JP2006311827A - 刈払機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 刈払機をその使用環境に応じてエンジンと電動モータのいずれをも動力源として駆動し得るようにする。
【解決手段】 刈払機本体としての操作アーム10内に回転自在に装着された従動軸の先端にはカッター13が連結され、他端には従動側ジョイント16が固定され、従動側ジョイント16にはエンジン17のエンジン出力側ジョイント34と電動モータ18のモータ出力側ジョイント42の何れもが選択的に着脱自在に装着される。従動軸の後端には従動側クラッチ部材としてクラッチドラムが固定され、エンジン17の出力軸と電動モータ18の出力軸には、それぞれ駆動側クラッチ部材としてのクラッチシューが装着されており、従動側ジョイント16がエンジン出力側ジョイント34またはモータ出力側ジョイント42に締結されると、クラッチドラムとクラッチシューとにより遠心クラッチが形成される。
【選択図】 図1

Description

本発明はエンジンと電動モータのいずれをも動力源としてカッターを駆動し得るようにした刈払機に関する。
田畑の畦道の雑草、山林などの下草や牧草などを刈り取るために草刈機とも言われる刈払機が使用されている。刈払機には、操作アームの先端にカッターを取り付け、後端に動力源を取り付けるようにしたアーム連結タイプと、動力源の出力軸に直接カッターを取り付けるようにした直動タイプとがあり、動力源としてはエンジンを使用する場合と電動モータを使用する場合とがある。
電動モータを動力源とする刈払機としては、例えば特許文献1に記載されるように、操作アームの先端に電動モータを装着し、電動モータのシャフトにカッターを直接取り付けるようにした直動タイプが多い。また、エンジンを動力源とする刈払機としては、例えば特許文献2に記載されるように、操作アームの先端側にカッターを配置し他端側にエンジンを配置するようにしたアーム連結タイプが多い。
操作アームの先端側にカッターを取り付け、他端側にエンジンを取り付けるようにしたアーム連結タイプには、エンジンを背負い架台に搭載するようにした背負い式、操作アームに取り付けられたループ状のベルトを肩に掛けるようにした肩掛け式、および操作アームに取り付けられたハンドルを手に持って操作するようにしたハンドル式等があり、ハンドルにはループハンドルと両手ハンドルがある。
実開平5−2620号公報 特開2004−8054号公報
電動モータを動力源とする刈払機には、電源コネクタを商用電源端子に接続して使用される電源接続式と、バッテリを搭載するバッテリ搭載式とがあり、電源接続式のものでは使用場所から比較的近い箇所に商用電源端子が存在する場合に使用することができるが、電源端子が存在しない場所ではそのまま使用することができず、使用するには発電機が必要となる。一方、バッテリ搭載式の刈払機ではバッテリ容量に限りがあるので、バッテリを交換あるいは充電する作業が必要である。これに対し、エンジンを動力源とする刈払機は、使用場所から比較的近い箇所に商用電源端子が存在しない場合にも使用することができ、また、燃料を補充することにより長時間作業することができるという利点があるが、作業時のエンジン騒音がモータ駆動の場合よりも大きくなる。
このように、電動モータ式の刈払機は、大きな騒音を発生することはないが、商用電源を使用する場合には使用場所が制限され、バッテリを使用する場合にはこれを交換または充電する作業が必要となる。これに対し、エンジン式の刈払機は、山林の下草や牧草を刈り取る際のように電源端子が近くにない場合にも長時間の使用が可能であるが、家屋密集地域における雑草刈り取り作業を行う際には近隣の居住者にも騒音が伝わることになる。刈払機の使用者は使用環境に応じて電動式とエンジン式のいずれかを選択しているが、駆動源によって使用環境が制限されることになる。
本発明の目的は、刈払機をその使用環境に応じてエンジンと電動モータのいずれをも動力源として駆動し得るようにすることにある。
