JP2006311244A - マルチビームフィードホーン、周波数変換器及びマルチビームアンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】 特定の口径の反射鏡用に準備したホーンを異なる口径の反射鏡にも使用できるようにする。
【解決手段】 所定の口径の反射鏡4aの焦点位置近傍に配置されたとき、宇宙の静止軌道上に隣接して配置された複数基の静止衛星から送信されている電波が入射するように、これら静止衛星に対応して近接してホーン12、14が設けられている。ホーン12、14の前方に、これらを跨いで回折及び屈折板22が設けられている。回折及び屈折板22は、誘電体製で、ホーン12、14の長さ方向に沿うエッジを有している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、1基の反射鏡に設けられ、複数の衛星に対応して複数のホーンを有し、これらホーンが対応する衛星からの電波を受信するマルチビームフィードホーン、このマルチビームフィードホーンと一体に形成された周波数変換器及びこのマルチビームフィードホーン若しくは周波数変換器を備えたマルチビームアンテナに関する。
近年、複数の通信衛星が接近して同一軌道上に打ち上げられている。これら接近した通信衛星からの電波を、1つの反射鏡と複数のホーンとを備えたアンテナで受信することが行われている。このようなアンテナの例が、例えば特許文献1に開示されている。
特許文献1の技術では、反射鏡の焦点位置の近傍にマルチビームフィードホーンが配置されている。このマルチビームフィードホーンでは、2本の導波管が平行に配置され、これら導波管それぞれの先端にホーンが取り付けられている。これらホーンは、一体に形成され、導波管に対して着脱自在に構成されている。一体のホーンは、異なる口径の反射鏡に対応して大口径用と小口径用の2種類が準備されている。
一般に、反射鏡の口径は、反射鏡を用いたアンテナの利得に関連しており、大きな利得が必要な場合には、大きな口径の反射鏡が使用される。反射鏡の口径が異なると、反射鏡で反射されて各電波が収束する位置が異なり、また、これら収束位置間の距離も異なる。これに対応するため、特許文献1では、異なる口径の反射鏡においても共通に使用できる部品を多くするために、2種類のホーンを用意し、反射鏡の口径に応じて、いずれかのホーンを使用している。
特開2002−124820号
特許文献1の技術では、口径の異なる反射鏡に対して導波管を共通に使用することはできるが、ホーンは口径の異なる反射鏡に対応して準備する必要がある。このように異なる口径の反射鏡用にホーンを準備すると、ホーンそれぞれに金型を準備しなければならず、コストの増大を招いていた。
本発明は、特定の口径の反射鏡用に準備したホーンを用いながら、異なる口径の反射鏡にも使用することができるマルチビームフィードホーンを提供することを目的とする。また、本発明は上記のようなマルチビームフィードホーンを備えた周波数変換器を提供することも目的とする。本発明は、さらに、上記のようなマルチビームフィードホーンまたは周波数変換器を備えたマルチビームアンテナを提供することも目的とする。
本発明の一態様によるマルチビームフィードホーンは、複数のホーンを有している。これらホーンは、所定口径の反射鏡の焦点位置近傍に配置されたとき、静止軌道上に隣接して配置された複数基の静止衛星から送信されている電波が、対応するホーンに入射するように、互いのホーンが近接して設けられている。反射鏡としては、例えば対称型パラボラ反射鏡、オフセットパラボラ反射鏡または円筒パラボラ反射鏡のような種々のものを使用することができる。各ホーンは、先端に開口を有し、後端が導波管にそれぞれ接続されている。先端は後端よりも大きく形成されている。各ホーンは、例えば逆円錐台状に形成することができる。各ホーンは、同一形状とすることができるし、一体に形成することもできる。この場合、各ホーンを包囲するようにコルゲートを設けることもある。これら複数のホーンのうち隣接するものを跨いで誘電体板が設けられている。誘電体板は、前記ホーンの長さ方向に沿うエッジを有している。
誘電体板はエッジを設けたものであるので、これらエッジに向かって直進してきた電波が回折現象により回り込み、隣接するいずれのホーンにおいても誘電体板が無い場合に電波が到来すべき位置よりも内側に電波が到来するようになる。その結果、本来ホーン内に余り入射することが無い間隔を持つ静止衛星から放射された電波が、それぞれホーン内に入射するようになり、口径の大きい反射鏡と共に、このマルチビームフィードホーンを使用することが可能となる。
