JP2006311923A - ブロック玩具 - Google Patents

Abstract

【課題】
従来のブロック玩具では、玩具を構成し、電源線やネットワーク線等を介して他の組み立てブロックと電力や情報の授受を行うものと、又、ブロックに描かれている、文字や数字や絵等の意味を音声、言語音として覚え学ぶことが出来るものはあったが、ブロック１表面に図柄が設けられ、枠盤内の基盤にブロックを正しく全部揃え完成すると一つの図柄が形成され、電球が点灯点滅するものはなかった。
【解決手段】
前記基盤上面には、前記直方体のブロックの図柄を設けた面と対向する面に設けた凸部と嵌合可能な凹部からなる結合手段を有し、前記結合手段は導線により連結された接点を有し、前記直方体のブロックを前記基盤に正しく全部揃えて結合させると、一つの図柄が完成するとともに前記接点の接触による通電により事前に準備された機能を発現させ得る。
【選択図】 図５

Description

本発明は、ブロック等の積立玩具に関し、より詳しくは玩具を構成し、枠盤内の基盤と直方体のブロックの結合手段と、電源線及びネットワーク線等の接続手段と結線手段を介して図柄を枠盤内上の基盤に正しく完全に揃え完成させることにより、遊びながら教育的図柄手本を見聞することが出来る直方体のブロック玩具に関する。

従来の玩具用組立ブロックは、各組立ブロックの組合せ可能な結合位置及び結合方向の全てに於いて、配線の接続を確保することができる玩具用組立ブロックとか、又、音声通知機能付きブロック玩具は、子供がたった一人で遊びながら、ブロックに描かれている、文字や数字や絵などの意味を音声、言語音として、覚え学ぶことの出来る音声通知機能付きブロック玩具（特許文献１参照）のものはあった。
実登第３０５８４９１号公報

上記従来の技術において述べた組立ブロックは、直方体のブロック1表面に、図柄が設けられ枠盤内上に於いて、結合手段と接続手段を備え、事前に準備された機能の発現によって基盤と直方体のブロックを正しく全部揃え完成すると、一つの図柄が形成され、電球が点灯点滅し、音を発するものは無く、又、興趣に欠けている。

本発明は、上記課題を達成するため、上面に基盤を重ねて収める枠盤と機器収納箱を備えた枠体と前記基盤上に収められる一表面に図柄が設けられている複数の直方体のブロックからなるブロック玩具であって、
前記基盤上面には前記直方体のブロックの図柄を設けた面と対向する面に設けた凸部と嵌合可能な凹部からなる結合手段を有し、前記結合手段は導線により連結された接点を有し、前記直方体のブロックを前記基盤に正しく全部揃えて結合させると、一つの図柄が完成するとともに前記接点の接触による通電により事前に準備された機能を発現させ得る。

前記直方体のブロックを基盤に正しく全部揃えると、一つの図柄が完成すると同時に前記ブロックの図柄面に豆球が付設された幾つかのブロックの豆球が点灯点滅するとともに音声を得られる。

前記直方体のブロックは、１表面に設けられた凸部が４本であって、各凸部は隣接する凸部同志が１対１で１系列に接続された６種類のブロックと、隣接する凸部同志が１対１の２系列で並列に接続された２種類のブロックと、隣接する凸部同志が接続されない１種類のブロックを複数個組合せてなり、あらかじめ準備された結合手段と配線手段を設けたものである。

本発明のブロック玩具は、ブロックの一面に図柄で動物、植物、魚介、乗り物又はキャラクター等を設けて、直方体のブロックを基盤に正しく全部揃えると、一つの図柄が完成すると同時に豆球が点灯点滅し音声を発することが出来るもので、教育的図柄手本として、遊びながら見聞を広め授受でき、興趣を充分備えているものであり優れた効果を奏するものである。