本発明の刈払機は、一端にカッターが連結される従動軸を回転自在に刈払機本体に装着し、エンジンに設けられるエンジン出力側ジョイントと、電動モータに設けられるモータ出力側ジョイントとのいずれもが選択的に着脱自在に装着される従動側ジョイント部を前記刈払機本体に設け、前記エンジン出力側ジョイントと前記モータ出力側ジョイントとのいずれをも選択的に前記従動側ジョイントに締結する締結部材を前記従動側ジョイントに装着し、前記電動モータの出力軸に設けられた駆動側クラッチ部材と前記エンジンの出力軸に設けられた駆動側クラッチ部材とのいずれもが選択的に組み付けられて遠心クラッチを構成する従動側クラッチ部材を前記従動軸に設け、前記エンジン出力側ジョイントまたは前記モータ出力側ジョイントに前記従動側ジョイントが締結されたときに前記駆動側クラッチ部材と前記従動側クラッチ部材とにより前記遠心クラッチが形成されることを特徴とする。
本発明の刈払機は、長手方向中央部に作業者により把持されるハンドルが設けられた中空棒からなる操作アームにより前記刈払機本体を形成することを特徴とする。
本発明の刈払機は、前記従動側クラッチ部材をクラッチドラムにより構成し、前記駆動側クラッチ部材を遠心力により前記クラッチドラムの内周面に押し付けられるクラッチシューにより構成することを特徴とする。
本発明の刈払機は、前記従動軸の他端に前記クラッチドラムを固定し、前記エンジンの出力軸と前記電動モータの出力軸とに前記クラッチシューを装着することを特徴とする。
本発明によれば、刈払機本体にエンジンと電動モータとのいずれかを選択的に装着することができるので、刈払機のカッターをエンジンで駆動することができるとともに電動モータにより駆動することができる。したがって、それぞれアタッチメントとしてのエンジンと電動モータとを用意しておくことにより、刈り取り作業の使用環境に応じて刈払機をエンジン駆動式とモータ駆動式とのいずれとしても使用することができる。また、刈払機本体とエンジンまたは電動モータとをセットとして購入した使用者は、付加的に電動モータまたはエンジンを購入することにより刈払機を電動式からエンジン駆動式またはエンジン駆動式から電動式に切り換えることができる。
刈払機本体をハンドルが設けられた操作アームとすることにより、作業者が操作アームを手動操作して刈り取り作業を行うことができる。刈払機としては、背負い式または肩掛け式とすることもできる。
また、本発明によれば、刈払機本体をエンジンや電動モータから取り外したときには、遠心クラッチを構成する駆動側クラッチ部材と従動側クラッチ部材とは外部に露出するので、遠心クラッチのメンテナンスや駆動側クラッチ部材や従動側クラッチ部材の交換作業を容易に行うことができる。遠心クラッチとしては、クラッチドラムと遠心力によりクラッチドラムの内周面に押し付けられるクラッチシューとにより構成されるものを用いることができる。従動軸にクラッチドラムを固定し、エンジンや電動モータにクラッチシューを装着するようにすると、クラッチシューを交換することなく、クラッチドラムに対するクラッチシューの押し付け力や摩擦係数等をエンジンと電動モータとで相違した設定とすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形態である刈払機を示す斜視図であり、図1(A)は刈払機本体にエンジンを装着した状態を示し、図1(B)は刈払機本体に電動モータを装着した状態を示す。図2は図1(A)に示す刈払機の一部を示す拡大断面図であり、図3は図1(B)に示す刈払機の一部を示す拡大断面図である。
図1に示す刈払機はアーム連結タイプであり、刈払機本体としての操作アーム10を有し、操作アーム10は中空棒状の部材により構成されており、内部には図2、図3に示すように従動軸11が回転自在に装着されている。操作アーム10の先端にはホルダ12が取り付けられ、このホルダ12には外周面に多数の鋸刃状の刃部が形成された円板状の金属製のカッター13が回転自在に取り付けられており、カッター13は従動軸11の先端に傘歯車対(図示省略)を介して連結されている。操作アーム10の先端部にはカッター13の一部を覆うようにカバー14が取り付けられ、作業の安全が図られている。なお、カッター13としては、図示する円板状の金属製のものに代えて、回転中心から放射状に延びる複数本の紐からなるカッターを用いるようにしても良い。
