吐出レバー51は第1吐出部31を開放する開放位置に回動され、第2吐出レバー53は第2吐出部33を閉鎖する閉鎖位置を維持している。
従って、氷移送ユニット20によって開口部12に移送された角氷は、回転ブレード42と固定ブレード46との間を通過して第1吐出部31にすぐ吐出される(矢印参照)。
<砕氷の吐出時>(図9)
砕氷の吐出時の第1吐出レバー51及び第2吐出レバー53は、それぞれ第1吐出部31と第2吐出部33を閉鎖する閉鎖位置を維持している。
従って、氷移送ユニット20によって開口部12に押し出された角氷は、回転する回転ブレード42に収容され(図中の方向(1)参照)、回転ブレード42の回転によって移送され(図中の方向(2)参照)、固定ブレード46との間で砕氷に粉砕される(図中の方向(3)参照)。粉砕された砕氷は、第1吐出部31を通じてアイスダクト9に吐出される(図中の方向(4)参照)。
<かき氷の吐出時>(図10)
かき氷の吐出時、第1吐出レバー51は第1吐出部31を閉鎖する閉鎖位置を維持し、第2吐出レバー53は第2吐出部33を開放するように開放位置に回動される。
氷移送ユニット20によって開口部12に押し出された角氷は、回転する回転ブレード42に収容され、回転ブレード42の回転によって回転移送される(図中の方向(1)参照)。
角氷を収容して回転していた刃42bが最高点の付近に至れば(図中の方向(2)参照)、 角氷は自重によって落下するようになる。この時、落下する角氷は、固定ブレード46の上部に位置する刃42cの背によって案内されて第2吐出部33に吐出される(図中の方向(3)参照)。
同様に、後の刃42aが回転して現在位置に至れば、最高点にあった刃42bも回転して固定ブレード46上に位置するようになる。
従って、本発明の第2実施形態による冷蔵庫は、回転ブレード42に3つ以上の刃を具備して、自重によって落下する角氷が先の刃によって案内され吐出されるようにすることによって、固定ブレード46の形状に制限さらず円滑に角氷を氷削部80に吐出することができる。
また、回転ブレード42の各刃の間の空間が、2つの時より3つの時にさらに小さくなるので、回転ブレード42によって回転移送される角氷の量の変化が少なくて、氷削部に一定量の角氷を供給することができる。
また、本発明の第2実施形態による冷蔵庫は、砕氷の吐出時に固定ブレード46が回転ブレード42の回転力を充分に提供することができるので、回転ブレード42の回転力によって第2吐出レバー53が開放されたり、周辺部品に変形が発生することを防止することができる。
従って、本発明による冷蔵庫は、氷保存部10の吐出部31、33側に複数の吐出レバー51、53を設置し、これの開閉を調節することによって、氷の用途に応じて複数の位置に選択的に供給することができるようになる。
つまり、図4乃至図6及び図8乃至図10に示されたように、氷削部80に氷を供給するために別途の氷保存容器11及び氷移送ユニット20を備える必要がないので、材料費が節減され、別途の空間確保が不要となり、氷を分配して供給するために複雑な構成を避けることができ、これによる不良発生を防止することができる。
また、本発明による冷蔵庫は(かき氷の吐出時に説明したように)、氷削部80に角氷を供給する時、角氷が開口部12からすぐ第1吐出部31に吐出されず、回転ブレード41によって収容されて回転して第1吐出部31に吐出されるので、氷保存容器11から氷削部80に一度に過剰の角氷が流入することを防止することができ、これによる作動不良を防止することもできる。
本発明による冷蔵庫の見掛けを示した斜視図である。 図1の冷蔵庫の冷凍室の側面拡大断面図である。 本発明の第1実施形態による氷保存部の斜視図である。 図3の氷保存部の前面図であって、角氷、砕氷、かき氷が吐出されるときの回転ブレード及び吐出レバーの位置を示した図である。 図3の氷保存部の前面図であって、角氷、砕氷、かき氷が吐出されるときの回転ブレード及び吐出レバーの位置を示した図である。 図3の氷保存部の前面図であって、角氷、砕氷、かき氷が吐出されるときの回転ブレード及び吐出レバーの位置を示した図である。 本発明の第2実施形態による氷保存部の斜視図である。 図7の氷保存部の前面図であって、角氷、砕氷、かき氷が吐出されるときの回転ブレード及び吐出レバーの位置を示した図である。 図7の氷保存部の前面図であって、角氷、砕氷、かき氷が吐出されるときの回転ブレード及び吐出レバーの位置を示した図である。 図7の氷保存部の前面図であって、角氷、砕氷、かき氷が吐出されるときの回転ブレード及び吐出レバーの位置を示した図である。 図2の氷削部の分解斜視図である。