誘電体板は、板状に形成することができる。この場合、前記隣接するホーンの境界に近い部分ほど誘電体板の厚さを、前記ホーンの長さ方向に大きくする。このように誘電体板の厚さを変更することによって、入射した電波の屈折量を変更することができ、より電波を所望の位置に収束することが可能となる。
また、各ホーンの前方に、各ホーン全体を被うキャップを設けることができる。この場合、誘電体板は、このキャップに設けられる。例えばキャップの内面においてホーンの開口と対向している部分に誘電体板を設けることができる。或いは、キャップの外面においてホーンの開口と対向している部分に誘電体板を設けることができる。このようにキャップに誘電体板を設け、誘電体板を設けていないキャップを別に準備しておくと、キャップを取り替えることによって、口径の大きい反射鏡と小さい反射鏡のいずれにも、共通にホーンを使用することができる。
誘電体板はホーンに対して着脱自在に設けることができる。このように構成すると、例えば口径の小さい反射鏡用に製造したマルチビームフィードホーンに、誘電体板を取り付けることによって、口径の大きい反射鏡用にも、このマルチビームフィードホーンを使用することができる。
本発明の他の態様のマルチビームフィードホーンは、上記の態様と同様の複数のホーンを有し、これら複数のホーンのうち隣接するものを跨いで誘電体板が設けられている。前記誘電体板は、前記隣接するホーンの境界に近い位置ほど厚く形成されている。
このように構成すると、誘電体板の厚さの相違によって電波の屈折状態が変化し、各ホーンの所望の位置に、これらホーンに対応する電波をそれぞれ収束することができる。
上記両態様のマルチビームフィードホーンを周波数変換器に一体に形成することもできる。周波数変換器は、反射鏡によって受信され、各ホーンに収束させられた信号を、その周波数と異なる周波数の中間周波信号に周波数変換するものである。このマルチビームフィードホーンまたは周波数変換器を反射鏡と組み合わせて、マルチビームアンテナを構成することもできる。
以上のように、本発明によれば、誘電体板を設けることによって、或る口径の反射鏡と共に使用するように設計されたマルチビームフィードホーンを口径の異なる反射鏡に使用できる。また、このようなマルチビームフィードホーンを使用した一体型の周波数変換器も、同様に口径の異なる反射鏡と使用することができる。よって、このようなマルチビームフィードホーンまたは周波数変換器を備えたマルチビームアンテナでは、マルチビームフィードホーンまたは周波数変換器を口径の異なる反射鏡に、使用することが可能となり、コストを低減することができる。
本発明の1実施形態のマルチビームフィードホーン2は、図2(a)、(b)に示すように、反射鏡、例えばオフセットパラボラ反射鏡4の焦点位置近傍に配置されるものである。例えば図2(a)は、本発明実施前の受信ビーム方向を示し、同図(b)は、本発明の実施後の受信ビームの方向を示している。このようにオフセットパラボラ反射鏡4に本発明のマルチビームフィードホーン2を使用することによって、入射するビーム角度を変更することができる。
このマルチビームフィードホーン2は、元々口径が45cmの反射鏡4に対応するように設計されており、宇宙空間の静止軌道上に近接して、例えば約4度の間隔で打ち上げられた複数、例えば2基の静止衛星、例えば通信衛星から送信されているマイクロ波帯、例えば12GHz帯の電波をそれぞれ受信するためのものである。
このマルチビームフィードホーンは、図1に示すように、2本の導波管6、8を有している。これら2本の導波管6、8は、例えば円形導波管に構成されている。両者は、それらの中心軸線が平行となるように近接して配置されている。これら導波管6、8は、一体に形成されている。これら導波管6、8の後端部は閉塞されている。これら後端部の近傍には、マルチビームフィードホーンにおいて受信されたGHz帯の超高周波信号を例えば1GHz帯の中間周波信号に周波数変換する周波数変換器10が一体に設けられている。これら導波管6、8を伝搬した超高周波信号がこれら周波数変換器に供給される。