操作アーム10の長手方向中央部分には2つのハンドル15が取り付けられており、作業者はハンドル15を両手で把持することにより、草の刈り取り作業を行うことができる。なお、図示する場合には操作アーム10に2つのハンドル15を取り付けることにより刈払機は両手ハンドル式となっているが、これに代えてループハンドル式としても良く、操作アーム10にループ状の肩掛け用のベルトを取り付けて刈払機を肩掛け式としても良い。
操作アーム10の後端には刈払機側のジョイントつまり従動側ジョイント16が取り付けられており、操作アーム10は従動側ジョイント16の部分で、図1(A)に示すようにエンジン17と、図1(B)に示すように電動モータ18とのいずれもが選択的に着脱自在に装着されるようになっている。
図4(A)はエンジンの詳細を示す正面図であり、図4(B)は同図(A)に示すエンジンの側面図であり、図5(A)は電動モータの詳細を示す正面図であり、図5(B)は同図(A)に示す電動モータの側面図である。また、図6は図5に示す電動モータへのバッテリの装着手順を示す説明図である。
図4に示すように、エンジン17としては4サイクルの単気筒ガソリンエンジンが用いられ、エンジンカバー21内には図2に示すクランク軸からなるエンジン出力軸22を回転自在に支持するクランクケース、およびクランクケースに取り付けられピストンが往復動自在に装着されるシリンダ等のエンジン構成部材(図示省略)が組み込まれており、燃料タンク23内のガソリンを燃料としてエンジン出力軸22が回転駆動される。図2に示すように、出力軸22には冷却ファン24が取り付けられており、エンジン17が作動するとエンジン17を冷却する冷却風が発生する。出力軸22を手動で回転させてエンジンを始動させるためにリコイルスタータが設けられており、図4(B)に示すようにリコイルノブ25を引っ張ることによりエンジン17を始動させることができる。
一方、図5に示すように、電動モータ18は略六角柱形状のモータケース26を有し、このモータケース26には図3に示すアマチュアシャフトからなるモータ出力軸27が回転自在に支持され、モータケース26内にはモータ出力軸27に固定されるアーマチュアやアーマチュアに対向するマグネット等のモータ構成部材(図示省略)が組み込まれている。また、電動モータ18の外周部にはバッテリ28が装着されており、このバッテリ28は例えばリチウムイオン電池などの充電式となっており、電動モータ18はこのバッテリ28から供給される電力により駆動される。
図5に示すように、バッテリ28はモータケース26の外周部に沿うように、軸方向に垂直な断面が略V字形に形成されており、バッテリ28の内側の側面はモータケース26の3つの下面に対向し、外側の側面はモータケース26の両側面に連なるように形成されている。図6に示すように、バッテリ28のV字形の両先端部分つまり内側の側面と外側の側面との境界部分には、軸方向に延びる係合溝28aが形成されており、これらの係合溝28aに係合する係止部としての一対のレール部26aがモータケース26の両側面の下端部に出力軸27と平行に延びて形成されている。モータケース26のレール部26aにバッテリ28の係合溝28aを係合させて係合溝28aの端部に形成されたストッパ31がレール部26aの端部に当接するまでバッテリ28を電動モータ18に対して軸方向にスライドさせると、バッテリ28は電動モータ18の外周部に装着される。バッテリ28が電動モータ18に装着されると、電動モータ18に設けられた電源端子(図示省略)にバッテリ28の給電端子(図示省略)が接続されてバッテリ28から電動モータ18に駆動電流が供給される。また、バッテリ28を装着時とは逆方向にスライドさせることにより、電動モータ18からバッテリ28を取り外すことができる。このように、バッテリ28は電動モータ18の外周部にスライド式に着脱自在に装着され、バッテリ28を充電する際にはバッテリ28は電動モータ18から取り外されて図示しない充電器により充電される。