以下、本発明の実施の形態を実施例となる図１〜５図に基づいて説明する。

図１は本発明のブロック玩具の実施例となる全体図を示している。枠盤Ｂは、合成樹脂で正方形をなし、枠盤Ｂ内に重ねられる基盤Ｃは絶縁体で凹部イ、ロ、ハ、ニを設け、４箇所の凹部イ、ロ、ハ、ニは隣接する凹部イ、ロ、ハ、ニ同志が導線Ｉで結合され、縦１２段と横８列で９６の枡になっており、下部に電池収納箱Ｅ、電磁気箱Ｆ、スピーカー箱Ｇ、スイチ箱Ｈ等は合成樹脂で形成して付設され、合成樹脂の枠体Ａ内に一体化された全体図である。
例えば、枠盤Ｂは、縦２５０．５ｍｍ、横２５０．５ｍｍ、底の厚さ５ｍｍの正方形で、枠の厚さ１１．５ｍｍで基盤Ｃ受け隙間０．５ｍｍを設け、基盤は、縦２５０ｍｍで１２段、横２５０ｍｍの８列の正方形設けると良く、下部の電池箱Ｅ、電磁気バイメタル箱Ｆ、スピーカー箱Ｇ、スイチ箱Ｈ等の収納箱は、縦４５ｍｍ横２５０．５ｍｍ厚さ２７ｍｍの長方形で、枠体Ａ縦３２０ｍｍ横２７５ｍｍとして形成されるとよい。

図２は、本発明の直方体ブロックＤと枠盤Ｂと基盤Ｃの実施例の断面図である。枠盤Ｂと基盤Ｃの間に０．５ｍｍの空間を設け、基盤Ｃの上部より底部に丸形の穴直径３ｍｍ、高さ３ｍｍが４箇所の凹部イ、ロ、ハ、ニを設け、事前に準備された機能を果たす複数の導線Ｊが施され、底部に達している丸型の穴の接続部と隣接の丸型の穴の接続部とを導線で結線されていることを図示している。
又、基盤Ｃには直方体のブロックＤが事前に準備された機能を果たす複数の導線Ｉが施されている凸部１，２，３，４が基盤Ｃの凹部イ、ロ、ハ、ニに嵌合され結合されている図で、基盤Ｃと直方体のブロック片Ｄを接続されると良い。
尚、結合手段としては、凹部と凸部の形状を多角型にしてもよく、凹部と凸部を設けずに磁石のＮとＳや面ファスナーのループとフックを用いてもよい。

図３は、直方体のブロックＤの凸部を示し、縦２０ｍｍ横３０ｍｍ高さ１０ｍｍの直方体で上面に４個の丸形で直径３ｍｍ高さ３ｍｍの凸部１，２，３，４を形成し、事前に準備された機能を果たす複数の結合と導線Ｉ、Ｐとを設けて、直方体のブロックＤの下面に設けた図柄Ｎの面に豆球Ｋを付設している。

図４は、本発明に用いる直方体のブロックＤ凸部とその配線例の組合せを示す。
ａは、凸部３と４に導線Ｉを接続した例である。
ｂは、凸部１と４に導線Ｉを接続した例である。
ｃは、凸部４と２に導線Ｉを接続した例である。
ｄは、凸部１と２に導線Ｉを接続した例である。
ｅは、凸部３と２に導線Ｉを接続した例である。
ｆは、凸部１と３に導線Ｉを接続した例である。
ｇは 凸部１と４、凸部３と２の２系列で並列に導線Ｉを接続した例である。
ｈは、凸部１と３、凸部４と２の２系列で並列に導線Ｉを接続した例である。
ｉは、凸部１，２，３，４には導線Ｉを接続されていない例である。

図５は、本発明の直方体のブロックＤを正しく全部揃えた完成図で樹木の図柄を完成させる例を示している。基盤Ｃの凹部イ、ロ、ハ、ニは複数の直方体のブロックＤの凸部１，２，３，４と相互に嵌合され、事前に準備された機能を果たす複数の導線Ｊを付設、直方体のブロックＤに於いても複数の導線Ｉを付設され、豆球Ｋ２９個とスピーカーＧも設けられ結線され、電磁気バイメタルＦや電池Ｅ、スイチＨも付帯している事によって目的を果たす実施例である。
基盤上は、縦１２段、横８列に区画されており、上から３列３段に図４−ｆ、３列１１段に図４−e、５列１２段に図４−a、7列５段に図４−b、７列７段に図４−h等々に結線された直方体のブロックＤを正しく全部揃えると完成するものであり、Ｌ、Ｍは基盤Ｃと電源との接続部である。