符号の説明
2…冷蔵室
3…冷凍室
5…冷凍室ドア
9…アイスダクト
10…氷保存部
11…氷保存容器
12…開口部
14…案内筒
20…氷移送ユニット
30…前面カバー
31、33…吐出部
41、42…回転ブレード
42a、42b、42c…刃
45、46…固定ブレード
51、53…吐出レバー
60…ディスペンサー部
61…ウォーターレバー
63…アイスレバー
65…操作パネル
70…製氷室
80…氷削部
82…固定トレー
83…回転トレー
84…刃
86…かき氷排出部
90…駆動部

Claims (21)

  1. 冷凍室と前記冷凍室を開閉する冷凍室ドアを含む冷蔵庫において、
    前記冷凍室に備えられ、一側に開口部が形成された氷保存容器と、
    前記氷保存容器に保存された角氷を受けてかき氷を作る氷削部と、
    前記開口部に回転可能に備えられた回転ブレードと、
    前記開口部に排出された角氷及び前記回転ブレードによって粉砕された砕氷が吐出される第1吐出部、及び前記開口部に排出された角氷が前記回転ブレードによって回転移送されて前記氷削部に流入するように前記氷削部と連通された第2吐出部と、
    前記第1吐出部と前記第2吐出部をそれぞれ開閉する第1吐出レバー及び第2吐出レバーと
    を含み、
    前記第2吐出レバーは、かき氷の吐出の際に前記第2吐出部を開放することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記氷保存容器に備えられた駆動モーターと、一端が前記駆動モーターに結合され、他端が前記開口部に向けて延長配置された回転軸と、前記回転軸に回転可能に結合され、前記氷保存容器内の角氷を前記開口部に向けて移送させる螺旋羽とを有する氷移送ユニットをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記回転ブレードは、相互に等角度をなして配置される複数個の刃を有し、複数個で備えられて前記回転軸の他端に相互に所定間隔を置いて離隔して配置されることを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記複数の回転ブレードの回転半径内に前記各回転ブレードとずれるように備えられ、前記回転ブレードによって加圧移送された角氷を砕氷に粉砕する少なくとも一つの固定ブレードをさらに含むことを特徴とする請求項3に記載の冷蔵庫。
  5. 前記固定ブレードは、前記回転軸から鉛直下方に延長形成された棒状を有することを特徴とする請求項4に記載の冷蔵庫。
  6. 前記各吐出レバーを駆動するレバー駆動部をさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の冷蔵庫。
  7. 前記レバー駆動部は、前記氷保存容器に保存された角氷をそのまま吐出する場合、前記第1吐出レバーを前記第1吐出部が開放される開放位置に回動させ、前記第2吐出レバーを前記第2吐出部が閉鎖される閉鎖位置に回動させることを特徴とする請求項6に記載の冷蔵庫。
  8. 前記レバー駆動部は、砕氷の吐出の際、前記第1吐出レバー及び前記第2吐出レバーを前記第1吐出部及び前記第2吐出部を閉鎖する閉鎖位置に回動させることを特徴とする請求項6に記載の冷蔵庫。
  9. 前記レバー駆動部は、かき氷の吐出の際、前記第1吐出レバーを前記第1吐出部が閉鎖される閉鎖位置に回動させ、前記第2吐出レバーを前記第2吐出部が開放される開放位置に回動させることを特徴とする請求項6に記載の冷蔵庫。
  10. 前記氷削部は、かき氷排出部が備えられた固定トレーと、前記かき氷排出部に備えられた刃と、前記固定トレーに回転可能に備えられて前記固定トレーに流入した角氷を前記刃に向けて移送加圧する回転トレーとを含むことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  11. 前記冷凍室ドアに備えられたディスペンサー部と、