このように、この刈払機では、電動モータ18を駆動するバッテリ28を電動モータ18の外周部に着脱自在に装着するようにしたので、電動モータ18からバッテリ28を取り外して充電することができ、バッテリ28の充電作業を容易にすることができる。また、電動モータ18の外周部に出力軸27の軸方向に沿ってスライド式にバッテリ28を装着するようにしたので、バッテリ28が装着されても電動モータ18の重心位置は従動軸11に対して軸方向へ変化せず、刈払機の操作性を高めることができる。さらに、バッテリ28を電動モータ18の外周部に沿う断面略V字形に形成したので、バッテリ28の重心位置と電動モータ18の重心位置とを径方向に近づけて刈払機の操作性をさらに高めることができる。
図7(A)は従動側ジョイントの詳細を示す正面図であり、図7(B)は同図(A)に示す従動側ジョイントの側面図である。図7に示すように、従動側ジョイント16は操作アーム10よりも大径のカップ状に形成され、操作アーム10の後端部に固定されており、その開口端には正方形状のフランジ部16aが設けられている。フランジ部16aの4隅には、それぞれ取付孔16bが形成されており、これらの取付孔16bには締結部材としてのボルト32が装着つまり挿通されるようになっている。また、図7(A)に示すように、従動側ジョイント16の内部には従動側クラッチ部材としてのクラッチドラム33が組み込まれており、図2に示すように、このクラッチドラム33は従動軸11に固定され、クラッチドラム33が回転すると従動軸11も回転する。
図4(A)に示すように、エンジンカバー21にはエンジン出力側ジョイント34が設けられ、エンジン出力側ジョイント34には4つのねじ孔34aが形成されており、従動側ジョイント16はフランジ部16aに装着されたボルト32がこれらのねじ孔34aにねじ結合されることにより、エンジン出力側ジョイント34に締結される。また、エンジン出力軸22の先端部には駆動側クラッチ部材としての一対のクラッチシュー35が設けられ、これらのクラッチシュー35はエンジン出力側ジョイント34に組み込まれており、図2に示すように、従動側ジョイント16がエンジン出力側ジョイント34に締結されたときには、これらのクラッチシュー35がクラッチドラム33に組み付けられて従動軸11とエンジン出力軸22との間に遠心クラッチ36が構成される。
図8は図2における横断面図であり、エンジン出力側ジョイント34にはエンジン出力軸22に固定される円盤状の回転板37が設けられ、クラッチシュー35は回転板37にピン38により揺動自在に装着されており、それぞれのクラッチシュー35の間には引っ張りコイルばね41が装着され、この引っ張りコイルばね41によりクラッチシュー35には摩擦接触部35aがクラッチドラム33の内周面から離れる方向のばね力が加えられている。エンジン17の回転数が上昇すると、クラッチシュー35は遠心力により引っ張りコイルばね41のばね力に抗して拡開し、クラッチドラム33の内周面に押し付けられてクラッチドラム33と連結される。これにより、エンジン出力軸22は遠心クラッチ36を介して従動軸11と直結状態とされる。リコイルノブ25を引っ張ってエンジン17を始動させるときには、遠心クラッチ36が開放状態となっているので、リコイルノブ25には大きな抵抗力が加わることなく、容易にエンジン17を始動させることができる。
このように、操作アーム10に設けられる従動側ジョイント16をエンジン17に設けられるエンジン出力側ジョイント34に締結すると、図1(A)に示すように刈払機本体としての操作アーム10にエンジン17を装着することができる。また、従動側ジョイント16をエンジン出力側ジョイント34に締結すると、エンジン出力軸22はクラッチドラム33とクラッチシュー35とを備えた遠心クラッチ36を介して従動軸11と連結されるので、刈払機はエンジン17を動力源としてカッター13を回転駆動して草を刈り取ることができる。