枠盤Ｂと直方体のブロックＤの材質は、特に限定はしないが合成樹脂や厚紙にすると良い。又、基盤Ｃは絶縁板を用いると良く、電池Ｅに於いては直流単三２個を使い、電球は豆球Ｋを使用し、基盤Ｃの導線Ｊ，直方体のブロックＤの導線Ｉは直径０．５ｍｍを使用した。又はコンデンサーを用い交流電流を用いても何ら変わらない。
尚、直方体のブロックＤの凸部１，２，３，４の先面には、小さな鉄板を取り付け、結線する際にはハンダ付けして留める。基盤Ｃの凹部イ、ロ、ハ、ニの中底には、小さな鉄板を凹曲にして取り付け、接点としても良い。

上述した通りの本発明により、児童から大人は、基盤Ｃに直方体のブロックＤをパズル方式に図柄Ｎを合わせ乍ら直方体のブロックＤを正しく全部揃えると、一つの図柄Ｎが完成し、結合手段と接続手段とによって、
電磁気のバイメタルＦを通して、通電又は一時遮断を繰り替えされ、事前に準備された機能の例として、直方体のブロックＤに設けられている豆球Ｋが点灯点滅し、クリスマスツリーが煌びやかになり、ソング等々が聞こえることにより完成される。
尚、いろいろの色彩豆球Ｋや一個の豆球Ｋが多種の彩色採光を放つものも備えると一層の感動が得られ、図柄Ｎに於いては、花、鳥、樹木、魚介、乗り物、キャラクター、星座等々をシリーズものにすると、教育的図柄手本となり、遊びながら見聞を広め授受でき、興趣を充分備えているもので、このうえにもない尚一層の感動を得られるものである。

ブロック玩具の全体図と枠盤内に於ける基盤の凹部と導線の配置図 直方体のブロックと枠盤と基盤の断面図 直方体のブロック片の実施例の裏面を図示している立体図、上（裏）面に丸形凸部を４箇所形成したものである。 直方体のブロック片裏面の４箇所の凹部に係る複数の導線図 ブロック玩具の図柄の完成図であり、導線が接続された図示である。

符号の説明

Ａ 枠体
Ｂ 枠盤
Ｃ 基盤
Ｄ 直方体のブロック
Ｅ 電池箱
Ｆ 電磁気箱
Ｇ スピーカー箱
Ｈ スイチ箱
Ｉ 直方体のブロックの導線
Ｊ 基盤の導線
Ｋ 豆球
Ｌ、Ｍ 電源接続部
Ｎ 図柄
Ｐ 凸部と豆球を接続する導線
イ、ロ、ハ、ニ、 基盤の凹部
１，２，３，４ ブロックの凸部
ａ 直方体のブロックの一表面の凸部３と４の導線図
ｂ 同の凸部１と４の導線図
ｃ 同の凸部４と２の導線図
ｄ 同の凸部１と２の導線図
ｅ 同の凸部３と２の導線図
ｆ 同の凸部１と３の導線図
ｇ 同の凸部１と４、凸部３と２の並列の導線図
ｈ 同の凸部１と３、凸部４と２の並列の導線図
ｉ 同の凸部に導線無しの図

Claims (3)

1. 上面に基盤を重ねて収める枠盤と機器収納箱を備えた枠体と前記基盤上に収められる一表面に図柄が設けられている複数の直方体のブロックからなるブロック玩具であって、
   前記基盤上面には、前記直方体のブロックの図柄を設けた面と対向する面に設けた凸部と嵌合可能な凹部からなる結合手段を有し、前記結合手段は導線により連結された接点を有し、前記直方体のブロックを前記基盤に正しく全部揃えて結合させると、一つの図柄が完成するとともに前記接点の接触による通電により事前に準備された機能を発現させることを特徴とするブロック玩具。
2. 前記直方体のブロックを基盤に正しく全部揃えると、一つの図柄が完成すると同時に前記ブロックの図柄面に豆球が付設された幾つかのブロックの豆球が点灯点滅するとともに音声を発することを特徴とする請求項１記載のブロック玩具。
3. 前記直方体のブロックは、１表面に設けられた凸部が４本であって、各凸部は隣接する凸部同志が１対１で１系列に接続された６種類のブロックと、隣接する凸部同志が１対１の２系列で並列に接続された２種類のブロックと、隣接する凸部同志が接続されない１種類のブロックを複数個組合せてなることを特徴とする請求項１又は２記載のブロック玩具。
   

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