これら導波管6、8の先端部は共に開口しており、それら開口部に、それぞれホーン12、14が互いに一体にかつ、導波管6、8とも一体に形成されている。ホーン12、14は、同一の形状であって、先端部及び後端部が開口した錐台、例えば円錐台状に形成されている。これらホーン12、14の先端側の円形開口は、同一の面にあり、後端側の円形開口も同一の面(導波管6、8の先端面)にある。先端側の円形開口の方が、後端側の円形開口よりも直径が大きい。これらホーン12、14の中心間の距離は、例えば26mmに設定されている。
図3(b)に示すように、ホーン12、14の外周囲をほぼ被ってコルゲート16、18が形成されている。これらコルゲート16、18は、平面形状がほぼ小判型であり、二重に配置されている。
コルゲート18の外周囲からホーン12、14の前方を被うキャップ20が、コルゲート18の外周囲に取り付けられている。このキャップ20は、例えば合成樹脂製で、図3(a)に示すように、その正面形状がほぼ小判型に形成され、コルゲート18の外周囲に着脱自在に設けられている。
このキャップ20の内面に誘電体板22が取り付けられている。この誘電体板22は、例えば図3(a)及び図4(a)に示すように長さが異なる複数、例えば3つの誘電体板22a、22b、22cを積層して、中央部が最も厚く、両側に向かうに従って厚さが段々に薄くなるように複数の段、例えば3つの段が形成されている。これら誘電体板22a、22b、22cの長縁は、キャップ20の内面に接近した位置に配置され、これらキャップ20の内面に沿った膨らみを持っている。この誘電体板22は、図3(b)に破線で示すように、ホーン12、14を跨いで位置している。例えば、ホーン12、14の先端開口部の中心を繋ぐ直線に、誘電体板22の長縁がほぼ沿って配置され、誘電体板22の短縁の中央がホーン12、14の先端開口部の中心を繋ぐ直線上に位置している。そして、誘電体板22の中央部がホーン12、14の境界部付近に位置している。即ち、ホーン12、14の境界部付近の誘電体板22の厚さが最も大きい。
誘電体板22をキャップ20の内面に設けたことによって、誘電体板22のエッジ、例えば短縁付近を通った電波は回折して、例えば図4(a)、(b)に破線で示すように内側に偏向される。また、誘電体板22の短縁付近を除く部分に入射した電波は、図1に破線で示すようにそれぞれ屈折し、誘電体板22の内側に偏向される。
例えば上述した東経124度と128度とに打ち上げられている2基の通信衛星を用いている「スカイパーフェクTV!」を視聴する場合、両通信衛星から送信されている電波のピークツウーピークのビーム間隔の理論値は、稚内で4.42度、沖縄で4.61度で平均が4.52度である。
図5に示すようにキャップ20において、aを60mm(キャップ20の中心の両側に30mmずつ)、bを53mm(キャップ20の中心の両側に26.5mmずつ)、cを45mm(キャップ20の中心の両側に22.5mmずつ)、dを38mm(キャップ20の中心の両側に19mmずつ)、eを30mm(キャップ20の中心の両側に15mmずつ)、fを24mm(キャップ20の中心の両側に12mmずつ)、gを19mm(キャップ20の中心の両側に9.5mmずつ)とする。約2.1の誘電率を持つ厚さ1mmの誘電体Aを誘電体板22として1枚だけ、aの位置に設けて、口径48cmのオフセットパラボラ反射鏡に、このマルチビームフィードホーン2を設置した場合、表1に示すように、ホーン12、14で受信された両電波のビーム間隔は、4.06度であった。同じ厚さ同じ誘電率の誘電体BをAに加えてbの位置にも設けて誘電体板22とした場合、両電波のビーム間隔は4.10度であった。更にA、Bに加えてcの位置にも同じ厚さ同じ誘電率の誘電体Cを設けて誘電体板22とした場合、両電波のビーム間隔は4.11度であった。A、B、Cに加えてdの位置にも同じ厚さ及び同じ誘電率の誘電体Dを設けて誘電体板22とした場合、両電波のビーム間隔は4.14度であった。A、B、C、Dに加えてeの位置にも同じ厚さ及び同じ誘電率の誘電体Eを設けて誘電体板22とした場合、両電波のビーム間隔は4.25度であった。B、C、D、Eに加えてfの位置にも同じ厚さ及び同じ誘電率の誘電体板Fを設けて誘電体板22とした場合、両電波のビーム間隔は4.48度であった。c、d、e、f、gの位置に同じ厚さ及び同じ誘電率の誘電体C、D、E、F、Gを設けて誘電体板22とした場合、両電波のビーム間隔は4.36度であった。d、e、fの位置に同じ厚さ及び同じ誘電率の誘電体D、E、Fを設けて誘電体板22とした場合、両電波のビーム間隔は4.23度であった。表1から明らかなように、誘電率が約2.1の場合、厚さを5mmとした場合が、所望のビーム間隔に近いビーム間隔が得られ、特に同じ5mmの厚さの場合でも、b、c、d、e、fの位置に誘電体板B、C、D、E、Fを配置する場合が最も所望のビーム間隔に近くすることができた。