図5(A)に示すように、モータケース26にはモータ出力側ジョイント42が設けられており、モータ出力側ジョイント42には4つのねじ孔42aが形成されており、従動側ジョイント16はフランジ部16aに装着されたボルト32がねじ孔42aにねじ結合されることにより、モータ出力側ジョイント42に締結される。また、モータ出力軸27の先端部には駆動側クラッチ部材としての一対のクラッチシュー43が設けられ、これらのクラッチシュー43はモータ出力側ジョイント42に組み込まれており、図3に示すように、従動側ジョイント16がモータ出力側ジョイント42に締結されたときには、これらのクラッチシュー43がクラッチドラム33に組み付けられて従動軸11とモータ出力軸27との間に遠心クラッチ44が構成される。
モータ出力側ジョイント42に設けられるクラッチシュー43は、モータ出力軸27に固定される回転板45にピン(図示省略)により揺動自在に装着され、それぞれのクラッチシュー43の間には引っ張りコイルばね46が装着され、この引っ張りコイルばね46によりクラッチシュー43には摩擦接触部43aがクラッチドラム33の内周面から離れる方向のばね力が加えられている。電動モータ18の回転数が上昇すると、クラッチシュー43は遠心力により引っ張りコイルばね46のばね力に抗して拡開し、クラッチドラム33の内周面に押し付けられてクラッチドラム33と連結される。これにより、モータ出力軸27は遠心クラッチ44を介して従動軸11と直結状態とされる。カッター13とカバー14との間に草が絡まってバッテリ28から駆動電流が供給された状態のまま電動モータ18の回転数が低下したときには、クラッチドラム33に対するクラッチシュー43の係合が解除され、電動モータ18に過電流が流れることが防止される。
このように、従動側ジョイント16をモータ出力側ジョイント42に締結すると、図1(B)に示すように刈払機本体としての操作アーム10に電動モータ18を装着することができる。また、従動側ジョイント16をモータ出力側ジョイント42に締結すると、モータ出力軸27はクラッチドラム33とクラッチシュー43とを備えた遠心クラッチ44を介して従動軸11と連結されるので、刈払機は電動モータ18を動力源としてカッター13を回転駆動して草を刈り取ることができる。なお、図2、図3に示す符号47はゴム製のシール部材である。
このような構成により、本発明の刈払機は、1つの操作アーム10に対して、エンジン17と電動モータ18のいずれをも作業者が選択的に装着することができるので、刈払機本体つまり操作アーム10と、それぞれアタッチメントとしてのエンジン17と電動モータ18とを用意しておくことにより、刈り取り作業の使用環境に応じて刈払機をエンジン駆動式とモータ駆動式とのいずれとしても使用することができる。例えば、静粛性が要求されない場所ではエンジン17を駆動源として刈り取り作業を行うことができ、静粛性が要求される場所では電動モータ18を駆動源として刈り取り作業を行うことができ、使用者は使用環境に応じて駆動源を選択することができる。また、操作アーム10とエンジン17とをセットとして購入した使用者は、付加的に電動モータ18を購入することにより刈払機を電動式に切り換えることができる。
また、この刈払機では、刈払機本体としての操作アーム10をエンジン17や電動モータ18から取り外したときには、遠心クラッチ36,44を構成するクラッチドラム33やクラッチシュー35,43は外部に露出するので、遠心クラッチ36,44のメンテナンスやクラッチシュー35,43の交換作業等を容易に行うことができる。また、従動軸11にクラッチドラム33を固定し、エンジン17や電動モータ18側にクラッチシュー35,43を装着するようにしたので、クラッチシュー35,43を交換することなく、クラッチドラム33に対するクラッチシュー35,43の押し付け力や摩擦係数等をエンジン17と電動モータ18とで相違した設定とすることができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。たとえば、特許文献1に記載されるように、操作アーム10つまり操作桿の先端に駆動源とこれにより駆動されるカッターとを装着するようにした直動タイプの刈払機にもこの発明を適用することができ、その場合には操作アーム10の先端に取り付けられたハウジングの中にエンジンと電動モータとを選択して装着することになる。さらに、走行台車に駆動源とカッターとを装着するようにしたタイプの刈払機に対しても同様にして、この発明を適用することができる。