    前記冷凍室ドアに備えられ、前記かき氷排出部及び前記第1吐出部から吐出された氷を前記ディスペンサー部に案内するアイスダクトと
    をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  12. 冷凍室と前記冷凍室を開閉する冷凍室ドアを含む冷蔵庫において、
    前記冷凍室に備えられ、一側に開口部が形成された氷保存容器と、
    前記氷保存容器に保存された角氷を受けてかき氷を作る氷削部と、
    前記開口部に回転可能に備えられ、所定角度をなす3つ以上の刃を有する回転ブレードと、
    前記開口部に排出された角氷及び前記回転ブレードによって粉砕された砕氷が吐出される第1吐出部、及び前記開口部に排出された角氷が前記回転ブレードによって回転移送されて前記氷削部に流入するように前記氷削部と連通された第2吐出部と、
    前記第1吐出部及び前記第2吐出部をそれぞれ開閉する第1吐出レバー及び第2吐出レバーと
    を含むことを特徴とする冷蔵庫。
  13. 前記氷保存容器に備えられた駆動モーターと、一端が前記駆動モーターに結合され、他端が前記開口部に向けて延長配置された回転軸と、前記回転軸に回転可能に結合され、前記氷保存容器内の角氷を前記開口部に向けて移送させる螺旋羽とを有する氷移送ユニットをさらに含むことを特徴とする請求項12に記載の冷蔵庫。
  14. 前記回転ブレードは、相互に等角度をなして配置される3つの刃を有し、複数個で備えられて前記回転軸の他端に相互に所定間隔を置いて離隔して配置されることを特徴とする請求項13に記載の冷蔵庫。
  15. 前記複数の回転ブレードの回転半径内に前記各回転ブレードとずれるように備えられ、前記回転ブレードによって加圧移送された角氷を砕氷に粉砕する少なくとも一つの固定ブレードをさらに含むことを特徴とする請求項14に記載の冷蔵庫。
  16. 前記第2吐出部は、前記開口部の鉛直下方に備えられ、前記第1吐出部は前記開口部に排出された氷が前記回転ブレードによって回転移送されて前記氷削部に排出されるように前記第1吐出部の一側に備えられ、
    前記固定ブレードは、一端が前記回転軸に結合され、他端が前記第1吐出部に向けて折曲された‘L'字状で備えられることを特徴とする請求項15に記載の冷蔵庫。
  17. 前記各吐出レバーを駆動するレバー駆動部を含むことを特徴とする請求項15に記載の冷蔵庫。
  18. 前記レバー駆動部は、前記氷保存容器に保存された角氷をそのまま吐出する場合、前記第1吐出レバーを前記第1吐出部が開放される開放位置に回動させ、前記第2吐出レバーを前記第2吐出部が閉鎖される閉鎖位置に回動させることを特徴とする請求項17に記載の冷蔵庫。
  19. 前記レバー駆動部は、砕氷の吐出の際、前記第1吐出レバー及び前記第2吐出レバーを前記第1吐出部及び前記第2吐出部を閉鎖する閉鎖位置に回動させることを特徴とする、請求項17に記載の冷蔵庫。
  20. 前記レバー駆動部は、かき氷の吐出の際、前記第1吐出レバーを前記第1吐出部が閉鎖される閉鎖位置に回動させ、前記第2吐出レバーは前記第2吐出部が開放される開放位置に回動させることを特徴とする請求項17に記載の冷蔵庫。
  21. 冷凍室、前記冷凍室を開閉する冷凍室ドア、及び前記冷凍室ドアに備えられたディスペンサー部を含む冷蔵庫において、
    前記冷凍室に備えられ、角氷を保存し、一側に開口部が形成された氷保存容器と、
    前記氷保存容器内の角氷を受けてかき氷を作る氷削部と、
    前記ディスペンサー部に角氷が供給されるように前記開口部と連通された角氷吐出部を有する角氷供給部と、
    前記ディスペンサー部に砕氷が供給されるように、前記開口部に排出された角氷が前記開口部に備えられた回転ブレードによって粉砕され排出される砕氷吐出部を有する砕氷供給部と、
    前記開口部と連通され、前記氷削部に角氷を排出する氷削部氷供給部と
    を含むことを特徴とする冷蔵庫。
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