Figure 2006311244
約2.5の誘電率を持ち、厚さが2mmの誘電体板B1、C1、D1をb、c、dの位置に設けて誘電体板22とした場合、表2に示すように、両電波のビーム間隔は4.34度であった。同じ誘電率及び同じ厚さの誘電体板B1、C1、D1、E1をb、c、d、eの位置に設けて誘電体板22とした場合、両電波のビーム間隔は4.70度であった。同じ誘電率及び同じ厚さの誘電体板C1、D1、E1をc、d、eの位置に設けて誘電体板22とした場合、両電波のビーム間隔は4.44度であった。同じ誘電率及び同じ厚さの誘電体板D1、E1をd、eの位置に設けて誘電体板22とした場合、両電波のビーム間隔は4.29度であった。同じ誘電率及び同じ厚さの誘電体板D1、E1、F1をd、e、fの位置に設けて誘電体板22とした場合、両電波のビーム間隔は4.568度であった。表2から明らかなように、誘電率が約2.5の場合、厚さを6mmとした場合が、所望のビーム間隔に近いビーム間隔が得られ、特に同じ6mmの場合でもd、e、fの位置に誘電体板D1、E1、F1を配置する場合が最も所望のビーム間隔に近くすることができた。
Figure 2006311244
これらから明らかなように誘電体板22の縁部による回折の他に、ホーン12、14の境界部付近の厚さを厚くすることによる屈折によって、ビーム間隔を所望の値に近づけることができ、特に、約2.1の誘電率で厚さ1mmの誘電体の場合、b、c、d、e及びfの位置に誘電体板を設けると、即ち、最大厚さが5mmの場合に、また、約2.5の誘電率で厚さが2mmの誘電体の場合、c、d、eの位置に設けると、即ち最大厚さ6mmの場合に、所望の値に最も近いビーム間隔を得られた。従って、最大厚さが約5mm乃至6mmとするのが最も望ましい。図6(a)に誘電率が約2.1で、b、c、d、e、fの位置に誘電体板B、C、D、E、Fを配置したときのビーム特性図を、同図(b)に誘電率約2.5で、d、e、fの位置に誘電体板D1、E1、F1を配置したときのビーム特性図を示す。
しかも、口径45cm用パラボラ反射鏡のマルチビームフィードホーンとして使用する場合には、誘電体板22を取り付けずに、そのまま使用すればよい。従って、1種類のマルチビームフィードホーンを製造するだけで、異なる口径のオフセットパラボラアンテナにそれぞれ使用することができる。
第1の実施の形態では、キャップ20の内面側に誘電体板22を設けたが、図7(a)に示すように、キャップ20の外面側に設けることもできる。或いは、同図(b)に示すようにキャップ20の内部において、ホーン12、14の開口部に跨るように誘電体板22を設けることもできる。この場合、誘電体板22は、ホーン12、14に対して着脱自在に設けることが望ましい。
第1の実施の形態では、誘電体板22として、その長縁がキャップ20の内周面に沿って膨らんだ形状のものを使用したが、例えば図8に示すように誘電体板220をキャップ20の内面と相似の楕円形の複数、例えば4つの誘電体板220a乃至220dを積層したものを使用することもできる。なお、各誘電体板の厚さをそれぞれ2mmとし、誘電率を2.5とし、各誘電体板220a乃至220dの短軸a1、b1、c1、d1をそれぞれ、a1=37mm、b1=34mm、c1=30mm、d1=23mmとして、口径48cmのパラボラ反射鏡に使用した場合のビーム特性を図9に示す。この場合、ビーム間隔は4.527度であった。
第1の実施の形態のマルチビームフィードホーン2は、回折及び屈折を利用したものであるが、第2の実施の形態のマルチビームフィードホーン2aは、回折のみを利用したものである。即ち、図10に示すようにキャップ20の外面にビームを回折させるために導波管6、8の長さ方向の先端側にエッジ221を有する複数、例えば3つの環状体222を形成してある。これら環状体222は、第1の実施形態の変形例と同様に、キャップ20の内面またはホーン12、14の開口面に設けることもできる。