また、締結部材としては図1に示す構造に限られず、従動側ジョイント16をエンジン出力側ジョイント34とモータ出力側ジョイント42とのいずれにも選択的に締結することができるものであれば良い。例えば、従動側ジョイント16に揺動自在に装着されるリンクの先端に爪部を有するレバーを揺動自在に装着し、レバーに設けられる爪部が係合する突起をエンジン出力側ジョイント34やモータ出力側ジョイント42に形成するようにしてもよい。また、従動側ジョイント16の外側にスリーブを回転自在に装着し、スリーブの内周面に形成された雌ねじとねじ結合する雄ねじをエンジン出力側ジョイント34やモータ出力側ジョイント42に設けるようにしてもよい。
本発明の一実施の形態である刈払機を示す斜視図であり、(A)は刈払機本体にエンジンを装着した状態を示し、(B)は刈払機本体に電動モータを装着した状態を示す。 図1(A)に示す刈払機の一部を示す拡大断面図である。 図1(B)に示す刈払機の一部を示す拡大断面図である。 (A)はエンジンの詳細を示す正面図であり、(B)は同図(A)に示すエンジンの側面図である。 (A)は電動モータの詳細を示す正面図であり、(B)は同図(A)に示す電動モータの側面図である。 図5に示す電動モータへのバッテリの装着手順を示す説明図である。 (A)は従動側ジョイントの詳細を示す正面図であり、(B)は同図(A)に示す従動側ジョイントの側面図である。 図2における横断面図である。
符号の説明
10 操作アーム(刈払機本体)
11 従動軸
13 カッター
15 ハンドル
16 従動側ジョイント
17 エンジン
18 電動モータ
22 エンジン出力軸
27 モータ出力軸
32 ボルト(締結部材)
33 クラッチドラム(従動側クラッチ部材)
34 エンジン出力側ジョイント
35 クラッチシュー(駆動側クラッチ部材)
36 遠心クラッチ
42 モータ出力側ジョイント
43 クラッチシュー(駆動側クラッチ部材)
44 遠心クラッチ

Claims (4)

  1. 一端にカッターが連結される従動軸を回転自在に刈払機本体に装着し、
    エンジンに設けられるエンジン出力側ジョイントと、電動モータに設けられるモータ出力側ジョイントとのいずれもが選択的に着脱自在に装着される従動側ジョイント部を前記刈払機本体に設け、
    前記エンジン出力側ジョイントと前記モータ出力側ジョイントとのいずれをも選択的に前記従動側ジョイントに締結する締結部材を前記従動側ジョイントに装着し、
    前記電動モータの出力軸に設けられた駆動側クラッチ部材と前記エンジンの出力軸に設けられた駆動側クラッチ部材とのいずれもが選択的に組み付けられて遠心クラッチを構成する従動側クラッチ部材を前記従動軸に設け、
    前記エンジン出力側ジョイントまたは前記モータ出力側ジョイントに前記従動側ジョイントが締結されたときに前記駆動側クラッチ部材と前記従動側クラッチ部材とにより前記遠心クラッチが形成されることを特徴とする刈払機。
  2. 請求項1記載の刈払機において、長手方向中央部に作業者により把持されるハンドルが設けられた中空棒からなる操作アームにより前記刈払機本体を形成することを特徴とする刈払機。
  3. 請求項1または2記載の刈払機において、前記従動側クラッチ部材をクラッチドラムにより構成し、前記駆動側クラッチ部材を遠心力により前記クラッチドラムの内周面に押し付けられるクラッチシューにより構成することを特徴とする刈払機。
  4. 請求項3記載の刈払機において、前記従動軸の他端に前記クラッチドラムを固定し、前記エンジンの出力軸と前記電動モータの出力軸とに前記クラッチシューを装着することを特徴とする刈払機。
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