第3の実施の形態のマルチビームフィードホーン22bも、回折のみを利用したもので、図11(a)、(b)に示すように、回折を生じるためのエッジとして、誘電体板、例えば矩形の誘電体板223に形成したスリット224の縁を使用するものである。これらスリット224の長さ方向が、ホーン12、14の中心を繋ぐ直線に対してほぼ直交するように、誘電体板223がホーン12、14の前方に、例えばホーン12、14の開口全てを被うように配置されている。
上記の各実施の形態では、2基の通信衛星からの電波を受信する場合について説明したが、3基の通信衛星からの電波を受信することもできる。この場合には、3つのホーンが並べて配置されるが、これら3つのホーンを跨いで、誘電体板を設ければよい。また、上記の第1の実施の形態では、回折及び屈折を利用したが、屈折のみを使用することもできる。その場合、例えば誘電体板22をホーン12、14の前面を全て被う大きさとする。
本発明の第1の実施形態のマルチビームフィードホーンの縦断面図である。 図1のマルチビームフィードホーンを反射鏡に使用した場合と使用していない場合とのマルチビームアンテナの概略構成図である。 図1のマルチビームフィードホーンに使用するキャップの平面図及び図1のマルチビームフィードホーンの平面図である。 図1のマルチビームフィードホーンに使用する誘電体板の斜視図及び部分拡大断面図である。 図1のマルチビームフィードホーンに使用する別の誘電体板を設けたキャップの平面図である。 図1のマルチビームフィードホーンを口径48cmのパラボラ反射鏡に使用した場合におけるビーム特性図である。 図1のマルチビームフィードホーンの第1及び第2のの変形例を示す部分省略縦断面図である。 図1のマルチビームフィードホーンの第3の変形例において使用する誘電体板を設けたキャップの平面図である。 図8の変形例を口径48cmのパラボラ反射鏡に使用した場合におけるビーム特性図である。 本発明の第2の実施形態のマルチビームフィードホーンの部分省略縦断面図である。 本発明の第3の実施形態のマルチビームフィードホーンに使用する誘電体板の平面図と本発明の第3の実施形態のマルチビームフィードホーンの部分省略縦断面図である。
符号の説明
12 14 ホーン
20 キャップ
22 誘電体板

Claims (8)

  1. 所定の口径の反射鏡の焦点位置近傍に配置されたとき、静止軌道上に隣接して配置された複数基の静止衛星から送信されている電波が入射するように、これら静止衛星に対応して近接して設けられた複数のホーンと、
    これら複数のホーンのうち隣接するものの前方に、これらを跨いで設けられた誘電体板とを、
    具備し、前記誘電体板は、前記ホーンの長さ方向に沿うエッジを有するマルチビームフィードホーン。
  2. 請求項1記載のマルチビームフィードホーンにおいて、前記誘電体板は、板状に形成され、前記隣接するホーンの境界に近いものほど、前記ホーンの長さ方向への厚さが大きいマルチビームフィードホーン。
  3. 請求項1記載のマルチビームフィードホーンにおいて、前記各ホーンの前方においてそれらの開口部全体を被うキャップを有し、前記誘電体板は、前記キャップに設けられているマルチビームフィードホーン。
  4. 請求項1記載のマルチビームフィードホーンにおいて、前記各エッジは、前記誘電体板に、前記隣接するホーンを繋ぐ方向に沿って複数のスリットを設けて形成したマルチビームフィードホーン。
  5. 請求項1記載のマルチビームフィードホーンにおいて、前記誘電体板が前記ホーンに対して着脱自在に設けられているマルチビームフィードホーン。
  6. 所定の口径の反射鏡の焦点位置近傍に配置されたとき、静止軌道上に隣接して配置された複数基の静止衛星から送信されている電波が入射するように、これら静止衛星に対応して近接して設けられた複数のホーンと、
    これら複数のホーンのうち隣接するものを跨いで設けられた誘電体板とを、
    具備し、前記誘電体板は、前記隣接するホーンの境界に近い位置ほど厚く形成されているマルチビームフィードホーン。
  7. 請求項1または6記載のマルチビームフィードホーンが一体に形成された周波数変換器。
  8. 請求項1または6記載のマルチビームフィードホーンまたは請求項7記載の周波数変換器を備えたマルチビームアンテナ。
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